JP2016132341A - 航空機および輸送機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】機内に持ち込まれた電子機器による電磁干渉を抑止するケーブルクランプを提供する。【解決手段】本発明の航空機は、電磁波を発生させるPEDが機内に持ち込まれる機体を備えている。機体は、PEDが接続されるケーブル27と、ケーブル27を保持するクランプ31とを備えている。クランプ31は、PEDから発せられてケーブル27を伝導する電磁波を吸収するコア31Aを備えている。コア31Aにより電磁波が吸収されることで、PEDからケーブル27への電磁波の伝導結合を抑止する。【選択図】図2

Description

本発明は、航空機等の輸送機械の機内に持ち込まれる電子機器から発せられる電磁波への対策に関する。
テレビ局やラジオ局、レーダー、衛星通信システム等から発せられる電波による高強度放射電界(HIRF;High Intensity Radiated Fields)にあっても、航法装置や通信装置をはじめとする各種装置が誤動作しない航空機の耐空性を確保する必要がある。
そのため、電磁波が侵入するスロットとなる機体の開口部(窓やドア)には電磁シールド部材が設けられている。例えば、繊維織物に金属めっきを施すことにより形成された導電性メッシュを窓のパネル間に挟み込んでいる(特許文献1)。
特表2003−523911号公報
航空機には、各種の通信装置、無線航法装置等が装備するコンピュータ、娯楽用の装置等の各種の電子機器が搭載されている。それらの電子機器は、各々が、クロック信号および制御信号等の意図する電磁波の他に、高調波等のふく射である意図しない電磁波をも生じさせる。
航空機に搭載される電子機器が相互に電磁干渉せず、また搭載電子機器が機体の外側に設置されたアンテナに電磁干渉しないように、搭載電子機器および機体が設計されているが、乗客や乗員により持ち込まれた様々な電子機器が機内の各所で同時に使用されることによる潜在的な電磁干渉のリスクが存在する。
そこで、本発明は、機内に持ち込まれた電子機器による電磁干渉を抑止することを目的とする。
本発明の航空機は、電磁波を発生させる電子機器が機内に持ち込まれる機体を備え、機体は、電子機器が接続されるケーブルと、ケーブルを保持するクランプと、クランプの内側に備えられて、ケーブルを伝導する電磁波を吸収する媒質と、を備えることを特徴とする。
本発明におけるコアは、フェライトを含むフェライトコアであることが好ましい。
機内に持ち込まれた電子機器のうち、機体に接続された電子機器から発せられてケーブルに伝導した電磁波が、当該ケーブルを保持するクランプの内側に位置する媒質により吸収されるので、機内持ち込みの電子機器からの伝導による電磁干渉を抑止することができる。
本発明におけるクランプは、ケーブルを内側に受け入れるクランプ本体と、クランプ本体とケーブルとの間に介在する前記媒質と、を備えるように構成することができる。
また、本発明におけるクランプが、クランプ本体および媒質のうち少なくともクランプ本体に装着されるカバーを備えていると、カバーによりクランプ本体や媒質を保護することができるので好ましい。
本発明の輸送機械は、電磁波を発生させる電子機器が内部に持ち込まれる輸送機械であって、電子機器が接続されるケーブルと、ケーブルを保持するクランプと、クランプの内側に備えられて、ケーブルを伝導する電磁波を吸収する媒質と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、航空機等の輸送機械の機内に持ち込まれた電子機器による電磁干渉を抑止し、輸送機械の正常な動作を確保することができる。
本発明の実施形態に係る航空機のキャビンの横断面図である。 (a)および(b)は、ケーブルおよびケーブルクランプを示す図である。 本発明の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
航空機1は、胴体10の内側に、図1に示すキャビン11や、図示しないコックピットおよび貨物室等の区画を備えている。
胴体10の外側には、機外アンテナ13が設置されている。機外アンテナ13は、胴体10の上部および下部にそれぞれ複数設けられている。
航空機1が装備する通信システム14は、機内に設置されたコンピュータ装置141と、所定の機外アンテナ13とを含んで構成されており、その機外アンテナ13を介して地上の管制や他の航空機と無線通信する。
また、航空機1が装備する航法システム15も、機内に設置されたコンピュータ装置151と、所定の機外アンテナ13とを含んで構成されており、その機外アンテナ13と地上航法援助施設との無線通信を介して、目的地までの飛行に必要な方位や距離、高度等を得る。
航空機1は、通信システム14や航法システム15の他にも多数のシステムを装備しており、各システムを構成する電子機器が機内には搭載されている。
キャビン11は、乗客が過ごすために胴体10の所定範囲に定められた区画である。
キャビン11には、胴体10の側面に位置する複数の窓16や、図示しないドアが設けられている。
地上の施設から発せられた電磁波が窓16に位置する窓パネルの積層体を透過し、機内に搭載された電子機器に電磁干渉するのを避けるため、窓パネルの間には電磁シールド層が介装されている。また、キャビン11のドアと胴体10との間の隙間が電磁的なスロットになることを避けるため、ドアのシール部材には電磁シールド層が施されている。
キャビン11の内側には、壁(天井を含む)を構成する内装材21と、床を構成するフロア材22とが設けられている。
内装材21は、フロア22から立ち上がる壁パネル201と、フロア22に対向する天井パネル202とを有している。
壁パネル201は、外板101の裏面を覆い、外板101の裏面に位置するストリンガに設けられている。
天井パネル202は、左右の壁パネル201の間を連結するように配置され、外板101の裏面に対向する。天井パネル202と外板101との間には、図示しない装備品等が配置される。
フロア材22は、座席24が設置される部材として胴体10の内側に設置されている。
フロア材22は、フロアビーム23と、シートレール241と、フロアパネル25と、フロアカーペット26とを備えている。
フロアパネル25よりも下方の空間には、航空機1に搭載された各種の機器に電力を供給するための電源ラインや機器間で信号を送受信するための信号ライン等であるケーブル27、および油圧を動翼の駆動部に供給したり抽気を空調装置に供給したりする図示しない配管が設けられている。それらのケーブル27や配管は、フロアビーム23に形成された開口に通されている。
さて、機内には、乗客、乗員により高周波帯域で作動する可搬型の電子機器が持ち込まれる。その電子機器(PED;Personal Electronic Device)30は、例えば、ノートブック型・タブレット型等のパーソナルコンピュータ(PC)、PCに無線で接続されるマウス、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機、ディジタルカメラ、ビデオカメラ、CD(Compact Disc)プレーヤーやDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤー等の音楽・映像プレーヤー、音楽・映像プレーヤーに無線で接続されるヘッドフォン、電子玩具、貨物に付けられるRFID(Radio Frequency Identification)タグ等である。
従前は、ディジタルカメラやCDプレーヤー等、作動中に電波(電磁波)を発生させないものや、電波を発生させる機能を停止した状態の電子機器(PCやゲーム等)を除いて、巡航中であっても機内でのPEDの使用が禁止されてきたが、昨今の規制緩和により、PEDの使用が広く認められている。
現状では、マウスとPC、ヘッドフォンとCDプレーヤー等の機内の電子機器同士の無線通信だけでなく、PC、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機等による機外との通話・インターネット接続等の無線通信についても、機内モードに設定して機内の無線設備(Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)等)を介して行う限り、機内での使用が常時認められている。
機内で使用されるPED30の使用周波数は様々であり、通信規格も各種存在する。
そういった種々のPED30が機内の各所で使用されることで、PED30から発せられた電磁波による潜在的な電磁干渉のリスクが存在する。
PED30から発せられた電磁波が結合する対象として、
(1)機外アンテナ13
(2)航空機1に搭載された電子機器(電波を発生させるもの、させないものを問わず)
(3)電源供給や信号伝送のためのケーブル27
を挙げることができる。
(2)の電子機器には、通信システム14のコンピュータ装置141および航法システム15のコンピュータ装置151が含まれる。
上記の(1)〜(3)は、いずれもPED30から放射された電磁波の結合に関するが、放射による結合の他に、機体に接続されたPED30からの伝導による結合も存在する。伝導結合は、例えば、機体の座席付近に用意された電源コンセント29にPED30(PC等)を有線接続した場合に生じうる。それら電源コンセント29に接続されたPED30から発せられた電磁波が、フロア材22の下方に設置されたケーブル27に、伝導して結合しうる。
本実施形態では、主として伝導結合を扱う。この伝導結合を抑止するために、フロア材22の下方に敷設されたケーブル27を保持するクランプに、電磁波を吸収する機能を持たせている。
各ケーブル27は、単一または複数の電線(図示しない)からなり、図2(a)および(c)に示すクランプ31により保持されている。クランプ31は、ケーブル27の長さ方向に間隔をおいて複数設けられており、それぞれがフロアビーム23に直接、あるいは図示しないブラケットを介して固定されている。
クランプ31は、アルミニウム合金やステンレス鋼等の金属材料、あるいは繊維強化樹脂から形成されたP字状のクランプ本体32と、クランプ本体32の内側に配置される円環状のコア31A(図2(b))と、クランプ本体32およびコア31Aに装着される樹脂製のカバー33とを備えている。
クランプ31は、クランプ本体32のタブ32Aを貫通するボルト32Bによりフロアパネル25に締結されている。
カバー33は、可撓性を有しており、クランプ本体32に着脱可能に設けられている。
カバー33は、クランプ本体32により締め付けられるケーブル27を摩耗、損傷から保護し、ケーブル27に加えられた振動を吸収する。
また、カバー33は、コア31Aも保護している。
カバー33は、クランプ本体32のタブ32Aを除いた環状の部分と、コア31Aの全体とを覆っている。
カバー33は、コア31Aの内周に対応する内周部331と、クランプ本体32の外周に対応する外周部332とを一体に備えている。
内周部331は、コア31Aの内周面に沿って略環状に形成されている。
外周部332は、クランプ本体32の幅方向両側に設けられている。
内周部331と外周部332との間にクランプ本体32およびコア31Aを挟み込むようにして、カバー33がクランプ本体32およびコア31Aに装着されている。
コア31Aは、例えば100MHz以上の高周波帯域の電磁波を吸収する。
コア31Aは、磁気損失に基づいて、電磁エネルギーを内部に取り込み、コア31A中で熱エネルギーに変換して消費する。
コア31Aの材料としては、フェライトに代表される強磁性材料を好適に用いることができる。
本実施形態のコア31Aにはフェライトが用いられている。フェライトコア31Aは、約数十MHzよりも高周波帯でインピーダンスが高くなることで、ケーブル27を伝導する電磁波を減少させる。コア31Aは、ノイズは阻止して基本的な伝送信号を通過させるハイパスフィルターとして機能し、100MHz以上の周波数帯域を吸収する。
コア31Aは2つに分割されていて、ケーブル27の外周部を取り囲むように配置される。
コア31Aの厚みや長さは、磁気損失に基づいて吸収する電磁波の周波数帯域に応じて適宜に定めることができる。
電源コンセント29に有線で接続されたPC等のPED30が用いるクロック信号、制御信号、およびそれらから副次的に生じた不要なふく射等である電磁波は、電源コンセント29に電源を供給する電源ラインに伝導し、電源ラインや、電源ラインと同じクランプ31に保持された他の電線に伝導する。その電磁波が、クランプ31のカバー33に含まれるコア31Aにより吸収されることで、ケーブル27に対する電磁波の静電結合・磁界結合を避けることができる。
したがって、PED30から電磁波が伝導した電源ラインや信号伝送ライン等にノイズを発生させることなく、搭載機器に電源を安定供給できるとともに、通信品質を確保することができる。
クランプ31は、P字状のものには限らず、任意の形態のものを採用することができる。
ケーブル27を保持するすべてのクランプ31に対して電磁波吸収機能を与えることもできる一方、電源コンセント29から近い等の理由により伝導結合が生じやすい箇所、あるいは、伝導結合が生じた際に飛行の安全に与える影響度がより大きい電線が含まれるケーブル27を保持するクランプ31にのみ、電磁波吸収機能を与えることもできる。
一部のクランプ31についてのみ、電磁波吸収機能を与える場合、電磁波吸収機能を与えないクランプ31については、コア31Aを備えずに、クランプ本体32およびカバー33のみから構成するとよい。それによってコストや重量等を抑えることができる。
ケーブル27を機体に敷設した後に、ケーブル27の一部の箇所や一部の電線にノイズ対策の必要性が生じた場合は、該当箇所に位置していたり該当の電線を保持するクランプ31の位置でケーブル27の外周部に沿ってコア31Aを配置すればよい。
本実施形態においては、PED30からの伝導による結合の抑止に加えて、PED30からの放射による結合をも抑止するために、キャビン11やコックピット、貨物室等の区画の内側を形成する内装材21やフロア材22、あるいは座席24等の機内部材に、電磁波を吸収する媒質を含ませることもできる。かかる媒質は、誘電損失、磁気損失、および導電損失(抵抗損失)の少なくともいずれかに基づいて、電磁エネルギーを内部に取り込み、媒質中で熱エネルギーに変換して消費する。
そういった媒質を内装材21やフロア材22等に含ませることで、機内のPED30から、干渉する対象(上述の(1)〜(3))までの干渉経路における電磁波の損失(IPL;Interference Path Loss)を大きくして電磁波を減衰させることができる。
例えば、内装材21およびやフロアパネル25の表面に、100MHz〜18GHz程度の高周波帯域の電磁波を吸収する媒質として、フェライトに代表される強磁性材料、または軟磁性金属、あるいはカーボンを含有する薄膜をめっき、蒸着等によって形成する。その他、強磁性材料、または軟磁性金属、あるいはカーボンを用いて形成されたシートを内装材21やフロアパネル25の表面に貼り付けてもよい。あるいは、媒質である微粒子を内装材21やフロアパネル25の材料に混合することもできる。フロアカーペット26を構成する繊維に強磁性材料、または軟磁性金属、あるいはカーボンの粒子を混入してもよい。
PED30から放射された電磁波は、いずれも導体である外板101やフロアパネル25により例えば2〜3回反射される間に、反射損失と、フロア材22および内装材21に含まれた媒質による吸収損失(誘電損失、磁性損失、および導電損失の総和)とにより熱エネルギーに変換されて失われる。当該電磁波の減衰は、主として、吸収損失によるものであり、吸収損失により干渉経路損失が大きいため、窓16やドア等の開口部を介して機外へと漏洩した電磁波による機外アンテナ13への結合を避けることができる。
また、内装材21またはフロア材22は、PED30から通信システム14のコンピュータ装置141や航法システム15のコンピュータ装置151等をはじめとする搭載電子機器までの放射干渉経路上、およびPED30からケーブル27までの放射干渉経路上のいずれにおいても介在するので、これらの干渉経路を通じた搭載電子機器やケーブル27への結合をも避けることができる。
内装材21およびフロア材22等に電磁波を吸収する媒質を含ませることは、特に、HIRF環境に対する耐空性確保の要求等から窓やドア等の開口部に電磁シールド等の対策をとっている場合に有効である。開口部に電磁シールド等の対策がとられており、機内で電磁波が反射を繰り返して共振現象を生じると、電磁干渉のリスクが高まるが、内装材21およびフロア材22等に含まれる媒質により電磁波が吸収されることで、共振を未然に防いで電磁干渉を抑止することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、図3に示す例では、クランプ31とケーブル27との間にコア31Aを介在させている。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明における媒質としては、機内に持ち込まれる電子機器に対応する所定の高周波数帯域の電磁波を吸収する限りにおいて、将来的に供給されるものも含めて適宜な材料を用いることができる。
ケーブル27に対する伝導結合を抑止するため、クランプ本体32とケーブル27との間にフェライトコア31Aを配置することに代えて、あるいはフェライトコア31Aを配置することに加えて、例えば、ケーブル27の外周部であるジャケットの表面や、ケーブル27に含まれている電線の被覆に、磁気損失に基づいて電磁波を吸収する媒質としてのフェライト層を加工することができる。
また、クランプ31のカバー33やクランプ本体32、ケーブルの保護被覆や熱収縮チューブに、電磁波を吸収する媒質としてフェライトの微粒子を混合することもできる。
本発明は、航空機の他、船、鉄道、バス等の輸送機械に広く適用することができる。
1 航空機
10 胴体(機体)
11 キャビン
13 機外アンテナ
14 通信システム
15 航法システム
16 窓
21 内装材
22 フロア材
23 フロアビーム
24 座席
25 フロアパネル
26 フロアカーペット
27 ケーブル
29 電源コンセント
31 クランプ
31A コア(媒質)
32 クランプ本体
32A タブ
32B ボルト
33 カバー
101 外板
102 フレーム
141 コンピュータ装置
151 コンピュータ装置
201 壁パネル
202 天井パネル
241 シートレール
331 内周部
332 外周部

Claims (5)

  1. 電磁波を発生させる電子機器が機内に持ち込まれる機体を備え、
    前記機体は、
    前記電子機器が接続されるケーブルと、
    前記ケーブルを保持するクランプと、
    前記クランプの内側に備えられて、前記ケーブルを伝導する前記電磁波を吸収する媒質と、を備える、
    ことを特徴とする航空機。
  2. 前記媒質は、
    フェライトを含むフェライトコアである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の航空機。
  3. 前記クランプは、
    前記ケーブルを内側に受け入れるクランプ本体と、
    前記クランプ本体と前記ケーブルとの間に介在する前記媒質と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の航空機。
  4. 前記クランプは、
    前記クランプ本体および前記媒質のうち少なくとも前記クランプ本体に装着されるカバーを備えている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の航空機。
  5. 電磁波を発生させる電子機器が内部に持ち込まれる輸送機械であって、
    前記電子機器が接続されるケーブルと、
    前記ケーブルを保持するクランプと、
    前記クランプの内側に備えられて、前記ケーブルを伝導する前記電磁波を吸収する媒質と、を備える、
    ことを特徴とする輸送機械。
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