JP2016099191A - 回転角検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対の磁電変換素子に対する磁石部材の相対回転に応じて軸部材の回転角信号が検出され、電子制御装置に出力される回転角検出装置において、ワイヤハーネスの簡素化を可能とすると共に検出信号の正誤判定を確実に行う。【解決手段】一対の磁電変換素子の一方(101)に接続される第1の処理回路110と、一対の磁電変換素子の他方(102)に接続される第2の処理回路120と、第2の処理回路の演算結果と第1の処理回路の演算結果とを比較する比較回路130と、比較回路の比較結果並びに第1及び第2の処理回路の演算結果に応じた信号を出力する単一の出力回路140とを備え、出力回路の単一の出力信号線LOが電子制御装置ECUに電気的に接続されている。【選択図】図3
Description
本発明は、回転角検出装置に関し、特に、磁電変換素子に対する磁石部材の相対回転に応じて軸部材の回転角を検出する回転角検出装置に係る。
従来から、例えば自動車のブレーキペダルの操作量を検出するため、軸部材の回転角を検出する無接触型の回転角検出装置が知られており、例えば、磁電変換素子に対向して軸部材に配置される磁石部材を有し、この磁石部材の磁電変換素子に対する相対回転に応じて軸部材の回転角を検出するように構成されている。例えば、下記の特許文献1に「磁気センサを備えたハウジングと、前記磁気センサと対向する磁石を備え、且つ、前記ハウジングに対して回動可能な回動部材と、***作部材と共に回動操作される軸部材とを有し、前記***作部材の揺動角を、前記磁石に対して相対回転する前記磁気センサからの出力信号の変化によって検出可能に構成された回転角検出装置」が開示されている(特許文献1の段落〔0001〕に記載)。
また、下記の特許文献2には、「動径方向に着磁された円板磁石を回転させ、該円板磁石により発生する水平磁場を互いに90度に配置されたX,Y磁電変換素子で感磁し、該X,Y磁電変換素子による出力値から回転角度を求める回転角度センサ」が開示されており(特許文献2の段落〔0016〕に記載)、磁電変換素子としてホール素子が用いられている(同段落〔0020〕に記載)。
上記の特許文献1においては「***作部材を介して軸部材に傾動成分を伴う応力が加えられた場合でも、回転角の検出精度が低下し難い回転角検出装置を提供すること」を目的とし(特許文献1の段落〔0005〕に記載)、「前記回動部材と前記軸部材とは互いの回転軸芯どうしが傾動可能に連係されており、且つ、前記軸部材の傾動に関わらず、前記回動部材の回転軸芯を前記ハウジングの固定軸芯と同軸芯状に保持する調芯機構が設けられている」回転角検出装置が提案され(同段落〔0006〕に記載)、「自動車の操縦用ペダルなどによって回動操作される***作部材の揺動角を検出するための回転角検出装置として用いることができる」旨記載されている(同段落〔0030〕に記載)。一方、特許文献2においては「少ない磁電変換素子で低コスト化、構造の単純化が図れ、また、円板磁石の中心から外れた位置にも磁電変換素子が配置可能であり、磁電変換素子と円板磁石との相対位置ずれによる角度誤差を抑えることのできる回転角度センサを提供すること」が目的とされ(特許文献2の段落〔0015〕に記載)、磁電変換素子の配置が特定されている(同段落〔0016〕に記載)。
そして、上記特許文献1に記載の回転角検出装置の具体的な構成は、特許文献1の図2に開示され段落〔0013〕乃至〔0016〕に記載されているように、感磁ユニットは一対のホールICとノイズ除去用のコンデンサなどを含み、ハウジングは、感磁ユニット、コネクタ部及び収容部を有するハウジング本体と、収容部を密閉状に閉じるカバー部材とからなり、ハウジング本体に突出形成されたボス部に、一対のホールICがインサート成形によって収納され、軸部材はカバー部材に形成された軸受けに枢支されている。
尚、上記特許文献2においては、図1に開示され段落〔0020〕及び〔0021〕に記載されているように、磁電変換素子であるX,Yホール素子に対向するように配置され、動径方向に着磁された円板磁石を回転させ、これによって発生する水平磁場を互いに90度に配置されたX,Yホール素子で感磁し、これらの出力値から回転角度を求めるように構成されている。
上記従来の回転角検出装置は、例えば図10に示す回転センサのように構成され、磁電変換素子を有する磁気センサ1及び2から夫々の出力信号線を介して外部の電子制御装置ECUに電気的に接続され、アナログ信号が出力されることが一般的である。このため、2本の出力信号線が必要となり、これらに電源線及び接地線を加えた計4本の信号線が必要となる。また、検出(出力)信号の正誤判定は電子制御装置ECUのみで行われるため、外部ノイズ等に起因する誤信号によって誤検出と判定されるおそれがあり、別途誤判定対策が必要となる。
そこで、本発明は、一対の磁電変換素子に対する磁石部材の相対回転に応じて軸部材の回転角信号が検出され、電子制御装置に出力される回転角検出装置において、ワイヤハーネスの簡素化を可能とすると共に検出信号の正誤判定を確実に行い得る回転角検出装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、一対の磁電変換素子と、該一対の磁電変換素子に対向して軸部材に配置される磁石部材を有し、該磁石部材の前記一対の磁電変換素子に対する相対回転に応じて前記一対の磁電変換素子によって前記軸部材の回転角信号が検出され、該回転角信号が電子制御装置に出力される回転角検出装置において、前記一対の磁電変換素子の一方に接続される第1の処理回路と、前記一対の磁電変換素子の他方に接続される第2の処理回路と、該第2の処理回路の演算結果と前記第1の処理回路の演算結果とを比較する比較回路と、該比較回路の比較結果並びに前記第1及び第2の処理回路の演算結果に応じた信号を出力する単一の出力回路とを備え、該出力回路の単一の出力信号線が前記電子制御装置に電気的に接続される構成としたものである。尚、前記出力信号線と共に電源線及び接地線を介して前記電子制御装置に電気的に接続される構成としてもよい。
上記の回転角検出装置において、前記一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路は単一のICチップで構成することができる。
また、上記の回転角検出装置において、前記一対の磁電変換素子を収容するハウジングと、該ハウジングに接合され前記軸部材を回転可能に支持する支持部材と、前記一対の磁電変換素子に電気的に接続されるコネクタ部材とを備えたものとし、前記ハウジングが、少なくとも前記一対の磁電変換素子を収容する素子室が形成された本体部と、該本体部と一体的に形成され前記コネクタ部材に接合される接合部を有し、該接合部に対し前記コネクタ部材が液密的に嵌合されて接合される構成とするとよい。
更に、前記一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路が単一のICチップで構成され、該ICチップが前記素子室に収容される構成とするとよい。前記ハウジングは、前記素子室とは分離して前記本体部に形成される磁石室を有し、該磁石室内に前記磁石部材を収容した状態で、前記支持部材に接合される構成とするとよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明の回転角検出装置においては、一対の磁電変換素子の一方に接続される第1の処理回路と、一対の磁電変換素子の他方に接続される第2の処理回路と、第2の処理回路の演算結果と第1の処理回路の演算結果とを比較する比較回路と、比較回路の比較結果並びに第1及び第2の処理回路の演算結果に応じた信号を出力する単一の出力回路とを備え、出力回路の単一の出力信号線が電子制御装置に電気的に接続されるように構成されているので、出力信号線、電源線及び接地線を介して電子制御装置に電気的に接続される構成とした場合でも、ワイヤハーネス全体として簡素化が可能となる。しかも、一対の磁電変換素子の何れかに検出誤差が生じた場合には比較回路で誤検出と判定することができ、出力回路から電子制御装置に対し誤検出を示す信号を供給し得ることに加え、電子制御装置自体においても正誤判定を行うことができるので、検出信号の正誤判定を確実に行うことができる。
上記の回転角検出装置において、一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路を単一のICチップで構成すれば、ワイヤハーネスの簡素化のみならず、装置全体の小型化が可能となる。
また、上記の回転角検出装置において、一対の磁電変換素子を収容するハウジングと、ハウジングに接合され軸部材を回転可能に支持する支持部材と、一対の磁電変換素子に電気的に接続されるコネクタ部材とを備えたものとし、ハウジングが、少なくとも一対の磁電変換素子を収容する素子室が形成された本体部と、本体部と一体的に形成されコネクタ部材に接合される接合部を有し、接合部に対しコネクタ部材が液密的に嵌合されて接合される構成とすれば、簡単な構造で、容易且つ適切に磁電変換素子に対する防水性を確保することができる。
更に、一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路が単一のICチップで構成され、ICチップが素子室に収容される構成とすれば、ICチップに対する防水性を確保しつつ小型の装置とすることができる。更に、ハウジングを、素子室とは分離して本体部に形成される磁石室を有し、磁石室内に磁石部材を収容した状態で、支持部材に接合される構成とすれば、回動する磁石部材に対しICチップを完全に分離することができるので、確実に防水性を確保することができる。
以下、本発明の望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図1乃至図9は本発明の一実施形態に係り、ICチップ10内に構成される一対の磁電変換素子に対する磁石部材20の相対回転に応じて軸部材2の回転角を検出する無接触型の回転角検出装置で、外部機構、例えばブレーキペダルの操作量の検出に供される。図3に101、102で示す一対の磁電変換素子は例えば一対のホールICで構成され、他の素子等と共にICチップ10内に構成されている。このICチップ10を収容するハウジング1に対し、図1に示すように、軸部材2を回転可能に支持する支持部材3が接合され、リターンスプリング4を構成するコイルばねの一端が軸部材2に係止され他端が支持部材3に係止されている。例えば防水コネクタのコネクタ部材5がハウジング1に接合されると、ICチップ10がコネクタ部材5を介して外部の電子制御装置ECUに電気的に接続されると共に、ICチップ10が外部に対し密封される。そして、駆動レバー6が軸部材2に固定されると共に、ペダルレバーPLに係合するように配置されると、ブレーキペダルセンサが構成されるが、装置の構造については図1並びに図4乃至図9を参照して後述する。
本実施形態においては、上記の磁石部材20によって、図2に破線矢印で示すように平行な磁場が形成される。そして、磁石部材20が軸部材2の軸を中心に回転駆動されたときには、磁石部材20による平行磁場は、図2に一点鎖線の矢印で示すように、固定位置のICチップ10に対し相対的に回転し、例えば回転角θとなったときの磁場強度BのX方向成分BxとY方向成分ByがICチップ10によって検出される。而して、磁場方向に比例した信号(回転角信号)がICチップ10から出力され、図1及び図3に示す電子制御装置ECUにて回転角が演算される。
上記のICチップ10内には、図3に示すように、一対の磁電変換素子の一方(101)に接続される第1の処理回路110と、一対の磁電変換素子の他方(102)に接続される第2の処理回路120と、この第2の処理回路120の演算結果と第1の処理回路110の演算結果とを比較する比較回路130と、この比較回路130の比較結果並びに第1及び第2の処理回路110及び120の演算結果に応じた信号を出力する単一の出力回路140が構成され、この出力回路140の単一の出力信号線LOが電子制御装置ECUに電気的に接続され、磁電変換素子101及び102による二つの検出結果及び両者の比較結果を含むデジタル信号が出力されるように構成されている。図3に示す第1及び第2の処理回路110及び120内において、111及び121は増幅器、112及び122はアナログ−デジタル変換器、113及び123はデジタル信号処理装置、114及び124はメモリ、Bは電源を表し、夫々磁電変換素子101及び102を構成するホールICに接続されている。尚、GNDは接地、LGは接地線、LBは電源線、LOは出力信号線を表す。
出力回路140ではデジタル出力プロトコルに基づく通信が行われ、例えば図3の一点鎖線の枠内に示すように、メッセージ周期(mp)毎に、二つの磁電変換素子101及び102に関する同期情報、ステータス情報、第1及び第2の処理回路110及び120の演算結果である演算値1及び2が格納されたデータワード1及び2、並びに正誤判定(比較結果)の情報が電子制御装置ECUに伝達される。即ち、単一の出力信号線LOで(従来の)二つの出力信号分の情報を伝達することができる。
以上のように、本実施形態においては、出力回路140の出力信号線LO、電源線LB及び接地線LGを介して電子制御装置ECUに電気的に接続されており、出力回路140からデジタル信号の出力が電子制御装置ECUに供給されるように構成されている。従って、ワイヤハーネスは出力信号線LO、電源線LB及び接地線LGの3本となり、従来の4本に比し簡素化される。また、本実施形態においては、一対の磁電変換素子101、102、第1の処理回路110、第2の処理回路120、比較回路130及び出力回路140が単一のICチップ10で構成されており、このICチップ10が図1に示すハウジング1内に収容されている。而して、一対の磁電変換素子101、102の何れかに検出誤差が生じた場合には比較回路130内で誤検出と判定され、出力回路140から電子制御装置ECUに対し、誤検出を示す信号が供給される。しかも、電子制御装置ECUにおいても従前同様、正誤判定が行われるので正誤判定を確実に行うことができる。
図4乃至図9は、図1と共に回転角検出装置の構造を示すもので、以下、各構成部材について具体的に説明する。先ず、ハウジング1は合成樹脂製で、図1及び図4に示すように本体部1aと接合部1bを有し、本体部1aには素子室SCが形成されており、少なくともICチップ10が収容されている。また、本体部1aには、素子室SCとは分離して磁石室MCが形成されており、この磁石室MC内に磁石部材20がICチップ10に対向する位置で収容されるように、本体部1aが合成樹脂製の支持部材3に接合される。接合部1bは本体部1aと一体的に形成され、この接合部1bのみを介して素子室SCが外部空間に連通するように構成されている。従って、接合部1bにコネクタ部材5が液密的に嵌合されると素子室SCは密閉空間となる。本実施形態のハウジング1は、本体部1aから一体的に延出する円筒部1cを有しており、例えば円筒部1cの全周に亘ってレーザ溶接されると、円筒部1cが支持部材3に密着して接合され、磁石室MCが外部空間から遮蔽される。
一方、支持部材3は、図5及び図6に示すように、軸部材2を回転可能に支持する軸受部3aが形成され、その回りに環状凹部3bが形成されている。この環状凹部3bの回りには環状の立壁3cが形成されており、ハウジング1の円筒部1cの内周面に立壁3cが嵌合されるように構成されている。尚、円筒部1cと立壁3cの嵌合時の位置決め用に、立壁3cから複数(本実施形態では4個)の突起3dが延出形成されており、円筒部1cの内周面にはこれらに嵌合する凹部1dが形成されている。更に、環状凹部3b内には、リターンスプリング4の端部4aを係止するため、平面視円弧状の係止突起3eが延出形成されている。また、立壁3cから外側に、相互に離隔する方向に延出する一対のフランジ部3f、3fが形成され、夫々に取付孔3g、3gが形成されている。
軸部材2は、図7に示すように、合成樹脂によって円板部2aと軸部2bが一体に形成され、磁石部材20が円板部2aに埋設されている。軸部2bの先端には所謂二面幅の係合部2cが形成されており、駆動レバー6に形成される二面幅の係合孔6c(図9に示す)と係合可能に構成されている。更に、軸部材2の円板部2a下面には、リターンスプリング4の端部4bを係止するため、円弧状の係止突起2eが延出形成されており、支持部材3の係止突起3eに対し、平面視で図5に示す位置関係にある。
即ち、駆動レバー6は軸部材2の径方向に延出する延出部6aと、軸部材2の軸に平行に延出し外部機構(ペダルレバーPL)と係合する係合部6bを有し、(係合孔6cと係合部2cの係合により)延出部6aの一端が軸部材2に固定され、延出部6aの他端が軸部材2の径方向に延出し、リターンスプリング4の付勢力に抗して軸部材2を回転駆動するように構成されている。
磁石部材20は、軸部2bの軸に対して直交する面上に配置される直方体の永久磁石21を有し、この直方体の永久磁石21には、軸部2bの軸に対して直交する方向に溝21aが形成されている。この溝21aは、ICチップ10に対向する面に対し反対側の面に形成されており、直方体の一方の面の中心を含み、短尺側の側面に平行に延在するように形成され、直方体の長尺側の長さに対し3分の1の幅に設定されている。そして、永久磁石21に対し、その溝21aの長手方向に添って着磁されている。
ハウジング1内のICチップ10は、前述のように一対の磁電変換素子(図3に101及び102で示す)を有し、軸部材2の回転、ひいては磁石部材20の回転角度変化に応じて変化する永久磁石21による磁場の角度変化が一対の磁電変換素子によって検出され、磁場角度に応じた電圧出力がコネクタ部材5を介して電子制御装置ECUに供給されるように構成されている。
上記の回転角検出装置の組付工程について、図9を参照して説明する。先ず、支持部材3の環状凹部3b内にリターンスプリング4が収容され、その端部4aが係止突起3eに係止される。続いて、軸部材2の軸部2bが支持部材3の軸受部3a内に収容されると共に、軸部材2の係止突起2eにリターンスプリング4の端部4bが係止され、環状の立壁3c内に軸部材2の円板部2aが収容されると、図4の下部に示す状態となり、更に、図4の上部に示すハウジング1が支持部材3に接合される。即ち、ハウジング1の円筒部1cに形成された各凹部1dが、支持部材3の立壁3cに形成された各突起3dに嵌合されて、円筒部1cが立壁3cに対し所定の位置に嵌合された後、円筒部1cの全周に亘ってレーザ溶接される。これにより、ハウジング1が支持部材3に密着接合され、図3に示す磁石室MCが形成される。
次に、ハウジング1の本体部1a内にICチップ10が収容され、ICチップ10に対向する位置で保持される。そして、本体部1a内で、ICチップ10を構成する一対の磁電変換素子101、102等にコネクタ部材5が電気的に接続されると共に、接合部1bに対しコネクタ部材5が液密的に嵌合され、図1に示すように密閉空間の素子室SCが形成される。更に、軸部材2の係合部2cに駆動レバー6の係合孔6cが係合されて接合され、軸部材2が駆動レバー6の揺動に応じて回転駆動されるように構成される。
上記の構成になる回転角検出装置は、図1に示すように、駆動レバー6の係合部6bがペダルレバーPLに係合するように配置される。このとき、駆動レバー6はリターンスプリング4の付勢力によってペダルレバーPLに押圧される状態となるので、ペダルレバーPLは、予め設定された初期位置に保持される。この状態からペダルレバーPLが操作されると、駆動レバー6が軸部材2(軸部2b)の軸を中心に揺動し、リターンスプリング4の付勢力に抗して軸部材2が回転駆動されるので、軸部材2の円板部2aに埋設された磁石部材20が軸部2bの軸を中心に回転する。即ち、ハウジング1内に収容支持されたICチップ10に対し、(ハウジング1と一体の)支持部材3に支持された磁石部材20が相対的に回転し、その回転角度変化に応じて変化する永久磁石21による磁場の角度変化が、ICチップ10内の一対の磁電変換素子(101、102)によって検出される。而して、磁場角度に応じた電圧出力がコネクタ部材5を介して電子制御装置ECUに供給される。
1 ハウジング
1a 本体部
1b 接合部
2 軸部材
3 支持部材
4 リターンスプリング
5 コネクタ部材
6 駆動レバー
10 ICチップ
20 磁石部材
SC 素子室
MC 磁石室
101,102 磁電変換素子
110 第1の処理回路
120 第2の処理回路
130 比較回路
140 出力回路
LO 出力信号線
ECU 電子制御装置
1a 本体部
1b 接合部
2 軸部材
3 支持部材
4 リターンスプリング
5 コネクタ部材
6 駆動レバー
10 ICチップ
20 磁石部材
SC 素子室
MC 磁石室
101,102 磁電変換素子
110 第1の処理回路
120 第2の処理回路
130 比較回路
140 出力回路
LO 出力信号線
ECU 電子制御装置
Claims (6)
- 一対の磁電変換素子と、該一対の磁電変換素子に対向して軸部材に配置される磁石部材を有し、該磁石部材の前記一対の磁電変換素子に対する相対回転に応じて前記一対の磁電変換素子によって前記軸部材の回転角信号が検出され、該回転角信号が電子制御装置に出力される回転角検出装置において、前記一対の磁電変換素子の一方に接続される第1の処理回路と、前記一対の磁電変換素子の他方に接続される第2の処理回路と、該第2の処理回路の演算結果と前記第1の処理回路の演算結果とを比較する比較回路と、該比較回路の比較結果並びに前記第1及び第2の処理回路の演算結果に応じた信号を出力する単一の出力回路とを備え、該出力回路の単一の出力信号線が前記電子制御装置に電気的に接続されていることを特徴とする回転角検出装置。
- 前記出力回路の出力信号線、電源線及び接地線を介して前記電子制御装置に電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の回転角検出装置。
- 前記一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路が単一のICチップで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の回転角検出装置。
- 前記一対の磁電変換素子を収容するハウジングと、該ハウジングに接合され前記軸部材を回転可能に支持する支持部材と、前記一対の磁電変換素子に電気的に接続されるコネクタ部材とを備え、前記ハウジングが、少なくとも前記一対の磁電変換素子を収容する素子室が形成された本体部と、該本体部と一体的に形成され前記コネクタ部材に接合される接合部を有し、該接合部に対し前記コネクタ部材が液密的に嵌合されて接合されることを特徴とする請求項1又は2記載の回転角検出装置。
- 前記一対の磁電変換素子、第1の処理回路、第2の処理回路、比較回路及び出力回路が単一のICチップで構成されており、該ICチップが前記素子室に収容されていることを特徴とする請求項4記載の回転角検出装置。
- 前記ハウジングは、前記素子室とは分離して前記本体部に形成される磁石室を有し、該磁石室内に前記磁石部材を収容した状態で、前記支持部材に接合されることを特徴とする請求項4又は5記載の回転角検出装置。
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