JP2016114655A - 定着装置と画像形成装置 - Google Patents

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大 松原
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大 松原
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Abstract

【課題】冷却するエアーの指向性を向上させて、通紙領域の冷却する部分を少なくすること。【解決手段】定着装置は、トナー画像が形成されたシートを搬送しながら加熱して、シートにトナー画像を定着する定着ローラ対36と、定着ローラ対36にエアーを送風するファン61と、ファン61と定着ローラ対36との間で、エアーを遮断する遮断位置と、エアーを定着ローラ対36の通紙領域側から非通紙領域側に定着ローラ対36の中央領域から端部の方向へ斜めに案内する案内位置とに回動可能な複数のシャッタ64a乃至64eと、複数のシャッタの内、非通紙領域Xの領域幅に対応するシャッタ64a乃至64cを選択し、選択したシャッタを案内位置に回動させて、選択したシャッタに、通紙領域側から非通紙領域側に向けて斜めにエアーを案内させて、非通紙領域を冷却させるコントローラと、を備えている。【選択図】図8

Description

本発明は、シートにトナー画像を定着する定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートにトナー画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器として画像形成装置がある。画像形成装置は、画像形成部でシートにトナー画像を形成し、その後、定着器(定着装置)でシートを加熱して、シートにトナー画像を定着するようになっている。この場合、定着器がシートを加熱する熱が、定着器や、画像形成装置の装置本体内に籠ることがある。このため、最大幅サイズのシートよりも、幅サイズの狭いシートが、定着器の加熱ローラと加圧ローラとの間を通過するとき、両方のローラ(定着手段)に接触しない非通紙領域をエアーによって冷却するようになっている定着器がある(特許文献1)。この従来の定着器は、冷却ファンの送風口の幅方向の長さと、風量とを調節することで、異なった幅サイズのシートが通過するときの非通紙領域の昇温を防止している。
特開2009−300856号公報
しかし、従来の定着器は、ローラに送るエアーの指向性が低く、非通紙領域を冷却するのみならず、通紙領域の一部分までも冷却することがあった。このため、従来の定着器は、非通紙領域の冷却効率が低いという問題があった。また、通紙領域の一部分までも冷却するので、非通紙領域に近い通紙領域の部分の温度が下がり、シートの幅方向の縁に近いトナー画像の定着性が低下するという問題があった。
本発明は、定着手段を冷却するエアーの指向性を向上させて、通紙領域の冷却する部分を少なくした定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置とを提供することにある。
本発明の定着装置は、トナー画像が形成されたシートを搬送しながら加熱して、シートにトナー画像を定着する定着手段と、前記定着手段にエアーを送風する送風部と、前記定着手段の通紙領域のシート幅方向に配列されて、前記送風部と前記定着手段との間で、エアーを遮断する遮断位置と、エアーを前記定着手段の通紙領域側から非通紙領域側に前記定着手段に対して中央領域から端部の方向へ斜めに案内する案内位置とに回動可能な複数のシャッタを有する偏向手段と、複数の前記シャッタの内、搬送されるシートのサイズに応じて前記非通紙領域に対応するシャッタを前記案内位置に回動させて、前記通紙領域側から前記非通紙領域側に向けて斜めにエアーを案内させて、前記非通紙領域を冷却させる制御手段と、を備えている、ことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、シートにトナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によってトナー画像が形成されたシートを加熱して、シートにトナー画像を定着する定着装置と、を備え、前記定着装置が、上記の定着装置である、ことを特徴としている。
本発明の定着装置は、通紙領域側から非通紙領域側に斜めにエアーを案内して、エアーの指向性を向上させたので、非通紙領域に近い通紙領域の部分に送るエアーを少なくすることができる。これによって、本発明の定着装置は、非通紙領域に送るエアーを多くすることができ、非通紙領域の冷却効率を高めることができる。また、非通紙領域に近い通紙領域の部分に送るエアーが少ないことによって、非通紙領域に近い通紙領域の部分の温度が下がるのを防止して、シートの幅方向の縁に近いトナー画像の定着性を向上させることができる。
本発明の画像形成装置は、シートの幅方向の縁に近いトナー画像の定着性を向上させた定着装置を備えているので、シートに高品質のトナー画像を形成することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。 本発明の実施形態の定着装置の斜視図である。 図2の支持筐体の斜視図である。 図2の冷却ユニットを図2の状態から180度水平回転させた冷却ユニットの斜視図である。 図2の第1冷却フレームの斜視図である。 第1冷却フレームに設けられたシャッタの斜視図である。 LTRサイズのシートが定着装置に搬送された場合の冷却ユニットをシート搬送方向の下流側から見た図である。 A4サイズのシートが定着装置に搬送された場合の冷却ユニットをシート搬送方向の下流側から見た図である。 制御ブロック図である。 ファンの回転制御によってシャッタを開閉するプログラムフローチャートである。 プランジャによってシャッタを開閉する場合を示した図である。
以下、本発明の実施形態における定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明をする。なお、本実施形態に記載されている構成部品の形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、各図において、手前側は、図1の画像形成装置の前に立ったユーザの手前側のことであり、奥側は、ユーザの前方の側のことである。さらに、上側は、図1のトナー補給容器1側のことであり、下側は、給紙部5側のことである。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置100のシート搬送方向に沿った断面概略図である。画像形成装置100の装置本体100Aには、トナー補給容器(トナーボトル)1が着脱自在に装着されている。補給容器1は、長手方向を水平にして装置本体1Aに装着されている。
補給容器1から排出された現像剤としてのトナーは、ホッパー24に一旦収容された後、現像装置11へ送り出される。現像装置11に送り出されたトナーにより、像担持体としての感光体ドラム6を有する画像形成部7にてトナー画像が形成される。
一方、給紙部5から給送されたシートPは、画像形成部7において形成されたトナー画像が転写されて、定着装置30を通過中に加熱、加圧されてトナー画像を定着される。そして、シートPは、排出トレイ9に排出される。画像形成部7は、装置本体100Aの内部でトナー補給容器1に重ならないように配置されている。操作部50は、立面操作部として装置本体100Aの右側に配置されている。また、コントローラ51は、装置本体100Aの内部機器の駆動を制御するようになっている。
(定着装置)
図2は、本発明の実施形態の定着装置30の斜視図である。
定着装置30は、トナー画像をシートに定着するようになっている。定着装置30は、定着手段としての定着ローラ対36と、冷却ユニット60等を備えている。定着ローラ対36は、熱源を有する加熱ローラ32と、加熱ローラ32に対して加圧される加圧ローラ31とで構成されている。
加圧ローラ31と加熱ローラ32は、回転軸31a,32a(後述する図7、図8)によって、支持筐体33(図3)に回転自在に支持されて周囲を囲まれている。加圧ローラ31と加熱ローラ32は、不図示の加圧機構により互いに圧接されて、互いに当接した部分でシートを挟むニップNP(図1)を形成している。加圧ローラ31と加熱ローラ32は、トナー画像が形成されたシートを搬送しながら加熱して、シートにトナー画像を定着するようになっている。
図3は、図2の支持筐体33の斜視図である。
支持筐体33は、フレーム板34と、蓋35と、側板34a,34b等で枠状に形成されている。側板34a,34bには、加圧ローラ31と加熱ローラ32を支持する切欠部34a1,34b1が形成されといる。また、蓋35の両端部で切欠部34a1,34b1の近傍の位置には、加熱ローラ32の両端部が定着装置30の外に露出するように送風開口部38が形成されている。
図4は、図2の冷却ユニット60を図2の状態から180度水平回転させた冷却ユニット60の斜視図である。
冷却ユニット60は、定着装置30の加熱ローラ32側の近傍に配置されている。冷却ユニット60のフレームは、第1冷却フレーム62と第2冷却フレーム63とで形成されている。第2冷却フレーム63の長手方向の両端部で、かつ蓋35(図3)に形成された送風開口部38に対向する位置に、ファン61が各々設けられている。また、ファン61は、送風開口部38を介して、加熱ローラ32の長手方向の両端部に対向している。エアーを送風する送風部としてのファン61は、送風開口部38を介して、加圧ローラ31の回転軸31aから加熱ローラ32の回転軸32aへと向いた矢印Q(図2)方向にエアーを調節可能に送るようになっている。
図5は、図2の第1冷却フレーム62の斜視図である。図6は、第1冷却フレーム62に設けられたシャッタの斜視図である。図7はLTRサイズのシートPが定着装置30に搬送された場合の冷却ユニット60をシート搬送方向の下流側から見た図である。図8は、A4サイズのシートPが定着装置30に搬送された場合の冷却ユニット60をシート搬送方向の下流側から見た図である。
なお、シャッタ64a,64b,64c,64d,64eの遮断位置とは、ファンのエアーの流れを遮断する位置であり、図7、図8に示す実線の位置である。案内位置とは、ファンのエアーの流れを許容する位置であり、図7、図8に示す破線の位置である。また、通紙領域とは、加圧ローラ31と加熱ローラ32とをシートが通過する領域であり、図7、図8に符号Yで示す領域である。また、非通紙領域とは、加圧ローラ31と加熱ローラ32とをシートが通過しない領域であり、図7、図8に符号Xで示す領域である。通紙領域Yと非通紙領域Xは、図7、図8に示すように、シートの幅サイズによって変わる。
第1冷却フレーム62の長手方向の両端部には、5つのシャッタ64a,64b,64c,64d,64eが、加熱ローラ32の中間位置を基準にして、対照の位置に各々配置されている。図5において、左側(手前側)の5つのシャッタ64a,64b,64c,64d,64eを総称して64Lとし、右側(奥側)の5つのシャッタ64a,64b,64c,64d,64eを総称して64Rとする。なお、シャッタは、5つに限定されない。複数あればよい。
シャッタ64a乃至64eは、加熱ローラ32の回転軸32a(図7、図8)の軸方向に沿って(通紙領域のシート幅方向に沿って)配列されて、蓋35の両端部に形成された送風開口部38と加熱ローラ32の両端部との間に位置している。シャッタ64a乃至64eは、加熱ローラ32の軸方向に対して交差する向きの軸64a1,64b1,64c1,64d1,64e1によって、第1冷却フレーム62に回転自在に設けられている。シャッタ64a乃至64eは、軸64a1乃至64e1を中心にして、加熱ローラ32の非通紙領域側に対向の端部64aa,64ba,64ca,64da,64eaが、加熱ローラ32に対して接近離間する、回動可能な板状の部材である。
図7、図8において、シャッタ64a乃至64eの軸64a1乃至64e1には、捩じりばね65a,65b,65c,65d,65eが設けられている。捩じりばね65a乃至65eは、一端が第1冷却フレーム62に係合し、他端が各々のシャッタ64a乃至64eに係合して、シャッタ64a乃至64eをファン61の風圧に抗して、遮断位置に付勢するようになっている。
また、シャッタ64a乃至64eの軸64a1乃至64e1には、それぞれ、開ストッパ64a2,64b2,64c2,64d2,64e2と、閉ストッパ64a3,64b3,64c3,64d3,64e3とが設けられている。
第1冷却フレーム62には、閉ストッパ受け片62a3,62b3,62c3,62d3,62e3が設けられている。閉ストッパ受け片62a3乃至62e3は、閉ストッパ64a3乃至64e3を受け止めて、捩じりばね65a乃至65eによって回転するシャッタ64a乃至64eを受け止めて回転止めするようになっている。すなわち、閉ストッパ受け片62a3乃至62e3は、図6のようにシャッタ64a乃至64eを受け止めするようになっている。或いは図7のようにシャッタ64b乃至64eを受け止めて、シャッタ64b乃至64eをファン61のエアーの流れを遮断する遮断位置に位置決めするようになっている。
また、第1冷却フレーム62には、開ストッパ受け片62a2,62b2,62c2,62d2,62e2が設けられている。開ストッパ受け片62a2乃至62e2は、ファン61の風圧によって開くシャッタ64a乃至64eを所定の角度だけ開いた状態に、開ストッパ64a2乃至64e2を受け止めるようになっている。すなわち、開ストッパ受け片62a2乃至62e2は、図8に示すシャッタ64a乃至64cのように、ファン61の風圧を受けて矢印K方向に回動したシャッタを定着ローラ対36に対して斜めの状態で受け止めるようになっている。
シャッタ64a乃至64eは、JIS規格の種々の幅サイズ(シート搬送方向に対して交差する方向のサイズ)のシートに対応するため、大きさが異なっている。このため、シャッタ64a乃至64eがファン61のエアーを受ける部分の面積は、それぞれ異なっている。シャッタ64a乃至64eがファンの風圧に抗する反力Wは、シャッタ64a乃至64eの面積Sと、シャッタ64a乃至64eに設けられている捩じりばね65a乃至65e自体の弾力Fとによって決まる。
シャッタ64a乃至64eは、ファンのエアーの送風量が増すにしたがって、加熱ローラ32の端部側に対向するシャッタ64aから、加熱ローラ32の中央側(中央領域)に対向するシャッタ64eが順に遮断位置から案内位置に回動するようになっている。このため、各シャッタ64a乃至64eの各反力Wa,Wb,Wc,Wd,Weは、
Wa<Wb<Wc<Wd<We 式1
の大小関係に設定されている。
なお、反力Wはシャッタの面積Sと捩じりばねの弾力Fとによって決まる。このため、加熱ローラ32の軸方向の端部に位置するシャッタ64aの捩じりばね65aの弾力Faは、中間部分に位置するシャッタ64eの捩じりばね65eの弾力Feよりも小さいとは、限らない。
但し、シャッタ64a乃至64eの面積Sが全て同一であれば、各シャッタ64a乃至64eの各弾力Fa,Fb,Fc,Fd,Feは、
Fa<Fb<Fc<Fd<Fe 式2
の大小関係に設定される。
以上の構成において、シャッタ64a乃至64eと弾性体としての捩じりばね65a乃至65eは、偏向手段を構成している。
冷却ユニット60の動作を説明する。図9は、制御ブロック図である。コントローラ51(図1、図10)の記憶部52には、シートの幅サイズに応じて、どのシャッタを遮断位置から案内位置に回動するのを許容するかが記憶されており、その記憶されたシャッタを案内位置に回動させるのに必要なファンの回転数が記憶されている。
ユーザが、操作部50(図1、図9)にシートの幅サイズ情報として、例えば、LTRサイズのシート(幅215.9mm)を入力したとする。図7に示すように、LTRサイズの場合、非通紙領域Xに対応するシャッタは、加熱ローラ32の両端部に最も近い符号64aで示すシャッタのみであるとする。コントローラ51は、予め、記憶部52に記憶されている、LTRサイズに応じた回転数でファン61を回転させる。ファン61は、LTRサイズに応じた回転数で回転して、シャッタ64aの反力Waよりも大きく、かつシャッタ64bの反力Wbよりも小さい風力が加わる風量をシャッタ64a乃至64eに送る。
すると、図7に示すように、シャッタ64aのみが破線で示す遮断位置から実線で示す案内位置に矢印K方向に回動する。他のシャッタ64b乃至64eは、ファン61の送風に耐えて、実線で示す遮断位置に留まっている。シャッタ64aは、図6に示す開ストッパ64a2が開ストッパ受け片62a2に受け止められて、図7の実線で示すように、通紙領域側から非通紙領域側に向けて斜めの状態で受け止められる。
この結果、シャッタ64aは、一定の角度を保ったままで、通紙領域側から非通紙領域側にファン61のエアーARを斜めに案内をする。シャッタ64aは、ファン61が停止すると、捩じりばね65aによって、矢印J方向に回転し、閉ストッパ64a3が閉ストッパ受け片62a3に受け止められて、遮断位置に回転止めされる。
次に、ユーザが、操作部50(図1、図9)にシートの幅サイズの情報として、A4サイズのシート(幅210mm)を入力したものとする(図8)。コントローラ51は、予め、記憶部52に記憶されている、A4サイズに応じた回転数でファン61を回転させる。この場合、A4サイズのシートの幅サイズが、LTRサイズのシートの幅サイズよりも狭く、A4サイズのシートの通紙領域Yの幅は、LTRサイズのシートの通紙領域Yの幅よりも狭い。すなわち、A4サイズのシートの非通紙領域Xが、LTRサイズのシートの非通紙領域Xよりも広く、ファン61によって加熱ローラ32が冷やされる領域は、A4サイズのシートの場合、LTRサイズのシートの場合よりも広い。
したがって、記憶部52に記憶されているファン61の回転数は、LTRサイズの場合よりも多く、コントローラ51は、ファン61の回転数をLTRサイズの場合よりも多くする。このため、シャッタが受ける風圧が高くなり、シャッタ64cの反力Wcよりも大きく、かつシャッタ64dの反力Wdよりも小さい風圧に相当する風量がシャッタ64a乃至64eに送られる。
すると、図8に示すように、シャッタ64a,64b,64cが破線で示す遮断位置から実線で示す案内位置に矢印K方向に回動する。他のシャッタ64d,64eは、ファン61の送風に耐えて、実線で示す遮断位置に留まっている。シャッタ64a乃至64cは、図6に示す、開ストッパ64a2乃至64c2が開ストッパ受け片62a2乃至62c2に受け止められて、図8の実線で示すように、通紙領域側から非通紙領域側に向けて斜めの状態で受け止められる。
シャッタ64a乃至64cは、一定の角度を保ったままで、通紙領域側から非通紙領域側にファンのエアーARを斜めに案内をする。シャッタ64a乃至64cは、ファン61が停止すると、捩じりばね65a乃至65cによって、矢印J方向に回転し、閉ストッパ64a3乃至64c3が閉ストッパ受け片62a3乃至62c3に受け止められて、遮断位置に回転止めされる。
このように、コントローラ(制御手段)が、非通紙領域の領域幅に対応するシャッタを選択し、選択したシャッタをファンの風圧によって案内位置に回動させて、そのシャッタに、エアーを、通紙領域側から非通紙領域側に斜めに案内させるようになっている。
したがって、シャッタ64a乃至64cが、ファンのエアーARを通紙領域側から非通紙領域側に斜めに指向性良く案内をするので、エアーARが通紙領域Yに殆ど回り込むことがなく、非通紙領域の冷却効率を高めることができる。また、通紙領域Yの一部分までも冷すことが少なくなり、非通紙領域Xに近い通紙領域Yの部分の温度が下がるのを防止することができて、シートの幅方向の縁に近いトナー画像の定着性を向上させることができる。さらに、ファンの回転数を変えて送風量を変えるだけで、シートの幅サイズに応じて非通紙領域Xを冷却するので、冷却領域を容易に変更することができる。
図10は、ファンの回転制御によってシャッタを開閉するプログラムフローチャートである。ユーザが、操作部50(図1、図9)にシートの幅サイズを入力することによって、シートの幅サイズが決定される(S101)。コントローラ51は、入力された幅サイズに対応するシートが記憶部52に記憶されているか否かを確認して(S103)、記憶されていない場合には、ファン61を回転させない(S103でNO、S105)。記憶されている場合(S103でYES)、コントローラ51は、記憶部52から幅サイズに応じたファン61の回転数を読み出し(S107)、ファン61をその回転数で回転させて(S109)、非通紙領域Xを冷却する。
以上、説明した冷却ユニット60は、シートの幅サイズに応じて、ファン61の回転数を変えて、非通紙領域に対応するシャッタを開き、非通紙領域を冷却しているが、プランジャやモータのアクチュエータによってシャッタを開閉してもよい。図11は、プランジャ(作動部)66a乃至66eによって、シャッタを開閉する場合を示したものである。この場合、捩じりばね65a乃至65eは不要である。また、記憶部52は、シートの幅サイズ毎に、開くシャッタに対応するプランジャを記憶している。シャッタ64a乃至64eと、プランジャ(作動部)66a乃至66eは、偏向手段を構成している。
ユーザによってシートの幅サイズ情報が入力されると、コントローラ51は、入力されたシートの幅サイズに応じたプランジャを作動させて、シャッタを開き、加熱ローラ32の非通紙領域を冷却する。この場合、ファン61の回転数は、一定であっても良いし、開くシャッタの数に応じて変更しても良い。
以上説明は、シートの搬送路の幅中心にシートの幅中心を合わせて搬送される、所謂センター中心で搬送されるシートを冷却する場合についての説明であったが、冷却ユニット60は、シートの搬送路の片側に寄せて搬送されるシートも冷却することができる。この場合、片側に寄せられた側には、非通紙領域が無く、寄せられた反対側に非通紙領域があるため、その反対側の非通紙領域に対向するシャッタのみを開閉させればよい。さらに、シートの搬送路の片側に寄せて搬送されるシートのみを冷却する場合には、寄せられた反対側の非通紙領域に対向する部分にのみ、シャッタとファンを配置すれば良く、シートの搬送方向に両側に配置する必要がない。
7:画像形成部、30:定着装置、31:加圧ローラ、32:加熱ローラ、36:定着ローラ対(定着手段)、50:操作部、51:コントローラ(制御手段)、52:記憶部、60:冷却ユニット、61:ファン(送風部)、64a,64b,64c,64d,64e:シャッタ(偏向手段)、64L,64R:シャッタ、64a1,64b1,64c1,64d1,64e1:シャッタの軸、64aa,64ba,64ca,64da,64ea:シャッタの非通紙領域側の端部、65a,65b,65c,65d,65e:捩じりばね(弾性体、偏向手段)、66a乃至66e:プランジャ(作動部、偏向手段)、100:画像形成装置、100A:装置本体、P:シート、AR:エアー、X:非通紙領域、Y:通紙領域。

Claims (5)

  1. トナー画像が形成されたシートを搬送しながら加熱して、シートにトナー画像を定着する定着手段と、
    前記定着手段にエアーを送風する送風部と、
    前記定着手段の通紙領域のシート幅方向に配列されて、前記送風部と前記定着手段との間で、エアーを遮断する遮断位置と、エアーを前記定着手段の前記通紙領域側から非通紙領域側に前記定着手段に対して中央領域から端部の方向へ斜めに案内する案内位置とに回動可能な複数のシャッタを有する偏向手段と、
    複数の前記シャッタの内、搬送されるシートのサイズに応じて前記非通紙領域に対応するシャッタを前記案内位置に回動させて、前記通紙領域側から前記非通紙領域側に向けて斜めにエアーを案内させて、前記非通紙領域を冷却させる制御手段と、を備えている、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記シャッタは、前記非通紙領域側の端部が、前記定着手段に対して接近離間する、回動可能な部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記送風部は、送風量を調節可能であり、
    前記偏向手段は、前記端部方向に位置する前記シャッタよりも、前記中央領域に位置する前記シャッタの方が前記送風部の風圧に抗して、前記遮断位置に位置するように各前記シャッタを付勢する複数の弾性体を有し、
    前記制御手段は、前記非通紙領域の領域幅に対応するシャッタを選択し、選択した前記シャッタの前記弾性体に抗する送風量を前記送風部に送風させて、選択した前記シャッタを前記送風によって前記案内位置に回動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記偏向手段は、各々の前記シャッタを前記遮断位置と前記案内位置とに回動させる複数の作動部を有し、
    前記制御手段は、前記非通紙領域の領域幅に対応するシャッタを選択し、選択した前記シャッタの前記作動部を作動させて、選択した前記シャッタを前記案内位置に回動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. シートにトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によってトナー画像が形成されたシートを加熱して、シートにトナー画像を定着する定着装置と、を備え、
    前記定着装置が、前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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CN107758412A (zh) * 2016-08-22 2018-03-06 京瓷办公信息***株式会社 图像形成装置
JP2020180995A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置
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