JP2016087504A - 淡水化システム及び淡水化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さなエネルギで容易に淡水を取り出す淡水化システム等を提供する。【解決手段】淡水化システムSは、炭素膜である正浸透膜12を有し、一次側1aに被処理水が供給され、二次側にエタノール、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドのうち少なくとも一つを含むドロー液が供給され、一次側1aから正浸透膜12を介して二次側1bに水を移動させる正浸透膜モジュール10と、希釈ドロー液に対して加熱及び/又は減圧を行うことによって、希釈ドロー液からドロー液を分離して淡水を得るドロー液分離部20と、ドロー液分離部20によって分離されたドロー液と、正浸透膜モジュール10の二次側1bから供給される希釈ドロー液と、を混合してなるドロー液を正浸透膜モジュール10の二次側1bに戻すドロー液供給部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、正浸透膜を用いて被処理水を淡水化する淡水化システム等に関する。
近年、世界的な気候変動や水不足の影響によって水のニーズが高まりつつあり、市場規模の拡大が見込まれている。特に、浸透圧の差を利用して、一次側の被処理水から正浸透膜を介して二次側に水を流入させる淡水化システムが注目されている。
このような正浸透を利用する淡水化システムでは、逆浸透処理を行う淡水化システムのように被処理水を高圧で圧送する必要がないため、高圧ポンプや高耐圧の配管を設ける必要がなく、設備費用や電力コストが安価になるという利点がある。
また、正浸透を利用する淡水化システムでは、正浸透膜の面方向において透過流束(Flux)が略均一になるため、透過流束の平均値(平均Flux)を高く設定できるとともに、正浸透膜を長期間に亘って使用できるという利点もある。このような正浸透を利用する技術として、例えば、以下に示すものが知られている。
すなわち、特許文献1には、被処理水中の水を半透膜を介して誘導溶液に移動させ、水で希釈された希釈誘導溶液を得る順浸透工程と、希釈誘導溶液を蒸留塔に供給して浄水を得る蒸留工程と、冷却によって誘導溶液の蒸気を凝縮させる冷却再生工程と、を含む水処理方法について記載されている。
特開2014−97483号公報
特許文献1に記載の技術では、誘導溶液としてtert−ブタノールを用いているが、このtert−ブタノールが正浸透膜に接触することで、場合によっては、正浸透膜の劣化を招く可能性がある。また、近年では、特に飲み水として使用できるような純度の高い淡水を小さなエネルギで取り出す技術が求められている。
そこで、本発明は、小さなエネルギで容易に淡水を取り出す淡水化システム等を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る淡水化システムは、炭素膜である正浸透膜を有し、一次側に被処理水が供給され、二次側にエタノール、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドのうち少なくとも一つを含むドロー液が供給され、被処理水とドロー液との浸透圧の差によって、一次側から前記正浸透膜を介して二次側に水を移動させて前記ドロー液を希釈ドロー液にする正浸透膜モジュールと、前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液に対して、加熱及び/又は減圧を行うことによって、希釈ドロー液からドロー液を分離して淡水を得るドロー液分離部と、前記ドロー液分離部によって分離されたドロー液と、前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液と、を混合してなるドロー液を、前記正浸透膜モジュールの二次側に戻すドロー液供給部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、小さなエネルギで容易に淡水を取り出す淡水化システム等を提供できる。
本発明の一実施形態に係る淡水化システムの構成図である。
≪実施形態≫
<淡水化システムの構成>
図1は、本実施形態に係る淡水化システムSの構成図である。
淡水化システムSは、正浸透膜モジュール10の一次側1aに供給される被処理水から、正浸透膜12を介して二次側1bのドロー液に水を移動させ、水で希釈されたドロー液から淡水を得るシステムである。
なお、被処理水として、海水、工業排水、下水、海水淡水化で得られる濃縮水(塩分濃度の比較的高い海水)、天然ガスや石油の採掘に伴う随伴水等が挙げられる。
図1に示すように、淡水化システムSは、正浸透膜モジュール10と、ドロー液分離部20と、ドロー液供給部30と、を備えている。
正浸透膜モジュール10は、容器11と、この容器11を一次側1aと二次側1bとに仕切る正浸透膜12と、を備えている。容器11は、一次側1aに供給される被処理水と、二次側1bに供給されるドロー液と、を一時的に貯留するものである。なお、容器11は、箱状であってもよいし、円筒状であってもよい。
正浸透膜12は、被処理水に含まれる水を選択的に透過させ、水以外の不純物(例えば、ナトリウムイオン、塩化物イオン)を透過させない半透膜であり、容器11に設置されている。なお、本実施形態では、正浸透膜12として炭素膜を用いている。炭素膜として、例えば、炭素原子が網目状に結合してなる多孔性炭素膜や、主として炭化水素又は炭素の同素体を含む非晶質(アモルファス)の硬質膜が挙げられる。
この炭素膜は、有機溶媒への耐性が非常に高いという特長を有している。したがって、後記するように、二次側1bに供給されるドロー液として有機溶媒を用いても、ドロー液との接触で正浸透膜12が劣化することはほとんどない。
正浸透膜モジュール10の一次側1aには、被処理水が配管k1を介して供給される。正浸透膜モジュール10の二次側1bには、被処理水よりも浸透圧が高いドロー液が配管k2を介して供給される。そして、一次側1aの被処理水に含まれる水が、浸透圧の差によって二次側1bに移動するようになっている(正浸透工程)。そして、被処理水が正浸透膜12を介して移動する際に被処理水が濾過され、不純物が取り除かれる。
二次側1bのドロー液は、有機溶媒を水に混和させた高濃度の溶液である。水に対するドロー液の質量比(例えば、70%)は、所定の使用温度・使用圧力下においてドロー液の浸透圧が被処理水よりも高くなるように設定されている。
なお、被処理水が海水(例えば、塩分濃度3.5%)である場合、前記した有機溶媒の沸点未満の温度において浸透圧が5[MPa]以上、より好ましくは10[MPa]以上のドロー液を正浸透膜モジュール10の二次側1bに供給することが好ましい。これによって、被処理水の浸透圧よりもドロー液の浸透圧を充分に高くすることができ、所定の透過流束の水が一次側1aから二次側1bに移動するからである。
同様に、被処理水が下水である場合、前記した有機溶媒の沸点未満の温度において浸透圧が0.3[MPa]以上、より好ましくは1[MPa]以上のドロー液を正浸透膜モジュール10の二次側1bに供給することが好ましい。
本実施形態では、二次側1bのドロー液として、液体状態で水に混和しやすい有機溶媒を用いている。ドロー液として水に混和しやすい有機溶媒を用いることで、一次側1aから二次側1bへの水の移動(ドロー液への混和)が促されるからである。これによって、二次側1bにドロー液を大流量で供給せずとも、正浸透膜12における透過流束を比較的高い値に維持できる。
さらに、二次側1bのドロー液として、水よりも低沸点であり、水と混和した状態から分離しやすい有機溶媒を用いることが好ましい。これは、後記するドロー液分離部20において、水とドロー液との沸点の違いを利用して両者を分離するためである。
このような性質を有する有機溶媒(ドロー液)として、エタノール又はアルキレンオキサイドを用いることができる。エタノールは、液体状態で水に混和しやすく、また、その沸点は1atmの環境下で78.3℃(<100℃)である。
アルキレンオキサイド(アルキレンオキシドともいう)は、分子内にエポキシ環を少なくとも1つ有する化合物の総称である。アルキレンオキサイドには、エチレンオキサイド(C24O)、プロピレンオキサイド(C36O)、及びブチレンオキサイド(C48O)が含まれる。
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドは、いずれも液体状態で水に混和しやすい。また、1atmの環境下で、エチレンオキサイドの沸点は10.7℃であり、プロピレンオキサイドの沸点は34.0℃であり、ブチレンオキサイドの沸点は63.0℃である。つまり、アルキレンオキサイドに属する有機溶媒はいずれも、水よりも低沸点である。
なお、ドロー液として、エタノール、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドから選択される複数の有機溶媒を混合したものを用いてもよい。
一次側1aの被処理水に含まれる水が正浸透膜12を介して二次側1bに移動すると、一次側1aでは被処理水が濃縮され、二次側1bではドロー液が希釈される。
一次側1aにおいて濃縮された被処理水(濃縮水)は、配管k3を介して排出される。二次側1bで希釈されたドロー液は、ポンプ41の駆動によって、配管k4を介してドロー液分離部20に供給されるとともに、配管k4(一部)及び配管k5を介してドロー液供給部30にも供給される。
以下では、二次側1bで水によって希釈されたドロー液を「希釈ドロー液」と記す。
図1に示すドロー液分離部20は、正浸透膜モジュール10の二次側1bから供給される希釈ドロー液を加熱することで、希釈ドロー液からドロー液を分離して淡水を得る機能を有している(ドロー液分離工程)。ドロー液分離部20は、希釈ドロー液を一時的に貯留する第一貯留槽21と、希釈ドロー液を加熱する加熱手段22と、を備えている。なお、加熱手段22として、ボイラ、電熱器等を用いることができる。
前記したように、ドロー液に含まれる有機溶媒は、水よりも低沸点である。したがって、加熱手段22によって希釈ドロー液が加熱されると、水の沸点に達する前にドロー液が気化する。なお、第一貯留槽21に貯留されている希釈ドロー液は、ドロー液の沸点よりも高く、かつ、水の沸点よりも低い温度で維持されている。このように水よりも低沸点のドロー液を用いているため、比較的小さなエネルギで、希釈ドロー液からドロー液を分離する(つまり、淡水を得る)ことができる。
第一貯留槽21において気化したドロー液は、配管k6を介してドロー液供給部30に向かう。なお、図1では図示を省略したが、配管k6には、気化したドロー液を冷やす熱交換器(コンデンサ)が設置されている。この熱交換器においてドロー液が凝縮し、凝縮したドロー液が、ポンプ42の駆動によってドロー液供給部30に供給される。
ちなみに、第一貯留槽21内の希釈ドロー液が100℃未満で維持されていた場合でも、ドロー液とともに水が共沸し、水分を含むドロー液が配管k6を介してドロー液供給部30に流入する可能性がある。この場合、ドロー液供給部30に流入した水は、配管k2、正浸透膜モジュール10の二次側1b、及び配管k4を介してドロー液分離部20に還流する。つまり、ドロー液供給部30に向かうドロー液に水が混在していても支障はなく、第一貯留槽21内の希釈ドロー液から略100%の回収率でドロー液を回収できるように希釈ドロー液を加熱すればよい。
また、前記した共沸が起こる場合でも、ドロー液供給部30への単位時間当たりの水の流入量はわずかである。したがって、ドロー液供給部30に貯留されているドロー液は、比較的高い濃度で維持される。つまり、正浸透膜モジュール10の一次側1aと二次側1bの浸透圧の差が小さくなることを抑制し、正浸透膜12において所定の透過流束を維持できる。
第一貯留槽21では、前記したように、ドロー液と水との沸点の違いによって、第一貯留槽21に供給されるドロー液の略全てが気化する。言い換えると、ドロー液を気化させることで、第一貯留槽21の底部から純度の高い淡水を得ることができる。この淡水は、配管k7を介して貯水槽(図示せず)に供給される。
図1に示すドロー液供給部30は、ドロー液分離部20によって分離されたドロー液と、正浸透膜モジュール10の二次側1bから供給される希釈ドロー液と、を混合してなるドロー液を、正浸透膜モジュール10の二次側1bに戻す機能を有している(ドロー液供給工程)。
ドロー液供給部30は、ドロー液を一時的に貯留する第二貯留槽31と、ドロー液を撹拌する撹拌機32と、を備えている。第二貯留槽31には、正浸透膜モジュール10の二次側1bから配管k4(一部)及び配管k5を介して希釈ドロー液が供給されるとともに、ドロー液分離部20から配管k6を介して高濃度のドロー液が供給される。そして、撹拌機32による撹拌によってドロー液と水とが混和し、ドロー液の濃度が均一化される。第二貯留槽31内のドロー液は、ポンプ41の駆動によって、配管k2を介して正浸透膜12の二次側1bに供給される。
<効果>
本実施形態では、正浸透膜12として炭素膜を用いているため、有機溶媒であるドロー液に接触しても正浸透膜12が劣化することはほとんどない。つまり、正浸透膜12を長期間に亘って使用できるため、淡水化システムSの設備コストを軽減できる。
また、ドロー液として水と混和しやすい有機溶媒を用いている。したがって、正浸透膜12を介した水の移動(ドロー液への混和)が促され、正浸透膜12での透過流束を比較的大きな値で維持できる。
また、ドロー液は有機溶媒であるから、第一貯留槽21内でドロー液の分子がイオン化して水分子に結合することはない。つまり、ドロー液分離部20において希釈ドロー液を過剰に加熱することなく、比較的低い温度でドロー液を気化させることができる。したがって、希釈ドロー液の加熱に要する運転コストを従来よりも大幅に軽減できる。
また、ドロー液分離部20では、ドロー液の沸点を超える温度まで希釈ドロー液を加熱することで、非常に高い回収率でドロー液が回収される。言い換えると、ドロー液分離部20からは、飲料用としてそのまま使える程に純度の高い淡水を容易に得ることができる。
また、ドロー液分離部20では、水との沸点の違いによって略100%のドロー液が気化し、さらに熱交換器(図示せず)で凝縮したドロー液がドロー液供給部30に供給される。つまり、ドロー液が系外に排出されることはほとんどないため、ドロー液を補充する必要がない(ドロー液を補充するとしても、ごく少量で足りる)。したがって、淡水化システムSの維持に要するコストを軽減できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る淡水化システムSについて実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、実施形態では、ドロー液分離部20において希釈ドロー液を加熱することでドロー液を気化させる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、前記した加熱に代えて、減圧を行うことでドロー液を気化させてもよい。この場合、ドロー液分離部20は、第一貯留槽21内を減圧する「減圧手段」(図示せず)を備えている。この減圧手段によって第一貯留槽21内を減圧することでドロー液の沸点が下がり、その種類によっては、常温でもドロー液を気化させることができる。
また、前記した加熱手段22と減圧手段(図示せず)とを併用し、減圧手段によって第一貯留槽21内を減圧した上で、ドロー液が気化する所定温度まで、加熱手段22によって希釈ドロー液を加熱するようにしてもよい。
また、淡水に含まれるごくわずかなドロー液を膜ろ過する「膜分離手段」(図示せず)を、配管k7に設置するようにしてもよい。膜分離手段として、例えば、NF膜(Nano Filtration)、RO膜(Reverse Osmosis)を用いることができる。膜分離手段は、配管k7を介して流入する淡水からドロー液を分離して高純度の水を回収するとともに、分離したドロー液をドロー液供給部30に戻すように設置されている。これによって、実施形態で説明した淡水化システムSよりもさらに高純度の淡水を得ることができる。
S 淡水化システム
10 正浸透膜モジュール
1a 一次側
1b 二次側
11 容器
12 正浸透膜
20 ドロー液分離部
21 第一貯留槽
22 加熱手段
30 ドロー液供給部
31 第二貯留槽
32 撹拌機
41,42 ポンプ

Claims (2)

  1. 炭素膜である正浸透膜を有し、一次側に被処理水が供給され、二次側にエタノール、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドのうち少なくとも一つを含むドロー液が供給され、被処理水とドロー液との浸透圧の差によって、一次側から前記正浸透膜を介して二次側に水を移動させて前記ドロー液を希釈ドロー液にする正浸透膜モジュールと、
    前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液に対して、加熱及び/又は減圧を行うことによって、希釈ドロー液からドロー液を分離して淡水を得るドロー液分離部と、
    前記ドロー液分離部によって分離されたドロー液と、前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液と、を混合してなるドロー液を、前記正浸透膜モジュールの二次側に戻すドロー液供給部と、を備えること
    を特徴とする淡水化システム。
  2. 正浸透膜モジュールの一次側に被処理水を供給し、前記正浸透膜モジュールの二次側にエタノール、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドのうち少なくとも一つを含むドロー液を供給し、被処理水とドロー液との浸透圧の差によって、炭素膜である正浸透膜を介して一次側から二次側に水を移動させて前記ドロー液を希釈ドロー液にする正浸透工程と、
    前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液に対して、加熱及び/又は減圧を行うことによって、希釈ドロー液からドロー液を分離して淡水を得るドロー液分離工程と、
    前記ドロー液分離工程によって分離されたドロー液と、前記正浸透膜モジュールの二次側から供給される希釈ドロー液と、を混合してなるドロー液を、前記正浸透膜モジュールの二次側に戻すドロー液供給工程と、を含むこと
    を特徴とする淡水化方法。
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