JP2016078715A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想的な計器の画像を表示する車両用表示装置であって、実物の計器の持つ質感や立体感などを十分に再現できて、車両の乗員に立体的な画像として認識されるとともに、仮想的な計器が複数表示される場合にはそれらの位置関係を車両の乗員に容易に認識される表示がおこなえる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】仮想空間100内に仮想的な計器101〜105と地表面200を配置し、仮想光源150から仮想的な光を照射して、それら計器101〜105に反射光や陰影を形成させ、さらにそれらの影201〜205を地表面上に形成させて、それらを仮想視点160から見た画像を車両の表示装置に表示する。その際に、仮想光源の位置を、移動させることにより、計器表面の反射光や陰影や、影を変化させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
近年、自動車の車両用の表示装置において、液晶ディスプレイ(LCD)などで表示装置を構成して、その画面上に、コンピュータグラフィックス技術により作成された仮想的なメータ(計器)の画像を表示する場合が増えてきている。その場合、速度計(スピードメータ)、タコメータ、水温計、燃料残量計など各種メータをまとめて1つの画面上に表示することができ、実物のメータを装備する場合と比較して、組付けの容易さやデザイン変更の自由度の高さなどの多くの利点がある。
例えば下記特許文献1には、メータの枠部分であるリング画像で光沢感を表現するとともに、指針が現示している部分を視認し易い輝度に自動的に変更する技術が開示されている。
特開2004−157434号公報
しかし仮想的なメータ画像の表示は平面的に見え易いとの問題点があり、特許文献1を用いても、実物のメータの持つ質感や立体感などを十分に再現できていない。したがって、リアルさが向上し、車両の乗員に立体的な画像として認識されるようなメータ画像の開発が望まれる。
本発明の課題は、仮想的な計器の画像を表示する車両用表示装置であって、実物の計器の持つ質感や立体感などを十分に再現できて、車両の乗員に立体的な画像として認識されるとともに、仮想的な計器が複数表示される場合にはそれらの位置関係を車両の乗員に容易に認識される表示がおこなえる車両用表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、
車両の車室内に配置された表示部と、前記車両に装備された計測手段による計測値を表示する仮想的な立体の計器の画像を、前記表示部において表示するように制御する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、仮想空間内における仮想光源と仮想視点と仮想地表面との位置を設定する設定手段と、前記仮想視点から見た画像であって、前記仮想的な立体の計器と、前記設定手段によって位置設定された前記仮想地表面と、前記設定手段によって位置設定された前記仮想光源から放射された仮想的な光により当該仮想地表面上に写し出される当該仮想的な立体の計器の影とが描画された画像を形成する画像処理手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、仮想地表面の上側に配置された仮想的な立体計器に対し仮想光源から光が照射された際に、その光により形成される仮想的な立体計器の影が仮想地表面上に表現される。仮に仮想的な立体計器が複数あり、それらが奥行き方向に位置をずらして並んでいる場合、立体計器の下の地表面上に影が表現されなければ、画面からは、その奥行き方向における位置関係を把握することは難い。本発明では、そうした仮想的な立体計器に対する影が写し出されるため、それら立体計器の位置関係の把握が容易になる。
また、上記本発明において、前記画像処理手段は、前記設定手段によって位置設定された仮想光源から放射された仮想的な光を受けた前記仮想的な立体の計器が描画される形で、前記画像を形成することができる。この構成によれば、画面表示される仮想的な立体計器を、仮想光源の光により生じる反射光と陰影によってリアルさや立体感を効果的に表現することができる。
また、上記本発明において、前記設定手段は、前記仮想的な立体の計器における反射光及び陰影と、前記仮想地表面に写し出される前記影とが変化するように、前記仮想光源の位置を移動させることができる。この構成によれば、仮想光源の移動によって、画面表示される仮想的な立体計器の反射光や陰影が変化する。こうした変化する反射光や陰影の視覚的効果によって、リアルで立体感があるように視認される計器表示が可能となる。
また、上記本発明において、前記画像処理手段は、前記設定手段によって位置設定された仮想光源が描画される形で、前記画像を形成することができる。この構成によれば、仮想的な立体計器の影と、その影を形成する光源の存在位置が画面上で明らかになる。立体計器は、光源と影の間に存在するため、立体計器の存在位置をより容易に把握することができる。
本発明の実施例における車両用表示装置の構成図。 仮想空間を示す図。 表示制御処理のフローチャート。 図1の車両用表示装置において実施可能な画面表示例を示した第一の図。 図1の車両用表示装置において実施可能な画面表示例を示した第二の図。 図1の車両用表示装置において実施可能な画面表示例であって、図4及び図5とは異なる画面表示を示した第一の図。 図1の車両用表示装置において実施可能な画面表示例であって、図4及び図5とは異なる画面表示を示した第二の図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
まず図1は、本発明に係る車両用表示装置1(表示装置)の実施例1における装置構成の概略図である。図1では、表示装置がコンビネーションメータである場合が示されている。
表示装置1は、例えば自動車の車両に装備される。本実施例の表示装置1は、車両の速度やエンジン回転数などを組み合わせて表示するコンビネーションメータ2と、ボディECU(Electronic Control Unit)3と、を備え、両装置2,3が車内通信4で接続されて情報の受け渡しが可能とされている。車内通信4は例えばCAN(Controller Area Network)通信とすればよい。
コンビネーションメータ2は、後述する画像処理などのために、各種演算や情報処理を実行するCPU21と、その作業領域としての一時記憶部であるRAM22と、各種情報を記憶するためにROM23と、ボディECU3等車内の他の部位との通信のためのインターフェイス部20(I/F)と、を備える。
さらにコンビネーションメータ2は、描画LSI24と、グラフィックメモリ25と、LCD26(液晶ディスプレイ:表示部)と、バックライトモジュール27と、を備える。描画LSI24によりグラフィックメモリ25上で画像を形成して、その画像をLCD26に伝え、バックライトモジュール27により裏側から光が照射されることにより、ユーザが画像を視認できるようになる。LCD26は例えば車両のインストルメントパネルの運転席前部に設置されているとすればよい。なお、図1ではLCD26を用いた場合を示したが、他の表示方式のディスプレイでもよい。
ボディECU3(ECU)は、車速を検出する車速センサ30と、エンジンの(単位時間あたりの)回転数を計測するエンジン回転数センサ31と、燃料タンクにおける燃料の残量を検出する燃料残量センサ32と、エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサ33と、エンジンオイルの圧力を油圧センサ34といった周知のセンサが接続されている。
以上の構成のもとで、表示装置1は、車両の走行状態などに関する表示を実行する。具体的には、コンピュータグラフィックスの技術を用いて、仮想空間内に、仮想地表面と、その上側に仮想的な立体の計器(以降、仮想計器)とを形成し、それらを仮想視点から見た画像をLCD26上に表示する。その例が図2,図4及び図5に示されている。図2には仮想空間、及びその内部に配置された仮想計器、仮想視点、仮想地表面などが示されている。図4及び図5には、LCD26における表示例が示されている。
まず図2を説明する。仮想空間100は、コンビネーションメータ2内、具体的にはRAM22上に形成されており、同空間内に、複数の仮想計器101,102,103,104,105、仮想視点160、仮想光源150、仮想地表面200が設定されている。それらの相対的な位置関係はCPU21が設定する。
仮想計器101,102,103,104,105のうち、計器101が水温計、計器102がタコメータ(回転計、エンジン回転数計)、計器103が速度計、計器104が燃料残量計、計器105が油圧計である。図2,図4及び図5に示すように、これら5つの仮想計器は、すべて円形のアナログ型の計器であり、それらすべてが、円弧状に配置された目盛部111と、回動(揺動)して計測値を指し示すように配置された指針部112と、を有する。また、円形の仮想計器101,102,103,104,105の全ての周縁には、円環状の枠部110(リング)が形成されている。
水温計101と油圧計105は互いに同じ大きさである。燃料残量計104と速度計103も互いに同じ大きさである。それらの計器101,104,103,105がエンジン回転数計102を中心にして、左右対称に配置されている。そして、水温計101と油圧計105は、円形の表示面が残余の計器102,103,104よりも小面積とされ、かつ仮想視点160から残余の計器102,103,104よりも遠方に配置されている。他方、エンジン回転数計102は、円形の表示面が残余の計器101,103,104,105よりも大面積とされ、かつ仮想視点160から残余の計器101,103,104,105よりも近くに配置されている。
なお、本実施例において、LCD26に画面表示された際に、奥の計器の一部がそれよりも手前の計器に隠れることはない。ただし、奥の計器の一部がそれよりも手前の計器に隠れるようにすることにより、全体がコンパクトに配置されるようにしてもよい。
仮想計器101,102,103,104,105のリング110は、正面と背面と内周面と外周面とを有した断面四角形状の柱状部材が円をなしたドーナツ状の形状である。また、各面の境界となる角部が面取りされた曲面をなしている。なお、仮想計器101,102,103,104,105のリング110の形状は他の形状でもよく、例えば断面円形状の柱状部材が円をなしたドーナツ形状で、仮想視点160の側から見ると、仮想視点160の側に膨出する曲面を有した形状でもよい。
以上で述べたように、仮想計器101,102,103,104,105は立体(3次元)として構成され、仮想光源150からの仮想的な光を受けて、その表面に反射部分や陰影部分が形成される。図4及び図5の例では、仮想計器101,102,103,104,105のリング110の表面は金属的に光が反映するように設定されており、LCD26に表示される画像では、リング110の表面に金属的な光沢が形成されている。
また、それら仮想計器101,102,103,104,105の下側に仮想地表面200があり、その仮想地表面200上には、仮想光源150からの仮想的な光を受けた仮想計器101,102,103,104,105の影が形成される。図4及び図5の例では、白色の仮想地表面200上に、仮想計器101,102,103,104,105の影201,202,203,204,205のうち、LCD26の画面内に収まる影201,202,203,204,205が表示されている。
さらに本実施例では、仮想計器101,102,103,104,105の画像上の反射部分(反射光)及び陰影部分と、仮想地表面200上の影201,202,203,204,205との双方の位置及び輝度が変化するように、仮想光源150の位置を仮想空間100内で移動させる。図4と図5は、仮想光源150が異なる位置にあるときのLCD26の画面を示しており、仮想光源150の位置に応じて、表示される仮想計器101,102,103,104,105の影201,202,203,204,205の位置が変化している。
以下、LCD26の画面に仮想計器101,102,103,104,105を表示させる処理について、図3を用いて説明する。なお、図3の処理手順はプログラム化され、例えばROM23に記憶されており、これを自動的にCPU21及び描画LSI24が実行する。
まずS10でCPU21は、車両の各種センサ30,31,32,33,34の計測値を取得する。
次にS20でCPU21は、S10で取得した計測値が前回に取得した計測値から変化しているか否かを判定する。CPU21は、計測値が変化している場合(S20:YES)はS30に進み、変化していない場合(S20:NO)はS10に戻って、計測値が変化するまで同じ処理を繰り返す。
次にS30でCPU21は、S10で取得した計測値に応じて、仮想空間100内に仮想光源150(ライト)の位置を設定する(仮想光源位置設定手段)。その際、計測値が変化することにより仮想光源150の位置も変化させる。例えば、計測値を車速(回転数)として、その数値に応じて仮想光源150を移動させる場合、仮想空間100内に仮想光源の移動経路を予め定めておき、その移動経路上の点と車速(回転数)との対応関係を設定しておいて、車速(回転数)が連続的に変化するにつれて移動経路上を仮想光源150が連続的に(滑らかに)移動するようにしてもよい。そのとき車速に比例して仮想光源150が移動するようにしてもよい。
また、計測値を車速と回転数の両方としてもよい。その場合、仮想空間100内に仮想光源150が移動する平面を予め定めて、その移動平面上に、それぞれ車速、回転数を示す座標軸(縦軸、横軸)を定め、車速と回転数とが連続的に変化するにつれて、その平面上で仮想光源150を連続的に(滑らかに)移動させる。
なお、仮想光源150の移動範囲は、仮想計器101,102,103,104,105よりも仮想視点160に近い領域に限定してもよい。この場合、仮想計器101,102,103,104,105が前面に表示されるため、それら仮想計器101,102,103,104,105が強調される。逆に、仮想光源150の移動範囲は、仮想計器101,102,103,104,105よりも仮想視点160から遠い領域に限定してもよい。この場合、仮想計器101,102,103,104,105の影201,202,203,204,205が前面に表示されるため、計器の位置関係がより明確になる。また、計算上の仮想光源150は点光源として設定とすればよい。
次にS40で描画LSI24は、仮想空間100内に、仮想計器101,102,103,104,105と、仮想視点160と、仮想地表面200とを所定位置に設定する(仮想計器位置設定手段と、仮想視点位置設定手段と、仮想地表面位置設定手段)。そして、描画LSI24は、設定された仮想視点160から見たメータ画像を形成する。
メータ画像の形成のうち、リング110の画像の形成は、コンピュータグラフィックの分野におけるシェーディング法(陰影画法)を用いて下記のように行えば、リアルさを追求する本発明にとって好適である。
まず、予めリング110(の仮想視点160から視認される側)を多数の微小なポリゴンに分割しておく。そして各ポリゴンにおける輝度値をフォンの照明モデルより算出する。フォンの照明モデルにおいては、物体表面の輝度は拡散反射光、鏡面反射光、環境光の和とされる。拡散反射光は、光源から光の入射角の余弦に比例し(したがって入射角が小さいほど、つまり垂直な入射に近いほど、反射光の強度は大きい)、あらゆる方向に等しく拡散する。鏡面反射光は、視線方向と正反射方向(入射角と同じ反射角の方向)との間の角度の余弦のハイライト特性係数乗に比例する。したがって入射角と視線方向の角度との間のずれが大きくなるほど、鏡面反射光の強度は小さくなる。環境光は、空気による反射などであり、光の入射方向や視線方向の角度に関係なく一定値である。
また、目盛部111の画像は、例えばROM23に予め記憶しておく。その目盛部111の画像においては、目盛、数字ともに立体的に形成し、それらに仮想光源150からの光で形成される反射光や陰影が付加される形で描画される。そして、その目盛部111の画像に、計測値に応じて位置が調節された指針部112の画像を付加する。本実施例では、その指針部112の画像も、立体的に形成し、仮想光源150からの光で形成される反射光や陰影が付加される形で描画される。この場合、リング110、目盛部111、指針部112の陰影に統一感が生じるので、メータ画像のリアルさが向上する。
図4及び図5に示されているように、指針部112の画像を付加する場合に、指針部112が目盛部111の文字の下側(仮想視点よりも遠い側)を動くようにすれば文字の視認に支障が生じないのでよい。指針部112の回動角度はS10で求めた計測値に応じて、正しい目盛を指し示すように調節される。指針部112の陰影は、指針部112の回動角度によって変わるが、例えばその光源を目盛部111への光源と同じ固定の光源としてもよい。
メータ画像の形成のうち、仮想地表面200と、その仮想地表面200上に映し出されるリング110及び指針部112の影210,212の画像の形成は、コンピュータグラフィックの分野におけるシャドーイング法(付影処理)を用いて下記のように行えば、リアルさを追求する本発明にとって好適である。
まず、仮想地表面200上において影の領域を特定する(影領域特定手段)。具体的には、設定された地表面200を多数の微小領域に分割するとともに、仮想光源150の位置に視点を置いて、その視点から見える微小領域を日向、リング110や目盛111に隠れて見えない微小領域を影として特定する。そして、それら各微小領域が影の領域に入っていれば影として、影の領域に入っていなければ日向として、その各微小領域の輝度値を算出する。影と日向の輝度値はそれぞれに定められた所定の輝度値としてもよいが、本実施例では、各微小領域と仮想光源150との距離が近いほど高輝度となるように、影と日向の微小領域に対する輝度値をそれぞれ設定する。これにより、影の濃淡と日向の濃淡によって光源までの距離を認識できるようになる。なお、こうした仮想光源150までの距離に基づく輝度設定は、リング110や指針部112の輝度設定にも適用される。
なお、仮想光源150は、仮想空間100内においてLCD26の画面外となる位置に設定してもよいが、画面内に表示される位置に設定されてもよい。後者の場合、図4及び図5のように仮想光源150を描画してもよいし、図6及び図7のように仮想光源150を描画しないようにしてもよい。図4及び図5のように仮想光源150が表示されることにより、仮想光源150と、仮想計器101,102,103,104,105の影201,202,203,204,205との位置関係から、複数の仮想計器101,102,103,104,105の位置関係、特に奥行き方向における位置関係を明確に認識できるようになる。なお、仮想光源150は、点光源として描画されてもよいが、例えば図4及び図5に示すような予め定められた形状のシンボルマークとして描画されてもよい。
描画LSI24は、以上述べたリング110、目盛部111、指針部112、地表面200、影210,212を仮想視点160から見た画像を、グラフィックメモリ25上で、仮想計器101,102,103,104,105のそれぞれに対して形成し、その後それらを合成して全体的なメータ画像を形成する。
なお、リング110の画像に関しては、3原色(R(赤)、G(緑)、B(青))ごとに上記反射光を算出して、それらを合成すれば、よりリアルな画像が形成できる。さらに金属調の光沢を表現するために、上記拡散反射光の各色ごとの値に、リング110の材質として想定された金属材料に応じた光沢分の値を加算すればよりリアルとなる。
最後にS50で描画LSI24は、S40で形成されたメータ画像をLCD26に表示する。図4及び図5に表示例が示されている。図4及び図5(さらには図6及び図7)はそれぞれ仮想光源150の位置が異なる場合のメータ画像であり、陰影や反射光が異なっているのが確認できる。以上が図3の処理手順である。図3の処理手順は、車両の運転中(イグニッションオン中)、所定周期で繰り返し実行し続ければよい。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、本発明の他の実施例や変形例について説明する。なお、以下の実施例は、技術的な矛盾を生じない範囲において、上記実施例と適宜組み合わせて実施できる。
上記実施例では目盛部111と指針部112との陰影は、仮想光源150による陰影とされているが、例えば仮想視点160から見て斜め上方に位置する固定された光源からの光で形成される陰影として描画してもよい。
また、上記実施例では仮想光源150の位置を計測値に応じて移動させたが、仮想光源150の位置を時間の経過に応じて周期的に移動させてもよい。この場合、閉じた(つまり端点をもたない)移動経路を予め設定しておいて、その経路上を所定の速さで仮想光源150を周回移動させるとしてもよい。また、仮想光源150は、仮想空間100内において仮想計器101,102,103,104,105の上方に位置し、その移動経路を、仮想計器101,102,103,104,105の手前側から奥側へ、さらには奥側から手前側へと移動する経路となるよう設定してもよい。
また、仮想光源150の位置をランダムに移動させるとしてもよい。この場合例えば、時々刻々CPU21で乱数を発生させて、それにより仮想光源150の個々の時点での移動方向を決定して、それに従い微小な移動を繰り返すとすればよい。
上記例では仮想計器を速度計、タコメータ、水温計、燃料残量計、油圧計としたが、本発明ではこれらに何ら限定されず、パワーメータなど車両に装備される他のメータに変更してもよい。
本発明では仮想計器の形式(つまりアナログ式かディジタル式か)や形状には限定はなされない。上記例ではアナログ式メータを、円弧状の目盛部111と回動する指針部112とからなるものとしたが、直線状に配置された目盛部と平行移動する指針部とからなるものとしてもよい。また指針部を用いない棒グラフ状のメータとしてもよい。その場合にも、そうしたメータの周囲を囲むように枠部を設けて、その枠部の反射光と陰影とを上記例のリング110と同様に移動する仮想光源によって形成すればよい。
また、上記例ではアナログ式メータとしたが、ディジタル式メータにしてもよい(あるいは複数のメータのうちにディジタル式メータを含んでもよい)。その場合、例えばディジタル式メータに枠部を設けて、その部分の反射光と陰影を上記例のリング110と同様に移動する仮想光源によって形成してもよい。そしてディジタル式メータの数字表示部分は、数字を立体化して、その陰影は、上記目盛部111と同様に、固定の仮想光源によるものとしてもよい。
上記ではメータの枠部をリング形状としたが、本発明ではこの形状は、例えば楕円や多角形(四角形など)などの他の形状に限定無く変更できる。ただしその際にも枠部の表面に曲面を含むようにすれば、移動する仮想光源による陰影や反射光が顕著に変化して、リアルさを効果的に向上させることができるので好適である。
上記実施例において、S30の手順とCPU21または描画LSI24とが表示制御部、設定手段を構成する。S40の手順とCPU21または描画LSI24とが表示制御部、画像処理手段を構成する。
上記実施例においては、目盛部111の影が描画されていない。このため、影の表示がシンプルで見やすくなっている。また、リング(枠部)110の影210とともに、リング110内に1つだけ存在する指針112の画像212が表示されていることで、仮想光源150の位置を把握しやすくなっている。なお、目盛部111の影が描画されるようにしてもよい。
1 車両用表示装置
21 CPU
24 描画LSI
26 LCD(表示部)
30 車速センサ(計測手段)
31 エンジン回転数センサ(計測手段)
32 燃料残量センサ(計測手段)
33 水温センサ(計測手段)
34 油圧センサ(計測手段)
100 仮想空間
101,102,103,104,105 仮想計器
150 仮想光源
160 仮想視点
110 リング(枠部)
111 目盛部
112 指針部
200 仮想地表面
201,202,203,204,205 仮想計器の影
210 リング(枠部)の影
212 指針部の影

Claims (4)

  1. 車両の車室内に配置された表示部と、前記車両に装備された計測手段による計測値を表示する仮想的な立体の計器の画像を、前記表示部において表示するように制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    仮想空間内における仮想光源と仮想視点と仮想地表面との位置を設定する設定手段と、
    前記仮想視点から見た画像であって、前記仮想的な立体の計器と、前記設定手段によって位置設定された前記仮想地表面と、前記設定手段によって位置設定された前記仮想光源から放射された仮想的な光により当該仮想地表面上に写し出される当該仮想的な立体の計器の影とが描画された画像を形成する画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記設定手段によって位置設定された仮想光源から放射された仮想的な光を受けた前記仮想的な立体の計器が描画される形で、前記画像を形成する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記設定手段は、前記仮想的な立体の計器における反射光及び陰影と、前記仮想地表面に写し出される前記影とが変化するように、前記仮想光源の位置を移動させる請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記設定手段によって位置設定された仮想光源が描画される形で、前記画像を形成する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
JP2014213369A 2014-10-20 2014-10-20 車両用表示装置 Expired - Fee Related JP6397303B2 (ja)

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