JP2016093936A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冊子の背を略矩形に構成すると共に、最内シートの折り目がシート束Sの内側に突出しないようにして、品位の高い冊子を提供する。
【解決手段】シート束を折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、折り目付与部404によって付与された折り目の山側がシート束を折り部830によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ最外シートを、折り目付与部404によって付与された折り目の山側が最内シートを向くように、最内シート及び前記最外シートのいずれか一方を表裏及び前後を反転させて前記積載部810に搬送させる。
【選択図】図2
【解決手段】シート束を折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、折り目付与部404によって付与された折り目の山側がシート束を折り部830によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ最外シートを、折り目付与部404によって付与された折り目の山側が最内シートを向くように、最内シート及び前記最外シートのいずれか一方を表裏及び前後を反転させて前記積載部810に搬送させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数のシートからなるシート束を綴じて折り処理することで中綴じ製本するシート処理装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像が形成された複数のシートからなるシート束の中央を綴じ、シート束の綴じ部分を折ることで中綴じ製本する製本装置が知られている。一般に、製本装置によって中綴じ製本した際に、例えば坪量が105g/m2の比較的厚いシートを用いた冊子は、例えば坪量が64〜80g/m2の比較的薄いシートを用いた冊子に比して、冊子の背が割れるいわゆる「背割れ」が発生しやすい。また、上記製本装置によって、特に熱可塑性樹脂であるトナーを用いたトナー画像が形成されたシートを折る場合には、トナー画像が割れて、外観を損ねることがあった。
そこで、図17に示すように、凸部を有する凸歯901と凸歯901に係合し得る凹溝902との間にシートを配置して、これら凸歯901及び凹溝902によってシートを挟持することでシートに折り目を付与する装置が提案されている(特許文献1参照)。この提案されている装置では、中綴じ製本する際に、シート束を綴じる前にシートの折り位置に予め折り目を付与することで、上記背割れやトナー像の割れを軽減している。
また、従来、シート束を綴じる綴じ動作と、シート束に一括して折り目を付与する折り目付与動作と、を連続して行う中綴折機が提案されている(特許文献2参照)。この提案されている中綴折機では、綴じ動作及び折り目付与動作が施されたシート束の中央を、突板(例えば図19及び図20に示す突板903)によって折りローラ対(例えば図19及び図20に示す折りローラ対904)のニップに向けて押し出す。これにより、シート束の中央が折りローラ対のニップによって圧縮され、シート束が折られる構成となっている。
図18(a)に示すように、上記特許文献1記載の装置又は上記特許文献2記載の中綴折機によってシート束Sに凸形状の折り目Xを付与すると、折り目Xの両端部に筋Y,Yが形成される。そして、図18(b)に示すように、折り目Xの頂部がシート束Sの外側に向かうようにシート束Sに折りを行うと、折りの位置は折り目Xの頂部で安定するものの、筋Y,Yが外観上目立ってしまう。また、図18(c)に示すように、折り目Xの頂部がシート束Sの内側に向かうようにシート束Sに折りを行うと、冊子(シート束S)の背の形状が略矩形となるため筋Y,Yが目立たず、シート束Sの外観は良い。しかしながら、折り目Xは、折り工程時に圧縮されてシート束Sの内側に突出してしまい、特にシート束Sが折られた際に最も内側となるシート(以下、最内シートとする)がシート束Sの内側に突出すると、冊子品位を低下させてしまう。また、折り目Xの頂部がシート束Sの内側に向かうようにシート束Sに折りを行う際に、図18(d)及び図18(e)に示すように、折り位置がシート束Sの中心ではなく、筋Y,Yにずれてしまい、冊子品位を低下させてしまう場合がある。
このようなシート束Sの折れ位置のずれを、特許文献2記載の中綴折機が有する突板903及び折りローラ対904を用いて説明する。まず、図19に示すように、シート束Sの最内シート及びシート束Sが折られた際に最も外側となるシート(以下、最外シートとする)の両方に、突板903に向かって突出するように折り目Xが付与された場合を説明する。突板903がシート束Sの中心を押し出そうとすると、図19(b)及び図19(c)に示すように、最内シートの折り目X1及び最外シートの折り目X2によって、突板903が滑り、折り目X1の端部の筋に突板903の先端が位置する。この状態で、突板903がシート束Sに進入し、シート束Sを折りローラ対904に押し出すと、図18(d)又は図18(e)で示すように、シート束Sが筋Y,Yで折られた冊子形状となってしまう。同様に、図20に示すように、最外シートのみに折り目X2が形成された場合でも、突板903は、シート束Sに進入する際に折り目X2によって滑り、シート束Sが筋Y,Yで折られた冊子形状となってしまう。
そこで、本発明は、冊子の背は略矩形に構成すると共に、最内シートの折り目がシート束Sの内側に突出しないようにして、もって上述した課題を解決したシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート処理装置において、シートに折り目を付与する折り目付与部と、前記折り目付与部によって折り目が付与された複数のシートを束ねて積載し、シート束を形成する積載部と、前記折り目付与部によって折り目が付与されたシートを、表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送可能な搬送部と、前記シート束を折る折り部と、前記シート束を前記折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記シート束を前記折り部によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ前記最外シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記最内シートを向くように、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方を表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送させるように前記搬送部を制御する制御部と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によると、最外シートが略矩形に折られ、かつ最内シートが内向きに出っ張らず、品位の高い冊子を提供することができる。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。画像形成装置としての複写機1(画像形成装置)は、図1に示すように、画像形成装置本体100と、原稿読取装置200と、シート処理装置300と、を備えている。画像形成装置本体100は、シートを給送するシート給送部10と、シート給送部10から給送されたシートに画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20によって形成されたシート上の画像を定着させる定着部30と、を有している。また、画像形成装置本体100は、シートをシート処理装置300に排出する排出部40と、定着部30を通過したシートを再度画像形成部20に搬送する両面搬送路50と、本体制御部60と、操作部70と、を有している。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。画像形成装置としての複写機1(画像形成装置)は、図1に示すように、画像形成装置本体100と、原稿読取装置200と、シート処理装置300と、を備えている。画像形成装置本体100は、シートを給送するシート給送部10と、シート給送部10から給送されたシートに画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20によって形成されたシート上の画像を定着させる定着部30と、を有している。また、画像形成装置本体100は、シートをシート処理装置300に排出する排出部40と、定着部30を通過したシートを再度画像形成部20に搬送する両面搬送路50と、本体制御部60と、操作部70と、を有している。
また、原稿読取装置200は、原稿給送部210と、イメージリーダ部220と、を有しており、原稿給送部210は、原稿Dを載置して自動給送する自動給送トレイ211と、プラテンガラス212と、排出トレイ213と、を有している。イメージリーダ部220は、原稿Dの画像を読み取るスキャナユニット221と、ミラー222,223及びレンズ224を介して、スキャナユニット221からの光を読み取るイメージセンサ225と、を有している。
ここで、画像形成装置本体100及び原稿読取装置200による画像形成動作について説明する。自動給送トレイ211上には、原稿Dがフェイスアップ状態(画像が形成されている面が上向きの状態)で載置され、原稿Dは、プラテンガラス212に向けて1枚ずつ給送される。そして、スキャナユニット221は、プラテンガラス212上を通過する原稿Dに光を照射し、イメージセンサ225は、この光を読み取ることで原稿Dの画像を読み取る。画像が読み取られた原稿Dは、排出トレイ213から機外に排出される。なお、自動給送トレイ211に原稿Dを載置せずに、プラテンガラス212上に原稿Dを載置して、スキャナユニット221を移動させながら原稿Dの画像を読み取ることもできる。
イメージセンサ225により読み取られた原稿Dの画像データは、所定の画像処理が施されて画像形成部20の露光制御部21へ送信される。露光制御部21は、画像データに応じたレーザ光をポリゴンミラー21aによって走査しながら、表面が予め一様に帯電された感光体ドラム22に照射する。感光体ドラム22には、照射されたレーザ光に応じた静電潜像が形成され、静電潜像は、現像器23によって現像され、トナー像として可視化される。
一方、シート給送部10において、カセット11,12又は手差し給送部13からシートPが給送される。シートPは、画像形成部20の転写部24へ搬送され、転写部24は、感光体ドラム22上のトナー像をシートPに転写する。シートPは、定着部30において熱及び圧力が付与されて、トナー像が定着される。トナー像が定着されたシートPは、排出部40において、移動部材41によって両面搬送路50に案内される。移動部材41は、回動することでシートPの搬送路を切換える。シートPは、後端が移動部材41を通過すると、スイッチバック搬送されて、排出ローラ42によって画像形成装置本体100からシート処理装置300に排出される。
これによって、シートPは、フェイスダウン状態(トナー像が形成された面を下向きの状態)で画像形成装置本体100から排出される。シートPをフェイスダウン状態で機外に排出すると、先頭ページから順に画像形成処理を行うことができる。例えば、原稿給送部210を使用して画像形成処理を行う場合や、コンピュータやファクシミリから送信された画像データに対する画像形成処理を行う場合にページ順序を揃えることができる。なお、複写機1は、原稿読取装置200を必ずしも必要とせず、原稿読取装置200を設けずに小型化及びコストダウンを図ってもよい。
また、シートPの両面に画像を形成する場合には、転写部24によってシートの第1面に画像が転写され、定着部30を通過したシートPは、移動部材41によって排出ローラ42に案内される。シートPは、後端が移動部材41を通過すると、スイッチバック搬送されて、移動部材41によって両面搬送路50に案内される。そして、シートPは、転写部24によってシートの第2面に画像が転写され、フェイスダウン状態で画像形成装置本体100からシート処理装置300に排出される。
次に、シート処理装置300について説明する。シート処理装置300は、図2に示すように、シートに折り目を付与する折り目付与装置400と、シートにステープル(綴じ)処理等を行うフィニッシャ500と、を有する。折り目付与装置400は、搬送路401と、入口ローラ対402と、レジストレーションローラ対403と、折り目付与部404と、搬送ローラ対405,406と、を有する。なお、入口ローラ対402は、入口ローラ駆動モータM1(図8参照)によって駆動され、レジストレーションローラ対403及び搬送ローラ対405,406は、搬送モータM2(図8参照)によって駆動される。これら入口ローラ駆動モータM1及び搬送モータM2は、折り目付与制御部400aによって制御される。また、折り目付与装置400は、シート検知センサS1と、先端検知センサS2(先端位置検知部)と、後端検知センサS3(後端位置検知部)と、を有している。シート検知センサS1は、入口ローラ対402とレジストレーションローラ対403との間に配置される。先端検知センサS2は、レジストレーションローラ対403と折り目付与部404との間に配置される。後端検知センサS3は、入口ローラ対402のシート搬送方向上流に配置される。
折り目付与部404は、図3及び図4に示すように、略コ字状に形成され、軸受407を介してカム軸408を回転可能に支持する支持フレーム409を有しており、カム軸408には、複数の偏心カム418,…が固定されている。また、支持フレーム409からは、スライド軸410,410が立設しており、これらスライド軸410,410には、スライド支持部材411及びカム受け台421がスライド自在に支持されている。スライド支持部材411の下面には、搬送路401に突出可能な凸部412が形成され、支持フレーム409の凸部412と対向する位置には、凸部412と係合可能な凹部413が形成されている。スライド支持部材411とカム受け台421との間には、複数のバネ414が縮設されており、バネ414は、凸部412及び凹部413によってシートPに折り目を付与するのに十分な弾性力を保持している。
スライド支持部材411には、吊り上げ軸417を支持する吊り上げ板415,415が固定されており、吊り上げ板415に形成された長孔415aには、カム軸408が挿通している。カム軸408は、折り目付与モータM3によって駆動され、偏心カム418は、下方でカム受け台421を押圧し、上方で吊り上げ軸417を押圧する。
次いで、折り目付与装置400の動作について説明する。折り目付与制御部400aは、図5(a)に示すように、入口ローラ駆動モータM1を駆動して、画像形成装置本体100から搬送されてきたシートPを、レジストレーションローラ対403まで搬送させる。レジストレーションローラ対403は、シートPの先端が到達したときには停止しており、停止しているレジストレーションローラ対403のニップにシートPの先端が当接する。これにより、シートPにループが形成されて、シートPの斜行が補正される。折り目付与制御部400aは、シート検知センサS1がシートPを検知してから所定時間後に搬送モータM2を駆動して、レジストレーションローラ対403及び搬送ローラ対405,406を駆動させる。なお、この所定時間は、レジストレーションローラ対403においてシートPにループを形成させるのに十分な時間に設定されている。
折り目付与部404の偏心カム418は、シートPが搬送されてくる際には、凸部412が上方位置に位置するように吊り上げ軸417に当接する位置で停止している。この時、凸部412は、搬送路401に突出しておらず、シートPの搬送を妨げることはない。折り目付与制御部400aは、図5(b)に示すように、シートPを、シートPの搬送方向の長さの1/2の位置に凸部412及び凹部413が位置する位置(以下、折り目付与位置とする)まで搬送し、折り目付与位置でシートPを停止させる。そして、先端検知センサS2のシートPの先端の検知に基づいて、シートの搬送速度等から搬送ローラ対405,406を停止させるまでの時間が計算される。計算された時間に基づいて、搬送ローラ対405,406を制御することにより折り目付与位置にシートPを停止させることができる。
折り目付与制御部400aは、シートPを折り目付与位置で停止させた状態で、折り目付与モータM3を駆動させる。これにより、カム軸408が回転し、複数の偏心カム418,…がカム受け台421を下方に押圧して移動させる。カム受け台421が下方に移動すると、複数のバネ414,…を介して、スライド支持部材411もスライド軸410,410に案内されつつ下方に移動する。これにより、スライド支持部材411の下面に形成された凸部412が凹部413に係合し、これら凸部412及び凹部413によってシートPが挟持される。シートPが凸部412及び凹部413によって挟持されることでシートPに折り目X(図5(c)参照)が付与される。なお、凸部412は、シートPに折り目を付与する際には、搬送路401に突出する。
偏心カム418は、シートPに折り目Xが付与された後も回転を続け、吊り上げ軸417を上方に押圧して移動させる。吊り上げ軸417が上方に移動することで、吊り上げ板415,415を介して、スライド支持部材411及び凸部412が上方に移動する。これにより、凸部412及び凹部413の係合状態が解除され、シートPが搬送可能となる。そして、折り目付与制御部400aは、折り目付与モータM3を停止させると共に、図5(c)に示すように、搬送モータM2を駆動させて、シートPをフィニッシャ500に搬送する。
なお、後述のフィニッシャ500の反転搬送路503をシートPが通過する際には、搬送の過程でシートの表裏及び前後が反転する。そのため、反転搬送路503を通過するシートPに対しては、折り目付与制御部400aは、先端検知センサS2ではなく、後端検知センサS3が検知したシートPの後端の位置に基づいて、折り目付与位置を決定する。これにより、表裏及び前後が反転するシートと、反転しないシートを束ねても、付与された折り目の位置がずれることなく、品位の高い冊子を作成することができる。
次に、フィニッシャ500について説明する。フィニッシャ500は、図2に示すように、パンチユニット510と、シート処理部520と、中綴じ製本ユニット800と、を有している。パンチユニット510は、折り目付与装置400から搬送されたシートPが通過するフィニッシャ搬送路501上に配置されており、フィニッシャ搬送路501は、途中で上排出搬送路502と、反転搬送路503と、に分岐する。上排出搬送路502と反転搬送路503との分岐部分には、回動することで搬送路を切換える反転回動部材504が設けられている。上排出搬送路502は、途中で下排出搬送路505に分岐し、この分岐部分には、回動することで搬送路を切換える排出回動部材506が設けられている。下排出搬送路505は、途中で反転搬送路503に合流し、更に処理搬送路507と、中綴じ搬送路508と、に分岐する。処理搬送路507と中綴じ搬送路508との分岐部分には、回動することで搬送路を切換える中綴じ回動部材518が設けられている。フィニッシャ搬送路501、上排出搬送路502、下排出搬送路505及び中綴じ搬送路508は、シート処理搬送路509を構成する。
上排出搬送路502上には、図6に示すように、搬送ローラ対511〜513と、シートPの先端を検知する反転検知センサS4と、が設けられている。下排出搬送路505には、搬送ローラ対514,515が設けられている。反転搬送路503には、搬送ローラ対516,517が設けられている。フィニッシャ搬送路501、上排出搬送路502、反転搬送路503、下排出搬送路505、処理搬送路507及び中綴じ搬送路508には、図2に図示されるように他にも搬送ローラ対が設けられているが、説明を省略する。なお、搬送ローラ対511〜517は、搬送駆動モータM4(図8参照)によって駆動され、この搬送駆動モータM4は、フィニッシャ制御部500a(制御部、図1及び図8参照)によって制御される。
次いで、シートPが反転搬送路503を通過せずに、シート処理搬送路509をシートPが搬送される場合について説明する。折り目付与装置400において折り目Xが付けられたシートPは、パンチユニット510によって必要に応じて穿孔処理が行われ、上排出搬送路502に搬送される。さらに、シートPは、上排出搬送路502からそのままサンプルトレイ701に排出されるか、排出回動部材506によって搬送路が切換えられて、下排出搬送路505に搬送される。下排出搬送路505に搬送されたシートPは、中綴じ搬送路508を介して中綴じ製本ユニット800に搬送されるか、中綴じ回動部材518によって搬送路が切換えられて、処理搬送路507に搬送される。
処理搬送路507に搬送されたシートPは、シート処理部520の処理トレイ521に排出され、順次整合処理されながら束状に積載される。そして、処理トレイ521上に束状に積載されたシートPには、操作部70の設定に応じて、例えばステープル522による綴じ処理や、仕分け処理が行われる。処理トレイ521上で処理されたシートP(シート束)は、スタックトレイ700とサンプルトレイ701に選択的に排出される。
次いで、フィニッシャ500におけるシートPの反転動作について、図6を参照しながら説明する。フィニッシャ搬送路501から上排出搬送路502にシートPが搬送され、反転検知センサS4によってシートPの先端が検知されると、フィニッシャ制御部500aは、シートPの搬送を停止させる。そして、フィニッシャ制御部500aは、不図示のソレノイドを駆動させて反転回動部材504を回動させると共に、搬送ローラ対512,513を逆転させて、シートPを反転搬送路503に案内する(図6(a)(b)参照)。なお、反転回動部材504及び搬送ローラ対512,513は、反転搬送部530を構成する。また、フィニッシャ500において、シートPを中綴じ製本ユニット800に搬送する搬送系を搬送部540(図2参照)とする。反転搬送路503に案内されたシートPは、搬送ローラ対516,517,515によって、下排出搬送路505に合流した後、中綴じ搬送路508に搬送される(図6(c)参照)。これにより、シートPを、シートPの表裏及び前後を反転させて、中綴じ製本ユニット800に搬送させることができる。
次に、中綴じ製本ユニット800について、図7を参照しながら説明する。中綴じ製本ユニット800は、複数のシートPを積載する積載部810と、ステープラ820(綴じ部)と、シート束を折る折り部830と、プレス部860と、折り束排出トレイ850と、を有している。積載部810は、シートを案内するシートガイド811と、シートサイズに応じてシートPの搬入口を切換える切換部材812と、シートガイド811によって案内されたシートPが突き当たることで載置される積載ストッパ813と、を有している。また、積載部810は、シートPを積載ストッパ813に搬送する滑りローラ814〜816と、積載ストッパ813に積載されたシートPを整合する1対の整合部材817と、を有している。滑りローラ814〜816は、例えば金属ローラから構成されてシートに対して高い滑り性を有しており、滑りローラ815,816は、それぞれ支点軸815a,816aを中心に揺動可能に構成されている。
積載ストッパ813は、不図示の移動モータによって上下に移動可能に構成されており、例えば図7に実線で示す上方位置と、破線で示す下方位置と、にシートサイズに応じて移動する。積載ストッパ813は、シートPの搬送方向の中央位置(折り目付与位置)が、ステープラ820のドライバ820a及びアンビル820bによって針綴じされる位置と一致するように位置決めされる。滑りローラ814〜816は、複数のシートPが座屈しない状態で積載ストッパ813によって支持されるように適宜揺動し、これら複数のシートPによってシート束が形成される。
折り部830は、複数の(本実施の形態では3対)折りローラ対831,832,833と、折りローラ対831(一対のローラ)のニップ部Nに向けてシート束を押し出す押し出し部材834と、を有している。押し出し部材834は、押し出しモータM5(図8参照)によって駆動される。折りローラ対831,832,833のそれぞれのローラ同士には、不図示のバネによって、シート束を折るのに十分な圧力がかけられている。折りローラ対831,832,833は、不図示のモータにより等速回転するようになっており、シート束は、折りローラ対831,832,833によって順次折り処理されて、プレス部860に搬送される。
なお、ステープラ820によって綴じ処理を行わずにシート束を折る場合には、積載ストッパ813を、予めシート束の搬送方向の中央部が折りローラ対831のニップ部Nに対向するように位置決めする。一方、ステープラ820によってシート束に綴じ処理を施す場合には、まず、積載ストッパ813を、シート束の搬送方向の中央部がステープラ820の綴じ位置に位置するように位置決めする。そして、シート束が綴じ処理された後に、積載ストッパ813を移動させ、シート束の搬送方向の中央部が折りローラ対831のニップ部Nに対向するように位置決めする。
プレス部860は、折られたシート束の折り目部分を、ニップを維持したままシートの搬送方向とは直交する幅方向に移動可能なプレスローラ対861を有している。折り部830によって折り処理されたシート束は、プレスローラ対861によって折り目部分が圧縮され、折り束排出トレイ850に排出される。
図8は、複写機1の制御ブロック図である。本体制御部60は、制御プログラム等を格納するROM61と、一時データ等を保持するRAM62と、を有している。本体制御部60は、上記制御プログラム及び操作部70の設定に従って、原稿給送制御部63、イメージリーダ制御部64、画像信号制御部65及びプリンタ制御部66を制御する。また、本体制御部60は、フィニッシャ制御部500a及び折り目付与制御部400aを制御するように構成されており、外部インターフェース67を介して、他のコンピュータ68からの信号が入力される。
折り目付与制御部400aの入力側には、シート検知センサS1と、先端検知センサS2と、後端検知センサS3と、が接続されており、出力側には、入口ローラ駆動モータM1と、搬送モータM2と、折り目付与モータM3と、が接続されている。折り目付与制御部400aは、本体制御部60から送信されるシートの搬送方向の長さの情報及び先端検知センサS2又は後端検知センサS3の検知に基づいて、折り目付与位置を計算する。フィニッシャ制御部500aの入力側には、反転検知センサS4等が接続されており、出力側には、搬送駆動モータM4及び押し出しモータM5が接続されている。
次に、図9に示すフローチャートに沿って、複写機1による中綴じ折り製本動作について説明する。なお、複写機1が作成する冊子において、折り部830によって折られた時に最も内側となるシートを最内シートSa、最も外側となるシートを最外シートSbとする。また、最内シートSa及び最外シートSbによって挟まれるシートを中間シートScとする。
中綴じ折り製本動作が始まると、本体制御部60は、画像形成装置本体100によってシートPに画像を形成させる。この時、本体制御部60は、画像が形成されるシートが最内シートSaか否かを判断し、最内シートSaではない場合には、シートに画像を形成した後、シートを折り目付与部404に搬送する(ステップST1,ST2,ST4)。最内シートSaの場合には、最内シートSaに予め表裏反転させて画像を形成し、折り目付与部404に搬送する(ステップST1,ST3,ST4)。
そして、折り目付与部404において、搬送されてきたシートが最外シートSbの場合には、先端検知センサS2の情報に基づいて、最外シートSbの先端を基準に折り目付与位置が決定される(ステップST5)。折り目付与部404では、上述したように、折り目付与位置において最外シートSbに折り目Xが付与され、最外シートSbはフィニッシャ500に搬送される(ステップST7b)。
折り目付与部404において、搬送されてきたシートが最内シートSaの場合には、後端検知センサS3の情報に基づいて、最内シートSaの先端を基準に折り目付与位置が決定される(ステップST5)。折り目付与部404では、上述したように、折り目付与位置において最内シートSaに折り目Xが付与され、最内シートSaはフィニッシャ500に搬送される(ステップST7a)。折り目付与部404において、搬送されてきたシートが中間シートScの場合には、中間シートScは、折り目を付与されずにフィニッシャ500に搬送される(ステップST5,ST6)。
フィニッシャ500において、搬送されてきたシートが最内シートSaの場合には、フィニッシャ制御部500aは、上述したように反転搬送部530を制御する。これにより、最内シートSaは、表裏及び前後が反転されて、中綴じ製本ユニット800に搬送される(ステップST8,ST9,ST10)。フィニッシャ500において、搬送されてきたシートが最内シートSaではない場合には、シートを反転させずに中綴じ製本ユニット800に搬送させる(ステップST8,ST10)。
中綴じ製本ユニット800の積載ストッパ813には、このようにして最内シートSaから順にシートが積載されていき、最外シートSbが積載されるまでは、本体制御部60は、画像形成動作を続ける(ステップST11,ST12)。そして、積載ストッパ813に最外シートSbが積載されると、最内シートSaから最外シートSbまでが積載ストッパ813に整合されて積載され、シート束を形成する。シート束は、ステープラ820によって綴じ処理され、続けて折り部830によって折り処理される(ステップST11,ST13,ST14)。
ここで、折り部830によってシート束が折り処理される際に、まずシート束が2枚のシートによって形成される場合を説明する。図10に示すように、積載ストッパ813に積載されたシート束は、最内シートSaが表裏及び前後反転されたために、最内シートSaに付与された折り目の山側が最外シートSbを向いて構成される。また、最外シートSbに付与された折り目の山側は、最内シートSaを向いて積載ストッパ813に積載されている。この状態で、フィニッシャ制御部500aは、押し出しモータM5を駆動することで、押し出し部材834をシート束に向かって移動させる。そして、押し出し部材834は、シート束を折りローラ対831のニップ部Nに向けて押し出し、ニップ部Nによってシート束が折られる。
なお、押し出し部材834の先端は、最内シートSaに付与された折り目Xと略同一の曲面を有する形状に構成されている。これにより、押し出し部材834が最内シートSaに付与された折り目Xに係合し、押し出し部材834とシート束との相対移動を防止することができる。また、シート束は、ステープラ820によって打ち込まれた針Vによって固定されているので、シート束を押し出し部材834が押し出す際の押し出し部材834とシート束との相対移動を防止することができる。よって、シート束を正確に折ることができ、冊子の品位を向上することができる。
また、シート束が3枚以上のシートによって形成される場合においても、図11に示すように、最内シートSaに付与された折り目の山側は最外シートSbを向いて積載ストッパ813に積載されている。また、最外シートSbに付与された折り目の山側は、最内シートSaを向いて積載ストッパ813に積載されている。この状態で、フィニッシャ制御部500aは、押し出しモータM5を駆動することで、押し出し部材834をシート束に向かって移動させる。そして、押し出し部材834は、シート束を折りローラ対831のニップ部Nに向けて押し出し、ニップ部Nによってシート束が折られる。
折り部830によって折り処理が施されたシート束は、2枚のシート束の場合は図12(a)に示すように、3枚以上のシート束の場合は図12(b)に示すようにシート束S(冊子)となって折り束排出トレイ850に排出される(ステップST15)。以上のような中綴じ折り製本動作によって、最外シートSbは略矩形に折られ、最内シートSaは通常の2つ折りに折られた冊子を得ることができる。また、最外シートSbの出っ張りZは最内シートSaが重なることによって隠され、冊子の品位を向上することができる。
(第2の実施の形態)
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。本発明の第2の実施の形態では、折り目付与部が2つあり、また反転搬送路が無いことが第1の実施の形態と相違するため、これらを中心に説明する。
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。本発明の第2の実施の形態では、折り目付与部が2つあり、また反転搬送路が無いことが第1の実施の形態と相違するため、これらを中心に説明する。
シート処理装置300Aは、図13に示すように、第1折り目付与部404Aのシート搬送方向下流に、第2折り目付与部430が配設された折り目付与装置400Aを有している。第1折り目付与部404Aは、第1の実施の形態の折り目付与部404と同様の構成であり、下に凸となる折り目を形成する。
また、第2折り目付与部430は、第1折り目付与部404Aとほぼ同構成のため、第1折り目付与部404Aと異なる箇所のみを説明する。第2折り目付与部430の支持フレーム409には、図14及び図15に示すように、上方に突出する凸部431が形成されており、スライド支持部材411の下面には、凸部431に対向して凹部432が形成されている。また、支持フレーム409には、弾性を持ったガイド433が設けられ、シートPが搬送されてきたときにシートPの先端が凸部431に当接して引っ掛かるのを防止している。また、ガイド433は、スライド支持部材411が下降してきたときには、支持フレーム409に向かって撓み、凸部431及び凹部432による係合を阻害することはない。そして、第2折り目付与部430は、凸部431及び凹部432によってシートPを挟持することで、シートPに上に凸となる折り目を形成することができる。
次に、図16に示すフローチャートに沿って、複写機1による中綴じ折り製本動作について説明する。中綴じ折り製本動作が始まると、本体制御部60は、画像形成装置本体100によってシートPに画像を形成させ、シートに画像を形成した後、シートを第1折り目付与部404A及び第2折り目付与部430に搬送する(ステップST16,ST17)。
そして、搬送されてきたシートが最外シートSbの場合には、第1折り目付与部404Aによって最外シートSbに折り目が付与され、最外シートSbは中綴じ製本ユニット800に搬送される(ステップST18,ST20b,ST21)。搬送されてきたシートが最内シートSaの場合には、第2折り目付与部430によって最内シートSaに折り目が付与され、最内シートSaは中綴じ製本ユニット800に搬送される(ステップST18,ST20a,ST21)。すなわち、搬送されたシートが最内シートSaか最外シートSbかによって、第1折り目付与部404A及び第2折り目付与部430のいずれか一方が駆動される。搬送されてきたシートが中間シートScの場合には、中間シートScは、折り目を付与されずに中綴じ製本ユニット800に搬送される(ステップST18,ST19,ST21)。
中綴じ製本ユニット800の積載ストッパ813には、このようにして最内シートSaから順にシートが積載されていき、最外シートSbが積載されるまでは、本体制御部60は、画像形成動作を続ける(ステップST22,ST23)。そして、積載ストッパ813に最外シートSbが積載されると、最内シートSaから最外シートSbまでが積載ストッパ813に整合されて積載され、シート束を形成する。シート束は、ステープラ820によって綴じ処理され、続けて折り部830によって折り処理される(ステップST22,ST24,ST25)。折り処理については、第1の実施の形態と同じであるため説明を省略する。折り部830によって折り処理が施されたシート束は、冊子となって折り束排出トレイ850に排出される(ステップST26)。
以上のような中綴じ折り製本動作によると、最外シートSbは略矩形に折られ、最内シートSaは通常の2つ折りに折られた冊子を得ることができる。また、最外シートSbの出っ張りZは最内シートSaが重なることによって隠され、冊子の品位を向上することができる。また、最内シートSaか最外シートSbかによって、第1折り目付与部404A及び第2折り目付与部430のいずれか一方が駆動され、シートの第1面又は第2面に折り目が付与される。これにより、搬送部540Aに反転搬送路を設ける必要が無くなり、またそれに伴いシートに予め表裏反転させて画像を形成する必要が無くなる。そのため、中綴じ折り製本動作を効率的に行うことができ、タクトタイムを短縮化することができる。
なお、上述した実施の形態では、画像形成装置として複写機を例に説明したが、例えばスキャナ、プリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、これらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置に本発明を適用してもよい。
また、シート処理装置は、折り目付与装置とフィニッシャとを別体に設けても、一体に設けてもよい。
また、搬送部540,540Aは、フィニッシャ制御部500aによって制御しても、本体制御部60によって制御してもよい。また、第1折り目付与部404A及び第2折り目付与部430についても、折り目付与制御部400aによって制御しても、本体制御部60によって制御してもよい。
また、第1の実施の形態において、折り目付与部404の凸部及び凹部の配置は上下逆でもよく、その場合、反転搬送路503は最外シートSbが通過するように制御してもよい。また、第2の実施の形態において、第1折り目付与部404A及び第2折り目付与部430の凸部及び凹部の配置は上下逆でもよい。すなわち、第1折り目付与部404Aによって最内シートSa及び最外シートSbのいずれか一方に折り目が付与され、第2折り目付与部430によって最内シートSa及び最外シートSbのいずれか他方に折り目が付与されればよい。
また、中綴じ製本ユニット800では、針で綴じずに、シート束を折り処理してもよく、また針ではなく糊付けや紐等によってシート束を綴じてもよい。
1:画像形成装置(複写機)、20:画像形成部、300,300A:シート処理装置、400,400A:折り目付与装置、404:折り目付与部、404A:第1折り目付与部、412:凸部、413:凹部、430:第2折り目付与部、500a:制御部(フィニッシャ制御部)、503:反転搬送路、509:シート処理搬送路、530:反転搬送部、540,540A:搬送部、810:積載部、820:綴じ部(ステープラ)、830:折り部、831:一対のローラ(折りローラ対)、834:押し出し部材、N:ニップ部、P:シート、Sa:最内シート、Sb:最外シート、S2:先端位置検知部(先端検知センサ)、S3:後端位置検知部(後端検知センサ)
Claims (17)
- シートに折り目を付与する折り目付与部と、
前記折り目付与部によって折り目が付与された複数のシートを束ねて積載し、シート束を形成する積載部と、
前記折り目付与部によって折り目が付与されたシートを、表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送可能な搬送部と、
前記シート束を折る折り部と、
前記シート束を前記折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記シート束を前記折り部によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ前記最外シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記最内シートを向くように、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方を表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送させるように前記搬送部を制御する制御部と、を備えた、
ことを特徴とするシート処理装置。 - 前記搬送部は、前記折り目付与部と前記積載部との間に設けられるシート処理搬送路と、前記シート処理搬送路から分岐する反転搬送路と、前記シート処理搬送路を搬送されるシートを表裏及び前後を反転させて前記反転搬送路に案内する反転搬送部と、を有し、
前記制御部は、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方が前記反転搬送路に案内されるように前記反転搬送部を制御する、
請求項1記載のシート処理装置。 - シートの先端の位置を検知する先端位置検知部と、
シートの後端の位置を検知する後端位置検知部と、を備え、
前記制御部は、前記折り目付与部によってシートに折り目を付与する際に、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方は、前記先端位置検知部が検知したシートの先端の位置に基づいてシートに折り目を付ける折り目付与位置を決定し、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか他方は、前記後端位置検知部が検知したシートの後端に基づいて前記折り目付与位置を決定する、
請求項1又は2記載のシート処理装置。 - 前記折り目付与部は、シートの搬送路に突出する凸部と、前記凸部に係合する凹部と、を有し、前記凸部及び凹部によってシートを挟持することでシートに折り目を付与する、
請求項1から3のいずれか1項に記載のシート処理装置。 - シートの第1面に折り目の山側が位置するようにシートに折り目を付与する第1折り目付与部と、シートの第2面に折り目の山側が位置するようにシートに折り目を付与する第2折り目付与部と、を有する折り目付与装置と、
前記折り目付与装置によって折り目が付与された複数のシートを束ねて積載し、シート束とする積載部と、
前記折り目付与装置よって折り目が付与されたシートを前記積載部に搬送する搬送部と、
前記シート束を折る折り部と、
前記シート束を前記折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、前記折り目付与装置によって付与された折り目の山側が前記シート束を前記折り部によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ前記最外シートを、前記折り目付与装置によって付与された折り目の山側が前記最内シートを向くように、前記第1折り目付与部及び前記第2折り目付与部を選択的に駆動する制御部と、を備えた、
ことを特徴とするシート処理装置。 - 前記折り部は、前記シート束に付与された折り目を押し出し可能な押し出し部材と、前記押し出し部材によって押し出された前記シート束をニップ部で圧縮することで折る一対のローラと、を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のシート処理装置。 - 前記押し出し部材の先端は、前記折り目に係合する形状である、
請求項6記載のシート処理装置。 - 前記折り部によって前記シート束を折る前に、前記シート束を綴じる綴じ部を備えた、
請求項1から7のいずれか1項に記載のシート処理装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成されたシートに折り目を付与する折り目付与部と、
前記折り目付与部によって折り目が付与された複数のシートを束ねて積載し、シート束とする積載部と、
前記折り目付与部によって折り目が付与されたシートを、表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送可能な搬送部と、
前記シート束を折る折り部と、
前記シート束を前記折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記シート束を前記折り部によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ前記最外シートを、前記折り目付与部によって付与された折り目の山側が前記最内シートを向くように、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方を表裏及び前後を反転させて前記積載部に搬送させるように前記搬送部を制御する制御部と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送部は、前記折り目付与部と前記積載部との間に設けられるシート処理搬送路と、前記シート処理搬送路から分岐する反転搬送路と、前記シート処理搬送路を搬送されるシートを表裏及び前後を反転させて前記反転搬送路に案内する反転搬送部と、を有し、
前記制御部は、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方が前記反転搬送路に案内されるように前記反転搬送部を制御する、
請求項9記載の画像形成装置。 - シートの先端の位置を検知する先端位置検知部と、
シートの後端の位置を検知する後端位置検知部と、を備え、
前記制御部は、前記折り目付与部によってシートに折り目を付与する際に、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか一方は、前記先端位置検知部が検知したシートの先端の位置に基づいてシートに折り目を付ける折り目付与位置を決定し、前記最内シート及び前記最外シートのいずれか他方は、前記後端位置検知部が検知したシートの後端に基づいて前記折り目付与位置を決定する、
請求項9又は10記載の画像形成装置。 - 前記折り目付与部は、シートの搬送路に突出する凸部と、前記凸部に係合する凹部と、を有し、前記凸部及び凹部によってシートを挟持することでシートに折り目を付与する、
請求項9から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記搬送部によって反転されるシートに対して、予め表裏反転して画像を形成するように前記画像形成部を制御する、
請求項9から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成されたシートの第1面に折り目の山側が位置するようにシートに折り目を付与する第1折り目付与部と、シートの第2面に折り目の山側が位置するようにシートに折り目を付与する第2折り目付与部と、を有する折り目付与装置と、
前記折り目付与装置によって折り目が付与された複数のシートを束ねて積載し、シート束とする積載部と、
前記折り目付与装置によって折り目が付与されたシートを前記積載部に搬送する搬送部と、
前記シート束を折る折り部と、
前記シート束を前記折り部によって折る時に最も内側となる最内シートを、前記折り目付与装置によって付与された折り目の山側が前記シート束を前記折り部によって折る時に最も外側となる最外シートを向くように、かつ前記最外シートを、前記折り目付与装置によって付与された折り目の山側が前記最内シートを向くように、前記第1折り目付与部及び前記第2折り目付与部を選択的に駆動する制御部と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記折り部は、前記シート束に付与された折り目を押し出し可能な押し出し部材と、前記押し出し部材によって押し出された前記シート束をニップ部で圧縮することで折る一対のローラと、を有する、
請求項9から14のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記押し出し部材の先端は、前記折り目に係合する形状である、
請求項15記載の画像形成装置。 - 前記折り部によって前記シート束を折る前に、前記シート束を綴じる綴じ部を備えた、
請求項9から16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|---|
JP2018070272A (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-10 | 富士ゼロックス株式会社 | 後処理装置及び画像形成システム |
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