JP2016165921A - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助ロック機構を備える電動ステアリングロック装置において、補助ロック機構のロックアップカバーとロアケースとの接合面から侵入する水を簡単な構成で防止すること。【解決手段】ロアケース11と蓋ケースとで形成した筐体と、この筐体の内部に収容したステアリングロック機構と、ロアケース11に形成した組込孔23から組み込んだロックアッププレートを有する補助ロック機構とを備える車両用の電動ステアリングロック装置において、前記組込孔23を被蓋するロックアップカバー50を設け、前記組込孔23の周囲面と対接する前記ロックアップカバー50の対接面にループ状の凹部51を形成し、ロアケース11とロックアップカバー50との間に部分的に隙間を形成して毛細管現象の発生を防ぎ、ロックアップカバー50の周囲から水の侵入を防止した構成としてある。【選択図】図1

Description

この発明は,車両に備える電動ステアリングロック装置に関する。
エンジンを停止することでロックされ、エンジンを始動させることでアンロックされる車両用の電動ステアリングロック装置が車両盗難防止手段の一つとして広く知られている。
また、この電動ステアリングロック装置には、ロック装置を破壊して不用意にロック解除されることを防止するため、補助ロック機構を備えたものが多い。
図16〜図18はこの種の電動ステアリングロック装置を簡素化して示した第1従来例で、図16は同ロック装置の正面図、図17は同ロック装置の右側面図、図18は図17上のA−A線断面図である。
これらの図面から分かるように、ロアケース11には左側面と底面を解放させた開口部11aがあり、この開口部11aからステアリングロック機構などを組み込んだ後に、この開口部11aを蓋ケース12によって被蓋することにより筐体が構成されている。
すなわち、蓋ケース12は、その周囲のフランジ部をロアケース11に嵌合させ、ビス13を圧挿させてロアケース11に固着させている。
なお、ステアリングロック機構は、広く知られている通り、ロック部材14を進退移動させるカム部材15と、内周ギアを当該カム部材15とギア連結された連動ギア部材16と、この連動ギア部材16をモータ駆動するモータと、カム部材15に設けたマグネット18の磁力を感応してロック部材14の進出位置と退出位置とを検出するプリント基板19に配設したホール素子20、21などによって形成されている。
上記のステアリングロック機構は、エンジンを停止すると、図18の状態で連動ギア部材16がモータ駆動により一方向回転し、カム部材15が押し上げられ、これよりロック部材14がステアリングシャフト22の凹部に突入するように進出する。
この結果、ステアリングホィールの回転がロックされる。
また、エンジンを始動させれば、連動ギア部材16がモータ駆動で他方向回転するため、ロック部材14が退出(後退)し、ステアリングシャフトのロックが解除される。
また、この電動ステアリングロック装置は、図19〜図21に示すところの補助ロック機構を備えている。
なお、図19は図16上のB−B線に沿って切断した補助ロック機構の簡略的な一部拡大断面図、図20は同ロック機構のロック保持状態を示す図19同様の断面図、図21は図20上のC−C線に沿って切断した部分的な断面図である。
これらの図面から分かる通り、ロアケース11の前側部には、補助ロック機構を配設するための横長の組込孔23と、この組込孔23に連通させた縦長の組付孔24aおよび貫通孔24bとが形成されており、組込孔23にはロックアッププレート(補助ロック部材)25と、このロックアッププレート25に突出勢力を与えるコイルバネ26とが組み込まれている。
また、ロックアッププレート25とコイルバネ26を組み込んだ組込孔23の孔口がロックアップカバー(カバー部材)27により閉蓋されている。
なお、ロックアップカバー27は、不正行為による開蓋を防ぐために、鋼板のプレス形成部品としてあり、上記した組付孔24aにねじ込んだ止めネジ28によってロアケース11に固着されている。
また、止めネジ28は、不正行為による取り外しを防ぐため、頭部を埋め込んでネジ込むように形成している。
さらに、上記した組付孔24aには、止めネジ28によって抜け止めしたピン29が組付けてある。
このピン29は、小球30とコイルバネ31によって下方向(図19において)の突出勢力を受け、常時にはピン先端部がロックアッププレート25に当接している。
一方、上記した貫通孔24bには、蓋ケース12に設けたロックアップバー32を通し、このロックアップバー32をロックアッププレート25の先端部に当接させ、常時においてはロックアッププレート25の進出を防止している。
すなわち、補助ロック機構が図19に示すように非動作のときには、ロック部材14の進退移動が制約されないようになっている。
つまり、上記した補助ロック機構は、通常時(不正行為がないとき)においては図19に示すように、ロックアッププレート25がロックアップバー32によって進出移動が阻止されているので、ロック部材14の進退が制約を受けないから、ステアリングロック機構が正常に動作する。
また、車両の停車中などにおいて蓋ケース12が壊されたり取り外されたりする不正行為が行われ、ステアリングロック装置を破壊し、ロック解除が試みられた場合には、ロックアップバー32が貫通孔24bから抜けだしてロックアッププレート25の先端部から退離するため、ロックアッププレート25がコイルバネ26のバネ勢力によって押し出され、図20に示す如く、カム部材15の鍔部15aの下側に突入する。
この結果、ロック部材14の退出(後退動)が阻止され、ステアリングシャフト22がロック状態のままとなる。
なお、ロックアッププレート25が突出した場合、図21に示した通り、このプレート25の後端部にピン29が突入し、ロックアッププレート25の後退動を阻止し、補助ロック機構の動作を保持する。
なお、図19、図20に示す参照符号33は電動ステアリング装置などを取り付けるステアリングコラムを示す。
以上、第1従来例について説明したが、同様の補助ロック機構を備える電動ステアリングロック装置の第2従来例としては特開2014―104951号公報によって開示されたものなどがある。
この電動ステアリングロック装置の補助ロック機構は、ハウジングに取り付けられた保護部材が不法行為により取り外されることで動作し、ステアリングのロック状態が保持される構成となっている。
特開2014−104951号公報
第1従来例として示した電動ステアリングロック装置は、補助ロック機構を収納する組込孔23の孔口が鋼板のプレス形成品であるロックアップカバー(カバー部材)27で閉蓋する構成であるので、ステアリングホィールの不正なアンロックを防止する上で有効な構成となっている。
しかしながら、ロックアップカバー27をロアケース11に接合させ止めネジ28によって固着する構成であるため、電動ステアリングロック装置が被水することによってロックアップカバー27とロアケース11との合わせ面(接合面)に毛細管現象が発生し、図22に便宜上の矢印で示す如く、ロックアップカバー27とロアケース11の接合面を通って組込孔23内に流れ入る水により、補助ロック機構やステアリングロック機構の配置部所が浸水する。
この結果、補助ロック機構ばかりではなく、強いてはステアリングロック機構の動作精度が低下し、また、動作不良となることがある。
そこで、本発明では上記した実情に鑑み、ロックアップカバー27とロアケース11との接合面から毛細管現象によって侵入する水を簡単な構成で防止することができる防水構造を有する電動ステアリングロック装置を提案することを目的とする。
本発明は上記した目的を達成するため、第1の発明として、開口部を設けたロアケースの前記開口部を蓋ケースで閉塞して形成した筐体と、この筐体の内部に収容し、ステアリングシャフトに係合させるロック位置とその係合を解除させるアンロック位置との間を移動可能なロック部材を有するステアリングロック機構と、前記ロック部材をロック位置で保持し、また、その保持を解除可能とする補助ロック部材を有し、さらに、前記筐体の外方から内部に貫通させて形成した前記ロアケースの組込孔より少なくとも前記補助ロック部材を組み入れ、かつ、その組込孔を被蓋するカバー部材を設けて構成された補助ロック機構とを備える車両用の電動ステアリングロック装置において、前記ロアケースと前記カバー部材との接合面には、その接合面に部分的な隙間を形成させる隙間形成部を設けたことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置を提案する。
第2の発明としては、上記第1の発明の電動ステアリングロック装置において、 前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置を提案する。
第3の発明としては、上記第1の発明の電動ステアリングロック装置において、 前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の双方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置を提案する。
第4の発明としては、上記第1の発明の電動ステアリングロック装置において、 前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた複数の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置を提案する。
第5の発明としては、上記第1発明の電動ステアリングロック装置において、 前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けたループ状の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置を提案する。
第1の発明によれば、ロックアップカバーであるカバー部材とロアケースとの接合面に部分的な隙間を形成する隙間形成部を設けたので、水がカバー部材とロアケースとの間から侵入しょうとしても、そこには毛細管現象が生じないので、組込孔から電動ステアリングロック装置の筐体内に入り込む水が確実に防止される。
したがって、ステアリングロック機構や補助ロック機構が筐体内の浸水によって動作精度が低下したり、動作不良となることが未然に防止される。
また、カバー部材とロアケースとの接合面に形成する隙間形成部は、第2〜第5発明のように、ロアケースまたはカバー部材の一方またはそれら双方に設けた凹部又は凸部によって形成したので、毛細管現象による浸水を防ぐ簡単な構造となり、特に、パッキングなどの部品を使用しないことから安価な防水対策となる。
凹部を形成したロックアップカバー(カバー部材)を備える第1実施形態の電動ステアリングロック装置を正面側から見て要点を表した部分的な分解斜視図である。 上記した第1実施形態の電動ステアリングロック装置に備えるロックアップカバーを示し、図2(A)はカバーの正面図、図2(B)は同カバーの右側面図、図2(C)は同カバーの平面図、図2(D)は同カバーの背面図である。 図2(A)上のD−D線断面図である。 図2(A)上のE−E線断面図である。 上記した第1実施形態の電動ステアリングロック装置にロックアップカバーを取り付け補助ロック機構の組込孔を被蓋した状態を示す部分的な拡大断面図である。 上記したロックアップカバーの変形例を示す図5同様の部分的な拡大断面図である。 上記したロックアップカバーの他の変形例を示す図3同様に表した断面図である。 図2(D)と同様に表した図7のロックアップカバーの背面図である。 ロアケースに凹部を形成した第2実施形態の電動ステアリングロック装置を正面側から見て要点を表した部分的な分解斜視図である。 上記第2実施形態の電動ステアリングロック装置に備えるロックアップカバーを図3同様に示した断面図である。 上記した第2実施形態の電動ステアリングロック装置にロックアップカバーを取り付け補助ロック機構の組込孔を被蓋した状態を示す拡大部分断面図である。 第2実施形態の電動ステアリングロック装置に備えるロックアップカバーの変形例を示す図11同様の部分的な拡大断面図である。 ロックアップカバーに凸部を形成した上記第1実施形態の変形例を示す図5同様の部分的な拡大断面図である。 ロアケースに凸部を形成した上記第2実施形態の変形例を示す図11同様の部分的な拡大断面図である。 ロアケースと共にロックアップカバーにも凹部を形成した第2実施形態の変形例を示す図11同様の部分的な拡大断面図である。 従来例として示した電動ステアリングロック装置の簡略的な正面図である。 図16に示す従来例の電動ステアリングロック装置の右側面図である。 図17上のA−A線断面図である。 図16上のB−B線に沿って切断した簡略的な拡大断面図である。 補助ロック機構の動作状態を示した図19同様の拡大断面図である。 図20上のC−C線に沿って切断した簡略的な部分断面図である。 上記した従来例の電動ステアリングロック装置にロックアップカバーを取り付け補助ロック機構の組込孔を被蓋した状態を示す拡大部分断面図である。
次に本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は第1実施形態の電動ステアリングロック装置を示し、この図面は電動ステアリングロック装置の正面側から見て要点を表した部分的な分解斜視図である。
この第1実施形態は、ロックアップカバー(カバー部材)50に特徴があり、その他は図16〜図21に示した従来例の電動ステアリングロック装置と同じ構成となっている。
したがって、従来例と同じ部品や同じ部所については同符号を付して説明を省略する。
この第1実施形態の電動ステアリングロック装置は、図2〜図4に示すところのロックアップカバー50を備えている。
すなわち、このロックアップカバー50は、対接面部50a、この対接面部50aから上方に延設させた取付板部50b、対接面部50aの右側と下側より張出させた支持板部50c、50dより形成してあり、さらに、取付板部50bの上方部分は横方向に折曲し、この上方部には取付孔50eが設けてある。
なお、図3から分かる如く、取付孔50eは止めネジ28の頭部を埋め込むようにテーパー孔壁のものとなっている。
したがって、上記のロックアップカバー50は従来例のロックアップカバー27に比べ同じ形状のものとなっているが、ただ、本実施形態のロックアップカバー50は、図2〜図4から明らかであるように、対接面部50aの内面(ロアケースとの対接面)に、4辺形のループ状に形成した凹部(溝)51が設けてある。
このように形成したロックアップカバー50は、従来例の電動ステアリングロック装置と同様にロアケース11の正面側に取り付ける。
すなわち、ステアリングロック機構や補助ロック機構を電動ステアリングロック装置の筐体内に組み入れた後、ロアケース11に形成した補助ロック機構の組込孔23の近くに設けたガイド孔11d、11eにロックアップカバー50の支持板部50c、50dを差し入れると共に、その取付孔50eをロアケース11に設けた組付孔24aに合わせるように組付け、その後、取付孔50eを通した止めネジ28を組付孔24aにネジ込んでロックアップカバー50を固着する。
上記のように取り付けたロックアップカバー50は、図5に示した通り、その対接面部50aの内面が組込孔23の周囲面に圧接するが、対接面部50aの内面にはループ状の凹部51が設けてあるので、組込孔23の周囲面とロックアップカバー50の対接面部50aの内面との間には凹部が隙間形成部となって部分的に隙間が形成される。
これより、組込孔23の周囲面とロックアップカバー50の対接面を通って組込孔23内に入る水によって生ずる毛細管現象が発生しないから、ロックアップカバー50の周囲を通って筐体内に流れ込む浸水が未然に防止される。
この結果、ロックアップカバー50の周囲から流れ入る水によって、補助ロック機構やステアリングロック機構の動作精度が低下したり、動作不良となるようなことがない。
なお、上記したロックアップカバー50は、不正行為によって破壊されないように鋼板のプレス加工品として形成してあり、また、止めネジ28は不正行為による取り外しを防ぐために、頭部を埋め込むようにしてある。
また、ロックアップカバー50の接合面部50aの内面に設けたループ状の凹部51は、図6に示した如く、接合面部50aと支持板部50cとの内面を跨いで形成しても同様の効果を得ることができる。
さらに、ロックアップカバー50の接合面部50aの内面に設けたループ状の凹部51については、図7及び図8に示した如く、接合面部50aに皿状に形成した凹部52として実施することもできる。
図9は第2実施形態の電動ステアリングロック装置を示す図1同様の分解斜視図である。
この第2実施形態は、ロアケース11に4辺形(ループ状)の凹部61を設けたことに特徴があり、その他は図16〜図21に示した従来例の電動ステアリングロック装置と同じ構成なっている。
したがって、従来例と同じ部品や同じ部所については同符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態では、図9に示した如く、組込孔23の孔口周囲部となるロアケース11の面に4辺形に形成したループ状の凹部(溝)61が形成してある。
また、この第2実施形態の電動ステアリングロック装置では、図10に示したように、第1実施形態の電動ステアリングロック装置が備えるロックアップカバー50から凹部51を取り除いた形態のロックアップカバー60を備える構成としてある。
なお、図9及び図10において、60aは対接面部、60bは取付板部、60c、60dは支持板部、60eは取付孔を示している。
ロックアップカバー60は第1実施形態の電動ステアリングロック装置のロックアップカバー50と同様にロアケース11に取り付ける。
すなわち、ステアリングロック機構や補助ロック機構を電動ステアリングロック装置の筐体内に組み入れた後、ロアケース11に形成した補助ロック機構の組込孔23の近くに設けたガイド孔11d、11eにロックアップカバー60の支持板部60c、60dを差し入れると共に、その取付孔60eをロアケース11に設けた組付孔24aに合わせように組付け、その後、取付孔60eを通した止めネジ28を組付孔24aにネジ込んでロックアップカバー60を固着する。
上記のように取り付けたロックアップカバー60は、図11に示した通り、その対接面部60aの内面が組込孔23の周囲のロアケース11に圧接するが、ロアケース11にはループ状の凹部61が隙間形成となるので、組込孔23の周囲面とロックアップカバー60の対接面部60aの内面との間には凹部による部分的な隙間が形成される。
この結果、組込孔23の周囲面とロックアップカバー60の対接面部60aの内面を通って組込孔23内に入る水によって生ずる毛細管現象が発生しないから、この毛細管現象によって筐体内に流れ込む浸水が確実に防止される。
この結果、毛細管現象によって流れ入る水によって、補助ロック機構やステアリングロック機構の動作精度が低下したり、動作不良となるようなことがない。
なお、上記したロックアップカバー60は、第1実施形態のロックアップカバー50と同様に、不正行為によって破壊されないように鋼板のプレス加工品として形成してあり、また、止めネジ28は不正行為による取り外しを防ぐため、頭部を埋め込むようにしてある。
また、ロアケース11に設けた凹部61は、必ずしも組込孔23の孔口周囲にループ状に配設する必要がなく、図12に示すように、組込孔23の周囲面の一部とロックアップカバー60の支持板部60c、60dに対向するロアケース11の面部所に点在させた複数個の凹部61として形成しても同様の効果を得ることができる。
以上、ロックアップカバー50に凹部51を設けた第1実施形態と、ロアケース11に凹部61を設けた第2実施形態について説明したが、図13に一例として示した通り、ロックアップカバー50にループ状の凸部(突部)53を設けて第1実施形態同様に実施し、また、図14に一例として示した通り、ロアケース11にループ状に凸部63を設けて第2実施形態同様に実施することもできる。
さらに、本発明は図15に示す如く、ロックアップカバー70に凹部71aを、第2実施形態同様に、ロアケース11に凹部71bを各々設けたり、また、ロックアップカバーとロアケースの双方に凸部を設けて構成することもでき、さらには、上記凹部や凸部ついては必ずしもループ状とする必要がなく、複数のものを点在させて配設してもよい。
なお、上記した凹部又は凸部については、円状の溝形状又は突部形状だけでなく、角溝状の凹部や角突部状の凸部としてもよい。
車両に搭載する電動ステアリングロック装置として適用することができる。
11 ロアケース
11a 開口部
12 蓋ケース
14 ロック部材
22 ステアリングシャフト
23 組込孔
24a 組付孔
34b 貫通孔
25 ロックアッププレート
28 止めネジ
29 ピン
32 ロックアップバー
50 ロックアップカバー(カバー部材)
51 ロックアップカバーに設けた凹部
60 ロックアップカバー
61 ロアケースに設けた凹部




















Claims (5)

  1. 開口部を設けたロアケースの前記開口部を蓋ケースで閉塞して形成した筐体と、
    この筐体の内部に収容し、ステアリングシャフトに係合させるロック位置とその係合を解除させるアンロック位置との間を移動可能なロック部材を有するステアリングロック機構と、
    前記ロック部材をロック位置で保持する保持位置とその保持を解除させる補助ロック部材を有し、さらに、前記筐体の外部から内部に貫通させて形成した前記ロアケースの組込孔より少なくとも前記補助ロック部材を組み入れ、かつ、その組込孔を被蓋するカバー部材を設けて構成された補助ロック機構と、
    を備える車両用の電動ステアリングロック装置において、
    前記ロアケースと前記カバー部材との接合面には、その接合面に部分的な隙間を形成する隙間形成部を設けたことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。
  3. 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の双方に設けた凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。
  4. 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けた複数の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。
  5. 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記隙間形成部は、前記ロアケースまたは前記カバー部材の一方に設けたループ状の凹部または凸部として形成したことを特徴とする車両用の電動ステアリングロック装置。





















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