JP2016086148A - 発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドビュー型の発光装置として取り付ける場合に、安定した取り付けが可能な発光装置を提供する。
【解決手段】半導体積層体10と、半導体積層体10の一方の主面側でp型半導体層、n型半導体層とそれぞれ電気的に接続されたp側導電体12、n側導電体14と、樹脂層16とを備える発光装置100において、樹脂層16は、上面と下面とを有し、下面において半導体積層体10の他方の主面が露出しており、p側導電体12は、p側外部接続用電極12a、12bと、p側外部接続用電極12a、12bを互いに接続するp側導電部材12cとを有し、n側導電体14は、n側外部接続用電極14a、14bと、n側外部接続用電極14a、14bを互いに接続するn側導電部材14cとを有し、平面視において、p側外部接続用電極12a、12bおよびn側外部接続用電極14a、14bはいずれも、一部が半導体積層体10の外側にある。
【選択図】図2

Description

本発明は発光装置およびその製造方法に関する。
発光ダイオード等の発光チップ(発光素子)を用いた発光装置は小型化が容易で且つ高い発光効率が得られることから広く用いられている。発光装置として、例えば、特許文献1には、図10に示すように、基板1上にn型半導体層2と、p型半導体層3とが積層され、n型半導体層2に設けられたn型電極4に導電体6を設け、p型半導体層3に設けられたp型電極5に導電体7を設けており、導電体6の接続部6c及び導電体7の接続部7cが、対応する導電体6の上部9及び導電体7の上部10とは異なる位置に形成されているフリップチップ型の半導体素子200が提案されている。この半導体素子200は、導電体6および7の接続部6cおよび7cを、第1および第2の電極13、14と位置合わせして、導電性接着剤11、12により電気的に接続し、基板1側から光を取り出すものである。
特許文献2には、発光装置ではないが、光検出部を一方の面に有する半導体素子を樹脂封止した半導体装置において、半導体素子の一方の面側の樹脂表面に設けられた内部電極と、半導体素子の他方の面側の樹脂表面に露出して設けられた外部電極と、を備える半導体装置が提案されている。この半導体装置において、内部電極は、バンプを介して半導体素子の端子電極が接続され、外部電極とワイヤを介して接続されている。
特許文献1および2に記載の装置は、装置の上面または下面(半導体から見て半導体のp電極、およびn電極が設けられている側を上側、その反対側を下側とする)に実装基板に取り付けるための電極を設け、装置の上面および下面が実装基板の実装面と平行となるように実装するものである。
特許文献3には、発光装置の一方の面側に樹脂層が形成されており、樹脂層の側面に外部端子が設けられている発光装置が提案されている。この発光装置は、発光面が実装基板に対して垂直となるように実装することでサイドビュー型の発光装置となる。
特開2003−282957号公報 特開2008−251794号公報 特開2012−146898号公報
しかしながら、上記従来の発光装置を実装したときに、半田等の接着部材が固化するときの収縮等の影響を受けて、発光装置を安定して実装することが難しいことがある。具体的には、接着部材の収縮により発光装置が引っ張られることで発光装置の光取り出し面に傾きが生じ、所望の方向に光を取り出すことができなくなることがある。特に、特許文献3に記載されているようなサイドビュー型の発光装置では、接着部材の収縮により発光装置の光取り出し面に傾きが生じやすい傾向にある。
本発明は、サイドビュー型の発光装置として実装基板に安定的に実装することが可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、p型半導体層とn型半導体層とを有する半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の主面側で前記p型半導体層と電気的に接続されたp側導電体と、前記半導体積層体の一方の主面側で前記n型半導体層と電気的に接続されたn側導電体と、前記半導体積層体の一方の主面側および側面側を被覆する樹脂層と、を備えている。そして、前記樹脂層は、前記半導体積層体の一方の主面側に位置する上面と、前記半導体積層体の他方の主面側に位置する下面と、を有し、前記下面において前記半導体積層体の他方の主面が露出しており、前記p側導電体は、前記樹脂層の上面および下面それぞれに設けられるp側外部接続用電極と、前記樹脂層内に位置しかつ前記p側外部接続用電極を互いに接続するp側導電部材と、を有し、前記n側導電体は、前記樹脂層の上面および下面それぞれに設けられるn側外部接続用電極と、前記樹脂層内に位置しかつ前記n側外部接続用電極を互いに接続するn側導電部材と、を有し、平面視において、前記p側外部接続用電極および前記n側外部接続用電極はいずれも、一部が前記半導体積層体の外側にある、発光装置である。
上記発光装置によれば、サイドビュー型のものとして実装したときに、接着部材を発光装置の上面および下面のそれぞれに位置させることができるため、安定した実装が可能となる。
実施の形態1に係る発光装置の概略斜視図である。 図1に示す発光装置のA−A’断面を示す概略断面図である。 実施の形態1の発光装置を取り付けた状態を示す概略側面図である。 (a)は実施の形態1の変形例に係る発光装置の概略平面図であり、(b)はその概略側面図である。 実施の形態1の変形例に係る発光装置の概略平面図(上面図)である。 (a)および(b)は、p側導電部材の2つの端部の位置関係を示す概略断面図である。 p側導電部材およびn側導電部材の両端部の位置関係を示す概略平面図である。 (a)〜(h)は、実施の形態2に係る発光装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 (a)および(b)は、実施の形態2の変形例に係る発光装置の製造方法の一工程を示す概略断面図である。 従来の発光装置を示す概略断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に示す形態に限定されるものではない。また、各実施形態およびその変形例において説明した事項は、特に断りのない限り、他の実施形態および変形例にも適用することができる。さらに、複数の図面に現れる同一符号の部分は同一の部分または部材を示す。なお、添付の図面には、発明の理解を容易にする目的で、誇張して表現している部分がある点に留意されたい。
実施の形態を含む本明細書において、「上」「下」「左」「右」という用語は、位置および方向を示すために、相対的に、または便宜的に用いられ、発光装置の使用時等における絶対的な位置や方向を表すものではない。
<実施の形態1:発光装置>
本実施の形態の発光装置を図1および図2に示す。図1は、発光装置の斜視図、図2は、図1に示す発光装置のA−A’線断面図である。
本実施の形態1の発光装置100は、p型半導体層とn型半導体層とを有する半導体積層体10と、p側導電体12と、n側導電体14と、樹脂層16とを備えている。p側導電体12は、p側外部接続用電極12b、12aを樹脂層16の上面および下面にそれぞれ有し、かつp側外部接続用電極12b、12aを互いに接続するp側導電部材12cを有する。n側導電体14は、n側外部接続用電極14b、14aを樹脂層16の上面および下面にそれぞれ有し、かつn側外部接続用電極14b、14aを互いに接続するn側導電部材14cを有する。後述するとおり、樹脂層16の下面は半導体積層体10が露出している側の面であり、樹脂層16の上面はその反対側の面である。
(半導体積層体)
半導体積層体10は、p型半導体層10aとn型半導体層10bとを積層した構造を備えており、p型半導体層10aとn型半導体層10bとの間に活性層10dを備えることが好ましい。本実施の形態に係る発光装置においては、p型半導体層10aとn型半導体層10bとの間に電流を通電することにより発光するようになっている。半導体積層体10は所望の発光色および輝度等に応じて、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y<1)等の窒化物系の半導体化合物で構成される。半導体の構造は、MIS接合、PIN接合、またはPN接合を有するホモ構造、ヘテロ構造、またはダブルヘテロ構造のいずれであってもよい。また活性層10dは、量子効果が生じる薄膜を積層した単一量子井戸構造または多重量子井戸構造としてもよい。
本実施の形態において、半導体積層体10の一方の主面には、p型半導体層10aに接続されるp側パッド電極11a、およびn型半導体層10bに接続されるn側パッド電極11bが形成されている。ここで、半導体積層体10の主面とは、半導体積層体を規定する表面のうち、p型半導体層10aおよびn型半導体層10bが積層される方向において対向する2つの表面をいう。p側パッド電極11aは、p側導電体12と電気的に接続され、n側パッド電極11bは、n側導電体14と電気的に接続される。一方の主面にp側パッド電極11aおよびn側パッド電極11bをともに配置するために、例えば、n型半導体層10bおよびp型半導体層10aを基板上にこの順に形成した後、p型半導体層10aの表面の一部を除去してn型半導体層10bを露出させ、p型半導体層10aの表面にp側パッド電極11aを形成し、露出したn型半導体層10bの表面にn側パッド電極11bを形成してよい。以下、本明細書において、半導体積層体10のp側パッド電極11a、n側パッド電極11bが形成された主面側を「上」と呼び、当該主面の反対側の他方の主面側を「下」と呼ぶことがある。
半導体積層体10の他方の主面、すなわち半導体積層体10の下面は、図示するように樹脂層16から露出しており、半導体積層体12が発する光が主に取り出される光取り出し面10cとなる。光取り出し面10cは、半導体積層体10を構成する半導体材料からなる面であり、後述するように半導体層を基板に積層した後、基板を剥離することによって露出する面である。光取り出し面10cは、通常、n型半導体層10bが露出した面である。
(樹脂層)
樹脂層16は、半導体積層体10の一方の主面側および側面側を被覆するものであり、半導体積層体10を支持し、発光装置100の機械的強度を確保するための基体として機能する。ここで、樹脂層が「半導体積層体10の一方の主面側および側面側を被覆する」とは、樹脂層16が半導体積層体10の一方の主面および側面と接している形態のほか、半導体積層体10の一方の主面および側面と接することなく、当該主面および側面に形成された別の要素(例えば、p側およびn側導電体)を介して半導体積層体10を被覆する形態をも含む意味である。
本明細書においては、半導体積層体10の主面と略平行な樹脂層16の2つの面のうち、p側パッド電極11aおよびn側パッド電極11bが形成された主面の側にある面を便宜的に「上面」と呼び、上面とは反対側の面を便宜的に「下面」と呼ぶ。後述するように、樹脂層16の上面にp側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bが設けられ、下面にp側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aが設けられる。樹脂層16の下面においては、半導体積層体10の光取り出し面10cである下面が露出している。
樹脂層16を形成する樹脂は特に限定されず、例えば、熱硬化性樹脂、または熱可塑性樹脂であってよい。熱硬化性樹脂として、具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂等の変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂等の変性シリコーン樹脂組成物、ポリイミド樹脂組成物、および変性ポリイミド樹脂組成物を挙げることができる。熱可塑性樹脂として、液晶ポリマー、ポリフタルアミド樹脂、およびポリブチレンテレフタレート樹脂等を挙げることができる。
樹脂層16は後述するように、p側導電体12の一部およびn側導電体14の一部を形成した後に、熱硬化前の流動性を有する状態にある熱硬化性樹脂、または溶融した熱可塑性樹脂を成形型等に流し込んで形成する。したがって、後述するように各導電体の一部がワイヤまたはそれに類する細いものである場合には、流し込んだ樹脂の粘度が高いと、ワイヤ等が損傷することがあり、所定の電気的接続を得られないことがある。そのような不都合を避けるために、比較的低い粘度を有する樹脂が加熱により、あるいは冷却により硬化して樹脂層16を形成していることが好ましい。
また、p側導電体12およびn側導電体14の一部が、ワイヤのように細いものである場合には、硬化した後の樹脂が周囲の温度変化等により膨張または収縮するときにその度合いが大きいと、やはりワイヤ等の損傷が生じる。したがって、樹脂層16を形成する樹脂は小さい熱膨張係数を有するものであることが好ましく、例えば、樹脂が硬化した状態で好ましくは250ppm/K未満、より好ましくは100ppm/K未満の熱膨張係数を有する。ここで、本発明における熱膨張係数は、線膨張率を意味する。また、各種樹脂の熱膨張係数はJIS K7197に従って、測定温度の範囲における平均線膨張率として測定できる。
樹脂層16は、半導体積層体10から発せられる光が通過しないように、遮光性を付与する充填材を含有することが好ましい。このようにすれば、光取り出し面10c以外の面からの発光を抑制し、所望の配光特性を有する発光装置とすることができる。遮光性を付与する充填材は、半導体積層体10からの光を反射するものであることが好ましい。そのような充填材としては、例えば、TiO、SiO、Al、MgO、MgCO、CaCO、Mg(OH)、およびCa(OH)等から選択される酸化物から成る粒子が挙げられる。
あるいは、充填材は、半導体積層体10からの光を吸収することによって樹脂層16を遮光性にするものであってよい。そのような充填材は、例えば、アセチレンブラック、活性炭、および黒鉛等のカーボン、酸化鉄、二酸化マンガン、酸化コバルト、および酸化モリブデン等の金属酸化物、ならびに有機顔料である。
充填材は、半導体積層体10からの光を好ましくは約50%以上、より好ましくは約70%以上を遮る量で樹脂層16に含まれる。例えば、TiOは樹脂層に好ましくは30重量%〜80重量%の割合で含まれる。
樹脂層16の平面視の形状、大きさ、および厚さは、発光装置100が有する半導体積層体10の数および大きさ、ならびにp側導電体12およびn側導電体14の大きさ等に応じて、所望の大きさの発光装置100が得られるように選択すればよい。
(p側導電体/n側導電体)
上記のとおり、本実施の形態においては、p側導電体12およびn側導電体14が設けられ、半導体積層体10に外部から電気が供給されるようになっている。半導体積層体10の一方の主面側において、p側導電体12はp型半導体層10aと電気的に接続され、n側導電体14はn型半導体層10bに電気的に接続されている。これらの導電体が「一方の主面側で接続されている」とは、これらの導電体とp型半導体層10aおよびn型半導体層10bと電気的な接続が、半導体積層体10の一方の主面において確保されていることをいう。電気的な接続は、例えば、これらの導電体の一部が半導体積層体10の一方の主面に配置されることにより確保される。本実施の形態においては、半導体積層体10の一方の主面にp側パッド電極11aおよびn側パッド電極11bが形成されており、これらの電極と接するようにp側導電体12の一部およびn側導電体14の一部が半導体積層体10の一方の主面に配置されている。
本実施の形態のp側導電体12においては、p側パッド電極11aと電気的に接続されている部分と、樹脂層16の下面に設けられたp側外部接続用電極12aと、が一体的に形成されている。また、n側導電体14においてもp側導電体12と同様に、n側パッド電極11bと、樹脂層16の下面に設けられたn側外部接続用電極14aと、が一体的に形成されている。また、本実施の形態においては、樹脂層16の上面にも、p側外部接続用電極12bおよびn側外部接続用電極14bが設けられており、1組のp側外部接続用電極12a、12b、および1組のn側外部接続用電極14a、14bが、樹脂層16の厚さ方向において対向するように設けられている。
p側導電体12は、樹脂層16内に位置し、かつp側外部接続用電極12aおよび12bを互いに接続するp側導電部材12cを有し、n側導電体14は、樹脂層16内に位置し、かつn側外部接続用電極14aおよび14bを互いに接続するn側導電部材14cを有する。
p側導電部材12cにより、p側外部接続用電極12bはp側外部接続用電極12aを介してp側パッド電極11aに電気的に接続されることとなる。また、n側導電部材14cにより、n側外部接続用電極14bはn側外部接続用電極14aを介して、n側パッド電極11bに電気的に接続されることとなる。
以下、p側導電体12およびn側導電体14を構成する各部分について説明する。
以下の説明においては、樹脂層16の下面に設けられたp側外部接続用電極12aを「p側第1外部接続用電極」と呼び、樹脂層16の上面に設けられたp側外部接続用電極12bを「p側第2外部接続用電極」と呼ぶ。また、p側第1外部接続用電極とp側第2外部接続用電極を総称して「p側外部接続用電極」という。同様に、樹脂層16の下面に設けられたn側外部接続用電極14aを「n側第1外部接続用電極」と呼び、樹脂層16の上面に設けられたn側外部接続用電極14bを「n側第2外部接続用電極」と呼ぶ。また、n側第1外部接続用電極とn側第2外部接続用電極を総称して「n側外部接続用電極」という。
図示した形態において、p側第1外部接続用電極12aは、樹脂層16の下面に設けられ、かつp側パッド電極11aと電気的な接続を確保しているp側導電体12の部分12f(図において、半導体積層体10の上面に位置する部分。以下「p側半導体接続部」とも呼ぶ)と一体的に形成されている。p側第1外部接続用電極12aは、p側パッド電極11aを含む断面視において、p側半導体接続部12fとともに、図2に示すようなクランク形状を有し、平面視においては、図1から明らかなように矩形を有する。同様に、n側第1外部接続用電極14aも、樹脂層16の下面に設けられ、n側パッド電極11bと電気的な接続を確保しているn側導電体14の部分14f(以下、「n側半導体接続部」とも呼ぶ)とともに、一体的に形成されている。
p側第1外部接続用電極12aと、p側半導体接続部12fとが、電気的に接続されていれば一体的に形成されていなくてよく、p側第1外部接続用電極12aと、p側半導体接続部12fとが、別々に形成されていてよい。その場合、p側第1外部接続用電極12aと、p側半導体接続部12fとは、例えば、ワイヤにより電気的に接続されていてよい。また、n側第1外部接続用電極14aおよびn側半導体接続部14fについても同様である。あるいは、p側第1外部接続用電極12aおよびp側パッド電極11a、n側第1外部接続用電極14aおよびn側パッド電極11b、はワイヤにより直接接続されていてよい。
平面視において、p側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aは、半導体積層体10の外側にある。この構成により、半導体積層体10から発せられる光がp側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aにより遮られることを防止することができる。
図示した形態において、半導体積層体10の光取り出し面10c(p側パッド電極11a、n側パッド電極11bが形成されていない主面)、p側第1外部接続用電極12aの下面、およびn側第1外部接続用電極14aの下面は、略同一平面上に位置する。これにより、半導体積層体10の光取り出し面10cからの光が外部接続用電極14によって遮られることを抑制できるため、所望の配光特性を有する発光素子とすることができる。なお、p側第1外部接続用電極12aの下面、およびn側第1外部接続用電極14aの下面とは、半導体積層体10の光取り出し面10c側の面を指す。
平面視において、p側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aは、同じ大きさおよび形状を有し、かつ半導体積層体10の光取り出し面10cを挟んで配置されている。さらに、p側第1外部接続用電極12aとp側第2外部接続用電極12b、n側第1外部接続用電極14aとn側第2外部接続用電極14b、は略同じ大きさおよび形状を有する。さらにまた、平面視において、p側第1外部接続用電極12aとp側第2外部接続用電極12bとが重なり合っており、n側第1外部接続用電極14aとn側第2外部接続用電極14bとが重なりあっている。したがって、図示した形態において、4つの外部接続用電極12a、12b、14a、14bは、平面視において略同じ大きさを有し、かつ平面視および側面視において上下および左右が略対称となるように配置されている。
図示したように、発光装置100の上面および下面にそれぞれ2つの外部接続用電極を形成すれば、発光装置100を、サイドビュー型のものとして、半田等の接着部材を用いて取り付けるときに、接着部材の収縮等により発光装置100に加わる力を均等にできる。具体的には、図3に示すように、発光装置100の側面のうち、4つの外部接続用電極がその四隅に位置する面(図1において手前に見える側面)が、発光装置100を取り付ける面20(例えば、実装基板の実装面)と対向するように、発光装置100を取り付ける。4つの外部接続用電極12a、12b、14a、14bを接着部材22で固定することで、発光装置100の上面および下面に均等に力が加わるので、安定した実装が可能となる。特に、4つの外部接続用電極12a、12b、14a、14bの大きさおよび形状が同じであると、各外部接続用電極に同じ量の接着部材22を同じ状態で塗布することができ、より安定な実装が可能となる。
p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bは上下および左右対称に形成されなくてもよい。樹脂層16を厚さ方向で挟むように、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bを形成すれば、樹脂層の一方の面にのみp側外部接続用電極、およびn側外部接続用電極が形成される場合と比較して、発光装置を安定して実装することが可能となる。例えば、図4に示すように、p側第2外部接続用電極12bをp側第1外部接続用電極12aよりも大きくし、また、n側第2外部接続用電極14bを、n側第1外部接続用電極14aよりも大きく形成してもよい。このとき、平面視において、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bそれぞれの一部が半導体積層体10の内側に位置するように形成してもよい。あるいは、別の変形例においては、平面視において、p側第1外部接続用電極12aの大きさを、n側第1外部接続用電極14aの大きさよりも大きく、または小さくしてもよい。同様に、さらに別の変形例においては、平面視において、p側第2外部接続用電極12bの大きさは、n側第2外部接続用電極14bの大きさよりも大きく、または小さくしてもよい。
発光装置100が取り付けられる面20と対向する樹脂層16の側面において、p側外部接続用電極12a、12bの端面は、樹脂層16の側面と同一平面上に位置することが好ましい。そのような配置によれば、発光装置100を、例えば実装基板に取り付けたときに、図3に示すように、発光装置100が取り付けられる面20に形成された配線またはパッド電極24等と、樹脂層16の側面およびp側外部接続用電極12a、12bの端面と、を連続させることができる。したがって、発光装置100を接着部材22を使用し実装基板に実装する場合、樹脂層16と取り付け面20(厳密には配線24等)との接触面積が増加し、安定した実装が可能となる。n側外部接続用電極14a、14bの端面も同様に、発光装置100が取り付けられる面20と対向する樹脂層16の側面において、樹脂層16の側面と同一平面上に位置することが好ましい。
また、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bは、樹脂層16(すなわち、発光装置100)の上面または下面の短手方向において、樹脂層16の一端から他端まですべてを覆うように配置されていなくてもよい。具体的には、図5に示すように、平面視において、p側第1外部接続用電極12aとn側第1外部接続用電極14a、およびp側第2外部接続用電極12bとn側第2外部接続用電極14bが、樹脂層16の下面および上面の短手方向において、樹脂層16の一端から他端まで延びず、樹脂層16の一端または他端の領域が露出していてよい(図5においては樹脂層16の下面側を示す)。このような露出領域は、後述する方法で発光装置100を製造するときに、発光装置100を個片化するための切りしろとなり得る。
平面視において、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bの大きさに特に制限はなく、半導体積層体10の数、大きさ、および発光装置100の大きさ等に応じて適宜変更することができる。例えば、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bは、平面視において、矩形の発光装置における長辺の長さに対して1/4〜1/3となるような幅を有してよい。また、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bは、発光装置の短辺と略同じ長さを有する、矩形または正方形のものとして形成してよい。外部接続用電極12a、およびn側外部接続用電極14aの厚さは、例えば、0.5μm〜50μmとすることが好ましく、スパッタリングで形成する場合は1μm〜3μmとすることがさらに好ましい。外部接続用電極12b、およびn側外部接続用電極14bの厚さは、例えば、0.5μm〜50μmとすることが好ましく、スパッタリングで形成する場合は1μm〜3μmとすることがさらに好ましい。
p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bは導電性材料で形成される。導電性材料は特に限定されず、例えば、金、銅、白金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデン、鉄、ニッケル、コバルト等の金属、ならびにそれらの合金が挙げられる。後述するとおり、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bを形成する方法は特に限定されず、例えば、蒸着、スパッタリング、またはめっきにより形成してよい。p側第1外部接続用電極12aは、p側第2外部接続用電極12bとは異なる材料で形成されていてよく、また、n側第1外部接続用電極14aは、n側第2外部接続用電極14bとは異なる材料で形成されていてよい。
図示した形態においては、p側第1外部接続用電極12aおよびp側半導体接続部12f、n側第1外部接続用電極14aおよびn側半導体接続部14f、は一体的に形成されている。したがって、p側半導体接続部12fおよびn側半導体接続部14fは、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aと同じ材料で形成されている。変形例において、p側第1外部接続用電極12aは、p側半導体接続部12fとは異なる材料で形成されていてよく、n側第1外部接続用電極14aは、n側半導体接続部14fとは異なる材料で形成されていてよい。
p側導電体12は、p側第1外部接続用電極12aとp側第2外部接続用電極12bとを互いに接続するp側導電部材12cを有し、これによりp側第1外部接続用電極12aとp側第2外部接続用電極12bと、は電気的に接続される。同様に、n側導電体14は、n側第1外部接続用電極14aとn側第2外部接続用電極14bとを互いに接続するn側導電部材14cを有する。
図示した形態において、p側導電部材12c、n側導電部材14cは、金属ワイヤである。金属ワイヤによれば、後述するとおり、比較的簡便な方法で、2つの外部接続用電極を接続することができる。また、金属ワイヤを用いる場合には、それが撓む性質を利用して、図示するように、p側第2外部接続用電極12bと接続されるp側第2端部12eが、p側第1外部接続用電極12aと接続されるp側第1端部12dよりも、平面視において、半導体積層体10の近くに位置する構成を容易に得ることができる。同様に、金属ワイヤによれば、n側第2外部接続用電極14bと接続されるn側第2端部14eを、n側第1外部接続用電極14aと接続されるn側第1端部14dよりも、平面視において、半導体積層体10の近くに位置する構成を容易に得ることができる。
導電部材の2つの端部が上記位置関係を満たす場合、断面視において、図2に示すように、p側第2端部12e、n側第2端部14eがそれぞれ、p側第1端部12d、n側第1端部14dよりも、半導体積層体10の近くに位置することが好ましいを指す。このようにすれば、後述する方法でp側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bを形成するときに、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bの平面視における内側への位置ずれに対する許容範囲を広くすることができる。これにより、発光装置100を安定的に製造することができる。この点について、図6を参照して説明する。
図6(a)および(b)は、p側導電部材12cのp側第1端部12dおよびp側第2端部12eの位置関係の一例を示す、発光装置100の一部断面図である。p側第2外部接続用電極12bの大きさが図示したものである場合、p側第1外部接続用電極12aとp側第2外部接続用電極12bとの間の電気的接続を確保するには、p側第2外部接続用電極12bの少なくとも一部がp側第2端部12eと接する必要がある。したがって、図6(a)に示すように、平面視においてp側第2端部12eがp側第1端部12dよりも半導体積層体10に近い場合、図示した大きさのものとして形成されるp側第2外部接続用電極12bの左縁は二つの点線で挟まれる幅tの範囲に位置する必要がある。
一方、図6(b)に示すように、p側第1端部12dおよびp側第2端部12eが平面視において同じ位置にある場合、図6(a)に示すものと同じ大きさのp側第2外部接続用電極12bの左縁は二つの点線で挟まれる幅t’の領域に位置する必要があるが、この領域の幅t’は図6(a)に示す領域の幅tよりも小さい。このように、2つの端部が図6(a)に示す位置関係にある場合、p側第2外部接続用電極12bがとり得る位置の許容範囲は、2つの端部が図6(b)に示す位置関係にある場合よりも大きい。つまり、図6(a)に示す位置関係においては、p側第2外部接続用電極12bの平面視における内側への位置ずれに対する許容範囲が広くなっている。同様のことは、n側第1端部14dおよびn側第2端部14eの位置関係にもあてはまる。
平面視において、p側第2端部12eをp側第1端部12dよりも、半導体積層体10の近くに位置させる構成において、2つの端部間の距離は、例えば25μm〜300μm程度としてよい。2つの端部間の距離は、p側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aを除いた平面図(下面図)である図7において、sで示される距離である。p側第2端部12eとp側第1端部12dとが、図7のy方向においてずれている場合(図7において、y方向にずれているp側第2端部を12e’で示している)にも、両端部間のx方向の距離をsとする。同様に、n側第1端部14dと、n側第2端部14eとの間の距離s’も、25μm〜300μm程度としてよい。
p側導電部材12cおよびn側導電部材14cとして金属ワイヤを用いる場合、図2に示すように樹脂層16中で湾曲していなくてもよく、例えば直線状、あるいはクランク形状であってよい。p側導電部材12cに金属ワイヤを用いる場合、断面視におけるその形状にかかわらず、p側第1端部12dとp側第2端部12eの好ましい位置関係は上記のとおりであるが、本発明はそれ以外の位置関係を排除するものではない。したがって、平面視において、p側第2端部12eは、p側第1端部12dよりも半導体積層体10から遠くに位置してもよく、あるいは両端部は平面視において同じ位置にあってもよい。同様のことは、n側第1端部14dおよびn側第2端部14eの位置関係についてもあてはまる。
金属ワイヤは導電性材料から成り、例えば、金、銅、白金、およびアルミニウム等の金属、ならびにそれらの合金を用いることができる。金属ワイヤは、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bと同じ材料から成ってよく、あるいは異なる材料から成っていてよい。金属ワイヤの直径は、例えば、15μm〜50μmであることが好ましく、20μm〜40μmであることがさらに好ましい。後述するように、ボールボンディングにより金属ワイヤがp側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aに接続される場合、p側第1端部12d、n側第1端部14dはワイヤの直径よりも太くなる。
p側導電部材12cおよびn側導電部材14cが金属ワイヤである場合、p側導電部材12cおよびn側導電部材14cはそれぞれ複数設けられてよい。これにより、後述する方法で発光装置100を製造するときに、p側第2外部接続用電極12b、およびn側第2外部接続用電極14bを形成すべき位置の目印が増え、形成位置の特定がより容易となる。
変形例において、p側導電部材12cおよびn側導電部材14cは、金属メッキなどにより形成された柱状体(ピラー)であってよい。p側導電部材12cおよびn側導電部材14cとして柱状体を形成する場合にも、p側第2外部接続用電極12bと接続されるp側第2端部12eを、p側第1外部接続用電極12aと接続されるp側第1端部12dよりも、平面視において、半導体積層体10の近くに位置させることが好ましい。また、n側第2外部接続用電極14bと接続されるn側第2端部14eを、n側第1外部接続用電極14aと接続されるn側第1端部14dよりも、平面視において、半導体積層体10の近くに位置させることが好ましい。これにより、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bの平面視における内側への位置ずれに対する許容範囲を広くして、発光装置100を製造できる。柱状体の形状は特に限定されず、例えば、樹脂層16の下面から上面に向かって先細になっているテーパー形状としてよい。
柱状体の材料は特に限定されず、柱状体は、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bの材料として例示されたもので形成してよい。柱状体は、p側外部接続用電極12a、12b、およびn側外部接続用電極14a、14bと同じ材料から成ってよく、あるいは異なる材料から成ってよい。
(その他)
発光装置100は、封止部材を有してよい。封止部材は、半導体積層体10の光取り出し面10cを覆うように設けられる。封止部材は、半導体積層体10からの光を通過させる透光性を有し、かつ当該光および半導体積層体10が発する熱によって劣化しにくい性質を有するものであることが好ましい。封止部材の材料として、例えば、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、アクリル樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂等の変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂等の変性シリコーン樹脂組成物、ガラス、シリカゾル等が挙げられる。封止部材の形状は特に限定されず、例えば、凸レンズ形状、凹レンズ形状、フレネルレンズ状としてよい。あるいは、封止部材は、平坦な膜として形成してよい。
封止部材には、半導体積層体10からの光の波長を変換する波長変換部材が含まれてよく、波長変換部材は例えば、半導体積層体10からの光の一部を吸収して、半導体積層体10からの光の波長とは異なる波長の光を発する蛍光体であってよい。例えば、半導体積層体10が窒化物系半導体が積層されてなり、ピーク波長が420nm〜490nmの範囲に存在する光を発するものである場合には、蛍光体として、緑色および/または黄色を発光するYAG系蛍光体、またはαもしくはβサイアロン型蛍光体等を用い、さらに必要に応じて赤色を発光する(Sr、Ca)AlSiN:Euを用いることが好ましい。このようにすれば、発光装置100から、半導体積層体10からの光と蛍光体からの光との混色光である白色光を取り出すことができる。封止部材は、波長変換部材に代えて、または波長変換部材とともに、他の添加剤、例えば、着色剤、光拡散剤などを含んでよい。
(実施の形態2:発光装置の製造方法)
実施の形態2として、図1および図2に示す発光装置100の製造方法を説明する。
まず、図8(a)に示すように、基板30上に、p型半導体層およびn型半導体層を有する半導体積層体10を形成し、半導体積層体10の一方の主面側に、p型半導体層と電気的に接続されるp側パッド電極と、n型半導体層と電気的に接続されるn側パッド電極とを形成する工程(a)を実施する。半導体積層体10は、一つの発光装置100に一つずつ含まれるように、各発光装置に対応して分離した状態にあり、各半導体積層体10の間で基板30の表面が露出している部分は、p側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aが形成される部分である。
このように半導体積層体10を形成する方法としては、例えば、基板30の全面に、n型半導体層およびp型半導体層を順に積層した後、フォトリソグラフィにより、基板30の露出させたい部分以外にレジストパターンを形成した後、エッチングする方法がある。すなわち、エッチングで各発光装置に対応する半導体積層体10以外の部分を除去することにより、基板30に半導体積層体10が間隔をあけて形成され、平面視(上面視)において、基板30の表面が露出した領域が半導体積層体10の外周を囲む構成を得ることができる。
p側パッド電極、およびn側パッド電極は、基板30を露出させるエッチングを実施する前に形成してよく、あるいは基板30を露出させるエッチングを実施した後で形成してよい。n側パッド電極は、p型半導体層の一部を除去して、n型半導体層を露出させた後、露出したn型半導体層にn側パッド電極を形成する方法で形成してよい。
基板30は特に限定されず、p型半導体およびn型半導体の種類に応じて半導体を成長させるのに適した基板30が選択される。例えば、p型半導体およびn型半導体が、窒化物系半導体(特に窒化ガリウム系半導体)である場合には、サファイア基板、SiC基板、またはスピネル基板を基板30として用いてよい。基板30は、例えば、100μm〜300μm程度の厚さを有する。
次に、図8(b)に示すように、基板30上に、p側第1外部接続用電極12aと、n側第1外部接続用電極14aとを形成する工程(b)を実施する。図示した形態では、p側第1外部接続用電極12aは、p側パッド電極の表面に形成されるp側半導体接続部12fと一体的に形成し、n側第1外部接続用電極14aは、n側パッド電極の表面に形成されるn側半導体接続部14fと一体的に形成している。
p側第1外部接続用電極12a、n側第1外部接続用電極14a、p側半導体接続部12f、n側半導体接続部14fを形成する方法としては、例えば、蒸着、めっき、またはスパッタリング等を好適に用いることができる。具体的には、例えば、金属薄膜を半導体積層体10および基板30の表面全体に形成し、フォトリソグラフィにより、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14a等を形成したい部分にレジストパターンを形成する。その後エッチングを行うことにより、所望の位置にp側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14a等を形成してよい。別の方法においては、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14a等を形成しない部分に、フォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、スパッタリングまたは蒸着等により金属薄膜を全体に形成する。その後リフトオフを行うことにより、レジストパターンおよびその上に形成された金属薄膜を除去することにより、所望の位置にp側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14b等を形成してよい。
図示した形態においては、隣り合う発光装置(厳密には、個片化の対象となる領域)において、一方の発光装置のp側第1外部接続用電極12aと他方の発光装置のn側第1外部接続用電極14aとの間に隙間を形成して、発光装置100の境界を明確にしている。変形例において、p側第1外部接続用電極12aとn側第1外部接続用電極14aとは一体に形成して、切断により2つの電極に分離されるようにしてよい。図5に示す形態の発光装置100を製造する場合、発光装置100の長手方向に平行な方向にも隙間を形成してよい。
工程(b)においては、基板30の表面が露出した領域に、p側第1外部接続用電極12a、およびn側第1外部接続用電極14aの一部が形成され、基板30の表面が露出していない領域には半導体積層体10の他方の主面(p側パッド電極、n側パッド電極が形成されない主面)が接している。これにより、p側第1外部接続用電極12aの下面と、n側第1外部接続用電極14aの下面と、半導体積層体10の他方の主面(当該主面は基板30の除去により、露出して光取り出し面10cとなる)とが、同一平面上に位置する構成を有する発光装置100を製造することができる。
次に、一方の端部12dがp側第1外部接続用電極12aと接続され、一部が半導体積層体10の一方の主面よりも上方に位置するp側導電部材12と、一方の端部14dがn側第1外部接続用電極14aと接続され、一部が半導体積層体10の一方の主面よりも上方に位置するn側導電部材14とを形成する工程(c)を実施する。
本実施の形態においては、図8(c)に示すように、p側導電部材12およびn側導電部材14を形成するためにワイヤ32を用いている。ワイヤ32は、半導体積層体10を跨ぐように設けられ、ワイヤ32の一方の端部がp側第1外部接続用電極12aに、他方の端部がn側第1外部接続用電極14aにそれぞれワイヤボンディング(例えば、ボールボンディング)されている。その結果、工程(c)により、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aがワイヤ32により一体的に接続されることとなる。ワイヤ32は、後述する工程(e)において、p側導電部材12cと、n側導電部材14cとに分離される。このとき、p側第1外部接続用電極12aにワイヤボンディングされたワイヤ32の端部はp側導電部材12cのp側第1端部12dに、n側第1外部接続用電極14aにワイヤボンディングされたワイヤ32の端部はn側導電部材14cのn側第1端部14dになる。
ワイヤ32は、半導体積層体10を跨ぐように配置されるので、後述する工程(e)においてワイヤ32が分離されたときに、分離により形成される端部が半導体積層体10のp側パッド電極およびn側パッド電極が形成された主面よりも上方に位置することとなる。ワイヤ32が分離されることにより、p側第2外部接続用電極12bと接続されるp側第2端部12eと、n側第2外部接続用電極14bと接続されるn側第2端部14eと、が形成される。
また、ワイヤ32を、半導体積層体10を跨ぐようにボンディングするときに、ワイヤ32は発光装置100の外側から内側に向かって湾曲した形状とすることが好ましい。このようにすれば、ワイヤ32が分離されたときに、平面視において、p側第2端部12e、およびn側第2端部14eがそれぞれ、p側第1端部12d、およびn側第1端部14dがよりも、半導体積層体10の近くに位置する構成を得やすい。さらに、ワイヤ32を半導体積層体10を跨ぐようにボンディングしているため、樹脂層16を形成するときにワイヤ32に力が作用しても、ワイヤ32が倒れにくい、または傾きにくいので、所望のワイヤ32の形状を保つことができる。これにより、後述する工程(e)で樹脂層16を除去するときに、ワイヤのp側第2端部12eおよびn側第2端部14eを所定の位置で露出させやすい。
変形例において、ワイヤは、半導体積層体を跨がず、隣り合う発光装置(厳密には、個片化の対象となる領域)において、一方の発光装置のp側第1外部接続用電極と、他方の発光装置のn側第1外部接続用電極とをボンディングしてよい。
続いて、図8(d)に示すように、樹脂層16を形成する。樹脂層16は、射出成形、トランスファーモールド、または圧縮成形等によって形成してよい。図示した形態において、樹脂層16は、ワイヤ32を完全に覆う厚さで形成されることが好ましい。これにより、ワイヤ32が樹脂層16により固定されるので、後述する工程(e)において、樹脂層16の除去によりワイヤ32を分離することが容易となる。樹脂層16の厚さは、最終的に得ようとする樹脂層16の厚さに対して、例えば、1.5倍〜3.0倍程度厚くなるように形成してよい。後述する工程(e)において、樹脂層16の厚さが最終的に得ようとする樹脂層16の厚さの1.5倍以上であると、樹脂層16を除去するときに要求される精度が低くなり、3.0倍以下であると、樹脂層16を除去する量が多くなることを抑制できる。その結果、後述する工程(e)における工程を効率良く行うことができるため歩留りを向上させることができる。
樹脂層16の形成に際しては、流動状態にある樹脂が基板30の表面を移動して、ワイヤ32に接触する。このとき、ワイヤ32に強い力が作用すると、ワイヤ32が損傷することがある。そのような不都合を避けるために、樹脂層16を構成する樹脂は、流動状態で低い粘度を有するものであることが好ましい。例えば、樹脂は、成形時に好ましくは100Pa・s未満の粘度、より好ましくは10Pa・s〜20Pa・sの粘度を有する。ここで、粘度は、JIS K6249により測定される値である。
次に、図8(e)に示すように、樹脂層16を半導体積層体10の一方の主面側から除去することで、p側導電部材12cのp側第2端部12eおよびn側導電部材14cのn側第2端部14eを樹脂層16から露出させる工程(e)を実施する。樹脂層16の除去は、研削、研磨または切削等により行ってよく、具体的には、例えば、研磨剤として人工ダイヤ、アルミナ、サファイア、硬質ガラスを使用して研磨を行う研磨装置を用いて行う。
樹脂層16を除去することにより、樹脂層16内に位置するワイヤ32の一部も除去される。それによりワイヤ32が分離されて、樹脂層16内にp側導電部材12cおよびn側導電部材14cが形成されるとともに、p側第2端部12eおよびn側第2端部14eが樹脂層16から露出する。樹脂層16の除去は、ワイヤ32が分離して、p側第2端部12eおよびn側第2端部14eが形成されたことを確認した時点で終了してもよいが、p側第2端部12eおよびn側第2端部14eの位置を調整するために、これらの端部の形成が確認された後も続けてもよい。図示した形態では、ワイヤ32が全体的に湾曲してボンディングされているため、樹脂層16の厚さ方向における除去量が多いほど、p側第2端部12eおよびn側第2端部14eの位置はそれぞれ、平面視において、p側第1端部12dおよびn側第1端部14dにより近づく。
続いて、図8(f)に示すように、p側第2端部12eと電気的に接続されるp側第2外部接続用電極12bと、n側第2端部14eと電気的に接続されるn側第2外部接続用電極14bとを形成する工程(f)を実施する。p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bは、樹脂層16から露出しているp側第2端部12eおよびn側第2端部14eを形成位置の目印として確認しながら、これらの端部の上に導電性材料を用いて形成する。p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bは、例えば、蒸着、めっき、またはスパッタリング等によって形成してよい。
工程(f)を実施する方法の一例においては、金属薄膜を樹脂層16の上面全体に形成し、フォトリソグラフィにより、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bを形成したい部分にレジストパターンを形成する。その後、金属薄膜をエッチングすることにより、所望の位置にp側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bを形成する。
別の例においては、樹脂層16の上面のうち、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bを形成しない部分に、フォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、スパッタリングまたは蒸着等により金属薄膜を全体に形成する。その後、リフトオフにより、レジストパターンおよびその上に形成された金属薄膜を除去することにより、所望の位置にp側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bを形成する。
p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bはそれぞれ、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aと同じ大きさを有し、かつそれらと平面視において重なり合うように形成することが好ましい。樹脂層16が遮光性を付与する充填材を含有する場合には、第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aの位置を目視等で確認することが難しい。そのため、例えば、樹脂層16が形成されない場所、具体的には基板30の外周部にアライメントマークを設けることにより、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bの位置合わせを実施することが好ましい。
図示した形態においては、平面視において、p側第2端部12eはp側第1端部12dよりも半導体積層体10の近くに位置し、n側第2端部14eは前記n側第1端部14dよりも前記半導体積層体10の近くに位置している。これにより、p側第2外部接続用電極12bおよびn側第2外部接続用電極14bの位置が平面視において内側にずれたとしても、ずれに対する許容範囲は大きい。その点において、図示した形態の製造方法によれば、位置調整に必要とされるコストおよび時間を低減することができる。
図示した形態においては、隣り合う発光装置(厳密には、個片化の対象となる領域)において、一方の発光装置のp側第2外部接続用電極12bと他方の発光装置のn側第2外部接続用電極14bとの間に隙間を形成して、発光装置100の境界を明確にしている。変形例において、p側第2外部接続用電極12bとn側第2外部接続用電極14bとは一体に形成して、切断により2つの電極に分離されるようにしてよい。
次に、図8(g)に示すように、基板30を剥離し、半導体積層体10の他方の主面、p側第1外部接続用電極12aおよびn側第1外部接続用電極14aを露出させる工程(g)を実施する。基板30の剥離は、例えば、レーザーリフトオフ法により実施してよい。基板30の剥離により、本発明の実施形態1では発光装置100の光取り出し面10cが露出することとなる。
続いて、必要に応じて、半導体積層体10の露出した主面に封止部材を形成してよい。封止部材は、例えば、スプレー法、キャスト法、ポッテイング法などにより形成することができる。具体的には、スプレー塗布が簡便で好ましい。あるいは、予め所望の大きさに成形した封止部材を半導体積層体10の表面に接合してよい。
次に、厚さ方向における樹脂層16を切断することにより、発光装置100ごとに個片化する。これにより、図8(h)に示すような発光装置100を得ることができる。樹脂層16を切断する方法としては、例えば、ダイシングなどにより実施する。
実施の形態2として、p側導電部材およびn側導電部材をワイヤとする場合の本発明の発光装置の製造方法を説明したが、実施の形態1に関連して説明したとおり、p側導電部材およびn側導電部材は、めっきにより形成される柱状体であってよい。そのような導電部材は、工程(c)において、めっきを実施して形成することができる。めっきにより導電部材を形成する場合にも、導電部材の一方の端部は、半導体積層体の主面(p側パッド電極およびn側パッド電極が形成されている主面)よりも上方に位置するように形成され、樹脂層は導電部材を覆って、樹脂層に導電部材を埋没させる厚さで形成される。
あるいは、p側導電部材12cおよびn側導電部材14cを、直線状またはクランク形状のワイヤとする場合、導電部材は、例えば、ボンディングマシンを用い、ワイヤを供給するノズルを所望のワイヤ形状に沿って移動させ、得られた所望の形状のワイヤをノズルから切り離すことによって形成してよい(図9(a))。クランク形状の屈曲部を形成する際(図9(b))は、ワイヤを屈曲させたい方向とは反対の方向にノズルを押し込むように移動させ、ワイヤに折り目を付けた後、ノズルを屈曲させたい方向に移動することにより屈曲部を形成することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが。本発明はこれら実施形態に限定されず、種々の改変が可能である。
本発明の発光装置はサイドビュー型のものとして、照明、ディスプレイ、光通信、OA機器などにおいて、光源として利用され得る。但し、本発明の用途はこれらに限定されるものではない。
100 発光装置
10 発光装置
12 p側導電体
12a p側第1外部接続用電極
12b p側第2外部接続用電極
12c p側導電部材
12d p側第1端部
12e、12e’ p側第2端部
12f p側半導体接続部
14 n側導電体
14a n側第1外部接続用電極
14b n側第2外部接続用電極
14c n側導電部材
14d n側第1端部
14e n側第2端部
14f n側半導体接続部
16 樹脂層
20 発光装置が取り付けられる面
22 接着部材
24 配線またはパッド電極
30 基板
32 ワイヤ

Claims (11)

  1. p型半導体層とn型半導体層とを有する半導体積層体と、
    前記半導体積層体の一方の主面側で前記p型半導体層と電気的に接続されたp側導電体と、
    前記半導体積層体の一方の主面側で前記n型半導体層と電気的に接続されたn側導電体と、
    前記半導体積層体の一方の主面側および側面側を被覆する樹脂層と、を備え、
    前記樹脂層は、前記半導体積層体の一方の主面側に位置する上面と、前記半導体積層体の他方の主面側に位置する下面と、を有し、前記下面において前記半導体積層体の他方の主面が露出しており、
    前記p側導電体は、前記樹脂層の上面および下面それぞれに設けられるp側外部接続用電極と、前記樹脂層内に位置しかつ前記p側外部接続用電極を互いに接続するp側導電部材と、を有し、
    前記n側導電体は、前記樹脂層の上面および下面それぞれに設けられるn側外部接続用電極と、前記樹脂層内に位置しかつ前記n側外部接続用電極を互いに接続するn側導電部材と、を有し、
    平面視において、前記p側外部接続用電極および前記n側外部接続用電極はいずれも、一部が前記半導体積層体の外側にある、発光装置。
  2. 前記p側外部接続用電極は、前記樹脂層の下面に設けられるp側第1外部接続用電極と、前記樹脂層の上面に設けられるp側第2外部接続用電極と、を有し、
    前記n側外部接続用電極は、前記樹脂層の下面に設けられるn側第1外部接続用電極と、前記樹脂層の上面に設けられるn側第2外部接続用電極と、を有し、
    前記p側第1外部接続用電極および前記p側第2外部接続用電極と、前記n側第1外部接続用電極および前記n側第2外部接続用電極と、が同じ大きさおよび形状を有する、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記半導体積層体の他方の主面、前記p側第1外部接続用電極の下面、および前記n側第1外部接続用電極の下面と、が同一平面上に位置する、請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記樹脂層の上面および下面が前記発光装置が取り付けられる面に対して垂直となるように実装される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 平面視において、前記p側第1外部接続用電極および前記p側第2外部接続用電極とが重なり合っており、前記n側第1外部接続用電極及び前記n側第2外部接続用電極とが重なり合っている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記p側導電部材は、前記p側第1外部接続用電極と接続されるp側第1端部と、前記p側第2外部接続用電極と接続されるp側第2端部と、を有し、
    前記n側導電部材は、前記n側第1外部接続用電極と接続されるn側第1端部と、前記n側第2外部接続用電極と接続されるn側第2端部と、を有し、
    平面視において、前記p側第2端部は前記p側第1端部よりも前記半導体積層体の近くに位置し、前記n側第2端部は前記n側第1端部よりも前記半導体積層体の近くに位置する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 平面視において、前記半導体積層体の他方の主面は、前記p側第1外部接続用電極と前記n側第1外部接続用電極とに挟まれている、請求項2〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記p側導電部材および前記n側導電部材がワイヤである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 基板を準備する工程と、
    前記基板上にp型半導体層およびn型半導体層を有する半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の主面側で、p型半導体層と電気的に接続されるp側パッド電極と、n型半導体と電気的に接続されるn側パッド電極と、を設ける工程(a)と、
    基板上に、前記p側パッド電極と電気的に接続されるp側第1外部接続用電極と、前記n側パッド電極と電気的に接続されるn側第1外部接続用電極と、を形成する工程(b)と、
    一方の端部が前記p側第1外部接続用電極と接続され一部が前記半導体積層体の一方の主面よりも上方に位置するp側導電部材と、一方の端部が前記n側第1外部接続用電極と接続され一部が前記半導体積層体の一方の主面よりも上方に位置するn側導電部材と、を形成する工程(c)と、
    前記半導体積層体、前記p側導電部材、および前記n側導電部材を被覆する樹脂層を形成する工程(d)と、
    前記樹脂層を前記半導体積層体の一方の主面側から除去することで、前記p側導電部材の他方の端部および前記n側導電部材の他方の端部を前記樹脂層から露出させる工程(e)と、
    前記p側導電部材の他方の端部と電気的に接続されるp側第2外部接続用電極と、前記n側導電部材の他方の端部と電気的に接続されるn側第2外部接続用電極と、を形成する工程(f)と、
    前記基板を剥離し、前記半導体積層体の他方の主面、前記p側第1外部接続用電極および前記n側第1外部接続用電極を露出させる工程(g)と、
    を含む、発光装置の製造方法。
  10. 前記p側導電部材および前記n側導電部材は、ワイヤである、請求項9に記載の発光装置の製造方法。
  11. 前記請求項10に記載の発光装置の製造方法であって、
    前記工程(c)が、前記p側第1外部接続用電極および前記n側第1外部接続用電極をワイヤにより一体的に接続する工程であり、
    前記工程(e)が、前記樹脂層を前記半導体積層体の一方の主面側から除去することで、前記一体的に接続されたワイヤを分離して、ワイヤからなる前記p側導電部材の他方の端部およびワイヤからなる前記n側導電部材の他方の端部を前記樹脂層から露出させる工程である、発光装置の製造方法。
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