JP2016080104A - バルブ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体をシール部材に当接させることによって閉塞を行うバルブ機構において、シール部材等にクリープが生じることを抑制する。【解決手段】流体を吐出する開口を有するシール部材10と、上記シール部材10と当接されることで上記開口を閉塞する弁体9と、上記弁体9が取り付けられると共に上記シール部材10に向けて移動される軸部7とを備えるバルブ機構1であって、上記弁体9を上記軸部7の移動方向に対して傾動可能に支持する弁体傾動機構11を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、バルブ機構に関するものである。
例えば、特許文献1には、宇宙開発において用いられるロケットエンジン等に用いられる空圧作動バルブが開示されている。この空圧作動バルブは、流体(例えば推進剤)が吐出される開口を有するシール部材と、当該シール部材に対して当接されるポペットヘッド(弁体)とを備えている。このような空圧作動バルブにおいては、シール部材に対してポペットヘッドが押圧されているときには、上記開口が閉塞されて流体の吐出が停止され、シール部材に対してポペットヘッドが離間しているときには、開放から上記開口から流体が吐出される。
特開2004−301318号公報
しかしながら、上述のような空圧作動バルブは、例えば数十℃程度の高温環境からマイナス200℃近い極低温環境まで、極めて広い温度範囲で用いられる。このため、シール部材等の熱変形が大きくなり経年劣化が早まる傾向にある。また、常に振動が加わることからも経年劣化が早まる傾向にある。このようにシール部材等が経年劣化した場合や機械的誤差があると、ポペットヘッドのシール部材への当たりに偏りが生じ、押圧力が局所的に過大となるおそれがある。この結果、クリープが生じる等によりシール部材等の寿命が短くなり、メンテナンスの頻度が増加する等の問題が生じる。
なお、このような問題は、シール部材等の経年劣化に係る時間の長短はあるものの、ロケットエンジン等に搭載される空圧作動バルブに限られるものではなく、弁体をシール部材に対して当接させることで閉塞を行うバルブ機構全体において生じるものである。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、弁体をシール部材に当接させることによって閉塞を行うバルブ機構において、シール部材等にクリープが生じることを抑制することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、流体を吐出する開口を有するシール部材と、上記シール部材と当接されることで上記開口を閉塞する弁体と、上記弁体が取り付けられると共に上記シール部材に向けて移動される軸部とを備えるバルブ機構であって、上記弁体を上記軸部の移動方向に対して傾動可能に支持する弁体傾動機構を備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記弁体傾動機構が、上記軸部を傾動可能かつ軸心方向へ移動可能に支持する球面軸受機構からなるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記弁体が上記シール部材に対して離間している場合に上記軸部の傾動を規制する傾動規制部を備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1の発明において、上記弁体傾動機構が、上記軸部と上記弁体との間に介在される弾性部材からなるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1の発明において、上記軸部が、上記弁体が固定されるヘッドと、当該ヘッドに対して球面軸受機構を介して接続される基部とを有し、上記弁体傾動機構が、上記球面軸受機構からなるという構成を採用する。
本発明によれば、弁体傾動機構によって弁体が軸部の移動方向に対して傾動可能に支持されている。このため、経年劣化等によってシール部材あるいは弁体が変形したような場合であっても、弁体をシール部材に対して当接させるときに、弁体が傾動してシール部材に対して最も安定した位置となるように調芯される。この結果、弁体がシール部材に対して偏って当接することを抑制することができ、弁体のシール部材への押圧力が局所的に過大となることを防止することができる。したがって、本発明によれば、弁体をシール部材に当接させることによって開閉を行うバルブ機構において、シール部材等にクリープが生じることを抑制することができる。
本発明の一実施形態における空圧作動バルブの構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態における空圧作動バルブが備えるポペットヘッド及びシール部材を含む部分拡大図であり、(a)がシール部材にポペットヘッドが当接した状態を示し、(b)がシール部材からポペットヘッドが離間した状態を示す。 本発明の一実施形態における空圧作動バルブが備える球面軸受機構を含む部分拡大図である。 本発明の一実施形態における空圧作動バルブが備える傾動規制部を含む部分拡大図であり、(a)がシール部材からポペットヘッドが離間した状態を示し、(b)がシール部材にポペットヘッドが当接した状態を示している。 本発明の一実施形態における空圧作動バルブの変形例における部分拡大図である。 本発明の一実施形態における空圧作動バルブの変形例における部分拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るバルブ機構の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。なお、以下の実施形態においては、ロケットエンジン用の液体推進剤の供給を制御するための推薬弁である空圧作動バルブに対して本発明を適用した例について説明する。
図1は、本実施形態の空圧作動バルブ1(バルブ機構)の構成を示す断面図である。なお、図1において、左半分は空圧作動バルブ1の閉状態を示し、右半分は空圧作動バルブ1の開状態を示す。また、空圧作動バルブ1の姿勢は任意であるが、以下の説明においては便宜上、図1の上側を上、図1の下側を下と称する。
本実施形態の空圧作動バルブ1は、ロケットエンジン用の液体推進剤の供給を制御するための推薬弁であり、図1に示すように、ケーシング2と、ピストン3と、第1皿バネ4と、作動用ガス供給装置5と、第1ベローズ6と、軸部7と、第2皿バネ8と、ポペットヘッド9(弁体)と、シール部材10と、球面軸受機構11と、第2ベローズ12と、傾動規制部13とを備えている。
ケーシング2は、シリンダ2aと、ボディ2bと、ヘッド2cと、第1ボルト2dと、第1バネ2eと、第2ボルト2fと、第2バネ2gとを備えている。シリンダ2aは、ピストン3を収容する部位であり、ボディ2bの上部と連結されている。ボディ2bは、上部にピストン3が連結され、下部にヘッド2cが連結されている。ボディ2bは、内部が流路2b1とされた筒形状の部位であり、流体入口2b2を有している。ヘッド2cは、ボディ2bの内部と連通し、液体推進剤を吐出するための流体出口2c1を有している。
また、シリンダ2aとボディ2b、及び、ボディ2bとヘッド2cは、僅かな隙間を介して連結されている。なお、これらの隙間は、シリンダ2a、ボディ2b及びヘッド2cが熱変形したときに、その変形を許容するための空間である。なお、これらの隙間は他の部材によって封止されており、これによって液体推進剤や作動用ガスが漏出することが防止されている。第1ボルト2dは、シリンダ2a側から挿入されると共にボディ2bと螺合することによってシリンダ2aとボディ2bとを締結する。第1バネ2eは、第1ボルト2dの頭部とシリンダ2aとの間に介挿される皿バネであり、シリンダ2aをボディ2bに対して付勢することにより、シリンダ2a及びボディ2bとが熱変形した場合であってもガタツキを防止する。第2ボルト2fは、ヘッド2c側から挿入されると共にボディ2bと螺合することによってボディ2bとヘッド2cとを締結する。第2バネ2gは、第2ボルト2fの頭部とヘッド2cとの間に介挿される皿バネであり、ヘッド2cをボディ2bに対して付勢することにより、ボディ2bとヘッド2cとが熱変形した場合であってもガタツキを防止する。
ピストン3は、シリンダ2aの内部に収容されており、作動用ガス供給装置5から供給される作動用ガスによって上下に移動される。第1皿バネ4は、シリンダ2aとピストン3との間に介挿されており、ピストン3を下方に向けて付勢する。これによって、ピストン3は、作動用ガス供給装置5から作動用ガスが供給されていない場合には常に下方に位置することになる。
作動用ガス供給装置5としては、ピストン3の上端面が露出する閉作動用圧力室2a1に作動用ガスを供給する閉作動用ガス供給装置5aと、ピストン3の下端面が露出する開作動用圧力室2a2に作動用ガスを供給する開作動用ガス供給装置5bとが設けられている。第1ベローズ6は、上端がピストン3に固定され下端がボディ2bに固定されており、シリンダ2aの内部を上記閉作動用圧力室2a1と、閉作動用ガス供給装置5aとに隔離している。
軸部7は、第2皿バネ8を介してピストン3の下部に接続されていると共にピストン3から下方に向けて延びる棒部材であり、先端(下方側の端部)にポペットヘッド9が取り付けられている。このような軸部7は、ピストン3の上下動により上下方向に移動される。このような軸部7の下方にはシール部材10が配置されていることから、軸部7はピストン3の移動によりシール部材10に向けて移動される。
第2皿バネ8は、軸部7とピストン3との間に介挿されており、ポペットヘッド9がシール部材10に対して当接されているときに、軸部7を下方に向けて付勢することで、ポペットヘッド9をシール部材10に対して押圧する。つまり、この第2皿バネ8の付勢力によって、ポペットヘッド9のシール部材10に対する押圧力が規定される。
図2は、ポペットヘッド9及びシール部材10を含む部分拡大図であり、(a)がシール部材10にポペットヘッド9が当接した状態を示し、(b)がシール部材10からポペットヘッド9が離間した状態を示している。図2に示すように、ポペットヘッド9は、下部が球面状に湾曲された略半球型形状を有しており、例えばニッケル基超合金によって形成されている。このポペットヘッド9は、上方から見てシール部材10の後述する開口10aよりも大径とされており、シール部材10に当接することによって開口10aを閉塞する。
シール部材10は、流体を吐出するための開口10aが設けられた樹脂製の部材であり、開口10aがヘッド2cの流体出口2c1と連通するようにボディ2bとヘッド2cとによって挟持されている。開口10aの周面には、開口10aが下方に向けて窄むようにテーパ面10bが設けられている。このテーパ面10bは、上方から当接されるポペットヘッド9を、ポペットヘッド9が全周に亘ってシール部材10に対して均一な押圧力で当接する位置(例えば上方から見て開口10aの中心とポペットヘッド9の中心とが重なる位置であり、シール部材10に当接するポペットヘッド9が安定する位置)に案内する。このようなシール部材10は、例えばPCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)等の樹脂を用いて形成することができる。
図3は、球面軸受機構11を含む部分拡大図である。この図に示すように、球面軸受機構11は、内輪11aと、外輪11bと、リテーニングリング11cとを備えている。内輪11aは、外周面が球面とされると共に軸部7が挿通される開口を有する環状部材である。この内輪11aは、外輪11bに対して嵌合されることにより支持されている。また、外輪11bに対して外周面を摺動面として当接され、外輪11bに対して傾動可能とされている。外輪11bは、リテーニングリング11cによってボディ2bに対して固定されている。
このような球面軸受機構11は、内輪11aが外輪11bに対して傾動可能とされていることから、内輪11aに挿通される軸部7を傾動可能に支持する。また、内輪11aが極めて微小な隙間を空けて軸部7を囲っており、軸部7を上下方向に移動可能としている。なお、軸部7が上下方向に移動可能であれば、内輪11aは、軸部7の周面に対して摺動可能に当接されていても良い。
このような球面軸受機構11においては、軸部7が軸部7の本来の移動方向(ピストン3の移動方向であって上下方向)に対して僅かにでも傾動した場合には、軸部7が内輪11aに接触した状態でピストン3の移動に伴って移動することになる。例えばロケットエンジンに空圧作動バルブ1が搭載される場合には、広い温度範囲で使用されることから、グリース等の潤滑剤を用いることはできない。このため、軸部7が内輪11aに接触している場合であっても円滑に移動されるよう、内輪11a及び軸部7の摩擦係数、内輪11aの内径、軸部7の外径、及び内輪11aの軸部7の延在方向の長さ等が設定されている。具体的には、軸部7と内輪11aとの間の摩擦力が軸部7の円滑な移動を阻害する程度に局所的に過大とならないよう、内輪11aと軸部7との接触面積を広く確保する必要があり、このような接触面積が確保されるように内輪11a及び軸部7の摩擦係数、内輪11aの内径、軸部7の外径、及び内輪11aの軸部7の延在方向の長さ等が設定される。
図1に戻り、第2ベローズ12は、軸部7を囲うようにしてボディ2bの内部に配置されている。このような第2ベローズ12は、球面軸受機構11や軸部7とピストン3との接続部位が配置される空間をボディ2bの内部に形成される流路2b1から隔離するものである。この第2ベローズ12によって、ボディ2bの流路2b1に供給される流体が球面軸受機構11や軸部7とピストン3との接続部位を通じてシリンダ2a内部に流入することを防止することができる。
図4は、傾動規制部13を含む部分拡大図であり、(a)がシール部材10からポペットヘッド9が離間した状態を示し、(b)がシール部材10にポペットヘッド9が当接した状態を示している。傾動規制部13は、シリンダ2a内部の上部に設けられており、ガイド部13a、厚肉部13bと、薄肉部13cとを備えている。ガイド部13aは、シリンダ2aの天井から下方に向けて垂下された突起部である。厚肉部13b及び薄肉部13cは、ピストン3の上部に設けられており、厚肉部13bの上方に薄肉部13cが設けられている。厚肉部13bは、薄肉部13cよりもピストン3の中心側に膨出されるように、薄肉部13cよりも肉厚に形成された部位である。この厚肉部13bは、図3(a)に示すように、シール部材10からポペットヘッド9が離間した状態すなわちピストン3が上昇した状態においてガイド部13aの外周面に対して摺動可能に当接し、図3(b)に示すように、シール部材10にポペットヘッド9が当接した状態すなわちピストン3が下降した状態においてガイド部13aと接触しなくなる位置及び厚さに形成されている。
このような傾動規制部13では、ピストン3が上昇した状態においてガイド部13aの外周面に対して当接することから、シール部材10からポペットヘッド9が離間した状態においてピストン3すなわち軸部7が傾動しないように規制する。
このように構成された本実施形態の空圧作動バルブ1によれば、閉作動用ガス供給装置5aから作動用ガスが閉作動用圧力室2a1に供給されると、ピストン3が下方に押され、軸部7が下降してポペットヘッド9がシール部材10に当接される。これによって、シール部材10の開口10aが閉鎖されて流体が流体出口2c1から吐出されない状態となる。一方、開作動用ガス供給装置5bから作動用ガスが開作動用圧力室2a2に供給されると、ピストン3が上方に押され、軸部7が上昇してポペットヘッド9がシール部材10から離間される。これによって、シール部材10の開口10aが開放され、流体が流体出口2c1から吐出される。
以上のような本実施形態の空圧作動バルブ1においては、球面軸受機構11によってポペットヘッド9が軸部7の移動方向に対して傾動可能に支持されている。このため、経年劣化等によってシール部材10が変形したような場合であっても、ポペットヘッド9をシール部材10に対して当接させるときに、ポペットヘッド9が傾動してシール部材10に対して最も安定した位置となるように調芯される。この結果、ポペットヘッド9がシール部材10に対して偏って当接することを抑制することができ、ポペットヘッド9のシール部材10への押圧力が局所的に過大となることを防止することができる。したがって、本実施形態の空圧作動バルブ1によれば、シール部材10にクリープが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態の空圧作動バルブ1においては、本発明の弁体傾動機構として、軸部7を傾動可能かつ軸心方向へ移動可能に支持する球面軸受機構11を用いている。このような本実施形態の空圧作動バルブ1によれば、簡易な機構によって、ポペットヘッド9の調芯を行うことが可能となる。
また、本実施形態の空圧作動バルブ1においては、ポペットヘッド9がシール部材10から離間している場合に、軸部7の傾動を規制する傾動規制部13を備えている。このため、ポペットヘッド9がシール部材10から離間しているときに、軸部7が振動等することを防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本発明においては、図5に示すように、軸部7とポペットヘッド9との間に介在されるコイルバネ20(弾性部材)を設け、このコイルバネ20を本発明の弁体傾動機構とすることも可能である。このような場合には、軸部7を傾動させることなくポペットヘッド9のみを傾動させることができる。また、図6に示すように、軸部7を、ポペットヘッド9が固定されるヘッド7aと、ヘッド7aに対して球面軸受機構30を介して接続される基部7bとを有する構造とし、球面軸受機構30を本発明の弁体傾動機構とすることも可能である。このような場合には、弁体傾動機構を軸部7の内部に形成することができ、軸部7を製造することによって同時に弁体傾動機構を設けることが可能となる。
また、上記実施形態においては、シール部材10が樹脂からなる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ポペットヘッド9を樹脂によって形成し、シール部材10を金属によって形成することも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明のバルブ機構を空圧作動バルブ1に適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、広い温度範囲で使用されるバルブ機構や振動のある環境で使用されるバルブ機構等に好適なものである。
1 空圧作動バルブ(バルブ機構)
2 ケーシング
2a シリンダ
2a1 閉作動用圧力室
2a2 開作動用圧力室
2b ボディ
2b1 流路
2b2 流体入口
2c ヘッド
2c1 流体出口
2d 第1ボルト
2e 第1バネ
2f 第2ボルト
2g 第2バネ
3 ピストン
4 第1皿バネ
5 作動用ガス供給装置
5a 閉作動用ガス供給装置
5b 開作動用ガス供給装置
6 第1ベローズ
7 軸部
7a ヘッド
7b 基部
8 第2皿バネ
9 ポペットヘッド(弁体)
10 シール部材
10a 開口
10b テーパ面
11 球面軸受機構(弁体傾動機構)
11a 内輪
11b 外輪
11c リテーニングリング
12 第2ベローズ
13 傾動規制部
13a ガイド部
13b 厚肉部
13c 薄肉部
20 コイルバネ(弁体傾動機構)
30 球面軸受機構(弁体傾動機構)

Claims (5)

  1. 流体を吐出する開口を有するシール部材と、前記シール部材と当接されることで前記開口を閉塞する弁体と、前記弁体が取り付けられると共に前記シール部材に向けて移動される軸部とを備えるバルブ機構であって、
    前記弁体を前記軸部の移動方向に対して傾動可能に支持する弁体傾動機構を備えることを特徴とするバルブ機構。
  2. 前記弁体傾動機構は、前記軸部を傾動可能かつ軸心方向へ移動可能に支持する球面軸受機構からなることを特徴とする請求項1記載のバルブ機構。
  3. 前記弁体が前記シール部材に対して離間している場合に前記軸部の傾動を規制する傾動規制部を備えることを特徴とする請求項2記載のバルブ機構。
  4. 前記弁体傾動機構は、前記軸部と前記弁体との間に介在される弾性部材からなることを特徴とする請求項1記載のバルブ機構。
  5. 前記軸部が、前記弁体が固定されるヘッドと、当該ヘッドに対して球面軸受機構を介して接続される基部とを有し、
    前記弁体傾動機構は、前記球面軸受機構からなることを特徴とする請求項1記載のバルブ機構。
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