JP2016125862A - シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置 - Google Patents

シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016125862A
JP2016125862A JP2014265226A JP2014265226A JP2016125862A JP 2016125862 A JP2016125862 A JP 2016125862A JP 2014265226 A JP2014265226 A JP 2014265226A JP 2014265226 A JP2014265226 A JP 2014265226A JP 2016125862 A JP2016125862 A JP 2016125862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
scintillator
radiation
calibration
lutetium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014265226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6497803B2 (ja
Inventor
徹 竹下
Toru Takeshita
徹 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinshu University NUC
Original Assignee
Shinshu University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinshu University NUC filed Critical Shinshu University NUC
Priority to JP2014265226A priority Critical patent/JP6497803B2/ja
Publication of JP2016125862A publication Critical patent/JP2016125862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6497803B2 publication Critical patent/JP6497803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

【課題】校正用の光源、校正用のシンチレータを別途設けることなく、自己校正を行うことの可能なシンチレーション式の放射線測定装置を提供すること。【解決手段】放射線測定装置1は、放射性同位体を含むルテチウムを主成分とする結晶体からなるシンチレータ2を備えている。信号処理部4は、外部からの入射ガンマ線の測定に先立って、シンチレータ2から得られるエネルギー情報から、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線に起因する情報を分別し、当該情報に基づき測定装置の自己校正を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、自己校正を行うシンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置に関する。
自然環境下において放射線量を簡易に測定する測定装置としてシンチレーション式の放射線測定装置が知られている。シンチレーション式の放射線測定装置は、シンチレータおよび光検出器からなるシンチレータ検出器と、光検出器からの出力信号を処理して放射線量を算出する信号処理部とを備えている。
シンチレータはガンマ線を受けると、そのエネルギーに応じた強度の蛍光を発生し、光検出器は、発生した蛍光を受光して蛍光強度に応じた強度の検出信号(電気信号)を発生する。信号処理部において、一定時間の間に、各エネルギー強度の信号の検出回数をカウントし、これに基づき放射線量を算出している。特許文献1には、この構成の放射線測定装置が提案されている。
放射線測定装置においては、測定誤差が所定範囲内となるように、校正が必要である。一般的には、放射線測定装置の初期設定時に、例えば、セシウム137からのガンマ線を受けた場合の検出結果に基づき校正が行われる。しかしながら、放射線測定装置は、使用条件(温度、使用状態等)、経年変化などによって、測定に大きなバラツキが生じる。したがって、測定の都度、校正を行うことが望ましい。
このために、従来においては、自己校正機構が内蔵された放射線測定装置が提案されている。特許文献2には、校正用光源を配置し、ここからの校正用の光を指標用シンチレータに向けて放射し、指標用シンチレータの出力に基づき校正を行う放射線検出器が提案されている。
特開2013−195254号公報 特開2008−122111号公報
しかしながら、校正のために、別途、校正用の光源および校正用のシンチレータなどからなる自己校正機構を設けることは、装置の大型化、高コスト化等を招く。特に、携帯用の簡易型の放射線測定装置には適していない。
本発明の課題は、校正用の光源、校正用のシンチレータ等を別途設けることなく、自己校正を行うことのできるシンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のシンチレーション式の放射線測定方法では、シンチレータとして、ルテチウムを主成分とする結晶体を使用し、前記ルテチウムに含まれる放射性同位体の自己放射ガンマ線を校正用線源として用いることを特徴としている。
すなわち、シンチレータを用いて測定したガンマ線のエネルギー情報から、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域に含まれる自己放射エネルギー情報を分別し、当該自己放射エネルギー情報に基づき、測定の自己校正を行うようにしている。
密度が高く光量の多いシンチレータはガンマ線の測定効率が高く、ルテチウムはその最たる例である。ルテチウムは、自然界で2.6%放射性同位体を含み、当該放射性同位体からガンマ線が自己放射される。ルテチウムをシンチレータとして用いる場合には、自己放射ガンマ線がバックグランドノイズとなって測定値に悪影響を及ぼす。
本発明者は、従来においては不要なノイズと見做されていたルテチウムに含まれる放射性同位体の自己放射ガンマ線に着目し、これを積極的に利用すれば、放射線測定装置の自己校正を簡単な構成により行い得ることを想到するに至ったのである。
すなわち、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域は、一般的な測定対象であるセシウム134、セシウム137、ナトリウム24等の核種に対して、エネルギー領域が重複せず、それらのエネルギー領域の下側に離れた位置にある。したがって、シンチレーション光から自己放射ガンマ線に起因する光成分を抽出あるいは分別することが可能である。また、ルテチウムの放射性同位体の半減期は極めて長く、自己放射ガンマ線の放射線量は実質的に一定であると見做すことができる。よって、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線を測定装置校正用の線源として用いて、精度良く校正を行うことが可能である。
具体的には、自己放射エネルギー情報として、ルテチウム176のガンマ線スペクトルにおける201keVと306keVの2つのピークを含むエネルギー領域の情報を分別して、測定装置の自己校正を行えばよい。
また、ルテチウムを含むシンチレータとして、LYSO単結晶シンチレータ、LSF(ケイ酸ルテチウム)シンチレータ、あるいは、LSOシンチレータを用いることができる。
自己校正においては、自己放射エネルギー情報に基づき算出した自己放射線量が、予め測定しておいた放射線量に一致するように校正を行えば良い。
先に述べたように、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域は、一般的な測定対象のセシウム134、セシウム137、ナトリウム24等の核種とは、エネルギー領域が重複せず、それらのエネルギー領域の下側に離れた位置にある。したがって、本発明の放射線測定方法において、外部から入射するガンマ線の測定に当っては、測定されたエネルギー情報から、自己放射ガンマ線のエネルギー領域よりも上のエネルギー領域に含まれる測定用エネルギー情報を分別し、当該測定用エネルギー情報に基づき、シンチレータに外部から入射する入射ガンマ線の測定を行うことができる。
次に、本発明は上記の放射線測定方法を用いた放射線測定装置であって、ルテチウムを主成分とする結晶体を含むシンチレータと、このシンチレータにおいて発生するシンチレーション光を光電変換する光検出器と、この光検出器から出力される検出信号に基づき自己校正および放射線量の算出を行う信号処理部とを有している。
信号処理部は、検出信号から、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域に含まれる校正用信号を分別し、この校正用信号に基づき、測定装置の自己校正を行う。また、検出信号から、自己放射ガンマ線のエネルギー領域よりも上のエネルギー
領域の測定信号を分別し、当該測定用信号に基づき、シンチレータに入射する入射ガンマ線の放射線量を算出する。
例えば、放射線測定装置の電源がオンされると、所定時間に亘って、信号処理部は自己校正処理を行い、しかる後に、入射ガンマ線の測定動作を開始すればよい。
以上説明したように、本発明においては、シンチレータとして密度の高いルテチウムを主成分として含むシンチレータを用いているので、ガンマ線の測定効率が高い。また、ルテチウムが含む放射性同位体の自己放射ガンマ線を利用して自己校正を行うようにしているので、自己校正のために別の線源等を配置することなく、ガンマ線の測定精度を高めることができる。さらに、放射性セシウム以上のエネルギー領域のガンマ線を確実に測定できるので、人体への影響の大きいエネルギー領域での精度の高い測定結果を提示可能な測定装置を実現できる。
放射線測定装置の全体構成を示すブロック図である。 放射線測定装置の信号処理部を示す機能ブロック図である。 ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線の信号波高分布図である。 入射ガンマ線(セシウム137線源)の信号波高分布図である。 入射ガンマ線(コバルト60線源)の信号波高分布図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した放射線測定装置の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る放射線測定装置の全体構成を示すブロック図である。放射線測定装置1は、放射線(ガンマ線)を受けて蛍光を発生するシンチレータ2と、シンチレータ2から放射される蛍光(可視光)を検知する光センサ3と、光センサ3からの出力信号に基づき自己校正および放射線量の算出を行う信号処理部4とを備えている。また、各部に駆動用電源を供給する電源部5、および、電源スイッチ、測定値の表示等を行う液晶表示部等を備えた操作・表示部6を備えている。
シンチレータ2は、ルテチウムを主成分とする結晶体からなり、例えば、LYSO単結晶シンチレータ、LFS(ケイ酸ルテチウム)シンチレータ、あるいは、LSOシンチレータである。いずれも密度7.4g/cmの高密度シンチレータである。シンチレータはより高密度であるものの方が、効率的に放射線を検出することができる。これらのシンチレータは、光量を増大させるため不純物としてCeを含有する。
シンチレータ2は、例えば、外寸法が3mm×3mm×15mmで、端面形状が矩形の棒状のものである。シンチレータ2の一方の端面に、シンチレータ2の屈折率に近似する屈折率を有する接着剤を用いて光センサ3が取り付けられている。
シンチレータ2には、ルテチウムの放射性同位体であるルテチウム176が含まれている。ルテチウム176から放射される自己放射ガンマ線には、88keV、201keV、306keV、400keVのガンマ線が含まれている。
光センサ3として、例えば、MPPC(Multi−Pixel Photon Counter:浜松ホトニクス製)を使用することができる。MPPCは多数個の微小なアバランシェ・フォトダイオードを縦横に整列して配置したもので、受光部分が1mm×1mm程度のきわめて小型の製品である。MPPCは、80V程度の低電圧で動作し、10万倍といった高ゲインであり、常温で使用でき、磁場の影響を受けない等の特徴を有する
MPPCの出力信号は受光面を構成するAPDピクセル全ての出力信号の和になる。したがって、同時に複数のピクセルが信号を出した場合、MPPCの出力はそれらの信号を重ね合わせたものになる。この信号の高さ(強さ)や積分電荷量を測定することで、どのくらいの数の光子が入射したかが分かる。
図2は信号処理部4の概念的な機能ブロック図である。信号処理部4は各部の駆動制御を司る制御部10を備え、当該制御部10の制御の下で、光センサ3から取り込まれた光検出信号S1は信号増幅部11を介して増幅される。信号分別部12は、増幅された検出信号(電圧信号)S2を波高に応じてデジタル信号(パルス信号)に変換する。また、波高に応じて、校正用信号計数部13(校正用計数カウンタ)および測定用信号計数14(測定用計数カウンタ)のどちらに送るかを判定する。
すなわち、信号分別部12は、予め設定した設定しきい値よりも波高が低い場合には、検出信号S2をデジタル化(パルス化)した校正用信号S3を、校正用信号計数部13に供給する。設定しきい値と同一の波高、あるいはそれよりも波高が高い場合には、検出信号S2をデジタル化(パルス化)した測定用信号S4を、測定用信号計数部14に供給する。
校正用信号計数部13において校正用信号S3が計数され、測定用信号計数部14において測定用信号S4が計数される。演算部15においては、校正用信号計数部13から供給される校正用信号計数値N1、測定用信号計数部14から供給される測定用信号計数値N2に基づき、放射線数、放射線量が演算される。演算された値が操作・表示部6の表示画面に表示される。
制御部10の校正部16では、校正用信号計数値から得られる自己校正用の放射線量に基づき、信号分別部12の設定しきい値を調整する自己校正動作を行う。
ここで、図3はシンチレータ2に含まれている放射性同位体であるルテチウム176の信号波高分布を示す図である。図において、横軸は測定に用いた多重波高弁別器のチャンネルを示し、縦軸はカウント数を示す。ルテチウム176から放射される自己放射ガンマ線には、88keV、201keV、306keV、400keVのガンマ線が含まれている。
これに対して、図4および図5は、それぞれ、セシウム137線源およびコバルト60線源を測定した場合の信号波高分布を示す図である。これらの図に示すように、セシウム137のピークは662keV近辺に現れ、コバルト60には1173keV、1333keVのガンマ線が含まれている。
ルテチウム176の自己放射エネルギー領域は、人体への影響の大きいエネルギー領域、すなわち、放射性セシウム以上のエネルギー領域よりも低い。したがって、これらのスペクトル図に示すように、放射性セシウムのエネルギー領域が含まれる位置に設定したしきい値Bを挟み、それよりも低い側に自己校正用領域Aを設定し、しきい値B以上のエネルギー領域を信号測定領域Cに設定することができる。
したがって、波高が設定しきい値Bよりも低い検出信号は、シンチレータ2の自己放射エネルギー情報に対応し、これ以上の波高の検出信号は入射ガンマ線のエネルギー情報に対応するので、校正用信号計数部13による計数結果に基づき自己校正を行うことができ、測定用信号計数部14によって入射放射線量を精度良く測定できる。
(測定動作例)
放射線測定装置1の放射線測定動作の一例を以下に簡単に説明する。まず、放射線測定装置1は、電源がオンされると、予め定めた一定時間の間、自己校正動作を行い、しかる後に、入射ガンマ線の測定動作を開始する。勿論、必要に応じて、操作・表示部6からの外部入力に基づき、校正動作を行うことも可能である。動作状態は、操作・表示部6の表示画面上に表示される。
電源投入後の自己校正動作では、信号分別部12を介して、波高が設定しきい値Bよりも低い検出信号S2が校正用信号S3として、校正用信号計数部13に供給される。校正用信号計数部13では、校正用信号S3から、ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域に含まれる自己放射エネルギー情報に対応する校正用信号計数値N1が計数される。
校正用信号計数値N1(自己放射エネルギー情報)に基づき、放射線測定装置1の自己校正動作が行われる。校正動作中においては、その旨が、操作・表示部6の表示画面上に表示される。
校正部16には、予め測定した同一エネルギー領域の自己放射エネルギー情報が、自己校正用の基準値として記憶保持されている。校正部16は、算出される自己放射エネルギーの放射線量が基準値に一致するように、信号分別部12における設定しきい値Bを調整する。
自己校正動作が終了した後は、入射ガンマ線の測定動作を開始する。測定動作においては、検出信号S2(測定されたエネルギー情報)から、信号測定領域C(図3参照)に含まれる測定用信号S4が分別され、測定用信号計数部14に供給される。測定用信号計数部14において計数される測定用信号計数値N2は、自己放射ガンマ線のエネルギー領域よりも上のエネルギー領域に含まれる測定用エネルギー情報であり、これに基づき、放射線数、放射線量が精度良く算出される。
なお、自然環境下における放射線量を測定する場合のように、簡易に放射線量を測定する場合は、放射線のエネルギースペクトルの解析までは要しない。しかし、核種を同定するために、放射線のエネルギースペクトルが必要になる場合がある。
この場合には、放射線測定装置1における光センサ3の出力側に、波高分析器を接続して波高分析すればよい。波高分析器として各種の公知の分析器が提供されており、これを利用することにより放射線のエネルギースペクトルが得られる。よって、自然放射線の線量測定と合わせて、エネルギースペクトルの解析ができるように、測定装置を構成することも可能である。この場合においても、自己校正によって、波高分析器における信号分別用の波高の上下のしきい値を調整することにより、核種識別の精度を上げることができる。
1 放射線測定装置
2 シンチレータ
3 光センサ
4 信号処理部
5 電源部
6 操作・表示部
10 制御部
11 信号増幅部
12 信号分別部
13 校正用信号計数部
14 測定用信号計数部
15 演算部
16 校正部
S1 光検出信号
S2 増幅後の検出信号
S3 校正用信号
S4 測定用信号
N1 校正用信号計数値
N2 測定用信号計数値
A 自己校正用領域
B 設定しきい値
C 信号測定領域

Claims (6)

  1. シンチレータとして、ルテチウムを主成分とする結晶体を使用し、
    前記ルテチウムに含まれる放射性同位体の自己放射ガンマ線を校正用線源として用いることを特徴とするシンチレーション式の放射線測定方法。
  2. 前記シンチレータを用いて測定したガンマ線のエネルギー情報から、前記ルテチウムの放射性同位体の前記自己放射ガンマ線のエネルギー領域に含まれる自己放射エネルギー情報を分別し、
    前記自己放射エネルギー情報に基づき測定の自己校正を行う請求項1に記載のシンチレーション式の放射線測定方法。
  3. 前記自己放射エネルギー情報として、前記放射性同位体であるルテチウム176のガンマ線スペクトルにおける201keVと306keVの2つのピークを含むエネルギー領域の情報を分別する請求項2に記載のシンチレーション式の放射線測定方法。
  4. 前記シンチレータは、LYSO単結晶シンチレータ、LSF(ケイ酸ルテチウム)シンチレータ、あるいは、LSOシンチレータである請求項1に記載のシンチレーション式の放射線測定方法。
  5. 前記エネルギー情報から、前記自己放射ガンマ線のエネルギー領域よりも上のエネルギー領域に含まれる測定用エネルギー情報を分別し、
    前記測定用エネルギー情報に基づき、前記シンチレータに入射する入射ガンマ線の測定を行う請求項2に記載のシンチレーション式の放射線測定方法。
  6. ルテチウムを主成分とする結晶体を含むシンチレータと、
    シンチレータにおいて発生するシンチレーション光を光電変換する光センサと、
    前記光センサから出力される検出信号に基づき、自己校正処理および放射線量の算出処理を行う信号処理部と、
    を有しており、
    前記自己校正処理においては、前記検出信号から、前記ルテチウムの放射性同位体の自己放射ガンマ線のエネルギー領域に含まれる校正用信号を分別し、当該校正用信号に基づき自己校正を行い、
    前記算出処理では、前記検出信号から、前記自己放射ガンマ線のエネルギー領域よりも上の入射ガンマ線エネルギー領域に含まれる測定用信号を分別し、当該測定用信号に基づき前記シンチレータに入射する入射ガンマ線の放射線量を算出することを特徴とするシンチレーション式の放射線測定装置。
JP2014265226A 2014-12-26 2014-12-26 シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置 Active JP6497803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014265226A JP6497803B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014265226A JP6497803B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016125862A true JP2016125862A (ja) 2016-07-11
JP6497803B2 JP6497803B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=56359191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014265226A Active JP6497803B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6497803B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132632A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 ソイルアンドロックエンジニアリング株式会社 密度測定装置および密度測定方法
CN115413321A (zh) * 2020-04-17 2022-11-29 特拉佩特有限公司 伽马射线检测***及其校准方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080251709A1 (en) * 2005-10-17 2008-10-16 Koninklijke Philips Electronics N. V. Pmt Gain and Energy Calibrations Using Lutetium Background Radiation
JP2009175140A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Shimadzu Corp 核医学診断装置、形態断層撮影診断装置、核医学用データ演算処理方法および形態断層画像演算処理方法
JP2009281816A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Shimadzu Corp 断層撮影装置
JP2010271153A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Hitachi Ltd 放射線モニタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080251709A1 (en) * 2005-10-17 2008-10-16 Koninklijke Philips Electronics N. V. Pmt Gain and Energy Calibrations Using Lutetium Background Radiation
JP2009175140A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Shimadzu Corp 核医学診断装置、形態断層撮影診断装置、核医学用データ演算処理方法および形態断層画像演算処理方法
JP2009281816A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Shimadzu Corp 断層撮影装置
JP2010271153A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Hitachi Ltd 放射線モニタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132632A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 ソイルアンドロックエンジニアリング株式会社 密度測定装置および密度測定方法
CN115413321A (zh) * 2020-04-17 2022-11-29 特拉佩特有限公司 伽马射线检测***及其校准方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6497803B2 (ja) 2019-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9835735B2 (en) SiPM-based radiation detection systems and methods
US9504431B2 (en) Method and apparatus for sensitivity calibration
US11105940B2 (en) System and method of stabilization of a gamma and neutron detecting device
KR101431709B1 (ko) 측정대상 방사능핵종을 선택측정하는 이동식 방사능핵종 측정기
EP3187901B1 (en) Dose rate measurement device
EP3047307B1 (en) A scatter reject method via energy calibration
US10386499B2 (en) Device for determining a deposited dose and associated method
US8604439B2 (en) Nuclear medicine diagnosis apparatus
Budden et al. A Cs2LiYCl6: Ce-based advanced radiation monitoring device
US11614548B2 (en) Radioactive source calibration
US9958553B2 (en) Radiation survey process
JP6497803B2 (ja) シンチレーション式の放射線測定方法および放射線測定装置
US11056333B2 (en) Spectrometry method and device for detecting ionising radiation for the implementation thereof
TW201809722A (zh) 計數方法以及放射線檢測裝置
JP6420637B2 (ja) 放射線計測装置及びその計測方法
KR101918241B1 (ko) 플라스틱 섬광 검출기용 감마핵종 측정분석프로그램을 기록한 매체 및 그 프로그램을 이용한 감마핵종 측정분석방법
Ginzburg et al. Personal radiation detector at a high technology readiness level that satisfies DARPA’s SN-13-47 and SIGMA program requirements
JP2012242369A (ja) 放射線検出器
Uosif et al. Comparison of total experimental and theoretical absolute γ-ray detection efficiencies of a cylindrical NaI (Tl) crystal
Wang The operational characteristics of a sodium iodide scintillation counting system as a single-channel analyzer
RU119131U1 (ru) Сцинтилляционный детектор электронов и бета-излучения
Nguyen et al. Design and construction of the portable gamma-ray spectrometer for environmental dose rate measurement and radioisotope identification
KR20120004614A (ko) 감마선 섬광 계수기의 에너지 교정 방법
Santos et al. The measurement of the half-life of the second excited state of 237Np with a new detector system and digital electronics
JP2021032753A (ja) 放射能分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6497803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250