JP2016149319A - 薄膜線材の接続構造、その接続構造を用いた高温超電導線材およびその接続構造を用いた高温超電導コイル - Google Patents

薄膜線材の接続構造、その接続構造を用いた高温超電導線材およびその接続構造を用いた高温超電導コイル Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜線材の延長または接続による許容応力の低下を防止した薄膜線材の接続構造、その接続構造を用いた高温超電導線材およびその接続構造を用いた高温超電導コイルを提供する。【解決手段】薄膜線材の接続構造10は、少なくとも基板22および基板22の片面に形成された超電導層25を層に含むテープ形状の積層体30の外周を導体層21で被覆した接続構造10において、薄膜線材20で発生した超電導電流11の通流経路となる経路形成体12が、導体層21のうち基板22に関して超電導層25と反対側の側面13に配置された接合材14で接合されたものである。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、積層された薄層から構成されてテープ状に成形された薄膜線材の接続技術に関する。
現在、レアアース(RE:Rear Earth)を含む(RE)Ba2Cu37を用いたREBCO線材を代表とする高温超電導線材を用いた高温超電導コイルの研究が盛んにされている。
特に、厚さ百μm程度の基板上に、複数の種類の層を形成して作製される高温超電導線材(以下、「薄膜線材」という)は、高磁場下での電流容量が大きいという特性がある。
また、薄膜線材は、テープ長手方向に高い応力をかけても超電導特性が失われないという特徴もある。
よって、高磁場を発生させるために必要な高電流密度および高い許容応力を有する高温超電導コイルの実現が期待されている。
MRI用磁石や単結晶引き上げ装置用磁石、加速器用磁石などに薄膜線材を適用する場合、必要な線材長は、1つの磁石につき数kmから数百kmが必要となる。
しかし、高温超電導層に高い結晶性が必要であることなどから薄膜線材は長尺化が難しい。現状では薄膜線材の単長は、数十mから数百mとなっている。
よって、薄膜線材を用いて高温超電導コイルを製造する場合、薄膜線材を複数本接続することが必要である。
現在、ゼロ抵抗で接続する、いわゆる超電導接続は確立されていないので、接続抵抗ができるだけ小さくなるように接続が工夫されている。
薄膜線材を構成する層の最上層および最下層は、通常、銅などのメッキで形成される安定化層である。
通常、超電導層を通流する超電導電流は、高温超電導層を基板に関して超電導層と同一の側にある安定化層(以下、「表面(おもてめん)」という)へより容易に流れる。
よって、2本の薄膜線材を接続して延長する場合、表面どうしを半田で接合して接続抵抗を小さくしている。
同様に、電極などの常電導体に薄膜線材を接続する場合も、表面を電極に接続することで、接続抵抗を小さくしている。
なお、半田などの常電導体に超電導電流が流れることによる発熱は、通常、高温超電導線材の超電導性にほとんど影響しない。
すなわち、常電導体の発熱密度は低いため、冷却が十分であれば、超電導コイルとしての機能は喪失しない。
しかし、超電導層が破壊された場合、破壊された部位における発熱密度は、極めて大きくなる。
よって、この破壊された部位は、冷凍機などによる冷却で極低温に維持することが困難になり、熱暴走が発生することが考えられる。
特開2000−133067号公報 特開2008−140930号公報 特開2011−018536号公報
前述したように、薄膜線材は、超電導特性に関して、いわゆるテープ長手方向の許容応力の高さに優位性がある。
しかしながら、表面に半田を配置して薄膜線材を接続した場合、テープ長手方向の許容応力が低下してしまうことが確認された。
この低下は、接続端部で応力が集中することが原因であることがわかった。
薄膜線材は、通常、テープ長手方向の許容応力が高い一方で、薄膜線材を構成する層を引き剥す方向(以下、「剥離方向」という)の許容応力は低い。
テープ長手方向の許容応力の低下は、テープ長手方向の引張り力をかけたときに接続部の両端の極一部に応力が集中することによると予想される。
この集中した応力の一部が、剥離方向の成分(以下、「剥離応力」という)となり、超電導層を含む積層体を破壊したと予想される。
上述したように、この破壊された部位から熱暴走に至ることがありえる。
薄膜線材で構成される高温超電導コイルは、通常、薄膜線材の一部でも熱暴走などによって超電導性が失われると、超電導コイルとしての機能が発揮することができない。
一方、強度の高い高電気抵抗材などで薄膜線材の外周を補強した場合、薄膜線材は、接続されてもテープ長手方向の許容応力が低下しない。
接続部の両端に発生する剥離応力が補強材にかかるため、薄膜線材内部の超電導層へ影響がほとんど及ばないためである。
しかし、薄膜線材の外周を補強すると、通電容量に対する線材の断面積が増加し、高温超電導コイル全体の電流密度が低下する。
電流密度の低下は、効率的な高磁場発生の観点では不利である。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、薄膜線材の延長または接続による許容応力の低下を防止した薄膜線材の接続構造、その接続構造を用いた高温超電導線材およびその接続構造を用いた高温超電導コイルを提供することを目的とする。
本実施形態にかかる薄膜線材の接続構造は、少なくとも基板および基板の片面に形成された高温超電導層を層に含むテープ形状の積層体の外周を導体層で被覆した薄膜線材の接続構造において、薄膜線材で発生した超電導電流の通流経路となる経路形成体が、導体層のうち基板に関して高温超電導層と反対側の側面に配置された接合材で接合されるものである。
本発明により、薄膜線材の延長または接続による許容応力の低下を防止した薄膜線材の接続構造、その接続構造を用いた高温超電導線材およびその接続構造を用いた高温超電導コイルが提供される。
一般的な薄膜線材の構成斜視図である。 第1実施形態にかかる薄膜線材の接続構造を用いて接続された2本の薄膜線材の斜視図。 第1実施形態にかかる薄膜線材の接続構造の図1の平面による切断断面の断面図。 従来の薄膜線材の接続構造に、テープ長手方向に引張り力をかけた場合に発生する剥離応力を示す図。 第1実施形態の薄膜線材の接続構造に、テープ長手方向に引張り力をかけた場合に発生する剥離応力を示す図。 第1実施形態にかかる薄膜線材の接続構造の適用に好適な薄膜線材のテープ短手方向の断面図。 第1実施形態にかかる薄膜線材の接続構造の適用に好適な薄膜線材のテープ短手方向の断面図。 第2実施形態において経路形成体として用いられる高温超電導銀シース線材の断面斜視図。 第2実施形態にかかる薄膜線材の接続構造を用いた高温超電導線材の接続部分であってテープ長手方向の断面図。 薄膜線材に銀シース線材が接続された高温超電導線材を巻回して作製したパンケーキコイルを示す斜視図。 第2実施形態で用いられる銀シース線材の変形例を示すテープ端手方向の断面図。 第3実施形態にかかる薄膜線材の接続構造を用いた高温超電導線材の接続部分であってテープ長手方向の断面図。 第3実施形態にかかる薄膜線材の接続構造を用いた高温超電導線材の接続部分の変形例のテープ長手方向の断面図。 高温超電導コイルに配置された経路形成体の一例を示す図。 第4実施形態にかかる薄膜線材の接続構造であってテープ長手方向の断面図。 第4実施形態にかかる薄膜線材の接続構造を適用することができる高温超電導コイルの一例を示す断面斜視図。 第5実施形態にかかる薄膜線材の接続構造のテープ長手方向の断面図。 第5実施形態にかかる薄膜線材の接続構造の変形例のテープ長手方向の断面図。 第5実施形態にかかる薄膜線材の接続構造の変形例のテープ長手方向の断面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、層構造をとるテープ形状の高温超電導線材20(以下、「薄膜線材20」という)の構成を、図1を用いて説明する。
図1は、一般的な薄膜線材20の構成斜視図である。
薄膜線材20は、例えばRE酸化物からなる高温超電導層25(以下、「超電導層25」という)を含むREBCO線材などの線材である。
薄膜線材20は、例えば、ニッケル基合金、ステンレスまたは銅などの高強度の金属材質である基板22と、基板22の上に形成されて基板22と超電導層25の熱収縮の際に起因する熱歪みを防止する中間層24と、中間層24を基板22の表面に配向させるマグネシウムなどからなる配向層23と、中間層24の上に形成される酸化物でできた超電導層25と、銀、金または白金などで組成され、超電導層25に含まれる酸素が超電導層25から拡散することを防止して超電導層25を保護する保護層26と、銅またはアルミニウムなどの良電導性金属であり超電導層25への過剰超電導電流の迂回経路となってクエンチ現象を防止する安定化層21と、から構成される。
ただし、薄膜線材20を構成する各層の種類および数はこれに限定されるものではなく、必要に応じて多くても少なくてもよい。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態にかかる薄膜線材の接続構造10(以下、単に「接続構造10」という)を用いて接続された2本の薄膜線材20の斜視図である。
なお、図2では、薄膜線材20の一部をテープ長手方向に切断して切断断面を表示している。
また、図2以降の各図では、説明を簡単にするため、積層体30を形成する層のうち、実施形態に必須の基板22および超電導層25以外のものは省略している。
第1実施形態にかかる接続構造10は、図2に示されるように、少なくとも基板22および基板22の片面に形成された超電導層25を層に含むテープ形状の積層体30(図1)の外周を導体層21で被覆した接続構造10において、薄膜線材20(以下、必要に応じて「第1線材20a」という)で発生した超電導電流11の通流経路となる経路形成体12が、導体層21のうち基板22に関して超電導層25と反対側の側面13(以下、「裏面13」という)に配置された接合材14で接合されたものである。
積層体30は、図1の一例では、基板22、配向層23、中間層24、超電導層25、保護層26を含む。
また、通常、積層体30の外周を被覆する導体層21は、安定化層21である。
また、第1実施形態においては、経路形成体12は、第1線材20aと同様に積層体30を導体層21で被覆した第2の薄膜線材20b(20)である。
第2線材20bの裏面13は、第1線材20aの裏面13と対向するように配置される。
そして、対向した第1線材20aの裏面13の先端と第2線材20bの裏面13の末端とが半田14a(14)などの接合材14で接合される。
ここで、図3は、図1の第1実施形態にかかる接続構造10のテープ端手方向に沿って配置された平面Ω(図2)による切断断面の断面図である。
基板22と超電導層25とを隔てる中間層24(図1)は、一般的に電気絶縁体である。
よって、超電導層25を流れる超電導電流11は、中間層24を横断して裏面13へ流れ込むことはできない。
しかし、図2および図3に示されるように、第1実施形態にかかる第1線材20aおよび第2線材20bは、安定化層21が積層体30の外周を被覆するように形成されている。
よって、図3に示すように、第1線材20aの超電導層25を流れる超電導電流11は、安定化層21が形成する迂回経路を流れて裏面13に流れ込む。
同様に、第1線材20aの裏面13から第2線材20bの裏面13へ流入した超電導電流11は、第2線材20bにおいて、安定化層21が形成する迂回経路を流れて超電導層25へ流入する。
第1線材20aを通流した超電導電流11は半田14aを介して第2線材20bへ流入して、第2線材20bを通流する。
つまり、このように接合された第1線材20aおよび第2線材20bは、全体として1本の高温超電導線材50となる。
ここで、図4は、従来の接続構造に、テープ長手方向に引張り力16をかけた場合に発生する剥離応力17を示す図である。
つまり、図4は、安定化層21のうち基板22に関して超電導層25と同じ側の側面19(以下、「表面19」という)を対向させて接続した図である。
テープ長手方向に引張り力16が加わると、第1線材20aの先端と第2線材20bの末端とが接続される領域36(以下、「接続領域36」という)の両端部に局所的な変形が発生する。
変形によってこの両端部に集中した応力のうち、一部の成分は薄膜線材20を積層方向に引き剥す応力17(剥離応力17)になる。
数十μmの薄さで形成された銅などの比較的柔らかい低抵抗金属である安定化層21は、機械的強度が低いため、積層体30に剥離応力17を伝えてしまう。
従来では、半田14aを表面19に配置して接合していたので、基板22に関して表面19と同じ側にある超電導層25は、剥離応力17の影響を大きく受けた。
前述のように、積層体30のうち超電導層25または中間層24などは、剥離方向の許容応力が極めて低いため、この剥離応力17によって容易に破壊される。
一方、図5は、第1実施形態の接続構造10に、テープ長手方向に引張り力16をかけた場合に発生する剥離応力17を示す図である。
接続構造10で接続される場合、半田14aが配置される裏面13の安定化層21と超電導層25との間に、基板22が配置されることになる。
基板22は、安定化層21の数倍である百μm程度の厚さを有し、Ni基合金などの硬くて強度が高い材料で構成される。
よって、接続領域36の一部に応力が集中しても、この応力が超電導層25へ及ぼす影響は極めて軽微となる。
すなわち、第1実施形態にかかる接続構造10によれば、薄膜線材20の電気的な接続によって高温超電導線材50のテープ長手方向の許容応力が低下することを防止することができる。
なお、導体層21を安定化層21として説明したが、接続構造10の適用に好適な薄膜線材20は、積層体30を安定化層21で被覆したものに限定されない。
例えば、図6および図7はいずれも、第1実施形態にかかる接続構造10の適用に好適な薄膜線材20のテープ短手方向の断面図である。
図6に示されるように、低抵抗の金属テープ33をろう材32などで積層体30の両面に貼り合わせて、全体として積層体30を被覆する導体層21にすることができる。
また、図7に示されるように、金属テープ33で積層体30を包み込み、金属テープ33と積層体30とをろう材32で固着させてもよい。
つまり、超電導層25に接続されて超電導電流11が積層体30を迂回することのできる迂回経路がある薄膜線材20であれば接続構造10を好適に用いることができる。
以上のように、第1実施形態にかかる接続構造10によれば、薄膜線材20の電気的な接続によって高温超電導線材50のテープ長手方向の許容応力が低下することを防止することができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態において経路形成体12として用いられる高温超電導銀シース線材12a(12)の断面斜視図である。
なお、図8においても、テープ状の銀シース線材12aの一部をテープ長手方向に切断して切断断面を表示している。
また、図9は、第2実施形態にかかる接続構造10を用いた高温超電導線材50の接続部分であってテープ長手方向の断面図である。
第2実施形態にかかる接続構造10が適用される経路形成体12は、図8または図9に示されるように、第1実施形態の薄膜線材20である第2線材20bに代えて、銀シース線材12aが用いられる。
銀シース線材12aの構造は、積層構造の薄膜線材20とは構造が大きく異なり、母材である銀マトリクス37の中に超電導フィラメント44が、埋め込まれた形態になっている。
銀シース線材12aは、積層構造になっていないので、剥離方向の許容応力が高い。
一般に、超電導フィラメント44の材質として、BiSrCaCu10が一般に用いられる。
薄膜線材20は、非常に高い電流密度で超電導電流11を流すことができるという特性がある。
しかし、必ずしも1本の高温超電導線材50を一律に薄膜線材20で構成しなくてもよい。
例えば、図10は、薄膜線材20に銀シース線材12aが接続された高温超電導線材50を巻回して作製したパンケーキコイル40を示す斜視図である。
パンケーキコイル40の外周部分には、外部磁場により大きな変形が発生する。
よって、図10に示されるように、剥離方向の許容応力が小さい薄膜線材20に代えて、銀シース線材12aを配置するのがよい場合がある。
また、パンケーキコイル40が複数積層されて構成される高温超電導コイル60(図14)においても、積層されるパンケーキコイル40の位置によってかかる応力が異なる。
よって、高温超電導線材50が用いられる環境に合わせて、銀シース線材12aなどの他の高温超電導線材と薄膜線材20とを組み合わせることが望ましい場合がある。
そこで、第2実施形態では、薄膜線材20および銀シース線材12aを、接続構造10を用いて接続する。
銀シース線材12aについては、通常、薄膜線材20のように表面19と裏面13とを区別する必要はない。
また、銀シース線材12aは、薄膜線材20のように電気絶縁体の中間層24がないので、テープ幅広面の表裏を貫通する方向(テープ厚さ方向)にも低い電気抵抗で電流を流すことができる。
また、図11は、第2実施形態で用いられる銀シース線材12aの変形例を示すテープ端手方向の断面図である。
銀シース線材12aとして、図11に示されるように、その外周をろう材32および金属テープ33で補強されたものを用いてもよい。
なお、第2線材20bに代えて銀シース線材12aを用いること以外は、第2実施形態は第1実施形態と同じ構造および動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第2実施形態にかかる接続構造10によれば、薄膜線材20以外の高温超電導線材に薄膜線材20を接続する場合も第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
つまり、第1実施形態の効果を得ながら、高温超電導線材50が用いられる環境に応じた構成で高温超電導線材50を作製することができる。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態にかかる接続構造10を用いた高温超電導線材50の接続部分であってテープ長手方向の断面図である。
また、図13は、第3実施形態にかかる接続構造10を用いた高温超電導線材50の接続部分の変形例のテープ長手方向の断面図である。
なお、図12および図13の2次元平面では、超電導電流11が積層体30を横断しているかのように表示しているが、実際の3次元空間では、超電導電流11は安定化層21の迂回経路を通流している。
第3実施形態にかかる接続構造10の経路形成体12は、図12および図13に示されるように、薄膜線材20のテープ長手方向の長さ(以下、「線材片長」という)が、この方向に垂直な方向の長さ(以下、「線材片幅」という)の50倍以下である線材片12(12)である。
通常、用いられる線材片12は、線材片12の線材片長と同程度の線材片幅を有するものが使用される。
この線材片12は、第2線材20bの裏面13に半田14aを介して接続される。
一般に、安定化層21に用いられる銅等の電気抵抗率は、半田14aに用いられる材質の電気抵抗率よりも小さい。
しかし、“長さ/断面積”の値は、超電導電流11が半田14aを流れる経路と比較して、安定化層21が形成する迂回経路の方が数桁大きくなる。
よって、接続構造10を用いた場合の接続抵抗は、半田14aの電気抵抗よりも、薄膜線材20の内部の電気抵抗が支配的となる。
つまり、接続抵抗を低くする場合、接続領域36をできるだけ大きくして、安定化層21のうち迂回経路となる領域を広くする必要がある。
この迂回経路の実質的な断面積を大きくすることで、“長さ/断面積”の値を小さくすることが可能となる。
そこで、線材片12を用いて、第3実施形態では、この線材片12を薄膜線材20にできるだけ長く接続して第1線材20aと第2線材20bとの接続領域36を大きくする。
この線材片12には、例えば前述した銀シース線材12a(21)が好適に用いられる。
上述したように、銀シース線材12aは、テープ厚さ方向にも低い電気抵抗で超電導電流11を流すことができる。
よって、銀シース線材12aどうしの接続面積が小さい場合も、低い接続抵抗を得ることができる。
さらに、超電導電流11が銀シース線材12aを横断する場合、同じ長さの薄膜線材20を用いてブリッジ接続した場合のように中間層24を迂回する必要がない。
つまり、線材片12に銀シース線材12aを用いると、薄膜線材20を用いてブリッジ接続した場合と比較して横断経路が短くなり、接続抵抗が小さくなる。
具体的には、線材片12を用いた接続構造10は、図12および図13に示されるように、大きく2通りに大別することができる。
図12は、第1線材20aの裏面13と第2線材20bの裏面13とを対向させて、対向した裏面13を線材片12で接続させる場合を示している。
図13は、第1線材20aおよび第2線材20bが裏面13を同一の向きに揃えて並置させて、この並置された裏面13どうしに線材片12をブリッジ接続させる場合を示している。
図13に示されるように、線材片12のブリッジ接続によって接続した場合、第1線材20aおよび第2線材20bの裏面13の向きを同一の向きに合わせることができる。
特に、超電導層25に加わる電磁力を基板22に押し付ける方向に働かせたい場合など、超電導層25の向きが重要となる場合に有効である。
なお、銀シース線材12aをブリッジ接続しただけでは、銀シース線材12aのみで接続されて薄膜線材20の重複領域がない部分が、高温超電導線材50の機械強度的な弱点となる。
そこで、図13に示したように、薄膜線材20の表面19の安定化層21に補強材38を接続し、補強してもよい。
このように補強材38で補強した場合、補強材38の両端で、積層体30に剥離応力17が発生する可能性がある。
しかし、補強材38の両端で積層体30が破壊された場合も、超電導電流11は銀シース線材12aを迂回して流れるため、超電導線材としての機能は喪失しない。
このように第3実施形態によれば、線材片12を用いて接続領域36を大きくすることで迂回経路を実質的に広げて、接続抵抗の“長さ/面積”の値を小さくすることができる。
また、補強材38を接続してブリッジ接続を補強した場合も超電導線材としての機能を喪失させないことができる。
なお、第1実施形態の接続構造10が線材片12を備えること以外は、第3実施形態は第1実施形態と同じ構造および動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第3実施形態にかかる接続構造10によれば、線材片12を用いて接続領域36を大きくすることで、安定化層21の実質的な迂回経路を大きくすることができる。
つまり、第3実施形態にかかる接続構造10によれば、第1実施形態の効果に加え、薄膜線材20の接続抵抗をより低くすることができる。
さらに、線材片12を用いることで、2本の薄膜線材20の裏面13を同一の向きに合わせることができ、設計の自由度を高めることができる。
(第4実施形態)
図14は、高温超電導コイル60に配置された経路形成体12の一例を示す断面斜視図である。
第4実施形態にかかる接続構造10が適用される経路形成体12は、図14に示されるように、高温超電導線材50を高温超電導コイル60として用いるために設けられるアクセサリ導体41である。
通常、高温超電導線材50を高温超電導コイル60にする場合、パンケーキコイル40(図10)に成形した高温超電導線材50を、複数積層してフランジ43で固定して1つの高温超電導コイル60にする。
そして、通常、積層されたこれらのパンケーキコイル40のうち隣接する2つのパンケーキコイル40は、その最内周または最外周で互いに電気的に接続される。
アクセサリ導体41は、例えばこの隣接する2つのパンケーキコイル40をその最内周または最外周で接続する接続導体41bである。
また、フランジ43に接触する両端のパンケーキコイル40には、フランジ43などに固定された口出電極41aが接続される。
この口出電極41aもまた、高温超電導コイル60を通流した超電導電流11を他のコイルに流出させる経路形成体12となるアクセサリ導体41である。
アクセサリ導体41は、高温超電導線材50を高温超電導コイル60として用いるために設けられ、超電導電流11を通流させる経路を形成するものであれば上述した例に限定されない。
例えば、アクセサリ導体41は、巻枠(図示せず)などであってもよい。
また、図15は、第4実施形態にかかる接続構造10であってテープ長手方向の断面図である。
例えば図15に示されるように、薄膜線材20をアクセサリ導体41に接続する場合も、第1実施形態などと同様に、薄膜線材20の裏面13に半田14aを配置して接合する。
なお、アクセサリ導体41が設けられるコイルは、パンケーキコイル40で構成されるものに限定されない。
例えば、図16で示されるソレノイド形(レイヤ巻)、非円形に巻きまわしたレーストラック形または鞍形など、そのコイル形状は限定されない。
なお、接続構造10を用いて薄膜線材20をアクセサリ導体41に接続すること以外は、第4実施形態は第4実施形態と同じ構造および動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第4実施形態にかかる接続構造10によれば、薄膜線材20とアクセサリ導体41との電気的な接続によって薄膜線材20のテープ長手方向の許容応力が低下することを防止することができる。
また、接続構造10を用いて作製された高温超電導コイル60によれば、薄膜線材20の接続による熱暴走の発生率の上昇を防止することができる。
(第5実施形態)
図17は、第5実施形態にかかる接続構造10のテープ長手方向の断面図である。
第5実施形態にかかる接続構造10には、図17に示されるように、経路形成体12である線材片12が、薄膜線材20とアクセサリ導体41との接続において用いられる。
アクセサリ導体41は、第4実施形態で説明したものと同様に、例えば、口出電極41aまたは接続導体41bなどである。
また、線材片12には、第2実施形態などと同様に、銀シース線材12aが好適に用いられる。
さらに、線材片12は、第2実施形態と同様に裏面13に半田14aで接合される。
アクセサリ導体41は、口出電極41aまたは接続導体41bなどであるため、コイル設計上、形状が制限される。
よって、薄膜線材20とアクセサリ導体41とを接続する場合、接続領域36を広くとることは、第3実施形態で説明した薄膜線材20どうしの接続のようには容易ではない。
しかし、薄膜線材20とアクセサリ導体41との接続に線材片12を仲介させて接続すれば、第2実施形態と同様の理由により、接続領域36が小さくても接続抵抗を小さくすることができる。
また、線材片12を仲介させることで、裏面13および表面19のいずれを外向きにして巻回するか選択できるようになる。
例えば、図14に示した高温超電導コイル60において、外周に配置された口出電極41aを直接裏面13に接合する場合、薄膜線材20は裏面13を外向きにすることになる。
一方、線材片12をブリッジ接続すれば、表面19を外向きにして、裏面13で口出電極41aと電気的に接続することができる。
つまり、電磁力が積層体30を剥離させる向きに働かないようにする必要がある場合など、表面19の向きが重要となる場合に、設計の自由度を高めることができる。
また、図18および図19は、第5実施形態にかかる接続構造10の変形例のテープ長手方向の断面図である。
図18および図19のいずれも、薄膜線材20とアクセサリ導体41とを、第2実施形態で説明したブリッジ接続によって接続している例である。
なお、図17から図19では簡単のため、裏面13および表面19の符号は省略している。
また、図18のように、線材片12のみで接続されて薄膜線材20の重複領域がない部分が高温超電導線材50の機械的強度の弱点となる場合は、補強材38(図13)で接続すればよい。
第2実施形態と同様に、表面19に補強材38を接続することで補強材38との接続部の両端で積層体30が破壊されても、超電導電流11は線材片12に迂回して流れるため、超電導コイルとしての機能は喪失しない。
なお、線材片12を備えた接続構造10を用いて薄膜線材20をアクセサリ導体41に接続すること以外は、第5実施形態は第4実施形態と同じ構造および動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第5実施形態にかかる接続構造10によれば、線材片12を介して薄膜線材20とアクセサリ導体41とを接続しているため、アクセサリ導体41の長さが制約されたとしても、接続抵抗が低い接続構造10を得ることができる。
また、線材片12をブリッジ接続にする場合、裏面13の向きを自由に決定できるので、設計上の自由度を高めることができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態の接続構造10によれば、薄膜線材20の裏面13に接合材14を配置することにより、薄膜線材20の延長または接続によって許容応力が低下を防止することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…接続構造、11…超電導電流、12…経路形成体、12a…高温超電導銀シース線材(銀シース線材)、12(12a)…線材片(銀シース線材)、13…裏面、14…接合材、14a…半田、16…引張り力、17…剥離応力(応力)、19…表面、20…高温超電導線材(薄膜線材)、20a(20)…第1線材、20b(20)…第2の薄膜線材(第2線材)、21…導体層(安定化層)、22…基板、23…配向層、24…中間層、25…高温超電導層(超電導層)、26…保護層、30…積層体、32…材、33…金属テープ、36…接続領域、37…銀マトリクス、38…補強材、40…パンケーキコイル、41…アクセサリ導体、41a(41)…口出電極、41b(41)…接続導体、43…フランジ、44…超電導フィラメント、50…高温超電導線材、60…高温超電導コイル、Ω…平面。

Claims (9)

  1. 少なくとも基板および前記基板の片面に形成された高温超電導層を層に含むテープ形状の積層体の外周を導体層で被覆した薄膜線材の接続構造において、
    前記薄膜線材で発生した超電導電流の通流経路となる経路形成体が、前記導体層のうち前記基板に関して前記高温超電導層と反対側の側面に配置された接合材で接合されることを特徴とする薄膜線材の接続構造。
  2. 前記経路形成体は、少なくとも基板および前記基板の片面に形成された高温超電導層を層に含むテープ形状の積層体の外周を導体層で被覆した第2の薄膜線材であり、前記第2の薄膜線材は、前記導体層のうち前記基板に関して前記高温超電導層と反対側の側面に前記接合材が配置される請求項1に記載の薄膜線材の接続構造。
  3. 前記経路形成体は、巻回されてコイルにされた前記薄膜線材の端部に接続されて前記超電導電流を前記コイルの外部に流出させる口出電極である請求項1または請求項2に記載の薄膜線材の接続構造。
  4. 前記経路形成体は、前記薄膜線材が巻回されて形成された2つのコイルを電気的に接続する接続導体である請求項1または請求項2に記載の薄膜線材の接続構造。
  5. 前記経路形成体は、高温超電導銀シース線材である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の薄膜線材の接続構造。
  6. 前記経路形成体は、前記薄膜線材のテープ長手方向に沿う方向の長さが、この方向に垂直な方向の長さの50倍以下である線材片である請求項5に記載の薄膜線材の接続構造。
  7. 前記側面を同一の向きに揃えられた2以上の薄膜線材が、前記側面を前記線材片で接続されてできる接続構造を用いた高温超電導線材。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の薄膜線材の接続構造を用いた高温超電導線材。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の薄膜線材の接続構造を用いた高温超電導コイル。
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