JP2016122888A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生した場合、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】ジャム検知部301は、原稿検知センサー117の検知結果及び被転写体検知センサー160の検知結果に基づいて原稿詰まり又は被転写体詰まりを検知する。再開原稿特定部302は、ジャム検知部301により原稿詰まり又は被転写体詰まりが検知された場合、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する。印刷再開部303は、ジャム検知部301が原稿詰まり又は被転写体詰まりを検知した連続印刷の開始時に原稿トレイ111に載置されていた全原稿の再載置を要求する。印刷再開部303は、画像読取位置Pに搬送された、再開原稿特定部302が特定した原稿以降の原稿画像を画像読取部120に読み取らせ、当該原稿画像を画像形成部140において被転写体上に印刷させる。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿搬送装置を備える画像形成装置に関する。
複写機や複合機等の画像形成装置では、複数の原稿の画像を連続して読み取るために原稿搬送機構が用いられている。原稿搬送機構は、原稿トレイに積載された原稿を1枚ずつ自動的に画像読取位置に搬送する。この原稿搬送機構により、画像形成装置は、各原稿を連続的に読み取ることができる。
このような原稿搬送機構を備える画像形成装置として、特許文献1は、プリンタジャムやスキャナジャム等のトラブルが発生した場合に、対処すべきトラブル部分のみの動作(原稿読取動作又は印刷出力動作)を停止させ、その他の部分は通常の動作を継続させる構成を開示している。
特開2003−259064号公報
原稿搬送機構を備える画像形成装置では、連続印刷中に、原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生すると、いずれのジャムであっても画像形成部における印刷は一旦中断される。そして、原稿搬送装置への原稿の再セットにより連続印刷が再開される。このとき、ユーザーは、一旦中断された連続印刷においてどの原稿までの印刷が完了しているかを特定し、印刷が完了した原稿の次頁以降の原稿を原稿搬送機構に再セットする。しかしながら、原稿枚数が多い場合や、画像形成部内に多くの用紙が滞在する場合、印刷が完了した原稿を特定することが困難になり、当該原稿を特定する作業のためのユーザーの負担が大きくなる。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生した場合、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、原稿搬送機構、画像読取部、原稿検知センサー、画像形成部、被転写体検知センサー、ジャム検知部、再開原稿特定部、表示部、及び印刷再開部を備える。原稿搬送機構は、原稿トレイに載置された原稿を画像読取位置へ1枚ずつ搬送する。画像読取部は、原稿搬送機構により搬送された原稿の画像を画像読取位置で読み取る。原稿検知センサーは、原稿搬送機構の原稿搬送路に配置される。画像形成部は、画像読取部が読み取った原稿画像を被転写体上に印刷する。被転写体検知センサーは、画像形成部の被転写体搬送路に配置される。ジャム検知部は、原稿検知センサーの検知結果及び被転写体検知センサーの検知結果に基づいて原稿搬送路における原稿詰まり又は被転写体搬送路における被転写体詰まりを検知する。再開原稿特定部は、ジャム検知部により原稿搬送路における原稿詰まり又は被転写体搬送路における被転写体詰まりが検知された場合、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する。表示部は、再開原稿特定部により特定された原稿をユーザーが特定するための情報を表示する。印刷再開部は、原稿トレイに再載置された原稿を画像読取部に読み取らせ、当該原稿画像を画像形成部において被転写体上に印刷させる。
この画像形成装置は、原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生した場合、ユーザーは、表示部に表示された情報に基づいて、画像読み取りを再開すべき原稿を特定することができる。したがって、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができる。
上述の画像形成装置において、再開原稿特定部は、原稿搬送機構により搬送された原稿の枚数又は画像形成部において印刷が完了した被転写体の枚数に基づいて、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する構成を採用することができる。
また、以上の画像形成装置において、表示部は、原稿束中における原稿の順序を示す番号を表示する構成を採用することができる。また、表示部は、原稿の画像の一部又は全部を表示する構成を採用することもできる。
本発明によれば、原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生した場合、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態における複合機の全体構成を示す概略構成図 本発明の一実施形態における複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態における複合機を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における複合機が実施する連続印刷再開手順の一例を示すフロー図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、原稿搬送機構を備えるデジタル複合機として本発明を具体化する。
図1は本実施形態におけるデジタル複合機の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、複合機100は、画像読取部120及び画像形成部140を含む本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102とを備える。本体101の上面にはコンタクトガラス等の透明板からなる原稿台103が設けられており、原稿台103はプラテンカバー102によって開閉されるようになっている。また、プラテンカバー102は、原稿搬送機構110と原稿トレイ111と排紙トレイ112を備えている。複合機100の前面には、ユーザーが複合機100に複写開始やその他の指示を与えたり、複合機100の状態や設定を確認したりすることができる操作パネル171が設けられている。
原稿台103の下方には、画像読取部120が設けられている。画像読取部120は、原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータ(画像データ)を生成する。原稿は、原稿台103に載置することができる。原稿台103の下方には走査光学系121が配置されている。走査光学系121は、第1キャリッジ122や第2キャリッジ123、集光レンズ124を備える。第1キャリッジ122には線状の光源131及びミラー132が設けられ、第2キャリッジ123にはミラー133及びミラー134が設けられている。光源131は原稿を照明する。ミラー132、133、134は、原稿からの反射光を集光レンズ124に導き、集光レンズ124はその光像をラインイメージセンサ125の受光面に結像する。この走査光学系121において、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123は、副走査方向135に往復動可能に設けられている。第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を副走査方向135に移動することによって、原稿台103に載置された原稿の画像をイメージセンサ125で読み取ることができる。イメージセンサ125は、受光面に入射した光像から、原稿の画像データを生成する。
また、原稿は、原稿トレイ111に載置することもできる。原稿搬送機構110は、ピックアップローラ113により原稿トレイ111にセットされた原稿を1枚ずつ原稿搬送路116へ送り出す。その原稿搬送路116上には画像読取位置Pがある。搬送ローラー114は画像読取位置Pへ原稿を搬送する。原稿トレイ111にセットされた原稿の画像を読み取る場合、画像読取部120は、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を画像読取位置Pに合わせて一時的に静止させる。原稿が画像読取位置Pを通過するとき、光源131は原稿を照明する。光源131からの光は、原稿台103を透過して原稿読取位置Pを通過する原稿において反射し、ミラー132、133、134、集光レンズ124によってイメージセンサ125に導かれる。イメージセンサ125は、受光光に基づいて、例えば、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対応する画像データを生成する。画像読取位置Pを通過した原稿は、排紙ローラー115により排紙トレイ112に排出される。
生成された画像データは、画像形成部140において被転写体である用紙に印刷することができる。また、生成された画像データは、図示しないネットワークインタフェイス等を介して、ネットワークを通じて他の機器へ送信することもできる。
画像形成部140は、画像読取部120が生成した画像データや、ネットワークに接続された他の機器から受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部140は、手差しトレイ151、給紙カセット152、153、154等から、トナー像を転写する転写部159へ用紙を給紙する。手差しトレイ151や各給紙カセット152、153、154には、様々なサイズの用紙を載置又は収容することができる。画像形成部140は、ユーザーの指定した用紙や、自動検知した原稿のサイズに応じた用紙を選択し、選択した用紙を給送ローラー155により手差しトレイ151や給紙カセット152、153、154から給紙する。給紙された用紙は被転写体搬送路156を通じて搬送され、被転写体搬送路156に設けられた搬送ローラー157やレジストローラー158で転写部159に搬送される。転写部159においてトナー像が転写された用紙は、定着器148に搬送される。定着器148は、熱と押圧力によってトナー像を用紙に定着する。定着器148を通過した用紙は排紙トレイ149へ排紙される。
原稿搬送路116において、ピックアップローラ113、搬送ローラー114及び排紙ローラー115の近傍(ここでは、下流側近傍)等の特定位置には、原稿検知センサー117が配置されている。原稿検知センサー117は、原稿搬送路116の対応位置に原稿が存在するか否かを検知する。ここでは、搬送ローラー114(原稿読取位置P)の下流側近傍の原稿検知センサー117を特定する場合は、特に、原稿読取検知センサー117aという。
同様に、被転写体搬送路156において、搬送ローラー157やレジストローラー158の近傍(ここでは、上流側近傍)や定着器148の近傍(ここでは、下流側近傍)等の特定位置には、被転写体検知センサー160が配置されている。被転写体検知センサー160は、被転写体搬送路156の対応位置に用紙が存在するか否かを検知する。ここでは、定着器148の下流側の被転写体検知センサー160を特定する場合は、特に、被転写体排出検知センサー160aという。
なお、原稿検知センサー117及び被転写体検知センサー160は、発光部及び受光部が一方面に配置された反射型フォトセンサー(フォトリフレクター)や発光部と受光部とが対向して配置された透過型フォトセンサー(フォトインターラプター)等の非接触型センサーにより構成することができる。また、アクチュエーターを備えるマイクロスイッチ等の接触型センサーを使用して構成することもできる。
図2は、複合機における制御系のハードウェア構成図である。本実施形態の複合機100は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び原稿搬送機構110、画像読取部120、画像形成部140における各駆動部に対応するドライバー205が内部バス206を介して接続されている。ROM203やHDD204等はプログラムを格納しており、CPU201はその制御プログラムの指令にしたがって複合機100を制御する。例えば、CPU201はRAM202を作業領域として利用し、ドライバー205とデータや命令を授受することにより上記各駆動部の動作を制御する。また、HDD204は、画像読取部120により得られた画像データや、他の機器からネットワークを通じて受信した画像データの蓄積にも用いられる。
内部バス206には、操作パネル171や各種のセンサー207も接続されている。操作パネル171は、ユーザーの操作を受け付け、その操作に基づく信号をCPU201に供給する。操作パネル171は、CPU201からの制御信号にしたがって自身が備えるタッチパネルディスプレイに操作画面を表示する。センサー207は、プラテンカバー102の開閉検知センサーや原稿台103上の原稿の検知センサー、定着器148の温度センサー、上述の原稿検知センサー117及び上述の被転写体検知センサー160など各種のセンサーを含む。
CPU201は、例えばROM203に格納されたプログラムを実行することで、以下の各手段(機能ブロック)を実現するとともに、これらセンサーからの信号に応じて各手段の動作を制御する。
図3は、本実施形態の複合機の機能ブロック図である。図3に示すように、複合機100は、ジャム検知部301、再開原稿特定部302、印刷再開部303、印刷制御部311及び原稿搬送制御部312を備える。
印刷制御部311は、画像形成部140における画像形成処理の実行を制御する。すなわち、印刷制御部311は、操作パネル171を通じたユーザーによる画像形成指示等に基づいて画像形成部140における画像データの印刷を実行する。
原稿搬送制御部312は、原稿搬送機構110における原稿搬送処理の実行を制御する。すなわち、原稿搬送制御部312は、操作パネル171を通じたユーザーによる画像読取指示等に基づいて原稿搬送機構110における原稿の搬送を実行する。
ジャム検知部301は、原稿検知センサー117の検知結果及び被転写体検知センサー160の検知結果に基づいて原稿搬送路116における原稿詰まり又は被転写体搬送路156における被転写体詰まり(以下、用紙詰まりともいう。)を検知する。
例えば、ジャム検知部301は、原稿検知センサー117が検知状態(原稿あり)になってから、原稿検知センサー117ごとに予め設定された指定時間が経過した後に非検知状態(原稿なし)にならない場合、その原稿検知センサー117の検知位置で原稿詰まりが発生したと判断する。なお、この指定時間には、原稿搬送路116を搬送される原稿のサイズごとに異なる値を設定することができる。
同様に、ジャム検知部301は、被転写体原稿検知センサー160が検知状態(用紙あり)になってから、被転写体検知センサー160ごとに予め設定された指定時間が経過した後に非検知状態(用紙なし)にならない場合、その被転写体検知センサー160の検知位置で被転写体詰まりが発生したと判断する。なお、この指定時間には、被転写体搬送路156を搬送される被転写体のサイズごとに異なる値を設定することができる。
本実施形態では、原稿搬送路116における原稿詰まりを検知したジャム検知部301は、その旨を原稿搬送制御部312に通知する。当該通知を受けた原稿搬送制御部312は、原稿の破損を防止するため、原稿搬送機構110における原稿搬送を直ちに停止する。また、被転写体搬送路156における用紙詰まりを検知したジャム検知部301は、その旨を印刷制御部311に通知する。当該通知を受けた印刷制御部311は、被転写体(以下、単に用紙ともいう。)の破損を防止するため、画像形成部140における用紙搬送を直ちに停止する。
再開原稿特定部302は、ジャム検知部301により原稿搬送路116における原稿詰まり又は被転写体搬送路156における被転写体詰まりが検知された場合、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する。そして、再開原稿特定部302は、特定した原稿について、ユーザーが当該原稿を原稿束から特定するための情報を操作パネル171が備えるディスプレイ(表示部)に表示する。当該情報として、例えば、原稿束中における原稿の順序(位置)を示す番号や原稿の画像を使用することができる。原稿画像としては、例えば、サムネイル画像を使用することができる。サムネイル画像は、原稿の全体に対応する画像であってもよく、原稿の一部に対応する画像であってもよい。原稿の一部に対応する画像である場合、当該画像の範囲は、例えば、ユーザーにより指定される。ユーザーは、当該画像範囲として、例えば、原稿のページ番号記載領域等を指定することができる。
特に限定されないが、本実施形態では、ディスプレイに表示する情報としての原稿画像やサムネイル画像(以下、表示用画像という。)は、画像読取部120が生成した画像データに基づいて再開原稿特定部302が生成する。ここでは、再開原稿特定部302は、画像読取部120が画像データを生成したときに表示用画像を生成する。また、再開原稿特定部302は、表示用画像に対応する原稿画像の直後の原稿画像が画像形成部140において印刷されたときに当該表示用画像を削除する。なお、サムネイル画像の生成方法は公知であるため、ここでの説明は省略する。
また、特に限定されないが、本実施形態では、再開原稿特定部302は、原稿搬送機構110により搬送された原稿の枚数又は画像形成部140において印刷が完了した用紙の枚数に基づいて、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する。
原稿搬送機構110により搬送された原稿の枚数は原稿枚数計数部304により計数される。原稿枚数計数部304は、原稿読取検知センサー117aの検知状態に基づいて、連続印刷開始指示以降に原稿読取検知センサー117aを通過した原稿の枚数を計数する。また、画像形成部140において印刷が完了した被転写体の枚数は、印刷枚数計数部305により計数される。印刷枚数計数部305は、被転写体排出検知センサー160aの検知状態に基づいて、連続印刷開始指示以降に被転写体排出検知センサー160aを通過した被転写体の枚数を計数する。
例えば、原稿搬送路116における原稿詰まりが検知された場合、原稿搬送機構110における原稿搬送は原稿搬送制御部312により直ちに停止される。この場合、原稿読取検知センサー117aを通過した原稿の画像データは、画像読取部120において生成されている。このような状況下では、画像読み取りを再開すべき原稿は、原稿搬送路116における原稿詰まりが検知された際に、原稿読取検知センサー117aを最後に通過した原稿の直後の原稿になる。すなわち、原稿枚数計数部304の計数値が「N」である場合には、「N+1」枚目の原稿が画像読み取りを再開すべき原稿になる。
ところで、以上のように原稿搬送機構110が動作を停止した状況下であっても、画像形成部140は画像形成を継続可能である。そのため、原稿搬送機構110における原稿搬送が停止された場合でも、画像読取部120において生成された画像データは、すべて用紙上に印刷することができる。この場合、印刷枚数計数部305の計数値は、原稿枚数計数部304の計数値と同一になる。すなわち、原稿枚数計数部304の計数値に代えて印刷枚数計数部305の計数値を使用することも可能である。
一方、被転写体搬送路156における用紙詰まりが検知された場合、画像形成部140における用紙搬送は印刷制御部311により直ちに停止される。この場合、被転写体排出検知センサー160aを通過した用紙に対する画像形成は正常に完了している。また、被転写体排出検知センサー160aを通過することなく、被転写体搬送路156に滞留している用紙は、定着部148を通過していないため、仮に、転写部159においてトナー像が転写されていても画像形成は完了していない。このような状況下では、画像読み取りを再開すべき原稿は、被転写体搬送路156における原稿詰まりが検知された際に、被転写体排出検知センサー160aを最後に通過した用紙に対応する原稿の直後の原稿になる。すなわち、印刷枚数計数部305の計数値が「N」である場合には、「N+1」枚目の原稿が画像読み取りを再開すべき原稿になる。
なお、画像形成部140が動作を停止した状況下であっても、画像読取部120は画像読取を継続可能である。しかしながら、画像形成部140が動作を停止した状況下で画像読取を継続すると、画像形成が完了した画像データを順次消去するという処理ができないため、画像データが蓄積され続けることになる。このような構成では、原稿枚数が多い場合、大量の画像データによりHDD204等の記憶領域が専有されてしまい、場合によっては記憶領域にオーバーフローが発生してしまう。そのため、本実施形態では、画像形成部140が動作を停止した場合、原稿搬送機構110は、原稿トレイ111からの原稿の搬出を直ちに停止するとともに、原稿搬送機構110内のすべての原稿が排紙トレイ112に搬出された時点で動作を停止する。また、画像読取部120は、画像形成部140が動作を停止した場合、直ちに、画像データの生成を中止する。
印刷再開部303は、原稿トレイ111に再載置された原稿を画像読取部120に読み取らせ、当該原稿画像を画像形成部140において用紙上に印刷させる。
図4は、複合機100が実施する連続印刷再開手順の一例を示すフロー図である。当該手順は、例えば、ユーザーが原稿トレイ111に原稿束を載置するとともに、操作パネル171を介して連続印刷の開始指示を入力したことをトリガーとして開始する。
当該手順が開始すると、ジャム検知部301が原稿搬送路116における原稿詰まり又は被転写体搬送路156における用紙詰まりの検知を開始する(ステップS401No、S402No)。原稿詰まり又は用紙詰まりが発生しなかった場合、そのまま、印刷が終了する(ステップS401Yes)。
連続印刷の過程において、ジャム検知部301が原稿詰まりを検知すると、ジャム検知部301は、上述のように、その旨を原稿搬送制御部312に通知する。当該通知に応じて原稿搬送制御部312は、原稿搬送を直ちに停止する(ステップS402Yes、S403Yes、S404)。このとき、画像形成部140では、上述のように、画像読取部120において生成された画像データがすべて用紙上に印刷される。
このとき、ジャム検知部301は、ユーザーに対し原稿詰まりの解消(ジャム解除)を要求し、原稿詰まりが解消されるまで待機する(ステップS405No)。当該要求方法は、公知の任意の手法を採用することができる。例えば、操作パネル171が備えるディスプレイに原稿詰まりが発生した箇所と、ジャムの解除方法とを示すガイダンス画面を表示することで、ジャム解除を要求することができる。
また、ジャム検知部301は、ユーザーによる原稿詰まりの解消操作完了を検知する。ジャム検知部301は、例えば、原稿詰まり検知の原因になった原稿検知センサー117が非検知状態になったこと、及び原稿搬送路116において当該原稿検知センサー117に対応する位置に滞留した原稿を取り除くために開放が必要となる原稿搬送機構110の開閉扉が開状態から閉状態になったことにより、ユーザーによる原稿詰まりの解消操作の完了を検知する。なお、原稿搬送機構110の開閉扉の開閉状態は、接触型センサー等により容易に検知することができる。
ユーザーにより原稿詰まりが解消されると、ジャム検知部301は、その旨を再開原稿特定部302に通知する。当該通知に応じて、再開原稿特定部302は、上述の手法により、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する(ステップS405Yes、S406)。
読取再開原稿を特定した再開原稿特定部302は、特定した読取再開原稿をユーザーが特定するための情報を操作パネル171のディスプレイに表示する(ステップS407)。例えば、原稿束中における原稿の順序を示す番号を表示する場合、「画像読み取りを再開すべき原稿はN番目の原稿です。」等のメッセージをディスプレイに表示する。また、原稿画像を表示する場合、「最後に印刷された原稿は以下の原稿です。」等のメッセージとともに、最後に印刷された原稿に対応する表示用画像をディスプレイに表示する。
また、このとき、再開原稿特定部302は、原稿トレイ111への読取再開原稿以降の原稿の載置をユーザーに要求するメッセージも併せてディスプレイに表示し、原稿が原稿トレイ111に載置されるまで待機する(ステップS407、S408No)。
原稿トレイ111に原稿が載置されると、印刷再開部303は、原稿搬送制御部312に原稿搬送の開始を指示する(ステップS409)。また、印刷再開部303は、印刷制御部311に原稿読取部120により読み取られた原稿画像の印刷を指示する。特に限定されないが、本実施形態では、原稿搬送制御部312は、読取再開原稿の搬送を開始する際に、画像読取部120に原稿画像の読み取り開始を指示する。なお、原稿トレイ111への原稿の載置は、原稿トレイ111の原稿載置面に設けられた公知の原稿セットセンサー313により検知することができる。
画像読取部120において画像データが生成されると、印刷制御部311は上述の印刷再開部303の指示にしたがって、当該画像データを画像形成部140において印刷する(ステップS410)。これにより、原稿詰まりにより停止された連続印刷が、その停止位置から再開されることになる。その後、原稿詰まり又は用紙詰まりが発生しなかった場合、そのまま、印刷が終了する(ステップS401No、S402No、S401Yes)。
一方、連続印刷の過程において、ジャム検知部301が用紙詰まりを検知すると、ジャム検知部301は、上述のように、その旨を印刷制御部311に通知する。当該通知に応じて印刷制御部311は、用紙搬送を直ちに停止する(ステップS402Yes、S403No、S411)。このとき、原稿搬送機構110(画像読取部120)では、上述のように、画像データの生成及び原稿の搬送が停止される。
このとき、ジャム検知部301は、原稿詰まりの場合と同様に、ユーザーに対し用紙詰まりの解消(ジャム解除)を要求し、用紙詰まりが解消されるまで待機する(ステップS405No)。
また、ジャム検知部301は、ユーザーによる用紙詰まりの解消操作完了を検知する。ジャム検知部301は、例えば、用紙詰まり検知の原因になった被転写体検知センサー160が非検知状態になったこと、及び被転写体搬送路156において当該被転写体検知センサー160に対応する位置に滞留した用紙を取り除くために開放が必要となる画像形成部140の開閉扉が開状態から閉状態になったことにより、ユーザーによる用紙詰まりの解消操作の完了を検知する。なお、画像形成部140の開閉扉の開閉状態は、接触型センサー等により容易に検知することができる。
ユーザーにより用紙詰まりが解消されると、ジャム検知部301は、その旨を再開原稿特定部302に通知する。当該通知に応じて、再開原稿特定部302は、上述の手法により、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する(ステップS405Yes、S406)。
読取再開原稿を特定した再開原稿特定部302は、特定した読取再開原稿をユーザーが特定するための情報を操作パネル171のディスプレイに表示する(ステップS407)。また、このとき、再開原稿特定部302は、原稿トレイ111への読取再開原稿以降の原稿の載置をユーザーに要求するメッセージも併せてディスプレイに表示し、原稿が原稿トレイ111に載置されるまで待機する(ステップS407、S408No)。以降の処理は、上述のとおりである。
なお、上述の実施形態では、原稿トレイ111に原稿が載置されたときに、自動的に、印刷が再開される構成としたが、原稿トレイ111に原稿が載置された後、ユーザーにより操作パネル171を通じた印刷再開指示があるまで、待機する構成であってもよい。
以上説明したように、複合機100では、原稿搬送機構110での原稿搬送ジャムや画像形成部140での用紙搬送ジャムが発生した場合、ユーザーは、表示部に表示された情報に基づいて、画像読み取りを再開すべき原稿を特定することができる。したがって、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができる。
また、上述のように、原稿搬送ジャムや用紙搬送ジャムが発生した場合、原稿搬送機構110における原稿搬送は停止されるため、ユーザーは、原稿トレイ111の最上位の原稿、排紙トレイ112の最上位の原稿(最後に排出された原稿)、原稿搬送機構110内に滞留した原稿等の限られた原稿から、表示部に表示された情報を参照して、画像読み取りを再開すべき原稿を速やかに特定することができる。
さらに、複合機100では、原稿搬送機構110での原稿搬送ジャムや画像形成部140での用紙搬送ジャムが発生した場合に、原稿の画像データを、通常時以上に保持することもないため、画像データを保持する記憶領域が比較的小さい低コストの装置にも適用可能である。また、原稿束中における原稿の順序を示す番号を表示する構成では、小型のディスプレイ等しか備えない装置にも適用可能である。
なお、上述した実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、表示部に表示される情報は、ユーザーが読取再開原稿を特定することが可能であればよく、上記において例示した情報に限らず任意の情報を使用することができる。
また、図4に示したフローチャートは、等価な作用を奏する範囲において各ステップの順序を適宜変更可能である。例えば、再開原稿特定部302による読取再開原稿特定処理(ステップS406)は、原稿搬送が開始されるまでに実施されていればよい。例えば、ジャム検知時(ステップS403)の直後に実施されてもよく、原稿載置検知(ステップS408)の直後に実施されてもよい。
さらに、上述の実施形態では、デジタル複合機として本発明を具体化したが、デジタル複合機に限らず、複写機等の画像読取部を備える任意の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
本発明によれば、原稿搬送機構での原稿搬送ジャムや画像形成部での用紙搬送ジャムが発生した場合、連続印刷を再開する際のユーザーの負担を軽減することができ、画像形成装置として有用である。
100 複合機(画像形成装置)
110 原稿搬送機構
111 原稿トレイ
116 原稿搬送路
117 原稿検知センサー
120 画像読取部
140 画像形成部
156 被転写体搬送路
160 被転写体検知センサー
171 操作パネル(表示部)
301 ジャム検知部
302 再開原稿特定部
303 印刷再開部
304 原稿枚数計数部
305 印刷枚数計数部
P 画像読取位置

Claims (4)

  1. 原稿トレイに載置された原稿を画像読取位置へ1枚ずつ搬送する原稿搬送機構と、
    前記原稿搬送機構により搬送された原稿の画像を画像読取位置で読み取る画像読取部と、
    前記原稿搬送機構の原稿搬送路に配置された原稿検知センサーと、
    前記画像読取部が読み取った原稿画像を被転写体上に印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部の被転写体搬送路に配置された被転写体検知センサーと、
    前記原稿検知センサーの検知結果及び前記被転写体検知センサーの検知結果に基づいて前記原稿搬送路における原稿詰まり又は前記被転写体搬送路における被転写体詰まりを検知するジャム検知部と、
    前記ジャム検知部により前記原稿搬送路における原稿詰まり又は前記被転写体搬送路における被転写体詰まりが検知された場合、画像読み取りを再開すべき原稿を特定する再開原稿特定部と、
    前記再開原稿特定部により特定された原稿をユーザーが特定するための情報を表示する表示部と、
    前記原稿トレイに再載置された原稿を前記画像読取部に読み取らせ、当該原稿画像を前記画像形成部において被転写体上に印刷させる印刷再開部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記再開原稿特定部は、前記原稿搬送機構により搬送された原稿の枚数又は前記画像形成部において印刷が完了した被転写体の枚数に基づいて、前記画像読み取りを再開すべき原稿を特定する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記表示部は、原稿束中における原稿の順序を示す番号を表示する請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部は、原稿の画像の一部又は全部を表示する請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
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