JP2016120529A - ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法 - Google Patents

ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができるロボットを提供すること。
【解決手段】ロボットは、複数の関節を有するアームと、エンドエフェクターと、制御部とを備え、制御部は、アームを移動させ、エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。
【選択図】図3

Description

この発明は、ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法に関する。
作業対象を把持し、把持した作業対象を用いて作業を行うロボットが研究・開発されている。
これに関連し、光を投影することによりロボットが操作する対象物を表示し、作業環境中に居る人にロボットの動作と作業内容を明示する動作予告装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−122313号公報
しかし、従来の動作予告装置では、ロボットの可動範囲を正確に把握することは困難で、作業レイアウトを決めるために多大な時間を要していた。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができるロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法を提供する。
本発明の一態様は、複数の関節を有するアームと、エンドエフェクターと、制御部とを備え、前記制御部は、前記アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とするロボットである。
この構成により、ロボットは、アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、ロボットは、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記制御部は、前記アームの構成情報を用いて、前記作業領域を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、アームの構成情報を用いて、前記作業領域を算出する。これにより、ロボットは、算出した作業領域をユーザーに知らせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域を示す複数の代表点の位置を算出し、算出した前記複数の前記代表点の位置それぞれに前記マーカーを付ける、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、作業領域を表す位置として作業領域を示す複数の代表点の位置を算出し、算出した複数の代表点の位置それぞれにマーカーを付ける。これにより、ロボットは、複数の代表点それぞれの位置に付けられたマーカーによって作業対象を設置可能な範囲をユーザーに知らせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域の境界上における前記複数の前記代表点の位置を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、作業領域を表す位置として作業領域の境界上における複数の代表点の位置を算出する。これにより、ロボットは、アームが移動する複数の位置によって作業対象を設置可能な範囲を、より確実にユーザーに知らせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットにおいて、前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域の境界上の各点の位置を算出し、算出した前記境界上の各点に基づいて、前記境界をなぞるように前記マーカーを付ける、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットは、作業領域を表す位置として作業領域の境界上の各点の位置を算出し、算出した境界上の各点に基づいて、境界をなぞるようにマーカーを付ける。これにより、ロボットは、マーカーにより示された境界によってユーザーに作業対象を設置可能な範囲を知らせることができる。
また、本発明の他の態様は、複数の関節を有するアームと、エンドエフェクターとを備えるロボットと、前記ロボットを動作させる制御装置と、を含み、前記制御装置は、前記アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする、ロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、アームを移動させ、エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、ロボットシステムは、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットが備えるアームを移動させ、前記ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする制御装置である。
この構成により、制御装置は、ロボットが備えるアームを移動させ、ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、制御装置は、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットが備えるアームを移動させ、前記ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする制御方法である。
この構成により、制御方法は、ロボットが備えるアームを移動させ、ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、制御方法は、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
以上により、ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法は、アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法は、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
第1実施形態に係るロボットシステム1の一例を示す構成図である。 制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 制御装置30がロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るロボットシステム1の一例を示す構成図である。 制御装置30aの機能構成の一例を示す図である。 制御装置30aがロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るロボットシステム1の一例を示す構成図である。ロボットシステム1は、1以上の撮像部を備えるロボット20と、制御装置30を具備する。
ロボットシステム1は、作業台TBの上面の一部又は全部の領域を利用してロボット20に所定の作業を行わせる。以下では、説明の便宜上、ロボット20が所定の作業を行う領域を作業領域と称して説明する。図1において、作業領域を領域Aによって示し、以下、領域Aを作業領域Aと称して説明する。所定の作業とは、例えば、作業領域A内のある位置において作業対象を把持し、把持された作業対象を作業領域A内の他の位置に配置する作業等である。なお、所定の作業は、これに代えて、作業領域A内のある位置に配置された道具を把持し、把持された道具によって作業領域A内の他の位置に配置された作業対象に対して加工等を行う作業等の他の作業であってもよい。
すなわち、作業領域Aとは、ロボットにより行われる動作によって所定の目的を達成可能な領域を示す。所定の目的とは、所定の作業の完遂等を示す。より具体的には、例えば、作業領域Aは、ロボット20のエンドエフェクターの所定の部位が届く作業台TBの上面の一部又は全部の領域や、ロボット20のエンドエフェクターが作業台TBにおいて所定の作業を行うために必要な姿勢を実現することが可能な領域等を示す。なお、作業領域Aは、この一例において、作業台TBの上面における何らかの平面的な領域であるが、これに代えて例えば、ロボット20によって指し示すことが可能な立体的な領域(空間)であってもよく、棚や立体的な治具の一部分(例えば、棚の3〜5段目等)を含む領域であってもよい。作業領域Aは、所定の目的を達成可能な領域の一例である。
作業台TBは、この一例において、ロボット20が作業を行うために用いる台やテーブル等であるが、これに代えて、床面や壁面等であってもよい。ロボットシステム1は、ロボット20に所定の作業を行わせる前に、ロボット20が備える1以上の撮像部によって作業領域よりも広い範囲(この一例において、作業台TBの上面を含む範囲)を撮像する。そして、ロボットシステム1は、撮像した撮像画像であって、作業領域よりも広い範囲を含む撮像画像に基づいて、作業台TBの上面における作業領域Aを示す位置をロボット20に指し示させる。
作業台TBの上面における作業領域Aを示す位置をロボット20に指し示させる方法は、例えば、ロボット20にペンやスタンプを把持させ、そのペンやスタンプによって印を付けさせる方法であってもよく、単にロボット20がマニピュレーターの先端に設けられたエンドエフェクターを、作業領域Aを示す位置まで移動させる方法等、他の方法であってもよい。この一例では、作業台TBの上面における作業領域Aを示す位置に印を付けるためのペンをロボット20が予め把持しており、このペンによってロボット20が作業領域Aを示す位置に印を付けるとして説明する。なお、ペンによってロボット20が印を付ける作業領域Aを示す位置は、所定の目的を達成可能な領域の境界上の任意の位置の一例である。
以下、ロボットシステム1が具備するロボット20と、制御装置30について説明する。
ロボット20は、第1動撮像部11と、第2動撮像部12と、第1固定撮像部21と、第2固定撮像部22と、第1エンドエフェクターEND1と、第2エンドエフェクターEND2と、第1マニピュレーターMNP1と、第2マニピュレーターMNP2と、図示しない複数のアクチュエーターを備えた双腕ロボットである。
双腕ロボットとは、第1エンドエフェクターEND1と第1マニピュレーターMNP1(又は第1マニピュレーターMNP1のみ)によって構成されるアーム(以下、第1アームと称する)と、第2エンドエフェクターEND2と第2マニピュレーターMNP2(又は第2マニピュレーターMNP2のみ)によって構成されるアーム(以下、第2アームと称する)との2本のアームを有するロボットを示す。この一例において、第1エンドエフェクターEND1及び第2エンドエフェクターEND2はそれぞれ、物体を把持可能な爪部を備える構成であるとするが、これに代えて、他の作業に特化した機能部(例えば、ドライバー等)を備える構成であってもよい。
なお、ロボット20は、双腕ロボットに代えて、単腕ロボットであってもよい。単腕ロボットとは、1本のアームを有するロボットを示し、例えば、前述の第1アームと第2アームのうちいずれか一方を有するロボットを示す。また、ロボット20は、さらに制御装置30を内蔵し、内蔵された制御装置30により制御される。なお、ロボット20は、制御装置30を内蔵する構成代えて、外部に設置された制御装置30により制御される構成であってもよい。
第1アームは、それぞれが7軸垂直多関節型となっており、支持台と第1マニピュレーターMNP1と第1エンドエフェクターEND1とがアクチュエーターによる連携した動作によって7軸の自由度の動作を行うことができる。また、第1アームは、第1動撮像部11を備える。
第2アームは、それぞれが7軸垂直多関節型となっており、支持台と第2マニピュレーターMNP2と第2エンドエフェクターEND2とがアクチュエーターによる連携した動作よって7軸の自由度の動作を行うことができる。また、第2アームは、第2動撮像部12を備える。
なお、第1アームと第2アームはそれぞれ、6自由度(6軸)以下で動作するものであってもよく、8自由度(8軸)以上で動作するものであってもよい。
第1動撮像部11は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。第1動撮像部11は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によって行われる。なお、第1動撮像部11と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第1動撮像部11は、図1に示したように第1アームを構成する第1マニピュレーターMNP1の一部に備えられており、第1アームの動きによって移動することが可能である。なお、第1動撮像部11は、静止画像を第1動撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、動画像を第1動撮像画像として撮像する構成であってもよい。
第2動撮像部12は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。
第2動撮像部12は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、第2動撮像部12と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。第2動撮像部12は、図1に示したように第2アームを構成する第2マニピュレーターMNP2の一部に備えられており、第2アームの動きによって移動することが可能である。なお、第2動撮像部12は、静止画像を第2動撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、動画像を第2動撮像画像として撮像する構成であってもよい。
第1固定撮像部21は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。第1固定撮像部21は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、第2動撮像部12と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第1固定撮像部21は、この一例において、作業台TBの上面を含む範囲を撮像可能な位置に設置されている。以下では、第1固定撮像部21により撮像される静止画像を第1固定撮像画像と称して説明する。なお、第1固定撮像部21は、静止画像を第1固定撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、動画像を第1固定撮像画像として撮像する構成であってもよい。
第2固定撮像部22は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。第2固定撮像部22は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、第2固定撮像部22と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第2固定撮像部22は、この一例において、第1固定撮像部21と同様の撮像範囲(作業台TBの上面を含む範囲)を撮像可能な位置に設置されている。以下では、第2固定撮像部22により撮像される静止画像を第2固定撮像画像と称して説明する。なお、第2固定撮像部22は、静止画像を第2固定撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、動画像を第2固定撮像画像として撮像する構成であってもよい。
また、これらの第1固定撮像部21と第2固定撮像部22は、ステレオカメラとして図1に点線で示したようにロボット20の一部としてロボット20の頭頂部Hに設置される構成であるとするが、これに代えて、ロボット20とは別体として作業台TBの上面を含む範囲を撮像可能な位置に設置される構成であってもよい。以下では、説明の便宜上、第1固定撮像画像と第2固定撮像画像をまとめてステレオ撮像画像と称して説明する。また、ロボット20は、第1固定撮像部21と第2固定撮像部22のうちいずれか一方のみを備える構成であってもよく、3台以上の撮像部であって第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22のように固定された撮像部を備える構成であってもよい。
ロボット20は、例えば、ロボット20に内蔵されている制御装置30とケーブルによって通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、ロボット20と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。
本実施形態において、ロボット20が備える各機能部は、ロボット20に内蔵された制御装置30から制御信号を取得し、取得した制御信号に基づいて、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによって作業台TB上における作業領域Aを示す位置を指し示す。
なお、以下の説明において、第1アームが行う動作は、第2アームによって行われてもよく、第2アームが行う動作は、第1アームによって行われてもよい。換言すると、ロボット20は、第1エンドエフェクターEND1によって指し示した作業領域Aを示す位置を、第2エンドエフェクターEND2によって指し示す構成であってもよい。この場合、第1アームと第2アームが行う動作は、以下の説明において入れ替わるとする。なお、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2が指し示す位置を分担することによって作業領域Aを示す位置を指し示す構成であってもよい。
制御装置30は、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22により作業台TBの上面を含む範囲を撮像し、撮像されたステレオ撮像画像に基づいて作業台TBの上面上の各点の位置を算出する。この一例において、作業台TBの上面は、平面である場合について説明するが、これに限られず、例えば、凹凸を有する面であってもよい。制御装置30は、算出された作業台TBの上面上の各点の位置に基づいて、作業領域Aを示す範囲を算出する。制御装置30は、算出された作業領域Aを示す範囲に基づいて、作業領域Aを示す複数の点(以下、代表点と称する)の位置を算出する。そして、制御装置30は、算出された複数の代表点の位置に基づいて第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによってそれぞれの代表点の位置に印(マーカー)を付けるようにロボット20を制御する。
図1において、位置P1〜P4は、作業領域Aを示す複数の点(すなわち、代表点)の一例である。なお、図1において、作業領域Aは、長方形状の範囲であるが、これに代えて、円形状や楕円形状の範囲等、他の形状の範囲であってもよい。このように、制御装置30は、ロボット20に作業領域Aを示す位置を指し示させることで、作業台TBの上面に対する作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。作業対象とは、例えば、ロボット20が作業を行う際に把持する工業製品やその部品、作業を行うための治具や道具、各種の部品を配置するトレイ等であるが、ロボット20により作業を行うことが可能な物体であれば他の物体でもよい。
なお、制御装置30は、ステレオ撮像画像に基づいて作業台TBの上面上の各点の位置を算出する構成に代えて、第1固定撮像画像と第2固定撮像画像のうちいずれか一方に基づいて作業台TBの上面上の各点の位置を算出する構成であってもよい。また、制御装置30は、第1動撮像部11及び第2動撮像部12によって作業台TBの上面を含む範囲をステレオ撮像することによって作業台TBの上面上の各点の位置を算出する構成であってもよく、第1動撮像部11と、第2動撮像部12と、第1固定撮像部21と、第2固定撮像部22とのうちの1以上の撮像部によって作業台TBの上面上の各点の位置を算出する構成であってもよい。
次に、図2を参照して、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図2は、制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34と、表示部35を備え、通信部34を介してロボット20の各機能部と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラム等を格納する。なお、記憶部32は、制御装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、タッチパネルとして表示部と一体に構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
表示部35は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルである。
次に、図3を参照して、制御装置30の機能構成について説明する。図3は、制御装置30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33と、表示部35と、画像取得部36と、制御部37を備える。制御部37が備える機能部のうち一部又は全部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
画像取得部36は、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22からステレオ撮像画像を取得する。画像取得部36は、取得されたステレオ撮像画像を制御部37に出力する。
制御部37は、制御装置30の全体を制御する。制御部37は、表示制御部40と、撮像制御部42と、範囲算出部44と、代表点位置算出部46と、ロボット制御部48を備える。
表示制御部40は、ユーザーがロボット20に指し示させたい作業領域Aの種類を、ユーザーに選択させるためのGUI(Graphical User Interface)を生成し、生成されたGUIを表示部35に表示させる。作業領域Aの種類とは、例えば、以下の4つである。
1)第1エンドエフェクターEND1の最大到達範囲
2)第2エンドエフェクターEND2の最大到達範囲
3)第1エンドエフェクターEND1及び第2エンドエフェクターEND2それぞれの最大到達範囲を合わせた範囲
4)登録作業を実行可能な範囲
ここで、登録作業とは、入力受付部33により予め登録されたロボット20に行わせるための何らかの作業を示す。なお、作業領域Aの種類は、上記の4つの種類に限られず、他の種類を含む5つ以上の種類であってもよい。また、作業領域Aの種類は、他の種類を含む3つ以下の種類であってもよく、上記の1)〜4)のうちの任意の組み合わせによる3つ以下の種類であってもよい。
撮像制御部42は、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22が作業台TBの上面を含む範囲を撮像するように制御する。
範囲算出部44は、画像取得部36により取得された作業台TBの上面を含む範囲が撮像されたステレオ撮像画像に基づいて作業領域を示す範囲を算出する。
代表点位置算出部46は、範囲算出部44により算出された作業領域を示す範囲に基づいて代表点の位置を算出する。
ロボット制御部48は、代表点位置算出部46により算出された代表点の位置に基づいて、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによって代表点の位置に印を付けるようにロボット20を制御する。
以下、図4を参照して、制御装置30がロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理について説明する。図4は、制御装置30がロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、表示制御部40は、ユーザーがロボット20に指し示させたい作業領域Aの種類を、ユーザーに選択させるためのGUIを生成し、生成されたGUIを表示部35に表示させる(ステップS100)。
次に、範囲算出部44は、GUIを介して入力受付部33により受け付けられた操作に基づいて、算出する作業領域Aの種類を選択する(ステップS110)。次に、撮像制御部42は、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22に作業台TBの上面を含む範囲をステレオ撮像させる(ステップS120)。次に、範囲算出部44は、画像取得部36からステップS120でステレオ撮像されたステレオ撮像画像を取得する。そして、範囲算出部44は、取得されたステレオ撮像画像と、ステップS110で選択した作業領域Aの種類とに基づいて、作業領域Aを示す範囲を算出する(ステップS130)。ここで、範囲算出部44による作業領域Aを示す範囲の算出処理について説明する。
範囲算出部44は、画像取得部36から作業台TBの上面を含む範囲が撮像されたステレオ撮像画像を取得すると、取得されたステレオ撮像画像に基づいて作業台TBの上面上の各点の位置を算出する。また、範囲算出部44は、記憶部32からロボット20の構成情報を読み込む。ロボット20の構成情報とは、例えば、以下のA)〜H)までの8つの情報を含む。
A)第1マニピュレーターMNP1が備える複数のリンクそれぞれの長さ(以下、リンク長と称する)を示す情報
B)第1マニピュレーターMNP1が備える複数のアクチュエーターの数を示す情報
C)第1マニピュレーターMNP1が備える複数のアクチュエーターそれぞれの回転可能範囲を示す情報
D)第1エンドエフェクターEND1の形状・構造を示す情報
E)第2マニピュレーターMNP2が備える複数のリンクそれぞれのリンク長を示す情報
F)第2マニピュレーターMNP2が備える複数のアクチュエーターの数を示す情報
G)第2マニピュレーターMNP2が備える複数のアクチュエーターそれぞれの回転可能範囲を示す情報
H)第2エンドエフェクターEND2の形状・構造を示す情報
範囲算出部44は、算出された作業台TBの上面上の各点の位置と、読み込まれた構成情報と、ステップS110で選択した作業領域Aの種類とに基づいて、作業領域Aの種類に応じた作業領域Aを示す範囲を算出する。例えば、範囲算出部44は、ステップS110で選択した作業領域Aの種類が上記の1)であった場合、作業台TBの上面上の各点の位置及び姿勢と、読み込まれた構成情報とに基づいて、第1マニピュレーターMNP1を最大限まで伸ばしきった時に第1エンドエフェクターEND1の所定の部位が到達できる点であって作業台TBの上面上の点の位置をすべて算出する。範囲算出部44は、これらの算出された作業台TBの上面上の複数の点それぞれの位置を、作業領域Aを示す範囲として特定する。
ステップS130で範囲算出部44により作業領域Aを示す範囲が特定された後、代表点位置算出部46は、範囲算出部44により特定された作業領域Aを示す範囲に基づいて、代表点の位置を算出する(ステップS140)。なお、代表点は、作業領域Aを示す範囲の輪郭上の点であることが望ましいが、これに限られず、作業領域Aを表すことができる代表的な点であれば、作業領域Aを示す範囲の輪郭上の点とは異なる他の点であってもよい。ただし、そのような点は、ユーザーが作業領域Aを示す範囲の外側に所定の作業に係る何らかの物体を配置してしまうことがないように、作業領域Aを示す範囲の輪郭の内側であることが望ましい。
次に、ロボット制御部48は、ステップS140で代表点位置算出部46により算出された代表点の位置に対して、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによってロボット20に印を付けさせる(ステップS150)。
なお、代表点位置算出部46は、範囲算出部44により特定された作業領域Aを示す範囲に基づいて、作業領域Aを示す範囲の境界上のすべての点を代表点として算出する構成であってもよい。その場合、ロボット制御部48は、代表点位置算出部46により算出された複数の代表点に基づいて、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによって、作業領域Aを示す範囲の境界をなぞるようにロボット20に印を付けさせる。
以上説明したように、本実施形態におけるロボットシステム1は、第1アームと第2アームのうちいずれか一方又は両方を移動させ、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付ける。これにより、ロボットシステム1は、作業対象の設置に係る作業の効率化を図ることができる。
また、ロボットシステム1は、第1アームと第2アームのうちいずれか一方又は両方の構成情報を用いて、作業領域を算出する。これにより、ロボットシステム1は、算出した作業領域をユーザーに知らせることができる。
また、ロボットシステム1は、作業領域を表す位置として、作業領域を示す複数の代表点の位置を算出し、算出した複数の代表点の位置それぞれにマーカーを付ける。これにより、ロボットシステム1は、複数の代表点それぞれの位置に付けられたマーカーによって作業対象を設置可能な範囲をユーザーに知らせることができる。
また、ロボットシステム1は、作業領域を表す位置として作業領域の境界上における複数の代表点の位置を算出する。これにより、ロボットシステム1は、第1アームと第2アームのうちいずれか一方又は両方が移動する複数の位置によって作業対象を設置可能な範囲を、より確実にユーザーに知らせることができる。
また、ロボットシステム1は、作業領域を表す位置として、作業領域を示す範囲の境界上の各点の位置を算出し、算出した境界上の各点に基づいて、境界をなぞるようにマーカーを付ける。これにより、ロボットシステム1は、マーカーにより示された境界によってユーザーに作業対象を設置可能な範囲を知らせることができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、第2実施形態に係るロボットシステム1の一例を示す構成図である。第2実施形態に係るロボットシステム1は、ロボット20と、制御装置30aを備える。なお、第2実施形態では、第1の実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明する。
第2実施形態に係るロボットシステム1は、作業台TBの上面に対して、複数の作業領域それぞれを示す位置へロボット20に印を付けさせる。複数の作業領域とは、複数の所定の作業毎に、ロボット20が作業を行う領域を示す。この一例において、複数の所定の作業のそれぞれは、複数の登録作業のそれぞれとして制御装置30aに予め登録されている場合について説明する。
本実施形態において、複数の所定の作業は、所定の作業X1〜X4の4つの作業であるとするが、4つ未満の所定の作業であってもよく、5つ以上の所定の作業であってもよい。また、この一例において、複数の所定の作業はそれぞれ異なる作業であるとするが、これに代えて、複数の所定の作業の一部又は全部が同じ作業であってもよい。
図5において、領域A1は、所定の作業X1に係る作業領域であり、以下では、作業領域A1と称する。また、領域A2は、所定の作業X2に係る作業領域であり、以下では、作業領域A2と称する。また、領域A3は、所定の作業X3に係る作業領域であり、以下では、作業領域A3と称する。また、領域A4は、所定の作業X4に係る作業領域であり、以下では、作業領域A4と称する。
制御装置30aは、作業領域A1〜A4それぞれを示す範囲を示す位置へロボット20に印を付けさせる。ここで、図6を参照して、制御装置30aの機能構成について説明する。図6は、制御装置30aの機能構成の一例を示す図である。
制御装置30aは、記憶部32と、入力受付部33と、表示部35と、画像取得部36と、制御部37aを備える。
制御部37aは、表示制御部40aと、撮像制御部42と、範囲算出部44aと、領域配置部45と、代表点位置算出部46aと、ロボット制御部48を備える。
表示制御部40aは、表示制御部40の機能を有するのに加えて、領域配置部45からの要求に応じて、エラーを示す情報を表示部35に表示させる。
範囲算出部44aは、画像取得部36により取得された作業台TBの上面を含む範囲が撮像されたステレオ撮像画像に基づいて複数の作業領域それぞれを示す範囲を算出する。
領域配置部45は、ロボット20によって複数の所定の作業のすべてを実行可能な領域内に、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域それぞれを示す範囲を、それぞれの範囲が重ならないように配置する。より具体的には、領域配置部45は、まず作業領域を表す仮想空間において、複数の作業領域それぞれを示す範囲を重ならないように配置するシミュレーションを行う。なお、本実施形態において、この実行可能な領域は、作業台TBの上面の一部又は全部である。
領域配置部45は、このシミュレーションの結果に基づいて、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域それぞれを示す範囲を、ロボット20によって複数の所定の作業のすべてを実行可能な領域内に重ならないように配置可能であるか否かを判定する。領域配置部45は、この判定の結果、配置不可能であると判定した場合、表示部35にエラーを示す情報を表示させる要求を表示制御部40aへ出力する。
代表点位置算出部46aは、領域配置部45による判定の結果、配置可能であると判定された場合、領域配置部45によるシミュレーションの結果に基づいて、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域それぞれを示す範囲の代表点の位置を算出する。
以下、図7を参照して、制御装置30aがロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理について説明する。図7は、制御装置30aがロボット20に代表点の位置に印を付けさせるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、表示制御部40aは、ユーザーがロボット20に指し示させたい複数の作業領域それぞれの種類を、ユーザーに選択させるためのGUIを生成し、生成されたGUIを表示部35に表示させる(ステップS200)。
この際、例えば、表示制御部40aは、複数の所定の作業が記憶部32に記憶されているため、上述の作業領域の種類のうち、4)のみが選択可能なようにGUIを表示させる。なお、制御装置30aは、ユーザーがロボット20に指し示させたい複数の作業領域それぞれの種類をユーザーに選択させるためのGUIを表示制御部40aが表示させる構成に代えて、複数の作業領域それぞれの種類が予め登録されている構成等であってもよい。
次に、範囲算出部44aは、GUIを介して入力受付部33により受け付けられた操作に基づいて、算出する複数の作業領域A1〜A4の種類を選択する(ステップS210)。この一例において、ステップS200で表示されたGUIには、上述の作業領域の種類のうち、4)のみが選択可能なように表示されているため、作業領域A1〜A4の種類は、登録作業を実行可能な範囲として選択されるとする。
次に、撮像制御部42は、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22に作業台TBの上面を含む範囲をステレオ撮像させる(ステップS220)。次に、範囲算出部44aは、画像取得部36からステップS220でステレオ撮像されたステレオ撮像画像を取得する。そして、範囲算出部44aは、取得されたステレオ撮像画像と、ステップS210で選択した複数の作業領域A1〜A4それぞれの種類とに基づいて、複数の作業領域A1〜A4それぞれを示す範囲(面積)を算出する(ステップS230)。
次に、領域配置部45は、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域A1〜A4それぞれを示す範囲を、複数の所定の作業X1〜X4のすべてをロボット20により実行可能な領域内に、それぞれが重ならないように配置するように、作業領域を表す仮想空間においてシミュレーションを行う(ステップS240)。次に、領域配置部45は、ステップS240でのシミュレーションの結果に基づいて、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域A1〜A4それぞれを示す範囲を、複数の所定の作業X1〜X4のすべてをロボット20により実行可能な領域内に配置可能であるか否かを判定する(ステップS250)。
領域配置部45による判定の結果、配置不可能であると判定した場合(ステップS250−No)、制御部37aは、表示部35にエラーを示す情報を表示させるように表示制御部40aを制御し(ステップS280)、処理を終了する。一方、領域配置部45による判定の結果、配置可能であると判定した場合(ステップS250−Yes)、代表点位置算出部46aは、ステップS240での領域配置部45によるシミュレーションの結果に基づいて、範囲算出部44aにより算出された複数の作業領域それぞれを示す範囲の代表点の位置を算出する(ステップS260)。次に、ロボット制御部48は、ステップS260で代表点位置算出部46aにより算出された代表点の位置に基づいて、第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方に把持されたペンによってロボット20に印を付けさせる(ステップS270)。
以上説明したように、本実施形態におけるロボットシステム1は、作業台TBの上面に対して、ある1つの所定の作業Xに係る1つの作業領域Aを示す範囲を示す位置へロボット20に印を付けさせる構成に代えて、複数の所定の作業それぞれに係る複数の作業領域それぞれを示す範囲を示す位置へロボット20に印を付けさせる。これにより、ロボットシステム1は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に説明したロボットシステム1が具備するロボット20は、図1に示した腰部Cの位置にアクチュエーターを備えていてもよい。このアクチュエーターは、第1マニピュレーターMNP1の第1エンドエフェクターEND1とは反対側の端部と、第2マニピュレーターMNP2の第2エンドエフェクターEND2とは反対側の端部とのそれぞれの位置と、第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22の位置とを、アクチュエーターの回転とともに移動させる。この場合、ロボットシステム1は、腰部Cのアクチュエーターを回転させることで、第1実施形態及び第2実施形態において第1固定撮像部21及び第2固定撮像部22によりステレオ撮像された範囲よりも更に広い範囲をステレオ撮像することが可能である。これにより、ロボットシステム1は、第1実施形態及び第2実施形態よりも広い範囲において、作業領域を示す範囲を第1エンドエフェクターEND1と第2エンドエフェクターEND2のうちいずれか一方又は両方によって指し示すことができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、ロボットシステム1の制御装置30、30a)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 ロボットシステム、11 第1動撮像部、12 第2動撮像部、20 ロボット、21 第1固定撮像部、22 第2固定撮像部、30、30a 制御装置、31 CPU、32 記憶部、33 入力受付部、34 通信部、35 表示部、36 画像取得部、37、37a 制御部、40、40a 表示制御部、42 撮像制御部、44、44a 範囲算出部、45 領域配置部、46、46a 代表点位置算出部、48 ロボット制御部

Claims (8)

  1. 複数の関節を有するアームと、エンドエフェクターと、制御部とを備え、
    前記制御部は、前記アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記アームの構成情報を用いて、前記作業領域を算出する、
    ロボット。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域を示す複数の代表点の位置を算出し、算出した前記複数の前記代表点の位置それぞれに前記マーカーを付ける、
    ロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域の境界上における前記複数の前記代表点の位置を算出する、
    ロボット。
  5. 請求項1又は2に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記作業領域を表す位置として前記作業領域の境界上の各点の位置を算出し、算出した前記境界上の各点に基づいて、前記境界をなぞるように前記マーカーを付ける、
    ロボット。
  6. 複数の関節を有するアームと、エンドエフェクターとを備えるロボットと、
    前記ロボットを動作させる制御装置と、
    を含み、
    前記制御装置は、
    前記アームを移動させ、前記エンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする、
    ロボットシステム。
  7. ロボットが備えるアームを移動させ、前記ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする制御装置。
  8. ロボットが備えるアームを移動させ、前記ロボットが備えるエンドエフェクターに所定の位置姿勢を取らせた後に、作業領域を識別するための複数の認識可能なマーカーを付けることを特徴とする制御方法。
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