JP2016090958A - Fixation device and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シートにトナー像を定着する定着装置と、この定着装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。 The present invention relates to a fixing device that fixes a toner image on a sheet, and an image forming apparatus including the fixing device in a main body of the apparatus.
一般に、シートにトナー像を形成する複写機、ファクシミリ、プリンタなどの電子写真方式を採用した画像形成装置は、画像形成部でトナー像を転写したシートを、定着装置で加熱、加圧して、シートにトナー像を定着するようになっている。 In general, an image forming apparatus that employs an electrophotographic system such as a copying machine, a facsimile machine, or a printer that forms a toner image on a sheet uses a fixing device to heat and press the sheet on which the toner image has been transferred. The toner image is fixed to the toner image.
定着装置は、トナー像が転写されたシートを加熱回転体と加圧回転体とからなる定着回転体対で挟持し、加熱加圧しながら搬送するようになっている。ところが、加熱回転体と加圧回転体の定着ニップにシートが挟まれたままで画像形成装置が停止することがある。このような場合、加熱回転体と加圧回転体とに挟まれているシートを引き抜こうとすると、シートを引き裂くおそれがある。そこで、加熱回転体と加圧回転体との圧接を解除するための圧接解除機構を備えた定着装置がある(特許文献1)。 The fixing device is configured to sandwich a sheet onto which a toner image has been transferred between a pair of fixing rotators including a heating rotator and a pressure rotator, and to convey the sheet while heating and pressing. However, the image forming apparatus may stop with the sheet held between the fixing nips of the heating rotator and the pressure rotator. In such a case, if the sheet sandwiched between the heating rotator and the pressure rotator is pulled out, the sheet may be torn. Therefore, there is a fixing device provided with a pressure release mechanism for releasing the pressure contact between the heating rotator and the pressure rotator (Patent Document 1).
しかし、従来の定着装置は、加熱回転体と加圧回転体とを離間して、シートを取り除いた後、加熱回転体と加圧回転体とを圧接状態に戻すとき、加熱回転体と加圧回転体とが勢いよく当接して、衝突音が発生することがあった。 However, the conventional fixing device separates the heating rotator and the pressure rotator, removes the sheet, and then returns the heating rotator and the pressure rotator to the pressure contact state. There was a case where a collision noise was generated due to the abutting force of the rotating body.
本発明は、定着回転体対の回転体同士の圧接を解除した後、元の圧接状態に戻るときの、回転体同士の当接による衝撃を少なくして、衝突音を小さくすることを目的としている。 It is an object of the present invention to reduce the impact noise by reducing the impact caused by the contact between the rotating bodies when returning to the original pressure contact state after releasing the pressure contact between the rotating bodies of the fixing rotating body pair. Yes.
本発明の定着装置及び画像形成装置は、トナー像が形成されたシートを挟持し回転しながら加熱加圧して、シートにトナー像を定着する定着回転体対と、前記定着回転体対を回転駆動させる駆動源と、前記定着回転体対を圧接させる方向に付勢する弾性体を有する圧接手段と、前記弾性体の付勢に抗して前記定着回転体対の圧接状態を解除する圧接解除手段と、前記駆動源が前記定着回転体対を回転駆動させる方向と逆方向の回転力のみを前記圧接解除手段に伝達する一方向回転部を有して、前記駆動源の回転力を前記圧接解除手段に伝達可能な回転力伝達手段と、前記定着回転体対が前記圧接解除手段による圧接解除状態から前記圧接手段による圧接状態に移行するとき、前記弾性体の付勢によって前記回転力伝達手段が受ける回転力を抑制する抑制手段と、を備え、前記定着回転体対は、前記回転力伝達手段によって前記圧接解除手段が前記逆方向の回転力を伝達されることで前記圧接状態から前記圧接解除状態へ移行し、前記圧接解除状態から前記回転力伝達手段によってさらに前記逆方向の回転力を伝達されることで前記圧接解除状態から前記圧接状態に移行する、ことを特徴としている。 The fixing device and the image forming apparatus of the present invention sandwich a sheet on which a toner image is formed and heat and press while rotating to fix the toner image on the sheet, and rotationally drive the fixing rotator pair. A driving source for pressing, a pressing means having an elastic body for urging the fixing rotating body pair in a pressure-contacting direction, and a pressure releasing means for releasing the pressing state of the fixing rotating body pair against the urging of the elastic body And a unidirectional rotating portion that transmits only the rotational force in the direction opposite to the direction in which the drive source rotates the fixing rotating body pair to the pressure contact release means, and the pressure release of the drive source is released. When the pair of fixing rotators transitions from a pressure released state by the pressure contact releasing means to a pressure contact state by the pressure contacting means, the rotational force transmitting means is urged by the elastic body. Reducing the rotational force And the fixing rotating body pair shifts from the pressure contact state to the pressure contact release state when the pressure release means transmits the rotational force in the reverse direction by the torque transmission means. When the rotational force in the reverse direction is further transmitted from the pressure release state by the rotational force transmitting means, the pressure contact state is shifted to the pressure contact state.
本発明は、定着回転体対を圧接状態に戻すときの回転体同士の当接による衝撃や衝突音を低減させることができる。 According to the present invention, it is possible to reduce an impact and a collision sound due to contact between the rotating bodies when the fixing rotating body pair is returned to the pressure contact state.
以下、本発明の実施形態の定着装置と、定着装置を装置本体に備えた画像形成装置とを図に基づいて説明をする。なお、本実施形態に記載されている構成部品の材質、形状、相対位置関係などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであって、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。 Hereinafter, a fixing device according to an embodiment of the present invention and an image forming apparatus including the fixing device in the apparatus main body will be described with reference to the drawings. Note that the material, shape, relative positional relationship, and the like of the components described in the present embodiment should be changed as appropriate according to the configuration of the apparatus to which the present invention is applied and various conditions, and are within the scope of the present invention. It is not intended to limit only to those.
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置としてのレーザプリンタ10のシート搬送方向に沿った断面図である。図2は、図1における定着装置としての定着ユニット18とその周辺の拡大断面図である。
FIG. 1 is a cross-sectional view along the sheet conveying direction of a
レーザプリンタ10は、例えば、外部のコンピュータから画像情報が送られてくると、画像形成部124に設けられたビデオコントローラ(不図示)によって受信される。画像形成部124では、受信した情報に基づいて、シートに転写するトナー像を感光体ドラム121に形成する。詳しくは、受信された画像情報は、レーザ発光書込部11により光変調情報11aに変換されて射出される。レーザ発光書込部11から射出された光変調情報11aは、感光体ドラム121の軸方向である主走査方向に走査されながら、プロセスカートリッジ12内に設けられた感光体ドラム121にスポット状に結像される。主走査方向と直交する副走査方向(シートの搬送方向A)に回転する感光体ドラム121に照射された光スポットは、主走査方向に往復走査され、これにより感光体ドラム121上に上述した画像情報に対応した静電潜像が形成される。そして、その感光体ドラム121上の静電潜像に対して、同じくプロセスカートリッジ12内に一体的に設けられた現像装置122から現像剤(トナーT)が供給されることによって未定着トナー像が形成される。プロセスカートリッジ12、転写ローラ17等は、画像形成手段としての画像形成部124を形成している。
For example, when image information is sent from an external computer, the
プロセスカートリッジ12は、レーザプリンタ10の装置本体10Aに対して、略水平方向(図1の左右方向)に着脱できるようになっている。プロセスカートリッジ12の着脱操作は、プロセスカートリッジ12に設けられた操作レバー12aを、ユーザが手で把持した状態で行われる。また、装置本体10Aのプロセスカートリッジ12の後方側(図1の右方側)には、板状部材からなる内カバー12bおよび前カバー12cが開閉自在に設けられている。内カバー12bおよび前カバー12cは、通常の使用状態においては図1に示すように閉塞された状態にロックされている。これらの内カバー12bおよび前カバー12cは、各々の部材の下端側部分に設けられた回動支点12d,12eを中心にして回動することにより開閉されるようになっている。内カバー12bおよび前カバー12cは、ロック機構(不図示)により図1に示す閉塞位置に固定されているとともに、解除機構(不図示)により回動可能な状態に開放される構成になっている。
The
一方、装置本体10Aの下部には、シートPを給送するメイン給送ユニット13が配置されている。このメイン給送ユニット13を構成している箱状のカセット収容体13aは、装置本体10Aに着脱自在に装着されている。メイン給送ユニット13は、そのカセット収容体13aの内部に設けられた中支持板13bにシートPが載置されるようになっている。
On the other hand, a
シートPは、給送加圧ばね13cにより上方に付勢されている中支持板13bに載置されて、上方に持ち上げられた状態に保持されている。また、カセット収容体13aの内部側の上方位置には、略L字状に屈曲した板状部材からなるセンサフラグ13dが上下方向に揺動するように配置されている。そのセンサフラグ13dは、曲下端部分が、カセット収容体13a内の最上位のシートに自重で当接することによって、カセット収容体13a内におけるシートPの有無が検出できるようになっている。
The sheet P is placed on the
さらに、カセット収容体13aの前端部分(図1の左端部分)には、給送ローラ13eが設けられている。この給送ローラ13eは、電磁クラッチ(不図示)のオン・オフ制御により、適宜のタイミングで回転駆動力が伝達されたり断たれたりするようになっている。給送ローラ13eは、中支持板13bに載置されて、給送加圧ばね13cによって押し上げられたシートの内、最上位のシートを受け止めて、回転してシートを給送するようになっている。薄板状部材からなる分離パッド(分離部材)13fは、中支持板13bのシート搬送方向Aの前端縁(図1の左端縁)に対して前方側で隣接するように配置されて、給送ローラ13eの外周面に対して下方側から圧接するように配置されている。この分離パッド13fは、給送ローラ13eの直下位置において上下動するように配置された分離揺動台13gの上面側に貼り付けられている。分離揺動台13gが分離加圧ばね13hにより上方に向かって付勢されることによって、給送ローラ13eには、分離パッド13fが常時圧接された状態に維持されている。
Further, a
カセット収容体13a内に載置されたシートPは、給送ローラ13eの回転によって給送ローラ13eと分離パッド13fとの間の圧接ニップ部を通過して給送通路14側に送り出されていく。さらに、シートPは、その給送通路14に設けられた1対のレジストローラ15,16のニップに突き当てられ、適宜のタイミングをとられて、1対のレジストローラ15,16によって、感光体ドラム121と転写ローラ17との間に送り込まれていく。
The sheet P placed in the
転写ローラ17には転写バイアスが印加され、その転写バイアスによって感光体ドラム121上に形成されている未定着トナー像がシートP上に静電的に転写される。さらに、転写後において感光体ドラム121上に残留するトナーは、感光体ドラム121の表面上に圧接するように配置されたクリーニングブレード123により掻き落とされる。
A transfer bias is applied to the
また、トナー像を転写されたシートPは、定着ユニット(定着装置)18に向かって搬送される。シートPは、定着ユニット18の入口ガイド18gを通って、加熱回転体としての定着フィルムユニット18aと、加圧回転体としての加圧ローラ18bとの定着ニップNに搬送される。シートPは、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとの定着ニップNにて、加熱加圧されながら搬送されて、シートに転写されているトナー像をシートに定着する。
Further, the sheet P to which the toner image is transferred is conveyed toward a fixing unit (fixing device) 18. The sheet P passes through an
詳しくは、図2に示すように、定着ニップNにおいて、定着フィルムユニット18aに内包された加熱ヒータ18cから印加される熱エネルギーと、加圧ローラ18bによる押圧力とによってシートP上のトナー像がシートPに定着される。トナー像が定着されたシートPは、中間搬送ローラ19aと中間搬送コロ19bのニップを介して排出ローラ22aと排出コロ22bにより装置外の排出トレイ23に排出される。
Specifically, as shown in FIG. 2, in the fixing nip N, the toner image on the sheet P is formed by the thermal energy applied from the
しかし、シートPが定着ニップNを通過するまでの間に、何らかの原因で装置本体10Aの動作が停止し、定着ニップNにシートPが残った状態(以下、定着エラー)になる場合がある。或いは、定着ニップNにシートが詰まることがある。この場合、ユーザが、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとに挟まれたシートPを引っ張り出して、除去する必要がある。しかし、シートPは、引っ張り出されるとき、引き裂かれて、破片が定着ユニット18内に残ることがある。残った破片は、取り除くのが困難である。
However, before the sheet P passes through the fixing nip N, the operation of the apparatus
このため、図3、図4に示すように、定着ユニット18は、定着フィルムユニット18aを加圧ローラ18bに対して、圧接と圧接解除とを行う圧接手段としての圧接機構28を有している。
For this reason, as shown in FIGS. 3 and 4, the fixing
定着ユニット18は、加熱部材としての定着フィルムユニット18aと、加圧部材としての加圧ローラ18bと、定着フィルムユニット18aを前記加圧ローラ18bに圧接させ、かつ圧接解除を行う圧接機構28、回転力伝達機構60等により構成されている。
The fixing
(圧接機構28)
図3は、図1における定着ユニット18の斜視図である。図4は、図1における定着ユニット18の平面図である。図5は、圧接機構28を図3、図4において矢印B方向から見た図であり、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bに圧接している図である。図6は、図5の定着ユニット18の端部を省略した図である。図7は、圧接機構28を図3、図4において矢印B方向から見た図であり、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bから離れている図である。図8は、図7の定着ユニット18の端部を省略した図である。
(Pressure contact mechanism 28)
FIG. 3 is a perspective view of the fixing
定着回転体対としての定着フィルムユニット18a及び加圧ローラ18bと、圧解除軸32との両端は、装置本体10Aの前面側の前面板10Aaと、背面側の背面板10Abとに支持されている。圧接機構28を構成する各構成要素は、前面板10Aaと、背面板10Abとに分散して設けられている。
Both ends of the fixing
なお、前面側とは、ユーザがレーザプリンタ10を使用するのにレーザプリンタ10の前に立ったときの手前側のことであり、背面側とは奥側のことである。また、シート搬送方向は、下側から上側に向かう矢印Aの方向である。
The front side is the front side when the user stands in front of the
圧接機構28の各構成要素の内、前面板10Aaに設けられた構成要素について説明をする。
Of the components of the
図3乃至図8において、前面板10Aaには、圧接機構28を構成する前面加圧板31が設けられている。図5乃至図8の前面加圧板31の下端部には、係合フック31aが形成されている。係合フック31aは、前面板10Aaに係合している。前面加圧板31は、係合フック31aを中心にして、シート搬送方向Aに対して交差する矢印D,E方向に傾動するようになっている。前面加圧板31の上端部31bと前面板10Aaとの間には、前面加圧ばね30が設けられている。弾性体としての前面加圧ばね30は引張コイルばねである。押圧部材としての前面加圧板31は、前面加圧ばね30によって、常時、定着フィルムユニット18a側(矢印E方向)に引っ張られている。
3 to 8, the front plate 10Aa is provided with a
前面加圧板31の中間部分には、押圧片31cが突設されている。前面加圧板31は、前面加圧ばね30によって、矢印E方向に引っ張られて、押圧片31cで、定着フィルムユニット18aの被押圧部40を押圧して、定着フィルムユニット18aを加圧ローラ18bに押し付けている。被押圧部40は、定着フィルムユニット18aのフィルム18d(図2)を回転案内支持するフレーム18eに突設されている。
A
また、図3、図4において、前面板10Aaと背面板10Abとには、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとに平行な圧解除軸32の両端が回転自在に設けられている。図5乃至図8の前面加圧板31の中間部分には、圧解除軸32の前面側端部32aが貫通する貫通孔31dが形成されている。そして、圧解除軸32の前面側端部32aには、圧解除前面カム33がねじ止めされて一体的に設けられている。このため、前面加圧板31は、前面板10Aaと圧解除前面カム33との間に位置している。
3 and 4, the front plate 10Aa and the back plate 10Ab are rotatably provided with both ends of a
圧接機構28の内、前面板10Aaに設けられた構成要素の動作を説明する。
The operation of the components provided on the front plate 10Aa in the
なお、図3、図4において、圧解除軸32は、後述する定着モータM(図9、図13)によって回転するようになっている。圧解除前面カム33は、図5、図6に示す圧解除軸32の右方向CCWに回転して、図7、図8に示す前面加圧板31の側部に沿って突設された被押圧片31eを押圧する。すると、圧解除前面カム33は、図7、図8に示すように、右方向Dに傾動させられて、押圧片31cと被押圧部40との圧接を一旦解除する。これによって、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bを押圧している状態を弱められるか、あるいは解除される。圧解除前面カム33は、右回転CCWを継続し、被押圧片31eから離れて、図3、図4の元の位置に戻る。前面加圧板31は、加圧ばね30に引っ張られて、押圧片31cで被押圧部40を押圧する。これによって、定着フィルムユニット18aは、図5、図6に示す加圧ローラ18bに押圧されて定着ニップNを形成する元の状態に戻る。
3 and 4, the
圧接機構28の内、背面板10Abに設けられた構成要素の動作を説明する。
The operation of the components provided on the back plate 10Ab in the
図9は、圧接機構28の内、背面板10Abに設けられた構成要素の斜視図である。図10は、図4のJ―J矢視断面図であり、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bに圧接されている図である。図11は、図4のJ―J矢視断面図であり、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bから離れている図である。図12は、図4のJ―J矢視断面図であり、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bから離れていた状態から圧接する状態になるときの図である。
FIG. 9 is a perspective view of components provided on the back plate 10Ab in the
図3、図4に示すように、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bは、両端が装置本体10Aの前面側の前面板10Aaと、背面側の背面板10Abとに支持されている。加圧ローラ18bは、加圧ローラ18bの軸51によって、前面板10Aaと背面板10Abとに回転自在に支持されている。軸51の両端の内、背面側の端部は、背面板10Abの外側に突出している。
As shown in FIGS. 3 and 4, both ends of the fixing
図3、図4、図9に示すように、背面板10Abから外側に突出した軸51の背面側端部51bには、駆動一方向回転クラッチ52が設けられている。駆動一方向回転クラッチ52には、加圧ローラギア37が設けられている。加圧ローラギア37には、駆動源としての定着モータMの出力軸に設けられた不図示の駆動ギアが噛み合っている。駆動一方向回転クラッチ52は、加圧ローラギア37が矢印CW方向に回転したとき、加圧ローラギア37の矢印CW方向の回転を加圧ローラ18bの軸51に伝達するようになっている(伝達可能になっている)。しかし、駆動一方向回転クラッチ52は、加圧ローラギア37が矢印CCW方向に回転したとき、加圧ローラギア37の矢印CCW方向の回転を加圧ローラ18bの軸51に伝達しないようになっている。このように、駆動一方向回転クラッチ52は、定着モータMの回転を加圧ローラ18bに伝達したり、断ったりするようになっている。
As shown in FIGS. 3, 4, and 9, a driving one-way rotation clutch 52 is provided at the rear
加圧ローラギア37は、アイドルギア38に噛み合っている。アイドルギア38は、背面板10Abの外側に向けて突設されたアイドルギア軸53に回転自在に設けられている。
The
圧解除軸32は、図3、図4に示すように、前面板10Aaと背面板10Abとに回転自在に支持されている。圧解除軸32の背面板10Abの外側に突出している背面側端部32bには、従動一方向回転クラッチ55が設けられている。図9の従動一方向回転クラッチ55には、圧解除ギア35が設けられている。一方向回転部としての従動一方向回転クラッチ55は、圧解除ギア35が加圧ローラギア37と同一の矢印CCW方向に回転したとき、圧解除ギア35の矢印CCW方向の回転を圧解除軸32に伝達するようになっている。しかし、従動一方向回転クラッチ55は、圧解除ギア35が加圧ローラギア37と同一の矢印CW方向に回転したとき、圧解除ギア35の矢印CW方向の回転を圧解除軸32に伝達しないようになっている。このように、従動一方向回転クラッチ55も、定着モータMの回転を圧解除軸32に伝達したり、断ったりするようになっている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
以上の説明したギアは、全て平歯車であるが摩擦ローラであってもよい。 The gears described above are all spur gears, but may be friction rollers.
背面板10Abと圧解除ギア35との間には、背面板10Ab側から、順に、背面加圧板131と、圧解除背面カム133、センサフラグ34a、欠歯ギア34bが位置している。背面加圧板131は、背面板10Abに傾動自在に設けられている。圧解除背面カム133、欠歯ギア34b、及びセンサフラグ34aは、圧解除軸32に一体的に設けられている。
Between the back plate 10Ab and the
図10において、背面加圧板131の下端部には、係合フック131aが形成されている。係合フック131aは、背面板10Abに係合している。背面加圧板131は、係合フック131aを中心にして、シート搬送方向Aに対して交差する矢印D,E方向に傾動するようになっている。背面加圧板131の上端部131bと前面板10Aaとの間には、背面加圧ばね130が設けられている。弾性体としての背面加圧ばね130は引張コイルばねである。押圧部材としての背面加圧板131は、背面加圧ばね130によって、常時、定着フィルムユニット18a側(矢印E方向)に引っ張られている。
In FIG. 10, an
背面加圧板131の中間部分には、押圧片131cが突設されている。背面加圧板131は、背面加圧ばね130によって、矢印E方向に引っ張られて、押圧片131cで、定着フィルムユニット18aの被押圧部140を押圧して、定着フィルムユニット18aを加圧ローラ18bに押し付けている。被押圧部140は、前面側の被押圧部40と同様に、定着フィルムユニット18aのフィルム18d(図2)を回転案内支持するフレーム18eに突設されている。
A
また、図3、図4において、前面板10Aaと背面板10Abとには、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとに平行な圧解除軸32の両端が回転自在に設けられている。背面加圧板131の中間部分には、圧解除軸32の背面側端部32bが貫通する不図示の貫通孔が形成されている。そして、圧解除軸32の背面側端部32bには、圧解除背面カム133がねじ止めされて一体的に設けられている。背面板10Abには、圧解除センサ36が設けられている。圧解除センサ36は、圧解除背面カム133と一体に回転するセンサフラグ34aを検知するセンサである。
3 and 4, the front plate 10Aa and the back plate 10Ab are rotatably provided with both ends of a
図13は、定着ユニット18に関する制御ブロック図である。CPU100は、ROM101と、RAM102とを有している。ROM101に格納された制御プログラム、及び、装置本体10A(図1)に設けられた操作部103又は外部のコンピュータ105からの設定に従い、画像形成装置の各部の動作を制御するようになっている。
FIG. 13 is a control block diagram regarding the fixing
操作部103は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を備えている。操作部103は、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU100に出力すると共に、CPU100からの信号に基づき対応する情報を操作部103の表示部に表示する。RAM102は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F(外部インターフェース)104は、レーザプリンタ10のCPU100と外部のコンピュータ105とのインターフェースであり、CPU100によって制御されるようになっている。また、CPU100は、操作部103と、圧解除センサ36と、シート詰まり検知センサ39とからの各情報に基づいて、定着モータMを正回転、逆回転、停止等の制御をするようになっている。シート詰まり検知センサ39(図1)は、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとの下流側に設けられており、所定時間経過しても、シートを検知したままのときがある。この場合、CPU100は、シートを定着ユニット18に詰まっているものと判断して、定着モータMを逆回転させるようになっている。
The
定着ユニット18の圧接機構28の動作を説明する。
The operation of the
図14は、定着ユニットの動作制御を示すフローチャートである。図5、図10に示すように、常時、前面加圧ばね30は前面加圧板31を矢印E方向に引っ張り、背面加圧ばね130は背面加圧板131を矢印E方向に引っ張っている。図5、図10に示すように、圧解除前面カム33と前面加圧板31とが離間し、圧解除背面カム133と背面加圧板131とが離間していると、前面加圧板31と背面加圧板131は、押圧片31c,131cで、被押圧部40,140を押圧している。このため、定着フィルムユニット18aは、前面側の被押圧部40に前面加圧ばね30の弾力を受け、背面側の被押圧部140に背面加圧ばね130の弾力を受けて、加圧ローラ18bに圧接されている(定着回転体同士が圧接されている)。
FIG. 14 is a flowchart showing operation control of the fixing unit. As shown in FIGS. 5 and 10, the
CPU100が駆動用の定着モータM(図9)を正回転させる(図14、S1)。すると、加圧ローラギア37は矢印CWの方向に回転する。そして、駆動一方向回転クラッチ52が、加圧ローラギア37の矢印CWの方向の回転を加圧ローラ18bの軸51に伝達する。これによって、加圧ローラギア37とともに、加圧ローラ18bが矢印CWの方向に回転する。
The
また、加圧ローラギア37が矢印CW方向に回転すると、アイドルギア38を介して、圧解除ギア35も矢印CW方向に回転する。しかし、圧解除ギア35と圧解除軸32との間に従動一方向回転クラッチ55が設けてあるため、圧解除ギア35の矢印CW方向の回転は、圧解除軸32に伝達されない。このため、圧解除軸32、圧解除軸32と一体の圧解除背面カム133、欠歯ギア34b、センサフラグ34aは、回転しない。
When the
したがって、加圧ローラ18bは、定着フィルムユニット18aが圧接されたまま回転して、定着フィルムユニット18aのフィルム18d(図6)を従動回転させる。フィルム18dはフレーム18eを案内にして従動回転する。シートが定着ユニット18に詰まっていない場合(S2でNO)、加圧ローラ18bは、定着フィルムユニット18aとでシートを挟持し回転しながらシートにトナー像を定着して、シートを搬送する。
Accordingly, the
仮に、定着ユニット18にシート詰まり、検知センサ39(図1)が、シートが詰まったことを検知すると(S2でYES)、CPU100は、定着モータM(図9)を逆転させる(S3)。すると、加圧ローラギア37は矢印CCWの方向に回転する。すると、駆動一方向回転クラッチ52が、加圧ローラギア37の矢印CCWの方向の回転を加圧ローラ18bの軸51に伝達するのを断つ。これによって、加圧ローラ18bは、回転を停止させられる。
If the fixing
また、加圧ローラギア37が矢印CCW方向に回転すると、アイドルギア38を介して、圧解除ギア35も矢印CCW方向に回転する。すると、従動一方向回転クラッチ55が、圧解除ギア35の矢印CCW方向の回転を圧解除軸32に伝達する。そして、圧解除軸32、欠歯ギア34b、センサフラグ34a、及び圧解除背面カム133が一体に矢印CCW方向(図10)に回転をする。圧解除軸32が回転すると、圧解除軸32と一体の圧解除前面カム33も図5、図6に示すように、矢印CCW方向に回転する。駆動一方向回転クラッチ52、加圧ローラギア37、アイドルギア38、圧解除ギア35及び従動一方向回転クラッチ55等は、回転力伝達手段としての回転力伝達機構60(図9)を構成している。
When the
圧解除背面カム133は、圧解除軸32の矢印CCW方向の回転によって、図10の状態から図11の状態に、背面加圧板131の側部に沿って突設された被押圧片131eを押圧する。また、圧解除前面カム33も、圧解除軸32の矢印CCW方向の回転によって、図5、図6の状態から図7、図8の状態に、前面加圧板31の側部に沿って突設された被押圧片31eを押圧する(作動させる)。すると、背面加圧板131が図11に示すように矢印D方向に傾動させられる。また、前面加圧板31が図7、図8に示すように矢印D方向に傾動させられる。
The pressure release back
すると、背面加圧板131の押圧片131cと定着フィルムユニット18aの被押圧部140との圧接が解除され(圧接解除状態に移行し)、前面加圧板31の押圧片31cと定着フィルムユニット18aの被押圧部40との圧接が解除される。また、解除軸32と一体に矢印CCW方向に回転していたセンサフラグ34aが、圧解除センサ36に検知される(S4でYES)。圧解除センサ36がセンサフラグ34aを検知すると、CPU100は、定着モータMを所定時間T1秒逆回転させた後に停止させる(S5)。このとき、図11に示すように圧接解除手段及び回転カムとしての圧解除背面カム133の最大径の部分133aが背面加圧板131に接触して、押圧片131cを被押圧部140から確実に離す。また、図7、図8に示すように圧接解除手段及び回転カムとしての圧解除前面カム33の最大径の部分33aも前面加圧板31に接触して、押圧片31cを被押圧部40から確実に離す。ここで、所定時間T1秒は、押圧片31cを被押圧部40から確実に離すことができる時間である。
Then, the pressure contact between the
したがって、前面板10Aaと背面板10Abとに構成要素が分けられて設けられている圧接機構28によって、定着フィルムユニット18aの両端部に今まで加わっていた前面加圧ばね30と背面加圧ばね130の弾力が加わらなくなる。このため、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bを押圧している押圧力が解除される。また、加圧ローラ18bは、定着モータMが逆転を継続していても、前述したように、従動一方向回転クラッチ55によって定着モータMの回転が加圧ローラギア37に伝わらないようになっているので、回転を停止したままになっている。
Therefore, the
回転を停止した加圧ローラ18bは定着フィルムユニット18aからの押圧力が解除されているので、ユーザは、定着ユニット18内に詰まったシートを引き裂くことなく容易に取り出すことができる。なお、定着フィルムユニット18aは、フィルム18dが加圧ローラ18bに接触していても、押圧力が解除されているため、加熱ヒータ18c、フレーム18eが加圧ローラ18bから遠ざかるので、シートを引き裂くことなく容易に取り出すことができる。
Since the pressing force from the fixing
ユーザが、定着ユニット18内に詰まったシートを取り除き(S6でYES)、シート詰まり検知センサが解除されるとCPU100は、定着モータMを、さらに、逆回転(逆方向に回転)させる(S7)。
When the user removes the sheet jammed in the fixing unit 18 (YES in S6) and the sheet jam detection sensor is released, the
そして、圧解除背面カム133が背面加圧板131の被押圧片131eに対して回転し、圧解除前面カム33が前面加圧板31の被押圧片31eに対して回転する。このため、背面加圧ばね130と前面加圧ばね30との引張力によって、押圧片131c,31cが被押圧部140,40を押圧して、定着フィルムユニット18aが加圧ローラ18bに圧接され始める。そして、センサフラグ34aが圧解除センサ36から抜けて圧解除センサ36をOFFにする(S8でYES)。CPU100は、圧解除センサ36がOFFになってから、所定時間(T2秒)後に定着モータMの逆回転を停止させる(S9)。圧解除背面カム133は図10の位置に戻り、圧解除前面カム33は図5、図6に示す位置に戻る。定着フィルムユニット18aは、加圧ローラ18bに圧接された状態に戻る。
Then, the pressure release back
CPU100は、レーザプリンタ10を再起動させて、定着モータMを正回転させる。定着モータMの正回転によって、加圧ローラ18bが定着フィルムユニット18aを圧接された状態で回転し、定着ユニット18は、シートにトナー像を定着する動作を再開する(S10)。
The
なお、レーザプリンタ10を長期間使用しないで、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとの圧接状態が長く続くと、加圧ローラ18bがニップ形状を維持したまま塑性変形するおそれがある。このため、レーザプリンタ10を長期間使用しない場合、図7、図8、図11に示すように、圧解除前面カム33と、圧解除背面カム133とで、定着フィルムユニット18aを加圧ローラ18bから離間させておくのが好ましい。
If the pressure contact state between the fixing
ところで、以上の動作において、図7、図8、図11に示す、フィルムユニット18aが加圧ローラ18bを圧接されていない状態から、図5、図6、図12に示す、フィルムユニットが加圧ローラに圧接された状態に戻るとき、衝突音が発生する可能性がある。衝突音は、前面加圧板31の押圧片31cが被押圧部40に当接するのと、背面加圧板131の押圧片131cが被押圧部140に当接するのとが同時に行われて発生する。また、このとき、加熱ヒータ18cやフレーム18eがフィルム18dを介して加圧ローラ18bに当接することによっても、衝突音が発生する。
By the way, in the above operation, from the state where the
そこで、本実施形態の定着ユニット18は、押圧片31c、131cが被押圧部40,140に当接するときの衝撃を少なくして、衝突音が小さくなるようにしてある。
Therefore, the fixing
以下、衝突音が小さくなることを説明する。図7、図8、図11において、定着モータMが逆回転を継続して、圧解除前面カム33と圧解除背面カム133とが、矢印CCW方向に回転を続けると、図11に示すように、圧解除背面カム133と一体の欠歯ギア34bはアイドルギア38に噛み合い始める。
Hereinafter, it will be described that the collision sound is reduced. 7, 8, and 11, when the fixing motor M continues to reversely rotate and the pressure release
定着モータMのさらなる逆回転の継続によって、圧解除前面カム33と圧解除背面カム133とが、矢印CCW方向にさらに回転を続けて、前面加圧板31と背面加圧板131から抜け出て(図12)、離れる(図5、図6、図10)。このときに、前面加圧板31と背面加圧板131は、前面加圧ばね30と背面加圧ばね130に急激に引っ張られて、圧解除前面カム33と圧解除背面カム133とに矢印E方向の急な回転モーメントを与える。
With the further reverse rotation of the fixing motor M, the pressure release
ところで、圧解除軸32の背面側端部32b設けられている従動一方向回転クラッチ55は、圧解除ギア35が加圧ローラギア37と同一の矢印CCW方向に回転したとき、圧解除ギア35の矢印CCW方向の回転を圧解除軸32に伝達するようになっている。また、従動一方向回転クラッチ55は、圧解除ギア35が加圧ローラギア37と同一の矢印CW方向に回転したとき、圧解除ギア35の矢印CW方向の回転を圧解除軸32に伝達しないようになっている。
By the way, the driven one-way rotary clutch 55 provided on the rear
このため、圧解除前面カム33と圧解除背面カム133は、矢印E方向の回転モーメントにより、圧解除ギア35の矢印CCWへの回転よりも速く矢印CCW方向へ、圧解除軸32と一体に回転しようとする。しかし、このとき、図10に示すように、圧解除軸32と一体の欠歯ギア34bがアイドルギア38に噛み合っている。このため、欠歯ギア34bは、アイドルギア38を、アイドルギア38自体の回転速度より速く回転させようとする。
Therefore, the pressure release
しかし、アイドルギア38は、定着モータMによって回転している。圧解除前面カム33と圧解除背面カム133が矢印E方向に受ける急な回転モーメントは、定着モータMの駆動回転力よりも小さいため、定着モータMが負荷となり、欠歯ギア34bのCCW方向への急速回転が抑制される。欠歯ギア34bは抑制手段である。
However, the
この結果、本実施形態の定着ユニット18は、押圧片31c、131cが被押圧部40,140に当接するときの勢いと、加熱ヒータ18cがフィルム18dを介して加圧ローラ18bに当接するときの勢いとが弱められて、衝突音を小さくすることができる。また、定着フィルムユニット18aと加圧ローラ18bとの損傷を防止することもできる。
As a result, the fixing
しかも、前面加圧ばね30と背面加圧ばね130との弾力を従来よりも弱めることもなく、衝突音を小さくし、かつ定着フィルムユニットと加圧ローラとの損傷を防止できる。このため、トナー像をシートに定着する機能を低下させることなく、衝突音を小さくすることができる。
Moreover, the impact sound between the
また、このような定着ユニット18を備えたレーザプリンタ10は、耐用年数を延ばすことができる。
Further, the
なお、以上説明した定着ユニット18は、フィルム18dを有する定着フィルムユニット18aを使用しているが、フィルム18dの代わりに剛性を有して内部に加熱ヒータを設けられた筒状の部材を使用した加熱ローラであってもよい。この場合は、加熱ローラの筒状の部材が加圧ローラ18bに当接するときの衝撃を少なくして衝突音を小さくすることができる。
The fixing
10:レーザプリンタ(画像形成装置)、18:定着ユニット(定着装置)、18a:定着フィルムユニット(定着回転体対、定着回転体)、18b:加圧ローラ(定着回転体対、定着回転体)、18c:加熱ヒータ、18d:フィルム、18e:フレーム、28:圧接機構(圧接手段)、30:前面加圧ばね(弾性体)、31:前面加圧板(押圧部材)、33:圧解除前面カム(圧接解除手段、回転カム)、34b:欠歯ギア(抑制手段)、52:駆動一方向回転クラッチ、55:従動一方向回転クラッチ(一方向回転部)、60:回転力伝達機構(回転力伝達手段)、124:画像形成部(画像形成手段)、130:背面加圧ばね(弾性体)、131:背面加圧板(押圧部材)、133:圧解除背面カム(圧接解除手段、回転カム)、M:定着モータ(駆動源)、N:定着ニップ、P:シート。 10: laser printer (image forming apparatus), 18: fixing unit (fixing apparatus), 18a: fixing film unit (fixing rotating body pair, fixing rotating body), 18b: pressure roller (fixing rotating body pair, fixing rotating body) , 18c: heater, 18d: film, 18e: frame, 28: pressure contact mechanism (pressure contact means), 30: front pressure spring (elastic body), 31: front pressure plate (pressing member), 33: pressure release front cam (Pressure contact releasing means, rotating cam), 34b: missing gear (suppressing means), 52: driving one-way rotating clutch, 55: driven one-way rotating clutch (one-way rotating part), 60: rotating force transmission mechanism (rotating force) (Transmission means), 124: image forming section (image forming means), 130: back pressure spring (elastic body), 131: back pressure plate (pressing member), 133: pressure release back cam (pressure contact release means, rotating cam) , M Fixing motor (driving source), N: fixing nip, P: sheet.
Claims (3)
前記定着回転体対を回転駆動させる駆動源と、
前記定着回転体対を圧接させる方向に付勢する弾性体を有する圧接手段と、
前記弾性体の付勢に抗して前記定着回転体対の圧接状態を解除する圧接解除手段と、
前記駆動源が前記定着回転体対を回転駆動させる方向と逆方向の回転力のみを前記圧接解除手段に伝達する一方向回転部を有して、前記駆動源の回転力を前記圧接解除手段に伝達可能な回転力伝達手段と、
前記定着回転体対が前記圧接解除手段による圧接解除状態から前記圧接手段による圧接状態に移行するとき、前記弾性体の付勢によって前記回転力伝達手段が受ける回転力を抑制する抑制手段と、を備え、
前記定着回転体対は、前記回転力伝達手段によって前記圧接解除手段が前記逆方向の回転力を伝達されることで前記圧接状態から前記圧接解除状態へ移行し、前記圧接解除状態から前記回転力伝達手段によってさらに前記逆方向の回転力を伝達されることで前記圧接解除状態から前記圧接状態に移行する、
ことを特徴とする定着装置。 A pair of fixing rotators for fixing the toner image on the sheet by heating and pressurizing while sandwiching and rotating the sheet on which the toner image is formed;
A drive source for rotationally driving the fixing rotator pair;
A pressing means having an elastic body that urges the fixing rotating body pair in a pressing direction;
Pressure release means for releasing the pressure contact state of the fixing rotating body pair against the urging force of the elastic body;
The driving source has a one-way rotating part that transmits only the rotational force in the direction opposite to the direction in which the fixing rotating body pair is rotationally driven to the press contact releasing means, and the rotational force of the drive source is applied to the press release means A transmittable rotational force transmitting means;
Suppression means for suppressing the rotational force received by the rotational force transmitting means by the urging of the elastic body when the fixing rotating body pair shifts from the pressure release state by the pressure release means to the pressure contact state by the pressure contact means; Prepared,
The fixing rotator pair shifts from the pressure contact state to the pressure contact release state when the pressure contact release means transmits the rotational force in the reverse direction by the torque transmission means, and from the pressure contact release state to the rotational force. By further transferring the rotational force in the reverse direction by the transmission means, the pressure contact state is shifted to the pressure contact state,
A fixing device.
前記圧接解除手段は、前記回転力伝達手段から前記逆方向の回転力を受けて回転する回転カムを有し、
前記回転カムは、前記回転力伝達手段から前記逆方向の回転力を伝達されることで前記弾性体の付勢に抗して前記押圧部材を回動させて前記定着回転体対を前記圧接解除状態に移行し、前記回転力伝達手段から前記逆方向の回転力をさらに伝達されることで前記定着回転体対を前記圧接状態に移行し、
前記抑制手段は、前記回転カムが前記定着回転体対を圧接状態に戻すときに前記押圧部材を介して受ける前記弾性体の付勢によって前記回転力伝達手段が受ける回転力を抑制する欠歯ギアを有する、
ことを特徴とする請求項1項に記載の定着装置。 The pressing means includes a pressing member that presses the fixing rotating body pair with the elastic body,
The pressure-contact releasing means has a rotating cam that receives the rotational force in the reverse direction from the rotational force transmitting means and rotates.
The rotating cam receives the rotational force in the reverse direction from the rotational force transmitting means, thereby rotating the pressing member against the urging force of the elastic body to release the pressurizing pair of the fixing rotating bodies. Transition to the state, the rotational force of the reverse direction is further transmitted from the rotational force transmission means, the pair of fixing rotator is shifted to the pressure contact state,
The suppression means is a toothless gear that suppresses the rotational force received by the rotational force transmission means by the urging force of the elastic body received via the pressing member when the rotating cam returns the fixing rotating body pair to the pressure contact state. Having
The fixing device according to claim 1.
前記画像形成手段でトナー像を形成されてシートに前記トナー像を定着する請求項1又は2に記載の定着装置と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 Image forming means for forming a toner image on a sheet;
A fixing device according to claim 1, wherein a toner image is formed by the image forming unit and the toner image is fixed to a sheet.
An image forming apparatus.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014228680A JP2016090958A (en) | 2014-11-11 | 2014-11-11 | Fixation device and image forming apparatus |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10228050B2 (en) | 2016-10-26 | 2019-03-12 | Ricoh Company, Ltd. | Cam device, fixing device, transfer device, and image forming apparatus |
-
2014
- 2014-11-11 JP JP2014228680A patent/JP2016090958A/en active Pending
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