JP2016090718A - 液晶レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの液晶レンズで様々なレンズ特性を容易に実現可能な液晶レンズを提供する。
【解決手段】液晶レンズ1は、光軸C上に配置された第1の液晶層2及び第2の液晶層3と、第1の液晶層2を挟むように対向配置され、第1の液晶層2に電圧を印加する第1の電極4及び第2の電極5と、第2の液晶層3を挟むように対向配置され、第2の液晶層3に電圧を印加する第3の電極6及び第4の電極7とを備える。第1の電極4及び第3の電極6は、平行に配列された複数のライン電極4b,6bからなり、光軸Cの方向から見た場合に、複数のライン電極4bと複数のライン電極6bとが互いに直交する。そして、複数のライン電極4bの中で、第2の電極5との間で、相対的に高い電圧が印加される電極と、相対的に低い電圧が印加される電極とが任意に選択可能であり、複数のライン電極6bの中で、第4の電極7との間で、相対的に高い電圧が印加される電極と、相対的に低い電圧が印加される電極とが任意に選択可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶レンズに関する。
周知のように、液晶レンズは、液晶分子が配向している液晶層に電圧を加えて液晶分子の励起角度を制御し、これにより生じる屈折率変化を利用して焦点距離を可変とする液晶光学素子の一つである。
この種の液晶レンズとして、例えば特許文献1には、光軸上に順に、第1の電極、中心に円形の穴が設けられた第2の電極、第3の電極を有し、第1の電極と第2の電極の間に液晶層が設けられたものが開示されている。
特許文献1に開示の液晶レンズでは、第1〜第3の電極に電圧を印加することで、第2の電極に設けられた穴の中心軸を中心とする軸対称状の電界を発生させ、液晶層の液晶分子を励起させる。このとき、液晶分子の屈折率は、電界に倣って第2の電極に設けられた穴の中心部に向かって放物線状に変化する分布を示すため、球面レンズのような凸レンズ特性や凹レンズ特性が実現される。
特開2006−91826号公報
ところで、近年では、1つの液晶レンズでより多くの異なるレンズ特性を体現することが要求される場合もある。しかしながら、従来の液晶レンズでは、これらの要求に十分に対応できていない点もある。
以上の実情に鑑み、本発明は、1つの液晶レンズで様々なレンズ特性を容易に実現可能な液晶レンズを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る液晶レンズは、光軸上に配置された第1の液晶部及び第2の液晶部と、第1の液晶部を挟むように対向配置され、第1の液晶部に電圧を印加する第1の電極及び第2の電極と、第2の液晶部を挟むように対向配置され、第2の液晶部に電圧を印加する第3の電極及び第4の電極とを備え、第1の電極が、光軸に垂直な面内で間隔を置いて平行に配列された複数のライン電極からなり、第3の電極が、光軸に垂直な面内で間隔を置いて平行に配列された複数のライン電極からなり、光軸の方向から見た場合に、第1の電極のライン電極と、第3の電極のライン電極とが互いに交差し、第1の電極の複数のライン電極の中で、第2の電極との間で相対的に高い電圧が印加される電極と、第2の電極との間で相対的に低い電圧が印加される電極とが任意に選択可能であり、第3の電極の複数のライン電極の中で、第4の電極との間で相対的に高い電圧が印加される電極と、第4の電極との間で相対的に低い電圧が印加される電極とが任意に選択可能であることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の電極及び第3の電極のそれぞれのライン電極の配列群の中に、印加電圧が高→低→高と変化する電圧変化領域や、低→高→低と変化する電圧変化領域を形成することができる。この場合、第1の液晶部では、第1の電極の複数のライン電極における電圧変化領域に相当する部分において、ライン電極と平行な母線を有するシリンドリカルレンズに相当するレンズ特性(第1のシリンドリカルレンズ部という。)を実現することができる。また同様に、第2の液晶部でも、第3の電極の複数のライン電極における電圧変化領域において、第3の電極のライン電極と平行な母線を有するシリンドリカルレンズに相当するレンズ特性(第2のシリンドリカルレンズ部という。)を実現することができる。そして、第1の液晶部と第2の液晶部のそれぞれに形成されるシリンドリカルレンズ部は、光軸と垂直な面内で互いに交差する。そのため、光軸方向から見た場合に、第1のシリンドリカルレンズ部と、第2のシリンドリカルレンズ部とが重複する部分において、両者のレンズ特性が合成され、球面レンズのような凸レンズ特性又は凹レンズ特性を実現することができる。そして、第1のシリンドリカルレンズ部と第2のシリンドリカルレンズ部は、それぞれの位置・大きさ・数を電圧の印加パターンによって任意に変更できる。その結果、これら2つのシリンドリカルレンズ部のレンズ特性を合成してなる、球面レンズのような凸レンズ特性又は凹レンズ特性を有するレンズ部の位置・大きさ・数も任意に変更できる。したがって、1つの液晶レンズの面内において、様々なレンズ特性を実現できる。
上記の構成において、光軸の方向から見た場合に、第1の電極のそれぞれのライン電極と、第3の電極のそれぞれのライン電極とが互いに直交することが好ましい。
上記の構成において、第1の電極の複数のライン電極と第2の電極との間に印加される電圧は、相対的に高い第1の電圧と、相対的に低い第2の電圧との2つの異なる電圧からなり、第3の電極の複数のライン電極と第4の電極との間に印加される電圧は、相対的に高い第3の電圧と、相対的に低い第4の電圧との2つの異なる電圧からなり、第1の電圧と第3の電圧が同じ値であり、第2の電圧と第4の電圧が同じ値であってもよい。
上記の構成において、第1の電極のライン電極が、6本以上で構成され、第2の電極のライン電極が、6本以上で構成されていることが好ましい。
上記の構成において、第1の液晶部と第2の液晶部のそれぞれが、s偏光波の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層と、p偏光波の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層とを備えていることが好ましい。
以上のように本発明によれば、1つの液晶レンズで様々なレンズ特性を容易に実現することができる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る液晶レンズの断面図であって、(b)はそのA−A断面図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズにおける第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加する態様を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の別の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の別の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の別の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の別の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 第1の実施形態に係る液晶レンズの効果の別の一例を説明するための図であって、(a)は第1の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第1の液晶層における位相差分布を示す図、(b)は第3の電極の各ライン電極の印加電圧の状態と、そのときの第2の液晶層における位相差分布を示す図、(c)は液晶レンズを通過した光を光軸方向から見たときの干渉縞を示す図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る液晶レンズの断面図であって、(b)はそのB−B断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の第1の実施形態に係る液晶レンズ1は、光軸C上に光入射側(図中の下方側)から順に、第1の液晶部としての第1の液晶層2と、第2の液晶部としての第2の液晶層3とを備えている。第1の液晶層2は、互いに対向配置された第1の電極4と第2の電極5によって挟まれており、第2の液晶層3は、互いに対向配置された第3の電極6と第4の電極7によって挟まれている。第1〜第4の電極4〜7によって印加する電圧を調整することで、第1の液晶層2及び第2の液晶層3のそれぞれの屈折率が可変とされる。なお、光軸Cは、液晶レンズ1全体としての光軸であって、第1の液晶層2や第2の液晶層3の光軸とは必ずしても一致しない。また、図中のxyzは、3次元の直交座標系を示しており、z軸が光軸Cと一致しており、x軸とy軸で構成される平面は光軸Cに垂直となる。
詳細には、液晶レンズ1は、光軸C上に光入射側から順に、第1の基板8、第2の基板9及び第3の基板10を備えている。
第1の基板8と第2の基板9の間には、中心に貫通孔を有する第1の隔壁部材11が設けられている。第1の液晶層2は、第1の基板8、第2の基板9及び第1の隔壁部材11で区画形成される空間に液晶を充填することで形成される。
第1の基板8の光出射側には、透明な第1の電極4が形成されている。第1の電極4は、y軸方向に延びる直線状のスリット部4aによって分割された、複数のライン電極4bから構成されている。すなわち、各々のライン電極4bはy軸方向に長尺であり、x軸方向に間隔を置いて配列される。
第2の基板9の光入射側には、透明な第2の電極5が形成されている。第2の電極5は、スリット部などが設けられていない平板状の電極から構成されている。なお、第1の電極4と第2の電極5は、位置を入れ替えてもよい。
同様に、第2の基板9と第3の基板10の間には、中心に貫通孔を有する第2の隔壁部材12が設けられている。第2の液晶層3は、第2の基板9、第3の基板10及び第2の隔壁部材12で区画形成される空間に液晶を充填することで形成される。
第2の基板9の光出射側には、透明な第3の電極6が形成されている。第3の電極6は、x軸方向に延びる直線状の第2のスリット部6aによって分割された、複数のライン電極6bから構成されている。すなわち、各々のライン電極6bはx軸方向に長尺であり、y軸方向に間隔を置いて配列される。したがって、ライン電極6bは、光軸Cの方向から見た場合に、ライン電極4bと直交する。
第3の基板10の光入射側には、透明な第4の電極7が形成されている。第4の電極7は、スリット部などが設けられていない平板状の電極から構成されている。なお、第3の電極6と第4の電極7は、位置を入れ替えもよい。
ここで、図示は省略するが、第1の電極4の光出射側の表面及び第3の電極6の光出射側の表面には、透明な絶縁層が設けられている。それぞれの絶縁層の内部には、透明な高抵抗膜が設けられている。高抵抗膜は液晶レンズ1の駆動電圧を低下させるためのものであり、絶縁層は電極4,6と高抵抗膜を絶縁するためのものである。なお、絶縁層及び高抵抗膜は、適宜省略してもよい。
また、第1の電極4に形成された絶縁層の光出射側の表面および第2の電極5の光入射側の表面には、それぞれ配向膜が形成されている。同様に、第3の電極6に形成された絶縁層の光出射側の表面および第4の電極7の光入射側の表面には、それぞれ配向膜が形成されている。これらの配向膜により、第1の液晶層2中の液晶分子や第2の液晶層3中の液晶分子の配向が行われる。
第1の液晶層2における配向方向と、第2の液晶層3における配向方向とは、光軸Cと垂直な面内において同じ(0°)か又は180°異なっている。すなわち、この実施形態では、p偏光とs偏光のいずれか一方の偏光の入射光に対してのみその振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向をもつ。
図2に示すように、第1の電極4のそれぞれのライン電極4bと、第2の電極5の間に電圧が印加されるようになっている。第2の電極5は接地されている。
詳細には、第1の電極4の各ライン電極4bには、交流電源13を介して第2の電極5に接続された状態と、交流電源14を介して第2の電極5に接続された状態とを切り替え可能なスイッチ15が設けられている。交流電源13による印加電圧Vと、交流電源14による印加電圧Vは互いに異なる。この実施形態では、印加電圧Vが印加電圧Vよりも小さい。そのため、スイッチ15を切り替えることで、第1の電極4の複数のライン電極4bの中で、相対的に高い電圧が印加される電極と、相対的に低い電圧が印加される電極とが任意に選択できる。なお、図示例では、x方向の両端に位置するライン電極4bが電源13に接続されて相対的に低い電圧Vが印加される電極とされ、それ以外のライン電極4bが電源14に接続されて相対的に高い電圧Vが印加される電極とされた状態を示している。
図示は省略するが、第3の電極6のそれぞれのライン電極6bと、第4の電極7の間に電圧が印加されるようになっている。第4の電極7は接地されている。そして、複数のライン電極6bの中で、相対的に高い電圧(電圧V)が印加される電極と、相対的に低い電圧(電圧V)が印加される電極が任意に選択可能となっている。第3の電極6に対して電圧を印加する詳細な態様については、図2に基づいて説明した第1の電極4に対する電圧印加の態様と実質的に同じであるので、詳しい説明は省略する。
ここで、第1〜第3の基板8〜10、及び隔壁部材11,12は、例えばガラスで構成することができる。
第1〜第4の電極4〜7は、例えば酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電体で構成することができる。
絶縁層は、例えば、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウムのうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。
高抵抗膜は、例えば、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、インジウムスズ酸化物、アンチモンスズ酸化物、ガリウム亜鉛酸化物、シリコン亜鉛酸化物、スズ亜鉛酸化物、ホウ素亜鉛酸化物、ゲルマニウム亜鉛酸化物のうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。
配向膜は、例えばラビング処理されたポリイミド膜で構成することができる。
なお、後述する他の実施形態における基板、電極、隔壁部材、絶縁膜、高抵抗膜及び配向膜についても、上記に例示した同様の材料を用いることができる。
次に、以上のように構成された液晶レンズ1の動作について図3〜図8に基づいて説明する。なお、第1の液晶層2及び第2の液晶層3がs偏光波の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する場合を例にとって説明する。また、図3〜図8において、相対的に高い電圧Vが印加されるライン電極にはクロスハッチングを付し、相対的に低い電圧Vが印加されるライン電極(ハッチングを付していない電極)と区別している。
例えば、図3(a)では、第1の電極4の各ライン電極4bのうち、x軸方向の両端に位置するライン電極4bに電圧Vが印加され、それ以外のライン電極4bに電圧Vが印加されている。このとき、第1の液晶層2は、電圧Vは電圧Vよりも小さいため、x軸方向において、同図(a)に示したように凹レンズに対応する位相差分布特性を示す。一方、第1の液晶層2は、電圧Vと電圧Vの大小に関わらず、y軸方向には実質的に位相差分布特性を示さない。そのため、第1の液晶層2は、y軸(ライン電極4b)と平行な母線を有するシリンドリカルレンズに相当するレンズ特性(第1のシリンドリカルレンズ部L1という。)を有する。
図3(b)では、第3の電極6の各ライン電極6bのうち、y軸方向の両端に位置するライン電極6bに電圧Vが印加され、それ以外のライン電極6bに電圧Vが印加されている。このとき、第2の液晶層3は、電圧Vが電圧Vよりも小さいため、y軸方向において、同図(b)に示したように凹レンズに対応する位相差分布特性を示す。一方、第2の液晶層3は、電圧Vと電圧Vの大小に関わらず、x軸方向には実質的に位相差分布特性を示さない。そのため、第2の液晶層3は、x軸(ライン電極6b)と平行な母線を有するシリンドリカルレンズに相当するレンズ特性(第2のシリンドリカルレンズ部L2という)を有する。
したがって、偏光板などを用いてs偏光を液晶レンズ1に入射すると、s偏光は、第1のシリンドリカルレンズ部L1で屈折するとともに、第2のシリンドリカルレンズ部L2で屈折する。その結果、図3(c)に示すように、液晶レンズ1にs偏光を通過させた状態で、z軸(光軸C)の方向から液晶レンズ1を見た場合、第1のシリンドリカルレンズ部L1と第2のシリンドリカルレンズ部L2の重複部分において、複数の円環状の干渉縞F1が形成される。すなわち、電圧Vが電圧Vよりも小さければ、x軸及びy軸の両方向においてレンズ機能を有する、球面レンズのような凹レンズ特性を実現することができる。
なお、図3(a)及び(b)に示す電圧印加パターンにおいて、電圧Vが電圧Vよりも大きければ、第1の液晶層2は、x軸方向において凸レンズに対応する位相差分布特性を示し、第2の液晶層3は、y軸方向において凸レンズに対応する位相差分布特性を示す。そのため、この場合には、液晶レンズ1において、x軸及びy軸の両方向においてレンズ機能を有する、球面レンズのような凸レンズ特性を実現することができる。
ここで、第1の電極4のライン電極4bと、第3の電極6のライン電極6bは、それぞれ6本以上で構成されていることが好ましい。電圧印加パターンを細かく制御することができるためである。
以上のようなレンズ特性は、ライン電極4b,6bへの電圧印加パターンを変更することで、種々の変更ができる。以下では電圧Vが電圧Vよりも小さい場合を例にとって説明する。なお、電圧Vは電圧Vよりも大きくてもよいが、この場合には、下記のレンズ特性における記述において、凸レンズと記載する部分を凹レンズと読み替え、凹レンズと記載する部分を凸レンズと読み替えるものとする。
例えば、図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示すように、電圧Vが印加される領域を増減し、電圧Vが印加される領域の両側に形成される、電圧Vが印加される領域の大きさ(ライン電極4b及びライン電極6bの本数)を異ならせれば、第1のシリンドリカルレンズ部L1が形成される位置がx方向に移動するとともに、第2のシリンドリカルレンズ部L2が形成される位置がy方向に移動する。その結果、両シリンドリカルレンズ部L1,L2の重複部分の位置や大きさも変化する。したがって、図4(c)及び図5(c)に示すように、干渉縞F1の大きさや、中心位置を変更することができる。すなわち、球面レンズのような凹レンズ特性を有するレンズ部の大きさや、中心位置を変更することができる。
また、図6(a)及び(b)に示すように、ライン電極6bにおいて、電圧V→電圧V→電圧Vとなる電圧変化領域の数を増やせば、第2のシリンドリカルレンズ部L2の個数を増やすことができる。その結果、図6(c)に示すように、シリンドリカルレンズ部L1,L2の重複部分に形成される干渉縞F1の個数を増やすことができる。すなわち、球面レンズのような凹レンズ特性を有するレンズ部の数を増やすことができる。なお、ライン電極4bにおいて、電圧変化領域の数を増やしても、球面レンズのような凹レンズ特性を有するレンズ部の数を同様に増やすことができる。
また、図7(a)及び(b)に示すように、x方向に隣接するライン電極4b及びy方向に隣接するライン電極6bのそれぞれにおいて、電圧Vが印加される電極と、電圧Vが印加される電極とを交互に設けると、次のようなレンズ特性が実現できる。すなわち、ライン電極4b及びライン電極6bのそれぞれにおいて、電圧V→電圧V→電圧Vとなる電圧変化領域が一定の間隔で複数形成される。そのため、第1のシリンドリカルレンズ部L1と、第2のシリンドリカルレンズ部L2が格子状に配列される。そのため、図7(c)に示すように、これらのシリンドリカルレンズ部L1,L2の重複部分である格子の各交点において、干渉縞F1を有し、球面レンズのような凹レンズ特性を有するレンズ部を形成することができる。
更に、この場合、図7(a)及び(b)に示すように、ライン電極4b及びライン電極6bのそれぞれにおいて、電圧V→電圧V→電圧Vとなる領域も一定の間隔で複数形成される。そのため、図7(a)に示すように、x軸方向において凸レンズに対応する位相差分布特性を示す第3のシリンドリカルレンズ部L3が一定の間隔で複数形成されるとともに、図7(b)に示すように、y軸方向において凸レンズに対応する位相差分布特性を示す第4のシリンドリカルレンズ部L4が一定の間隔で複数形成される。これらのシリンドリカルレンズ部L3,L4も格子状に配列される。そのため、図7(c)に示すように、シリンドリカルレンズ部L3,L4の重複部分である格子の各交点において、干渉縞F2を有し、球面レンズのような凸レンズ特性を有するレンズ部を形成することができる。
ここで、図7(a)〜(c)に示す構成は、複眼レンズとしての活用が期待できる。また、電極パターンを数ミクロン程度まで微細化すれば、焦点可変マイクロレンズアレイとしても活用できる。
また、図8(a)〜(c)に示すように、第1の電極4のライン電極4bと、第3の電極6のライン電極6bにおいて、電圧Vが印加される電極が連続する個数を異ならせると、楕円状の干渉縞F1を有するレンズ部を形成することができる。
<第2の実施形態>
図9(a)及び(b)に示すように、本発明の第2の実施形態に係る液晶レンズ1が、第1の実施形態に係る液晶レンズ1と相違するところは、第1の液晶部が第1の液晶層21と第2の液晶層22の2層から構成されるとともに、第2の液晶部が第3の液晶層23と第4の液晶層24との2層から構成されており、s偏光及びp偏光のそれぞれの入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する点にある。なお、第1の液晶部及び第2の液晶部の構成以外は、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と共通の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略する。
詳細には、第2の実施形態に係る液晶レンズ1は、第1の基板8、第2の基板9及び第3の基板10に加えて、第1の基板8と第2の基板9の間に第1の中間基板25を備え、第2の基板9と第3の基板10の間に第2の中間基板26を備えている。中間基板25,26は、例えばガラスで構成することができる。
第1の基板8と第1の中間基板25の間には、中心に貫通孔を有する第1の隔壁部材27が設けられ、第1の基板8、第1の中間基板25及び第1の隔壁部材27で区画形成される空間に第1の液晶層21が設けられている。
第1の中間基板25と第2の基板9の間には中心に貫通孔を有する第2の隔壁部材28が設けられ、第1の中間基板25、第2の基板9及び第2の隔壁部材28で区画形成された空間に第2の液晶層22が設けられている。
第2の基板9と第2の中間基板26の間には、中心に貫通孔を有する第3の隔壁部材29が設けられ、第2の基板9、第2の中間基板26及び第3の隔壁部材29で区画形成された空間に第3の液晶層23が設けられている。
第2の中間基板26と第3の基板10の間には、中心に貫通孔を有する第4の隔壁部材30が設けられ、第2の中間基板26、第3の基板10及び第4の隔壁部材30で区画形成された空間に第4の液晶層24が設けられている。
なお、図示しないが、第1〜第4の液晶層21〜24のそれぞれの表裏面(光入射側の面と光出射側の面)に接する面には、配向膜が形成されている。
第1の液晶層21における配向方向と、第2の液晶層22における配向方向とは、光軸Cと垂直な面内において90°異なっている。また、第3の液晶層23における配向方向と、第4の液晶層24における配向方向は、光軸Cに垂直な面内において90°異なっている。
この実施形態では、第1の液晶層21における配向方向と、第4の液晶層24における配向方向とが、光軸Cに垂直な面内において同じ(0°)か又は180°異なるとともに、第2の液晶層22における配向方向と、第3の液晶層23における配向方向とが、光軸Cに垂直な面内において同じ(0°)か又は180°異なっている。すなわち、第1及び第4の液晶層21,24のそれぞれが、p偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する場合には、第2及び第3の液晶層22,23のそれぞれが、s偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する。逆に、第1及び第4の液晶層21,24のそれぞれが、s偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する場合には、第2及び第3の液晶層22,23のそれぞれが、p偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する。
このようにすれば、s偏光の集光位置と、p偏光の集光位置のずれを小さくすることができ、優れた結合性能が得られる。
もちろん、第1及び第2の液晶層21,22のうち、一方がs偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層であり、他方がp偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層であれば、第1及び第2の液晶層21,22のいずれをs偏光の入射光の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層としてもよい。このことは、第3及び第4の液晶層23,24についても同様である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。
上記の実施形態では、第1の電極4のライン電極4bと、第3の電極6のライン電極6bとが、光軸Cの方向から見たときに互いに直交する場合を説明したが、ライン電極4bとライン電極6bは、光軸Cの方向から見たときに互いに交差していれば、直交していなくてもよい。
上記の実施形態では、第1の電極4の各ライン電極4bと、第3の電極6の各ライン電極6bに対して、異なる2つの電圧V,Vのいずれかを印加する場合を説明したが、各ライン電極に対して、異なる3つ以上の電圧の中から選択される1つの電圧を印加するようにしてもよい。
上記の実施形態では、第1の液晶部及び第2の液晶部を、1層又は2層の液晶層から構成する場合を説明したが、これらを3層以上の液晶層から構成してもよい。また、更に電極に挟まれた液晶部を設けることで、1又は複数の液晶層を有する液晶部を光軸C上に3つ以上設けてもよい。
1 液晶レンズ
2 第1の液晶層
3 第2の液晶層
4 第1の電極
4a スリット部
4b ライン電極
5 第2の電極
6 第3の電極
6a スリット部
6b ライン電極
7 第4の電極
21 第1の液晶層
22 第2の液晶層
23 第3の液晶層
24 第4の液晶層
C 光軸
F1〜F2 干渉縞
L1〜L4 シリンドリカルレンズ部

Claims (5)

  1. 光軸上に配置された第1の液晶部及び第2の液晶部と、
    前記第1の液晶部を挟むように対向配置され、前記第1の液晶部に電圧を印加する第1の電極及び第2の電極と、
    前記第2の液晶部を挟むように対向配置され、前記第2の液晶部に電圧を印加する第3の電極及び第4の電極とを備え、
    前記第1の電極が、前記光軸に垂直な面内で間隔を置いて平行に配列された複数のライン電極からなり、
    前記第3の電極が、前記光軸に垂直な面内で間隔を置いて平行に配列された複数のライン電極からなり、
    前記光軸の方向から見た場合に、前記第1の電極の前記ライン電極と、前記第3の電極の前記ライン電極とが互いに交差し、
    前記第1の電極の前記複数のライン電極の中で、前記第2の電極との間で相対的に高い電圧が印加される電極と、前記第2の電極との間で相対的に低い電圧が印加される電極とを任意に選択可能であり、
    前記第3の電極の前記複数のライン電極の中で、前記第4の電極との間で相対的に高い電圧が印加される電極と、前記第4の電極との間で相対的に低い電圧が印加される電極とを任意に選択可能であることを特徴とする液晶レンズ。
  2. 前記光軸の方向から見た場合に、前記第1の電極のそれぞれの前記ライン電極と、前記第3の電極のそれぞれの前記ライン電極とが互いに直交することを特徴とする請求項1に記載の液晶レンズ。
  3. 前記第1の電極の前記複数のライン電極と前記第2の電極との間に印加される電圧は、相対的に高い第1の電圧と、相対的に低い第2の電圧との2つの異なる電圧からなり、
    前記第3の電極の前記複数のライン電極と前記第4の電極との間に印加される電圧は、相対的に高い第3の電圧と、相対的に低い第4の電圧との2つの異なる電圧からなり、
    前記第1の電圧と前記第3の電圧が同じ値であり、前記第2の電圧と前記第4の電圧が同じ値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶レンズ。
  4. 前記第1の電極の前記ライン電極が、6本以上で構成され、前記第2の電極の前記ライン電極が、6本以上で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶レンズ。
  5. 前記第1の液晶部と前記第2の液晶部のそれぞれが、s偏光波の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層と、p偏光波の振動方向に対して平行な液晶分子の配向方向を有する液晶層とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶レンズ。
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