JP2016083983A - バラスト水処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、バラスト水中の微生物を除去して無害化するバラスト水処理装置として、バラスト水処理ラインの途中に、ケーシング内にフィルタを設けるとともに、前記フィルタ洗浄する逆洗機構を設けた濾過機が備えられ、バラスト水処理ラインに汲み上げた被処理水を濾過機に通してフィルタで濾過し、被処理水中に存在している微生物等の異物を除去した処理水をバラストタンクへ供給するバラスト水処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
このため、濾過機への被処理水の供給開始時に、フィルタを内蔵するケーシングに設けられているエア抜き弁を開いてフィルタ内の空気を排出するようにしているが、エア抜き弁からのフィルタ内の空気の排出が十分でないと、フィルタ内に被処理水が満たされていない状態で大量の被処理水が空気とともにフィルタを通過することになり、フィルタで濾過された処理水とともにフィルタ内の空気がフィルタの下流側のバラスト水処理ラインに流れていることになる。
そして、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁を開き、前記バイパス弁、前記エア抜き弁を閉じることにより、前記フィルタ内に流入した被処理水は空気を伴わないで前記フィルタを通過し、前記フィルタの二次側へ流れるので、前記フィルタの一次側と二次側の差圧は小さく抑えられ、前記フィルタの逆洗に必要な圧力を十分担保できる差圧を維持することができる。
そして、前記デバイパスラインに所定の量のデバラスト水を流通させた後に、前記デバラスト弁、前記排出弁を開き、その後、前記バイパス弁を閉じることにより、前記紫外線リアクタに汚れの無いデバラスト水を通すことができ、デバラスト水の汚れによる紫外線透過率の低下を防止することができることから、デバラスト水に含まれる微生物を殺滅し無害化したデバラスト水を船外に排出することができる。
本例のバラスト水処理装置は、バラスト水処理ライン1上に、被処理水を汲み上げて圧送するポンプ2と、濾過機3と、濾過機3で濾過処理した処理水に対して紫外線照射を行う紫外線リアクタ4と、紫外線を照射して処理した処理水を貯留するバラストタンク5とを備えている。
また、ポンプ2の上流側のバラスト水処理ライン1は、本例では被処理水汲み上げライン6となり、被処理水汲み上げライン6には被処理水汲上弁7が設けられている。したがって、本例では、バラスト水処理ライン1は、ポンプ2からバラストタンク5を結ぶラインで構成されている。
デバラスト水排出手段15は、一端がポンプ2と被処理水汲上弁7の間の被処理水汲み上げライン6に接続し、他端がバラストタンク5と接続したデバラスト水汲上ライン16と、一端が処理水弁13と紫外線リアクタ4の間のバラスト水処理ライン1Bに接続し、他端がバイパスライン8におけるバイパス弁9の上流側と接続したデバラストライン17と、一端が紫外線リアクタ4とバラスト水供給弁14の間のバラスト水処理ライン1Cに接続し、他端がバイパス弁9と船外排出弁11の間のバイパスライン8と接続したデバラスト水排出ライン18とで構成されている。
デバラスト水汲上ライン16には汲上弁19が設けられ、デバラストライン17にはデバラスト弁20が設けられ、デバラスト水排出ライン18には排出弁21が設けられている。
先ず、バラスト水供給運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、さらに船外排出弁11を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態で被処理水汲み上げライン6に設けられている被処理水汲上弁7を開き、ポンプ2を駆動することにより、汲み上げられた被処理水は、バイパスライン8を通り船外へ排出されるとともに、その一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす。
このとき、必要に応じて、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、さらに船外排出弁11の開動作に時間差を設け、バラスト水処理ライン1の通水開始時には、先ず、バイパス弁9、さらに船外排出弁11を開き、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、被処理水弁12、エア抜き弁25を開くようにすることもできる。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、バラスト水処理運転開始による汲上直後の濁度の高い被処理水やライン配管内で発生したさびや汚れを含んだ被処理水が船外に排出し、濁度が低く、またライン配管内で発生したさびや汚れを含まない被処理水になるまでの船外排出水量をいう。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、被処理水の一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす迄の流通水量をいう。また、フィルタ23内を被処理水で満たすとは、フィルタ23内を満水状態にすることを意味するものではなく、少なくとも処理水弁13を開き、フィルタ23内に流入した被処理水がフィルタ23を通過したとき、フィルタ23の一次側と二次側の差圧が小さく抑えられる程度に満たしていればよい。
このようにすることにより、フィルタ23内に流入した被処理水は空気を伴わないでフィルタ23を通過し、フィルタ23の二次側へ流れるので、フィルタ23の一次側と二次側の差圧は小さく抑えられる。
また、本例では、フィルタ23を通過した処理水は紫外線リアクタ4を通り、ここで紫外線照射され、無害化処理された処理水がバラストタンク5へ送り込まれる。
先ず、バラスト水供給運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、船外排出弁11、さらに濾過機3に設けた逆洗機構24の逆洗弁26を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態で被処理水汲み上げライン6に設けられている被処理水汲上弁7を開き、ポンプ2を駆動することにより、汲み上げられた被処理水は、バイパスライン8を通り船外へ排出されるとともに、その一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす。
本例では、バラスト水処理ライン1への通水開始時に、濾過機3に設けた逆洗機構24の逆洗弁26を開くことにより、被処理水の一部が濾過機3へ流入したとき、ケーシング22内の空気がエア抜き弁25と逆洗機構24の逆洗弁26の双方から排出されるので、フィルタ23内を短時間で被処理水で満たす。
このようにすることにより、フィルタ23内に流入した被処理水は空気を伴わないでフィルタ23を通過し、フィルタ23の二次側へ流れるので、フィルタ23の一次側と二次側の差圧は小さく抑えられる。
他は、制御例1と同様なので、制御例1の説明を援用する。
先ず、デバラスト水排出運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、船外排出弁11を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態でデバラスト水排出手段15を構成するデバラスト水汲上ライン16に設けられている汲上弁19を開き、ポンプ2を駆動することにより、バラストタンク5から汲み上げられ、ライン配管内で発生したさびや汚れを含んだデバラスト水は、デバラスト水汲上ライン16及びバイパスライン8を通り船外へ排出される。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、ライン配管内で発生したさびや汚れを含んだ汲上直後のデバラスト水が船外に排出し、ライン配管内で発生したさびや汚れを含まないデバラスト水になるまでの船外排出水量をいう。
このようにすることにより、紫外線リアクタ4に汚れの少ないデバラスト水が流入し、デバラスト水の汚れによる紫外線透過率の低下が防止され、デバラスト水に含まれる微生物が効果的に殺滅され無害化されたデバラスト水が船外に排出される。
3 濾過機
4 紫外線リアクタ
8 バイパスライン
9 バイパス弁
12 被処理水弁
13 処理水弁
14 バラスト水供給弁
17 デバラストライン
18 デバラスト水排出ライン
20 デバラスト弁
21 排出弁
22 ケーシング
23 フィルタ
24 逆洗機構
25 エア抜き弁
26 逆洗弁
Claims (4)
- バラスト水処理ラインの途中に、ケーシング内にフィルタを設けるとともに、前記フィルタを洗浄する逆洗機構を設けた濾過機が備えられ、前記バラスト水処理ラインには前記濾過機をバイパスするバイパスラインが接続され、前記バイパスラインにバイパス弁が設けられ、前記濾過機の上流側の前記バラスト水処理ラインには、前記バイパスラインとの接続位置より下流側に被処理水弁が設けられ、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、処理水弁が設けられているバラスト水処理装置であって、
前記バラスト水処理ラインへの通水開始時には、前記バイパス弁、前記被処理水弁及び前記ケーシング内の空気を排出するエア抜き弁を開き、前記処理水弁を閉じた状態とし、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁を開き、前記バイパス弁、前記エア抜き弁を閉じるようにしたことを特徴とするバラスト水処理装置。 - 前記バラスト水処理ラインへの通水開始時に、前記逆洗機構の逆洗弁を開き、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記逆洗弁を閉じるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のバラスト水処理装置。
- 前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、前記処理水弁より下流側に紫外線リアクタ及びバラスト水供給弁が備えられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のバラスト水処理装置。
- 前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記処理水弁と前記紫外線リアクタの間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の上流側とを接続するデバラストラインが設けられ、前記紫外線リアクタの下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記紫外線リアクタとバラスト水供給弁の間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側とを接続するデバラスト水排出ラインが設けられ、また、前記デバラストラインにはデバラスト弁が設けられ、前記デバラスト水排出ラインには排出弁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のバラスト水処理装置。
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