JP2016099830A - 文字情報読取装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】計量メータにおける読取対象とする情報の表示形態が不特定な場合でも、その読取対象とする情報を確実に読み取れるようにする。
【解決手段】電気メータのパネル部分の撮像データから、読取対象の文字情報に付随し、単位等固定的な内容の付随情報が表示される付随領域の候補となる候補領域を抽出する候補領域抽出部12と、付随領域のテンプレート画像とのマッチングにより候補領域の中から付随領域を特定する付随領域特定部13と、文字情報と付随領域との位置関係が設定された文字領域情報を参照して、特定された付随領域に対応する文字領域を特定する文字領域特定部14と、文字領域に含まれる文字を認識する文字認識処理部15と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文字情報読取装置及びプログラム、特に読取対象の文字情報の表示位置が不特定の場合の文字情報の読取りに関する。
電気メータのパネルには、使用量、パルス値、固有型番、乗率等の使用料金の計算に必要な情報が表示されている。現在では、検査員が目視により電気メータのパネル上の表示内容を読み取り、その読取値によって使用料金が計算され使用者に課金される。ただ、検査員の目視及び入力操作に誤りがあると、誤った使用料金を課金してしまう可能性があるので、このようなヒューマンエラーを防止するためにも画像処理技術を利用して電気メータのパネル上に示される値を認識できれば好適である。
なお、特許文献1には、車両のナンバープレートの撮像データを画像処理し、ナンバー等を文字認識する技術が提案されている。
特開平7−85211号公報 特開平11−175656号公報 特開2012−22474号公報
しかしながら、電気メータのパネル上には、使用料金の計算に必要な情報以外の情報も含まれており、また、使用料金の計算に必要な情報の表示位置、文字サイズ等の表示形態は電気メータの製造メーカや機種によって異なっていることから、ナンバープレートに対する画像処理とは異なり、パネル上における情報の表示位置の特定等から行わなければならない。つまり、情報の表示位置、大きさが特定されている場合の簡単なテンプレートマッチングだけで電気メータの表示内容を読み取ることは極めて困難である。
本発明は、計量メータにおける読取対象とする情報の表示形態が不特定な場合でも、その読取対象とする情報を確実に読み取れるようにすることを目的とする。
本発明に係る文字情報読取装置は、読取対象の文字情報が含まれる文字領域及び当該文字情報に対して予め決められた内容の付随情報が含まれる付随領域であって当該文字領域に対して予め決められた位置関係にある付随領域を含み、前記文字領域と前記付随領域との組の表示位置が特定されていない情報表示領域の画像データの中から、テンプレート画像と対比することで前記付随領域の候補となる1又は複数の候補領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された候補領域の中から、前記各候補領域に含まれている画像と前記テンプレート画像との比較結果に応じて前記付随領域を特定する付随領域特定手段と、前記付随領域特定手段により特定された付随領域から予め決められた位置及び大きさの領域を前記文字領域と特定する文字領域特定手段と、前記文字領域特定手段により特定された文字領域に対して文字認識処理を行うことで、読取対象の文字情報を認識する文字認識処理手段と、を有するものである。
また、前記付随領域特定手段は、前記抽出手段により抽出された候補領域のうち、前記各候補領域に含まれている文字・記号と前記テンプレート画像に含まれている文字・記号との一致度が最大であり、かつ当該一致度が予め決められた閾値以上の候補領域を前記付随領域と特定するものである。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、読取対象の文字情報が含まれる文字領域及び当該文字情報に対して予め決められた内容の付随情報が含まれる付随領域であって当該文字領域に対して予め決められた位置関係にある付随領域を含み、前記文字領域と前記付随領域との組の表示位置が特定されていない情報表示領域の画像データの中から、テンプレート画像と対比することで前記付随領域の候補となる1又は複数の候補領域を抽出する抽出手段、前記抽出手段により抽出された候補領域の中から、前記各候補領域に含まれている画像と前記テンプレート画像との比較結果に応じて前記付随領域を特定する付随領域特定手段、前記付随領域特定手段により特定された付随領域から予め決められた位置及び大きさの領域を前記文字領域と特定する文字領域特定手段、前記文字領域特定手段により特定された文字領域に対して文字認識処理を行うことで、読取対象の文字情報を認識する文字認識処理手段、として機能させるためのものである。
本発明によれば、計量メータにおける読取対象とする情報の表示形態が不特定な場合でも、その読取対象とする情報を確実に読み取ることができる。
本発明に係る文字情報読取装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態における文字情報読取装置10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施の形態において処理対象とする電気メータのパネル部分の画像の一例を示した図である。 本実施の形態における付随領域情報記憶部に記憶された付随領域情報のデータ構成例を示した図である。 本実施の形態における文字領域情報記憶部に記憶された文字領域情報のデータ構成例を示した図である。 本実施の形態における文字読取処理を示したフローチャートである。 本実施の形態において候補領域の画像から文字を抽出する処理を説明するために用いる図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。本実施の形態では、計量メータとして電気メータを例にして説明する。
図1は、本発明に係る文字情報読取装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。本実施の形態における文字情報読取装置10は、従前から存在するパーソナルコンピュータ(PC)等汎用的なコンピュータで実現できる。
図2は、本実施の形態における文字情報読取装置10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において文字情報読取装置10を形成するコンピュータは、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24、入力手段として設けられたマウス25とキーボード26、及び表示装置として設けられたディスプレイ27をそれぞれ接続する入出力コントローラ28、撮像データを受信するなどの通信手段として設けられたネットワークコントローラ29を内部バス19に接続して構成される。
ここで、電気メータのパネル部分の表示内容について説明する。図3は、情報表示領域である電気メータのパネル部分の画像の一例を示した図である。電気メータのパネル30には、使用電力量等使用料金の計算に必要な情報に加え使用料金の計算に必要としない情報が刻印又は印刷により、使用電力量においてはメータにより表示される。表示される情報は、電気メータの製造メーカや機種にかかわらずほぼ同様であるが、各情報の表示位置や文字サイズ等の表示形態は電気メータの製造メーカや機種によって異なる場合がある。
本実施の形態では、表示形態が異なる電気メータのパネル部分の撮像データから、使用料金の計算に必要な情報である、電力の使用量を示すメータ値31、乗率32、パルス定数33及び製造番号34を読み取ることにする。本実施の形態では、パネル上に表示される情報のうち、使用料金の計算に必要な情報のように読取対象とする文字を特に「文字情報」と称することにする。なお、本実施の形態の場合、使用料金の計算に必要な情報を読み取ることから文字情報は全て数字である。
これらの読取対象の文字情報31〜34には、それぞれ予め決められた内容の付随情報35〜37が当該各文字情報31〜34の近傍に表示される。例えば、メータ値31及びパルス定数33には、電気メータの製造メータや機種に関係なくそれぞれの数値の単位を示す“kWh”、“pulse/kWh”という各付随情報35,36が表示される。そして、付随情報35の下方にメータ値31が位置し、付随情報36の左側にパルス定数33が位置する。また、製造番号34には、電気メータの製造メータや機種に関係なく番号を意味する“No.”という付随情報37が製造番号34の左側の位置に表示される。なお、乗率32は、電気メータの製造メータや機種に関係なく“kWh”という付随情報35の左側に表示されることから、メータ値31の付随情報35を乗率32の付随情報として扱うことができる。このように、文字情報と付随情報との組及び文字情報と付随情報との位置関係は、電気メータの製造メータや機種に関係なく一定の規則性が見受けられる。また、付随情報35〜37の表示内容も固定的である。本実施の形態では、読取対象である文字情報を読み取るために、文字情報に対し位置関係上付随し、固定的な表示内容の情報35〜37を当該文字情報の「付随情報」として取り扱うことにした。付随情報は、上記例示したように、通常、文字や記号で構成されるが、文字情報の表示位置を特定しうる情報であれば、後述する領域等あらゆる種類、内容の情報でよい。
前述したように、文字情報の表示形態は、電気メータの製造メーカ等によって異なってくる場合がある。付随情報も同様である。つまり、読取対象の文字情報が含まれる文字領域及び当該文字情報に対応した付随情報が含まれる付随領域との位置関係に規則性が認められても、文字情報が含まれる各文字領域と当該文字情報に対応した付随情報が含まれる付随領域との組のパネル30上における表示位置は特定されていない。
本実施の形態では、既存の電気メータを調査した結果、文字情報と付随情報との対応関係(組合せ及び位置関係)、並びに付随情報の表示内容は電気メータの製造メーカ等に関係なく固定的であることに着目し、パネル30の撮像データから付随情報が含まれる付随領域を検出し、検出した付随領域から文字情報が表示される文字領域を特定し、そして読取対象とする文字情報を読み取るようにしたことを特徴としている。
図1に戻り、本実施の形態における文字情報読取装置10は、正規化処理部11、候補領域抽出部12、付随領域特定部13、文字領域特定部14、文字認識処理部15、付随領域情報記憶部16及び文字領域情報記憶部17を有している。正規化処理部11は、電気メータのパネル部分の撮影により生成された画像(以下、「撮像データ」)を取得し、後段の候補領域抽出部12等において実施される処理の精度向上のために撮像データの正規化処理を行う。候補領域抽出部12は、抽出手段として設けられ、電気メータのパネル部分の撮像データから、付随情報のテンプレート画像と対比することで付随領域の候補となる1又は複数の候補領域を抽出する。付随領域特定部13は、付随領域特定手段として設けられ、候補領域抽出部12により抽出された候補領域の中から、各候補領域の画像とテンプレート画像との比較結果に応じて付随領域を特定する。文字領域特定部14は、文字領域特定手段として設けられ、付随領域特定部13により特定された付随領域から予め決められた位置及び大きさの領域を文字領域と特定する。文字認識処理部15は、文字認識処理手段として設けられ、文字領域特定部14により特定された文字領域に対して文字認識処理を行うことで、読取対象の文字情報を認識する。
図4は、本実施の形態における付随領域情報記憶部16に記憶された付随領域情報のデータ構成例を示した図である。付随領域情報は、本実施の形態における文字情報読取装置10が動作を開始する前に付随領域又は付随領域に含まれる付随情報に関連する情報として事前に設定される情報である。付随領域情報は、各付随情報を識別する識別番号“No.”に次の情報が組にして登録されている。文字には、当該付随情報が文字又は記号で構成される場合、その文字等と各文字の並び順が設定される。なお、以降の説明では、文字と記号とを分けて取り扱う必要はないので、特に断らない限り「文字」と総称する。本実施の形態では、“、”で各文字を区切ったが、区切らなくてもよい。
文字種別には、当該付随情報を構成する文字の種別が設定される。例えば、Noが1の付随情報の場合、英文字と記号とが混在しているので、「文字」と「記号」とを併記する。なお、本実施の形態では、文字と記号が含まれている情報のみを文字種別に簡略的に含めたが、何文字目の文字が英字、数字あるいは英字でも小文字なのかなど、1文字毎に文字種別を詳細に示すように設定してもよい。文字種別は必須な情報ではないが、付随情報の抽出精度を向上させるためには有用な情報である。文字数には、付随情報が文字の場合に、その文字数が設定される。閾値には、候補領域の中から付随領域を特定する際に用いる閾値が設定される。テンプレート画像には、付随情報(付随領域)の典型的な画像データがテンプレート画像として格納される。なお、テンプレート画像の格納先情報を設定し、画像データ自体は別途格納先情報で示される場所に格納してもよい。
図5は、本実施の形態における文字領域情報記憶部17に記憶された文字領域情報のデータ構成例を示した図である。文字領域情報は、本実施の形態における文字情報読取装置10が動作を開始する前に文字領域又は文字領域に含まれる文字情報に関連する情報として事前に設定される情報である。文字領域情報は、各文字情報を識別する識別番号“No.”に次の情報が組にして登録されている。情報種別には、文字情報の種別が設定される。付随No.には、当該文字情報と対応付けされる付随情報の識別番号が設定される。位置関係には、対応する付随領域に対する、当該文字領域の相対的な位置及び大きさを特定する情報が設定される。パルス定数の場合の位置関係には、矩形形状の付随領域の左下の角を基点(0,0)としてX軸方向左側に20,Y軸方向上側に10の大きさの矩形領域を文字領域とすることを示す“左側(20,10)”と設定されている。もちろん、位置関係には、このような設定に限定する必要はなく、適切な内容で設定すればよい。文字種別には、当該文字情報の文字種別が設定される。条件には、当該文字情報の特徴を示す情報である。例えば、文字情報の文字数(桁数)が設定されている場合、ここに設定された桁数を具備することで文字情報として正しく読み取れることになる。条件は必須な情報ではないが、文字情報の読取精度を向上させるためには有用な情報である。
文字情報読取装置10における各構成要素11〜15は、文字情報読取装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、記憶部16,17は、文字情報読取装置10に搭載されたHDD24にて実現される。あるいは、RAM23又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における文字読取処理について図6に示したフローチャートを用いて説明する。
正規化処理部11は、検査員が撮影した使用料金の計算対象とする電気メータのパネル部分の撮像データを取得する(ステップ101)。撮像データは、ネットワーク経由で取得してもよいし、接続されたUSBメモリ等から読み込むことで取得してもよい。続いて、正規化処理部11は、取得した撮像データを解析することで撮像データの中からパネル部分の撮像データを抽出する(ステップ102)。パネル部分の画像抽出方法は、従前からある手法を用いて抽出してよい。例えば、パネルは、一般に矩形形状の銀色で形成されているので、撮像データの中から銀色の矩形形状の画像を抽出するようにしてもよい。また、検査員が必ずしもパネルの真正面から撮影しているとは限らず、パネルが歪んでいる可能性もあるので、正規化処理部11は、更に従来からある手法を利用して歪み補正を行う(ステップ103)。正規化処理部11は、このようにして正規化を行うことによって図3に示したようなパネル30の画像を得る。
続いて、付随領域情報記憶部16に設定登録されている付随情報毎に、以下の処理を繰り返し実行する。
まず、候補領域抽出部12は、正規化処理部11により得られたパネルの画像から付随領域の候補となる候補領域を抽出する(ステップ104)。具体的に説明すると、候補領域抽出部12は、まず処理対象とする付随領域情報のテンプレート画像を付随領域情報記憶部16から取り出し、パネル画像の部分領域とパターンマッチングを行う。すなわち、パネル画像上の比較する部分領域を1画素ずつずらしながら当該部分領域の画像とテンプレート画像とを比較する。そして、比較した結果、一致する画素数が所定の閾値以上の場合、当該部分領域は付随領域の可能性があるものとして、すなわち候補領域として抽出する。テンプレート画像とのマッチング処理は、パネル画像全体に対して行う。また、付随領域の大きさは不特定であるので、テンプレート画像の縦横比を所定範囲の中で適宜変更しながら上記と同様にマッチング処理を行い、一致する画素数が所定の閾値以上の部分領域を候補領域として抽出する。
候補領域抽出部12が候補領域を抽出すると、付随領域特定部13は、抽出された各候補領域の画像に対して以下の処理を行うことで付随領域を特定する。ここでは、識別番号が1のパルス定数の付随領域を特定する場合を例にして説明する。
候補領域抽出部12がパルス定数に対応する識別番号1の付随領域情報から取り出したテンプレート画像とのマッチングにより、図7に例示したように2つの候補領域の画像(以下、「候補画像」)42a,42bが抽出されたとする。そして、各候補画像42a,42bに対して以下の処理を行う。ここでは、候補画像42aを用いて説明することにする。
まず、付随領域特定部13は、垂直方向加算処理を実行する。具体的には、候補画像42aを白黒画像に2値化処理した後、候補画像42aを構成する黒色画素をX軸方向に射影することによって垂直方向に加算する。そうすると、文字が存在する領域部分はある程度の加算値が得られる一方、文字と文字の間はほぼ白色画素であるため加算値はほぼ0に近い値を示す。このようにして、文字を垂直方向に分解できる。同様に、候補画像42aを構成する黒色画素をY軸方向に射影することによって水平方向に加算して文字を水平方向に分解する。この結果、候補画像42aから“p”,“u”,“l”等という文字に分解できる。このように文字に分解して切り出した領域43aを破線で示す。そして、切り出した領域43aの文字画像44aに対しOCR処理(文字認識処理)を施し、文字として認識する(ステップ105)。
続いて、付随領域特定部13は、抽出した各文字を、付随領域情報記憶部16に設定されている文字と順番に比較し、文字毎に一致度を算出する。例えば、パルス定数の場合、候補画像42aから抽出した“p”,“u”,“l”等の文字と、付随領域情報記憶部16から読み出した“p”,“u”,“l”等の文字と、を順番に比較する。候補画像42aの例だと、パルス定数の構成する付随情報36の9文字中9文字とも一致するので、一致度は9/9=100%である。
候補領域42bに対しても上記と同様に処理し、候補画像42bから抽出した“3”,“4”,“9”の文字と、付随領域情報記憶部16から読み出した“p”,“u”,“l”等の文字と、を順番に比較するが、候補領域42bの一致度は0/9=0%である。このように、各候補領域の画像毎に一致度を算出し(ステップ106)、算出した一致度を付随領域情報に設定されている閾値(パルス定数の場合60%)と比較する。比較した結果、一致度が閾値以上となる候補領域を付随領域として特定する(ステップ107)。
仮に一致度が閾値以上になった候補領域が複数存在する場合、その中から一致度が最大の候補領域を付随領域として特定する。これにより、正しい付随領域の特定を高精度に行うことが可能になる。また、ステップ104において、ただ1つの候補領域のみが抽出された場合、ステップ105,106を実施せずのその候補領域を付随領域と即座に特定してもよい。ただ、ただ1つの候補領域でさえ、一致度が閾値未満の場合でも付随領域として特定してしまうことになるので、読取精度を維持する上でもステップ105,106を省略しないようにしてもよい。
ところで、電気メータの中にはパネルを覆うようにプラスチック製のカバーが設けられている機種は少なくなく、この場合、フラッシュの反射やカバーの汚れ等によってパネルの表面を適切に撮影できない場合があり得る。この場合、ステップ104において候補領域が1つも抽出されてこなかったり、あるいは候補領域が抽出されたとしても一致度が閾値以上となる候補領域が1つもなかったりする場合もあり得る。従って、このような場合に対処するために、例えば、検査員が同じ電気メータに対して複数回撮影して得た複数の撮像データに対して上記の処理を同様に実施してもよい。そして、付随領域が特定された撮像データがただ1つの場合は、その処理結果を採用する。複数の撮像データから付随領域が特定された場合には、多数決により付随領域を決定してもよい。なお、前述した異常への対処の場合のみ採用するのではなく、通常時でも精度向上のために複数の撮像データを用いるようにしてもよい。
なお、上記ステップ106において一致度を算出する際、候補領域画像を分解して得た各文字の一致度を0又は1に量子化しているが、各文字に対し、検出器を使用して文字の確からしさとして、0から1の範囲で表せる尤度(以下、「個別尤度」)を算出するようにしてもよい。そして、各文字の個別尤度を合算して当該候補領域の尤度(以下、「統合尤度」)を算出する。この統合尤度、若しくは統合尤度を文字数で除算して得た平均値を前述した一致度として、予め設定された閾値と比較することで付随領域を特定するように処理してもよい。
また、本実施の形態では、付随情報を構成する文字の種別を付随領域情報に設定しているので、この情報を参照することで、英字の“l”と数字の“1”、英字の“O”と数字の“0”との一致度(あるいは個別尤度)を高得点とするなど処理することで、一致度を精度良く算出でき、この結果、付随領域を精度良く特定することが可能になる。
以上のようにして、付随領域を特定すると、文字領域特定部14は、特定された付随領域に対応する文字領域を抽出する(ステップ108)。これは、文字領域情報記憶部17に設定されている文字領域情報の位置関係を参照して当該付随領域の位置から位置関係にて示されている領域を文字領域として抽出する。
そして、文字認識処理部15は、ステップ105において説明したのと同様に処理して文字領域に含まれている各文字を認識する(ステップ109)。文字領域の大きさの設定によっては、読み取りたい文字情報以外の文字情報も含まれる可能性があるが、文字の並びや、文字領域情報に含まれている文字種別及び条件を参照にして不要な情報を排除するように処理する。
このようにして、文字領域に含まれている各文字を読み取ると、文字認識処理部15は、その読取情報を所定先、例えば所定のデータベース、ネットワークを介して他のコンピュータへ出力する(ステップ110)。
前述した処理を全ての付随情報に対して実施するまで繰り返し処理し(ステップ111でN)、各付随情報に対する処理が終了すると(ステップ111でY)、文字読取処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、読取対象の文字情報に付随し、内容が固定的な付随情報が表示される付随領域を検出し、その検出した付随領域から文字情報が表示される文字領域を特定し、そして文字情報の文字認識を行うようにした。このように、付随領域から文字領域を特定するようにしたので、電気メータの機種によって文字情報と付随情報の組の表示位置が異なる場合でも、その機種による影響を受けずに文字情報を確実に読み取ることができる。
なお、本実施の形態では、付随情報として数値の単位等の文字を例にして説明したが、文字でなくてもよい。例えば、図3に示したメータ値31は、通常、黒色の領域の中に白抜きの数字として表示されているので、所定の大きさを持った黒色領域を付随情報として利用してもよい。この場合、候補領域抽出部12は、付随領域情報に設定された指定された大きさ以上(あるいは指定された範囲の大きさを持つ)黒色の矩形領域をパネル画像の中から抽出し、その抽出した黒色領域を付随領域として特定する。そして、文字領域特定部14は、文字領域情報の設定内容を参照して付随領域の中に存在するものとして文字領域を特定する。
また、本実施の形態では、電気メータから使用料金の計算に必要な情報を読み取るようにしたが、対応付ける付随情報が存在する文字情報であれば、使用料金の計算に必要でない情報を読み取るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、計量メータとして電気メータを例にして説明したが、ガスメータや水道メータ等他の計量メータにも適用可能である。
10 文字情報読取装置、11 正規化処理部、12 候補領域抽出部、13 付随領域特定部、14 文字領域特定部、15 文字認識処理部、16 付随領域情報記憶部、17 文字領域情報記憶部、19 内部バス、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ハードディスクドライブ(HDD)、25 マウス、26 キーボード、27 ディスプレイ、28 入出力コントローラ、29 ネットワークコントローラ、30 パネル。

Claims (3)

  1. 読取対象の文字情報が含まれる文字領域及び当該文字情報に対して予め決められた内容の付随情報が含まれる付随領域であって当該文字領域に対して予め決められた位置関係にある付随領域を含み、前記文字領域と前記付随領域との組の表示位置が特定されていない情報表示領域の画像データの中から、テンプレート画像と対比することで前記付随領域の候補となる1又は複数の候補領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された候補領域の中から、前記各候補領域に含まれている画像と前記テンプレート画像との比較結果に応じて前記付随領域を特定する付随領域特定手段と、
    前記付随領域特定手段により特定された付随領域から予め決められた位置及び大きさの領域を前記文字領域と特定する文字領域特定手段と、
    前記文字領域特定手段により特定された文字領域に対して文字認識処理を行うことで、読取対象の文字情報を認識する文字認識処理手段と、
    を有することを特徴とする文字情報読取装置。
  2. 前記付随領域特定手段は、前記抽出手段により抽出された候補領域のうち、前記各候補領域に含まれている文字・記号と前記テンプレート画像に含まれている文字・記号との一致度が最大であり、かつ当該一致度が予め決められた閾値以上の候補領域を前記付随領域と特定することを特徴とする請求項1に記載の文字情報読取装置。
  3. コンピュータを、
    読取対象の文字情報が含まれる文字領域及び当該文字情報に対して予め決められた内容の付随情報が含まれる付随領域であって当該文字領域に対して予め決められた位置関係にある付随領域を含み、前記文字領域と前記付随領域との組の表示位置が特定されていない情報表示領域の画像データの中から、テンプレート画像と対比することで前記付随領域の候補となる1又は複数の候補領域を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段により抽出された候補領域の中から、前記各候補領域に含まれている画像と前記テンプレート画像との比較結果に応じて前記付随領域を特定する付随領域特定手段、
    前記付随領域特定手段により特定された付随領域から予め決められた位置及び大きさの領域を前記文字領域と特定する文字領域特定手段、
    前記文字領域特定手段により特定された文字領域に対して文字認識処理を行うことで、読取対象の文字情報を認識する文字認識処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
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