JP2016083983A - バラスト水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バラスト水処理運転開始時に、濾過機に流入させた被処理水をフィルタ内に満たしてからフィルタの二次側へ流すようにしたバラスト水処理装置を得る。【解決手段】 バラスト水処理ライン1の途中に、ケーシング22内にフィルタ23を設けた濾過機3が備えられ、バラスト水処理ライン1には濾過機3をバイパスするバイパスライン8が接続され、バイパスライン8にバイパス弁9が設けられ、濾過機3の上流側のバラスト水処理ライン1には被処理水弁12が設けられ、濾過機3の下流側のバラスト水処理ライン1には処理水弁13が設けられているバラスト水処理装置であって、バラスト水処理ライン1への通水開始時には、バイパス弁9、被処理水弁12及びケーシング22内の空気を排出するエア抜き弁25を開き、処理水弁13を閉じた状態とし、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、処理水弁13を開き、バイパス弁9、エア抜き弁25を閉じるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、船舶に貯留されるバラスト水を無害化するバラスト水処理装置に関する。
タンカー等の船舶において、積み荷の原油等を降ろした後、再度目的地に向けて航行する際、航行中の船舶のバランスを取るため、通常船舶に設けられたバラストタンク内にバラスト水と呼ばれる水を貯留する。バラスト水は基本的に荷上港で取水されて、荷積港で排出されるため、それらの場所が異なっていれば、バラスト水中に含まれるプランクトンや細菌類の微生物が世界中を移動することになる。従って、荷上港と異なる海域の荷積港でバラスト水を排出すると、その港に別の海域の微生物を放出することになり、その海域の生態系を破壊するおそれがある。
このようなことから、バラスト水をバラストタンク内に貯留する際に、バラスト水中の微生物を除去して無害化処理することが要求されている。
従来、バラスト水中の微生物を除去して無害化するバラスト水処理装置として、バラスト水処理ラインの途中に、ケーシング内にフィルタを設けるとともに、前記フィルタ洗浄する逆洗機構を設けた濾過機が備えられ、バラスト水処理ラインに汲み上げた被処理水を濾過機に通してフィルタで濾過し、被処理水中に存在している微生物等の異物を除去した処理水をバラストタンクへ供給するバラスト水処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されたバラスト水処理装置は、バラスト水処理ラインに濾過機をバイパスするバイパスラインが接続され、バラスト水処理運転開始による汲上直後の濁度の高い被処理水やライン配管内で発生したさびや汚れが前記濾過機へ流入することによる障害を回避するため、バラスト水処理運転開始当初は、汲上げた被処理水をバイパスラインに通して濾過機を通さないで、船外排出ラインから船外へ排出し、その後、バイパスラインを閉じ、被処理水を濾過機に供給するようになっている。
特開2013−23187号公報
上記の特許文献1記載されたバラスト水処理装置は、バラスト水処理運転開始当初は、汲上げた被処理水をバイパスラインに通して濾過機を通さないで船外排出ラインから船外へ排出し、その後、バイパスラインを閉じ、被処理水を濾過機に流入させるが、バラスト水処理運転開始時には濾過機におけるフィルタ内は水の無い状態にあり、濾過機への被処理水の供給はフィルタが空の状態で流入することになる。
このため、濾過機への被処理水の供給開始時に、フィルタを内蔵するケーシングに設けられているエア抜き弁を開いてフィルタ内の空気を排出するようにしているが、エア抜き弁からのフィルタ内の空気の排出が十分でないと、フィルタ内に被処理水が満たされていない状態で大量の被処理水が空気とともにフィルタを通過することになり、フィルタで濾過された処理水とともにフィルタ内の空気がフィルタの下流側のバラスト水処理ラインに流れていることになる。
この結果、フィルタの一次側と二次側の差圧が大きくなり、差圧がフィルタの逆洗に必要な圧力を担保できなくなることがあり、これにより、逆洗能力が低下し、フィルタに異物が堆積し、これにより、更にフィルタの一次側と二次側の差圧が大きくなって運転障害を引き起こし、運転を停止してしまう場合があるといった問題がある。
本発明の目的は、バラスト水処理運転開始時に、濾過機に流入させた被処理水をフィルタ内に満たしてからフィルタの二次側へ流すようにしたバラスト水処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バラスト水処理ラインの途中に、ケーシング内にフィルタを設けるとともに、前記フィルタを洗浄する逆洗機構を設けた濾過機が備えられ、前記バラスト水処理ラインには前記濾過機をバイパスするバイパスラインが接続され、前記バイパスラインにバイパス弁が設けられ、前記濾過機の上流側の前記バラスト水処理ラインには、前記バイパスラインとの接続位置より下流側に被処理水弁が設けられ、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、処理水弁が設けられているバラスト水処理装置であって、前記バラスト水処理ラインへの通水開始時には、前記バイパス弁、前記被処理水弁及び前記ケーシング内の空気を排出するエア抜き弁を開き、前記処理水弁を閉じた状態とし、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁を開き、前記バイパス弁、前記エア抜き弁を閉じるようにしたことを特徴としているバラスト水処理装置である。
請求項1に記載の発明によれば、前記バラスト水処理ラインへの通水開始時に、前記バイパス弁、前記被処理水弁及び前記ケーシング内の空気を排出する前記エア抜き弁を開き、前記処理水弁を閉じた状態とすることにより、前記バラスト水処理ラインを流れる被処理水は、その一部が前記濾過機へ流入し、流入した被処理水により前記ケーシング内の空気が前記エア抜き弁から排出されることにより、前記フィルタ内を、前記フィルタに負荷をかけることなく被処理水で満たすことができる。
そして、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁を開き、前記バイパス弁、前記エア抜き弁を閉じることにより、前記フィルタ内に流入した被処理水は空気を伴わないで前記フィルタを通過し、前記フィルタの二次側へ流れるので、前記フィルタの一次側と二次側の差圧は小さく抑えられ、前記フィルタの逆洗に必要な圧力を十分担保できる差圧を維持することができる。
請求項2に記載の発明は、前記バラスト水処理ラインへの通水開始時に、前記逆洗機構の逆洗弁を開き、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記逆洗弁を閉じるようにしたことを特徴としている請求項1に記載のバラスト水処理装置である。
請求項2に記載の発明によれば、前記バラスト水処理ラインへの通水開始時に、前記濾過機に設けた前記逆洗機構の逆洗弁を開くことにより、前記バラスト水処理ラインを流れる被処理水は、その一部が前記濾過機へ流入したとき、前記ケーシング内の空気が前記エア抜き弁と前記逆洗機構の逆洗弁の双方から排出されるので、前記フィルタ内を短時間で被処理水で満たすことができる。
請求項3に記載の発明は、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、前記処理水弁より下流側に紫外線リアクタ及びバラスト水供給弁が備えられていることを特徴としている請求項1または2のいずれか1項に記載のバラスト水処理装置である。
請求項3に記載の発明によれば、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、前記処理水弁より下流側に紫外線リアクタ及びバラスト水供給弁が備えられているので、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁、前記バラスト水供給弁を開くことにより、前記フィルタを通過した処理水は前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインに備えられている前記紫外線リアクタを通り、ここで紫外線照射されることにより、無害化処理された処理水をバラストタンクへ送り込むことができる。
請求項4に記載の発明は、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記処理水弁と前記紫外線リアクタの間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の上流側とを接続するデバラストラインが設けられ、前記紫外線リアクタの下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記紫外線リアクタとバラスト水供給弁の間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側とを接続するデバラスト水排出ラインが設けられ、また、前記デバラストラインにはデバラスト弁が設けられ、前記デバラスト水排出ラインには排出弁が設けられていることを特徴としている請求項3に記載のバラスト水処理装置である。
請求項4に記載の発明によれば、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記処理水弁と前記紫外線リアクタの間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の上流側とを接続するデバラストラインが設けられ、前記紫外線リアクタの下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記紫外線リアクタとバラスト水供給弁の間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側とを接続するデバラスト水排出ラインが設けられ、また、前記デバラストラインにはデバラスト弁が設けられ、前記デバラスト水排出ラインには排出弁が設けられているので、デバラスト時における前記バラスト水処理ラインへのデバラスト水の通水開始時に、前記バイパス弁を開き、前記被処理水弁、前記処理水弁、前記バラスト水供給弁、前記デバラスト弁、前記排出弁を閉じた状態とすることにより、バラストタンクから汲み上げられライン配管内で発生したさびや汚れを含んだデバラスト水は前記紫外線リアクタを通さないで前記バイパスラインから船外へ排出できる。
そして、前記デバイパスラインに所定の量のデバラスト水を流通させた後に、前記デバラスト弁、前記排出弁を開き、その後、前記バイパス弁を閉じることにより、前記紫外線リアクタに汚れの無いデバラスト水を通すことができ、デバラスト水の汚れによる紫外線透過率の低下を防止することができることから、デバラスト水に含まれる微生物を殺滅し無害化したデバラスト水を船外に排出することができる。
本発明に係るバラスト水処理装置によれば、フィルタ内を被処理水で満たしてから、フィルタ内に流入した被処理水がフィルタを通過するようにしたので、フィルタの一次側と二次側の差圧は小さく抑えられ、フィルタの逆洗に必要な圧力を十分担保できる差圧を維持することができる。
本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の一例を示す概略断面説明図である。
以下、本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
本例のバラスト水処理装置は、バラスト水処理ライン1上に、被処理水を汲み上げて圧送するポンプ2と、濾過機3と、濾過機3で濾過処理した処理水に対して紫外線照射を行う紫外線リアクタ4と、紫外線を照射して処理した処理水を貯留するバラストタンク5とを備えている。
さらに、詳細には、バラスト水処理ライン1には、ポンプ2と濾過機3と紫外線リアクタ4が、ポンプ2、濾過機3、紫外線リアクタ4の順で備えられている。
また、ポンプ2の上流側のバラスト水処理ライン1は、本例では被処理水汲み上げライン6となり、被処理水汲み上げライン6には被処理水汲上弁7が設けられている。したがって、本例では、バラスト水処理ライン1は、ポンプ2からバラストタンク5を結ぶラインで構成されている。
また、バラスト水処理ライン1における、濾過機3の上流側、本例では濾過機3とポンプ2の間のバラスト水処理ライン1Aには、濾過機3をバイパスして被処理水を船外へ排出するバイパスライン8が接続されており、バイパスライン8にはバイパス弁9が設けられている。また、バイパスライン8は、バイパス弁9の下流側に濾過機3をバイパスした被処理水を船外へ排出する船外排出手段10を備えている。船外排出手段10はバイパスライン8に設けられた船外排出弁11で構成されている。
また、バラスト水処理ライン1Aには、バイパスライン8との接続位置より下流側に位置して被処理水弁12が設けられている。また、バラスト水処理ライン1における濾過機3の下流側で、濾過機3と紫外線リアクタ4の間のバラスト水処理ライン1Bには、紫外線リアクタ4の上流側に位置して処理水弁13が設けられており、紫外線リアクタ4の下流側のバラスト水処理ライン1Cには、バラスト水供給弁14が設けられている。
また、本例ではバラストタンク5内に貯めたデバラスト水(バラスト水)を船外に排出するデバラスト水排出手段15を備えている。
デバラスト水排出手段15は、一端がポンプ2と被処理水汲上弁7の間の被処理水汲み上げライン6に接続し、他端がバラストタンク5と接続したデバラスト水汲上ライン16と、一端が処理水弁13と紫外線リアクタ4の間のバラスト水処理ライン1Bに接続し、他端がバイパスライン8におけるバイパス弁9の上流側と接続したデバラストライン17と、一端が紫外線リアクタ4とバラスト水供給弁14の間のバラスト水処理ライン1Cに接続し、他端がバイパス弁9と船外排出弁11の間のバイパスライン8と接続したデバラスト水排出ライン18とで構成されている。
デバラスト水汲上ライン16には汲上弁19が設けられ、デバラストライン17にはデバラスト弁20が設けられ、デバラスト水排出ライン18には排出弁21が設けられている。
また、バラスト水処理ライン1上に備えられている濾過機3は、ケーシング22内にフィルタ23と、フィルタ23を洗浄する逆洗機構24が設けられている。ケーシング22にはケーシング22内の空気を排出するエア抜き弁25が設けられ、また、逆洗機構24には洗浄汚水を排出する逆洗弁26が設けられている。
このように構成される本発明に係るバラスト水処理装置では、前記した各弁の開閉は、次のように制御されるようになっている。
制御例1(バラスト水供給運転時)
先ず、バラスト水供給運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、さらに船外排出弁11を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態で被処理水汲み上げライン6に設けられている被処理水汲上弁7を開き、ポンプ2を駆動することにより、汲み上げられた被処理水は、バイパスライン8を通り船外へ排出されるとともに、その一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす。
このとき、必要に応じて、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、さらに船外排出弁11の開動作に時間差を設け、バラスト水処理ライン1の通水開始時には、先ず、バイパス弁9、さらに船外排出弁11を開き、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、被処理水弁12、エア抜き弁25を開くようにすることもできる。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、バラスト水処理運転開始による汲上直後の濁度の高い被処理水やライン配管内で発生したさびや汚れを含んだ被処理水が船外に排出し、濁度が低く、またライン配管内で発生したさびや汚れを含まない被処理水になるまでの船外排出水量をいう。
次に、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、処理水弁13、バラスト水供給弁14を開き、バイパス弁9、エア抜き弁25、船外排出弁11を閉じるようにする。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、被処理水の一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす迄の流通水量をいう。また、フィルタ23内を被処理水で満たすとは、フィルタ23内を満水状態にすることを意味するものではなく、少なくとも処理水弁13を開き、フィルタ23内に流入した被処理水がフィルタ23を通過したとき、フィルタ23の一次側と二次側の差圧が小さく抑えられる程度に満たしていればよい。
このようにすることにより、フィルタ23内に流入した被処理水は空気を伴わないでフィルタ23を通過し、フィルタ23の二次側へ流れるので、フィルタ23の一次側と二次側の差圧は小さく抑えられる。
また、本例では、フィルタ23を通過した処理水は紫外線リアクタ4を通り、ここで紫外線照射され、無害化処理された処理水がバラストタンク5へ送り込まれる。
制御例2(バラスト水供給運転時)
先ず、バラスト水供給運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、被処理水弁12、エア抜き弁25、船外排出弁11、さらに濾過機3に設けた逆洗機構24の逆洗弁26を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態で被処理水汲み上げライン6に設けられている被処理水汲上弁7を開き、ポンプ2を駆動することにより、汲み上げられた被処理水は、バイパスライン8を通り船外へ排出されるとともに、その一部が濾過機3へ流入し、フィルタ23内を被処理水で満たす。
本例では、バラスト水処理ライン1への通水開始時に、濾過機3に設けた逆洗機構24の逆洗弁26を開くことにより、被処理水の一部が濾過機3へ流入したとき、ケーシング22内の空気がエア抜き弁25と逆洗機構24の逆洗弁26の双方から排出されるので、フィルタ23内を短時間で被処理水で満たす。
次に、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、処理水弁13、バラスト水供給弁14を開き、バイパス弁9、エア抜き弁25、船外排出弁11、逆洗弁26を閉じるようにする。
このようにすることにより、フィルタ23内に流入した被処理水は空気を伴わないでフィルタ23を通過し、フィルタ23の二次側へ流れるので、フィルタ23の一次側と二次側の差圧は小さく抑えられる。
他は、制御例1と同様なので、制御例1の説明を援用する。
制御例3(デバラスト水排出運転時)
先ず、デバラスト水排出運転によるバラスト水処理ライン1の通水開始時には、バイパス弁9、船外排出弁11を開き、他の弁は閉じた状態とする。
この状態でデバラスト水排出手段15を構成するデバラスト水汲上ライン16に設けられている汲上弁19を開き、ポンプ2を駆動することにより、バラストタンク5から汲み上げられ、ライン配管内で発生したさびや汚れを含んだデバラスト水は、デバラスト水汲上ライン16及びバイパスライン8を通り船外へ排出される。
次に、バイパスライン8に所定の水量を流通させた後に、デバラスト水排出手段15を構成するデバラストライン17に設けられたデバラスト弁20と、デバラスト水排出ライン18に設けられた排出弁21を開き、その後、バイパス弁9を閉じるようにする。
ここでいうバイパスライン8に流通させる所定の水量とは、ライン配管内で発生したさびや汚れを含んだ汲上直後のデバラスト水が船外に排出し、ライン配管内で発生したさびや汚れを含まないデバラスト水になるまでの船外排出水量をいう。
このようにすることにより、紫外線リアクタ4に汚れの少ないデバラスト水が流入し、デバラスト水の汚れによる紫外線透過率の低下が防止され、デバラスト水に含まれる微生物が効果的に殺滅され無害化されたデバラスト水が船外に排出される。
前記制御例1,2,3は、いずれも制御装置(図示せず。)で制御されるようになっている。
1 バラスト水処理ライン
3 濾過機
4 紫外線リアクタ
8 バイパスライン
9 バイパス弁
12 被処理水弁
13 処理水弁
14 バラスト水供給弁
17 デバラストライン
18 デバラスト水排出ライン
20 デバラスト弁
21 排出弁
22 ケーシング
23 フィルタ
24 逆洗機構
25 エア抜き弁
26 逆洗弁

Claims (4)

  1. バラスト水処理ラインの途中に、ケーシング内にフィルタを設けるとともに、前記フィルタを洗浄する逆洗機構を設けた濾過機が備えられ、前記バラスト水処理ラインには前記濾過機をバイパスするバイパスラインが接続され、前記バイパスラインにバイパス弁が設けられ、前記濾過機の上流側の前記バラスト水処理ラインには、前記バイパスラインとの接続位置より下流側に被処理水弁が設けられ、前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、処理水弁が設けられているバラスト水処理装置であって、
    前記バラスト水処理ラインへの通水開始時には、前記バイパス弁、前記被処理水弁及び前記ケーシング内の空気を排出するエア抜き弁を開き、前記処理水弁を閉じた状態とし、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記処理水弁を開き、前記バイパス弁、前記エア抜き弁を閉じるようにしたことを特徴とするバラスト水処理装置。
  2. 前記バラスト水処理ラインへの通水開始時に、前記逆洗機構の逆洗弁を開き、前記バイパスラインに所定の水量を流通させた後に、前記逆洗弁を閉じるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のバラスト水処理装置。
  3. 前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインには、前記処理水弁より下流側に紫外線リアクタ及びバラスト水供給弁が備えられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のバラスト水処理装置。
  4. 前記濾過機の下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記処理水弁と前記紫外線リアクタの間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の上流側とを接続するデバラストラインが設けられ、前記紫外線リアクタの下流側の前記バラスト水処理ラインにおける前記紫外線リアクタとバラスト水供給弁の間と、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側とを接続するデバラスト水排出ラインが設けられ、また、前記デバラストラインにはデバラスト弁が設けられ、前記デバラスト水排出ラインには排出弁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のバラスト水処理装置。
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