JP2016095570A - 情報処理装置、当該情報処理装置を備える画像形成装置、情報処理方法、および、当該情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラム - Google Patents

情報処理装置、当該情報処理装置を備える画像形成装置、情報処理方法、および、当該情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成においてリソースの使用効率が向上する情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置のCPUが実行する処理は、原稿データを解析して印刷ジョブのRIP時間を算出するステップ(S303)と、RIP順転送の転送時間T(1)を算出するステップ(S304)と、出力順転送の転送時間(T(2))を算出するステップ(S305)と、RIP順転送が行なわれた場合の印刷時間T(3)を算出するステップ(S306)と、出力順転送が行なわれた場合の印刷時間T(4)を算出するステップ(S307)と、印刷時間T(3)とT(4)との大小関係および転送時間T(1)とT(2)との大小関係に基づいて、転送順路RIP順または出力順に設定するステップ(S310〜S314)とを含む。【選択図】図4

Description

本開示は画像を形成するための情報処理に関し、より特定的には、画像形成装置のリソースの利用効率を向上させる技術に関する。
画像形成装置において、当該画像形成装置を構成する制御装置は、画像データをページ順にRIP(Raster Image Processing)し(ラスタライズし)、当該画像形成装置を構成する印刷装置にRIP済みデータを転送している。当該データの転送方式には、RIP順転送と出力順転送とがある。
RIP順転送は、制御装置からRIP順にそのまま(ラスタライズされた順に)ラスタライズされたデータを印刷装置に転送するというものである。印刷装置は、受信したデータを出力順にソートしてから画像形成(印刷)する。
出力順転送は、制御装置がラスタライズされたデータを出力順にソートしてから、ソートされたデータを印刷装置に転送する、というものである。印刷装置は、受信したデータをそのまま用いて画像形成する。
画像の形成に関し、たとえば、特開2013−200627号公報(特許文献1)は、「画像データ作成手段を並列動作させるシステムにおいて、それら画像データ作成手段からスプール装置への画像データの書き込みの順序を、スプール装置からプリンタへの画像データの出力順に従った固定的な順序とすることによる不具合を軽減する」ための技術を開示している。
特開2013−200627号公報
特開2013−200627号公報に開示された技術によると、画像データの作成速度及び、スプール手段からプリンタへの出力速度を測定し、予め設定しておいた閾値を利用してスプール装置への画像データの書き込み順序をRIP順とするか出力順とするかが動的に制御され、測定値が閾値を越えてから順序の制御が行われる。この場合、適切な閾値を設定することで画像形成完了までの生産性を考慮した制御が可能となるが、生産性が同じ場合にさらに適切な制御を実行することができない。したがって、画像を形成するシステム全体の印刷処理効率を向上させるための技術が必要とされている。
本開示は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、画像形成の印刷処理効率が向上する情報処理装置を提供することである。他の局面における目的は、画像形成装置のリソースの使用効率が向上する情報処理装置を提供することである。
他の局面における目的は、画像形成の印刷処理効率が向上する画像形成システムを提供することである。他の局面における目的は、リソースの使用効率が向上する画像形成システムを提供することである。
他の局面における目的は、画像形成の印刷処理効率が向上する情報処理方法を提供することである。他の局面における目的は、画像形成装置のリソースの使用効率が向上する情報処理方法を提供することである。
さらに他の局面における目的は、画像形成の印刷処理効率が向上する情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを提供することである。他の局面における目的は、画像形成装置のリソースの使用効率が向上する情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを提供することである。
一実施の形態に従う情報処理装置は、印刷ジョブの入力を受けるように構成された入力部と、入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するように構成された変換処理部と、1つ以上のデータを印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるように構成された制御部とを備える。制御部は、複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出し、複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定し、各転送順序の生産性が同じ場合に、各転送順序の転送終了時間を計算し、転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するように構成されている。
好ましくは、情報処理装置は、当該印刷ジョブと選択された転送順序とに基づく画像形成時に転送終了時間を計測するように構成された計測部と、計測された転送終了時間を保存するように構成された記憶部とをさらに備える。制御部は、記憶部に保存されている転送終了時間を参照して、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている。
好ましくは、制御部は、印刷媒体の出力のパターンを規定する設定に基づいて、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている。
好ましくは、複数の転送順序は、RIP(Raster Image Processing)の処理順に基づくRIP転送順序と、印刷順に基づく出力転送順序とを含む。
他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の情報処理装置を備える画像形成装置が提供される。
他の実施の形態に従うと、画像形成のための情報処理方法が提供される。この方法は、印刷ジョブの入力を受けるステップと、入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するステップと、1つ以上のデータを印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるステップとを備える。切り替えるステップは、複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出するステップと、複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定するステップと、各転送順序の生産性が同じ場合に、各転送順序の転送終了時間を計算するステップと、転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するステップとを含む。
さらに他の実施の形態に従うと、画像形成のための情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。このプログラムはコンピュータに、印刷ジョブの入力を受けるステップと、入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するステップと、1つ以上のデータを印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるステップとを実行させる。切り替えるステップは、複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出するステップと、複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定するステップと、各転送順序の生産性が同じ場合に、各転送順序の転送終了時間を計算するステップと、転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するステップとを含む。
ある局面において、印刷処理におけるリソースの利用効率が向上し得る。また、複数の印刷ジョブを実行する場合も、最後のジョブの出力が完了するまでの時間を短くすることができる。
この発明の上記及び他の目的、特徴、局面及び利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施の形態に係る画像形成システム100の構成の概要を表す図である。 画像形成システム100のハードウェア構成を表すブロック図である。 情報処理装置30によって実現される機能の構成を表すブロック図である。 画像形成システム100を構成する制御装置21が実行する処理の一部を表すフローチャートである。 画像形成システム100を構成する制御装置21が実行する処理の一部を表すフローチャートである。 原稿600と、プリンタ2からの出力順A,Bを表す。 出力順Aに示される順序で原稿を印刷する場合の転送時間の算出例を表す。 原稿を出力順A(逆順印刷)の順序で出力した場合の例を示す。 原稿を出力順B(カバー印刷)の順序で出力した場合の例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成システムの概要]
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成システム100について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の構成の概要を表す図である。画像形成システム100は、印刷ジョブを送信可能なクライアント端末と、印刷ジョブに基づいて画像を形成可能な画像形成装置を有する。以下の実施の形態では、クライアント端末の一例としてPC(Personal Computer)1a,1bを、画像形成装置の一例としてプリンタ2a,2bをそれぞれ備える画像形成システム100について説明する。なお、画像形成装置は、画像を形成する機能を有しておればよく、たとえば、複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)であってもよい。
クライアント端末としてのPC1a,1b、プリンタ2a,2bは、ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク3は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)、インターネット、これらの組み合わせ等の各種のネットワークからなる。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類及び台数は、図1に示す例に限定されない。以下、PC1a,1bを総称するときは、PC1といい、プリンタ2a,2bを総称するときは、プリンタ2という。
[画像形成システムの構成]
図2を参照して、画像形成システム100についてさらに説明する。図2は、画像形成システム100のハードウェア構成を表すブロック図である。画像形成システム100は、PC1と、プリンタ2とを備える。
(PCの構成)
PC1は、その構成要素の一部として、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、HDD(Hard Drive Disk)13と、ディスプレイ14と、入力装置15と、グラフィックI/F(Interface)部16と、通信I/F部17とを備える。これらの構成要素は、信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムに従って、上記の各構成要素の制御や各種の演算処理(たとえば、文書データ作成、文書データ等をページ記述言語に変換する処理、印刷ジョブ生成、印刷ジョブ送信等)を実行する。PC1の各機能は、対応するプログラムをCPU11が実行することによって実現される。
メモリ12は、各種プログラムや各種データを格納するためのROM(Read Only Memory)、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)等から構成される。メモリ12は、たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成され得る。
HDD13は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データを格納する。HDD13には、テキストや画像を含みうる原稿データを作成、選択または再現したりするための各種アプリケーションが格納されている。また、HDD13には、作成された原稿データについて印刷設定等するためのプリンタードライバーがインストールされている。ユーザーは、プリンタードライバーを介して画像形成処理するための原稿データを選択したり、当該原稿データについて印刷設定(後処理の設定を含む)を指定することができる。選択された原稿データは、ユーザーにより指定された印刷設定と共に、プリンタ2が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータに変換される。印刷指示毎に変換及び生成されるPDLデータが、印刷ジョブとなる。なお、PDLの例としては、たとえば、PS(PostScript(登録商標))、XPS(XML Paper Specification)等がある。
ディスプレイ14は、OLED(Organic Light-Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)等であり、各種の情報の表示に使用される。ディスプレイ14は、後述するように、プリンタードライバー画面等のGUI(Graphical User Interface)を表示する。
入力装置15は、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等を含み、各種情報の入力に使用される。
グラフィックI/F部16は、ユーザー操作される入力装置15を介して印刷指示等を受け付け可能にするGUI(Graphical User Interface)を、ディスプレイ14を介して表示する。
通信I/F部17は、ネットワーク3上の外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインターフェース、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等のシリアルインターフェース、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE1284等のパラレルインターフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF(Home Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等の無線通信インターフェース等を利用できる。
(制御装置21の構成)
本実施の形態に係る画像形成装置は、たとえば、プリンタ2として実現される。プリンタ2は、印刷ジョブをラスタデータに変換する制御装置21と、作像プロセスを用いて用紙上に画像を印刷する印刷装置22とを備える。
制御装置21は、その構成要素の一部として、CPU211と、メモリ212と、HDD213と、通信I/F部214と、プリンタ間通信I/F部215とを備える。これらは、内部バス216を介して相互に通信可能に接続されている。なお、以下では、上述したPC1と同様の構成要素については、重複を避けるため、当該構成要素の説明を繰り返さない。
CPU211は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。たとえば、CPU211は、印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタデータに変換するRIP(Raster Image Processing:ラスタライズ処理)を実行する。制御装置21の各機能は、対応するプログラムをCPU211が実行することによって実現される。なお、別の局面において、CPU211は、複数の処理を同時に実行できるように、マルチコアに構成されてもよい。
HDD213は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データを記憶する。また、HDD213には、ネットワーク3を介して接続されているプリンタ2を管理するための各種アプリケーションが記憶されている。また、HDD213には、プリンタ2a,2bの各機能その他の情報が記憶される。なお、本実施の形態では、HDD213には、印刷ジョブのページ毎のRIP時間、圧縮時間、転送時間、及び印刷時間を予測するためのプログラムが記憶されている。また、制御装置21から印刷装置22への転送順を制御するためのプログラムも記憶されている。
通信I/F部214及びプリンタ間通信I/F部215は、通信I/F部17と同様の構成を備える。通信I/F部214は、PC1等と通信するためのインターフェースであり、PC1から印刷ジョブを受信する。プリンタ間通信I/F部214は、印刷装置22等と通信するためのインターフェースであり、印刷装置22にラスタライズ済みの印刷用データを送信する。なお、本実施の形態では、プリンタ間通信I/F部215は、データの受信側となる印刷装置22に対してダミーデータを送信すること等により通信速度を測定することができる。
CPU211は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。たとえばCPU211は、印刷ジョブ内の原稿データについてラスタライズ処理(以下、RIP処理という)してラスタデータを生成する処理等を実行する。
メモリ212は、各種プログラムや各種データを記憶するためのROM、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM等により構成される。メモリ212は、たとえば、CPU211がRIP処理時間の予測やRIP処理を行う際に、原稿データを解析することにより得られた解析結果を保持する。メモリ212は、原稿データについてのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプのほか、RIP処理後のデータ容量などを記憶する。また、原稿データのRIP予測時間(RIP処理に必要と見込まれる時間)、RIP処理の実際の所要時間が記憶される。ここで、原稿データの種類とは、たとえば、カラー画像、モノクロ画像またはテキストデータ等である。
(印刷装置22の構成)
印刷装置22は、その構成要素の一部として、CPU221と、メモリ222と、HDD223と、プリンタ間通信I/F部224と、操作部225と、画像形成部226とを備える。これらの構成要素は、内部バス227を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU221は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理(たとえば、画像形成処理、圧縮データを伸長する処理、後処理等)を行う。印刷装置22の各機能は、対応するプログラムをCPU221が実行することによって実現される。
HDD223は、OSを含む各種プログラムや各種データを格納する。なお、本実施の形態では、HDD223は、印刷ジョブのページ毎の伸長時間及び印刷時間を予測するためのプログラム、予測結果を制御装置21に通知するためのプログラムを保持している。
プリンタ間通信I/F部224は、制御装置21等と通信するためのインターフェースである。
操作部225は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等により実現される。操作部225は、ユーザーによる各種設定の入力を受け付ける。操作部225がタッチパネルにより実現される場合には、操作部225は、ユーザーにより入力された内容、プリンタ2の状態その他の情報を表示し得る。
画像形成部226は、帯電、露光、現像、転写及び定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、プリンタ間通信I/F部224を介して受信された原稿データに基づく画像を用紙上に印刷する。本実施の形態においては、画像形成部226は、画像が転写される印刷媒体としての用紙上に作像プロセスを利用した画像を形成し、印刷ジョブに含まれるパンチ・ステープル・製本などの後処理を実行して印刷物を排出するのに必要な構成要素を含み得る。
[機能構成]
図3を参照して、本実施の形態に係る画像形成システム100を実現する情報処理装置30の構成について説明する。図3は、情報処理装置30によって実現される機能の構成を表すブロック図である。
情報処理装置30は、ソフトウェアモジュール又はハードウェアモジュールによって実現される。たとえば、ある局面において、情報処理装置30は、CPU211が各処理プログラムを実行することにより実現される。あるいは、別の局面において、情報処理装置30は、その一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実現されてもよい。
情報処理装置30は、入力部31と、変換処理部32と、制御部33と、出力部39とを備える。制御部33は、予測モジュール34と、特定モジュールと、計算モジュール36と、選択モジュール37と、切替モジュール38とを含む。各モジュールは、当該モジュールの処理を実現するソフトウェアによって、又は、当該処理を実現するように構成された回路素子その他のハードウェアによって実現される。
入力部31は、入力インターフェイスとして、情報処理装置30の外部たとえばPC1から送られた印刷ジョブの入力を受け付ける。
変換処理部32は、入力された印刷ジョブに含まれる原稿データを用いて、RIP処理を実行する。RIP処理後のデータは、制御部33に入力される。
制御部33は、1つ以上のデータを印刷装置22に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、印刷装置22への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるように構成されている。
より具体的には、制御部33において、予測モジュール34は、複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を予測する。特定モジュール35は、複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定する。計算モジュール36は、各転送順序の生産性が同じ場合に、各転送順序の転送終了時間を計算する。選択モジュール37は、転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択する。切替モジュール38は、制御装置21から印刷装置22への転送順序を選択された転送順序に切り替える。
出力部39は、当該印刷ジョブのデータを、当該選択された転送順序で印刷装置22に出力する。ある局面において、印刷装置22は、出力された順に印刷処理を実行する。
好ましくは、制御部33は、計測モジュールとして、当該印刷ジョブと選択された転送順序とに基づく画像形成時に転送終了時間を計測するように構成されている。情報処理装置30は、記憶モジュールとして、計測された転送終了時間を保存するように構成されている。当該転送終了時間は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等に保存される。制御部33は、保存されている転送終了時間を参照して、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている。係る構成により、情報処理装置30は学習機能を有することができるので、同様のデータ属性を含む印刷ジョブが新たに送られてきた場合には、転送順序を決定するための処理が簡易に実行され、リソースの占有度を抑制できる。
別の局面において、制御部33は、印刷媒体の出力のパターンを規定する設定に基づいて、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている。当該設定は、たとえば、クルミ製本のための印刷設定等を含み得る。制御部33は、その設定の内容に応じて転送順序を決定するための処理の順序(図4、図5)を選択し、選択した処理を実行する。このような設定によれば、制御部33が実行する判断処理が少なくなる場合があり得る。この場合、制御部33による処理が早く完了し得るので、制御部33を実現するためのリソース(CPU負荷、メモリ領域など)を早期に開放することができる。結果として、他のジョブに当該リソースを割り当てることができる。
[制御構造]
図4及び図5を参照して、本実施の形態に係る画像形成システム100の制御構造について説明する。図4及び図5は、それぞれ、画像形成システム100を構成する制御装置21が実行する処理の一部を表すフローチャートである。
ある局面において、ネットワークプリントにおいて制御装置21は、通信I/F部214を介してネットワーク3に接続されているPC1から印刷命令を受信する。通信I/F部214から送られる印刷命令を「印刷ジョブ」ともいう。印刷ジョブは、印刷ジョブ情報(「ジョブチケット設定」ともいう)と、例えばCMYK(シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、キー・プレート(Key Plate))の4色からなる画像データとを含む。印刷ジョブは、メモリ212に一時的に保持され、画像形成部226は、印刷用紙に画像形成可能な印刷画像データへメモリ212上で変換処理を実行する。印刷ジョブを印字可能な印刷画像データへと変換するための各種プログラムは、たとえば、HDD213に格納されており、CPU211によって必要なプログラムが読み出される。
図4に示されるように、まず、ステップS301にて、制御装置21のCPU211は、通信I/F部214を介して、PC1によって送信された印刷ジョブを受信する。
ステップS302にて、CPU211は、受信した印刷ジョブのデータに基づいて、制御装置21から印刷装置22への転送順の設定(RIP順または出力順)を取得する。この設定は、たとえば、PC1に保存されている設定、プリンタ2に規定されている設定に依存する。その後、CPU211は、メモリ212上で印刷ジョブに含まれる印刷ジョブ情報、印刷ページ情報を分析し、ページデータ毎に処理時間を予測する。
(RIP時間の算出)
ステップS303にて、CPU211は、原稿データを解析し、印刷ジョブのRIP時間を算出する。原稿データの解析結果や算出したRIP時間、RIP後のデータ容量等は、メモリ212に保存される。
ここで、図6及び図7を参照して、RIP時間の算出について詳細に説明する。図6は、原稿600と、プリンタ2からの出力順A,Bとを表す。出力順Aは、逆順出力の例であり、出力順Bは、カバー印刷の例を表す。図7は、出力順Aに示される順序で原稿を印刷する場合の転送時間の算出例を表す。
図7を参照して、CPU211は、印刷ジョブに含まれる原稿データについて、ページ毎のRIP所要時間(R1,R2,・・・,R7)及び、RIP開始時間(R1st,R2st,・・・,R7st)からページ毎のRIP終了時間(R1et,R2et,・・・,R7et)を算出する。本実施の形態において、RIP終了時間は、以下のように規定される。
・RIP終了時間R[N]et=開始時間R[N]st+所要時間R[N]
なお、RIP終了時間を、本実施の形態においてRIP時間ともいう。
本実施の形態において、1ページ目のRIPを開始する時間R1stは、0として算出されている。別の局面において、たとえば、他のジョブのRIP中などにより、当該印刷ジョブのRIPを開始できない場合、RIP開始までの時間R1wtを加味したものがRIP開始時間となる。
本実施の形態では、一つのCPU211がRIP処理を行なうものとして例示しているが、別の局面において、複数のCPUが並列にRIP処理を行う場合、当該RIPを実行するCPUは、ページ毎にRIP開始までの時間(R[N]wt)を算出した上でRIP時間を算出し得る。
なお、ある局面において、CPU211は、原稿データを解析して、その解析結果に基づいてRIP所要時間R[N]を算出し得る。別の局面において、CPU211は、予めパラメータから作成された予測テーブルを利用してRIP時間を算出してもよい。当該パラメータは、原稿データのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプその他のパラメータのようにRIP時間に影響を与える属性を含み得る。これにより、CPU211による解析が最小限に抑制される。
(RIP順転送の転送時間T(1)の算出)
図4を再び参照して、ステップS304にて、CPU211は、RIP順転送の転送時間T(1)を算出する。より具体的には、CPU211は、上記の処理でメモリ212に保存されたRIP時間及びRIP後のデータ容量を解析し、RIP順転送における制御装置21から印刷装置22への転送時間を算出する。算出され転送時間T(1)は、メモリ212に保存される。
ここで図7を再び参照して、転送時間T(1)の算出について詳細に説明する。RIP順転送の場合、制御装置21は、RIP順にデータを印刷装置22に転送する。したがって、本例の場合、ページ1,2,・・・,7の順にデータが転送される。この場合、各ページの転送所要時間は、T1,T2,・・・,T7である。CPU211は、ページ毎の転送所要時間(T1,T2,・・・,T7)及び転送開始時間(T1st,T2st,・・・,T7st)からページ毎の転送終了時間(T1et,T2et,・・・,T7et)を算出する。終了時間T[N]は、次のように計算される。
・転送終了時間T[N]=開始時間T[N]st+N番目に転送するページの転送所要時間T[N]
この転送終了時間T[N]を本実施の形態では転送時間ともいう。
なお、1ページ目の転送開始時間T1stには1ページ目の転送が開始されるまでの時間T1wtが加味される。
本例の場合、1ページ目のRIP終了時間R1etが加算されたものが1ページ目の転送開始時間T1stとなる。2ページ目以降の転送開始時間T[N]stにはNページ目のデータの転送を開始するまでの時間T[N]stが加算される。本例では、一度に1ページずつデータの転送を行っているため、前ページの転送終了時間T[N−1]etが転送開始時間T[N]stとなるが、複数の転送用リソースを利用して並列転送を行う場合には、CPU211は、ページ毎に転送開始までの時間T[N]wtを算出した上で転送時間を算出する。
CPU211は、転送サイズと転送速度から転送所要時間T[N]を、算出する(転送サイズ/転送速度)。CPU211は、転送サイズとして、RIP後のデータサイズを算出する。CPU211は、原稿データを解析してデータサイズを算出する。なお、別の局面において、CPU211は、RIP後のデータサイズを算出するために予め作成された予測テーブルを用いてデータサイズを算出してもよい。この予測テーブルは、原稿データのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプなどRIPサイズに影響を与えるパラメータからRIP後のデータサイズを算出するものである。このようにすると、解析が必要最低限に抑えられるので、CPU211の実行時間を短くすることができる。
なお、転送時間の算出は、直近の通信速度のほか、プリンタ間通信I/F部215において、データ受信側の印刷装置22に対してダミーデータを送信すること等により測定した通信速度を利用して行ってもよい。
また、別の局面において、制御装置21がデータを圧縮して圧縮後のデータを印刷装置22に転送し、印刷装置22が当該圧縮後のデータを伸長する構成が適用される場合、圧縮と伸長を含めた時間を転送所要時間とする。一例として、圧縮時間は、RIP後のデータサイズや圧縮率を解析して算出される。
さらに別の例として、解析を必要最低限に抑えるために、データサイズや圧縮率から圧縮時間を算出する予測テーブルが予め作成されていてもよい。CPU211は、予測テーブルを利用して圧縮時間を算出し得る。この場合、CPU211は、圧縮後のデータサイズを利用して圧縮時間を算出する。印刷装置22での伸長時間は、圧縮率や圧縮後のデータサイズから制御装置21のCPU211で解析されてもよいし、制御装置21が、プリンタ間通信I/F部215を経由して、印刷装置22での解析結果を取得してもよい。
(出力順転送の転送時間T(2)の算出)
図4を再び参照して、ステップS305にて、CPU211は、出力順転送の転送時間(T(2))を算出する。より具体的には、CPU211は、出力時間、メモリ212に保存されたRIP時間及びRIP後のデータ容量を解析し、出力順転送における制御装置21から印刷装置22への転送時間を算出する。算出した転送時間は、メモリ212に保存される。なお、ステップS304とステップS305の先後は、入れ替わってもよい。
ここで図7を再び参照して、転送時間T(2)の算出についてさらに詳細に説明する。出力順転送の場合、制御装置21は、出力順にソートしてデータを転送する。本例では、出力例は、出力順Aに示される順序のため、ページ7,6,・・・,1の順にデータが転送される。制御装置21は、ページ毎の転送所要時間(T7,T6,・・・,T1)及び、転送開始時間(T1st”,T2st”,・・・,T7st”)からページ毎の転送終了時間(T1et”,T2et”,・・・,T7et”)を算出する。この場合、終了時間T[N]et”は、以下のように表される。
・終了時間T[N]et”=開始時間T[N]st”+N番目に転送されるページの転送所要時間T[*]
この転送終了時間を本例では転送時間という。
なお、以下では、RIP順転送の転送時間T(1)の算出方法は、前述の算出方法と同様であるので、重複を避けるため、その説明は繰り返さない。
1ページ目の転送開始時間T1st”には、1ページ目の転送を開始するまでの時間T1wt”が加味される。最初に出力されるページのRIP終了時間を加味したものが、1ページ目の転送開始時間T1st”となる。本例では、最終ページが最初に出力されるため、最終ページのRIP終了時間R7etを加味したものが、1ページ目の転送を開始するまでの時間T1wt”となる。
なお、本例では、全ての転送が終了する時間を転送時間としたが、RIP順転送の転送時間T(1)と出力順転送の転送時間T(2)との比較が可能であればよい。例えば、全てのページにおいて転送時間が同じであれば、最終ページの転送開始時間を転送時間としてもよい。
(RIP順転送の印刷時間T(3)の算出)
図4を再び参照して、ステップS306にて、CPU211は、RIP順転送が行なわれた場合の印刷装置22における印刷時間T(3)を算出する。
ここで図7を再び参照して、印刷時間T(3)の算出について詳細に説明する。RIP順転送の場合、印刷装置22は、で出力順にデータをソートして印刷を行う。本例では、出力例が出力順Aによるため、印刷装置22は、1,2,・・・,7の順に転送されたデータをページ7,6,・・・,1の順に印刷する。
ページ毎の印刷所要時間(P7,P6,・・・,P1)及び印刷開始時間(P1st,P2st,・・・,P7st)からページ毎の印刷終了時間(P1et,P2et,・・・,P7et)を算出する。印刷終了時間P[N]etは、以下のように表される。
・印刷終了時間P[N]et=開始時間P[N]st+所要時間P[*]
この印刷終了時間P[N]を、本例では印刷時間という。
印刷時間は、たとえば、メモリ212に保存された原稿データの解析結果を用いて、あるいは、転送サイズ、印刷装置22の印刷画質設定など印刷時間に影響を与えるパラメータを解析して算出され得る。または、これらのパラメータから印刷時間を算出するために予め作成された予測テーブルを利用して、制御装置21のCPU211が解析してもよい。さらに別の局面では、制御装置21のCPU211は、印刷装置22のCPU221での解析結果をプリンタ間通信I/F部215を経由して取得してもよい。
(出力順転送の印刷時間T(4)の算出)
ステップS307にて、CPU211は、出力順転送が行なわれた場合の印刷装置22における印刷時間T(4)を算出する。
ここで、図7を再び参照して、出力順転送の印刷時間T(4)の算出について詳細に説明する。出力順転送の場合、印刷装置22は、データを受信した順に印刷を行う。本例では、出力例は、出力順Aとなるため、印刷装置22は、7,6,・・・,1の順に転送されたデータをそのままページ7,6,・・・,1の順に印刷する。なお、転送時間及び印刷時間の算出方法は、上述したステップS305(出力順転送の転送時間T(2)の算出)及びステップS306(RIP順転送の印刷時間T(3)の算出)と同様であるので、重複を避けるため、その説明を繰り返さない。
なお、本例では全ての印刷が終了する時間を印刷時間としたが、RIP順転送の印刷時間T(3)と出力順転送の印刷時間T(4)との比較が可能であればよい。例えば、本例のように、全てのページにおいてRIP時間、転送時間、印刷時間が同一かつ、RIP時間<転送時間<印刷時間であり、転送終了時間から印刷時間が判断できるならば、転送終了時間を印刷時間としてもよい。
図4を再び参照して、ステップS308〜ステップS314において、CPU211は、転送順毎の処理時間に基づいて、制御装置21から印刷装置22への転送順を判定し設定する。
より詳しくは、ステップS308にて、CPU211は、印刷時間T(3)と印刷時間T(4)とが同じであるか否かを判断する。CPU211は、これらの印刷時間が同じであると判断すると(ステップS308にてYES)、制御をステップS312に切り替える。そうでない場合には(ステップS308にてNO)、CPU211は、制御をステップS309に切り替える。
ステップS309にて、CPU211は、印刷時間T(3)<印刷時間T(4)であるか否かを判断する。CPU211は、印刷時間T(3)<印刷時間T(4)であると判断すると(ステップS309にてYES)、制御をステップS311に切り替える。そうでない場合には(ステップS309にてNO)、CPU211は、制御をステップS310に切り替える。
ステップS310にて、CPU211は、転送順をRIP順転送に設定する。
ステップS311にて、CPU211は、転送順を出力順転送に設定する。
ステップS312にて、CPU211は、印刷時間T(1)<印刷時間T(2)であるか否かを判断する。CPU211は、印刷時間T(1)<印刷時間T(2)であると判断すると(ステップS312にてYES)、制御をステップS314に切り替える。そうでない場合には(ステップS312にてNO)、CPU211は、制御をステップS313に切り替える。
ステップS313にて、CPU211は、転送順をRIP順転送に設定する。
ステップS314にて、CPU211は、転送順を出力順転送に設定する。
なお、本実施の形態では、転送時間が同じ場合、CPU211は、転送順を出力順転送に設定しているが、転送時間も同じとなる場合の転送順はどちらでもよく、たとえば、転送順設定(ステップS302)の内容に従ってもよい。
(転送順の判定方法)
ここで、図6、図8及び図9を参照して、転送順の判定方法について説明する。図8は、原稿を出力順A(逆順印刷)の順序で出力した場合の例を示す。出力順や所要時間は、図7に示される例と同じであり、全てのページにおいてRIP時間、転送時間、印刷時間が同一である。図9は、原稿を出力順B(カバー印刷)の順序で出力した場合の例である。RIP時間、転送時間、印刷時間は個々のページ毎に異なっている。転送順判定では、CPU211は、最初に、印刷時間(生産性)の判定を行う。
たとえば、図8に示される例のように、転送順序によって印刷時間が異なる場合、CPU211は、早い方(全てのページの印刷が終了するタイミングが早く到来する方)の転送順序を採用する。図8に示される例の場合、出力順転送時の出力時間(印刷時間)が、RIP順転送時の出力時間(印刷時間)よりも短いため、CPU211は、出力順を出力順転送に設定する。
一方、図9に示されるように、RIP順転送及び出力順転送のいずれの転送順序でも印刷時間(全てのページの印刷が終了するタイミング)が同じ場合、CPU211は、転送時間を比較する。RIP順転送による転送が終了するタイミングが、出力順転送による転送が終了するタイミングよりも早く到来すれば、CPU211は、RIP順転送を選択し、そうでなければ、CPU211は、出力順転送を採用する。図9に示される例の場合、全てのページの印刷が完了するタイミングが同じであり、RIP順転送による転送が出力順転送による転送よりも早く完了するため、CPU211は、転送順をRIP順転送に設定する。
図5を参照して、ステップS315にて、制御装置21のCPU211は、印刷ジョブのRIP処理を実行し、印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズデータに変換する。
ステップS316にて、CPU211は、設定された転送順が出力順転送であるか否かを判断する。CPU211は、転送順が出力順であると判断すると(ステップS316にてYES)、制御をステップS317に切り替える。そうでない場合には(ステップS316にてNO)、CPU211は、制御をステップS318に切り替える。
ステップS317にて、CPU211は、ラスタライズデータを出力順にソートする。
ステップS318にて、CPU211は、ソートすることなく、ラスタライズデータを印刷装置22に転送する。
ステップS319にて、印刷装置22のCPU221は、転送順がRIP順転送であるか否かを判断する。CPU221は、転送順がRIP順転送であると判断すると(ステップS319にてYES)、制御をステップS320に切り替える。そうでない場合には(ステップS319にてNO)、CPU221は、制御をステップS321に切り替える。
ステップS320にて、印刷装置22のCPU221は、ラスタライズデータを出力順にソートする。
ステップS321にて、CPU221は、ラスタライズデータをソートすることなく、画像形成部226が印刷処理を実行する。
以上のようにして、本実施の形態によれば、印刷ジョブに基づく出力時間に加えて転送時間が考慮されて、データ(ページデータ)の転送順序が決定される。そのため、画像形成システムを構成するプリンタ2の全体についてリソースの使用率を向上させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 PC、2,2a,2b プリンタ、3 ネットワーク、12,212,222 メモリ、14 ディスプレイ、15 入力装置、16 グラフィックI/F部,17,215,215,224 通信I/F部、18 バス、21 制御装置、22 印刷装置、30 情報処理装置、31 入力部、32 変換処理部、33 制御部、34 予測モジュール、36 計算モジュール、37 選択モジュール、38 切替モジュール、39 出力部、100 画像形成システム、216,227 内部バス、225 操作部、226 画像形成部、600 原稿。

Claims (7)

  1. 情報処理装置であって、
    印刷ジョブの入力を受けるように構成された入力部と、
    入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するように構成された変換処理部と、
    前記1つ以上のデータを前記印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、前記印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出し、
    前記複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定し、
    各前記転送順序の生産性が同じ場合に、各前記転送順序の転送終了時間を計算し、
    転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するように構成されている、情報処理装置。
  2. 当該印刷ジョブと前記選択された転送順序とに基づく画像形成時に転送終了時間を計測するように構成された計測部と、
    前記計測された転送終了時間を保存するように構成された記憶部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に保存されている転送終了時間を参照して、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、印刷媒体の出力のパターンを規定する設定に基づいて、印刷ジョブの転送順序を選択するようにさらに構成されている、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数の転送順序は、RIP(Raster Image Processing)の処理順に基づくRIP転送順序と、印刷順に基づく出力転送順序とを含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置を備える、画像形成装置。
  6. 画像形成のための情報処理方法であって、
    印刷ジョブの入力を受けるステップと、
    入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するステップと、
    前記1つ以上のデータを前記印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、前記印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるステップとを備え、
    前記切り替えるステップは、
    前記複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出するステップと、
    前記複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定するステップと、
    各前記転送順序の生産性が同じ場合に、各前記転送順序の転送終了時間を計算するステップと、
    転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するステップとを含む、情報処理方法。
  7. 画像形成のための情報処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータに、
    印刷ジョブの入力を受けるステップと、
    入力された印刷ジョブに含まれるデータを、印刷装置に適合したフォーマットの1つ以上のデータに変換するステップと、
    前記1つ以上のデータを前記印刷装置に転送するときに用いられる複数の転送順序の各転送時間に基づいて、前記印刷装置への転送順序を印刷ジョブごとに切り替えるステップとを実行させ、
    前記切り替えるステップは、
    前記複数の転送順序の各々について、当該印刷ジョブに基づく画像形成が完了するまでの生産性を算出するステップと、
    前記複数の転送順序のうち生産性が高い転送順序を特定するステップと、
    各前記転送順序の生産性が同じ場合に、各前記転送順序の転送終了時間を計算するステップと、
    転送終了時間が短い転送順序を当該印刷ジョブの転送順序として選択するステップとを含む、プログラム。
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JP2019164561A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社リコー 情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム

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