JP2016112344A - 磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波電磁シールドルームを不要とし、種々の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を向上させる。【解決手段】傾斜磁場発生手段3と静磁場発生手段4とが配設されたガントリー2内の被検体収容部21aに被検体Wを収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置1であって、ガントリー2に配設され静磁場発生手段4と傾斜磁場発生手段3とを覆うガントリー本体シールド材21bと、被検体Wを受け入れるガントリー開口部22と、ガントリー開口部22を覆う遮蔽部材23と、遮蔽部材23に配設されガントリー開口部22を覆う開口部シールド材23aと、遮蔽部材23をガントリー開口部22に対して開閉自在に移動させる開閉手段24と、被検体収容部に着脱自在に配設され、被検体Wに高周波パルスを照射し被検体WからのNMR信号を検出する高周波コイル5と、を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法に係り、特に、ガントリー開口部を覆う遮蔽部材を開閉自在に移動させる磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法に関する。
従来、被検者の手全体を一度に撮像することを目的として、高周波電磁シールドルームを必要としない小型の磁気共鳴イメージング装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された小型磁気共鳴イメージング装置は、RFプローブの開口に被検部位である手全体を覆うことができるように局所高周波電磁シールドを設けてその中に手(被検部位)を入れて撮像する。そして、局所高周波電磁シールドを接地して、撮像時における被検者の前腕と高周波的結合をすることで、高周波電磁シールドルームを不要とする。
特開2009−131462号公報(請求項1、段落0017〜0022、図2)
しかしながら、特許文献1に記載された小型磁気共鳴イメージング装置は、被検部位を限定した場合には好適であるが、種々の被検体や被検部位、例えば犬や猫等の小動物にまで適用範囲を広げようとすると被検体の大きさや形状、および被検部位も異なるため、操作性が悪く、かつ高周波電磁シールド性を確保しにくいという問題があった。
そこで、本発明は、高周波電磁シールドルームを不要とし、種々の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を確保することができる磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、傾斜磁場発生手段と静磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置であって、前記ガントリーに配設され前記静磁場発生手段と前記傾斜磁場発生手段とを覆うとともに高周波をシールドするガントリー本体シールド材と、前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、このガントリー開口部を覆うとともに高周波をシールドする遮蔽部材と、この遮蔽部材に配設され前記ガントリー開口部を覆う開口部シールド材と、前記遮蔽部材を前記ガントリー開口部に対して開閉自在に移動させる開閉手段と、前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からの微弱なNMR信号を検出する高周波コイルと、を備え、前記高周波コイルを前記被検体収容部に着脱自在に配設したこと、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記被検体を受け入れるガントリー開口部を設けたことで、種々の被検体や被検部位(以下、単に「被検体」という。)に適合できるように適切な開口部を設定することによって対象とする種々の被検体に好適に適合させることができる。
また、前記被検体を受け入れるガントリー開口部を自在に開閉する開閉手段を設けたことで、被検体を出し入れする際の操作性を向上させることができる。そして、前記被検体を受け入れるガントリー開口部を覆う遮蔽部材に開口部シールド材を設けたことで、ガントリー開口部の高周波電磁シールド性を確保することができるため、ガントリー開口部を遮蔽した状態では、ガントリー全体の高周波電磁シールド性を確保することができる。
このようにして、ガントリーの自己シールド性を確保することで、ガントリー全体を高周波電磁シールドルームに収容する必要がないので、磁気共鳴イメージング装置を狭いスペースに設置することができる。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記高周波コイルを前記被検体収容部に着脱自在に配設したことで、高周波コイルをガントリー開口部から被検体収容部に出し入れすることができる。このため、撮像時に種々の被検体に合わせて所定の高周波コイルを装着することができるので、操作性を向上させながら多種多様な被検体に対して好適に対応することができる。
このようにして、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、高周波電磁シールドルームを不要とし、種々の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を確保することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、前記被検体は小動物であること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記被検体を受け入れるガントリー開口部を設けたことで、大きさや体形が異なる種々の小動物を容易に出し入れすることができる。また、撮像時に種々の被検体に合わせて所定の高周波コイルを装着することができるので、特に大きさや体形が異なる小動物に対して好適に適合させることができる。
請求項3に係る発明は、静磁場発生手段と傾斜磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して撮影する磁気共鳴画像の撮像方法であって、前記ガントリーは、前記ガントリーに配設され前記静磁場発生手段と前記傾斜磁場発生手段とを覆うとともに高周波をシールドするガントリー本体シールド材と、前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、このガントリー開口部を覆う遮蔽部材と、この遮蔽部材に配設され前記ガントリー開口部を覆うとともに高周波をシールドする開口部シールド材と、を備え、前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からの微弱なNMR信号を検出する高周波コイルを、前記ガントリーに配設されたガントリー開口部から前記被検体収容部に挿入して設置し前記被検体を撮像すること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、前記高周波コイルを、前記ガントリーに配設されたガントリー開口部から前記被検体収容部に挿入して設置して前記被検体を撮像することで、種々の被検体に好適に適合させることができる。このため、特に大きさや体形が異なる小動物に対して好適に適合させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の磁気共鳴画像の撮像方法であって、前記ガントリー開口部に配設された遮蔽部材を開けて当該ガントリー開口部を開放するガントリー開口部開放工程と、前記ガントリー開口部から前記高周波コイルを挿入して設置する高周波コイル設置工程と、前記遮蔽部材を閉めて前記ガントリー開口部を遮蔽して前記被検体を撮像する撮像工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、前記ガントリー開口部を開放するガントリー開口部開放工程を有することで、対象とする種々の被検体を出し入れする際の操作性を向上させることができる。
また、前記ガントリー開口部から前記高周波コイルを挿入して設置する高周波コイル設置工程を有することで、高周波コイルを容易に被検体収容部に出し入れすることができるため、撮像時に種々の被検体に合わせて所定の高周波コイルを装着することができる。このため、本発明に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、操作性を向上させながら多種多様な被検体に対して好適に対応することができる。
本発明は、小型化を図りながら種々の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を確保することができる磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るガントリーの構成を示す正面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波シールド開閉扉の開閉動作を示し、(a)は被検体収容部に被検体を入れて高周波シールド開閉扉を閉めた状態を示す平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は高周波シールド開閉扉を開けて被検体を被検体収容部に入れる様子を示す平面図、(d)は(c)の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る網目状のガントリー本体シールド材を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るパンチングメタル状のガントリー本体シールド材を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るスリット状のガントリー本体シールド材を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るスリットの向きを異なる方向に並べて絶縁材を介して複数を配設したガントリー本体シールド材を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波シールド開閉扉の変形例における開閉動作を示し、(a)は被検体収容部に被検体を入れて高周波シールド開閉扉を閉めた状態を示す平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は高周波シールド開閉扉を開けて被検体を被検体収容部に入れる様子を示す平面図、(d)は(c)の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置における高周波シールド開閉扉の開閉動作を示し、(a)は被検体収容部に被検体を入れて高周波シールド開閉扉を閉めた状態を示す平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は高周波シールド開閉扉を開けて被検体を被検体収容部に入れる様子を示す平面図、(d)は(c)の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置における高周波シールドカーテンの構成を示す正面図である。
本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1について、被検体Wが犬や猫等の小動物である場合を例として、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
磁気共鳴イメージング装置1は、図1に示すように、ガントリー2内に被検体Wを収容して磁気共鳴画像を撮像する装置である。
磁気共鳴イメージング装置1は、傾斜磁場発生手段である傾斜磁場発生コイル3と静磁場発生手段である静磁場発生磁石4とが配設されたガントリー2と、ガントリー2の動作を制御する制御ユニット12と、撮像条件を設定し磁気共鳴画像を再構成するコンピュータ13と、撮像条件の設定操作画面表示や磁気共鳴画像などを表示するモニタ14と、を備えている。
ガントリー2は、図2に示すように、被検体収容部21aを有するガントリー本体部21と、ガントリー本体部21に形成され被検体Wを出し入れするガントリー開口部22と、ガントリー開口部22を覆う遮蔽部材である高周波シールド開閉扉23と、高周波シールド開閉扉23をガントリー開口部22に対して開閉自在に移動させる開閉手段24(図3参照)と、被検体収容部21aに配設される高周波コイル5と、を備えている。
傾斜磁場発生コイル3,3は、ノイズフィルタ31,31を介して、電源ケーブル32,32によって制御ユニット12(図1参照)に接続されている。
高周波コイル5は、被検体Wに高周波パルスを照射し被検体Wからの微弱なNMR(Nuclear Magnetic Resonance)信号を検出する。高周波コイル5は、ノイズフィルタ51を介して高周波パルス照射用ケーブル52、および微弱なNMR信号(核磁気共鳴信号)を受信する高周波信号検出用ケーブル53、および微弱なNMR信号を増幅するプリアンプ54(図2参照)を通じて制御ユニット12に接続されている。
高周波コイル5は、被検体Wの形状等に応じて被検体Wに装着しやすいように種々の形態をなして構成することができるが、一例として円筒状の形状のものや、円筒状の形状の円筒を半円に割って半割にしたものを上下に向かい合わせて組み立て・分離できるように構成した物がある。
かかる構成により、被検体Wに高周波コイル5を装着する。
なお、高周波コイル5を天板21eに配設して被検体収容部21aの中で被検体Wに装着してもよく、高周波コイル5を被検体Wに装着した状態で被検体収容部21aの中へ高周波コイル5と一緒に被検体Wを挿入してもよいし、高周波コイル5を被検体Wに装着した状態で被検体収容部21aの中で高周波コイル5を天板21eに配設してもよい。
磁気共鳴イメージング装置1は、高周波コイル5によって被検体Wから検出した微弱なNMRをプリアンプ54で増幅し、さらに制御ユニット12で増幅・AD変換してからコンピュータ13(図1参照)にそのデータを転送する。コンピュータ13は、制御ユニット12によって増幅・AD変換されたデータに対してフーリエ変換などを行い被検体Wの画像を再構成し、モニタ14に表示する。
磁気共鳴イメージング装置1は、図1に示すように、コンピュータ13によってグラフィカルユーザインタフェース画面(GUI画面)をモニタ14に表示する。コンピュータ13は、操作者(不図視)の指示に従って撮像条件にしたがった命令を制御ユニット12に送る。制御ユニット12は、コンピュータ13の命令に従って傾斜磁場発生コイル3と高周波コイル5を適正に駆動する。
具体的には、制御ユニット12は、制御ユニット12内の傾斜磁場発生電源(不図示)により電源ケーブル32,32を介して傾斜磁場発生コイル3に出力を供給することで、適正な傾斜磁場を発生させる。電源ケーブル32,32には、ノイズフィルタ31,31が装着されているためノイズを低減することができる。
また、制御ユニット12は、制御ユニット12内の高周波発生器(不図示)により高周波パルス照射用ケーブル52を介して高周波コイル5に出力を供給することで、高周波コイル5から適正な高周波パルスを発生させる。高周波パルス照射用ケーブル52には、ノイズフィルタ51が装着されているためノイズを低減することができる。
ガントリー本体部21は、図2に示すように、被検体収容部21aの周りに配設された傾斜磁場発生コイル3,3と、傾斜磁場発生コイル3,3の周りに配設された静磁場発生磁石4と、ガントリー本体部21の全体を覆うガントリー本体シールド材21bと、ガントリー本体シールド材21bを外側から覆う外郭ガントリーカバー21cと、被検体収容部21a内側を覆うガントリー開口部内ガントリーカバー21dと、を備えている。
ガントリー本体シールド材21bは、傾斜磁場発生コイル3,3および静磁場発生磁石4の周りに配設され高周波ノイズを遮断して低減するシールド部材であり、傾斜磁場発生コイル3,3および静磁場発生磁石4の周りに配設されている。
ガントリー本体シールド材21bは、導電性が高い金属で、磁場分布への影響が少なく磁場分布の変化を起こしにくい材料を採用することが望ましい。
具体的には、材料としてはアルミニウム、銅、銅繊維、ステンレス等を使用し、形態としては板状パネルを採用することができるが、磁界によって生じる渦電流を抑制してシールド性を向上させるために、電導体を網目状に形成した網目状パネル21b1(図4参照)、小さな貫通孔を多数形成したパンチングメタル状パネル21b2(図5参照)、多数のスリットSTを形成したスリット状パネル(図6参照)、スリット状パネル21b3のスリットSTの向きを異なる方向に並べてスリット状パネル21b3とスリット状パネル21b3の間に絶縁材RBを介在して形成した複合パネル21b4(図7参照)等を採用することができる。
被検体収容部21aには、被検体Wを載置する天板21eが配設されている。高周波コイル5は、天板21eに着脱自在に配設できるようにして被検体収容部21aの中で被検体Wに装着してもよいし、被検体Wに装着してから被検体Wを被検体収容部21aに挿入し高周波コイル5を天板21eに配設してもよい。
高周波シールド開閉扉23は、図2に示すように、高周波ノイズを遮断して低減する開口部シールド材23aで覆われた開閉扉であり、開閉扉を閉めた状態で開口部シールド材23aとガントリー本体シールド材21bとが密着して重なるように配設され、高周波ノイズを確実に遮断するようになっている。
開口部シールド材23aの材質は、ガントリー本体シールド材21bと同様であるため、重複する説明は省略する。
高周波シールド開閉扉23の開閉手段24は、図3に示すように、高周波シールド開閉扉23を回転自在に支持する軸支部材24a,24aと、操作者(不図示)が掴んで高周波シールド開閉扉23を開閉する取っ手24b,24bと、を備え、軸支部材24a,24aを外側に配置して内側から外側へ開く観音扉のようになっている(図3(c)参照)。
なお、高周波シールド開閉扉23には、適宜被検体Wに対して処理をするための麻酔ガス吸引ホースやパイプ、心拍や呼吸を監視するための装置の信号線等を通すための挿通孔(不図示)、空気や酸素を導入するホースやパイプの挿通孔や通風孔(不図示)を形成するが、特に限定されるものではないので詳細な説明は省略する。
かかる構成により、図3(c)と(d)に示すように、開口面積を広く確保することができるため、被検体Wおよび高周波コイル5を容易に被検体収容部21aから出し入れすることができる。
なお、本実施形態においては、高周波シールド開閉扉23の開閉手段24を内側から外側へ開く観音扉のように構成したが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、高周波シールド開閉扉23Aを上下方向にスライド移動可能に支持して、高周波シールド開閉扉23Aを上方に移動させて開き、下方に移動させて閉じるように構成してもよい。
図8は、磁気共鳴イメージング装置1Aにおけるガントリー2Aの動作を示し、第1の実施形態における高周波シールド開閉扉23の開閉手段24の変形例を示す。図8の(a)は被検体収容部に被検体を入れて高周波シールド開閉扉を閉めた状態を示す平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は高周波シールド開閉扉を上方に開けた状態を示す平面図、(d)は(c)の正面図である。
図8に示すように、変形例に係るガントリー2Aにおいて、高周波シールド開閉扉23Aの開閉手段24Aは、上下方向に直線移動可能に支持する直線移動ガイド24Aa,24Aaと、操作者(不図示)が掴んで高周波シールド開閉扉23Aを上下方向に移動させて開閉する取っ手24Ab,24Abと、を備えている。
かかる構成により、高周波シールド開閉扉23Aを上方に移動させて開くことで、開口面積を広く確保し、かつ水平方向のデッドスペースを排除することができるため、診察室のスペースを広く確保することができる(図8(d)参照)。
続いて、以上のように構成した本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1を使用して磁気共鳴画像を撮像する方法について、主として図2と図3を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、静磁場発生磁石4と傾斜磁場発生コイル3とが配設されたガントリー2内の被検体収容部21aに被検体Wを収容して撮影する磁気共鳴画像の撮像方法であって、被検体Wに高周波パルスを照射し被検体Wからの微弱なNMR信号を検出する高周波コイル5を、ガントリー2に配設されたガントリー開口部22から被検体収容部21aに挿入して設置し被検体Wを撮像する。
具体的には、磁気共鳴イメージング装置1を使用して、操作者(不図示)は、ガントリー開口部22に配設された高周波シールド開閉扉23を開けてガントリー開口部22を開放するガントリー開口部開放工程と、ガントリー開口部22から高周波コイル5を挿入して設置する高周波コイル設置工程と、高周波シールド開閉扉23を閉めてガントリー開口部22を遮蔽する遮蔽工程と、を実行する。
そして、磁気共鳴イメージング装置1は、ガントリー開口部22を遮蔽して高周波を電磁シールドした状態で、被検体Wを撮像する撮像工程を実行する。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、ガントリー開口部開放工程を有することで、被検体Wを出し入れする際の操作性を向上させることができる。そして、被検体Wを受け入れるガントリー開口部22を覆う高周波シールド開閉扉23を備えたことで、ガントリー開口部22の高周波電磁シールド性を確保することができるため、ガントリー開口部22を遮蔽した状態では、ガントリー2全体の高周波電磁シールド性を確保することができる。
このようにして、磁気共鳴イメージング装置1は、ガントリー2の自己シールド性を確保することで、ガントリー2全体を高周波電磁シールドルームに収容する必要がないので、磁気共鳴イメージング装置を狭いスペースに設置することができる。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、ガントリー開口部22から高周波コイル5を挿入して設置する高周波コイル設置工程を有することで、撮像時に種々の被検体Wに合わせて所定の高周波コイル5を装着することができるので、操作性を向上させながら多種多様な被検体Wに対して好適に対応することができる。
なお、本実施形態の変形例に係る磁気共鳴イメージング装置1Aにおける高周波シールド開閉扉23A(図8参照)についても高周波シールド開閉扉23と同様の効果を奏するため、重複する詳細な説明は省略する。
続いて、本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1Bについて、図9と図10を参照しながら詳細に説明する。
磁気共鳴イメージング装置1Bを構成するガントリー2Bは、第1の実施形態における高周波シールド開閉扉23に代えて高周波シールドカーテン23Bを採用し、高周波シールドカーテン23Bを開閉する開閉手段24Bを備えている。他の構成については、前記した第1の実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
高周波シールドカーテン23Bは、導電性が高い金属で、磁場分布への影響が少なく磁場分布の変化を起こしにくい材料を採用するが、一例として銅のメッシュ状繊維のように柔軟性を有し、ひだ状のドレープをなして左右方向に展開させたり(図9(a))、収縮させたり(図9(c))することができる。
開閉手段24Bは、高周波シールドカーテン23B,23Bをガントリー開口部22の開閉方向(左右方向)に沿って移動するように上下に配設されたカーテンレール24Baを備え、高周波シールドカーテン23B,23Bを閉じたときには、高周波シールドカーテン23B,23Bとガントリー本体シールド材21b(図2参照)との隙間が生じないように密着できるようになっている。
具体的には、高周波シールドカーテン23B,23Bとガントリー本体シールド材21b(図2参照)とを密着させるように、面ファスナでカーテンの上からガントリー本体シールドへ圧着して固定したり、高周波シールド部材を介在させたりして、隙間が生じないように高周波をシールドすることができる。
高周波シールドカーテン23Bは、図10に示すように、ドレープ(ひだ)を形成できるように構成され、材質は一例として銅のメッシュ状繊維を使用することができる。
かかる構成により、高周波シールドカーテン23Bは、閉じたときにはガントリー開口部22を遮蔽し(図9(a)と(b)参照)、開いたときには柔軟にドレープを形成してガントリー開口部22の左右両側に移動させてガントリー開口部22を開くことができる(図9(c)と(d)参照)。
このようにして、本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1Bは、高周波シールドカーテン23Bを移動させるという簡易な構成および動作によって、被検体Wを出し入れする際の操作性を向上させるとともに、撮像時に種々の被検体Wに合わせて所定の高周波コイルを装着することができるので、多種多様な被検体Wに対して好適に適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、高周波シールド開閉扉23の開閉手段24として左右や上下に開閉したり、収縮する高周波シールドカーテン23Bを採用したりしたが、これらに限定されるものではなく、磁気共鳴イメージング装置の形状や大きさ等を考慮して蛇腹のように折り畳んで伸縮するものや複数のドアパネルが重なりながら伸縮するスライドドア等を適宜採用することもできる。また、開閉手段24としては、モータ等の駆動装置を採用したり、ばね等の付勢移動手段を採用したりしてもよい。
また、本実施形態では、被検体が小動物の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、人体や植物等に適用することもできる。
1,1A,1B 磁気共鳴イメージング装置
2,2A,2B ガントリー
3 傾斜磁場発生コイル(傾斜磁場発生手段)
4 静磁場発生磁石(静磁場発生手段)
5 高周波コイル
12 制御ユニット
13 コンピュータ
14 モニタ
21b1 網目状パネル
21b2 パンチングメタル状パネル
21b3 スリット状パネル
21b4 複合パネル
21 ガントリー本体部
21a 被検体収容部
21b ガントリー本体シールド材
21c 外郭ガントリーカバー
21d ガントリー開口部内ガントリーカバー
21e 天板
22 ガントリー開口部
23 高周波シールド開閉扉(遮蔽部材)
23A 高周波シールド開閉扉
23B 高周波シールドカーテン
23a 開口部シールド材
24,24A,24B 開閉手段
24Ba カーテンレール
24a 軸支部材
31 ノイズフィルタ
32 電源ケーブル
51 ノイズフィルタ
52 高周波パルス照射用ケーブル
53 高周波信号検出用ケーブル
54 プリアンプ
RB 絶縁材
ST スリット
W 被検体

Claims (4)

  1. 傾斜磁場発生手段と静磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記ガントリーに配設され前記静磁場発生手段と前記傾斜磁場発生手段とを覆うとともに高周波をシールドするガントリー本体シールド材と、
    前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、
    このガントリー開口部を覆う遮蔽部材と、
    この遮蔽部材に配設され前記ガントリー開口部を覆うとともに高周波をシールドする開口部シールド材と、
    前記遮蔽部材を前記ガントリー開口部に対して開閉自在に移動させる開閉手段と、
    前記被検体収容部に着脱自在に配設され、前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からの微弱なNMR信号を検出する高周波コイルと、
    を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記被検体は小動物であること、
    を特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 静磁場発生手段と傾斜磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して撮影する磁気共鳴画像の撮像方法であって、
    前記ガントリーは、
    前記ガントリーに配設され前記静磁場発生手段と前記傾斜磁場発生手段とを覆うとともに高周波をシールドするガントリー本体シールド材と、
    前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、
    このガントリー開口部を覆う遮蔽部材と、
    この遮蔽部材に配設され前記ガントリー開口部を覆うとともに高周波をシールドする開口部シールド材と、を備え、
    前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からの微弱なNMR信号を検出する高周波コイルを、前記ガントリーに配設されたガントリー開口部から前記被検体収容部に挿入して設置し前記被検体を撮像すること、
    を特徴とする磁気共鳴画像の撮像方法。
  4. 前記ガントリー開口部に配設された遮蔽部材を開けて当該ガントリー開口部を開放するガントリー開口部開放工程と、
    前記ガントリー開口部から前記高周波コイルを挿入して設置する高周波コイル設置工程と、
    前記遮蔽部材を閉めて前記ガントリー開口部を遮蔽して前記被検体を撮像する撮像工程と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴画像の撮像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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