JP2016112178A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機などの遊技機について用いられる遊技用カードの使い勝手を向上する。
【解決手段】挿入口に挿入された遊技用カードに記録された遊技に係る価値情報に基づく遊技が可能な遊技機であって、挿入口202aに第1の遊技用カードAが挿入されているときに所定条件が成立すると、第1の遊技用カードAに記録された価値情報を減算させるための減算制御を行い、この減算制御による減算に応じて、価値情報を第1遊技用カードAとは異なる第2の遊技用カードBに記録させるための記録制御を行い、この記録制御により価値情報が記録された遊技用カードBを排出させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技媒体を用いた遊技機に関するものである。
パチンコ機などの遊技機では、遊技機に隣接して設置されたカードユニットに現金を挿入することにより遊技価値(プリペイド残高)を購入し、受け取った遊技価値と引き替えるかたちで遊技球などの遊技媒体の貸与を受けて、遊技を行う。
購入した価値情報は、遊技店内のその他遊技機で利用可能な遊技用カードに書き込まれ、別の遊技機に対応して設けられたカードユニットに挿入して遊技媒体の貸与を受けることが出来る。
これらのカードは、遊技店における遊技機を用いた遊技の結果獲得した賞球の情報も書き込むことが出来、持球として別の遊技機での遊技に用いることが出来る。
また、昨今では、遊技店に会員登録をすると、獲得した持球の情報を遊技店に預ける(ホール用コンピュータに記録する。これを貯球という)することが出来、その遊技店に限っては、次の日以降においても貯球した遊技球を引き出して遊技を行うことが出来る遊技システムも現れている。
貯球を行うには会員情報が記録された会員カードをカードユニットに挿入する必要があり、遊技の結果獲得した遊技球(持球)の情報も、会員カードに書き込まれる。
さらに、遊技機内に封入した遊技球を循環させて遊技を行う封入循環式と呼ばれるタイプの遊技機あるいは遊技システムも存在し(特許文献1)、このタイプの遊技機では、遊技中に獲得された賞球数などの情報が全て遊技カードに記録される。
このように、昨今の遊技店では遊技用カードは非常に重要な役割を有している。
特開2012−34958公報
しかし、特に封入式遊技機においては、遊技球も払い出されず、遊技球に関する情報は全て遊技用カードに書き込まれるために遊技カードを遊技中に抜くことが出来ないため、遊技者間での遊技球の共有ややりとりが難しく、使い勝手が良いとは言えなかった。
上記の課題を鑑みて、本発明は、パチンコ機などの遊技機について用いられる遊技用カードの使い勝手を向上することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
第1の形態の遊技機は、所定の挿入口に挿入された記録媒体に記録された遊技に係る価値情報に基づく遊技が可能な遊技機であって、前記挿入口に第1の記録媒体が挿入されているときに所定条件が成立すると、当該第1の記録媒体に記録された前記価値情報を減算させるための減算制御を行う減算制御手段と、前記減算制御による減算に応じて、前記価値情報を前記第1の記録媒体とは異なる前記第2の記録媒体に記録させるための記録制御を行う記録制御手段と、前記記録制御により前記価値情報が記録された前記第2の記録媒体を排出させるための排出制御を行う排出制御手段と、を備えることを特徴とする。
以上のように構成したことにより、本発明によれば、遊技用カードの使い勝手を向上した遊技機を実現することが出来る。
本実施形態に係る遊技機の一例を示した正面図ある。 本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した背面図である。 本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置及びカードユニットの構成を示したブロック図である。 遊技機の主制御基板において取得される各種乱数の説明図である。 本実施形態に係る遊技機において画像表示装置に表示されるメニュー画面を示す図である。 画像制御基板が備えるCPUによる客待ち演出実行処理を説明するフローチャートである。 画像表示装置に表示されるメニュー画面を含む客待ち演出画像を示す図である。 本実施形態の遊技機において、遊技用カード間で情報を移行するための動作を説明する図(その1)である。 本実施形態の遊技機において、遊技用カード間で情報を移行するための動作を説明する図(その2)である。 払出制御基板のCPUが実行するカード間残高移行処理を説明するフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<遊技機の構成>
図1は、本実施形態に係る遊技機の一例を示した正面図、図2は、本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した背面図、図3は、本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置及びカードユニットの構成を示したブロック図である。
図1に示す遊技機は封入循環式パチンコ機であり、遊技機1に対してカードユニット200が一体化されて設置されている。
カードユニット200は、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行されるプリペイド機能を備える「ビジターカード」や、会員登録をした遊技者に発行される会員カード(貯球カード)を受け付ける。
「ビジターカード」は、カードユニット200に紙幣を挿入して購入したプリペイドカード残高を書き込み可能あり、遊技店内の異なる遊技機にて使用可能な遊技用カードである。
「会員カード」には、会員情報が記録され、遊技の結果獲得した出球(賞球)の情報を貯球として遊技店のコンピュータに記録し、翌日以降も、貯球を用いて遊技を行うことを可能とする遊技用カードである。
そして、カードユニット200は、「会員カード」に記録される会員情報に関連づけて記録される価値情報(プリペイドカード残高、獲得した賞球数すなわち持球数、あるいは貯球数等)や、「ビジターカード」に記録される価値情報(プリペイドカード残高、持球数)を用いた、遊技機1における遊技を可能にする。
なお、「ビジターカード」や「会員カード」といった遊技用カードは、何れもICカードで構成されている。
封入循環式の遊技機1は、内部に遊技媒体としての遊技球を封入しており、遊技者が操作ハンドル11を操作して遊技球を遊技盤10前面の遊技領域10a(後述)に打ち込むことによって遊技を行う。
カードユニット200の前面には、紙幣を挿入するための紙幣挿入口201、上記した「会員カード」や「ビジターカード」といった遊技用カードを挿入可能なカード挿入口202等が設けられている。
カード挿入口202に挿入された「会員カード」や「ビジターカード」は、カードユニット200が備えるリーダライタ220(図3参照)によって記録している情報を読み取られる。
さらに、カードユニット200の前面には、表示器203、「会員カード」に記録された会員情報に関連づけられた貯球数を用いた再プレイ遊技を行う再プレイボタン204、球貸しボタン205、返却ボタン206が設けられている。
カード挿入口203に遊技用カードが挿入されたときに、表示器203には、遊技用カードに記録されているプリペイドカード残高が表示される。
球貸しボタン205は、挿入された遊技用カードに記録されているプリペイドカード残高から引落として遊技に用いる(遊技球の貸与を受ける)操作を行なうためのボタンである。
返却ボタン206は、遊技を終了させるときに、カード挿入口202に挿入されている遊技用カードに「持球数」を記憶させた後、カード挿入口202から排出させるためのボタンである。
再プレイボタン204が操作されたとき、カード挿入口202に挿入されている遊技用カードに「持球数」が記録されていれば、その持球数からを引き落として遊技を行なうことが可能となる。
カード挿入口202に挿入された遊技用カードが「貯球カード」であり、「持球数」が記録されておらず、貯球数がホール用コンピュータ等に記録されている場合には、その貯球から引落として遊技を行うことが出来る。
なお、「貯球」とは、遊技店に預け入れられた遊技球(遊技媒体)である。「貯球」のデータは、ホール用コンピュータ等に記憶し、会員情報のみが「会員カード」に記録される。
一方、「持球数」とは、遊技者が遊技機による遊技において賞球として獲得した遊技球と貸し出しを受けた遊技球を含む遊技者の所有にかかる「持球」の数を遊技用カードに記録したものである。
「持球」データは「会員カード」や「ビジターカード」に記録される。
また、「持球」は遊技店に預け入れられることにより会員情報と関連づけられた「貯球」となる。
遊技機1の構成について説明する。
図1に示す遊技機1には、外枠2に内枠(開閉枠)3が開閉可能に装着され、この内枠3にガラス枠4が開閉可能に装着されている。
ガラス枠4には窓4aが形成され、その窓4aに透明板4bが装着されている。内枠3には遊技球が打出される盤面を有する遊技盤10が装着され、この遊技盤10の盤面とその前側の透明板4bとの間に遊技球が転動、流下可能な遊技領域10aが形成されている。透明板4bは、例えばガラス板であり、ガラス枠4に対して着脱可能に固定されている。
またガラス枠4は、左右方向の一端側(例えば遊技機に正対して左側)においてヒンジ機構部5を介して外枠2に連結されており、ヒンジ機構部5を支点として左右方向の他端側(例えば遊技機に正対して右側)を外枠2から開放させる方向に回動可能とされている。ガラス枠4は、ガラス板4bとともに遊技盤10を覆い、ヒンジ機構部5を支点として扉のように回動することによって、遊技盤10を含む外枠2の内側部分を開放することができる。ガラス枠4の他端側には、ガラス枠4の他端側を外枠2に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。また、ガラス枠4には、ガラス枠4が外枠2から開放されているか否かを検出する扉開放スイッチ136(図3参照)が設けられている。
ガラス枠4の下部(窓4aの下側部分)には、遊技者が押下操作可能な演出ボタン8が装備されている。
演出ボタン8は、例えば、後述する画像表示装置31に当該演出ボタン8を操作するようなメッセージが表示されたときのみ有効となる。演出ボタン8には、演出ボタン検出スイッチ8a(図3参照)が設けられており、この演出ボタン検出スイッチ8aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出が実行される。
ガラス枠4の右下側には、操作ハンドル11が設けられている。操作ハンドル11は、遊技者が操作ハンドル11に触れると、操作ハンドル11内にあるタッチセンサ11a(図3参照)が、操作ハンドル11に遊技者が触れたことを検知し、後述する発射制御基板160にタッチ信号を送信する。発射制御基板160は、タッチセンサ11a(図3参照)からタッチ信号を受信すると、発射用ソレノイド12aの通電を許可する。そして、操作ハンドル11の回転角度を変化させると、操作ハンドル11に直結しているギアが回転し、ギアに連結した発射ボリューム11b(図3参照)のつまみが回転する。この発射ボリューム11bの検出角度に応じた電圧が、遊技球発射機構に設けられた発射用ソレノイド12aに印加される。そして、発射用ソレノイド12a(図3参照)に電圧が印加されると、発射用ソレノイド12aが印加電圧に応じて作動するとともに、操作ハンドル11の回動角度に応じた強さで遊技球が遊技盤10の遊技領域10aへ発射される。
遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、操作ハンドル11を操作したときに遊技球発射機構から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内する。遊技領域10aの上部に案内された遊技球は、遊技領域10a内を落下する。このとき、遊技領域10aに設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
遊技盤10の略中央には、センター部材12が配置されている。センター部材1、2には、液晶表示装置等からなる画像表示装置31と、「刀」を模した演出用役物装置32が設けられている。
また、センター部材1、2の中央下側の遊技領域10aには、遊技球が入球可能な第1始動口13が設けられている。そして、この第1始動口13の下方に第2始動口14が設けられている。第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
なお、本実施形態では、第2始動口14が第1の態様に制御されているときは、当該第2始動口14に遊技球が入球することがないようにしている。しかしながら、第2の態様に制御されているときよりも第1の態様に制御されているときの方が遊技球の入球機会が少なければ、第1の態様に制御されているときに第2始動口14に遊技球が入球しても構わない。つまり、第1の態様には、第2始動口14への遊技球の入球が不可能または困難な状態が含まれる。
上記第1始動口13および第2始動口14には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ13a(図3参照)および第2始動口検出スイッチ14aがそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ13aおよび第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。封入式遊技機の場合、実際には賞球数に応じた加算球数情報が払出制御基板130に送信され、遊技球が払い出されることはない。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13および第2始動口14に遊技球が入球した場合、例えば3個の遊技球の払い出しを行うようにしているが、遊技球の入球に伴う払い出しは必ずしも行う必要は無い。また、例えば第1始動口13の払い出し個数を3個、第2始動口14の払い出し個数を1個といったように始動口ごとに払い出し個数を異なるように構成しても良い。
センター部材1、2の両側の遊技領域10aには、遊技球が通過可能なゲート15が設けられている。ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ15a(図3参照)が設けられており、このゲート検出スイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、後述する普通図柄の抽選が行われる。
さらにセンター部材1、2の右側の遊技領域10aには、遊技球が入球可能な第1大入賞口16および第2大入賞口17が設けられている。このため、操作ハンドル11を大きく回動させ、強い力で発射された遊技球でないと、第1大入賞口16および第2大入賞口17には遊技球が入賞しないように構成されている。
第1大入賞口16は、通常は開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する大当たり遊技が開始されると、開閉扉16bが開放されるとともに、この開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口スイッチ16aが設けられており、この第1大入賞口スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。封入式遊技機の場合、実際には、賞球数に応じた加算球数情報が払出制御基板130に送信され、遊技球が払い出されることはない。
第2大入賞口17は、通常は可動片17bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する大当たり遊技が開始されると、可動片17bが作動して開放されるとともに、この可動片17bが遊技球を第2大入賞口17内に導く誘導路として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。第2大入賞口17には第2大入賞口スイッチ17aが設けられており、この第2大入賞口スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。封入式遊技機の場合、実際には賞球数に応じた加算球数情報が払出制御基板130に送信され、遊技球が払い出されることはない。
さらに、遊技領域10aには、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。封入式遊技機の場合、実際には賞球数に応じた加算球数情報が払出制御基板130に送信され、遊技球が払い出されることはない。
遊技領域10aの最下部には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
上記画像表示装置31は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、抽選結果を遊技者に報知する演出図柄35が変動表示される。
演出図柄35というのは、例えば第1図柄(左図柄)、第2図柄(右図柄)、第3図柄(中図柄)という3つの図柄(数字)をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、特定の図柄(数字)を配列表示するものである。
これにより、図柄のスクロール中には、あたかも現在抽選が行われているような印象を遊技者に与えるとともに、スクロールの停止時に表示される図柄によって、抽選結果が遊技者に報知される。この演出図柄35の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにしている。
また、図示しないが、画像表示装置31には、上記演出図柄35とは別に第4図柄が表示されている。第4図柄は、大当たり抽選処理による抽選結果の報知に用いる演出図柄35の変動状態を示している図柄である。
なお、第4図柄は、必ずしも画像表示装置31に表示する必要は無く、別途、第4図柄表示ランプを設けて表示するようにしても良い。
ガラス枠4の上部には、左右1対の演出用照明装置33が装備されている。演出用照明装置33は、それぞれ複数のライトを備えており、各ライトの光の照射方向や発光色を変更しながら、さまざまな演出を行うようにしている。
また、演出用照明装置33は、それぞれ複数のライトを備えており、各ライトの光の照射方向や発光色を変更しながら、さまざまな演出を行うようにしている。
さらに、図1には示していないが、遊技機1にはスピーカからなる音声出力装置34(図3参照)が設けられており、上記の各演出装置に加えて、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出も行うようにしている。
遊技領域10aの左側下方には、後述する第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等の表示領域28が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、複数のLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置20に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄(点灯態様)を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。このようにして表示される特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示(点滅)された後に、停止表示されるようにしている。
より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球すると、大当たりの抽選が行われることとなるが、この大当たりの抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、所定時間を経過したところで遊技者に報知される。そして、所定時間が経過したところで、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置20における特別図柄の表示態様と同一である。
普通図柄表示装置22は、ゲート15を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この普通図柄の抽選によって所定の当たりに当選すると普通図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、第2の態様に制御される。なお、この普通図柄についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、所定時間が経過するまで、普通図柄表示装置22を点滅させる等、普通図柄が変動表示するようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで大当たりの抽選の権利が留保される。より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第1保留として留保され、第2始動口14に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第2保留として留保される。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
そして、普通図柄の上限留保個数も4個に設定されており、その留保個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
ラウンド回数表示器26は、後述する特別遊技中に行われるラウンド遊技のラウンド回数を報知するためのものである。
図示しないが、遊技機1の裏面には、主制御基板110、演出制御基板120、払出制御基板130、電源基板170、遊技情報出力端子板27などが設けられている。また、電源基板170に遊技機に電力を給電するための電源プラグ171や、図示しない電源スイッチが設けられている。
図2を用いて、封入式遊技機における遊技機の循環経路を概説する。
遊技機1の内枠3には、レバー100が設けられており、このレバー100を回動操作することにより遊技盤10が内枠3から着脱可能となる。
一方、遊技領域10aに設けられている第1、第2入賞口13、14や可変遊技球装置16などに入賞した全ての遊技球は集合部材300で集められて流下経路301を流下する。
一方、アウト口19に進入した遊技球(アウト球)は、流下経路301を流下する遊技球と合流して合流経路302を流下する。
合流経路302には合流経路検出スイッチ303が設けられており、合流経路302を流下する遊技球は合流経路検出スイッチ303により検出される。
ファール球は、戻り口304から排出された後、ファール球検出スイッチ306で検出され、合流経路302に進入する。合流経路302を流下した遊技球は、遊技球回収用樋305に案内される。
遊技球回収用樋305に案内された遊技球は、揚送装置400により揚送される。
揚送装置400は、払出制御基板130に対して接続されている。
揚送装置400は、揚送モータ401により回転する揚送用スクリューが内蔵されており、この揚送用スクリューが回転することにより遊技球が揚送される。
揚送装置400の背部には、揚送途中の遊技球と接触することによりその遊技球を研磨する研磨部材401が設けられており、遊技球は揚送されながら表面を研磨される。
揚送装置400の入口側(下方側)に下側球揚げスイッチ402bが設けられ出口側(上方側)に上側球揚げスイッチ402aが設けられている。
これら上側球揚げスイッチ402a、下側球揚げスイッチ402bにより、揚送される遊技球が検出される。
揚送装置400で揚送され上側球揚げスイッチ402aで検出された遊技球は、発射球誘導路410に誘導されて打込球出口411から図示しない球送り装置に供給される。
球送り装置は、操作ハンドル11が操作されて遊技球が1つ発射される毎に次の遊技球を発射位置に送り込む。この球送り装置により送り込まれる遊技球が不図示の発射検出スイッチにより検出され、発射検出信号が払出制御基板130に入力される。
遊技球の循環経路途中(揚送装置400)に過不足検出スイッチが設けられており、循環経路内の(遊技機1に封入されている)遊技球が(50個等)所定個数となっているか否か(過不足があるか否か)を常に検出している。
<遊技制御装置の構成>
次に、図3を用いて、本実施形態の遊技機1において遊技の進行を制御する遊技制御装置について説明する。
この図3において、主制御基板110は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板110は、メインCPU111、メインROM112、メインRAM113から構成されるワンチップマイコン114と、主制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)とを少なくとも備えている。
メインCPU111は、各検出スイッチからの入力信号に基づいて、メインROM112に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM113は、メインCPU111の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
上記主制御基板110の入力側には、第1始動口検出スイッチ13a、第2始動口検出スイッチ14a、ゲート検出スイッチ15a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、一般入賞口検出スイッチ18aが接続されており、遊技球の検出信号を主制御基板110に入力するようにしている。
また、主制御基板110の出力側には、第2始動口14の開閉扉14bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド14c、第1大入賞口16の開閉扉16bを開閉動作させる第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口17の可動片17bを開閉動作させる第2大入賞口開閉ソレノイド17cが接続されている。
さらに、主制御基板110の出力側には、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25、およびラウンド回数表示器26が接続されており、出力ポートを介して各種信号を出力するようにしている。
また、主制御基板110は、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板27に出力する。
主制御基板110のメインROM112には、後述する遊技制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
また、主制御基板110のメインRAM113は、複数の記憶領域を有している。
例えば、メインRAM113には、普通図柄保留数記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数記憶領域、第2特別図柄保留数記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄記憶領域、第2特別図柄記憶領域、高確率遊技回数記憶領域、時短遊技回数記憶領域、ラウンド遊技回数記憶領域、開放回数記憶領域、第1大入賞口入球数記憶領域、第2大入賞口入球数記憶領域、遊技状態記憶領域、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域等が設けられている。そして、遊技状態記憶領域は、時短遊技フラグ記憶領域、高確率遊技フラグ記憶領域、特図特電処理データ記憶領域、普図普電処理データ記憶領域を備えている。なお、上述した記憶領域は一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
遊技情報出力端子板27は、主制御基板110において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板27は、主制御基板110と配線接続されるとともに、遊技店のホールコンピュータ等に接続をするためのコネクタが設けられている。
電源基板170は、電源プラグ171から供給される電源電圧を所定電圧に変換して各制御基板に供給する。また、電源基板170はコンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板110に出力する。
より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU111は動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU111は動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
演出制御基板120は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板120は、サブCPU121、サブROM122、サブRAM123を備えており、主制御基板110に対して、当該主制御基板110から演出制御基板120への一方向に通信可能に接続されている。
サブCPU121は、主制御基板110から送信されたコマンド、または、ランプ制御基板140を介して入力される演出ボタン検出スイッチ8aからの入力信号に基づいて、サブROM122に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御基板140または画像制御基板150に送信する。サブRAM123は、サブCPU121の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板120のサブROM122には、演出制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、主制御基板110から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための変動演出パターン決定テーブル(図示省略)、停止表示する演出図柄35の組み合わせを決定するための演出図柄パターン決定テーブル(図示省略)等がサブROM122に記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
演出制御基板120のサブRAM123は、複数の記憶領域を有している。
サブRAM123には、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域、判定記憶領域(第0記憶領域)、第1保留記憶領域、第2保留記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
また、演出制御基板120には、現在時刻を出力するRTC(リアルタイムクロック)124が搭載されている。サブCPU121は、RTC124から現在の日付を示す日付信号や現在の時刻を示す時刻信号を入力し、現在の日時に基づいて各種処理を実行する。
RTC124は、通常、遊技機に電源が供給されているときには遊技機からの電源によって動作し、遊技機の電源が切られているときには、電源基板170に搭載されたバックアップ電源から供給される電源によって動作する。したがって、RTC124は、遊技機の電源が切られている場合であっても現在の日時を計時することができる。なお、RTC124は、演出制御基板120上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。
払出制御基板130は、カードユニット200と接続され、遊技球の発射制御と賞球、及びカードユニット200からの遊技用カードの排出の許可/規制に関する制御を行う。
この払出制御基板130は、払出CPU131、払出ROM132、払出RAM133を備えており、主制御基板110、カードユニット200に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPU131は、払出ROM132に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板110、カードユニット200に送信する。このとき、払出RAM133は、払出CPU131の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
また、カードユニット200が払出制御基板130に接続されているか確認し、カードユニット200が接続されていれば、発射制御基板160に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
また、払出制御基板130には、合流経路検出スイッチ303、ファール球検出スイッチ306が接続されている。
発射制御基板160は、払出制御基板130から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。そして、タッチセンサ11aからのタッチ信号および発射ボリューム11bからの入力信号を読み出し、発射用ソレノイド12aおよび球送りソレノイド12bを通電制御し、遊技球を発射させる。
発射用ソレノイド12aは、ロータリーソレノイドにより構成されている。
発射用ソレノイド12aには、図示しない打出部材が直結されており、発射用ソレノイド12aが回転することで打出部材を回転させる。
ここで、発射用ソレノイド12aの回転速度は、発射制御基板160に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技球数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
球送りソレノイド12bは、直進ソレノイドにより構成され、上述した球送り装置にある遊技球を発射用ソレノイド12aに直結された打出部材に向けて1個ずつ送り出す。
ランプ制御基板140は、上記演出制御基板120に双方向通信可能に接続されており、その入力側には演出ボタン8に設けられている演出ボタン検出スイッチ8aが接続されており、演出ボタン検出スイッチ8aから検出信号が入力された場合は、演出制御基板120に出力するようにしている。
また、ランプ制御基板140には、遊技盤10に設けられた演出用役物装置32や演出用照明装置33が接続されており、ランプ制御基板140は、演出制御基板120から送信されたデータに基づいて、演出用照明装置33を点灯制御したり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御をしたりする。また、演出用役物装置32を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。なお、本実施形態では、演出ボタン8が突出するように構成されているので演出役物装置32は演出ボタン8を含む。
画像制御基板150は、上記演出制御基板120に双方向通信可能に接続されており、その出力側に上記画像表示装置31および音声出力装置34を接続している。
次に、カードユニット200の構成について説明する。
カードユニット200は、カードユニットCPU210、カードユニットROM211、カードユニットRAM212を備えており、払出制御基板130と通信可能に電気的に接続される。
また、カードユニット200は、カード挿入口202、表示器203、再プレイボタン204、球貸しボタン205、返却ボタン206、リーダライタ220、カード挿入口202から遊技用カードを排出するためのモータ等の駆動系(不図示)を備えている。
遊技用カードがカード挿入口202に挿入されると、遊技用カードに記録される情報(プリペイドカード残高等)をリーダライタ220が読み取り、その読み取り情報がカードユニットCPU210に入力される。
カードユニットCPU210から、カード挿入口202に挿入されている遊技用カードに書込むためのデータが送信された場合には、リーダライタ220は、そのデータを遊技用カードに書込む。
カードユニットCPU210は、リーダライタ220から入力されたデータに基づくカード残高あるいは「持球数」等を表示器203が表示する。
遊技機1に備えた十字キー40、演出ボタン8が操作されると、操作信号がカードユニット200(カードユニットCPU210)に入力される。
再プレイボタン204、球貸しボタン205、返却ボタン206が操作されると、その操作信号が払出制御基板130、カードユニットCPU210に入力される。
次に、遊技中における遊技機1(払出制御基板130)とカードユニット200との間の信号の流れ(持球数の処理に関する)を説明する。
合流経路検出スイッチ303から払出制御基板130へアウト球検出信号が入力されと、払出制御基板130は、アウト球検出信号に基づく数だけ「遊技領域内球数」(遊技領域10aを流下中の球数)を減算更新する。
払出制御基板130は、ファール球検出スイッチ306からファール球検出信号が入力されると、ファール球検出信号に基づく数だけ「持球数」に加算更新するとともに「遊技領域内球数」を減算更新する。
カードユニット200から払出制御基板130へ加算コマンドが送信される。加算コマンドは、プリペイドカード残高からの遊技球の貸出あるいは、持球や貯球による再プレイ貸出が行なわれるときに払出制御基板130へ送信され、払出制御基板130は、それを受けて「持球数」を加算更新する。
遊技領域10aに発射された遊技球が各種の入賞口や大入賞口に入賞すると主制御基板110から払出制御基板130に「加算球数情報」が送信される。
払出制御基板130は「加算球数情報」に基づく加算球数をカウントし、その値をカードユニット200へ送信する。
また、遊技領域10a内に発射された遊技球が発射球検出スイッチにより検出されると、払出制御基板130は、発射球検出スイッチによる検出信号に基づく「発射球数」を「減算球数」としてカウントし、その値をカードユニット200へ送信する。
さらに、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入賞して、主制御基板110から払出制御基板130へ入賞信号が送信されてきた場合には、払出制御基板130は、それらの「入賞数」をカウントし、その値をカードユニット200へ送信する。
さらに、払出制御基板130は、上記の「加算球数」と「減算球数」とに基づいて現時点における「持球数」をカウントし、その値をカードユニット200へ送信する。
払出制御基板130は、上記の「加算球数」、「減算球数」、「持球数」、「入賞数」をカードユニット200に送信すると、これらの値を払出RAM133にバックアップする。
カードユニット200において、カードユニットRAM212には、総加算球数(加算球数累計)、総減算球数(減算球数累計)、第1始動口総入賞数(第1始動口回数累計)、第2始動口総入賞数(第2始動口回数累計)、「持球数」が記憶される。
カードユニットCPU210は、遊技機1から送信されてきた加算球数カウンタの値(加算球数)に基づいて総加算球数および「持球数」を更新する。
また、払出制御基板130から送信された「減算球数」に基づいて総減算球数と「持球数」とを更新する。
さらに、カードユニットCPU210は、払出制御基板130から送信されてきた「入賞数」の値に基づいて、第1始動口13、第2始動口14の「総入賞数」を更新する。
カードユニット200は、遊技機1(払出制御基板130)から送信される情報によって「持球数」を更新することで最新の「持球数」を管理することが出来る。
また、カードユニット200は、遊技機1(払出制御基板130)より送信される情報によって「総加算球数」、「総減算球数」、第1始動口13、第2始動口14の「総入賞数」を更新することで最新のそれらの情報を管理することが可能となる。
<主制御基板>
次に、本実施形態の遊技機1の主制御基板である主制御基板110が実行する各種動作の一例について説明する。
図4は、遊技機1の主制御基板110において取得される各種乱数の説明図であり、(a)は特別図柄判定用乱数、(b)は大当たり図柄判定用乱数、(c)はリーチ判定用乱数、(d)は補助図柄判定用乱数の一例を夫々示した図である。
主制御基板110では、図4(a)に示す特別図柄判定用乱数と図4(b)に示す大当たり図柄判定用乱数とにより特別図柄が決定される。また、図4(d)に示す補助図柄判定用乱数により補助図柄が決定される。
図4(a)に示す特別図柄判定用乱数は、始動口入賞時、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
図4(a)に示す特別図柄判定用乱数の場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が、例えば低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「1、27」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図4(a)に示す特別図柄判定用乱数では、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
次に、図4(b)に示す大当たり図柄判定用乱数は、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。そして取得した大当たり図柄判定用乱数値に基づいて、複数種類の大当たりの中から何れか1つの大当たりを決定する。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりが用意されている。
なお、時短遊技状態とは、通常遊技状態よりも第2始動口14に遊技球が入賞し易い遊技状態をいう。即ち、後述する所定条件が成立したときに第2始動口14の第2始動口開閉扉14bを遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化させることにより、第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた第2始動口開閉扉14bの開放サポートを伴う遊技状態をいう。
通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における第1大入賞口16または第2大入賞口17の開放時間が比較的長く、比較的大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりである。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における第1大入賞口16または第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりである。
高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における第1大入賞口16または第2大入賞口17の開放時間が長く最も大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に大当たりの当選確率を高めた高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における第1大入賞口16または第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に大当たりの当選確率を高めた高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における第1大入賞口16または第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に大当たりの当選確率を高めた高確率遊技を付与する大当たりである。
また、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13に遊技球が入球した場合と第2始動口14に遊技球が入球した場合とでは、一部の種類の大当たりについては選択される割合が異なるように構成されている。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図4(b)に示すように、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
一方、高確率時短付き長当たり及び高確率時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と、第2始動口14に遊技球が入賞した場合で異なり、例えば高確率時短付き長当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は25/250、第2始動口14に遊技球が入賞した場合は175/250とされる。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、第2始動口14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、第1始動口13に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
また、図4(c)に示すリーチ判定用乱数は、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値を取得し、取得したリーチ判定用乱数値が「0」〜「21」のときに「リーチ有り」、取得したリーチ判定用乱数値が「22」〜「249」のときに「リーチ無し」と判定する。
また、図4(d)に示す補助図柄判定用乱数は、ゲート通過時、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態または時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した補助図柄判定用乱数値が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した補助図柄判定用乱数値が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
次に、本実施形態の遊技機(カードユニット)における遊技用カードの取り扱い処理について詳しく説明する。
なお、本実施形態の遊技機としては、上記したような封入循環式の遊技機が適用され得るが、そうではなく、島設備から遊技球を供給し、且つ賞球として遊技球を受け皿に払い出す通常タイプの遊技機であってもよい。
なお、本実施形態の遊技機は、遊技用カードをカード挿入口202に2枚挿入し、一方の遊技用カードから他方の遊技用カードにプリペイド残高(持球数、ビジターカードのプリペイド残高、会員カードの場合は貯球数を移動することが出来る。
カードの移行操作は、例えば、客待ち時に画像表示装置31に表示可能なメニュー画面から行うことが出来る。
なお、カード移行は、画像表示装置31及び十字キーを用いた操作のみならず、遊技機1に画像表示装置31とは別途設けられた不図示の表示器(タッチパネル機能装備)や、カードユニット200が備える表示器203(タッチパネル機能装置)によって行われても良い。これらの表示器で操作を行えば、客待ち中でなくともカードの移行操作が可能である。
以下では、一例として、画像表示装置31と、十字キー40を用いた形態を説明する。
まず、カードの移行操作を行うためのメニュー画面について概説する。
図5は、本実施形態に係る遊技機において画像表示装置に表示されるメニュー画面を示す図である。
なお、図5に示すメニュー画面は、客待ち演出中におけるユーザ操作また時間経過によって表示されるものであり、様々な付加的な機能や遊技外情報等を遊技者に提供するために設けられている。
メニュー画面50には、例えば、メニュー項目51としての「ぱちろぐ」、メニュー項目52としての「はじめてのパチンコ講座」、メニュー項目53としての「カード移行」、メニュー項目54としての「戻る」が含まれる。
遊技者は、十字キー40(図4)の上下キーを用いてメニュー画面50内の各項目を選択し、演出ボタン8を押下することにより選択を確定する。
遊技者がメニュー項目51を選択した場合、パチログトップメニューが表示される。
「ぱちろぐ」とは、端的に言えば、遊技機に遊技履歴の情報を記憶させていく遊技であるが、本実施形態とは直接の関係がないため、詳細な説明は割愛する。
メニュー項目52の「はじめのパチンコ講座」を遊技者が選択した場合、遊初心者向けのガイダンスムービーが再生される。
メニュー項目53の「カード移行」が選択された場合には、下記に説明する演出カード移行用の画面が表示される。
なお、「カード移行」とは、遊技機において行われる様々な演出を遊技者の好みにカード移行可能な機能である。
メニュー項目54の「戻る」が選択された場合は、客待ち画面(デモ画面)に戻る。
上記したように、図5に示すメニュー画面は客待ち演出中におけるユーザ操作また時間経過によって表示されるものである。
以下では、図5乃至図7を用いて画像制御基板が備えるホストCPUによるメニュー画面を含む客待ち画像の表示制御及び画面遷移を説明する。
図6は、画像制御基板が備えるCPUによる客待ち演出実行処理を説明するフローチャートである。
また、図7は、画像表示装置に表示されるメニュー画面を含む客待ち演出画像を示す図である。
図6のステップS100において図7(a)に示す装飾図柄35を停止させた態様を画像表示装置31に表示した状態で、画像制御基板150のホストCPU151は、ステップS101において、主制御基板110から客待ちコマンド(客待ち演出パターンコマンド)を受信した否かを判断する。
主制御基板110は、変動中の特別図柄がなく、特別図柄の保留もなく、且つ大当たり遊技ではない場合、客待ち状態に移行し、客待ちコマンドを出力する。
客待ちコマンドを受信したと判断すると、ホストCPU151は、ステップS102において、客待ちコマンドの受信から所定時間(20秒)が経過したかを判断する。
所定時間が経過したと判断する場合(ステップ1002でYes)、ホストCPU151は、ステップS103において、図7(b)に示すように、停止表示した装飾図柄35と演出ボタンアイコン36を含むトップ画面を画像表示装置31に表示する。
その状態で、ホストCPU151は、ステップS104において、演出ボタン8が操作されたか否かを判断する。
演出ボタン8が操作されたと判断した場合(ステップS104でYes)、ホストCPU151は、ステップS105において、メニュー画面表示処理を行う。すなわち、図7(c)に示すように、メニュー画面50、演出ボタンアイコン36、移動ボタン(十字キー)アイコン37を含むメニュートップ画面を画像表示装置31に表示する。
操作ボタン8が操作されない場合でも(ステップS104でNo)、ホストCPU151は、ステップS106において図7(b)の表示から所定時間(25秒)が経過したか否かを判断し、経過していればステップS105に処理を移して上記メニュー画面表示処理を行う。
この状態で、演出ボタン8の操作があったと判断した場合(ステップS107でYes)、ホストCPU151は、ステップS108において、その操作がメニュー画面50における選択項目51(パチログ)を選択するものであるか否かを判断する。
「パチログ」が選択されていた場合(ステップS108でYes)、ホストCPU151は、ステップS109において、パチログトップメニュー(詳細な説明は割愛する)画像表示装置31に表示させる。
「パチログ」が選択されていない場合(ステップS108でNo)、ホストCPU151は、ステップS110において、メニュー画面50における選択項目52(パチンコ講座)が選択されたか否かを判断する。
「パチンコ講座」が選択された場合(ステップS110でYes)、ホストCPU151は、ステップS111において、パチンコ講座の動画像を画像表示装置31に表示させる。
「パチンコ講座」が選択されていない場合(ステップS110でNo)、ホストCPU151は、ステップS112において、メニュー画面50における選択項目53(カード移行)が選択されたか否か判断する。
「カード移行」が選択された場合(ステップS112でYes)、ステップS113において、ホストCPU151は、カード移行画面を画像表示装置31に表示させる。
「カード移行」が選択されていない場合(ステップS112でNo)ホストCPU151は、選択項目54(戻る)が選択されたと判断されるので、ホストCPU151は、ステップS103に処理を戻し、図7(b)のトップ画面を画像表示装置31に表示する。
ステップS107において図7(c)に示すような画面を表示中に操作ボタン8が操作されない場合(ステップS107でNo)、ホストCPU151は、ステップS114において図7(c)の表示から所定時間(45秒)が経過したか否かを判断し、経過していれば、ステップS115に処理を移し、図7(d)に示すように演出ボタンアイコン36を含むデモ演出画像を表示する。
この状態で、演出ボタン8が操作されたと判断した場合(ステップS116でYes)、ホストCPU151はステップS105に戻り、メニュー画面表示処理を実行する(図7(c)の表示)。
演出ボタン8の操作がなされないまま(ステップS116でNo)、所定時間(90秒)が経過すると(ステップS117でYes)、ホストCPU151はステップS103に処理を戻し、図7(b)の表示を行う。
なお、図6のフローにおいて、ステップS102〜ステップS104の処理を行わず(図7(b)のトップ画面を表示せず)、図7(a)の状態から所定期間経過後に図7(c)のメニュートップ画面に遷移するようにしてもよい。
メニュー画面50におけるこれらの画面遷移処理は、サブCPU121による制御によって行っても良い。
また、画像制御基板150が、遊技者がどの項目を選択したかについて情報をコマンドとして通知することで、演出制御基板120は、遊技者の選択操作に応じた演出を行うことが出来る。
図8、図9は、本実施形態の遊技機において、遊技用カード間で情報を移行するための動作を説明する図である。
この場合、遊技用カードを2枚挿入可能とするために、カードユニット200には、カード挿入口202を2つ(第1カード挿入口202a、第2カード挿入口202b)備える。
第1カード挿入口202aに1枚目の遊技用カードAを挿入した状態で、図5のメニュー画面において「カード移行」を選択すると、図8(a)に示すように、2枚目の遊技用カードの挿入を促す画面が画像表示装置31に表示される。
図5に示す選択項目53(カード移行)を選択した場合、カード移行画面が表示される。
図8(b)に示すように、2枚目の遊技用カードBを第2カード挿入口202bに挿入すると、画像表示装置31に、カード移行メニューが表示される。
例えば、1枚目の遊技用カードA、2枚目の遊技用カードBが、プリペイド型のビジターカードであれば、持球数を例えば、500発分又は1000発分で移行するメニューが表示される。
遊技用カードA、Bが「会員カード」であれば、貯球数を移行可能としてもよい。
移行残高は、遊技用カードAから全部を移行するのでも良い。
何れかの移行メニューを選択した結果、2枚目の遊技カードBに残高が移行し、(d)に示す様に遊技用カードBが、第2カード挿入口202bから排出される。1枚目の遊技用カードAは、第1カード挿入口202aに残る。
なお、図9は、画像表示装置31に表示される移行メニューを選択せずに、返却ボタン206を操作した場合を示している。
(a)、(b)までは図8の場合と同じであるが、(c)において、カード移行メニューが画像表示装置31に表示されているときに、返却ボタン206が操作されると、そのまま2枚目の遊技用カードのみが排出され、残高移行がキャンセルされる(d)。
図10は、払出制御基板のCPUが実行するカード間残高移行処理を説明するフローチャートである。
払出CPU131は、ステップS1001において、第2カード挿入口202bに2枚目の遊技カードBが挿入されていることを示すカードB挿入フラグがONであるか否かを判定する。
カードB挿入フラグがONではないと判定した場合(ステップS1001でNo)、払出CPU131は、ステップS1002において、第2カード挿入口202bに2枚目の遊技用カードBが検知されるか否かを判定する。
遊技用カードBが検知されたと判定した場合(ステップS1002でYes)、払出CPU131は、ステップS1003において、カードB挿入フラグをONにする。
次に、払出CPU131は、ステップS1004において、第1カード挿入口202aに1枚目の遊技カードAが挿入されていることを示すカードAがONであるか否かを判定する。
カードA挿入フラグがONであると判定した場合(ステップS1004でYes)、払出CPU131は、ステップS1005において、プリペイド残高の移行操作があったか否かを判定する。
移行操作があったと判定した場合(ステップS1005でYes)、払出CPU131は、ステップS1006において、図8(c)のメニュー項目の選択操作に基づくカードの移行処理を行う。
移行処理とは、例えば、遊技用カードAに記録された持球数、プリペイド残高を減算させるための減算制御を行う減算制御処理と、減算制御による減算に応じた数の価値情報を(遊技用カードAとは異なる)遊技用カードBに記録させるための記録制御よりなる。
その後、払出CPU131は、ステップS1007において遊技用カードBの返却処理を行い、ステップS1008においてカードB挿入フラグをOFFにし、カード間残高移行処理を終了する。
ステップS1001においてカードB挿入フラグがONであると判定した場合(ステップS1001でYes)、払出CPU131は、遊技用カードBの検知有無を判断することなくステップS1005に処理を進める。
ステップS1004においてカードA挿入フラグがONではない(第1カード挿入口202aに遊技用カードAが挿入されていない)と判定した場合(ステップS1004でNo)、払出CPU131は、ステップS1007に処理を進めて遊技用カードBの返却処理を行う。
ステップS1005において移行操作がないと判定した場合(ステップS1005でNo)、払出CPU131は、ステップS1009において、カードの返却操作(返却ボタン206の操作)があったか否かを判定する。
返却操作があったと判定した場合(ステップS1009でYes)、払出CPU131は、ステップS1007に処理を進めて遊技用カードBの返却処理を行う。
返却操作がないと判定した場合(ステップS1009でNo)、払出CPU131は、そのままカード間残高移行処理を終了する。
以上のように構成することにより、遊技者間で持球数、プリペイド残高、貯球数のやりとりを行うことが出来、遊技者にとって非常に便利である。
特に、上記したような封入式の遊技機の場合、遊技球が受け皿に排出されないため、遊技球を直接やりとりするといった遊技球の共有方法を用いることは出来ない。
従って、遊技用カードを用いた遊技球の共有を可能としたことで、遊技者にとっての利便性を格段に高めることが出来る。
封入式ではない通常の遊技機にあっても、この利便性が変わることはない。
また、遊技用カードAから2枚目の遊技用カードBにプリペイド残高や持球数、貯球数を移行するのではなく、新たな遊技用カードにプリペイド残高や貯球数を移行し、新たな遊技用カードを発行・排出するようにしても良い。
受け取り側の遊技者が未だ遊技用カードを持っていない場合であっても、遊技球のやりとりを行うことが出来、非常に便利であるといえる。
上記した遊技用カードの残高移行に関する処理は、遊技機1が備える払出制御基板130にて行うように説明をしたが、その場合、払出CPU131がカードユニット200を制御することによって処理が行われる。
しかしながら、カードユニット200単体の処理によって(カードユニットCPU210の処理によって)、移行処理が行われても良い。
遊技者の操作なしで、2枚目の遊技用カードが挿入されると、自動的に1枚目の遊技用カードから2枚目の遊技用カードに対する持球数の移行処理が行われても良い。
遊技機1と、カードユニット200は別体に設けられても良く、その場合、遊技機1に返却ボタン、球貸しボタン、再プレイボタンを備えても良い。
なお、上記に説明した払出制御基板130による残高移行処理は、遊技機1と一体化したカードユニット200のみによって行われても良い。
その場合、上記した各種フラグは、カードユニットRAM211にセットあるいは記憶され、カードユニットCPU210は、返却ボタン206が操作されたときに、フラグやパスワードの状態に応じてカード挿入口202から遊技用カードを排出するか否かを決定する。メニュー画面50から入力されたパスワードは、画像制御基板150から払出制御基板130を経てカードユニット200に入力される。
なお、本実施形態では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明したが、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、磁気センサを有する遊技機に適用することができるのは言うまでも無い。
[第1の発明]
所定の挿入口に挿入された記録媒体に記録された遊技に係る価値情報に基づく遊技が可能な遊技機であって、挿入口に第1の記録媒体が挿入されているときに所定条件が成立すると、当該第1の記録媒体に記録された価値情報を減算させるための減算制御を行う減算制御手段と、減算制御による減算に応じて、価値情報を第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録させるための記録制御を行う記録制御手段と、記録制御により価値情報が記録された第2の記録媒体を排出させるための排出制御を行う排出制御手段と、を備える。
このように構成することにより、遊技者間で持球数、プリペイド残高、貯球数のやりとりを行うことが出来、遊技者にとって非常に便利である。
特に封入式の遊技機の場合、遊技球が受け皿に排出されないため、遊技球を直接やりとりするといった遊技球の共有方法を用いることは出来ないため、遊技用カードを用いた遊技球の共有を可能としたことで、遊技者にとっての利便性を格段に高めることが出来る。
1 遊技機、2 遊技盤、3 遊技領域、16 大入賞口、17 特別電動役物装置、17a 可動片、17b 特別電動役物入賞SW、17d 特別電動役物排出SW、110 主制御基板、120 演出制御基板、130 払出制御基板、140 ランプ制御基板、150、画像制御基板、200 カードユニット、201 紙幣挿入口、202 カード挿入口、203 表示器、204 再プレイボタン、205 球貸しボタン、206 返却ボタン

Claims (1)

  1. 所定の挿入口に挿入された記録媒体に記録された遊技に係る価値情報に基づく遊技が可能な遊技機であって、
    前記挿入口に第1の記録媒体が挿入されているときに所定条件が成立すると、当該第1の記録媒体に記録された前記価値情報を減算させるための減算制御を行う減算制御手段と、
    前記減算制御による減算に応じて、前記価値情報を前記第1の記録媒体とは異なる前記第2の記録媒体に記録させるための記録制御を行う記録制御手段と、
    前記記録制御により前記価値情報が記録された前記第2の記録媒体を排出させるための排出制御を行う排出制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004243011A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム及び台間処理装置

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