JP2016118701A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学式像振れ補正機構の振れに起因する像振れの影響を低減する。【解決手段】光学的に補正を行う第1の像振れ補正手段と、電子的に補正を行う第2の像振れ補正手段と、撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、振れ信号に基づいて第1の像振れ補正量を演算する第1の補正量演算手段と、第1の像振れ補正手段により駆動される光学系の一部又は撮像素子の位置を示す値を出力する位置検出手段と、第1の像振れ補正量に基づいて、第1の像振れ補正手段のための第2の像振れ補正量を演算する第2の補正量演算手段と、第1の像振れ補正量と、位置検出手段で検出された光学系の一部又は撮像素子の位置を示す値とに基づいて、第2の像振れ補正手段のための第3の像振れ補正量を演算する第3の補正量演算手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。【選択図】図3

Description

本発明は、像振れ補正機能を有する撮像装置及びその制御方法に関するものである。
撮影者の手振れ等による撮像装置の振れを検出し、この振れに起因する像振れを補正する技術の一つとして、振れに応じて像振れ補正レンズを移動させる像振れ補正技術が知られている。このような方式の像振れ補正機能を、光学式像振れ補正又は光学防振という。
また、振れに応じて撮影画像の一部を切り出して出力することにより、動画撮影時の撮影画像の振れを補正する像振れ補正機能が知られている。このような方式の像振れ補正機能を、電子式像振れ補正又は電子防振という。
また近年では動画撮影時において、特にワイド側(広角側)の像振れ補正範囲を広げることにより、歩き撮り等により生じる大きな像振れに対する像振れ補正の効果を高める技術も知られている。このとき、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用することで、より大きな補正効果が得られ、より大きな像振れにも対応可能とする技術も知られている。
このような光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する技術として次のようなものが知られている。例えば、特許文献1には、検出された像振れ信号をフィルタにより高周波の像振れ信号と低周波の像振れ信号とに分割し、高周波の像振れは光学式像振れ補正で補正し、低周波の像振れは電子式像振れ補正で補正する技術が開示されている。これにより、制御演算が効率的になり、補正効果が向上する。
また特許文献2には、像振れ量がある一定値より小さい場合は、電子式像振れ補正で補正し、像振れ量がその一定値以上の場合は、光学式像振れ補正で補正することで、補正範囲を拡大し、補正効果を向上させる技術が開示されている。
特開2010−004370号公報 特許第2803072号公報
しかしながら、上述の光学式像振れ補正はレンズ等の補正機構に対しメカニカルな制御を行うものである。したがって、光学式像振れ補正ユニットを有する撮像装置が、歩き撮り、走り撮り等による大きな振動を受けた場合、光学式像振れ補正機構の振れに起因する像振れが生じ得る。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学式像振れ補正機構の振れに起因する像振れの影響が低減された撮像装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る撮像装置は、光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、被写体像の振れを補正する方向に光学系の一部又は撮像素子を駆動させることにより、光学的に補正を行う第1の像振れ補正手段と、被写体像の振れを補正する方向に撮像素子の読み出し位置を制御することにより、電子的に補正を行う第2の像振れ補正手段と、撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、振れ信号に基づいて第1の像振れ補正量を演算する第1の補正量演算手段と、第1の像振れ補正手段により駆動される光学系の一部又は撮像素子の位置を示す値を出力する位置検出手段と、第1の像振れ補正量に基づいて、第1の像振れ補正手段のための第2の像振れ補正量を演算する第2の補正量演算手段と、第1の像振れ補正量と、位置検出手段で検出された光学系の一部又は撮像素子の位置を示す値とに基づいて、第2の像振れ補正手段のための第3の像振れ補正量を演算する第3の補正量演算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光学式像振れ補正機構の振れに起因する像振れの影響が低減された撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。 ピッチ方向、ヨー方向、ロール方向を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る像振れ補正制御部のブロック図である。 焦点距離と像振れ補正範囲の関係を示すグラフである。 焦点距離と係数Kの関係を示すグラフである。 ローリングシャッタ歪み補正の概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る像振れ補正制御部のブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、デジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラ等を含む。以下の例示的な説明では、撮像装置は、静止画像と動画の撮影機能を有するデジタルカメラとする。
撮像装置は、光学的に像振れ補正を行う光学式像振れ補正(光学防振)の機能と、電子的に像振れ補正を行う電子式像振れ補正(電子防振)の機能とを有する。撮像装置は、被写体像を形成する光学系としてズームユニット101、絞り・シャッタユニット103、像振れ補正ユニット(シフトレンズ)105及びフォーカスユニット107を含む。また、撮像装置は、これらのユニットを制御する制御部として、ズーム駆動制御部102、絞り・シャッタ駆動制御部104、像振れ補正制御部106及びフォーカス駆動制御部108をさらに含む。
ズームユニット101は、変倍(撮影倍率の変更)を行うためのズームレンズを含む。ズーム駆動制御部102は、ズームユニット101を駆動制御する。絞り・シャッタユニット103は、絞りとシャッタの機能を有する。絞り・シャッタ駆動制御部104は、絞り・シャッタユニット103を駆動制御する。像振れ補正ユニット105は光学式像振れ補正のために位置を変化させることが可能な像振れ補正レンズを含む。像振れ補正制御部106は、光学式像振れ補正及び電子式像振れ補正の制御を行う制御部であり、像振れ補正ユニット105を駆動制御する。フォーカスユニット107は、焦点調節を行うフォーカスレンズを含む。フォーカス駆動制御部108は、フォーカスユニット107を駆動制御する。
撮像装置は、撮像部109、撮像信号処理部110、映像信号処理部111及び表示部112をさらに含む。被写体から撮像装置に入射された光は、ズームユニット101、絞り・シャッタユニット103、像振れ補正ユニット105及びフォーカスユニット107を通過して、撮像部109に結像される。
撮像部109は、光学系から入射された光による被写体像を光電変換により電気信号に変換する撮像素子を含む。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号を映像信号に変換する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を用途に応じて加工する処理する。この処理の一つとして、映像信号処理部111は、像振れ補正制御部106から出力された電子式像振れ補正の補正量に応じて映像信号の切り出し位置を変更する処理を行う。表示部112は、映像信号処理部111から出力された信号に基づいて、画像の表示を行う。
撮像装置は、電源部113、外部入出力端子部114、操作部115、記憶部116、振れ検出部117及びカメラシステム制御部118をさらに含む。電源部113は、撮像装置のシステム全体に用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部114は、撮像装置と外部との間の通信信号及び映像信号の入出力を行う。操作部115は撮像装置をユーザが操作するためのインターフェースである。記憶部116は、映像情報等の様々なデータを記憶する記憶媒体である。振れ検出部117はカメラに加わる振れ量を検出するセンサを含む検出装置である。振れ検出部117は、例えばジャイロセンサ(角速度センサ)を含む。カメラシステム制御部118は、各部への信号の送受信、各種演算等を行い、撮像装置のシステム全体を制御する。
次に、上記構成を有する撮像装置の概略動作について説明する。
操作部115は、像振れ補正のON/OFFを選択可能にする像振れ補正スイッチを含む。像振れ補正スイッチにより像振れ補正ONが選択されると、カメラシステム制御部118は、像振れ補正制御部106に像振れ補正動作を指示する。この指示を受けた像振れ補正制御部106は、像振れ補正OFFの指示がなされるまで像振れ補正動作を行う。
また、操作部115は、光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)のみで像振れ補正するモードと、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)を併用して像振れ補正するモードとを選択する像振れ補正モード選択スイッチを含む。光学式像振れ補正のみで像振れ補正するモードが選択された場合、電子式像振れ補正のための画像の切り出しが行われないため、広角撮影に対応可能となる。一方、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用して像振れ補正するモードが選択された場合、映像信号処理部111による映像信号の切り出し範囲が狭くなるため、画角が狭くなる。しかしながら、切り出し位置を像振れ補正量に応じて変更することによる電子式像振れ補正機能が提供され、より大きな像振れに対応可能となる。
操作部115には、押し込み量に応じてスイッチSW1及びスイッチSW2が順にオンするように構成されたシャッタレリーズボタンが含まれる。シャッタレリーズボタンは、約半分押し込まれたときにスイッチSW1がオンし、最後まで押し込まれたときにスイッチSW2がオンする構造となっている。スイッチSW1がオンされると、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動して焦点調節を行うとともに、絞り・シャッタ駆動制御部104が絞り・シャッタユニット103を駆動して適正な露光量に設定する。スイッチSW2がオンされると、撮像部109に露光された光像から得られた画像データが記憶部116に記憶される。
また操作部115には動画撮影スイッチが含まれる。動画撮影スイッチが押されると動画撮影が開始し、記録中に再度動画撮影スイッチが押されると動画撮影が終了する。動画撮影中にシャッタレリーズボタンのスイッチSW1及びスイッチSW2が押されると、動画撮影中の静止画撮影ができる。また、操作部115には撮影した動画の再生モードを選択する再生モード選択スイッチも含まれており、再生モード時には像振れ補正動作が停止される。
また操作部115には、ズーム変倍の指示を行う変倍スイッチが含まれる。変倍スイッチによりズーム変倍が指示されると、この指示はカメラシステム制御部118を介してズーム駆動制御部102に入力される。ズーム駆動制御部102は、ズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームユニット101を移動させる。これとともに、撮像部109から撮像信号処理部110及び映像信号処理部111に送られ、処理された画像情報に基づいて、フォーカス駆動制御部108はフォーカスユニット107を駆動して焦点調節を行う。
図2は、Pitch(ピッチ)方向、Yaw(ヨー)方向及びRoll(ロール)方向を説明する図である。振れ検出部117は、振れ検出のためのセンサとしてジャイロセンサ等を用いてPitch方向、Yaw方向及びRoll方向の角速度データを検出し、検出結果を電圧として出力する。振れ検出部117は、不図示のPitch方向振れ検出センサ、Yaw方向振れ検出センサ、Roll方向振れ検出センサを含む。
図2に示すように、光軸をZ軸、正位置での鉛直方向をY軸、Y軸及びZ軸にそれぞれ直交する方向をX軸とする。Pitch方向は、X軸回り(チルティング方向)、Yaw方向は、Y軸回り(パンニング方向)、Roll方向は、Z軸回り(撮像面が光軸に垂直な面で回転する方向)である。つまり、Pitch方向は、撮像装置の垂直方向において水平面に対する傾動方向であり、Yaw方向は、撮像装置の水平方向において鉛直面に対する傾動方向であり、これらは互いに直交する。
Pitch方向振れ検出センサは、Pitch方向の撮像装置の振れに応じた振れ情報(角速度データ)を検出する。Yaw方向振れ検出センサは、Yaw方向の撮像装置の振れに応じた振れ情報(角速度データ)を検出する。Roll方向振れ検出センサは、光軸に垂直な面内での回転方向の撮像装置の振れに応じた振れ情報(角速度データ)を検出する。
図3は像振れ補正制御部106の構成をより詳細に説明したブロック図である。図3に示すブロック図は、Pitch方向又はYaw方向の回転による像振れを補正するための像振れ補正制御部106を想定したものである。像振れ補正制御部106は、撮像装置の像振れ補正の対象となる回転軸ごとに設けられるが、以下の説明では、Pitch方向又はYaw方向の1軸のみに着目する。他方の軸についても同様である。
振れ検出部117は、撮像装置の振れにより生じた角速度を検出して、角速度を示すアナログの電圧信号としてカメラシステム制御部118に出力する。カメラシステム制御部118は、AD(Analog-to-digital)変換部301、ハイパスフィルタ(HPF)302、及びローパスフィルタ(LPF)303を含む。
AD変換部301は、振れ検出部117から出力された角速度を示すアナログの電圧をデジタルデータに変換して、ハイパスフィルタ302に出力する。ハイパスフィルタ302は、入力された角速度データに含まれるジャイロセンサのオフセット、温度ドリフト等のノイズを除去してローパスフィルタ303に出力する。ローパスフィルタ303は、入力された角速度データを積分して、角度データに変換し、像振れ補正制御部106に出力する。なお、これらのカメラシステム制御部118の構成は必須ではなく一部を省略してもよい。また、これらの機能はカメラシステム制御部118から像振れ補正制御部106又は振れ検出部117に移してもよい。
像振れ補正制御部106は、演算を行うブロックとして、敏感度乗算部304、312、補正量演算部305、補正量リミッタ306、313及び減算部314、315を有する。像振れ補正制御部106は、さらにPID(Proportional-Integral-Derivative)制御部307、ドライバ部308、位置検出部310及びAD変換部311を有する。また、像振れ補正ユニット105は、像振れを補正するための像振れ補正レンズ309を有する。像振れ補正レンズ309は、ドライバ部308からの制御により、光軸に対して垂直な平面上でシフトする。これにより、入射光が曲がり、像振れが補正される。
敏感度乗算部(補正量演算部)304は、カメラシステム制御部118から入力された角度データに敏感度を乗算して像振れ補正量に変換する。この変換の変換係数である敏感度は、撮像装置の焦点距離に応じて変化する。そのため、敏感度は、撮像装置の焦点距離ごとに異なる。
補正量演算部305は、光学式像振れ補正のための像振れ補正量の演算を行うため、敏感度乗算部304から出力された像振れ補正量に対して係数Kを乗算する。係数Kは各焦点距離における、光学式像振れ補正の可動範囲Aと電子式像振れ補正の可動範囲Bによって以下のように決定される。
K=A/(A+B) …(1)
これにより、像振れ補正量の全体量に対して光学式像振れ補正で補正されるべき補正量の割合が係数Kとして演算される。なお、式(1)よりKは1以下の値となる。
補正量リミッタ306は、光学式像振れ補正の補正量を可動範囲Aを超えないようにクランプして、減算部(補正量演算部)314に出力する。これにより、光学式像振れ補正の可動範囲端にレンズが当たる事態を防ぐことができる。補正量リミッタ306の出力データは、光学式像振れ補正のために像振れ補正レンズ309をシフトさせる際の目標位置を示す。減算部314で行われる処理は後述する。
PID制御部307は、減算部314から入力されたデータに基づいて、レンズの位置を制御するための信号をドライバ部308に出力する。ドライバ部308は、PID制御部307から出力された信号に基づいて、像振れ補正レンズ309に駆動電流を供給する。位置検出部310は、像振れ補正レンズ309の位置を検出し、アナログの電圧信号として出力する。AD変換部311は、位置検出部310から出力された像振れ補正レンズ309の位置を示すアナログの電圧をデジタル値に変換する。AD変換部311の出力値は減算部314に入力される。減算部314は、補正量リミッタ306の出力(目標位置)の値から像振れ補正レンズ309の位置(現在位置)を示す値を減算して、PID制御部307に出力する。以上のようにして光学式像振れ補正が行われる。
次に、電子式像振れ補正を説明する。撮像装置のユーザが、歩き撮り、走り撮り等を行うと、撮像装置は大きな加速度を受ける。この加速度が像振れ補正レンズ309に伝わることで、出力される静止画像又は動画に像振れが生じる。本実施形態の撮像装置は、この像振れを電子式像振れ補正によって低減する。
敏感度乗算部304から出力される像振れ補正量及びAD変換部311から出力される像振れ補正レンズ309の位置を示す値は、減算部315に入力される。減算部315は、敏感度乗算部304から入力された像振れ補正量から像振れ補正レンズ309の位置を示す値を減算する。この減算結果は、敏感度乗算部312に入力される。敏感度乗算部312は、入力されたデータを電子式像振れ補正の補正ピクセル量に変換する。補正量リミッタ313は、電子式像振れ補正の補正量を電子式像振れ補正の可動範囲Bを超えないようにクランプして映像信号処理部111に出力する。この出力データに基づいて、映像信号処理部111は電子式像振れ補正を行う。
以上の処理により行われる電子式像振れ補正では、像振れ補正レンズ309の位置を示す値を補正量の演算に用いているため、像振れ補正レンズ309の振れに起因する像振れの影響が低減される。これにより、撮像装置が歩き撮り、走り撮り等により大きな振動を受けた場合であっても、像振れの少ない画像を撮影可能な撮像装置が提供される。
図4はカメラの焦点距離と像振れ補正可動範囲の関係を示すグラフである。横軸はカメラの焦点距離を示し、縦軸は像振れ補正可動範囲を示す。グラフ(a)、(b)、(c)は、それぞれ光学式像振れ補正の可動範囲A、電子式像振れ補正の可動範囲B、全体像振れ補正可動範囲(A+B)を示す。すなわち、グラフ(a)、(b)、(c)は、(a)+(b)=(c)の関係を有する。
光学式像振れ補正の可動範囲Aはレンズの光学特性で決まり、電子式像振れ補正の可動範囲Bは撮像素子の余剰画素で決まる。なお、光学式像振れ補正の可動範囲A、電子式像振れ補正の可動範囲Bについてはいずれも光学ズーム倍率、焦点距離等に依存して補正角度(振れによる像の移動を補正するための光軸の偏向度合い)が変化する。
すなわち、カメラに同じ振れが加わったとしても、カメラの振れによる像振れを補正するために必要な像振れ補正ユニット105を駆動する量は、ズームポジション(光学ズーム倍率、焦点距離)によって異なる。例えば同じ1[deg]の振れがカメラに加わったとしても、この1[deg]の振れによる像振れを補正するための補正ユニット105の移動量は、Wide端(広角端)の場合の方が、Tele端(望遠端)の場合よりも小さい。
図5は焦点距離と係数Kの関係を示すグラフである。係数Kは上述したように、光学式像振れ補正の可動範囲Aと電子式像振れ補正の可動範囲Bとによって決定される。カメラが図4のようにWide端のとき、Middle位置のとき、Tele端のときの3点について具体例を説明する。像振れ補正ユニット105が光学式像振れ補正の可動範囲A内で動作し、電子式像振れ補正が可動範囲B内で動作することで、全体の像振れ補正可動範囲A+Bに対応する像振れが補正できる。
ここで、光学式像振れ補正の可動範囲Aが、Wide端、Middle位置、Tele端でそれぞれ(2[deg]、0.75[deg]、0.3[deg])とする。また、電子式像振れ補正の可動範囲Bは、Wide端、Middle位置、Tele端でそれぞれ(2.5[deg]、1.6[deg]、1.1[deg])とする。この場合、式(1)より、係数KはWide端、Middle位置、Tele端でそれぞれ(0.444、0.319、0.214)となる。
特許文献2のような、像振れ量に応じて光学式像振れ補正と電子式像振れ補正のいずれかを用いる補正方法では、両者の補正範囲の境界において、光学式像振れ補正の動作に起因するオーバーシュート等による画像の乱れが生じ得る。これに対し、本実施形態では、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の両方を同時に動作させて可動範囲を拡張しているため、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の可動範囲の境界がない。これにより、光学式像振れ補正のオーバーシュートによる画像の乱れが低減される。
上述のように、光学式像振れ補正のみで像振れ補正するモードと、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用して像振れ補正するモードとを操作部115により選択することも可能である。以下、モードの切り替え方法について説明する。
光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する場合を考える。この場合、光学式像振れ補正については、補正量演算部305において像振れ補正量の全体量に係数K=A/(A+B)を乗算することで光学式像振れ補正の補正量が決定される。電子式像振れ補正については、像振れ補正量の全体量から位置検出部310で検出される像振れ補正レンズ309の位置を示す値を減算して得られた補正量に基づいて画像の切り出し位置が決定される。
一方、光学式像振れ補正のみで補正する場合は、光学式像振れ補正の像振れ補正量の係数Kを1とする。すなわち、像振れ補正量の全体量が光学式像振れ補正の補正量と一致するよう係数Kを切り替える。このとき、像振れ補正量リミッタ313において、電子式像振れ補正の可動範囲を0にクランプする。これにより、電子式像振れ補正の補正量が0に切り替えられ、電子式像振れ補正が行われなくなる。
次に、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用した動画撮影中に静止画を撮影する際の動作について説明する。スイッチSW2が押され静止画撮影に入るとき、補正量演算部305は係数Kを1とする。また、静止画撮影時は電子式像振れ補正を行わないため、補正量リミッタ313において、電子式像振れ補正の可動範囲を0にクランプし、電子式像振れ補正の補正量を0とするよう切り替える。すなわち、光学式像振れ補正のみで補正するモードと同様に像振れ補正量を切り替える。
静止画露光の終了時において、補正量演算部305は、係数KをK=A/(A+B)に切り替え、補正量リミッタ313は、電子式像振れ補正の可動範囲を0から元の値に切り替える。このようにして、本実施形態の撮像装置は、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用した動画撮影中に静止画撮影を行うことができる。
特許文献1のような、高周波の像振れは光学式像振れ補正で補正し、低周波の像振れは電子式像振れ補正で補正する撮像装置において、動画撮影中に静止画を撮影した場合、低周波の像振れの補正が困難となり得る。これに対し、本実施形態では、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正とを周波数で分離していないので、このような問題が解消又は低減されている。また、本実施形態では周波数を分離するためのフィルタが不要であるため、特許文献1の構成に比べ演算負荷及びプログラム容量が低減される。
なお、静止画撮影の開始時と終了時の切り替えにおいて、光学式像振れ補正及び電子式像振れ補正の補正量が急激に変動することによるノイズを低減するため、所定の出力時間の間に徐々に出力を変更させてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態として、ローリングシャッタ方式の撮像装置について説明する。
デジタルカメラ等の撮像装置により画像を撮影する際の露光方式には、グローバルシャッタ方式とローリングシャッタ方式とがある。CCD(Charge Coupled Device)センサに代表されるグローバルシャッタ方式の装置では、1つのフレーム画像において画素間の露光時間及び露光開始時刻がほぼ同一である。一方で、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)センサを備える撮像装置では、露光方式としてローリングシャッタ方式が採用されることがある。
ローリングシャッタ方式は、画素ラインごとに露光タイミングが異なる露光方式である。この露光方式では、ラインごとの露光タイミング及び読み出し時間のずれに起因する画像歪み(以下、「ローリングシャッタ歪み」という)が発生し得る。撮像装置の振れによりラインごとに異なる位置ずれが生じると、ローリングシャッタ歪みが発生し得る。仮に装置が三脚等に据え付けられていたとしても、風等の外乱により装置に振動が加わると、ローリングシャッタ歪みが発生し得る。そのため、ローリングシャッタ方式を採用する撮像装置は、ローリングシャッタ歪みが問題となり得る。
前述のように、ローリングシャッタ歪みは、露光タイミングが画素ラインごとに異なることにより、撮影された画像に生じる歪みである。よって、撮像装置で検出された振れ信号に基づいて得られた各画素ラインの移動量を補正量として用いることで、画像に生じる歪みを補正することができる。以下、本実施形態に係るローリングシャッタ歪みの補正方法を説明する。
図6は、ローリングシャッタ歪み補正の概念図である。図6において、画像601は、ローリングシャッタ歪みが発生していない場合の画像を示している。画像602は、露光期間中に撮像装置が水平方向に動いたことにより、ローリングシャッタ歪みが発生した場合の画像を示している。
複数のデータ点603は、露光期間中に発生した装置の水平方向の移動量(振れ量)を垂直方向の複数点(図の例では11点)において演算されたものである。これら複数点の間を補間することで各ラインの移動量が取得可能である。これを補正量として、水平方向の振れに対してラインごとに読み出し位置を変更することで補正が行われる。
ローリングシャッタ歪みを発生させる振れは、第1の実施形態と同様に振れ検出部117により検出される。検出された振れに基づいて、カメラシステム制御部118及び像振れ補正制御部106は、ローリングシャッタ歪みを補正する補正量を演算する。映像信号処理部111は、この補正量に基づいて電子式像振れ補正によりローリングシャッタ歪み補正を行う。
補正量の演算方法について図7を参照して説明する。図7は、第2の実施形態に係る像振れ補正制御部106の構成を説明するブロック図である。図3に示した第1の実施形態と同様の機能を有するブロックには同一の符号が付されており、その説明を省略することもある。
像振れ補正制御部106は、第1の実施形態の構成に加えて、補正量演算部701、敏感度乗算部702及び補正量リミッタ703をさらに有する。補正量演算部701は、ローリングシャッタ歪みを補正するため、敏感度乗算部304から出力された像振れ補正量に対して係数(1−K)を乗算する。
第1の実施形態で説明したように、位置検出部310で検出される像振れ補正レンズ309の位置を示す値を減算することで、電子式像振れ補正量は演算される。本実施形態ではこれに加えて、ローリングシャッタ歪み補正のために、像振れ補正量に、係数(1−K)を乗算した値を補正に用いている。すなわち、ローリングシャッタ歪み補正には、像振れ補正レンズ309の位置情報を用いていない。光学式像振れ補正の係数Kとローリングシャッタ歪み補正の係数(1−K)を加算すると1となる。すなわち、本実施形態の係数の算出方法は、全体の像振れ補正量を光学式像振れ補正とローリングシャッタ歪み補正にK:(1−K)の比率で分割するものと考えることもできる。
ローリングシャッタ歪み補正には、像振れ補正レンズ309の位置情報を用いていない理由について説明する。これは、仮に位置検出部310で検出される像振れ補正レンズ309の位置を示す値を用いて、ローリングシャッタ歪みを補正したとすると、高周波の振動による外乱の影響を受けやすくなるためである。
電子式像振れ補正は露光期間中の1点の補正量で補正するものであるのに対し、ローリングシャッタ歪み補正は露光期間中の複数点を用いて、複数点の間を補間することにより補正を行うものである。撮像装置が高周波振動による外乱の影響を受けた場合、複数点で行うローリングシャッタ歪み補正においては、像振れ補正レンズ309の位置を示す値が各補正点において異なるノイズを受け得る。そのため、補正点の間の補間による補正誤差が生じやすい。この影響は、装置が三脚等に据え付けられている場合に顕著になる。
そのため、ローリングシャッタ歪み補正の補正量の演算は、像振れ補正レンズ309の位置を示す値を減算する方法ではなく、光学式像振れ補正とローリングシャッタ歪み補正の補正量をK:(1−K)に分割することで行われる。
敏感度乗算部702は、入力されたデータをローリングシャッタ歪み補正の補正ピクセル量に変換する。補正量リミッタ703は、ローリングシャッタ歪み補正の補正量を可動範囲を超えないようにクランプして映像信号処理部111に出力する。この出力に基づいて、映像信号処理部111はローリングシャッタ歪み補正を行う。
以上の処理により行われるローリングシャッタ歪み補正では、第1の実施形態と同様の効果を奏することに加え、ローリングシャッタ歪みの補正が可能である。これにより、例えばCMOSセンサのようなローリングシャッタ方式を採用する撮像装置において、ローリングシャッタ歪みの少ない画像を撮影可能な撮像装置が提供される。
<その他の実施形態>
上述の各実施形態では、像振れ補正ユニット105の一部である像振れ補正レンズ309の位置を駆動させることより光学式像振れ補正を行っているが、撮像部109の撮像素子を駆動させることにより光学式像振れ補正を行ってもよい。この場合、位置検出部310は像振れ補正レンズ309ではなく撮像素子の位置を検出するように構成する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムによっても実現可能である。すなわち、本発明は、プログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
105 像振れ補正ユニット
106 像振れ補正制御部
109 撮像部
111 映像信号処理部
117 振れ検出部
304 敏感度乗算部
305、701 補正量演算部
309 像振れ補正レンズ
310 位置検出部
315 減算部

Claims (8)

  1. 光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記光学系の一部又は前記撮像素子を駆動させることにより、光学的に補正を行う第1の像振れ補正手段と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮像素子の読み出し位置を制御することにより、電子的に補正を行う第2の像振れ補正手段と、
    撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記振れ信号に基づいて第1の像振れ補正量を演算する第1の補正量演算手段と、
    前記第1の像振れ補正手段により駆動される前記光学系の一部又は前記撮像素子の位置を示す値を出力する位置検出手段と、
    前記第1の像振れ補正量に基づいて、前記第1の像振れ補正手段のための第2の像振れ補正量を演算する第2の補正量演算手段と、
    前記第1の像振れ補正量と、前記位置検出手段で検出された前記光学系の一部又は前記撮像素子の位置を示す値とに基づいて、前記第2の像振れ補正手段のための第3の像振れ補正量を演算する第3の補正量演算手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第3の補正量演算手段は、前記第1の像振れ補正量から前記位置検出手段で検出された前記光学系の一部又は前記撮像素子の位置を示す値を減算することにより、第3の像振れ補正量を演算することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は画素ラインごとに露光タイミングが異なる露光方式により撮像を行う素子であり、
    前記露光タイミングの違いによって生じる前記被写体像の歪みを補正する方向に前記撮像素子の読み出し位置を制御することにより、電子的に補正を行う第3の像振れ補正手段と、
    前記第1の像振れ補正量に基づいて、前記第3の像振れ補正手段のための第4の像振れ補正量を演算する第4の補正量演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の像振れ補正手段の可動範囲をA、前記第2の像振れ補正手段の可動範囲をB、係数KをK=A/(A+B)とした場合に、前記第4の補正量演算手段は、前記第1の像振れ補正量に係数(1−K)を乗算することにより前記第4の像振れ補正量を演算することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の像振れ補正手段の可動範囲をA、前記第2の像振れ補正手段の可動範囲をB、係数KをK=A/(A+B)とした場合に、前記第2の補正量演算手段は、前記第1の像振れ補正量に前記係数Kを乗算することにより前記第2の像振れ補正量を演算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の像振れ補正手段のみで像振れ補正を行う第1のモードと、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を併用して像振れ補正を行う第2のモードとのうち、いずれかのモードを選択可能なモード選択手段をさらに備え、
    前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された場合、前記第2の補正量演算手段は、前記第1の像振れ補正量と同じ値を前記第2の像振れ補正量とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置が静止画像を撮影するための露光期間において、前記第2の補正量演算手段は、前記第1の像振れ補正量と同じ値を前記第2の像振れ補正量とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記光学系の一部又は前記撮像素子を駆動させることにより、光学的に補正を行う第1の像振れ補正工程と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮像素子の読み出し位置を制御することにより、電子的に補正を行う第2の像振れ補正工程と、
    撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ信号に基づいて第1の像振れ補正量を演算する第1の補正量演算工程と、
    前記第1の像振れ補正工程により駆動される前記光学系の一部又は前記撮像素子の位置を示す値を出力する位置検出工程と、
    前記第1の像振れ補正量に基づいて、前記第1の像振れ補正工程のための第2の像振れ補正量を演算する第2の補正量演算工程と、
    前記第1の像振れ補正量と、前記位置検出工程で検出された前記光学系の一部又は前記撮像素子の位置を示す値とに基づいて、前記第2の像振れ補正工程のための第3の像振れ補正量を演算する第3の補正量演算工程と、
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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