JP2016150651A - 携帯端末キー登録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機種変更した後の新携帯端末キーをペアリングするにあたり、その便性を確保することができる携帯端末キー登録システムを提供する。
【解決手段】旧携帯端末キー2aからセンター20にキー情報9が一時的に預けられ、センター20から旧携帯端末キー2aにペアリング実施権限22が付与される。新携帯端末キー2bは、センター20からキー情報9を受け取る。ペアリング実施権限22が付与された旧携帯端末キー2aを用いて通信マスタ15をペアリングモードに移行させ、新携帯端末キー2bと通信マスタ15とをペアリングする。これにより、旧携帯端末キー2aが新携帯端末キー2bに機種変更されたとしても、新携帯端末キー2bを通信マスタ15の新たなキーとして使用することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末キーを通信マスタに登録するときに使用する携帯端末キー登録システムに関する。
従来、例えば高機能携帯電話等の携帯端末キーを車両の電子キーとして使用する携帯端末キーシステムが周知である(特許文献1等参照)。この種の携帯端末キーが車両とブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を通じて通信する場合には、予め携帯端末キーと車両とをペアリングしておく必要がある。ペアリングを行うにあたっては、車両に搭載された車載ECUをペアリングモードに移行させた上で、車両及び携帯端末キーのペアリングが実行される。
特開2012−215047号公報
ところで、携帯端末キーとして例えば高機能携帯電話を想定した場合、高機能携帯電話は機種変更されることもある。このとき、新しく使用する携帯端末キーを車両の電子キーとして使用するには、ブルートゥース通信を可能とすべく、新携帯端末キーと車両ECUとをペアリングする必要がある。この場合、車載ECUをペアリングモードに移行させる必要があるが、モード切り替えには、現在のところ専用の登録ツールが必要である。一般的に、この種の登録ツールは車両販売店で管理されているため、再ペアリングを行おうとするときには、車両販売店に赴かねばならず不便であった。
本発明の目的は、機種変更した後の新携帯端末キーをペアリングするにあたり、その便性を確保することができる携帯端末キー登録システムを提供することにある。
前記問題点を解決する携帯端末キー登録システムは、通信マスタ及び携帯端末キーが無線通信を行うにあたって、最初に互いを認証するペアリングを実行することにより、通信に必要なペアリング情報を互いに登録し、以降、前記無線通信を実施可能とする構成において、外部装置からペアリング実施権限が付与された交換前の旧携帯端末キーを通じ、前記通信マスタをペアリングモードに遷移させるモード切替部を備え、当該ペアリングモードに移行した前記通信マスタは、以降使用される新携帯端末キーとペアリングを実行して当該新携帯端末キーを自身に登録する。
本構成によれば、通信マスタのキーとして使用していた携帯端末キーを新たなものに変更するにあたり、交換前の旧携帯端末キーが登録されていた通信マスタをペアリングモードに切り替えることが可能なペアリング実施権限が、外部装置から旧携帯端末キーに付与される。これにより、手元に旧携帯端末キーがあれば、その携帯端末キーを用いて通信マスタをペアリングモードに移行させ、交換後に使用する新携帯端末キーと通信マスタとのペアリングを実行することが可能となる。よって、新携帯端末キーをペアリングするにあたって、専用の登録ツール等を必要としないので、ペアリングの利便性を確保することが可能となる。
前記携帯端末キー登録システムにおいて、前記通信マスタ及び携帯端末キーには、通信時の認証で使用するキー情報がともに登録され、前記携帯端末キーが前記通信マスタと通信するには、前記キー情報に基づく認証の成立が課されていることが好ましい。この構成によれば、携帯端末キーを通信マスタのキーとして使用するときには、互いに登録されたキー情報を確認する通信が実行されるので、2者間の通信を、キー情報を用いたセキュリティ性の高いものとすることが可能となる。
前記携帯端末キー登録システムにおいて、前記旧携帯端末キーは、自身に登録されていた前記キー情報を前記外部装置に預けて、自身から当該キー情報が削除されたキーであり、前記新携帯端末キーは、前記旧携帯端末キーのキー情報を前記外部装置に預けたときに発行された移行用パスワードを用い、前記外部装置に預けられた前記キー情報を自身に登録したキーであることが好ましい。この構成によれば、旧携帯端末キーから外部装置にキー情報を預けたときには、旧携帯端末キーからキー情報が削除されるので、旧携帯端末キーが悪用されずに済む。また、旧携帯端末キーから新携帯端末キーにキー情報を移行するときには、移行用パスワードの入力を課すので、キー情報の移行をセキュリティ性よく行うことが可能となる。
前記携帯端末キー登録システムにおいて、前記外部装置は、前記旧携帯端末キーから前記キー情報が預けられたときに、前記ペアリング実施権限を前記旧携帯端末キーに付与することが好ましい。この構成によれば、旧携帯端末キーからキー情報が預けられないと、外部装置からペアリング実施権限が付与されないので、ペアリング実施権限を正しく付与するのに有利となる。
前記携帯端末キー登録システムにおいて、前記外部装置は、どの前記携帯端末キーがどの前記通信マスタに登録されたのかの組み合わせが管理されたデータベースを備え、前記ペアリング実施権限は、前記データベースが参照されることにより、どの前記通信マスタをペアリングモードに移行することを許可するのかが決められた権限であることが好ましい。この構成によれば、携帯端末キー及び通信マスタの組み合わせがデータベースによって管理されるので、携帯端末キーと通信マスタとの紐付けを確認するにあたり、これを効率よく、かつ正確に行うのに有利となる。
前記携帯端末キー登録システムにおいて、前記ペアリング実施権限には、使用にあたっての制限が付与されていることが好ましい。この構成によれば、ペアリング実施権限を無期限に使用させずに済むので、ペアリング実施権限を不正に使用されてしまうのを防止するのに有利となる。
本発明によれば、機種変更した後の新携帯端末キーをペアリングするにあたり、その便性を確保することができる。
一実施形態の携帯端末キーシステムの構成図。 携帯端末キー登録システムの構成図。 旧携帯端末キーからキー情報を新携帯端末キーに移行する手順を示すフローチャート。 旧携帯端末キーを用いたペアリングの実施手順を示すフローチャート。 機種変更後の携帯端末キーシステムの状態図。
以下、携帯端末キー登録システムの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、携帯端末キー2を車両キーとして使用可能な携帯端末キーシステム3を備える。携帯端末キー2は、例えば高機能携帯電話(スマートフォン)や専用携帯機にキー機能(専用のアプリケーション)を登録することによって実現される。携帯端末キーシステム3の通信には、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)が使用される。
携帯端末キー2は、携帯端末キー2の動作を管理する制御部4と、携帯端末キー2において第1通信(本例はブルートゥース通信)に準じた電波を送受信する第1通信部(アンテナ及び通信回路を含む)5と、外部からの解析攻撃に耐え得るセキュアエレメント6とを備える。制御部4のメモリ7には、第1通信(本例はブルートゥース通信)のペアリングがなされた車両1との紐付けの証拠となるペアリング情報8が書き込み保存されている。セキュアエレメント6には、携帯端末キー2により車両1と無線によるキー照合(ID照合)を行うときに使用されるキー情報9が書き込み保存されている。キー情報9は、携帯端末キー2の固有のIDコードであるキーIDと、通信を暗号化するときに使用する暗号鍵とを含む。セキュアエレメント6は、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードであるとよい。
車両1は、携帯端末キー2とのID照合の動作を管理する携帯端末キーECU10と、車両1において第1通信(本例はブルートゥース)に準じた電波を送受信する第1通信部11と、データ書き込み及び読み出しが可能なメモリ12とを備える。メモリ12には、車両1に登録された携帯端末キー2のペアリング情報8及びキー情報9が書き込み保存されている。ペアリング情報8は、携帯端末キー2に登録されているものと同じものである。キー情報9は、車両1に登録された携帯端末キー2のキーID及び暗号鍵を含む。第1通信部11は、例えばブルートゥーストランシーバである。
携帯端末キー2及び携帯端末キーECU10は、それぞれに同じペアリング情報8が登録されることにより、両者がペアリングされている。ペアリングは、携帯端末キー2及び携帯端末キーECU10の間で初めて第1通信を実行するときに、互いを認証する作業のことをいい、ペアリングが一旦済むと、以降、ペアリングをしなくとも通信を実行することが可能となる。ペアリングは、例えば携帯端末キーECU10の動作モードを「ペアリングモード」に切り替えることが必要であり、ユーザにより入力されたコード情報(PINコード、暗証番号、パスキー等)を基にリンクキーが作成され、これがペアリング情報8として両者に登録される。
携帯端末キーシステム3において、車外に位置する携帯端末キー2と車両1との間で、第1通信(ブルートゥース通信)に準じたID照合(車外ID照合)が成立すると、例えば車両ドアの施解錠が許可又は実行される。この場合のID照合には、例えばキーIDの正否を確認するキーID照合と、暗号鍵を用いたチャレンジレスポンス認証とを含むとよい。また、携帯端末キーシステム3において、車内に位置する携帯端末キー2と車両1との間で、第1通信(ブルートゥース通信)に準じたID照合(車内ID照合)が成立すると、例えば車両電源の遷移操作(一例はエンジン始動操作)が許可される。なお、携帯端末キー2の車内外判定は、通信時に受信する電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)から判定するとよい。
図2に示すように、携帯端末キーシステム3は、携帯端末キー2を通信マスタ15(本例は携帯端末キーECU10)に登録するときに作動する携帯端末キー登録システム16を備える。本例の携帯端末キー登録システム16は、携帯端末キー2を新しいものに機種変更したときに、旧携帯端末キー2aを利用して新携帯端末キー2bを通信マスタ15に登録するものである。すなわち、旧携帯端末キー2aから通信マスタ15を「ペアリングモード」に移行させ、新携帯端末キー2bを通信マスタ15に登録するものとなっている。
携帯端末キー登録システム16は、キー情報9を旧携帯端末キー2aから新携帯端末キー2bに移行するときに作動する移行手続処理部18を備える。本例の移行手続処理部18は、旧携帯端末キー2a(制御部4a)に設けられた18aと、新携帯端末キー2b(制御部4b)に設けられた18bとを備える。移行手続処理部18は、旧携帯端末キー2aに設けられた第2通信部19aを通じて、ネットワーク通信によりセンター20と通信が可能である。移行手続処理部18bは、新携帯端末キー2bに設けられた第2通信部19bを通じて、ネットワーク通信によりセンター20と通信が可能である。
センター20は、キー情報9を管理するサーバである。センター20は、どの旧携帯端末キー2aがどの携帯端末キーECU10に登録されているのかを管理するデータベース21を備える。データベース21には、各携帯端末キーECU10の固有のIDであるECU−IDと、各携帯端末キー2が有するシリアル番号の位置付けの端末IDと、前述のキーIDとの組み合わせが登録されている。
移行手続処理部18は、旧携帯端末キー2aからキー情報9をセンター20に一時的に預け、これをセンター20から新携帯端末キー2bに受け取らせる。また、センター20は、旧携帯端末キー2aからキー情報9を預かったとき、旧携帯端末キー2aが登録されていた携帯端末キーECU10をペアリングモードに遷移させることが可能なペアリング実施権限22を旧携帯端末キー2aに付与する。これにより、旧携帯端末キー2aは、ペアリング実施権限22を所持することを理由に、ペアリングモード切替要求23を携帯端末キーECU10に送信することが可能となっている。
携帯端末キー登録システム16は、第1通信(本例はブルートゥース通信)におけるペアリングを実行するペアリング実行部24を備える。本例のペアリング実行部24は、旧携帯端末キー2a(制御部4a)に設けられた24aと、新携帯端末キー2b(制御部4b)に設けられた24bと、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)に設けられた24cとを備える。ペアリング実行部24は、例えば所定のコード情報(PINコード、暗証番号、パスキー等)を基にリンクキーを作成し、これをペアリング情報8として携帯端末キー2及び通信マスタ15の両者に登録する。
携帯端末キー登録システム16は、ペアリング実施権限22が付与された旧携帯端末キー2aを通じて通信マスタ15をペアリングモードに遷移させるモード切替部25を備える。モード切替部25は、携帯端末キーECU10に設けられる。モード切替部25は、旧携帯端末キー2aからペアリングモード切替要求23を第1通信により受信すると、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)の動作モードを、一般的な通常時にとる「通常モード」から、携帯端末キー2とのペアリングを実行可能な「ペアリングモード」に切り替える。これにより、新携帯端末キー2bを通信マスタ15に登録するペアリングが実施可能になる。
次に、図3〜図5を用いて、携帯端末キー登録システム16の動作を説明する。
図3に示すように、ステップ101において、移行手続処理部18aは、旧携帯端末キー2aに書き込まれているキー情報9を旧携帯端末キー2aからセンター20に送信する。この作業としては、例えば旧携帯端末キー2aにブルートゥース通信(ペアリング機能)のアプリケーションを立ち上げ、このアプリケーションを通じてキー情報9の送信を実行するとよい。
ステップ102において、センター20は、旧携帯端末キー2aからキー情報9を受信すると、これを一時的に預かる。
ステップ103において、センター20は、旧携帯端末キー2aからキー情報9を受け付けると、センター20からキー情報9を引き出すときに必要となる移行用パスワード28をユーザに発行する。本例の場合、移行用パスワード28がセンター20から旧携帯端末キー2aにインターネット通信を通じて配信されることにより、ユーザに通知される。
また、センター20は、これまでキー情報9が登録されていた通信マスタ15(携帯端末キーECU10)をペアリングモードに移行させることが可能なペアリング実施権限22を、旧携帯端末キー2aに送信する。ペアリング実施権限22は、例えば旧携帯端末キー2aから通知される端末IDやキーIDを基に、データベース21を参照して作成されることにより、どの携帯端末キーECU10をペアリングモードに移行してよいかを指示できる権限となっている。
ステップ104において、移行手続処理部18aは、センター20から移行用パスワード28を受信すると、旧携帯端末キー2aに登録されているキー情報9をメモリ7aから削除する。これにより、旧携帯端末キー2aを車両キーとして使用することができなくなる。なお、ここでは、旧携帯端末キー2aからキー情報9が削除されても、旧携帯端末キー2aにペアリング情報8は残されたままにされることにより、車両1とのブルートゥース通信は実行可能な状態が確保される。
ステップ105において、旧携帯端末キー2aは、センター20から取得したペアリング実施権限22を、自身のメモリ7aに登録する。これにより、旧携帯端末キー2aのペアリング実行部24aが有効になり、旧携帯端末キー2aを使用して通信マスタ15(携帯端末キーECU10)をペアリングモードに切り替えることが可能な状態となる。
ステップ106において、ユーザは、携帯端末キー2の機種変更を行う。本例の場合は、旧携帯端末キー2aから新携帯端末キー2bに機種が変更される。なお、機種変更後も旧携帯端末キー2aはユーザの手元に残しておく。
ステップ107において、ユーザは、旧携帯端末キー2aに通知された移行用パスワード28を新携帯端末キー2bに入力し、センター20と通信する。このとき、移行手続処理部18bは、移行用パスワード28を新携帯端末キー2bに入力させるように作動し、入力された移行用パスワード28を、ネットワーク通信を通じてセンター20に送信する。
ステップ108において、センター20は、新携帯端末キー2bから受け付けた移行用パスワード28の正否を判定する。このとき、移行用パスワードが誤りであれば、処理を強制終了し、移行用パスワードが正しければ、処理を継続する。
ステップ109において、センター20は、新携帯端末キー2bから受け付けた移行用パスワード28が正しいとき、センター20に預けられていたキー情報9を新携帯端末キー2bにネットワーク通信を通じて送信する。
ステップ110において、移行手続処理部18bは、センター20からキー情報9を受信すると、これをメモリ7bに書き込み保存する。これにより、旧携帯端末キー2aから新携帯端末キー2bへのキー情報9の移行が完了し、新携帯端末キー2bのキー設定が済む。
図4に示すように、ステップ201において、ユーザは、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)をペアリングモードに切り替える操作を、旧携帯端末キー2aにおいて実行する。この操作としては、例えば旧携帯端末キー2aにブルートゥース通信(ペアリング機能)のアプリケーションを立ち上げ、このアプリケーションを通じた案内に沿って実行するとよい。
ステップ202において、ペアリング実行部24aは、旧携帯端末キー2aで通信マスタ15(携帯端末キーECU10)をペアリングモードに切り替える操作が実行されると、旧携帯端末キー2aに保持されたペアリング実施権限22を基に、通信マスタ15をペアリングモードに切り替える指令となるペアリングモード切替要求23を、第1通信(ブルートゥース通信)を通じて通信マスタ15に送信する。
ステップ203において、ペアリング実行部24cは、旧携帯端末キー2aからペアリングモード切替要求23を受信すると、これをトリガにして、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)の動作モードを「ペアリングモード」に切り替える。
ステップ204において、ペアリングモードが有効となったペアリング実行部24cは、第1通信(ブルートゥース通信)を通じて、新携帯端末キー2bとペアリングを実行する。ここでは、新たに第1通信(ブルートゥース通信)が確立する通信端末(携帯端末キー2)を探索するように作動し、通信確立する新携帯端末キー2bについてペアリングを開始する。このとき、新携帯端末キー2bで新たに入力されたコード情報(PINコード、暗証番号、パスキー等)を基にリンクキーが作成され、これが新携帯端末キー2bとの通信に必要なペアリング情報29として作成される。
ステップ205において、ペアリング実行部24cは、新携帯端末キー2bとのペアリングによって作成されたペアリング情報29を、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)のメモリ12に書き込み保存する。
ステップ206において、ペアリング実行部24bは、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)とのペアリングによって作成されたペアリング情報29を、新携帯端末キー2bのメモリ7bに書き込み保存する。このように、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)及び新携帯端末キー2bの両方に同一のペアリング情報29の書き込みが済むと、新携帯端末キー2bと通信マスタ15とで第1通信(ブルートゥース通信)を行うことが可能となる。これにより、旧携帯端末キー2aに代えて新携帯端末キー2bを車両キーとして使用することが可能となる。
図5に、機種変更後のペアリングが済んだ新携帯端末キー2b及び通信マスタ15の状態を図示する。同図からも分かるように、新携帯端末キー2bには、セキュアエレメント6bにキー情報9が登録されるとともに、メモリ7bにペアリング情報29が登録されている。また、通信マスタ15(携帯端末キーECU10)のメモリ12には、新携帯端末キー2bと同一のペアリング情報29が書き込まれている。従って、新携帯端末キー2bが新たな車両キーとして使用できることが分かる。なお、旧携帯端末キー2aを車両キーとして使用していたときのペアリング情報8は保持されたままとしているが、これは削除されてもよい。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)携帯端末キー2を機種変更するにあたり、旧携帯端末キー2aが登録されていた通信マスタ15をペアリングモードに切り替えることが可能なペアリング実施権限22が、センター20から旧携帯端末キー2aに付与される。これにより、手元に旧携帯端末キー2aがあれば、これを用いて通信マスタ15をペアリングモードに移行させ、新携帯端末キー2bと通信マスタ15とのペアリングを実行することが可能となる。よって、新携帯端末キー2bをペアリングするにあたって、専用の登録ツール等を必要としないので、ペアリングの利便性を確保することができる。
(2)携帯端末キー2及び通信マスタ15にキー情報9を登録しておき、これらの通信にあたっては、キー情報9による認証の成立が課される。よって、携帯端末キー2を通信マスタ15のキーとして使用するときには、互いに登録されたキー情報9を確認する通信が実行されるので、2者間の通信を、キー情報9を用いたセキュリティ性の高いものとすることができる。
(3)携帯端末キー2は、自身に登録されていたキー情報9をセンター20に預けて、自身からキー情報9が削除されたキーである。このため、キー情報9をセンター20に預けた後は、旧携帯端末キー2aからキー情報9が削除されるので、旧携帯端末キー2aが悪用されずに済む。
(4)新携帯端末キー2bは、移行用パスワード28を用い、センター20に預けられたキー情報9を自身に登録したキーである。よって、新携帯端末キー2bにキー情報9を付与するにあたっては、移行用パスワード28の入力を課すので、キー情報9の移行をセキュリティ性よく行うことができる。
(5)センター20は、旧携帯端末キー2aからキー情報9が預けられたときに、ペアリング実施権限22を旧携帯端末キー2aに付与する。よって、旧携帯端末キー2aからキー情報9を預けないと、センター20からペアリング実施権限22が付与されないので、ペアリング実施権限22を正しく付与するのに有利となる。
(6)センター20には、どの携帯端末キー2がどの通信マスタ15に登録されていたのかの組み合わせが管理されたデータベース21が設けられている。そして、ペアリング実施権限22は、データベース21が参照されることにより、どの通信マスタ15をペアリングモードに移行することを許可するのかを指定することができる権限として作成される。このように、携帯端末キー2と通信マスタ15との組み合わせがデータベース21によって管理されるので、これらの紐付けを確認するにあたり、これを効率よく、かつ正確に行うのに有利となる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ペアリング実施権限22には、使用にあたっての制限が付与されてもよい。具体的な使用制限としては、例えば使用回数、使用期限(使用時間)などがある。このように、ペアリング実施権限22に使用制限がかけられれば、ペアリング実施権限22を不正に使用されてしまうのを防止するのに有利となる。
・ペアリング実施権限22は、旧携帯端末キー2aからキー情報9を預かったときに付与されることに限らず、他のタイミングで付与されてもよい。
・ペアリング実施権限22の付与は、移行用パスワードの発行とは別のステップで実行されてもよい。
・ペアリング実施権限22を付与する外部装置は、センター20に限定されず、例えば専用のツール、通信端末(携帯端末キーやタブレット端末等)など、種々の装置に変更することができる。
・ペアリング実施権限22は、特定の通信マスタ15をペアリングモードに移行できる情報であればよい。
・ペアリング実施権限22は、携帯端末キー2をペアリングモードに移行させる権限を有した情報でもよい。
・センター20において携帯端末キー2がどの通信マスタ15に紐付くのかの判定は、旧携帯端末キー2aから得られる種々のデータを頼りに特定することが可能である。すなわち、キー情報9を受け付けたときに旧携帯端末キー2aがどの通信マスタ15に登録されていたのかが分かれば、どのような態様に変更してもよい。
・キー情報9は、旧携帯端末キー2aから新携帯端末キー2bに直接渡されてもよい。
・携帯端末キー2は、キー情報9が登録された端末であることに限定されず、通信マスタ15と通信できる端末であれば、どのような端末としてもよい。
・第1通信は、ブルートゥース以外の他の通信に変更可能である。また、第2通信は、種々のネットワーク通信を採用可能である。
・ペアリングは、携帯端末キー2と通信マスタ15との通信路を確保するための作業をいい、ペアリング情報8,29は、ペアリングに必要な情報であれば、種々のものに変更することが可能である。
・車両1は、例えばボディECUやエンジンECU等が設けられていて、ボディECUにより車両ドアの施解錠が制御され、エンジンECUによってエンジンが制御される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(イ)通信マスタ及び携帯端末キーが無線通信を行うにあたって、最初に互いを認証するペアリングを実行することにより、通信に必要なペアリング情報を互いに登録し、以降、前記無線通信を実施可能とする携帯端末キー登録方法において、前記通信マスタをペアリングモードに移行することが許可されたペアリング実施権限を、外部装置から交換前の旧携帯端末キーに付与するステップと、前記ペアリング権限情報が付与された旧携帯端末キーにより、前記通信端末をペアリングモードに移行させるステップとを備えた。
(ロ)前記携帯端末キー登録方法において、旧携帯端末キーに登録されたキー情報を、当該旧携帯端末キーから外部装置に一時的に預けるステップと、前記旧携帯端末キーから前記外部装置に前記キー情報が預けられたとき、新携帯端末キーが前記外部装置から前記キー情報を引き出すのに必要となる移行用パスワードを発行するステップと、前記移行用パスワードを用いて、前記外部装置に預けてあった前記キー情報を前記新携帯端末キーに受け取らせるステップとを備え、前記ペアリング実施権限は、前記旧携帯端末キーから前記キー情報を前記外部装置に預けたときに、当該外部装置から前記旧携帯端末キーに付与される。
2…携帯端末キー、2a…旧携帯端末キー、2b…新携帯端末キー、3…携帯端末キー登録システム、8…ペアリング情報、9…キー情報、10…通信マスタの一例である携帯端末キーECU、15…通信マスタ、20…外部装置の一例であるセンター、21…データベース、22…ペアリング実施権限、25…モード切替部、28…移行用パスワード、29…ペアリング情報。

Claims (6)

  1. 通信マスタ及び携帯端末キーが無線通信を行うにあたって、最初に互いを認証するペアリングを実行することにより、通信に必要なペアリング情報を互いに登録し、以降、前記無線通信を実施可能とする携帯端末キー登録システムにおいて、
    外部装置からペアリング実施権限が付与された交換前の旧携帯端末キーを通じ、前記通信マスタをペアリングモードに遷移させるモード切替部を備え、
    当該ペアリングモードに移行した前記通信マスタは、以降使用される新携帯端末キーとペアリングを実行して当該新携帯端末キーを自身に登録する
    ことを特徴とする携帯端末キー登録システム。
  2. 前記通信マスタ及び携帯端末キーには、通信時の認証で使用するキー情報がともに登録され、前記携帯端末キーが前記通信マスタと通信するには、前記キー情報に基づく認証の成立が課されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末キー登録システム。
  3. 前記旧携帯端末キーは、自身に登録されていた前記キー情報を前記外部装置に預けて、自身から当該キー情報が削除されたキーであり、
    前記新携帯端末キーは、前記旧携帯端末キーのキー情報を前記外部装置に預けたときに発行された移行用パスワードを用い、前記外部装置に預けられた前記キー情報を自身に登録したキーである
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末キー登録システム。
  4. 前記外部装置は、前記旧携帯端末キーから前記キー情報が預けられたときに、前記ペアリング実施権限を前記旧携帯端末キーに付与する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の携帯端末キー登録システム。
  5. 前記外部装置は、どの前記携帯端末キーがどの前記通信マスタに登録されたのかの組み合わせが管理されたデータベースを備え、
    前記ペアリング実施権限は、前記データベースが参照されることにより、どの前記通信マスタをペアリングモードに移行することを許可するのかが決められた権限である
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の携帯端末キー登録システム。
  6. 前記ペアリング実施権限には、使用にあたっての制限が付与されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の携帯端末キー登録システム。
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