JP2016144807A - 空気浄化装置、空気浄化用のカートリッジ、水浄化装置、水浄化用のカートリッジ、空気浄化用のフィルター及びマスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のウイルスを吸着する吸着剤は、窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である。本発明のウイルスを吸着する吸着シートは、窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料から成るシート状部材を備えている。本発明のウイルスを吸着する炭素/ポリマー複合体は、窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料、及び、バインダーから成る。
【選択図】 図4
Description
1.本開示の第1の態様〜第3の態様に係るウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤、炭素/ポリマー複合体及び吸着シート、全般に関する説明
2.実施例1(本開示の第1の態様〜第3の態様に係るウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤、炭素/ポリマー複合体及び吸着シート)
3.実施例2(実施例1の別の適用例)
4.実施例3(実施例1の更に別の適用例)
5.実施例4(実施例1の更に別の適用例)、その他
本開示において、多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料とすることができる。ここで、植物由来の材料として、米(稲)、大麦、小麦、ライ麦、稗(ヒエ)、粟(アワ)等の籾殻や藁、珈琲豆、茶葉(例えば、緑茶や紅茶等の葉)、サトウキビ類(より具体的には、サトウキビ類の絞り滓)、トウモロコシ類(より具体的には、トウモロコシ類の芯)、果実の皮(例えば、ミカンやバナナの皮等)、あるいは又、葦、茎ワカメを挙げることができるが、これらに限定するものではなく、その他、例えば、陸上に植生する維管束植物、シダ植物、コケ植物、藻類、海草を挙げることができる。尚、これらの材料を、原料として、単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。また、植物由来の材料の形状や形態も特に限定はなく、例えば、籾殻や藁そのものでもよいし、あるいは乾燥処理品でもよい。更には、ビールや洋酒等の飲食品加工において、発酵処理、焙煎処理、抽出処理等の種々の処理を施されたものを使用することもできる。特に、産業廃棄物の資源化を図るという観点から、脱穀等の加工後の藁や籾殻を使用することが好ましい。これらの加工後の藁や籾殻は、例えば、農業協同組合や酒類製造会社、食品会社、食品加工会社から、大量、且つ、容易に入手することができる。
[p/{Va(p0−p)}]
=[(C−1)/(C・Vm)](p/p0)+[1/(C・Vm)] (1’)
Vm=1/(s+i) (2−1)
C =(s/i)+1 (2−2)
asBET=(Vm・L・σ)/22414 (3)
Va:吸着量
Vm:単分子層の吸着量
p :窒素の平衡時の圧力
p0:窒素の飽和蒸気圧
L :アボガドロ数
σ :窒素の吸着断面積
である。
V :相対圧での吸着量
Mg:窒素の分子量
ρg:窒素の密度
である。
Vpn=Rn・dVn−Rn・dtn・c・ΣApj (6)
但し、
Rn=rpn 2/(rkn−1+dtn)2 (7)
rp:細孔半径
rk:細孔半径rpの細孔の内壁にその圧力において厚さtの吸着層が吸着した場合のコア半径(内径/2)
Vpn:窒素の第n回目の着脱が生じたときの細孔容積
dVn:そのときの変化量
dtn:窒素の第n回目の着脱が生じたときの吸着層の厚さtnの変化量
rkn:その時のコア半径
c:固定値
rpn:窒素の第n回目の着脱が生じたときの細孔半径
である。また、ΣApjは、j=1からj=n−1までの細孔の壁面の面積の積算値を表す。
SiO2+4HF → SiF4+2H2O (B)
実施例1−A:0.407 (全細孔の容積総計:2.16cm3/グラム)
実施例1−B:0.479 (全細孔の容積総計:1.33cm3/グラム)
比較例1 :0.134 (全細孔の容積総計:0.756cm3/グラム)
比表面積 細孔全容積 MP法 BJH法 水銀圧入法
実施例1−A 1700 1.54 0.651 1.08 4.12
実施例1−B 1360 1.08 0.515 0.641 −−−
比較例1 1270 0.57 0.570 0.070 1.50
比較例2 <10 <0.01 <0.01 <0.01 −−−
比較例3 <10 <0.01 <0.01 <0.01 −−−
比較例4 12 <0.01 <0.01 <0.01 −−−
1時間 3時間
実施例1−A 48.9 51.8
比較例1 4.28 5.03
時間 0分 5分
実施例3 4.8×104 1.0×10
比較例1 4.8×104 1.5×103
対照 4.8×104 7.4×104
Claims (13)
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料から成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた直径1×10-9m乃至5×10-7mの細孔の容積の合計が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料から成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた細孔径分布において、3nm乃至20nmの範囲内に少なくとも1つのピークを有し、3nm乃至20nmの範囲内に細孔径を有する細孔の容積の合計の占める割合は、全細孔の容積総計の0.2以上である多孔質炭素材料から成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤。
- 多孔質炭素材料は植物由来の材料を原料としており、
植物由来の材料は、籾殻、藁、珈琲豆、茶葉、サトウキビ類、トウモロコシ類、果実の皮、葦及び、茎ワカメから成る群から選択された少なくとも1種類の材料である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着剤。 - 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料、及び、バインダーから成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する炭素/ポリマー複合体。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた直径1×10-9m乃至5×10-7mの細孔の容積の合計が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料、及び、バインダーから成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する炭素/ポリマー複合体。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた細孔径分布において、3nm乃至20nmの範囲内に少なくとも1つのピークを有し、3nm乃至20nmの範囲内に細孔径を有する細孔の容積の合計の占める割合は、全細孔の容積総計の0.2以上である多孔質炭素材料、及び、バインダーから成る、ウイルス及び/又は細菌を吸着する炭素/ポリマー複合体。
- 多孔質炭素材料は植物由来の材料を原料としており、
植物由来の材料は、籾殻、藁、珈琲豆、茶葉、サトウキビ類、トウモロコシ類、果実の皮、葦及び、茎ワカメから成る群から選択された少なくとも1種類の材料である請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のウイルス及び/又は細菌を吸着する炭素/ポリマー複合体。 - 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、BJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料、及び、支持部材を備えている、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着シート。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた直径1×10-9m乃至5×10-7mの細孔の容積の合計が0.1cm3/グラム以上である多孔質炭素材料、及び、支持部材を備えている、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着シート。
- 窒素BET法による比表面積の値が10m2/グラム以上、非局在化密度汎関数法によって求められた細孔径分布において、3nm乃至20nmの範囲内に少なくとも1つのピークを有し、3nm乃至20nmの範囲内に細孔径を有する細孔の容積の合計の占める割合は、全細孔の容積総計の0.2以上である多孔質炭素材料、及び、支持部材を備えている、ウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着シート。
- 多孔質炭素材料は植物由来の材料を原料としており、
植物由来の材料は、籾殻、藁、珈琲豆、茶葉、サトウキビ類、トウモロコシ類、果実の皮、葦及び、茎ワカメから成る群から選択された少なくとも1種類の材料である請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載のウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着シート。 - 支持部材は不織布から成る請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載のウイルス及び/又は細菌を吸着する吸着シート。
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