JP2016162368A - 制御装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが簡便な操作で容易に装置間のペアリングの状態を確認する。
【解決手段】第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、上記第1の装置または上記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による上記第1の装置および上記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる出力制御部を備える制御装置が提供される。
【選択図】図6

Description

本開示は、制御装置、制御方法、およびプログラムに関する。
近年、さまざまな装置に通信機能が与えられ、装置間の直接的な通信やネットワークを介した通信などによって、多種多様な装置の連携が実現されている。例えば、連携する装置は、それぞれが固有の機能を果たしつつ協働することによって、個々の装置では実現されないような多様な機能をユーザに提供してもよい。あるいは、ユーザが保有している装置と共有の装置とを連携させることによって、共有の装置があたかもユーザが保有する装置であるかのように機能してもよい。このような場合、連携する装置の中には、それ自身が利用可能な情報を他の装置に提供することによって他の装置の機能に影響を与えることを主な役割とする装置が含まれてもよい。装置の連携に関連する技術は多くあるが、そのうちの1つが特許文献1に記載されている。
特開2015−35168号公報
例えば2つの装置を連携させるためには、それらの装置をペアリングする手順が実行される。ペアリングの手順は、例えば、装置間で通信をセットアップし、それぞれの装置に互いを認証させることを含む。さらにその後、それぞれの装置が連携して動作するにあたって必要な各種の情報が交換されうる。このような手順は、例えばいずれかの装置、またはそれらの装置を管理する他の装置においてユーザが明示的な操作を与えることによって実行されてもよい。また、例えばそれぞれの装置が近接した(より具体的には、Bluetooth(登録商標)などによる通信が可能な距離になった)場合に、自動的にペアリングの手順を進めるようにそれぞれの装置を設定することも可能である。
しかしながら、例えば特許文献1に記載されたような技術は、そのようなペアリングの状態をユーザが認識するための手段を、必ずしも十分に用意しているとはいえない。例えば、ユーザが明示的な操作を与えることによってペアリングの手順が実行した場合、そのようにして成立したペアリングがその後の時点において有効であるかを確認するためには、改めて確認のための操作を実行する必要があった。また、自動的にペアリングが成立した場合も、ユーザが所望する装置の間でペアリングが成立しているか否かを確認するためには別途の操作が必要であった。
そこで、本開示では、ユーザが簡便な操作で容易に装置間のペアリングの状態を確認することを可能にする、新規かつ改良された制御装置、制御方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、上記第1の装置または上記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による上記第1の装置および上記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる出力制御部を備える制御装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、上記第1の装置または上記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による上記第1の装置および上記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させることを含む制御方法が提供される。
また、本開示によれば、第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、上記第1の装置または上記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による上記第1の装置および上記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザが簡便な操作で容易に装置間のペアリングの状態を確認することができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態について概念的に説明するための図である。 本開示の一実施形態に係るシステムの例について説明するための図である。 本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第1の例を示す図である。 本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第2の例を示す図である。 本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第3の例を示す図である。 本開示の一実施形態におけるシステムの機能構成例を概略的に示すブロック図である。 本開示の一実施形態においてペアリング状態の表示を変化させる処理の例を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態においてペアリング状態を変化させる処理の例を示すフローチャートである。 本開示の他の実施形態の第1の例について説明するための図である。 本開示の他の実施形態の第2の例について説明するための図である。 本開示の他の実施形態の第3の例について説明するための図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.一実施形態の概要
2.機能構成
3.処理フロー
4.一実施形態に関するまとめ
5.他の実施形態
6.使用シナリオの例
6−1.ペンとリング型端末とのペアリング開始および終了
6−2.貸自転車
7.ハードウェア構成
8.補足
(1.一実施形態の概要)
図1は、本開示の一実施形態について概念的に説明するための図である。図示されているように、本実施形態では、ペン100(ペン型端末)と、ウェアラブル装置200(より具体的には、例えばリング型端末200aやリストウェア200bなど。以下の説明では例としてリング型端末200aを示す場合があるが、同様の構成はリストウェア200bや、その他のウェアラブル装置でも可能である)とがペアリングされる。ペン100は、演算や通信などの機能を有し、独立してネットワークや他の端末装置と通信しながら処理を実行することが可能なものであってもよいし、レシーバ150とともに使用されるものであってもよい。なお、以下の説明では、簡単のためにペン100だけを図示する場合があるが、そのような場合も、ペン100において実行されるものとして説明される処理は、レシーバ150が存在する場合には、ペン100またはレシーバ150のいずれかで実行される。
ここで、ペン100とウェアラブル装置200との間のペアリングは、例えば、これらの装置がBluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)などによって互いに通信し、さらに互いの装置を認証し、提供されるサービスにおいて一方を他方に関連付けることを含む。ペアリングが成立した段階において、例えば、ペン100は、それを使用して筆記を実行しているユーザを、ウェアラブル装置200に登録されたユーザIDに基づいて特定することができる。また、ウェアラブル装置200は、そのユーザが使用している他の装置として、ペン100を特定することができる。
図2は、本開示の一実施形態に係るシステムの例について説明するための図である。図示された例において、システム10は、ペン100およびリング型端末200aと、モバイル端末250と、サーバ300と、タブレット400aと、電子黒板400bとを含む。図では、ペン100とリング型端末200aとのペアリング前に可能になっている通信が破線で、ペアリング後に新たに可能になる通信が実線で、それぞれ示されている。
ペアリング前の状態において、ペン100は、サーバ300と通信している。サーバ300は、例えばペン100、タブレット400a、および電子黒板400bと、例えばWi−Fiなどで通信し、これらの装置にサービスを提供している。より具体的には、例えば、これらの装置は学校の教室や会議室に設置され、複数のユーザによって共用されてもよい。この場合、ペン100は、電子黒板400bへの筆記のために用意されている。タブレット400aは、ペン100とセットになっていて、共通のユーザによって使用されることが想定されている。一方、リング型端末200aは、上記の各装置とは別に、モバイル端末250と例えばBluetooth(登録商標)などで通信している。リング型端末200aは、例えば、モバイル端末250へのメッセージの着信などの通知をバイブレーションなどによって出力したり、加速度や生体情報などのセンシング結果をモバイル端末250に送信したりするのに利用される。
システム10において、ペン100とリング型端末200aとの間でペアリングが成立すると、例えば、リング型端末200aを介してペン100が認識されることによって、ペン100が例えばBluetooth(登録商標)などでモバイル端末250と直接的に通信することが可能になる。また、リング型端末200aおよびペン100を介してサーバ300にネットワーク上のモバイル端末250のアドレスを通知したり、逆にペン100およびリング型端末200aを介してモバイル端末250にネットワーク上のサーバ300のアドレスを通知したりすることによって、モバイル端末250とサーバ300とが通信することが可能になる。このとき、モバイル端末250およびリング型端末200aのユーザは、ペン100のユーザとして認識される。従って、サーバ300は、ペン100のユーザが誰であるのかを認識した上で、タブレット400aや電子黒板400bにサービスを提供することができる。また、例えばサーバ300からタブレット400aや電子黒板400bのネットワーク上でのアドレスが通知されることによって、タブレット400aや電子黒板400bとモバイル端末250との間で通信が実行されてもよい。
上記のように、ペン100とリング型端末200aとの間でペアリングが成立し、モバイル端末250やサーバ300を含むさまざまな装置の間で通信が可能になることによって、さまざまなサービスの提供が可能になる。例えば、ペン100を用いて電子黒板400bに筆記する際に、筆記したユーザ(リング型端末200aおよびモバイル端末250のユーザ)を識別することができる。この場合、ペン100をユーザの数だけ用意しなくても、例えば筆記したユーザごとに色分けされた状態で電子黒板400bに筆跡を表示させることができる。また、タブレット400aを介して、モバイル端末250へのメッセージの着信の通知などが出力されてもよい。例えば、タブレット400aや電子黒板400bが設置される教室や会議室ではモバイル端末250を取り出さなくても、共用のタブレット400aでメッセージなどを確認することができる。
このように、例えばシステム10においてペン100とリング型端末200aとをペアリングすることは、さまざまな便益をユーザにもたらしうる。しかしながら、そのためには、ペン100とリング型端末200aとをペアリングする手順を実行する必要がある。例えば、まずBluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)による装置間の通信をセットアップする手順として、一方の装置に表示されたコードを他方の装置で入力したり、一方の装置に表示されたペアリング可能な装置の中からペアリングを実行する装置を選択したりすることがある。このような手順によれば、所望の装置の間で確実に通信をセットアップすることができるが、少なくとも一方の装置においてディスプレイによるコードや装置情報の出力が必要である。例えばシステム10では、ペン100もリング型端末200aも、コードや装置情報を表示可能なディスプレイは有していない。リング型端末200aがペアリングに関する情報をモバイル端末250に送信し、モバイル端末250でコードや装置情報を表示させることは可能であるが、ペアリングの度にモバイル端末250を取り出すのは煩雑である。
そこで、例えば、ペン100とリング型端末200aとが接近した時点で、Bluetooth(登録商標)やNFCによる装置間の通信を自動的にセットアップし、さらにペン100とリング型端末200aとの認証およびサービス上の関連付けを自動的に完了させてもよい。しかし、この場合、ペアリングが成立したことが、ペン100およびリング型端末200aのユーザにはわかりにくい。それゆえ、所望の装置の間でペアリングが成立したか否かを確認できないだけではなく、意図しない装置の間でペアリングが成立してしまっている場合(例えば、ペン100が複数用意されている場合に、ユーザが手に持っているのとは異なるペン100とリング型端末200aとの間でペアリングが成立しているような場合)も、ユーザはそれを知ることができないため、混乱が発生する可能性がある。
本実施形態では、例えばペン100が有するセンサによって物理的な刺激(ペン100を振る、叩く、立てるなど)が検出された場合に、ペン100またはリング型端末200aが有するLEDランプによってペン100とリング型端末200aとのペアリング状態が表示される。このような表示のための制御は、例えばペン100(またはレシーバ150)において実行されてもよいし、リング型端末200aまたはモバイル端末250で実行されてもよい。以下、本実施形態におけるペアリング状態の表示のいくつかの例について、さらに説明する。
図3は、本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第1の例を示す図である。図示された例では、ペン100に対して振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激が与えられた場合に、ペン100とリング型端末200aとのペアリングの状態に応じて、リング型端末200aのLED202が点灯する。LED202の点灯は、後述するように、例えばペン100、またはペン100とともに用いられるレシーバ150によって制御される。このとき、例えばLED202の点灯の時間的なパターンを、ペン100への物理的な刺激の時間的なパターンに対応させることによって、リング型端末200aにおけるLED202の点灯がペン100への刺激に対応して発生していることを明示することができる。
また、LED202の点灯の色などによって、ペン100とリング型端末200aとのペアリングの状態が段階的に表現されてもよい。より具体的には、例えば、ペン100とリング型端末200aとの通信はセットアップされているものの、認証およびサービス上の関連付けは実施されていない場合にはLED202が黄色に点灯し、ペン100とリング型端末200aとのペアリングが完了している場合にはLED202が緑色に点灯してもよい。例えばこのような場合において、ユーザは、ペン100に対して振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激をさらに与えることによって、ペアリングの状態を変化させることが可能であってもよい。より具体的には、上記の例においてユーザがペン100を振ってLED202が黄色に点灯した場合、ユーザはさらにペン100を振ることによって、ペン100とリング型端末200aとのペアリングを完了させることが可能であってもよい。
図4は、本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第2の例を示す図である。図示された例では、ペン100に対して振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激が与えられた場合に、ペン100とリング型端末200aとの間のペアリングの状態に応じて、ペン100のLED106と、リング型端末200aのLED202とが点灯する。LED106およびLED202の点灯は、後述するように、例えばペン100、ペン100とともに用いられるレシーバ150、リング型端末200a、またはリング型端末200aとともに用いられるモバイル端末250によって制御される。このとき、例えばLED106およびLED202の点灯パターンを対応させる(例えば同期させる)ことによって、LED106およびLED202の点灯がペン100への刺激に対応して発生していることを明示することができる。また、この例でも、図3の例と同様に、LED106およびLED202の点灯の色などによってペアリングの状態を段階的に表現したり、追加で物理的な刺激を与えることによってペアリングの状態を変化させたりすることが可能であってもよい。
図5は、本開示の一実施形態におけるペアリング状態の表示の第3の例を示す図である。図示された例は上記の図4の例に近く、ペン100に対して振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激が与えられた場合に、ペン100とリング型端末200aとの間のペアリングの状態に応じて、ペン100のLED106と、リング型端末200aのLED202とが点灯する。LED106およびLED202の点灯は、後述するように、例えばペン100、ペン100とともに用いられるレシーバ150、リング型端末200a、またはリング型端末200aとともに用いられるモバイル端末250によって制御される。図示された例では、ペン100とリング型端末200aとが、LED106とLED202とが近接するように配置されていることによって、LED106およびLED202が互いに対応するパターンで点灯するときに、点灯を同期させるだけではなく、例えばLED106とLED202との間で光が流れるようにそれぞれの点灯パターンを制御するなど、様々なバリエーションが可能である。この例でも、図3の例と同様に、LED106およびLED202の点灯の色などによってペアリングの状態を段階的に表現したり、追加で物理的な刺激を与えることによってペアリングの状態を変化させたりすることが可能であってもよい。
(2.機能構成)
図6は、本開示の一実施形態におけるシステムの機能構成例を概略的に示すブロック図である。図示された例において、システム10には、ペン100と、レシーバ150と、リング型端末200aと、モバイル端末250とが含まれている。なお、上記で図2を参照して説明したように、システム10は、さらに他の構成要素を含んでもよい。
ペン100は、筆記処理部102と、センサ104と、通信部108とを含む。ペン100は、さらに、LED106を含んでもよい。筆記処理部102は、ペン100による筆記に関する各種の処理を実行する。例えば、筆記処理部102は、ペン100が紙や電子黒板400bなどの筆記面などに接触しているか否かを判定するためのスイッチを含む。また、筆記処理部102は、ペン100の筆記面上での位置を特定するための測位装置を含む。測位装置は、例えば筆記面上の位置ごとに固有のパターンを読み取るスキャナを含んでもよいし、レシーバ150との相対的な位置関係を検出する赤外線などの通信装置を含んでもよい。なお、筆記処理部102の構成については、上記の例には限られず、いわゆる電子ペンの構成として知られている各種の構成を採用することが可能である。筆記処理部102から出力される筆記に関するデータは、通信部108を介してレシーバ150に送信される。
センサ104は、例えば加速度センサを含み、ペン100に対する振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激を検出する。他の例において、センサ104は、角速度センサや、加速度センサと角速度センサとの併用によって上記のような物理的な刺激を検出してもよい。センサ104によるセンシング結果は、通信部108を介してレシーバ150に送信される。LED106は、必要に応じて(例えば上記の図4や図5の例のような場合に)設けられ、通信部108を介して受信されるレシーバ150からの制御信号に従って点灯する。通信部108は、例えばBluetooth(登録商標)の通信装置を含み、レシーバ150との間で上述したような各種の情報をやりとりする。また、通信部108は、例えばBluetooth(登録商標)によって、リング型端末200aの通信部206とも通信する。
レシーバ150は、通信部152と、筆記処理部154と、ペアリング処理部156と、出力制御部158とを含む。通信部152は、例えばBluetooth(登録商標)の通信装置を含み、ペン100との間で各種の情報をやりとりする。筆記処理部154、ペアリング処理部156、および出力制御部158は、例えばCPUなどのプロセッサがプログラムに従って動作することによって実現される。筆記処理部154は、ペン100の筆記処理部102から提供される情報に従って、筆記のための各種の処理、より具体的には例えばペン100の筆記上での移動軌跡の特定などの処理を実行する。レシーバ150の筆記処理部154の構成についても、このような例には限られず、いわゆる電子ペンのレシーバの構成として知られている各種の構成を採用することが可能である。
ペアリング処理部156は、ペン100と他の装置(例えばリング型端末200a)とのペアリングに状態を変化させる。より具体的には、ペアリング処理部156は、ペン100と他の装置とのペアリングを開始させたり、ペアリングを終了させたりする。このとき、ペアリング処理部156は、ペアリングの状態を、通信のセットアップや認証、サービスにおける関連付けなどの段階ごとに変化させてもよい。ここで、付加的に、例えば上記で図3〜図5を参照して説明した例のように、ペアリング処理部156は、ペン100のセンサ104によって検出された物理的な刺激に応じてペアリングの状態を変化させてもよい。ペアリング処理部156は、メモリまたはストレージ(図示せず)に、ペン100と他の装置とのペアリングの状態を登録している。
出力制御部158は、ペン100のセンサ104によって物理的な刺激が検出された場合に、ペアリング処理部156によって設定されているペン100とリング型端末200aとのペアリング状態に応じて、リング型端末200aのLED202を点灯させるための制御信号を生成する。制御信号は、レシーバ150の通信部152から、ペン100の通信部108を介して、リング型端末200aの通信部206に送信される。さらに、ペン100がLED106を有する場合、出力制御部158は、LED106を点灯させるための制御信号をも生成する。この場合、出力制御部158は、例えばペン100のセンサ104によって物理的な刺激が検出された場合に、ペアリング処理部156によって設定されているペン100とリング型端末200aとのペアリングの状態に応じて制御信号を生成してもよい。例えば上記の図4や図5の例におけるLED106の点灯は、このような出力制御部158の処理によって実現されうる。ペアリング処理部156がセンサ104によって検出された物理的な刺激に応じてペアリングの状態を変化させた場合、出力制御部158は、変化後のペアリング状態に応じてリング型端末200aのLED202を点灯させるための制御信号を生成してもよい。なお、出力制御部158は、上記の処理とは別に、例えば筆記処理部154によって何らかの処理結果が得られた場合などにもLED106を点灯させるための制御信号を生成してもよい。
なお、CPUなどのプロセッサを含むレシーバ150は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現されうる。ペン100が情報処理機能を有し、レシーバ150を必要としないような場合には、ペン100が、後述する情報処理装置のハードウェア構成を含んで実現されうる。ペン100がレシーバ150を伴わない場合、図6に示されたレシーバ150の機能構成は、ペン100に含まれる。あるいは、レシーバ150の機能構成の一部は、ペン100またはレシーバ150と通信するサーバ300に含まれてもよい。
リング型端末200aは、LED202と、通信部206とを含む。リング型端末200aは、さらに、センサ204を含んでもよい。LED202は、通信部206を介して受信されるモバイル端末250からの制御信号に従って点灯する。さらに、LED202は、通信部206を介してペン100から受信される制御信号に従って点灯する。上述の通り、この制御信号は、レシーバ150からペン100を介して送信されるものでありうる。あるいは、通信部206は、ペン100から受信された制御信号をモバイル端末250に転送し、モバイル端末250の出力制御部256が当該制御信号に基づいて新たにLED202の制御信号を生成してもよい。センサ204は、例えば加速度センサや生体センサを含み、リング型端末200aにかかる加速度や、ユーザの脈拍や発汗などの生体情報を検出する。センサ204によるセンシング結果は、通信部206を介してモバイル端末250に送信される。通信部206は、例えばBluetooth(登録商標)の通信装置を含み、モバイル端末250との間で上述したような各種の情報をやりとりする。また、通信部206は、例えばBluetooth(登録商標)によって、ペン100の通信部108とも通信する。
ここで、必要に応じて、例えばセンサ204に含まれる加速度センサは、リング型端末200aに対する振る、叩く、立てるなどの物理的な刺激を検出するために利用されてもよい。この場合、上記のペン100の場合と同様に、通信部206からモバイル端末250に送信されたセンシング結果は、リング型端末200aで検出された物理的な刺激に応じて、出力制御部256がペン100のLED106および/またはリング型端末200aのLED202を点灯させるための制御信号を生成したり、ペアリング処理部254がペン100とリング型端末200aとのペアリングの状態を変化させたりするために利用される。つまり、本実施形態の構成として説明される部分について、ペン100の機能とリング型端末200aの機能、および、レシーバ150の機能とモバイル端末250の機能とは、それぞれ互換的でありうる。
モバイル端末250は、通信部252と、ペアリング処理部254と、出力制御部256とを含む。通信部252は、例えばBluetooth(登録商標)の通信装置を含み、リング型端末200aとの間で各種の情報をやりとりする。ペアリング処理部254、および出力制御部256は、例えばCPUなどのプロセッサがプログラムに従って動作することによって実現される。なお、モバイル端末250は、例えばスマートフォンやタブレットなどの各種端末装置でありうる。こうした端末装置の通常の機能を実現するための機能構成は、既によく知られているため図示および詳細な説明を省略している。
ペアリング処理部254は、リング型端末200aと他の装置(例えばペン100)とのペアリングに関する処理を実行する。より具体的には、ペアリング処理部254は、リング型端末200aと他の装置とのペアリングを開始させたり、ペアリングを終了させたりする。ペアリング処理部254は、ペアリングの状態を、通信のセットアップや認証、サービスにおける関連付けなどの段階ごとに変化させてもよい。なお、後述するように、図示された例においてレシーバ150とモバイル端末250との機能は互換的でありうるため、ペアリング処理部254が、リング型端末200aのセンサ204によって検出された物理的な刺激に応じてリング型端末200aとペン100とのペアリングの状態を変化させることも可能でありうる。ペアリング処理部254は、メモリまたはストレージ(図示せず)に、リング型端末200aと他の装置とのペアリングの状態を登録している。
出力制御部256は、リング型端末200aのLED202を点灯させるための制御信号を生成する。制御信号は、モバイル端末250の通信部252からリング型端末200aに送信される。上記のように、リング型端末200aで通信部206がペン100から受信した制御信号がモバイル端末250に転送される場合、出力制御部256は、通信部252が受信した当該制御信号に基づいて、新たにLED202の制御信号を生成する。また、後述するように、図示された例においてレシーバ150とモバイル端末250との機能は互換的でありうるため、出力制御部256が、リング型端末200aのセンサ204によって物理的な刺激が検出された場合に、ペアリング処理部254によって設定されているリング型端末200aとペン100とのペアリングの状態に応じて、ペン100のLED106を点灯させるための制御信号を生成してもよい。この場合、さらに、出力制御部256は、同様にしてリング型端末200aのLED204を点灯させるための制御信号を生成してもよい。
なお、CPUなどのプロセッサを含むモバイル端末250は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現されうる。リング型端末200aが情報処理機能を有し、モバイル端末250を必要としないような場合には、リング型端末200aが、後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現されうる。リング型端末200aがモバイル端末250を必要としない場合、図6に示されたモバイル端末250の機能構成は、リング型端末200aにふくまれる。あるいは、モバイル端末250の機能構成の一部は、リング型端末200aまたはモバイル端末250と通信するサーバ(サーバ300とは異なってもよい)に含まれてもよい。
(3.処理フロー)
図7は、本開示の一実施形態においてペアリング状態の表示を変化させる処理の例を示すフローチャートである。図示された処理は、例えば、図6に示したレシーバ150の出力制御部158によって実行される。
図示された例において、出力制御部158は、ペン100のセンサ104によってトリガになる物理的な刺激(振る、叩く、立てる、など)が検出されたか否かを判定している(S101)。ここで、トリガになる物理的な刺激が検出された場合(YES)、続くS103〜S107の処理が実行される。この場合、まず、出力制御部158は、ペアリング処理部156によってメモリまたはストレージに登録されたペン100と他の装置とのペアリングの状態を参照し、ペン100とペアリングされている装置があるか否かを判定する(S103)。
S103の判定において、ペアリングされている装置があった場合(YES)、出力制御部158は、ペアリング相手(上述した例ではリング型端末200a)に、ペアリング状態の表示をリクエストする(S105)。より具体的には、出力制御部158は、リング型端末200aのLED202を、例えばS101で検出された物理的な刺激に対応したパターンで点灯させるための制御信号を生成し、通信部152およびペン100を介してリング型端末200aに送信する。付加的な処理として、出力制御部158は、ペン100でもペアリング状態を表示させてもよい(S107)。より具体的には、出力制御部158は、ペン100のLED106を、例えばS101で検出された物理的な刺激に対応したパターンで点灯させるための制御信号を生成し、通信部152を介してペン100に送信してもよい。
以上のような処理によって、ユーザは、ペン100に物理的な刺激を与えることによって、ペン100と他の装置(例えばリング型端末200a)との間にペアリングが成立していることを容易に認識することができる。
図8は、本開示の一実施形態においてペアリング状態を変化させる処理の例を示すフローチャートである。図示された処理は、例えば、図6に示したレシーバ150の出力制御部158およびペアリング処理部156によって実行される。
図示された例において、出力制御部158は、ペン100のセンサ104によってトリガになる物理的な刺激(振る、叩く、立てる、など)が検出されたか否かを判定している(S101)。ここで、トリガになる物理的な刺激が検出された場合(YES)、続くS109〜S117の処理が実行される。この場合、まず、出力制御部158は、ペアリング処理部156によってメモリまたはストレージに登録されたペン100と他の装置とのペアリングの状態を参照し、ペン100とペアリング可能な装置があるか否かを判定する(S109)。ここで、ペアリング可能な装置とは、例えば、装置間の通信はセットアップされているものの、認証およびサービス上の関連付けが実施されていない装置でありうる。
S109の判定において、ペアリング可能な装置があった場合(YES)、出力制御部158は、ペアリング可能な相手(上述した例ではリング型端末200a)に、ペアリング可能であることの表示をリクエストする(S111)。より具体的には、出力制御部158は、リング型端末200aのLED202を、例えばS101で検出された物理的な刺激に対応したパターンで点灯させるための制御信号を生成し、通信部152およびペン100を介してリング型端末200aに送信する。付加的な処理として、出力制御部158は、ペン100でもペアリング可能であることを表示させてもよい(S113)。より具体的には、出力制御部158は、ペン100のLED106を、例えばS101で検出された物理的な刺激に対応したパターンで点灯させるための制御信号を生成し、通信部152を介してペン100に送信してもよい。
さらに、上記のS111(およびS113)による表示の後、ペアリング処理部156は、ペン100のセンサ104によってトリガになる物理的な刺激(振る、叩く、立てる、など)が検出されたか否かを判定している(S115)。ここでのトリガになる物理的な刺激は、S101において検出されたものと同じ刺激であってもよいし、異なる刺激であってもよい(異なる場合の例として、S101ではペン100を1回叩き、S115ではペン100を2回叩く、など)。トリガになる刺激が検出された場合(YES)、ペアリング処理部156は、ペン100およびリング型端末200aの間で、認証およびサービス上の登録の処理を実行し、ペアリングを完了させる(S117)。この後、ペアリングが成立したことを示すために、出力制御部158によって、上記の図7に示したS105(およびS107)のようなペアリング状態の表示のための処理が実行されてもよい。
(4.一実施形態に関するまとめ)
以上で説明したような本開示の一実施形態では、レシーバ150において、ペン100に含まれるセンサ104によって物理的な刺激が検出された場合に、ペン100および/またはリング型端末200aに含まれるLED106および/またはLED202による、ペン100およびリング型端末200aのペアリング状態の表示を変化させる出力制御部158が実装される。
上記で説明した例では、センサ104によって物理的な刺激が検出された場合に出力制御部158がLED106および/またはLED202によってペアリング状態を表示させたが、これは、ペアリング状態の表示を開始させているという点で、ペアリング状態の表示を変化させることの一例であるといえる。同様に、出力制御部158は、例えば図3〜図5に例示したようなLED106および/またはLED202の点灯が実施されている間に、センサ104によってさらに物理的な刺激が検出された場合、それまで継続されていたペアリング状態の表示を終了させてもよい。また、これらを組み合わせて、出力制御部158は、センサ104によって1回目の物理的な刺激が検出された場合にはLED106および/またはLED202によるペアリング状態の表示を開始させ、2回目の物理的な刺激が検出された場合には当該表示を終了させてもよい。
また、上記の例において、表示されるペアリング状態は、ペアリングが完了しているか否かだけではなく、ペアリングの中途状態、より具体的には例えば装置間の通信はセットアップされているものの、認証およびサービス上の関連付けが実施されていない状態などを含んでもよい。出力制御部158は、このようなペアリング状態を段階的に表示させてもよい。より具体的には、出力制御部158は、ペアリング状態の段階に応じて、LED106/およびまたはLED202の点灯のパターンや色を異ならせてもよい。
また、本実施形態では、付加的に、レシーバ150において、ペン100に含まれるセンサ104によって物理的な刺激が検出された場合に、ペン100およびリング型端末200aのペアリング状態を変化させるペアリング処理部156が実装される。例えば出力制御部158によるペアリング状態の表示を前提としてペアリング処理部156が上記のような処理を実行することによって、ユーザは意図したペアリング状態の変更を、より確実かつ簡便に実行することができる。例えば、図8に示した例のように、出力制御部158によってペアリング可能な装置が表示された後に、ペン100への物理的な刺激が検出された場合、ペアリング処理部156は、当該刺激が、ペアリングを完了させたいというユーザの意図を示すものと推測することができる。
なお、上記の例において、ペアリング状態の変化には、通信のセットアップ後の認証およびサービス上の関連付けだけではなく、通信のセットアップ自体が含まれてもよい。この場合、ペアリング処理部156は出力制御部158に先行して処理を実行してもよい。より具体的には、例えば、ペアリング処理部156は、センサ104によって最初の物理的な刺激(例えばペン100を振る)が検出された場合(第1の場合)に、ペン100と近接しているリング型端末200aとの間での通信をセットアップし、その後に出力制御部158がLED106および/またはLED202にペン100とリング型端末200aとの間のペアリング状態(第1の状態:通信がセットアップされ、ペアリング可能である状態)の表示を開始させてもよい。
ここで、例えば、センサ104がさらに物理的な刺激(例えばペン100を叩く)を検出した場合(第2の場合)、ペアリング処理部156はペン100とリング型端末200aとの間の認証およびサービス上の関連付けを実行し、ペアリングを完了させてもよい。このとき、出力制御部158は、LED106および/またはLED202によるペアリングの第1の状態の表示を終了させ、ペアリング処理部156による変化後のペアリング状態(第2の状態:ペアリングが完了し、利用可能である状態)の表示を開始させる。一方、2回目の物理的な刺激が所定の時間にわたって検出されなかったり、異なる種類の刺激(例えばペン100をさらに振る)が検出されたりした場合、ペアリング処理部156はペン100とリング型端末200aとの間の通信をシャットダウンしてもよい。同様に、既にペアリングが成立した状態で、センサ104によって所定の種類の物理的な刺激が検出された場合、ペアリング処理部156は、ペン100とリング型端末200aとの間のペアリングを解消してもよい。
(5.他の実施形態)
図9は、本開示の他の実施形態の第1の例について説明するための図である。図9を参照すると、システム20は、リング型端末200aと、カメラ500aとを含む。図示された例では、例えば上記で図3を参照して説明した例と同様に、カメラ500aに対して振る、叩くなどの物理的な刺激が与えられた場合に、カメラ500aとリング型端末200aとのペアリングの状態に応じて、リング型端末200aのLEDが点灯する。この例において、LED202の点灯は、例えばカメラ500aが有するプロセッサによって実現される出力制御部(上記の図6に示された出力制御部158と同様の機能を有しうる)によって制御される。このとき、例えばLED202の点灯パターンをカメラ500aへの物理的な刺激のパターンに対応させることによって、リング型端末200aにおけるLED202の点灯がカメラ500aへの刺激に対応して発生していることを明示することができる。
上記の例と同様に、さらに、カメラ500aが有するプロセッサによって実現されるペアリング制御部(上記の図6に示されたペアリング処理部156と同様の機能を有しうる)が、カメラ500aに対して与えられた物理的な刺激に応じてカメラ500aとリング型端末200aとのペアリング状態を変化させてもよい。また、上記で図4および図5を参照して説明した例と同様に、カメラ500aにもLEDなどの出力装置が設けられ、ペアリングの状態を表示することが可能であってもよい。また、上記のような出力制御部およびペアリング処理部に関して、カメラ500aの機能とリング型端末200a(および図示しないモバイル端末250)の機能とは互換的でありうる。
カメラ500aとリング型端末200aがペアリングされることによって、例えばカメラ500aで撮影された画像の暗号化に用いられる公開鍵や、画像のアップロード先などの情報を、リング型端末200aからカメラ500aに提供することができる。例えば、カメラ500aで撮影されてメモリーカードなどに保存される画像を公開鍵方式で暗号化することによって、撮影された画像が、リング型端末200aとペアリングされた装置でしか参照できなくなる。従って、リング型端末200aとペアリングされていない他の装置、およびリング型端末200aとのペアリングが解消された後のカメラ500aでは撮影された画像を参照することができず、プライバシーを保護する上では有用である。また、リング型端末200aから、ペアリングされているカメラ500aに画像のアップロード先の情報が提供されることによって、カメラ500aで別途の設定をしなくても、撮影された画像をリング型端末200aのアカウントに関連付けられたストレージにアップロードすることができる。
図10は、本開示の他の実施形態の第2の例について説明するための図である。図10を参照すると、システム30は、リング型端末200aと、自転車500bとを含む。図示された例では、例えば上記で図4を参照して説明した例と同様に、自転車500bに対して叩く、車輪を回転させるなどの物理的な刺激が与えられた場合に、自転車500bとリング型端末200aとのペアリングの状態に応じて、リング型端末200aのLED200と、自転車500bのLED506とが点灯する。この例において、LED202およびLED506の点灯は、例えば自転車500b(または自転車500bが貸自転車である場合に、そのステーションに設けられる管理装置)が有するプロセッサによって実現される出力制御部(上記の図6に示された出力制御部158と同様の機能を有しうる)によって制御される。このとき、例えばLED202およびLED506の点灯パターンを自転車500bへの物理的な刺激のパターンに対応させることによって、点灯が自転車500bへの刺激に対応して発生していることを明示することができる。
上記の例と同様に、さらに、自転車500b(または管理装置)が有するプロセッサによって実現されるペアリング制御部(上記の図6に示されたペアリング処理部156と同様の機能を有しうる)が、自転車500bに対して与えられた物理的な刺激などに応じて自転車500bとリング型端末200aとのペアリング状態を変化させてもよい。また、上記で図3を参照して説明した例と同様に、自転車500bには必ずしもLED506のような出力装置が設けられなくてもよい。また、LED202およびLED506の点灯は、上記の図5のように制御されてもよい。また、上記のような出力制御部およびペアリング処理部に関して、自転車500b(または管理装置)の機能とリング型端末200a(および図示しないモバイル端末250)の機能とは互換的でありうる。
自転車500bとリング型端末200aとがペアリングされることによって、例えば自転車500bをリング型端末200aのユーザに貸し出すことができる。リング型端末200aから提供されるユーザIDなどを用いて決済を完了させることができれば、貸し出しにあたって他の手順は必要とされなくてもよい。この場合、例えば、上記で図8に示した例と同様に、リング型端末200aと自転車500bとのペアリングが可能であることがLED202およびLED506によって表示され、リング型端末200aのユーザによってレンタル開始の意思が表示された場合に、リング型端末200aと自転車500bとのペアリングが成立し、レンタルが開始されてもよい。その後、ユーザが自転車500bを所定の場所(例えば、貸し出し時と同じステーションなど)に停めた状態で自転車から離れた場合、リング型端末200aと自転車500bとのペアリングが解除され、レンタルが終了してもよい。なお、レンタル開始の意思は、例えば、自転車500bに物理的な刺激(叩く、車輪を回転させるなど)を与えることによって表示されてもよいし、自転車500bが有するベルを鳴らす、別途設けられたレンタル開始ボタンを押下するなどの方法で表示されてもよい。
また、付加的な構成として、例えば貸自転車のステーションに選択可能な複数の自転車500bが配置されており、リング型端末200aがそのそれぞれとペアリング可能である場合、例えばそれらの自転車500bの管理装置において実装されるペアリング制御部は、いずれかの自転車500b(または管理装置自身)とリング型端末200aとの通信によってリング型端末200aからユーザプロファイルの提供を受け、ユーザプロファイルに登録されたユーザの身長や年齢などに基づいて、ユーザによる利用に適すると推定される1または複数の自転車500bを抽出してもよい。この場合、抽出された自転車500bにおいてLED506が点灯し、ペアリングに適しているのがその自転車であることをユーザに通知する。
上記のような自転車500bの例では、例えば簡便な手順で自転車500bをレンタルすることが可能であるが、それに加えて、リング型端末200aによって提供されるユーザIDなどに関連付けてレンタルのログが残される。従って、ユーザがレンタル中にモバイル端末250などを用いてサービス提供者のサーバにアクセスすることによって、レンタル契約の状態(残り時間、料金など)を確認したり、事後的にレンタルの履歴を確認したりすることが容易になる。なお、上記のような自転車500bの例は、自転車には限らず自動車などの他の乗り物でも同様に実現可能である。
図11は、本開示の他の実施形態の第3の例について説明するための図である。図11を参照すると、システム40は、リング型端末200aと、売り物の装置(device for sale)500cとを含む。図示された例では、例えば上記で図4を参照して説明した例と同様に、装置500cに対して振るなどの物理的な刺激が与えられた場合に、装置500cとリング型端末200aとのペアリングの状態に応じて、リング型端末200aのLED200と、装置500cのLED506とが点灯する。この例において、LED202およびLED506の点灯は、例えば装置500cが有するプロセッサによって実現される出力制御部(上記の図6に示された出力制御部158と同様の機能を有しうる)によって制御される。このとき、例えばLED202およびLED506の点灯パターンを装置500cへの物理的な刺激のパターンに対応させることによって、点灯が装置500cへの刺激に対応して発生していることを明示することができる。
上記の例と同様に、さらに、装置500cが有するプロセッサによって実現されるペアリング制御部(上記の図6に示されたペアリング処理部156と同様の機能を有しうる)が、装置500cに対して与えられた物理的な刺激などに応じて装置500cとリング型端末200aとのペアリング状態を変化させてもよい。また、上記で図3を参照して説明した例と同様に、装置500cには必ずしもLED506のような出力装置が設けられなくてもよい。また、LED202およびLED506の点灯は、上記の図5のように制御されてもよい。また、上記のような出力制御部およびペアリング処理部に関して、装置500cの機能とリング型端末200a(および図示しないモバイル端末250)の機能とは互換的でありうる。
売り物の装置500cとリング型端末200aとがペアリングされることによって、例えば装置500cをリング型端末200aのユーザに販売することができる。リング型端末200aから提供されるユーザID等を用いて決済を完了させることができれば、販売にあたって他の手順は必要とされなくてもよい。この場合、例えば、上記で図8に示した例と同様に、リング型端末200aと装置500cとのペアリングが可能であることがLED202およびLED506によって表示され、リング型端末200aのユーザによって購入の意思が表示された場合に、リング型端末200aと売り物の装置500cとのペアリングが成立し、装置500cの所有権がリング型端末200aのユーザに移転してもよい。なお、購入の意思は、例えば、装置500cに物理的な刺激(振るなど)を与えることによって表示されてもよいし、装置500cに設けられたボタンやタッチパネルなどの入力装置をユーザが操作することによって表示されてもよい。
(6.使用シナリオの例)
さらに、上記で説明した例のうちのいくつかについて、より具体的なシナリオを挙げて説明する。
(6−1.ペンとリング型端末とのペアリング開始および終了)
まず、上記で図3〜図5を参照して説明したような、ペン100とリング型端末200aとのペアリングの例におけるシナリオについて説明する。
(1)ペン100とリング型端末200aとが近接することによって、これらの装置の間でBluetooth(登録商標)による通信が自動的にセットアップされる。
(2)通信がセットアップされると、ペアリングに関するユーザの意思表示を待機する状態になり、リング型端末200aのLED202が所定の時間的なパターンで(一例として、1Hz程度の周波数で)点滅する。
(3)LED202の点滅に合わせてユーザがペン100を振り、例えば2,3回にわたってペン100の揺動とLED202の点滅とが同期した場合、ユーザによってペアリング開始の意思が表示されたとみなされる。この場合、レシーバ150のペアリング処理部156が、ペン100とリング型端末200aとの間での認証およびサービス上での関連付けの処理を実行し、ペン100とリング型端末200aとのペアリングが完了する。ペアリングの完了後、LED202がそれまでとは異なるパターンで点灯する(例えば、素早く2回点滅する)ことによって、ペアリングの完了がユーザに通知されてもよい。
(4)上記のような手順でペアリングが完了した後は、ユーザが任意のタイミングでペン100を振ることによって、その振り方に合わせてLED202が点灯する。これによって、ユーザは、ペン100とリング型端末200aとのペアリングが継続されていることを容易に認識することができる。
なお、変形例として、上記の(2)および(3)の一部の手順が省略され、例えば、ユーザがリング型端末200aを装着した手でペン100を把持し(この時点までLED202による通知はされていない)、その状態でペン100を振った場合には、自動的にペン100とリング型端末200aとのペアリングが完了されてもよい。
また、別の変形例として、上記の(3)において、ユーザがペン100の代わりにリング型端末200aを振ってもよい。
上記の例におけるペアリング終了の意思表示として、例えば、ユーザは、ペン100を机などに置き、リング型端末200aだけを振ってもよい。あるいは、ユーザは、ペン100をリング型端末200aとは反対側の手に持ったうえで、ペン100とリング型端末200aとをそれぞれ振ってもよい。いずれの場合も、ペン100のセンサ104およびリング型端末200aのセンサ204によって、互いに対応しない物理的な刺激が検出されるため、レシーバ150のペアリング処理部156および/またはモバイル端末250のペアリング処理部254は、ユーザがペアリングを終了させる意思をもっていると推測することができる。なお、ペアリング終了の意思表示は、例えばペン100および/またはリング型端末200aに別途設けられるペアリング解除ボタンを押下することによって取得されてもよい。
(6−2.貸自転車)
次に、上記で図10を参照して説明したような、自転車500bとリング型端末200aとのペアリングの例におけるシナリオについて説明する。
(1)自転車500bとリング型端末200aとが近接することによって、これらの装置の間でBluetooth(登録商標)による通信が自動的にセットアップされる。なお、この時点で自転車500bは、管理装置として機能する自転車スタンドによってロックされている。
(2)通信がセットアップされると、ペアリングに関するユーザの意思表示を待機する状態になり、リング型端末200aのLED202が所定の時間的なパターンで(一例として、1Hz程度の周波数で)点滅する。
(3)LED202の点滅に合わせてユーザが自転車500bのブレーキレバーを握り、例えば2,3回にわたってブレーキレバーの動きとLED202の点滅とが同期した場合、ユーザによってペアリング開始(つまり、レンタル開始)の意思が表示されたとみなされる。この場合、自転車スタンドが有するプロセッサによって実現されるペアリング処理部が、自転車500bとリング型端末200aとの間での認証およびサービス上での関連付けの処理を実行し、自転車500bとリング型端末200aとのペアリングが完了する。ペアリングの完了後、自転車スタンドによるロックが解除され、自転車500bは利用可能になる。
(4)上記のような手順でペアリングが完了した後は、ユーザが任意のタイミングで自転車500bのブレーキレバーを握ることによって、その握り方に合わせてLED202が点灯する。これによって、ユーザは、自転車500bとリング型端末200aとのペアリングが継続されていることを容易に認識することができる。
(5)使用後、自転車500bを自転車スタンドに戻すことによって、ペアリングが終了される。この状態において、ユーザは、自転車500bのブレーキレバーを握り、握ってもLED202が点灯しないことによって、レンタルが正常に終了したことを容易に認識することができる。
(7.ハードウェア構成)
次に、図12を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図12は、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上記の実施形態におけるペン100、レシーバ150、ウェアラブル装置200、および/またはモバイル端末250などを実現しうる。
情報処理装置900は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置900は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置900は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚や聴覚、触覚などの感覚を用いて通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカまたはヘッドフォンなどの音声出力装置、もしくはバイブレータなどでありうる。出力装置917は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキストもしくは画像などの映像、音声もしくは音響などの音声、またはバイブレーションなどとして出力する。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。ストレージ装置919は、例えばCPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどでありうる。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900と外部接続機器929との間で各種のデータが交換されうる。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどでありうる。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などを含みうる。
撮像装置933は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、照度センサ、温度センサ、気圧センサ、または音センサ(マイクロフォン)などの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置900の筐体の姿勢など、情報処理装置900自体の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPS受信機を含んでもよい。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
(8.補足)
本開示の実施形態は、例えば、上記で説明したような情報処理装置(ペン100、レシーバ150、ウェアラブル装置200、および/またはモバイル端末250)、システム、情報処理装置またはシステムで実行される情報処理方法、情報処理装置を機能させるためのプログラム、およびプログラムが記録された一時的でない有形の媒体を含みうる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる出力制御部を備える制御装置。
(2)前記出力制御部は、前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態の表示を開始させる、前記(1)に記載の制御装置。
(3)前記物理的な刺激は、第1の時間的なパターンで検出され、
前記出力制御部は、前記第1の時間的なパターンに従った前記ペアリング状態の表示を開始させる、前記(2)に記載の制御装置。
(4)前記出力制御部は、前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態の表示を終了させる、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の制御装置。
(5)前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態を変化させるペアリング処理部をさらに備え、
前記出力制御部は、変化後の前記ペアリング状態に応じて前記ペアリング状態の表示を変化させる、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の制御装置。
(6)前記物理的な刺激が検出された場合は、最初に前記センサによって物理的な刺激が検出された第1の場合と、その後さらに前記センサによって物理的な刺激が検出された第2の場合とを含み、
前記ペアリング状態は、第1の状態と、前記第1の状態から遷移可能な第2の状態とを含み、
前記第1の場合に、前記出力制御部は前記第1の状態の表示を開始させ、
前記第2の場合に、前記ペアリング処理部は前記ペアリング状態を前記第2の状態に変化させ、前記出力制御部は前記第1の状態の表示を終了させて前記第2の状態の表示を開始させる、前記(5)に記載の制御装置。
(7)前記第1の状態の表示は、光、音、または振動を第1の時間的なパターンで発生させることを含み、
前記第2の場合は、前記第1の時間的なパターンに対応する前記物理的な刺激が検出された場合を含む、前記(6)に記載の制御装置。
(8)前記第1の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリング可能である状態を含み、
前記第2の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリングされて利用可能である状態を含む、前記(6)または(7)に記載の制御装置。
(9)前記第1の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリングされて利用可能である状態を含み、
前記第2の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置との間のペアリングが解消された状態を含む、前記(6)に記載の制御装置。
(10)前記物理的な刺激は、加速度の変化によって検出される、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の制御装置。
(11)第1の装置は、ユーザによって装着または携帯される装置を含み、
前記第2の装置は、前記ユーザが一時的に利用可能な複数の装置を含み、
前記出力制御部は、前記第1の装置に含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第2の装置の中から、前記ユーザによる利用に適した1または複数の装置を抽出し、該抽出された1または複数の装置に含まれる出力装置による前記ペアリング状態の表示を開始させる、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の制御装置。
(12)前記出力制御部は、前記第1の装置が利用可能なユーザプロファイルを参照して、前記1または複数の装置を抽出する、前記(11)に記載の制御装置。
(13)プロセッサが、第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させることを含む制御方法。
(14)第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
10,20,30,40 システム
100 ペン
102 筆記処理部
104 センサ
106 LED
108 通信部
150 レシーバ
152 通信部
154 筆記処理部
156 ペアリング処理部
158 出力処理部
200 ウェアラブル装置
200a リング型端末
200b リストウェア
202 LED
204 センサ
206 通信部
250 モバイル端末
252 通信部
254 ペアリング処理部
256 出力制御部
300 サーバ
400a タブレット
400b 電子黒板
500a カメラ
500b 自転車
500c 売り物の装置

Claims (14)

  1. 第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる出力制御部を備える制御装置。
  2. 前記出力制御部は、前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態の表示を開始させる、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記物理的な刺激は、第1の時間的なパターンで検出され、
    前記出力制御部は、前記第1の時間的なパターンに従った前記ペアリング状態の表示を開始させる、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記出力制御部は、前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態の表示を終了させる、請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記物理的な刺激が検出された場合に前記ペアリング状態を変化させるペアリング処理部をさらに備え、
    前記出力制御部は、変化後の前記ペアリング状態に応じて前記ペアリング状態の表示を変化させる、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記物理的な刺激が検出された場合は、最初に前記センサによって物理的な刺激が検出された第1の場合と、その後さらに前記センサによって物理的な刺激が検出された第2の場合とを含み、
    前記ペアリング状態は、第1の状態と、前記第1の状態から遷移可能な第2の状態とを含み、
    前記第1の場合に、前記出力制御部は前記第1の状態の表示を開始させ、
    前記第2の場合に、前記ペアリング処理部は前記ペアリング状態を前記第2の状態に変化させ、前記出力制御部は前記第1の状態の表示を終了させて前記第2の状態の表示を開始させる、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記第1の状態の表示は、光、音、または振動を第1の時間的なパターンで発生させることを含み、
    前記第2の場合は、前記第1の時間的なパターンに対応する前記物理的な刺激が検出された場合を含む、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記第1の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリング可能である状態を含み、
    前記第2の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリングされて利用可能である状態を含む、請求項6に記載の制御装置。
  9. 前記第1の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置とがペアリングされて利用可能である状態を含み、
    前記第2の状態は、前記第1の装置と前記第2の装置との間のペアリングが解消された状態を含む、請求項6に記載の制御装置。
  10. 前記物理的な刺激は、加速度の変化によって検出される、請求項1に記載の制御装置。
  11. 第1の装置は、ユーザによって装着または携帯される装置を含み、
    前記第2の装置は、前記ユーザが一時的に利用可能な複数の装置を含み、
    前記出力制御部は、前記第1の装置に含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第2の装置の中から、前記ユーザによる利用に適した1または複数の装置を抽出し、該抽出された1または複数の装置に含まれる出力装置による前記ペアリング状態の表示を開始させる、請求項1に記載の制御装置。
  12. 前記出力制御部は、前記第1の装置が利用可能なユーザプロファイルを参照して、前記1または複数の装置を抽出する、請求項11に記載の制御装置。
  13. プロセッサが、第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させることを含む制御方法。
  14. 第1の装置または第2の装置の少なくともいずれかに含まれるセンサによって物理的な刺激が検出された場合に、前記第1の装置または前記第2の装置の少なくともいずれかに含まれる出力装置による前記第1の装置および前記第2の装置のペアリング状態の表示を変化させる機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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