JP2016088118A - 車両 - Google Patents
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Abstract
Description
また、このファンシュラウドに車両走行時に開放されるラム圧孔を設け、車両前方からの走行風を車両後方に流すことにより熱交換器の冷却効率をさらに高めている。
例えば、下記特許文献1には、ファンを取り付けるファン取付開口とは別に、ファン取付開口の車幅方向の側部に1個以上穿設された通気用開口部(ラム圧孔)と、この通気用開口部を閉鎖し、走行時のラム圧によって開放できるように上部が通気用開口部に固着された扉板とを備え、ラジエータの背面部に取り付けられる自動車用樹脂製ファンシュラウドが開示されている。
しかしながら、車両の熱交換器は一般的に横長レイアウトであり、ラム圧孔は上記特許文献1のように、ファン取付開口に対して車幅方向に配置されるのが一般的である。
この場合、ラム圧孔からの気流は車両前部空間の上下方向の中間部を流れるが、車両前部空間の中間部にはエンジンのシリンダーブロック等、肉厚な部材が多く位置し、それら肉厚の部材は、冷却風で効果的に冷却することは難しく、もともと冷却水により冷却されている箇所でもある。
一方、エンジンの各摺動箇所に供給されたエンジンオイルが戻されるオイルパンは、シリンダーブロックに比べて薄肉の鋼板から形成され、冷却風で効果的に冷却することが可能で、オイルパンを冷却できれば、エンジンオイルの温度を下げ、エンジンオイルの変質を防止して耐久性を向上でき、エンジンオイルが高温になることで生じる車両の前部空間における熱害の発生を防止する上で有利となる。
請求項2の発明にかかる車両は、前記ラム圧孔を通過する空気流れの箇所に、前記車両の作動油用配管または冷媒用配管の少なくともいずれかが設けられている、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる車両は、前記ラム圧孔は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられている、ことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、ラム圧孔を通過する空気流れによって作動油用配管内の作動油または冷媒用配管内の冷媒を冷却できる。
請求項3の発明によれば、オイルパンの冷却効率を向上する上で有利となる。
(実施の形態)
前部空間120は、車両10の車室前方にダッシュパネルを介して仕切られており、前部空間120の上部はフードパネル102で覆われ、前部空間120の前部にバンパー104、フロントグリル106が位置する。フロントグリル106は連子状を呈し、車両10の走行時に矢印Aで示す走行風を前部空間120内に導入する。
前部空間120には、熱交換器40であるエアコンコンデンサ402およびラジエータ404、ファン308、エンジン30、空調装置(図示なし)をはじめとする各種の部材が収容され、バンパー104の下方からエンジン30の下方にかけてアンダーカバー108で覆われている。なお、図1において符号110Aはステアリングギア、符号110Bはエアコン用冷媒の配管であるエアコンサクション配管、符号110Cはパワーステアリングオイル配管を示す。
ラジエータ404は、エンジン30を冷却するエンジン用冷媒を走行風(または後述するファン308の風)により冷却するための装置であり、略板状を呈し、エアコンコンデンサ402の車両後方に配置される。
なお、本実施の形態では熱交換器40として、エアコンコンデンサ402およびラジエータ404を例示しているが、これに限らず、車両10において熱交換を行う他の部材を配置してもよい。
ファン308は、エンジン30の回転によって回転駆動され、前部空間120内に気流を発生させる。ファン308は、主に車両10が停止または低速状態にあり、走行風が十分に得られない時に、発生させた気流によって熱交換器40を冷却するために設けられている。
なお、ファン308はエンジン30の回転によって駆動する他、電動モータを用いて駆動する等従来公知の様々な駆動方式を適用可能である。
ファンシュラウド20は、熱交換器40のうち車両後方側に位置するラジエータ404の車両後方側全体を覆い、ファン308によって発生された気流によってより効率的に熱交換器40を冷却するための部材である。
図2および図3に示すように、ファンシュラウド20は縦長形状の本体部202を有する。本体部202の形状はラジエータ404の形状と略一致するように形成され、ラジエータ404の車両後方側全体を覆うように形成されている。
なお、図2では、ファンシュラウド20がラジエータ404に取り付けられた状態で車両後方側に位置する面、すなわちラジエータ404との対向面と反対側の面を正面としている。
本体部202の外辺には複数の取付片208に設けられている。ファンシュラウド20は、この取付片208に設けられたねじ挿通孔210を介して、ラジエータ404に形成されたねじ穴(図示なし)にねじ止めすることによって、ラジエータ404に取り付けられる。
なお、ファンシュラウド20の取付構造は上記に限らず、例えばエンジン30や車体フレームに連結された取り付け用部材に取り付けられていてもよく、従来公知の様々な構造が適用可能である。
ラム圧孔220は、車両前後方向で、ラム圧孔220の一部が、オイルパン306と正対する位置に設けられている。言い換えると、ラム圧孔220が設けられる箇所は、エンジン30のオイルパン306の車両前方に位置するファンシュラウド20(本体部202)の箇所である。
本体部202の車両後方側の面に、ラム圧孔220を開閉する開閉部材222がねじ224によって固着されている。
車両10が停止または低速(一定速度未満)で走行している際には図1から図3に示すように開閉部材222がラム圧孔220を閉塞しており、ラム圧孔220を通過して車両後方に流れる空気流れは発生しない。
一方、車両10が高速(一定速度以上)で走行している際には、前部空間120に導入された走行風が高速となり、その風圧によって図4に示すように開閉部材222が開状態に揺動してラム圧孔220が開放され、ラム圧孔220を通過して車両後方に流れる空気流れBが発生する。
オイルパン306には冷却機構が設けられておらず,オイルパン306は薄肉の鋼板で形成されている。
したがって、オイルパン306に衝突し、あるいは、オイルパン306に沿って流れる空気流れBによってオイルパン306は冷却される。
このオイルパン306の冷却により、オイルパン306内のエンジンオイルを積極的に冷却でき、エンジンオイルの変質を防止して耐久性を向上させるとともに、エンジンオイルが高温になることで生じる車両10の前部空間120における熱害の発生を防止することができる。
これにより、エアコンサクション配管110C内の冷媒による冷却性能を向上させることができる。また、パワーステアリングオイル配管110C内の作動油の変質を防止して耐久性を向上させることができる。
なお、ラム圧孔220とオイルパン306との間に設ける配管は、エアコンサクション配管110Cおよびパワーステアリングオイル配管110Cに限らず、車両10において冷却が必要な他の物質を搬送する配管を配置してもよい。また、ラム圧孔220とオイルパン306との間に、車両10において冷却が必要な他の部材を配置してもよい。
Claims (3)
- 車室前方の前部空間に配置された熱交換器と、
前記熱交換器の車両後方に設けられラム圧孔を有するファンシュラウドと、
前記ファンシュラウドの車両後方に設けられ下部にオイルパンを有するエンジンと、
を備える車両であって、
前記ラム圧孔は、車両前後方向で、前記ラム圧孔の一部が、前記オイルパンと正対する位置に設けられている、
ことを特徴とする車両。 - 前記ラム圧孔を通過する空気流れの箇所に、前記車両の作動油用配管または冷媒用配管の少なくともいずれかが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の車両。 - 前記ラム圧孔は、車幅方向に間隔をおいて複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の車両。
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