JP2016084627A - 携帯型の錠前用キー - Google Patents

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Abstract

【課題】キー本体の挿入後端部にネジ孔を精度良く形成しなくても良いこと。【解決手段】挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、摘み部材の外壁面側から貫通孔を介して係止部分に係合するロックボルトを備え、キー本体を摘み部材から引き抜く場合には、ロックボルトを摘み部材から取外し、キー本体用抜け止め部材をスライドさせて挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせる携帯型の錠前用キー。【選択図】図3

Description

本発明は、建具の錠前を施・解錠することができる携帯型の錠前用キーに関する。
特許文献1の発明の課題は、キーブレードのキーヘッド部との固定部におけるがたつきのない解錠キーの提供することで、その解決手段は、ブレード挿入孔1を備えたキーヘッド部2と、ブレード挿入孔1に挿入され、挿入先端部にネジ孔3を備えたキーブレード4と、ブレード挿入孔1の壁面を貫通してキーブレード4のネジ孔3にねじ込まれ、キーブレード4をねじ込み始端側に引き込むビス5とを有し、前記ブレード挿入孔1のビス貫通側壁面は干渉突部6により前記キーブレード4が通過不能の幅まで減幅され、前記干渉突部6に前記ビス5のねじ込みにより押圧され、前記キーブレード4を挟持することである(符号は特許文献1のもの)。
上記の発明の問題点は、キーブレード(キー本体)の挿入後端部及びキーヘッド部(摘み部材)の先端部の両方に、それぞれビス用のネジ孔を精度良く形成しなければならない(部材が異なる両方のビス用のネジ孔は、正確な位置・寸法等が要求される)、キーブレードが回転する場合にはキーブレードをキーヘッド部に容易に固定することができない。キーヘッド部に固定するキーブレードが限定される、ビスだけで止めるので抜け防止の強化を図ることができない等である。
特開2007−297775号公報
本願発明の第1の目的は、キー本体の挿入後端部にネジ孔を精度良く形成しなくても良いことである。また、キー本体の抜け防止の強化を図ることができる。第2の目的は、キーブレードが回転する場合であっても容易に、かつ、確実にキーブレードをロックすることができることである。第3の目的は、好ましくは、摘み部材(キーヘッド)が二分割することができる実施形態であっても、摘み部材を分割することなく、キーブレードを脱着することができることである。その他の目的は、摘み部材の一部を構成するロック板を摘み部材から取り外す、又はロック板をスライドさせる、或いは摘み部材を構成する一方のカバー体を他方のカバー体から取り外すことにより、キーブレードを交換することができることである。
本発明の携帯型の錠前用キーは、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面側から貫通孔を介して前記係止部分に係合するロックボルトを備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロックボルトを摘み部材から取外し、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする。
また本発明の携帯型の錠前用キーは、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記キー本体用抜け止め部材を前記挿入後端部のフランジを係止する方向に常に付勢する付勢手段を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記キー本体用抜け止め部材を前記付勢手段の付勢力に抗してスライドさせて前記挿入後端部のフランジをに前記大径孔に合わせることを特徴とする。
また本発明の携帯型の錠前用キーは、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分に係合する係合突起を有する前記キー本体用抜け止め部材用のロック板を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロック板を摘み部材から取外して前記キー本体用抜け止め部材と前記ロック板とのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする。
また本発明の携帯型の錠前用キーは、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分に係合する係合突起を有する前記キー本体用抜け止め部材用のロック板を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロック板を摘み部材の後端部側にスライドさせて前記キー本体用抜け止め部材と前記ロック板 とのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする。
さらに、本発明の携帯型の錠前用キーは、第1カバー体と、該第1カバー体に一体的に結合すると共に内壁面に係合突起を有する第2カバー体とから成り、かつ先端部に挿入孔を有する摘み部材と、この摘み部材に前記挿入孔を介して差込まれ、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、前記摘み部材に組み込まれ、かつ前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記摘み部材の内部に形成された嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に前記係合突起と係合する係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材とを備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記第2カバー体を前記第1カバー体から分離して前記係止部分と前記係合突起との係合状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする。
(a)独立請求項に記載の発明は、キー本体用抜け止め部材の係止孔でキー本体の挿入後端部を係止するので、キー本体の挿入後端部にネジ孔を精度良く形成しなくても良い。またキー本体が摘み部材から容易に抜けない。
(b)請求項2に記載の発明は、ロックボルトでキー本体用抜け止め部材の移動を確実に阻止することができる。
(c)請求項3に記載の発明は、ロックボルトを摘み部材から取外することにより、好ましくは、摘み部材が二分割することができる実施形態であっても、摘み部材を分割することなく、キーブレードを脱着することができる。
(d)請求項4に記載の発明は、キー本体が回転する場合であっても容易に、かつ、確実にキー本体をロックすることができると共に、キー本体用抜け止め部材に軸受機能を持たせることができる。
(e)請求項5に記載の発明は、摘み部材は二分割されているので、必要に応じて、摘み部材の第1カバー体から第2カバー体を外して、キー本体のみならず、摘み部材に内装されている電子部品を交換することができる。
(f)請求項7に記載の発明は、摘み部材(キーヘッド)が二分割することができる実施形態であっても、摘み部材を分割することなく、キーブレードを脱着することができる。
(g)請求項8乃至請求項10に記載の各発明は、摘み部材の一部を構成するロック板を摘み部材から取り外す、又はロック板をスライドさせる、或いは摘み部材を構成する一方のカバー体を他方のカバー体から取り外すことにより、キーブレードを交換することができる。
図1乃至図14は本発明の第1実施形態を示す各説明図。図15は第2実施形態の斜視図。図16乃至図20は本発明の第3実施形態を示す各説明図。図21乃至図24は本発明の第4実施形態を示す各説明図。図25乃至図28は本発明の第5実施形態を示す各説明図。さらに、図29乃至図31は本発明の第6実施形態を示す各説明図。
全体の外観構成を示す斜視図。 摘み部材の第2カバー体(図1の上方カバー体)を第1カバー体から取り外した平面視からの説明図。 主要部の分解斜視図(キー本体は挿入後端部のみ)。 第1カバー体の平面視からの説明図(キー本体用抜け止め部材、ロックボルト等は図示せず)。 要部の斜視図(キー本体用抜け止め部材、キー本体の挿入後端部、ロックボルト)。 キー本体の後端部をキー本体用抜け止め部材の大径孔に差込む場合(又は引き抜く場合)の概略説明図。 キー本体用抜け止め部材が位置変位する場合(例えば小径孔でキー本体の挿入後端部をロックする場合)の概略説明図。 ロックボルトでキー本体用抜け止め部材をロックする場合の概略説明図。 図1に於いて、ロックボルトを外した場合の説明図。 図1に於いて、摘み部材からキー本体を引き抜いた説明図。 キー本体の正面図。 キー本体の左側面図。 キー本体の正面図を基準にしたトリガー部材、キー本体用抜け止め部材、内係合体、外係合体、復帰バネ、緩衝バネの位置関係を示す概略説明図。 主たる部材の分解斜視図(キー本体の後端部、トリガー部材、内係合体、バネ受けリング、復帰バネ、外係合体、緩衝バネ、キー本体用抜け止め部材、ロックボルト)。 第2実施形態の斜視図(キー本体用抜け止め部材)。 第3実施形態の斜視図。 第1カバー体の平面視からの説明図(キー本体用抜け止め部材、付勢手段を図示)。 図3と同様の分解斜視図(キー本体は挿入後端部のみ)。 要部の斜視図(キー本体用抜け止め部材、キー本体の挿入後端部、付勢手段)。 (a)ロック状態に於いて、細長い操作具を差し込み溝に差し込んだ状態の概略説明図。(b) 細長い操作具でキー本体用抜け止め部材を押込み、ロックを解いた概略説明図。 第4実施形態の斜視図。 主要部の分解斜視図(キー本体は挿入後端部のみ)。 要部(ロック板)を取り外した概略説明図。 要部(ロック板)のロック状態の概略説明図。 第5実施形態の斜視図。 主要部の分解斜視図(キー本体は挿入後端部のみ)。 要部(ロック板)をスライドさせた概略説明図。 要部(ロック板)のロック状態の概略説明図。 第6実施形態の斜視図。 主要部の分解斜視図(キー本体は挿入後端部のみ)。 要部(係止部分と係合突起との係合状態) の概略説明図。
(1)全体の外観構成
図1は携帯型の錠前用キーXの全体の外観構成を示す斜視図である。錠前用キーを、以下、単に「キーX」という。この図1に於いて、1はキーヘッドと称される摘み部材、2は前記キーヘッドに対して脱着可能な棒状のキー本体である。また3はロックボルト、4は摘み部材用固着具である。摘み部材1は、先端部の略中央部に挿入孔5を有する第1カバー体1aと、ロックボルト用の貫通孔6を有すると共に前記第1カバー体1aに周端面を重ね合せる第2カバー体1bと、この第2カバー体1bと第1カバー体1aとを複数個のネジ孔7,7を介して結合する複数個の前記摘み部材用固着具4とから成る。また、実施形態では、棒状のキー本体2の中央部寄りの部位に外嵌合するトリガー部材8を介して摘み部材1の挿入孔5に棒状のキー本体2が嵌挿されている。なお、前記貫通孔6は、実施形態如何によっては、ロックボルト抜け防止用のメネジを有する。
(2)キー本体2の構成
ここで、図11及び図12を参照にして、まず棒状のキー本体2の構成を説明する。図11はキー本体2の正面図を基準にした説明図、また図12はキー本体2の左側面図である。図11及び図12で示すように、キー本体2は、複数の横溝(例えば4個)16及び複数種類のキーコード(例えば大小の窪み16a)を有する棒状先端部12と、この棒状先端部12に連続する大径中央部13と、該大径中央部を基準とする後方側の棒状後端部14と、この棒状後端部14に連設する挿入後端部15とから成り、前記挿入後端部15は、前記棒状後端部14よりも短径の周胴部15aと、該周胴部15aに連続すると共に周溝を有する短径の被係合部15bと、該被係合部15bに連続するフランジ15cとを有する。
そして、前記棒状先端部12には、その先端部分にやや小径の弾頭状或いは指先状のキー挿入補助突起12aが連続形成されている。付言すると、特に図示しないが、棒状先端部12は軸方向に沿った縦断面の長さが位置によって変化する外形線(軸方向に凸所と凹所が繰返す意味)を有する中実棒状体であり、またキー挿入補助突起12aは、図1で示すように、先端部12側の握り状先端よりも半径がさらに小さい挿入部分であり、上下の対角線方向の外面部位に深さが略同一の横溝16が軸方向に形成されている(図12参照)。なお、図1、図11で示す小さな楕円形状に見える箇所が前記横溝16内の外面に形成したキーコードとしての窪み16aであり、実施形態の棒状先端部12は、窪み16a以外に、前述した外形線(軸方向に凸所と凹所が繰返す意味)もキーコードとして用いることができる。
また前記大径中央部13及び棒状後端部14は、左右上下に突起部分17、18を有し、棒状後端部14の+形状の突起部分18は、後述する内係合体の内周面に形成した+形状の被係合部分に係合する。したがって、内係合体は軸方向に移動可能であるものの、棒状後端部14の+形状突起部分(係合部分)18と不番の+形状の被係合部分が一体的に係合していることから、キー本体2と共に共働回転する。
(3)摘み部材1の構成
摘み部材1は、例えば図3で示すように、一組の板状或いは皿状の摘み片1a、1bで構成されている。例えば下方の皿状摘み片1aは前述した第1カバー体1aに相当し、先端部の中央部に円形状の挿入孔5を形成する環状部分20を有する。また皿状の内部に底壁面から突出しかつキー本体2の棒状後端部14乃至挿入後端部15を規制する枠状突起状部分21を有する。なお、前記枠状突起状部分21は、必ずしも枠状である必要はなく、要するに、キー本体2の棒状後端部14乃至挿入後端部15を規制する凹所22,23に対しての突起部分であれば、その形状如何は問わない。
しかして、前記枠状突起状部分21の内側には、大小の収納凹所22、23が設けられ、これらの収納凹所22、23は円形状の挿入孔5に連通している。また前記枠状突起状部分21のやや幅広後端部には、キー本体2の挿入後端部15に対して直交する方向に横長の嵌合溝24が前記収納凹所22に連通するように形成され、さらに、好ましくは該嵌合溝24よりも後方部位に垂直方向にロックボルト用の螺合穴25が形成されている。加えて、下方の皿状摘み片(第1カバー体)1aの後端部には、キーホルダー用の貫通状長孔26が形成されている。また枠状突起状部分21の外側と環状周壁の内部空間には、複数個の螺合筒27が垂直方向に設けられ、該螺合筒27には、図1で示した摘み部材用固着具4が螺合する。
また上方の摘み片1bは前述した第2カバー体1bに相当し、先端部側に複数個のネジ孔7,7及び後端部側にロックボルト3用の貫通孔6を有する。なお、特に図示しないが、突起状部分21が実施形態の如く摘み片1aの周端部に対して「枠状」であれば、摘み部材1にはトランスポータ等の電子部品を組み込むことができる。また、実施形態では枠状突起状部分21の前記横長の嵌合溝24の近傍にロックボルト用の螺合穴25を形成しているが、ロックボルト3が貫通孔6から容易に抜けない構造であれば(例えばロックボルトの係止、ロックボルトの緊嵌入)、該螺合穴25は必須要件ではない。
(4)キー本体用抜け止め部材31の構成
図5はキー本体用抜け止め部材31、キー本体2の挿入後端部15、ロックボルト3を示す。実施形態のキー本体用抜け止め部材31は、軸受け機能と、キー本体2を脱着する機能を有する。キー本体用抜け止め部材31を以下単に「抜け止め部材31」という。抜け止め部材31は矩形状の板体の中央部(中央部寄りの部位も含む)を略直角に折り曲げて角度を有する形状とし、垂直板部分に相当する一方の板部分31aと、この一方の板部分31aの上端部に水平状態に連続する他方の板部分31bとを有する。
しかして、前記一方の板部分31aには、挿入後端部15のフランジ15cを受け入れる大径孔32及び該大径孔に連続し該挿入後端部15のフランジ15cの縁部分を係止する小径孔33が形成され、一方、前記他方の板部分31bの後端縁部には、半円形状の係止部分34が切欠形成されている。抜け止め部材31の一方の板部分31aは下方の皿状摘み片 (第1カバー体)1aの嵌合溝24よりも短く、該嵌合溝24に案内されながら、例えば図5で示す矢印A1又は矢印A2方向に選択的に位置変位可能である。付言すると、キー本体2の挿入後端部15に対する係止を解く場合には矢印A1方向に、一方、前記挿入後端部15を係止する場合には、該挿入後端部15を大径孔32に差込んだ状態で矢印A2方向にそれぞれスライドさせる。したがって、キー本体2の挿入後端部15の脱着は、図5で示す矢印B1又は矢印B2方向に選択的に移動させる。
(5)ロックボルト3
ロックボルト3は、例えばオネジであり、摘み部材1の第2カバー体1bの外壁面側から貫通孔6を介して抜け止め部材31の半円形状係止部分34にその頭部3aとオネジ部3bのねじ込み終端部側に係合すると共に、摘み部材1の第1カバー体1aの螺合穴25にそのねじ込み始端部側が螺着する。
(6)キー本体を摘み部材から引き抜く場合
キー本体2を摘み部材1から引き抜く場合には、ロックボルト3を摘み部材1から取外し、キー本体用抜け止め部材31をスライドさせて挿入後端部15のフランジ15cに大径孔32に合わせる(図5、図6等参照)。
(7)キー本体を摘み部材に取付ける場合
キー本体2を摘み部材1に取付ける場合には、その挿入後端部15のフランジ15cから挿入孔5を介して摘み部材1に差込み、かつ前記フランジ15cを抜け止め部材31の大径孔32に貫通させ、その状態で該抜け止め部材31をスライドさせて挿入後端部15のフランジ15cの内周面を小径孔33の縁部分に合わせ、ロックボルト3で抜け止め部材31を係止すると共に該ロックボルト3を螺合穴25に螺着する(図7、図8参照)。
(8)キーXの全体の構成部材
図13及び図14は、キーXを構成する主な部材を示す。キーXは、摘み部材1と、摘み部材に所定位置で左右方向に回転自在に軸支されたキー本体2と、このキー本体に係合状態で外嵌合するトリガー部材8と、このトリガー部材の後端部に押圧され得るように前記キー本体2に外嵌合する内係合体41と、前記キー本体の後端部14に間隙を有して外嵌合する外係合体50と、先端部がバネ端受けリング46を介して前記内係合体41のフランジ部分の内面に圧接し、一方、後端部が前記外係合体50の前面と圧接する内係合体用の復帰バネ47と、前記外係合体50の後面を付勢する複数個の緩衝バネ52と、前記緩衝バネ52よりも後方に位置し、かつ、前記キー本体の挿入後端部15を軸支すると共に、該挿入後端部15を係止する方向又は係止を解く方向に位置変位可能な摘み部材に内装された抜け止め部材31と、前記抜け止め部材をロックすることができるように摘み部材1の貫通孔又は螺合部のいずれかに螺着するロックボルト3とを備え、前記摘み部材1を持ってキー本体2を、図示しない錠前の鍵穴に差込んで行くと、トリガー部材8の先端面8aが鍵穴の周囲に当たりながら該トリガー部材8及び内係合体41が前記復帰バネ47のバネ力に抗して後退し、内係合体41が前記外係合体50の係合孔51にクラッチ状態に係合することを条件として摘み部材1とトリガー部材8とキー本体2がそれぞれ共働回転するように一体的に結合する。
このキーXは、上記トリガー部材8、その後端面から先端面方向に向かって大小の入江状係合部分42を有する内係合体41、係合孔51の内周面に凸所と凹所から成る係合部分を有する外係合体50、内係合体41用の復帰バネ47を備えているので、キー挿入時、内係合体41と外係合体50の係合部分42と被係合部分としての係合孔51の位相が一致している場合には摘み部材1を回すことなく、そのまま押し込むだけで直ちに完全なクラッチ状態(摘み部材1を回さなくても良いパターン)になり、またキー挿入時、不完全なクラッチ状態となった場合(内係合体41の被係合部分42の幅広い入江部分と外係合体50の係合孔51の幅広い凹所が係合した場合)であっても、摘み部材1を左右方向のいずれかに若干回すだけで、施・解錠することが可能となり(摘み部材1を時計方向又は左右方向のいずれかに若干回すパターン)、さらに、より好ましくは、両者41、50の係合部分42と被係合部分(実施形態では係合孔の凹所と凸所)51の位相を完全に一致させるために摘み部材1を若干回して、不完全なクラッチ状態から直ちに完全なクラッチ状態させ(第3のパターン)、摘み部材を摘まんでキー本体を回転させることができる。
そして、例えば摘み部材1の外壁面側から上記ロックボルト3を回して取外し、また、摘み部材用固着具4を取外して第1カバー体1aから第2カバー体1bを分離した後、図5で示すように、矢印A1方向に抜け止め部材31を移動させると、該抜け止め部材31の大径孔32からキー本体を引き抜くことができる。実施形態では、第1カバー体1aから第2カバー体1bを分離しなくても、つまり、図9で示すように、図1に於いて、ロックボルト3を外した場合に於いて、摘み部材1の第2カバー体1bの外壁面側から貫通孔6を介して、かつ、図示しないバー状操作具を用い、抜け止め部材31の係止を解く方向に直線的にスライドさせることにより、キー本体2を、図5で示す矢印B1方向へ引き抜くことができる。
(9)第2実施形態…抜け止め部材31A
図15は、好ましい抜け止め部材31Aの第2実施形態の斜視図である。この抜け止め部材31Aは、他方の板部分31bに形成された係止部分34Aは半円形状ではなく、略円形である。なお、特に図示しないが、円形状の係止部分34Aの左右部位に、例えば細かな間隔のスリットをキー本体2の抜脱方向に形成すると、前記スリットに図示しないバー状操作具の尖端部を嵌め合せることにより、抜け止め部材31を図5で示す矢印A1とA2方向に容易に移動させることができる。
(10)キー本体2の後端部の断面形状
抜け止め部材31の小径孔33に支持されるキー本体の挿入後端部15の周溝を有する被係合部15のキー軸と直交する断面形状は多角形又は略円形のいずれかであり、望ましくは、キー本体2は抜け止め部材31に回動可能に支持されている。もちろん、キー本体2は摘み部材1に回転不可能に設けられていても良い。
(11)第3実施形態…ロックボルト等を特定要件としない
図16乃至図20は、本発明の第3実施形態を示す各説明図である。この第3実施形態の説明に当たって、第1実施形態と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
この第3実施形態が第1実施形態と主に異なる事項は、第1カバー体1aの突起状部分に嵌合溝24に連通する付勢手段35用の収納凹所36を設けた点、第1カバー体1aの周端部に相当する外壁面の適宜部位から嵌合溝24まで至る筋状の差し込み溝37が形成されている点、第1実施形態の如く、ロックボルト、ロックボルト用貫通孔、ロックボルト用螺合穴、ロックボルト用係止部分等を有しない点である。
しかして、第3実施形態の携帯型の錠前用キーX1は、挿入後端部にフランジを有するキー本体2と、先端部に前記挿入後端部14を受け入れる挿入孔5及び内部の突起状部分21に嵌合溝24を有する摘み部材1と、前記挿入後端部14のフランジ15cを受け入れる大径孔32及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジ15cを係止する小径孔33とが形成され、かつ前記嵌合溝24に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部31と、前記キー本体用抜け止め部材31を前記挿入後端部14のフランジ15cを係止する方向に常に付勢する付勢手段35を備え、前記キー本体2を前記摘み部材1から引き抜く場合には、前記キー本体用抜け止め部材31を前記付勢手段35の付勢力に抗してスライドさせて前記挿入後端部14のフランジ15cを前記大径孔32に合わせる。
そして、実施形態では、摘み部材1を分解することも可能であるが、摘み部材1を分解せずに、キー本体2を摘み部材1から引き抜く場合は、すなわち、キー本体用抜け止め部材を位置変位させる場合には、図20(a)で示すように、細長い操作具38を筋状の差し込み溝37に差し込み、図20(b)で示すように、キー本体用抜け止め部材31を付勢手段(例えば圧縮コイルバネ)35の付勢力に抗してスライドさせて挿入後端部14のフランジ15cに大径孔32に合わせる。そして、図19で示す矢印B1方向にキー本体2を移動させる。
(12)第4実施形態…摘み部材に取外し可能なロック板を設けた
図21乃至図24は、本発明の第4実施形態を示す各説明図である。この第4実施形態の説明に当たって、第1実施形態と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
第4実施形態の携帯型の錠前用キーX2が第1実施形態のそれと主に異なる点は、第1実施形態のロックボルト3をロック板3Aに変えた点、該ロック板3Aは、例えば第2のカバー体1bの略中央部に形成した比較的大きな嵌合孔9に脱着可能に嵌合する点、したがって、該ロック板3Aは第2のカバー体1bの外壁面の一部を構成している点、該ロック板3Aの内壁面に第1実施形態のロックボルト3のオネジ部に相当する短い係合突起3bが設けられ、該結合突起3bは、例えばロック板3Aの内壁面に一体形成されている点、ロック板3Aを一体的に有する第2のカバー体1bを複数個の固着具4を介して第1のカバー体1aに固定すると、又は第2のカバー体1bが第1のカバー体1aに合体した状態で前記ロック板3Aを前記嵌合孔9に嵌合すると(二つの態様の場合に)、前記ロック板3Aの係合突起3bが、図24で示すようにキー本体用抜け止め部材31の係止部分34に係合する点である。この第4実施形態では、係合突起3bを有するロック板3Aを特定要件とすることから、第1実施形態の如く、第2のカバー体1bに貫通孔等を形成する必要がない。
ここで、図23を参照にしてロック板3Aと嵌合孔9の構成を説明すると、ロック板3Aの形状は、例えば略円形なので、嵌合孔9の形状もそれに対応するように略円形に形成されている。したがって、ロック板3Aの形状が多角形の場合には、嵌合孔9の形状も多角形に形成する。また略円形のロック板3Aは、その周端部に複数個の切欠を介して弾性変位可能な複数の係合帯10を有し、前記複数の係合帯10は嵌合孔9に圧接状態に係合する。さらに、第2のカバー体1bの嵌合孔9の縁部分に図示しないドライバーの尖端が入り込む小さな切欠溝11が形成されている。
それ故に、第4実施形態の携帯型の錠前用キーX2は、挿入後端部15にフランジ15cを有するキー本体2と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔5及び内部の突起状部分21に嵌合溝24を有する摘み部材1と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔32及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔33とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分31aと該一方の板部分に連続すると共に係止部分34を有する他方の板部分31bとから成るキー本体用抜け止め部材31と、前記摘み部材1の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分34に係合する係合突起3bを有する前記キー本体用抜け止め部材31用のロック板3Aを備え、前記キー本体2を前記摘み部材1から引き抜く場合には、前記ロック板3Aを摘み部材1から取外して前記キー本体用抜け止め部材31と前記ロック板3Aとのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材31をスライドさせて前記挿入後端部15のフランジ15cを前記大径孔32に合わせることを特徴とする。
(13)第5実施形態……摘み部材にスライド可能なロック板を設けた
図25乃至図28は、本発明の第5実施形態を示す各説明図である。この第5実施形態の説明に当たって、第1実施形態と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。また、第4実施形態の要部(ロック板3A)と同一又は同様の構成部分(ロック板3B)には同様の符号を付す。
第5実施形態の携帯型の錠前用キーX3が第1実施形態のそれと主に異なる点は、第1実施形態のロックボルト3をロック板3Bに変えた点、該ロック板3B は、例えば第2のカバー体1bの略中央部に形成した比較的大きな切欠状嵌合孔9にスライド可能(脱着可能であっても良い)に設けられている点、したがって、該ロック板3Bは第2のカバー体1bの外壁面の一部を構成している点、該ロック板3Bのスライド水平板3a(第1実施形態のロックボルト3の頭部3aに相当)の内面に垂直板状の係合突起3b(第1実施形態のロックボルト3のオネジ部3bに相当)が設けられている点、ロック板3Bを一体的に有する第2のカバー体1bを複数個の固着具4を介して第1のカバー体1aに固定すると、又は第2のカバー体1bが第1のカバー体1aに合体した状態で前記ロック板3Bを閉じる方向(第1のカバー体1aの先端部側)にスライドさせると、前記ロック板3Bの垂直板状の係合突起3bの先端部が、図28で示すようにキー本体用抜け止め部材31の係止部分34に係合する点である。
この第5実施形態も第4実施形態と同様に、係合突起3bを有するロック板3Bを特定要件とすることから、第1実施形態の如く、第2のカバー体1bに貫通孔等を形成する必要がない。なお、ロック板3Bは直線状にスライド可能なので、切欠状嵌合孔9の形状はロック板3Bの形状に対応して矩形状の切欠となっている。そして、好ましくは前記切欠状嵌合孔9を形成する左右の対向縁部分には水平方向に一対の筋状ガイドレール9a、9aを形成し、一方、ロック板3Bのスライド水平板3aの左右端部に前記一対の筋状ガイドレール9a、9aに圧接状態に係合するガイド突起3c、3cを形成する。
それ故に、第5実施形態の携帯型の錠前用キーX3は、挿入後端部15にフランジ15cを有するキー本体2と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔5及び内部の突起状部分21に嵌合溝24を有する摘み部材1と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔32及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔33とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分31aと該一方の板部分に連続すると共に係止部分34を有する他方の板部分31bとから成るキー本体用抜け止め部材31と、前記摘み部材1の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分34に係合する係合突起3bを有する前記キー本体用抜け止め部材用のロック板3Bを備え、前記キー本体2を前記摘み部材1から引き抜く場合には、前記ロック板3Bを摘み部材1の後端部側にスライドさせて前記キー本体用抜け止め部材31と前記ロック板3Bとのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材31をスライドさせて前記挿入後端部15のフランジ15cを前記大径孔32に合わせることを特徴とする。
(14)第6実施形態…一方のカバー体の内面に係合突起を設けた
さらに、図29乃至図31は本発明の第6実施形態を示す各説明図である。この第6実施形態の説明に当たって、第1実施形態と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
第6実施形態の携帯型の錠前用キーX4が第1実施形態のそれと主に異なる点は、第2カバー体の内壁面に係合突起(第1実施形態のロックボルト3に相当)3bを設けたことである。したがって、携帯型の錠前用キーX4は、第1カバー体1aと、該第1カバー体に一体的に固着具4を介して結合すると共に内壁面に係合突起3bを有する第2カバー体1bとから成り、かつ先端部に挿入孔5を有する摘み部材1と、この摘み部材に前記挿入孔5を介して差込まれ、挿入後端部15にフランジ15cを有するキー本体2と、前記摘み部材1に組み込まれ、かつ前記挿入後端部15のフランジ15cを受け入れる大径孔32及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔33とが形成され、かつ前記摘み部材1の内部に形成された嵌合溝24に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分31aと該一方の板部分に連続すると共に前記係合突起3bと係合する係止部分34を有する他方の板部分31bとから成るキー本体用抜け止め部材31とを備え、前記キー本体2を前記摘み部材1から引き抜く場合には、前記第2カバー体1bを前記第1カバー体1aから分離して前記係止部分34と前記係合突起3bとの係合状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材31をスライドさせて前記挿入後端部15のフランジ15cを前記大径孔32に合わせることを特徴とする。
本発明は、建具の錠前を施・解錠することができる携帯型の錠前用キーとして利用することができる。
X、X1、X2、X3、X4…携帯型の錠前用キー、
1…摘み部材、
2…キー本体、
3…ロックボルト、
3A、3B…ロック板、
3b…係合突起、
4…固着具、
5…挿入孔、6…貫通孔、
8…トリガー部材、
9…嵌合孔、
10…複数の係合帯、
14…キー後端部、
15…挿入後端部、15c…フランジ、
21…突起状部分、
24…嵌合溝、
25…螺合穴、
31…キー本体用抜け止め部材、
32…大径孔、
33…小径孔、
35…付勢手段、
36…付勢手段用収納凹所、
37…筋状の差し込み溝、
31a…一方の板部分、31b…他方の板部分、
34、34A…係止部分。

Claims (10)

  1. 挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面側から貫通孔を介して前記係止部分に係合するロックボルトを備え、
    前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロックボルトを摘み部材から取外し、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  2. 請求項1に於いて、キー本体を摘み部材に取付ける場合には、その挿入後端部のフランジから挿入孔を介して摘み部材に差込み、かつ前記フランジをキー本体用抜け止め部材の大径孔に貫通させ、その状態で該キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジの内周面を小径孔の縁部分に合わせ、ロックボルトでキー本体用抜け止め部材を係止することを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、キー本体用抜け止め部材を位置変位させる場合には、ロックボルトを摘み部材から取外した状態で摘み部材の外壁面側から貫通孔を介してかつバー状操作具を用いて該キー本体用抜け止め部材を直線的にスライドさせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  4. 請求項1に於いて、キー本体用抜け止め部材の小径孔に支持されるキー本体の挿入後端部のキー軸方向と直交する断面形状は多角形又は略円形のいずれかであり、キー本体は該キー本体用抜け止め部材に回動可能に支持されていることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  5. 請求項1に於いて、摘み部材は、前記挿入孔を有すると共に底壁面から突出する前記突起状部分を有する第1カバー体と、前記貫通孔を有すると共に前記第1カバー体に周端面を重ね合せる第2カバー体と、この第2カバー体と第1カバー体とを一体的に結合する固着具とから成ることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  6. 挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記キー本体用抜け止め部材を前記挿入後端部のフランジを係止する方向に常に付勢する付勢手段を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記キー本体用抜け止め部材を前記付勢手段の付勢力に抗してスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  7. 請求項6に於いて、摘み部材には外壁面から嵌合溝まで至る筋状の差し込み溝が形成され、キー本体用抜け止め部材を位置変位させる場合には、細長い操作具を前記差し込み溝に差し込み、キー本体用抜け止め部材を付勢手段の付勢力に抗してスライドさせて挿入後端部のフランジに前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  8. 挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分に係合する係合突起を有する前記キー本体用抜け止め部材用のロック板を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロック板を摘み部材から取外して前記キー本体用抜け止め部材と前記ロック板3Aとのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  9. 挿入後端部にフランジを有するキー本体と、先端部に前記挿入後端部を受け入れる挿入孔及び内部の突起状部分に嵌合溝を有する摘み部材と、前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材と、前記摘み部材の外壁面の一部に設けられ、かつ前記係止部分に係合する係合突起を有する前記キー本体用抜け止め部材用のロック板を備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記ロック板を摘み部材の後端部側にスライドさせて前記キー本体用抜け止め部材と前記ロック板とのロック状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
  10. 第1カバー体と、該第1カバー体に一体的に結合すると共に内壁面に係合突起を有する第2カバー体とから成り、かつ先端部に挿入孔を有する摘み部材と、この摘み部材に前記挿入孔を介して差込まれ、挿入後端部にフランジを有するキー本体と、前記摘み部材に組み込まれ、かつ前記挿入後端部のフランジを受け入れる大径孔及び該大径孔に連続し該挿入後端部のフランジを係止する小径孔とが形成され、かつ前記摘み部材の内部に形成された嵌合溝に嵌合した状態で位置変位可能な一方の板部分と該一方の板部分に連続すると共に前記係合突起と係合する係止部分を有する他方の板部分とから成るキー本体用抜け止め部材とを備え、前記キー本体を前記摘み部材から引き抜く場合には、前記第2カバー体を前記第1カバー体から分離して前記係止部分と前記係合突起との係合状態を解消し、さらに、前記キー本体用抜け止め部材をスライドさせて前記挿入後端部のフランジを前記大径孔に合わせることを特徴とする携帯型の錠前用キー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108571233A (zh) * 2017-03-08 2018-09-25 胡夫·许尔斯贝克和福斯特有限及两合公司 机动车钥匙

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