JP2016122898A - Dmlドライバおよび送信フロントエンド - Google Patents

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俊樹 岸
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宗彦 長谷
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秀之 野坂
正史 野河
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正史 野河
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Shunji Kimura
俊二 木村
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Abstract

【課題】簡素な回路構成により高速かつ低消費電力でPAM用の多値のLD駆動信号を生成する。
【解決手段】ディジタル入力信号DINのビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DRkを備え、電流引き抜き回路DRkにより、当該ビットkのビット値Dkに応じて、LDに供給されている一定電流ICCからの、当該ビットkに対して予め設定されている設定電流値Ik分の引き抜きを制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、LD(Laser Diode:レーザダイオード)を駆動するLDドライバに関し、特に直接変調半導体レーザ(DML:Directly Modulated Laser)を駆動するDMLドライバに関する。
近年、通信トラヒックの増大に伴い、光ファイバを利用した光通信ネットワークの大容量化が求められている。特に、光通信ネットワークの主要要素であるイーサネット(Ethernet、登録商標、以下同じ)の大容量化が進みつつある。2014年現在、イーサネットの規格として、10GbEおよび40GbEの標準化が完了しており、より大容量な100GbEの標準化も完了しつつある。また、今後予想される更なるトラヒックの増大に対応するため、更なる大容量化を目指した400GbEの標準化の議論も行われている。
従来の100GbEまでの規格に対応した光通信ネットワークでは、100GBase−LR4/ER4の伝送システムのように、伝送方式としてNRZ(Non-Return-to-Zero)を用いていた。しかし、現在議論されている400GbEの規格に対応した光通信ネットワークでは、伝送方式として、NRZ以外にDMT(Discrete MultiTone modulation)やPAM(Pulse Amplitude Modulation)などの多値変調方式が検討されている。特に、検討されている多値変調方式の中で、伝送システム構成の簡易性および低消費電力化の観点からPAMが注目されている。
図27は、従来の100GBase−LR4/ER4の伝送システムの概略構成を示す図である。この例では、送信側において、光送信部としてチャネルごとに設けられた送信フロントエンドで25GbpsのNRZからなる入力データ(ベースバンド)が光伝送信号に変換された後、波長合波器で合波されて送信される。一方、受信側では、光ファイバを介して送信側からの光伝送信号を受信し、波長分波器でチャネルごとに分波した後、チャネルごとに設けられた受信フロントエンドで25GbpsのNRZからなる受信データに変換されて出力される。
これら送信フロントエンドでは、低消費電力で高速動作可能なLDドライバとして、シャント型回路構成を用いたLDドライバが報告されている(例えば、非特許文献1など参照)。図28は、従来の送信フロントエンドの構成例である。この送信フロントエンドは、LD部に対してシャント型のLDドライバが並列接続された構成と等価であり、LDドライバは、入力されたディジタル入力信号DINでオン・オフ動作するスイッチSWと、このSWに直列接続された電流源ISとで表現され、LD部は、LD(素子)と、このLDに並列接続されてLDに電流を供給する定電流源ISCとで表現される。
図29は、従来の送信フロントエンドのOFF動作を示す説明図であり、図29(a)は等価回路、図29(b)は動作特性を示す説明図である。図29に示すように、DINによりSWがOFFした場合、LDドライバのISから供給される電流Iがゼロとなり、LD素子に流れるLD駆動電流ILDは、LD部のISCからの一定電流ICCと等しくなり、これに応じた光出力PでLDから光伝送信号が出力される。
図30は、従来の送信フロントエンドのON動作を示す説明図であり、図30(a)は等価回路、図30(b)は動作特性を示す説明図である。図30に示すように、DINによりSWがONした場合、LDドライバのISから電流Iが供給されて、LD素子に流れるLD駆動電流ILDはICC−Iとなり、これに応じた光出力PでLDから光伝送信号が出力される。
このように、LD部に対して並列にシャント型LDドライバ部を付加することでLDドライバ部のスイッチをオン/オフ動作させて、図29、図30のように情報を載せることが可能である。また、シャント型LDドライバは出力抵抗が高いため、LDとモノリシックに集積されるか、もしくはLDと同一のパッケージ内に実装される。そのため、インピーダンス整合を取る必要がなく、低消費電力で高速動作可能である。
A. Moto, T. Ikagawa, S. Sato, Y. Yamasaki, Y. Onishi, and K. Tanaka, "A low power quad 25.78-Gbit/s 2.5 V laser diode driver using shunt-driving in 0.18 μm SiGe-BiCMOS", CompounDSemiconductor Integrated Circuit Symposium, 2013
標準化議論されている400GbEのように光伝送信号フォーマットがNRZだけではなく、多値変調であるPAMも検討されている場合、シャント型LDドライバにおいて高線形入出力特性が必要となるが、多値変調対応のシャント型LDドライバはまだ報告されていない。
図31は、従来のPAM伝送における送信システムの構成例である。PAM伝送における送信システム構成では、高度な変調波形を生成するために、送信フロントエンドの前段にDSP(Digital Signal Processor)が設けられている。すなわち、入力されたディジタルの入力データDS(ベースバンド)がDSPにより多値変調された後、ディジタル入力信号DINとして送信フロントエンドに入力される。このため、図27と比較して送信フロントエンドにDAC(Digital-to-Analog Converter)が必要になり、DACが付加された分、実装面積及び消費電力が増加する。
このように、光伝送信号フォーマットにNRZを用いた場合、送信フロントエンドにおけるLDドライバとしてシャント型LDドライバを用いることで、低消費電力な送信フロントエンド構成が可能である。しかし、図31のように光伝送信号にPAMを用いた場合、送信フロントエンドのLDドライバには高線形性が求められており、低消費電力構成でPAM伝送に対応した高線形シャント型LDドライバは報告されていない。さらに、DACが付加される分、送信フロントエンドの消費電力が増加してしまうという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、簡素な回路構成により高速かつ低消費電力でPAM用の多値のLD駆動信号を生成できるLDドライバを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるDMLドライバは、n(nは2以上の整数)ビットのディジタル入力信号に基づいてLDを駆動することにより、PAM伝送用の光伝送信号を出力する送信フロントエンドで用いられるDMLドライバであって、前記ディジタル入力信号のビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DRkを備え、前記電流引き抜き回路DRkは、当該ビットkのビット値Dkに応じて、前記LDに供給されている一定電流ICCからの、当該ビットkに対して予め設定されている設定電流値Ik分の引き抜きを制御するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記DMLドライバの一構成例は、前記ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流値I0とした場合、前記設定電流値Ikは、Ik=2k×I0に設定されているものである。
また、本発明にかかる上記DMLドライバの一構成例は、前記電流引き抜き回路DRkが、前記基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子と、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するトランジスタとの直列回路が、2k個だけ互いに並列接続されてなるものである。
また、本発明にかかる上記DMLドライバの一構成例は、前記電流引き抜き回路DRkが、前記設定電流値Ik分の電流が流れる抵抗素子と、当該抵抗素子に直列接続されて、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作する、互いに並列接続された2k個のトランジスタとからなるものである。
また、本発明にかかる上記DMLドライバの一構成例は、前記電流引き抜き回路DRkが、前記設定電流値Ik分の引き抜きを行う電流源と、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するスイッチとの直列回路と等価であるものである。
また、本発明にかかる上記DMLドライバの一構成例は、前記電流引き抜き回路DRkが、前記一定電流ICCから前記設定電流値Ik分の引き抜きを行う電流源として、設定電流値I0,I1,…,In-1を可変設定できる可変電流源を有するものである。
また、本発明にかかる送信フロントエンドは、n(nは2以上の整数)ビットのディジタル入力信号DINに基づいて、前述したいずれかのDMLドライバによりLDを駆動することにより、PAM伝送用の光伝送信号を出力するようにしたものである。
本発明によれば、DACを介すことなく、多値変調されたディジタル入力信号をそのままDMLドライバに入力するだけで、ディジタル入力信号に応じた多値のLD駆動信号をLDに供給することができる。このため、簡素な回路構成により高速かつ低消費電力でPAM用のLD駆動信号を生成することが可能となる。
したがって、LDドライバの前段にDACを設ける必要がなくなるため、従来の送信フロントエンド構成において必要であったDACを省くことができ、結果としてPAM伝送用送信フロントエンドにおける回路規模および消費電力を大幅に削減できるとともに、高速応答性を改善することが可能となる。
第1の実施の形態にかかるDMLドライバを用いた送信フロントエンドの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド10(2ビット入力)の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(2ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(0,0)における動作例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(0,1)における動作例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(1,0)における動作例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(1,1)における動作例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の駆動電流特性図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の光出力特性図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の入出力特性を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の駆動電流特性図である。 第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の光出力特性図である。 第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(2ビット入力)の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(2ビット入力)の他の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(nビット入力)の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(nビット入力)の他の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかる送信フロントエンド(2ビット入力)の構成例である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の構成を示す回路図である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の駆動電流特性図である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の光出力特性図である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の駆動電流特性図である。 第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の光出力特性図である。 従来の100GBase−LR4/ER4の伝送システムの概略構成を示す図である。 従来の送信フロントエンドの構成例である。 従来の送信フロントエンドのOFF動作を示す説明図である。 従来の送信フロントエンドのON動作を示す説明図である。 従来のPAM伝送における送信システムの構成例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド10と、この送信フロントエンド10で用いられるPAM(Pulse Amplitude Modulation)用DA変換機能付きのDML(Directly Modulated Laser)ドライバ11とについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるDMLドライバを用いた送信フロントエンドの構成を示すブロック図である。
送信フロントエンド10は、入力されたディジタルの入力データDS(ベースバンド)を多値変調するDSP(Digital Signal Processor)20から出力されたn(nは2以上の整数)ビット幅を持つディジタル入力信号DINから、PAM光伝送信号フォーマットの光伝送信号POUTを出力する機能を有している。本実施の形態にかかる送信フロントエンド10は、LD部12のLD(Laser Diode:レーザダイオード)を駆動するLDドライバとして、PAM用DA変換機能付きのDMLドライバ11を用いていることを特徴とする。
一般に、PAM伝送における送信システムでは、入力されたディジタルの入力データDS(ベースバンド)がDSP20により多値変調された後、ディジタル入力信号DINとして送信フロントエンドに入力される。前述の図31に示した従来の送信フロントエンドでは、LDドライバの前段にDAC(Digital-to-Analog Converter)を設けて、多値変調されたディジタル入力信号DINを多値のアナログ信号に変換した後、LDドライバに入力する構成となっていた。
本実施の形態では、送信フロントエンド10のLDドライバとして、PAM用DA変換機能付きのDMLドライバ11を用いている。このため、DSP20で多値変調されたディジタル入力信号DINをそのままDMLドライバ11に入力し、このDMLドライバ11からディジタル入力信号DINに応じた多値のLD駆動信号をLD部12に供給することができる。したがって、LDドライバの前段にDACを設ける必要がなくなり、従来の送信フロントエンド構成において必要であったDACを省くことが可能となる。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかるDMLドライバ11およびこれを用いた送信フロントエンド10の構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド10(2ビット入力)の構成を示す回路図である。図3は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(2ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。
本実施の形態にかかる送信フロントエンド10は、PAM用DA変換機能付きのDMLドライバ11と、LD部12とから構成されている。本実施の形態では、送信フロントエンド10に入力されるディジタル入力信号DINが、ビット値D1,D0からなる2(n=2)ビット幅の並列ディジタル信号である場合を例として説明する。
LD部12は、LDに対して一定電流ICCを常時供給する定電流源ISCと、この一定電流ICCとDMLドライバ11による引き抜き電流IPとの差分からなる駆動電流ILDに応じた強度の光出力Pで光伝送信号POUTを出力するLD(素子)とが並列接続された構成を有している。
DMLドライバ11は、ディジタル入力信号DINのビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DRKが、LD部12のLDに対してそれぞれ並列接続された構成を有しており、ディジタル入力信号DINのビット値D0,D1…,Dkに応じた引き抜き電流IPを一定電流ICCから引き抜く機能を有するLDドライバである。図2では、DMLドライバ11において、2ビット分の電流引き抜き回路DR0,DR1が並列接続されており、これらDR0,DR1に流れる電流の合計値が引き抜き電流IPとなる。
電流引き抜き回路DR0は、ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値I0の電流を一定電流ICCから引き抜く電流源IS0と、ビット値D0に応じてオン/オフ動作することにより、電流源IS0による設定電流値I0分の電流の引き抜きの実施有無を制御するスイッチSW0との直列回路から構成されている。
電流引き抜き回路DR1は、ビット1(k=1)に対して予め設定されている設定電流値I1の電流を一定電流ICCから引き抜く電流源IS1と、ビット値D1に応じてオン/オフ動作することにより、電流源IS1による設定電流値I1分の電流の引き抜きの実施有無を制御するスイッチSW1との直列回路から構成されている。
本実施の形態では、ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流I0とした場合、電流引き抜き回路DR0,DR1で引き抜かれる設定電流値Ikは、基準電流I0を2のk乗倍した電流値、すなわちIk=2k×I0に設定されている。具体的には、ビット値D0に対応するk=0のビットの出力電流I0=20×I0=I0であり、ビット値D1に対応するk=1のビットの出力電流I1=21×I0=2×I0である。
また、ICCはILDに対して順方向に印加されているが、DMLドライバ11による引き抜き電流IPは、ILDに対して逆方向に印加されている。このため、DMLドライバ11からの出力電流、すなわち引き抜き電流IPが大きいほど、LDへ供給されるILDが低減し、LDからの光出力Pは小さくなる。
したがって、2ビットのビット値D1,D0に従ってスイッチSW1,SW0をオン/オフ動作させることにより、D1,D0の組み合わせ(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)ごとに、図3に示すようにILDが変化し、等間隔の4値の光出力P1,P2,P3,P4を持つ光伝送信号POUTが生成可能となる。
図4は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(0,0)における動作例を示す説明図であり、図4(a)は等価回路図、図4(b)は駆動電流特性図、図4(c)は光出力特性図である。
ディジタル入力信号DINのビット値が(D1,D0)=(0,0)の場合、DMLドライバ11のスイッチSW0,SW1はともにOFFとなるため、LDの駆動電流ILDはICCに等しくなる。これによりLDから最大の光出力P4を持つ光伝送信号POUTが出力される。
図5は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(0,1)における動作例を示す説明図であり、図5(a)は等価回路図、図5(b)は駆動電流特性図、図5(c)は光出力特性図である。
ディジタル入力信号DINのビット値が(D1,D0)=(0,1)の場合、DMLドライバ11のスイッチSW0がONとなりSW1がOFFとなるため、LDの駆動電流ILDはICC−I0となる。これによりLDから光出力P3を持つ光伝送信号POUTが出力される。
図6は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(1,0)における動作例を示す説明図であり、図6(a)は等価回路図、図6(b)は駆動電流特性図、図6(c)は光出力特性図である。
ディジタル入力信号DINのビット値が(D1,D0)=(1,0)の場合、DMLドライバ11のスイッチSW0がOFFとなりSW1がONとなるため、LDの駆動電流ILDはICC−I1=ICC−2×I0となる。これによりLDから光出力P2を持つ光伝送信号POUTが出力される。
図7は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンドの入力信号(D1,D0)=(1,1)における動作例を示す説明図であり、図7(a)は等価回路図、図7(b)は駆動電流特性図、図7(c)は光出力特性図である。
ディジタル入力信号DINのビット値が(D1,D0)=(1,1)の場合、DMLドライバ11のスイッチSW0がともにONとなるため、LDの駆動電流ILDはICC−I1−I0=ICC−3×I0となる。これによりLDから最小の光出力P1を持つ光伝送信号POUTが出力される。
次に、図8〜図11を参照して、ディジタル入力信号DINが、ビット値D2,D1,D0からなる3(n=3)ビット幅の並列ディジタル信号である場合を例として説明する。図8は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の構成を示す回路図である。図9は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。図10は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の駆動電流特性図である。図11は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の光出力特性図である。
本実施の形態にかかるDMLドライバ11は、ディジタル入力信号DINのビットk(k=0,1,2)ごとに設けられた電流引き抜き回路DR0,DR1,DR2がLD部12のLDに対してそれぞれ並列接続された構成を有しており、これらDR0,DR1,DR2に流れる電流の合計値が引き抜き電流IPとなる。
電流引き抜き回路DR0,DR1は、図2と同様の構成を有している。電流引き抜き回路DR2は、ビット2(k=2)に対して予め設定されている設定電流値I2の電流を一定電流ICCから引き抜く電流源IS2と、ビット値D2に応じてオン/オフ動作することにより、電流源IS2による設定電流値I1分の電流の引き抜きの実施有無を制御するスイッチSW2との直列回路から構成されている。
本実施の形態では、ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流I0とした場合、電流引き抜き回路DR0,DR1で引き抜かれる設定電流値Ikは、基準電流I0を2のk乗倍した電流値、すなわちIk=2k×I0に設定されている。具体的には、ビット値D0に対応するk=0のビットの出力電流I0=20×I0=I0であり、ビット値D1に対応するk=1のビットの出力電流I1=21×I0=2×I0であり、ビット値D2に対応するk=2のビットの出力電流I2=22×I0=4×I0である。
したがって、3ビットのビット値D2,D1,D0に従ってスイッチSW2,SW1,SW0をオン/オフ動作させることにより、D2,D1,D0の組み合わせ(0,0,0),(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)ごとに、図10に示すようにILDが変化し、図11に示すように等間隔の8値の光出力P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8を持つ光伝送信号POUTが生成可能となる。
次に、図12〜図15を参照して、ディジタル入力信号DINが、ビット値D0,D1,…,Dn-1からなるnビット幅の並列ディジタル信号である場合を例として説明する。図12は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の構成を示す回路図である。図13は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の入出力特性を示す説明図である。図14は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の駆動電流特性図である。図15は、第1の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の光出力特性図である。
本実施の形態にかかるDMLドライバ11は、ディジタル入力信号DINのビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DR0,DR1,…,DRn-1がLD部12のLDに対してそれぞれ並列接続された構成を有しており、これらDR0,DR1,…,DRn-1に流れる電流の合計値が引き抜き電流IPとなる。
電流引き抜き回路DRkは、図2と同様に、ビットkに対して予め設定されている設定電流値Ikの電流を一定電流ICCから引き抜く電流源ISkと、ビット値Dkに応じてオン/オフ動作することにより、電流源ISkによる設定電流値Ik分の電流の引き抜きの実施有無を制御するスイッチSWkとの直列回路から構成されている。
本実施の形態では、ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流I0とした場合、電流引き抜き回路DR0,DR1で引き抜かれる設定電流値Ikは、基準電流I0を2のk乗倍した電流値、すなわちIk=2k×I0に設定されている。具体的には、ビット値D0に対応するk=0のビットの出力電流I0=20×I0=I0であり、ビット値D1に対応するk=1のビットの出力電流I1=21×I0=2×I0であり、ビット値Dn-1に対応するk=n−1のビットの出力電流In-1=2n-1×I0である。
したがって、nビットのビット値Dn-1,…,D1,D0に従ってスイッチSW2,…,SW1,SW0をオン/オフ動作させることにより、Dn-1,…,D1,D0の組み合わせ(0,0,…,0),(0,0,…,1),…,(1,1,…,1)ごとに、図14に示すようにILDが変化し、図15に示すように2n=m値の光出力P1,P2,…,Pmを持つ光伝送信号POUTが生成可能となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ディジタル入力信号DINのビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DRkを備え、電流引き抜き回路DRkにより、当該ビットkのビット値Dkに応じて、LDに供給されている一定電流ICCからの、当該ビットkに対して予め設定されている設定電流値Ik分の引き抜きを制御するようにしたものである。
これにより、DACを介すことなく、DSP20で多値変調されたディジタル入力信号DINをそのままDMLドライバ11に入力するだけで、ディジタル入力信号DINに応じた多値のLD駆動信号をLDに供給することができる。このため、簡素な回路構成により高速かつ低消費電力でPAM用のLD駆動信号を生成することが可能となる。
したがって、LDドライバの前段にDACを設ける必要がなくなるため、従来の送信フロントエンド構成において必要であったDACを省くことができ、結果としてPAM伝送用送信フロントエンドにおける回路規模および消費電力を大幅に削減できるとともに、高速応答性を改善することが可能となる。
また、本実施の形態では、ディジタル入力信号DINのビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流値I0とし、各ビットkの設定電流値Ikを、Ik=2k×I0に設定するようにしたので、ディジタル入力信号DINのビット値に応じて等間隔で線形に変化する光出力Pを得ることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図16および図17を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるDMLドライバ11およびこれを用いた送信フロントエンド10の構成について詳細に説明する。図16は、第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(2ビット入力)の構成を示す回路図である。図17は、第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(2ビット入力)の他の構成を示す回路図である。
本実施の形態では、DMLドライバ11で用いる電流引き抜き回路DRkの具体的な回路構成について説明する。なお、第1の実施の形態で説明したように、DMLドライバ11の電流引き抜き回路DRkは、設定電流値Ikを一定電流ICCから引き抜く電流源と、ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するスイッチSWkとの直列回路と等価な回路であればよく、本実施の形態にかかる回路構成に限定されるものではない。
図16の構成例では、ビット0に対応する電流引き抜き回路DR0は、基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子R0と、ビット値D0に応じてオン/オフ動作するトランジスタQとの直列回路から構成されている。また、ビット1に対応する電流引き抜き回路DR1は、基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子R0と、ビット値D1に応じてオン/オフ動作するトランジスタQとの直列回路が、2個だけ互いに並列接続された構成を有している。なお、本実施の形態ではトランジスタQとしてバイポーラトランジスタを用いた場合を例として説明するが、MOSトランジスタなど他の一般的なスイッチング素子やスイッチング回路を用いてもよい。
ここで、抵抗素子R0に流れる基準電流値I0は、トランジスタQとのオン抵抗を無視すると、VLDを抵抗素子R0の抵抗値で除算した電流値で一定となる。これにより、1つの直列回路では、基準電流値I0分の電流の引き抜き有無が制御されるため、電流引き抜き回路DR1では、2×I0分の電流の引き抜き有無が制御される。
一方、図17の構成例では、ビット0に対応する電流引き抜き回路DR0は、基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子R0と、ビット値D0に応じてオン/オフ動作するトランジスタQとの直列回路から構成されている。また、ビット1に対応する電流引き抜き回路DR1は、ビット1に対応する設定電流値I1分の電流が流れる抵抗素子R1と、ビット値D1に応じてオン/オフ動作する、互いに並列接続された2個のトランジスタQとが直列接続された構成を有している。
ここで、抵抗素子R0,R1に流れる設定電流値I0,I1は、それぞれVLDを抵抗素子R0,R1の抵抗値で除算した電流値で一定となる。この際、抵抗素子R1の抵抗値が抵抗素子R0の基準抵抗値の1/2に設定されており、電流引き抜き回路DR1では、2×I0分の電流の引き抜き有無が制御される。したがって、図16の回路構成と比較して、DMLドライバ11内の抵抗素子数を2個に削減することができる。
また、図18は、第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(nビット入力)の構成を示す回路図であり、図16の回路構成をnビットに一般化したものである。すなわち、ビットkに対応する電流引き抜き回路DRkは、基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子R0と、ビット値D1に応じてオン/オフ動作するトランジスタQとの直列回路が、2k個だけ互いに並列接続された構成を有している。これにより、1つの直列回路では、基準電流値I0分の電流の引き抜き有無が制御されるため、電流引き抜き回路DRkでは、2×I0分の電流の引き抜き有無が制御される。
一方、図19は、第2の実施の形態にかかるDMLドライバ(nビット入力)の他の構成を示す回路図であり、図17の回路構成をnビットに一般化したものである。すなわち、ビットkに対応する電流引き抜き回路DRkは、ビットkに対応する設定電流値Ik分の電流が流れる抵抗素子Rkと、ビット値Dkに応じてオン/オフ動作する、互いに並列接続された2k個のトランジスタQとが直列接続された構成を有している。この際、抵抗素子Rkの抵抗値が抵抗素子R0の基準抵抗値の1/2kに設定されており、電流引き抜き回路DRkでは、2k×I0分の電流の引き抜き有無が制御される。したがって、図18の回路構成と比較して、DMLドライバ11内の抵抗素子数をn個に削減することができる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電流引き抜き回路DRkを、基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子R0と、ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するトランジスタQとの直列回路が、2k個だけ互いに並列接続された構成とするようにしたので、DMLドライバ11の回路構成を簡素化することができ、DMLドライバ11による回路占有面積を削減できる。
また、本実施の形態は、電流引き抜き回路DRkを、設定電流値Ik分の電流が流れる抵抗素子Rkと、当該抵抗素子Rkに直列接続されて、ビット値Dkに応じてオン/オフ動作する、互いに並列接続された2k個のトランジスタQとから構成したので、DMLドライバ11の回路構成をさらに簡素化することができ、DMLドライバ11による回路占有面積を大幅に削減できる。
[第3の実施の形態]
次に、図20を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるDMLドライバ11およびこれを用いた送信フロントエンド10について説明する。図20は、第2の実施の形態にかかる送信フロントエンド(2ビット入力)の構成例であり、図20(a)は等価回路図、図20(b)は駆動電流特性図、図20(c)は光出力特性図である。
第1および第2の実施の形態では、ディジタル入力信号DINのビット値に応じて等間隔で線形に変化する光出力Pを得る場合を例として説明した。本実施の形態では、光出力Pを不等間隔で得る場合について説明する。
本実施の形態において、各ビット0,1の設定電流値I0,I1は不等間隔で設定されている。例えば、図20の例では、ビット0に対応する設定電流値I0、ビット1に対応する設定電流値I1、およびLDに供給されている一定電流ICCの関係式は、0<I0<I1≦ICC−I0で表される。したがって、電流引き抜き回路DR0,DR1の電流源IS0,IS1として、設定電流値I0,I1を可変設定できる可変電流源を用いて、上記関係式を満たす範囲で設定電流値I0,I1を可変にすることで、ディジタル入力信号DINのビット値に対する光出力Pを不等間隔とすることができる。
これにより、2ビットのビット値D1,D0に従ってスイッチSW1,SW0をオン/オフ動作させることにより、D1,D0の組み合わせ(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)ごとに、図3に示すようにILDが変化し、不等間隔の4値の光出力P1,P2,P3,P4を持つ光伝送信号POUTが生成可能となる。
次に、図21〜図24を参照して、ディジタル入力信号DINが、ビット値D2,D1,D0からなる3(n=3)ビット幅の並列ディジタル信号である場合を例として説明する。図21は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の構成を示す回路図である。図22は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の入出力特性を示す説明図である。図23は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の駆動電流特性図である。図24は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(3ビット入力)の光出力特性図である。
この例では、各ビット0,1,2の設定電流値I0,I1,I2は不等間隔で設定されている。例えば、図21の例では、ビット0に対応する設定電流値I0、ビット1に対応する設定電流値I1、ビット2に対応する設定電流値I2、およびLDに供給されている一定電流ICCの関係式は、0<I0<I1、I1+I0<I2≦ICC−I1−I0で表される。したがって、電流引き抜き回路DR0,DR1,DR2の電流源IS0,IS1,IS2として、設定電流値I0,I1,I2を可変設定できる可変電流源を用いて、上記関係式を満たす範囲で設定電流値I0,I1,I2を可変にすることで、ディジタル入力信号DINのビット値に対する光出力Pを不等間隔とすることができる。
これにより、3ビットのビット値D2,D1,D0に従ってスイッチSW2,SW1,SW0をオン/オフ動作させることにより、D2,D1,D0の組み合わせ(0,0,0),(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)ごとに、図23に示すようにILDが不等間隔で変化し、図24に示すように不等間隔の8値の光出力P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8を持つ光伝送信号POUTが生成可能となる。
なお、以上では、ディジタル入力信号DINが2ビット幅または3ビット幅である場合を例として、各設定電流値に関する関係式を説明したが、これに限定されるものではない。これらをnビット幅に一般化した場合、ディジタル入力信号DINのビット組み合わせのビット合計値が増加するにしたがって、隣接するビット組み合わせで得られる引き込み電流値が単調増加すること、引き込み電流値の最大値が一定電流ICC以下であること、および、I0が0より大きいことが条件となる。
図25は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の駆動電流特性図である。図26は、第3の実施の形態にかかる送信フロントエンド(nビット入力)の光出力特性図である。この場合、k=1,2,…,n−1とすると、ビット0に対応する設定電流値I0、ビット1に対応する設定電流値I1、ビット1に対応する設定電流値I2、ビットk−1に対応する設定電流値Ik-1、ビットkに対応する設定電流値Ik、ビットn−2に対応する設定電流値In-2、ビットn−1に対応する設定電流値In-1、およびLDに供給されている一定電流ICCの関係式は、0<I0<I1<I2<…<Ik-1<Ik<…<In-2<In-1、I0+I1+I2+…+Ik-1+Ik+…+In-2<In-1、I0+I1+I2+…+Ik-1+Ik+…+In-2+In-1≦ICCで表すことができる。
したがって、これらを整理すると、Ik-1<Ik、Σi=0 n-2i<In-1、Σi=0 n-1i≦ICC、かつ、0<I0という関係式で表すことができ、この関係式を満たす範囲で設定電流値I0,I1,…,In-1を可変設定すればよい。
[第3の実施の形態の効果]
このように、電流引き抜き回路DRkは電流源ISkとして、設定電流値Ikを可変設定できる可変電流源を用いるようにしたので、ディジタル入力信号DINのビット値に対して不等間隔な光出力Pを出力することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…送信フロントエンド、11…DMLドライバ、DS…入力データ、DIN…ディジタル入力信号、DR0,DR1,DR2,〜,DRn-1,DRk…電流引き抜き回路、SW0,SW1,SW2,〜,SWn-1,SWk…スイッチ、IS0,IS1,IS2,〜,ISn-1,ISk…電流源、I0,I1,I2,〜,In-1,Ik…設定電流値、IP…引き抜き電流、12…LD部、LD…レーザダイオード、ILD…駆動電流、ISC…定電流源、ICC…定電流、P,P1,P2,〜,P8,Pm…光出力、POUT…光伝送信号、20…DSP。

Claims (7)

  1. n(nは2以上の整数)ビットのディジタル入力信号に基づいてLDを駆動することにより、PAM伝送用の光伝送信号を出力する送信フロントエンドで用いられるDMLドライバであって、
    前記ディジタル入力信号のビットk(k=0,1,…,n−1)ごとに設けられた電流引き抜き回路DRkを備え、
    前記電流引き抜き回路DRkは、当該ビットkのビット値Dkに応じて、前記LDに供給されている一定電流ICCからの、当該ビットkに対して予め設定されている設定電流値Ik分の引き抜きを制御する
    ことを特徴とするDMLドライバ。
  2. 請求項1に記載のDMLドライバにおいて、
    前記ビット0(k=0)に対して予め設定されている設定電流値を基準電流値I0とした場合、前記設定電流値Ikは、Ik=2k×I0に設定されていることを特徴とするDMLドライバ。
  3. 請求項2に記載のDMLドライバにおいて、
    前記電流引き抜き回路DRkは、前記基準電流値I0分の電流が流れる抵抗素子と、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するトランジスタとの直列回路が、2k個だけ互いに並列接続されてなることを特徴とするDMLドライバ。
  4. 請求項2に記載のDMLドライバにおいて、
    前記電流引き抜き回路DRkは、前記設定電流値Ik分の電流が流れる抵抗素子と、当該抵抗素子に直列接続されて、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作する、互いに並列接続された2k個のトランジスタとからなることを特徴とするDMLドライバ。
  5. 請求項1に記載のDMLドライバにおいて、
    前記電流引き抜き回路DRkは、前記設定電流値Ik分の引き抜きを行う電流源と、前記ビット値Dkに応じてオン/オフ動作するスイッチとの直列回路と等価であることを特徴とするDMLドライバ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のDMLドライバにおいて、
    前記電流引き抜き回路DRkは、前記一定電流ICCから前記設定電流値Ik分の引き抜きを行う電流源として、設定電流値I0,I1,…,In-1を可変設定できる可変電流源を有することを特徴とするDMLドライバ。
  7. n(nは2以上の整数)ビットのディジタル入力信号DINに基づいて、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のDMLドライバによりLDを駆動することにより、PAM伝送用の光伝送信号を出力することを特徴とする送信フロントエンド。
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