JP2016165034A - 同期ネットワークシステム、通信装置、同期方法、及び同期プログラム - Google Patents

同期ネットワークシステム、通信装置、同期方法、及び同期プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】品質の高いクロック信号の選択を実現できる、同期ネットワークシステム、同期方法、及び同期プログラムを提供する。【解決手段】本発明に係る通信装置は、同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の通信装置が同期クロック信号に同期して動作する同期ネットワークシステム、通信装置、同期方法、及び同期プログラムに関し、特に同期に用いるクロック信号の選択方法に関する。
通信網の高速化に伴い、通信装置間で高品質のクロック信号の同期が求められている。複数の通信装置間のCLK同期方法としてITU-T勧告 G.8260〜8265で定義されたSynchronous Ethernet(以下Sync-Eとする)がある(Ethernet及びイーサネットは登録商標)。以下、Synchronous Ethernetを使用して同期を行うネットワークの通信装置を例に説明する。
Sync-Eには入力された複数のクロック信号から、同期するクロック信号を選択する方法として、ポートごとに優先度を決めるPLモード(Priority Level Mode)と、クロック信号の品質情報から決めるQLモード(Quality Level Mode)がある。
通常QLモードの同期元選択方法は、同期元で設定されたCLK同期品質情報(SSM: Synchronous Status Message)のみで判断している。また同期経路やマスター局の情報などによりタイミングループを防ぐ技術がある(特許文献1)。
特許文献2は同期ネットワークに関するものであり、中継伝送に使用する同期クロックの選択に関するものである。特許文献2では、入力された複数種類のクロック信号それぞれのSSM、クロック固有名及び中継数に関する情報に基づいて、同一方向からクロック信号を受信している場合、より中継数の少ないクロック信号を選択可能にすることが、提案されている。また特許文献2では、同一のクロック供給源で且つ同一中継数のクロック信号が存在している場合には、伝送装置に予め設定されている優先順位の高いクロック信号を選択可能にすることが、提案されている。これにより、入力された複数種類のクロック信号の中から、より品質の高いクロック信号を選択できる。
特開2004−032175号公報 特開平11−122207号公報
特許文献1や特許文献2によれば、入力された複数種類のクロック信号の中から、品質の高いクロック信号を選択できる。しかしながら、さらに好ましく有効なクロック信号の選択手法が求められている。
本発明の目的は、品質の高いクロック信号の選択を実現できる、同期ネットワークシステム、同期方法、及び同期プログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る同期ネットワークシステムは、同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムであって、
一つの通信装置が、
指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
上記制御部は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては上記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、上記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、上記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する。
本発明に係る通信装置は、同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する。
本発明に係る同期方法は、複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムの同期方法であって、
一つの通信装置が、指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
上記制御部は、
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込み、
他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては上記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込み、
上記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、上記同期に使用する同期クロックの選択を指示する。
本発明に係る同期プログラムは、複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期する同期ネットワークシステムのための同期プログラムであって、
一つの通信装置に、
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む処理と、
他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては上記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む処理と、
上記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、上記同期に使用する同期クロックの選択を指示する処理と、を実行させる。
本発明によれば、装置間のJitter量及び位相差の少ない高品質な同期クロックを選択でき、同期ネットワークシステムを構成することができる。
本発明の最上位概念の実施形態による通信装置の制御部を示すブロック図である。 本発明の実施形態の通信装置を示すブロック図である。 HOP数及び装置ID情報の多重位置を示す図である。 HOP数を用いたCLK選択方法についての構成図である。 装置ID情報を用いたCLK選択方法についての構成図である。 (a)は通信装置の一例を示すブロック図であり、(b)は(a)の通信装置の同期CLK選択パターンについての説明図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の最上位概念の実施形態による通信装置の制御部を示すブロック図である。図1は、同期ネットワークシステムに用いられる一つの通信装置のための制御部である。図1の制御部4は、情報設定手段1と、情報操作手段2と、選択指示手段3とを、有する。情報設定手段1は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む。情報操作手段2は、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して上記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む。選択指示手段3は、上記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、同期クロックの選択を指示する。
本実施形態による通信装置によれば、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して上記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込んでいる。これにより、装置間のJitter量及び位相差の少ない高品質な同期クロックを選択でき、同期ネットワークシステムを構成することができる。以下、より具体的な実施形態を参照して本発明を説明する。
〔第1実施形態〕
初めに、本発明の第1実施形態による同期ネットワークシステム、通信装置、同期方法、及び同期プログラムについて、説明する。図2は、本発明の実施形態の通信装置を示すブロック図である。図3は、HOP数及び装置ID情報の多重位置を示す図である。図4は、HOP数を用いたCLK選択方法についての構成図である。図5は、装置ID情報を用いたCLK選択方法についての構成図である。図6(a)は通信装置の一例を示すブロック図であり、図6(b)は図6(a)の通信装置の同期CLK選択パターンについての説明図である。
[構成の説明]
本実施形態の同期ネットワークシステムは、複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムである。図2に、本発明を適用した通信装置100を示す。図2に示すように、本実施形態の通信装置100は、クロック選択部の一例としてのCLK選択部102と、制御部の一例としての主信号制御部105とを、有する。主信号制御部105は、図1のような、情報設定手段と、情報操作手段と、選択指示手段とを、有する。情報設定手段は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む。情報操作手段は、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して上記HOP数をカウントアップした値を書き込む。選択指示手段は、上記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、CLK選択部102に対し同期クロックの選択を指示する。
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の一例として、本実施形態では、ESMC(Ethernet Synchronization Messaging Channel: イーサネット同期メッセージチャネル)パケット内のユーザーが使用することのできる領域を利用する。
図2の通信装置100は、さらに物理層デバイスとしてのPHY101、104、106と、発振器103とを、有する。
図2の通信装置100は、説明に必要な最小限のポート数3の例の場合を示すが、ポート数がさらに増加しても同じ効果を得ることができる。通信装置100の構成要素について、以下に説明する。図4の通信装置200、300、400、500、600、700、800、及び図5の通信装置10、20、30、図6の通信装置40は、通信装置100と同一構成の通信装置である。
通信装置100は、PHY101、PHY104、PHY106、CLK選択部102、発振器103、主信号制御部105から構成される。
通信装置100は、同期CLKの供給源となるマスター装置、又は外部装置からのCLKに同期するスレーブ装置のいずれかのモードで動作する。マスター装置は、内部CLK109を基準CLKとして内部回路が動作する。外部装置に対して送信する場合は、各PHYを内部CLK109で動作させることで同期した電気信号115、116、117として送出する。スレーブ装置は、装置外部から受信した電気信号115、116、117の抽出CLK107、108、118のいずれかのCLKに同期して動作する。
次に各構成要素の動作について説明する。
(PHY)
PHY101、104、106は同一構成のため、PHY101について説明する。PHY101は、装置外部より入力された電気信号116を論理信号111に変換し主信号制御部105に送出する。同様に主信号制御部105より受信した論理信号111を電気信号116に変換し、装置外部に送出する機能を有する。入力された電気信号116からCLKを抽出し、抽出CLK107としてCLK選択部102に送出する機能を有する。これらの動作は、CLK選択部102から受信した装置CLK112に同期して行われる。
(CLK選択部)
CLK選択部102は、主信号制御部105から制御信号114により抽出CLK107及び108、118から1つを選択し、選択したCLKに同期したCLKを生成する。さらに制御信号114に含まれるマスター/スレーブ装置設定により、スレーブ装置設定の場合は選択したCLKに同期したCLKを装置CLK112として送出する。マスター装置設定の場合は、発振器103から入力される内部CLK109に同期したCLKを装置CLK112として送出する。
(主信号制御部)
主信号制御部105は、受信した論理信号110、111、113の経路を選択し送出するスイッチ機能を有する。加えて受信した論理信号110、111、113それぞれのESMCパケットからQuality Level、HOP数、装置IDの情報を読み出し、その情報から選択するCLKを決定しCLK選択部102に制御信号114として送出する機能を有する。CLKの選択は、ユーザーが設定した選択要素をもとに読み出したQuality Level、HOP数、装置ID情報の3要素の情報より決定する。
Quality LevelをCLKの選択要素とした場合、Quality Levelの高いCLKを選択する。HOP数をCLKの選択要素とした場合、HOP数の少ない方のCLKを選択する。装置ID情報をCLKの選択要素とした場合、読み出した装置ID情報が選択したい装置ID情報と一致したCLKを選択する。
比較結果が同レベルとなった場合のために、あらかじめ定めていた系を選択したり、選択状態を保持するように設定したりするとよい。また、HOP数については、自装置を経由したことを示すためにカウントアップ、すなわちカウントを+1した値を同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域のHOP数欄に書き込む。またマスター装置設定の場合は、任意のQuality Level、装置ID情報及びHOP数を書き込んでESMCパケットを送出する。なおこれらの動作は、CLK選択部102から送出された装置CLK112に同期して実行される。
(発振器)
発振器103は、通信装置100が同期CLKの供給源となるマスター装置設定されたときに、基準となるCLKを生成し、装置動作用の内部CLK109を送出する。
次に、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域について、本発明におけるHOP数及び装置ID情報を多重する位置を、図3を使用して説明する。
図3記載のパケットフォーマットは、ITU-T G.8264で定められているESMCフォーマットである。このESMCフォーマットには、Data and Paddingと呼ばれる拡張領域がある。拡張領域Data and Paddingには、領域QL TLVと、領域ESMC PDU extensionsとがある。本発明の実施形態では、この拡張領域を使用しHOP数及び装置IDの情報を多重した例を使用している。ESMCの拡張領域を使用する事で、Ethernet内で使用する事ができるようにしている。なお、その他の領域を使用して格納しても同様の効果となる。
[動作の説明]
図4及び図5を用いて、本実施形態によるCLK選択方法を説明する。CLK選択方法は、選択要素としてHOP数を用いる方法及び装置ID情報を用いる方法について説明する。1つ目に選択要素としてHOP数を用いたCLK選択方法について、図4を用いて説明する。
図4の同期ネットワークシステムは、マスター装置設定された通信装置200と、スレーブ装置設定された通信装置300、400、500、600、700、800とを、有する。1つのマスター装置設定された通信装置200から右回り・左回り2通りの経路を通り、スレーブ装置設定された通信装置800を同期させる場合を示している。
通信装置200をマスターに設定し、通信装置800でCLKを選択する。マスター装置に設定した通信装置200はHOP数を0として、パケットを送出する。左回りのルートの場合、通信装置200でHOP数0として送出されたパケットは、通信装置300でHOP数1、通信装置400でHOP数2とカウントアップされた値が書き込まれ、通信装置800に到達する。
同様に右回りルートの場合、通信装置200から送出されたパケットは通信装置500でHOP数1、通信装置600でHOP数2、通信装置700でHOP数3とカウントアップされた値が書き込まれ、通信装置800に到達する。通信装置800で受信したHOP数情報はクロック選択部でHOP数情報の比較が行われ、HOP数の少ない方のポートから受信したCLKを選択する。今回は通信装置400側から受信した信号のHOP数が少ないため、通信装置400側の主信号から抽出したCLKを選択する。以上の動作により、HOP数の少ない経路のCLKを選択することができる。
2つ目に選択要素として装置ID情報を用いたCLK選択方法について、図5を用いて説明する。図5は、複数のネットワーク内に同じSSMのマスターが存在する場合のCLK選択方法について示している。
図5の同期ネットワークシステムは、ネットワークAでマスター装置設定された通信装置10と、ネットワークBでマスター装置設定された通信装置20とを、有する。図5の同期ネットワークシステムは、ネットワークAでスレーブ装置設定された通信装置と、ネットワークBでスレーブ装置設定された通信装置とを、有する。
通信装置10、20をマスターに設定し、スレーブ装置設定された通信装置30でCLKを選択する。通信装置10、20は、装置ID情報を”10”、”20”としてパケットを送出する。通信装置30は、通信装置10と同期するようにCLKの選択条件として”装置ID=10”と設定する。
通信装置30は、受信した装置ID情報と、設定した選択CLKの装置ID情報とを、比較する。通信装置20側から受信した装置ID情報”20”は設定した装置ID情報”10”と異なるため、同期クロックとして採用しない。通信装置10側から受信した装置ID情報”10”は設定した装置ID情報”10”と一致するため、同期クロックとして選択する。
以上の動作により、複数の同期ネットワークシステム内に同じSSMのマスターが存在する場合でも、意図したマスター装置のCLKを選択することができる。
次に選択要素として、HOP数及び装置ID情報を使用した場合の同期元選択結果について、表形式で表した図6を使用して説明する。
図6の通信装置40は、図2の通信装置100と同じ構成のスレーブ設定の通信装置で、PHYにつながる入出力部をPort1及びPort2と表示している。
Port1側から受信した情報をA、Port2側から受信した情報をB、通信装置40に設定した同期する装置ID情報をCと設定したとする。
(HOP数を同期選択方法として使用した場合)
・A>Bの場合、Bの方がHOP数が少ないため、通信装置40は同期CLKとしてPort2側を選択する。
・A<Bの場合、Aの方がHOP数が少ないため、通信装置40は同期CLKとしてPort1側を選択する。
・A=Bの場合、通信装置40に設定されている優先順位に従い同期元を選択する。
ここで通信装置40に設定されている優先順位とは、選択要素によるCLK選択ができなかった場合に予め決めておいた設定のことで、例えば優先するポートの順位や選択系保持するなどの設定である。
(装置ID情報を同期選択方法として選択した場合)
・C≠AかつC≠Bの場合、一致する装置ID情報がないため、同期せずに内部CLKを使用する。
・C=A、C≠Bの場合、通信装置40は同期CLKとしてPort1側を選択する。
・C=B、C≠Aの場合、通信装置40は同期CLKとしてPort2側を選択する。
・C=A、C=Bの場合、一致した装置の中から、通信装置40に設定されている優先順位に従い同期元を選択する。
[効果の説明]
本実施形態によれば、同期CLKの選択基準としてHOP数を用いることで、装置間のJitter量及び位相差の少ない高品質な同期CLKを選択することができる。その理由は、装置をまたぐたびにJitter量及び位相差が増加する可能性があるので、HOP数をカウントアップした値を書き込み、HOP数の少ない経路の同期CLKを選択することでJitter量及び位相差が少ない高品質な同期CLKを選択できるためである。
さらに本実施形態によれば、同期CLKの選択基準として装置ID情報を用いることで、意図した同期元のCLK情報を選択することができる。その理由は装置ID情報を使用して同期するため、複数の装置を経由して来たり、SSMが同一の場合でも同期元の判別ができるためである。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態による同期ネットワークシステム、通信装置、同期方法、及び同期プログラムについて、説明する。第1実施形態ではHOP数については、自装置を経由したことを示すためにカウントアップ、すなわちカウントを+1した値を同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域のHOP数欄に書き込むものとして、説明した。本実施形態は、これとは異なるカウント方法を提供するものである。
本発明の第2実施形態による同期ネットワークシステム及び通信装置の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、HOP数について、自装置を経由したことを示すためにカウントダウン、すなわちカウントを−1した値を同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域のHOP数欄に書き込む。言い換えると、装置を経由するたびに、HOP数のカウントを−1して、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込む。
本実施形態によれば、HOP数の最大を制限することができ、品質の悪い同期CLKを同期元の候補から除くことが可能となる。例えば、通信装置の主信号制御部に、受信したHOP数情報が0の場合、その信号の送信元とは同期しない機能を設ける。また、主信号制御部は受信した論理信号のHOP数の情報を読み出し、HOP数に−1カウントして書き込む機能を設ける。
マスター装置設定された通信装置にて設定したHOP数から、通信装置を経由するたびにカウントダウンした値を書き込む。ある通信装置が受け取った同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域のHOP数が0となった場合には、その信号の送信元とは同期しない、などの運用とすることができる。これにより品質の悪い同期CLKを同期元の候補から除くことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態や実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図2のCLK選択部102に同期CLKの選択方法としてQuality Level、HOP数、装置ID情報を組み合わせて選択する方法を設ける、ことが考えられる。また、図2のCLK選択部102に各要素の優先順位を設定する機能を設けることが考えられる。これにより一つの判断要素で判断できなかった場合でも、他の判断要素を用いて品質の良い同期CLKを選択することができる。特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、
指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する通信装置。
(付記2)複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムであって、
一つの通信装置が、
指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
前記制御部は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する同期ネットワークシステム。
(付記3)前記通信装置の前記情報操作手段は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に装置識別情報を書き込む、付記2に記載の同期ネットワークシステム。
(付記4)前記通信装置は複数のPortを有し、
前記制御部は、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報と、前記パケットを受信した前記複数のPortに関わる情報とに基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する、付記2又は付記3に記載の同期ネットワークシステム。
(付記5)前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントアップする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以上になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、付記2乃至付記4のいずれか一つに記載の同期ネットワークシステム。
(付記6)前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントダウンする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以下になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、付記2乃至付記4のいずれか一つに記載の同期ネットワークシステム。
(付記7)同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、
指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する通信装置。
(付記8)前記通信装置の前記情報操作手段は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に装置識別情報を書き込む、付記7に記載の通信装置。
(付記9)複数のPortを有し、
前記制御部は、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報と、前記パケットを受信した前記複数のPortに関わる情報とに基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する、付記7又は付記8に記載の通信装置。
(付記10)前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントアップする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以上になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、付記7乃至付記9のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記11)前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントダウンする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以下になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、付記7乃至付記9のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記12)複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムの同期方法であって、
一つの通信装置が、
指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
前記制御部は、
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込み、
他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込み、
前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記同期に使用する同期クロックの選択を指示する、同期ネットワークシステムの同期方法。
(付記13)複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムのための同期プログラムであって、
一つの通信装置に、
同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む処理と、
他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む処理と、
前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記同期に使用する同期クロックの選択を指示する処理と、を実行させる、同期ネットワークシステムのための同期プログラム。
1 情報設定手段
2 情報操作手段
3 選択指示手段
4 制御部
10、20、30、40 通信装置
100、200、300、400、500、600、700、800 通信装置
101、104、106 PHY
102 CLK選択部
103 発振器
105 主信号制御部
107、108、118 抽出CLK
109 内部CLK
110、111、113 論理信号
112 装置CLK
114 制御信号
115、116、117 電気信号

Claims (10)

  1. 同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、
    同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対して前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する通信装置。
  2. 複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムであって、
    一つの通信装置が、
    指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
    前記制御部は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する同期ネットワークシステム。
  3. 前記通信装置の前記情報操作手段は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に装置識別情報を書き込む、請求項2に記載の同期ネットワークシステム。
  4. 前記通信装置は複数のPortを有し、
    前記制御部は、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報と、前記パケットを受信した前記複数のPortに関わる情報とに基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する、請求項2又は請求項3に記載の同期ネットワークシステム。
  5. 前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントアップする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以上になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の同期ネットワークシステム。
  6. 前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に書き込まれるHOP数に関わる情報は、前記通信装置を経由するたびにカウントダウンする形式で書き込まれ、前記HOP数に関わる情報が所定値以下になったときには、選択不可をクロック選択部に指示する、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の同期ネットワークシステム。
  7. 同期クロックに同期して動作する複数の通信装置からなる同期ネットワークシステムに用いられる通信装置であって、
    指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む情報設定手段と、他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む情報操作手段と、前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記クロック選択部に同期クロックの選択を指示する選択指示手段とを、有する通信装置。
  8. 前記通信装置の前記情報操作手段は、同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に装置識別情報を書き込む、請求項7に記載の通信装置。
  9. 複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムの同期方法であって、
    一つの通信装置が、
    指示に応じて複数の同期クロックから一つの同期信号を選択するクロック選択部と、制御部とを有し、
    前記制御部は、
    同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込み、
    他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込み、
    前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記同期に使用する同期クロックの選択を指示する、同期方法。
  10. 複数の通信装置が同期クロックに同期して動作する同期ネットワークシステムのための同期プログラムであって、
    一つの通信装置に、
    同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域にHOP数を書き込む処理と、
    他の通信装置から届いた同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域に対しては前記HOP数をカウントアップ或いはカウントダウンした値を書き込む処理と、
    前記同期クロックの品質状態を通知するパケットの所定領域の情報に基づいて、前記同期に使用する同期クロックの選択を指示する処理と、を実行させる、同期プログラム。
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