JP2016109921A - 筐体構造、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

筐体構造、電子機器及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する気流の経路を形成する筐体構造で、内側部材突起部が破損することを防止することができる筐体構造、電子機器及び画像形成装置を提供する。【解決手段】内外を連通する右側面開閉カバー開口部6を備えた右側面開閉カバー9と、右側面開閉カバー9の内側に隙間を介して対向する内装カバー40と、右側面開閉カバー9から内装カバー40に向かって突出した外装カバーリブ91と、内装カバー40から右側面開閉カバー9に向かって突出した突起形状41とを有し、隙間における右側面開閉カバー開口部6に向かう気流の経路である突起対峙部80が、外装カバーリブ91と突起形状41とによって複数の屈曲部を有する経路となっている複写機500の筐体構造において、突起形状先端幅W1が、リブ先端幅W3よりも広くなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、筐体構造、電子機器及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、内外を連通させる開口部を備える外装カバーを有し、装置駆動時に各種駆動部が発生する熱によって加熱された筐体内部の気体を、上記開口部を介して外部に排出するものが知られている。
特許文献1には、外装カバーにルーバーを備えた開口部を設け、この開口部を介して装置外部の冷たい空気を装置内部に取り込む、または、この開口部を介して装置内部の熱気を装置外部に排出する画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、外装カバーの装置内部側に、隙間を挟んで外装カバーに対向する内側部材を有し、外装カバーには内側部材に向かって突出する外装カバー突起部を備え、内側部材には外装カバーに向かって突出する内側部材突起部を備える。以下、外装カバーの表面に平行な方向を「面方向」といい、外装カバーの表面に直交する方向を「内外方向」という。
外装カバー突起部と内側部材突起部とは、面方向において開口部を囲むように延在する環状のリブであり、外装カバー突起部の環状の内側に内側部材突起部が配置されている。また、外装カバー突起部の先端部の位置が内側部材突起部の先端部の位置よりも内側部材の表面側に位置している。
外装カバーと内側部材との隙間において外装カバー突起部の環状の外側から、面方向に沿って開口部に向かう気流は、まず、外装カバー突起部の外側の側面に突き当たり、外装カバー突起部の突出方向に向かって内外方向に屈曲する。次に、外装カバー突起部の突出方向に向かった気流は外装カバー突起部の先端よりも先にある内側部材の外表面に突き当たり、内側部材の外表面に沿うように内外方向から面方向に屈曲し、内側部材の外表面と外装カバー突起部の先端との隙間を通過する。この隙間を通過した気流は内側部材突起部の外側の側面に突き当たり、内側部材突起部の突出方向に向かって内外方向に屈曲し、内側部材突起部の外側の側面と外装カバー突起部の内側の側面との隙間を通過する。この隙間を通過した気流は内側部材突起部の先端よりも先にある外装カバーの内表面に突き当たり、外装カバーの内表面に沿うように内外方向から面方向に屈曲して開口部に到る。このように、外装カバーと内側部材との隙間において、外装カバー突起部と内側部材突起部との隙間を通過して開口部に到るまでの気流の経路は複数の屈曲部を備える。この構成によって、ラビリンス効果により外装カバーと内側部材との隙間から開口部への空気流の流れ込み、或いは開口部から外装カバーと内側部材との隙間への空気流の漏れを抑制することができる、とされている。
特許文献1に記載の画像形成装置の外装カバー突起部と内側部材突起部とは、面方向における延在方向に直交する短手方向の長さが短い、すなわち、幅の狭い板状のリブとなっている。また、外装カバー突起部と内側部材突起部とでは、その幅が同じとなっている。この画像形成装置では、外装カバーを開放して内側部材を露出させたときに露出する内側部材突起部が板状である。このため、使用者や保守担当者が内側部材を露出させて消耗品の交換作業や保守作業を行うときに、作業者等が板状の内側部材突起部に接触して、内側部材突起部が破損するおそれがある。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、内外を連通する開口部を備えた外装カバーと、該外装カバーの内側に隙間を介して対向するように配置された内側部材と、該外装カバーから該内側部材に向かって突出した外装カバー突起部と、該内側部材から該外装カバーに向かって突出した内側部材突起部とを有し、該隙間における該開口部に繋がる気流の経路が、該外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する経路となっている筐体構造において、上記内側部材突起部の幅が、上記外装カバー突起部の幅よりも広いことを特徴とするものである。
本発明によれば、外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する気流の経路を形成する筐体構造で、内側部材突起部が破損することを防止することができるという優れた効果がある。
複写機の前面開閉カバーと右側面開閉カバーとの境目を上方から見た拡大水平断面図。 本実施形態に係る複写機の概略構成図。 複写機の斜視図。 複写機における図3中のαで示す領域の拡大斜視図。 複写機の右側面図。 前面開閉カバーを開放した状態の複写機の斜視図。 複写機における図6中のβで示す領域の拡大斜視図。 図7に示す状態から作像ユニットカバーを取り外した状態の拡大斜視図。 複写機における図6中のγで示す領域の拡大斜視図。 図4中のB−B断面における右側面開閉カバー開口部近傍の複写機の垂直断面図。 図1及び図10中のC−C断面における複写機の側方断面図。 前面開閉カバーと右側面開閉カバーとを開放状態とした複写機の斜視概略図。 内装カバー開口部を備える複写機の図4中のA−A断面における水平断面図。 内装カバー開口部を備える複写機の図4中のB−B断面における垂直断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式の複写機(以下、単に「複写機500」という。)の一実施形態について説明する。本実施形態では、複写機500として、カラー画像形成装置を例に挙げて説明するが、本発明は、公知のモノクロ画像形成装置についても同様に適用することができる。
図2に示す複写機500は、イエロー(以下、Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以下、C)、ブラック(以下、K)の四色トナーから一画像を形成するカラー画像形成装置である。この複写機500は、画像形成部60、給紙部2、画像形成対象である原稿の画像を読み取る画像読取手段としてのスキャナ3などを備えている。また画像形成部60の図中右側側方には、反転搬送部としての両面装置31が設けられている。
画像形成部60は、各色を形成する四つの作像ユニット5(Y,M,C,K)を備えており、これらが図中矢印F方向に表面移動する中間転写ベルト121に沿って配置されている。各作像ユニット5(Y,M,C,K)は、ドラム状の像担持体としての感光体1(Y,M,C,K)をそれぞれ有している。さらに、画像形成部60は、露光装置4を備えている。
中間転写ベルト121の内側には、感光体1(Y,M,C,K)から中間転写ベルト121上にトナー像を転写する一次転写ローラ34(Y,M,C,K)を設けている。一次転写ローラ34(Y,M,C,K)よりも下流側には、中間転写ベルト121表面に対向するように二次転写ローラ33を設けている。また、二次転写ローラ33よりも下流には、トナー像転写後の中間転写ベルト121表面のクリーニングをする中間転写ベルトクリーニング装置を設けている。なお、本実施形態の複写機500では、これらは一体的に構成され、複写機500本体に脱着可能な中間転写ユニット120の形態をなしている。なお、作像ユニット5(Y,M,C,K)、露光装置4、中間転写ユニット120、定着装置8等は、スキャナ3で読み取った画像情報に基づいて記録材としての転写紙Pに画像を形成する画像形成手段を構成する。
画像形成部60の上方に配置されたスキャナ3は、光源を有する第一走行体、ミラーを有する第二走行体、結像レンズ及び読取センサ等から構成されている。また、四つの作像ユニット5(Y,M,C,K)の下方には露光装置4を設けている。また、画像形成部60の下方には、給紙部2を設けている。給紙部2は、転写紙Pを収容する給紙カセット2a、給紙手段である給紙ローラ27及び搬送手段で給紙搬送ローラ25を備えている。また、二次転写ローラ33の上方には、転写紙P上の画像を定着する定着装置8と、排紙ローラ26とを設けている。
四つの作像ユニット5(Y,M,C,K)は、収容するトナーの色が異なる以外は、同一の構成であるため、以下、色分け符号を適宜省略して説明する。作像ユニット5は、感光体1の周りに、感光体1表面に電荷を与える帯電装置、感光体1表面に形成された潜像を各色トナーで現像してトナー像とする現像装置を備えている。また、トナー像転写後の感光体1表面のクリーニングをする感光体クリーニング装置が配置されている。
次に、本実施形態に係る複写機500の動作例について説明する。
画像開始の信号を受けると、中間転写ベルト121が表面移動を開始する。同時に、イエロー用作像ユニット5Yでは、イエロー用感光体1Yを帯電装置により一様に帯電し、露光装置4によりレーザ光を照射され静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置により現像され、これによりイエロー用感光体1Yにイエローのトナー像が形成される。同様にして、他の色用の作像ユニット5(M,C,K)においても、各感光体1(M,C,K)に、それぞれマゼンタ、シアン、黒のトナー像が形成される。中間転写ベルト121の表面移動に伴い、各色トナー像は一次転写ローラ34(Y,M,C,K)で順次転写され、中間転写ベルト121上に合成カラー画像を形成する。なお、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト121の同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
一方、給紙カセット2aから給紙ローラ27により転写紙Pが給紙され、給紙搬送ローラ25によって搬送されて、中間転写ベルト121と二次転写ローラ33とによって形成される二次転写ニップ部に搬送される。そして、中間転写ベルト121上の合成カラー画像を二次転写ローラ33で転写して転写紙P上にカラー画像を転写する。画像転写後の転写紙Pは、定着装置8へと送り込まれ、転写画像を定着される。定着装置8内で定着処理が施された転写紙Pは、排紙ローラ26により排紙トレイ30上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために両面装置31に送られるかのいずれかの搬送形態が選択される。
また、トナー像転写後の各感光体1(Y,M,C,K)上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置によってクリーニングされる。また、トナー像転写後の中間転写ベルト121上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置によってクリーニングされる。各感光体1(Y,M,C,K)上から回収された廃トナーは、各クリーニング装置内に設けられた廃トナー搬送スクリュにより、複写機500内に設けられ廃トナーボトル300に排出される。また、中間転写ベルト121上から回収された廃トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置内のベルト廃トナー搬送スクリュにより、複写機500内に設けられた廃トナーボトル300に排出される。
また、画像形成によりトナーを消費した各現像装置には、図2中左上方の、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナーが充填されたトナーボトル7(Y,M,C,K)からトナー搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置にトナーが補給される。なお、四つの作像ユニット5(Y,M,C,K)及びトナーボトル7(Y,M,C,K)の配列順は図2に示す例に限定されるものではない。
本実施形態に係る複写機500で、原稿のコピーがとられる際には、例えばシート状の原稿がスキャナ3の原稿台上にセットされる。原稿がセットされた後、コピースタートスイッチが押下されると、スキャナ3による原稿読取動作がスタートする。原稿読取動作では、まず、第一走行体と第二走行体とがともに走行を開始し、第一走行体に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第二走行体内に設けられたミラーによって反射され、結像レンズを通過した後、読取センサに入射される。そして、読取センサは、入射光に基づいて画像情報を構築する。
上述の原稿読取動作と並行して、各作像ユニット5(Y,M,C,K)内の各機器や、中間転写ユニット120、二次転写ローラ33、定着装置8がそれぞれ駆動を開始する。そして、スキャナ3によって読み取られた画像情報に基づいて、露光装置4が駆動制御されて、各感光体1(Y,M,C,K)上に、Y、M、C及びKトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト121上に重ね合わせ転写された四色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙部2内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ27の一つが選択回転され、多段に収容される給紙カセット2aの一つから転写紙Pが送り出される。送り出された転写紙Pは、給紙ローラ27で一枚ずつ分離されて用紙搬送路28に進入した後、搬送ローラ対29によって二次転写ニップに向けて搬送される。このような給紙カセット2aからの給紙に代えて、手差しトレイ50からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ51が回転して手差しトレイ50上の転写紙Pを送り出し、転写紙Pを一枚ずつ手差し給紙路52に給紙する。
図3は、複写機500の斜視図である。図3に示すように、複写機500は、前面開閉カバー70と右側面開閉カバー9とを備える。前面開閉カバー70及び右側面開閉カバー9は、それぞれの下端部近傍の開閉軸を中心に開閉可能な構成となっている。
図4は、図3中のαで示す領域の拡大斜視図である。図3及び図4に示すように、右側面開閉カバー9には、右側面開閉カバー9の内部と外部とを連通する右側面開閉カバー開口部6が形成されている。右側面開閉カバー開口部6は図3及び図4に示すように、多数配列されていても良いし、一つであっても良い。
複写機500の内部の各種駆動部は駆動時に熱が発生する。右側面開閉カバー開口部6を介して、複写機500の外部から複写機500の内部に空気を供給したり、複写機500の内部の熱を複写機500の外部に排出したりすることで、駆動時に複写機500の内部の温度が上昇することを抑制することができる。
複写機500の内部の各種駆動部は駆動時に熱が発生するだけでなく、音も発生する。複写機500の外部と内部とを空間的に仕切る外装カバー(前面開閉カバー70及び右側面開閉カバー9)は、内部で発生した音が外部に伝達することを抑制し、騒音の発生を抑制することができる。しかし、外装カバーの内部と外部とを連通し、空気の出入りが可能な右側面開閉カバー開口部6は、音が外部に漏れ出ることが可能であり、外部に漏れ出た音が周辺の人に不快感を与える騒音となるおそれがある。
また、複写機500の使用者は、操作部39が設けられた複写機500の前面側で複写機500の操作を行う。このため、図3に示すように右側面開閉カバー開口部6が複写機500の前面側に近い位置にあると、右側面開閉カバー開口部6から漏れ出た音が使用者に届きやすく、不快と感じられる可能性がある。
ここで、駆動時に右側面開閉カバー開口部6から漏れ出る音の音源の一例について説明する。
図5は、複写機500の右側面図である。図5に示すように、右側面開閉カバー9の内側には両面装置31の両面搬送ローラ38や給紙部2の給紙搬送ローラ25が配置おり、右側面開閉カバー9はこれらのローラによって転写紙Pを搬送する用紙搬送部を収容する開閉カバーである。
用紙搬送部は、用紙搬送に伴う動作音の音源であり、このとき発生した音は、右側面開閉カバー9と後述する内装カバー40との隙間を通って右側面開閉カバー開口部6から外部に漏れ出るおそれがある。
次に、駆動時に右側面開閉カバー開口部6から漏れ出る音の音源の他の例について説明する。
図6は、前面開閉カバー70を開放した状態の複写機500の斜視図である。図7は、図6中のβで示す領域の拡大斜視図であり、図8は、図7に示す状態から作像ユニットカバー53を取り外した状態の図6中のβで示す領域の拡大斜視図である。また、図9は、図6中のγで示す領域の拡大斜視図である。
複写機500では、四つの作像ユニット5が着脱自在となっており、内装カバー40の前面側には、作像ユニット5を着脱できるように四つの開口部が設けられている。また、複写機500では、前面開閉カバー70を開放状態としたときに、作像ユニット5が露出しないように、作像ユニットカバー53を備えている。作像ユニット5を交換等のために取り外すときには、前面開閉カバー70を開放状態とし、作像ユニットカバー53を取り外して、作像ユニット5を引き出すことで取り外すことができる。
図8に示すように、作像ユニット5の複写機500の前側には現像駆動ギア54が配置されている。現像駆動ギア54は、現像装置の駆動に伴う動作音の音源であり、このとき発生した音は、前面開閉カバー70と内装カバー40との隙間を通って右側面開閉カバー開口部6から外部に漏れ出るおそれがある。
図1は、複写機500の前面開閉カバー70と右側面開閉カバー9との境目を上方から見た拡大水平断面図であり、図4中のA−A断面における右側面開閉カバー開口部6近傍の複写機500の水平断面図である。図10は、図4中のB−B断面における右側面開閉カバー開口部6近傍の複写機500の垂直断面図である。図11は、図1及び図10中のC−C断面における複写機500の側方断面図である。図11で示す側方断面図では、右側面開閉カバー開口部6を視認することはできないが、便宜的に右側面開閉カバー開口部6が対向する部分を破線で示している。
複写機500では、画像形成に用いる各装置を支持し、装置の骨組みを構成する本体フレームを備え、メンテナンスやパーツ交換等を行うために、複数の外装カバーを取り外し可能な状態で、本体フレームにねじ締結で固定している。本体フレームとしては鉄やアルミニウム等の金属製のものを挙げることができるが、金属製に限らず、各装置を支持する剛性を保てる材料からなるものであればよい。
右側面開閉カバー9の内側には、その内表面である右側面外装内表面9aに対向するように内装カバー40が備わっている。内装カバー40は、固定カバー部材として本体フレームに固定されている。そして、右側面外装内表面9aから内装カバー40に向かって突出するように、外装カバーリブ91が形成されている。
内装カバー40の外表面である内装外表面40aからは、右側面開閉カバー9に向かって突出するように、突起形状41が形成されている。突起形状41は、右側面外装内表面9aと対向する平面である突起形状先端平面部41aを有する。
本実施形態では、内装カバー40から右側面開閉カバー9に向かう方向に平行な方向、すなわち、外装カバーリブ91及び突起形状41の突出方向に平行な方向(図1の上下方向)を「内外方向」という。また、この内外方向に直交する平面(図1中の左右方向及び紙面手前奥方向によって形成される仮想平面)に沿った方向を「面方向」という。
図11に示すように、外装カバーリブ91は、面方向について右側面開閉カバー開口部6を囲むように延在する環状部し、外装カバーリブ91の環状部の装置後側(図1及び図11中の左側)に突起形状41が上下方向に延在するように配置されている。また、外装カバーリブ91の環状部の上側には、突起形状41が左右方向に延在するように配置されている。
図1及び図10に示すように、外装カバーリブ91の先端部の位置が突起形状41の先端部の位置よりも内装カバー40の内装外表面40a側に位置している。さらに、図1、図10及び図11に示すように、外装カバーリブ91の側面と突起形状41の側面とは、面方向について間隔を隔てて対峙するように配置されている。
右側面開閉カバー9と内装カバー40との隙間のうち、外装カバーリブ91と突起形状41とが対峙する突起対峙部80は、他の部分よりも右側面開閉カバー9と内装カバー40との間隔が狭くなっている。そして、図1中の矢印a〜cで示すように、突起対峙部80の図1中の右側から突起対峙部80を通過して、右側面開閉カバー開口部6に到る経路は、複数箇所の屈曲部81を有するラビリンス構造となっている。
具体的には、右側面開閉カバー9と内装カバー40との隙間において、突起形状41よりも装置後側(図1中の右側)から、内装カバー40の表面に沿って右側面開閉カバー開口部6に向かう気流は、まず、突起形状41の装置後側の側面に突き当たる。突起形状41に突き当たった気流は、突起形状41の突出方向(図1中の下方向)に向かって内外方向に屈曲する。次に、突起形状41の突出方向に向かった気流は突起形状41の先端よりも先にある右側面開閉カバー9の右側面外装内表面9aに突き当たり、右側面外装内表面9aに沿うように内外方向から面方向に屈曲する。このように屈曲した気流と、右側面開閉カバー9の右側面外装内表面9aに沿って右側面開閉カバー開口部6に向かう気流とが、図1中の矢印aで示すように、右側面外装内表面9aと突起形状41の先端(突起形状先端平面部41a)との隙間を通過する。
この隙間を通過した気流は、外装カバーリブ91の装置後側の側面に突き当たり、外装カバーリブ91の突出方向に向かって面方向から内外方向に屈曲する。そして、図1中の矢印bで示すように、突起形状41の装置前側(図1中の左側)の側面と外装カバーリブ91の装置後側の側面との隙間を通過する。この隙間を通過した気流は外装カバーリブ91の先端よりも先にある内装外表面40aに突き当たり、内装外表面40aに沿うように内外方向から面方向に屈曲する。そして、図1中の矢印cで示すように、内装外表面40aと外装カバーリブ91の先端(リブ先端面91a)との隙間を通過して、右側面開閉カバー開口部6に到る。
これにより、複写機500の内部で発生し、突起対峙部80を通過して外部に向かおうとする音は、複数回回折しないと複写機500の外部に出ることができない。音は回折する度に減衰するため、複写機500の内部から外部に向かう音を複数回回折させることで、音漏れを抑制することができる。
本実施形態では、突起対峙部80における矢印a〜cで示す経路を形成する右側面開閉カバー9と内装カバー40との隙間の間隔は、3[mm]となっているが、これに限るものではない。
突起対峙部80のラビリンス構造で音漏れを抑制する音は、右側面開閉カバー9の内部に両面搬送ローラ38及び給紙搬送ローラ25等の用紙搬送部から発生する用紙搬送に伴う動作音である。複写機500から発生する音のなかでも、用紙搬送に伴う動作音は騒音となり易いため、この音を低減するために突起対峙部80を通過する経路をラビリンス構造としている。
具体的には、図1中の矢印aで示すように進行する音のうち、突起対峙部80における右側面外装内表面9aと、突起形状先端平面部41aの前面側の端部とが対向する部分である第一回折口81aで回折した音が図1中の矢印bで示すように進行する。
さらに、図1中の矢印bで示すように進行する音のうち、突起対峙部80における外装カバーリブ91の先端と、突起形状41の側面である突起形状側面部41bとが対向する部分である第二回折口81bで回折した音が図1中の矢印cで示すように進行する。そして、右側面開閉カバー9の右側面開閉カバー開口部6を通って複写機500の外部へと出て行く。
また、突起形状先端平面部41aの音の進行方向の長さである突起形状先端幅W1は、外装カバーリブ91における内装外表面40aと対向する面であるリブ先端面91aの音の進行方向の長さであるリブ先端幅W3よりも十分に広い。具体的には、リブ先端幅W3が1〜2[mm]であるのに対して、突起形状先端幅W1は10[mm]となっている。
図1中の矢印aで示すように進行する音は、右側面外装内表面9aと突起形状先端平面部41aとの間の突起対峙部80を進行する。このとき、突起形状先端平面部41aによって音の進行方向の距離が大きく取れるため、進行する間の音の減衰を促すことができる。これにより、回折による音の減衰に加えて、右側面開閉カバー9の右側面開閉カバー開口部6を通って複写機500の外部に出て行く音の更なる低減に寄与する。
本実施形態では、内装カバー40の突起形状41における右側面外装内表面9aと対向する面を平面(突起形状先端平面部41a)としているが、音の進行方向の距離が通常のリブよりも長ければ、平面に限定されるものではない。平面とすることで、内装カバー40のデザイン性を損ねることなく、右側面開閉カバー開口部6から漏れ出る音を低減することができる。
外装カバーリブ91の幅であるリブ先端幅W3は、右側面開閉カバー9の厚みと同じ幅の突起を板状の右側面開閉カバー9の内側に設けたものである。一方、突起形状41は、右側面開閉カバー9と同じ厚みで、板状の内装カバー40を折り返すようにして、内部が空洞となるように形成されている。
このように板状の部材を折り返すような形状とすることで、樹脂材料からなる内装カバー40の厚み(1〜2[mm])よりも十分に長い突起形状先端幅W1(10[mm])の突起形状先端平面部41aを備えた突起形状41を形成することができる。
特許文献1に記載の構成では、内装カバーからの突起形状は一枚の板を突き出しただけのリブであるため、突起形状の先端面と外装カバーの内表面との隙間で、音の減衰につながるような距離が取れていない。これに対して、本実施形態では、突起形状先端幅W1を長くすることで、突起形状先端平面部41aと右側面外装内表面9aとの隙間で音の減衰を促すことができる。
リブ先端幅W3よりも十分に幅のある突起形状先端平面部41aを形成することにより、単なるリブに比べて、右側面開閉カバー9を開放したときに露出する内装カバー40の表面に設けた内側部材突起部のデザイン性(見た目)や強度の向上を図ることができる。
上述の説明では、右側面開閉カバー開口部6の後側(図1中の右側)、内装カバー40に設けた突起形状41によって形成される突起対峙部80について説明した。本実施形態の複写機500では、図1に示すように、右側面開閉カバー開口部6の前側(図1中の左側)にも突起形状41と同様の形状の前側突起形状42を設けている。これにより、前面開閉カバー70の右側端部の突き出した形状である前面カバー突き出し部70cと内装カバー40との間に突起対峙部80と同様に複数箇所の屈曲部を有するラビリンス構造を形成している。
この隙間のラビリンス構造で音漏れを抑制する音は、上述した現像駆動ギア54の動作音等、内装カバー40の前面側の表面と前面開閉カバー70の内表面との隙間を通過して、右側面開閉カバー開口部6に向かう音である。
図1中の矢印a’で示すように進行する音のうち、前面カバー突き出し部70cの内表面と、前側突起形状先端平面部42aの後側(図1中の右側)の端部とが対向する部分で回折した音が図1中の矢印b’で示すように進行する。さらに、図1中の矢印b’で示すように進行する音のうち、外装カバーリブ91の先端と、前側突起形状42の側面とが対向する部分で回折した音が図1中の矢印c’で示すように進行する。そして、右側面開閉カバー9の右側面開閉カバー開口部6を通って複写機500の外部へと出て行く。
また、前側突起形状先端平面部42aの音の進行方向の長さである前側突起形状先端幅W2は、リブ先端面91aの音の進行方向の長さであるリブ先端幅W3よりも十分に長い。具体的には、前側突起形状先端幅W2は10[mm]となっている。
このような構成により、突起形状41によって形成される突起対峙部80と同様に、前側突起形状42によって形成される隙間も複写機500の内部から外部に漏れ出ようとする音を減衰させることができる。
図10に示すように、突起形状41と外装カバーリブ91とは、右側面開閉カバー開口部6の上側にもラビリンス構造を形成している。これにより、図10の矢印a’’、b’’及びc’’で示すように、右側面開閉カバー開口部6に向かう音を複数回回折させることができ、外部に向かう音を減衰させ、音漏れを抑制することができる。
図10及び図11に示すように、右側面開閉カバー開口部6の下方には、突起形状41及び前側突起形状42の何れも配置されていない。しかし、用紙搬送部で発生した音は突起形状41の下方を回り込む必要があり、現像駆動ギア54で発生した音は前側突起形状42の下方を回り込む必要がある。回り込む際の複数回の回折により、音は減衰するため、右側面開閉カバー開口部6からの音漏れを抑制することができる。
図12は、スキャナ3を取り外し、前面開閉カバー70と右側面開閉カバー9とを開放状態とした複写機500の斜視概略図である。図12では、内装カバー40における突起形状41及び前側突起形状42の位置関係と、右側面開閉カバー9における外装カバーリブ91の位置関係とを示している。
図13は、内装カバー40の外部と内部とを連通する内装カバー開口部43を備える複写機500の図4中のA−A断面における水平断面図であり、図14は、この複写機500の図4中のB−B断面における垂直断面図である。図13及び図14に示す複写機500は、内装カバー40における右側面開閉カバー開口部6に対向する位置に内装カバー開口部43を備えている。
これにより、内装カバー40より内側の複写機500の内部空間45と複写機500の外部空間とを連通することができ、複写機500の内外の空気の交換が可能となり、内部の温度上昇を抑制することができる。
空気の交換を効率的に行うためには、右側面開閉カバー開口部6や内装カバー開口部43の面積は大きいほうが望ましい。しかし、右側面開閉カバー開口部6の面積を大きくすると内装カバー40と外装カバー(前面開閉カバー70及び右側面開閉カバー9)との隙間を通過して、右側面開閉カバー開口部6から漏れ出る音も大きくなる。右側面開閉カバー開口部6を小さくすることで、この音漏れを抑制することができるが、内装カバー40と外装カバーとの隙間にラビリンス構造を形成することにより、右側面開閉カバー開口部6を小さくしなくてもこの音漏れを抑制することができる。これにより、温度上昇を抑制するとともに音漏れ低減も達成することが可能となる。
また、図13及び図14に示すように、内装カバー40の内装カバー開口部43の内側に、複写機500の内外の空気の交換を促進するための送風手段である送風ファン44を設けてもよい。送風ファン44を備えることにより、複写機500内の温度上昇の抑制を促進することができる。送風ファン44としては、右側面開閉カバー開口部6及び内装カバー開口部43を介して外部の冷たい空気を吸引するものでも良いし、内部の加熱された空気を右側面開閉カバー開口部6及び内装カバー開口部43から外部に輩出するものでもよい。
複写機500のように二重構造のカバー部材を有する画像形成装置において、装置内部の温度上昇を抑制する目的で、装置外から装置内にエアーを供給し、または、装置内の熱を装置外に排出するために、それぞれのカバーに連通する開口を設けるものがある。また、特許文献1には、この開口を囲むように、それぞれのカバーにリブを形成し、ある間隔を隔てて重なるようにしたラビリンス構造とする構成が記載されている。この構成では、開口以外の隙間を出入りする気流を減衰させ、開口を通しての装置内外での空気交換の効率を向上させることができる。
二重構造のカバー部材のうち、外側の外装カバーが開閉する構成の場合、外装カバーを開放した状態では、内側の内装カバーの外側の面が露出し、使用者の目に触れることになる。このとき、内側のカバーの外側の面の平面部分に、カバーの厚みと同程度の幅しかない、板状のリブが立っていると、見た目が悪いという問題がある。また、一枚の板状のリブは強度が十分でなく、何らかの外力により破損し得るという問題がある。
これに対して、本実施形態の複写機500は、二重構造のカバーのうちの内装カバー40の内装外表面40aから突出した突起形状41は、内装カバー40の厚みよりも十分に広い幅を備えた突起形状先端平面部41aを有する。このような突起形状先端平面部41aと外装カバーリブ91とによってラビリンス構造を形成することにより、外装カバーを開放したときの内装カバー40のデザイン性、強度を損ねることなく、カバー部材の開口から漏れ出る音を低減することができる。
本実施形態では、カバー部材を備える筐体構造が画像形成装置の筐体である場合について説明したが、動作時に音を発生する音源部と、この音源部から発する音を吸音する吸音装置とを備える構成であれば画像形成装置以外の電子機器でも本発明は適用可能である。
さらに、電子機器に限らず、内部から外部への音漏れの抑制を求められる筐体構造であれば本発明の特徴部である隙間を形成する構成は適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
内外を連通する右側面開閉カバー開口部6等の開口部を備えた右側面開閉カバー9等の外装カバーと、外装カバーの内側に隙間を介して対向するように配置された内装外表面40a等の外表面を備える内装カバー40等の内側部材と、外装カバーから内側部材に向かって突出した外装カバーリブ91等の外装カバー突起部と、内側部材から外装カバーに向かって突出した突起形状41等の内側部材突起部とを有し、隙間における開口部に繋がる突起対峙部80等の気流の経路が、外装カバー突起部と内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する経路となっている複写機500の右側面開閉カバー9及び内装カバー40等の筐体構造において、突起形状先端幅W1等の内側部材突起部の幅が、リブ先端幅W3等の外装カバー突起部の幅よりも広い。
これによれば、上記実施形態について説明したように、内側部材突起部の幅が、外装カバー突起部の幅よりも広いことで、この幅が同じ構成に比べて内側部材突起部の強度の向上を図ることができる。これにより、外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する経路を形成する筐体構造で、内側部材突起部が破損することを防止することができる。
なお、迂回部は、直線的に結び得る経路に設けた屈曲部または湾曲部であり、音が伝達する経路を直線的に結ぶよりも遠回りさせる部分である。上述した実施形態では、経路が直角に屈曲する屈曲部を複数有する構成であるが、経路が曲線状に向きが変わる湾曲部を複数有する構成であってもよい。
(態様B)
態様Aにおいて、突起形状41等の内側部材突起部の先端に平面を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、内装カバー40等の内側部材のデザイン性を損ねることなく、右側面開閉カバー開口部6等の外装カバー開口部から漏れ出る音を低減することができる。
(態様C)
態様AまたはBの何れかの態様において、内装カバー40等の内側部材における右側面開閉カバー開口部6等の開口部と対向する位置に、内側部材の内外を連通する内装カバー開口部43等の内側部材開口部を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、複写機500の右側面開閉カバー9及び内装カバー40等の筐体構造の内部の温度上昇を抑制することができる。
(態様D)
態様Cにおいて、内装カバー40等の内側部材の内部に、右側面開閉カバー開口部6等の開口部と内装カバー開口部43等の内側部材開口部とを通過する気流を発生させる送風ファン44等の送風手段を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、複写機500の右側面開閉カバー9及び内装カバー40等の筐体構造の内部の温度上昇の抑制を促進することができる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、右側面開閉カバー9等の外装カバーは、内装カバー40等の内側部材に対して開閉可能な開閉部材である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、外装カバーが開閉部材であっても、外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する経路を形成する筐体構造で、突起形状41等の内側部材突起部が破損することを防止することができる。
(態様F)
動作時に音を発生する用紙搬送部や現像装置等の音源装置と、音源装置を覆う前面開閉カバー70及び右側面開閉カバー9等の筐体とを備えた複写機500等の電子機器において、筐体として、態様A乃至Eの何れかの態様に係る筐体構造を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、電子機器の動作時に内部の温度が上昇することを抑制しつつ電子機器の動作時に生じる音が外部に漏れ出ることを抑制できる。さらに、内装カバー40等の内側部材が備える突起形状41等の内側部材突起部が破損することを防止することができる。
(態様G)
複写機500等の電子写真方式の画像形成装置において、態様Fに係る電子機器の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成時に装置内部の温度が上昇することを抑制しつつ画像形成時に生じる音が外部に漏れ出ることを抑制できる。さらに、内装カバー40等の内側部材が備える突起形状41等の内側部材突起部が破損することを防止することができる。
1 感光体
1Y イエロー用感光体
2 給紙部
2a 給紙カセット
3 スキャナ
4 露光装置
5 作像ユニット
5Y イエロー用作像ユニット
6 右側面開閉カバー開口部
7 トナーボトル
8 定着装置
9 右側面開閉カバー
9a 右側面外装内表面
25 給紙搬送ローラ
26 排紙ローラ
27 給紙ローラ
28 用紙搬送路
29 搬送ローラ対
30 排紙トレイ
31 両面装置
33 二次転写ローラ
34 一次転写ローラ
38 両面搬送ローラ
39 操作部
40 内装カバー
40a 内装外表面
41 突起形状
41a 突起形状先端平面部
41b 突起形状側面部
42 前側突起形状
42a 前側突起形状先端平面部
43 内装カバー開口部
44 送風ファン
45 内部空間
50 手差しトレイ
51 手差し給紙ローラ
52 給紙路
53 作像ユニットカバー
54 現像駆動ギア
60 画像形成部
70 前面開閉カバー
70c 前面カバー突き出し部
80 突起対峙部
81 屈曲部
81a 第一回折口
81b 第二回折口
91 外装カバーリブ
91a リブ先端面
120 中間転写ユニット
121 中間転写ベルト
300 廃トナーボトル
500 複写機
P 転写紙
W1 突起形状先端幅
W2 前側突起形状先端幅
W3 リブ先端幅
特開2010−97036号公報

Claims (7)

  1. 内外を連通する開口部を備えた外装カバーと、
    該外装カバーの内側に隙間を介して対向するように配置された内側部材と、
    該外装カバーから該内側部材に向かって突出した外装カバー突起部と、
    該内側部材から該外装カバーに向かって突出した内側部材突起部とを有し、
    該隙間における該開口部に繋がる気流の経路が、該外装カバー突起部と該内側部材突起部とによって複数の迂回部を有する経路となっている筐体構造において、
    上記内側部材突起部の幅が、上記外装カバー突起部の幅よりも広いことを特徴とする筐体構造。
  2. 請求項1の筐体構造において、
    上記内側部材突起部の先端に平面を有することを特徴とする筐体構造。
  3. 請求項1または2の何れかに記載の筐体構造において、
    上記内側部材における上記開口部と対向する位置に、該内側部材の内外を連通する内側部材開口部を有することを特徴とする筐体構造。
  4. 請求項3の筐体構造において、
    上記内側部材の内部に、上記開口部と上記内側部材開口部とを通過する気流を発生させる送風手段を有することを特徴とする筐体構造。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の筐体構造において、
    上記外装カバーは、上記内側部材に対して開閉可能な開閉部材であることを特徴とする筐体構造。
  6. 動作時に音を発生する音源装置と、該音源装置を覆う筐体とを備えた電子機器において、
    上記筐体として、請求項1乃至5の何れかに記載の筐体構造を用いることを特徴とする電子機器。
  7. 電子写真方式の画像形成装置において、
    請求項6に記載の電子機器の構成を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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