JP2016166081A - 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム - Google Patents

粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2016166081A
JP2016166081A JP2015047200A JP2015047200A JP2016166081A JP 2016166081 A JP2016166081 A JP 2016166081A JP 2015047200 A JP2015047200 A JP 2015047200A JP 2015047200 A JP2015047200 A JP 2015047200A JP 2016166081 A JP2016166081 A JP 2016166081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular material
blade
bottom wall
base end
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015047200A
Other languages
English (en)
Inventor
光男 新里
Mitsuo Niisato
光男 新里
川村 浩
Hiroshi Kawamura
浩 川村
齋藤 健司
Kenji Saito
健司 齋藤
哲也 下川原
Tetsuya Shimogawara
哲也 下川原
園田 哲也
Tetsuya Sonoda
哲也 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwate Ind Res Center
Oyamada Eng Kk
OYAMADA ENGINEERING KK
Iwate Industrial Research Institute
Original Assignee
Iwate Ind Res Center
Oyamada Eng Kk
OYAMADA ENGINEERING KK
Iwate Industrial Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwate Ind Res Center, Oyamada Eng Kk, OYAMADA ENGINEERING KK, Iwate Industrial Research Institute filed Critical Iwate Ind Res Center
Priority to JP2015047200A priority Critical patent/JP2016166081A/ja
Publication of JP2016166081A publication Critical patent/JP2016166081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Solid-Fuel Combustion (AREA)

Abstract

【課題】 ブレードの振動や衝撃付与により粉粒体の排出を円滑に行うことができるようにするとともに、粉粒体の荷重が増してもブレードを確実に撓ませることができるようにしてブレードの弾性力による機能を損ねる事態を防止することができるようにする。【解決手段】 粉粒体Wを収納するとともに底壁11に粉粒体Wを排出する排出口15を形成した収納容器10と、粉粒体Wを排出口15へ向けて移動させる回転移動体20とを備え、回転移動体20を、回転盤22と、回転盤22に基端部31が支持された複数のブレード30とを備えて構成し、このブレード30の少なくとも基端部31より先端側を板バネで形成し、回転盤22の外周に、ブレード30の基端から所要長さ外側の基端サイド部分38を上側から覆うフランジ39を設け、フランジ39の下側に空間eを形成した。【選択図】 図4

Description

本発明は、粉,粒あるいはチップ(砕片、細片、薄片)を主とする粉粒体(集合体)、例えば、木質チップ(木材チップ),木屑,石炭,ゴミ等の固形燃料等を対象とし、これらを連続的あるいは間欠的に供給する粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステムに関する。
従来、ボイラシステムとして、例えば、特開2012−7600号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。これは、木質チップなどのバイオマスの固形燃料からなる粉粒体を燃焼する燃焼炉,燃焼炉で生成される燃焼ガスと水との熱交換を行なう熱交換部,燃焼炉に粉粒体を供給する粉粒体供給装置とを備えている。粉粒体供給装置は、粉粒体を収納するホッパと、ホッパの下開口からの粉粒体を受けて排出口から燃焼炉に向けて排出する回転移動体とを備えている。排出口は回転移動体の側方に設けられている。回転移動体は、中心軸を中心に回転させられる回転盤と、回転盤に基端部が固定され先端側が外方へ向けて延び回転盤の回転によってホッパからの粉粒体を排出口へ移行させる複数のブレードとを備えて構成されている。
ところで、この粉粒体供給装置においては、回転移動体のブレードで粉粒体を移送するようにしており、比較的安定的に粉粒体を供給することができる。このタイプの粉粒体供給装置としては、例えば、特開平11−180563号公報(特許文献2)に記載されたものが知られている。図9に示すように、この粉粒体供給装置Kaは、底壁101及び逆円錐台状の側壁102を有し粉粒体を収納するとともに底壁101の中央部よりも側壁102側に粉粒体を排出する排出口103を形成した収納容器100と、収納容器100の底壁内面104に回転可能に設けられ底壁内面104上の粉粒体を排出口103へ向けて移動させる回転移動体105とを備え、この回転移動体105を、収納容器100の底壁内面104の中央部に設けられ底壁内面104に直交する方向に沿う中心軸を中心に駆動部107により回転させられる回転盤106と、回転盤106に基端部が固定され先端側が側壁102側へ向けて延び回転盤106の回転によって排出口103上を通過する複数のブレード108とを備えて構成されている。
このブレード108は、板バネで形成されており、粉粒体から相対的に受ける抵抗により弾性変形して湾曲し、排出口103で粉粒体が排出される際にその弾性力により元に復帰するよう反発動作し、粉粒体に振動や衝撃を付与して粉粒体の排出が円滑に行われるようにしている。図9中、符号109は、側壁102に設けられ排出口103を覆う摺切り板であり、ブレード108よりも上位の粉粒体が直接排出口103から排出されないように押えており、これにより、ブレード108とブレード108との間に入り込んだ粉粒体の定量が排出口103から排出されるようにしている。符号110,111は、回転盤105の上位に設けられ粉粒体を撹拌する撹拌羽、符号112は排出口103とは反対側の側壁102に突設され粉粒体の流下を調整する遮蔽板である。
特開2012−7600号公報 特開平11−180563号公報
ところで、上記前者の粉粒体供給装置においては、排出口が回転移動体の側方にあるので粉粒体の排出が必ずしも円滑に行なわれるとはいえない。また、ブレードは剛体なので、後者の板バネのような弾性力による作用はなく、排出機能が必ずしも良いとはいえない。
また、上記後者の粉粒体供給装置Kaにおいては、排出口103が底壁101に設けられるとともに、ブレード108を板バネで形成してその弾性力による振動や衝撃付与により、前者の粉粒体供給装置に比較して排出機能は改善されるが、収納容器100へ収納される粉粒体の量が多くなると、その荷重によって、ブレード108間に入り込んだ粉粒体の密度が高くなって、ブレード108が撓みにくくなってしまい、駆動部107にも負荷がかかり、必ずしも、所望の効果が得られないという問題があった。そのため、収納容器100に収納する粉粒体の容量も制限されてしまう。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、ブレードを板バネで形成してその弾性力による振動や衝撃付与により粉粒体の排出を円滑に行うことができるようにするとともに、粉粒体の荷重が増してもブレードを確実に撓ませることができるようにしてブレードの弾性力による機能を損ねる事態を防止することができるようにした粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の粉粒体供給装置は、底壁及び側壁を有し粉粒体を収納するとともに上記底壁の中央部よりも上記側壁側に粉粒体を排出する排出口を形成した収納容器と、該収納容器の底壁内面に回転可能に設けられ該底壁内面上の粉粒体を上記排出口へ向けて移動させる回転移動体と、該回転移動体を回転駆動する回転駆動部とを備え、上記回転移動体を、上記収納容器の底壁内面の中央部に設けられ該底壁内面に直交する方向に沿う中心軸を中心に回転させられる回転盤と、該回転盤に基端部が支持され先端側が上記側壁側へ向けて延び該回転盤の回転によって上記排出口上を通過する複数のブレードとを備えて構成した粉粒体供給装置において、上記ブレードの全部若しくは該ブレードの少なくとも基端部より先端側を板バネで形成し、上記回転盤に、上記ブレードの基端から所要長さ外側の基端サイド部分を上側から覆うフランジを設け、該フランジの下側に空間を形成した構成としている。
この場合、従来技術のように、排出口の上側であってブレードの上側に、ブレードよりも上位の粉粒体が直接排出口から排出されないように押える摺切り板を設けても良く、あるいはまた、例えば、底壁の下側に排出口から排出される粉粒体を受ける受部を設けてこの受部で受けられた粉粒体を搬送手段により順次搬送するようにし、ブレードよりも上位の粉粒体が直接排出口から排出されても徐々に排出できるようにすることができる。
これにより、粉粒体を供給するときは、予め、収納容器に粉粒体を投入して収納する。この状態では、回転移動体のある底壁内面においては、粉粒体は、回転移動体を覆い、その荷重によって回転移動体のブレード間に介在していく。この状態で、回転移動体を回転駆動部により回転させると、ブレード間に介在した粉粒体はブレードに押されて周方向に移動し、排出口位置に至ると、排出口から落下していく。この場合、ブレードは、板バネで形成されているので、粉粒体から相対的に受ける抵抗により弾性変形して湾曲し、排出口で粉粒体が排出される際にその弾性力により元に復帰するよう反発動作することから、粉粒体に振動や衝撃を付与することができ、そのため、粉粒体の排出を円滑に行うことができるようになる。また、収納容器へ収納される粉粒体の量が多くなると、その荷重によって、ブレード間に入り込んだ粉粒体の密度が高くなって、ブレードが撓みにくくなろうとするが、回転盤に設けたフランジが、ブレードの基端から所要長さ外側の基端サイド部分を上側から覆い、フランジの下側に空間を形成しているので、ブレードが動く際にフランジの下の空間に粉粒体が僅かに入り込み余裕ができることから、ブレードが確実に撓むようになり、そのため、ブレードの弾性力による機能を損ねる事態を防止し、粉粒体の排出を円滑に行うことができるようになる。また、回転駆動部にかかる負荷も低減され、この点でも、回転移動体の回転を円滑に行うことができる。
そして、必要に応じ、上記排出口を、上から見て、該排出口の上記回転盤側の一端側が、フランジに重なるように形成した構成としている。即ち、排出口を、上から見て、ブレードの基端サイド部分の全部若しくは一部が、排出口の回転盤側の一端側に臨むように形成している。これにより、収納容器に粉粒体を収納した際に、フランジ間に介在する粉粒体が、フランジの下側に僅かでも入り込み、また、回転移動体が回転する際にもフランジに押された粉粒体が僅かでも入り込むが、排出口の回転盤側の一端側が、上から見てフランジに重なるように形成されているので、回転移動体の回転によりフランジの下側に入り込んだ粉粒体が排出口に至ると排出口から落下することになり、そのため、フランジの下側の空間が粉粒体で詰まってしまう事態を防止することができ、ブレードが撓むことを確実に確保することができる。
また、必要に応じ、上記回転盤を、上記側壁内面に対面する円周側面を備えて構成し、上記ブレードを、所定幅(h)及び所定長さ(L)を有し幅方向下縁が上記底壁内面に対峙する細長い板状に形成し、該ブレードの長さ方向が上記回転盤の円周側面の接線方向に略沿うよう該ブレードの基端部を該回転盤の円周側面に取付けた構成としている。ブレードを回転盤の接線方向に略沿うようにしたので、回転盤の半径方向に突設する場合と比較して、基端部に無理がかからず、回転を円滑に行わせることができる。
更に、必要に応じ、上記ブレードを、上記回転盤に対して等間隔で設けた構成としている。ムラなく粉粒体を移動させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記ブレードの基端部を、上記中心軸と平行な軸線を有した回動軸を中心に回動可能に上記回転盤の円周側面に支持し、回動により該ブレードの基端サイド部分の基端側が回転盤の円周側面に当接可能にした構成としている。基端部を回動可能にしたので、ブレードの弾性変形のほかに、ブレード自身が回動により動くことができ、それだけ、自由度が増し、回転を円滑に行わせることができる。また、回動によりブレードの基端サイド部分の基端側が回転盤の円周側面に当接するので、この当接部位でブレードが支持されて湾曲変形することから、支持が確実になる。
また、必要に応じ、上記回転盤上に、上記中心軸上に頂点を有する円錐面を有した笠部材を設けた構成としている。回転盤上の粉粒体をブレード側に自然落下し易くすることができるとともに、粉粒体が回転盤上に残ることを防止することができる。
更に、必要に応じ、上記収納容器を、矩形状の底壁及び該底壁の各辺から立設される4つの側壁とで矩形箱状に形成し、上記底壁内面を、上から見て、上記ブレードが最長のときの該ブレードの先端で形成され上記中心軸を中心とした回転軌跡円の直径よりも大きな一辺を有した矩形状に形成し、上記側壁内面を上記底壁内面の外周縁から立設される矩形筒状に形成した構成としている。回転移動体の大きさにあわせた円筒状の容器に比較して容量を大きくすることができる。また、収納容器は、矩形箱状なので、製造を容易にすることができる。
更にまた、必要に応じ、上記側壁内面の底壁内面側のコーナー部に、該側壁内面に連続し上記回転軌跡円に向けて傾斜する傾斜内面を有した傾斜部材を設けた構成としている。矩形箱状の収納容器のコーナー部上の粉粒体をブレード側に自然落下し易くすることができるとともに、粉粒体がコーナー部に残ることを防止することができる。
また、必要に応じ、上記収納容器内に暖気源から暖気を供給する暖気供給手段を設けた構成としている。暖気を収納容器内に吹き込んで粉粒体を乾燥させることができる。そのため、粉粒体が例えば木質チップ(木材チップ)等の固形燃料の場合には、極めて有用になる。
この場合、必要に応じ、上記回転盤上に、上記中心軸上に頂点を有する円錐面を有した笠部材を設け、上記暖気供給手段を、上記笠部材の下部に形成した中空部と、上記回転盤に設けられ上記中空部に連通する暖気の供給口と、上記笠部材に形成され中空部に供給された暖気を吹き出す吹出口と、上記収納容器の底壁に形成され暖気源から上記供給口に暖気を導入する導入口とを備えて構成している。笠部材の吹出口から暖気を吹き出すので、笠部材は回転盤とともに回転することから、暖気が粉粒体に満遍なく当たるようになり、乾燥ムラを低減することができる。
また、必要に応じ、上記収納容器の底壁に、該収納容器を地面に支持する脚部を設け、上記底壁の下側に上記排出口から排出される粉粒体を受ける受部を有し該受部で受けられた粉粒体を搬送駆動部で駆動して搬送するコンベアを付設した構成としている。粉粒体を受部で受けるので、コンベアが停止しているときは、粉粒体の排出口からの自然落下を停止させておくことができるとともに、コンベアの駆動により搬送することで排出口から粉粒体を必要量排出させることができる。
更に、必要に応じ、上記回転駆動部及び搬送駆動部の始動及び停止を制御する制御部を備え、該制御部は、搬送駆動部の始動の後、所定時間遅れて回転駆動部を始動し、回転駆動部の停止の後、所定時間遅れて搬送駆動部を停止する構成としている。これにより、コンベアによる駆動開始時においては、先にコンベアが駆動して粉粒体を搬送するので受部上の粉粒体がある程度搬送されて受け入れる余裕ができたときから回転移動体による粉粒体の排出口への移動が開始されることになり、そのため、無理なく粉粒体を供給することができる。一方、コンベアの駆動停止時においては、回転移動体による粉粒体の排出口への移動が停止されたときからコンベアの粉粒体の搬送が遅れて停止するので、遅れて停止するまでの分、受部上の粉粒体がある程度搬送されて受け入れる余裕ができ、そのため、コンベアによる駆動開始時の負荷を低減することができ、それだけ、無理なく粉粒体を供給することができる。
そしてまた、必要に応じ、固形燃料としての粉粒体を燃焼する燃焼炉,該燃焼炉で生成される燃焼ガスと水との熱交換を行なう熱交換部,該燃焼炉及び熱交換部の制御を行なう制御部を備えた燃焼装置と、該燃焼装置の燃焼炉に粉粒体を供給する粉粒体供給装置とを備えたボイラシステムにおいて、
上記燃焼装置を、建屋に収納して該建屋ごとクレーンで搬送可能にし、
上記粉粒体供給装置を、上記の粉粒体供給装置で構成するとともにクレーンで搬送可能にし、
上記燃焼装置を収納した建屋及び粉粒体供給装置の収納容器を夫々クレーンで搬送して互いに隣接して設置し、該燃焼装置の燃焼炉に粉粒体を供給できるように上記のコンベアを設置した構成としている。
これにより、ボイラシステムを構築する際には、燃焼装置を収納した建屋及び粉粒体供給装置の収納容器をクレーンで搬送して隣接して設置するとともに、この間にコンベアを設置する。この場合、燃焼装置を、建屋に収納して建屋ごとクレーンで搬送可能にしたので、予め工場等でこの燃焼装置を完成させておくことができ、また、粉粒体供給装置においても、クレーンで搬送可能にしたので、同様に予め工場等でこれを完成させておくことができ、そのため、現場での簡易な作業でシステムを構築できるので、ボイラシステムの構築を容易にすることができる。このボイラシステムにおいて、粉粒体供給装置は上述したように機能し、上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明によれば、ブレードは、板バネで形成されているので、粉粒体から相対的に受ける抵抗により弾性変形して湾曲し、排出口で粉粒体が排出される際にその弾性力により元に復帰するよう反発動作するので、粉粒体に振動や衝撃を付与することができ、そのため、粉粒体の排出を円滑に行うことができるようになる。また、収納容器へ収納される粉粒体の量が多くなると、その荷重によって、ブレード間に入り込んだ粉粒体の密度が高くなって、ブレードが撓みにくくなろうとするが、回転盤に設けたフランジが、ブレードの基端から所要長さ外側の基端サイド部分を上側から覆い、フランジの下側に空間を形成しているので、ブレードが動く際にフランジの下の空間に粉粒体が僅かに入り込み余裕ができることから、ブレードが確実に撓むようになり、そのため、ブレードの弾性力による機能を損ねる事態を防止し、粉粒体の排出を円滑に行うことができるようになる。また、回転駆動部にかかる負荷も低減され、この点でも、回転移動体の回転を円滑に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置を用いた本発明の実施の形態に係るボイラシステムを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置を用いた本発明の実施の形態に係るボイラシステムを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置の収納容器内を示す一部切欠き斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置の回転移動体をその取付け状態とともに示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置において、回転移動体のブレードの取付け状態を示し、(a)は要部拡大正面図、(b)は(a)中X−X線断面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置において、傾斜部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置において、笠部材の構造を示す図5中Y−Y線断面図である。 従来の粉粒体供給装置の一例を示し、(a)は要部断面図、(b)は(a)中A−A線断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る粉粒体供給装置及びボイラシステムについて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、実施の形態に係るボイラシステムSは、例えば本願出願人が先に提案し特許第4725712号公報に掲載されたシステムと原理的には共通し、木質チップ(木材チップ)からなる粉粒体Wを固形燃料として間欠的に供給し、これを燃焼させて熱を取り出すものであり、粉粒体Wを燃焼する燃焼炉2,燃焼炉2で生成される燃焼ガスと水との熱交換を行なう熱交換部3,燃焼炉2及び熱交換部3の制御を行なう制御部4を備えた燃焼装置1と、燃焼装置1の燃焼炉2に粉粒体Wを供給する実施の形態に係る粉粒体供給装置Kとを備えている。
燃焼装置1は、人が出入り可能な扉6を有した矩形状の建屋5に収納されており、建屋5ごとクレーンで搬送可能に形成されている。また、粉粒体供給装置Kも、クレーンで搬送可能に形成されている。そして、燃焼装置1を収納した建屋5及び粉粒体供給装置Kを、燃焼装置1の燃焼炉2に粉粒体Wを供給できるように隣接して設置し、ボイラシステムSは構築される。
実施の形態に係る粉粒体供給装置Kは、図1乃至図7に示すように、粉粒体Wを収納する収納容器10を備えている。この収納容器10は、矩形状の板状の底壁11及び底壁11の各辺から立設される4つの板状の側壁12とで矩形箱状に形成されている。底壁11及び側壁12は、矩形枠状のフレームに付設されている。収納容器10の底壁11の外側コーナー部には、収納容器10を地面に支持する4つの脚部13が設けられている。収納容器10の開口16には、開閉可能な蓋14が設けられている。粉粒体Wは、蓋14を開にした状態で図示外のクレーン等により開口16から収納容器10内に投入される。底壁11の中央部よりも一側壁12側には、粉粒体Wを排出する排出口15が形成されている。また、収納容器10の底壁内面11aには、回転可能に設けられ底壁内面11a上の粉粒体Wを排出口15へ向けて移動させる回転移動体20が回転可能に設けられている。更に、底壁11の外側には、回転移動体20を回転駆動する回転駆動部21が設けられている。
回転移動体20は、収納容器10の底壁内面11aの中央部に設けられ底壁内面11aに直交する方向に沿う中心軸Pを中心に回転させられる回転盤22を備えている。回転盤22は、側壁内面12aに対峙する筒状の円周側面22aを備えて構成されている。また、回転盤22上には、中心軸P上に頂点を有する円錐面22bを有した笠部材27が設けられている。回転盤22の回転軸23は底壁11に軸受部24を介して軸支されている。回転駆動部21は電動モータ25を備え、この電動モータ25により減速ギヤ機構26を介して回転盤22の回転軸23を回転させる。
また、回転移動体20は、回転盤22の円周側面22aに基端部31が支持され先端側が側壁12側へ向けて延び回転盤22の回転によって排出口15上を通過する複数(実施の形態では4枚)のブレード30を備えて構成されている。ブレード30は、回転盤22に対して等間隔で設けられている。このブレード30の基端部31を除く一般部30aは、板バネで形成されており、所定厚さ(t),所定幅(h)及び所定長さ(L)を有し幅方向下縁が底壁内面11aに対峙する細長い矩形板状に形成されている。板バネからなる一般部30aは、図5に示すように、回転方向に向けて僅かに凸に湾曲形成されているとともに、先端部が回転方向に向けて僅かに折曲形成されている。ブレード30の基端部31は、ブレード30の長さ方向が回転盤22の円周側面22aの接線方向に略沿うよう回転盤22の円周側面22aに取付けられている。ブレード30の基端部31は、中心軸Pと平行な軸線を有した回動軸32を中心に回動可能に回転盤22の円周側面22aに支持されている。詳しくは、図6に示すように、ブレード30の基端部31は、中心軸Pと平行な軸線を有した管部材31aと、管部材31aに一体に設けられ一般部30aの端部がビス30b(図3)で止着されて連結される取付板31bとで構成されている。一方、回転盤22の円周側面22aには、ブレード30の管部材31aを上下から挟む一対の突起34が設けられ、この突起34に管部材31aに連通する挿通孔35が設けられ、挿通孔35及び管部材31aに回動軸32としてのボルト36を挿通するとともにボルト36にナット37を螺合することにより、管部材31aはボルト36を中心に回動可能にこの突起34に取付けられている。この管部材31aの回動によりブレード30の基端(管部材31a)から所要長さ外側の基端サイド部分38の基端側が回転盤22の円周側面22aに当接可能になって、ブレード30は回転盤22に支持される。
更にまた、回転盤22の外周には、ブレード30の基端から所要長さ外側の基端サイド部分38を上側から覆うリング板状のフランジ39が突設され、これにより、フランジ39の下側にブレード30の基端サイド部分38が撓むことのできる空間eが形成されている。また、排出口15は、図5に示すように、上から見て、矩形状に形成されているとともに、排出口15の回転盤22側の一端15a側が、フランジ39に重なるように形成されている。即ち、排出口15は、上から見て、ブレード30の基端サイド部分38の全部若しくは一部が、排出口15の回転盤22側の一端15a側に臨むように形成されている。
また、上述したように、収納容器10は、矩形状の板状の底壁11及び底壁11の各辺から立設される4つの板状の側壁12とで矩形箱状に形成されているが、図5に示すように、その底壁内面11aは、上から見て、ブレード30が最長のときの該ブレード30の先端で形成され中心軸Pを中心とした回転軌跡円Qの直径よりも大きな一辺を有した矩形状に形成され、側壁内面12aは、底壁内面11aの外周縁から立設される矩形筒状に形成されている。これにより、回転移動体20の大きさにあわせて作成した円筒状の容器に比較して容量を大きくすることができる。また、収納容器10は、矩形箱状なので、製造を容易にすることができる。
更に、側壁内面12aの底壁内面11a側のコーナー部には、側壁内面12aに連続し回転軌跡円Qに向けて傾斜する傾斜内面41を有した傾斜部材40が設けられている。傾斜部材40は、図7に示すように、コーナー部に設置されるフレーム42と、フレーム42に設けられ傾斜内面41を構成する傾斜板43とから構成されている。
更にまた、本装置においては、収納容器10内に暖気を供給する暖気供給手段50が設けられている。詳しくは、図3,図5及び図8に示すように、暖気供給手段50は、笠部材27の下部に形成した中空部51と、回転盤22に設けられ中空部51に連通する暖気の供給口52と、笠部材27に形成され中空部51に供給された暖気を吹き出す吹出口53と、収納容器10の底壁11に形成され暖気源からの暖気を供給口53に導入する導入口54とを備えて構成されている。暖気源は例えば燃焼炉2で構成されパイプ(図示せず)を介して導入口54に正圧となって送給される。笠部材27の下端縁は上から見てフランジ39の外周縁と重なるようにフランジ39上面に円環部材27a(図3)で支持され、これにより中空部51を構成している。供給口52は中心軸Pを中心に等角度関係で複数(実施の形態では4つ)設けられている。供給口52は回転時に導入口54に対峙する位置に形成され、導入口54からの暖気を受け入れる。また、吹出口53は、笠部材27の稜線に沿った長孔状に形成されて、この稜線に沿って一対並設されている。また、並設された一対の吹出口53の組は、中心軸Pを中心に等角度関係で複数(実施の形態では4組)設けられている。各吹出口53の組は、支持部材56で笠部材27に支持された細長状の覆い板55で覆われている、覆い板55の回転盤の回転方向上流側は笠部材27から離間して開放され、回転盤22の回転方向下流側は笠部材27に密着して閉塞されている。即ち、覆い板55により吹出口53が粉粒体Wによって閉塞されないように覆いながら、回転方向上流側に向けて暖気を吹き出すようにしている。
また、収納容器10の底壁11の下側には、排出口15からシュータ64を通して排出される粉粒体Wを受ける受部61を有し、受部61で受けられた粉粒体Wを電動モータからなる搬送駆動部62で駆動して上記の燃焼炉2に搬送するスクリューコンベア60が付設されている。コンベア60は、筒状の外郭63で覆われている。また、上記の燃焼装置1内にある制御部4は、回転駆動部21及び搬送駆動部62の始動及び停止も制御する。この制御部4は、搬送駆動部62の始動の後、所定時間遅れて回転駆動部21を始動し、回転駆動部21の停止の後、所定時間遅れて搬送駆動部62を停止する機能を備えている。
従って、このボイラシステムSを構築するときは、図1及び図2に示すように、燃焼装置1を収納した建屋5及び粉粒体供給装置Kの収納容器10をクレーンで搬送して隣接して設置するとともに、燃焼装置1の燃焼炉2と収納容器10との間にコンベア60を設置する。また、必要に応じ、収納容器10の周囲に収納容器10内に粉粒体Wを入れるためのクレーンを備えた櫓を設置するようにして良い。この場合、燃焼装置1を、建屋5に収納して建屋5ごとクレーンで搬送可能にしたので、予め工場等でこの燃焼装置1を完成させておくことができ、また、粉粒体供給装置Kの収納容器10においても、クレーンで搬送可能にしたので、同様に予め工場等でこれを完成させておくことができ、そのため、現場での簡易な作業でシステムを構築できるので、ボイラシステムSの構築を容易にすることができる。
このように構築されたボイラシステムSを運転する場合は、予め、粉粒体供給装置Kの収納容器10に粉粒体Wを収納しておく。そして、制御部4の制御により、燃焼装置1を駆動するとともに、粉粒体供給装置Kの回転駆動部21及び搬送駆動部62の始動及び停止を制御する。これにより、粉粒体供給装置Kからコンベア60を通して燃焼装置1の燃焼炉2に粉粒体Wが間欠的に供給され、燃焼炉2で燃焼が行われ、熱交換部3により燃焼炉2で生成される燃焼ガスと水との熱交換が行なわれる。
粉粒体供給装置Kにおいては、収納容器10内に粉粒体Wが収納されると、回転移動体20のある底壁内面11aにおいては、粉粒体Wは、回転移動体20を覆い、その荷重によって回転移動体20のブレード30間に介在していく。この状態で、回転移動体20を回転駆動部21により回転させると、ブレード30間に介在した粉粒体Wはブレード30に押されて周方向に移動し、排出口15の位置に至ると、排出口15から落下していく。この場合、ブレード30は、板バネで形成されているので、粉粒体Wから相対的に受ける抵抗により弾性変形して湾曲し、排出口15で粉粒体Wが排出される際にその弾性力により元に復帰するよう反発動作するので、粉粒体Wに振動や衝撃を付与することができ、そのため、粉粒体Wの排出を円滑に行うことができるようになる。また、収納容器10へ収納される粉粒体Wの量が多くなると、その荷重によって、ブレード30間に入り込んだ粉粒体Wの密度が高くなって、ブレード30が撓みにくくなろうとするが、回転盤22に設けたフランジ39が、ブレード30の基端から所要長さ外側の基端サイド部分38を上側から覆い、フランジ39の下側に空間eを形成しているので、ブレード30が動く際にフランジ39の下の空間eに粉粒体Wが僅かに入り込み余裕ができることから、ブレード30が確実に撓むようになり、そのため、ブレード30の弾性力による機能を損ねる事態を防止し、粉粒体Wの排出を円滑に行うことができるようになる。また、回転駆動部21にかかる負荷も低減され、この点でも、回転移動体20の回転を円滑に行うことができる。
この場合、排出口15は、上から見て、排出口15の回転盤22側の一端15a側が、フランジ39に重なるように形成され、即ち、排出口15は、上から見て、ブレード30の基端サイド部分38の全部若しくは一部が、排出口15の回転盤22側の一端15a側に臨むように形成されているので、収納容器10に粉粒体Wを収納した際に、フランジ39間に介在する粉粒体Wが、フランジ39の下側に僅かでも入り込み、また、回転移動体20が回転する際にもフランジ39に押された粉粒体Wが僅かでも入り込むが、排出口15の回転盤22側の一端15a側が、上から見てフランジ39に重なるように形成されているので、回転移動体20の回転によりフランジ39の下側に入り込んだ粉粒体Wが排出口15に至ると排出口15から落下することになり、そのため、フランジ39の下側の空間eが粉粒体Wで詰まってしまう事態を防止することができ、ブレード30が撓むことを確実に確保することができる。
また、この場合、ブレード30を回転盤22の接線方向に略沿うようにしたので、回転盤22の半径方向に突設する場合と比較して、基端部31に無理がかからず、回転を円滑に行わせることができる。更に、ブレード30は、回転盤22に対して等間隔で設けられているので、ムラなく粉粒体Wを移動させることができる。
更にまた、ブレード30の基端部31は、中心軸Pと平行な軸線を有した回動軸32を中心に回動可能なので、ブレード30の一般部30aの弾性変形のほかに、ブレード30自身が回動により動くことができ、それだけ、自由度が増し、回転を円滑に行わせることができる。また、回動によりブレード30の基端サイド部分38の基端側が回転盤22の円周側面22aに当接するので、この当接部位でブレード30が支持されて湾曲変形することから、支持が確実になる。
そしてまた、この場合、回転盤22には円錐面を有した笠部材27が設けられているので、回転盤22上の粉粒体Wをブレード30側に自然落下し易くすることができるとともに、粉粒体Wが回転盤22上に残ることを防止することができる。更に、収納容器10の底壁内面11aのコーナー部には傾斜内面41を有した傾斜部材40が設けられているので、矩形箱状の収納容器10のコーナー部上の粉粒体Wをブレード30側に自然落下し易くすることができるとともに、粉粒体Wがコーナー部に残ることを防止することができる。
このように、排出口15から排出された粉粒体Wは、一度コンベア60の受部61に受け入れられ、それから搬送され、適時に搬送が停止される。この場合、粉粒体Wを受部61で受けるので、コンベア60が停止しているときは、粉粒体Wの排出口15からの自然落下を停止させておくことができるとともに、コンベア60の駆動により搬送することで排出口15から粉粒体Wを必要量排出させることができる。制御部4は、搬送駆動部62の始動の後、所定時間遅れて回転駆動部21を始動し、回転駆動部21の停止の後、所定時間遅れて搬送駆動部62を停止する。これにより、コンベア60による駆動開始時においては、先にコンベア60が駆動して粉粒体Wを搬送するので受部61上の粉粒体Wがある程度搬送されて受け入れる余裕ができてから回転移動体20による粉粒体Wの排出口15への移動が開始されることになり、そのため、無理なく粉粒体Wを供給することができる。一方、コンベア60の駆動停止時においては、回転移動体20による粉粒体Wの排出口15への移動が停止されたときからコンベア60の粉粒体Wの搬送が遅れて停止するので、遅れて停止するまでの分、受部61上の粉粒体Wがある程度搬送されて受け入れる余裕ができ、そのため、コンベア60による駆動開始時の負荷を低減することができ、それだけ、無理なく粉粒体Wを供給することができる。
また、回転移動体20の回転中においては、笠部材27の吹出口53から回転方向上流側に向けて暖気が吹き出されるので、粉粒体Wを乾燥させることができる。この場合、笠部材27は回転盤22とともに回転することから、暖気が粉粒体Wに満遍なく当たるようになり、乾燥ムラを低減することができる。粉粒体Wが例えば木質チップ(木材チップ)等の固形燃料の場合には、極めて有用になる。
尚、上記実施の形態において、ブレード30の枚数は上述した数に限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。また、ブレード30は、その一般部30aを板バネで構成したが、基端部31も含むブレード30全部を板バネで構成しても良く、適宜変更して差支えない。更に、上記実施の形態において、粉粒体供給装置Kは、粉粒体Wとしての木質チップ(木材チップ)を供給するボイラシステムSに用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、木屑,石炭,ゴミ等の別の固形燃料を対象とするボイラシステムに用いても良く、適宜変更して差支えない。また、粉粒体供給装置Kは、ボイラシステムに限らず、種々の用途に用いて良い。この場合、供給する粉粒体Wの種類も、粉,粒あるいはチップ(砕片、細片、薄片)を主とする粉粒体(集合体)であれば、どのような種類の粉粒体であっても良いことは勿論である。
S ボイラシステム
K 粉粒体供給装置
W 粉粒体
1 燃焼装置
2 燃焼炉
3 熱交換部
4 制御部
5 建屋
10 収納容器
11 底壁
11a 底壁内面
12 側壁
12a 側壁内面
15 排出口
15a 一端
20 回転移動体
21 回転駆動部
P 中心軸
22 回転盤
22a 円周側面
22b 上面
23 回転軸
27 笠部材
30 ブレード
30a 一般部
31 基端部
31a 管部材
31b 取付板
32 回動軸
34 突起
38 基端サイド部分
39 フランジ
e 空間
40 傾斜部材
50 暖気供給手段
51 中空部
52 供給口
53 吹出口
54 導入口
55 覆い板
60 コンベア
61 受部

Claims (13)

  1. 底壁及び側壁を有し粉粒体を収納するとともに上記底壁の中央部よりも上記側壁側に粉粒体を排出する排出口を形成した収納容器と、該収納容器の底壁内面に回転可能に設けられ該底壁内面上の粉粒体を上記排出口へ向けて移動させる回転移動体と、該回転移動体を回転駆動する回転駆動部とを備え、上記回転移動体を、上記収納容器の底壁内面の中央部に設けられ該底壁内面に直交する方向に沿う中心軸を中心に回転させられる回転盤と、該回転盤に基端部が支持され先端側が上記側壁側へ向けて延び該回転盤の回転によって上記排出口上を通過する複数のブレードとを備えて構成した粉粒体供給装置において、
    上記ブレードの全部若しくは該ブレードの少なくとも基端部より先端側を板バネで形成し、上記回転盤に、上記ブレードの基端から所要長さ外側の基端サイド部分を上側から覆うフランジを設け、該フランジの下側に空間を形成したことを特徴とする粉粒体供給装置。
  2. 上記排出口を、上から見て、該排出口の上記回転盤側の一端側が、フランジに重なるように形成したことを特徴とする請求項1記載の粉粒体供給装置。
  3. 上記回転盤を、上記側壁内面に対面する円周側面を備えて構成し、上記ブレードを、所定幅(h)及び所定長さ(L)を有し幅方向下縁が上記底壁内面に対峙する細長い板状に形成し、該ブレードの長さ方向が上記回転盤の円周側面の接線方向に略沿うよう該ブレードの基端部を該回転盤の円周側面に取付けたことを特徴とする請求項1または2記載の粉粒体供給装置。
  4. 上記ブレードを、上記回転盤に対して等間隔で設けたことを特徴とする請求項3記載の粉粒体供給装置。
  5. 上記ブレードの基端部を、上記中心軸と平行な軸線を有した回動軸を中心に回動可能に上記回転盤の円周側面に支持し、回動により該ブレードの基端サイド部分の基端側が回転盤の側面に当接可能にしたことを特徴とする請求項3または4記載の粉粒体供給装置。
  6. 上記回転盤上に、上記中心軸上に頂点を有する円錐面を有した笠部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の粉粒体供給装置。
  7. 上記収納容器を、矩形状の底壁及び該底壁の各辺から立設される4つの側壁とで矩形箱状に形成し、上記底壁内面を、上から見て、上記ブレードが最長のときの該ブレードの先端で形成され上記中心軸を中心とした回転軌跡円の直径よりも大きな一辺を有した矩形状に形成し、上記側壁内面を上記底壁内面の外周縁から立設される矩形筒状に形成したことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の粉粒体供給装置。
  8. 上記側壁内面の底壁内面側のコーナー部に、該側壁内面に連続し上記回転軌跡円に向けて傾斜する傾斜内面を有した傾斜部材を設けたことを特徴とする請求項7記載の粉粒体供給装置。
  9. 上記収納容器内に暖気を供給する暖気供給手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載の粉粒体供給装置。
  10. 上記回転盤上に、上記中心軸上に頂点を有する円錐面を有した笠部材を設け、上記暖気供給手段を、上記笠部材の下部に形成した中空部と、上記回転盤に設けられ上記中空部に連通する暖気の供給口と、上記笠部材に形成され中空部に供給された暖気を吹き出す吹出口と、上記収納容器の底壁に形成され暖気源から上記供給口に暖気を導入する導入口とを備えて構成したことを特徴とする請求項9記載の粉粒体供給装置。
  11. 上記収納容器の底壁に、該収納容器を地面に支持する脚部を設け、上記底壁の下側に上記排出口から排出される粉粒体を受ける受部を有し該受部で受けられた粉粒体を搬送駆動部で駆動して搬送するコンベアを付設したことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の粉粒体供給装置。
  12. 上記回転駆動部及び搬送駆動部の始動及び停止を制御する制御部を備え、該制御部は、搬送駆動部の始動の後、所定時間遅れて回転駆動部を始動し、回転駆動部の停止の後、所定時間遅れて搬送駆動部を停止することを特徴とする請求項11記載の粉粒体供給装置。
  13. 固形燃料としての粉粒体を燃焼する燃焼炉,該燃焼炉で生成される燃焼ガスと水との熱交換を行なう熱交換部,該燃焼炉及び熱交換部の制御を行なう制御部を備えた燃焼装置と、該燃焼装置の燃焼炉に粉粒体を供給する粉粒体供給装置とを備えたボイラシステムにおいて、
    上記燃焼装置を、建屋に収納して該建屋ごとクレーンで搬送可能にし、
    上記粉粒体供給装置を、上記請求項1乃至10何れかに記載の粉粒体供給装置で構成するとともにクレーンで搬送可能にし、
    上記燃焼装置を収納した建屋及び粉粒体供給装置の収納容器を夫々クレーンで搬送して互いに隣接して設置し、該燃焼装置の燃焼炉に粉粒体を供給できるように上記請求項11または12記載のコンベアを設置したことを特徴とするボイラシステム。
JP2015047200A 2015-03-10 2015-03-10 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム Pending JP2016166081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047200A JP2016166081A (ja) 2015-03-10 2015-03-10 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047200A JP2016166081A (ja) 2015-03-10 2015-03-10 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016166081A true JP2016166081A (ja) 2016-09-15

Family

ID=56897247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015047200A Pending JP2016166081A (ja) 2015-03-10 2015-03-10 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016166081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200105599A (ko) * 2019-02-28 2020-09-08 한국생산기술연구원 점착성 원료 이송이 가능한 서클 피더

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4719973U (ja) * 1971-02-16 1972-11-06
JPS56132235U (ja) * 1979-10-17 1981-10-07
JPS6211826U (ja) * 1985-07-08 1987-01-24
JPH11139490A (ja) * 1997-11-05 1999-05-25 Mitsui Miike Mach Co Ltd 払出装置を具えたばら物貯蔵設備
JP2002145224A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Tsukasa Kogyo Kk フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
JP2003001092A (ja) * 2001-06-25 2003-01-07 Kyuchiku Ind Co Ltd ホッパー内粉体の切出し装置
JP2012007600A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Elson Kk 分散型熱電併給設備及び分散型バイオマス熱電併給設備
JP2013253756A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Yoshikawa:Kk 粉粒体供給機における気体送給装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4719973U (ja) * 1971-02-16 1972-11-06
JPS56132235U (ja) * 1979-10-17 1981-10-07
JPS6211826U (ja) * 1985-07-08 1987-01-24
JPH11139490A (ja) * 1997-11-05 1999-05-25 Mitsui Miike Mach Co Ltd 払出装置を具えたばら物貯蔵設備
JP2002145224A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Tsukasa Kogyo Kk フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
JP2003001092A (ja) * 2001-06-25 2003-01-07 Kyuchiku Ind Co Ltd ホッパー内粉体の切出し装置
JP2012007600A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Elson Kk 分散型熱電併給設備及び分散型バイオマス熱電併給設備
JP2013253756A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Yoshikawa:Kk 粉粒体供給機における気体送給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200105599A (ko) * 2019-02-28 2020-09-08 한국생산기술연구원 점착성 원료 이송이 가능한 서클 피더
KR102168412B1 (ko) * 2019-02-28 2020-10-22 한국생산기술연구원 점착성 원료 이송이 가능한 서클 피더

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8904944B2 (en) Firing product feed device for furnaces with capacities less than 1 kW
US8146848B2 (en) Pulverizer for food waste treatment apparatus
US20070209562A1 (en) Burner for furnace
KR101046492B1 (ko) 오니 건조 장치
JP6310656B2 (ja) 燃焼装置
JP2013108694A (ja) キルンの燃焼材料供給装置
JP5645482B2 (ja) バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム
JP2016166081A (ja) 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム
RU2319653C2 (ru) Шлюзовый питатель для сыпучего материала, например титановой губки
JP2012083016A (ja) バイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システム
KR101434642B1 (ko) 폐기물 건조장치
CN209909884U (zh) 一种便于除渣的生物质颗粒秸秆燃烧炉
US1728976A (en) Apparatus for pulverizing coal
CN108662578B (zh) 一种循环流化床锅炉上料***
JP2020502475A (ja) コンビストーブおよびコンビストーブの使用
JP2019018926A (ja) 粉体供給装置
CN211781195U (zh) 一种配有进风结构的生物质锅炉进料装置
KR102150849B1 (ko) 분쇄기 및 분쇄기의 운전 방법
CN208365571U (zh) 一种用于生物质颗粒炉的下料***
KR101059543B1 (ko) 보울 미분기에서 이송공기 덕트를 위한 미분탄 유입 방지 장치
US4832554A (en) Apparatus for charging combustible materials
US2127726A (en) Stoker
US1819555A (en) Furnace
JP2005329309A (ja) 食品乾燥装置
JP2014152938A (ja) 固形燃料用の燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190108