JP2016075001A - 中空セルロース繊維糸条およびその製造方法 - Google Patents

中空セルロース繊維糸条およびその製造方法 Download PDF

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Noriko Nagai
典子 長井
竹田 恵司
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Abstract

【課題】軽量性と吸湿性に優れ、毛羽やフィブリルの発生ならびに湿潤下における繊維強度低下を解決することができる高品位な中空セルロース繊維糸条とその製造方法の提供。
【解決手段】セルロースを主成分とするマルチフィラメントであって、下記(1)〜(4)の要件を満足する中空セルロース繊維糸条。(1)マルチフィラメントを構成する各単繊維が、繊維縦軸方向に連続して中空率10〜40%の中空部を有すること。(2)マルチフィラメントの湿潤時の引張強度が1cN/dtex以上であること。(3)マルチフィラメントの湿潤時の引張伸度が10%以上であること。(4)マルチフィラメントを構成する各単繊維の直径が5〜20μmであること。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチフィラメントを構成する各単繊維が繊維軸方向に連続して中空部を有し、軽量性と吸湿性に優れ毛羽やフィブリル化などの欠点のない高品位な中空セルロース繊維糸条とその製造方法に関するものである。
天然セルロース繊維や綿の単繊維の繊維横断面は、略半楕円形状または三角形状をしているが、その繊維横断面を観察すると、ところどころに節があり全体が均一な断面ではない。
また、再生セルロースを用いたレーヨン繊維は、ビスコースレーヨンとして知られている。中空レーヨンについても、オレイン酸または塩を添加することにより竹節状の中空レーヨンとすることが従来から提案されている(特許文献1参照。)。また、活性剤としてオレイン酸の硫酸エステルを紡糸浴に使用することにより、延伸性の向上した中空率の高い(90%以上)中空ビスコース繊維を生産する方法が提案されている(特許文献2参照。)。
しかしながら、上記提案の中空ビスコース繊維は、再生繊維中の中空部分は大きいが、中空の内壁がセルロースの表面であり、しかもその表面は平滑であるために、乾燥すると内壁同士がセルロースの水素結合により閉塞するという課題があった。
さらに別に、セルロースエステルと可塑剤とを主成分とするセルロース脂肪酸混合エステル中空糸が提案されている(特許文献3参照。)。しかしながら、この提案のセルロース脂肪酸混合エステル中空糸を加水分解し、セルロース中空糸を得ようと試みても、加水分解工程において、セルロースが水膨潤することにより繊維横断面形状が限りなく円に近いセルロース繊維になり、乾燥すると内壁同士がセルロースの水素結合により閉塞するという課題があり、均一な中空面形状のセルロース繊維は得られていないのが現状である。
特開昭53−143722号公報 特公昭40−009536号公報 特許第03928547号公報
そこで本発明の目的は、セルロース繊維の素材の多様化を図るため、セルロース繊維で高い中空率を有し、光沢性、発色性および軽量性に優れ、毛羽やフィブリルの発生ならびに湿潤下における繊維強度低下を解決することができる高品位な中空セルロース繊維糸条とその製造方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決せんとするものであり、本発明の中空セルロース繊維糸条は、セルロースを主成分とするマルチフィラメントであって、下記(1)〜(4)の要件を満足することを特徴とする中空セルロース繊維糸条である。
(1)マルチフィラメントを構成する各単繊維が、繊維縦軸方向に連続して中空率10〜40%の中空部を有すること、
(2)マルチフィラメントの湿潤時の引張強度が1cN/dtex以上であること、
(3)マルチフィラメントの湿潤時の引張伸度が10%以上であること、
(4)マルチフィラメントを構成する各単繊維の直径が5〜20μmであること。
本発明の中空セルロース繊維糸条の好ましい態様によれば、前記の単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖の少なくとも一部は、架橋されてなることである。
また、本発明の前記中空セルロース繊維の製造方法は、平均置換度が2.5〜3.0のセルロース脂肪酸混合エステル75〜95質量%と、可塑剤5〜25質量%とを少なくとも含んでなる熱可塑性セルロースエステル組成物を主成分とするマルチフィラメントからなる中空セルロース系繊維糸条を、アルカリ性水溶液と2以上の官能基を有する化合物とを含む処理液で処理することを特徴とする中空セルロース繊維糸条の製造方法である。
本発明によれば、セルロース繊維で高い中空率を有し、光沢性、発色性および軽量性に優れ、毛羽やフィブリルの発生ならびに湿潤下における繊維強度低下を解決することができる高品位な中空セルロース繊維を得ることができる。この中空セルロース繊維糸条を用いて、軽量で高強力な繊維構造物を得ることができ、これらは特に衣料用途に好適に用いることができる。
図1は、本発明の中空セルロース繊維糸状を構成する単繊維の横断面形状を模式的に例示する断面図である。 図2は、本発明の中空セルロース繊維糸状を製造する際に用いられる紡糸吐出孔の形状を模式的に例示する断面図である。
次に、本発明の中空セルロース繊維糸条とその製造方法について、詳細に説明する。
本発明の中空セルロース繊維は、セルロースを主成分とするマルチフィラメントであって、下記(1)〜(4)の要件を満足する中空セルロース繊維である。
(1)マルチフィラメントを構成する各単繊維は、繊維縦軸方向に連続して中空率10〜40%の中空部を有すること、
(2)マルチフィラメントの湿潤時の引張強度が1cN/dtex以上であること、
(3)マルチフィラメントの湿潤時の引張伸度が10%以上であること、
(4)マルチフィラメントを構成する各単繊維の直径が5〜20μmであること。
本発明で用いられるセルロースを主成分とする繊維(マルチフィラメント)を構成するセルロースとしては、好適にはセルロースエステルが挙げられ、具体的には、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートラウレート、セルロースアセテートオレート、セルロースアセテートステアレート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレートおよびこれらの混合物などが挙げられる。これらの中でも、平均置換度が好ましくは2.5〜3.0であるセルロースアセテートプロピオネートと可塑剤とを主成分とする熱可塑性セルロースエステルを用いた繊維を、セルロース化した繊維が好ましく用いられる。
本発明で特に好適に用いられるセルロースアセテートプロピオネートは、良好な熱流動性および溶融紡糸性の観点から、平均置換度が2.5〜3.0のものであることが好ましい。ここでいう平均置換度とは、グルコース単位あたり3個ある水酸基のうち、エステル化されている水酸基の平均数をいう。その際、セルロースエステルが2種以上のアシル基による混合エステルである場合、置換度とは、構成する各々のアシル基に対応する置換度の総和を意味している。平均置換度が2.5以上であれば、可塑剤の添加によって熱流動性を向上させることが容易であり、溶融紡糸時の曳糸性が良好となる。また、平均置換度の上限は、単位グルコースの水酸基の数にあたる3.0である。良好な溶融紡糸性の観点から、平均置換度は2.6〜2.8であることがより好ましい態様である。
炭素数3のアシル基、すなわちプロピオ似る木を少なくとも一部に有するセルロースアセテートプロピオネートは、全てが炭素数2のアシル基すなわちアセチル基からなるセルロースエステルに比べて、格段に溶融紡糸性が優れており、また、マルチフィラメント(繊維)が柔軟となり、初期引張抵抗度が高くなりすぎることがなく、高異形化したときにも毛羽やフィブリル化などの欠点が抑制される傾向を示す。
本発明の熱可塑性セルロースエステル組成物中のセルロース脂肪酸混合エステルの含有量は、75〜95質量%である。セルロース脂肪酸混合エステルの含有量が75質量%未満では、セルロース脂肪酸混合エステルが有する吸湿性や発色性などの特徴が損なわれ、また95質量%を超えると熱流動性が不十分となり溶融紡糸が困難となる。セルロース脂肪酸混合エステルの含有量は、好ましくは80〜90質量%である。
また、本発明で用いられる可塑剤については、その含有量は、5〜25質量%の範囲であることが好ましい。可塑剤を5質量%以上とすることにより、組成物の溶融粘度を低減でき溶融紡糸の製糸操業性が良好となる。また、可塑剤を25質量%以下とすることにより、得られる繊維はセルロース脂肪酸混合エステルとしての特性を維持し、また繊維の機械的特性の低下を生じさせず、高次加工工程での通過性が良好となる。可塑剤の含有量は、より好ましくは8〜22質量%であり、更に好ましくは10〜20質量%である。
熱可塑性セルロースエステルに含有される可塑剤としては、例えば、ポリアルキレングリコール系化合物、グリセリン系化合物、カプロラクトン系化合物、フタル酸エステル化合物、脂肪族二塩基酸エステル、ポリエステル系化合物、エポキシ系化合物、リン酸エステル系化合物およびトリメリット酸エステル系化合物などが挙げられ、これらは、単独もしくは併用して使用することができる。
可塑剤としては特に、熱可塑性セルロースエステル組成物の構成成分であるセルロース脂肪酸混合エステルとの相溶性が良好であり、溶融紡糸の可能な熱可塑化効果が顕著に現れるポリアルキレングリコール系化合物、グリセリン系化合物、カプロラクトン系化合物、フタル酸エステル化合物および脂肪族二塩基酸エステルがより好ましく用いられる。中でも、高次加工工程で水などを用いて可塑剤を溶出することができ、溶融紡糸の際に発煙などを起こすことがないポリアルキレングリコール系化合物が、特に好ましく用いられる。
ポリアルキレングリコール系化合物の具体的な例としては、重量平均分子量が好ましくは200〜4000であるポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールなどが挙げられ、これらを単独もしくは併用して使用することができる。
本発明で用いられる熱可塑性セルロースエステルは、リン系酸化防止剤を含有していることが好ましく、リン系酸化防止剤としては特にペンタエリスリトール系化合物が好ましく用いられる。熱可塑性セルロースエステルがリン系酸化防止剤を含有している場合、紡糸温度が高い範囲および低吐出領域においても熱分解防止効果が非常に顕著であり、繊維の機械的特性の悪化が抑制され、得られる繊維の色調が良好になる。リン系酸化防止剤の配合量は、溶融紡糸のための熱可塑性セルロースエステル組成物に対して0.005質量%〜0.500質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05〜0.3質量%である。
セルロース脂肪酸混合エステルの繊維化の方法としては、現行のセルロースアセテートで採用されている乾式紡糸法やレーヨンなどの湿式紡糸法を採用することができ、セルロース脂肪酸混合エステルの熱流動性を利用して、溶融紡糸法によって繊維化することも可能である。
また、セルロース脂肪酸混合エステルには、必要に応じて、熱劣化防止剤、着色防止剤、その他、滑剤、帯電防止剤、艶消剤、潤滑剤、難燃剤および着色顔料など、種々の目的で無機微粒子や有機化合物を含有させることができる。
また、熱可塑性セルロースエステルを用いた繊維をセルロース化する方法としては、熱可塑性セルロースエステル繊維を所定の加熱湿潤状態に保持し、その状態でアルカリ性物質を含有する処理液で処理することにより、セルロース化させる方法が挙げられる。
アルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウムおよび水酸化バリウム等が挙げられ、水溶液中でアルカリ性を示すアルカリ金属化合物の中でも、アルカリ金属水酸化物が好ましく使用される。
本発明の中空セルロース繊維糸条は、マルチフィラメントを構成する単繊維の直径が小さく、高い中空率を有しかつ機械的特性に優れたものである。
本発明の中空セルロース繊維糸条(マルチフィラメント)を構成する単繊維の中空率は10〜40%である。中空率が10%未満の場合、本発明の目的とする軽量性の効果が不十分となる。中空率は高いほど軽量化する点からは好ましいが、中空率が40%を超える場合、繊維特性が低下したり、フィブリル化したり、高次加工工程での繊維の潰れが発生しやすくなる。
また、衣料品となったときにも中空セルロース繊維糸条(マルチフィラメント)を構成する単繊維の中空率を保持できなくなるとともに、着用中にも繊維断面の潰れが発生しやすくなる。
本発明でいう中空率とは、中空単繊維の繊維軸に対して垂直方向の断面(横断面)を撮影し、断面の全面積(Sa)と中空部の面積(Sb)を測定し、下記の式を用いて算出した値をいう。ただし、Sbは、複数の中空部を有する場合には、それぞれの中空部の面積の総和を意味する。
・中空率(%)=(Sb/Sa)×100
本発明における中空セルロース繊維糸条を構成するマルチフィラメントの湿潤時の引張強度は0.8cN/dtex以上である。引張強度が0.8cN/dtex以上であれば、製織や製編時など高次加工工程の通貨性が良好であり、最終製品の強力も不足することがない。引張強度は0.9cN/dtex以上であることがより好ましく、さらに好ましくは1.0cN/dtex以上である。
本発明における中空セルロース繊維糸条を構成するマルチフィラメントの引張伸度は、10%以上である。引張伸度が10%以上である場合には、紡糸工程で毛羽が発生せず、また製織や製編時など高次加工工程において毛羽や糸切れが多発することがなく、高次加工の工程通過性が良好となる。また、引張伸度は50%以下であることが好ましく、引張伸度が50%以下の場合、繊維は低い応力であれば変形することがなく、製織時の緯ひけなどによる最終製品の染色欠点を生じることがない。引張伸度は、18%〜45%であることがより好ましく、さらに好ましくは、15〜30%である。
本発明の中空セルロース繊維糸条において、マルチフィラメントを構成する単繊維の直径は、5〜20μmである。単繊維の直径をこのような範囲に設定することにより、織編物等の繊維構造物の適度な曲げ剛性により、ソフトさが要求される衣料用布帛などにも適用することができる。この単繊維の直径は小さければ小さいほどソフト性が増すが、機械的特性および繊度変動値(U%)の観点から、単繊維の直径は5μm以上である。また、単繊維の直径は20μm以下であることが好ましく、直径が20μm以上の場合、織編物等の繊維構造物の曲げ剛性が高くなり、ソフト性が阻害される。
本発明の中空セルロース繊維糸条を紡糸する方法としては、公知の溶融紡糸装置を用いて、紡糸口金孔をそれぞれ対応する中空断面用とすることにより製造することができる。
図1は、本発明の中空セルロース繊維糸状を構成する単繊維の横断面形状を模式的に例示する断面図であり、図2は、本発明の中空セルロース繊維糸状を製造する際に用いられる紡糸吐出孔の形状を模式的に例示する断面図である。例えば、図1(a)〜(e)の中空断面繊維を得る場合は、図2(a)〜(e)に示されるそれぞれの紡糸口金孔を有する口金を用いることができる。
また、紡糸口金孔から紡出された糸条は、溶融ポリマーの緩和効果のため、紡糸口金孔の中空率よりも繊維断面の中空率が小さくなる傾向にある。中空率を高く保つためには、口金面深度をできるだけ浅くすることが好ましい。また、紡出糸の中空率を保ち、U%の良好なフィラメントを得るためには、紡出糸条は糸条温度よりも低温の冷却風によって積極的に冷却することが重要である。冷却は、紡出部直下に配置されるチムニーによって行うことができる。
本発明の中空セルロース繊維糸条の好ましい態様によれば、前記の単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖の少なくとも一部は、架橋されていることである。
本発明における単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖の少なくとも一部が架橋されているとは、熱可塑性セルロースエステル繊維を加水分解し、熱可塑性セルロースエステル繊維の表層の水酸基を2以上の官能基を有する化合物により、表層を化学架橋させることである。ここでいう官能基とは、水酸基と反応する官能基を意味する。官能基としては、エポキシ基、クロロヒドリン基およびトリアジン基等が挙げられる。
2以上の官能基を有する化合物としては、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリトリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、エチレン,ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレン,ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールグリシジルエーテル、アジピックアシッドジグリシジルエステル、オルトフタリックアシッドジグリシジルエステル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、テレフタリックアシッドジグリシジルエステル、ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、およびエポキシクレゾールノボラックレジンエマルジョン等が挙げられる。
本発明においては、先ず、紡糸された熱可塑性セルロースエステルからなる中空セルロース繊維糸条を所定の加熱湿潤状態に保持し、その状態で水酸基と反応する官能基を2つ以上有する化合物と、アルカリ性物質とを含有する処理液で処理することにより、セルロース繊維における水酸基と、官能基を2つ以上有する化合物とを化学架橋させることが好ましい。
具体的には、温水に熱可塑性セルロースエステルからなる中空セルロース繊維糸条を、2つ以上の官能基を有する化合物とアルカリ性物質とを含有する処理液に浸漬する方法等が挙げられる。その際、水100g当たりにおける2つ以上の官能基を有する化合物の投入量は、2〜15質量部が望ましく、また、水100g当たりにおけるアルカリ性物質の投入量は1〜5gが望ましい。また、処理する時間は40〜200分間が望ましく、処理温度は40〜95℃が望ましい。処理液に、静電剤、撥水剤、柔軟剤および消臭剤などを適宜加えることもできる。
アルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウムおよび水酸化バリウム等、水溶液中でアルカリ性を示すアルカリ金属化合物が挙げられ、それらの中でも、アルカリ金属水酸化物が好ましく使用される。
上記の工程により、官能基が水酸基と反応して中空セルロース繊維糸条の繊維が化学架橋される。繊維内部までセルロース化しても、単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖が少なくとも一部が架橋されているため、中空断面の形状は保持される。
少なくとも一部が架橋されているとは、熱可塑性セルロースエステルからなる中空セルロース繊維糸条が、アルカリ性物質を含有する処理液によってセルロース化した単繊維の表層が架橋されていることである。熱可塑性セルロースエステルからなる中空セルロース繊維糸条は、アルカリ性物質を含有する処理液によって単繊維の表層からセルロース化し、セルロース繊維における水酸基と、官能基を2つ以上有する化合物とを化学架橋される。架橋されている割合は、好ましくは繊維径の30%以上、より好ましくは、50%以上、さらに好ましくは80%以上である。架橋されている割合が30%より低くなると、中空形状の保持が難しく、毛羽やフィブリルが発生しやすい。これに対し、架橋されている割合が30%以上であれば、中空形状が保持され、毛羽やフィブリルの発生が抑制できる。
セルロース繊維が化学架橋されるため、湿潤下における繊維強度低下を解決することができる。また、単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖が架橋されているため、外的な物理衝撃によってフィブリル化するのを制御または遅延することができる。また、セルロース繊維の繊維表面の耐摩耗性を向上することもでき、摩擦堅牢度、スレにより発生する白化、摩擦熱溶融性および縫製時の融着などが改善される。
本発明の中空セルロース繊維糸条を用いて構成される繊維構造物としては、コート、ブルゾン、ウインドブレーカー、ブラウス、シャツ、スカート、スラックス、布団側地等の寝装具、およびカーテン等のインテリア用具などが挙げられ、多くの用途に好適に使用される。
次に、実施例により本発明の中空セルロース繊維糸条とその製造方法について、詳細に説明する。また、実施例における測定値は、次の方法で得たものである。
(1)中空率:
中空セルロース繊維糸条(マルチフィラメント)を構成する単繊維の繊維軸に対して垂直方向の断面(横断面)を撮影し、断面の全面積Saと中空部の面積Sbを測定し、下式を用いて算出した。ただしSbは、単繊維が複数の中空部を有する場合には、それぞれの中空部の面積の総和となる。
中空率はマルチフィラメントを構成する単繊維10本を用いて算出し、その平均値とした。
・中空率(%)=(Sb/Sa)×100。
(2)単繊維繊度:
溶融紡糸により得られたマルチフィラメントの総(トータル)繊度を、口金ホール数で除した値を単繊維繊度(dtex)とした。マルチフィラメント10点を測定し、その平均をとった。
(3)単繊維の直径:
単繊維の繊維軸に対して垂直方向の断面(横断面)を撮影し、単繊維の直径を算出した。単繊維の直径は、マルチフィラメントを構成する単繊維10本を用いて算出し、その平均値とした。
(4)引張強度と引張伸度の測定:
JIS L1013(1999)に準拠し、島津製作所製オートグラフを用いて測定し、引張強度と引張伸度を求めた。(湿潤状態での強度測定は、織編物の異なる場所からそれぞれ繊維糸条を取出し、蒸留水で湿潤状態とし、合計10本の測定値の平均を求めた。)
(5)発色性(L*):
分光測色計(KONIKA MINOLTA製 SPECTROPHOTOMETER CM‐3700d)を使用し、色彩管理ソフトウェア(KONIKA MINOLTA製 CM‐S100W Spectra Magic NX Ver.1.7)により、L*(明度)を求めた。
(6)摩擦堅牢度:
JIS L 0849(1996年)II型(学振型)「摩擦に対する染色堅ろう度試験方法」(1996)で求めた。
(7)軽量性:
G.軽量性およびソフト性の評価
中空繊維糸条およびその中空繊維糸条と同じ糸直径を有する中実繊維糸条(単繊維の中空率0%)の2つを用いて、次のようにして軽量性の評価を行った。まず、中空繊維糸条および中実繊維糸条を用いて、釜径3インチ半・27ゲージ丸編機(英光産業社製モデルNCR−BL)で5m長の筒編み地を作成し、その筒編み地について10人の被験者で、中空繊維糸条と中実繊維糸条からなる筒編み地を持ったとき、2つの筒編み地の重量差が明確に感じられたかどうかを管能評価した。 ◎:9名以上が優れている、○:7〜8名が優れている、△:5〜6名が優れている、×:4名以下が優れていると判定した。10人の被験者の70%以上が重量差を感じた◎と○を、合格とした。
(8)官能試験による品位と光沢評価:
軽量性およびソフト性を評価した中空繊維糸条およびその中空繊維糸条の筒編み地について、10人の被験者で、品位に関しては、毛羽やフィブリルの発生の有無を目視確認し、毛羽の発生が無く高品位のものを○、若干の発生が見られるものを△、毛羽やフィブリルが著しいものを×とした。また、光沢に関しては、優れた光沢を示すものを○、若干の光沢が感じられるものを△、光沢感が全く感じられないものを×とした。これらの内、○と△を合格とし、×は不合格と判定した。
[実施例1]
セルロースアセテートプロピオネート(エステル置換度2.5(アセチル置換度2.0、プロピオニル置換度0.5))80質量%とポリエチレングリコール(三洋化成社製、PEG600)20質量%を、2軸エクストルーダーで混練しペレットを得た。このようにして得られたペレットを真空乾燥した後、紡糸温度270℃、図2(a)に示す紡糸口金孔(C型スリット)を有する口金を用いて溶融紡糸を行い、105dtex−36f(単繊維繊度1.6dtex)の単繊維の中空率が28%のマルチフィラメント(セルロースエステル繊維糸条)を得た(単繊維横断面を、図1(a)に示す。)。このようにして得られたセルロースエステル繊維糸条をヨコ糸に用い、56dtex−18f(単繊維繊度3.1dtex)のポリエステル繊維をタテ糸に用いて平織物生機を製織した。得られた平織物生機の密度は、120本/インチであった。
次いで、得られた平織物生機を40℃の温度で水処理し、80℃の温度で精練し、110℃の温度で乾燥し、140℃の温度で乾熱処理を行った。次いで、染色機内に、水100質量部と上記の精練後のセルロースエステル繊維布帛と、2つ以上官能基を有するクロロヒドリン化合物(一方社油脂工業株式会社製“プリシェードNF”(登録商標))4質量部とを投入後、60℃の温度まで昇温し、水酸化ナトリウム3.2質量部と無水芒硝7質量部とを投入し、10分間処理した。その後1分間に2℃の温度の速度で90℃の温度まで昇温し、60分間処理後、処理液を排液し、湯水洗により余剰のクロロヒドリン化合物と水酸化ナトリウムを十分に洗い落とした。続いて、分散染料(Dianix Tux Black Fconc 10%owf)を用いて130℃の温度で染色し、次いで、反応染料(Novacron Black LS−N 5%owf)を用いて、60℃の温度で黒色に染色し、水溶性カチオンポリマーを主成分としたフィックス剤での60℃×20分の処理を行い乾燥した。次いで、得られた布帛を、160℃の温度で乾熱処理を行った。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[実施例2]
実施例1と同じ平織物生機を使用し、“プリシェードNF”(登録商標)の使用量を8質量部に変更したこと以外は、実施例1と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[実施例3]
セルロースエステル繊維糸条を、図2(b)に示す紡糸口金孔(3分割スリット)を有する口金を用いて得られた、135dtex−36f(単繊維繊度2dtex)の単繊維の中空率が30%のマルチフィラメント(セルロースエステル繊維糸条)(単繊維横断面を、図1(b)に示す)に変更したこと以外は、実施例2と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[実施例4]
セルロースエステル繊維糸条を、図2(c)に示す紡糸口金孔(4分割スリット)を有する口金を用いて得られた、135dtex−36f(単繊維繊度2dtex)の単繊維の中空率が33%のマルチフィラメント(セルロースエステル繊維糸条)(単繊維横断面を、図1(c)に示す)に変更したこと以外は、実施例2と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[実施例5]
セルロースエステル繊維糸条を、図2(d)に示す紡糸口金孔(T型スリットからなる3分割スリット)を有する口金を用いて得られた、135dtex−36f(単繊維繊度2dtex)の単繊維の中空率が30%のマルチフィラメント(セルロースエステル繊維糸条)(単繊維横断面を、図1(c)に示す)に変更したこと以外は、実施例2と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[実施例6]
クロロヒドリン化合物“プリシェードNF”(登録商標)を1.6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(ナガセケムテックス株式会社製“デナコール821”(登録商標))に変更し、水酸化ナトリウムの使用量を2.4g質量部に変更したこと以外は、実施例1と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[比較例1]
紡糸口金孔(○型スリット)を用い、2つ以上官能基を有するクロロヒドリン化合物を使用しないこと以外は、実施例1と同様処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[比較例2]
オレイン酸と水酸化ナトリウムとノニオン系界面活性剤からなる水溶液を、ペラ式攪拌機で混合し添加液を調整し、その添加液を原料ビスコースへ、オレイン酸含有量がセルロースに対して10質量%となるように添加し、混合機を用いて攪拌混合を行った。原料ビスコースは、セルロース含有量8.5質量%、水酸化ナトリウム含有量5.7質量%、および二硫化炭素32質量%を含むものを用いた。
ビスコースを、2浴緊張紡糸法により、紡糸して、単繊維繊度が1.4dtexの繊維を得た。第1浴(紡糸浴)の組成は、硫酸100g/L、硫酸亜鉛15g/L、および硫酸ナトリウム350g/L含むミューラー浴(50℃)を用いた。また、ビスコースを吐出する紡糸口金には、孔径0.06mmのホールを4000個有するノズルを用いた。このようにして得られた44tex−31f(単繊維繊度1.4dtex)の単繊維横断面が鋸歯状の断面コ糸双糸使いで、これをヨコ糸に用い、56dtex−18f(単繊維繊度3.1dtex)のポリエステル繊維をタテ糸に用いて平織物生機を製織した。得られた平織物生機の密度は、184本/インチであった。
次いで、得られた平織物生機を80℃の温度で精練し、130℃の温度で乾燥し、160℃の温度で乾熱処理を行った。続いて、分散染料(Dianix Tux Black Fconc 10%owf)を用いて130℃の温度で染色し、次いで、反応染料(Novacron Black LS−N 5%owf)を用いて60℃の温度で黒色に染色し、水溶性カチオンポリマーを主成分としたフィックス剤での60℃×20分の処理を行い乾燥した。次いで、得られた布帛を、160℃の温度で乾熱処理を行った。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。
[比較例3]
ヨコ糸に、44dtex−26f(単繊維繊度1.7dtex)の単繊維横断面が扁平形断面の双糸に変更した以外は、比較例1と同じ処理を行って加工布を得た。得られた加工布の評価結果を、表1と表2に示す。

Claims (3)

  1. セルロースを主成分とするマルチフィラメントであって、下記(1)〜(4)の要件を満足することを特徴とする中空セルロース繊維糸条。
    (1)マルチフィラメントを構成する各単繊維が、繊維縦軸方向に連続して中空率10〜40%の中空部を有すること、
    (2)マルチフィラメントの湿潤時の引張強度が1cN/dtex以上であること、
    (3)マルチフィラメントの湿潤時の引張伸度が10%以上であること、
    (4)マルチフィラメントを構成する各単繊維の直径が5〜20μmであること。
  2. 単繊維の表層を構成するセルロースの分子鎖の少なくとも一部が、架橋されてなることを特徴とする請求項1記載の中空セルロース繊維糸状。
  3. 平均置換度が2.5〜3.0のセルロース脂肪酸混合エステル75〜95質量%と、可塑剤5〜25質量%とを少なくとも含んでなる熱可塑性セルロースエステル組成物を主成分とするマルチフィラメントからなる中空セルロース系繊維糸条を、アルカリ性水溶液と2以上の官能基を有する化合物とを含む処理液で処理することを特徴とする請求項1または2記載の中空セルロース繊維糸状の製造方法。
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