JP2016133330A - 電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体 - Google Patents

電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体 Download PDF

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啓一 山口
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菊池  尊行
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信也 青木
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Abstract

【課題】構造体同士を高い強度で接合することができ、効果的に端子同士を電気的に接続することができる電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体を提供することにある。【解決手段】本発明の電子部品の製造方法は、接続端子931を有する支持基板9と、S1接続端子801bを有するパッケージ5を備える物理量センサー1を、接続端子931とS1接続端子801bとを接合して製造する製造方法である。また、本発明の電子部品の製造方法は、接続端子931とS1接続端子801bとが対向するように配置した状態で、接続端子931およびS1接続端子801bのうちの少なくとも一方の端子にレーザー光Lを照射して他方の端子と溶接することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、角速度を検出するための角速度センサーとして、特許文献1のようなセンサーが知られている。
特許文献1に記載の角速度センサーは、外表面に電極が形成された振動子と、振動子を支持する基板と、これらを収納するパッケージとを有している。また、基板には、振動子の電極と電気的に接続される端子が形成されており、パッケージにも外部と接続するための端子が形成されている。
このような角速度センサーでは、基板の端子とパッケージの端子とを、導電性接着剤で接合することで、基板の端子とパッケージの端子とを電気的に接続するとともに、基板とパッケージとを接合して固定している。
特開2006−105963号公報
導電性接着剤として、例えば、半田等の金属材料を用いた場合、効果的に端子同士を電気的に接続することができるが、基板とパッケージと接着強度が比較的弱い。また、導電性フィラーを有する樹脂接着剤を用いた場合、基板とパッケージとの接着強度が比較的強くなるが、端子同士の電気的な接続が不十分となるおそれがある。
このように、基板とパッケージとを高い接合強度で接合するとともに、効果的に端子同士を電気的に接続するのは困難である。
本発明の目的は、構造体同士を高い強度で接合することができ、効果的に端子同士を電気的に接続することができる電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の電子部品の製造方法は、第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合して前記電子部品を製造する製造方法であって、
前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子および前記第2端子のうちの少なくとも一方の端子にレーザーを照射して他方の端子と溶接することを特徴とする。
本発明によれば、第1端子と第2端子とを、例えば導電性接着剤により接着する場合に比べて、溶接により接合するため、接合強度が高くなる。さらに、前記導電性接着剤で端子同士を接合する場合に比べて、端子同士が接触する部分が多くなるため、端子同士を効果的に電気的に接続することができる。
[適用例2]
本発明の電子部品の製造方法では、前記第1端子と前記第2端子とが当接した状態で前記レーザーを照射するのが好ましい。
これにより、第1端子と第2端子とを直接溶接することができる。
[適用例3]
本発明の電子部品の製造方法では、前記レーザーを照射するのに先立って前記第1端子と前記第2端子との間に導電性を有する接合材を介在させ、前記接合材ごと前記第1端子と前記第2端子とを溶接するのが好ましい。
これにより、接合材ごと各端子を溶接する分、溶接する部分を多くすることができる。よって、さらに接合強度が高くなる。
[適用例4]
本発明の電子部品の製造方法では、前記第1構造体および前記第2構造体のうちの少なくとも一方は、板状部を有しており、
前記板状部には、前記一方の端子まで通じる孔が形成されており、
前記貫通孔に前記レーザーを通過させるのが好ましい。
これにより、レーザーが第1構造体を透過する部分を省略、または小さくすることができ、よって、第1構造体のレーザーによる影響を軽減することができる。
[適用例5]
本発明の電子部品の製造方法は、第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合して前記電子部品を製造する製造方法であって、
前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子と前記第2端子との間に導電性を有する接合材を介在させた状態で、前記接合材を加圧するとともに加熱して、前記接合材を介して前記第1端子と前記第2端子とを溶接することを特徴とする。
本発明によれば、第1端子と第2端子とを、例えば導電性接着剤により接着する場合に比べて、溶接により接合するため、接合強度が高くなる。さらに、前記導電性接着剤で端子同士を接合する場合に比べて、端子同士が接触する部分が多くなるため、端子同士を効果的に電気的に接続することができる。
[適用例6]
本発明の電子部品の製造方法では、発熱体を有する治具により前記第1構造体および前記第2構造体のうちの一方の構造体を他方の構造体に向って押圧して、前記接合材を加圧するとともに加熱するのが好ましい。
例えば、加熱された空間で第1構造体と第2構造体とを加熱する場合、加圧が困難であったが、本発明によれば、加熱および加圧を容易に行うことができる。
[適用例7]
本発明の電子部品の製造方法は、第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合する製造方法であって、
前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子と前記第2端子とを超音波を付与することにより、前記第1端子と前記第2端子とを溶接することを特徴とする。
本発明によれば、第1端子と第2端子とを、例えば導電性接着剤により接着する場合に比べて、溶接により接合するため、接合強度が高くなる。さらに、前記導電性接着剤で端子同士を接合する場合に比べて、端子同士が接触する部分が多くなるため、端子同士を効果的に電気的に接続することができる。
[適用例8]
本発明の電子部品の製造方法では、前記超音波を付与するとともに、前記第1構造体および前記第2構造体のうちの一方の構造体を他方の構造体に向って押圧する加圧と、前記第1端子および前記第2端子のうちの少なくとも一方の端子の加熱と、のうちの少なくとも一方を行うのが好ましい。
これにより、超音波振動に加えて、加熱および加圧の少なくとも一方を行う分、より効果的に、溶接を行うことができる。
[適用例9]
本発明の電子部品の製造方法は、第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品を製造する製造方法であって、
前記第1構造体と前記第2構造体とを接着剤を介して接合するとともに、前記第1端子と前記第2端子との間に、長尺状の導電部を架設して前記第1端子と前記第2端子とを電気的に接続することを特徴とする。
本発明によれば、接着剤が第1構造体と第2構造体との接合強度を高めるのを担い、導電部が第1端子と第2端子との電気的な接続を担うこととなる。よって、高い接合強度と、効果的な電気的接続を両立させることができる。
[適用例10]
本発明の電子部品は、本発明の電子部品の製造方法によって製造されたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子部品を得ることができる。
[適用例11]
本発明の電子機器は、本発明の電子部品を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を得ることができる。
[適用例12]
本発明の移動体は、本発明の電子部品を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体を得ることができる。
図1は、本発明の電子部品の分解斜視図である。 図2は、図1中のA−A線断面図である。 図3は、図1に示すジャイロ素子の平面図である。 図4は、図1に示すジャイロ素子の電極配置を示す平面図(上面図)である。 図5は、図1に示すジャイロ素子の電極配置を示す平面図(上側から見た透過図)である。 図6は、(a)および(b)が、図1に示すジャイロ素子の動作を説明するための図である。 図7は、本発明の電子部品の製造方法の第1実施形態を説明するための拡大断面図であって、(a)は配置工程を示す図、(b)は接合工程を示す図である。 図8は、本発明の電子部品の製造方法の第2実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図9は、本発明の電子部品の製造方法の第3実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図10は、本発明の電子部品の製造方法の第4実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図11は、本発明の電子部品の製造方法の第5実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図12は、本発明の電子部品の製造方法の第6実施形態の接合工程を説明するための斜視図である。 図13は、本発明の電子部品の製造方法の第6実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図14は、本発明の電子部品の製造方法の第7実施形態の接合工程を説明するための斜視図である。 図15は、本発明の電子部品の製造方法の第8実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。 図16は、本発明の電子部品の製造方法の第9実施形態での支持基板を説明するための斜視図である。 図17は、本発明の電子部品の製造方法の第10実施形態での支持基板を説明するための斜視図である。 図18は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 図19は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 図20は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 図21は、本発明の電子部品を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体について、添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.電子部品
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品の分解斜視図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示すジャイロ素子の平面図である。図4は、図1に示すジャイロ素子の電極配置を示す平面図(上面図)である。図5は、図1に示すジャイロ素子の電極配置を示す平面図(上側から見た透過図)である。図6は、(a)および(b)が、図1に示すジャイロ素子の動作を説明するための図である。図7は、本発明の電子部品の製造方法の第1実施形態を説明するための拡大断面図であって、(a)は配置工程を示す図、(b)は接合工程を示す図である。
なお、以下では、説明の便宜上、各図において、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示しており、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。また、+Z軸側を「上」、−Z軸側を「下」ともいう。
図1および図2に示す物理量センサー(電子部品)1は、ジャイロセンサーであって、ジャイロ素子2と、ジャイロ素子2を支持する支持基板(第1構造体)9と、ジャイロ素子2および支持基板9を一括して収納するパッケージ(第2構造体)5と、を備えている。
以下、これら各構成要素について順次説明する。
≪ジャイロ素子≫
図3〜図5に示すように、ジャイロ素子2は、振動片3と、振動片3に形成された電極とを有している。
−振動片−
振動片3の構成材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料が挙げられる。これらの中でも、振動片3の構成材料としては、水晶を用いることが好ましい。水晶を用いることで、他の材料と比較して優れた周波数温度特性を有するジャイロ素子2が得られる。なお、以下では、振動片3を水晶で構成した場合について説明する。
振動片3は、水晶基板の結晶軸であるY軸(機械軸)およびX軸(電気軸)で規定されるXY平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する板状をなしている。すなわち、振動片3は、Zカット水晶板で構成されている。なお、Z軸は、振動片3の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対して若干(例えば、−5°≦θ≦15°程度)傾けてもよい。
このような振動片3は、中心部に位置する基部31と、基部31からY軸方向両側に延出している第1、第2検出腕321、322と、基部31からX軸方向両側に延在している第1、第2連結腕331、332と、第1連結腕331の先端部からY軸方向両側に延出している第1、第2駆動腕341、342と、第2連結腕332の先端部からY軸方向両側に延出している第3、第4駆動腕343、344と、を有している。
第1検出腕321は、基部31から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3211が設けられている。一方、第2検出腕322は、基部31から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3221が設けられている。これら第1、第2検出腕321、322は、ジャイロ素子2の重心Gを通るXZ平面に関して面対称に配置されている。なお、ハンマーヘッド3211、3221は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、必要に応じて、第1、第2検出腕321、322の上面および下面に長さ方向に延在する有底の溝を形成してもよい。
第1連結腕331は、基部31から+X軸方向に延出している。一方、第2連結腕332は、基部31から−X軸方向に延出している。これら第1、第2連結腕331、332は、重心Gを通るYZ平面に関して面対称に配置されている。
第1駆動腕341は、第1連結腕331の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3411が設けられている。また、第2駆動腕342は、第1連結腕331の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3421が設けられている。また、第3駆動腕343は、第2連結腕332の先端部から+Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3431が設けられている。また、第4駆動腕344は、第2連結腕332の先端部から−Y軸方向に延出し、その先端部には幅広のハンマーヘッド3441が設けられている。これら4本の駆動腕341、342、343、344は、重心Gに関して点対称に配置されている。なお、ハンマーヘッド3411、3421、3431、3441は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
また、検出腕321、322、駆動腕341、342、343、344の上面および下面には、それぞれ長さ方向に延在する有底の溝351が形成されている。このため、検出腕321、322、駆動腕341、342、343、344は、錘部を除いた部分の長手方向の全長にわたって、横断面形状が「H」字状をなしている。これにより、各腕に形成された電極同士のX軸方向の間隔が狭くなる。よって、各電極の間の電界効率が向上する。その結果、検出腕321、322、駆動腕341、342、343、344では、比較的少ない歪み量で比較的大きい電荷量を発生させることができる。従って、優れた感度を有するジャイロ素子2を得ることができる。
−電極−
図4および図5に示すように、電極は、第1検出信号電極411と、第1検出信号端子412と、第1検出接地電極(検出接地電極)421と、第1検出接地端子422と、第2検出信号電極431と、第2検出信号端子432と、第2検出接地電極(検出接地電極)441と、第2検出接地端子442と、駆動信号電極451と、駆動信号端子452と、駆動接地電極461と、駆動接地端子462と、を有している。なお、図3および図4では、説明の便宜上、第1、第2検出信号電極411、431および第1、第2検出信号端子412、432、第1、第2検出接地電極421、441および第1、第2検出接地端子422、442、駆動信号電極451および駆動信号端子452、駆動接地電極461および駆動接地端子462を、それぞれ異なるハッチングで図示している。また、振動片3の側面に形成されている電極を太線で図示している。
第1検出信号電極411は、第1検出腕321の上面および下面(ハンマーヘッド3211を除く部分)に形成され、第2検出信号電極431は、第2検出腕322の上面および下面(ハンマーヘッド3221を除く部分)に形成されている。このような第1、第2検出信号電極411、431は、第1、第2検出腕321、322の検出振動が励起されたときに、該振動によって発生する電荷を検出するための電極である。
第1検出信号端子412は、基部31の+X軸側の列の+Y軸側に設けられており、図示しない配線を介して第1検出腕321に形成された第1検出信号電極411と電気的に接続されている。また、第2検出信号端子432は、基部31の+X軸側の列の−Y軸側に設けられており、図示しない配線を介して第2検出腕322に形成された第2検出信号電極431と電気的に接続されている。
第1検出接地電極421は、第1検出腕321の両側面に形成され、互いがハンマーヘッド3211上を経由して電気的に接続されている。同様に、第2検出接地電極441は、第2検出腕322の両側面に形成され、互いがハンマーヘッド3221上を経由して電気的に接続されている。このような第1、第2検出接地電極421、441は、第1、第2検出信号電極411、431に対してグランドとなる電位を有する。
第1検出接地端子422は、基部31の−X軸側の列の+Y軸側に設けられており、図示しない配線を介して第1検出腕321に形成された第1検出接地電極421と電気的に接続されている。また、第2検出接地端子442は、基部31の−X軸側の列の−Y軸側に設けられており、図示しない配線を介して第2検出腕322に形成された第2検出信号電極431と電気的に接続されている。
このように第1、第2検出信号電極411、431と、第1、第2検出信号端子412、432と、第1、第2検出接地電極421、441と、第1、第2検出接地端子422、442と、を配置することで、第1検出腕321に生じた検出振動は、第1検出信号電極411と第1検出接地電極421との間の電荷として現れ、第1検出信号端子412と第1検出接地端子422とから信号(検出信号)として取り出すことができる。また、第2検出腕322に生じた検出振動は、第2検出信号電極431と第2検出接地電極441との間の電荷として現れ、第2検出信号端子432と第2検出接地端子442とから信号(検出信号)として取り出すことができる。
駆動信号電極451は、第1、第2駆動腕341、342の上面および下面(ハンマーヘッド3411、3421を除く部分)に形成されている。さらに、駆動信号電極451は、第3、第4駆動腕343、344の両側面に形成され、互いがハンマーヘッド3431、3441上を経由して電気的に接続されている。このような駆動信号電極451は、第1、第2、第3、第4駆動腕341、342、343、344の駆動振動を励起させるための電極である。
駆動信号端子452は、基部31の−X軸側の列の中央部(すなわち、第1検出接地端子422と第2検出接地端子442との間)に設けられており、図示しない配線を介して第1、第2、第3、第4駆動腕341、342、343、344に形成された駆動信号電極451と電気的に接続されている。
駆動接地電極461は、第3、第4駆動腕343、344の上面および下面(ハンマーヘッド3431、3441を除く部分)に形成されている。さらに、駆動接地電極461は、第1、第2駆動腕341、342の両側面に形成され、互いがハンマーヘッド3411、3421上を経由して電気的に接続されている。このような駆動接地電極461は、駆動信号電極451に対してグランドとなる電位を有する。
駆動接地端子462は、基部31の+X軸側の列の中央部(すなわち、第1検出信号端子412と第2検出信号端子432との間)に設けられており、図示しない配線を介して第1、第2、第3、第4駆動腕341、342、343、344に形成された駆動接地電極461と電気的に接続されている。
このように駆動信号電極451、駆動信号端子452、駆動接地電極461、駆動接地端子462を配置することで、駆動信号端子452と駆動接地端子462との間に駆動信号を印加することで、第1、第2、第3、第4駆動腕341、342、343、344に形成された駆動信号電極451と駆動接地電極461との間に電界を生じさせ、各駆動腕341、342、343、344を駆動振動させることができる。
以上のような電極の構成としては、導電性を有していれば特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
なお、ハンマーヘッド3211、3221上に形成されている金属膜は、検出振動モードの周波数を調整するための調整膜として機能し、例えば、レーザー照射等によって金属膜の一部を除去し、第1、第2検出腕321、322の質量を調整することで、検出モードの周波数を調整することができる。一方、ハンマーヘッド3411、3421、3431、3441上に形成されている金属膜は、駆動振動モードの周波数を調整するための調整膜として機能し、例えば、レーザー照射等によって金属膜の一部を除去し、駆動腕341、342、343、344の質量を調整することで、駆動モードの周波数を調整することができる。
以上、ジャイロ素子2の構成について簡単に説明した。次に、ジャイロ素子2の駆動について簡単に説明する。
ジャイロ素子2に角速度が加わらない状態において、駆動信号端子452と駆動接地端子462との間に電圧(交番電圧)を印加すると、駆動信号電極451と駆動接地電極461との間に電界が生じ、図6(a)に示すように、各駆動腕341、342、343、344が矢印Aに示す方向に屈曲振動を行う。このとき、第1、第2駆動腕341、342と第3、第4駆動腕343、344とがジャイロ素子2の重心Gを通るYZ平面に関して面対称の振動を行っているため、基部31、第1、第2検出腕321、322および第1、第2連結腕331、332は、ほとんど振動しない。
このような駆動振動を行っている状態で、ジャイロ素子2にZ軸まわりの角速度ωが加わると、図6(b)に示すような検出振動が励振される。具体的には、駆動腕341、342、343、344および第1、第2連結腕331、332に矢印B方向のコリオリの力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、第1、第2検出腕321、322には、矢印Bの振動に呼応して矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により第1、第2検出腕321、322に発生した電荷を、第1、第2検出信号電極411、431と第1、第2検出接地電極421、441とから信号として取り出し、この信号に基づいて角速度ωが求められる。
≪支持基板≫
支持基板9は、従来から知られるTAB(Tape Automated Bonding)実装用の光透過性を有する基板であり、ジャイロ素子2を支持するものである。
図1および図2に示すように、支持基板9は、枠状の基部91と、基部91に設けられた6本のボンディングリード(配線)92、93、94、95、96、97と、を有している。
基部91は、例えば、ポリイミド等の可撓性を有する樹脂で構成されている。また、基部91は、略長方形の外形形状を有しており、その長軸がパッケージ5の長軸と一致するように第1凹部61内に配置されている。
6本のボンディングリード92〜97は、それぞれ、基部91の下面に固定されている。また、ボンディングリード92、93、94は、基部91の図1中左側(長軸方向の一方側)の部分に配置されており、その先端部が基部91の開口部910内まで延びている。一方、ボンディングリード95、96、97は、基部91の図1中右側(長軸方向の他方側)の部分に配置されており、その先端部が基部91の開口部910内まで延びている。
そして、ボンディングリード92、93、94の先端部とボンディングリード95、96、97の先端部とが、開口部910の中央で対向している。
また、ボンディングリード92〜97は、それぞれ、途中で傾斜しており、先端部が基部91よりも上方に位置している。また、ボンディングリード92〜97は、途中で幅が狭くなっており、先端部が基端部よりも細くなっている。また、ボンディングリード92〜97の先端部は、ジャイロ素子2が有する第1検出信号端子412、第1検出接地端子422、第2検出信号端子432、第2検出接地端子442、駆動信号端子452、駆動接地端子462に対応して(重なるように)配置されている。
また、ボンディングリード92、95の基端部は、接続端子(第1端子)921、951となっており、ボンディングリード92、95は、接続端子921、951から真っ直ぐに延びている。一方、ボンディングリード93、94、96、97の基端部は、接続端子(第1端子)931、941、961、971となっており、ボンディングリード93、94、96、97は、接続端子931、941、961、971からボンディングリード92、95側に直角に屈曲しながら延びている。
≪パッケージ≫
図1および図2に示すように、パッケージ5は、上面に開口する凹部61を有する箱状のベース(基体)6と、凹部61の開口を塞いでベース6に接合された板状のリッド(蓋体)7と、を有している。そして、凹部61の開口がリッド7によって塞がれることにより形成された内部空間S内に上述したジャイロ素子2が収納されている。内部空間Sの雰囲気は、特に限定されないが、本実施形態では、真空状態(例えば、10Pa以下の減圧状態)となっている。
ベース6は、その平面視にて、略長方形(矩形)の外形を有しており、長軸方向に延在している一対の外縁と、短軸方向(長軸方向に交差する方向)に延在している一対の外縁と、を有している。ただし、ベース6の平面視形状は、長方形に限定されず、例えば、正方形であってもよいし、五角形以上の多角形であってもよいし、異形であってもよい。
このベース6の上面には、S1接続端子801b、S2接続端子802b、GND接続端子803b’、803b”、DS接続端子804bおよびDG接続端子805bが互いに離間して設けられている。これらS1接続端子801b、S2接続端子802b、GND接続端子803b’、803b”、DS接続端子804bおよびDG接続端子805bは、それぞれ、パッケージ5に支持基板9を収納した際、ボンディングリード92〜97の接続端子921〜971に対応する(重なる)よう設けられており、それぞれ接合されている。
また、S1接続端子801b、S2接続端子802b、GND接続端子803b’、803b”、DS接続端子804bおよびDG接続端子805bは、それぞれ、平面視で、ボンディングリード92〜97の接続端子921〜971を包含する程度に大きい。
S1接続端子801bは、接続端子931と接合され、S2接続端子802bは、接続端子941と接合されている。GND接続端子803b’は、接続端子961と接合され、GND接続端子803b”は、接続端子971と接合されている。DS接続端子804bは、接続端子951と接合され、DG接続端子805bは、接続端子921と接合されている。
また、ベース6には、各接続端子801b、802b、803b’、803b”、804b、805bにそれぞれ対応する部分に、貫通孔(図示せず)が形成され、各貫通孔内にそれぞれ配線が配置されている。また、それら配線は、ベース6の下面に設けられた外部端子(図示せず)に接続されている。これにより、これにより、ジャイロ素子2の電極と外部とを電気的に接続することができる。
次に、物理量センサー1の製造方法(本発明の電子部品の製造方法)について説明する。物理量センサー1の製造方法は、用意工程と、配置工程と、接合工程と、封止工程とを備えている。
[1]用意工程
まず、ジャイロ素子2、支持基板9およびパッケージ5を用意する。ジャイロ素子2は、支持基板9に、ボンディングリード92〜97を介して支持、固定されている。
[2]配置工程
次に、図7(a)に示すように、パッケージ5の凹部61内にジャイロ素子2が固定された支持基板9を配置する。このとき、接続端子931およびS1接続端子801bが対向(当接)した状態とし、接続端子941およびS2接続端子802bが対向した状態とし、接続端子961およびGND接続端子803b’が対向した状態とし、接続端子971およびGND接続端子803b”が対向した状態とし、接続端子951およびDS接続端子804bが対向した状態とし、接続端子921およびDG接続端子805bが対向した状態とする。
[3]接合工程
そして、接続端子931およびS1接続端子801b、接続端子941およびS2接続端子802b、接続端子961およびGND接続端子803b’、接続端子971およびGND接続端子803b”、接続端子951およびDS接続端子804b、接続端子921およびDG接続端子805bをそれぞれ溶接する。なお、これらの溶接方法は同様であるため、以下、接続端子931およびS1接続端子801bについて代表的に説明する。
図7(b)に示すように、接続端子931とS1接続端子801bとが当接した状態で、レーザー光Lを上方から接続端子931に向って照射する。このときレーザー光Lは、支持基板9を透過して、接続端子931に照射される。これにより、接続端子931の温度が上昇する。さらに、接続端子931と当接しているS1接続端子801bの温度も上昇する。そして、接続端子931およびS1接続端子801bがそれぞれ融点よりも高い温度になると、接続端子931およびS1接続端子801bの一部は、混ざり合う。この混ざり合った状態から接続端子931およびS1接続端子801bの温度を、例えば常温まで下げることで、接続端子931およびS1接続端子801bとは、一部が混ざり合った状態で硬化する。よって、パッケージ5に支持基板9が固定される。
このように、本発明では、接続端子931およびS1接続端子801bの接合を溶接により行う。これにより、接続端子931およびS1接続端子801bを導電性接着剤を介して接合する場合に比べて、接続端子931およびS1接続端子801bの間に金属結合(原子間結合)を形成することができるため、接合強度が高くなる。
さらに、導電性接着剤を用いる場合、導電性接着剤の導電性フィラーが接触している部分において接続端子931およびS1接続端子801bが電気的に接続されることとなるが、本発明によれば、接続端子931およびS1接続端子801bが溶接された部分の全面(本実施形態では、接続端子931およびS1接続端子801bの全面)において接続端子931およびS1接続端子801bが電気的に接続される。したがって、接続端子931およびS1接続端子801bを効果的に電気的に接続することができる。
以上より、本発明によれば、支持基板9とパッケージ5とを高い強度で接合することができ、接続端子931およびS1接続端子801bを効果的に電気的に接続することができる。
また、前述したように、S1接続端子801bは、平面視で接続端子931を包含する程度の大きさになっている。これにより、接続端子931にレーザー光Lを照射しさえすれば、接続端子931およびS1接続端子801bの溶接を行うことができる。すなわち、レーザー光Lを照射すべき部位の特定を容易に行うことができる。
この接合工程では、支持基板9のレーザー光Lが通過した部分の外表面には、支持基板9がレーザー光Lにより、溶解されて変形したり、焦げたりして変色したりしたレーザー痕14が形成される。このレーザー痕14を視認することで、当該レーザー痕14の直下の端子同士の溶接が完了していることを認識することができる。よって、物理量センサー1の接合が完了しているか否かを一目で認識することができる。
なお、レーザー光Lとしては、例えば、Nd−YAGレーザー、Arレーザー、COレーザー、He−Neレーザー等が挙げられる。
このレーザー光Lのビーム径は、10μm以上50μm以下であるのが好ましく、15μm以上35μm以下であるのがより好ましい。これにより、比較的短時間で接続端子931とS1接続端子801bとを溶接することができるとともに、支持基板9の接続端子931から外れた部分にレーザー光Lが照射されるのを防止または抑制することができる。
レーザー光Lの照射量(照射エネルギー)は、0.001mJ以上3mJ以下であるのが好ましく、0.01mJ以上1mJ以下であるのがより好ましい。レーザー光Lの照射量が上記数値範囲内であると、比較的短時間で接続端子931とS1接続端子801bとを溶接することができるとともに、支持基板9まで溶融されるのを防止または抑制することができる。
なお、レーザー光Lは、連続的にしてもよく、間欠的に照射してもよい。
[4]封止工程
次に、ベース6に、凹部61を塞ぐようにリッド7を接合する(図2参照)。これにより、物理量センサー1を得ることができる。なお、この封止工程は、例えば、真空チャンバー内等で減圧状態で行うのが好ましい。これにより、容易に凹部61内を減圧状態とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、支持基板9とパッケージ5とを高い強度で接合することができ、支持基板9の各接続端子とパッケージ5の各接続端子とを、それぞれ、効果的に電気的に接続することができる。これにより、信頼性の高い物理量センサー1を得ることができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の電子部品の製造方法の第2実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主に支持基板の構成が異なること以外は前記第1実施形態と略同様である。
図8に示すように、支持基板9は、接続端子931に対応する部分(板状部)に、厚さ方向に貫通した貫通孔(孔)98が設けられている。なお、図示しないが、この貫通孔98は、各接続端子941〜971が位置する部分にも設けられており、支持基板9には、6つの貫通孔98が設けられている。
この貫通孔98は、例えば、エキシマレーザーによるエッチング等で形成されている。また、貫通孔98は、接合工程を行うのに先立って、予め形成されている。
本実施形態では、接合工程において、貫通孔98にレーザー光Lを通過させる。また、レーザー光Lのビーム径は、レーザー光Lが貫通孔98の外側に照射されないよう設定される。これにより、レーザー光Lが支持基板9を透過するのを回避することができる。よって、レーザー光Lの照射量(照射エネルギー)を高くすることができる。その結果、さらに短時間で端子931とS1接続端子801bとを溶接することができる。
なお、上方から見たとき、接続端子931の貫通孔98の外側の部分は、直接レーザー光Lが照射されないが、レーザー光Lが照射された部分からの熱により溶接される。
また、貫通孔98は、図8中右側に開放していてもよい。また、隣り合う貫通孔98が連通していてもよい。
このような第2実施形態においても前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明の電子部品の製造方法の第3実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主に接合部材が設けられていること以外は前記第2実施形態と略同様である。
図9に示すように、接合工程に先立って、接続端子931とS1接続端子801bとの間に金属材料で構成された接合部材(接合材)10を介在させる。この介挿状態では、上方から見たとき、貫通孔98と接合部材10とは重なっている。
そして、接合工程では、この介挿状態で、貫通孔98を介して接合部材10にレーザー光Lを照射する。これにより、接合部材10は溶融され、接続端子931およびS1接続端子801bの接合部材10と接触している部分も溶融される。これにより、接合部材10、接続端子931およびS1接続端子801bは、混ざり合い、常温に戻すことでこれらは接合される。
このように、本実施形態では、接続端子931およびS1接続端子801bを接合部材10ごと溶接する。これにより、接合部材10が設けられている分、溶接されている部分が多くなり、接合強度が高くなる。
なお、接合部材10の構成材料は、接続端子931およびS1接続端子801bの構成材料と同じであってもよく、異なっていてもよい。後者の場合、接続端子931およびS1接続端子801bの構成材料に対して親和性が高い材料を用いるのが好ましい。
このような第3実施形態によっても、前記第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
図10は、本発明の電子部品の製造方法の第4実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主に接合部材の形状が異なること以外は前記第3実施形態と略同様である。
図10に示すように、接合部材10Aは、支持基板9側に向って突出し、介挿状態で、貫通孔98に挿入される突出部101を有している。また、接続端子931は、貫通孔98の内側面にも設けられている部分を有している。
接合工程では、突出部101(接合部材10A)に向って、レーザー光Lを照射する。これにより、接続端子931およびS1接続端子801bは、接合部材10Aごと溶接される。また、溶接後は、突出部101は、図10中の二点鎖線で示すように、貫通孔98内に入り込んだ状態で硬化しており、貫通孔98内の接続端子931と溶接されている。これにより、貫通孔98内の接続端子931と突出部101とが溶接されている分、前記第3実施形態よりもさらに効果的に端子931とS1接続端子801bとを電気的に接続することができるとともに、接合強度の向上を図ることができる。
このような第4実施形態によっても、前記第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
図11は、本発明の電子部品の製造方法の第5実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主に接合部材の形状および接続端子の構成が異なること以外は前記第1実施形態と略同様である。
図11に示すように、支持基板9では、接続端子931は、支持基板9の上面に設けられている。
また、接合工程では、支持基板9とベース6とを、接合部材10Bを介して接合されている。また、この接合部材10Bは、例えば、樹脂材料等の導電性を有しない材料で構成されている。
そして、支持基板9およびパッケージ5の接合に次いで、接続端子931とS1接続端子801bとの間に、ボンディングワイヤー(導電部)11を架設する。これにより、端子931とS1接続端子801bとを電気的に接続することができる。
このように、本実施形態によれば、支持基板9とパッケージ5との機械的な接合を接合部材10Bが担い、接続端子931とS1接続端子801bとの電気的な接続をボンディングワイヤー11が担っている。
なお、接合部材10Bは、導電性を有していてもよい。この場合、前記第3実施形態および前記第4実施形態と同様の接合方法を適用することができる。接合部材10Bが導電性を有していた場合には、接続端子931およびS1接続端子801bの電気的接続を、接合部材10Bとボンディングワイヤー11がそれぞれ担うこととなる。よって、より信頼性の高い物理量センサー1を得ることができる。
また、本実施形態では、接続端子931は、支持基板9の上面側に設けられているが、支持基板9の前記各実施形態と同様に、下面側に設けられていてもよい。
このような第5実施形態によっても前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
図12は、本発明の電子部品の製造方法の第6実施形態の接合工程を説明するための斜視図である。図13は、本発明の電子部品の製造方法の第6実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主に接合工程での溶接方法が異なること以外は前記第3実施形態と略同様である。
図12に示すように、接合工程では、2つのブロック状の治具12で支持基板9をパッケージ5のベース6に向って押圧する。このとき、一方の治具12は、支持基板9の上面の接続端子921、931、941に対応する部分を一括して圧力Pで押圧し(図13参照)、他方の治具12は、支持基板9の上面の接続端子951、961、971に対応する部分を一括して圧力Pで押圧する。
また、各治具12は、発熱体121を有しており、上記押圧を行いながら、支持基板9を介して、接続端子921、931、941と、接続端子951、961、971をそれぞれ加熱することができる。以下、上記実施形態と同様に図12中の破線で囲まれた部分を代表的に説明する。
治具12で支持基板9を押圧するのに先立って、導電性接着剤(接合材)13を接続端子931とS1接続端子801bとの間に介挿する。そして、図13に示すように、この介挿状態で、治具12で接続端子931、導電性接着剤13およびS1接続端子801bを加圧するとともに、加熱して熱Qを付与する。これにより、接続端子931およびS1接続端子801bの間に金属結合(原子間結合)を形成することができ、接続端子931とS1接続端子801bとを溶接(圧接)することができる。
導電性接着剤13としては、導電性を有していれば特に限定されず、例えば、エポキシ系、アクリル系の樹脂に導電性フィラーを混合したもの等を用いることができる。
このような第6実施形態によれば、導電性接着剤13を用いるにも関わらず、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、治具12で各端子に対応する部分を一括して押圧するという簡単な方法で、導電性接着剤13を介して支持基板9とパッケージ5とを容易に接合することができる。
なお、治具12で支持基板9を加熱しつつ押圧した際、当該押圧された部分には、治具12の外形形状に沿った押圧痕(凹部)15が形成される。この押圧痕15を視認することで、押圧痕15の下側の端子の接合が完了していることを認識することができる。
<第7実施形態>
図14は、本発明の電子部品の製造方法の第7実施形態の接合工程を説明するための斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持基板の構成が異なること以外は前記第6実施形態と略同様である。
図14に示すように、本実施形態では、支持基板9のX軸方向の長さが第6実施形態での長さよりも短い。このため、支持基板9の+X軸側には、接続端子921〜941がそれぞれ露出(突出)し、支持基板9の−X軸側には、接続端子951〜971が露出(突出)している。
このような支持基板9は、接合工程に先立って、第6実施形態での支持基板9を例えば研削して除去することによって得られる。
また、接合工程では、一方の治具12で、接続端子921〜941を一括して、直接押圧し、他方の治具12で接続端子951〜971を一括して、直接押圧する。これにより、前記第6実施形態と同様の効果が得られる。さらに、本実施形態では、各治具12で支持基板9を直接押圧するのを回避することができる。よって、接合工程における支持基板9の変形等を防止または抑制することができる。
<第8実施形態>
図15は、本発明の電子部品の製造方法の第8実施形態の接合工程を説明するための拡大断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第8実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持基板の構成が異なること以外は前記第7実施形態と略同様である。
図15に示すように、治具12は、発熱体121に加え、超音波振動子122を有している。これにより、治具12で支持基板9の接続端子931の上側に当接させることで接続端子931およびS1接続端子801bに超音波振動を与えることができる。
図15に示すように、接合工程では、支持基板9の接続端子931の上側から、パッケージ5に向って押圧して、接続端子931およびS1接続端子801bを加圧するとともに、加熱し、さらに、超音波振動を与える。これにより、特に、超音波振動により接続端子931およびS1接続端子801bの界面において、原子拡散を促進することができ、金属結合を形成することができる。そして、このことと、加熱および加圧による金属結合の形成とが相まって、接続端子931およびS1接続端子801bの間により、短時間で、より多くの金属結合を形成することができる。よって、より短時間で接続端子931およびS1接続端子801bの溶接を行うことができ、生産性に優れる。
なお、本実施形態では、接合工程において、超音波振動に加え、加圧および加熱を行うが、少なくとも、超音波振動を接続端子931およびS1接続端子801bに与えることで、上記効果を奏することができる。また、超音波振動の付与と加圧とを行ってもよく、超音波振動の付与と加熱とを行ってもよい。
<第9実施形態>
図16は、本発明の電子部品の製造方法の第9実施形態での支持基板を説明するための斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第9実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持基板の構成が異なること以外は前記第6実施形態と略同様である。
図16に示すように、支持基板9の基部91は、X軸方向に延在している部分911、912を有している。部分911と部分912とは、この順に+Y軸側から並んでいる。また、部分911、912は、長手方向の略中央部にスリット913がそれぞれ形成されている。
また、各スリット913は、それぞれ、支持基板9の厚さ方向に貫通し、かつ、開口部910に開放している。これにより、部分911、912は、スリット913が形成されているため、図中矢印方向に伸縮することができる。よって、図中矢印方向に力が加わったとしても、部分911、912は、伸縮することができるため、支持基板9の側面視で、撓んで変形するのを防止または抑制することができる。その結果、支持基板9の撓み変形に伴うジャイロ素子2への影響を軽減することができる。このように、スリット913は、応力緩和部として機能する。
特に、接合工程では、支持基板9全体の温度が上がり、基部91は、熱応力によって図中矢印方向の熱応力が生じ、その程度によっては、厚さ方向に変位するおそれがあるが、上記スリット913が形成されていることで、矢印方向に伸縮して部分911、912の熱応力を逃がすことができる。これにより、接合工程で支持基板9が変形するのを防止または抑制することができる。
<第10実施形態>
図17は、本発明の電子部品の製造方法の第10実施形態での支持基板を説明するための斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品の製造方法の第10実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持基板の形状が異なること以外は前記第9実施形態と略同様である。
図17に示すように、支持基板9の部分911、912には、スリット913が複数本(本実施形態では3本)ずつ形成されている。部分911、912は、略同様の構成であるため、以下部分911について代表的に説明する。
3本のスリット913は、等間隔でX軸方向に離間している。また、3本のスリット913のうちの真ん中に位置するスリット913は、−Y軸方向に開放し、その他の2本のスリット913は、+Y軸方向に開放している。このように、隣り合うスリット913がY軸方向において開放する向きが異なっていることで、部分911は、長手方向の中央部がクランク状をなしている。このため、部分911は、X軸方向に伸縮可能となっている。よって、部分911のスリット913が形成されている部分(長手方向の中央部)は、前記第9実施形態よりも応力緩和部としての機能をより効果的に発揮することができる。
2.電子機器
次いで、物理量センサー1を適用した電子機器について、図15〜図17に基づき、詳細に説明する。
図18は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
図19は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
図20は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
なお、本発明の電子部品を備える電子機器は、図18のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図19の携帯電話機、図20のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
3.移動体
次いで、図1に示す物理量センサーを適用した移動体について、図21に基づき、詳細に説明する。
図21は、本発明の電子部品を備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。自動車1500には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されており、物理量センサー1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー1からの信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、物理量センサー1が組み込まれる。
以上、本発明の電子部品の製造方法、電子部品、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(工程)を組み合わせたものであってもよい。
なお、支持基板(第1構造体)は、TAB基板で構成されているが、本発明ではこれに限定されず、例えば、水晶であってもよい。この場合、振動片と、該振動片を囲むように設けられた枠状の支持基板とが一体的に構成することができる。
また、前記各実施形態では、レーザー光を、支持基板に対して略垂直方向から照射しているが本発明ではこれに限定されず、支持基板の法線方向に対して傾斜させて照射してもよい。これにより、レーザー光Lの光源を、例えば、支持基板の中央部(ジャイロ素子の重心)の上方に固定して、レーザー光の向きを変えつつ、各接続端子に向けて照射することで溶接を行うことができる。すなわち、レーザー光の光源と支持基板とを相対的にずらしながら溶接を行うのを省略することができる。
また、本実施形態では、パッケージ(第2構造体)が光透過性を有していないため、支持基板側からレーザー光を照射しているが、パッケージが光透過性を有していた場合、支持基板およびパッケージのどちら側からレーザー光Lを照射してもよい。この場合、支持基板とパッケージのうちの厚さが薄い方の構造体側からレーザー光を照射するのが好ましい。これにより、迅速に溶接を行うことができる。
また、レーザー光は、支持基板およびパッケージの両側から照射してもよい。
また、前記各実施形態では、治具は、発熱体および超音波振動子を有しているが、本発明ではこれに限定されず、単に発熱体および超音波振動子に接続されているだけでもよい。
1……物理量センサー(電子部品)
2……ジャイロ素子
3……振動片
31……基部
321……第1検出腕
322……第2検出腕
331……第1連結腕
332……第2連結腕
341……第1駆動腕
342……第2駆動腕
343……第3駆動腕
344……第4駆動腕
351……溝
411……第1検出信号電極
412……第1検出信号端子
421……第1検出接地電極
422……第1検出接地端子
431……第2検出信号電極
432……第2検出信号端子
441……第2検出接地電極
442……第2検出接地端子
451……駆動信号電極
452……駆動信号端子
461……駆動接地電極
462……駆動接地端子
5……パッケージ
6……ベース
61……凹部
7……リッド
801b……S1接続端子
802b……S2接続端子
803b’……GND接続端子
803b”……GND接続端子
804b……DS接続端子
805b……DG接続端子
9……支持基板
91……基部
910……開口部
911……部分
912……部分
913……スリット
92……ボンディングリード
921……接続端子
93……ボンディングリード
931……接続端子
94……ボンディングリード
941……接続端子
95……ボンディングリード
951……接続端子
96……ボンディングリード
961……接続端子
97……ボンディングリード
971……接続端子
98……貫通孔
10……接合部材
10A……接合部材
10B……接合部材
11……ボンディングワイヤー
12……治具
13……導電性接着剤
14……レーザー痕
15……押圧痕
101……突出部
121……発熱体
122……超音波振動子
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
3211……ハンマーヘッド
3221……ハンマーヘッド
3411……ハンマーヘッド
3421……ハンマーヘッド
3431……ハンマーヘッド
3441……ハンマーヘッド
G……重心
L……レーザー光
P……圧力
Q……熱
S……内部空間
ω……角速度

Claims (12)

  1. 第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合して前記電子部品を製造する製造方法であって、
    前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子および前記第2端子のうちの少なくとも一方の端子にレーザーを照射して他方の端子と溶接することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記第1端子と前記第2端子とが当接した状態で前記レーザーを照射する請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記レーザーを照射するのに先立って前記第1端子と前記第2端子との間に導電性を有する接合材を介在させ、前記接合材ごと前記第1端子と前記第2端子とを溶接する請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記第1構造体および前記第2構造体のうちの少なくとも一方は、板状部を有しており、
    前記板状部には、前記一方の端子まで通じる孔が形成されており、
    前記孔に前記レーザーを通過させる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
  5. 第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合して前記電子部品を製造する製造方法であって、
    前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子と前記第2端子との間に導電性を有する接合材を介在させた状態で、前記接合材を加圧するとともに加熱して、前記接合材を介して前記第1端子と前記第2端子とを溶接することを特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 発熱体を有する治具により前記第1構造体および前記第2構造体のうちの一方の構造体を他方の構造体に向って押圧して、前記接合材を加圧するとともに加熱する請求項5に記載の電子部品の製造方法。
  7. 第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品の前記第1端子と前記第2端子とを接合する製造方法であって、
    前記第1端子と前記第2端子とが対向するように配置した状態で、前記第1端子と前記第2端子とに超音波を付与することにより、前記第1端子と前記第2端子とを溶接することを特徴とする電子部品の製造方法。
  8. 前記超音波を付与するとともに、前記第1構造体および前記第2構造体のうちの一方の構造体を他方の構造体に向って押圧する加圧と、前記第1端子および前記第2端子のうちの少なくとも一方の端子の加熱と、のうちの少なくとも一方を行う請求項7に記載の電子部品の製造方法。
  9. 第1端子を有する第1構造体と、第2端子を有する第2構造体とを備える電子部品を製造する製造方法であって、
    前記第1構造体と前記第2構造体とを接着剤を介して接合するとともに、前記第1端子と前記第2端子との間に、長尺状の導電部を架設して前記第1端子と前記第2端子とを電気的に接続することを特徴とする電子部品の製造方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法によって製造されたことを特徴とする電子部品。
  11. 請求項10に記載の電子部品を備えることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項10に記載の電子部品を備えることを特徴とする移動体。
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