JP2016159882A - 操作入力装置 - Google Patents

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直城 神谷
章司 柿沼
Shoji Kakinuma
章司 柿沼
亮太 浜辺
Ryota Hamabe
亮太 浜辺
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Abstract

【課題】操作時の状態に適したしきい値を設定することができる操作入力装置を提供する。【解決手段】操作入力装置1のしきい値生成部12は、被制御装置が、タッチパッド10を介してなされたタッチ操作以外の指示を受け付けないロック状態にある場合、タッチパッド10の操作面100になされたタッチ操作に応じてタッチパッド10から出力された検出値のピーク値に基づいて操作面100になされた操作を判定するための設定しきい値201を生成するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、操作入力装置に関する。
従来の技術として、車両のインストルメントパネルに配設された静電容量型のタッチパネルと、車両の少なくとも1つのメカニカルスイッチに設けられ、該メカニカルスイッチの接触部分に配置された静電容量型のタッチセンサと、タッチパネルの感度を変更する制御手段と、を備えたタッチパネル装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このタッチパネル装置の制御手段は、素手で接触したときのタッチセンサの抵抗値に基づいて、素手であるか手袋装着状態であるかを判断する基準値を有している。また制御手段は、メカニカルスイッチが操作された際に、接触されたタッチセンサの抵抗値を基準値と比較し、この抵抗値が基準値より高い場合には、手袋装着状態と判断し、タッチパネルのオン/オフを判断する判断閾値を、素手のときの判断閾値より低く設定して、タッチパネルの感度を向上させ、低い場合には、素手であると判断し、判断閾値を素手のときの判断閾値に設定する。
特開2008−33701号公報
しかし、従来のタッチパネル装置は、タッチパネルの判断閾値の設定を変えるために少なくともメカニカルスイッチに配置されたタッチセンサが必要であり、コストが嵩む問題がある。またタッチパネル装置が、例えば、素手、手袋、手の形状といった操作時の状態が異なる操作を検出するように、しきい値を低く固定する構成を備える場合、操作面から離れた位置で操作を検出する誤検出が発生する可能性がある。
従って、本発明の目的は、操作時の状態に適したしきい値を設定することができる操作入力装置を提供することにある。
本発明の一態様は、被制御装置がタッチ検出部を介してなされた予め定められた操作以外の指示を受け付けないロック状態にある場合、タッチ検出部の操作面になされた予め定められた操作に応じてタッチ検出部から出力された検出値のピーク値に基づいて、操作面になされた操作を判定するためのタッチしきい値を設定するしきい値生成部を備えた操作入力装置を提供する。
本発明によれば、操作時の状態に適したしきい値を設定することができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る操作入力装置が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、操作入力装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、第1の実施の形態の操作入力装置が含まれる車両通信システムの一例を示すブロック図であり、図2(b)は、画面ロック状態にある表示装置の表示画面の一例を示す概略図であり、図2(c)は、検出された静電容量の一例を示すグラフである。 図3は、第1の実施の形態に係る操作入力装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4(a)は、第2の実施の形態に係る操作入力装置の一例を示すブロック図であり、図4(b)は、加速度センサの配置を説明するための操作入力装置の一例を示す模式図である。 図5は、第2の実施の形態に係る操作入力装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、第3の実施の形態に係る操作入力装置の一例を示すブロック図である。 図7は、第3の実施の形態に係る操作入力装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作入力装置は、被制御装置がタッチ検出部を介してなされた予め定められた操作以外の指示を受け付けないロック状態にある場合、タッチ検出部の操作面になされた予め定められた操作に応じてタッチ検出部から出力された検出値のピーク値に基づいて、操作面になされた操作を判定するためのタッチしきい値を設定するしきい値生成部を備えて概略構成されている。
この操作入力装置は、予め定められた操作に基づく検出値のピーク値を利用してしきい値を設定するので、予め定められた操作を行った際の操作時の状態に応じたタッチしきい値を設定することができる。
[第1の実施の形態]
(操作入力装置1の全体構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る操作入力装置が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、操作入力装置のブロック図の一例である。図2(a)は、第1の実施の形態の操作入力装置が含まれる車両通信システムの一例を示すブロック図であり、図2(b)は、画面ロック状態にある表示装置の表示画面の一例を示す概略図であり、図2(c)は、検出された静電容量の一例を示すグラフである。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)、図2(a)、後述する図4(a)及び図6では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。また数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
操作入力装置1は、図1(a)に示すように、車両5の運転席51と助手席52の間に位置するフロアコンソール53に配置されている。操作入力装置1は、例えば、電磁気的に接続された電子機器の操作を行うことができるものである。つまり操作入力装置1は、例えば、導電性を有するペンや指による操作により、電子機器の表示部に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンの選択、決定、ドラッグ、ドロップ等の指示を行うことができるように構成されている。本実施の形態では、指(操作指)による操作について説明する。
この操作入力装置1は、図1(b)に示すように、タッチ検出部としてのタッチパッド10と、しきい値生成部12と、初期しきい値200及びタッチしきい値としての設定しきい値201を有する制御部20と、を備えて概略構成されている。
このしきい値生成部12は、被制御装置がタッチパッド10を介してなされた予め定められた操作以外の指示を受け付けないロック状態にある場合、タッチパッド10の操作面100になされた予め定められた操作に応じてタッチパッド10から出力された検出値のピーク値に基づいて操作面100になされた操作を判定するための設定しきい値201を生成するように構成されている。
被制御装置とは、一例として、図2(a)に示すナビゲーション装置56、空調装置57、音楽再生装置58等の車両5に搭載された電子機器である。表示装置54は、例えば、これらの電子機器の表示部として機能するように構成されている。以下の実施の形態では、一例として、被制御装置がナビゲーション装置56である場合について説明する。
予め定められた操作とは、一例として、操作面100を操作指で叩くような操作であるタップ操作であるが、これに限定されず、予め定められた図形を操作面100上に描くジェスチャ操作等であっても良い。
またロック状態とは、一例として、図2(b)に示すように、表示装置54の表示画面540に地図画像である表示画像541が表示されている場合、なぞり操作等の予め定められた操作であるタップ操作以外の操作をタッチパッド10に行っても地図画像がスクロールされたり、他の画像に切り替わったりしない状態である。以下では、このロック状態を画面ロック状態又は画面ロックと記載する。
(タッチパッド10の構成)
タッチパッド10は、例えば、操作面100に操作者の操作指が近づく、又は接触することによる、操作面100の下方に配置された電極と操作指との間に形成される静電容量を検出する静電容量方式のタッチセンサである。
タッチパッド10は、例えば、検出した1周期分の検出値である静電容量を検出値情報Sとして制御部20に出力する。この検出値は、一例として、静電容量を示すアナログ値をデジタル変換したデジタル値である。タッチパッド10は、操作指を検出すると、検出値が正の値を取るように構成されている。
(しきい値生成部12の構成)
しきい値生成部12は、タップ操作の判定に用いた検出値におけるピーク値に予め定められた定数を乗算することにより設定しきい値201を設定するように構成されている。
上述の1周期分の検出値とは、例えば、操作面100にxy座標系が設定され、図2(b)の紙面において横軸がx、縦軸がyであり、x軸に直交するように検出側であるx電極が設置され、y軸に直交するように駆動側であるy電極が配置されている場合、このx電極とy電極の全ての組み合せをスキャンして得られた複数の検出値である。
図2(c)は、タップ操作の判定に必要とされた複数の周期の検出値のうち、最大の検出値が得られた駆動側のy電極と、全てのx電極との組み合わせで得られた静電容量のグラフを示している。なお本実施の形態では、操作指を検出すると検出値が増加するように構成されているので、操作指を検出した際には、その座標における静電容量のグラフが上に凸となる。従ってピーク値は、最大値となる。なおタッチパッド10が操作指を検出すると検出値が減少するように構成されている場合、操作指を検出すると下に凸のグラフが得られるので、ピーク値は、負のピーク値、つまり最小値となる。
しきい値生成部12は、例えば、制御部20を介して取得したピーク値情報Sに基づくピーク値に予め定められた定数を乗算することにより設定しきい値201を生成する。この予め定められた定数は、例えば、0.6〜0.9の範囲の数であることが好ましく、0.7〜0.8の範囲の数であることがより好ましい。予め定められた定数は、一例として、0.8である。
しきい値生成部12は、生成した設定しきい値201をしきい値情報Sとして制御部20に出力する。
(制御部20の構成)
制御部20は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部20が動作するためのプログラムと、初期しきい値200と、設定しきい値201と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。また制御部20は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
初期しきい値200は、例えば、電子機器が画面ロック状態にある場合、操作面100になされた操作を判定するためのしきい値である。
制御部20は、例えば、画面ロック状態にある場合、検出値情報Sと初期しきい値200とを比較してタップ操作の有無を判定する。制御部20は、比較の結果、タップ操作が検出されると、検出値情報Sからピーク値を求め、このピーク値の情報であるピーク値情報Sを生成してしきい値生成部12に出力する。制御部20は、しきい値生成部12からしきい値情報Sが出力されると、このしきい値情報Sに基づいて設定しきい値201を記憶するように構成されている。なお制御部20は、タップ操作を判定するため、複数周期の検出値と初期しきい値200との比較を行う。
制御部20は、操作が検出されると、操作が検出されたxy座標系の座標の情報である操作情報Sを生成して接続された電子機器に出力する。
また制御部20は、例えば、図1(b)に示すように、画面ロック信号Sを取得する。この画面ロック信号Sは、接続された電子機器から出力され、電子機器が画面ロック状態にあるのか解除状態にあるのかを示す信号である。制御部20は、画面ロック状態を示す画面ロック信号Sが入力した後、タップ操作の有無を判定すると共に、タップ操作に基づくピーク値を求めてピーク値情報Sとして出力する。
(車両通信システム500の構成)
車両通信システム500は、例えば、車両5に搭載された電子機器間の情報や信号の相互の交換を、車両LAN(Local Area Network)501を介して実行可能にするシステムである。
この車両通信システム500は、例えば、図2(a)に示すように、操作入力装置1と、表示装置54と、車両制御部55と、ナビゲーション装置56と、空調装置57と、音楽再生装置58と、が車両LAN501を介して電磁気的に接続されている。なお操作入力装置1の被制御装置としての他の電子機器が車両LAN501に電磁気的に接続されても良い。
車両制御部55は、例えば、CPU、RAM及びROM等から構成されるマイクロコンピュータである。車両制御部55は、車両5に搭載された電子機器を総合的に制御するように構成されている。
操作入力装置1の被制御装置であるナビゲーション装置56、空調装置57及び音楽再生装置58は、一例として、画面ロック状態を示す画面ロック信号Sを出力し、操作入力装置1から出力された操作情報Sが入力するように構成されている。
車両LAN501は、導電体による接続、電磁波の一種である光による接続、及び電磁波の一種である電波による接続の少なくとも1つを用いて各電子機器と接続する。
以下に、本実施の形態に係る操作入力装置1の設定しきい値201を生成する動作について図3のフローチャートに従って説明する。
(動作)
操作入力装置1の制御部20は、画面ロック信号Sが入力し、電子機器が画面ロック状態にある場合(S1)、取得した複数の検出値情報Sの検出値と初期しきい値200とに基づいてタップ操作の有無を判定する。
制御部20は、ステップ2の「Yes」が成立する、つまりタップ操作が検出されたと判定すると(S2:Yes)、タップ操作の判定に用いた検出値からピーク値を求め、そのピーク値に基づくピーク値情報Sを生成してしきい値生成部12に出力する。
しきい値生成部12は、取得したピーク値情報Sに基づく検出値のピーク値、つまり静電容量のピーク値に予め定められた定数を乗算して設定しきい値201を生成して制御部20に出力する(S3)。
制御部20は、タップ操作に基づいて操作情報Sを生成して電子機器に出力し、画面ロック状態を解除させ、しきい値生成部12から取得したしきい値情報Sに基づいた設定しきい値201を記憶する(S4)。制御部20は、この設定しきい値201に従って操作の判定を行う。以上により、操作入力装置1は、画面ロック状態解除による設定しきい値201の生成動作を終了する。
なお制御部20は、設定しきい値201の生成前に、画面ロック状態が電子機器側から解除されたことを示す画面ロック信号Sが入力した場合、設定しきい値201の生成動作を終了し、初期しきい値200によって操作の判定を行う。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作入力装置1は、操作時の状態に応じたしきい値を設定することができる。操作者が素手によって操作する場合、及び操作者が手袋を着用して操作する場合、同じ操作者でも、それぞれ検出される静電容量が異なる。また静電容量は、素手であっても指の太さの違いなどによる個人差により、検出される静電容量が異なる。その結果、例えば、しきい値を固定すると、手袋でなされた操作が検出されない場合や、想定よりも細い指でなされた操作の検出が安定せずに操作性が低下する可能性がある。またしきい値が手袋による操作が検出できるように低く設定される、つまり操作の検出感度が高く設定されると、素手の場合に、操作面から離れた状態で操作が検出され、操作者が意図しない不要な動作が電子機器において実行される可能性がある。しかし操作入力装置1は、画面ロック状態にある際のタップ操作に基づく検出値のピーク値を利用して設定しきい値201を設定するので、タップ操作を行った際の手の状態に応じて適切な設定しきい値201を設定することができる。また操作入力装置1は、操作時の状態に適した設定しきい値201を生成するので、検出感度が適正となり操作性が良い。
操作入力装置1は、画面ロック状態にある際に行われたタップ操作に基づいて設定しきい値200を生成するので、このタップ操作に基づく指示により電子機器が制御されることがなく、不要な動作が発生しない。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、タッチパッド10に負荷された荷重を検出するための加速度センサが設けられている点で上述の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第2の実施の形態に係る操作入力装置の一例を示すブロック図であり、図4(b)は、加速度センサの配置を説明するための操作入力装置の一例を示す模式図である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態の操作入力装置1は、図4(a)及び図4(b)に示すように、タップ操作に伴って操作面100に負荷された荷重Lに基づく荷重信号としてのセンサ信号Sを出力する荷重検出部としての加速度センサ14を備えている。
ここで、タッチパッドは、操作時の状態や設定されているしきい値によって、操作指が操作面に接触していなくても操作指を検出する可能性がある。操作指が操作面に接触していない状態で設定されたしきい値は、適正な検出感度よりも若干高くなり、不要な動作を検出することが考えられる。そこで、本実施の形態の操作入力装置1は、一例として、図4(b)に示すように、操作指9による操作の際に操作面100に負荷される荷重Lに基づく加速度を検出することにより、操作面100に対する操作指9の接触が伴うタップ操作を確実に検出し、より適正な検出感度をもたらす設定しきい値201の生成を行う。
加速度センサ14は、例えば、静電容量型又はピエゾ抵抗型の加速度センサである。本実施の形態の加速度センサ14は、一例として、静電容量型の加速度センサであり、検出した加速度をセンサ信号Sとして制御部20に出力するように構成されている。
この加速度センサ14は、例えば、図4(b)に示すように、タッチパッド10の裏面101に配置されている。加速度センサ14は、例えば、4つの隅を支持部150により支持されたタッチパッド10になされた操作に基づく荷重Lに応じた加速度を検出する。
なお変形例として、荷重検出部は、例えば、操作に基づくタッチパッド10に負荷された荷重Lを検出可能な荷重センサ、歪センサ等であっても良い。
また制御部20は、加速度センサ14から出力されたセンサ信号Sに基づいて操作がなされたと判定した場合、しきい値生成部12を制御して設定しきい値201を生成させる。
この制御部20は、荷重しきい値202を有し、取得したセンサ信号Sに基づいた荷重と荷重しきい値202とを比較して、当該荷重が荷重しきい値202よりも大きい場合、操作面100に操作指が接触した、つまりタッチパッド10に操作がなされと判定する。
以下に、本実施の形態の操作入力装置1の設定しきい値201を生成する動作について図5のフローチャートに従って説明する。
(動作)
操作入力装置1の制御部20は、画面ロック信号Sが入力し、電子機器が画面ロック状態にある場合(S10)、取得した加速度センサ14のセンサ信号Sと荷重しきい値202とに基づいて、操作指の操作面100の接触の有無、つまり操作の有無を判定する。
制御部20は、ステップ11の「Yes」が成立する、つまり操作が検出されたと判定すると(S11:Yes)、続いて取得した複数の検出値情報Sの検出値と初期しきい値200とに基づいてタップ操作の有無を判定する。
制御部20は、タップ操作が検出されたと判定すると(S12:Yes)、タップ操作の判定に用いた検出値からピーク値を求め、そのピーク値に基づくピーク値情報Sを生成してしきい値生成部12に出力する。
しきい値生成部12は、取得したピーク値情報Sに基づく検出値のピーク値、つまり静電容量のピーク値に予め定められた定数を乗算して設定しきい値201を生成して制御部20に出力する(S13)。
制御部20は、タップ操作に基づいて操作情報Sを生成して電子機器に出力し、画面ロック状態を解除させ、しきい値生成部12から取得したしきい値情報Sに基づいた設定しきい値201を記憶する(S14)。制御部20は、この設定しきい値201に従って操作の判定を行う。以上により、操作入力装置1は、画面ロック状態解除による設定しきい値201の生成動作を終了する。
ここでステップ12において、制御部20は、タップ操作が検出されていないと判定すると(S12:No)、ステップ11に戻って動作を継続する。
なお制御部20は、設定しきい値201の生成前に、画面ロック状態が電子機器側から解除されたことを示す画面ロック信号Sが入力した場合、設定しきい値201の生成動作を終了し、初期しきい値200によって操作の判定を行う。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態の操作入力装置1は、加速度センサ14によって、操作面100に対する操作指の接触を確実に判定するので、より適正な検出感度をもたらす設定しきい値201を生成することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、判定された座席ごとにしきい値を生成する点において上述の実施の形態と異なっている。
図6は、第3の実施の形態に係る操作入力装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態の操作入力装置1は、例えば、図6に示すように、操作者が車両5の運転席51及び助手席52のいずれの座席に着座しているのかを判別する判別部としての座席判別センサ16を備えている。
この座席判別センサ16は、例えば、図1(a)に示すように、運転席51に配置された検出電極510と、助手席52に配置された検出電極520と、を備えて概略構成されている。例えば、操作者が運転席51に着座して操作面100に接触すると、操作者を介してタッチパッド10と検出電極510とを含む回路が形成されて着座している座席を判別可能となる。
座席判別センサ16は、操作者が着座する座席の情報である判別情報Sを生成して制御部20に出力する。
制御部20は、座席判別センサ16が判別する座席と設定しきい値とを関連付けて記憶し、判別された座席に関連付けられた設定しきい値と検出値とを比較した結果に応じて操作面100になされた操作を判定する。
この座席ごとの設定しきい値とは、例えば、運転席側の操作者が画面ロック状態を解除するために行ったタップ操作に基づいて生成されたD席用しきい値203、及び助手席側の操作者が画面ロック状態を解除するために行ったタップ操作に基づいて生成されたP席用しきい値204である。
以下に、本実施の形態の操作入力装置1の動作について、図7のフローチャートに従って説明する。
(動作)
操作入力装置1の制御部20は、画面ロック信号Sが入力し、電子機器が画面ロック状態にある場合(S20)、取得した加速度センサ14のセンサ信号Sと荷重しきい値202とに基づいて、操作指の操作面100の接触の有無、つまり操作の有無を判定する。
制御部20は、ステップ21の「Yes」が成立する、つまり操作が検出されたと判定すると(S21:Yes)、続いて取得した複数の検出値情報Sの検出値と初期しきい値200とに基づいてタップ操作の有無を判定する。
制御部20は、タップ操作が検出されたと判定すると(S22:Yes)、タップ操作の判定に用いた検出値からピーク値を求め、そのピーク値に基づくピーク値情報Sを生成してしきい値生成部12に出力する。
また座席判別センサ16は、検出電極510及び検出電極520が出力する信号に基づいて操作者が運転席(D席)側に着座するのか、助手席(P席)側に着座するのか判別し、判別した結果を判別情報Sとして制御部20に出力する。
しきい値生成部12は、取得したピーク値情報Sに基づく検出値のピーク値、つまり静電容量のピーク値に予め定められた定数を乗算して設定しきい値を生成して制御部20に出力する。操作者がD席に着座していた場合(S23:D席)、制御部20は、生成された設定しきい値と判別されたD席とを関連付けたD席用しきい値203を生成して記憶する(S24)。
ここで、ステップ23において、操作者が助手席(P席)に着座していると判定された場合(S23:P席)、制御部20は、生成された設定しきい値と判別されたP席とを関連付けたP席用しきい値204を生成して記憶する(S25)。
以上、ステップ20〜ステップ25までが、D席用しきい値203及びP席用しきい値204の生成動作である。続いて、以下では、このD席用しきい値203及びP席用しきい値204を用いた操作の検出について説明する。
制御部20は、取得した加速度センサ14のセンサ信号Sと荷重しきい値202とに基づいて、操作指の操作面100の接触の有無、つまり操作の有無を判定する。制御部20は、ステップ26の「Yes」が成立する、つまり操作が検出されたと判定すると(S26:Yes)、続いて座席判別センサ16から取得した判別情報Sに基づいて操作者が着座している座席を判別する。
操作者がD席に着座していた場合(S27:D席)、制御部20は、D席用しきい値203を読み出す(S28)。
制御部20は、読み出したD席用しきい値203と検出値情報Sに基づく検出値とを比較し、操作がなされたか否かを判定する。制御部20は、検出値がD席用しきい値203より大きい場合(S29:Yes)、検出された操作に基づいて操作情報Sを生成し、出力する(S30)。
ここでステップ29において、制御部20は、検出値がD席用しきい値203以下であった場合(S29:No)、ステップ26に戻って動作を継続する。
また操作者がP席に着座していた場合(S27:P席)、制御部20は、P席用しきい値204を読み出す(S31)。
制御部20は、読み出したP席用しきい値204と検出値情報Sに基づく検出値とを比較し、操作がなされたか否かを判定する。制御部20は、検出値がP席用しきい値204より大きい場合(S32:Yes)、検出された操作に基づいて操作情報Sを生成し、出力する(S30)。
ここでステップ32において、制御部20は、検出値がP席用しきい値204以下であった場合(S32:No)、ステップ26に戻って動作を継続する。
次に、制御部20は、電子機器がタイムアウトによる画面ロックを指示するために出力した画面ロック信号Sの入力、又は操作者の操作によって電子機器が画面ロック状態に移行した場合(S33:Yes)、D席用しきい値203及びP席用しきい値204をリセット、つまり消去する。このリセットの後、制御部20は、電子機器が画面ロック状態に入ったので、初期しきい値200により操作の有無を判定する。
ここで、ステップ33において、制御部20は、画面ロック信号Sの入力、又は画面ロック状態への移行がない場合(S33:No)、ステップ26に戻って動作を継続する。
なお制御部20は、例えば、判別された座席に関連したしきい値が記憶されていない場合、初期しきい値200を用いて操作を判定する。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態の操作入力装置1は、判定された座席ごとにしきい値を生成するので、この構成を採用しない場合と比べて、さらに操作時の状態に適したしきい値を設定することができる。
上述の実施の形態及び変形例に係る操作入力装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作入力装置、5…車両、9…操作指、10…タッチパッド、12…しきい値生成部、14…加速度センサ、16…座席判別センサ、20…制御部、51…運転席、52…助手席、53…フロアコンソール、54…表示装置、55…車両制御部、56…ナビゲーション装置、57…空調装置、58…音楽再生装置、100…操作面、101…裏面、150…支持部、200…初期しきい値、201…設定しきい値、202…荷重しきい値、203…D席用しきい値、204…P席用しきい値、500…車両通信システム、501…車両LAN、510,520…検出電極、540…表示画面、541…表示画像

Claims (4)

  1. 被制御装置がタッチ検出部を介してなされた予め定められた操作以外の指示を受け付けないロック状態にある場合、前記タッチ検出部の操作面になされた前記予め定められた操作に応じて前記タッチ検出部から出力された検出値のピーク値に基づいて、前記操作面になされた操作を判定するためのタッチしきい値を生成するしきい値生成部を備えた操作入力装置。
  2. 前記タッチ検出部と、
    前記予め定められた操作に伴って前記操作面に負荷された荷重に基づく荷重信号を出力する荷重検出部と、
    前記荷重検出部から出力された前記荷重信号に基づいて前記予め定められた操作がなされたと判定した場合、前記しきい値生成部を制御して前記タッチしきい値を生成させる制御部と、
    を備えた請求項1に記載の操作入力装置。
  3. さらに、操作者が車両の運転席及び助手席のいずれの座席に着座しているのかを判別する判別部を備え、
    前記制御部は、前記判別部が判別する座席と前記タッチしきい値とを関連付けて記憶し、判別された座席に関連付けられた前記タッチしきい値と前記検出値とを比較した結果に応じて前記操作面になされた操作を判定する、
    請求項2に記載の操作入力装置。
  4. 前記しきい値生成部は、前記予め定められた操作の判定に用いた前記検出値における前記ピーク値に予め定められた定数を乗算することにより前記タッチしきい値を設定する、
    請求項1乃至3に記載の操作入力装置。
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