JP2016113088A - 車両用空気清浄機 - Google Patents

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秀和 岡
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竜二 朝倉
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Abstract

【課題】車両の窓の開閉状況に応じて、ファンの停止を含めて清浄空気量を調整し、効率的な駆動制御を行い得る車両用空気清浄機を提供する。【解決手段】車両用空気清浄機(10A)は、ファン(15b)にて吸込んだ空気をフィルタ収納部(16)に収納されたフィルタユニット(17)にて清浄して車両1の内部に放出する。車両(1)の窓(3a〜3d)の開閉状態を検知する窓開閉状態検知部(WS)と、窓開閉状態検知部(WS)による車両(1)の窓(3a〜3d)の開閉状態に基づいてファン(15b)の風量を調整する制御部(CNT)とが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ファンにて吸込んだ空気をフィルタ収納部に収納されたフィルタにて清浄して車両の内部に放出する車両用空気清浄機に関するものである。
近年、大気中にPM(Particulate Matter: 粒子状物質)2.5等のホコリ状物質が含まれる気象状況が増え、PM2.5を吸い込むことにより健康を害する事例が多く発生している。
上記ホコリ状物質に対して、例えば、家庭用では特許文献1に開示された空気調節機が知られているが、車内の空気も清浄にしたい要求が増えている。このため、車載タイプの空気清浄機の需要が見込まれる。
車載の空気清浄機の使用方法として、車を運転しながら操作することは危険を伴う。このため、ホコリを検知するセンサーやニオイを検知するセンサーを搭載して環境に応じて「自動」で運転モードを切り替える方法が主流と考えられる。
特開2007−307491号公報(2007年11月29日公開)
上述のように、車載タイプの空気清浄機における従来の「自動」運転では、ホコリセンサー又はニオイセンサー等の各種センサーの出力結果に基づいて車室内空気の状態を判断して風量制御を自動で行う。
しかしながら、車の窓が開いて外気が流入する等、車両用空気清浄機の能力を超える空気の循環がある場合は、例え車載空気清浄機を最高能力(「強」運転等)で動作させても、車両用空気清浄機が効率的に働かないという問題点を有している。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、車両の窓の開閉状況に応じて、ファンの停止を含めて清浄空気量を調整し、効率的な駆動制御を行い得る車両用空気清浄機を提供することにある。
本発明の一態様における車両用空気清浄機は、上記の課題を解決するために、ファンにて吸込んだ空気をフィルタ収納部に収納されたフィルタにて清浄して車両の内部に放出する車両用空気清浄機において、車両の窓の開閉状態を検知する窓開閉状態検知部と、上記窓開閉状態検知部による車両の窓の開閉状態に基づいて上記ファンの風量を調整する制御部とが設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、車両の窓の開閉状況に応じて、ファンの停止を含めて清浄空気量を調整し、効率的な駆動制御を行い得る車両用空気清浄機を提供するという効果を奏する。
(a)は本発明の実施形態1における車両用空気清浄機を搭載した車両を示す平面図であり、(b)は上記車両用空気清浄機の構成を示すブロック図である。 上記車両用空気清浄機の取り付け状況を示す斜視図である。 (a)は上記車両用空気清浄機の構成を示す分解斜視図であり、(b)は上記車両用空気清浄機の構成を示す側面図であり、(c)は上記車両用空気清浄機の構成を背面側から示す斜視図である。 (a)は上記車両用空気清浄機を搭載した車両の窓の開閉パターンを示す説明図であり、(b)は、(a)の各車両の窓の開閉パターンに対応するファンの風量を示す説明図である。 (a)〜(f)は上記車両の窓が2つ開いている場合の開閉パターンにおける風の流れ方向を示す平面図であり、(g)〜(j)は上記車両の窓が3つ開いている場合の開閉パターンにおける風の流れ方向を示す平面図である。 (a)は本発明の実施形態2における車両用空気清浄機の構成を示す正面図であり、(b)は上記車両用空気清浄機の構成を示す側面図であり、(c)は上記車両用空気清浄機の構成を示す背面図である。 (a)は上記車両用空気清浄機の前パネルの構成を示す正面図であり、(b)は上記前パネルの構成を示す側面図であり、(c)は上記前パネルの構成を示す背面図であり、(d)は前パネルにおけるスナップフィット爪部の構成を示すものであって、(a)のA−A線断面図であり、(e)は上記前パネルにおけるスナップフィット爪部の構成を示す斜視図である。 上記車両用空気清浄機のフィルタ収納部の構成を示す平面図である。 (a)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第1係止状態を示す平面図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第1係止状態を示す側面図である。 (a)は上記車両用空気清浄機の前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第1係止状態を示す要部正面図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第1係止状態を示すものであって、(a)のC−C線断面図である。 (a)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第2係止状態を示す平面図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第1係止状態を示す側面図である。 (a)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第2係止状態を示す要部正面図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第2係止状態を示すものであって、(a)のC−C線断面図であり、(c)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との第2係止状態を示すものであって、前パネルを開く方向に操作した状態を示す、(a)のC−C線断面図である。 (a)は上記車両用空気清浄機における前パネルのフィルタ収納部への取り付け方法を示すものであって、上記前パネルをフィルタ収納部に当接した状態を示す斜視図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部とフィルタ収納部の爪部挿入凹部との関係を示す要部斜視図であり、(c)は上記前パネルの突出ピンとフィルタ収納部の突出ピン挿入凹部との関係を示す要部斜視図である。 (a)は上記車両用空気清浄機における前パネルのスナップフィット爪部をフィルタ収納部の爪部挿入凹部に嵌めた状態を示す斜視図であり、(b)は上記前パネルのスナップフィット爪部をフィルタ収納部の爪部挿入凹部に嵌めた状態から前パネルを上側にスライドさせる状態を示す斜視図である。 (a)(b)は、本発明の実施形態3における車両用空気清浄機を示すものであって、消臭剤又は脱臭剤の配置部の蓋が、磁力によって開閉するタイプの車両用空気清浄機の構成を示す斜視図である。 (a)(b)は、上記実施形態3における車両用空気清浄機の変形例を示すものであって、消臭剤又は脱臭剤の配置部の蓋が、ギヤによって開閉するタイプの車両用空気清浄機の構成を示す斜視図である。 (a)(b)は、上記実施形態3における車両用空気清浄機の他の変形例を示すものであって、シート状消臭剤又はシート状脱臭剤が配置部から引き伸ばされて該消臭剤又は脱臭剤が開放されるタイプの車両用空気清浄機の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態4における車両用空気清浄機を示すものであって、上記車両用空気清浄機の構成を示す斜視図である。 (a)は、ニオイセンサーの検知内容を示す模式図であり、(b)は、上記車両用空気清浄機の動作を示すフローチャートである。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Aの構成について、図1の(a)(b)〜図3の(a)(b)(c)に基づいて説明する。尚、車両用空気清浄機10Aの構成は、一例であり、必ずしもこれに限らず、他の形態であってもよい。すなわち、本発明においては、車両用空気清浄機10Aに、少なくともフィルタユニット17とファン15bとが存在していれば足りる。図1の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aを搭載した車両1を示す平面図である。図1の(b)は、車両用空気清浄機10Aの構成を示すブロック図である。図2は本実施の形態の車両用空気清浄機10Aの取り付け状況を示す斜視図である。図3の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aの構成を示す分解斜視図である。図3の(b)は、上記車両用空気清浄機10Aの構成を示す側面図である。図3の(c)は、上記車両用空気清浄機10Aの構成を背面側から示す斜視図である。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Aは、図1の(a)及び図2に示すように、車両1の例えば助手席シート2の背面に取り付けられている。
上記車両用空気清浄機10Aは、図3の(a)(b)(c)に示すように、本体10aと前パネル10bとにより外殻が構成されている。本体10aは、全体として扁平な箱を垂直に立てたような形状であって、背面側の後シェル11と正面側の前シェル12とを組み合わせてなっている。
後シェル11の上部には把手13と吹出口14とが形成されている。吹出口14は例えば縦長のスリットを複数個横に並べた形のものである。
後シェル11の内部には、モータ15aとファン15bとからなる送風機15が配置されている。ファン15bとして、ターボファンを採用しているが、ファンの種類はこれに限定されない。プロペラファンを採用することも、クロスフローファンを採用することも可能である。
また、後シェル11の内部には、イオン発生装置20がさらに設けられている。ただし、本発明においては、必ずしもこれに限らず、イオン発生装置20が設けられていなくてもよい。
イオン発生装置20は、後シェル11の内部において左右の隅にそれぞれ取り付けられたイオン発生素子21・22から構成されている。そして、イオン発生素子21はマイナスイオンを発生させる一方、イオン発生素子22はプラスイオンを発生させる。
イオン発生素子21・22は、空気中の水蒸気をプラズマ放電にてイオン化することにより、プラスイオンとしてのH(HO)(nは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてのO (HO)(mは任意の自然数)とを発生する。そして、これらが化学反応することにより、活性種である過酸化水素(H)及び/又は水酸基ラジカル(・OH)が生成され、空気中の浮遊細菌や浮遊ウイルス等が除去されるようになっている。
次に、前シェル12の正面には概ね直方体状の凹部からなるフィルタ収納部16が形成されており、フィルタ収納部16にはフィルタユニット17が収納されるようになっている。
上記フィルタユニット17は、例えば長方形の脱臭フィルタ17aと長方形の集塵フィルタ17bとが順に重ね合わされて構成されている。ただし、本発明においては必ずしもこれに限らず、いずれか一方だけであってもよい。
脱臭フィルタ17aは、長方形の枠にポリエステル製の不織布を取り付け、その上に活性炭を均一に分散配置し、その上からさらにポリエステル製の不織布をかぶせたものである。脱臭フィルタ17aは空気中の臭い成分であるアセトアルデヒドやアンモニアや酢酸等を吸着する役割を果たす。
集塵フィルタ17bは、いわゆるHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。例えば、ポリエステル/ビニロン系不織布からなる骨材に電石加工したメルトブロー不織布を合わせて濾材とし、これを折り畳んだ上、その上下面にハイドロキシアパタイト加工した不織布からなる抗菌シートを重ねて熱圧着し、ホットメルト付き不織布からなる枠を溶着したものである。集塵フィルタ17bは、微細な塵埃を捕集する役割を果たす。
また、フィルタ収納部16の前側には概ね矩形の格子形状をしたフィルタ押さえ枠18が設けられている。フィルタ押さえ枠18がフィルタ出し入れ口15に装着されることによって、フィルタ収納部16からフィルタユニット17が脱落するのが防止される。
前パネル10bは、正面視での形状がフィルタ収納部16のフィルタ出し入れ口16aと相似の矩形で、フィルタ出し入れ口16aよりも寸法的に大きいものである。そして、本体10aを構成する前シェル12の正面に対して所定の隙間19を有して取り付けられ、フィルタ出し入れ口16aを完全に覆い隠す。この結果、前シェル12の正面と前パネル10bの裏面との隙間19により、空気導入口が形成される。
上記構成の車両用空気清浄機10Aの駆動動作について説明する。
まず、フィルタユニット17をセットした状態で車両用空気清浄機10Aを運転すると、モータ15aによりファン15bが回転し、前パネル10bと前シェル12との間の隙間19の空気導入口から外部の空気が導入される。導入された空気は、フィルタ押さえ枠18の格子を通してフィルタユニット17に達し、脱臭フィルタ17aでアセトアルデヒド、アンモニア、酢酸等の臭い成分を吸着される。次いで、集塵フィルタ17bにて細かい塵埃まで捕集され、臭いや塵埃のない浄化された空気となってファン15bの中心に吸い込まれる。ファン15bの中心に吸い込まれた空気は、後シェル11の上部に形成された吹出口14から外部である車両1の内部に吹き出される。
ところで、このような車両用空気清浄機10Aにおいては、従来の「自動」運転では、ホコリセンサー又はニオイセンサー等の各種センサーの出力結果に基づいて車室内空気の状態を判断し、風量制御を自動で行う。
しかしながら、車両1の窓が開いて外気が流入する等、車両用空気清浄機10Aの能力を超える空気の循環がある場合は、車両用空気清浄機10Aを例え最高能力(「強」運転等)で動作させても、車両用空気清浄機10Aが効率的に働かないという問題点を有している。
そこで、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aでは、この課題を解決するために、車両1の窓の開閉に応じて風量を自動で調整するようになっている。このような機能を司る制御部等の構成について、図1の(a)(b)に基づいて説明する。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Aは、図1の(a)(b)に示すように、吸込んだ空気をフィルタ収納部16に収納されたフィルタとしてのフィルタユニット17にて清浄して車両1の内部に放出する。そして、車両1の窓3a〜3dの開閉状態を検知する窓開閉状態検知部WSと、窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいてファン15bの風量を調整する制御部CNTとが設けられている.
ここで、制御部CNTにおける窓3a〜3dの開閉状態に基づくファン15bの風量調整について、図4の(a)(b)及び図5の(a)〜(j)に基づいて説明する。図4の(a)は窓3a〜3dの開閉パターンを示す説明図である。図4の(b)は、図4の(a)に示す窓3a〜3dの各開閉状態に対応するファン15bの風量を示す説明図である。図5の(a)〜(j)は、図4の(a)に示す窓3a〜3dの開閉パターンにおける風の流れ方向を示す平面図である。
本実施の形態では、図4の(a)(b)においてNo.1に示すように、全ての窓3a〜3dが閉じているときには、図示しないセンサーの結果にしたがってファン15bの風量が自動調整される。ここで、センサーとは、例えば、車両用空気清浄機10Aに備えられている図示しない温湿度センサー、ホコリセンサー又はニオイセンサー等をいう。
次に、図4の(a)(b)においてNo.2〜No.5に示すように、いずれかの窓3a〜3dが1つ開いている場合にも図示しないセンサーの結果にしたがってファン15bの風量が自動調整される。
次に、図4の(a)(b)においてNo.6〜No.11に示すように、いずれかの窓3a〜3dが2つ開いている場合にはファン15bの風量は「強」、「中」、「弱」の3段階のうちの「弱」に調整される。また、このとき、イオン発生装置20においても、「強」、「中」、「弱」の3段階のうちの「弱」のイオン発生量に調整される。
この場合の、風の流れは、図5の(a)〜(f)にて示される。すなわち、前側の両方の窓3a〜3b又は後側の両方の窓3c〜3dが開いている場合には、左右の両方から風が入る。また、前側の窓3a〜3bのいずれか一方及び後側の窓3c〜3dのいずれか一方が開いている場合には、前側から後側に風が流れる。
次に、図4の(a)(b)においてNo.12〜No.15に示すように、いずれかの窓3a〜3dが3つ開いている場合にもファン15bの風量は「強」、「中」、「弱」の3段階のうちの「弱」に調整される。また、このとき、イオン発生装置20においても、「強」、「中」、「弱」の3段階のうちの「弱」のイオン発生量に調整される。
この場合の、風の流れは、図5の(g)〜(j)にて示される。すなわち、前側の両方の窓3a〜3bと後側の窓3c〜3dのいずれか一方が開いている場合には、前側の左右の両方と前側から後側に風が流れる。
また、前側の窓3c〜3dのいずれか一方と後側の両方の窓3c〜3dが開いている場合には、後側の左右の両方と前側から後側にと風が流れる。
最後に、図4の(a)(b)においてNo.16に示すように、4つの全ての窓3a〜3dが開いている場合には、ファン15b及びイオン発生装置20の駆動を停止する。
これにより、車両用空気清浄機10Aの「自動」運転時に、運転席の窓3a、助手席の窓3b、運転席後部座席の窓3c、助手席後部座席の窓3dの開閉を検知して、車両用空気清浄機10Aのニオイセンサー又はホコリセンサーの結果に関わらず、車両用空気清浄機10Aの運転を切り替える。
具体的には、図4の(a)(b)に示す窓3a〜3dの開閉の組み合わせにより、例えば、全ての窓3a〜3dが開いて風が車両1の内部を通り抜ける場合は、特に、車両用空気清浄機10Aの運転をオフにし、それ以外の窓の開いたパターンでは、運転を「弱」での運転を継続する。
一方、全ての窓3a〜3dが閉まっている場合は、ユーザの選択した風量で運転するか、又はセンサーの結果に従った「自動」運転モードとなる。
この結果、車両用空気清浄機10Aの「自動」運転モード時の運転停止や風量制御を、車両1の窓3a〜3dの開閉状況に応じて効率的に行うことができる。
ここで、窓3a〜3dの開閉の検知として、例えば、窓ガラス上端とドアの窓枠下端との接近を磁石とホールICとによって検出するか、窓ガラス上端とドアの窓枠下端との接触を感圧センサーにて検出するか、窓ガラス上端とドアの窓枠下端との接近をフォトインタラプタによる光の遮断にて検出するか、窓ガラスの開時の風切り音を集音マイクにて検出するか、又は車両1の内外の温度差をサーミスタにて検出する方法等の単独の検知方法が挙げられる。尚、ホールICは、ホール効果を利用した磁気センサーであり、半導体薄膜に電流を流し、かつ半導体薄膜表面に対し垂直に磁界を加えたとき、電流方向及び磁界方向それぞれに垂直な方向に電圧が発生するという原理に基づいて、窓ガラスの開閉を検出するものである。
また、上記の方法以外には、例えば、車両1が元々持っているシステムでの情報を、Bluetooth(登録商標)又はZigbee(登録商標)等の近距離無線通信システムや有線通信にて受け取るようにすることも可能である。
このように、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aでは、ファン15bにて吸込んだ空気をフィルタ収納部16に収納されたフィルタとしてのフィルタユニット17にて清浄して車両1の内部に放出する。そして、車両1の窓3a〜3dの開閉状態を検知する窓開閉状態検知部WSと、上記窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいて上記ファン15bの風量を調整する制御部CNTとが設けられている。
すなわち、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aでは、車両1の窓3a〜3dの開閉に応じてファン15bの風量を調整するようになっている。具体的には、窓開閉状態検知部WSにて車両1の窓3a〜3dの開閉状態を検知し、制御部CNTがその窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいてファン15bの風量を調整する。
この結果、車両用空気清浄機10Aが効率的に働くことができない状況であると判断したときの無駄なエネルギー消費を抑えることができる。また、その後、窓3a〜3dが閉まったと判断したときには、自動で運転を開始する制御を行い、車室内空気を清浄にすることができる。
したがって、車両1の窓3a〜3dの開閉状況に応じて、ファン15bの停止を含めて清浄空気量を調整し、効率的な駆動制御を行い得る車両用空気清浄機10Aを提供することができる。
すなわち、通常各種センサーの結果で風量を自動で調整する「自動」運転モードにおいて、車両1の窓3a〜3dの開閉に応じて車両用空気清浄機10Aの風量を、自動で調整することができる。
また、本実施の形態の車両用空気清浄機10Aでは、制御部CNTは、窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいて、ファン15bの駆動を停止又は再駆動するように制御する。
これにより、「自動」運転モード時の運転停止を、窓3a〜3dの開閉状況に応じて行うことができる。また、その後、窓3a〜3dが例えば全部閉まったと判断したときには、ファン15bの再駆動により自動で運転を開始する制御を行い、車室内空気を清浄にすることができる。
すなわち、車両1の窓3a〜3dの開閉に応じて、車両用空気清浄機10Aの動作まで、自動で停止又は再動作することができる。
また、本実施の形態における車両用空気清浄機10Aは、正負イオンを清浄空気に混ぜて車両1の内部に放出するイオン発生部としてのイオン発生装置20が設けられている。
これにより、清浄した空気を車両1の内部に放出するときに、イオン発生装置20にてウイルス除去や保湿のための高濃度のイオンを効率的に放出することができる。また、窓3a〜3dの開閉状況によって車室内への清浄空気に含まれるイオン量を調整することができる車両用空気清浄機10Aを提供することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図6〜図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Bは、前記実施の形態1の車両用空気清浄機10Aの構成に加えて、前パネル10bとフィルタ収納部16との係止部に不用意な係止外れを防止する構成を備えている。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの構成について、図6の(a)(b)(c)〜図14に基づいて説明する。図6の(a)は本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの構成を示す正面図である。図6の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの構成を示す側面図である。図6の(c)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの構成を示す背面図である。図7の(a)は本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bの構成を示す正面図である。図7の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bの構成を示す側面図である。図7の(c)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bの構成を示す背面図である。図7の(d)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bにおけるスナップフィット爪部42の構成を示すものであって、図7の(a)のA−A線断面図である。図7の(e)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bにおけるスナップフィット爪部42の構成を示す斜視図である。図8は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bのフィルタ収納部16の構成を示す平面図である。図9の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第1係止状態を示す平面図である。図9の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第1係止状態を示す側面図である。図10の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第1係止状態を示す要部正面図である。図10の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第1係止状態を示すものであって、図10の(a)のC−C線断面図である。図11の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第2係止状態を示す平面図である。図11の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第1係止状態を示す側面図である。図12の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第2係止状態を示す要部正面図である。図12の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第2係止状態を示すものであって、図12の(a)のC−C線断面図である。図12の(c)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との第2係止状態を示すものであって、前パネル10bを開く方向に操作した状態を示す、図12の(a)のC−C線断面図である。
まず、従来の特許文献1に開示された家庭用の空気調節機では、前パネルの裏面には、その上端近傍から本体の正面に向けて突出する左右一対の突片が設けられる一方、本体の正面には、前パネルの一対の突片を受け入れる一対の穴部が形成されている。また、前パネルの裏面の下部には左右一対のスナップフィット爪部が設けられる一方、本体の正面にはスナップフィット爪部を受け入れる一対の爪部挿入凹部が形成されている。これにより、意図的に、前パネルを持ち上げつつ、前パネルの下部を手前に引いて前パネルを前傾させるように回転させない限り、スナップフィット爪部と爪部挿入凹部との係合が外れない。
しかしながら、このような前パネルの本体への取り付け機構を車両用空気清浄機10Aに適用した場合には、以下の問題が発生する。
例えば、前記実施の形態1の車両用空気清浄機10Aが助手席の背面に取り付けられている場合に、本体の前面に設けられた前パネルに対して衝撃が加えられた場合、前パネルのスナップフィット爪部と爪部挿入凹部との係合が外れてしまい、前パネルが脱落する虞があった。
この原因は、例えば、車両1の助手席の後部座席に乗車した人が足等を前パネルにぶつけてしまうことが多いことによると考えられる。前パネルのスナップフィット爪部と本体の爪部挿入凹部との係合が外れてしまうと、後部座席に乗車した人にとっては目障りであるばかりでなく、急ブレーキ等で体が前方に移動した際には、前パネルが外れた車両用空気清浄機に顔をぶつけ、怪我をする虞がある。
そこで、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bでは、従来の特許文献1に開示された家庭用の空気調節機と同様の取り付け機構を前提に、さらに改良を加えたものからなっている。
具体的には、図6の(a)(b)(c)及び図7の(a)〜(e)に示すように、前パネル10bには、上端から上方向に突出する一対の突出ピン41・41と、下部に配されてフィルタ収納部16側に突出する弾性を有するスナップフィット爪部42・42とが形成されている。スナップフィット爪部42は、弾性を有するアーム部42aと該アーム部42aの先端に形成されたフック状保持部42bとからなっている。
また、後述する図13の(a)(b)(c)に示すように、フィルタ収納部16の上部には、前パネル10bの突出ピン41を遊嵌状態に挿入可能な突出ピン挿入凹部16bが形成されていると共に、フィルタ収納部16の下部には、スナップフィット爪部42を挿入可能な爪部挿入凹部50とが形成されている。
このため、前パネル10bの上端の突出ピン41・41をフィルタ収納部16の突出ピン挿入凹部16b・16bに遊嵌状態に挿入した後、前パネル10bの下部のスナップフィット爪部42をフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に向けて該前パネル10bを正面から押す。これにより、前パネル10bのスナップフィット爪部42・42がフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50・50に挿入され、スナップフィット爪部42のフック状保持部42bがフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50の弾性残存用凸部51に係止される。
この結果、従来の特許文献1に開示された家庭用の空気調節機と同様に、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bにおいても、前パネル10bを持ち上げつつ、前パネル10bの下部をフィルタ収納部16側に押すことにより前パネル10bをフィルタ収納部16に施蓋できるようになっている。このため、スナップフィット爪部42にて弾性力を利用してフック状保持部42bを弾性残存用凸部51に係止させるので、通常においてはその係合が外れることがないが、前述したように、前パネル10bに衝撃を加えた場合には、その係合が外れる場合がある。
そこで、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bでは、上述した構成にさらに以下の構成を付加している。
すなわち、爪部挿入凹部50には、図8、図9の(a)(b)及び図10の(a)(b)に示すように、スナップフィット爪部42を前パネル10bのパネル面に垂直な方向に挿入したときに、スナップフィット爪部42のアーム部42aに弾性力が残った状態で先端のフック状保持部42bを係止する弾性残存用凸部51が形成されている。また、図11の(a)(b)及び図12の(a)(b)(c)に示すように、その状態から前パネル10bを上方向に移動することによりスナップフィット爪部42が弾性にて嵌り込むべく、弾性残存用凸部51の段差51aに連設された段差連設凹部52とが形成されている。さらに、段差連設凹部52の対向側には、爪部挿入凹部50の凹部間隔を狭めるための凹部間隔狭小突起53が形成されている。
この結果、段差連設凹部52に嵌り込んだスナップフィット爪部42は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差51aにて係止されることにより前パネル10bの下方向への移動が阻止されるようになっている。
すなわち、従来のスナップフィット爪部では、スナップフィット爪部の先端のフック状保持部が凸部にて深さ方向において第1段階係止として係止されるときには、スナップフィット爪部の弾性が残存しない状態にてフック状保持部が凸部に係止される。このため、例えば、その後、前パネルを上方移動して連接凹部側に移動しても、スナップフィット爪部が自動的に連接凹部に嵌り込むことはない。
これに対して、本実施の形態では、第1段階の係止状態においては、スナップフィット爪部42のアーム部42aには弾性残存用凸部51を押圧する方向の弾性力が残っている。このため、前パネル10bを上方にスライドさせることにより、スナップフィット爪部42が弾性残存用凸部51の段差51aから外れた瞬間に段差連設凹部52に弾性にて嵌り込む。これにより、弾性力が無くなった状態でスナップフィット爪部42の側端が該段差51aにて上下方向において第2段階係止として係止される。
この結果、本実施の形態では、スナップフィット爪部42は、前パネル10bのパネル面に垂直な方向と前パネル10bの上下方向との両方で係止されているので、係止が容易に外れることがない。
したがって、前パネル10bに足等をぶつけてしまった場合においても前パネル10bとフィルタ収納部16とを2段階で係止することによって、不用意な爪外れを防止することができる。
また、本実施の形態では、2段階目の係止を、上方向へスライドさせることによって行っている。このため、運転席又は助手席の背面に取り付けられた態において、足等をぶつけたときの殆どの場合が下から上へ向かっての衝撃であるため、前パネル10bを意図的に外す操作とは逆であり、前パネル10bがフィルタ収納部16から外れることはない。
上記構成の車両用空気清浄機10Bにおける前パネル10bのフィルタ収納部16への取り付け方法について、図13の(a)(b)(c)及び図14の(a)(b)に基づいて説明する。図13の(a)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bにおける前パネル10bをフィルタ収納部16に当接した状態を示す斜視図であり、の構成を示す斜視図である。図13の(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bのスナップフィット爪部42とフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50との関係を示す要部斜視図である。図13の(c)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bの前パネル10bの突出ピン41とフィルタ収納部16の突出ピン挿入凹部16bとの関係を示す要部斜視図である。図14の(a)は、前パネル10bのスナップフィット爪部42をフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に嵌めた状態を示す斜視図である。図14の(b)は、前パネル10bのスナップフィット爪部42をフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に嵌めた状態から前パネル10bを上側にスライドさせる状態を示す斜視図である。
まず、図13の(a)(c)に示すように、前パネル10bの上端の突出ピン41・41をフィルタ収納部16の突出ピン挿入凹部16b・16bに遊嵌状態に挿入した後、図13の(a)(b)及び図14の(a)に示すように、前パネル10bの下部のスナップフィット爪部42をフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に向けて該前パネル10bを正面から押す。これにより、前パネル10bのスナップフィット爪部42・42がフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50・50に挿入され、スナップフィット爪部42のフック状保持部42bがフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50の弾性残存用凸部51に係止される。
次に、図14の(b)に示すように、前パネル10bをさらに上側にスライドさせる。これにより、図11の(a)(b)に示すように、スナップフィット爪部42が弾性残存用凸部51の段差51aから外れた瞬間に段差連設凹部52に弾性にて嵌り込む。この結果、弾性力が無くなった状態でスナップフィット爪部42の側端が該段差51aにて上下方向において第2段階係止として係止される。
このように、本実施の形態の車両用空気清浄機10Bでは、フィルタ収納部16の前面には前パネル10bが該フィルタ収納部16に着脱自在に設けられており、前パネル10bには、上端から上方向に突出する突出ピン41と、下部に配されてフィルタ収納部16側に突出する弾性を有するスナップフィット爪部42とが形成されている。また、フィルタ収納部16には、突出ピン41を遊嵌状態に挿入可能な突出ピン挿入凹部16bと、スナップフィット爪部42を挿入可能な爪部挿入凹部50とが形成されている。爪部挿入凹部50には、スナップフィット爪部42を前パネル10bのパネル面に垂直な方向に挿入したときに、弾性力が残った状態で先端のフック状保持部42bを係止する弾性残存用凸部51と、その状態から前パネル10bを上方向に移動することによりスナップフィット爪部42が弾性にて嵌り込むべく、弾性残存用凸部51の段差51aに連設された段差連設凹部52とが形成されている。そして、弾性残存用凸部51に嵌り込んだスナップフィット爪部42は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差51aにて係止されることにより前パネル10bの下方向への移動が阻止されるようになっている。
このため、前パネル10bの上端の突出ピン41をフィルタ収納部16の突出ピン挿入凹部16bに遊嵌状態に挿入した後、前パネル10bの下部のスナップフィット爪部42をフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に向けて該前パネル10bを正面から押す。これにより、スナップフィット爪部42がフィルタ収納部16の爪部挿入凹部50に挿入される。このとき、爪部挿入凹部50には弾性残存用凸部51が形成されているので、スナップフィット爪部42の先端のフック状保持部42bは、弾性力が残った状態で該弾性残存用凸部51に係止される。
本実施の形態では、この状態から前パネル10bを上方向に移動する。これにより、爪部挿入凹部50には弾性残存用凸部51の段差51aに連設して段差連設凹部52が形成されており、かつスナップフィット爪部42には弾性力が残っているので、スナップフィット爪部42が弾性残存用凸部51の段差51aから外れた瞬間に段差連設凹部52に弾性にて嵌り込む。そして、この状態では、段差連設凹部52に嵌り込んだスナップフィット爪部42は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差にて係止されることにより前パネル10bの下方向への移動が阻止される。
この結果、本実施の形態では、スナップフィット爪部42は、前パネル10bのパネル面に垂直な方向及び前パネル10bの上下方向の両方で係止されているので、係止が容易に外れることがない。
したがって、前パネル10bに足等をぶつけてしまった場合においても前パネル10bとフィルタ収納部16とを2段階で係止することによって、不用意な爪外れを防止することができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図15〜図17に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Cは、前記実施の形態1の車両用空気清浄機10A及び実施の形態2の車両用空気清浄機10Bの構成に加えて、図15の(a)(b)に示すように、前記ファン15bが駆動されているときには消臭剤又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して隔離されるようにする一方、ファン15bが駆動停止されたときには消臭剤又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放されるように制御する点が異なっている。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Cの構成について、図15の(a)(b)に基づいて説明する。図15の(a)(b)は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Cを示すものであって、消臭剤又は脱臭剤の配置部の蓋が、磁力によって開閉するタイプの車両用空気清浄機10Cの構成を示す斜視図である。
まず、車両用空気清浄機においては、従来、使用状況により、フィルタからの二次発臭が懸念されていた。ここで、二次発臭とは、悪臭を吸着した脱臭フィルタからの臭い成分の脱離による再発臭をいう。二次発臭は、主に本体電源がオフ状態の場合に発生する。そして、二次発臭が発生すると、車両用空気清浄機自体から悪臭が発生したり、電源をオンした直後に車両用空気清浄機の吹き出し口から悪臭が多量に発生したりするので、ユーザの不快感を与える要因となっていた。
このような二次発臭の対策として、従来では、フィルタの臭いが大きくなったときに、部屋の換気と併用して、強制的に二次発臭を排出及び拡散させていた。しかしながら、このような方法は、フィルタの二次発臭の根本的な対策が実施されていないのと同じである。
そこで、本実施の形態の車両用空気清浄機10Cでは、この問題を解決するために、図15の(a)(b)に示すように、車両用空気清浄機10Cの配置部60には、消臭剤61又は脱臭剤が、フィルタ収納部16に対して隔離可能に設けられている。尚、本実施の形態では、消臭剤61又は脱臭剤のいずれか一方が設けられていれば足りる。
そして、制御部CNTは、ファン15bが駆動されているときに配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して隔離されるように制御する一方、ファン15bが駆動停止されたときには配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放されるように制御する。
これにより、ファン15bが駆動停止されたときに、フィルタユニット17からの臭いを吸収する消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放される構成となっている。このため、ファン15bのオフ時においてフィルタユニット17から発生される悪臭をフィルタユニット17の近傍に配置した消臭剤61又は脱臭剤によって吸収することが可能になる。
したがって、ファン15bのオフ状態にフィルタユニット17から悪臭が発生するのを抑制し、ユーザに不快感を与えるのを防止することができる。
ここで、消臭剤61又は脱臭剤のフィルタ収納部16に対する隔離構造について各種の例を図15の(a)(b)、図16の(a)(b)、及び図17の(a)(b)に基づいて説明する。図16の(a)(b)は、消臭剤又は脱臭剤の配置部60とフィルタ収納部16とを配置部60の蓋体62によって隔離し、かつその蓋体62をギヤ64によって開閉駆動するタイプの車両用空気清浄機10Cの構成を示す斜視図である。図17の(a)(b)は、シート状消臭剤61a又は脱臭剤が配置部60としての収納部60aから引き伸ばされて消臭剤61又は脱臭剤が開放されるタイプの車両用空気清浄機10Cの構成を示す斜視図である。
まず、消臭剤61又は脱臭剤のフィルタ収納部16に対する隔離構造として、図15の(a)(b)に示すように、消臭剤61又は脱臭剤の配置部60とフィルタ収納部16とを配置部60の蓋体62によって隔離する構成が挙げられる。
そして、この場合、蓋体62の近傍に電磁石63を設けておき、磁力によって蓋体62を開閉させることが可能である。
また、消臭剤61又は脱臭剤の配置部60とフィルタ収納部16とを配置部60の蓋体62によって隔離する構成における例として、図16の(a)(b)に示すように、該蓋体62をギヤ64によって開閉駆動する構成とすることが可能である。この場合、ギヤ64には図示しない駆動モータの軸が接続されている一方、蓋体62にはこのギヤ64に歯合する図示しない平ギヤを設けておく。これにより、ファン15bが停止したときに、制御部CNTがギヤ64を回転駆動させることにより、蓋体62を開けることができる。この結果、配置部60の消臭剤61又は脱臭剤をフィルタ収納部16に対して開放することが可能となる。
また、上記の例では、蓋体62の開閉により、消臭剤61又は脱臭剤をフィルタ収納部16に対する開放を行っていた。
しかし、必ずしも蓋体62を使用することに限定されない。例えば、図17の(a)(b)に示すように、シート状消臭剤61a又は脱臭剤を、上下部に設けられた配置部60としてのロール巻き取り部60a・60bに巻き取り収納可能に設けておく。
これにより、ファン15bが停止したときに、下部のロール巻き取り部60aに巻き取られていたシート状消臭剤61a又は脱臭剤を、上部のロール巻き取り部60bにて例えば糸61b・61bにて巻き取ることによって引き出し、シート状消臭剤61aを露出させることができ、延いてはシート状消臭剤61aをフィルタ収納部16に開放させることができる。
このように、本実施の形態の車両用空気清浄機10Cでは、消臭剤61又は脱臭剤が、フィルタ収納部16に対して隔離可能な配置部60に設けられている。また、制御部CNTは、ファン15bが駆動されているときには配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して隔離されるように制御する。一方、ファン15bが駆動停止されたときには配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放されるように制御する。
これにより、ファン15bが駆動停止されたときに、フィルタユニット17からの臭いを吸収する消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放される構成となっているので、ファン15bのオフ時においてフィルタユニット17から発生される悪臭をフィルタユニット17の近傍に配置した消臭剤61又は脱臭剤によって吸収することが可能になる。
したがって、ファン15bのオフ状態にフィルタユニット17から悪臭が発生するのを抑制し、ユーザに不快感を与えるのを防止することができる。
特に、本実施の形態では、消臭剤61又は脱臭剤が、フィルタ収納部16から蓋体62によって隔離された配置部60に設けられている。また、制御部CNTは、ファン15bの駆動が停止されたときに配置部60の蓋体62を開ける一方、ファン15bの駆動が開始されたときに配置部60の蓋体62を閉じるように制御する。
これにより、ファン15bの駆動時には、フィルタ収納部16に対して配置部60の消臭剤61又は脱臭剤を、蓋体62を用いて容易に隔離することができる。
また、本実施の形態では、消臭剤又は脱臭剤が、シート状消臭剤61a又はシート状脱臭剤にてなっており、ファン15bの駆動時には、シート状消臭剤61a又は脱臭剤を配置部60としてのロール巻き取り部60aに巻き取って収納することにより、シート状消臭剤61a又は脱臭剤をフィルタ収納部16から隔離する。一方、ファン15bのオフ時には、ロール巻き取り部60aからシート状消臭剤61a又は脱臭剤を引き出して該シート状消臭剤61a又は脱臭剤をフィルタ収納部16に露出させる。
これにより、設置面積が大きいシート状消臭剤61a又は脱臭剤を用いるので、効率的に消臭又は脱臭を行うことができる。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図18〜図19に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜実施の形態3と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Dは、前記実施の形態3の車両用空気清浄機10Cの構成に加えて、図18に示すように、臭気を検知する臭気検知部としてのニオイセンサー70が設けられていると共に、制御部CNTは、ニオイセンサー70による臭気が閾値を超えた場合に、ファン15bを停止させるように制御する点が異なっている。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Dの構成について、図18及び図19の(a)(b)に基づいて説明する。図18は、本実施の形態の車両用空気清浄機10Dの構成を示す斜視図である。図19の(a)はニオイセンサーの検知内容を示す模式図であり、図19の(b)は本実施の形態の車両用空気清浄機10Dの動作を示すフローチャートである。
本実施の形態の車両用空気清浄機10Dには、図18に示すように、臭気を検知する臭気検知部としてのニオイセンサー70が設けられている。このニオイセンサー70は、例えば、図3の(b)(c)に示すように、後シェル11の内部における吹出口14の近傍に配されている。
このニオイセンサー70は、例えば金属酸化物半導体センサーからなっており、ニオイ分子の酸化還元反応を利用して臭いを検出するようになっている。臭いの測定の対象としては、例えばアンモニア、アセトアルデヒド等のタバコ煙中の臭い成分、メタン・プロパンガス等の炭化水素系ガスの臭い成分、SOx系の臭い成分等である。
上記ニオイセンサー70は、図19の(a)に示すように、図示しない記憶装置に記憶されている新品のフィルタユニット17のニオイ値と、現在のニオイ値とを比較する。
そして、図19(b)に示すように、新品のフィルタユニット17のニオイ値に対して、例えば50%高い値を閾値とし、車両用空気清浄機10Dの本体電源をオンすべく図示しない電源スイッチをオンする(S1)。このとき、ニオイセンサー70は、現在のニオイ値を取得する。そしし、この現在のニオイ値が閾値よりも低い場合には(S2)、車両用空気清浄機10Dの電源をオンする(S3)。これにより、ファン15bが駆動可能状態になる。
一方、S1において、現在のニオイ値を取得したときに、該現在のニオイ値が閾値以上の場合には(S4)、車両用空気清浄機10Dは電源をオンしない(S5)。
これにより、フィルタユニット17の臭いが車両1の内部に拡散されるのを防止することができる。
このように、本実施の形態の車両用空気清浄機10Dでは、フィルタユニット17の臭気を検知する臭気検知部としてのニオイセンサー70が設けられている。また、制御部CNTは、ニオイセンサー70による臭気が閾値を超えた場合に、ファン15bを停止させるように制御する。
これにより、ファン15bの電源をオンした直後に車両用空気清浄機10Dの吹出口14からフィルタユニット17の悪臭が多量に発生して、車両1の内部に拡散されるのを防止することができる。また、フィルタユニット17の交換をユーザに促すことができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における車両用空気清浄機10Aは、ファン15bにて吸込んだ空気をフィルタ収納部16に収納されたフィルタ(フィルタユニット17)にて清浄して車両1の内部に放出する車両用空気清浄機において、車両1の窓3a〜3dの開閉状態を検知する窓開閉状態検知部WSと、上記窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいて上記ファン15bの風量を調整する制御部CNTとが設けられていることを特徴としている。
これにより、窓開閉状態検知部にて車両の窓の開閉状態を検知し、制御部がその窓開閉状態検知部による車両の窓の開閉状態に基づいてファンの風量を調整する。
この結果、車両用空気清浄機が効率的に働くことができない状況であると判断したときの無駄なエネルギー消費を抑えることができる。また、その後、窓が閉まったと判断したときには、自動で運転を開始する制御を行い、車室内空気を清浄にすることができる。
したがって、車両の窓の開閉状況に応じて、ファンの停止を含めて清浄空気量を調整し、効率的な駆動制御を行い得る車両用空気清浄機を提供することができる。
本発明の態様2における車両用空気清浄機10Aは、態様1における車両用空気清浄機において、前記制御部CNTは、上記窓開閉状態検知部WSによる車両1の窓3a〜3dの開閉状態に基づいて、ファン15bの駆動を停止又は再駆動するように制御することが好ましい。
これにより、「自動」運転モード時の運転停止を、窓の開閉状況に応じて行うことができる。また、その後、窓が閉まったと判断したときには、ファンの再駆動により自動で運転を開始する制御を行い、車室内空気を清浄にすることができる。
本発明の態様3における車両用空気清浄機10Aは、態様1又は2における車両用空気清浄機において、正負イオンを清浄空気に混ぜて車両1の内部に放出するイオン発生部(イオン発生装置20)が設けられていることが好ましい。
これにより、清浄した空気を車両の内部に放出するときに、イオン発生部にてウイルス除去や保湿のためのイオンを効率的に放出することができる。
本発明の態様4における車両用空気清浄機10Bは、態様1、2又は3における車両用空気清浄機において、前記フィルタ収納部16の前面には前パネル10bが該フィルタ収納部16に着脱自在に設けられており、上記前パネル10bには、上端から上方向に突出する突出ピン41と、下部に配されてフィルタ収納部16側に突出する弾性を有するスナップフィット爪部42とが形成されていると共に、上記フィルタ収納部16には、上記突出ピン41を遊嵌状態に挿入可能な突出ピン挿入凹部16bと、上記スナップフィット爪部42を挿入可能な爪部挿入凹部50とが形成されており、上記爪部挿入凹部50には、上記スナップフィット爪部42を前パネル10bのパネル面に垂直な方向に挿入したときに、弾性力が残った状態で先端のフック状保持部42bを係止する弾性残存用凸部51と、その状態から前パネル10bを上方向に移動することによりスナップフィット爪部42が弾性にて嵌り込むべく、上記弾性残存用凸部51の段差51aに連設された段差連設凹部52とが形成されており、上記弾性残存用凸部51に嵌り込んだ上記スナップフィット爪部42は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差51aにて係止されることにより前パネル10bの下方向への移動が阻止されるようになっていることが好ましい。
これにより、前パネルの上端の突出ピンをフィルタ収納部の突出ピン挿入凹部に遊嵌状態に挿入した後、前パネルの下部のスナップフィット爪部をフィルタ収納部の爪部挿入凹部に向けて該前パネルを正面から押す。この結果、スナップフィット爪部がフィルタ収納部の爪部挿入凹部に挿入される。このとき、爪部挿入凹部には弾性残存用凸部が形成されているので、スナップフィット爪部の先端のフック状保持部は、弾性力が残った状態で該弾性残存用凸部に係止される。
本発明では、この状態から前パネルを上方向に移動する。これにより、爪部挿入凹部には弾性残存用凸部の段差に連設して段差連設凹部が形成されており、かつスナップフィット爪部には弾性力が残っているので、スナップフィット爪部が弾性残存用凸部の段差から外れた瞬間に段差連設凹部に弾性にて嵌り込む。そして、この状態では、段差連設凹部に嵌り込んだスナップフィット爪部は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差にて係止されることにより前パネルの下方向への移動が阻止される。
すなわち、本発明では、第1段階として係止状態においては、弾性残存用凸部を押圧する方向の弾性力が残っているので、前パネルを上方にスライドさせることにより、スナップフィット爪部が弾性残存用凸部の段差から外れた瞬間に段差連設凹部に弾性にて嵌り込む。これにより、弾性力が無くなった状態でスナップフィット爪部の側端が該段差にて上下方向において第2段階係止として係止される。
この結果、本発明では、スナップフィット爪部は、前パネルのパネル面に垂直な方向及び前パネル上下方向の両方で係止されているので、係止が容易に外れることがない。
したがって、前パネルに足等をぶつけてしまった場合においても前パネルと本体を2段階で係止することによって、不用意な爪外れを防止することができる。
本発明の態様5における車両用空気清浄機10Cは、態様1〜4のいずれか1における車両用空気清浄機において、消臭剤61又は脱臭剤が、フィルタ収納部16に対して隔離可能な配置部60に設けられていると共に、前記制御部CNTは、前記ファン15bが駆動されているときには配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して隔離されるように制御する一方、上記ファン15bが駆動停止されたときには配置部60の消臭剤61又は脱臭剤がフィルタ収納部16に対して開放されるように制御することが好ましい。
これにより、ファンが駆動停止されたときに、フィルタからの臭いを吸収する消臭剤又は脱臭剤がフィルタ収納部に対して開放される構成となっているので、ファンのオフ時においてフィルタから発生される悪臭をフィルタの近傍に配置した消臭剤又は脱臭剤によって吸収することが可能になる。
したがって、ファンのオフ状態にフィルタから悪臭が発生するのを抑制し、ユーザに不快感を与えるのを防止することができる。
本発明の態様6における車両用空気清浄機10Dは、態様1〜5のいずれか1における車両用空気清浄機において、前記フィルタ(フィルタユニット17)の臭気を検知する臭気検知部(ニオイセンサー70)が設けられていると共に、前記制御部CNTは、臭気検知部(ニオイセンサー70)による臭気が閾値を超えた場合に、前記ファン15bを停止させるように制御することが好ましい。
本発明では、制御部は、臭気検知部によるフィルタの臭気が閾値を超えた場合に、ファンを停止させるように制御する。
それゆえ、ファンの電源をオンした直後に車両用空気清浄機の吹き出し口からフィルタの悪臭が多量に発生して、車両の内部に拡散されるのを防止することができる。また、フィルタの交換をユーザに促すことができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ファンにて吸込んだ空気をフィルタ収納部に収納されたフィルタにて清浄して車両の内部に放出する車両用空気清浄機に適用することができる。
1 車両
2 助手席シート
3a〜3d 窓
10A 車両用空気清浄機
10B 車両用空気清浄機
10C 車両用空気清浄機
10D 車両用空気清浄機
10a 本体
10b 前パネル
11 後シェル
12 前シェル
14 吹出口
15a モータ
15b ファン
16 フィルタ収納部
16b 突出ピン挿入凹部
17 フィルタユニット(フィルタ)
17a 脱臭フィルタ
17b 集塵フィルタ
19 隙間
20 イオン発生装置(イオン発生部)
21・22 イオン発生素子
41 突出ピン
42 スナップフィット爪部
42a アーム部
42b フック状保持部
50 爪部挿入凹部
51 弾性残存用凸部
51a 段差
52 段差連設凹部
53 凹部間隔狭小突起
60 配置部
60a 収納部
61 消臭剤
61a シート状消臭剤
62 蓋体
63 電磁石
64 ギヤ
70 ニオイセンサー(臭気検知部)
CNT 制御部
WS 窓開閉状態検知部

Claims (5)

  1. ファンにて吸込んだ空気をフィルタ収納部に収納されたフィルタにて清浄して車両の内部に放出する車両用空気清浄機において、
    車両の窓の開閉状態を検知する窓開閉状態検知部と、
    上記窓開閉状態検知部による車両の窓の開閉状態に基づいて上記ファンの風量を調整する制御部とが設けられていることを特徴とする車両用空気清浄機。
  2. 前記制御部は、上記窓開閉状態検知部による車両の窓の開閉状態に基づいて、ファンの駆動を停止又は再駆動するように制御することを特徴とする請求項1記載の車両用空気清浄機。
  3. 前記フィルタ収納部の前面には前パネルが該フィルタ収納部に着脱自在に設けられており、
    上記前パネルには、上端から上方向に突出する突出ピンと、下部に配されてフィルタ収納部側に突出する弾性を有するスナップフィット爪部とが形成されていると共に、
    上記フィルタ収納部には、上記突出ピンを遊嵌状態に挿入可能な突出ピン挿入凹部と、上記スナップフィット爪部を挿入可能な爪部挿入凹部とが形成されており、
    上記爪部挿入凹部には、上記スナップフィット爪部を前パネルのパネル面に垂直な方向に挿入したときに、弾性力が残った状態で先端のフック状保持部を係止する弾性残存用凸部と、その状態から前パネルを上方向に移動することによりスナップフィット爪部が弾性にて嵌り込むべく、上記弾性残存用凸部の段差に連設された段差連設凹部とが形成されており、
    上記段差連設凹部に嵌り込んだ上記スナップフィット爪部は、弾性力が無くなった状態で側端が該段差にて係止されることにより前パネルの下方向への移動が阻止されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用空気清浄機。
  4. 消臭剤又は脱臭剤が、フィルタ収納部に対して隔離可能な配置部に設けられていると共に、
    前記制御部は、前記ファンが駆動されているときには配置部の消臭剤又は脱臭剤がフィルタ収納部に対して隔離されるように制御する一方、上記ファンが駆動停止されたときには配置部の消臭剤又は脱臭剤がフィルタ収納部に対して開放されるように制御することを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用空気清浄機。
  5. 前記フィルタの臭気を検知する臭気検知部が設けられていると共に、
    前記制御部は、臭気検知部による臭気が閾値を超えた場合に、前記ファンを停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用空気清浄機。
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