JP2016082599A - 熱光発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光電変換素子の温度上昇を抑制できる熱光発電装置を提供すること。
【解決手段】排気マニホールド(5)の表面に設けられた輻射体(9)と、前記輻射体が発する輻射光を電気に変換する光電変換素子(11)と、を備え、前記輻射体は、金属珪化物を含むことを特徴とする熱光発電装置(1)。前記金属珪化物は、バナジウム珪化物、タンタル珪化物、及びニッケル珪化物から成る群から選択される1以上であることが好ましい。前記光電変換素子の感度波長域の少なくとも一部において前記輻射光の反射を抑制する反射抑制膜(13)を前記輻射体の表面に備えることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】排気マニホールド(5)の表面に設けられた輻射体(9)と、前記輻射体が発する輻射光を電気に変換する光電変換素子(11)と、を備え、前記輻射体は、金属珪化物を含むことを特徴とする熱光発電装置(1)。前記金属珪化物は、バナジウム珪化物、タンタル珪化物、及びニッケル珪化物から成る群から選択される1以上であることが好ましい。前記光電変換素子の感度波長域の少なくとも一部において前記輻射光の反射を抑制する反射抑制膜(13)を前記輻射体の表面に備えることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は熱光発電装置に関する。
近年、高温物体が発する輻射光を電気変換する技術(TPV、Thermophotovoltaic)が研究されている。高温物体は温度に応じた波長、輻射強度で赤外線を輻射する。TPVではこの赤外線を、光電変換素子を用いて電気に変換する(特許文献1参照)。
TPVの技術を利用し、自動車等の排気マニホールドが発する輻射光を電気変換することが考えられる。しかしながら、従来のTPVは、温度が1000℃を大きく超える高温物体を対象としているのに対し、排気マニホールドの温度は一般的に800℃程度である。そのため、排気マニホールドが発する輻射光の波長は、光電変換素子の感度波長域よりも長波長側に分布することがある。
光電変換素子の感度波長域外の波長を有する輻射光が光電変換素子に入射すると、光電変換素子の温度が上昇してしまう。本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、前記の問題を解決できる熱光発電装置を提供することを目的としている。
本発明の熱光発電装置は、排気マニホールドの表面に設けられた輻射体と、その輻射体が発する輻射光を電気に変換する光電変換素子とを備え、輻射体は、金属珪化物を含むことを特徴とする。
本発明の熱光発電装置は、金属珪化物を含む輻射体を備えることにより、輻射体を備えない場合と比べて、長波長領域の輻射光を抑制することができる。
そのため、光電変換素子の感度波長域外の波長を有する輻射光を抑制できる。その結果、光電変換素子の昇温を抑制できる。また、排気マニホールドの温度低下を抑制できる。
そのため、光電変換素子の感度波長域外の波長を有する輻射光を抑制できる。その結果、光電変換素子の昇温を抑制できる。また、排気マニホールドの温度低下を抑制できる。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施形態>
1.熱光発電装置1の構成
熱光発電装置1の構成を図1〜図7に基づき説明する。図1に示すように、熱光発電装置1は、エンジン3及び排気マニホールド5を備える車両に設けられる。排気マニホールド5は図2に示す形状を有する。排気マニホールド5の材質は鉄である。なお、図1は、図2におけるA−A断面での断面図である。
<第1の実施形態>
1.熱光発電装置1の構成
熱光発電装置1の構成を図1〜図7に基づき説明する。図1に示すように、熱光発電装置1は、エンジン3及び排気マニホールド5を備える車両に設けられる。排気マニホールド5は図2に示す形状を有する。排気マニホールド5の材質は鉄である。なお、図1は、図2におけるA−A断面での断面図である。
また、排気マニホールド5のうち、エンジン3の反対側は、マニホールドカバー7により覆われている。マニホールドカバー7内には、冷却水を流すことができる冷却水流路8が形成されている。マニホールドカバー7と排気マニホールド5との間には空間12が存在する。エンジン3から排出された排気ガスは、排気マニホールド5内を、排出方向10に沿って流れる。
熱光発電装置1は、輻射体9と、光電変換素子11と、反射抑制膜13と、フィルタユニット15と、反射ユニット17とを備える。
輻射体9は、排気マニホールド5の外側表面に、全周にわたって設けられている、厚さ50μmの層である。輻射体9の材質は、バナジウム珪化物(金属珪化物の一例)である。輻射体9は、プラズマ溶射法により形成できる。
輻射体9は、排気マニホールド5の外側表面に、全周にわたって設けられている、厚さ50μmの層である。輻射体9の材質は、バナジウム珪化物(金属珪化物の一例)である。輻射体9は、プラズマ溶射法により形成できる。
輻射体9は、図3に示す輻射特性を有する。図3の横軸は波長であり、縦軸は輻射率である。輻射体9は、後述する光電変換素子11の感度波長域Rにおいて高い輻射率を有する。なお、図3及び後述する図4では、タンタル珪化物、ニッケル珪化物、及びタングステンの輻射率も併せて示す。
光電変換素子11は、InGaAs光電変換素子(浜松ホトニクス製、型番:G12183−030K)である。光電変換素子11は、3mm角の大きさを有するチップである。複数の光電変換素子11が、マニホールドカバー7の内側面(輻射体9に対向する面)に、粘着剤により貼り付けられている。光電変換素子11には、発電した電気を取り出すための配線19が取り付けられている。光電変換素子11は、0.8〜2.6μmの感度波長域を有し、輻射体9が発する輻射光を電気に変換する。
反射抑制膜13は、輻射体9の表面に、全周にわたって設けられた2層膜である。2層膜のうち、内側の膜は、厚さ100nmのZr2O3膜であり、外側の膜は、厚さ150nmのAl2O3膜である。反射抑制膜13は、いわゆる反射防止膜である。反射抑制膜13の屈折率をnとし、反射抑制膜13の厚さをdとし、光電変換素子11の感度波長域内の波長をλとしたとき、反射抑制膜13の光学的厚さndがλ/4と等しくなる(波長λの輻射光における反射率が最小となる)ように、反射抑制膜13の厚さは設定されている。反射抑制膜13は、プラズマCVD法により形成することができる。
反射抑制膜13を設けた輻射体9(VSi2)の輻射率を図4に示す。図4の横軸は波長であり、縦軸は輻射率である。反射抑制膜13を設けた輻射体9は、光電変換素子11の感度波長域Rにおいて特に高い輻射率を有する。
また、排気マニホールド5の温度が700℃である場合の、反射抑制膜13を備えた輻射体9の輻射強度Xを図5に示す。図5の横軸は波長であり、縦軸は輻射強度である。また、図5には、同じ温度における、輻射体9及び反射抑制膜13を備えない排気マニホールド5(材質は錆びた鉄)の輻射強度Yと、黒体の輻射強度Zも示す。
輻射体9及び反射抑制膜13を備えた排気マニホールド5の輻射強度Xは、光電変換素子11の感度波長域Rでは高く、それより長波長側では低くなっている。それに対し、輻射体9及び反射抑制膜13を備えない排気マニホールド5の輻射強度Y、及び黒体の輻射強度Zの場合、光電変換素子11の感度波長域Rより長波長側において輻射強度が高くなっている。
フィルタユニット15は、図1に示すように、空間12内(排気マニホールド5と、光電変換素子11との間)に設けられている。よって、フィルタユニット15は、輻射体9から光電変換素子11に至る、輻射光の光路上にある。フィルタユニット15は、ガラス基板上に、TiO2層(厚さ306nm)とSiO2層(厚さ568nm)との組み合わせを4回繰り返し積層してから、最上層にTiO2層(厚さ306nm)とSiO2層(厚さ284nm)との組み合わせを積層したものである。
フィルタユニット15は、波長に応じて、図6に示す反射率を有する。フィルタユニット15は、光電変換素子11の感度波長域Rでは、反射率が低い(透過率が高い)。また、光電変換素子11の感度波長域Rの外(特に感度波長域Rよりも長波長側)では、感度波長域R内に比べて透過率が低い。
輻射体9から発せられた輻射光であって、フィルタユニット15を通過した輻射光の輻射強度X’を図7に示す。図7の横軸は波長であり、縦軸は輻射強度である。輻射強度X’は、図5に示す輻射強度Xに比べ、光電変換素子11の感度波長域Rよりも長波長側での輻射強度が一層低くなっている。これは、フィルタユニット15が、感度波長域Rよりも長波長側の輻射光をカットしたためである。
反射ユニット17は、図1に示すように、排気マニホールド5とエンジン3との間に設けられている。反射ユニット17は、輻射光を反射可能な鏡である。反射ユニット17は、輻射体9からエンジン3に向って発せられた輻射光(そのままでは光電変換素子11に到達しない輻射光)を反射する。反射された輻射光の少なくとも一部は、光電変換素子11に到達する。
2.熱光発電装置1が奏する効果
(1A)熱光発電装置1は、金属珪化物から成る輻射体9を備える。輻射体9が発する輻射光は、光電変換素子11の感度波長域外では、輻射強度が低い。そのため、光電変換素子11の昇温を抑制できる。また、輻射体9が発する輻射光は、光電変換素子11の感度波長域では輻射強度が高い。そのため、効率よく輻射光を電気に変換することができる。
(1A)熱光発電装置1は、金属珪化物から成る輻射体9を備える。輻射体9が発する輻射光は、光電変換素子11の感度波長域外では、輻射強度が低い。そのため、光電変換素子11の昇温を抑制できる。また、輻射体9が発する輻射光は、光電変換素子11の感度波長域では輻射強度が高い。そのため、効率よく輻射光を電気に変換することができる。
(1B)熱光発電装置1は、輻射体9の表面に反射抑制膜13を備える。反射抑制膜13は、輻射体9が発する輻射光のうち、光電変換素子11の感度波長域内の波長を有する輻射光の反射を抑制する。そのため、反射抑制膜13を設けた輻射体9は、光電変換素子11の感度波長域において特に高い輻射率を有する。その結果、光電変換素子11における光電変換の効率が一層向上する。
(1C)熱光発電装置1は、排気マニホールド5と光電変換素子11との間にフィルタユニット15を備える。フィルタユニット15は、光電変換素子11の感度波長域外では、感度波長域内に比べて透過率が低い。そのため、感度波長域外の波長を有する輻射光が光電変換素子11に到達することを一層抑制することができる。その結果、光電変換素子11の昇温を一層抑制できる。
(1D)熱光発電装置1は、排気マニホールド5とエンジン3との間に反射ユニット17を備える。反射ユニット17は、輻射体9からエンジン3に向って発せられた輻射光を反射し、光電変換素子11に到達させる。そのため、輻射光29を一層効率的に利用し、光電変換を行うことができる。
(1E)熱光発電装置1は、金属珪化物から成る輻射体9を備えることにより、光電変換素子11にて電気に変換されない波長の輻射光を抑制できる。その結果、排気マニホールド5の温度低下を抑制できる。
<第2の実施形態>
1.熱光発電装置1の構成
第2の実施形態は、基本的な構成は前記第1の実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
<第2の実施形態>
1.熱光発電装置1の構成
第2の実施形態は、基本的な構成は前記第1の実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施形態の熱光発電装置1は、マニホールドカバー7と、フィルタユニット15と、反射ユニット17とを備えていない。なお、排気マニホールド5の表面には前記第1の実施形態と同様に、輻射体9及び反射抑制膜13が設けられている。
図8に示すように、熱光発電装置1は、排気マニホールド5の周囲に配置された一対の導光板21を備える。各導光板21は、円筒を、その軸方向に沿って2分割した形状を有する。各導光板21は、排気マニホールド5との間に一定の距離をおいて配置されている。導光板21同士の間には隙間が存在する。導光板21の軸方向と、排気マニホールド5の軸方向とは平行である。
導光板21は、図9に示すように、ガラスから成る本体部23と、散乱部25と、反射層27とを備える。なお、図9は、導光板21及び排気マニホールド5の軸方向に直交する断面での断面図である。本体部23は、一定の厚みを備え、湾曲した板状部材であり、排気マニホールド5に対向する面(以下、内側面23Aとする)を備える。なお、内側面23Aは一方の面の一例である。
散乱部25は、本体部23のうち、内側面23Aとは反対側の面(以下、外側面23Bとする)に設けられている。散乱部25は、微小な三角形を周期的に形成したものである。反射層27は、散乱部25のさらに外側に設けられた、金属の層である。熱光発電装置1は、本体部23の端面23Cに光電変換素子11を備えている。
輻射体9から発せられた輻射光29の光路は、以下のようになる。輻射体9から発せられた輻射光29は、内側面23Aから、本体部23内に入射する。その輻射光29は、本体部23内を直進し、その後、散乱部25により、図9における横方向に(内側面23A、外側面23Bに対する角度が小さくなる方向に)散乱される。散乱された輻射光29は、散乱部25と内側面23Aとで反射を繰り返しながら、本体部23の端面23Cに到達する。すなわち、導光板21は、内側面23Aから輻射光29を導入し、導入した輻射光29を端面23Cに導く。光電変換素子11は、端面23Cに到達した輻射光29を用いて光電変換を行う。
なお、散乱部25により散乱された後、導光板21内を導かれる輻射光29と内側面23Aとが成す角度、及び輻射光29と外側面23Bとが成す角度は、それぞれ、十分に小さいため、輻射光29は内側面23A及び外側面23Bにおいて反射する。また、反射層27が存在することにより、輻射光29は外側面23Bを一層透過しにくい。
2.熱光発電装置1が奏する効果
本実施形態によれば 前記第1の実施形態の効果(1A)、(1C)、(1E)に加え、以下の効果が得られる。
本実施形態によれば 前記第1の実施形態の効果(1A)、(1C)、(1E)に加え、以下の効果が得られる。
(2A)本実施形態では、光電変換素子11を端面23Cに設ければよい。そのため、光電変換素子11の設置面積を抑制することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)輻射体9の材質は、他の金属珪化物(例えば、タンタル珪化物、ニッケル珪化物等)であってもよい。また、輻射体9の材質は、バナジウム珪化物、タンタル珪化物、及びニッケル珪化物から成る群から選択される2以上の混合物であってもよい。また、輻射体9は、金属珪化物とともに、他の成分を含んでいてもよい。
(2)前記第1の実施形態において、反射抑制膜13、フィルタユニット15、及び反射ユニット17のうちの1以上を省略してもよい。
(3)前記第1の実施形態において、光電変換素子11の設置場所は、マニホールドカバー7の内面以外の場所であってもよい。
(3)前記第1の実施形態において、光電変換素子11の設置場所は、マニホールドカバー7の内面以外の場所であってもよい。
(4)前記第1、第2の実施形態において、光電変換素子11は、InGaAs光電変換素子以外のもの(例えば、GaSb光電変換素子、InAs光電変換素子等)であってもよい。GaSb光電変換素子の感度波長域は、1.7μm以下の領域である。InAs光電変換素子の感度波長域は、3.4μm以下の領域である。光電変換素子11の感度波長域の上限は、1.7μm以上であることが好ましく、2.6μm以上であることが一層好ましい。
(5)前記第1、第2の実施形態において、輻射体9の厚さは、2〜500μmの範囲内で適宜設定できる。2μm以上であると、排気マニホールド5自体の輻射光が光電変換素子11に入射しにくくなる。また、500μm以下であると、輻射体9が割れにくくなる。
(6)前記第2の実施形態において、散乱部25の構成は他のものであってもよい。例えば、微細粒子を透明媒体中に分散したものを散乱部25としてもよい。
(7)前記第1、第2の実施形態において、エンジン3及び排気マニホールド5は、車両以外のもの(例えば、船舶、航空機、鉄道車両、農機具等)に備えられたものであってもよい。
(7)前記第1、第2の実施形態において、エンジン3及び排気マニホールド5は、車両以外のもの(例えば、船舶、航空機、鉄道車両、農機具等)に備えられたものであってもよい。
(8)前記第1、第2の実施形態において、輻射体9は、プラズマ溶射法以外の方法で形成してもよい。また、反射抑制膜13は、プラズマCVD法以外の方法で形成してもよい。
(9)前記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(10)上述した熱光発電装置の他、当該熱光発電装置を構成要素とするシステム、熱光発電方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…熱光発電装置、3…エンジン、5…排気マニホールド、7…マニホールドカバー、8…冷却水流路、9…輻射体、11…光電変換素子、12…空間、13…反射抑制膜、15…フィルタユニット、17…反射ユニット、19…配線、21…導光板、23…本体部、23A…内側面、23B…外側面、23C…端面、25…散乱部、27…反射層、29…輻射光、R…感度波長域
Claims (7)
- 排気マニホールド(5)の表面に設けられた輻射体(9)と、
前記輻射体が発する輻射光を電気に変換する光電変換素子(11)と、
を備え、
前記輻射体は、金属珪化物を含むことを特徴とする熱光発電装置(1)。 - 請求項1に記載の熱光発電装置であって、
前記金属珪化物は、バナジウム珪化物、タンタル珪化物、及びニッケル珪化物から成る群から選択される1以上であることを特徴とする熱光発電装置。 - 請求項1又は2に記載の熱光発電装置であって、
前記光電変換素子の感度波長域の少なくとも一部の波長域において前記輻射光の反射を抑制する反射抑制膜(13)を前記輻射体の表面に備えることを特徴とする熱光発電装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱光発電装置であって、
前記感度波長域外の少なくとも一部の波長域では、前記感度波長域内に比べて透過率が低いフィルタユニット(15)を、前記光電変換素子に至る前記輻射光の光路上に備えることを特徴とする熱光発電装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱光発電装置であって、
前記輻射光を、前記光電変換素子に到達可能な方向に反射する反射ユニット(17)を備えることを特徴とする熱光発電装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱光発電装置であって、
一方の面から前記輻射光を導入し、導入した前記輻射光を端面方向に導く導光板(21)を備え、
前記光電変換素子は前記端面(23C)に設けられていることを特徴とする熱光発電装置。 - 請求項6に記載の熱光発電装置であって、
前記導光板は、前記一方の面(23A)とは反対側の面(23B)に反射層(27)を備えることを特徴とする熱光発電装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019185009A (ja) * | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 日本製鉄株式会社 | 波長選択フィルタ及びそれを用いた熱光起電力発電装置 |
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2014
- 2014-10-09 JP JP2014208079A patent/JP2016082599A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019185009A (ja) * | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 日本製鉄株式会社 | 波長選択フィルタ及びそれを用いた熱光起電力発電装置 |
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