JP2016142730A - 多軸疲労試験装置及び多軸疲労試験方法 - Google Patents

多軸疲労試験装置及び多軸疲労試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の多軸疲労試験装置は、多軸応力場において試験片の内部の応力状態を急激に変化させて負荷試験を実施することができる。【解決手段】多軸疲労試験装置1は、中空部を有する筒状をなす試験片10に対して、前記試験片の軸線方向に荷重を付与する荷重付与部2と、前記中空部に対して、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体をそれぞれ流通させることが可能な複数の流体供給部3,4と、複数の流体供給部3,4を選択的に切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる前記流体のいずれかを前記中空部に流通させる切替部5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、多軸疲労試験装置及び多軸疲労試験方法に関する。
高温高圧水中で使用される部材の環境疲労評価においては、ひずみ速度や温度等をパラメータとして単軸による疲労試験結果に基づいて、評価する方法が用いられている。一方、例えば、発電所やプラントなどに用いられる実機に用いられる部材は、内圧、軸力、ねじり等が働くことで生じる多軸応力場に曝される。即ち、環境疲労評価は、一方向の荷重のみならず、複数方向からの複雑な荷重が付与される多軸応力場を想定した負荷試験を実施して評価する必要がある。
このような多軸応力場を想定した試験を実施する装置が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の装置は、圧力容器内に収容した供試体の内側及び外側に作動油を供給することで、供試体の内部と外部とに圧力を付与する多軸負荷試験装置である。この多軸負荷試験装置は、供試体に圧力を付与した状態で、供試体に対して軸線方向への荷重やねじり荷重を付与することで多軸応力場を模擬することができる。
特開2012−211823号公報
ところで、上記特許文献1に記載の多軸負荷試験装置では、供試体の内側及び外側に供給する作動油の供給量を調整することで、試験片である供試体の内部に生じる応力を変化させている。作動油の供給量を調整する場合には、一定の時間をかけて試験片の周りの作動油の量が変化していく。そのため、試験片の内部に生じる応力は、急激に変化するわけでなく作動油の量に応じて緩やかに変化する。
しかしながら、発電所やプラントなどに用いられる実機においては、運転状態の変化に伴って、部材の応力状態が急激に変化する場合がある。そのため、多軸応力場において応力状態が急激に変化する場合を想定した負荷試験を実施したいという要望がある。
本発明は、上記要望を解決するためになされたものであって、多軸応力場において試験片の内部の応力状態を急激に変化させて負荷試験を実施することが可能な多軸疲労試験装置及び多軸疲労試験方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る多軸疲労試験装置は、中空部を有する筒状をなす試験片に対して、前記試験片の軸線方向に荷重を付与する荷重付与部と、前記中空部に対して、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体をそれぞれ流通させることが可能な複数の流体供給部と、前記複数の流体供給部を選択的に切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる前記流体のいずれかを前記中空部に流通させる切替部と、を備える。
このような構成によれば、異なる流体を供給する流体供給部を複数備えており、これらの流体供給部を切替部で選択的に切り替えることで、試験片の中空部を流通する流体を瞬間的に切り替えることができる。これにより、試験片の応力状態を急激に変化させることができる。したがって、試験片の中空部を流通する流体の種類を瞬間的に切り替えることで、多軸応力場において試験片の内部の応力状態を急激に変化させることができる。
また、上記多軸疲労試験装置では、前記試験片に生じる変化量を測定する測定部を有してもよい。
また、上記多軸疲労試験装置では、前記測定部は、試験片の外周面で、前記試験片の周方向及び軸線方向の少なくとも一方の伸縮量を測定してもよい。
このような構成によれば、測定部で試験片の伸縮量を測定することで、変化が生じた時点ですぐに試験片の状態を確認することができる。したがって、切替部によって中空部に流通している流体を切り替えた時点での試験片の変化を高い精度で測定することができる。
また、上記多軸疲労試験装置では、前記測定部の測定結果に基づいて、前記切替部に切り替えを実施させる制御部を有していてもよい。
このような構成によれば、試験片の状態に応じて、中空部に供給する流体を切り替えることができる。
また、本発明の第二の態様に係る多軸疲労試験方法では、軸線に沿って延びる中空部を有する筒状をなす試験片に対して、前記軸線方向に荷重を付与する荷重付与工程と、前記荷重付与工程とともに実施され、前記中空部に対して、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体をそれぞれ流通することが可能な複数の流体供給工程と、複数の前記流体供給工程を選択的に切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる前記流体のいずれかを前記中空部に流通させる切替工程とを含む。
このような構成によれば、異なる流体を供給する流体供給工程を複数有しており、これらの流体供給工程を切替工程で選択的に切り替えることで、試験片の中空部を流通する流体を瞬間的に切り替えることができる。これにより、試験片の応力状態を急激に変化させることができる。したがって、試験片の中空部を流通する流体の種類を瞬間的に切り替えることで、多軸応力場において試験片の内部の応力状態を急激に変化させることができる。
本発明の多軸疲労試験装置及び多軸疲労試験方法によれば、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体のいずれかを中空部に供給するように切り替えることで、多軸応力場において試験片の内部の応力状態を急激に変化させて負荷試験を実施することができる。
本発明の実施形態における多軸疲労試験装置(第一供給状態)の概略を示す模式図である。 本発明の実施形態における試験片を示す模式図である。 本発明の実施形態における測定部の概略を示す模式図である。 本発明の実施形態における多軸疲労試験装置(第二供給状態)の概略を示す模式図である。 本発明の実施形態における多軸疲労試験方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態における多軸疲労試験装置を用いた多軸疲労試験方法で模擬可能な運転状態を示す関係図であって、同図(a)は圧力及び温度がともに変動時の運転状態であり、同図(b)は圧力変動時の運転状態であり、同図(c)は温度変動時の運転状態を示している。 本発明の変形例として、圧力計と温度計とを備える多軸疲労試験装置(第一供給状態)の概略を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1から図6を参照して説明する。
多軸疲労試験装置1は、試験片の内部に流体を供給しながら、試験片に対して荷重を付与する。多軸疲労試験装置1では、軸線Oに沿って延びる中空部11を有する筒状の試験片10を使用する。本実施形態の多軸疲労試験装置1は、図1に示すように、試験片10に対して軸線O方向に荷重を付与する荷重付与部2と、中空部11に流体を流通させる第一流体供給部3(流体供給部)と、第一流体供給部3とは異なる流体を中空部11に流通させる第二流体供給部4(流体供給部)と、第一流体供給部3と第二流体供給部4とを選択的に切り替えて異なる流体を中空部11に流通させる切替部5と、試験片10に生じる変化量を測定する測定部6と、測定部6の測定結果に基づいて切替部5に切り替えを実施させる制御部7とを備えている。
本実施形態で用いられる試験片10は、軸線Oに沿って延びる棒状をなしている。試験片10は、断面円形状をなす中空部11が軸線Oと直交する断面の中心を軸線O方向に貫通する円筒状をなしている。試験片10は、図2に示すように、その断面形状が軸線O方向の中央部分111に比べて両端部分112が大きな外径を有する円筒状をなしている。試験片10の軸線O方向の中央部分111は、荷重を付与された際に変形する部分である。即ち、本実施形態の試験片10では、試験を行うことで中央部分111に最も大きな応力が負荷され、優先的に変形が生じるようになっている。試験片10の両端部分112は、荷重付与部2によって支持される。試験片10の両端には、荷重付与部2に固定するためのフランジ部112aが形成されている。
荷重付与部2は、試験片10の両端部分112を支持しており、両端から試験片10に対して軸線O方向に圧縮荷重を付与する。本実施形態の荷重付与部2は、油圧サーボであって、試験片10に対して軸線O方向に圧縮荷重を繰返し付与する。荷重付与部2は、図3に示すように、試験片10のフランジ部112aのみを把持し、試験片10の中央部分111が外部から確認可能とされている。
第一流体供給部3は、試験片10の中空部11に接続されており、所定の温度及び圧力で圧縮された流体である第一流体F1を供給することが可能とされている。本実施形態の第一流体供給部3は、図1に示すように、第一流体F1を供給する第一供給源31と、第一供給源31と試験片10の軸線O方向の一方の端部とを接続して中空部11内に第一流体F1を流入させる第一流入路32と、第一供給源31と試験片10の軸線O方向の他方の端部とを接続して中空部11内を流通した第一流体F1を流出させる第一流出路33と、第一流入路32と第一流出路33とを接続する第一バイパス路34と、第一流出路33を流通する流体の圧力を測定する圧力測定部35とを有している。
第一供給源31は、気体や液体等の流体を加熱圧縮して所定の温度及び圧力の第一流体F1として供給する。本実施形態の第一供給源31は、空気等の気体を貯蔵する第一タンク部311と、第一タンク部311に貯槽されている空気を圧縮する第一高圧ポンプ312と、第一高圧ポンプ312で圧縮されて圧縮流体となった高圧の空気を蓄えておく第一アキュムレータ313と、第一アキュムレータ313や第一高圧ポンプ312から供給される高圧の空気を所定の温度まで加熱して第一流体F1として第一流入路32に供給する第一ヒータ314とを有している。第一供給源31は、第一流出路33から流入する第一流体F1を冷却する第一冷却部315と、第一冷却部315で冷却された第一流体F1内の異物を除去する第一フィルタ部316と、第一フィルタ部316を通過した第一流体F1の圧力を調整する第一調圧部317とを有している。
第一流入路32は、第一供給源31から供給される第一流体F1を試験片10の中空部11に流入させる。本実施形態の第一流入路32は、第一ヒータ314と、試験片10の軸線O方向の一方の端部である下端とを繋いでいる配管である。したがって、第一流入路32は、第一ヒータ314で加熱された第一流体F1を流通させて、試験片10の軸線O方向の下端から中空部11に供給する。
第一流出路33は、中空部11を流通した第一流体F1を再び第一供給源31に戻す。本実施形態の第一流出路33は、試験片10の軸線O方向の他方の端部である上端と、第一冷却部315とを繋いでいる配管である。したがって、第一流出路33は、中空部11を流通した第一流体F1を第一冷却部315に供給する。
第一バイパス路34は、第一流入路32を流通する第一流体F1を中空部11に流入させずに、第一流出路33に流入させる。第一バイパス路34は、第一流入路32と第一流出路33とを繋いでいる配管である。
本実施形態の圧力測定部35は、第一流出路33から分岐する測定流路351と、測定流路351を流通する流体の圧力を測定する圧力計352とを有している。
測定流路351は、第一流出路33と第一バイパス路34とが接続されている部分よりも試験片10側で第一流出路33から分岐する配管である。
第二流体供給部4は、試験片10の中空部11に接続されており、第一流体供給部3における第一流体F1と温度及び圧力の少なくとも一方が異なる流体である第二流体F2を供給することが可能とされている。本実施形態の第二流体供給部4は、第二流体F2を供給する第二供給源41と、第二供給源41と試験片10の軸線O方向の一方の端部とを接続して中空部11内に第二流体F2を流入させる第二流入路42と、第二供給源41と試験片10の軸線O方向の他方の端部とを接続して中空部11内を流通した第二流体F2を流出させる第二流出路43と、第二流入路42と第二流出路43とを接続する第二バイパス路44とを有している。
第二供給源41は、気体や液体等の流体を加熱圧縮して第一供給源31とは異なる圧力及び温度の第二流体F2として供給する。本実施形態の第二供給源41は、圧縮する圧力及び加熱する温度の値が第一供給源31と異なるのみで、機器構成は第一供給源31と同様の構成を有している。具体的には、本実施形態の第二供給源41は、空気等の気体を貯蔵する第二タンク部411と、第二タンク部411に貯槽されている空気を第一高圧ポンプ312とは異なる圧力で圧縮する第二高圧ポンプ412と、第二高圧ポンプ412で圧縮されて圧縮流体となった高圧の空気を蓄えておく第二アキュムレータ413と、第二アキュムレータ413や第二高圧ポンプ412から供給される高圧の空気を第一ヒータ314とは異なる温度まで加熱して第二流体F2として第二流入路42に供給する第二ヒータ414とを有している。第二供給源41は、第二流出路43から流入する空気を冷却する第二冷却部415と、第二冷却部415で冷却された空気内の異物を除去する第二フィルタ部416と、第二フィルタ部416を通過した空気の圧力を調整する第二調圧部417とを有している。
第二流入路42は、第二供給源41から供給される第二流体F2を試験片10の中空部11に流入させる。本実施形態の第二流入路42は、第二ヒータ414と、第一流入路32とを繋いでいる配管である。したがって、第二流入路42は、第一流入路32を介して第二ヒータ414で温められた第二流体F2を試験片10の下端から中空部11に流入させる。
第二流出路43は、中空部11を流通した第二流体F2を再び第二供給源41に戻す。本実施形態の第二流出路43は、第一流出路33と、第二冷却部415とを繋いでいる配管である。第二流出路43は、第一流出路33と第一バイパス路34との接続部分と、第一流出路33と測定流路351との接続部分との間で、第一流出路33に接続されている。したがって、第二流出路43は、第一流出路33を介して中空部11を流通した第二流体F2を第二冷却部415に供給する。
第二バイパス路44は、第二流入路42を流通する第二流体F2を中空部11に流入させずに、第二流出路43に流入させる。第二バイパス路44は、第二流入路42と第二流出路43とを繋いでいる配管である。
切替部5は、第一流体供給部3と第二流体供給部4とを切り替えて、圧力及び温度の異なる第一流体供給部3から供給される第一流体F1と第二流体供給部4から供給される第二流体F2とのいずれかを中空部11に流通させる。本実施形態の切替部5は、複数の電磁弁を有している。具体的には、本実施形態の切替部5は、第一流入路32に配置される第一弁部51と、第一流出路33に配置される第二弁部52と、第一バイパス路34に配置される第三弁部53と、第二流入路42に配置される第四弁部54と、第二流出路43に配置される第五弁部55と、第二バイパス路44に配置される第六弁部56と、測定流路351に配置される第七弁部57と、を有する。
第一弁部51は、第一流入路32内での第一ヒータ314から中空部11への流体の流通状態を切り替える。第一弁部51は、第一流入路32に設けられている。第一弁部51は、第二流入路42と第一流入路32との接続部分よりも第一ヒータ314側に配置されている。
第二弁部52は、第一流出路33内での中空部11から第一冷却部315への流体の流通状態を切り替える。第二弁部52は、第一流出路33に設けられている。第二弁部52は、第一バイパス路34と第一流出路33との接続部分と、第二流出路43と第一流出路33との接続部分との間に配置されている。
第三弁部53は、第一バイパス路34内での第一流入路32から第一流出路33への流体の流通状態を切り替える。第三弁部53は、第一バイパス路34の途中に設けられている。
第四弁部54は、第二流入路42内での第二ヒータ414から中空部11への流体の流通状態を切り替える。第四弁部54は、第二流入路42に設けられている。第四弁部54は、第一流入路32と第二流入路42との接続部分よりも第二ヒータ414側に配置されている。
第五弁部55は、第二流出路43内での中空部11から第二冷却部415への流体の流通状態を切り替える。第五弁部55は、第二流出路43に設けられている。第五弁部55は、第二バイパス路44と第二流出路43との接続部分と、第一流出路33と第二流出路43との接続部分との間に配置されている。
第六弁部56は、第二バイパス路44内での第二流入路42から第二流出路43への流体の流通状態を切り替える。第六弁部56は、第二バイパス路44の途中に設けられている。
第七弁部57は、測定流路351内での第一流出路33から圧力計352への流体の流通状態を切り替える。第七弁部57は、測定流路351の途中に設けられている。
測定部6は、試験片10に生じる変化量を測定する。本実施形態の測定部6は、試験片10の周方向及び軸線O方向の少なくとも一方の伸縮量を測定する。測定部6は、図3に示すように、試験片10の周方向の伸縮量を測定する周方向伸び計61と、試験片10の軸線O方向の伸縮量を測定する軸線方向伸び計62とを有する。
周方向伸び計61は、試験片10の中央部分111の外周面の周方向の異なる二点間の伸びたり縮んだりする伸縮量を測定する。周方向伸び計61は、測定結果を制御部7に送る。
軸線方向伸び計62は、試験片10の中央部分111の外周面の軸線O方向の異なる二点間の伸びたり縮んだりする伸縮量を測定する。軸線方向伸び計62は、測定結果を制御部7に送る。
なお、周方向伸び計61及び軸線方向伸び計62は、接触式の伸び計であってもよく、非接触式の伸び計であってもよい。
制御部7は、測定部6で測定した測定結果に基づいて、測定結果が予め定めた基準を満たした場合に、切替部5を切り替える。本実施形態の制御部7は、周方向伸び計61及び軸線方向伸び計62によって測定した伸縮量に基づいて、切替部5の複数の電磁弁の状態をまとめて切り替える。制御部7は、測定した伸縮量が予め定めた基準を超えることで、中空部11に対して第一流体供給部3から第一流体F1を供給する第一供給状態と、第二流体供給部4から第二流体F2を供給する第二供給状態とを切り替える。制御部7は、周方向伸び計61及び軸線方向伸び計62の測定結果が入力される入力部71と、入力部71に入力された結果に基づいて、測定した伸縮量が予め定めた基準を超えているか否かを判定する判定部72と、判定部72での判定結果に応じて切替部5に信号を送る出力部73とを有している。
ここで、第一供給状態とは、第一流体F1のみが中空部11に供給され、第二流体供給部4から第二流体F2が中空部11に供給されない状態を表している。第一供給状態では、第一弁部51、第二弁部52及び第六弁部56が開放されており、第三弁部53、第四弁部54、第五弁部55、及び第七弁部57が閉塞されている。
したがって、図1に示すように、第一供給状態での流体の流れは次のようになる。まず、第一ヒータ314で加熱された第一流体F1は、第三弁部53が閉塞されていることで、第一バイパス路34に流入せずに、第一流入路32を第一弁部51に向かって流通する。第一弁部51が開放されていることで、第一流入路32を流通する第一流体F1は、試験片10に向かって流通し、試験片10の下端から中空部11に流入する。中空部11を下端から上端に向かって流通して上端から流出した第一流体F1は、第五弁部55が閉塞されていることで第二流出路43に流入せずに、第一流出路33を第二弁部52に向かって流通する。同様に、第一流出路33を流通する第一流体F1は、第七弁部57が閉塞されていることで、測定流路351にも流入しない。第一流出路33を流通する第一流体F1は、第二弁部52が開放されていることで、第一冷却部315に向かって流通する。
また、第二ヒータ414で加熱された第二流体F2は、第四弁部54が閉塞されていることで、第一流入路32に合流するように第二流入路42を試験片10に向かって流通できない。一方、第六弁部56が開放されていることで、第二ヒータ414で加熱された第二流体F2は、第二流入路42から第二バイパス路44に流入し、第二流出路43に流れ込む。第五弁部55が閉塞されていることで、第二流出路43に流れ込んだ第二流体F2は、第二冷却部415に向かって流通する。
次に、第二供給状態とは、第二流体F2のみが中空部11に供給され、第一流体供給部3からは第一流体F1が中空部11に供給されない状態を表している。第二供給状態では、第一供給状態とは逆に、第一弁部51、第二弁部52及び第六弁部56が閉塞されており、第三弁部53、第四弁部54、第五弁部55、及び第七弁部57が開放されている。
したがって、図4に示すように、第二供給状態での流体の流れは次のようになる。まず、第二ヒータ414で加熱された第二流体F2は、第六弁部56が閉塞されていることで、第二バイパス路44に流入せずに、第二流入路42を第四弁部54に向かって流れる。第四弁部54が開放されていることで、第二流入路42を流通する第二流体F2は、第一流入路32を介して試験片10に向かって流通し、試験片10の下端から中空部11に流入する。中空部11を下端から上端に向かって流通して上端から流出した第二流体F2は、第二弁部52が閉塞されていることで第一流出路33から第二流出路43に流入する。また、第一流出路33を流通する第二流体F2は、第七弁部57が開放されていることで、測定流路351にも流入する。第二流出路43を流通する第二流体F2は、第五弁部55が開放されていることで、第二冷却部415に向かって流通する。
また、第一ヒータ314で加熱された第一流体F1は、第一弁部51が閉塞されていることで、第一流入路32を試験片10に向かって流通できない。一方、第三弁部53が開放されていることで、第一ヒータ314で加熱された第一流体F1は、第一流入路32から第一バイパス路34に流入し、第一流出路33に流れ込む。第二弁部52が閉塞されていることで、第一流出路33に流れ込んだ第一流体F1は、第一冷却部315に向かって流通する。
本実施形態の制御部7は、入力部71に入力された周方向の伸縮量及び軸線O方向の伸縮量がともに予め定めた基準を超えたと判定部72が判定した際に、第一供給状態から第二供給状態に切り替えるように複数の電磁弁に出力部73が信号を送る。これにより、多軸疲労試験装置1では、中空部11に供給する流体を、第一流体F1から圧力及び温度の異なる第二流体F2に切り替えている。
次に、本実施形態の多軸疲労試験方法S1について説明する。
多軸疲労試験方法S1は、試験片10の内部に流体を供給しながら、試験片10に対して荷重を付与する。本実施形態の多軸疲労試験方法S1は、上述した多軸疲労試験装置1を用いて実施される。多軸疲労試験方法S1は、図5に示すように、中空部11を有する試験片10に対して軸線O方向に荷重を付与する荷重付与工程S2と、中空部11に第一流体F1を流通する第一流体供給工程S3(流体供給工程)と、第一流体供給工程S3とは異なる第二流体F2を中空部11に流通する第二流体供給工程S4(流体供給工程)と、第一流体供給工程S3と第二流体供給工程S4とを選択的に切り替えて異なる流体を中空部11に流通する切替工程S5と、試験片10の伸縮量を測定する測定工程S6と、測定工程S6の測定結果に基づいて切替工程S5を実施する判定工程S7と、を含んでいる。
荷重付与工程S2は、荷重付与部2によって試験片10に対して軸線O方向に圧縮荷重を付与する。本実施形態の荷重付与工程S2は、試験片10に対して軸線O方向に圧縮荷重を繰返し付与する。
第一流体供給工程S3は、荷重付与工程S2とともに実施される。本実施形態の第一流体供給工程S3は、第一流体供給部3によって試験片10の中空部11に所定の温度で圧縮された第一流体F1を供給する。したがって、第一流体供給工程S3では、第一供給状態で第一流体F1が中空部11に供給される。
第二流体供給工程S4は、第一流体供給工程S3とは別に荷重付与工程S2とともに実施される。第二流体供給工程S4は、切替工程S5で第一流体供給工程S3から切り替えられることで、第一流体供給工程S3における流体と温度及び圧力の少なくとも一方が異なる流体を供給する。本実施形態の第二流体供給工程S4は、切替工程S5で切り替えられた後に、第一流体F1と温度及び圧力がともに異なる第二流体F2を第二流体供給部4によって供給する。したがって、第二流体供給工程S4では、第二供給状態で第二流体F2が中空部11に供給される。
切替工程S5は、第一流体供給工程S3と第二流体供給工程S4とを切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が異なる流体を中空部11に流通させる。本実施形態の切替工程S5は、判定工程S7の後に実施される。切替工程S5は、判定工程S7での判定結果に基づいて、第一流体供給工程S3から第二流体供給工程S4へと切り替えることで、中空部11に圧力及び温度の異なる流体を供給する。
測定工程S6は、測定部6で試験片10の変化量を測定する。本実施形態の測定工程S6は、試験片10の周方向及び軸線O方向の少なくとも一方の伸縮量を測定する。測定工程S6は、周方向伸び計61によって試験片10の周方向の伸縮量を測定しながら、軸線方向伸び計62によって試験片10の軸線O方向の伸縮量を測定する。
判定工程S7は、測定工程S6で測定した測定結果に基づいて、測定結果が予め定めた基準を満たした場合に、切替工程S5を実施するか否かを判定する。本実施形態の判定工程S7は、測定工程S6で周方向伸び計61及び軸線方向伸び計62によって測定した伸縮量に基づいて、切替工程S5を実施するか否かを判定する。判定工程S7は、測定工程S6を実施後に制御部7によって実施される。判定工程S7は、測定工程S6で測定された周方向の伸縮量及び軸線O方向の伸縮量がともに予め定めた基準を超えたと判定した場合に、切替工程S5を実施するように指示を送る。判定工程S7は、測定された周方向の伸縮量及び軸線O方向の伸縮量が基準を超えていないと判定した場合には、切替工程S5を実施せずに、第一流体供給工程S3をそのまま実施するように指示を送る。
したがって、本実施形態の多軸疲労試験方法S1では、荷重付与工程S2と、第一流体供給工程S3とを同時実施する。その後、多軸疲労試験方法S1では、測定工程S6が実施され、測定されて伸縮量に基づいて、判定工程S7が実施される。多軸疲労試験方法S1では、判定工程S7での判定結果が基準を超えていた場合に、切替工程S5を実施して荷重付与工程S2と、第二流体供給工程S4とを同時実施する。一方、多軸疲労試験方法S1では、判定工程S7での判定結果が基準を超えていない場合に、切替工程S5を実施せずに荷重付与工程S2と、第一流体供給工程S3とをそのまま同時に実施し続ける。
上記のような多軸疲労試験装置1及び多軸疲労試験方法S1によれば、中空部11に第一流体F1や第二流体F2を供給しながら、荷重付与部2で試験片10に軸線O方向に圧縮荷重を付与することで、試験片10に所定の周方向応力σθ及び軸方向応力σを生じさせることができる。具体的には、図2に示すような試験片10の外径D、内径d及び板厚t等の寸法と、中空部11に供給する流体の圧力である試験片10に負荷する内圧Pと、試験片10に生じる周方向応力σθ,軸方向応力σ及び多軸度TFとの関係は、例えば、以下表1のようになる。
Figure 2016142730
第一流体供給工程S3を実施して第一流体供給部3によって供給する第一流体F1と、第二流体供給工程S4を実施して第二流体供給部4によって供給する第二流体F2とを、切替工程S5を実施して切替部5で切り替えることで、試験片10の中空部11を流通する流体の種類を瞬間的に切り替えることができる。そのため、例えば、上記の表1に示すようないずれかの多軸応力場が第一流体F1によって試験片10に模擬されていた場合に、中空部11に流通する流体を第一流体F1から第二流体F2に切り替えることで、試験片10の応力状態を急激に変化させることができる。したがって、試験片10の中空部11を流通する流体の種類を瞬間的に切り替えることで、多軸応力場において試験片10の内部の応力状態を急激に変化させることができる。これにより、荷重付与部2で軸線O方向に圧縮荷重を繰り返し付与することで、多軸応力場において試験片10の内部の応力状態を急激に変化させて負荷試験を実施することができる。つまり、発電所やプラント等で用いられる実機の運転条件を模擬しながら疲労試験を実施することができる。
具体的には、第一流体F1と第二流体F2との圧力及び温度の両方を異なる状態とすることで、温度及び圧力がともに変動するような発電所やプラント等で用いられる実機の運転条件を模擬することができる。このような運転条件としては、例えば、図6(a)に示すように、定格運転中に負荷損失によって温度及び圧力が低下し、再運転した場合を模擬することが挙げられる。
また、仮に、第一流体F1と第二流体F2との圧力のみが異なる状態の場合には、圧力のみが変動するような発電所やプラント等で用いられる実機の運転条件を模擬することができる。このような運転条件としては、例えば、図6(b)に示すように、室温に近い休止状態や300℃以上の定格運転状態で、加圧器の運転状態が変動する場合を模擬することが挙げられる。
また、仮に、第一流体F1と第二流体F2との圧力のみが異なる状態の場合には、温度のみが変動するような発電所やプラント等で用いられる実機の運転条件を模擬することができる。このような運転条件としては、例えば、図6(c)に示すように、加圧状態が保持された状態で、室温に近い温度で起動して、300℃以上で定格運転を行った後に運転停止とする場合を模擬することが挙げられる。
また、試験片10の形状を任意の形状に変更し、内径dや板厚tを変えることで、表1に示すように任意の多軸度に調整することができる。したがって、任意の多軸応力場に設定した試験片10に対して疲労試験を実施することができる。
また、測定工程S6を実施して周方向伸び計61で試験片10の中央部分111の周方向の伸縮量を測定するとともに、軸線方向伸び計62で試験片10の中央部分111の軸線O方向の伸縮量を測定することで、変化生じた時点ですぐに試験片10の状態を確認することができる。したがって、例えば、第一流体F1や第二流体F2を中空部11に流通させた状態で圧縮荷重を付与した場合の試験片10の変化や、第一流体F1から第二流体F2に切り替えた場合の試験片10の変化を即時に確認することができる。これにより、切替部5で中空部11に流通している流体を第一流体F1から第二流体F2に切り替えた時点での試験片10の変化を高い精度で測定することができる。
また、判定工程S7を実施して制御部7の判定部72で周方向の伸縮量と軸線O方向の伸縮量とが基準を超えているか否かを判定し、判定結果に基づいて切替工程S5を実施することで、試験片10の状態に応じて中空部11に供給する流体を切り替えて、試験を実施することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、試験片10の形状は本実施形態のように両端部分112が中央部分111と径の異なる円筒状をなしていることに限定されるものではなく、内部に中空部11が形成された筒状をなしていれば、実施される試験の条件に応じて任意の形状に形成することができる。例えば、試験片10は、軸線O方向の全域にわたって同一の径をなす円筒状をなしていてもよく、矩形筒状をなしていてもよい。
また、第一流体供給工程S3で第一流体供給部3から供給される流体と、第二流体供給工程S4で第二流体供給部4から供給される流体とは、圧力及び温度の両方が異なっている流体に限定されるものではなく、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体であればよい。したがって、例えば、圧力だけが異なっており温度が同じ流体であってもよく、温度だけが異なっており圧力が同じ流体であってもよい。
切替工程S5は、本実施形態のように第一流体供給工程S3から第二流体供給工程S4に一度のみ切り替えることに限定されるものではない。例えば、判定工程S7で複数の基準を予め定めておき、第一流体供給工程S3から第二流体供給工程S4へと切り替えた後に、再び第一流体供給工程S3へと切り替えてもよい。このように複数の基準に応じて切替工程S5を複数回実施して、第一流体供給工程S3と第二流体供給工程S4とを繰り返すことで、試験片10に生じる内圧を複数回にわたって変化させることができる。
また、判定工程S7を実施する際に判定部72で用いられ基準は、複数の基準を設定してもよく。周方向の伸縮量と軸線O方向の伸縮量とでそれぞれ別の基準を設定しても良い。
また、荷重付与部2は、本実施形態のように油圧サーボであることに限定されるものではなく、試験片10に対して軸線O方向に荷重を付与することが可能な構造であれば良い、例えば、荷重付与部2は、オートグラフなどの電気モータ式の構造であっても良い。
また、本実施形態の測定部6では、試験片10の変化量として周方向の伸縮量と軸線O方向の伸縮量とを測定したが、これに限定されるものではない。例えば、測定部6は、試験片10の変化量として圧力や温度を測定してもよい。そして、判定工程S7を実施して制御部7で、測定した圧力や温度が予め定めた基準を超えているか否かを判定してもよい。
このような場合、図7に示すように、多軸疲労試験装置1では、例えば、測定部6として、第一流体供給部3から供給される第一流体F1の圧力を測定する第一圧力計81と、第二流体供給部4から供給される第二流体F2の圧力を測定する第二圧力計82と、中空部11を流通する流体の温度を測定する温度計83とを備える。
第一圧力計81は、第一流入路32に設けられている。第一圧力計81は、第一流入路32と第一バイパス路34との接続部分と第一弁部51との間に配置されている。第一圧力計81は、測定結果を制御部7に送る。
第二圧力計82は、第二流入路42に設けられている。第二圧力計82は、第二流入路42と第二バイパス路44との接続部分と第四弁部54との間に配置されている。第二圧力計82は、測定結果を制御部7に送る。
温度計83は、試験片10の中空部11に面して設けられる。温度計83は、測定結果を制御部7に送る。
上記のように伸縮量に加えて圧力及び温度を測定する場合、判定工程S7では、制御部7において、周方向伸び計61及び軸線方向伸び計62と、第一圧力計81及び第二圧力計82と、温度計83とのいずれかの測定結果が予め定めた基準を超えているか否かを判定する。制御部7では、この判定結果に基づいて、中空部11に対して第一流体供給部3から第一流体F1を供給する第一供給状態と、第二流体供給部4から第二流体F2を供給する第二供給状態とを切り替える構成としてもよい。
1…多軸疲労試験装置 10…試験片 O…軸線 11…中空部 111…中央部分 112…両端部分 112a…フランジ部 2…荷重付与部 3…第一流体供給部 F1…第一流体 31…第一供給源 311…第一タンク部 312…第一高圧ポンプ 313…第一アキュムレータ 314…第一ヒータ 315…第一冷却部 316…第一フィルタ部 317…第一調圧部 32…第一流入路 33…第一流出路 34…第一バイパス路 35…圧力測定部 351…測定流路 352…圧力計 4…第二流体供給部 F2…第二流体 41…第二供給源 411…第二タンク部 412…第二高圧ポンプ 413…第二アキュムレータ 414…第二ヒータ 415…第二冷却部 416…第二フィルタ部 417…第二調圧部 42…第二流入路 43…第二流出路 44…第二バイパス路 5…切替部 51…第一弁部 52…第二弁部 53…第三弁部 54…第四弁部 55…第五弁部 56…第六弁部 57…第七弁部 6…測定部 61…周方向伸び計 62…軸線方向伸び計 7…制御部 71…入力部 72…判定部 73…出力部 S1…多軸疲労試験方法 S2…荷重付与工程 S3…第一流体供給工程 S4…第二流体供給工程 S5…切替工程 S6…測定工程 S7…判定工程 81…第一圧力計 82…第二圧力計 83…温度計

Claims (5)

  1. 中空部を有する筒状をなす試験片に対して、前記試験片の軸線方向に荷重を付与する荷重付与部と、
    前記中空部に対して、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体をそれぞれ流通させることが可能な複数の流体供給部と、
    前記複数の流体供給部を選択的に切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる前記流体のいずれかを前記中空部に流通させる切替部と、を備える多軸疲労試験装置。
  2. 前記試験片に生じる変化量を測定する測定部を有する請求項1に記載の多軸疲労試験装置。
  3. 前記測定部は、試験片の外周面で、前記試験片の周方向及び軸線方向の少なくとも一方の伸縮量を測定する請求項2に記載の多軸疲労試験装置。
  4. 前記測定部の測定結果に基づいて、前記切替部に切り替えを実施させる制御部を有する請求項2または請求項3に記載の多軸疲労試験装置。
  5. 中空部を有する筒状をなす試験片に対して、前記試験片の軸線方向に荷重を付与する荷重付与工程と、
    前記荷重付与工程とともに実施され、前記中空部に対して、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる流体をそれぞれ流通することが可能な複数の流体供給工程と、
    複数の前記流体供給工程を選択的に切り替えて、圧力及び温度の少なくとも一方が互いに異なる前記流体のいずれかを前記中空部に流通させる切替工程とを含む多軸疲労試験方法。
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