JP2016092572A - 資産管理システム、電子タグ、基地局およびサーバ - Google Patents

資産管理システム、電子タグ、基地局およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】備品の移動をリアルタイムで検知し、基地局の設置数を少なくすること。【解決手段】通信制御部231bは、アクセス要求信号を受信した場合には通信スロットおよび通信チャンネル(無線周波数)を設定し、定期通信信号を受信した場合には電子タグの送信タイミングを補正するための通信タイミング補正値を算出する。応答信号生成部231cは、通信タイミングデータおよび通信チャンネルデータを含む初期応答信号、あるいは、通信タイミング補正値を含む継続応答信号を生成する。データ抽出部231aは、定期通信信号から電子タグのIDおよびステータスデータを取り出す。タグデータ(電子タグのID、ステータスデータおよび受信電力データのセット)は、サーバに送信される。【選択図】図3

Description

本発明は、保有資産である備品の所在を管理する資産管理システム、および、そのシステムに用いられる電子タグ、基地局、サーバに関するものである。
企業等では、保有資産である備品(椅子、机等の什器類、プリンタ、パーソナルコンピュータ等の電子機器類)が帳簿上の数量と一致するか否かを確認するために定期的に棚卸を行っている。棚卸は、備品が不正に持ち出されたり、紛失したりしていないか等を確認するものである。
一般に、かかる棚卸業務では、作業者が、資産台帳を管理するデータベースから棚卸の必要な備品のリストと、現場に配置された備品とを照合することによって各々の備品の存在を確認する。
このような棚卸業務を効率化するために、作業者が、携帯端末(ハンディターミナル)を用いて各備品に貼り付けられたバーコード等からデータを読み取り、携帯端末で読み取ったデータとデータベースに記憶されたデータとを照合する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年では、資産管理のために各備品にRFID(Radio Frequency Identification)タグを取り付け、RFIDタグに各備品のID等を記憶させ、棚卸の際に、施設に設置されたタグリーダ(基地局)がRFIDタグのデータを非接触で読み取り、読み取ったRFIDタグのデータとデータベースに記憶されたデータとを照合する技術が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−168833号公報 特開2005−202502号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、管理対象の備品が増えるに従って、作業者の読み取り作業の負担が大きくなる。また、特許文献1に記載の技術では、管理対象の備品が移動したことをリアルタイムで検知することができない。
また、特許文献2に記載の技術では、RFIDの読取り距離が短いため(数cmから数m)、タグリーダ(基地局)を多数設置しなければならない。また、RFIDタグを用いると、複数のRFIDタグから同一周波数で時間的に重複して信号が送信された場合に、タグリーダ(基地局)が、各RFIDタグからの信号を分離してデータを取得することができない、いわゆる衝突(コリジョン)が起きてしまう。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、備品の移動をリアルタイムで検知することができ、基地局の設置数を少なくすることができる資産管理システム、および、そのシステムに用いられる電子タグ、基地局、サーバを提供することを目的とする。
本発明に係る資産管理システムは、管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムであって、前記各基地局は、送信タイミングおよび通信チャンネルを示すデータを含む第1信号を前記電子タグに送信し、前記電子タグは、前記基地局から受信した第1信号に指示された前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルで第2信号を送信し、前記各基地局は、受信した前記第2信号の受信電力を測定し、前記サーバは、前記第2信号の受信電力が所定の判定条件を満たしているか否かに基づいて、前記電子タグが取り付けられた管理対象物の移動の有無を判定する、構成を採る。
本発明に係る電子タグは、管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記電子タグであって、前記基地局から送信された第1信号を受信する受信部と、前記第1信号から、前記基地局が設定した送信タイミングおよび通信チャンネルを示すデータを抽出する制御部と、前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルで、前記サーバにおいて管理対象物の移動の有無を判定するために用いられる第2信号を前記基地局に送信する送信部と、を具備する構成を採る。
本発明に係る基地局は、管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記基地局であって、前記電子タグ毎に、送信タイミングおよび通信チャンネルを設定する制御部と、前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルを示すデータを含む第1信号を前記電子タグに送信する送信部と、前記送信タイミングに対応する受信タイミングおよび前記通信チャンネルで前記電子タグから送信された第2信号を受信する受信部と、受信した前記第2信号の受信電力を測定する測定部と、前記サーバにおいて管理対象物の移動の有無を判定するために、前記電子タグの識別子および前記受信電力を示すデータを前記サーバに送信する第2送信部と、を具備する構成を採る。
本発明に係るサーバは、管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記サーバであって、前記電子タグから送信された信号の前記各基地局における受信電力が所定の判定条件を満たしているか否かに基づいて、前記電子タグが貼り付けられた管理対象物の移動の有無を判定する判定部と、前記管理対象物の移動の有無を示す情報を表示する表示部と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、サーバが、基地局と電子タグとの通信状態および基地局における電子タグの受信電力に基づいて、備品の移動、紛失をリアルタイムで検知することができる。また、本発明によれば、RFIDを用いる場合に比べて、電子タグと基地局との通信距離を長くすることができるので、基地局の設置数を少なくすることができる。
本発明の実施の形態1に係る資産管理システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る電子タグの内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る基地局の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るサーバの内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る基地局と電子タグの無線通信に使用されるフレーム構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る電子タグの処理の流れを示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る基地局の処理の流れを示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る電子タグと基地局の通信の様子を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1に係るサーバの移動判定処理の流れを示すフロー図 本発明の実施の形態1に係るサーバのタグデータ保存部に保存されるデータの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るサーバの備品データ保存部に保存されるデータの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るサーバのBSデータ保存部に保存されるデータの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るサーバの画面表示の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るサーバの画面表示の他の例を示す図
以下、本発明に係る資産管理システム及び電子タグについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
[資産管理システムの構成例]
まず、実施の形態1に係る資産管理システム1の構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、資産管理システム1は、1または複数の電子タグ100と、複数の基地局200と、1台のサーバ300と、から主に構成されている。なお、資産管理システム1が管理する場所は、複数のエリアに区切られ、基地局200が各エリアに配置される。各エリアは、基地局200から送信された電波が当該エリア内の全ての位置において、所定のレベル以上で届くように設定される。
電子タグ100の本体部は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリ塩化ビニル等の合成樹脂で構成され、ブロー成形や射出成形等で形成される。電子タグ100の裏面には強力な接着剤が塗布され、各電子タグ100は、備品(管理対象物)400に直接貼り付けられて使用される。また、各電子タグ100は、近隣の基地局200と無線通信を行う。
各基地局200は、自セル(配置されたエリア)内に存在する複数の電子タグ100とTDMA方式による多元接続が可能で有り、各電子タグ100から受信した信号に含まれるデータをサーバ300に送信する。なお、基地局200は、所定時間長(例えば10s)のフレームを所定時間長(例えば10ms)で分割した通信スロットの何れか、および、所定の周波数帯域(例えば、2400MHzから2500MHz)において所定の間隔(例えば3MHz)で設定された複数の通信チャンネル(無線周波数)の何れかを用いて電子タグ100と無線通信を行う。
サーバ300は、各基地局200と有線通信を行い、各基地局200から受信した信号に含まれるデータを抽出して記憶し、記憶されたデータを加工して画面に表示させる。
[電子タグ100の内部構成(ブロック図)]
次に、電子タグ100の内部構成について図2のブロック図を用いて説明する。図2に示すように、電子タグ100は、アンテナ101と、無線部102と、ベースバンド部103と、電池104と、から主に構成されている。
アンテナ101は、電子タグ100の本体部に内蔵され、例えば、GHz帯の高周波の電波を送受信可能なものであり、フェライト等で構成されている。
無線部102は、無線信号の処理を行う。無線部102は、送信部121と、受信部122と、無線制御部123と、第1クロック124と、を有する。なお、送信部121、受信部122および無線制御部123は、1チップの無線IC(集積回路)に集積される。
送信部121は、CPU131から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調(位相変調)、増幅、フィルタリング、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ101から無線信号を送信する。なお、送信部121は、基地局200との通信リンクが確立するまでの初期段階では、予め設定された初期段階用の通信チャンネルで無線送信処理を行う。また、送信部121は、基地局200との通信リンクが確立した後には、無線制御部123に指示された通信チャンネルで無線送信処理を行う。
受信部122は、アンテナ101に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、フィルタリング、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU131に出力する。なお、受信部122は、基地局200との通信リンクが確立するまでの初期段階では、予め設定された初期段階用の通信チャンネルで無線受信処理を行う。また、受信部122は、基地局200との通信リンクが確立した後には、無線制御部123に指示された通信チャンネルで無線受信処理を行う。
無線制御部123は、第1クロック124のクロック信号を使用して無線部102内の各部の制御を行う。また、無線制御部123は、受信信号に含まれるIDが自機のIDと一致した場合に、当該受信信号をCPU131にする。特に、本発明では、無線制御部123は、データ抽出部131bから入力した通信チャンネルデータに示されている、基地局200で設定された通信チャンネル(無線周波数)で無線通信を行うように送信部121および受信部122を制御する。また、無線制御部123は、データ抽出部131bから停止通知信号(後述)を入力した場合、初期段階用の通信チャンネルで無線通信を行うように送信部121および受信部122を制御する。
第1クロック124は、無線ICの内部で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。
ベースバンド部103は、ベースバンド信号の処理を行う。ベースバンド部103は、CPU131と、メモリ部132と、第2クロック133と、タイマ134と、を有する。
CPU131は、ベースバンド部103の中央処理装置であり、メモリ部132をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。なお、CPU131の本発明に係る機能については後述する。
メモリ部132は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPU131が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。特に、本発明において、メモリ部132は、自機(電子タグ100)のID(識別子)を記憶する。
第2クロック133は、CPU131で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。タイマ134は、所定時間を計時する。
電池104は、図示しない起動スイッチがONされると、電子タグ100の各部に電源を供給する。ただし、消費電力を下げるために、スリープ状態では、電池104は、第2クロック133等の一部の機器のみに電力を供給する。
[CPU131の機能]
CPU131は、本発明に係る機能として、要求信号生成部131aと、データ抽出部131bと、タイミング判定部131cと、ステータスデータ生成部131dと、通信信号生成部131eと、を有する。
要求信号生成部131aは、電子タグ100のシステムが起動すると、あるいは、停止通知信号(後述)を入力すると、基地局200との通信リンクの確立を要求することを示すデータと自機のIDを含むアクセス要求信号(ベースバンドのデジタル信号)を生成し、無線制御部123を介して送信部121に出力する。なお、要求信号生成部131aは、開始通知信号を入力するまで、ランダムなタイミングで、アクセス要求信号の生成を繰り返す。
データ抽出部131bは、自機宛の受信信号(基地局200から送信され、受信部122に受信され、無線制御部123から出力された信号)の種類に応じて、受信信号に含まれるデータを抽出する。
受信信号が、アクセス要求信号に対応する初期応答信号である場合、データ抽出部131bは、初期応答信号から初期通信設定データ(通信タイミングデータ、通信チャンネルデータ)を取り出し、通信タイミングデータをタイミング判定部131cに出力し、通信チャンネルデータを無線制御部123に出力する。また、データ抽出部131bは、初期応答信号を受信したことを示す開始通知信号を生成して要求信号生成部131a、ステータスデータ生成部131dおよび通信信号生成部131eに出力する。
また、受信信号が、定期通信信号に対応する継続応答信号である場合、データ抽出部131bは、継続応答信号から定期通信設定データ(通信タイミング補正値、通信チャンネルデータ)を取り出し、通信タイミング補正値をタイミング判定部131cに出力し、通信チャンネルデータを無線制御部123に出力する。また、データ抽出部131bは、継続応答信号を受信したことを示す継続通知信号を生成して通信信号生成部131eに出力する。
また、データ抽出部131bは、初期応答信号あるいは継続応答信号を受信した次のフレームで継続応答信号を受信しなかった場合、継続応答信号の受信に失敗したことを示すエラー通知信号を生成して通信信号生成部131eに出力する。
また、データ抽出部131bは、初期応答信号あるいは継続応答信号を受信したタイミングでタイマ134を初期化して起動する。そして、タイマ134が所定時間を計時した場合(タイムアウト)、データ抽出部131bは、基地局200との通信が不可能となったことを示す停止通知信号を生成して無線制御部123、要求信号生成部131a、ステータスデータ生成部131dおよび通信信号生成部131eに出力する。なお、本実施の形態において、データ抽出部131bは、n回(nフレーム)連続して継続応答信号の受信に失敗した場合に停止通知信号を生成するようにしても良い。
タイミング判定部131cは、第2クロック133から発振される基準クロック信号に基づいて、通信タイミングデータに示されたタイミングで、通信信号生成部131eに送信指示を出す。また、タイミング判定部131cは、前回の送信指示のタイミングから、予め設定された所定時間(1フレーム時間)を計時し、当該所定時間が満了したタイミングに通信タイミング補正値を加算したタイミングで、通信信号生成部131eに送信指示を出す。
ステータスデータ生成部131dは、開始通知信号あるいは継続通知信号を入力した場合、電池電圧等の電子タグ100の状態を示すステータスデータを生成し、通信信号生成部131eに出力する。また、ステータスデータ生成部131dは、停止通知信号を入力した場合、ステータスデータの生成を停止する。
通信信号生成部131eは、開始通知信号あるいは継続通知信号を入力した場合、ステータスデータおよび自機のIDを含む定期通信信号(ベースバンドのデジタル信号)を生成し、タイミング判定部131cに指示されたタイミングにて定期通信信号を、無線制御部123を介して送信部121に出力する。
通信信号生成部131eは、エラー通知信号を入力した場合、次フレームにおける前回と同一のタイミング、すなわち、前回の送信タイミングから1フレーム時間後のタイミングで前回と同一の定期通信信号を、無線制御部123を介して送信部121に出力する。また、通信信号生成部131eは、停止通知信号を入力した場合、定期通信信号の生成を停止する。
[基地局200の内部構成(ブロック図)]
次に、基地局200の内部構成について図3のブロック図を用いて説明する。図3に示すように、基地局200は、アンテナ201a、201bと、無線部202と、ベースバンド部203と、電源部204と、から主に構成されている。
アンテナ201a、201bは、いずれも、基地局200の本体部に回動可能に取り付けられたダイバーシチアンテナであって、例えば、GHz帯の高周波の電波を送受信可能なものであり、フェライト等で構成されている。
無線部202は、無線信号の処理を行う。無線部202は、第1送信部221と、第1受信部222と、第2送信部223と、第2受信部224と、無線制御部225と、第1クロック226と、を有する。なお、第1送信部221、第1受信部222、第2送信部223、第2受信部224および無線制御部225は、1チップの無線ICに集積される。
第1送信部221は、CPU231から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調(位相変調)、増幅、フィルタリング、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ201aから無線信号を送信する。なお、第1送信部221は、通信リンクが確立する前の電子タグ100との通信において、予め設定された初期段階用の通信チャンネルで無線送信処理を行う。
第1受信部222は、アンテナ201aに受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、フィルタリング、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU231に出力する。なお、第1受信部222は、通信リンクが確立する前の電子タグ100との通信において、予め設定された初期段階用の通信チャンネルで無線受信処理を行う。
第2送信部223は、CPU231から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調(位相変調)、増幅、フィルタリング、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ201bから無線信号を送信する。なお、第2送信部223は、通信リンクが確立した電子タグ100との通信において、CPU231(通信制御部231b)で設定された通信チャンネルで無線送信処理を行う。
第2受信部224は、アンテナ201bに受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、フィルタリング、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU231に出力する。なお、第2受信部224は、通信リンクが確立した電子タグ100との通信において、CPU231(通信制御部231b)で設定された通信チャンネルで無線受信処理を行う。また、第2受信部224は、アンテナ201bに受信された電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、測定値(アナログ値)を無線制御部225に出力する。
無線制御部225は、第1クロック226のクロック信号を使用して無線部202内の各部の制御を行う。特に、本発明では、無線制御部225は、CPU231(通信制御部231b)で設定された通信チャンネルで信号を送信/受信するように第2送信部223および第2受信部224を制御する。また、無線制御部225は、第2受信部224から出力された受信信号強度の測定値をデジタル値に変換した受信電力データを、受信した定期通信信号と合わせてCPU231に出力する。
第1クロック226は、無線ICの内部で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。
ベースバンド部203は、ベースバンド信号の処理を行う。ベースバンド部203は、CPU231と、メモリ部232と、第2クロック233と、タイマ234と、ネットワークドライバ235と、を有する。
CPU231は、ベースバンド部203の中央処理装置であり、メモリ部232をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。なお、CPU231の本発明に係る機能については後述する。
メモリ部232は、ROM、RAMを有し、CPU231が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。特に、本発明において、メモリ部232は、自機(基地局200)のIDを記憶する。さらに、メモリ部232は、内部のタグデータ保存部232aに、各電子タグ100のID、受信電力データおよびステータスデータのセットであるタグデータを記憶する。
第2クロック233は、CPU231で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。タイマ234は、所定時間を計時する。
ネットワークドライバ235は、サーバ300からの信号をCPU231(送受信部231f)に出力し、CPU231(送受信部231f)からの信号をサーバ300に出力する。
電源部204は、基地局200の各部に電源を供給する。
[CPU231の機能]
CPU231は、本発明に係る機能として、データ抽出部231aと、通信制御部231bと、応答信号生成部231cと、ステータスデータ更新部231dと、サーバ送信用データ生成部231eと、送受信部231fと、サーバデータ解析部231gと、を有する。
データ抽出部231aは、受信信号(各電子タグ100から送信され、第1受信部222あるいは第2受信部224に受信され、無線制御部225から出力された信号)の種類に応じて、受信信号に含まれるデータを抽出する。
データ抽出部231aは、電子タグ100から第1受信部222を介してアクセス要求信号を受信した場合、アクセス要求信号から電子タグ100のIDを取り出し、通信制御部231bおよび応答信号生成部231cに出力する。
また、データ抽出部231aは、通信制御部231bで設定された送信タイミングに対応する受信タイミングおよび通信チャンネルで、第2受信部224を介して定期通信信号を受信し、定期通信信号から電子タグ100のIDおよびステータスデータを取り出し、タグデータ(電子タグ100のID、ステータスデータおよび受信電力データのセット)をステータスデータ更新部231dに出力する。また、データ抽出部231aは、定期通信信号を受信したことを示す受信通知信号を当該電子タグ100のIDとともに通信制御部231bおよび応答信号生成部231cに出力する。
また、データ抽出部231aは、アクセス要求信号あるいは定期通信信号を受信したタイミングでタイマ234を初期化して起動する。そして、タイマ234が所定時間を計時した場合(タイムアウト)、データ抽出部231aは、当該電子タグ100との通信が不可能となったことを示す不通通知信号を当該電子タグ100のIDとともにステータスデータ更新部231dに出力する。なお、本実施の形態において、データ抽出部231aは、n回(nフレーム)連続して継続応答信号の受信に失敗した場合に不通通知信号を生成するようにしても良い。
通信制御部231bは、アクセス要求信号に基づく電子タグ100のIDを入力した場合、他の電子タグ100との通信において干渉が起こらないように、定期通信信号を送信するための通信スロットおよび通信チャンネル(無線周波数)を設定する。これにより、定期通信信号の衝突(コリジョン)を防ぐことができる。そして、通信制御部231bは、フレームの開始タイミングを基準とする通信スロットの開始タイミングである送信タイミングを示す通信タイミングデータ、および、通信チャンネルを示す通信チャンネルデータを、電子タグ100のIDとともに無線制御部225、データ抽出部231a、応答信号生成部231cおよび送受信部231fに出力する。
また、通信制御部231bは、受信通知信号を入力した場合、前回の送信タイミングに基づく受信予測タイミングと実際に定期通信信号を受信したタイミングとの差分を評価し、当該差分を補正するための通信タイミング補正値を算出して応答信号生成部231cに出力する。
また、通信制御部231bは、サーバデータ解析部231gから自機に所属しない電子タグ100のID、通信タイミングデータおよび通信チャネルデータを入力した場合、これらのデータを無線制御部225、データ抽出部231aおよび応答信号生成部231cに出力する。
応答信号生成部231cは、アクセス要求信号に基づく電子タグ100のIDを入力した場合、当該電子タグ100のID、および、通信制御部231bから出力された通信タイミングデータおよび通信チャンネルデータを含む初期応答信号を生成し、無線制御部225を介して第1送信部221に出力する。
また、応答信号生成部231cは、受信通知信号を入力した場合、当該電子タグ100のID、通信制御部231bから出力された通信タイミング補正値、および、前回と同じ通信チャンネルデータを含む継続応答信号を生成し、無線制御部225を介して第2送信部223に出力する。
ステータスデータ更新部231dは、データ抽出部231aからタグデータを入力する度に、これらのデータをタグデータ保存部232aに上書きする。また、ステータスデータ更新部231dは、データ抽出部231aから不通通知信号を入力した場合、タグデータ保存部232aの当該電子タグ100の受信電力データを「FF」(「データ無し」の意)に更新する。
サーバ送信用データ生成部231eは、サーバデータ解析部231gから指示信号を入力したタイミングで、タグデータ保存部232aに記憶されているタグデータ、および、自機のIDを取り出し、これらのデータを含むサーバ送信用データを生成し、送受信部231fに出力する。
送受信部231fは、サーバ300から、ネットワークドライバ235を介して受信した信号を一時的に記憶し、サーバデータ解析部231gに出力する。また、送受信部231fは、通信制御部231bから入力した電子タグ100のID、通信タイミングデータおよび通信チャンネルデータを含む信号を、ネットワークドライバ235を介してサーバ300に送信する。また、送受信部231fは、サーバ送信用データ生成部231eから入力したサーバ送信用データを含む信号を、ネットワークドライバ235を介してサーバ300に送信する。
サーバデータ解析部231gは、送受信部231fから入力した信号の内容を解析する。そして、サーバデータ解析部231gは、タグデータの出力を要求する信号を入力した場合、サーバ送信用データの生成を指示する指示信号をサーバ送信用データ生成部231eに出力する。また、サーバデータ解析部231gは、自機に所属しない電子タグ100のID、通信タイミングデータおよび通信チャネルデータが含まれている信号を入力した場合、当該電子タグ100のID、通信タイミングデータおよび通信チャネルデータを通信制御部231bに出力する。
[サーバ300の内部構成(ブロック図)]
次に、サーバ300の内部構成について図4のブロック図を用いて説明する。図4に示すように、サーバ300は、ネットワークドライバ301と、CPU302と、メモリ部303と、表示部304と、入力デバイス305と、電源部306と、タイマ307と、から主に構成されている。
ネットワークドライバ301は、CPU302(指示信号生成部302b)からの信号を基地局200に出力し、基地局200からの信号をCPU302(データ抽出部302c)に出力する。
CPU302は、サーバ300の中央処理装置であり、メモリ部303をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。なお、CPU302の本発明に係る機能については後述する。
メモリ部303は、ROM、RAMを有し、CPU302が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。特に、本発明において、メモリ部303は、内部のタグデータ保存部303aに基地局200のIDとタグデータとを対応付けて保存する(図9参照)。なお、データ保存部303aには、最新の受信電力データ(Vnew)とともに前回測定された受信電力データ(Vpre)も保存される。
また、メモリ部303は、内部の備品データ保存部303bにて、備品400の名称、備品400に貼り付けられた電子タグ100のID、当該電子タグ100の所属基地局200のID、通信タイミングデータ、通信チャンネルデータ、所属状態データを対応付けて保存する(図10参照)。なお、備品データ保存部303bには、移動した電子タグ100の移動先エリアの基地局200のIDも保存される。
また、メモリ部303は、内部のBSデータ保存部303cに、各基地局200のID、ネットワーク設定(IPアドレス等)、ソフトウェアバージョン、ステータスデータ(接続状態等)、配置エリア(座標データ等)を対応付けて保存する(図11参照)。
また、メモリ部303は、内部の判定条件保存部303dにて、電子タグ100の移動の有無を判定するための条件(受信電力の変化量の閾値等)を保存する(以下、この条件を「判定条件」という)。
表示部304は、液晶等により構成される画面を有し、CPU302で生成された各種データを画面上に表示させる。
入力デバイス305は、キーボード等であり、ユーザの意志に基づくボタン操作内容を電気信号に変換してCPU302に伝達する。
電源部306は、サーバ300の各部に電源を供給する。タイマ307は、所定時間を計時する。
[CPU302の機能]
CPU302は、本発明に係る機能として、入力データ判定部302aと、指示信号生成部302bと、データ抽出部302cと、移動判定部302dと、表示データ生成部302eと、を有する。
入力データ判定部302aは、入力デバイス305から入力されたデータ(ユーザの指示内容)を解析する。ユーザの指示が電子タグ100の所属基地局200を設定するものである場合、入力データ判定部302aは、電子タグ100のIDおよび当該電子タグ100の所属基地局200のIDを備品データ保存部303bに書き込む。ユーザの指示が各備品400に関するデータの表示を要求するものである場合、入力データ判定部302aは、ユーザの指示内容を示すデータを表示データ生成部302eに出力する。
指示信号生成部302bは、所定の間隔で(タイマ307が所定時間を計時する毎に)、タグデータの出力を要求する信号を生成し、ネットワークドライバ301を介して各基地局200に送信する。
また、指示信号生成部302bは、所定の間隔で(タイマ307が所定時間を計時する毎に)、各電子タグ100のID、通信タイミングデータおよび通信チャネルデータを備品データ保存部303bから抽出し、これらを含む信号を、ネットワークドライバ301を介して所属以外の基地局200に送信する。
データ抽出部302cは、各基地局200から送信された、当該基地局200に所属する電子タグ100の通信タイミングデータおよび通信チャンネルデータを備品データ保存部303bに書き込む。また、データ抽出部302cは、各基地局200からサーバ送信用データを受信する毎に、サーバ送信用データからタグデータを抽出してタグデータ保存部303aのデータを更新する。
移動判定部302dは、所定の間隔で(タイマ307が所定時間を計時する毎に)、受信電力データに基づいて、電子タグ100が貼り付けられた備品400が定位置(予め設定された所定のエリア内)から移動したか否か等を判定する。移動判定部302dは、備品400が定位置から移動したと判定した場合(備品400が不明となったと判定した場合も含む)、備品データ保存部303bのデータを更新し、表示データ生成部302eに通知する。なお、移動判定部302dの判定の詳細については後述する。
表示データ生成部302eは、ユーザからの指示があった場合、各備品400に関するデータを表示部304の画面に表示させる。また、表示データ生成部302eは、各備品400に関するデータを表示中に、移動判定部302dから通知を受けた場合、移動、不明の備品400に関するデータを表示部304の画面に表示させる。なお、表示データ生成部302eが生成する表示画面の具体例については後述する。
[フレーム構成]
次に、本実施の形態の基地局200と電子タグ100の無線通信に使用されるフレーム構成について図5を用いて説明する。図5に示すように、本実施の形態では、所定の周波数帯域(例えば、2400MHzから2500MHz)において、所定の間隔(例えば3MHz)で複数の通信チャンネルf,f,f,・・・,fが設定されている。
この中の1つの通信チャンネルfが、初期段階用の通信チャンネルとして用いられる。なお、初期段階用の通信チャンネルfは、電子タグ100および基地局200において既知である。
初期段階用以外の通信チャンネルは、所定時間長(例えば10s)のフレームが構成される。また、各フレームは、所定の時間長(例えば10ms)のk個の通信スロットs,s,s,・・・,sk−1に分割される。(kは複数であり、1フレーム時間が10s、1通信スロット時間が10msである場合には、k=1000となる。)
各電子タグ100は、通信チャンネルfでアクセス要求信号を送信する。
基地局200は、アクセス要求信号を受信すると、定期通信信号を送信するための通信スロットの番号s(iは、0からk−1までの何れかの整数)および通信チャンネルf(jは1からm−1までの何れかの整数)を、未使用のものの中から設定する(図7では、s,fを設定した例を示す)。そして、基地局200は、通信チャンネルfで初期応答信号を送信し、初期応答信号を用いて、次のフレームの開始タイミングt、送信タイミングt(当該フレームの通信スロットsの開始タイミング)、および、通信チャンネルfを、電子タグ100に通知する。
電子タグ100は、通信チャンネルfの通信スロットsの前半を用いて定期通信信号を送信し、基地局200は、通信チャンネルfの通信スロットsの後半を用いて継続応答信号を送信する。
[電子タグ100の処理フロー]
次に、電子タグ100が行う処理の流れについて図6を用いて説明する。電子タグ100は、システム起動されると、ランダムなタイミングでアクセス要求信号を送信する(ST501)。
その後、電子タグ100は、基地局200から初期応答信号を受信すると(ST502:YES)、ステータスデータを生成し(ST503)、基地局200からの指示に基づくタイミングおよび通信チャンネルで、ステータスデータを含む定期通信信号を送信する(ST504)。なお、電子タグ100は、初期応答信号の受信に失敗した場合(ST502:NO)、再び、アクセス要求信号を送信する(ST501)。
その後、電子タグ100は、基地局200から継続応答信号を受信すると(ST505:YES)、ST503からST505のステップを繰り返す。
一方、電子タグ100は、基地局200からの継続応答信号の受信に失敗した場合(ST505:NO)、タイムアウトになる(タイマ134が所定時間を計時する)までは(ST506:NO)、次フレームにおいて、前回と同一のタイミング、通信チャンネルで、前回と同一の定期通信信号を送信する(ST504)。
電子タグ100は、タイムアウトになった場合(ST506:YES)、基地局200との通信が不可能となったと判断し、再び、アクセス要求信号を送信する(ST501)。
[基地局200の処理フロー]
次に、基地局200が行う処理の流れについて図7を用いて説明する。基地局200は、電子タグ100からアクセス要求信号を受信すると(ST601:YES)、通信スロットおよび通信チャンネルを割り当て、通信タイミングデータおよび通信チャンネルデータを含む初期応答信号を電子タグ100に送信する(ST602)。
その後、基地局200は、電子タグ100から定期通信信号を受信すると(ST603:YES)、タイミング補正値および通信チャンネルデータを含む継続応答信号を電子タグ100に送信し(ST604)、電子タグ100のステータスデータを更新する(ST605)。以降、基地局200は、ST603からST605のステップを繰り返す。
一方、基地局200は、電子タグ100からの定期通信信号の受信に失敗した場合(ST603:NO)、タイムアウトになる(タイマ234が所定時間を計時する)までは(ST606:NO)、次フレームにおいて、定期通信信号の受信処理を行う(ST603)。
基地局200は、タイムアウトになった場合(ST606:YES)、電子タグ100との通信が不可能となったと判断し、電子タグ100の受信電力データを「FF」に更新し(ST607)、再び、アクセス要求信号の受信を待つ(ST601)。なお、基地局200は、通信が不可能となった電子タグ100から、再び、アクセス要求信号を受信した場合、前回と異なる通信チャンネルを割り当てることが好ましい。
[電子タグ100と基地局200の通信シーケンス]
次に、本実施の形態に係る電子タグ100と基地局200との通信の様子について、図8のシーケンス図を用いて説明する。
電子タグ100は、電源ONされた後、待機状態になる。待機状態では、消費電力を下げるために、電子タグ100の各部には電力が供給されない(スリープ状態)。ただし、第2クロック233には電池205から電力が供給される。第2クロック133は、常時、クロック回路を動作させる。
電子タグ100は、第2クロック233がランダムに設定された時間をカウントする毎に、各部に電力を供給する(起動状態)。電子タグ100は、起動後に、第1送信期間T21(例えば3ms)において、初期段階用の通信チャンネルで、基地局200との通信リンクの確立を要求することを示すデータと自機のIDを含むアクセス要求信号を送信する。この時、第1クロック124は、クロック回路を動作させてカウント動作を行う。
そして、電子タグ100は、第1送信期間T21から、電子タグ100および基地局200において既知である所定期間の経過後である第1受信期間T22(例えば5ms)において受信動作を行い、スリープ状態に戻る。電子タグ100は、第1受信期間T22において初期応答信号を受信することができなかった場合には、起動後に、再び、アクセス要求信号を送信する。このように、電子タグ100がアクセス要求信号をランダムに送信することにより、信号の衝突(コリジョン)の発生確率を低減することができる。
基地局200は、常時、初期段階用の通信チャンネルで受信処理を行っている。そして、基地局200は、電子タグ100からアクセス要求信号を受信すると、第1受信期間T22内に対応する第2送信期間T11(例えば3ms)において、送信タイミングを示す通信タイミングデータ、通信チャンネルを示す通信チャンネルデータ、および、電子タグ100のIDを含む初期応答信号を送信する。
電子タグ100は、第1受信期間T22において初期応答信号を受信すると、通信タイミングデータが示す送信タイミングから開始される第3送信期間(例えば3ms)T23−1において起動し、通信チャンネルデータが示す通信チャンネルで、ステータスデータおよび自機のIDを含む定期通信信号を送信する。
基地局200は、第3送信期間T23−1に対応する第2受信期間T12−1(例えば5ms)において定期通信信号を受信すると、直後の第4送信期間T13−1(例えば3ms)において、定期通信信号の通信で用いたものと同一の通信チャンネルで、通信タイミング補正値、通信チャンネルデータ、および、電子タグ100のIDを含む継続応答信号を送信する。
電子タグ100は、第3送信期間T23−1の直後の第3受信期間T24−1(例えば5ms)において継続応答信号の受信動作を行い、スリープ状態に戻る。そして、電子タグ100は、次フレームの第3送信期間T23−2において、再び起動し、定期通信信号を送信する。
以降、電子タグ100と基地局200は、定期通信信号および継続応答信号の送信/受信を繰り返す。
このように、電子タグ100は、基地局200との通信が確立した後は、1フレーム(10s)の間に、非常に短い時間(例えば8ms)だけ信号の送信/受信のために起動すれば良いので、消費電力を抑えることができる。したがって、電子タグ100は、長期間(例えば7年以上)に渡って連続して動作することができる。
なお、電子タグ100と基地局200の通信が途切れた場合には、再び、アクセス要求信号の送信/受信が行われる。
[サーバ300の移動判定のフロー]
次に、サーバ300(主に移動判定部302d)が行う移動判定処理の流れについて図9を用いて説明する。まず、サーバ300は、タグデータ保存部303aおよび備品データ保存部303bに保存されたデータに基づいて各電子タグ100の通信状態を確認する(ST801)。そして、サーバ300は、確認対象の電子タグ100が、所属基地局200との通信において判定条件を満たすか否かを判定する(ST802)。
電子タグ100が、所属基地局200との通信において判定条件を満たす場合(ST802:YES)、サーバ300は、備品データ保存部303bの当該電子タグ100の所属状態データを「正常」のまま維持し、判定処理を終了する(ST803)。その後、フローは、ST809に進む。
一方、電子タグ100が、所属基地局200との通信において判定条件を満たさない場合(ST802:NO)、サーバ300は、各基地局200から当該電子タグ100について所属以外の基地局200の受信電力データを収集する(ST804)。
そして、サーバ300は、当該電子タグ100について判定条件を満たす所属以外の基地局200が存在するか否かを判定する(ST805)。
当該電子タグ100が、判定条件を満たした状態で通信を行う、所属以外の基地局200が存在しない場合(ST805:NO)、サーバ300は、備品データ保存部303bの当該電子タグ100の所属状態データを「不明」に更新する(ST806)。その後、フローは、ST809に進む。
一方、当該電子タグ100が、判定条件を満たした状態で通信を行う、所属以外の基地局200が存在する場合(ST805:YES)、サーバ300は、収集した受信電力データを評価し、当該電子タグ100の移動先のエリアの基地局200を決定し(ST807)、備品データ保存部303bの当該電子タグ100の所属状態データを「移動」に更新し、移動先BS−IDのデータを書き込む(ST808)。その後、フローは、ST809に進む。
サーバ300は、全ての電子タグ100についてST801からST808の処理(所属状態データの維持、更新処理)を行い、移動判定処理を終了する(ST809)。
[サーバ300の移動判定の具体例]
次に、サーバ300の移動判定部302dにおける判定の詳細について、図10、図11を用いて具体的に説明する。図10は、タグデータ保存部303aに保存されるデータの一例を示す図である。図11は、備品データ保存部303bに保存されるデータの一例を示す図である。
移動判定部302dは、電子タグ100が所属基地局200との通信において判定条件を満たしている場合、備品400が移動せずに定位置に存在する(「正常」な状態にある)と判定する。また、移動判定部302dは、電子タグ100が所属基地局200との通信において判定条件を満たしておらず、他の基地局200との通信において判定条件を満たしている場合、備品400が定位置から「移動」したと判定する。また、移動判定部302dは、電子タグ100がいずれの基地局200との通信においても判定条件を満たしていない場合、備品400の行方が「不明」となったと判定する。
例えば、図10、図11において、判定条件が、「Vnew−Vpre>−30dB」、すなわち、最新の受信電力データ(Vnew)が前回の受信電力データ(Vpre)よりも30dB以上低くなっていない、とした場合、移動判定部302dは、各電子タグ100(備品400)について以下のように判定する。
IDがT101の電子タグ100は、所属基地局200(BS201)との通信において判定条件を満たす(Vnew−Vpre=−10)ので、移動判定部302dは、T101が貼り付けられたプリンタ01が定位置に存在すると判定する。
また、IDがT102の電子タグ100は、所属基地局200(BS201)との通信が停止し(Vnew=FF)、判定条件を満たさず、他の基地局200(BS202)との通信において判定条件を満たす(Vnew−Vpre=+30)ので、移動判定部302dは、T102が貼り付けられたPC02が定位置から「移動」したと判定する。
また、IDがT103の電子タグ100は、所属基地局200(BS202)との通信において判定条件を満たす(Vnew−Vpre=0)ので、移動判定部302dは、T103が貼り付けられたプリンタ03が定位置に存在すると判定する。
また、IDがT104の電子タグ100は、所属基地局200(BS203)との通信が停止し(Vnew=FF)、判定条件を満たさず、他の基地局200とも通信を行っていない(判定条件を満たさない)ので、移動判定部302dは、T104が貼り付けられたPC04の行方が「不明」となったと判定する。
また、IDがT105の電子タグ100は、所属基地局200(BS204)との通信において判定条件を満たす(Vnew−Vpre=−20)ので、移動判定部302dは、T105が貼り付けられたPC05が定位置に存在すると判定する。
[サーバ300の表示例1]
図12は、BSデータ保存部303cに保存されるデータの一例を示す図である。図13は、表示部304の画面に表示されるデータの一例を示す図である。表示データ生成部302eは、備品データ保存部303bのデータ(図11)、BSデータ保存部303cのデータ(図12)に基づいて、図13に示すように、各備品400の名称、電子タグ100のID、現在のエリアおよび所属状態を表示部304の画面に一覧で表示させる。
例えば、「プリンタ01」について、表示データ生成部302eは、備品データ保存部303bのデータ(図11)を参照してタグIDの欄を「T101」とし、備品データ保存部303bのデータ(図11)およびBSデータ保存部303cのデータ(図12)参照してエリアの欄を「A1」とし、所属状態の欄を「正常」とする。
また、図13に示すように、表示データ生成部302eは、所属状態が「移動」である備品400(PC02)について、移動に関するデータ(検出日時、移動元、移動先のエリア)を表示する。また、表示データ生成部302eは、所属状態が「不明」である備品400(PC04)について、移動に関するデータ(検出日時、移動元のエリア)を表示する。
[サーバ300の表示例2]
また、表示データ生成部302eは、図14に示すように、資産管理システム1が管理する場所の平面図上に、検索対象の備品400(電子タグ100、ID=T102)について、当該電子タグ100から信号を受信している基地局200のエリアを、受信信号の最新の受信電力の大きさに基づいて、濃度あるいは色を変化させて表示するようにしても良い。図14の例では、受信電力が大きい程、エリア(基地局200の通信可能範囲)の濃度を濃くするように表示している。
図14の例では、IDがT102の電子タグ100からの信号が、2つの基地局200(BS202、BS203)で受信され、BS202の基地局200において最も受信電力が大きいことが示されている。したがって、ユーザは、PC02の備品400が、エリアA2に移動したことが分かる。
さらに、BS203の基地局200においても信号を受信しているので、ユーザは、PC02の備品400が、エリアA2の中のエリアA3に近い側(図14の右側)にあると推定することができる。
このように、図14の表示により、ユーザは、検索対象の備品400が存在するエリア内の詳細な位置を推定することができる。また、本実施の形態では、図14において、移動した備品400について、過去に存在していたエリアの基地局200を繋いだ線等を表示することにより、備品400の移動した経路の履歴を表示することもできる。
[効果]
以上のように本実施の形態によれば、サーバが、基地局と電子タグとの通信状態および基地局における電子タグの受信電力に基づいて、備品の移動、紛失をリアルタイムで検知することができる。これにより、棚卸業務において、作業者の読み取り作業を必要とせず、備品を管理することができる。また、本発明によれば、RFIDを用いる場合に比べて、電子タグと基地局との通信距離を長くすることができるので、基地局の設置数を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、基地局200が、定期通信信号を送信するために、1つの通信チャンネルを設定し、1フレームに対して1つの通信スロットを設定する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、基地局200が、定期通信信号を送信するために複数の通信チャンネルを設定してもよく、1フレームに対して複数の通信スロットを設定してもよく、複数フレームに対して1つの通信スロットを設定してもよい。また、基地局200は、特定の期間(例えば棚卸し作業を行う期間)において、定期通信信号を送信するための通信チャンネルあるいは通信スロットの設定を変更してもよい。
また、本実施の形態では、サーバ300(移動判定部302d)が、最新の受信電力と前回の受信電力との差分と所定の閾値との大小関係に基づいて備品400の移動の有無を判定する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、他の判定条件に基づいて備品400の移動の有無を判定してもよい。例えば、サーバ300は、直近のn回の受信電力の平均値と所定の閾値との大小関係、直近のn回の受信電力の中で所定の閾値を越えた回数等に基づいて、備品400の移動の有無を判定してもよい。また、本発明では、備品400が移動したと判定する条件を満たさない場合であっても、他の条件を満たす場合には、サーバ300は、備品400が移動したと判定することもできる。例えば、複数の基地局200が電子タグ100からの信号を受信している状況において、移動先エリアの基地局200の受信電力の変動は所定の閾値よりも小さいが、他の基地局200の受信電力の変動が所定の閾値よりも大きい場合に、サーバ300は、備品400が移動したと判定する。
また、本実施の形態では、サーバ300(表示データ生成部302e)が、備品400の状態を「正常」、「移動」、「不明」のいずれかで画面に表示させる場合について説明したが、本発明はこれに限られず、備品400の状態を他の方法で表示してもよい。例えば、「正常」の代わりに「所属中」、「移動」の代わりに「所属中(所属変更)」、「不明」の代わりに「モニター中」としてもよい。
また、本実施の形態では、サーバ300(表示データ生成部302e)が、ステータスデータ(電池電圧等)を画面に表示させてもよく、電池電圧に基づいて電池の交換時期を推定し、所定の期間より交換時期が近い電子タグを知らせるための情報を画面に表示させてもよい。
また、本実施の形態では、電子タグ100を備品400に貼り付け、サーバ300が、備品400の移動の有無を管理するシステムに適用する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、電子タグ100を名札に貼り付け、当該名札を付けた人間の所在を管理するシステムに適用することもできる。
本発明は、保有資産である備品の所在を管理する資産管理システムに用いるのに好適である。
100 電子タグ
101 アンテナ
102 無線部
103 ベースバンド部
104 電池
121 送信部
122 受信部
123 無線制御部
124 第1クロック
131 CPU
131a 要求信号生成部
131b データ抽出部
131c タイミング判定部
131d ステータスデータ生成部
131e 通信信号生成部
132 メモリ部
133 第2クロック
134 タイマ
200 基地局
201a、201b アンテナ
202 無線部
203 ベースバンド部
204 電源部
221 第1送信部
222 第1受信部
223 第2送信部
224 第2受信部
225 無線制御部
226 第1クロック
231 CPU
231a データ抽出部
231b 通信制御部
231c 応答信号生成部
231d ステータスデータ更新部
231e サーバ送信用データ生成部
231f 送受信部
231g サーバデータ解析部
232 メモリ部
233 第2クロック
234 タイマ
235 ネットワークドライバ
300 サーバ
301 ネットワークドライバ
302 CPU
302a 入力データ判定部
302b 指示信号生成部
302c データ抽出部
302d 移動判定部
302e 表示データ生成部
303 メモリ部
304 表示部
305 入力デバイス
306 電源部
307 タイマ
400 備品

Claims (15)

  1. 管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムであって、
    前記各基地局は、送信タイミングおよび通信チャンネルを示すデータを含む第1信号を前記電子タグに送信し、
    前記電子タグは、前記基地局から受信した第1信号に指示された前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルで第2信号を送信し、
    前記各基地局は、受信した前記第2信号の受信電力を測定し、
    前記サーバは、前記第2信号の受信電力が所定の判定条件を満たしているか否かに基づいて、前記電子タグが取り付けられた管理対象物の移動の有無を判定する、
    資産管理システム。
  2. 管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記電子タグであって、
    前記基地局から送信された第1信号を受信する受信部と、
    前記第1信号から、前記基地局が設定した送信タイミングおよび通信チャンネルを示すデータを抽出する制御部と、
    前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルで、前記サーバにおいて管理対象物の移動の有無を判定するために用いられる第2信号を前記基地局に送信する送信部と、
    を具備する電子タグ。
  3. 前記送信部は、
    各フレームにおいて、当該フレームを分割したスロットの中で前記送信タイミングに対応するものを用いて前記第2信号を送信する、
    請求項2に記載の電子タグ。
  4. 前記送信部は、
    前記基地局との回線が確立するまでの初期段階において、前記基地局が設定可能な通信チャンネルと異なる通信チャンネルでアクセス要求信号を前記基地局に送信する、
    請求項2又は3に記載の電子タグ。
  5. 前記第1信号は、前記アクセス要求信号に応答する初期応答信号である、
    請求項4に記載の電子タグ。
  6. 前記受信部は、前記基地局から前記第2信号に応答する継続応答信号を受信し、
    前記制御部は、前記継続応答信号から、補正値を示すデータを抽出し、
    前記送信部は、前回の送信タイミングから所定時間経過後のタイミングに前記補正値を加算したタイミングで次の第2信号を送信する、
    請求項2から5のいずれかに記載の電子タグ。
  7. 前記所定時間は、1フレーム時間である、
    請求項6に記載の電子タグ。
  8. 管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記基地局であって、
    前記電子タグ毎に、送信タイミングおよび通信チャンネルを設定する制御部と、
    前記送信タイミングおよび前記通信チャンネルを示すデータを含む第1信号を前記電子タグに送信する送信部と、
    前記送信タイミングに対応する受信タイミングおよび前記通信チャンネルで前記電子タグから送信された第2信号を受信する受信部と、
    受信した前記第2信号の受信電力を測定する測定部と、
    前記サーバにおいて管理対象物の移動の有無を判定するために、前記電子タグの識別子および前記受信電力を示すデータを前記サーバに送信する第2送信部と、
    を具備する基地局。
  9. 前記受信部は、
    各フレームにおいて、当該フレームを分割したスロットの中で前記送信タイミングに対応するものを用いて前記第2信号を受信する、
    請求項8に記載の基地局。
  10. 前記第1信号は、前記基地局が設定可能な通信チャンネルと異なる通信チャンネルで前記電子タグから送信されたアクセス要求信号に応答する初期応答信号である、
    請求項8又は9に記載の基地局。
  11. 前記制御部は、前回の送信タイミングに基づく受信予測タイミングと前記第2信号の受信タイミングとの差分を評価し、当該差分を補正するための補正値を算出し、
    前記送信部は、前記補正値を含む第2信号に応答する継続応答信号を送信し、
    前記受信部は、前回の受信タイミングから所定時間経過後のタイミングに前記補正値を加算したタイミングで次の第2信号を受信する、
    請求項8から10のいずれかに記載の基地局。
  12. 前記所定時間は、1フレーム時間である、
    請求項11に記載の基地局。
  13. 管理対象物に取り付け可能な電子タグと、自セル内に存在する前記電子タグと通信を行う複数の基地局と、前記各基地局と通信を行い、前記電子タグから送信されて前記各基地局に受信された信号を用いて前記電子タグが取り付けられた管理対象物を管理するサーバと、から構成される資産管理システムの前記サーバであって、
    前記電子タグから送信された信号の前記各基地局における受信電力が所定の判定条件を満たしているか否かに基づいて、前記電子タグが貼り付けられた管理対象物の移動の有無を判定する判定部と、
    前記管理対象物の移動の有無を示す情報を表示する表示部と、
    を具備するサーバ。
  14. 前記判定部は、前記電子タグが所属する前記基地局の受信電力が所定の判定条件を満たしている場合に前記管理対象物が移動していないと判定し、前記電子タグが所属する前記基地局の受信電力が前記判定条件を満たしておらず、かつ、前記電子タグが所属する以外の前記基地局の受信電力が前記判定条件を満たしている場合に前記管理対象物が移動したと判定する、
    請求項13に記載のサーバ。
  15. 前記判定部は、前記電子タグから送信された信号の前記各基地局における受信電力が、いずれの基地局においても前記判定条件を満たしていない場合に前記管理対象物の所在が不明になったと判定する、
    請求項13又は14に記載のサーバ。
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