JP2016125979A - 旅程検索システムおよび旅程検索プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】経路情報と移動手段と施設情報とを組み合わせることによって、出発点と着地点及び許容時間から、その許容時間に合わせて経路途中での立ち寄り施設を案内する。【解決手段】公共交通機関のネットワークデータ30を記憶するデータDBと、施設の属性を記憶する施設テーブル50a、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル50b及び施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブル50cを記憶する施設DB50と、出発点、着地点、許容時間の入力情報に基づいてデータDBを検索し、許容時間内の出発点から着地点までの基本ネットワークを生成し、施設DBを参照して検索された基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成し、その生成した基本ネットワークと施設ネットワークを合成して、出発点から着地点までの間で許容時間内に移動可能な施設ネットワーク経路を生成する経路生成部60と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、旅程検索システムおよび旅程検索プログラムに関するものである。
近年の情報通信の技術に伴い、インターネット等の通信ネットワークを介して、様々な情報が提供されている。その一つに、交通機関の乗換案内情報がある。乗換案内情報とは、ユーザが出発地と、目的地と、目的地の到着を希望する時刻又は出発地からの出発時刻などを入力することにより、例えばどの交通機関の何時の電車に乗り、どの駅で乗り換えるか、などの電車の乗換案内情報を提供するものである。
乗換案内情報を提供する経路検索サービスにおいては、ユーザに最適な乗換案内情報を提供する方法が種々提案されている。この経路検索における基本的なサービスとしては、指定時間に出発した場合や、指定時間に到着するような案内を行っている。
現在の経路検索では、出発点もしくは到着点を指定した場合の案内、もしくは経路の所要時間に対して最適な案内を行っている。最適な案内とは、所要時間が短い・金額が安い・乗換回数が少ない等の評価値を最小にする経路検索結果のことである。しかし、実際の人間の行動形態としては、外出先などで現時点から目的地に到着するまでの時刻に余裕がある場合などで、経路途中で立ち寄れる施設などを案内することで、許容時間を埋めて欲しい場合がある。例えば、目的地までは30分程度で行けることは分かっているが、待ち合わせ時刻までには2時間ほどあるので、目的地の方向で興味を持てる施設が何処かにあって、それを利用すると何時に到着するかなどのスケジュールを希望する場合などである。
特開2003−139553号公報 特開2000−168939号公報 特許第5026945号公報
公共交通機関と施設を組み合わせて、許容時間で経路を探索するにあたり、従来では実用的な時間内に条件を満たす経路を複数探索することが計算量の観点から困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、探索ネットワークを構成するノード数とアーク数を必要最小限に抑えることでこれを実現した旅程検索システムおよび旅程検索プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、実施形態の旅程検索システムは、公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、出発点、着地点、および許容時間の入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの基本ネットワークを生成する基本ネットワーク生成手段と、前記第2記憶手段を参照して、検索された前記基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する施設ネットワーク生成手段と、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な施設ネットワーク経路を生成する経路生成手段とを有することを特徴とする。
また、実施形態の旅程検索システムは、入力手段と、公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、前記入力手段からの出発点、着地点、および許容時間を示す入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの複数の基本ネットワークを生成する基本ネットワーク生成手段と、前記第2記憶手段を参照して、検索された前記複数の基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する施設ネットワーク生成手段と、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する経路生成手段と、前記複数の施設ネットワーク経路を基に利用者に提供可能な施設経路案内リストを出力する出力手段とを有することを特徴とする。
また、実施形態の旅程検索プログラムは、公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、を有する旅程検索システムの旅程検索プログラムであって、出発点、着地点、および許容時間の入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの基本ネットワークを生成する機能と、前記第2記憶手段を参照して、検索された前記基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する機能と、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する機能とをコンピュータによって実現することを特徴とする。
更に、実施形態の旅程検索プログラムは、公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、を有する旅程検索システムの旅程検索プログラムであって、利用者から出発点、着地点、および許容時間を示す入力情報を受信する機能と、前記入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの複数の基本ネットワークを生成する機能と、前記第2記憶手段を参照して、検索された前記複数の基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する機能と、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する機能と、前記複数の施設ネットワーク経路を基に利用者に提供可能な施設経路案内リストを出力する機能とをコンピュータによって実現することを特徴とする。
実施形態によれば、ユーザが出発点と着地点、および許容時間を指定するだけで、その許容期間内に立ち寄れる施設を動的に案内することで、許容時間を有効に活用することができる。
実施形態に係る旅程検索システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る施設DBは、施設テーブル、駅施設移動テーブル、および施設間移動テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る旅程検索システムの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る旅程検索システムの基本ネットワーク生成部によって作成された基本ネットワークの一例を示す。 図4で検索された第1経路の施設ネットワークの一例を示す図、並びに第1経路における駅施設移動テーブルおよび施設間移動テーブルを示す。 図4で検索された第2経路の施設ネットワークの一例を示す図、並びに第2経路における駅施設移動テーブルおよび施設間移動テーブルを示す。 出力部で作成した施設経路案内リストの一例を示す図である。 図6の経路674に対応する移動ルートを地図上に表示した一例を示す図である。 図6に示した4つの移動ルートの経路リストの一例を示す図である。 第1経路と第2経路を用いて同時に施設ネットワークを検索した例を示す図である。 出発点と着地点とに同じ場所を設定することにより、周遊コースを作成した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る旅程検索システムおよび旅程検索プログラムを説明する。
実施形態に係る旅程検索システムおよび旅程検索プログラムの基本的な考えは、まず公共交通機関を基点とした経路ネットワークの基幹部を検索する。これは、現在行われている、電車やバス、飛行機などの公共交通機関の経路検索を用いる。ただし、出発地−到着地が近い場合には、徒歩による基幹経路が作成される場合もある。次に、この基幹部に派生経路が作成できる施設を抽出する。抽出方法としては、施設に対する最寄り駅を予め算出しておくことも可能である。又は、位置情報により動的に算出することも可能である。抽出した施設の派生経路と公共交通機関の基幹部の経路を合成した経路ネットワークにおける経路検索を行う。ここで最短経路は、派生施設の1つも立ち寄らない経路になるが、第n経路まで検索することで、許容時間一杯に利用することができる経路を実用的な時間内で検索することができる。
図1は、実施形態に係る旅程検索システムの構成を示すブロック図である。
図1において、入力部10は、利用者からの経路検索を希望する出発点、着地点、および許容時間、後述する絞り込み条件などを入力する。この入力部10は、利用者が所有する携帯端末や、オフィスのパーソナルコンピュータなどのアプリケーションからの検索要求を、図示しないネットワークを介して入力された経路検索を希望する出発点、着地点、および許容時間などを受信する機能を有するものであっても良い。許容時間とは、空き時間を含む出発点から着地点に到着するまでの時間である。出発点と着地点は、場所(住所)や駅や施設などのいずれでも良く、利用者によって任意に設定される。
基本ネットワーク生成部20は、入力部10から入力された出発点、着地点、および許容時間から公共交通機関のネットワークデータ30をアクセスして、出発点−着地点(目的地)間の公共交通機関を用いた1つ以上の経路検索を行う。つまり、一般的な公共交通機関を用いて経路を案内する経路検索エンジンである。ここでは、公共交通機関のネットワークデータ30に、必要な公共交通機関の電車、バス、飛行機などの全てのダイヤ情報が格納されているとしたが、個々の交通機関のデータベースから検索して読み出した結果データを格納するものであっても良い。ここで得られる最短経路は、どこにも立ち寄りをしない経路である。そして、乗り物の種類(例えば、快速、特別快速、急行、特急、快特)に応じた経路、着地点(目的地)までに複数の路線を使用して到達できる場合は路線毎の経路、乗り換えでの経路など、出発点から着地点までの間で許容時間内に移動が可能な路線(ルート)を検索する。ただし、検索する路線の数を予め定めておき、主要な路線から順に採用することが望ましい。
施設ネットワーク生成部40は、施設DB(データベース)50を参照して、基本ネットワーク生成部20で検索・作成された路線の各駅に隣接する施設のネットワークを作成する。施設DB50は、施設テーブル50a、駅施設移動テーブル50b、および施設間移動テーブル50cを有している。
図2は、施設DB(データベース)50に記憶される施設テーブル50a、駅施設移動テーブル50b、および施設間移動テーブル50cの一例を示している。施設テーブル50aは、「施設ID」「施設名」「座標」「所要時間」「種別」「評価」などで構成されている。この例では、スカイツリータワー、大江戸城、東洋美術館、野山動物園の上述した「施設ID」「施設名」「座標」「所要時間」「種別」「評価」の各データが施設テーブル50aに格納されている例を示す。この施設テーブル50aを参照することにより、そこに登録されている各施設の属性情報が分かる。
駅施設移動テーブル50bは、「駅ID」「施設ID」「時間」などで構成されている。「時間」は、「駅ID」で示した駅と「施設ID」で示した施設との間の徒歩による移動時間を示している。ここでは、徒歩による移動時間としたが、バスやタクシーなどの乗り物を利用した移動時間であっても良い。また、徒歩、バス、タクシーなどの移動手段毎に「時間」を記憶したものでも良い。この「時間」に代えて、「駅ID」で示した駅と「施設ID」で示した施設との間の距離を記憶しても良く、また両方のデータを持つものでも良い。「距離」を記憶する場合は、徒歩による移動であれば、例えば1分を60mとして時間に換算すれば良い。車による移動であれば、位置情報を与えてカーナビゲーションの技術などから移動時間を取得して提供すると良い。
この駅施設移動テーブル50bを参照することにより、そこに登録されている各駅と各施設間の所要時間(又は所要距離)が分かる。ただし、登録するデータに、駅と施設の所要時間(又は所要距離)による制限を加えることで、登録データ数を最小限に抑えることが望ましい。
施設間移動テーブル50cは、「起点施設ID」「終点施設ID」「時間」などで構成されている。「時間」は、「起点施設ID」で示した施設と「終点施設ID」で示した施設との間の徒歩による移動時間を示している。ここでは、徒歩による移動時間としたが、バスやタクシーなどの乗り物を利用した移動時間であっても良い。また、徒歩、バス、タクシーなどの移動手段毎に「時間」を記憶したものでも良い。この「時間」に代えて、「起点施設ID」で示した駅と「終点施設ID」で示した施設との間の距離を記憶しても良く、また両方のデータを持つものでも良い。同様に「距離」を記憶する場合は、徒歩による移動であれば、例えば1分を60mとして時間に換算すれば良い。車による移動であれば、位置情報を与えてカーナビゲーションの技術などから移動時間を取得して提供すると良い。
この施設間移動テーブル50cを参照することにより、そこに登録されている各施設と各施設間の所要時間(又は所要距離)が分かる。ただし、登録するデータに、施設と施設の所要時間(又は所要距離)による制限を加えることで、登録データ数を最小限に抑えることが望ましい。
図1に戻り、経路生成部60は、基本ネットワーク生成部20で作成した基本ネットワークと施設ネットワーク生成部40で作成した施設ネットワークを合成して、出発点から着地点までの間で許容時間内に移動が可能な施設ネットワーク経路を作成する。経路生成部60は、検索条件を満たす経路リストの施設ネットワーク経路を作成して、満たさない経路リストは削除する。また、施設テーブル50aの「評価」を参照して、経路リスト毎に評価値を付与する。評価値が高いものは、推薦コースの一つとして利用者に提供しても構わない。また、評価値を用いて人気度や混雑度の判断の一つとして利用者に提供しても構わない。
経路リスト絞込み部70は、経路生成部60で作成された施設ネットワーク経路から、例えば入力部10から入力された施設の絞込み条件(例えば、利用者が希望する施設の種別等)を基に施設ネットワーク経路を絞込み、その結果を出力部80に出力する。
出力部80は、経路リスト絞込み部70からの経路リストに基づき利用者に案内可能な施設経路案内リストや立ち寄り経路を示した地図などを出力する。出力部80は、検索要求を行った利用者が所有する携帯端末や、オフィスのパーソナルコンピュータなどのアプリケーションに検索結果を送信する機能を有するものであっても良い。
図3は、実施形態に係る旅程検索システムの動作を示す旅程検索プログラムのフローチャートである。図4乃至図7は、旅程検索プログラムによる旅程検索システムの基本動作を具体的に示す図である。以下、図1乃至図7を参照して、旅程検索プログラムによる旅程検索システムの基本動作を説明する。
まず、利用者からの経路検索要求を入力部10が受信すると、入力部10は基本ネットワーク生成部20に、その経路検索要求に含まれる出発点、着地点、および許容時間などの検索条件を渡す(図3のステップS10)。すると、基本ネットワーク生成部20は、公共交通機関のネットワークデータ30をアクセスして、経路検索を実行して1つ以上の基本ネットワークを生成する(図3のステップS20)。
図4に、基本ネットワーク生成部20によって作成された基本ネットワークの一例を示す。図4において、Sは出発点であり、Gは着地点である。ノード(node)1乃至ノード(node)5は、出発点と着地点との間の最寄り駅を意味しており、基本ネットワーク生成部20によってノード1−ノード2−ノード3を通る第1経路と、ノード1−ノード4−ノード2−ノード3を通る第2経路が検索されたことを示す。
次に、施設ネットワーク生成部40は、基本ネットワーク生成部20で作成された各経路の各駅(ノード)から立ち寄り可能な施設のネットワークを施設DB(データベース)50を参照して作成する(図3のステップS30)。
図5−1の(a)は、施設ネットワーク生成部40よって作成された、図4に示す第1経路の施設ネットワークの一例を示す。図5−1の(b)は、この時の駅施設移動テーブル50bの一例を示す。図5−1の(c)は、この時の施設間移動テーブル50cの一例を示す。ここで、駅施設移動テーブル50bの駅ID「801」は、図4のノード1の駅を示し、駅ID「802」は図4のノード2の駅を示し、駅ID「803」は図4のノード3の駅を示すものとする。
施設ネットワーク生成部40は、駅施設移動テーブル50bと施設間移動テーブル50cを参照して、図5−1の(a)に示した施設ネットワークを作成する。また、施設テーブル50aによって、施設ネットワーク上の各施設の属性を定義する。即ち、施設ネットワーク生成部40は、駅ID「801」に施設ID「201」「202」をアーク接続し、駅ID「802」に施設ID「250」をアーク接続し、駅ID「803」に施設ID「280」「281」をアーク接続した第1経路の施設ネットワークを作成する。つまり、基本ネットワーク生成部20によって検索された第1経路に対して動的に関係する施設を結合することができる。
図5−2の(a)は、施設ネットワーク生成部40よって作成された図4に示す第2経路の施設ネットワークの一例を示す。図5−2の(b)は、この時の駅施設移動テーブル50bの一例を示す。図5−2の(c)は、この時の施設間移動テーブル50cの一例を示す。ただし、図5−1と重複するテーブル内容の記載は省略している。駅施設移動テーブル50bの駅ID「804」は、図4のノード4の駅を示すものとし、それ以外は図4と同じであるとしてその説明は省略する。施設ネットワーク生成部40は、駅施設移動テーブル50bと施設間移動テーブル50cを参照して、図5−2の(a)の施設ネットワークを作成する。つまり、基本ネットワーク生成部20によって検索された第2経路に対して動的に関係する施設を結合することができる。なお、ここでは施設ネットワークを第1経路と第2経路で別々に検索したが、後述するように2つの経路に対し同時に施設ネットワークを検索しても良い。
次に、経路生成部60は、基本ネットワーク生成部20で作成した基本ネットワークと、施設ネットワーク生成部40で生成した施設ネットワークとを合成して施設ネットワーク経路並びにそれに基づく経路リストを作成する。またこの時、経路生成部60は、施設テーブル50aの「評価」を参照して、経路リスト毎に評価値を付与することもできる(図3のステップS40)。
次に、経路リスト絞込み部70は、経路生成部60で作成された経路リストから、例えば、施設の絞込み条件(例えば、利用者が希望する施設又は施設の種別又は評価値の高いもの等)を基に、施設ネットワーク経路を絞り込む(図3のステップS50)。そして、出力部80は利用者に利用可能な施設経路案内リストを作成して出力する(図3のステップS60)。
次に、駅と施設間の時間計算について説明する。基本ネットワーク生成部20においては、既存の公共交通機関を用いた経路検索によって得られた経路中の駅と駅の間の所要時間は求められている。したがって、駅と施設間および施設と施設間の所要時間が分かれば、利用者から要求されている許容時間内のコースが作成可能となる。
例えば、図5−1の(a)において、駅ノード801に接続される施設として施設ID「201」と「202」が存在して、この施設を立ち寄るとしている。そして、駅施設移動テーブル50bと施設間移動テーブル50cを参照することで、駅ノード801と施設ID「201」間の移動時間は10分、駅ノード801と施設ID「202」間の移動時間は15分、施設ID「201」と施設ID「202」間の移動時間は25分の情報が得られる。同様に、駅ノード802に接続される施設として施設ID「250」が存在して、この施設を立ち寄るとしている。そして、駅ノード802と施設ID「250」間の移動時間は22分の情報が得られる。同様に、駅ノード803に接続される施設として施設ID「280」と「281」が存在して、この施設を立ち寄るとしている。そして、駅ノード803と施設ID「280」間の移動時間は28分、駅ノード803と施設ID「281」間の移動時間は17分、施設ID「280」と施設ID「281」間の移動時間は40分の情報が得られる。これらの移動時間と、施設テーブル50aを参照して得られる施設での所要時間を加算することで、入力部10から設定された許容時間内で立ち寄れる施設案内経路を示す経路リストを作成することができる。
なお、施設の所要時間を移動時間内(移動コスト)に組み入れても良い。例えば、駅ノード801と施設ID「201」間の移動時間は10分であるが、施設ID「201」の所要時間30分の1/2を加算した値(10+30/2=25)を移動時間としても良い。例えば、駅ノード801と施設ID「201」の往復であれば、トータル時間50分が算出される。また、同じ駅の出と入りでノード番号を分けても良い。例えば、駅ノード802を出る時の駅IDを駅ノード802a、戻った時の駅IDを駅ノード802bとすることで、経路探索を行うネットワークを単純化できる。
実施形態の旅程検索システムでは、深さ優先探索で経路リストを作成するとした。その経路リストの作成途中で、許容時間を超える経路と同じノードを2回目に訪れた経路の探索を打ち切ることとした。なお、深さ優先探索に代えて、既知の経路探索アルゴリズムを適用しても良い。例えば、k番目の経路探索(K Shortest Path:KSP)を抽出する既知のアルゴリズムにはYenのアルゴリズム(Jin Y.Yen1971)などを使用しても良い。
図6は、出力部80で作成した施設経路案内リストの一例を示す図である。図6に示すように、施設経路案内リストは、出発点から着地点(目的地)までの公共交通機関による移動時間と、徒歩による移動時間、立ち寄り施設の滞在時間が検索経路に応じて時系列に示されている。
図6の例は、出発点を「西麻布」、着地点を「銀座」、許容時間「120分」として設定して経路検索した例を示している。なお、ここでは、計算を簡単にするため、各施設の滞在時間(立ち寄り時間)を20分として説明する。
図6の左側の経路674では、出発点から出発点周辺の(1)青山公園−(2)六本木ヒルズスカイデッキの各施設を立ち寄った後、都営大江戸線に乗って大門−浜松町に移動して、(3)世界貿易センタービルの施設を立ち寄り、JR山手線に乗って有楽町へ移動するルートの例を示している。このルートの所要時間は「105分」で、その内徒歩での移動時間は「34分」である。
図7は、出力部80で作成した経路674に対応する移動ルートを地図上に表示した、立ち寄り経路を示した地図の一例を示している。ここでは、図面の大きさの関係で、移動ルートの遷移図(図6)とそれを現した地図(図7)とを別々に示しているが、移動ルートの遷移図とそれを現した地図とを同時に表示することで、利用者により分かり易い経路検索結果を提供することができる。
図6の中央左側の経路139では、出発点から都営大江戸線に乗って大門−浜松町に移動して、JR山手線に乗って有楽町へ移動した後、(1)相田みつを美術館−(2)三菱一号館美術館−(3)よみうりホールの各施設に立ち寄るルートの例を示している。このルートの所要時間は「118分」で、その内徒歩での移動時間は「47分」である。
図6の中央右側の経路444では、出発点から都営大江戸線に乗って大門−浜松町に移動して、(1)世界貿易センタービルの施設を立ち寄り、JR山手線に乗って有楽町へ移動した後、(2)相田みつを美術館−(3)よみうりホールの各施設に立ち寄るルートの例を示している。このルートの所要時間は「112分」で、その内徒歩での移動時間は「41分」である。
図6の右側の経路149では、出発点から出発点周辺の(1)青山公園を立ち寄った後、都営大江戸線に乗って大門−浜松町に移動して、(2)旧芝離宮恩賜庭園の施設を立ち寄り、JR山手線に乗って有楽町へ移動後、(3)帝国ホテルに立ち寄るコースの例を示している。このルートの所要時間は「118分」で、その内徒歩での移動時間は「47分」である。
図8は、経路生成部60で作成した、図6に示した4つの経路検索ルートの経路リストを示している。
経路リスト100は、経路番号、所要時間、立ち寄り施設数、徒歩時間(分)、施設/徒歩時間、ばらつき、出発点/着地点寄り、類似経路中最短などの各項目から構成されている。経路番号、所要時間、立ち寄り施設数、徒歩時間(分)は、上述した通りであるので重複した説明は省略する。
「施設/徒歩時間」は、徒歩移動での単位時間あたりに立ち寄れる施設の割合を示している。その算出式は、施設/徒歩時間=施設数/徒歩移動時間合計で求める。
例えば、経路674の施設/徒歩時間は3/34=0.088である。同様にして経路139では3/47=0.064、経路444では3/41=0.073、経路149では、3/47=0.064である。
算出した施設/徒歩時間は、経路検索ルートの絞り込み(図3のステップS60)に活用することができる。例えば、利用者が、歩行時間が少なく効率的に回りたいと考えるならば、施設/徒歩時間の大きい値を選択すると良い。一方、運動不足の解消のために歩行時間を多くして回りたいと考えるならば、施設/徒歩時間の小さい値を選択すると良い。
次に、「ばらつき」は、立ち寄る施設が、経路中に満遍なく存在するのか、一箇所に集中しているのかを示す値である。例えば、「ばらつき」=駅と施設間の移動回数合計/移動回数合計で算出すれば、満遍なく存在すればその値が大きくなり、集中していればその値が小さくなる。上述した4つの経路検索ルートでは、経路139が最も小さい値を示しており、立ち寄り施設が集中していることが分かる。この算出したばらつき値は、経路検索ルートの絞り込みに利用することができる。例えば、利用者が集中して施設に立ち寄りたいと考えるのであれば、ばらつき値の小さい値を選択すると良い。また、利用者が立ち寄り施設のバラつきを希望するならば、ばらつき値の大きい値を選択すると良い。なお、上記した計算式以外であっても、集中とばらつきを表すものであれば他の計算式でも良い。
次に、「出発点/着地点寄り」は、立ち寄る施設が着地点(目的地)の近くにあるのか、出発点の近くにあるかを示す値である。例えば、「出発点/着地点寄り」=(着が施設であるアークの(アークの出現順序−経路のアーク総数/2)合計)/経路のアーク総数で算出することができる。ここで、アークの出現順序は、経路の発地点から着地点を繋いだときに出現する順番を示す。例えば、A→B→Cの経路があるとした場合、A→Bが1番目、B→Cが2番目となる。上記計算式では、着地点(目的地)近くに施設が寄っていればプラス値に、出発点近くに寄っていればマイナス値となる。
例えば、経路674での「出発点/着地点寄り」の算出例を以下に示す。
経路674の経路パターンは、出発点−a−施設−b−施設−c−駅−d−駅−e−施設−f−駅−g−駅−h−着地点である。英小文字を移動部分として表現している。
全移動={a,b,c,d,e,f,g,h}
経路のアーク総数=8、経路のアーク総数/2=4
着が施設であるアークの順序={a:1,b:2,e:5}
着が施設であるアークの(アークの出現−経路のアーク総数/2)={1−4,2−4,5−4}
={−3,−2,1}
着が施設であるアークの(アークの出現−経路のアーク総数/2)合計
=−3+−2+1=−4
最後に、算出した値を経路のアーク総数で割った値=−4/8=−0.5が、「出発点/着地点寄り」の値になる。その結果、求めた値が「負」であるので、出発点寄りと判断できる。
同様にして、経路149の「出発点/着地点寄り」の値を算出すると、
経路149の経路パターンは、出発点−a−施設−b−駅−c−駅−d−施設−e−駅−f−駅−g−施設−h−着地点である。
全移動={a,b,c,d,e,f,g,h}
経路のアーク総数=8、経路のアーク総数/2=4
着が施設であるアークの順序={a:1,d:4,g:7}
着が施設であるアークの(アークの出現−経路のアーク総数/2)={1−4,4−4,7−4}
={−3,0,3}
着が施設であるアークの(アークの出現−経路のアーク総数/2)合計
=−3+0+3=0
最後に、算出した値を経路のアーク総数で割った値=0/8=0が、「出発点/着地点寄り」の値になる。その結果、求めた値が「0」であるので、出発点寄りでも着地点寄りでもないと判断できる。
上述した4つの経路検索ルートでは、経路674がマイナス値であることから出発点近くに立ち寄り施設が存在することが分かる。また、経路139および経路444では、プラス値であることから、着地点(目的地)近くに立ち寄り施設が存在することが分かる。この算出した「出発点/着地点寄り」の値は、経路検索ルートの絞り込みに利用することができる。例えば、利用者が着地点近くで施設に立ち寄りたいと考えるのであれば、「出発点/着地点寄り」の値がプラス値を選択すると良い。一方、出発点近くで施設に立ち寄りたいと考えるのであれば、「出発点/着地点寄り」の値がマイナス値を選択すると良い。一方、全体を分散して立ち寄りたいと考えるのであれば、「出発点/着地点寄り」の値が「0」を選択すると良い。なお、上記した計算式以外であっても、同様な内容を表すものであれば他の計算式でも良い。
次に、「類似経路中最短」は、同じ施設群に立ち寄る経路同士を類似経路とみなして、類似経路が複数存在する場合に、経路生成部60は所要時間が最短の経路のみを選択して、定めた記号を付与するものである。これにより、例えば、利用者によって「同じ施設群を通るなら、所要時間が一番短いもの以外は削除する」との指定があれば、「類似経路中最短」の印のものだけに絞り込んだルートを経路検索の検索結果として提供することができる。
経路リスト絞込み部70による上述した経路リスト100を用いた、他のルート絞り込みに動作ついて説明する。例えば、他の条件が同じ場合は、所要時間(この場合の所要時間は、出発点から着地点までの時間を意味する)が少ない方を選択したい場合、経路リスト100の「所要時間」の小さい時間を抽出するように絞り込みを設定すれば良い。これにより、入力時の許容時間と所要時間の差時間が大きくなり、移動途中で何らかのアクシデントに遭遇しても余裕をもって行動することができるため、利用者は安心して行動することができる。ここでは、所要時間が少ない方を選択するとしたが、これに限定されることなく、例えばコストが安い経路、又は評価が高い経路を選択するようにしても良い。
また、利用者が、立ち寄り施設数を多い方を希望する場合は、経路リスト100の「立ち寄り施設数」の多いルートを抽出するように絞り込みを設定すれば良い。
このような絞り込み処理を、利用者の希望に応じて絞り込み要素を複数組み合わせて行うことで、希望する立ち寄りルートが検索することができる。
経路リスト絞り込み部70により、以上のような絞り込みを行った結果の経路リストを利用者に提供した場合、利用者は希望の経路番号を指定(クリック)することで、図6に示した経路検索ルートの表示データ、又は図6と図7に示した経路検索ルートと地図が同時の表示データが旅程検索システムから提供されることになる。
次に、上述した実施形態の旅程検索システムの変形例について説明する。
図9は、第1経路と第2経路を用いて同時に施設ネットワークを検索した例を示す。図5−1、図5−2では、それぞれ別々に施設ネットワークを検索するとしたが、施設ネットワーク生成部40は、複数の経路を用いて同時に施設ネットワークを検索しても良い。この場合、図9に示すように新たに第3経路が作成されることができる。即ち、第1経路と第2経路の個別の施設ネットワークを検索では、ノード22に施設ID「556」が接続され、ノード25に施設ID「723」が接続されるルートが抽出されるが、第1経路と第2経路の同時の施設ネットワークを検索では、施設ID「556」と施設「723」との間の接続が成立して、第3経路が作成される。これにより、第1経路乃至第3経路での施設ネットワークの検索結果を利用者に提供することができ、利用者のサービスが一段と向上することができる。
図10は、出発点と着地点を同じ場所を設定することにより、周遊コースを作成した図を示す。図10では、出発点から施設群Aと施設群Bと施設群Cとを周回して着地点(出発点)に戻るコースを一日周遊コースとしている。また、出発点から施設群Aと施設群Bとを周回して着地点(出発点)に戻るコース、又は出発点から施設群Aと施設群Cとを周回して着地点(出発点)に戻るコース、又は出発点から施設群Bと施設群Cとを周回して着地点(出発点)に戻るコースをそれぞれ半日周遊コースとしている。勿論、上述したコースの逆コースを検索するものであっても良い。このような周遊コースを実現するために、図2に示した駅施設移動テーブル50bおよび施設間移動テーブル50cを用意すれば良い。そして、経路生成部60は、出発点と着地点が同じ場所である場合は、周遊コースの作成と認識して、出発点から立ち寄れる複数の施設群を周回する経路探索を行い、同様に利用者に提供する。
なお、この場合、出発点(着地点)は、駅ではなく、他の施設やバス停、他に指定した場所であっても良い。また、各施設群A乃至施設群C内の所要時間は、一部又は全部をフリーな時間として設定し、施設群毎に全体の所要時間を定めるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10‥入力部
20‥基本ネットワーク生成部
30‥公共交通機関のネットワークデータ
40‥施設ネットワーク生成部
50‥施設データベース
50a‥施設テーブル
50b‥駅施設移動テーブル
50c‥施設間移動テーブル
60‥経路生成部
70‥経路リスト絞り込み部
80‥出力部

Claims (19)

  1. 公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、
    施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、
    出発点、着地点、および許容時間の入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの基本ネットワークを生成する基本ネットワーク生成手段と、
    前記第2記憶手段を参照して、検索された前記基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する施設ネットワーク生成手段と、
    前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な施設ネットワーク経路を生成する経路生成手段と
    を有することを特徴とする旅程検索システム。
  2. 入力手段と、
    公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、
    施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、
    前記入力手段からの出発点、着地点、および許容時間を示す入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの複数の基本ネットワークを生成する基本ネットワーク生成手段と、
    前記第2記憶手段を参照して、検索された前記複数の基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する施設ネットワーク生成手段と、
    前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する経路生成手段と、
    前記複数の施設ネットワーク経路を基に利用者に提供可能な施設経路案内リストを出力する出力手段と
    を有することを特徴とする旅程検索システム。
  3. 前記経路生成手段は、前記施設ネットワーク経路に基づき少なくとも前記出発点から前記着地点までの所要時間、立ち寄り施設数、徒歩時間を示す経路リストを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  4. 前記複数の施設ネットワーク経路の絞り込みを行う絞り込み手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  5. 前記絞り込み手段の設定要素は、施設の種別、施設の評価、所要時間、立ち寄り施設数、徒歩時間、施設/徒歩時間、施設のばらつき度、出発点/着地点寄りの1つ又はそれらの組み合わせによるものであることを特徴とする請求項4に記載の旅程検索システム。
  6. 前記施設ネットワーク生成手段は、前記基本ネットワーク毎に別々に前記第2記憶手段を参照して前記施設ネットワークを別々に作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  7. 前記施設ネットワーク生成手段は、前記複数の基本ネットワークを同時に用いて前記第2記憶手段を参照し前記施設ネットワークを同時に作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  8. 前記駅施設移動テーブルには、各駅と当該駅に接続された1つ又は複数の施設との間の徒歩を含む移動手段による移動距離又は移動時間が記憶され、
    前記施設間移動テーブルには、各駅に接続された複数の施設間を徒歩を含む移動手段による移動距離又は移動時間が記憶されていることを特徴とする請求項1又は1に記載の旅程検索システム。
  9. 前記施設経路案内リストは、前記出発点から前記着地点までの公共交通機関による移動時間と、徒歩による移動時間、立ち寄り施設の滞在時間が検索経路に応じて時系列に示されているものであることを特徴とする請求項2に記載の旅程検索システム。
  10. 前記出力手段は、前記施設経路案内リストと対応する前記検索経路を地図上に示した図とを同時に提供することを特徴とする請求項9に記載の旅程検索システム。
  11. 前記経路生成手段は、前記基本ネットワークで得られた駅の数と前記施設ネットワークで得られた前記駅に接続される施設の数を合計した数を全ノード数として取扱い、前記施設と最寄駅の往復数と前記施設間の数を合計した数を全アーク数として取り扱うことを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  12. 前記経路生成手段は、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークの合成において、ある駅から出てその駅の戻る場合、当該駅の出る時と戻る時に異なるノード番号を付与して前記施設ネットワーク経路を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  13. 前記経路生成手段は、前記基本ネットワークと前記施設ネットワークの合成において、ある駅から出てその駅の戻る場合、当該駅の出る時と戻る時に異なるノード番号を付与して前記施設ネットワーク経路を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  14. 前記経路生成手段は、同じ施設群に立ち寄る経路同士を類似経路とみなし、前記類似経路が複数存在する場合は所要時間が最短の経路、又はコストが安い経路、又は評価値が高い経路を選択して前記施設ネットワーク経路を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  15. 前記経路生成手段は、前記出発点と前記着地点が同じ場所である場合、周遊コースの作成と認識して、前記出発点から立ち寄れる複数の施設群を周回する経路探索を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の旅程検索システム。
  16. 前記経路リストの項目には、ばらつきを更に有し、
    前記ばらつきは、立ち寄る施設が、経路中に満遍なく存在するのか、一箇所に集中しているのかを示すことを特徴とする請求項3に記載の旅程検索システム。
  17. 前記経路リストの項目には、出発点/着地点寄りを更に有し、
    前記出発点/着地点寄りは、立ち寄る施設が着地点(目的地)の近くにあるのか、出発点の近くにあるかを示すことを特徴とする請求項3に記載の旅程検索システム。
  18. 公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、を有する旅程検索システムの旅程検索プログラムであって、
    出発点、着地点、および許容時間の入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの基本ネットワークを生成する機能と、
    前記第2記憶手段を参照して、検索された前記基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する機能と、
    前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する機能と
    をコンピュータによって実現することを特徴とする旅程検索プログラム。
  19. 公共交通機関のネットワークデータを記憶する第1記憶手段と、施設の属性を記憶する施設テーブル、駅と施設間の移動情報を記憶する駅施設移動テーブル、および施設間の移動情報を記憶する施設間移動テーブルを少なくとも記憶する第2記憶手段と、を有する旅程検索システムの旅程検索プログラムであって、
    利用者から出発点、着地点、および許容時間を示す入力情報を受信する機能と、
    前記入力情報に基づいて前記第1記憶手段を検索し、前記許容時間内の前記出発点から前記着地点までの複数の基本ネットワークを生成する機能と、
    前記第2記憶手段を参照して、検索された前記複数の基本ネットワークに応じた各駅に接続される施設ネットワークを動的に生成する機能と、
    前記基本ネットワークと前記施設ネットワークを合成して、前記出発点から前記着地点までの間で前記許容時間内に移動可能な複数の施設ネットワーク経路を生成する機能と、
    前記複数の施設ネットワーク経路を基に利用者に提供可能な施設経路案内リストを出力する機能とをコンピュータによって実現することを特徴とする旅程検索プログラム。
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