JP2016106737A - 収納ケース - Google Patents

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英之 藤川
Hideyuki Fujikawa
英之 藤川
博美 永井
Hiromi Nagai
博美 永井
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Abstract

【課題】製造が容易で且つ電子機器を容易に自立させることができる収納ケースを提供する。【解決手段】前面カバー20は、端部201に設けられた帯状のフラップ41と、連結部材30の開閉方向であって、電子機器を挟んだ状態の前面カバー20と背面カバー10とが開く方向に屈曲する屈曲部11とを備える。背面カバー10は、外側面上に設けられ、前面カバー20と背面カバー10とが電子機器を挟んだ状態でフラップ41が貫通する孔を有し、前面カバー20の外側面と背面カバー10の外側面とが対向する位置に連結部材30が回動し、屈曲部11が屈曲し、且つ端部201又はフラップ41が背面カバー10の外側面に接触した状態における、端部101に向けての端部201の移動を係止する留具42とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、収納ケースに関する。
近年、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどの小型化により、タブレット型端末及び薄型ノートPC(Personal Computer)といった小型の電子機器が急速に普及してきている。
これらの電子機器は、携帯されることも多く、落下などにより電子機器本体やディスプレイの破損や損傷などが発生する危険がある。そこで、破損や損傷などを防止するため、電子機器を覆う収納ケースを取り付ける利用者が多い。
さらに、小型化された電子機器は薄型の板状をしているものが多く、電子機器自体で自立することが困難なものが多い。しかし、電子機器を使用する場合、ディスプレイが角度をつけて配置されている方が、操作性及び視認性などから使用し易いと感じる利用者も多い。このようなことから、薄型の電子機器を机に置く際に、机から起き上がるように角度をつけて電子機器を配置できることが望ましい。そこで、収納ケースに電子機器を自立させる機構を設けることで、自立用の装置を他に用いずに薄型の電子機器の操作性を向上させることができる。
従来、このような電子機器を自立させる機能を有する収納ケースとして、例えば、図14に示す収納ケースが提案されている。図14は、従来の収納ケースの一例の図である。図14に示す収納ケースは、電子機器搭載面91の背面にフック92を設け、収納ケースの蓋93を折り返して蓋93の端部をフック92に掛けて、電子機器を自立させる構造を有している。また、収納ケースを閉じた際に開かないようにするために、フラップを蓋側に設けフラップ留めを収納ケースの背面に設けて、蓋側を折り返してフラップをフラップ留めに差し込んで電子機器を自立させる従来技術がある。
BUFFALO(登録商標) ASUS MeMO Pad ME172V専用 レザーケース 液晶保護フィルム付、インターネット<http://buffalo.jp/products/catalog/supply/tabletpc/asus/memo_pad_me172v/case/bstpme172lbk>
しかしながら、背面のフックに蓋の端部を掛ける従来技術の場合、自立させるためだけにフックを設けることになり、部材が増えるため製造が煩雑になる。また、フラップをフラップ留めに差し込む従来技術の場合、フラップを差し込むため自立させるための作業性が悪い。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、製造が容易で且つ電子機器を容易に自立させることができる収納ケースを提供することを目的とする。
本願の開示する収納ケースは、一つの態様において、保護カバーは、平板型の第1部材及び第2部材が連結部材によって開閉可能に連結され、平板型の電子機器を覆う。第1部材は、電子機器に接触する第1内面及び第1内面とは逆の第1外面を有する。また、第1部材は、第1部材の前記連結部材とは逆側の第1外側端部に設けられた帯状の帯部材と、連結部材の開閉方向であって、電子機器を挟んだ状態の第1部材と第2部材とが開く方向に屈曲する第1屈曲部とを備える。第2部材は、電子機器に接触する第2内面及び第2内面とは逆の第2外面を有する。また、第2部材は、第2外面上に設けられ、第1部材と第2部材とが電子機器を挟んだ状態で帯部材が貫通する孔を有し、第1外面と第2外面とが対向する位置に連結部材が回動し、第1屈曲部が屈曲し、且つ第1外側端部又は帯部材が第2外面に接触した状態における、第2部材の連結部材とは逆側の第2外側端部に向けての第1外側端部の移動を係止する係止部材とを備える。
本願の開示する収納ケースの一つの態様によれば、製造が容易で且つ電子機器を容易に自立させることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の内側平面図である。 図2は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の外側平面図である。 図3は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の側面図である。 図4は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態の斜視図である。 図5は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態の側面図である。 図6は、前面カバーの断面の端部分を表す拡大図である。 図7は、収納ケースを閉じてフラップを留具に止めていない状態の図である。 図8は、鋭角自立状態を示す斜視図である。 図9は、鈍角自立状態を示す斜視図である。 図10は、前面カバーの留具による係止状態を示す拡大図である。 図11は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態で立てた場合の側面図である。 図12は、実施例2に係る収納ケースの平面図である。 図13は、実施例3に係る収納ケースを内側に折り込んだ状態の斜視図である。 図14は、従来の収納ケースの一例の図である。
以下に、本願の開示する収納ケースの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する収納ケースが限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の内側平面図である。図2は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の外側平面図である。さらに、図3は、実施例1に係る収納ケースの開いた状態の側面図である。
図1及び2に示すように、本実施例に係る収納ケース1は、背面カバー10、前面カバー20、連結部材30、フラップ41、ペンホルダ(Pen Holder)60を有する。背面カバー10と前面カバー20とは、連結部材30で開閉可能に連結される。
以下の説明では、背面カバー10、連結部材30及び前面カバー20が並ぶ方向を、「縦方向」という。また、背面カバー10、連結部材30及び前面カバー20の長手方向、すなわち、縦方向に直交する方向を、「横方向」という。
また、以下の説明では、図3に示すように、背面カバー10が前面カバー20との間にタブレットコンピュータを挟んで閉じる方向の回転を「P方向への回転」という。また、P方向とは逆方向への回転、すなわち、背面カバー10が、前面カバー20との間にタブレットコンピュータを挟んだ状態から開く方向の回転を「Q方向への回転」という。このP方向及びQ方向が、「連結部材の開閉方向」の一例にあたる。
図4は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態の斜視図である。さらに、図5は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態の側面図である。背面カバー10及び全面カバー20は、図4に示すようにタブレットコンピュータ2を挟み保護する。このタブレットコンピュータ2が、「電子機器」の一例にあたる。
背面カバー10は、薄い平らな板状の形を有している。背面カバー10は、タブレットコンピュータのディスプレイとは反対側の面を覆う。以下では、タブレットコンピュータのディスプレイを有する面を「ディスプレイ面」と言い、ディスプレイ面の反対側の面を「背面」という。この背面カバー10が、「第2部材」の一例にあたる。
背面カバー10は、本実施例では2枚の平板上の内側部材及び外側部材を貼りあわせることで形成される。背面カバー10の内側部材及び外側部材は、ポリウレタン、ポリエステル又はナイロンなどの合皮で生成される。
また、背面カバー10の内側面、すなわちタブレットコンピュータ2を挟む側の面には、図1に示すようにタブレット固定部材50が配置される。この背面カバー10の内側面が、「第2内面」の一例にあたる。そして、このタブレット固定部材50が、「保持部材」の一例にあたる。
また、背面カバー10の外側面、すなわち、タブレットコンピュータ2を挟んだ状態で外に向かう面には、図2に示すように留具42が配置される。この背面カバー10の外側面が、「第2外面」の一例にあたる。また、以下では、背面カバー10の連結部材30と連結された端部とは反対側の端部を、端部101とする。この端部101が、「第2外側端部」の一例にあたる。
また、背面カバー10は、屈曲部11を有する。そして、屈曲部11は、背面カバー10の縦方向の中心より端部101側に配置される。すなわち、図2における距離L1は、L2より短い。これにより、後述するように、鋭角自立状態でタブレットコンピュータ2の端部101側を押圧した時の反対側端部の前面カバー20からの浮き上がりが抑制される。鋭角自立状態とは、連結部材30を中心に背面カバー10をP方向に屈曲させ、屈曲部11を中心に背面上部12をQ方向に屈曲させてタブレットコンピュータ2を自立させた状態である。
以下では、背面カバー10の屈曲部11から端部101側の部分を背面上部12という。また、背面カバー10の屈曲部11から連結部材30側の部分を背面下部13という。
背面上部12は、内側面と外側面とを貫通する開口部14を有する。開口部14は、タブレットコンピュータ2を挟んだ状態で、タブレットコンピュータ2の背面に配置されたカメラ、ライト及びLED(Light Emitting Diode)などを外側に露出するための孔である。ただし、タブレットコンピュータ2の表面にカメラなどが配置されていない場合、開口部14は設けられなくてもよい。
また、背面上部12は、タブレット固定部材50が固着される。すなわち、背面上部12は、タブレットコンピュータ2と密着した状態を常に維持する。
これに対して、背面下部13は、タブレット固定部材50が固定されていない。すなわち、背面下部13は、タブレットコンピュータ2から離間され得る。そのため、背面下部13は、背面カバー10が屈曲部11で屈曲してP方向へ回転することでタブレットコンピュータから離れる。背面下部13は、背面上部12と接触するまでP方向へ回転可能であり、タブレット固定部材50と接触するまでQ方向へ回転可能である。
前面カバー20は、薄い平らな板状の形を有している。前面カバー20は、タブレットコンピュータのディスプレイ面を覆う。以下では、前面カバー20の連結部材30と連結された端部とは反対側の端部を、端部201とする。前面カバー20は、内側面がタブレットコンピュータ2に接触するまで連結部材30を中心としてQ方向へ回転可能である。また、前面カバー20は、外側面が背面カバー10の外側面に接触するまでP方向へ回転可能である。前面カバー20の内側面が、「第1内面」の一例にあたる。また、前面カバー20の外側面が、「第1外面」の一例にあたる。そして、端部201が、「第1外側端部」の一例にあたる。
前面カバー20は、本実施例では2枚の平板上の内側部材及び外側部材を貼りあわせることで形成される。前面カバー20の内側部材及び外側部材は、ポリウレタン、ポリエステル又はナイロンなどの合皮で生成される。この前面カバー20が、「第1部材」の一例にあたる。
また、前面カバー20は、屈曲部21を有する。屈曲部21は、少なくとも前面カバー20の内側面側に前面カバー20の横方向の両端部に亘る溝を形成する。この屈曲部21が形成する内側面側の溝が、「第1内面上の溝」の一例にあたる。
屈曲部21が形成する溝は、屈曲部21の溝がタブレットコンピュータ2の端部又はタブレット固定部50の端部を係止した状態、すなわち鋭角自立状態で、タブレットコンピュータ端部の厚みの中央より上の位置に、開口部が位置することが好ましい。
そして、屈曲部21は、前面カバー20の縦方向の中心より端部201側に配置される。すなわち、図2における距離L4は、L3より短い。これにより、屈曲部21は、後述する鋭角自立状態でタブレットコンピュータ2の端部101側とは反対側の端部を係止しタブレットコンピュータ2を自立させることができる。この屈曲部21が、「第1屈曲部」の一例にあたる。
以下では、前面カバー20の屈曲部21から連結部材30側の部分を前面上部22という。また、前面カバー20の屈曲部21から端部201側の部分を前面下部23という。
前面下部23は、前面カバー20が屈曲部21で屈曲することで、P方向及びQ方向のいずれにも、前面上部22と前面下部23とが面一の状態から前面上部22と接触するまで回転可能である。
タブレット固定部材50は、タブレットコンピュータを挟持する。そして、タブレット固定部材50は、背面上部12とともに回転する。
フラップ41は、前面カバー20の端部201に固定されている。具体的には、本実施例では、図4に示すように前面カバー20は、内側面を有する内側部材202と外側面を有する外側部材203とを貼りあわせて1枚の板状に生成される。図6は、前面カバーの断面の端部分を表す拡大図である。図6は、図1におけるA−A断面である。フラップ41は、外側部材202と内側部材203との間に挟まれて固着される。図6では、外側部材202の端部を端部211とし、内側部材203の端部を端部212としている。端部211と端部212とが合わさって、前面カバー20の端部201となる。ただし、図6に示すフラップ41の固定方法は一例であり、端部201に固定できればどのような方法でもよい。
また、本実施例では、フラップ41の横方向の幅は、背面カバー10の開口部14の横方向の幅よりも長い。すなわち、フラップ41は、収納ケース10が閉じられた状態で背面カバー10側に回されることで、開口部14を覆う。図7は、収納ケースを閉じてフラップを留具に止めていない状態の図である。図7に示すように、フラップ41を留具42側に回していない状態では、カメラ141、ライト142及びLED143は、開口部14から外部に露出している。そこで、図7の状態からフラップ41を留具42に差し込むことで、図4のような状態になる。これにより、フラップ41は、開口部14から露出しているカメラ141、ライト142及びLED143を保護する。このフラップ41が、「帯部材」の一例にあたる。
留具42は、背面上部12の外側面に配置される。そして、留具42は、縦方向に開口部を有する。留具42の開口部は、背面カバー10と前面カバー20とが閉じた状態で、図4のように開口部にフラップ41が差し込まれる。これにより、背面カバー10と前面カバー20とが不用意に開くことを抑制できる。
さらに、留具42は、図3に示すように、背面カバー10から離れる方向に高さH1の厚みを有している。高さH1は、図6の外側部材202の端部211の厚みH2より長いことが好ましい。さらに、本実施例では、留具42は、開口部14より連結部材30側に配置される。これにより、フラップ41が留具42に差し込まれることにより、フラップ41が確実に開口部14を覆うことができる。この留具42が、「係止部材」の一例にあたる。
ペンホルダ60は、背面カバー10の端部101に配置される。ペンホルダ60は、ボールペンや万年筆などの筆記用具を差し込んで保持する部材である。ペンホルダ60に差し込まれた筆記用具は、フラップ41が留具42に差し込まれる際に、外側をフラップ41で覆われる。これにより、ペンホルダ60に差し込まれた筆記用具のペン先がフラップ41で保護され、他の物に間違って書くことや、ペン先が損壊させることを抑制することができる。
次に、本実施例に係る収納ケース1を用いたタブレットコンピュータ2の自立について説明する。収納ケース1による自立状態には、ディスプレイ面の仰角が大きい鋭角自立状態と、ディスプレイ面の机からの仰角が小さい鈍角自立状態とがある。図8は、鋭角自立状態を示す斜視図である。また、図9は、鈍角自立状態を示す斜視図である。
まず、図8を参照して、鋭角自立状態について説明する。鋭角自立状態は、上述したように、図3に示す状態から、連結部材30を中心に背面カバー10をP方向に回転させ、屈曲部11を中心に背面上部12をQ方向に回転させることで形成される。
鋭角自立状態では、タブレットコンピュータ2の連結部材30側の端部又はタブレット固定部材50の連結部材30側の端部が、屈曲部21の前面カバー20の内側面側により係止される。これにより、タブレットコンピュータ2の連結部材30側の端部の前面カバー20の端部201へのスライドが抑制され、タブレットコンピュータ2が自立する。
鋭角自立状態で、前面上部22とタブレットコンピュータ2とのなす角θ1は、55度以上70度以下であることが好ましい。より好ましくは、角θ1は、60度であることが好ましい。この条件を、以下では「鋭角自立状態の角度条件」という。
さらに、鋭角自立状態で、端部201側のタブレットコンピュータ2の端部付近にディスプレイ面から背面に向けて操作時に加わる程度の押圧力を加えても、タブレットコンピュータ2の連結部材30側の端部が屈曲部21から浮き上がらないことが好ましい。この条件を、以下では「鋭角自立状態の押圧条件」という。
すなわち、角度条件及び押圧条件を満たすか否かは、タブレットコンピュータの重量に加えて屈曲部11及び屈曲部21の位置により決まる。
次に、図9を参照して、鈍角自立状態について説明する。鈍角自立状態は、図3に示す状態から、連結部材30を中心に前面カバー20をP方向に回転させ、屈曲部21を中心に前面下部23をP方向に回転させることで形成される。
前面カバー20の端部201又はフラップ41の前面カバー20との連結部分の近傍付近(以下、「フラップ41の付け根」という。)は、背面カバー10の外側面に接触する。そして、端部201又はフラップ41は、図10のように、留具42により係止される。図10は、前面カバーの留具による係止状態を示す拡大図である。これにより、端部201の端部101へのスライドが抑制され、タブレットコンピュータ2が自立する。
鈍角自立状態で、前面上部22と背面下部13とのなす角θ2は、20度以上30度以下であることが好ましい。より好ましくは、角θ2は、30度であることが好ましい。さらに、この条件を、以下では「鈍角自立状態の角度条件」という。また、前面下部23と背面カバー10とのなす角θ3は、90度未満であることが好ましい。逆に、前面下部23と背面カバー10とのなす角θ4は、90度以上であることが好ましい。角θ3が90度未満であることで、タブレットコンピュータ2にディスプレイ側から背面側に押圧力がかかった場合、前面下部23に対して端部101へ向かう方向に力が働く。これに対して、留具42が端部201の端部101へのスライドを抑制しているので、前面下部23が倒れることなくタブレットコンピュータ2の自立状態を維持できる。この条件を、以下では「鈍角自立状態の角度条件」という。
鈍角自立状態の条件を満たすか否かは、屈曲部21の位置及び留具42の位置により決まる。
そこで、屈曲部11、屈曲部21及び留具42の位置は、タブレットコンピュータの重量を考慮して、鋭角自立状態の角度条件及び押圧条件、並びに、鈍角自立状態の角度条件を満たすように決定されることが好ましい。
さらに、図11は、実施例1に係る収納ケースを閉じた状態で立てた場合の側面図である。図11に示すように、収納ケース1を閉じた場合での、前面カバー20の折り目は、屈曲部21しかないため、大きく広がらない。これに対して、前面カバー20に複数の折り目が設けられた収納ケースの場合、前面カバー20はタブレットコンピュータ2から大きく乖離してしまう。前面カバー20に複数の折り目が設けられた収納ケースとしては、例えば、前面カバー20の折り目の位置でタブレットコンピュータの仰角を異ならせるものがある。
さらに、本実施例の収納ケース1では、屈曲部21は、端部201に近い位置に配置されるため、前面上部22のタブレットコンピュータ2からの乖離幅を小さく抑えることができる。そして、タブレットコンピュータ2では、通常状態の上側を端部101側に配置し、下側を連結部材30側に配置した場合、連結部材30側に各種センサが配置される。各種センサには、例えば、カバーの開閉を認識する磁気センサが含まれる。カバーの開閉を認識する磁気センサを有するタブレットコンピュータ2は、前面カバー20が閉じられた場合、画面OFFやスリープモードなどの省エネモードに移行する。すなわち、前面上部22がタブレットコンピュータ2から離れると、磁気センサはカバーが開いたと認識し、タブレットコンピュータ2の省エネモードを解除し通常モードへ移行させる。そのため、収納ケース1を閉じた状態で前面上部22とタブレットコンピュータ2との距離が開いてしまうと、カバーが開いたと磁気センサが誤認してしまうおそれがある。この点、本実施例に係る収納ケース1は、閉じた状態で前面上部22のタブレットコンピュータ2からの乖離幅を小さく抑えることができるので、磁気センサの誤認を抑制することができる。
また、本実施例に係る収納ケースは、鈍角自立状態にした場合に、留具により前面カバーのスライドを抑制するので、強い力で前面カバーの端部を係止することができ、タブレットコンピュータを操作した場合の転倒を確実に抑制することができる。この点、例えば、自立用フックを用いてエッジを係止する収納ケースがあるが、自立のためだけに自立用フックを設けることになり、見た目が悪くなる。この点、本実施例に係る収納ケースは、フラップの留具を係止部材として用いるため、確実な係止とともに見た目を良好にすることができる。また、本実施例に係る収納ケースは、フラップを留具に差し込むことで係止する収納ケースに比べて、フラップを差し込む手間が無くなり自立状態を容易に実現できる。
また、本実施例に係る収納ケースは、鋭角自立状態及び鈍角自立状態のいずれにおいても、画面の向きが変わらない。これに対して、2つの自立角度を実現する収納ケースには、自立角度を変更する際に、画面の上下の方向を反転させるものがある。この点、本実施例に係る収納ケースは、画面の向きが変わらないため、画面の上下の方向を反転させる収納ケースに比べて作業性が向上する。
次に、図12を参照して、実施例2に係る収納ケースについて説明する。図12は、実施例2に係る収納ケースの平面図である。本実施例に係る収納ケース1は、前面カバー20の屈曲部21の位置に弾性部材70を配置したことが実施例1と異なる。本実施例に係る収納ケース1も実施例1と同様の構成を有する。そこで、以下の説明では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。
弾性部材70は、屈曲部21の位置の、前面カバー20の内側部材と外側部材との間に配置される。弾性部材70は、鈍角自立状態における屈曲部21の屈曲角においても弾性限界を超えない弾性力を有している。本実施例では、弾性部材70は、ポリカーボネート製の板である。ただし、弾性部材70は、弾性力の条件を満たしていれば他の素材でもよく、例えば、板バネなどでもよい。
すなわち、弾性部材70は、鈍角自立状態において前面下部23に対して端部101の方向に移動する力を加える。例えば、鈍角自立状態に於いて前面下部23と背面カバー10とがなす角θ3(図9参照)が90度以上の場合、弾性部材70は、前面下部23を押圧し、タブレットコンピュータ2に対して背面側からディスプレイ側に押す力を加える。これにより、角θ3が90度以上の場合であってもディスプレイを押す操作をしても前面下部23の起立状態を維持でき、タブレットコンピュータ2の自立状態を維持することができる。
以上に説明したように、本実施例に係る収納ケースは、鈍角自立状態において前面下部と背面カバーとがなす連結部材側の角度を90度以上にしても、タブレットコンピュータ2の操作時に自立状態を維持することができる。すなわち、例えば、タブレットコンピュータの大きさや重さの関係から、鈍角自立状態において前面下部と背面カバーとがなす連結部材側の角度を90度未満にできない場合であっても、タブレットコンピュータを簡単に2つの異なる角度で自立させることができる。
次に、図13を参照して、実施例3に係る収納ケースについて説明する。図13は、実施例3に係る収納ケースを内側に折り込んだ状態の斜視図である。本実施例に係る収納ケース1は、前面カバー20の前面下部23をタブレットコンピュータ2と背面カバー10との間の空間に折り込み機能拡張用の装置をタブレットコンピュータ2に接続できる。図13では、機能拡張用の装置の一例としてドッキングステーション80を接続している。ドッキングステーション80は、USB(Universal Serial Bus)ポートやプリンタなどの接続ポートを有する。本実施例に係る収納ケース1も実施例1と同様の構成を有する。そこで、以下の説明では、実施例1と同様の各部の機能については説明を省略する。
図3の状態から図13の状態へと変化させるための工程を説明する。背面下部13は、屈曲部11を中心にP方向に回転する。次に、前面上部22が、連結部材30を中心にQ方向へ回転する。さらに、前面下部23が、屈曲部21を中心にQ方向へ回転する。これにより、タブレットコンピュータ2と背面下部13との間にできた空間に、前面下部23が折り込まれる。
タブレットコンピュータ2は、背面を背面上部12及び前面下部23により支えられ、前面上部22を底面として自立できる。そして、この状態で、タブレットコンピュータ2の前面下部23側の端部は、横側端部にタブレット固定部材50により支えられているだけで、その他の部分は外部に露出している。そこで、この状態で、ドッキングステーション80にタブレットコンピュータ2の前面下部23側の端部に設けられたコネクタを接続することができる。
例えば、タブレットコンピュータを自立させる収納ケースとして、下部に他の部材と係合させ自立させるための係合部材が配置されることが考えられる。そのような収納ケースでは、係合部材がタブレットコンピュータのコネクタを覆うおそれがあり、収納ケースを装着したままで、タブレットコンピュータを機能拡張用の装置に接続させることが困難である。
これに対して、本実施例に係る収納ケース1は、タブレットコンピュータ2に装着された状態で、タブレットコンピュータ2を機能拡張用の装置に容易に接続することができる。
ここで、本実施例では、機能拡張用の装置としてドッキングステーション80を例に説明したが、図13におけるタブレットコンピュータ2の前面下部23側の端部に設けられたコネクタに接続して機能を拡張するものであれば特に制限はない。例えば、その他の機能拡張用の装置として、キーボードなどがある。
1 収納ケース
2 タブレットコンピュータ
10 背面カバー
11 屈曲部
12 背面上部
13 背面下部
20 前面カバー
21 屈曲部
22 前面上部
23 前面下部
30 連結部材
41 フラップ
42 留具
50 タブレット固定部材
60 ペンホルダ
70 弾性部材
80 ドッキングステーション
101 端部
141 カメラ
142 ライト
143 LED
201 端部

Claims (6)

  1. 平板型の第1部材及び第2部材を連結部材によって開閉可能に連結した、平板型の電子機器を覆う収納ケースであって、
    前記第1部材は、
    前記電子機器に接触する第1内面と、
    前記第1内面とは反対側の第1外面と、
    前記連結部材と反対側の第1外側端部に設けられた帯状の帯部材と、
    前記連結部材の開閉方向であって、前記電子機器を挟んだ状態の前記第1部材と前記第2部材とが開く方向に屈曲する第1屈曲部とを備え、
    前記第2部材は、
    前記電子機器に接触する第2内面と、
    前記第2内面とは反対側の第2外面と、
    前記第2外面上に設けられ、前記第1部材と前記第2部材とが前記電子機器を挟んだ状態で前記帯部材が貫通する孔を有し、前記第1外面と前記第2外面とが対向する位置に前記連結部材が回動し、前記第1屈曲部が屈曲し、且つ前記第1外側端部又は前記帯部材が前記第2外面に接触した状態における、前記連結部材とは反対側の第2外側端部に向けての前記第1外側端部の移動を係止する係止部材とを備えた
    ことを特徴とする収納ケース。
  2. 前記第1部材は、前記第1内面を有する板状の内側部材と、前記第1外面を有する外側部材とを有し、
    前記帯部材は、前記内側部材と、前記外側部材とで挟持され、
    前記係止部材の前記第2外面からの高さが前記外側部材の前記帯部材を挟持する方向の厚み以上であることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。
  3. 前記第2部材は、前記第2内面上に前記電子機器を着脱可能に保持する保持部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納ケース。
  4. 前記第2部材は、前記第1屈曲部と逆方向に屈曲する第2屈曲部を備え、
    前記保持部材は、前記第2部材を前記第2屈曲部で屈曲させた場合、前記第2部材の前記第2屈曲部と前記第2外側端部との間の領域が前記電子機器から分離可能に保持し、
    前記第1部材は、前記第1内面上に溝を有し、前記第1内面と前記第2内面とが対向する位置に前記連結部材が回動し、前記第2屈曲部が屈曲し、且つ前記第2外側端部が前記第1内面に接触した状態における、前記第1外側端部に向けての前記第2外側端部の移動を前記溝で係止することを特徴とする請求項3に記載の収納ケース。
  5. 前記溝は、前記第2外側端部と係合した状態で、前記第2外側端部の厚みの中央より上の位置に開口部が位置することを特徴とする請求項4に記載の収納ケース。
  6. 前記第1部材は、前記第1屈曲部の屈曲を伸ばす弾性部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の収納ケース。
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