JP2016086335A - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】優先制御が必要な装置からのパケットに対し、その転送経路に左右されずに優先制御を適用可能な通信装置を提供する。【解決手段】通信装置は、判定部と、設定部と、優先制御部と、を備える。判定部は、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する。設定部は、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されている場合に、受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する。優先制御部は、第1の優先度が設定された受信パケットに対し、第1の優先度に応じた送信制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、通信方法及びプログラムに関する。特に、無線通信におけるアクセスポイントとして機能する通信装置、通信方法及びプログラムに関する。
通信技術の発達により、ネットワーク上にて様々なサービスが展開されている。例えば、映像や音声に係るメディアデータを端末に配信する動画配信サーバ(動画配信サイト)がネットワーク上には数多く存在する。ユーザは、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等を用いて、動画配信サーバにアクセスし、動画配信サーバから供給されるコンテンツをストリーミング再生させる。
近年のモバイル端末は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g/n等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応していることが多い。そのため、ユーザの自宅等から動画配信サーバにアクセスする場合には、LTE(Long Term Evolution)等によるモバイル通信回線ではなく、自宅に設置したアクセスポイント(AP;Access Point)を経由した回線を利用することも多い。
また、無線LAN対応端末の増加により、メディアデータをリアルタイムに(低遅延で)、無線LAN対応端末に伝送可能なアクセスポイントが要望されている。そこで、Wi−Fi(Wireless Fidelity) Allianceでは、メディアデータの到着遅延を解消するための規格を定めている。具体的には、WMM(Wi-Fi Multimedia)QoS(Quality of Service)規格としてIEEE802.11eが採用されている。IEEE802.11eでは、パケットに設定可能な4種類の優先度(AC;Access Category)が規定されており、IEEE802.11eに準拠したアクセスポイントはパケットに設定された優先度に応じて、パケットの転送を制御する。例えば、端末Aに向けて動画配信サーバから送信されるメディアデータに係るパケットのIP(Internet Protocol)ヘッダのQoS指定フィールドに優先度の高いVIDEOカテゴリが設定されていれば、アクセスポイントでは、端末Bへのパケット転送に優先して端末Aにメディアデータを転送する。IEEE802.11eによる優先制御方式は、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式と称される。
特許文献1は、EDCA方式を採用する装置であって、EDCAパラメータを調整する装置を開示する。
特開2007−006497号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
上述のように、ユーザが、自宅から動画配信サーバにアクセスする場合には、自宅に設置したアクセスポイントを使用することが多い。この場合、同じアクセスポイントにアクセスする端末の数が少ない場合には特段の問題は生じないが、端末の数が増えてくると問題が生じることがある。
例えば、同じアクセスポイントに、端末Aと端末Bがそれぞれ別のサーバ(サイト)にアクセスし、データの送受信を行っている場合を考える。より具体的には、端末Aは動画配信サーバからの動画コンテンツをストリーミング再生し、端末Bは別のウェブサイトにアクセスし、ホームページを閲覧しているものとする。この場合、アクセスポイントは、IEEE802.11規格に基づく公平性制御により、端末Aと端末Bに対して同等の通信機会(チャネルの利用)を与える。
この公平性制御により、端末Aにおいて、動画コンテンツに係るメディアデータの到着遅延が発生する可能性がある。メディアデータの到着遅延は、動画再生の中断等を引き起こすため、ユーザは快適に動画を視聴できない。
このような問題に対応するため、種々の対策が考えられる。例えば、端末が有する受信バッファのサイズを大きくし、メディアデータの到着遅延の影響を緩和することが考えられる。受信バッファのサイズを大きくすることで、メディアデータの到着遅延が発生したとしても、当該端末では受信バッファに蓄積されたメディアデータを用いることで、動画の再生に支障が生じないようにできる。
しかし、スマートフォン等の画面サイズが大型化すると、より高精細(高解像度)の映像、動画が求められることになり、要求されるメディアデータのサイズが増大する。あるいは、ユーザが動画配信サーバにアクセスして、目的の動画再生を要求した場合には、直ちに自らの端末にて動画を視聴したいという要求(動画再生時の低遅延要求)も存在する。端末の受信バッファのサイズを大きくするという対策では、増加し続けるメディアデータや動画再生時の低遅延要求には十分対応できない可能性がある。
あるいは、メディアデータの遅延に対策するため、メディアデータに係るパケットに対し、IEEE802.11eにて規定された高い優先度(例えば、VIDEOカテゴリ)を設定することが考えられる。しかし、インターネット上にて運用されている現実のルータ等は、IPパケットのQoS指定フィールドの値をリセットする可能性があることが分かっている。そのため、動画配信サーバが、メディアデータに係るIPパケットのQoS指定フィールドに優先度の高いVIDEOカテゴリを設定したとしても、当該パケットがアクセスポイントに到達した場合に設定された優先度が無効となっている可能性がある。
その結果、アクセスポイントは、本来高い優先度が与えられていたメディアデータであっても、そのことを認識できず、他の端末からのパケットに優先して取り扱うことができない。即ち、高い優先度を持つメディアデータに対するWMM QoS処理が正しく実行されず、動画再生に支障をきたす可能性がある。
本発明は、優先制御が必要な装置からのパケットに対し、その転送経路に左右されずに優先制御を適用可能な通信装置、通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の視点によれば、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する判定部と、前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する設定部と、前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う優先制御部と、を備える通信装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定するステップと、前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定するステップと、前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行うステップと、を含む通信方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する処理と、前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する処理と、前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う処理と、を通信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、優先制御が必要な装置からのパケットに対し、その転送経路に左右されずに優先制御を適用することに寄与する通信装置、通信方法及びプログラムが、提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るアクセスポイントの内部構成の一例を示す図である。 無線LANインターフェイス部の内部構成の一例を示す図である。 優先制御リストの一例を示す図である。 IPパケットの構造の一例を示す図である。 優先制御リストを設定するユーザインターフェイスの一例を示す図である。 アクセスポイントの動作を説明するためのシーケンス図の一例である。 第2の実施形態に係る優先制御リストの一例を示す図である。 第2の実施形態に係るアクセスポイントの動作を説明するためのシーケンス図の一例である。 優先制御リストの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る優先制御リストの一例を示す図である。 優先制御リストの一例を示す図である。
初めに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
上述のように、優先制御が必要な装置からのパケットに対し、その転送経路に左右されずに優先制御を適用可能な通信装置が望まれる。
そこで、一例として図1に示す通信装置100を提供する。通信装置100は、判定部101と、設定部102と、優先制御部103と、を備える。判定部101は、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する。設定部102は、受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されている場合に、受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する。優先制御部103は、第1の優先度が設定された受信パケットに対し、第1の優先度に応じた送信制御を行う。
通信装置100は、例えば、Wi−Fi Allianceが規定するQoS規格であるWMM(Wi-Fi Multimedia)に準拠した無線LANアクセスポイントである。通信装置100は、第1の装置(例えば、動画配信サーバ)からのメディアデータをストリーミング再生する端末への受信パケットに対し、高い優先度(第1の優先度)を与える。その際、通信装置100は、優先制御を適用したい装置のアドレスがホワイトリストとして登録された優先制御リストを参照する。当該優先制御リストに登録されたアドレスに合致する送信元アドレスを含むパケットを受信した場合に、設定部102は、当該パケットの所定フィールド(QoS指定フィールド)に第1の優先度を設定する。第1の優先度が設定されたパケットは、優先制御部103により、ホワイトリストとして登録されていない装置からのパケットよりも高い優先度にて送信制御される。
その結果、パケットのQoS指定フィールドをリセットするようなルータ等の存在に左右されず、通信装置100は、第1の装置からのメディアデータに対するQoS優先制御を実現できる。通信装置100は、QoS優先制御の実行にあたり、通信経路にて保証されていないQoSパラメータ(QoS指定フィールドの設定値)に変えて、特定の装置(例えば、動画配信サーバ)が送信するメディアデータであることを、優先制御リストを用いて判断する。その際、通信装置100は、あたかもQoS指定フィールドに特定の優先度が設定されているかのように振る舞うことで、通信装置100の配下にある端末へのメディアデータに関する到着遅延を回避する。なお、途中経路でQoS指定フィールドの値がリセットされずに通信装置100に到着するパケットについては、本来のWMMに準拠したQoS優先制御がなされる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、各実施形態において同一構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。図2を参照すると、通信システムは、スマートフォン10−1及び10−2と、セットトップボックス(STB;Set Top Box)10−3と、パーソナルコンピュータ10−4と、アクセスポイント20と、を含んで構成される。なお、以降の説明において、アクセスポイント20に接続するスマートフォン10−1、10−2、セットトップボックス10−3及びパーソナルコンピュータ10−4を区別する特段の理由がない場合には、単に「端末10」と表記する。
スマートフォン10−1及び10−2は、無線LAN通信機能を備えるモバイル端末である。
セットトップボックス10−3も無線LAN通信機能を備えている。セットトップボックス10−3は、アクセスポイント20を介して受信するメディアデータ(IPパケット)から映像信号、音声信号を生成し、これらの信号をテレビジョン11に供給する。
パーソナルコンピュータ10−4は、100BASE−TX等のイーサネット(登録商標、以下同じ)規格にて、アクセスポイント20と有線接続されている。
アクセスポイント20は、スマートフォン10−1等に対するアクセスポイントとして機能し、Wi−Fi Allianceにより規格化されたWMM QoS規格に対応している(IEEE802.11e準拠)。アクセスポイント20は、通信事業者が管理するIPパケットを利用する固定アクセス網(例えば、NGN(Next Generation Network)と称される回線網)と、回線終端装置(図示せず)を介して接続される。アクセスポイント20は、固定アクセス網に設置されたゲートウェイ(図示せず)を介してインターネット上のサーバ等とパケットの送受信を行う。
アクセスポイント20は、所謂ホームゲートウェイとして機能するため、無線LANのアクセスポイントとしての機能に加え、ブロードバンドルータとしての機能、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとしての機能、DNS(Domain Name System)サーバとしての機能を有する。
図3は、アクセスポイント20の内部構成の一例を示す図である。図3を参照すると、アクセスポイント20は、制御部21と、パケット転送部22と、インターフェイス部23と、記憶部24と、を含んで構成される。アクセスポイント20を構成する各部は、内部バスを介して相互に接続されている。
制御部21は、アクセスポイント20の全体を制御すると共に、アクセスポイント20に要求される種々の機能を実現する。具体的には、制御部21は、DHCP部201やホスト名からアドレスを解決する名前解決部202を有し、DHCPサーバやDNSサーバとしての機能を端末10に提供する。また、制御部21は、リスト管理部203を含む。リスト管理部203の詳細は後述する。
パケット転送部22は、インターフェイス部23から取得したパケットのルーティングを実現する。パケット転送部22は、自装置(アクセスポイント20)に向けたパケットに関しては、制御部21に引き渡す。
インターフェイス部23は、WAN(Wide Area Network)インターフェイス部211と、LANインターフェイス部212と、無線LANインターフェイス部213と、を含む。
WANインターフェイス部211は、WANポートを備えており、WAN(固定アクセス網、インターネット)側のインターフェイスとなる。
LANインターフェイス部212は、LANポートを備えており、イーサネット等で有線接続された装置へのインターフェイスとなる。
無線LANインターフェイス部213は、無線アンテナを備えており、無線LAN対応装置へのインターフェイスとなる。上述のように、アクセスポイント20は、WMM QoS規格に対応しており、無線LANインターフェイス部213はIEEE802.11eに準拠したQoSルーティング動作(QoS優先制御)を行う。無線LANインターフェイス部213の詳細は後述する。
パケット転送部22は、インターネット上のサーバ等から受信したパケットがパーソナルコンピュータ10−4宛ての場合には、当該パケットをLANインターフェイス部212に出力する。パケット転送部22は、インターネット上のサーバ等から受信したパケットが、スマートフォン10−1、10−2及びセットトップボックス10−3いずれかの端末宛ての場合には、当該パケットを無線LANインターフェイス部213に出力する。
記憶部24は、制御部21の動作に必要なデータやプログラム等を記憶するための手段である。また、記憶部24は、優先制御リストを記憶する。優先制御リストの詳細は後述する。
図4は、無線LANインターフェイス部213の内部構成の一例を示す図である。図4(a)を参照すると、無線LANインターフェイス部213は、フレーム生成部301と、優先制御部302と、アクセス制御部303と、無線アンテナ304と、を含んで構成される。
フレーム生成部301は、取得したIPパケットからMAC(Media Access Control)フレーム(MACパケットとも称される)を生成する。具体的には、フレーム生成部301は、取得したIPパケットにMACヘッダを付加することで、MACフレームを生成する。その際、フレーム生成部301は、記憶部24に格納された優先制御リストを参照し、当該優先制御リストに基づき、取得したIPパケットの一部(IPヘッダの一部)を書き換える。
図5は、優先制御リストの一例を示す図である。図5を参照すると、リスト化されたIPアドレスが優先制御リストとして格納されている。例えば、最上位のレコードに記憶されたIPアドレスは、動画配信サーバ30−1(図2参照)のIPアドレスである。同様に、上から2番のIPアドレスは動画配信サーバ30−2のIPアドレスである。
フレーム生成部301は、パケット転送部22から取得したIPパケットのIPヘッダから送信元IPアドレスを抽出する。フレーム生成部301は、当該送信元IPアドレスに一致するIPアドレスが優先制御リストに登録されているか否かを判定する。抽出した送信元IPアドレスが、優先制御リストに登録されたIPアドレスと一致する場合には、フレーム生成部301は、IPヘッダのQoS指定フィールドにVIDEOカテゴリに係る優先度を設定する。
具体的には、取得したIPパケットがIPv4に係るパケットである場合は、フレーム生成部301は、ToS(Type of Service)フィールド又はToSフィールドが再定義されたDS(Diff Serve)フィールドに、VIDEOカテゴリに係る優先度を設定する(図6(a)参照)。あるいは、取得したIPパケットがIPv6に係るパケットである場合は、フレーム生成部301は、Traffic Classフィールドに、VIDEOカテゴリに係る優先度を設定する(図6(b)参照)。
なお、抽出した送信元IPアドレスが優先制御リストに登録されていなければ、フレーム生成部301は、上記のQoS指定フィールドの書き換え動作を行わない。フレーム生成部301は、生成したMACフレームを優先制御部302に出力する。
このように、フレーム生成部301は、受信したIPパケットの送信元IPアドレスが、優先制御リストに登録されているか否かを判定する判定部311と、受信したIPパケットのIPヘッダにおけるQoS指定フィールドに優先度を設定する設定部312と、を含む(図4(b)参照)。
優先制御部302は、IEEE802.11eにより規定されるQoS優先制御を実現する手段である。具体的には、優先制御部302は、IEEE802.11eにより規定されたEDCA方式に基づく優先制御を行う。即ち、優先制御部302は、取得したMACフレームに対し、当該MACフレームのQoS指定フィールドに設定された優先度に応じた送信制御を行う。優先制御部302は、図4(a)に例示する4つの送信キューを有する。EDCA方式によれば、MACフレームは4つのカテゴリ(VOICE、VIDEO、Best Effort、Back Ground)に分類される。
優先制御部302は、取得したMACフレームを、QoS指定フィールドにて指定されたカテゴリに対応する送信キューにマッピングする。例えば、IPパケットのQoS指定フィールドに「VOICE」が設定されていれば、当該IPパケットを含むMACフレームは、VOICEカテゴリの送信キューにマッピングされる。送信キューに格納されたMACフレームは、送信キューの優先度が高いほど早期に送信されやすい。例えば、複数のMACフレームの送信が重なれば、通常は優先度の高い送信キューに格納されたMACフレームから順に、アクセス制御部303に送られる。
なお、図4に示す4つの送信キューは、上から順に優先度が高い。具体的には、VOICEカテゴリに対応する送信キューが最も優先度が高く、Back Groundカテゴリに対応する送信キューは最も優先度が低い。
アクセス制御部303は、送信キューごとに、例えば、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式のアクセス制御を行う。アクセス制御部303は、優先制御部302からMACフレームを取得し、当該MACフレームを無線アンテナ304から対応する端末に向けて送信する。
次に、図3に示すリスト管理部203について説明する。
リスト管理部203は、記憶部24に格納された優先制御リストを管理する手段である。優先制御リストは、アクセスポイント20の製造段階にて予め記憶部24に格納することができる。しかし、アクセスポイント20を含む通信システムを運用する際、ユーザや通信事業者等が優先制御リストを更新できるのが利便性の観点から望ましい。
そこで、リスト管理部203により、優先制御リストを更新する機能をユーザや通信事業者に提供する。優先制御リストの更新には種々の方法が考えられる。
例えば、ユーザ自身が優先制御リストを作成、更新することが考えられる。この場合には、ユーザがアクセスポイント20の設定を行う設定メニューの中に、優先制御リストを設定するユーザインターフェイスを設ける(図7参照)。リスト管理部203は、図7に示すようなインターフェイス画面を生成し、ユーザが操作する端末10(設定メニューにログインした端末)に送信する。
ユーザが、ブラウザ等を操作することで、動画再生を優先させたい動画配信サーバのIPアドレスを入力すると、当該入力に応じて、リスト管理部203は、記憶部24の優先制御リストを更新する。
または、外部のデータベースサーバに優先制御リストを登録しておき、アクセスポイント20から定期的に優先制御リストを取得するようにしてもよい。例えば、図2に示すデータベースサーバ30−4に、優先制御リストとして動画配信サーバ30−1のIPアドレスを登録しておく。リスト管理部203は、アクセスポイント20の初期起動時、又は、予め定めたタイミングにて、データベースサーバ30−4にアクセスし、優先制御リストを取得する。リスト管理部203は、取得した優先制御リストを記憶部24に登録する。データベースサーバ30-4が、通信事業者やアクセスポイント20の製造メーカの管理下にあれば、通信事業者等が望む優先制御リストがアクセスポイント20に反映される。
あるいは、アクセスポイント20の記憶部24に優先制御リストを格納せず、外部のデータベースサーバ30−4に優先制御リストを登録し、必要に応じてアクセスポイント20からデータベースサーバ30−4にアクセスしてもよい。この場合、未知の送信元IPアドレスを抽出するたびに、フレーム生成部301は、データベースサーバ30−4にアクセスし、送信元IPアドレスが優先制御の対象であるか否かをデータベースサーバ30−4に問い合わせる。フレーム生成部301は、データベースサーバからの応答に応じて、IPヘッダのQoS指定フィールドに優先度を設定する。このように、通信事業者等が、データベースサーバ30−4に登録された優先制御リストを直接変更する構成であってもよい。
次に、アクセスポイント20の動作について説明する。
図8は、アクセスポイント20の動作を説明するためのシーケンス図の一例である。アクセスポイント20の動作を説明するにあたり、図2に示す動画配信サーバ30−1のIPアドレスが優先制御リストに登録され、動画配信サーバ30−3のIPアドレスは優先制御リストに登録されていないものとする。
スマートフォン10−1は、動画配信サーバ30−1に対して動画再生要求を行う(ステップS101)。
動画配信サーバ30−1は、受信した動画再生要求に応じて、メディアデータをスマートフォン10−1に向けて送信する(ステップS102)。
アクセスポイント20は、動画配信サーバ30−1が送信するメディアデータ(IPパケット)を受信する。動画配信サーバ30−1が送信するIPパケットは、スマートフォン10−1宛てのIPパケットであるので、当該パケットは無線LANインターフェイス部213に送られる。無線LANインターフェイス部213のフレーム生成部301は、IPヘッダに格納された送信元IPアドレスと、優先制御リストに登録されているIPアドレスを比較し、送信元IPアドレスが優先制御リストに登録されているか否かを判定する。
即ち、フレーム生成部301は、優先制御する動画配信サーバとして、動画配信サーバ30−1が登録されているか否か判定する(ステップS103)。アクセスポイント20が受信したパケットの送信元IPアドレスには動画配信サーバ30−1のIPアドレスが格納され、優先制御リストには動画配信サーバ30−1のIPアドレスが登録されているので、ステップS104に係る処理が実行される(ステップS103、Yes分岐)。
ステップS104において、フレーム生成部301は、受信したIPパケットのQoS指定フィールドにVIDEOカテゴリに係る優先度を設定する。
フレーム生成部301が生成したMACフレームは、優先制御部302に送られる。優先制御部302は、VIDEOカテゴリの優先度に従った送信制御(QoS優先制御)を実行する(ステップS105)。
なお、スマートフォン10−1が、動画配信サーバ30−3に対して動画再生要求を行った場合には、当該サーバのIPアドレスは優先制御リストに登録されていないため(ステップS103、No分岐)、当該サーバからのIPパケットのQoS指定フィールドが書き換えられることはない。この場合、アクセスポイント20が受信した際のIPヘッダに格納されたQoS指定フィールドに従ったQoS優先制御が行われる(ステップS105)。
例えば、動画配信サーバ30−3が、メディアデータに係るIPパケットのQoS指定フィールドにVIDEOカテゴリを設定したとする。この場合、当該パケットがアクセスポイント20に到着した際にもVIDEOカテゴリの優先度が維持されていれば(QoS指定フィールドがリセットされていなければ)、動画配信サーバ30−3によるメディアデータもVIDEOカテゴリのQoS優先制御による利益を享受できる。しかし、上述したように、IPパケットがインターネット上のルータ等を経由する際、QoS指定フィールド値がリセットされてしまうと、当該動画配信サーバからのメディアデータは他のデータに優先して送信されることがない。
あるいは、特定のルータを経由してアクセスポイント20にメディアデータが到着する場合に限り、QoS指定フィールドの設定が無効となる場合も考えられる。このような場合には、上記ルータを経由しない場合には動画配信サーバ30−3からの動画再生が安定し、当該ルータを経由する場合には動画再生が不安定となる等の現象が生じ得る。
一方、優先制御リストに登録されている動画配信サーバ30−1からのメディアデータに対しては、パケットの転送経路に左右されずに、QoS優先制御の設定が有効となる。そのため、無線LANの通信チャネルが極端に逼迫している等の状況でなければ、スマートフォン10−1は、動画配信サーバ30−1からの動画を安定して再生することができる。
以上のように、第1の実施形態に係るアクセスポイント20は、QoS優先制御を適用したい装置(例えば、動画配信サーバ30−1)のIPアドレスを、ホワイトリストとして記憶する。アクセスポイント20は、このホワイトリストに合致する送信元IPアドレスを含むIPパケットを受信した場合に、当該パケットのQoS指定フィールドに高い優先度(例えば、VIDEOカテゴリ)を設定する。その結果、QoS指定フィールドをリセットしてしまうようなルータ等の存在に左右されず、ユーザや通信事業者が望む装置からのメディアデータ(動画データ)に対してQoS優先制御が実現できる。
ここで、スマートフォン10−1、10−2のユーザが通信事業者Aと契約している場合を考える。また、動画配信サーバ30−1は通信事業者Aが運営し、アクセスポイント20も通信事業者Aからユーザに貸与されているとする。このような状況の下では、通信事業者Aは、自社が運営する動画配信サーバ30−1からの動画再生は、他社が運営する動画配信サーバ(例えば、動画配信サーバ30−3)からの動画再生に優先させることを望むのが通常である。その際、動画配信サーバ30−1は、IPパケットのQoS指定フィールドにVIDEOカテゴリの優先度を設定しメディアデータを送信したとしても、当該優先度の設定はインターネット上を転送されるなかで無効となる可能性がある。つまり、通信事業者Aが、動画配信サーバからの動画再生を優先させようとしても、そのような優先制御が実際に有効となる保証がない。
しかし、第1の実施形態に係るアクセスポイント20は、アクセスポイント20自身が受信パケットのQoS指定フィールドに優先度を設定するので、通信事業者Aが望む動画配信サーバ30−1からのメディアデータに対するQoS優先制御の設定が実現できる。また、通信事業者Aが、優先制御リストを更新できる仕組みを導入することで、通信事業者Aの営業戦略等に応じて柔軟に優先制御する装置(サーバ)を指定できる。例えば、通信事業者Bが動画配信サーバ30−3を運営しており、通信事業者Aと通信事業者Bによる業務提携が実現した場合には、動画配信サーバ30−3を優先制御リストに加入する等の対応が容易に行える。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第2の実施形態に係るアクセスポイント20aの基本的構成は、第1の実施形態に係るアクセスポイント20の構成と相違する点は存在しないので、アクセスポイント20aの図3、図4に相当する説明を省略する。
第1の実施形態では、優先制御リストに動画配信サーバのIPアドレスを登録する場合について説明した。第2の実施形態では、優先制御リストに動画配信サーバのホスト名を登録する場合について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る優先制御リストの一例を示す図である。図10は、アクセスポイント20aの動作を説明するためのシーケンス図の一例である。
図9及び図10を参照しつつ、アクセスポイント20aの動作を説明する。なお、図9(a)は、優先制御リストの初期状態を示す。
図10を参照すると、スマートフォン10−1は、動画配信サーバ30−1にアクセスするため、目的とする動画配信サーバ30−1の名前解決をアクセスポイント20aに要求する(ステップS201)。
スマートフォン10−1から名前解決の要求を受けたアクセスポイント20aは、その内部の名前解決部202を起動し、動画配信サーバ30−1のIPアドレスを取得する(ステップS202)。具体的には、名前解決部202は、階層化されたDNSサーバに順次アクセスすることで、動画配信サーバ30−1のIPアドレスを取得する。名前解決部202は、取得したIPアドレスをスマートフォン10−1に通知すると共に、名前解決を要求されたホスト名と取得したIPアドレスをリスト管理部203に引き渡す。
リスト管理部203は、優先制御リストを検索し、名前解決部202から取得したホスト名と一致するホスト名が登録されているか否かを判定する(ステップS203)。
図9(a)を参照すると、優先制御リストの最上位レコードに動画配信サーバ30−1のホスト名が登録されているため、ステップS204の処理が実行される(ステップS203、Yes分岐)。
ステップS204において、リスト管理部203は、優先制御リストのレコードであって、名前解決部202から取得したホスト名が登録されたレコードのIPアドレスフィールドに、取得したIPアドレスを追加する。
図9(b)は、動画配信サーバ30−1のIPアドレスを追加した後の優先制御リストの一例を示す図である。図9(b)を参照すると、優先制御リストに動画配信サーバ30−1のIPアドレスが追加されている。
次に、スマートフォン10−1は、取得したIPアドレス(動画配信サーバ30−1のIPアドレス)を用いて、動画配信サーバ30−1に対して動画再生に係る要求を行う(ステップS205)。動画配信サーバ30−1は、要求された動画のメディアデータをスマートフォン10−1に向けて送信する(ステップS206)。アクセスポイント20aは、メディアデータを受信し、第1の実施形態にて説明した優先制御リストの確認、QoS指定フィールドの書き換え及びQoS優先制御を行う(ステップS207)。
なお、有名な動画配信サーバは、負荷分散を目的としてDNSラウンドロビンやCDN(Contents Delivery Network)といった構成を採用していることが多い。従って、名前解決部202が、動画配信サーバのホスト名に関する名前解決を行った場合、複数のIPアドレスがDNSサーバから通知されることがある。この場合、名前解決部202は、複数のIPアドレスをリスト管理部203に引き渡す。
リスト管理部203は、対応するホストのIPアドレスフィールドに複数のIPアドレスを追加する。例えば、動画配信サーバ30−1のIPアドレスとして、「aaa.bbb.ccc.a1」と「aaa.bbb.ccc.a2」の2つIPアドレスが通知されると、リスト管理部203は、これらのIPアドレスを動画配信サーバ30−1と関係づけて優先制御リストに登録する(図9(c)参照)。
なお、同じホスト名に複数のIPアドレスが登録されていても、フレーム生成部301の動作に影響はない。フレーム生成部301は、優先制御リストに登録されたIPアドレスとネットワークから取得したIPパケットの送信元IPアドレスを比較し、一致する場合にはIPヘッダのQoS指定フィールドを書き換えるという制御を行うためである。
また、名前解決部202が名前解決を行うと、IPアドレスと共に当該IPアドレスの生存時間(TTL;Time To Live)が取得できる。リスト管理部203は、このIPアドレスの生存時間も優先制御リストに併せて登録してもよい(図11(a)、図11(b)参照)。リスト管理部203は、各IPアドレスに対応して登録した生存時間が経過した後は、対応するIPアドレスを消去する。
なお、優先制御リストに動画配信サーバのホスト名を登録する場合であっても、第1の実施形態にて説明した優先制御リストの入力方法を適用できる。具体的には、図7に示す設定画面において、動画再生を優先させたい動画配信サーバのIPアドレスに代えて、動画配信サーバのホスト名を入力するインターフェイスを用意する。ユーザが動画配信サーバのホスト名を入力することに応じて、リスト管理部203は、当該動画配信サーバのホスト名を優先制御リストに登録する。
以上のように、第2の実施形態に係るアクセスポイント20aは、優先制御リストにIPアドレスを登録するのではなく、優先制御を実施したい動画配信サーバのホスト名を登録する。また、アクセスポイント20aは、登録したホスト名に関するIPアドレスをDNSサーバから取得したことを契機として、優先制御リストを更新する。そのため、ユーザや通信事業者は、より管理の容易な動画配信サーバのホスト名を用いて優先制御リストの生成及び管理することができる。
また、アクセスポイント20aは、取得したIPアドレスの生存時間を優先制御リストの更新に利用することで、動画配信サーバのIPアドレスが変更になったとしても、ユーザや通信事業者による優先制御リストのメンテナンスが不要となる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第3の実施形態に係るアクセスポイント20bの基本的構成は、第1の実施形態に係るアクセスポイント20の構成と相違する点は存在しないので、アクセスポイント20bの図3、図4に相当する説明を省略する。
第1及び第2の実施形態では、動画配信サーバからのメディアデータ(動画データ)に対する優先制御を説明した。しかし、優先制御するメディアデータは、動画配信サーバが送信するデータに限定されない。例えば、通信事業者がIP電話のサービスを提供している場合、インターネット側の端末から送信されるメディアデータ(音声データ)に対して優先制御を実行してもよい。
例えば、図12に示すスマートフォン10−1と端末50の間で、IP−IP間通話を実現する場合を考える。その際、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ40が、両端末間の呼制御を実現する。なお、スマートフォン10−1及び端末50に通信サービスを提供する通信事業者とSIPサーバ40を運営する通信事業者は同一とする。
SIPサーバ40は、スマートフォン10−1及び端末50の一方から接続要求を受け、他方の端末から接続許可を受信すると、アクセスポイント20bに対して優先制御リストの更新要求を行う。その際、SIPサーバ40からアクセスポイント20bに送信する更新要求には、接続先装置のIPアドレス(上記例では、端末50のIPアドレス)が含まれる。
優先制御リストの更新要求を受けたリスト管理部203は、当該更新要求に含まれるIPアドレスを優先制御リストに登録する。例えば、図13を参照すると、端末50のIPアドレスとして「aaa.bbb.ccc.50」が優先制御リストに登録される。
フレーム生成部301は、インターネット側から受信したメディアデータ(IPパケット)の送信元IPアドレスと優先制御リストに登録されたIPアドレスを比較する。両者が一致した場合には、フレーム生成部301は、受信したIPパケットのQoS指定フィールドにVOICEカテゴリに係る優先度を設定し、MACフレームを優先制御部302に出力する。
優先制御部302では、当該MACフレームに対して、IEEE802.11eのVOICEカテゴリに準拠したQoS優先制御を行う。その結果、アクセスポイント20bは、端末50からスマートフォン10−1に向けて送信される音声データを優先して取り扱うので、両端末間の通話品質を向上させることができる。
なお、第1及び第2の実施形態にて説明した動画配信サーバへの優先制御と、第3の実施形態にて説明したIP電話の接続相手への優先制御を組み合わせることができる。その場合は、優先制御リストの管理を2つの優先制御に適応させればよい。
例えば、図14に示すように、1つの優先制御リストの中に、VIDEOカテゴリ及びVOICEカテゴリのどちらを設定するのかを明示するフィールド(フラグ)を設けてもよい。あるいは、VIDEOカテゴリ設定用の第1優先制御リストと、VOICEカテゴリ設定用の第2優先制御リストのように、2つのリストに分割してもよい。
以上のように、第3の実施形態に係るアクセスポイント20bは、IP電話の接続相手が送信するメディアデータ(音声データ)に対し、VOICEカテゴリとして規定されたQoS優先制御を実行する。その結果、アクセスポイント20bは、ユーザに対して快適な通話環境を提供できる。
上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、図2や図12に示すシステム構成は例示であって、システム構成を限定する趣旨ではない。例えば、アクセスポイント20を含む通信システムがインターネットのような開域網に接続されていなくともよい。即ち、動画配信サーバ等がインターネット上に設置されておらず、図2に示す通信システムと動画配信サーバ等を含む閉域網にてシステムが運用されていてもよい。
また、第1乃至第3の実施形態では、アクセスポイント20はユーザの自宅に設置されるホームゲートウェイとして動作することを前提として説明した。しかし、アクセスポイント20は、駅や空港といった公共施設に設置され、不特定のユーザに無線アクセスを提供するアクセスポイントであってもよい。このようなアクセスポイントに設定される優先制御リストには、例えば、公共性の高いコンテンツを配信する動画配信サーバのIPアドレスやホスト名を登録することができる。
また、第1乃至第3の実施形態にて説明したアクセスポイント(通信装置)20の構成(図3、図4等)は例示であって、アクセスポイント20の構成を限定する趣旨ではない。例えば、アクセスポイント20は、ブロードバンドルータとしての機能を有さず、無線LAN対応機器に無線LANアクセスを提供する装置でもよい。具体的には、アクセスポイント20は、優先制御リストに応じてMACフレームを生成し、当該MACフレームに埋め込まれたQoS指定フィールドの設定値に従ったQoS優先制御が可能な通信装置であればよい。
さらにまた、例えば、フレーム生成部301が実施する、受信したIPパケットの送信元IPアドレスと優先制御リストに登録されたIPアドレスの比較や、IPパケットのQoS指定フィールドへの優先度設定は、パケット転送部22にて実行してもよい。
第1乃至第3の実施形態に係るアクセスポイント20は、優先制御リストに登録されたIPアドレスに一致する送信元IPアドレスを持つIPパケット(IPヘッダ)のQoS指定フィールドに優先度を設定している。優先制御リストに登録されたIPアドレスは別の用途にも利用できる。例えば、アクセスポイント20は、優先制御リストに登録されていないIPアドレスの送信元IPアドレスを持つIPパケットのQoS指定フィールドに、例えば、Best Effortに係る優先度を設定してもよい。つまり、アクセスポイント20は、動画配信サーバ等が設定したQoS優先度設定を一度リセットし、ユーザや通信事業者等が優先制御リストを用いて設定した装置からのパケットに限り、QoS優先制御の対象としてもよい。
あるいは、特定の動画配信サーバだけが、非常にサイズの大きなメディアデータを送信し、リソースを占有する状況が考えられる。このような場合、アクセスポイント20は、当該動画配信サーバのIPアドレスを非優先制御リスト(ブラックリスト)として記憶し、当該動画配信サーバからのIPパケットのQoS指定フィールドに低い優先度(例えば、Best Effort)を設定してもよい。つまり、上記のような動画配信サーバが、IPパケットのQoS指定フィールドに高い優先度(例えば、VIDEOに係る優先度設定)を設定していたとしても、アクセスポイント20は、その優先度をリセットし、他の動画配信サーバとの公正性を確保してもよい。
以上のように、優先制御リストに登録されたIPアドレスに一致しない送信元IPアドレスが抽出された場合には、フレーム生成部301は少なくとも以下の対応をなすことができる。第1に、フレーム生成部301は、受信したIPパケットのQoS指定フィールドを書き換えず、そのまま優先制御部302に出力する。第2に、フレーム生成部301は、受信したIPパケットのQoS指定フィールドに、優先制御リストに応じた優先度とは異なる優先度(例えば、Best Effortに係る優先度)を設定し、優先制御部302に出力する。第3に、フレーム生成部301は、優先制御リストとは異なるリスト(ブラックリスト)を参照する。その後、フレーム生成部301は、当該ブラックリストに登録されたIPアドレスと送信元IPアドレスが一致する場合には、ブラックリストに応じた優先度を受信したIPパケットのQoS指定フィールドに設定し、優先制御部302に出力する。
第1乃至第3の実施形態に係るアクセスポイント20は、QoS優先制御を行う際に、IEEE802.11eにより定められたWMM QoS規格を用いている。しかし、アクセスポイント20にて行う優先制御の内容は、独自に定められたものであってもよい。即ち、フレーム生成部301にて設定する優先度と、優先制御部302にて実行する優先制御と、の整合が取れていればよい。アクセスポイント20にて独自の優先度制御を実行することで、受信パケットに対してより細かく優先度を設定できる。
第1乃至第3の実施形態では、リスト管理部203により優先制御リストの更新(変更)が可能である場合を説明した。しかし、優先制御リストは必ずしも更新可能である必要はなく、恒久的に同じ動画配信サーバからのメディアデータに対して優先制御を実施する場合は、アクセスポイント20は、当該動画配信サーバのIPアドレスを記憶しておけばよい。
また、アクセスポイント20の制御部21や無線LANインターフェイス部213等は、例えば、CPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることで実現される。即ち、制御部21等は、アクセスポイント20に搭載されたコンピュータに、そのハードウェアを用いて、上述した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、或いは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する判定部と、
前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する設定部と、
前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う優先制御部と、
を備える通信装置。
[付記2]
前記優先制御リストを記憶する記憶部と、
前記優先制御リストの管理を行うリスト管理部と、をさらに備える、付記1の通信装置。
[付記3]
前記記憶部は、前記第1の装置のホスト名と前記第1の装置のアドレスを対応付けて前記優先制御リストとして記憶する、付記2の通信装置。
[付記4]
ホスト名からアドレスを解決する名前解決部をさらに備え、
前記優先制御リストには、前記第1の優先度を設定する装置として前記第1の装置のホスト名が登録され、
前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名からアドレスを取得した際に、前記第1の装置のホスト名と前記第1の装置のアドレスを前記リスト管理部に出力し、
前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した前記第1の装置のアドレスと、を対応付けて前記優先制御リストを更新する、付記3の通信装置。
[付記5]
前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名と、前記第1の装置のアドレスとして取得した複数のアドレスと、を前記リスト管理部に出力し、
前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した複数のアドレスと、を対応付けて前記優先制御リストを更新する、付記4の通信装置。
[付記6]
前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名と、前記第1の装置のアドレスと、前記第1の装置のアドレスに設定された生存時間と、を前記リスト管理部に出力し、
前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した前記第1の装置のアドレス及び生存時間と、を対応付けて前記優先制御リストを更新すると共に、
前記生存時間が満了した場合に、前記満了した生存時間に対応する前記第1の装置のアドレスを削除する、付記4又は5の通信装置。
[付記7]
前記優先制御リストには、前記第1の優先度を設定する装置のアドレスとして前記第1の装置のアドレスが登録されると共に、第2の優先度を設定する第2の装置のアドレスが登録され、
前記設定部は、前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第2の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに前記第2の優先度を設定し、
前記優先制御部は、前記第2の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第2の優先度に応じた送信制御を行う、付記1乃至6のいずれか一に記載の通信装置。
[付記8]
前記第1の装置は、動画配信サーバである付記1乃至7のいずれか一に記載の通信装置。
[付記9]
前記第2の装置は、パケット通話における接続先装置である付記7又は8の通信装置。
[付記10]
受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定するステップと、
前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定するステップと、
前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行うステップと、
を含む通信方法。
[付記11]
受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する処理と、
前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する処理と、
前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う処理と、
を通信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
なお、付記10の形態及び付記11の形態は、付記1の形態と同様に、付記2の形態〜付記9の形態に展開することが可能である。
なお、引用した上記の特許文献の開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、50 端末
10−1、10−2 スマートフォン
10−3 セットトップボックス(STB)
10−4 パーソナルコンピュータ
11 テレビジョン
20、20a、20b アクセスポイント(AP)
21 制御部
22 パケット転送部
23 インターフェイス部
24 記憶部
30−1〜30−3 動画配信サーバ
30−4 データベースサーバ
40 SIPサーバ
100 通信装置
101 311 判定部
102 312 設定部
103 302 優先制御部
201 DHCP部
202 名前解決部
203 リスト管理部
211 WANインターフェイス部
212 LANインターフェイス部
213 無線LANインターフェイス部
301 フレーム生成部
303 アクセス制御部
304 無線アンテナ

Claims (11)

  1. 受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する判定部と、
    前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する設定部と、
    前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う優先制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記優先制御リストを記憶する記憶部と、
    前記優先制御リストの管理を行うリスト管理部と、をさらに備える、請求項1の通信装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1の装置のホスト名と前記第1の装置のアドレスを対応付けて前記優先制御リストとして記憶する、請求項2の通信装置。
  4. ホスト名からアドレスを解決する名前解決部をさらに備え、
    前記優先制御リストには、前記第1の優先度を設定する装置として前記第1の装置のホスト名が登録され、
    前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名からアドレスを取得した際に、前記第1の装置のホスト名と前記第1の装置のアドレスを前記リスト管理部に出力し、
    前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した前記第1の装置のアドレスと、を対応付けて前記優先制御リストを更新する、請求項3の通信装置。
  5. 前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名と、前記第1の装置のアドレスとして取得した複数のアドレスと、を前記リスト管理部に出力し、
    前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した複数のアドレスと、を対応付けて前記優先制御リストを更新する、請求項4の通信装置。
  6. 前記名前解決部は、前記第1の装置のホスト名と、前記第1の装置のアドレスと、前記第1の装置のアドレスに設定された生存時間と、を前記リスト管理部に出力し、
    前記リスト管理部は、前記予め登録された第1の装置のホスト名と、前記名前解決部から取得した前記第1の装置のアドレス及び生存時間と、を対応付けて前記優先制御リストを更新すると共に、
    前記生存時間が満了した場合に、前記満了した生存時間に対応する前記第1の装置のアドレスを削除する、請求項4又は5の通信装置。
  7. 前記優先制御リストには、前記第1の優先度を設定する装置のアドレスとして前記第1の装置のアドレスが登録されると共に、第2の優先度を設定する第2の装置のアドレスが登録され、
    前記設定部は、前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第2の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに前記第2の優先度を設定し、
    前記優先制御部は、前記第2の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第2の優先度に応じた送信制御を行う、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の装置は、動画配信サーバである請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記第2の装置は、パケット通話における接続先装置である請求項7又は8の通信装置。
  10. 受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定するステップと、
    前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定するステップと、
    前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行うステップと、
    を含む通信方法。
  11. 受信パケットの送信元アドレスが、第1の装置のアドレスとして優先制御リストに登録されているか否かを判定する処理と、
    前記受信パケットの送信元アドレスが、前記第1の装置のアドレスとして前記優先制御リストに登録されている場合に、前記受信パケットのヘッダにおける所定フィールドに第1の優先度を設定する処理と、
    前記第1の優先度が設定された受信パケットに対し、前記第1の優先度に応じた送信制御を行う処理と、
    を通信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
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