JP2016109498A - 環境予測システム及び環境予測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両の将来の運転環境を高精度に予測する環境予測システム及び環境予測方法の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る環境予測システムは、車両の環境を予測する環境予測システムであって、車両に搭載された環境センサーによる、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部と、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラの撮影画像を取得する画像取得部と、撮影画像を解析して気象情報を取得する画像認識部と、計測値及び気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部と、環境情報記録部から計測値及び気象情報を取得し、計測値の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する環境予測部と、を備える。【選択図】図1
Description
この発明は、車両に対して用いられ、気象状況など車両が位置する環境の変化を予測し、搭乗者に予測情報を提供し、車両を制御することができる車両環境情報提供装置に関するものである。
車両の走行地点の天候、温度又は湿度などの気象若しくは地震などの環境(運転環境)は、車両の運転に影響を及ぼすものである。そのため、将来の運転環境を予測し、その予測に応じた車両制御を行うことが、安全かつ快適に車両を運転するために有用である。
この点、例えば特許文献1には、気圧を測定し、その絶対値や変化率から天候の悪化を予測し、最適な4輪駆動力分配制御を行う技術が開示されている。
上述の特許文献1に示されている技術は、車両に搭載した気圧センサー及び温度センサーにより車外の気圧及び温度を測定し、その測定結果に基づき天候の悪化(雨天又は雪天)を予測するというものである。しかし、現時点での天候を把握する手段を持たないため、その予測精度には向上の余地があった。
そこで本発明は、車両の将来の運転環境を高精度に予測する環境予測システム及び環境予測方法の提供を目的とする。
本発明に係る環境予測システムは、車両の環境を予測する環境予測システムであって、車両に搭載された環境センサーによる、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部と、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラの撮影画像を取得する画像取得部と、撮影画像を解析して気象情報を取得する画像認識部と、計測値及び気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部と、環境情報記録部から計測値及び気象情報を取得し、計測値の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する環境予測部と、を備える。
本発明に係る環境予測システムは、車両の環境を予測する環境予測システムであって、車両に搭載された環境センサーによる、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部と、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラの撮影画像を取得する画像取得部と、撮影画像を解析して気象情報を取得する画像認識部と、計測値及び気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部と、環境情報記録部から計測値及び気象情報を取得し、計測値の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する環境予測部と、を備える。従って、車両の将来の運転環境を高精度に予測することができる。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1に係る環境予測システム100の全体構成を示すブロック図である。環境予測システム100は、車両の環境を予測するシステムである。本明細書において車両の環境とは、車両を安全に又は快適に運転するために把握することが必要な車両外部の環境のことを指し、例えば気象がその一例として挙げられる。
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1に係る環境予測システム100の全体構成を示すブロック図である。環境予測システム100は、車両の環境を予測するシステムである。本明細書において車両の環境とは、車両を安全に又は快適に運転するために把握することが必要な車両外部の環境のことを指し、例えば気象がその一例として挙げられる。
以下、環境予測システム100を、車両に搭載された装置(車載装置)として説明するが、それだけではなく、PDAなどの携帯端末及びサーバと連携して環境予測システム100が構成されていても良い。図2は、サーバ及び車載装置による構成例を示し、図3は、サーバ、携帯端末及び車載装置による構成例を示している。なお、図3において、車載装置はディスプレイオーディオであり、ディスプレイ10を環境予測システム100の構成に含めている。
環境予測システム100は、センサー情報取得部3、画像音声取得部5、環境情報記録部6、環境予測部7、表示制御部8及び車両制御部を備えている。
センサー情報取得部3は、環境センサー1及び車両センサー2の出力を取得する。
環境センサー1は、車両に搭載された物理センサーであり、車両の環境を検知する。その一例は、風速センサー、気圧センサー、温度センサー又は湿度センサーである。これらの環境センサー1が検知する情報は、車両の環境を予測するために必要な情報である。また、振動を検知するモーションセンサーを含んでも良い。
車両センサー2は、車両に搭載された物理センサーであり、車両の位置、方向又は速度など車両に固有の情報を収集する。その一例は、GPS(Global Positioning System)信号の受信モジュール、地磁気センサー、ジャイロセンサーまたはホイールの回転計の出力などである。
図4は、センサー情報取得部3の構成図である。センサー情報取得部3は、上記の環境センサー1及び車両センサー2から取得したセンサー出力を、人間が把握可能な形式のデータである計測値に変換する変換部31を備えている。
図1に戻り、カメラ4は、車両に搭載され、車外の映像を取得する。また、マイク13は、車両に搭載され、車外の音声を取得する。
図5は、画像音声取得部5の構成図である。画像音声取得部5は、カメラ4の映像出力及びマイク13の音声出力を取得し、これらの解析を行う。具体的には、画像音声取得部5は、カメラ4の映像出力(又は画像出力)を解析して気象情報を抽出する画像認識部51と、マイク13の音声出力を解析して気象情報を抽出する音声認識部52とを備える。
画像認識部51は、例えば、映像における木々の揺れ具合から風速を認識する。あるいは、雨粒、雲の厚さ若しくは形状又は全天に対して雲が覆っている割合等から、晴天、曇天又は雨天という天候又は雨量を認識することができる。さらに、映像の揺れから地震を認識することも出来る。カメラ4は車両に搭載されているため、通常、車両の走行に伴う揺れが映像にも生じる。しかし、地震が発生した際、通常の揺れとは異なるパターンの揺れが映像に生じる。画像音声取得部5は揺れのパターンから地震の発生を認識する。こうして認識した情報は気象情報とは異なるが、地震情報として気象情報と共に環境情報記録部6に送っても良い。
音声認識部52は、例えば、雨音又は雷鳴から降雨又は落雷の発生を認識する。こうして認識した情報が気象情報となり、環境情報記録部6に送られる。
図6は、環境情報記録部6の構成図である。環境情報記録部6は、情報収集部61、情報データベース(DB)63及び情報検索部62を備えている。情報収集部61は、センサー情報取得部3から計測値を、そして画像音声取得部5から気象情報を、それぞれ取得し、これらを時間情報と関連付けて情報DB63に記録する。情報検索部62は、後述する環境予測部7の求めに応じて、情報DB63から特定の時刻又は時間範囲の計測値又は気象情報を取り出し、環境予測部7へ出力する。
図7は、環境予測部7の構成図である。環境予測部7は、状況把握部71および状況予測部72を備える。状況把握部71は、環境情報記録部6から取得した計測値及び気象情報から現時点の環境を把握する。そして、これらの情報を状況情報として表示制御部8及び車両制御部9に出力する。また、状況予測部72は、計測値の時間変化と気象情報とから将来の環境を予測し、予測した将来の環境を予測情報として、表示制御部8及び車両制御部9に出力する。
図8は、表示制御部8の構成図である。表示制御部8は、ディスプレイ10の表示を制御するものであり、数値表示制御部81及び図形表示制御部82を備えている。数値表示制御部81は、状況情報及び予測情報から、ディスプレイ10に表示すべき数値情報を作成する。また、図形表示制御部82は、状況情報及び予測情報から、ディスプレイ10に表示すべきグラフおよび図形を作成する。
なお、ここでは、状況情報及び予測情報をディスプレイ10に表示することによりユーザに周知する方法を示しているが、表示制御部8に代えて、あるいは表示制御部8に加えて音声制御部(図示せず)を設け、音声によりユーザに周知する方法を採ってもよい。
図9は、車両制御部9の構成図である。車両制御部9は、速度制御部91、トルク制御部92及び空調制御部93を備えている。速度制御部91は、状況情報及び予測情報に基づき、車両の車輪駆動部11に車輪の回転速度を指示する。例えば、状況情報が現在雨天であることを示している場合、又は予測情報が将来雨天になることを示している場合は、雨量に基づき最高速度を決定し、車輪駆動部11を制御する。
トルク制御部92は、状況情報及び予測情報に基づき、車輪駆動部11のトルクを制御する。例えば、状況情報が現在雨天であることを示している場合、又は予測情報が将来雨天になることを示している場合は、スリップ制御パラメータを摩擦抵抗が少ない路面を想定した設定に変更する。
空調制御部93は、状況情報及び予測情報に基づき室内環境を制御するものの一例であり、車両の空調部12の動作を制御する。例えば、外気温が低下してきたらデフロスタを動作させる。
なお、センサー情報取得部3、画像音声取得部5、情報収集部61、情報検索部62、環境予測部7、表示制御部8及び車両制御部9は、RAM(Random Access Memory)などのメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することにより実現する。また、情報DB63は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体として構成される。
<A−2.動作>
次に、図10に沿って、環境予測システム100による計測値、気象情報及び地震情報の記録動作について説明する。図10は、環境予測システム100による計測値、気象情報及び地震情報の記録動作を示すフローチャートである。
次に、図10に沿って、環境予測システム100による計測値、気象情報及び地震情報の記録動作について説明する。図10は、環境予測システム100による計測値、気象情報及び地震情報の記録動作を示すフローチャートである。
車両のアクセサリーオンにより環境予測システム100に電源が投入されると、以下の動作が開始する。まず、センサー情報取得部3が、環境センサー1の出力を読み込み(ステップS1)、車両センサー2の出力を読み込む(ステップS2)。ステップS1,2は順不同であり、並行して行っても良い。次に、センサー情報取得部3は、ステップS1,2で読み込んだ各種センサー出力を、変換部31で計測値へ変換する(ステップS3)。
また、ステップS1〜3と並行して、画像音声取得部5がカメラ4の映像出力及びマイク13の音声出力を読み込む(ステップS4)。そして、画像音声取得部5は、画像認識部51により映像から気象情報を取得する(ステップS5)。具体的には、映像から雨粒を認識すれば、その大きさと数から雨量を判定する。また、映像から雲を認識すれば、その厚さ、形状又は全天に対して雲が覆う割合等から晴天か曇天かを判定する。また、映像から樹木を認識すれば、その揺れ具合から風速を判定する。また、映像の揺れのパターンから地震の有無を判定し、地震情報を取得しても良い。
次に、画像音声取得部5は、音声認識部52により音声から気象情報を取得する(ステップS6)。例えば、雨音又は雷鳴から降雨又は落雷の発生を認識する。また、雨音の音量から降雨量を認識しても良い。なお、ステップS5,6は順不同である。
ステップS1〜6の後、環境情報記録部6において、情報収集部61がセンサー情報取得部3から計測値を、画像音声取得部5から気象情報をそれぞれ取得し、これらを情報DB63に記録する(ステップS7)。ステップS5で地震情報を取得した場合、これを情報DB63に記録してもよい。
その後、再びステップS1以降の動作を繰り返し、随時、新たな計測値及び気象情報を情報DB63に記録する。ステップS1〜S7の動作は、車両がアクセサリーオフになるまで継続する。
次に、図11に沿って、環境予測システム100による環境予測と環境予測に基づく各種動作について説明する。図11は、環境予測システム100による環境予測と環境予測に基づく各種動作を示すフローチャートである。車両のアクセサリーオンにより環境予測システム100に電源が投入されると、以下の動作が開始する。
まず、環境予測部7の状況把握部71が、環境情報記録部6の情報検索部62を介して情報DB63内の計測値及び気象情報を読み出す(ステップS11)。情報DB63に地震情報が記録されている場合、これを読み出しても良い。
次に、状況把握部71が、現在の計測値及び気象情報を基に車両の現在の環境を認識する処理を行う(ステップS12)。例えば、風速センサーの測定値が閾値を超えていれば、強風であることを認識し、警告表示を行うべきと判断する。あるいは、気圧センサーの測定値が閾値未満であれば、天候が悪化していると認識し、警告表示を行うべきと判断する。以下、このような環境を認識するためのパラメータを認識パラメータと呼ぶ。また、モーションセンサーの計測値の中に、通常の車両の振動と異なる振動のパターンがあれば、地震があることを認識する。また、気象情報から、現在の天候や、雨天の場合は小雨、大雨、豪雨の別などを認識する。さらに、ステップS11で地震情報を読み出した場合は、地震があることを認識する。ここで状況把握部71が認識した環境の情報は、状況情報として表示制御部8および車両制御部9に送られる。
次に、状況予測部72が、計測値の時間変化と気象情報とに基づき、未来の環境を予測する(ステップS13)。一般的な手法として、気圧変化及び温度変化から天候の変化を予測できる。
一般的に、気圧の経時的な変化から、気圧急上昇、気圧急低下等を認識する。その他、気圧が上昇を続けた後、低下に転じた場合は高気圧が通過したと認識し、気圧が低下を続けた後、上昇に転じた場合は低気圧が通過したと認識する。そして、こうして認識した気象のパターンから将来の天候を予測する。本発明では気圧等の計測値の時間変化に加え、映像(画像)解析又は音声解析によって取得した気象情報を用いることにより、将来の環境をより正確に予測することができる。
すなわち、現在の環境が晴天か、曇天か、積乱雲が発生しているかの情報を予測条件に加えることにより、気象パターンをより細分化することが出来る。一般的には、気圧の低下速度が閾値を超える場合に、これから天候が悪化すると予測することが出来る。この閾値を、晴天である場合は大きくし、積乱雲が発生している場合は小さくする等、現在の気象情報に応じて調整する。以下、このような環境を予測するためのパラメータを予測パラメータと呼ぶ。また、現在の推定雨量を予測条件に加えて気象パターンを細分化することもできる。そして、雨量の変化の予測を行うこともできる。また、風速センサーでは、車両の位置での局所的な風速しか計測することが出来ないが、カメラ4の映像の解析からは、車両近傍の空間における風の流れ又は強さを認識することが出来る。そのため、局所的な突風なのか、地域全体で風が強まっているのかを認識でき、これを予測条件に加えて気象パターンを細分化することができる。
ここで状況予測部72が予測した環境の情報は、予測情報として表示制御部8および車両制御部9に送られる。
次に、表示制御部8が状況情報に基づき現在の環境を示す画像を、予測情報に基づき将来の環境を示す画像を生成し、ディスプレイ10に表示する(ステップS14)。表示制御部8のうち、数値表示制御部81は環境を数値で表現し、図形表示制御部82は環境を図形で表現する。例えば、数値表示制御部81は、現在の気圧を数値で表現しても良い。また、図形表示制御部82は、過去の気圧の変化をグラフで表し、将来の天候が晴天、曇天、雨天のいずれであるかをアイコンで表現しても良い。なお、表示制御部8は、単に環境を表示するだけではなく、状況把握部71が警告表示を行うと判断した状況情報については警告表示を行う。例えば、気圧が閾値より低くなった場合には、これから天候の悪化が予測されることを警告する表示を行う。
次に、車両制御部9が状況情報及び予測情報に基づき、すなわち現在及び未来の状況に従い車両の制御を行う(ステップS15)。ここでは、速度制御部91が、現在の環境に応じた速度の制御を行う。例えば、強風又は豪雨のときには車両速度を制限し、地震のときには車両を停止させる。トルク制御部92は、現在の環境に応じてトルクの制御を行う。例えば、強風又は豪雨のときにはスリップ制御パラメータを摩擦抵抗が少ない路面を想定した設定に変更する。また、速度制御部91及びトルク制御部92は、現在の環境に応じるだけでなく、将来の環境に応じて事前に車両の制御を行っても良い。空調制御部93は、例えば外気温が低下するとデフロスタを動作させて窓ガラスの曇りを抑制する。
ステップS15が終わると、再びステップS11に戻りステップS11〜S15を繰り返す。これらの動作は、車両がアクセサリーオフになるまで継続する。
<A−3.変形例>
情報DB63には、計測値と気象情報が記録される。計測値は、気圧、温度又は風速等の環境センサー1の計測値であり、その時間変化を将来の環境の予測に用いる。一方、気象情報はカメラ4の撮影画像から抽出された情報であり、現時点での気象状態等を示す情報である。そこで、計測値と気象情報とを照合することにより、計測値の変化とそれによる気象状態の変化のパターンとを学習することができ、車両の走行経路における気象予報データベースの構築が可能になる。また、こうして作成した気象予報データベースをサーバに集約することにより、地域の気象予報データベースの構築が可能になる。
情報DB63には、計測値と気象情報が記録される。計測値は、気圧、温度又は風速等の環境センサー1の計測値であり、その時間変化を将来の環境の予測に用いる。一方、気象情報はカメラ4の撮影画像から抽出された情報であり、現時点での気象状態等を示す情報である。そこで、計測値と気象情報とを照合することにより、計測値の変化とそれによる気象状態の変化のパターンとを学習することができ、車両の走行経路における気象予報データベースの構築が可能になる。また、こうして作成した気象予報データベースをサーバに集約することにより、地域の気象予報データベースの構築が可能になる。
<A−4.効果>
実施の形態1に係る環境予測システム100は、車両の環境を予測するものであり、車両に搭載された環境センサー1による、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部3と、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラ4の撮影画像を取得する画像取得部(画像音声取得部5)と、カメラ4の撮影画像を解析して気象情報を取得する画像認識部(画像音声取得部5)と、環境センサー1の計測値及び気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部6と、環境情報記録部6から計測値及び気象情報を取得し、計測値の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する環境予測部7と、を備える。計測値と気象情報とを併用することにより、車両の環境を高精度に予測することができる。
実施の形態1に係る環境予測システム100は、車両の環境を予測するものであり、車両に搭載された環境センサー1による、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部3と、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラ4の撮影画像を取得する画像取得部(画像音声取得部5)と、カメラ4の撮影画像を解析して気象情報を取得する画像認識部(画像音声取得部5)と、環境センサー1の計測値及び気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部6と、環境情報記録部6から計測値及び気象情報を取得し、計測値の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する環境予測部7と、を備える。計測値と気象情報とを併用することにより、車両の環境を高精度に予測することができる。
また、環境予測システム100は、環境予測部7が予測した情報をディスプレイ10に表示するための表示信号を生成する表示信号生成部(表示制御部8)を備えるので、予測した車両の環境を画像でユーザに提示することができる。
また、環境予測システム100は、環境予測部7が予測した情報を音声出力するための音声信号を生成する音声信号生成部を備える場合、予測した車両の環境を音声でユーザに提示することができる。
また、環境予測システム100は、環境予測部7が予測した環境の情報に基づき、車両の挙動を制御する車両制御部9をさらに備える。例えば、車両制御部9が車両の速度を制御する速度制御部91を備える場合、悪天候になることを予測したときには車両の速度を一定値以下にするなどの制御を行うことで、環境に応じた適切な走行を行うよう運転支援することができる。
また、車両制御部9が、車両のトルクを制御するトルク制御部92を備える場合、例えば、状況情報が現在雨天であることを示している、又は予測情報が将来雨天になることを示している場合は、スリップ制御パラメータを摩擦抵抗が少ない路面を想定した設定に変更する等、車両のトルクを制御することによって、環境に応じた適切な走行を行うよう運転支援することができる。
また、環境予測システム100は、環境予測部7の予測に基づき、車両の室内の環境を制御する室内環境制御部をさらに備え、その一例が、車両の空調を制御する空調制御部93である。例えば、外気温が低下してきたらデフロスタを動作させることによって、車外の環境変化に応じて室内環境を適切に保つことができる。
また、環境予測システム100は、車両に搭載され車両の外の音声を集音するマイク13の集音音声を取得する音声取得部(画像音声取得部5)と、集音音声を解析した結果として気象情報を取得する音声認識部(画像音声取得部5)と、を備えるので、音声から取得した気象情報を用いて車両の環境を高精度に予測することができる。
実施の形態1に係る車両の環境を予測する環境予測方法によれば、車両に搭載された環境センサー1による、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境情報の測定結果を取得し、車両に搭載され車両の外を撮影するカメラ4の撮影画像を取得し、撮影画像を解析して気象情報を取得し、環境情報及び気象情報を時間情報に紐づけて記録し、環境情報の時間変化及び気象情報に基づき将来の車両の環境を予測する。このように、計測値と気象情報を併用することにより、車両の環境を高精度に予測することができる。
<B.実施の形態2>
実施の形態1において、状況把握部71は認識パラメータに基づき計測値から環境を認識する。また、状況予測部72は、予測パラメータに基づき計測値の時間変化及び気象情報から未来の環境を予測する。これらのパラメータは、予め定めておくことも可能であるが、ユーザ操作によって任意に設定できれば、ユーザの住んでいる地域の気候の特性又はユーザの経験を、認識又は予測に反映させることができる。そこで、実施の形態2では、ユーザが認識パラメータ及び予測パラメータを設定することが可能な構成とした。
実施の形態1において、状況把握部71は認識パラメータに基づき計測値から環境を認識する。また、状況予測部72は、予測パラメータに基づき計測値の時間変化及び気象情報から未来の環境を予測する。これらのパラメータは、予め定めておくことも可能であるが、ユーザ操作によって任意に設定できれば、ユーザの住んでいる地域の気候の特性又はユーザの経験を、認識又は予測に反映させることができる。そこで、実施の形態2では、ユーザが認識パラメータ及び予測パラメータを設定することが可能な構成とした。
<B−1.構成>
図12は、実施の形態2における環境予測部7Aの構成図である。環境予測部7Aは、実施の形態1の環境予測部7の構成に加え、パラメータ設定部74及びパラメータ情報DB73を備えている。実施の形態2の環境予測システムの構成は、環境予測部7Aの構成を除き実施の形態1の環境予測システム100と同様である。パラメータ設定部74は、ユーザの操作に応じて、認識パラメータ及び予測パラメータを設定する。
図12は、実施の形態2における環境予測部7Aの構成図である。環境予測部7Aは、実施の形態1の環境予測部7の構成に加え、パラメータ設定部74及びパラメータ情報DB73を備えている。実施の形態2の環境予測システムの構成は、環境予測部7Aの構成を除き実施の形態1の環境予測システム100と同様である。パラメータ設定部74は、ユーザの操作に応じて、認識パラメータ及び予測パラメータを設定する。
認識パラメータの一例は、状況把握部71で、気圧センサーの計測値が閾値を下回ったときに警告表示を行う場合の当該閾値である。また、予測パラメータの一例は、状況予測部72において、気圧センサーの計測値の低下速度が閾値を超えたときに天候が悪化すると予測する場合の当該閾値である。これらパラメータ設定部74で設定されたパラメータは、パラメータ情報DB73に記録される。
<B−2.動作>
次に、図13に沿って、実施の形態2の環境予測部7Aの動作を説明する。図13は、環境予測部7Aの動作を示すフローチャートである。車両のアクセサリーオンにより環境予測システム100に電源が投入されると、以下の動作が開始する。
次に、図13に沿って、実施の形態2の環境予測部7Aの動作を説明する。図13は、環境予測部7Aの動作を示すフローチャートである。車両のアクセサリーオンにより環境予測システム100に電源が投入されると、以下の動作が開始する。
まず、環境予測部7Aの状況把握部71が、環境情報記録部6の情報検索部62を介して情報DB63内の計測値及び気象情報を読み出す(ステップS21)。情報DB63に地震情報が記録されている場合、これを読み出しても良い。この工程は、図11のステップS11と同様である。さらに、状況把握部71は、パラメータ情報DB73から認識パラメータを読み出す(ステップS22)。
そして、状況把握部71は、ステップS21で取得した計測値及び気象情報に基づき、ステップS22で取得した認識パラメータに従って現在の環境を認識する(ステップS23)。ここでの環境の認識方法は、ユーザが設定した認識パラメータに従って認識をする点で実施の形態1と異なる。
次に、状況予測部72が、パラメータ情報DB73から予測パラメータを読み出す(ステップS24)。そして、計測値の時間変化と気象情報とに基づき、ステップS24で取得した予測パラメータに従って未来の環境を予測する(ステップS25)。ここでの環境の予測方法は、ユーザが設定した予測パラメータに従って予測をする点で実施の形態1と異なる。
その後、ステップS26では表示制御部8が現在及び未来の環境をディスプレイ10に表示し、ステップS27では車両制御部9が現在及び未来の環境により車両を制御するが、これらの動作は図11のステップS14,15と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS27が終わると、再びステップS11に戻りステップS21〜S27を繰り返す。これらの動作は、車両がアクセサリーオフになるまで継続する。
<B−3.効果>
実施の形態2に係る環境予測システム100において、環境予測部7Aは、ユーザが設定したパラメータに基づき、将来の車両の環境を予測するので、ユーザの住んでいる地域の気候の特性又はユーザの経験を予測に反映させることができる。
実施の形態2に係る環境予測システム100において、環境予測部7Aは、ユーザが設定したパラメータに基づき、将来の車両の環境を予測するので、ユーザの住んでいる地域の気候の特性又はユーザの経験を予測に反映させることができる。
<C.実施の形態3>
実施の形態1において、環境予測システム100の各部は、車両がアクセサリーオンである間に動作を行っていた。そのため、車両がアクセサリーオフで駐停車している状態では環境情報記録部6に十分な計測値又は気象情報等が記録されていない。そのため、アクセサリーオンにして走行を開始した直後は、環境予測部7で環境の認識又は予測を適切に行えない場合がある。
実施の形態1において、環境予測システム100の各部は、車両がアクセサリーオンである間に動作を行っていた。そのため、車両がアクセサリーオフで駐停車している状態では環境情報記録部6に十分な計測値又は気象情報等が記録されていない。そのため、アクセサリーオンにして走行を開始した直後は、環境予測部7で環境の認識又は予測を適切に行えない場合がある。
そこで、実施の形態3では、環境予測システムの構成のうち、環境情報記録部6に計測値又は気象情報等を記録するために必要な構成を、それ以外の構成とは別の電源系統とし、車両のアクセサリーオン又はオフに関わらず動作させることにより、車両をアクセサリーオンした直後から適切に環境の認識又は予測を行えるようにする。
<C−1.構成>
図14は、実施の形態3に係る環境予測システム101の構成図である。環境予測システム101は、環境予測システム100の構成のうち、センサー情報取得部3、画像音声取得部5及び環境情報記録部6を環境情報記録装置101Aとし、それ以外の構成、すなわち環境予測部7、表示制御部8および車両制御部9を環境情報表示装置101Bとしたものである。そして、環境情報記録装置101Aは、環境情報表示装置101Bと別の電源系統であり、車両のアクセサリーオン時だけでなくオフ時も動作を行う。なお、環境センサー1、車両センサー2、カメラ4は、車両のアクセサリーオン時だけでなくオフ時も動作を行うが、車両センサー2については車両のアクセサリーオン時だけに動作を限定しても良い。
図14は、実施の形態3に係る環境予測システム101の構成図である。環境予測システム101は、環境予測システム100の構成のうち、センサー情報取得部3、画像音声取得部5及び環境情報記録部6を環境情報記録装置101Aとし、それ以外の構成、すなわち環境予測部7、表示制御部8および車両制御部9を環境情報表示装置101Bとしたものである。そして、環境情報記録装置101Aは、環境情報表示装置101Bと別の電源系統であり、車両のアクセサリーオン時だけでなくオフ時も動作を行う。なお、環境センサー1、車両センサー2、カメラ4は、車両のアクセサリーオン時だけでなくオフ時も動作を行うが、車両センサー2については車両のアクセサリーオン時だけに動作を限定しても良い。
<C−2.動作>
環境予測システム101の動作は、図10,11にフローを示した実施の形態1に係る環境予測システム100の動作と同様である。環境情報記録装置101Aにおいて、図10に示すステップS1〜ステップS7が行われ、環境情報表示装置101Bにおいて、図11に示すステップS11〜ステップS15が行われる。ステップS1〜ステップS7は車両のアクセサリーオン又はオフに関わらず車両の駐停車中においても実行される。そのため、走行開始時においても、ステップS11において過去の計測値又は気象情報等を参照することができ、適切に環境予測を行うことができる。
環境予測システム101の動作は、図10,11にフローを示した実施の形態1に係る環境予測システム100の動作と同様である。環境情報記録装置101Aにおいて、図10に示すステップS1〜ステップS7が行われ、環境情報表示装置101Bにおいて、図11に示すステップS11〜ステップS15が行われる。ステップS1〜ステップS7は車両のアクセサリーオン又はオフに関わらず車両の駐停車中においても実行される。そのため、走行開始時においても、ステップS11において過去の計測値又は気象情報等を参照することができ、適切に環境予測を行うことができる。
<C−3.効果>
実施の形態3に係る環境予測システム101において、センサー情報取得部3、画像取得部(画像音声取得部5)、画像認識部(画像音声取得部5)及び環境情報記録部6は、車両の駐停車中に動作するので、車両が駐停車した状態から走行を開始した直後であっても、適切に環境の予測を行うことができる。
実施の形態3に係る環境予測システム101において、センサー情報取得部3、画像取得部(画像音声取得部5)、画像認識部(画像音声取得部5)及び環境情報記録部6は、車両の駐停車中に動作するので、車両が駐停車した状態から走行を開始した直後であっても、適切に環境の予測を行うことができる。
<D.実施の形態4>
実施の形態4では、センサーの計測値又は気象情報に加え、車両が走行している現在地の地形情報を考慮して環境を予測し、車両の危険度を判断する。
実施の形態4では、センサーの計測値又は気象情報に加え、車両が走行している現在地の地形情報を考慮して環境を予測し、車両の危険度を判断する。
<D−1.構成>
図15は、実施の形態4に係る環境予測システム102の構成を示す図である。環境予測システム102は、画像音声取得部の構成が図1に示す実施の形態1に係る環境予測システム100とは異なるため、図15ではこれを画像音声取得部5Aとして示している。また、車両センサー2から画像音声取得部5Aに位置情報が入力される。また、環境予測部の構成が図1に示す実施の形態1に係る環境予測システム100とは異なるため、図15ではこれを環境予測部7Bとして示している。
図15は、実施の形態4に係る環境予測システム102の構成を示す図である。環境予測システム102は、画像音声取得部の構成が図1に示す実施の形態1に係る環境予測システム100とは異なるため、図15ではこれを画像音声取得部5Aとして示している。また、車両センサー2から画像音声取得部5Aに位置情報が入力される。また、環境予測部の構成が図1に示す実施の形態1に係る環境予測システム100とは異なるため、図15ではこれを環境予測部7Bとして示している。
図16は、環境予測システム102の画像音声取得部5Aの構成を示す図である。画像音声取得部5Aは、実施の形態1における画像音声取得部5の構成に加えて、地形認識部53及び地形情報取得部54を備えている。
画像音声取得部5Aの画像認識部51は、カメラ4の映像解析から気象情報及び地震情報を取得する他、車両周辺の山、建物又は障害物等の物体に関する情報(物体情報)を取得し、これを地形認識部53に送る。
地形情報取得部54は、サーバ等の環境予測システム102の外部から地形情報を取得する。地形情報とは、地図上の各地点における標高を示す情報のことであり、一般的な地図データを用いても良いし、国土地理院が提供する地形情報を用いても良い。また、地形情報を外部から取得する代わりに、地形情報を格納した地形情報データベースを画像音声取得部5Aが有する構成であっても良い。
地形認識部53は、地形情報取得部54からの地形情報及び画像認識部51からの物体情報を用いて、車両前方の地形を認識し、地形情報を生成する。
図17は、環境予測システム102の環境予測部7Bの構成を示す図である。環境予測部7Bは、実施の形態1における環境予測部7の構成に加えて、危険性判定部75を備えている。
危険性判定部75は、状況把握部71から状況情報を、状況予測部72から予測情報を、画像音声取得部5Aから地形情報を、それぞれ取得する。そして、状況把握部71で把握した現在の環境の危険度を、又は状況予測部72で予測した将来の環境の危険度を、地形情報に基づき判定する。
例えば、気象情報から現在雨天であることを認識した場合、車両が平地を走行中であれば、危険とは判定しない。しかし、車両が走行している場所が山間部であれば、がけ崩れの可能性があり危険と判定する。あるいは、計測値の時間変化及び気象情報から将来雨天になることを予測した場合に、車両が平地を走行中であれば危険と判定しないが、山間部を走行中であれば、がけ崩れの可能性があり危険と判定する。
なお、危険性判定部75が危険性の判定基準を有していても良いし、地形情報取得部54が取得する地形情報に、降雨量やその他の気象条件に応じた危険性の情報を持たせておくことにより、それに従って危険性判定部75が判定を行うようにしても良い。
こうした危険性の判定情報は、状況情報及び予測情報にそれぞれ含めて、表示制御部8及び車両制御部9に送られる。そして、危険性判定部75で危険と判定された状況情報及び予測情報については、その旨が併せてディスプレイ10に表示されるよう、表示制御部8において表示制御を行う。
<D−2.動作>
図18のフローチャートに沿って、環境予測システム102が各種センサーやカメラ4から情報を取得して環境情報記録部6に記録するまでの動作を説明する。
図18のフローチャートに沿って、環境予測システム102が各種センサーやカメラ4から情報を取得して環境情報記録部6に記録するまでの動作を説明する。
図18のステップS31〜ステップS36は、実施の形態1で説明した図10のステップS1〜ステップS6と同様であるため、ここでは説明を省略する。ステップS36の後、画像認識部51はカメラ4の映像を解析して車両周辺の山、建物又は障害物等の物体情報を取得し(ステップS37)、これを地形認識部53へ出力する。
次に、地形認識部53は、車両センサー2から車両の位置情報を取得し、当該位置情報を基に、車両の現在地の地形情報を地形情報取得部54から読み出す(ステップS38)。そして、ステップS38で読み出した地形情報とステップS37で取得した物体情報とをマッチングし、地形情報の誤差を修正する(ステップS39)。ここでは、走行時に認識している道路、斜面などの地形、建物等と、地形情報取得部54から読み出した地形情報とをマッチングさせて、実際に走行している前方の地形情報を取得する。
ステップS33及びステップS39が終わると、環境情報記録部6において、情報収集部61が、センサー情報取得部3から取得した計測値と、画像音声取得部5Aから取得した気象情報及び地形情報を情報DB63に記録する(ステップS40)。
<D−3.効果>
実施の形態4に係る環境予測システム102は、カメラ4の撮影画像を解析して物体情報を取得する物体情報取得部(画像認識部51)と、地形情報を取得する地形情報取得部54と、物体情報及び地形情報に基づき、車両の走行位置の地形情報を認識する地形認識部53を備え、環境予測部7Bは、地形情報、計測値及び気象情報に基づき、車両の危険度を判定する危険性判定部75を備える。これにより、車両が走行している場所の地形に応じた危険性の判定を行うことができる。
実施の形態4に係る環境予測システム102は、カメラ4の撮影画像を解析して物体情報を取得する物体情報取得部(画像認識部51)と、地形情報を取得する地形情報取得部54と、物体情報及び地形情報に基づき、車両の走行位置の地形情報を認識する地形認識部53を備え、環境予測部7Bは、地形情報、計測値及び気象情報に基づき、車両の危険度を判定する危険性判定部75を備える。これにより、車両が走行している場所の地形に応じた危険性の判定を行うことができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 環境センサー、2 車両センサー、3 センサー情報取得部、4 カメラ、5,5A 画像音声取得部、6 環境情報記録部、7,7A,7B 環境予測部、8 表示制御部、9 車両制御部、10 ディスプレイ、11 車輪駆動部、12 空調部、13 マイク、31 変換部、51 画像認識部、52 音声認識部、53 地形認識部、54 地形情報取得部、61 情報収集部、62 情報検索部、71 状況把握部、72 状況予測部、74 パラメータ設定部、75 危険性判定部、81 数値表示制御部、82 図形表示制御部、91 速度制御部、92 トルク制御部、93 空調制御部。
Claims (13)
- 車両の環境を予測する環境予測システムであって、
前記車両に搭載された環境センサーによる、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得するセンサー情報取得部と、
前記車両に搭載され前記車両の外を撮影するカメラの撮影画像を取得する画像取得部と、
前記撮影画像を解析した結果として気象情報を取得する画像認識部と、
前記計測値及び前記気象情報を時間情報に紐づけて記録する環境情報記録部と、
前記環境情報記録部から前記計測値及び前記気象情報を取得し、前記計測値の時間変化及び前記気象情報に基づき将来の前記車両の環境を予測する環境予測部と、を備える、
環境予測システム。 - 前記環境予測部は、ユーザが設定したパラメータに基づき、将来の前記車両の環境を予測する、
請求項1に記載の環境予測システム。 - 前記センサー情報取得部、前記画像取得部、前記画像認識部及び前記環境情報記録部は、前記車両の駐停車中にも動作する、
請求項1又は2に記載の環境予測システム。 - 前記環境予測部が予測した情報をディスプレイに表示するための表示信号を生成する表示信号生成部をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の環境予測システム。 - 前記環境予測部が予測した情報を音声出力するための音声信号を生成する音声信号生成部をさらに備える、
請求項1から4のいずれか1項に記載の環境予測システム。 - 前記環境予測部が予測した環境の情報に基づき、前記車両の挙動を制御する車両制御部をさらに備える、
請求項1から5のいずれか1項に環境予測システム。 - 前記車両制御部は、前記車両の速度を制御する速度制御部を備える、
請求項6に記載の環境予測システム。 - 前記車両制御部は、前記車両のトルクを制御するトルク制御部を備える、
請求項6又は7に記載の環境予測システム。 - 前記環境予測部の予測に基づき、前記車両の室内の環境を制御する室内環境制御部をさらに備える、
請求項1から8のいずれか1項に環境予測システム。 - 前記室内環境制御部は、前記車両の空調を制御する空調制御部である、
請求項9に記載の環境予測システム。 - 前記撮影画像を解析して物体情報を取得する物体情報取得部と、
地形情報を取得する地形情報取得部と、
前記物体情報及び前記地形情報に基づき、前記車両の走行位置の前記地形情報を認識する地形認識部をさらに備え、
前記環境予測部は、予測した将来の前記車両の環境の危険性を前記地形情報に基づき判定する危険性判定部を備える、
請求項1又は2に記載の環境予測システム。 - 前記車両に搭載され前記車両の外の音声を集音するマイクの集音音声を取得する音声取得部と、
前記集音音声を解析した結果として前記気象情報を取得する音声認識部と、をさらに備える、
請求項1から10のいずれか1項に記載の環境予測システム。 - 車両の環境を予測する環境予測方法であって、
前記車両に搭載された環境センサーによる、風速、気圧、温度及び湿度のうち少なくとも一つを含む環境の計測値を取得し、
前記車両に搭載され前記車両の外を撮影するカメラの撮影画像を取得し、
前記撮影画像を解析して気象情報を取得し、
前記計測値及び前記気象情報を時間情報に紐づけて記録し、
前記計測値の時間変化及び前記気象情報に基づき将来の前記車両の環境を予測する、
環境予測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014245492A JP2016109498A (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 環境予測システム及び環境予測方法 |
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JP2014245492A JP2016109498A (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 環境予測システム及び環境予測方法 |
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JP2014245492A Pending JP2016109498A (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 環境予測システム及び環境予測方法 |
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JP (1) | JP2016109498A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113114935A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-07-13 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种基于视频图像的振动识别方法 |
US11557275B2 (en) * | 2018-09-11 | 2023-01-17 | Kawasaki Motors, Ltd. | Voice system and voice output method of moving machine |
-
2014
- 2014-12-04 JP JP2014245492A patent/JP2016109498A/ja active Pending
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US11557275B2 (en) * | 2018-09-11 | 2023-01-17 | Kawasaki Motors, Ltd. | Voice system and voice output method of moving machine |
CN113114935A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-07-13 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种基于视频图像的振动识别方法 |
CN113114935B (zh) * | 2021-04-07 | 2022-08-19 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种基于视频图像的振动识别方法 |
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