JP2016084555A - トーションレース機 - Google Patents

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導宏 市川
Michihiro Ichikawa
導宏 市川
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【課題】本発明は、炭素繊維糸をバイアス状に製織(編成)し、織前からバイアス方向に緊張させた状態で巻取りできるようにしたトーションレース機を提供する。【解決手段】本発明に係るトーションレース機1は、炭素繊維糸4を半円状に編成し、織前4′から一定高さのレースガイド7を設け、該レースガイド7の頂部から編成品6を半円状から扁平状に展開して巻取る巻取部8の第一ローラ8aまでの間に、中央縦糸と両脇縦糸の糸長差による弛みを補正する補助ガイド9を設け、前記レースガイド9の外面を通過中の編成品6の両脇及び前記補助ガイド9の外面を通過中の編成品6の両脇をそれぞれ外方向へ向けて拡開させる複数個の拡開手段11を設けるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、炭素繊維糸をバイアス状に製織(編成)し、織前からバイアス方向に緊張させた状態で巻取りできるようにしたトーションレース機に関するものである。
一般に、トーションレース機は、編み糸を筒状(断面真円状)の編成品に編成し、その編成品を挟圧ローラにより扁平に潰して巻取ローラにより巻取るようになっている(特開平9−111626号公報参照)。このトーションレース機により編成した編成品は、通常では円周の適所に抜糸が使用され、編成後、その抜糸を引き抜いて扁平に展開して種々の用途(たとえば、女子服の裾飾、えり飾りなど)に用いられている。したがって、トーションレース機に炭素繊維糸を用い、抜糸を使用して筒状に編成した後、扁平に潰して巻取り、あとから抜糸を抜いて展開することにより、炭素繊維糸によるバイアス方向に非変形力を示す産業用複合材料(たとえば、航空機用構造材料)が作成できると言えた。
特開平9−111626号公報
しかしながら、上記特許文献1では、編み糸として単純に炭素繊維糸に代えてバイアス状に編成したとしても、炭素繊維糸を円状に編成した編成品を扁平に潰すことから炭素繊維糸の折れによる脆さが生じてしまった。また、炭素繊維糸を筒状に編成した後、編成品を扁平に潰して巻取った後、抜糸を抜いて偏平に展開したときは、図10の如く、前記編成品Hは、その端部において直線(一点鎖線)Sから外れ、弓状に曲がってしまう、いわゆる目曲がり現象が生じてしまう。その弓状の曲がり分だけ直進性が確保できないこととなり、非変形力が減殺されてしまうという問題があった。なお、上記目曲がり現象は、レース編成部と巻取部とを結ぶ糸長を限りなく長くとることによって理論的には解消できるが、建物内の高さには自ずと制約があることから目曲がり現象は現実的には防止することは困難であった。
本発明は、上記問題を解消するためのもので、その目的とするところは、炭素繊維糸を半円状に編成し、これを偏平に展開するだけであるため炭素繊維糸の折れによる脆さを解消するとともに織前(レース編成部)と巻取部とを結ぶ糸長を長くとらなくても直進性を確保し、目曲がり現象を抑えることのできるトーションレース機を提供する点にある。
上記目的を達成するため、本発明は、炭素繊維糸を半円状に編成し、織前から一定高さのレースガイドを設け、該レースガイドの頂部から編成品を半円状から扁平状に展開して巻取る巻取部の第一ローラまでの間に、中央縦糸と両脇縦糸の糸長差による弛みを補正する補助ガイドを設け、前記レースガイドの外面を通過中の編成品の両脇及び前記補助ガイドの外面を通過中の編成品の両脇をそれぞれ外方向へ向けて拡開させる複数個の拡開手段を設けるように構成した。
また、請求項2は、前記拡開手段がレースガイドの両脇に沿って同角度に配され、前記補助ガイドの両脇に沿って変化するカーブに合わせて配されるように構成した。
本発明によれば、炭素繊維糸を半円状に編成してから折らずして展開するため、炭素繊維糸の折れによる脆さを全く生じさせない。また、レースガイドを長くとるとともに、該レースガイドの頂部から半円状の編成品を扁平状に展開して巻取る巻取部の第一ローラまでの間に補助ガイドを設けたので、レースガイドと補助ガイドとで支持しつつ編成品を複数個所で拡開方向に引っ張ることにより炭素繊維糸の直進性の確保と目曲がり現象の防止に寄与できるという優れた効果を奏するものである。
また、請求項2の発明によれば、前記拡開手段がレースガイドの両脇に沿って同角度に配され、前記補助ガイドの両脇に沿って変化するカーブに合わせて配されているので、レースガイドと補助ガイドの表面を利用して無理なく確実に拡開できるという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1はトーションレース機のレースガイドから巻取部までの間を示す正面図、図2は半円状に編成された編成品を概略的に示す平面図、図3はレースガイドと補助ガイド及び巻取部を示す正面図、図4はレースガイドと補助ガイド及び巻取部を示す斜視図、図5はレースガイド及び補助ガイドの表面を通って巻取部に至る編成品を示す側面図、図6は編成品と拡開手段との関係を示す平面図、図7は拡開手段(テンプル)を示す側面図、図8は補助ガイドの脇のカーブに合わせて配した複数個の拡開手段を示す斜視図、図9は仕上がった編成品を示す平面図である。
本願トーションレース機1は、図1の如く、周囲(たとえば、180°±α)に配置された多数のロータメタル(図示せず)の回転によってスピンドルランナー2を、円周に沿って左ないし右に移動させ、該スピンドルランナー2に搭載されたスピンドル2′に嵌入したボビン3から巻きほぐされた炭素繊維糸4を、織前(レース編成部)4′において交叉させ、リードナイフ5にて筬打ちし、図2の如く、半円状の編成品6が編成される。
前記半円状の編成品6は、レースガイド7に沿って上昇する。該レースガイド7は、織前4′から一定の高さA分だけ立ち上がっている。該レースガイド7の頂部を過ぎた編成品6は半円状から扁平状に展開されて巻取部8に第一ローラ8aを経て巻取られるようになっている。換言すれば、レースガイド7により半筒状に立ち上げられた編成品6は、レースガイド7の頂部を半円状に出て、巻取部8の第一ローラ8aに至るまでには偏平状に展開されるようになっている。
前記編成品6をレースガイド7の頂部から扁平状に巻取る巻取部8の第一ローラ8aまでの間には、編成品6を構成する中央縦糸と両脇縦糸の糸長差による弛みを補正するための補助ガイド9が設けられている。該補助ガイド9は、図3及び図4の如く、レースガイド7の頂部寄りでは半円状であるが、前記巻取部8の第一ローラ8aに至る直前には扁平状になっている。すなわち、図4の縦方向の中央細線9aのように表側に膨らみあり、両脇は円弧から平まで徐々にカーブが変化している。つまり、図4の水平方向の下細線9b及び上細線9cから明らかなように下側に対し上側のカーブ方が浅くなっている。この補助ガイド9の形状は糸長差による弛みは物理的(強制的)に補正するためのもので、この補正は炭素繊維糸からなる縦糸の直進性を確保し、目曲がり現象をなくすために有効である(図9参照)。
前記巻取部8の第一ローラ8aは、図5の如く、織前4′にて編成された編成品6が、前記レースガイド7から補助ガイド9の表面を経て破線の如く上昇し、最初に接触するものであって、その接触位置Pは、通常の巻取位置(図示せず)より一定量だけオフセットされている。これは縦糸(中央及び両脇)の長さの差を低減させる役目を有している。しかして、第一ローラ8aを回った扁平状の編成品6はスイングアーム8bの先端部に軸支された先端側スイングローラ8cから固定ローラ8d及びスイングアーム8bの基部に軸支された基部側スイングローラ8eを経て巻取ローラ8fに巻き取られるようになっている。
前記編成品6は、その両側縁に捨糸(低価格の糸には限らない)による副編成品10が編成(図1参照)される。該副編成品10は、図6の如く、前記レースガイド7を上昇する間に拡開手段11に接触して外方向Bに拡開される。該拡開手段11として、例えば図6の如く、周面に突針12を植えた輪状ローラ13の複数個が輪状隔壁板14を介して軸棒15に斜状に嵌合してなる「テンプル」が用いられている。このテンプルの軸棒15は、レースガイド7にあっては、基体16に同一方向に並んで固定されている。しかして、テンプル自身には駆動力はないが、副編成品10が接触することにより突針12を植えた輪状ローラ13が斜めに従動して回転するから副編成品10は外方向Bに拡開され、編成品6も同様にバイアス方向に伸展させられることとなる。
前記拡開手段(テンプル)11は、前記レースガイド7の両脇に沿って、図1、図3及び図4の如く、複数個が備えられている。この補助ガイド9の両脇は前述したように円弧から平まで徐々にカーブが変化しているので、その変化するカーブに合わせて設置角度を、図8の如く、微妙に変えながら複数個を基体16に固定している。すなわち、前記拡開手段11であるテンプルは、前記レースガイド7にあってはその両脇に沿って同角度に編成品6を外方向に引くように配され、前記補助ガイドにあってはその両脇に沿って変化するカーブに合わせて編成品6を外方向に引くように配されているため、編成品6は、織前からバイアス方向に緊張させた状態で巻取りされる。なお、前記拡開手段11の具体的な個数は特に定めないが、前記テンプルを用いるときは、できるだけ密に配した方が拡開力を効果的に発揮させ得る。
本願トーションレース機1により炭素繊維糸をバイアス状に製織(編成)した編成品6は、図9の如く、縦糸の総ての糸はその直線(一点鎖線)Sと一致することとなり、いわゆる目曲がり現象を生じさせない。
次に、本願トーションレース機1の作用について説明する。まず、周囲に配置された多数のロータメタル(図示せず)の作用によって円周に沿って左ないし右に移動するスピンドルランナー2に搭載されたスピンドル2′に嵌入したボビン3から巻きほぐされた炭素繊維糸4を織前(レース編成部)4′において交叉させ、リードナイフ5にて筬打ちすることにより半円状の編成品6を編成する。これと同時に、該編成品6の両側縁に副編成品10を捨糸により編成する。
前記編成品6及び副編成品10は、レースガイド7に沿って上昇する。この間に前記副編成品10は、前記レースガイド7の両脇に複数個が同角度で設置された拡開手段(テンプル)11に接して外方向へ向けて拡開され、これに伴って編成品6はレースガイド7の表面に密接してバイアス方向に伸展させられることとなる。
また、前記編成品6及び副編成品10は、レースガイド7に続いて前記補助ガイド9に沿って上昇する。この間に前記副編成品10は、前記補助ガイド9の両脇に変化するカーブに合わせて複数個が設置された拡開手段(テンプル)11に接して外方向へ向けて拡開され、これに伴って編成品6は補助ガイド9の表面に密接してバイアス方向に伸展させられることとなる。
かくして、バイアス方向に伸展させられた編成品(副編成品10は最終的に除去)6は、炭素繊維糸によるバイアス方向に直進性が確保され、目曲がり現象もない状態で編成されることとなる。したがって、非変形力を示す産業用複合材料(たとえば、航空機用構造材料)として活用されることとなる。
本発明は、炭素繊維をバイアス状に製織(編成)して目曲がり現象を生じさせない状態で形成できるトーションレース機であり、航空機や宇宙ロケットなどの強度を高めるために使われる材料、特に、産業用複合材料として簡易に製作できるものであり、トーションレース機の業界はもとより、広く産業利用可能性は高いものである。
トーションレース機のレースガイドから巻取部までの間を示す正面図である。 半円状に編成された編成品を概略的に示す平面図である。 レースガイドと補助ガイド及び巻取部を示す正面図である。 レースガイドと補助ガイド及び巻取部を示す斜視図である。 レースガイド及び補助ガイドの表面を通って巻取部に至る編成品を示す側面図である。 編成品と拡開手段との関係を示す平面図である。 拡開手段(テンプル)を示す側面図である。 補助ガイドの脇のカーブに合わせて配した複数個の拡開手段を示す斜視図である。 仕上がった編成品を示す平面図である。 従来編成品を示す平面図である。
1 本願トーションレース機
2 ロータメタル
2′ スピンドル
3 ボビン
4 炭素繊維糸
4′ 織前(レース編成部)
5 リードナイフ
6 編成品
7 レースガイド
8 巻取部
8a 第一ローラ
8b スイングアーム
8c 先端側スイングローラ
8d 固定ローラ
8e 基部側スイングローラ
8f 巻取ローラ
9 補助ガイド
10 副編成品
11 拡開手段(テンプル)
12 突針
13 輪状ローラ
14 輪状隔壁板
15 軸棒
16 基体
A レースガイドの高さ
B 外方向
S 直線
P 接触位置

Claims (2)

  1. 炭素繊維糸を半円状に編成し、織前から一定高さのレースガイドを設け、該レースガイドの頂部から編成品を半円状から扁平状に展開して巻取る巻取部の第一ローラまでの間に、中央縦糸と両脇縦糸の糸長差による弛みを補正する補助ガイドを設け、前記レースガイドの外面を通過中の編成品の両脇及び前記補助ガイドの外面を通過中の編成品の両脇をそれぞれ外方向へ向けて拡開させる複数個の拡開手段を設けてなることを特徴とするトーションレース機。
  2. 前記拡開手段が、レースガイドの両脇に沿って同角度に配され、前記補助ガイドの両脇に沿って変化するカーブに合わせて配されていることを特徴とする請求項1に記載のトーションレース機。
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