JP2016112933A - 車両用バッテリの暖機装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率的にバッテリを昇温することができる車両用バッテリの暖機装置を提供すること。【解決手段】エンジン2と、発電機3と、複数の蓄電部14と、冷媒が内部を通過することにより冷媒と蓄電部との間で熱交換する複数の熱交換流路16a,b,c、及び熱交換流路の冷媒流入口側に設けられた複数の流量調整バルブ18a,b,cからなる熱交換回路30と、複数の熱交換回路に対してエンジンの廃熱により加熱された冷媒を供給する冷媒供給回路20と、複数の蓄電部の温度を検出する温度検出部15a,b,cと、複数の蓄電部を選択的に暖機する暖機制御部40と、を有し、暖機制御部は、所定の温度範囲の下限値よりも低い温度の蓄電部が温度検出部によって複数検出された場合に、検出された複数の蓄電部を順次個別に暖機を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用バッテリの暖機装置に係り、詳しくは低温状態の車両用バッテリを適切な温度に暖機する技術に関する。
近年、環境問題等を考慮して、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド電気自動車の開発が進んでいる。このようなハイブリッド車両には、大容量のバッテリが搭載されているが、バッテリは適切な温度範囲になければ大幅に充放電効率が低下し、更にはバッテリ自体の寿命を縮めることになる。また、ハイブリッドシステムの使用範囲が制限され、燃費改善効果が得られない。
そこで、例えば冬季などの氷点下となる使用環境においては、バッテリ温度を使用可能な温度範囲まで暖機する必要がある。例えば、特許文献1では、エンジン近傍及びバッテリ近傍に冷媒が循環する循環経路を形成し、車両始動直後にエンジンの暖機とともにバッテリの暖機を行っている。
特開2006−151091号公報
しかしながら、このようなハイブリッド電気自動車では、排ガス低減の観点から、搭載されるバッテリ容量は今後増加する傾向にあると考えられるため、バッテリの温度を適切な温度まで昇温するために必要となる熱容量も増大すると考えられる。
従って、より効率的にバッテリを昇温することができる暖機装置が要求されることになる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、より効率的にバッテリを昇温することができる車両用バッテリの暖機装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る車両用バッテリの暖機装置は、車両の駆動源であるエンジンと、前記エンジンの駆動により発電する発電機と、所定の温度範囲内において、前記車両に搭載された機器に電力の供給及び前記発電機により発電された電力の蓄電が可能な複数の蓄電部と、前記複数の蓄電部のそれぞれの周囲又は近傍に設けられ、冷媒が内部を通過することにより前記冷媒と前記蓄電部との間で熱交換する複数の熱交換流路、及び前記複数の熱交換流路の冷媒流入口側のそれぞれに設けられた複数の流量調整バルブからなる熱交換回路と、前記エンジンを経由して前記複数の熱交換流路の冷媒流入口及び冷媒流出口に接続され、前記複数の熱交換回路に対して前記エンジンの廃熱により加熱された前記冷媒を供給する冷媒供給回路と、前記複数の蓄電部の温度をそれぞれ検出する温度検出部と、前記複数の流量調整バルブごとに開閉状態を制御して、前記冷媒供給回路から前記熱交換流路に供給される冷媒流量を調整することで前記複数の蓄電部を選択的に暖機する暖機制御部と、を有し、前記暖機制御部は、前記所定の温度範囲の下限値よりも低い温度の前記蓄電部が前記温度検出部によって複数検出された場合に、検出された前記複数の蓄電部を順次個別に暖機する。
上記手段を用いる本発明によれば、より効率的にバッテリを昇温することができる。
本発明の一実施形態に係る暖機装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る暖機装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成図であり、同図に基づき説明する。
ハイブリッド車両1はいわゆるパラレル型ハイブリッドシステムとして構成されており、以下の説明では、単に車両1とも称する。
車両1には走行用の動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)2、及び発電機としても作動可能なモータ3(電動機)が搭載されている。エンジン2の出力軸にはクラッチ4が連結され、クラッチ4にはモータ3の回転軸を介して変速機5の入力側が連結されている。変速機5の出力側にはプロペラシャフト6を介して差動装置7が連結され、差動装置7には駆動軸8を介して左右の駆動輪9が連結されている。
モータ3は、具体的には永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備えた同期発電電動機である。すなわち、モータ3は、エンジン2に代わって変速機5にその駆動力を伝達することができ、更にはエンジン2の駆動や駆動輪9側からの逆駆動により発電する。また、モータ3は、配線10を介して電力変換装置11と接続されている。
電力変換装置11は、一般的なインバータ及びコンバータを備えており、配線12を介してバッテリ13と接続されている。すなわち、電力変換装置11はモータ3及びバッテリ13と電気的に接続されている。従って、電力変換装置11は、バッテリ13から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ3に供給可能であるとともに、モータ3から供給される交流電力を整流してバッテリ13へ供給可能である。ここで、図1においては便宜上のため、1本の配線12を介して電力変換装置11とバッテリ13が接続されているが、実際の電気的な接続としては、電力変換装置11が、後述する蓄電部14(バッテリモジュール17)ごとに電気的に接続されている。
バッテリ13は、複数の二次電池セルが直列に接続されて構成される3つの蓄電部14a、14b、14c(いずれかを指定しない場合には、単に蓄電部14とも称する)、各蓄電部14の温度を検出するための3つの温度センサ(温度検出部)15a、15b、15c(いずれかを指定しない場合には、単に温度センサ15とも称する)、各蓄電部14の上部に隣接して設けられた3つの水路(熱交換流路)16a、16b、16c(いずれかを指定しない場合には、単に水路16とも称する)を有している。すなわち、バッテリ13は、蓄電部14、温度センサ15、水路16からなる3つのバッテリモジュール17a、17b、17c(いずれかを指定しない場合には、単にバッテリモジュール17とも称する)を有している。より具体的には、蓄電部14a、温度センサ15a、水路16aからバッテリモジュール17aが構成され、蓄電部14b、温度センサ15b、水路16bからバッテリモジュール17bが構成され、蓄電部14c、温度センサ15c、水路16cからバッテリモジュール17cが構成されている。
また、バッテリ13は、各水路16の冷媒流入口側に設置された3つの流量調整バルブ18a、18b、18c(いずれかを指定しない場合には、単に流量調整バルブ18とも称する)を有している。
更に、バッテリ13は、車両1に搭載された他の機器に対して電力の供給が行えるように、蓄電部14(すなわち、バッテリモジュール17)ごとに当該他の機器と電気的な接続が施されている。
なお、上述した蓄電部14、温度センサ15、水路16、バッテリモジュール17、流量調整バルブ18の数量は、3つに限定されず、車両1に要求される蓄電容量、及び1つのバッテリモジュール17における蓄電容量に応じて適宜変更することができる。また、水路16は、蓄電部14の周囲を覆うように配置されてもよく、隣り合う蓄電部14同士の隙間(すなわち、蓄電部14の近傍)に配置されてもよい。更に、蓄電部14、温度センサ15、及び水路16をモジュール化しなくてもよい。そして、バッテリモジュール17に流量調整バルブ18を含めてもよく、或いは流量調整バルブをバッテリ13の外部に設けてもよい。
このように構成された車両1は、エンジン2又はモータ3で発生させた駆動力を変速機5で変速された後、駆動輪9に伝達されることで走行する。また、例えば車両1の減速時や降坂路での走行時には、駆動輪9側からの逆駆動によりモータ3が発電機として作動する。そしてモータ3が発生した負側の駆動力は制動力として駆動輪9側に伝達されると共に、モータ3が発電した交流電力が電力変換装置11で直流電力に変換されてバッテリ13に充電される。
また、車両1は、エンジン2を冷却するためのエンジン冷却回路20、バッテリ13を暖機するためのバッテリ暖機回路(熱交換回路)30を備えている。ここで、バッテリ暖機回路30は、エンジン冷却回路20と連結しており、エンジン冷却回路20とバッテリ暖機回路30とは同一の冷媒が通過することになる。すなわち、エンジン冷却回路20からバッテリ暖機回路30に向けて冷媒が供給されることになり、エンジン冷却回路20はバッテリ暖機回路30の冷媒供給回路としても機能する。
エンジン冷却回路20には、冷媒としてエンジン冷却水が使用される。そして、エンジン冷却回路20は、エンジン2、エンジン冷却水が通過する水路21、エンジン冷却水を循環させるエンジン冷却ポンプ22、外気との熱交換によりエンジン冷却水を冷却するエンジンラジエータ23、エンジン冷却水を貯えるエンジン冷却水タンク24、及びバッテリ暖機回路30へのエンジン冷却水の供給及び非供給を切り替えるバイパスバルブ25、26から構成されている。
エンジンラジエータ23はエンジンルームの前方に配置されており、エンジン2により駆動される冷却ファン2aの回転により当該エンジンラジエータ23に走行風が引き込まれ、外気とエンジン冷却水との熱交換が促進される。
バッテリ暖機回路30は、3つの水路16及び各水路16の冷媒流入口側に設けられた3つの流量調整バルブ18から構成され、冷媒流入口側がエンジン冷却回路20のバイパスバルブ25に接続し、冷媒流出口側がエンジン冷却回路20のバイパスバルブ26に接続している。より具体的には、水路16aがバイパスバルブ25から流量調整バルブ18a及び蓄電部14aを経由してバイパスバルブ26まで延在しており、水路16bが流量調整バルブ18aから流量調整バルブ18b及び蓄電部14bを経由して水路16aの冷媒流出口側にまで延在しており、水路16cが流量調整バルブ18bから流量調整バルブ18c及び蓄電部14cを経由して水路16bの冷媒流出口側にまで延在している。
このように構成されたバッテリ暖機回路30がエンジン冷却回路20に連結されているため、エンジン2の廃熱によって加熱されたエンジン冷却水がエンジン冷却回路20からバイパスバルブ25を介してバッテリ暖機回路30へ供給されることになる。そして、バッテリ暖機回路30に供給された高温のエンジン冷却水は、各蓄電部14との間で熱交換し、各蓄電部14が暖機される。各蓄電部14との間で熱交換をして冷却されたエンジン冷却水は、バイパスバルブ26を介してエンジンラジエータ23に供給され、更に冷却されたのちにエンジン冷却ポンプ22を介してエンジン2を再び経由することになる。
このようなエンジン冷却回路20とバッテリ暖機回路30との構成により、エンジンの廃熱を有効に利用することができ、バッテリ13の作動温度を確保するための新たな熱源を設置する必要がなくなるため、車両1のコスト低減を図ることができる。また、エンジン2のエンジン冷却水をより効率良く冷却することができるため、エンジン2の負担をより一層軽減することができる。
更に、車両1は、暖機制御部40を備えている。暖機制御部40は、車両1に搭載されている一つ又は複数のECU(電子コントロールユニット)からなり、モータ3、電力変換装置11、エンジン冷却ポンプ22、流量調整バルブ18、及びバイパスバルブ25、26の制御が可能である。
そして、暖機制御部40には、バッテリモジュール17のそれぞれに設けられた温度センサ15が接続されており、蓄電部14のそれぞれの温度信号が供給される。尚、蓄電部14の温度信号を得る温度センサ15の配置や手法については、特に限定されない。
このような構成により、暖機制御部40は、蓄電部14の各温度に応じ、流量調整バルブ18、バイパスバルブ25、26ごとに開閉状態を制御することができ、各水路16に供給される冷媒であるエンジン冷却水の流量を調整することができる。すなわち、暖機制御部40は、蓄電部14の各温度に応じ、蓄電部14を選択的に暖機することができる。
このようなバッテリ13の暖機機構から、本実施形態においては、エンジン2、モータ3、蓄電部14、温度センサ15、エンジン冷却回路20、バッテリ暖機回路30、及び暖機制御部40から暖機装置50が構成されていることになる。
以下において、暖機制御部40が実行するバッテリ13の暖機制御について詳しく説明する。
先ず、バッテリ13の各蓄電部14の温度が所定の温度範囲内である場合に、暖機制御部40は、エンジン冷却回路20内のみでエンジン冷却水を循環させる。ここで、所定の温度範囲とは、蓄電部14の種類によって決定される二次電池の動作温度範囲のことである。具体的に、暖機制御部40は、温度センサ15から供給される温度信号によって、各蓄電部14の温度が所定の温度範囲内であるか否かを判別する。その後、暖機制御部40は、バッテリ13へエンジン冷却水が循環しないように、バイパスバルブ25、26の開閉状態を制御する。バイパスバルブ25、26の開閉状態の制御が完了すると、暖機制御部40はエンジン冷却ポンプ22を駆動させ、エンジン2、バイパスバルブ25、バイパスバルブ26、エンジンラジエータ23、エンジン冷却ポンプ22の順序となる流路でエンジン冷却水を循環させる。
次に、バッテリ13を構成する3つの蓄電部14のうちいずれか1つの温度が所定の温度範囲の下限値よりも低い場合に、暖機制御部40は、当該下限値よりも低い温度の蓄電部14のみを暖機するように、流量調整バルブ18、バイパスバルブ25、26の開閉状態を制御する。
例えば、蓄電部14aの温度が所定の温度範囲の下限値よりも低い場合に、暖機制御部40は、バイパスバルブ25からバイパスバルブ26に向かって直接的にエンジン冷却水を流さず、バッテリ13を経由してエンジン冷却水が流れるようにバイパスバルブ25、26の開閉状態を制御する。また、暖機制御部40は、バッテリモジュール17aを構成する蓄電部14aのみにエンジン冷却水が供給されるように、流量調整バルブ18aの開閉状態を制御する。流量調整バルブ18a及びバイパスバルブ25、26の開閉状態の制御が完了すると、暖機制御部40はエンジン冷却ポンプ22を駆動させ、エンジン2、バイパスバルブ25、流量調整バルブ18a、蓄電部14a、バイパスバルブ26、エンジンラジエータ23、エンジン冷却ポンプ22の順序となる流路でエンジン冷却水を循環させる。
その後、温度センサ15aから供給される温度信号によって暖機制御部40が蓄電部14aの暖機が完了した(すなわち、所定の温度範囲まで暖機された)と判断すると、暖機制御部40は、流量調整バルブ18a及びバイパスバルブ25、26の開閉状態の制御し、バッテリ13へのエンジン冷却水の供給を停止し、エンジン冷却回路20のみでエンジン冷却水を循環させる。なお、エンジン2の冷却が不要の場合には、エンジン冷却ポンプ22を停止し、エンジン冷却水の循環を止めてもよい。
次に、バッテリ13を構成する3つの蓄電部14のうちいずれか2つ以上の温度が所定の温度範囲の下限値よりも低い場合に、暖機制御部40は、当該下限値よりも低い温度の蓄電部14のみを順次個別に暖機するように、流量調整バルブ18、バイパスバルブ25、26の開閉状態を制御する。
例えば、3つの蓄電部14の温度が所定の温度範囲の下限値よりも低い場合に、暖機制御部40は、3つの蓄電部14の暖機の順番を決定する。暖機制御部40は、蓄電部14の温度が高いものから順次個別に暖機するようにしてもよい。このような暖機順序とすることで、最初に暖機する蓄電部14が所定の温度範囲に到達するまでの時間を短縮し、効率よく暖機を行うことができ、早期の電源確保が可能になる。以下において、蓄電部14a、蓄電部14b、蓄電部14cの順序で暖機するものとする。
先ず、暖機制御部40は、バイパスバルブ25からバイパスバルブ26に向かって直接的にエンジン冷却水を流さず、バッテリ13を経由してエンジン冷却水が流れるようにバイパスバルブ25、26の開閉状態を制御する。また、暖機制御部40は、蓄電部14aのみにエンジン冷却水が供給されるように、流量調整バルブ18aの開閉状態を制御する。流量調整バルブ18a及びバイパスバルブ25、26の開閉状態の制御が完了すると、暖機制御部40はエンジン冷却ポンプ22を駆動させ、エンジン2、バイパスバルブ25、流量調整バルブ18a、蓄電部14a、バイパスバルブ26、エンジンラジエータ23、エンジン冷却ポンプ22の順序となる流路でエンジン冷却水を循環させる。
その後、温度センサ15aから供給される温度信号によって暖機制御部40が蓄電部14aの暖機が完了したと判断すると、暖機制御部40は、蓄電部14bのみにエンジン冷却水が供給されるように、流量調整バルブ18a、18bの開閉状態を制御する。これにより、エンジン2、バイパスバルブ25、流量調整バルブ18b、蓄電部14b、バイパスバルブ26、エンジンラジエータ23、エンジン冷却ポンプ22の順序となる流路でエンジン冷却水が循環し、蓄電部14bの暖機が開始される。
その後、温度センサ15bから供給される温度信号によって暖機制御部40が蓄電部14bの暖機が完了したと判断すると、暖機制御部40は、蓄電部14cのみにエンジン冷却水が供給されるように、流量調整バルブ18b、18cの開閉状態を制御する。これにより、エンジン2、バイパスバルブ25、流量調整バルブ18c、蓄電部14c、バイパスバルブ26、エンジンラジエータ23、エンジン冷却ポンプ22の順序となる流路でエンジン冷却水が循環し、蓄電部14cの暖機が開始される。
その後、温度センサ15cから供給される温度信号によって暖機制御部40が蓄電部14cの暖機が完了したと判断すると、暖機制御部40は、流量調整バルブ18c及びバイパスバルブ25、26の開閉状態の制御し、バッテリ13へのエンジン冷却水の供給を停止し、エンジン冷却回路20のみでエンジン冷却水を循環させる。
このような暖機制御部40の制御により、暖機が必要となる蓄電部14のみを順次個別に暖機することができるため、暖機が完了した蓄電部14から順次電源として使用することができる。すなわち、エンジン冷却水の熱量を分散させず、暖機が必要な蓄電部14と個別に熱交換を行うことができるため、より効率的にバッテリ13を昇温することができ、車両1の低温起動時においても、速やかに電源を確保することができる。
なお、エンジン2付近におけるエンジン冷却水の温度が非常に高温であって複数の蓄電部14を同時に暖機できるほどの熱量が存在する場合には、暖機が必要となる蓄電部14を同時に暖機するようにしてもよい。この場合には、エンジン2又はバイパスバルブ25近傍に温度センサを設け、当該温度センサから暖機制御部40に供給される温度信号に応じて、暖機制御部40が流量調整バルブ18、バイパスバルブ25、26の開閉状態を制御してもよい。
以上で本発明に係る車両用バッテリの暖機装置の実施形態についての説明を終えるが、本発明の実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態ではクラッチ4と変速機5の間にモータ3を配置したハイブリッド車両1において暖機装置を構成していたが、モータ3の配置を変更(たとえばエンジン2とクラッチ4の間、あるいは変速機5の後方)してもよい。また、システム中にモータ3を複数搭載した形態や、いわゆるシリーズハイブリッドシステムやシリーズ/パラレルハイブリッドシステムといった、異なるハイブリッドシステム構成であっても構わない。あるいはモータ3を発電機としてのみ機能させ、エンジン(例えば、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジン)のみを駆動源とする車両において暖機装置を構成してもよい。
また、上記実施形態では、バッテリ暖機回路30の熱源として内燃機関のエンジン冷却水(すなわち、エンジンによって加熱されたエンジン冷却水)を用いたが、他の加熱された媒体を熱源として用いてもよい。例えば、エンジンの排気管に配置された廃熱回収用熱交換器において使用されるアルコール等の媒体を熱源としてもよい。すなわち、エンジン2の駆動によって生じる様々な熱をバッテリ13の暖機に利用することができれば、車両1で使用されている既存の熱媒体を熱源として用いることができる。
更に、上記実施形態では、内燃機関のエンジン冷却水を循環する1つの水路16を熱交流路として1つのバッテリモジュール17に設けたが、1つのバッテリモジュール17に対して、複数の熱交換流路を設けてもよい。例えば、水路16と上記廃熱回収用熱交換器において使用されるアルコールの流路とをバッテリモジュール17に対して設けてもよい。このような構成にすることで、蓄電部14をより効率よく暖機することができる。
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン
3 モータ(電動機・発電機)
11 電力変換装置
13 バッテリ
14、14a、14b、14c 蓄電部
15、15a、15b、15c 温度センサ
16、16a、16b、16c 水路(熱交換流路)
17、17a、17b、17c バッテリモジュール
18、18a、18b、18c 流量調整バルブ
20 エンジン冷却回路(冷媒供給回路)
30 バッテリ暖機回路(熱交換回路)
40 暖機制御部
50 暖機装置

Claims (1)

  1. 車両の駆動源であるエンジンと、
    前記エンジンの駆動により発電する発電機と、
    所定の温度範囲内において、前記車両に搭載された機器に電力の供給及び前記発電機により発電された電力の蓄電が可能な複数の蓄電部と、
    前記複数の蓄電部のそれぞれの周囲又は近傍に設けられ、冷媒が内部を通過することにより前記冷媒と前記蓄電部との間で熱交換する複数の熱交換流路、及び前記複数の熱交換流路の冷媒流入口側のそれぞれに設けられた複数の流量調整バルブからなる熱交換回路と、
    前記エンジンを経由して前記複数の熱交換流路の冷媒流入口及び冷媒流出口に接続され、前記複数の熱交換回路に対して前記エンジンの廃熱により加熱された前記冷媒を供給する冷媒供給回路と、
    前記複数の蓄電部の温度をそれぞれ検出する温度検出部と、
    前記複数の流量調整バルブごとに開閉状態を制御して、前記冷媒供給回路から前記熱交換流路に供給される冷媒流量を調整することで前記複数の蓄電部を選択的に暖機する暖機制御部と、を有し、
    前記暖機制御部は、前記所定の温度範囲の下限値よりも低い温度の前記蓄電部が前記温度検出部によって複数検出された場合に、検出された前記複数の蓄電部を順次個別に暖機する車両用バッテリの暖機装置。
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