JP2016115663A - カード用コネクタ - Google Patents
カード用コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016115663A JP2016115663A JP2015209097A JP2015209097A JP2016115663A JP 2016115663 A JP2016115663 A JP 2016115663A JP 2015209097 A JP2015209097 A JP 2015209097A JP 2015209097 A JP2015209097 A JP 2015209097A JP 2016115663 A JP2016115663 A JP 2016115663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- contact
- housing
- contacts
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/712—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
- H01R12/714—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit with contacts abutting directly the printed circuit; Button contacts therefore provided on the printed circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/712—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
- H01R12/716—Coupling device provided on the PCB
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R27/00—Coupling parts adapted for co-operation with two or more dissimilar counterparts
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【課題】コンタクトを損傷させる心配の無いカード用コネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、第1ハウジング1と第1カバー板2を備える。又、コネクタ10は、第1コンタクト3と第2コンタクト4を備える。複数の第2コンタクト4を傾倒自在な絶縁バー4bを一組の板ばね4a・4aの先端部に架橋し、第1溝部D1を端部に有する第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁バー4bに当接して複数の第2コンタクト4を傾倒させて、第2コンタクト4が第1カードC1に接触することを困難とするので、第2コンタクト4を損傷させる心配を無くすことができる。【選択図】図2
Description
本発明は、カード用コネクタに関する。特に、外形寸法及び厚さは同じであるが、接続端子の配列が一部異なる二種類のカードを共用できるカード用コネクタの構造に関する。
近年では、携帯電話機、パソコン、テレビ、ビデオ、デジタルカメラなどの電子機器は、CPU又はメモリ素子などのIC部品を組込んだICカードを接続するために、カード用コネクタを搭載している。
ICカードの一種であるメモリカードは、その外形寸法、又は厚さ、及び接続端子の配列が異なる複数種類のカードが開発されている。一方、電子機器の需要者側からは、異なる複数種類のカードを共用できるカード用コネクタを電子機器に搭載することが求められている。このような電子機器の需要者の要望に応えるため、外形寸法、又は厚さ、及び、接続端子の配列が異なる複数種類のカードを共用できるカード用コネクタが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
図31は、従来技術によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、カバー板を取り外した状態図である。図32は、従来技術によるカード用コネクタの構成を示す縦断面図である。図33は、従来技術によるカード用コネクタの構成を示す平面図であり、カバー板を取り外した状態図である。
図34は、従来技術によるカード用コネクタに適用されるカードの構成を示す図であり、図34(A)は、第1種のカードであるMSデュオカードの構成を示す図であり、図34(B)は、第2種のカードであるSDカードの構成を示す図であり、図34(C)は、第3種のカードであるminiSDカードの構成を示す図である。なお、図34において、上段は各カードの平面図を示し、中段は各カードの下面図を示し、下段は各カードの右側面図を示している。
本願の図31、図32、及び図33は、特許文献1の図4、図3、及び図6に相当している。又、本願の図34(A)から図34(C)は、特許文献1の図9から図11に相当している。
図31から図33を参照すると、従来技術によるカード用コネクタ(以下、コネクタと略称する)9は、板状のハウジング91とカバー板92を備えている。又、コネクタ9は、複数の第1コンタクト93と複数の第2コンタクト94を備えている。
図31又は図33を参照すると、ハウジング91は、第1凹部911と第2凹部912を有している。第1凹部911と第2凹部912は、段差を有している。第1凹部911の底面より第2凹部912の底面が高くなっている。第1凹部911には、複数の第1コンタクト93を配列している。第2凹部912には、複数の第2コンタクト94を配列している。
図31から図33を参照すると、カバー板92は、第1凹部911と第2凹部912を覆っている。そして、後述する第1種のカードD、又は、第2種のカードS、及び、第2種のカードMのいずれか一種類のカードを第1凹部911側からコネクタ9に挿入できる(図34参照)。
図31から図33を参照すると、第1凹部911の両端部には、一対の板ばね状のカードガイド95a・95bを配置している。一対のカードガイド95a・95bは、第1凹部911に挿入したカードの両側面に当接して案内できる。又、一対のカードガイド95a・95bは、カバー板92に向けてカードの底面を押圧できる(図32参照)。一方のカードガイド95aは、その近傍に、カード認識用のスイッチ(図示せず)を配置している。カードを第1凹部911に挿入したときに、一方のカードガイド95aの動作に連動して、カード認識用のスイッチを作動できる。
又、図31又は図33を参照すると、コネクタ9は、イジェクト機構Jを備えている。イジェクト機構Jは、第1凹部911又は第2凹部912にカードを挿入すると、このカードを停止するように動作でき、停止状態のカードを押すと、カードを排出できる。このように動作するイジェクト機構Jは、プッシュ・プッシュ機構とも呼ばれている。
図31又は図33を参照すると、イジェクト機構Jは、平板状のスライド部材J1、圧縮コイルばねJ2、及び、案内棒J3で構成している。スライド部材J1は、カードの挿抜方向と平行する方向に進退自在に、ハウジング91と連結している。又、スライド部材J1は、ハート型のカム溝Jdを一方の面に穿設している(図33参照)。
図31又は図33を参照すると、圧縮コイルばねJ2は、ハウジング91に保持されている。又、圧縮コイルばねJ2は、カードが排出される方向にスライド部材J1を付勢している。案内棒J3は、その一端部がハート型のカム溝Jdに連結している。又、案内棒J3は、その他端部がハウジング91に回転自在に連結している。
図33を参照すると、案内棒J3の一端部は、ハート型のカム溝Jdの始点に位置している。図33に示した状態から、第1凹部911にカードを挿入し、圧縮コイルばねJ2の付勢力に抗して、スライド部材J1をハウジング91の奥側に移動すると、案内棒J3の一端部は、ハート型のカム溝Jdの分岐点に移動する。そして、案内棒J3の一端部がハート型のカム溝Jdの分岐点に到達すると、案内棒J3はスライド部材J1をロックでき、カードの停止位置を規定できる。
図33を参照して、案内棒J3の一端部がハート型のカム溝Jdの分岐点に位置した状態から、カードを一旦押すと、案内棒J3の一端部は、ハート型のカム溝Jdの分岐点から解放されて、ハート型のカム溝Jdの帰り行程に相対的に移動する。そして、圧縮コイルばねJ2がスライド部材J1をハウジング91の開口側に移動させることで、カードを排出できる。
次に、図31から図33に示したコネクタ9に適用されるカードの構成を説明する。図34(A)に示した第1種のカードDは、例えば、MSデュオカードと呼ばれる小型のメモリステックである。
図34(A)を参照すると、カードDは、所定の外形幅Dwと厚さDtを有している。又、カードDは、誤挿入防止用の切り欠きDaを隅部に形成している。更に、カードDは、複数の接続端子Dcを挿入側の端部に配列している。接続端子Dcは、第2コンタクト94と電気的に接続できる(図31から図33参照)。
図34(B)に示した第2種のカードSは、例えば、SDカードと呼ばれるメモリカードである。図34(B)を参照すると、カードSは、所定の外形幅Swと厚さStを有している。又、カードSは、複数の接続端子Scを挿入側の端部に配列している。接続端子Scは、第1コンタクト93と電気的に接続できる(図31から図33参照)。
図34(A)と図34(B)を対比すると、カードDは、カードSと比べて、その奥行寸法が長くなっている。一方、カードSの外形幅Swは、カードDの外形幅Dwより大きくなっている。又、カードSの厚さStは、カードDの厚さDtより大きくなっている。つまり、外形幅Sw>外形幅Dw、及び、厚さSt>厚さDtの関係になっている。
図34(C)に示した第3種のカードMは、例えば、ミニSDカードと呼ばれるメモリカードである。図34(C)を参照すると、カードMは、所定の外形幅Mwと厚さMtを有している。又、カードMは、一対の切り欠きMa・Mbを一端部側の両側面に形成している。更に、カードMは、複数の接続端子Mcを挿入側の端部に配列している。接続端子Mcは、第1コンタクト93と電気的に接続できる(図31から図33参照)。
図34(A)と図34(B)及び図34(C)を対比すると、カードMは、その奥行寸法がカードSと略同じになっている。一方、カードMは、その外形幅MwがカードDの外形幅Dwと同じになっている。又、カードMは、その厚さMtがカードDの厚さDtと同じになっている。つまり、外形幅Sw>外形幅Dw=外形幅Mw、及び、厚さSt>厚さDt=厚さMtの関係になっている。
図31から図34を参照して、カードDは、第1凹部911を通過して、第2凹部912に挿入されることで、カードDが第1コンタクト93に接触することなく、接続端子Dcが第2コンタクト94に接触できる。又、カードSは、第1凹部911に挿入されることで、接続端子Scが第1コンタクト93に接触できる。
一方、図31から図34を参照すると、カードMは、外形幅Dw=外形幅Mw、及び、厚さDt=厚さMtの関係になっているので、カードMを第1凹部911に挿入することはできても、接続端子Mcを第1コンタクト93に確実に接触させることが困難であった。つまり、第1コンタクト93の接点に向かって、接続端子Mcを押圧することが困難であった。
そこで、コネクタ9は、カードSの外形幅Swと同じ幅を有すると共に、カードSの厚さStと同じ厚さとなるように所定の板厚を有するキャリア(図示せず)を用いて、カードMを着脱自在に保持することで、第1凹部911に挿入したキャリア付きカードMの接続端子Mcが第1コンタクト93に確実に接触させることを実現した。このように、コネクタ9は、外形寸法、又は厚さ、及び、接続端子の配列が異なる複数種類のカードを共用できる。
近年では、メモリの転送速度を向上した、UHS−I対応SDメモリカード又はUHS−II対応SDメモリカードが出現している。UHS−II対応SDメモリカードは、UHS−I対応SDメモリカードの転送速度の約3倍の転送速度を実現できる、とされている。以下、UHS−I対応SDメモリカードを第1カードと言い、UHS−II対応SDメモリカードを第2カードと言う。
ところで、第1カードと第2カードを共用できるカード用コネクタが求められている。第1カードと第2カードは、これらの矩形の外形寸法とこれらの厚さが同じである。又、第1カードと第2カードは、挿入側の端部に形成された複数の第1接続端子の配列が同じである。一方、第2カードは、複数の第1接続端子の後段に複数の第2接続端子を配列しているという、第1カードとの違いがある。
実体として、第1カードは、その底面から窪んだ第1溝部の底面に複数の第1接続端子を配置している。一方、第2カードは、その底面から窪んだ第2溝部の底面に複数の第1接続端子及び複数の第2接続端子を配置している。つまり、第1溝部の端縁からの長さは、第2溝部の端縁からの長さより、短くなっている。
図31から図33に示したように、第1接続端子に接触できる第1コンタクトと、第2接続端子に接触できる第2コンタクトをハウジングの凹部に底面に配置することで、第2カードをハウジングの凹部に挿入すると、第2カードを第1コンタクト及び第2コンタクトに電気的に接続できる。一方、第1カードをハウジングの凹部に挿入すると、第1溝部の段差が第2コンタクトに当接して、第2コンタクトを損傷させる心配があった。
外形寸法及び厚さは同じであるが、接続端子の配列が一部異なる二種類のカードを共用できるカード用コネクタであって、コンタクトを損傷させる心配の無いカード用コネクタが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、外形寸法及び厚さは同じであるが、接続端子の配列が一部異なる二種類のカードを共用できるカード用コネクタであって、コンタクトを損傷させる心配の無いカード用コネクタを提供することを目的とする。
本発明者らは、複数の第2コンタクトを傾倒自在な絶縁バーを一組の板ばねの先端部に架橋し、第1溝部を端部に有する第1カードを第1ハウジングの凹部に挿入すると、第1カードの先端縁が絶縁バーに当接して、絶縁バーが複数の第2コンタクトを傾倒させて、第2コンタクトが第1カードに接触することを困難とし、第2溝部を端部に有する第2カードを第1ハウジングの凹部に挿入すると、絶縁バーが複数の第2コンタクトを傾倒させることなく、第2コンタクトが第2接続端子に接触できると考え、これに基づいて、以下のような新たなカード用コネクタを発明するに至った。
(1) 一方の端部の底面から窪んだ第1溝部の底面に複数の第1接続端子を配置した矩形の第1カードと、前記第1カードと外形寸法及び厚さが同じであり、一方の端部の底面から窪んだ第2溝部の底面に複数の前記第1接続端子及び複数の第2接続端子を配置した矩形の第2カードと、を共用できるカード用コネクタであって、前記第1カード又は前記第2カードを挿入自在な凹部を有する板状の第1ハウジングと、前記第1ハウジングの凹部を覆う第1カバー板と、前記凹部の奥側に配置され、前記第1接続端子に接触できる複数の第1コンタクトと、前記凹部の開口側に配置され、前記第2接続端子に接触できる複数の第2コンタクトと、を備え、前記第2接続端子は、複数の対をなす信号端子と、前記対をなす信号端子の両側に配置されるグラウンド端子と、を含み、前記第2コンタクトは、前記対をなす信号端子に接触自在な第1信号コンタクトと、前記グラウンド端子に接触自在な第1グラウンドコンタクトと、前記第1グラウンドコンタクトが前記グラウンド端子に向かう方向と同じ方向に延在する一対の板ばねと、一対の前記板ばねの先端部を架橋し、対をなす前記第1信号コンタクト及び前記第1グラウンドコンタクトを傾倒自在な絶縁バーと、を含み、前記第1カードを前記第1ハウジングの凹部に挿入すると、前記第1カードの底面が前記絶縁バーに当接して複数の前記第2コンタクトを傾倒させ、前記第2カードを前記第1ハウジングの凹部に挿入すると、前記絶縁バーが前記第2溝部の底面に当接することなく通過し、前記絶縁バーが複数の前記第2コンタクトを傾倒させることなく、前記第2コンタクトが前記第2接続端子に接触する、カード用コネクタ。
(2) 複数の前記第2コンタクトは、展開板を成形した導電性を有する金属板からなり、この金属板の中央部をモールドして前記第1ハウジングを成形すると共に、前記第1信号コンタクト、前記第1グラウンドコンタクト、及び前記板ばねを個別に分離している、(1)記載のカード用コネクタ。
(3) 前記絶縁バーの両端部は、前記対をなす第1信号コンタクトの両側に配置された前記板ばねの先端部をモールドしている、(1)又は(2)記載のカード用コネクタ。
(4) 一対の前記板ばねは、前記絶縁バーを成形した後に、対をなす前記第1信号コンタクトに向かって折り曲げられる(1)から(3)のいずれかに記載のカード用コネクタ。
(5) 一方の端部の底面から窪んだ第1溝部の底面に複数の第1接続端子を配置した矩形の第1カードと、前記第1カードと外形寸法及び厚さが同じであり、一方の端部の底面から窪んだ第2溝部の底面に複数の前記第1接続端子及び複数の第2接続端子を配置した矩形の第2カードと、を共用できるカード用コネクタであって、前記第1カード又は前記第2カードを挿入自在な凹部を有する板状の第2ハウジングと、前記第2ハウジングの凹部を覆う第2カバー板と、前記第2ハウジングの凹部の奥側に配置され、前記第1接続端子に接触できる複数の第3コンタクトと、前記第2ハウジングの凹部の開口側に配置され、前記第2接続端子に接触できる複数の第4コンタクトと、を備え、前記第2接続端子は、複数の対をなす信号端子と、前記対をなす信号端子の両側に配置されるグラウンド端子と、を含み、前記第4コンタクトは、前記対をなす信号端子に接触自在な第2信号コンタクトと、前記グラウンド端子に接触自在な第2グラウンドコンタクトと、前記第1溝部又は前記第2溝部を通過自在に配置されると共に、前記第2信号コンタクト及び前記第2グラウンドコンタクトの中間部に成形し、前記第2信号コンタクト及び前記第2グラウンドコンタクトを傾倒自在な絶縁ブロックと、を含み、前記第1カードを前記第2ハウジングの凹部に挿入すると、前記第1カードの底面が前記絶縁ブロックに当接して複数の前記第4コンタクトを傾倒させ、前記第2カードを前記第2ハウジングの凹部に挿入すると、前記絶縁ブロックが前記第2溝部の底面に当接することなく通過し、前記絶縁ブロックが複数の前記第4コンタクトを傾倒させることなく、前記第4コンタクトが前記第2接続端子に接触する、カード用コネクタ。
(6) 複数の前記第4コンタクトは、展開板を成形した導電性を有する金属板からなり、この金属板の中央部をモールドして前記第2ハウジングを成形すると共に、前記第2信号コンタクト、及び前記第2グラウンドコンタクトを個別に分離している、(5)記載のカード用コネクタ。
(7) 前記第1カードは、UHS−I対応SDメモリカードを含み、前記第2カードは、UHS−II対応SDメモリカードを含んでいる、(1)から(6)のいずれかに記載のカード用コネクタ。
本発明の第1実施形態によるカード用コネクタは、複数の第2コンタクトを傾倒自在な絶縁バーを一組の板ばねの先端部に架橋し、第1溝部を端部に有する第1カードを第1ハウジングの凹部に挿入すると、第1カードの底面が絶縁バーに当接して複数の第2コンタクトを傾倒させて、第2コンタクトが第1カードに接触することを困難とするので、第2コンタクトを損傷させる心配を無くすことができる。
本発明の第2実施形態によるカード用コネクタは、複数の第4コンタクトを傾倒自在な絶縁ブロックを第2信号コンタクト及び第2グラウンドコンタクトの中間部に成形し、第1溝部を端部に有する第1カードを第2ハウジングの凹部に挿入すると、第1カードの底面が絶縁ブロックに当接して複数の第4コンタクトを傾倒させて、第4コンタクトが第1カードに接触することを困難とするので、第4コンタクトを損傷させる心配を無くすことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(カード用コネクタの構成)
最初に、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する。
[第1実施形態]
(カード用コネクタの構成)
最初に、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図である。図2は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視分解組立図である。
図3は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、第1カバー板を取り外した状態図である。図4は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、一部を断面図で示している。図5は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、カード用コネクタを底面側から観た状態図である。
図6は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す正面図である。図7は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す背面図である。
(第1カード及び第2カードの構成)
本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する前に、本発明によるカード用コネクタに適用される第1カード及び第2カードの構成を説明する。
本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する前に、本発明によるカード用コネクタに適用される第1カード及び第2カードの構成を説明する。
図8は、本発明によるカード用コネクタに適用される第1カードの構成を示す斜視図であり、第1カードを表面側から観た状態図である。図9は、本発明によるカード用コネクタに適用される第1カードの構成を示す斜視図であり、第1カードを底面側から観た状態図である。
図10は、本発明によるカード用コネクタに適用される第1カードの構成を示す図であり、図10(A)は、第1カードの平面図、図10(B)は、第1カードの背面図である。
図11は、本発明によるカード用コネクタに適用される第2カードの構成を示す斜視図であり、第2カードを表面側から観た状態図である。図12は、本発明によるカード用コネクタに適用される第2カードの構成を示す斜視図であり、第2カードを底面側から観た状態図である。
図13は、本発明によるカード用コネクタに適用される第2カードの構成を示す図であり、図13(A)は、第2カードの平面図、図13(B)は、第2カードの背面図である。
図8から図10を参照すると、第1カードC1は、UHS−I対応SDメモリカードを示している。第1カードC1は、その外形を矩形に形成している。又、第1カードC1は、誤挿入防止用の切り欠きCaを隅部に形成している。更に、第1カードC1は、複数の第1溝部D1を一方の端部に形成している。第1溝部D1は、第1カードC1の底面Bfから窪んでいる。そして、第1溝部D1の底面に、第1接続端子1ctを配置している。
図8から図10を参照すると、第1カードC1は、絶縁性を有するプラスチック筐体ch1の内部にICチップ(図示せず)を収納している。このICチップは、第1溝部D1の底面に貼り付けられた複数の金属箔に接続している。そして、この金属箔が第1カードC1の第1接続端子1ctとなっている。第1接続端子1ctは、後述する第1コンタクト3と電気的に接続できる。
図11から図13を参照すると、第2カードC2は、UHS−II対応SDメモリカードを示している。第2カードC2は、その外形を矩形に形成している。又、第2カードC2は、誤挿入防止用の切り欠きCaを隅部に形成している。更に、第2カードC2は、複数の第2溝部D2を一方の端部に形成している。第2溝部D2は、第2カードC2の底面Bfから窪んでいる。そして、第2溝部D2の底面に、第1接続端子1ct及び第2接続端子2ctを配置している。
図11から図13を参照すると、第2カードC2は、絶縁性を有するプラスチック筐体ch2の内部にICチップ(図示せず)を収納している。このICチップは、第2溝部D2の底面に貼り付けられた複数の金属箔に接続している。そして、この金属箔が第2カードC2の第1接続端子1ct及び第2接続端子2ctとなっている。第2カードC2の第1接続端子1ctは、後述する第1コンタクト3と電気的に接続できる。
図12又は図13(B)を参照すると、第2接続端子2ctは、一組の対をなす信号端子2st・2stと複数のグラウンド端子2gtを含んでいる。一対のグラウンド端子2gt・2gtは、対をなす信号端子2st・2stの両側に配置されている。信号端子2stは、後述する第2コンタクト4の内の第1信号コンタクト4sと電気的に接続できる。グラウンド端子2gtは、後述する第2コンタクト4の内の第1グラウンドコンタクト4gと電気的に接続できる。
図8と図11を対比すると、第1カードC1と第2カードC2は、これらの表面Sf側から観ると、これらの矩形の外形寸法とこれらの厚さtが同じである。
又、図10(B)と図13(B)を対比すると、第1カードC1と第2カードC2は、挿入側の端部に形成された複数の第1接続端子1ctの配列が同じである。一方、第2カードC2は、複数の第1接続端子1ctの後段に複数の第2接続端子2ctを配列しているという、第1カードC1との違いがある。
更に、図9と図12を対比すると、第1溝部D1の端縁からの長さは、第2溝部D2の端縁からの長さより短くなっている、という違いがある。
(全体構成)
次に、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの全体構成を説明する。図1から図7を参照すると、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタ(以下、コネクタと略称する)10は、板状の第1ハウジング1と第1カバー板2を備えている。又、コネクタ10は、複数の第1コンタクト3と複数の第2コンタクト4を備えている。
次に、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタの全体構成を説明する。図1から図7を参照すると、本発明の第1実施形態によるカード用コネクタ(以下、コネクタと略称する)10は、板状の第1ハウジング1と第1カバー板2を備えている。又、コネクタ10は、複数の第1コンタクト3と複数の第2コンタクト4を備えている。
図2から図4を参照すると、第1ハウジング1は、第1カードC1又は第2カードC2を挿入自在な凹部11を形成している。凹部11は、一対の側壁1a・1bと後壁1cで囲われている。図1又は図2を参照すると、第1カバー板2は、凹部11を覆っている。第1カバー板2で覆われた凹部11を第1カードC1又は第2カードC2の収容空間とすることができる。
図2から図4を参照すると、第1コンタクト3は、凹部11の奥側に配置している。第1コンタクト3は、第1カードC1の第1接続端子1ctに接触できる(図9又は図10(B)参照)。又、第1コンタクト3は、第2カードC2の第1接続端子1ctに接触できる(図12又は図13(B)参照)。
図2から図4を参照すると、第2コンタクト4は、凹部11の開口側に配置している。第2コンタクト4は、第2カードC2の第2接続端子2ctに接触できる(図12又は図13(B)参照)。
図2から図5を参照すると、第2コンタクト4は、対をなす第1信号コンタクト4s・4sと四つの第1グラウンドコンタクト4gを含んでいる。又、第2コンタクト4は、一対一組の板ばね4a・4aと一組の絶縁バー4b・4bを含んでいる。
図2から図5を参照すると、対をなす第1信号コンタクト4s・4sは、対をなす信号端子2st・2stに接触できる(図12又は図13(B)参照)。第1グラウンドコンタクト4gは、グラウンド端子2gtに接触できる(図12又は図13(B)参照)。一対の板ばね4a・4aは、第1グラウンドコンタクト4gがグラウンド端子2gtに向かう方向と同じ方向に延在している。
図2から図4を参照すると、絶縁バー4bは、一対の板ばね4a・4aの先端部を架橋している。第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁バー4bに当接して、第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gを傾倒できる(図17(B)参照)。
(第1ハウジングの構成)
次に、第1実施形態による第1ハウジング1の構成を説明する。図1から図7を参照して、第1ハウジング1は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状を得ることができる。
次に、第1実施形態による第1ハウジング1の構成を説明する。図1から図7を参照して、第1ハウジング1は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状を得ることができる。
図2から図4を参照すると、第1ハウジング1は、イジェクト機構Eを凹部11の一方の端部に配置している。イジェクト機構Eは、第1カードC1又は第2カードC2を凹部11に挿入すると、第1カードC1又は第2カードC2を停止するように動作でき、停止状態の第1カードC1又は第2カードC2を押すと、第1カードC1又は第2カードC2を排出できる。以下、イジェクト機構Eの構成及び動作は、第1カードC1を代表して説明する。
図4を参照すると、イジェクト機構Eは、平板状のスライド部材E1、圧縮コイルばねE2、及び、案内棒E3で構成している。スライド部材E1は、第1カードC1の挿抜方向と平行する方向に進退自在に、第1ハウジング1と連結している。又、スライド部材E1は、第1カードC1の切り欠きCaに係合するL字片を先端部に形成している。更に、スライド部材E1は、第1カードC1の側面に形成された溝部(図8参照)に係合自在な板ばねEaを有している。又、スライド部材E1は、ハート型のカム溝(図示せず)を側面に穿設している。
図4を参照すると、圧縮コイルばねE2は、スライド部材E1の内部に保持されている。又、圧縮コイルばねE2は、第1カードC1が排出される方向にスライド部材E1を付勢している。案内棒E3は、その一端部がハート型のカム溝(図示せず)に連結している。又、案内棒E3は、その他端部が第1ハウジング1に回転自在に連結している。
図4を参照して、凹部11に第1カードC1を挿入し、圧縮コイルばねE2の付勢力に抗して、スライド部材E1を第1ハウジング1の奥側に移動すると、案内棒E3の一端部は、ハート型のカム溝の分岐点に移動する。そして、案内棒E3の一端部がハート型のカム溝の分岐点に到達すると、案内棒E3はスライド部材E1をロックでき、第1カードC1の停止位置を規定できる。
図4を参照して、案内棒E3の一端部がハート型のカム溝の分岐点に位置した状態から、第1カードC1を一旦押すと、案内棒E3の一端部は、ハート型のカム溝の分岐点から解放されて、ハート型のカム溝の帰り行程に相対的に移動する。そして、圧縮コイルばねE2がスライド部材E1を第1ハウジング1の開口側に移動させることで、第1カードC1を排出できる。
(第1カバー板の構成)
次に、第1実施形態による第1カバー板2の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、第1カバー板2は、導電性を有する金属板で構成している。第1カバー板2は、天板21と一対の側面板22・23で構成している。
次に、第1実施形態による第1カバー板2の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、第1カバー板2は、導電性を有する金属板で構成している。第1カバー板2は、天板21と一対の側面板22・23で構成している。
図1又は図2を参照すると、天板21は、凹部11に対向配置されている。一対の側面板22・23は、天板21の両端部が直角に折り曲げられて形成されている。一対の側面板22・23は、第1ハウジング1の両側面に密着できる。一対の側面板22・23は、それらの一部が更に折り曲げられて、第1ハウジング1の底面に密着できる。そして、第1ハウジング1の開口側から第1カバー板2を挿入することで、第1カバー板2を第1ハウジング1に組み立てることができる。
図1又は図2を参照すると、天板21には、複数の第2コンタクト4を視認容易な窓21wを開口している。又、天板21には、第1カードC1又は第2カードC2を表面Sf側から押圧する板ばね片21aを有している。更に、天板21には、スライド部材E1を押圧する板ばね片21bを有している(図4参照)。一方の側面板22には、案内棒E3を押圧する板ばね片22bを有している(図4参照)。
図1又は図2を参照して、導電性を有する第1カバー板2で第1ハウジング1を覆うことで、内部に収容された第1カードC1又は第2カードC2を電磁妨害から守ることができる。
引き続き、第1実施形態によるコネクタ10の構成を説明する。図14は、第1実施形態によるカード用コネクタに備わる第1コンタクト及び第2コンタクトの平面図であり、第1ハウジングにモールドする前の状態図である。
図15は、第1実施形態によるカード用コネクタに備わる第1コンタクト及び第2コンタクトの斜視図であり、第1ハウジングにモールドする前の状態図である。図16は、第1実施形態によるカード用コネクタに備わる第1コンタクト及び第2コンタクトの斜視図であり、第1ハウジングにモールドした状態図である。
(第1コンタクトの構成)
次に、第1実施形態による第1コンタクト3の構成を説明する。図14又は図15を参照すると、第1コンタクト3は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板からなり、展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第1コンタクト3は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
次に、第1実施形態による第1コンタクト3の構成を説明する。図14又は図15を参照すると、第1コンタクト3は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板からなり、展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第1コンタクト3は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
図14又は図15を参照すると、九つの第1コンタクト3は、互いに分離しているが、九つの第1コンタクト3が部分的に互いに繋がった連鎖状コンタクトしてもよく、図16に示すように、第1コンタクト3の固定部をモールドして第1ハウジング1を成形した後に、連鎖状コンタクトを適宜に打ち抜き加工することで、九つの第1コンタクト3を個別に分離できる。
図2から図4を参照すると、第1コンタクト3は、その固定端部が第1ハウジング1に固定されている。一方、第1コンタクト3は、その自由端部が凹部11の底面から傾斜して延出している。そして、第1コンタクト3の自由端部の頂き部が第1接続端子1ctに接触できる接点3sを形成している(図15参照)。
図7を参照すると、第1コンタクト3は、その固定端部にリード片3rを形成している。これらのリード片3rは、プリント基板1pの一方の面11pにハンダ接合できる(図1参照)。つまり、コネクタ10は、表面実装形のコネクタになっている。
(第2コンタクトの構成)
次に、第1実施形態による第2コンタクト4の構成を説明する。図14又は図15を参照すると、第2コンタクト4は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板4pからなっている。展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第2コンタクト4は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
次に、第1実施形態による第2コンタクト4の構成を説明する。図14又は図15を参照すると、第2コンタクト4は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板4pからなっている。展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第2コンタクト4は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
図14又は図15を参照して、金属板4pの中央部をモールドして、第1ハウジング1を成形できる。そして、図16に示すように、第2コンタクト4は、第1信号コンタクト4s、第1グラウンドコンタクト4g、及び板ばね4aを個別に分離している。
図2から図4を参照すると、第1信号コンタクト4sは、その固定端部が第1ハウジング1に固定されている。一方、第1信号コンタクト4sは、その自由端部が凹部11の底面から傾斜して延出している。そして、第1信号コンタクト4sの自由端部の頂き部が信号端子2stに接触できる接点41sを形成している(図15参照)。
同様に、図2から図4を参照すると、第1グラウンドコンタクト4gは、その固定端部が第1ハウジング1に固定されている。一方、第1グラウンドコンタクト4gは、その自由端部が凹部11の底面から傾斜して延出している。そして、第1グラウンドコンタクト4gの自由端部の頂き部がグラウンド端子2gtに接触できる接点を形成している(図15参照)。
図2又は図3を参照すると、第1グラウンドコンタクト4gは、幅広のリード片4grを第1ハウジング1の両側面から延出している。これらのリード片4grは、プリント基板1pの一方の面11pにハンダ接合できる(図1参照)。つまり、コネクタ10は、表面実装形のコネクタになっている。又、リード片4grを幅広にすることで、グラウンドを強化できる。
図2から図4を参照すると、絶縁バー4bの両端部は、対をなす第1信号コンタクト4s・4sの両側に配置された板ばね4a・4aの先端部をモールドしている。図16に示すように、一対の板ばね4a・4aは、絶縁バー4bを成形した後に、対をなす第1信号コンタクト4s・4sに向かって折り曲げられることが好ましい。
(カード用コネクタの作用)
次に、第1実施形態によるコネクタ10の動作を説明しながら、コネクタ10の作用及び効果を説明する。
次に、第1実施形態によるコネクタ10の動作を説明しながら、コネクタ10の作用及び効果を説明する。
図17は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す部分拡大縦断面図であり、図17(A)は、第1カードをカード用コネクタに挿入する途中の状態図、図17(B)は、第1カードをカード用コネクタに挿入した状態図である。
図18は、第1実施形態によるカード用コネクタの構成を示す部分拡大縦断面図であり、図18(A)は、第2カードをカード用コネクタに挿入する途中の状態図、図18(B)は、第2カードをカード用コネクタに挿入した状態図である。
図17(A)を参照して、第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入すると、第1カードC1の先端縁が絶縁バー4bに向かって進行する。図17(B)を参照すると、第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入した状態では、第1カードC1の先端縁が第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gに当接する前に、第1カードC1の底面Bfが絶縁バー4bに当接して、絶縁バー4bが第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gを傾倒させている。これにより、第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gが第1カードC1の底面Bfに接触することなく、第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gの損傷を防止できる。なお、第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入した状態では、第1接続端子1ctは、第1コンタクト3に接触している(図17(B)参照)。
図18(A)を参照して、第2カードC2を第1ハウジング1の凹部11に挿入すると、第2カードC2の先端縁が絶縁バー4bに向かって進行する。図18(B)を参照すると、第2カードC2を第1ハウジング1の凹部11に挿入した状態では、絶縁バー4bは、第2溝部D2の底面に当接することなく通過できる。そして、絶縁バー4bが第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gを傾倒させることなく、第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gを第2接続端子2ctに接触できる。なお、絶縁バー4bが第1溝部D1の底面に当接しても、第1信号コンタクト4s及び第1グラウンドコンタクト4gを傾倒させないように、絶縁バー4bを構成している。又、第2カードC2を第1ハウジング1の凹部11に挿入した状態では、第1接続端子1ctは、第1コンタクト3に接触している(図18(B)参照)。
このように、第1実施形態によるコネクタ10は、複数の第2コンタクト4を傾倒自在な絶縁バー4bを一組の板ばね4a・4aの先端部に架橋し、第1溝部D1を端部に有する第1カードC1を第1ハウジング1の凹部11に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁バー4bに当接して複数の第2コンタクト4を傾倒させて、第2コンタクト4が第1カードC1に接触することを困難とするので、第2コンタクト4を損傷させる心配を無くすことができる。
[第2実施形態]
(カード用コネクタの構成)
次に、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する。
[第2実施形態]
(カード用コネクタの構成)
次に、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタの構成を説明する。
図19は、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図である。図20は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視分解組立図である。
図21は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、第2カバー板を取り外した状態図である。図22は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、一部を断面図で示している。図23は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す斜視図であり、カード用コネクタを底面側から観た状態図である。
図24は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す正面図である。図25は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す背面図である。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じにするので説明を省略することがある。
(全体構成)
次に、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタの全体構成を説明する。図19から図25を参照すると、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタ(以下、コネクタと略称する)20は、板状の第2ハウジング5と第2カバー板6を備えている。又、コネクタ20は、複数の第3コンタクト7と複数の第4コンタクト8を備えている。
次に、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタの全体構成を説明する。図19から図25を参照すると、本発明の第2実施形態によるカード用コネクタ(以下、コネクタと略称する)20は、板状の第2ハウジング5と第2カバー板6を備えている。又、コネクタ20は、複数の第3コンタクト7と複数の第4コンタクト8を備えている。
図20から図22を参照すると、第2ハウジング5は、第1カードC1又は第2カードC2を挿入自在な凹部51を形成している。凹部51は、一対の側壁5a・5bと後壁5cで囲われている。図19又は図20を参照すると、第2カバー板6は、凹部51を覆っている。第2カバー板6で覆われた凹部51を第1カードC1又は第2カードC2の収容空間とすることができる。
図20から図22を参照すると、第3コンタクト7は、凹部51の奥側に配置している。第3コンタクト7は、第1カードC1の第1接続端子1ctに接触できる(図9又は図10(B)参照)。又、第3コンタクト7は、第2カードC2の第1接続端子1ctに接触できる(図12又は図13(B)参照)。
図20から図22を参照すると、第4コンタクト8は、凹部51の開口側に配置している。第4コンタクト8は、第2カードC2の第2接続端子2ctに接触できる(図12又は図13(B)参照)。
図20から図23を参照すると、第4コンタクト8は、対をなす第2信号コンタクト8s・8sと四つの第2グラウンドコンタクト8gを含んでいる。又、第4コンタクト8は、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gの中間部に成形した八つの絶縁ブロック8bを含んでいる。
図20から図23を参照すると、対をなす第2信号コンタクト8s・8sは、対をなす信号端子2st・2stに接触できる(図12又は図13(B)参照)。第2グラウンドコンタクト8gは、グラウンド端子2gtに接触できる(図12又は図13(B)参照)。
図20から図22を参照すると、絶縁ブロック8bは、第1溝部D1又は第2溝部D2を通過自在に配置されている(図9又は図12参照)。第1カードC1を第2ハウジング5の凹部51に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁ブロック8bに当接して、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gを傾倒できる(図29(B)参照)。
(第2ハウジングの構成)
次に、第2実施形態による第2ハウジング5の構成を説明する。図19から図25を参照して、第2ハウジング5は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状を得ることができる。
(第2ハウジングの構成)
次に、第2実施形態による第2ハウジング5の構成を説明する。図19から図25を参照して、第2ハウジング5は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状を得ることができる。
図19から図22を参照すると、第2ハウジング5は、イジェクト機構Eを凹部51の一方の端部に配置している。イジェクト機構Eは、第1カードC1又は第2カードC2を凹部51に挿入すると、第1カードC1又は第2カードC2を停止するように動作でき、停止状態の第1カードC1又は第2カードC2を押すと、第1カードC1又は第2カードC2を排出できる。
(第2カバー板の構成)
次に、第2実施形態による第2カバー板6の構成を説明する。図19又は図20を参照すると、第2カバー板6は、導電性を有する金属板で構成している。第2カバー板6は、天板61と一対の側面板62・63で構成している。
次に、第2実施形態による第2カバー板6の構成を説明する。図19又は図20を参照すると、第2カバー板6は、導電性を有する金属板で構成している。第2カバー板6は、天板61と一対の側面板62・63で構成している。
図19又は図20を参照すると、天板61は、凹部51に対向配置されている。一対の側面板62・63は、天板61の両端部が直角に折り曲げられて形成されている。一対の側面板62・63は、第2ハウジング5の両側面に密着できる。一対の側面板62・63は、それらの一部が更に外側に折り曲げられている。そして、第2ハウジング5の凹部51に向かって第2カバー板6を挿入することで、第2カバー板6を第2ハウジング5に組み立てることができる。
図19又は図20を参照すると、天板61には、複数の第4コンタクト8を視認容易な窓61wを少なくとも開口している。又、天板61には、第1カードC1又は第2カードC2を表面Sf側から押圧する板ばね片61aを有している。更に、天板61には、スライド部材E1を押圧する板ばね片61bを有している(図22参照)。一方の側面板62には、案内棒E3を押圧する板ばね片62bを有している(図22参照)。
図19又は図20を参照して、導電性を有する第2カバー板6で第2ハウジング5を覆うことで、内部に収容された第1カードC1又は第2カードC2を電磁妨害から守ることができる。
引き続き、第2実施形態によるコネクタ20の構成を説明する。図26は、第2実施形態によるカード用コネクタに備わる第3コンタクト及び第4コンタクトの平面図であり、第2ハウジングにモールドする前の状態図である。
図27は、第2実施形態によるカード用コネクタに備わる第3コンタクト及び第4コンタクトの斜視図であり、第2ハウジングにモールドする前の状態図である。図28は、第2実施形態によるカード用コネクタに備わる第3コンタクト及び第4コンタクトの斜視図であり、第2ハウジングにモールドした状態図である。
(第3コンタクトの構成)
次に、第2実施形態による第3コンタクト7の構成を説明する。図26又は図27を参照すると、第3コンタクト7は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板からなり、展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第3コンタクト7は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
次に、第2実施形態による第3コンタクト7の構成を説明する。図26又は図27を参照すると、第3コンタクト7は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板からなり、展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第3コンタクト7は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
図26又は図27を参照すると、九つの第3コンタクト7は、互いに分離しているが、九つの第3コンタクト7が部分的に互いに繋がった連鎖状コンタクトしてもよく、図16に示すように、第3コンタクト7の固定部をモールドして第2ハウジング5を成形した後に、連鎖状コンタクトを適宜に打ち抜き加工することで、九つの第1コンタクト3を個別に分離できる。
図20から図22を参照すると、第3コンタクト7は、その固定端部が第2ハウジング5に固定されている。一方、第3コンタクト7は、その自由端部が凹部51の底面から傾斜して延出している。そして、第3コンタクト7の自由端部の頂き部が第1接続端子1ctに接触できる接点3sを形成している(図27参照)。
図25を参照すると、第3コンタクト7は、その固定端部にリード片7rを形成している。これらのリード片7rは、プリント基板1pの一方の面11pにハンダ接合できる(図19参照)。つまり、コネクタ20は、表面実装形のコネクタになっている。
(第4コンタクトの構成)
次に、第2実施形態による第4コンタクト8の構成を説明する。図26又は図27を参照すると、第4コンタクト8は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板8pからなっている。展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第4コンタクト8は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
次に、第2実施形態による第4コンタクト8の構成を説明する。図26又は図27を参照すると、第4コンタクト8は、展開板(図示せず)が成形された導電性を有する金属板8pからなっている。展開板を打ち抜き加工又は折り曲げ加工して、導電性を有する片持ち状のベローズコンタクトを得ることができる。第4コンタクト8は、加工の容易性や、ばね特性、導電性などを考慮すれば、銅合金が好ましく用いられるが、銅合金に限定される訳ではない。
図26又は図27を参照して、金属板8pの中央部をモールドして、第2ハウジング5を成形できる。そして、図28に示すように、第4コンタクト8は、第2信号コンタクト8s、及び、第2グラウンドコンタクト8gを個別に分離している。
図20から図22を参照すると、第2信号コンタクト8sは、その固定端部が第2ハウジング5に固定されている。一方、第2信号コンタクト8sは、その自由端部が凹部51の底面から傾斜して延出している。そして、第2信号コンタクト8sの自由端部の頂き部が信号端子2stに接触できる接点81sを形成している(図27参照)。
同様に、図20から図22を参照すると、第2グラウンドコンタクト8gは、その固定端部が第2ハウジング5に固定されている。一方、第2グラウンドコンタクト8gは、その自由端部が凹部51の底面から傾斜して延出している。そして、第2グラウンドコンタクト8gの自由端部の頂き部がグラウンド端子2gtに接触できる接点を形成している(図27参照)。
図20又は図21を参照すると、第2グラウンドコンタクト8gは、幅広のリード片81rを第2ハウジング5の両側面から延出している。又、第2グラウンドコンタクト8gは、一組のリード片82r・82rを第2ハウジング5の開口側に延出している。これらのリード片81r・82rは、プリント基板1pの一方の面11pにハンダ接合できる(図19参照)。つまり、コネクタ20は、表面実装形のコネクタになっている。又、複数のリード片81r・82rをプリント基板1pの一方の面11pにハンダ接合することで(図19参照)、グラウンドを強化できる。
図20から図22を参照すると、絶縁ブロック8bは、第2信号コンタクト8sの中間部にモールド成形している。又、絶縁ブロック8bは、第2グラウンドコンタクト8gの中間部にモールド成形している。図28に示すように、複数の絶縁ブロック8bは、横一列に配列されている。
(カード用コネクタの作用)
次に、第2実施形態によるコネクタ20の動作を説明しながら、コネクタ20の作用及び効果を説明する。
次に、第2実施形態によるコネクタ20の動作を説明しながら、コネクタ20の作用及び効果を説明する。
図29は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す部分拡大縦断面図であり、図29(A)は、第1カードをカード用コネクタに挿入する途中の状態図、図29(B)は、第1カードをカード用コネクタに挿入した状態図である。
図30は、第2実施形態によるカード用コネクタの構成を示す部分拡大縦断面図であり、図30(A)は、第2カードをカード用コネクタに挿入する途中の状態図、図30(B)は、第2カードをカード用コネクタに挿入した状態図である。
図29(A)を参照して、第1カードC1を第2ハウジング5の凹部51に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁ブロック8bに向かって進行する。図29(B)を参照すると、第1カードC1を第2ハウジング5の凹部51に挿入した状態では、第1溝部D1の段差が第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gに当接する前に、第1カードC1の底面Bfが絶縁ブロック8bに当接して、絶縁ブロック8bが第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gを傾倒させている。これにより、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gが第1カードC1の底面Bfに接触することなく、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gの損傷を防止できる。なお、第1カードC1を第2ハウジング5の凹部51に挿入した状態では、第1接続端子1ctは、第3コンタクト7に接触している(図29(B)参照)。
図30(A)を参照して、第2カードC2を第2ハウジング5の凹部51に挿入すると、第2溝部D2の段差が絶縁ブロック8bに向かって進行する。図30(B)を参照すると、第2カードC2を第2ハウジング5の凹部51に挿入した状態では、絶縁ブロック8bは、第2溝部D2の底面に当接することなく通過できる。そして、絶縁ブロック8bが第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gを傾倒させることなく、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gを第2接続端子2ctに接触できる。又、第2カードC2を第2ハウジング5の凹部51に挿入した状態では、第1接続端子1ctは、第3コンタクト7に接触している(図30(B)参照)。
このように、第2実施形態によるコネクタ20は、複数の第4コンタクト8を傾倒自在な絶縁ブロック8bを第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gの中間部に成形し、第1溝部D1を端部に有する第1カードC1を第2ハウジング5の凹部51に挿入すると、第1溝部D1の段差が絶縁ブロック8bに当接して複数の第4コンタクト8を傾倒させて、第4コンタクト8が第1カードC1に接触することを困難とするので、第4コンタクト8を損傷させる心配を無くすことができる。
又、第2実施形態によるコネクタ20は、絶縁バー4bを支持する一対の板ばね4a・4aを不要としているので、構成が簡易になるという、第1実施形態によるコネクタ10と異なる効果がある。又、第2実施形態によるコネクタ20は、一対の板ばね4a・4aを第1信号コンタクト4s・4sに向かって折り曲げる工程を不要にするという、第1実施形態によるコネクタ10と異なる効果がある。
更に、第2実施形態によるコネクタ20は、第2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gの中間部に絶縁ブロック8bを個別に成形していることで、第1カードC1の極間壁が破損している場合でも(図9参照)、絶縁ブロック8bが極間壁の間を通過できるので(図29参照)、2信号コンタクト8s及び第2グラウンドコンタクト8gの変形を防止できるという、第1実施形態によるコネクタ10と異なる効果がある。
本発明は、外形寸法及び厚さは同じであるが、接続端子の配列が一部異なる二種類のカードを共用できるカード用コネクタであって、コンタクトを保護するカード用コネクタを開示したが、本発明の技術的思想を応用すれば、カード用コネクタ以外のコンタクトを保護することもできる。
1 第1ハウジング
1ct 第1接続端子
2 第1カバー板
2ct 第2接続端子
2gt グラウンド端子
2st 信号端子
3 第1コンタクト
4 第2コンタクト
4a 板ばね
4b 絶縁バー
4g 第1グラウンドコンタクト
4s・4s 対をなす第1信号コンタクト
10 コネクタ(カード用コネクタ)
11 凹部
C1 第1カード
C2 第2カード
D1 第1溝部
D2 第2溝部
1ct 第1接続端子
2 第1カバー板
2ct 第2接続端子
2gt グラウンド端子
2st 信号端子
3 第1コンタクト
4 第2コンタクト
4a 板ばね
4b 絶縁バー
4g 第1グラウンドコンタクト
4s・4s 対をなす第1信号コンタクト
10 コネクタ(カード用コネクタ)
11 凹部
C1 第1カード
C2 第2カード
D1 第1溝部
D2 第2溝部
Claims (7)
- 一方の端部の底面から窪んだ第1溝部の底面に複数の第1接続端子を配置した矩形の第1カードと、前記第1カードと外形寸法及び厚さが同じであり、一方の端部の底面から窪んだ第2溝部の底面に複数の前記第1接続端子及び複数の第2接続端子を配置した矩形の第2カードと、を共用できるカード用コネクタであって、
前記第1カード又は前記第2カードを挿入自在な凹部を有する板状の第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの凹部を覆う第1カバー板と、
前記第1ハウジングの凹部の奥側に配置され、前記第1接続端子に接触できる複数の第1コンタクトと、
前記第1ハウジングの凹部の開口側に配置され、前記第2接続端子に接触できる複数の第2コンタクトと、を備え、
前記第2接続端子は、
複数の対をなす信号端子と、
前記対をなす信号端子の両側に配置されるグラウンド端子と、を含み、
前記第2コンタクトは、
前記対をなす信号端子に接触自在な第1信号コンタクトと、
前記グラウンド端子に接触自在な第1グラウンドコンタクトと、
前記第1グラウンドコンタクトが前記グラウンド端子に向かう方向と同じ方向に延在する一対の板ばねと、
一対の前記板ばねの先端部を架橋し、対をなす前記第1信号コンタクト及び前記第1グラウンドコンタクトを傾倒自在な絶縁バーと、を含み、
前記第1カードを前記第1ハウジングの凹部に挿入すると、前記第1カードの底面が前記絶縁バーに当接して複数の前記第2コンタクトを傾倒させ、
前記第2カードを前記第1ハウジングの凹部に挿入すると、前記絶縁バーが前記第2溝部の底面に当接することなく通過し、前記絶縁バーが複数の前記第2コンタクトを傾倒させることなく、前記第2コンタクトが前記第2接続端子に接触する、カード用コネクタ。 - 複数の前記第2コンタクトは、展開板を成形した導電性を有する金属板からなり、この金属板の中央部をモールドして前記第1ハウジングを成形すると共に、前記第1信号コンタクト、前記第1グラウンドコンタクト、及び前記板ばねを個別に分離している、請求項1記載のカード用コネクタ。
- 前記絶縁バーの両端部は、前記対をなす第1信号コンタクトの両側に配置された前記板ばねの先端部をモールドしている、請求項1又は2記載のカード用コネクタ。
- 一対の前記板ばねは、前記絶縁バーを成形した後に、対をなす前記第1信号コンタクトに向かって折り曲げられる請求項1から3のいずれかに記載のカード用コネクタ。
- 一方の端部の底面から窪んだ第1溝部の底面に複数の第1接続端子を配置した矩形の第1カードと、前記第1カードと外形寸法及び厚さが同じであり、一方の端部の底面から窪んだ第2溝部の底面に複数の前記第1接続端子及び複数の第2接続端子を配置した矩形の第2カードと、を共用できるカード用コネクタであって、
前記第1カード又は前記第2カードを挿入自在な凹部を有する板状の第2ハウジングと、
前記第2ハウジングの凹部を覆う第2カバー板と、
前記第2ハウジングの凹部の奥側に配置され、前記第1接続端子に接触できる複数の第3コンタクトと、
前記第2ハウジングの凹部の開口側に配置され、前記第2接続端子に接触できる複数の第4コンタクトと、を備え、
前記第2接続端子は、
複数の対をなす信号端子と、
前記対をなす信号端子の両側に配置されるグラウンド端子と、を含み、
前記第4コンタクトは、
前記対をなす信号端子に接触自在な第2信号コンタクトと、
前記グラウンド端子に接触自在な第2グラウンドコンタクトと、
前記第1溝部又は前記第2溝部を通過自在に配置されると共に、前記第2信号コンタクト及び前記第2グラウンドコンタクトの中間部に成形し、前記第2信号コンタクト及び前記第2グラウンドコンタクトを傾倒自在な絶縁ブロックと、を含み、
前記第1カードを前記第2ハウジングの凹部に挿入すると、前記第1カードの底面が前記絶縁ブロックに当接して複数の前記第4コンタクトを傾倒させ、
前記第2カードを前記第2ハウジングの凹部に挿入すると、前記絶縁ブロックが前記第2溝部の底面に当接することなく通過し、前記絶縁ブロックが複数の前記第4コンタクトを傾倒させることなく、前記第4コンタクトが前記第2接続端子に接触する、カード用コネクタ。 - 複数の前記第4コンタクトは、展開板を成形した導電性を有する金属板からなり、この金属板の中央部をモールドして前記第2ハウジングを成形すると共に、前記第2信号コンタクト、及び前記第2グラウンドコンタクトを個別に分離している、請求項5記載のカード用コネクタ。
- 前記第1カードは、UHS−I対応SDメモリカードを含み、
前記第2カードは、UHS−II対応SDメモリカードを含んでいる、請求項1から6のいずれかに記載のカード用コネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW104141027A TW201633615A (zh) | 2014-12-11 | 2015-12-08 | 卡片用連接器 |
CN201510903828.2A CN105703102B (zh) | 2014-12-11 | 2015-12-09 | 卡用连接器 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014251203 | 2014-12-11 | ||
JP2014251203 | 2014-12-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016115663A true JP2016115663A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56142191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015209097A Pending JP2016115663A (ja) | 2014-12-11 | 2015-10-23 | カード用コネクタ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016115663A (ja) |
CN (1) | CN105703102B (ja) |
TW (1) | TW201633615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017212943A1 (ja) | 2016-06-09 | 2017-12-14 | キヤノン株式会社 | 信号伝送装置、信号伝送システム及び機器 |
JP2020107667A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | キヤノン株式会社 | 電子機器及び収納ユニット |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6572392B2 (en) * | 2001-06-19 | 2003-06-03 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Push-push type card connector comprising a cam mechanism using a generally heart-shaped cam groove |
CN2845209Y (zh) * | 2005-09-12 | 2006-12-06 | 美国莫列斯股份有限公司 | 电子卡连接器 |
CN2909565Y (zh) * | 2006-05-25 | 2007-06-06 | 莫列斯公司 | 电子卡连接器 |
CN201038363Y (zh) * | 2007-02-09 | 2008-03-19 | 林乐贤 | 具有插卡保护功能的连接器 |
CN201130765Y (zh) * | 2007-11-09 | 2008-10-08 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 卡连接器 |
-
2015
- 2015-10-23 JP JP2015209097A patent/JP2016115663A/ja active Pending
- 2015-12-08 TW TW104141027A patent/TW201633615A/zh unknown
- 2015-12-09 CN CN201510903828.2A patent/CN105703102B/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017212943A1 (ja) | 2016-06-09 | 2017-12-14 | キヤノン株式会社 | 信号伝送装置、信号伝送システム及び機器 |
JP2020107667A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | キヤノン株式会社 | 電子機器及び収納ユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN105703102A (zh) | 2016-06-22 |
TW201633615A (zh) | 2016-09-16 |
CN105703102B (zh) | 2020-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5049003B2 (ja) | カードコネクタ及びハウジングSubAssyの製造方法 | |
US7955135B2 (en) | Electrical card connector with at least a retention piece extending vertically from contact | |
CN107533625B (zh) | 卡插座、卡连接器及卡插座的制造方法 | |
US20080280462A1 (en) | Memory card connector | |
US7708598B2 (en) | Electrical card connector with at least a card locking mechanism | |
US7726991B2 (en) | Electrical card connector with a wedge-shaped block | |
JP4820668B2 (ja) | カードコネクタ | |
US20160164205A1 (en) | Card holding member and card connector | |
CN103378478A (zh) | 卡连接器 | |
CN103296518A (zh) | 托盘式卡连接器 | |
JP2010129173A (ja) | カード用コネクタ | |
US7452241B2 (en) | Card connector | |
CN100530829C (zh) | 存储卡用连接器 | |
JP2016115663A (ja) | カード用コネクタ | |
CN102437465B (zh) | 卡用连接器 | |
CN109787049B (zh) | 堆叠式二合一卡座及电子设备 | |
JP7002115B2 (ja) | カード用コネクタ | |
US7371120B1 (en) | Memory card connector | |
JP5835250B2 (ja) | カードコネクタ | |
US20070259547A1 (en) | Electrical card connector having guiding member | |
JP6656097B2 (ja) | カード用コネクタ | |
JP5171541B2 (ja) | カード用コネクタ | |
US7549876B2 (en) | Electrical card connector having an insulative housing integrally molded with a shell | |
JP7222540B2 (ja) | カード用コネクタ | |
US7604493B2 (en) | Card connector |