JP2016095347A - 光学シート、面光源装置および表示装置 - Google Patents

光学シート、面光源装置および表示装置 Download PDF

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上 功 井
田 恵 範 林
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田 恵 範 林
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野 恵 子 北
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Abstract

【課題】入射した光が出光する面に輝線状のムラが発生することを抑制し得る光学シートを提供する。
【解決手段】光学シート60は、本体部65と、複数の単位プリズム70と、を含む。各単位プリズムは、第1方向の一側を向く第1プリズム面71と、第1方向の他側を向く第2プリズム面72と、を含む。第2プリズム面は、主切断面において第1方向に対する傾斜角度φが、単位プリズムの先端部75aの側から基端部75bの側へ向けてしだいに大きくなるように配置された複数の要素面73を含む。主切断面において、先端部と基端部とを結ぶ仮想直線Xと、第2プリズム面と、の最大距離をdとし、単位プリズムの配列方向dに沿った幅をwとしたときに、0.4%≦d/W≦5.0%の関係を満たし、各単位プリズムに関するd/Wの値は、少なくとも1つの他の単位プリズムに関するd/Wの値と異なる。
【選択図】図9

Description

本発明は、傾斜角度が互いに異なる複数の要素面を含むプリズム面を付与された光学シート、並びに、この光学シートを有する面光源装置および表示装置に関する。
面状に発光する発光面を有した面光源装置が、例えば液晶表示装置に組み込まれ液晶表示パネルを背面側から照明するバックライトとして、広く普及している(例えば、特許文献1〜3参照)。液晶表示装置用の面光源装置は、大別すると、光学部材の直下に光源を配置する直下型と、光学部材の側方に光源を配置するエッジライト型(サイドライト型とも呼ぶ)と、に分類される。
とりわけ、特許文献1に開示されたエッジライト型の面光源装置では、導光体と、導光体の出光面に対面して配置された光偏向シートと、導光体の一つの側面に対面して配置された光源と、を有している。この面光源装置において、導光体の出光面から出射する光の多くは、出光面の法線方向に対して導光体内での導光方向に大きく傾斜した方向、例えば出光面の法線方向に対して導光体内での導光方向に60°〜80°傾斜した方向に進む。光偏向シートは、導光体での導光方向と平行な方向に配列され且つ導光体に向けて突出した複数の線状プリズムを有している。この線状プリズムは、導光体からの大きく傾斜した光の入射面となる第1プリズム面と、当該大きく傾斜した光を反射して正面方向に向ける第2プリズム面と、を有している。特許文献1の面光源装置では、第2プリズム面を折れ面として形成することにより、光偏向シートの偏向機能を強化し、その結果として、光源光の有効利用を図っている。
特開2004−46076号公報 特開平10−260315号公報 特開2002−197908号公報
とりわけ、特許文献1に記載の面光源装置では、各第2プリズム面で正面方向に向けて反射した光は、面光源装置の出光側の面上のうちの当該第2プリズム面に対面する領域から主として出射することとなる。したがって、配列方向に配列された複数の線状プリズムが互いに同一に構成されていることに起因して、面光源装置の出光側の面に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが、前記配列方向に沿って規則的に交互に現われ得る。この現象は、輝線状のムラと呼ばれる。輝線状のムラが発生すると、面光源装置により照明される表示パネルの画素との間でモアレが生じる要因ともなる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、傾斜角度が互いに異なる複数の要素面を有したプリズム面を含む光学シートであって、入射した光が出光する面に輝線状のムラが発生することを抑制し得る光学シートを提供することを目的とする。
本発明による光学シートは、シート状の本体部と、
前記本体部上に第1方向に配列された複数の単位プリズムであって、各々が前記第1方向と交差する方向に延びている、複数の単位プリズムと、を備え、
各単位プリズムは、前記第1方向の一側を向く第1プリズム面と、前記第1方向の他側を向く第2プリズム面と、を含み、
前記第2プリズム面は、前記第1方向と前記本体部の法線方向との両方に平行な主切断面において、前記第1方向に対する傾斜角度が、前記本体部から最も離間した単位プリズムの先端部の側から、前記本体部に最も近接した単位プリズムの基端部の側へ向けて、しだいに大きくなるように配置された複数の要素面を含み、
前記主切断面において、前記先端部と前記基端部とを結ぶ仮想直線と、前記第2プリズム面と、の最大距離をdとし、前記単位プリズムの前記第1方向に沿った幅をWとしたときに、0.4%≦d/W≦5.0%の関係を満たし、
各単位プリズムに関するd/Wの値は、少なくとも1つの他の単位プリズムに関するd/Wの値と異なる。
本発明による光学シートにおいて、前記本体部の法線方向に沿って当該本体部から前記単位プリズムの前記先端部が突出する突出高さをHとしたときに、任意の2つの単位プリズムに関する突出高さHの差の大きさが2μm以下となってもよい。
本発明による光学シートにおいて、任意の2つの単位プリズムに関する前記比d/Wの値の差の大きさを算出したときに、算出された前記比d/Wの値の差の大きさのうちの最大値が1%以上となってもよい。
本発明による光学シートにおいて、或る角度範囲から前記第1プリズム面に入射した光が、前記第2プリズム面で反射した後前記本体部内を進行して当該本体部から出射するようになっており、前記光が前記本体部から出射したときに当該光の進行方向が前記本体部の法線方向に対してなす角度は、前記光が前記第1プリズム面へ入射するときに当該光の進行方向が前記本体部の法線方向に対してなす角度よりも小さくてもよい。
本発明による面光源装置は、前記いずれかの特徴をもつ光学シートと、前記光学シートの前記単位プリズムに対面するようにして配置された出光面と、前記第1方向に対向する一対の側面と、を有する導光板と、前記導光板の前記第1方向における一側に位置する前記側面に対面して配置された光源と、を備える。
本発明による面光源装置において、前記導光板は、前記出光面に対向する裏面をさらに有し、前記裏面は、前記第1方向における一側から他側へ向けて前記出光面に接近する傾斜面を含んでもよい。
本発明による表示装置は、前記いずれかの特徴をもつ面光源装置と、前記面光源装置に対面して配置された透過型表示部と、を備える。
本発明によれば、0.4%≦d/W≦5.0%の関係を満たしつつ第2プリズム面の形状を決定することで、各第2プリズム面で反射した光の進行方向の角度分布を、他の第2プリズム面で反射した光の進行方向の角度分布と適度に異ならせることができる。これにより、面光源装置の出光面に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われることを抑制することができる。この結果、面光源装置により照明される表示パネルの画素との間でモアレが発生することも抑制することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、表示装置および面光源装置の概略構成を示す断面図である。 図2は、図1の面光源装置の作用を説明するための図である。 図3は、図1の面光源装置に組み込まれた導光板を出光面の側から示す斜視図である。 図4は、図1の面光源装置に組み込まれた導光板を裏面の側から示す斜視図である。 図5は、導光板の作用を説明するための図であって、図3のV−V線に沿った断面において導光板を示す図である。 図6は、図1の面光源装置に組み込まれた光学シートを示す斜視図である。 図7は、図6の光学シートをその主切断面(図6のIIV−IIV線に沿った断面)において示す部分断面図である。 図8は、光学シートの作用を説明するための図であって、図7と同様の断面において面光源装置を示す部分断面図である。 図9は、図7と同様の断面において、図7に示す光学シートに入射する光の光路を説明するための部分断面図である。 図10は、図7と同様の断面において、従来の光学シートに入射する光の光路を説明するための部分断面図である。 図11は、主切断面において光学シートの一変形例を示す断面図である。 図12は、各実施例に係る面光源装置の光学シートを構成する単位プリズムの寸法を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図11は本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1は、液晶表示装置および面光源装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は面光源装置の作用を説明するための断面図である。図3及び図4は面光源装置に含まれた導光板を示す斜視図であり、図5は導光板の主切断面において導光板を示す断面図である。図6は面光源装置に含まれた光学シートを示す斜視図であり、図7〜図10は主切断面において光学シートを示す断面図である。
図1に示すように、表示装置10は、透過型表示部としての液晶表示パネル15と、液晶表示パネル15の背面側に配置され液晶表示パネル15を背面側から面状に照らす面光源装置20と、を備えている。表示装置10は、画像を表示する表示面11を有している。液晶表示パネル15は、面光源装置20からの光の透過または遮断を画素毎に制御するシャッターとして機能し、表示面11に像を表示するように構成されている。
図示された液晶表示パネル15は、出光側に配置された上偏光板13と、入光側に配置された下偏光板14と、上偏光板13と下偏光板14との間に配置された液晶層セル12と、を有している。偏光板14,13は、入射した光を直交する二つの偏光成分(P波およびS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、P波)を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層12には、一つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加の有無によって液晶層12中の液晶分子の配向方向が変化するようになる。一例として、入光側に配置された下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分は、電界印加された液晶層12を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電界印加されていない液晶層12を通過する際にその偏光方向を維持する。この場合、液晶層12への電界印加の有無によって、下偏光板14を透過した特定方向に振動する偏光成分が、下偏光板14の出光側に配置された上偏光板13をさらに透過するか、あるいは、上偏光板13で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
このようにして液晶表示パネル15では、面光源装置20からの光の透過または遮断を画素毎に制御し得るようになっている。なお、液晶表示パネル15の詳細については、種々の公知文献(例えば、「フラットパネルディスプレイ大辞典(内田龍男、内池平樹監修)」2001年工業調査会発行)に記載されており、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
次に、面光源装置20について説明する。面光源装置20は、面状に光を発光する発光面21を有し、本実施の形態では、液晶表示パネル15を背面側から照明する装置として用いられている。
図1に示すように、面光源装置20は、エッジライト型の面光源装置として構成され、導光板30と、導光板30の一方の側(図1に於いては左側)の側方に配置された光源24と、導光板30にそれぞれ対面するようにして配置された光学シート(プリズムシート)60及び反射シート28と、を有している。図示された例では、光学シート60が、液晶表示パネル15に直面して配置されている。そして、光学シート60の出光面61によって、面光源装置20の発光面21が画成されている。
図示する例において、導光板30の出光面31は、液晶表示装置10の表示面11および面光源装置20の発光面21と同様に、平面視形状(図1に於いては、上方から見下ろして見た形状)が四角形形状に形成されている。この結果、導光板30は、全体的に、一対の主面(出光面31および裏面32)を有する相対的に厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状の部材として構成されており、一対の主面間に画成される側面は四つの面を含んでいる。同様に、光学シート60及び反射シート28は、全体的に、相対的に厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状の部材として構成されている。
導光板30は、液晶表示パネル15側の一方の主面によって構成された出光面31と、出光面31に対向するもう一方の主面からなる裏面32と、出光面31および裏面32の間を延びる側面と、を有している。側面のうちの第1方向dに対向する二つの面の一方が、入光面33をなしている。図1に示すように、入光面33に対面して光源24が設けられている。入光面33から導光板30内に入射した光は、第1方向(導光方向)dに沿って入光面33に対向する反対面34に向け、概ね第1方向(導光方向)dに沿って導光板30内を導光されるようになる。図1および図2に示すように、光学シート60は、導光板30の出光面31に対面するようにして配置され、反射シート28は、導光板30の裏面32に対面するようにして配置されている。
光源は、例えば、線状の冷陰極管等の蛍光灯や、点状のLED(発光ダイオード)や白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本実施の形態において、光源24は、入光面33の長手方向(図1に於いては、紙面に直交する方向、即ち、紙面の表裏方向)に沿って、並べて配置された多数の点状発光体25、具体的には、多数の発光ダイオード(LED)によって、構成されている。なお、図3及び図4に示された導光板30には、光源24をなす多数の点状発光体25の配置位置が示されている。
反射シート28は、導光板30の裏面32から漏れ出した光を反射して、再び導光板30内に入射させるための部材である。反射シート28は、白色の散乱反射シート、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等から、構成され得る。反射シート28での反射は、正反射(鏡面反射)でもよく、拡散反射でもよい。反射シート28での反射が拡散反射の場合には、当該拡散反射は、等方性拡散反射であってもよいし、異方性拡散反射であってもよい。
ところで、本明細書において、「出光側」とは、光源24、導光板30、光学シート60、液晶表示パネル15と、表示装置10の構成要素間を逆戻りすることなく進んで、表示装置10から出射して観察者へ向かう光の進行方向における下流側(観察者側、例えば図1における紙面の上側)のことであり、「入光側」とは、光源24、導光板30、光学シート60、液晶表示パネル15と、表示装置10の構成要素間を逆戻りすることなく進んで、表示装置10から出射して観察者へ向かう光の進行方向における上流側のことである。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
さらに、本明細書において「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。そして、本実施の形態においては、導光板30の板面、導光板30の後述する基部40のシート面(板面)、光学シート60のシート面、反射シート28のシート面、液晶表示パネルのパネル面、表示装置10の表示面11、および、面光源装置20の発光面21は、互いに平行となっている。さらに、本明細書において、シート状の部材の法線方向とは、対象となるシート状の部材のシート面への法線方向のことを指す。さらに、本明細書において「正面方向」とは、光学シート60の法線方向のことであり、本実施の形態においては、面光源装置20の発光面21への法線方向、導光板30の板面への法線方向、表示装置10の表示面11への法線方向等にも一致する(例えば、図2参照)。
次に、図2〜図5を主に参照して、導光板30についてさらに詳述する。図2〜図5によく示されているように、導光板30は、板状に形成された基部40と、基部40の一側の面(観察者側を向く面、出光側面)41上に形成された複数の単位光学要素50と、を有している。基部40は、一対の平行な主面を有する平板状の部材として構成されている。そして、反射シート28に対面している側に位置する基部40の他側の面42によって、導光板30の裏面32が構成されている。
なお、本明細書における「単位プリズム」、「単位形状要素」、「単位光学要素」および「単位レンズ」とは、屈折や反射等の光学的作用を光に及ぼして、当該光の進行方向を変化させる機能を有した要素のことを指し、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。
図4によく示されているように、導光板30の裏面32をなす基部40の他側面42は凹凸面として形成されている。具体的な構成として、基部40の他側面42の凹凸によって、裏面32が、傾斜面37と、導光板30の法線方向ndに延びる段差面38と、導光板30の板面方向に延びる接続面39と、を有している。導光板30内での導光は、導光板30の一対の主面31,32での全反射作用によっている。その一方で、傾斜面37は、入光面33側から反対面34側へ向かうにつれて出光面31に接近するよう、導光板30の板面に対して傾斜している。この場合、傾斜面37で反射した光については、一対の主面31,32に入射する際の入射角度が小さくなっていく。傾斜面37で反射することにより、一対の主面31,32への入射角度が全反射臨界角度未満になると、当該光は、導光板30から出射するようになる。すなわち、傾斜面37は、導光板30から光を取り出すための要素として機能する。
導光方向である第1方向dに沿った傾斜面37の分布を裏面32内で調節することにより、導光板30からの出射光量の第1方向dに沿った分布を調整することができる。
図2〜図5に示された例では、導光方向に沿って入射面33から反対面34に接近するにつれて、裏面32のうちの傾斜面37が占める割合が高くなっている。このような構成によれば、導光方向に沿って入射面33から離間した領域での導光板30からの光の出射が促進され、入射面33から離間するにつれて出射光量が低下してしまうことを効果的に防止することができる。
次に、基部40の一側の面41上に設けられた単位光学要素50について説明する。図3によく示されているように、複数の単位光学要素50は、第1方向dに交差し且つ基部40の一側の面41と平行な配列方向(図3に於いては左右方向)に並べられて、基部40の一側の面41上に、配列されている。各単位光学要素50は、基部40の一側の面41上を、その配列方向と交差する方向に線状に延びている。
とりわけ本実施の形態では、図3に示すように、複数の単位光学要素50は、基部40の一側の面41上に、第1方向dと直交する第2方向(配列方向)dに隙間無く並べて配列されている。したがって、導光板30の出光面31は、単位光学要素50の表面によってなされる傾斜面35,36として、構成されている。また、各単位光学要素50は、配列方向と直交する第1方向dに沿って、直線状に延びている。さらに、各単位光学要素50は、柱状に形成され、その長手方向に沿って同一の断面形状を有するようになっている。また、本実施の形態において、複数の単位光学要素50は、互いに同一に構成されている。この結果、本実施の形態における導光板30は、第1方向dに沿った各位置において、一定の断面形状を有するようになっている。
次に、図5に示された断面、すなわち、単位光学要素の配列方向(第2方向)dおよび基部40の一側面41(導光板30の板面)への法線方向ndの両方向に平行な断面(以下においては、単に導光板の主切断面とも呼ぶ)における、各単位光学要素50の断面形状について説明する。図5に示すように、図示された例において、導光板の主切断面における各単位光学要素50の断面形状は、出光側に向けて先細りしていく形状となっている。つまり、導光板の主切断面において、導光板30の板面と平行な単位光学要素50の長さは、導光板30の法線方向ndに沿って基部40から離間するにつれて小さくなっていく。
また、本実施の形態において、単位光学要素50の主切断面における外輪郭51(出光側面31に対応する)は、当該外輪郭が基部40の一側面41に対してなす角度である出光面角度θが、基部40から最も離間した単位光学要素50の外輪郭51上の先端部52aから基部40に最も接近した単位光学要素50の外輪郭51上の基端部52bへ向けて大きくなるよう、変化している。この出光面角度θについては、例えば特開2013−51149に開示されたように設定することができる。
なお、ここでいう出光面角度θとは、上述したように、導光板の主切断面において、単位光学要素50の出光側面(外輪郭)51が基部40の一側面41に対してなす角度である。図5に示す例のように、単位光学要素50の主切断面における外輪郭(出光側面)51が折れ線状に形成されている場合には、折れ線を構成する各直線部と基部40の一側面41との間に形成される角度(厳密には、形成される二つの角のうちの小さい方の角度(劣角の角度))が出光面角度θとなる。一方、単位光学要素50の主切断面における外輪郭(出光側面)51が曲面によって構成される場合には、当該外輪郭への接線と基部40の一側面41との間に形成される角度(厳密には、形成される二つの角のうちの小さい方の角度(劣角の角度))を、出光面角度θとして特定することとする。
図5に示された一具体例としての単位光学要素50は、導光板30の主切断面において、基部40の一側面41上に一辺が位置するとともに外輪郭41上における先端部52aと各基端部52bとの間に二辺が位置する五角形形状、或いは、この五角形形状の一以上の角を面取りしてなる形状となっている。また、図示する例においては、正面方向輝度を効果的に上昇させること、および、第2方向dに沿った面内での輝度の角度分布に対称性を付与することを目的として、単位光学要素50の主切断面における断面形状は、正面方向ndを中心として、対称性を有している。すなわち、図5によく示されているように、各単位光学要素50の出光側面51は、正面方向を中心として対称的に構成された一対の折れ面35,36によって構成されている。一対の折れ面35,36は、互いに接続されて先端部52aを画成している。各折れ面35,36は、先端部52aを画成する第1面35a,36aと、第1面35a,36aへ基部40の側から接続する第2面35b,36bと、を有している。一対の第1傾斜面35a,36aは正面方向ndを中心として対称的な構成を有するとともに、一対の第2傾斜面35b,36bも正面方向ndを中心として対称的な構成を有している。
単位光学要素50の全体的な構成として、導光板30の主切断面における単位光学要素50の配列方向への幅Wに対する、導光板30の主切断面における単位光学要素50の基部40からの正面方向に沿った突出高さHの比(H/W)が、0.3以上0.45以下となっていることが好ましい。このような単位光学要素50によれば、出光側面51での屈折および反射により、単位光学要素50の配列方向(第2方向)に沿った光の成分に対して優れた集光機能を発揮することが可能となり且つサイドローブの発生を効果的に抑制することも可能となる。
なお、本件明細書における「五角形形状」とは、厳密な意味での五角形形状のみでなく、製造技術における限界や成型時の誤差等を含む略五角形形状を含む。また同様に、本明細書において用いる、その他の形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」および「対称」等の用語も、厳密な意味に縛られることなく、同様の光学的機能を期待し得る程度の誤差を含めて解釈することとする。
ここで、導光板30の寸法は、一例として、以下のように設定され得る。まず、単位光学要素50の具体例として、幅W(図5参照)を10μm以上500μm以下とすることができる。一方、基部40の厚みは、0.3mm〜6mm0.2mm〜6mmとすることができる。
以上のような構成からなる導光板30は、基材上に単位光学要素50を賦型することにより、あるいは、押し出し成型により、作製することができる。導光板30の基部40及び単位光学要素50をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。尚、必要に応じて、導光板30中に光を拡散させる機能を有する拡散性分を添加することもできる。拡散成分は、一例として、平均粒径が0.5〜100μm程度であるシリカ(二酸化珪素)、アルミナ(酸化アルミニウム)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂等の透明物質からなる粒子を、用いることができる。
電離放射線硬化型樹脂を基材上に硬化させることによって導光板30を作製する場合、単位光学要素50とともに、単位光学要素50と基材との間に位置するようになるシート状のランド部を、基材上に形成するようにしてもよい。この場合、基部40は、基材と電離放射線硬化型樹脂によって形成されたランド部とから構成されるようになる。また、基材として、光拡散粒子とともに押し出し成型された樹脂材料からなる板材を、用いることができる。一方、押し出し成型で作製された導光板30においては、基部40と、基部40の一側面41上の複数の単位光学要素50と、が一体的に形成され得る。
次に、図2、図6〜図8を主に参照して、光学シート(プリズムシート)60についてさらに詳述する。図6は面光源装置20に含まれた光学シート60を示す斜視図であり、図7及び図8は主切断面において光学シート60を示す断面図である。図2並びに図6〜図8に示す光学シート60は、透過光の進行方向を変化させる機能を有した部材である。
図6によく示されているように、光学シート60は、板状に形成された本体部65と、本体部65の入光側面67上に形成された複数の単位プリズム(単位形状要素、単位光学要素、単位レンズ)70と、を有している。本体部65は、一対の平行な主面を有する平板状の部材として構成されている。そして、導光板30に対面しない側に位置する本体部65の出光側面66によって、光学シート60の出光面61が構成されている。
次に、本体部65の入光側面上に設けられた単位プリズム70について説明する。図2及び図6によく示されているように、複数の単位プリズム70は、本体部65の入光側面67上に並べて配置されている。各単位プリズム70は、柱状に形成され、その配列方向と交差する方向に延びている。
本実施の形態において、各単位プリズム70は直線状に延びている。また、各単位プリズム70は、柱状に形成され、その長手方向に沿って同一の断面形状を有するようになっている。さらに、複数の単位プリズム70は、その長手方向に直交する方向に沿って、本体部65の入光側面67上に隙間無く並べられている。本体部65上に隙間無く配列された単位プリズム70の表面(プリズム面)71,72によって、光学シート60の入光面62が構成されている。
なお、上述してきたように、光学シート60は、導光板30に重ねられるようにして配置され、光学シート60の単位プリズム70が導光板30の出光面31に対面するようになっている。また、図1及び図2に示すように、光学シート60は、単位プリズム70の長手方向が導光板30による導光方向(導光板30の入光面33と当該入光面に対向する反対面34とを結ぶ第1方向)dと交差するように、導光板30に対して位置決めされている。より厳密には、単位プリズム70の長手方向が導光板30による導光方向(つまり、第1方向)dと直交するとともに、単位プリズム70の配列方向が導光板30による導光方向dと平行になるように、光学シート60が導光板30に対して位置決めされている。したがって、各単位プリズム70は、導光板30の単位光学要素50の配列方向と平行な第2方向dに延びている。
図6によく示されているように、各単位プリズム70は、単位プリズム70の配列方向、つまり第1方向dに沿って、互いに対向して配置された第1プリズム面71および第2プリズム面72を有している。各単位プリズム70の第1プリズム面71は、第1方向における一側(図1および図2の紙面における左側)に位置し、第2プリズム面72は、第1方向における他側(図1および図2の紙面における右側)に位置している。より詳細には、各単位プリズム70の第1プリズム面71は、第1方向dにおける光源24の側に位置して第1方向dにおける一側を向く。各単位プリズム70の第2プリズム面72は、第1方向dにおける光源24から離間する側に位置し、第1方向dにおける他側を向く。後述するように、第1プリズム面71は、主として、第1方向dにおける一側に配置された光源24から導光板30内に進み、その後に導光板30から出射した光が、光学シート60へ入射する際の入射面として機能する。一方、第2プリズム面72は、光学シート60へ入射した光を反射して、当該光の光路を補正する機能を有する。
図7及び図8によく示されているように、第1プリズム面71および第2プリズム面72は、それぞれ本体部65から延び出るとともに互いに接続されている。第1プリズム面71および第2プリズム面72が本体部65にそれぞれ接続する位置において、単位プリズム70の基端部75bが画成されている。また、第1プリズム面71および第2プリズム面72が互いに接続する位置において、本体部65から最も入光側に突出した単位プリズム70の先端部(頂部)75aが画成されている。
上述したように、また図7及び図8に示すように、本体部65のシート面(本体部65の入光側面67、光学シート60のシート面)への法線方向ndおよび単位プリズム70の配列方向である第1方向dの両方に平行な断面(以下においては、単に光学シートの主切断面とも呼ぶ)における各単位プリズム70の断面形状は、当該単位プリズム70の長手方向(直線状に延びている方向)に沿って一定となっている。
以下において、光学シートの主切断面における単位プリズム70の断面形状についてさらに詳細に説明する。なお、図7では、光学シートの主切断面に相当する図6のVII−VII線に沿った光学シートの断面が示され、図8では、光学シートの主切断面と平行な断面において、面光源装置20が示されている。図7及び図8に示すように、本実施の形態においては、光学シートの主切断面における各単位プリズム70の断面形状は、入光側(導光板の側)に向けて先細りしていく形状となっている。つまり、主切断面において、本体部65のシート面と平行な方向における単位プリズム70の長さは、本体部65の法線方向ndに沿って本体部65から離間するにつれて小さくなっていく。
本実施の形態において、光学シート60の主切断面において単位プリズム70の外輪郭の一部をなす第2プリズム面72(入光側面の一部をなす第2プリズム面72)が、第1方向dに対してなす角度を傾斜角度φとすると、少なくとも一つの単位プリズム70の傾斜角度φは、第2プリズム面72内において一定とはなっていない。図7及び図8に示すように、傾斜角度φは、第2プリズム面72内において、本体部65から最も離間した当該単位プリズムの先端部75aから本体部65に最も接近した当該単位プリズム60の基端部75bへ向けて、大きくなるように変化する。図8に示すように、このような単位プリズム60によれば、第2プリズム面72のうちの、正面方向ndに対する傾斜角度が比較的小さくなる方向に進む比較的に立ち上がった光L81が主として入射するようになる基端部75b側の領域、並びに、正面方向ndに対する傾斜角度が非常に大きくなる方向に進む比較的に寝た光L82が主として入射するようになる先端部75a側の領域の両方において、優れた集光機能を確保することができる。
具体的な構成として、光学シートの主切断面において、第1方向dに対する傾斜角度φが、単位プリズム70の先端部75aの側から基端部765bの側へ向けて、しだいに大きくなるように配置された複数の要素面73を含んでいる。図示された本実施の形態では、単位プリズム70の第2プリズム面72の輪郭は、光学シートの主切断面において、直線部をつなぎ合わせてなる、或いは、直線部をつなぎ合わせるとともにつなぎ目を面取りしてなる形状を有している。言い換えると、単位プリズム70の第2プリズム面72の外輪郭は、折れ線状に、或いは、折れ線の角部を面取りしてなる形状に、形成されている。とりわけ図示された例において、第2プリズム面72は、先端部75aを画成する第1要素面73aと、第1要素面73aに本体部65の側から隣接する第2要素面73bと、を有している。そして、第2要素面73bの傾斜角度φが、第1要素面73aの傾斜角度φよりも大きくなっている。
なお、傾斜角度φとは、上述したように、光学シート60の主切断面において、第2プリズム面72上の任意の位置において、当該位置から第1方向dにおける一側(入光側)に延び出す第2プリズム面72の部分が第1方向dに対してなす角度である。図7及び図8に示す例では、折れ線を構成する各要素面73と第1方向dとの間に形成される角度(厳密には、形成される二つの角のうちの小さい方の角度(劣角の角度))が傾斜角度φとなる。
さて、上述したように、複数の単位プリズム70が互いに同一に構成されている場合、面光源装置20により照明される液晶表示パネル15の表示面11に明暗の領域が規則的に交互に現われる輝線状のムラと呼ばれる現象が生じ易い。輝線状のムラが発生すると、表示パネルの画素との間でモアレが生じる要因ともなる。したがって、輝線状のムラ及びモアレの発生を抑制するべく、複数の単位プリズム70のうちの少なくとも一部は、互いに異なる形状に形成されていることが好ましい。ただし、単位プリズム70の形状を無条件に変更してしまうと、導光板30から出射した光を面光源装置20の正面方向にむけて有効に出射させることが困難となるおそれがある。そこで、本件発明者らが鋭意研究を重ねたところ、光学シートの主切断面において、単位プリズム70の第1方向dに沿った幅Wに対する、先端部75aと基端部75bとを結ぶ仮想直線Xと第2プリズム面72との最大距離dの比(d/W)の大きさを、一定の範囲内に制御しつつ、単位プリズム70の第2プリズム面72の形状を変更した場合に、輝線状のムラ及びモアレの発生を効果的に抑制し得ることを見出した。
なお、単位プリズム70の幅Wとは、本体部65に最も近接した単位プリズム70の一対の基端部75b間の長さをいう。最大距離dとは、第2プリズム面72上の任意の地点と仮想直線Xとの距離のうちの、最大の値をいう。図7に示す例では、最大距離dは、第1要素面73aと第2要素面73bとの接続位置74と仮想直線Xとの距離となる。
先ず、本実施の形態では、0.4%≦d/W≦5.0% ‥(1)の関係を満たすように、各単位プリズム70の形状が決定されている。d/W<0.4%となると、各要素面73の傾斜角度の変化量をあまり確保することができず、傾斜角度が漸次変化する複数の要素面73を配置したことによる集光機能の向上効果が充分に得られなくなる。一方、d/W>5.0%となると、各要素面73の傾斜角度の変化が大きくなり、正面方向ndへの集光機能を大きく低減させるおそれが高まる。
さらに、本実施の形態では、式(1)の関係を満たしつつ、各単位プリズム70に関するd/Wの値が、少なくとも1つの他の単位プリズム70に関するd/Wの値と異なるように、各単位プリズム70の形状を決定している。図9に、式(1)の関係を満たしつつ、単位プリズム70の第2プリズム面72の形状を変更した例を示し、図10に、式(1)の関係を満たしつつ、単位プリズム170の第2プリズム面172の形状を同一にした例を示す。比較のために、図9に示す2つの単位プリズム70のうち、第1方向dにおける一側に配置された単位プリズム70の形状を、図10に示す2つの単位プリズム170の形状と同一にしている。
先ず、図10に示す例では、所定の入射角度で各第1プリズム面171に入射した光L41〜44は、第2プリズム面172で反射し、本体部165の法線方向ndを中心とした限られた範囲内の方向に主として向かう。その後、この光L41〜44は、面光源装置の発光面121のうちの、当該第2プリズム面172に対面する領域に入射し、当該領域から出射する。したがって、互いに同一の複数の単位プリズム170が第1方向dに配列されていることに対応して、面光源装置20の発光面21に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが、第1方向dに沿って規則的に交互に現われ得る(輝線状のムラ)。
これに対して、図9に示す例では、前記入射角度で一側の第1プリズム面71に入射した光L31、L32は、第2プリズム面72で反射した後、本体部65の法線方向ndを中心とした限られた範囲内の方向に主として向かう。一方、一側の単位プリズム70とは異なる形状をもつ他側の単位プリズム70の第1プリズム面71に前記入射角度で入射した光L33、L34は、第2プリズム面72で反射した後、本体部65の法線方向ndを中心とした別の範囲内の方向に主として向かう。このように、式(1)の関係を満たしつつ、単位プリズム70の第2プリズム面72の形状を変更することで、各第2プリズム面72で反射した光の進行方向の角度分布を、他の第2プリズム面72で反射した光の進行方向の角度分布と適度に異ならせることができる。これにより、各第2プリズム面72で反射した光が発光面21に入射する範囲の分布を各第2プリズム面72毎に変化させることができ、面光源装置20の出光面31に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われることを抑制することができる。
すなわち、式(1)の関係を満しつつ、各単位プリズム70に関するd/Wの値が、少なくとも1つの他の単位プリズム70に関するd/Wの値と異ならせる場合、単位プリズム70が、傾斜角度φが漸次変化する複数の要素面73を有することによって優れた集光機能を発揮し得るようにしながら、面光源装置20の発光面21に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われることを抑制することができる。
このような傾向を強化する観点から、任意の2つの単位プリズム70に関する比d/Wの差の大きさを算出したときに、算出された前記比d/Wの値の差の大きさのうちの最大値が1%以上となることが好ましい。すなわち、光学シート60に含まれる複数の単位プリズム70のうち、任意の2つの単位プリズム70の組み合わせをすべて抽出して、各組み合わせ毎に比d/Wの差の大きさを算出したときに、算出された比d/Wの差の大きさのうちの最大値が1%以上となることが好ましい。
また、本実施の形態では、本体部65の法線方向ndに沿って当該本体部65から単位プリズム70の先端部75aが突出した突出高さをHとしたときに、任意の2つの単位プリズム70における突出高さHの差の大きさが2μm以下となっている。すなわち、光学シート60に含まれる複数の単位プリズム70のうち、任意の2つの単位プリズム70の組み合わせをすべて抽出して、各組み合わせ毎に突出高さHの差の大きさを算出したときに、すべての組み合わせにおける突出高さHの差が2μm以下となっている。この場合、光学シート60の単位プリズム70側の面に、他の部材を重ね合わせた際に、相対的に突出高さHの大きい単位プリズム70に集中的に負荷が掛かることを有効に抑制することができる。これにより、単位プリズム70の先端部75a付近が欠けてしまうことを有効に抑制することができる。また、重ね合わされた他の部材、例えば導光板30の出光面31が、相対的に突出高さHの大きい単位プリズム70の先端部75aによって傷付けられてしまうことも有効に抑制することができる。
一例として、光学シート60の各部の寸法は、以下のように設定され得る。まず、以上のような構成からなる単位プリズム70の具体例として、単位プリズム70の幅W(図示された例では、単位プリズム70の配列ピッチに相当)を10μm以上200μm以下とすることができる。ただし、昨今においては、単位プリズム70の配列の高精細化が急速に進んでおり、単位プリズム70の幅Wを10μm以上40μm以下とすることが好ましい。また、光学シート60のシート面への法線方向ndに沿った本体部65からの単位プリズム70の突出高さHを5.5μm以上180μm以下とすることができる。また、一例として、第2プリズム面72の第1要素面73aでの傾斜角度φを30°以上60°以下とすることができ、第2プリズム面72の第2要素面73bでの傾斜角度φを35°以上70°以下とすることができる。
以上のような構成からなる光学シート60は、基材上に光学シート60を賦型することにより、あるいは、押し出し成型により、作製することができる。光学シート60の本体部65及び単位プリズム70をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。
電離放射線硬化型樹脂を基材上に硬化させることによって光学シート60を作製する場合、単位プリズム70とともに、単位プリズム70と基材との間に位置するようになるシート状のランド部を、基材上に形成するようにしてもよい。この場合、本体部65は、基材と電離放射線硬化型樹脂によって形成されたランド部とから構成されるようになる。一方、押し出し成型で作製された光学シート60においては、本体部65と、本体部65の入光側面67上の複数の単位プリズム70と、が一体的に形成され得る。
次に、以上のような構成からなる表示装置10の作用について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、光源24をなす発光体25で発光された光は、入光面33を介し、導光板30に入射する。図2に示すように、導光板30へ入射した光L21,L22は、導光板30の出光面31および裏面32において、反射、とりわけ導光板30をなす材料と空気との屈折率差に起因して全反射を繰り返し、導光板30の入光面33と反対面34とを結ぶ第1方向(導光方向)dへ進んでいく。
導光板30の裏面32は、入光面33から反対面34に向かうにつれて、出光面31に対して接近するように傾斜した傾斜面37を有している。傾斜面37は段差面38及び接続面39を介して連結されている。このうち段差面38は、導光板30の板面の法線方向ndに延びている。したがって、導光板30内を入光面33の側から反対面34の側へと進む光の殆どは、裏面32のうち、段差面38に入射することなく、傾斜面37又は接続面39にて反射するようになる。そして、裏面32のうちの傾斜面37で反射すると、図2に示された断面における当該光の進行方向は、導光板30の板面に対する傾斜角度を増大させる。すなわち、裏面32のうちの傾斜面37で反射すると、以降における、当該光の出光面31及び裏面32への入射角度が小さくなる。したがって、導光板30内を進む光の出光面31及び裏面32への入射角度は、裏面32のうちの傾斜面37での一以上の反射によって、次第に小さくなっていき、全反射臨界角未満となる。この場合、当該光は、導光板30の出光面31および裏面32から、出射し得るようになる。出光面31から出射した光L21,L22は、導光板30の出光側に配置された光学シート60へと向かう。一方、裏面32から出射した光は、導光板30の背面に配置された反射シート28で反射され再び導光板30内に入射して導光板30内を進むことになる。
とりわけ、図示された例においては、導光方向に沿って入射面33から反対面34に接近するにつれて、裏面32のうちの傾斜面37が占める割合が高くなっている。これにより、出射光量が少なくなってしまう傾向がある入光面33から離間した領域において、導光板30の出光面31からの出射光量を十分に確保し、導光方向に沿った出射光量の均一化を図ることができる。
導光板30から出射した光は、その後、光学シート60へ入射する。上述したように、この光学シート60は、導光板30の側へ向けて先端部75aが突出する単位プリズム70を有している。図2によく示されているように、単位プリズム70の長手方向は、導光板30による導光方向(第1方向)dと交差する方向、とりわけ本実施の形態では導光方向と直交する第2方向dと、平行になっている。
この結果、第1方向dにおける一側(図2の紙面における左側)に配置された光源24で発光され導光板30を介して光学シート30へ向かう光L21,L22は、互いに接続された第1プリズム面71および第2プリズム面72のうちの、第1方向dにおける光源24側となる一側に位置する第1プリズム面71を介して単位プリズム70へ入射する。図2に示すように、この光L21,L22は、その後、第1方向dにおける光源とは反対側の他側(図2の紙面における右側)に位置する第2プリズム面72で全反射してその進行方向を変化させるようになる。
そして、単位プリズム70の第2プリズム面72での全反射により、図2及び図8に示された光学シートの主切断面(第1方向(導光方向)dと正面方向ndとの両方向に平行な断面)において正面方向ndから傾斜した方向に進む光L21,L22,L81,L82は、その進行方向が正面方向ndに対してなす角度が小さくなるように、曲げられる。すなわち、導光板30の出光面31から出射し所定の角度範囲から第1プリズム面71に入射した光L21,L22,L81,L82が、第2プリズム面72で反射した後本体部65内を進行して当該本体部65から出射し、前記光L21,L22,L81,L82が本体部65から出射したときに当該光の進行方向が本体部65の法線方向ndに対してなす角度は、前記光L21,L22,L81,L82が第1プリズム面71へ入射するときに当該光の進行方向が本体部65の法線方向ndに対してなす角度よりも小さくなる。このような作用により、単位プリズム70は、第1方向(導光方向)dに沿った光の成分について、透過光の進行方向を正面方向nd側に絞り込むことができる。すなわち、光学シート60は、第1方向dに沿った光の成分に対して、集光作用を及ぼすようになる。
とりわけ、図7に示す光学シート60では、式(1)の関係を満しつつ、各単位プリズム70に関するd/Wの値が、少なくとも1つの他の単位プリズム70に関するd/Wの値と異なるように、各単位プリズム70の形状を決定している。この場合、各第2プリズム面72で反射した光が発光面21に向かうときの方向の範囲を、他の第2プリズム面72で反射した光が発光面21に向かうときの方向の範囲と適度に異ならせることができる。これにより、各第2プリズム面72で反射した光が発光面21に入射する範囲を各第2プリズム面72毎に変化させることができ、面光源装置20の出光面31に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われることを抑制することができる。
なお、このように光学シート60の単位プリズム70によってその進行方向を大きく変化させられる光は、主として、単位プリズム70の配列方向である第1方向dに進む成分であり、導光板30の単位光学要素50の傾斜面35,36によって集光させられる第2方向dに進む成分とは異なる。したがって、光学シート60の単位プリズム70での光学的作用によって、導光板30の単位光学要素50によって上昇させられた正面方向輝度を害すことなく、さらに、正面方向輝度を向上させることができる。
面光源装置20の発光面21を形成する光学シート60から出射した光は、その後、液晶表示パネル15の下偏光板14へ入射する。下偏光板14は、直交する二つの偏光成分(P波およびS波)のうちの、一方の方向に振動する偏光成分の光を透過させる。下偏光板14を透過した一方の偏光成分の光は、画素毎への電界印加の状態に応じて、選択的に上偏光板13を透過するようになる。このようにして、液晶表示パネル15によって、面光源装置20からの光を画素毎に選択的に透過させることにより、液晶表示装置10の観察者が、映像を観察することができるようになる。
以上のように、本実施の形態によれば、シート状の本体部65と、本体部65上に第1方向dに配列された複数の単位プリズム70であって、各々が第1方向dと交差する方向に延びている、複数の単位プリズム70と、を備え、各単位プリズム70は、第1方向dの一側を向く第1プリズム面71と、第1方向dの他側を向く第2プリズム面72と、を含み、第2プリズム面72は、主切断面において、第1方向dに対する傾斜角度φが、本体部65から最も離間した単位プリズム70の先端部75aの側から、本体部65に最も近接した単位プリズム70の基端部75bの側へ向けて、しだいに大きくなるように配置された複数の要素面73を含み、式(1)の関係を満たしつつ、各単位プリズム70に関するd/Wの値が、少なくとも1つの他の単位プリズム70に関するd/Wの値と異なっている。このような形態によれば、各第2プリズム面72で反射した光の進行方向の角度分布を、他の第2プリズム面72で反射した光の進行方向の角度分布と適度に異ならせることができる。これにより、各第2プリズム面72で反射した光が発光面21に入射する範囲の分布を各第2プリズム面72毎に変化させることができ、面光源装置20の出光面31に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われることを抑制することができる。この結果、面光源装置20により照明される表示パネル15の画素との間でモアレが発生することも抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
まず、上述した実施の形態において、光学シート60の単位プリズム70の一例について説明したが、この例に限られず、種々の変更が可能である。例えば、単位プリズム70の第2プリズム面72が、二つの要素面73を含む例を示したがこれに限られず、第2プリズム面72が、三以上の要素面73を含んでいてもよい。さらに、単位プリズム70の主切断面における断面形状が、図7及び図8に示された具体例に限られず、例えば、五角形形状、或いは六角形形状等であってもよい。
また、図11に、光学シート60の単位プリズム70によって形成される面とは反対側となる出光面61に、光拡散層65aが形成された例を示す。図11に示された例において、光拡散層65aは、バインダー樹脂69と、バインダー樹脂69中に分散した光拡散粒子68と、を有している。なお、この光拡散層65aの拡散能は、光拡散層65aを平行光束が入射した場合、ピーク輝度の半分の輝度が得られる角度範囲が0.8°以上となるように設定されていることが好ましい。この場合、光拡散層65aでの拡散により、光学シート60や導光板30に生じた欠陥を目立ちにくくして隠蔽することが可能となる。例えば、光学シート60や導光板30の製造中に生じた傷や凹み等により輝点や欠点が生じたとしても、光拡散層65aの拡散能により、当該欠陥を不可視化することができる。このような光拡散層65aでの光拡散機能により、光学シート60の単位プリズム70、反射シート28、導光板30または光拡散層65aについての欠陥に対する許容範囲を拡大させることができ、結果として、光学シート60、反射シート28、導光板30または光拡散層65a等の歩留まりを改善することができる。また、光拡散層65aでの拡散機能は、面光源装置20の発光面21上で測定される輝度の角度分布を滑らかにすることができ、観察者が、観察角度を変化させた際に大きな明るさの変化が生じることを効果的に回避し、適切な画像の観察が可能な角度範圍(視野角)を提供することができる。
ただし、光拡散層65aの拡散能が強過ぎると、正面方向輝度を低下させてしまうことになる。この点から、光拡散層65aの拡散能は、光拡散層65aを平行光束が入射した場合、ピーク輝度の半分の輝度が得られる角度範囲が2.6°以下となるように設定されていることが好ましい。
さらに、上述した実施の形態において、導光板30の単位光学要素50の一例について説明したが、この例に限られず、種々の変更が可能である。例えば、導光板30に含まれる複数の単位光学要素50が、互いに異なる構成を有していてもよい。また、単位光学要素50の主切断面における断面形状が、図5に示された具体例に限られず、例えば三角形形状や半円状であってもよい。
また、上述した実施の形態において、光源24からの光が導光板30を経由して光学シート60に入射する例を示したが、これに限られない。光源が、光学シート60に直接入射する光を投射するようにしてもよい。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
以下に説明するようにして、実施例1、2に係る面光源装置を作製した。面光源装置は、図1〜9を参照して説明した上述の一実施の形態と同一に構成した。すなわち、面光源装置は、光源、導光板、及び、光学シートを有するようにした。導光板は、図1〜9を参照して説明した上述の一実施の形態と同一に構成した。反射シート及び光源は、市販されている液晶表示装置に組み込まれているものを利用した。導光板、反射シート及び光源は、各面光源装置間で共通とした。
各面光源装置間で、異なる光学シートを作製した。作製した光学シートは、単位プリズムの主切断面における断面形状を変更し、その他において互いに同一とした。各光学シートは、図1〜9を参照して説明した上述の一実施の形態と同一に構成した。すなわち、各光学シートは、シート状の本体部と、本体部上に配列された単位プリズムと、を有するようにした。
各サンプルにおける単位プリズムは、互いに異なる形状をもつ3つのバイトを用いて加工された単位プリズムを賦型するための型にて作製した。この型に紫外線硬化型樹脂(DIC株式会社、RC25−750)を流し込んで、厚さ125μmのPETフィルム(東洋紡株式会社製A4300)の一方の面上に、単位プリズムを賦型した。この紫外線硬化型樹脂は、開始剤とペンタエリスリトールトリアクリレートモノマーを主要な成分として含むものであった。
次に、得られた光学シートの単位プリズムが賦型された面を、測定用樹脂で埋めて硬化させた。硬化した測定用樹脂を、光学シートから離型させてその断面形状をSEMにて観察した。主切断面における各光学シートの主要な寸法は、表1に示す通りであった。表1における各寸法は、上述の実施の形態で説明した通りであり、詳しくは図12に示された各寸法に該当する。図12において、単位プリズムの頂部の角度をα°とし、法線方向に沿った第1要素面の長さをa1とした。また、表1及び図12に示すφは、第1要素面が単位プリズムの配列方向である第1方向に対してなす角度として示してある。
Figure 2016095347
(比較例1)
比較例1に係る光学シートは、実施例1に係る光学シートにおいて、各単位プリズムを互いに同一の形状とした例に対応している。具体的には、比較例1において、実施例1で使用した2つ目のバイトのみを利用して加工された型を用いて、互いに同一形状の単位プリズムをもつ光学シートを賦型した。したがって、比較例1に係る光学シートは、表1において、実施例1に係る光学シートにおける2つ目のバイトに対応する単位プリズムのみをもつ例に対応している。
比較例2に係る光学シートは、実施例2に係る光学シートにおいて、各単位プリズムを互いに同一の形状とした例に対応している。具体的には、比較例2において、実施例2で使用した2つ目のバイトのみを利用して加工された型を用いて、互いに同一形状の単位プリズムをもつ光学シートを賦型した。したがって、比較例2に係る光学シートは、表1において、実施例2に係る光学シートにおける2つ目のバイトに対応する単位プリズムのみをもつ例に対応している。
このようにして作製された各実施例及び比較例に係る面光源装置において、光源から導光板に光を入射させた。実施例1及び2においては、面光源装置の出光面に、明るく観察される領域とあまり明るく観察されない領域とが規則的に交互に現われる輝線状のムラが目視にて確認できなかった。これに対して、比較例1及び2においては、面光源装置の出光面に、輝線状のムラが目視にて確認されてしまった。
10 表示装置
11 表示面
12 液晶層
13 上偏光板
14 下偏光板
15 液晶表示パネル
20 面光源装置
21 発光面
24 光源
28 反射シート
30 導光板
31 出光面
32 裏面
33 入光面
34 反対面
35 傾斜面
40 基部
50 単位光学要素
60 光学シート
61 出光面
62 入光面
65 本体部
65a 光拡散層
66 出光側面
67 入光側面
70 単位プリズム
71 第1プリズム面
72 第2プリズム面
73 要素面
73a 第1要素面
73b 第2要素面
75a 先端部
75b 基端部

Claims (7)

  1. シート状の本体部と、
    前記本体部上に第1方向に配列された複数の単位プリズムであって、各々が前記第1方向と交差する方向に延びている、複数の単位プリズムと、を備え、
    各単位プリズムは、前記第1方向の一側を向く第1プリズム面と、前記第1方向の他側を向く第2プリズム面と、を含み、
    前記第2プリズム面は、前記第1方向と前記本体部の法線方向との両方に平行な主切断面において、前記第1方向に対する傾斜角度が、前記本体部から最も離間した単位プリズムの先端部の側から、前記本体部に最も近接した単位プリズムの基端部の側へ向けて、しだいに大きくなるように配置された複数の要素面を含み、
    前記主切断面において、前記先端部と前記基端部とを結ぶ仮想直線と、前記第2プリズム面と、の最大距離をdとし、前記単位プリズムの前記第1方向に沿った幅をWとしたときに、
    0.4%≦d/W≦5.0%
    の関係を満たし、
    各単位プリズムに関するd/Wの値は、少なくとも1つの他の単位プリズムに関するd/Wの値と異なる、光学シート。
  2. 前記本体部の法線方向に沿って当該本体部から前記単位プリズムの前記先端部が突出する突出高さをHとしたときに、任意の2つの単位プリズムに関する突出高さHの差の大きさが2μm以下となる、請求項1に記載の光学シート。
  3. 任意の2つの単位プリズムに関する前記比d/Wの値の差の大きさを算出したときに、算出された前記比d/Wの値の差の大きさのうちの最大値が1%以上となる、請求項1または2に記載の光学シート。
  4. 或る角度範囲から前記第1プリズム面に入射した光が、前記第2プリズム面で反射した後前記本体部内を進行して当該本体部から出射するようになっており、
    前記光が前記本体部から出射したときに当該光の進行方向が前記本体部の法線方向に対してなす角度は、前記光が前記第1プリズム面へ入射するときに当該光の進行方向が前記本体部の法線方向に対してなす角度よりも小さい、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学シートと、
    前記光学シートの前記単位プリズムに対面するようにして配置された出光面と、前記第1方向に対向する一対の側面と、を有する導光板と、
    前記導光板の前記第1方向における一側に位置する前記側面に対面して配置された光源と、を備える、面光源装置。
  6. 前記導光板は、前記出光面に対向する裏面をさらに有し、
    前記裏面は、前記第1方向における一側から他側へ向けて前記出光面に接近する傾斜面を含む、請求項5に記載の面光源装置。
  7. 請求項5または6に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置に対面して配置された透過型表示部と、を備える、表示装置。
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