JP2016143198A - 表示装置 - Google Patents

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宮本 雅之
Masayuki Miyamoto
雅之 宮本
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Abstract

【課題】製造工程が簡素化され、ユーザ操作に追従した対象物の動きを対象物の接触または近接の検知に基づいて的確に読み取る表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、観賞者が表示画像を観賞する側から順に、少なくとも第1偏光板11および液晶層13を備える。第1偏光板11および第1偏光板11と対向するカバーガラス10またはカラーフィルタ層12の少なくともいずれか一方に、第1偏光板11を挟むように、観賞する側への対象物の接触または近接を検知するための第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。対象物の接触または近接は、第1電極90xおよび第2電極90yの間に生じる静電容量の変化に基づいて検知される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来から、対象物の接触または近接を検知するタッチパネルを備える種々の表示装置が開発されている。このような表示装置は、例えば特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、タッチパネル電極層およびカラーフィルタ層が積層された、インセル(In-cell)方式のタッチパネル電極付きカラーフィルタ基板の製造方法が開示されている。このカラーフィルタ基板は、アレイ基板および対向基板と、これらの基板の間に挟持された液晶層とからなる表示パネルを備えたタッチパネル式液晶表示装置において、対向基板の内側の面に形成されている。
特許文献2には、液晶層と、液晶層の両側に設けられた一対の基板と、一対の基板の液晶層とは反対側の面に設けられた一対の偏光板と、基板または偏光板と一体化して設けられたアナログ容量結合方式の位置検出導電膜とを備えた液晶表示素子が開示されている。
特許文献3には、液晶パネルの前面に設けられたタッチパネルと、タッチパネルの前面に設けられた偏光板とを備えた液晶表示装置が開示されている。
特許文献4には、導電性細線の格子からなるメッシュ形状の電極を有するタッチパネル用電極フィルタが開示されている。また、画像表示装置は、例えば液晶セルを用いた画像表示セルと、画像表示セルより視認側に配置された偏光板と、偏光板より視認側に配置されたタッチパネルとを備えており、当該タッチパネルに上記タッチパネル用電極フィルタが用いられることが開示されている。
特開2013−15703号公報(2013年1月24日公開) 特開2000−81610号公報(2000年3月21日公開) 特開2003−315787号公報(2003年11月6日公開) 特開2014−225122号公報(2014年12月4日公開)
一般に、外付け型のタッチパネルを備えた表示装置の場合、タッチパネルは、カバーガラスの直下に配置されている。この外付け型のタッチパネルの場合、一般に、検知電極および駆動電極をそれぞれ形成したフィルム材を2枚準備し、当該2枚のフィルム材を貼り合わせる貼合工程を必要とする。そのため、上記表示装置を製造する費用が増してしまうという課題があった。特に表示装置(表示画面)が大型化した場合には、この問題が顕著となる。
この課題を解決するために、特許文献1のような、液晶層の近傍にタッチパネルが配置された、インセル型のタッチパネルを備えた表示装置が開発されている。しかしながら、このインセル型のタッチパネルの場合、以下のような課題がある。
インセル型のタッチパネルは、観賞者が表示画像を観賞する側からみて、比較的遠い位置に配置される。そのため、対象物の接触または近接に伴う、検知電極と駆動電極との間に生じる静電容量の変化は、遠い位置に配置された分、例えば外付け型のタッチパネルにおける静電容量の変化に比べて小さくなってしまう。すなわち、対象物の接触または近接に伴い取得されるタッチ信号の強度が、例えば外付け型のタッチパネルにおけるタッチ信号(電圧信号)の強度に比べて弱くなってしまう。
また、液晶層の近傍にタッチパネルが配置されているため、タッチパネルは、薄膜トランジスタからのノイズを受けやすい。
さらに、寄生容量の増加により電極の時定数が大きくなるため、対象物の動きに追従したタッチ信号の読み取りが困難になる。この場合、ユーザは、ユーザ操作に対するレスポンスが遅いと判断してしまう可能性がある。
また、特許文献2のアナログ容量結合方式の位置検出導電膜、並びに、特許文献3および4のタッチパネルは、表示装置を構成する部材(例えば液晶パネル)とは別体に構成されたものである。すなわち、これらの位置検出導電膜およびタッチパネルに用いられる電極が、上記部材を介して配置された構造とはなっていない。そのため、特許文献2〜4では、位置検出導電膜またはタッチパネルを表示装置に備える工程が必要であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象物の接触または近接の検知が可能な表示装置の製造工程を簡素化した上で、ユーザ操作に追従した対象物の動きを、的確に読み取ることが可能な表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、表示画像を観賞する観賞者が、当該表示画像を観賞する側から順に、少なくとも上側偏光板および液晶層を備えている表示装置であって、
上記上側偏光板および上記上側偏光板と対向する対向部材の少なくともいずれか一方に、上記上側偏光板を挟むように、少なくとも上記観賞する側への対象物の接触または近接を検知するための第1電極および第2電極が形成されており、
上記対象物の接触または近接は、上記第1電極および上記第2電極の間に生じる静電容量の変化に基づいて検知される。
本発明の一態様に係る表示装置によれば、対象物の接触または近接の検知が可能な表示装置の製造工程を簡素化した上で、ユーザ操作に追従した対象物の動きを、的確に読み取ることができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施形態1に係る表示装置の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置における第1電極および第2電極の付近の構成をより詳細に示す図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る表示装置の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置における第1電極および第2電極の付近の構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態3に係る表示装置の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置における第1電極および第2電極の付近の構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態4に係る表示装置の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置における第1電極および第2電極の付近の構成を示す図である。 本発明の各実施形態の表示装置における対象物の接触または近接を検知するための構成を例示する図である。 本発明の各実施形態における微細形状の一例を示す図である。 本発明の各実施形態における表示装置における第1電極の製造方法の一例を説明するための図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態について、図1、および図5〜図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(表示装置1の概略的な構成)
図1の(a)は、本実施形態における表示装置1の構造を概略的に示す断面図である。表示装置1は、観賞者による表示対象となる表示画像を表示する。以下に示すように、表示装置1は、タッチパネルとしての機能が併有された液晶表示装置であってよい。
はじめに、表示装置1の概略的な構成について述べる。図1の(a)に示されるように、表示装置1は、カバーガラス10(対向部材,第1対向部材,保護部材)、第1電極層90a、第1偏光板11(上側偏光板)、第2電極層90b、カラーフィルタ層12(対向部材,第2対向部材,カラーフィルタ)、液晶層13、TFT層(Thin Film Transistor,薄膜トランジスタ)14、および第2偏光板15を備えている。これらの各部材は、表示装置1によって表示された表示画像を観賞する観賞者が、当該表示画像を観賞する側(以降、観賞側と称する)から順に設けられている。
以降、第2偏光板15から第1偏光板11に向かう方向(換言すれば、表示装置1から観賞者に向かう方向)を、上側方向と称する。また、上側方向と反対の方向(すなわち、第1偏光板11から第2偏光板15に向かう方向)を、下側方向と称する。従って、各部材の上側方向の表面は、表示装置1の観賞側の表面であると理解されてもよい。
カバーガラス10において、(i)上側方向の表面を第1対向上面10Uと、(ii)下側方向の表面を第1対向下面10Lとそれぞれ称する。第1対向下面10Lは、第1対向上面10Uと対向する面であると理解されてもよい。
また、第1偏光板11において、(i)上側方向の表面を第1偏光上面11U(上側偏光上面)と、(ii)下側方向の表面を第1偏光下面11L(上側偏光下面)とそれぞれ称する。第1偏光下面11Lは、第1偏光上面11Uと対向する面であると理解されてもよい。また、カラーフィルタ層12において、上側方向の表面を第2対向上面12Uと称する。
すなわち、表示装置1では、第1偏光板11と対向する対向部材(第1対向部材)として、第1偏光板11の第1偏光上面11Uと対向する位置に、カバーガラス10が積層されている。また、上記対向部材として、第1偏光板11の第1偏光下面11Lと対向する位置に、カラーフィルタ層12が積層されている。
なお、対向部材とは、上述の第1対向部材(カバーガラス10)および後述する第2対向部材(カラーフィルタ層12)を総称的に表す部材であると理解されてもよい。換言すれば、対向部材は、第1対向部材および第2対向部材を含むと理解されてもよい。
(表示装置1の各部材の説明)
以下、第1電極層90aおよび第2電極層90bを除いた表示装置1の各部材について簡単に説明する。カバーガラス10は、第1偏光上面11Uを保護するために設けられた部材である。カバーガラス10は、例えば、所定の透光特性を満たすガラスによって製造されてよい。
第1偏光板11および第2偏光板15は、特定方向に偏光した光を透過させる。第1偏光板11および第2偏光板15が設けられることにより、表示装置1から観察者の眼に向かう反射光を低減されるため、観察者によって視認される表示画像の品質を高めることができる。
TFT層14には、複数のTFTが空間的に規則正しく配列されている。これらのTFTにより、RGBの各画素(すなわち、上述の表示画像を形成する画素)が形成される。また、カラーフィルタ層12は、液晶層13からの光のうち、特定の波長域の光を透過する。
一例として、カラーフィルタ層12には、(i)赤色(R)光を透過する第1のカラーフィルタと、(ii)緑色(G)光を透過する第2のカラーフィルタと、(iii)青色(B)光を透過する第3のカラーフィルタの3種類のカラーフィルタが含まれていてよい。カラーフィルタ層12には、複数のこれら3種類のカラーフィルタが空間的に規則正しく配列されている。
液晶層13には、表示画像が表示される。液晶層13に含まれる液晶材料の配列は、液晶層13に印加される電圧の値に応じて変化する。このため、液晶層13の光透過率は、上述の電圧の値に応じて適宜調整される。
(第1電極90xおよび第2電極90yの位置関係)
第1電極90xおよび第2電極90yはそれぞれ、少なくとも表示装置1の観賞側への対象物の接触または近接を検知するための電極(すなわち、タッチパネル用電極)である。例えば、表示装置1が薄型の携帯端末(例えばエッジレス携帯端末)に実装される場合には、表示装置1は、(i)表示装置1の観賞側、および、(ii)当該観賞側に対する側面への対象物の接触または近接を検知することが可能となるように構成されてよい。
以下、表示装置1において対象物の近接を検知する場合を例示して説明する。但し、表示装置1は、(i)対象物の近接を検知する機能と、(ii)対象物の接触を検知する機能とが、切替可能であるように構成されてもよい。
第1電極90xはx方向に沿って平行に設けられており、第2電極はy方向に沿って平行に設けられている。y方向は、例えばx方向と垂直な方向であってよい。なお、図1の(a)において、y方向は紙面に垂直な方向として示されている。このため、図1の(a)において、x方向は、上述の上側方向(または下側方向)およびy方向と直交する方向である。
表示装置1において、第1電極90xは駆動電極(ドライブラインとも称される)であり、第2電極90yは検知電極(センスラインとも称される)である。但し、第1電極90xを検知電極として、第2電極90yを駆動電極としてもよい。
続いて、図1の(b)を参照し、第1電極90x、第2電極90y、およびその付近の各部材の位置関係について述べる。図1の(b)は、表示装置1における第1電極90xおよび第2電極90yの付近の構成をより詳細に示す図である。
図1の(b)に示されているように、第1電極90xは、第1偏光上面11Uに形成されている。他方、第2電極90yは、第1偏光下面11Lに形成されている。このように、本実施形態では、第1偏光板11を挟むように、第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。
但し、本発明の一態様に係る表示装置において、第1電極90xおよび第2電極90yは、必ずしも第1偏光板11のみに形成されていなくともよい。具体的には、(i)第1偏光板11、または(ii)第1偏光板11およびカバーガラス10に、第1偏光板11を挟むように第1電極90xおよび第2電極90yが形成されていればよい(後述の図2を参照)。
また、後述の実施形態3および4において述べるように、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに第2電極90yが形成されていてもよい。この場合、第1電極90xは、(i)第1偏光上面11Uに形成されてもよいし(図3を参照)、または、(ii)第1対向下面10Lに形成されていてもよい(図4を参照)。
(第1電極90xおよび第2電極90yの製造方法)
次に、第1電極90xの製造方法の一例について、図6および図7を用いて説明する。図6は、第1電極90xの微細形状の一例を示す図である。また、図7は、表示装置1における第1電極90xの製造方法の一例を説明するための図である。
第1電極90xおよび第2電極90yとして、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極を用いてもよい。この場合、第1電極90xおよび第2電極90yは、第1偏光板11の第1偏光上面11Uおよび第1偏光下面11Lのそれぞれに形成される。この場合、第1電極90xおよび第2電極90yを、第1偏光上面11Uおよび第1偏光下面11Lそれぞれの全体(すなわち、表示画像が表示される表示領域の全体)に亘り形成することができる。
しかし、ITOは、シート抵抗が50Ω/□〜150Ω/□と比較的高いので、特に表示装置1の表示画面が大型化した場合には、その抵抗に起因して、電極の時定数が大きくなり、対象物の近接を十分に検知できなくなる可能性がある。そこで、第1電極90xおよび第2電極90yとしては、ITOに代わり、シート抵抗が低い電極構造を用いることが好ましい。
その一例として、第1電極90xおよび第2電極90yを、以下に示す導電性細線95を用いて製造する手法が挙げられる。この場合、第1電極90xおよび第2電極90yは、図6に示された導電性細線95がメッシュ形状(格子形状,網の目形状)に形成されることにより構成される。以下では、第1電極90xを例に説明する。
第1電極90xが上記のように構成されるときの、第1電極層90aの製造方法の一例は、以下のとおりである。第1偏光板11の第1偏光上面11Uに、金属材料として、例えば銅箔または銀箔が貼り付けられる。その後、メッシュ形状のパターンおよび電極配線のパターンが形成されたマスクを、第1偏光上面11Uに転写する。その後、エッチング処理を行って、これらのパターンを第1偏光上面11Uに残すことにより、第1偏光上面11Uに、少なくとも1つの第1電極90xを有する第1電極層90aが形成される。このメッシュ形状のパターン(図6に示す格子の一辺)は500μm程度であり、導電性細線95の直径は5μm程度である。
なお、上記マスクとしては、メッシュ形状のパターンおよび電極配線のパターンのそれぞれが形成されたものが準備されてもよいし、これらのパターンがともに形成されたものであってもよい。また、2つのマスクが準備される場合には、まず、メッシュ形状のパターンが形成されたマスクが転写された後、電極配線のパターンが転写されてもよいし、その逆であってもよい。
また、メッシュ形状がランダムな形状となるように、メッシュ形状のパターンが形成されてもよい。一般に、画素は規則正しく配列されているため、規則正しいメッシュ形状の場合、モアレが発生してしまう可能性がある。したがって、ランダムな形状とすることにより、モアレの発生を抑制することができる。なお、ランダムな形状とするために、直径が互いに異なる導電性細線95が形成されるように、上記メッシュ形状のパターンを準備しておいてもよい。
また、電極配線のパターンとしては、例えば、第1偏光上面11Uに貼り付けられた銅箔または銀箔に、図7に示された切れ目96が所定の間隔で形成されるようなパターンが挙げられる。上記銅箔または銀箔にこのパターンを転写し、エッチング処理を行うことによって、切れ目96の間に複数の第1電極90xが形成された第1電極層90aが製造される。なお、各第1電極90xは、上述の図5のFPC101に接続される。
なお、上記電極配線のパターンは、一例であって、例えば、第1電極90xとダミー電極とが交互に形成されたパターンを用いて、第1電極層90aが形成されてもよい。
また一般に、銅箔または銀箔をフィルムに貼り付けた後、メッシュ形状のパターンが形成されたマスクを当該フィルムに転写し、エッチング処理を行うことにより、電極を形成する手法がある。このような手法により形成された電極はメタルメッシュとも称される。上記のように、第1電極90xは、第1偏光上面11Uにメッシュ形状のパターンを転写し、エッチング処理を行うことにより形成される。そのため、メタルメッシュと同様の製造工程を経て、メッシュ形状に形成された導電性細線95を有する第1電極90x(以降、メッシュ形状を有する第1電極90xと称することもある)を製造することができる。したがって、新たに複雑な製造工程を準備することなく、電極配線のパターンのマスクを準備するだけで、第1電極90xを有する第1電極層90aを第1偏光上面11Uに形成することができる。
さらに一般に、表示装置に用いられる偏光板としては、ロール状に製造された偏光板を、表示装置用の大きさに合わせて切断されたものが用いられる。第1偏光板11がこのように製造される場合、メッシュ形状を有する第1電極90xが、ロール状の第1偏光板11に形成され、当該ロール状の第1偏光板11が、表示装置1用の大きさに合わせて切断されることにより、本実施形態の、第1電極層90aが形成された第1偏光板11が製造される。
上述した第1電極90xと同様の製造方法によって、第2電極90yを有する第2電極層90bが、第1偏光板11の第1偏光下面11Lに形成される。このように、メッシュ形状を有する第1電極90xおよび第2電極90yを、第1偏光板11に設けることにより、第1偏光上面11Uおよび第1偏光下面11Lの全体に設けることができる。そのため、表示装置1は、表示領域の全体に第1電極90xおよび第2電極90yを設けた場合であっても、表示品位の低下を防ぐとともに、良好なタッチ信号を取得することができる。
なお、上記のような手法により、メッシュ形状を有する第1電極90xおよび第2電極90yを製造する必要は必ずしもない。例えば、銀ナノ粒子(導電性粒子)または銀ナノワイヤ(導電性細線)を用いることによって、第1電極90xおよび第2電極90yが製造されてもよい。
この場合、第1偏光上面11Uに銀ナノ粒子または銀ナノワイヤを塗布し、乾燥させた後、レーザを用いて電極配線のパターンを形成することにより、第1偏光上面11Uに、第1電極90xを有する第1電極層90aが形成される。第2電極90yを有する第2電極層90bも同様に、第1偏光下面11Lに銀ナノ粒子または銀ナノワイヤが塗布されることにより形成される。
銀ナノ粒子または銀ナノワイヤの場合、これらを塗布し、乾燥させるという工程のみで、第1偏光上面11Uおよび第1偏光下面11Lにメッシュ形状が形成される。すなわち、メッシュ形状のパターンニングは、乾燥という自然現象を利用することにより形成される。そのため、当該メッシュ形状のパターンをマスクとして準備する必要がない。すなわち、当該パターンを有するマスクを設計が不要となる。したがって、マスク設計のための手間および費用を削減することができる。
また、乾燥という自然現象を利用してメッシュ形状が形成されるので、当該メッシュ形状はランダムな形状となる。したがって、銀ナノ粒子または銀ナノワイヤの場合には、簡易な手法で、モアレの発生を抑制することができる。
また、銀ナノ粒子または銀ナノワイヤもITOよりシート抵抗が小さいので、表示装置1は、ITOを用いた場合に比べ、良好なタッチ信号を取得することができる。なお、銀ナノ粒子の方が、銀ナノワイヤよりもシート抵抗が小さい。
なお、上記では、第1電極90xおよび第2電極90yの材料として、銅または銀を挙げて説明したが、これに限らず、公知の金属材料(または導電性材料)であってよい。
また、上記のように、第1電極90xおよび第2電極90yの両方が、導電性細線または導電性粒子によってメッシュ形状に形成されている必要は必ずしもなく、第1電極90xおよび第2電極90yの少なくともいずれか一方が、導電性細線または導電性粒子によってメッシュ形状が形成されることによって構成されていてもよい。
(対象物の接触または近接を検知するための概略的な構成)
表示装置1において、対象物の接触または近接は、第1電極90xおよび第2電極90yの間に生じる静電容量の変化に基づいて検知される。一例として、本実施形態では、表示装置1に設けられたタッチパネルコントローラ(以下に示すコントローラ102)において、静電容量の変化に対して各種の演算が施されることにより、対象物の近接を検知する処理が行われる。
図5は、本実施形態および後述の実施形態2〜4の表示装置における対象物の近接を検知するための構成を概略的に示す図である。図5に示されるように、表示装置1は、FPC(Flexible Printed Circuit,フレキシブルプリント基板)101およびコントローラ102を備えている。
FPC101は、表示装置1内にコントローラ102を配置するための基板である。第1電極90xは、FPC101を介して、コントローラ102に接続される。FPC101は、高い柔軟性を有しており、大きく変形させることが可能なプリント基板である。FPC101は、より小型または薄型の表示装置1(例えば、携帯端末用の表示装置)を実現するために好適である。
コントローラ102は、対象物の近接を検知するための各種の処理を実行するタッチパネルコントローラとして機能する。コントローラ102は、FPC101上に配置されている。コントローラ102は、第1電極90xに駆動電圧を与え、第1電極90xを駆動する。
また、図5に図示されていないが、第2電極90yもまた、FPC101を介して、コントローラ102に接続される。コントローラ102は、第1電極90xを駆動しつつ、第2電極90yから電圧信号(タッチ信号)を取得する。タッチ信号とは、対象物の近接を検知するために、コントローラ102による処理対象となる信号である。本実施形態では、第2電極90yから取得された電圧信号が、タッチ信号として用いられる。
コントローラ102は、当該電圧信号に基づき、第1電極90xおよび第2電極90yの間に生じる静電容量の分布(より具体的には、静電容量の分布の時間的な変化)を演算する。そして、コントローラ102は、当該静電容量の分布に各種の演算をさらに施し、対象物の近接を検知する。
(表示装置1の主たる効果)
上述した通り、本発明の一態様に係る表示装置では、第1偏光板11およびカバーガラス10の少なくともいずれか一方に、第1偏光板11を挟むように第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。
それゆえ、外付け型およびオンセル型のタッチパネルに比べ、フィルム分の材料数を削減するとともに、フィルムの貼合工程を簡素化することができる。また、フィルムを必要としないので、表示装置全体の厚みを低減することが可能となる。
なお、オンセル型のタッチパネルの場合、タッチパネルは、液晶層を挟んで積層された偏光板のうち、観賞側に配置された偏光板の直下に配置されている。このオンセル型のタッチパネルの場合も外付け型のタッチパネルと同様、一般には、電極が形成された2枚のフィルム材を貼り合わせる貼合工程を必要とする。
また、外付け型およびオンセル型のタッチパネルの場合、フィルム材を貼り付けているため、当該フィルム材を光が透過した場合に屈折が生じてしまう可能性がある。表示装置1では、タッチパネル用の電極を形成したフィルム材を用いないため、このような屈折が生じることがない。そのため、表示品位を向上することができる。
また、本発明の一態様に係る表示装置では、液晶層13よりも観賞する側に近い位置に配置されている第1偏光板11を挟んで、第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。そのため、液晶層13の近傍に検知電極および駆動電極が配置されたインセル型のタッチパネルに比べ、対象物の近接に伴う、当該2つの電極間の静電容量の変化を大きくすることができる。
また、本発明の一態様に係る表示装置では、液晶層13またはその近傍ではなく、第1偏光板11および/またはその近傍に第1電極90xおよび第2電極90yが形成されているので、TFT層14から受けるノイズを低減することができるとともに、電極の時定数を小さくして、対象物の動きに追従したタッチ信号の読み取りが可能となる。
特に、本実施形態の表示装置1では、第1電極90xおよび第2電極90yは、第1偏光板11を挟むように、当該第1偏光板11に形成されている。そのため、第1電極90xおよび第2電極90yの両電極間に静電容量を発生させることができるので、表示装置1は、対象物の近接をより的確に検知することができる。
また、第1偏光板11の製造時に、第1電極90xおよび第2電極90yの両電極を形成することができる。そのため、簡易な手法で、タッチパネルとしての機能を表示装置1に併有させることができる。
また、上述したように、本実施形態の表示装置1では、偏光板にタッチパネル用の電極を貼り合わせるための粘着層を設ける必要がない。このため、表示装置1によれば、粘着層の存在に起因する表示画像の品質の低下(例えば、表示画像のぼやけ)が生じないという利点も得られる。
〔変形例〕
上述の実施形態1では、第1偏光上面11Uに第1電極90xが形成される構成が例示されていた。しかしながら、第1電極90xは、必ずしも第1偏光板11に形成される必要はない。
ところで、第1対向下面10Lと第1偏光上面11Uとの間には、カバーガラス10と第1偏光板11とを接着させるための、不図示の光学粘着層が設けられている。当該光学粘着層は、例えば、所定の透光特性および粘着性を有するフィルム状の光学粘着シートである。当該光学粘着シートは、OCA(Optical Clear Adhesive)とも称される。
本発明の一態様に係る表示装置において、第1電極90xは、第1対向下面10Lと第1偏光上面11Uとの間に設けられた光学粘着層の内部に形成されてもよい。この場合、当該光学粘着層が、第1偏光板11と対向する対向部材(第1対向部材)となる。
従って、図1(および後述の図2)と同様に、第2電極90yを第1偏光下面11Lに形成することにより、第1偏光板11を挟む第1電極90xおよび第2電極90yを設けることが可能となる。
また、後述の図3および図4に示されるように、第2電極90yは、第2対向上面12Uに形成されてもよい。この場合にも、第1偏光板11を挟む第1電極90xおよび第2電極90yが設けられることとなる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(表示装置2の構成)
図2の(a)は、本実施形態に係る表示装置2の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置2における第1電極90xおよび第2電極90yの付近の構成を示す図である。
なお、図2の(b)では、説明のために第1電極層90aと第1偏光板11とを離間させて図示している。但し、実際には、図2の(a)に示されるように、第1電極層90aと第1偏光板11とは、互いに接触していることに留意されたい。
図2の(a)に示すように、本実施形態に係る表示装置2の積層構造は、実施形態1に係る表示装置1の積層構造と同様の構成となる(図1の(a)参照)。しかし、図2の(b)に示すように、表示装置2では、第1電極層90aが第1偏光板11ではなく、カバーガラス10に形成されている点で、実施形態1に係る表示装置1と異なる。
具体的には、図2の(b)に示すように、第1電極90xを含む第1電極層90aは、カバーガラス10の第1対向下面10Lに配置され、第2電極90yを含む第2電極層90bは、第1偏光板11の第1偏光下面11Lに配置されている。すなわち、表示装置2においても、表示装置1と同様、第1偏光板11を挟むように第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。
(第1電極90xおよび第2電極90yの形成方法)
第2電極90yは、実施形態1と同様の工程により、第1偏光板11の第1偏光下面11Lに形成される。第1電極90xも、第2電極90yと同様の工程を経て、カバーガラス10の第1対向下面10Lに形成される。
例えば、第1対向下面10Lに銅箔または銀箔等の金属材料を貼り付けた後、メッシュ形状のパターンおよび電極配線のパターンが形成されたマスクを、第1対向下面10Lに転写する。そして、エッチング処理を行って、これらのパターンを第1対向下面10Lに残すことにより、第1対向下面10Lに第1電極90xが形成される。その他、第1対向下面10Lに銀ナノ粒子または銀ナノワイヤを塗布し、乾燥させた後、レーザを用いて電極配線のパターンを形成することにより、第1対向下面10Lに第1電極90xが形成されてもよい。
(表示装置2の主たる効果)
上述のように、表示装置2は、実施形態1と同様、第1電極90x、第1偏光板11および第2電極90yによって、静電容量方式のタッチパネルを実現することができる。そのため、第1電極90xと第2電極90yとの間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置2は、対象物の近接を的確に検知することができる。
そして、表示装置2は、実施形態1と同様、タッチパネルを別途設ける場合よりも簡易に製造することができる。また、(i)対象物の近接に伴い取得されるタッチ信号の強度を高め、(ii)TFT層14から受けるノイズを低減し、(iii)電極の時定数を小さくして、対象物の動きに追従したタッチ信号を読み取ることができる。
また、本実施形態の表示装置2によれば、上述の実施形態1の構成(すなわち、第1偏光上面11Uおよび第1偏光下面11Lにそれぞれ、第1電極90xおよび第2電極90yを形成した構成)に比べ、表示装置の製造コストを削減することができる。表示装置2(および後述する表示装置3および4)の製造コスト面での利点は、本願の発明者らが新たに見出したものである。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(表示装置3の構成)
図3の(a)は、本実施形態に係る表示装置3の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置3における第1電極90xおよび第2電極90yの付近の構成を示す図である。
なお、図3の(b)では、説明のために第1偏光板11と第2電極層90bとを離間させて図示している。但し、実際には、図3の(a)に示されるように、第1偏光板11と第2電極層90bとは、互いに接触していることに留意されたい。
図3の(a)に示すように、本実施形態に係る表示装置3の積層構造は、実施形態1に係る表示装置1の積層構造と同様の構成となる(図1の(a)参照)。しかし、図3の(b)に示すように、表示装置3では、第2電極層90bが第1偏光板11ではなく、カラーフィルタ層12に形成されている点で、実施形態1に係る表示装置1と異なる。
具体的には、図3の(b)に示すように、第1電極90xを含む第1電極層90aは、第1偏光板11の第1偏光上面11Uに配置され、第2電極90yを含む第2電極層90bは、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに配置されている。すなわち、表示装置3においても、表示装置1および2と同様、第1偏光板11を挟むように第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。
(第1電極90xおよび第2電極90yの形成方法)
第1電極90xは、実施形態1と同様の工程により、第1偏光板11の第1偏光上面11Uに形成される。第2電極90yも、第1電極90xと同様の工程を経て、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに形成される。
例えば、第2対向上面12Uに銅箔または銀箔等の金属材料を貼り付けた後、メッシュ形状のパターンおよび電極配線のパターンが形成されたマスクを、第2対向上面12Uに転写する。そして、エッチング処理を行って、これらのパターンを第2対向上面12Uに残すことにより、第2対向上面12Uに第2電極90yが形成される。その他、第2対向上面12Uに銀ナノ粒子または銀ナノワイヤを塗布し、乾燥させた後、レーザを用いて電極配線のパターンを形成することにより、第2対向上面12Uに第2電極90yが形成されてもよい。
なお、第2対向上面12Uに第2電極90yを形成する場合、第2電極90yは、カラーフィルタ層12が有するブラックマトリクス(不図示)の直下に形成されてもよい。しかし、この場合、第2電極90yは、非表示領域に形成されることになるため、対象物の近接を的確に検知することができない可能性がある。
一方、上記のように、メッシュ形状に形成された導電性粒子または導電性細線を有する第2電極90yの場合、第2電極90yを第2対向上面12Uの全体に設けることができる。また、上記構成の第2電極90yの場合、ITOよりもシート抵抗が小さい。そのため、表示装置2は、表示領域の全体に第2電極90yを設けた場合であっても、表示品位の低下を防ぐとともに、良好なタッチ信号を取得することができる。
(表示装置3の主たる効果)
上述のように、表示装置3は、実施形態1および2と同様、第1電極90x、第1偏光板11および第2電極90yによって、静電容量方式のタッチパネルを実現することができる。そのため、第1電極90xと第2電極90yとの間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置3は、対象物の近接を的確に検知することができる。
そして、表示装置3は、実施形態1および2と同様、タッチパネルを別途設ける場合よりも簡易に製造することができる。また、(i)対象物の近接に伴い取得されるタッチ信号の強度を高め、(ii)TFT層14から受けるノイズを低減し、(iii)電極の時定数を小さくして、対象物の動きに追従したタッチ信号を読み取ることができる。
また、本実施形態の表示装置3によっても、上述の実施形態1の構成に比べ、表示装置の製造コストを削減することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(表示装置4の構成)
図4の(a)は、本実施形態に係る表示装置4の構造を概略的に示す断面図であり、(b)は、当該表示装置4における第1電極90xおよび第2電極90yの付近の構成を示す図である。
なお、図4の(b)では、説明のために、第1電極層90a、第1偏光板11、および、第2電極層90bをそれぞれ離間させて図示している。但し、実際には、図4の(a)に示されるように、(i)第1電極層90aと第1偏光板11、および、(ii)第1偏光板11と第2電極層90bとは、それぞれ互いに接触していることに留意されたい。
図4の(a)に示すように、本実施形態に係る表示装置4の積層構造は、実施形態1に係る表示装置1の積層構造と同様の構成となる(図1の(a)参照)。しかし、図4の(b)に示すように、表示装置4では、第1電極層90aおよび第2電極層90bがともに第1偏光板11に形成されておらず、カバーガラス10およびカラーフィルタ層12にそれぞれ形成されている点で、実施形態1に係る表示装置1と異なる。
具体的には、図4の(b)に示すように、第1電極90xを含む第1電極層90aは、カバーガラス10の第1対向下面10Lに配置され、第2電極90yを含む第2電極層90bは、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに配置されている。すなわち、表示装置4においても、表示装置1〜3と同様、第1偏光板11を挟むように第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。
(第1電極90xおよび第2電極90yの形成方法)
第1電極90xは、実施形態2と同様の工程により、カバーガラス10の第1対向下面10Lに形成される。また、第2電極90yは、実施形態3と同様の工程により、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに形成される。
(表示装置4の主たる効果)
上述のように、表示装置4は、実施形態1〜4と同様、第1電極90x、第1偏光板11および第2電極90yによって、静電容量方式のタッチパネルを実現することができる。そのため、第1電極90xと第2電極90yとの間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置4は、対象物の近接を的確に検知することができる。
そして、表示装置4は、実施形態1〜3と同様、タッチパネルを別途設ける場合よりも簡易に製造することができる。また、(i)対象物の近接に伴い取得されるタッチ信号の強度を高め、(ii)TFT層14から受けるノイズを低減し、(iii)電極の時定数を小さくして、対象物の動きに追従したタッチ信号を読み取ることができる。
また、本実施形態の表示装置4によっても、上述の実施形態1の構成に比べ、表示装置の製造コストを削減することができる。
〔変形例〕
実施形態1〜4では、第1偏光板11および第1偏光板11と対向する対向部材の少なくともいずれか一方に、第1偏光板11を挟むように、第1電極90xおよび第2電極90yが形成されている。上述のとおり、表示装置1〜4では、上記対向部材は、カバーガラス10およびカラーフィルタ層12である。そして、表示装置2および4では、第1対向部材としてのカバーガラス10の第1対向下面10Lに第1電極90xが形成されている。また、表示装置3および4では、第2対向部材としてのカラーフィルタ層12の第2対向上面12Uに第2電極90yが形成されている。
しかし、図1〜4にそれぞれ示す表示装置1〜4の積層構造は、その一例を示しているにすぎず、第1偏光板11と対向する対向部材がそれぞれ、カバーガラス10およびカラーフィルタ層12である必要は必ずしもない。
すなわち、タッチパネル用の電極としての第1電極90xおよび第2電極90yは、(i)第1偏光板11と、第1偏光板11の第1偏光上面11Uと対向する第1対向部材との界面、および、(ii)第1偏光板11と、第1偏光板11の第1偏光下面11Lと対向する第2対向部材との界面に形成されていればよく、必ずしもカバーガラス10および/またはカラーフィルタ層12に形成されている必要はない。
一例として、第1対向部材として、カバーガラス10に替えて、所定の透光特性を満たす樹脂材料によって製造された保護部材が設けられてもよい。また、第2対向部材は、カラーフィルタ層12の第2対向上面12Uを覆うために設けられた保護部材であってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置(1)は、表示画像を観賞する観賞者が、当該表示画像を観賞する側から順に、少なくとも上側偏光板(第1偏光板11)および液晶層(13)を備えている表示装置であって、
上記上側偏光板および上記上側偏光板と対向する対向部材(カバーガラス10、カラーフィルタ層12)の少なくともいずれか一方に、上記上側偏光板を挟むように、少なくとも上記観賞する側への対象物の接触または近接を検知するための第1電極(90x)および第2電極(90y)が形成されており、
上記対象物の接触または近接は、上記第1電極および上記第2電極の間に生じる静電容量の変化に基づいて検知される。
上記構成によれば、上側偏光板および対向部材の少なくともいずれか一方に、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極が形成されており、対象物の接触または近接が、第1電極および第2電極の間に生じる静電容量の変化に基づいて検知される。すなわち、第1電極、上側偏光板および第2電極によって、対象物の接触または近接を検知する操作検知部材(例えば、静電容量方式のタッチパネル)が構成されている。
それゆえ、外付け型およびオンセル型のタッチパネルに比べ、フィルム分の材料数を削減するとともに、フィルムの貼合工程を簡素化することができる。また、フィルムを必要としないので、表示装置全体の厚みを低減することが可能となる。
また、上記本願発明の構成では、液晶層よりも上記観賞する側に近い位置に配置されている上側偏光板を挟んで、第1電極および第2電極が形成されている。そのため、液晶層の近傍に検知電極および駆動電極が配置されたインセル型のタッチパネルに比べ、対象物の接触または近接に伴う、当該2つの電極間の静電容量の変化を大きくすることができる。また、液晶層またはその近傍ではなく、上側偏光板および/またはその近傍に第1電極および第2電極が形成されているので、薄膜トランジスタから受けるノイズを低減することができるとともに、寄生容量に起因する電極の時定数を小さくすることができる。当該時定数を小さくすることができるので、対象物の動きに追従したタッチ信号の読み取りが可能となる。
このように、本発明の一態様に係る表示装置によれば、対象物の接触または近接の検知が可能な表示装置の製造工程を簡素化した上で、ユーザ操作に追従した対象物の動きを、的確に読み取ることができる。
さらに、本発明の態様2に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面(第1偏光上面11U)と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面(第1偏光下面11L)とを有し、
上記第1電極は、上記上側偏光上面に形成され、
上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1電極および第2電極は、上側偏光板を挟むように当該上側偏光板に形成されている。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の製造時に、上記の両電極を形成することができる。そのため、簡易な手法で、タッチパネルの機能を表示装置に持たせることができる。
さらに、本発明の態様3に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材(カバーガラス10)を含み、
上記第1電極は、上記第1対向部材の、上記上側偏光上面と対向する表面である第1対向下面(10L)に形成され、
上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上側偏光板の上側偏光上面に対向するように配置された第1対向部材の第1対向下面に第1電極が、上側偏光板の上側偏光下面に第2電極がそれぞれ形成されていることにより、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極を形成することができる。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の上側偏光上面および上側偏光下面にそれぞれ、第1電極および第2電極を形成する場合に比べ、製造コストを削減することができる。
さらに、本発明の態様4に係る表示装置は、態様3において、
上記第1対向部材は、上記上側偏光上面を保護する保護部材(カバーガラス10)であることが好ましい。
上記構成によれば、第1対向部材としての保護部材の第1対向下面に第1電極を形成することができる。
さらに、本発明の態様5に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
上記対向部材は、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材(カラーフィルタ層12)を含み、
上記第1電極は、上記上側偏光上面に形成され、
上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面(12U)に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上側偏光板の上側偏光上面に第1電極が、上側偏光板の上側偏光下面に対向するように配置された第2対向部材の第2対向上面に第2電極がそれぞれ形成されていることにより、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極を形成することができる。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の上側偏光上面および上側偏光下面にそれぞれ、第1電極および第2電極を形成する場合に比べ、製造コストを削減することができる。
さらに、本発明の態様6に係る表示装置は、態様5において、
上記第2対向部材は、上記液晶層からの光のうち、所定の波長域の光を透過するカラーフィルタ(カラーフィルタ層12)であることが好ましい。
上記構成によれば、第2対向部材としてのカラーフィルタの第2対向上面に第2電極を形成することができる。
さらに、本発明の態様7に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材と、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材と、を含み、
上記第1電極は、上記第1対向部材の、上記上側偏光上面と対向する表面である第1対向下面に形成され、
上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上側偏光板の上側偏光上面に対向するように配置された第1対向部材の第1対向下面に第1電極が、上側偏光板の上側偏光下面に対向するように配置された第2対向部材の第2対向上面に第2電極がそれぞれ形成されている。これにより、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極を形成することができる。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の上側偏光上面および上側偏光下面にそれぞれ、第1電極および第2電極を形成する場合に比べ、製造コストを削減することができる。上記構成の場合には、上側偏光上面および上側偏光下面のいずれにも第1電極および第2電極が形成されないので、製造コストをより削減することができる。
さらに、本発明の態様8に係る表示装置は、態様7において、
上記第1対向部材は、上記上側偏光上面を保護する保護部材であり、
上記第2対向部材は、上記液晶層からの光のうち、所定の波長域の光を透過するカラーフィルタであることが好ましい。
上記構成によれば、第1対向部材としての保護部材の第1対向下面に第1電極を、第2対向部材としてのカラーフィルタの第2対向上面に第2電極をそれぞれ形成することができる。
さらに、本発明の態様9に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材を含み、
上記第1電極は、上記第1対向部材の内部に形成され、
上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上側偏光板の上側偏光上面に対向するように配置された第1対向部材の内部に第1電極が、上側偏光板の上側偏光下面に第2電極がそれぞれ形成されていることにより、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極を形成することができる。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の上側偏光上面および上側偏光下面にそれぞれ、第1電極および第2電極を形成する場合に比べ、製造コストを削減することができる。
さらに、本発明の態様10に係る表示装置は、態様1において、
上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材と、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材と、を含み、
上記第1電極は、上記第1対向部材の内部に形成され、
上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上側偏光板の上側偏光上面に対向するように配置された第1対向部材の内部に第1電極が、上側偏光板の上側偏光下面に対向するように配置された第2対向部材の第2対向上面に第2電極がそれぞれ形成されている。これにより、上側偏光板を挟むように第1電極および第2電極を形成することができる。そのため、両電極間に静電容量を生じさせることができるので、表示装置は、対象物の接触または近接を的確に検知することができる。
また、上側偏光板の上側偏光上面および上側偏光下面にそれぞれ、第1電極および第2電極を形成する場合に比べ、製造コストを削減することができる。上記構成の場合には、上側偏光上面および上側偏光下面のいずれにも第1電極および第2電極が形成されないので、製造コストをより削減することができる。
さらに、本発明の態様11に係る表示装置は、態様9または10において、
上記第1対向部材は、粘着性を有する光学粘着シートであることが好ましい。
上記構成によれば、第1対向部材としての光学粘着シートの内部に第1電極を形成することができる。
さらに、本発明の態様12に係る表示装置は、態様1から11のいずれか1つにおいて、
上記第1電極および上記第2電極の少なくともいずれか一方は、導電性細線(95)または導電性粒子によって網の目形状が形成されることによって構成されていることが好ましい。
例えば、表示品位の低下を回避するために、第1電極または第2電極を非表示領域化にのみ形成した場合には、対象物の接触または近接を的確に検知できない可能性がある。また、表示領域にも第1電極および第2電極を形成するために、第1電極および第2電極として透明電極(例えば、ITO)を用いることも考えられる。しかし、ITOはシート抵抗が比較的高い(50Ω/□〜150Ω/□)ので、特に表示装置(表示画面)が大型化した場合には、その抵抗に起因して上記時定数が大きくなり、対象物の接触または近接を十分に検知できなくなる可能性がある。
上記構成によれば、上記網の目形状が形成された第1電極および/または第2電極を、上側偏光板、および/または、その近傍に配置された対向部材の表面全体に設けることができる。そのため、表示領域全体に第1電極および/または第2電極を設けた場合であっても、表示品位の低下を防ぐとともに、良好なタッチ信号を取得することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔本発明の別の表現〕
なお、本発明は、以下のようにも表現できる。
すなわち、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、偏光板とカラーフィルタとの一方あるいは双方に、タッチセンサー用電極が形成されている。
また、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、偏光板の上下面にタッチセンサー用電極が形成されている。
また、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、カバーガラスの片面と偏光板の片面とにそれぞれ、タッチセンサー用電極が形成されている。
また、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、カバーガラスの片面とカラーフィルタの片面とに、タッチセンサー用電極が形成されている。
また、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、偏光板の片面とカラーフィルタの片面とに、タッチセンサー用電極が形成されている。
また、本発明の一態様に係る液晶ディスプレイ装置において、上記のタッチセンサー用電極がメタルメッシュで形成されている。
本発明は、表示装置に利用することができる。
1,2,3,4 表示装置
10 カバーガラス(対向部材,第1対向部材,保護部材)
10L 第1対向下面
11 第1偏光板(上側偏光板)
11U 第1偏光上面(上側偏光上面)
11L 第1偏光下面(上側偏光下面)
12 カラーフィルタ層(対向部材,第2対向部材)
12U 第2対向上面
13 液晶層
90x 第1電極
90y 第2電極

Claims (12)

  1. 表示画像を観賞する観賞者が、当該表示画像を観賞する側から順に、少なくとも上側偏光板および液晶層を備えている表示装置であって、
    上記上側偏光板および上記上側偏光板と対向する対向部材の少なくともいずれか一方に、上記上側偏光板を挟むように、少なくとも上記観賞する側への対象物の接触または近接を検知するための第1電極および第2電極が形成されており、
    上記対象物の接触または近接は、上記第1電極および上記第2電極の間に生じる静電容量の変化に基づいて検知されることを特徴とする表示装置。
  2. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記第1電極は、上記上側偏光上面に形成され、
    上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材を含み、
    上記第1電極は、上記第1対向部材の、上記上側偏光上面と対向する表面である第1対向下面に形成され、
    上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 上記第1対向部材は、上記上側偏光上面を保護する保護部材であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記対向部材は、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材を含み、
    上記第1電極は、上記上側偏光上面に形成され、
    上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 上記第2対向部材は、上記液晶層からの光のうち、所定の波長域の光を透過するカラーフィルタであることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材と、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材と、を含み、
    上記第1電極は、上記第1対向部材の、上記上側偏光上面と対向する表面である第1対向下面に形成され、
    上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 上記第1対向部材は、上記上側偏光上面を保護する保護部材であり、
    上記第2対向部材は、上記液晶層からの光のうち、所定の波長域の光を透過するカラーフィルタであることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材を含み、
    上記第1電極は、上記第1対向部材の内部に形成され、
    上記第2電極は、上記上側偏光下面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 上記上側偏光板は、上記観賞する側の表面である上側偏光上面と、当該上側偏光上面と対向する表面である上側偏光下面とを有し、
    上記対向部材は、上記上側偏光上面と対向する位置に配置された第1対向部材と、上記上側偏光下面と対向する位置に配置された第2対向部材と、を含み、
    上記第1電極は、上記第1対向部材の内部に形成され、
    上記第2電極は、上記第2対向部材の、上記上側偏光下面と対向する表面である第2対向上面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 上記第1対向部材は、粘着性を有する光学粘着シートであることを特徴とする請求項9または10に記載の表示装置。
  12. 上記第1電極および上記第2電極の少なくともいずれか一方は、導電性細線または導電性粒子によって網の目形状が形成されることによって構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の表示装置。
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