JP2016071642A - 遠隔会議システム、サーバプログラム、及び、クライアントプログラム - Google Patents

遠隔会議システム、サーバプログラム、及び、クライアントプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のクライアント装置の複数のユーザのそれぞれが共有資料に対するアクセス権を有するか否かを、適切に判断することが可能な遠隔会議システム、サーバプログラム、及び、クライアントプログラムを提供する。
【解決手段】会議サーバ装置11は、パス情報及び可否情報を含む第1指示をクライアント装置12Aから受信する(S171)。会議サーバ装置11は、第1指示に含まれるパス情報を含む第1要求をクライアント装置12B、12Cに送信する(S173、S175)。会議サーバ装置11は、有無情報を含む第1応答を受信する(S177、S179)。会議サーバ装置11は、第1応答に含まれる有無情報に基づき、資料データの共有を許可するか決定する。会議サーバ装置11は、許可する場合、資料データの共有を開始させる第2指示をクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S189、S190、S191)。
【選択図】図4

Description

本発明は、サーバ装置とクライアント装置とがネットワークを介して通信を行うことによりWeb会議が実行される遠隔会議システム、サーバプログラム、及び、クライアントプログラムに関する。
複数のクライアント装置のそれぞれが、サーバ装置を介して他のクライアント装置と通信を行うことによって、複数のクライアント装置のそれぞれのユーザ間でWeb会議を実現可能とするシステムが知られている。又、Web会議において、所定の資料を複数のクライアント装置の間で共有する資料共有機能が知られている。以下、複数のクライアント装置間で共有される資料を、「共有資料」という。
特許文献1は、資料共有機能を実現可能な会議システムを開示する。会議システムには、会議サーバ及び複数の会議端末が含まれる。会議サーバはアクセス権管理テーブルを記憶する。アクセス権管理テーブルには、共有フォルダのパス、複数の会議端末のそれぞれのユーザのアカウント、及び、共有フォルダへのアクセスの可否をアカウント毎に示したアクセス権が対応付けられている。会議サーバは、会議に参加する複数のユーザのそれぞれが共有フォルダに対するアクセス権を有するか否かを、アクセス権管理テーブルに基づいて判断できる。
特開2013−115654号公報
オンプレミスの通信システムが知られている。この場合、サーバ装置及び複数のクライアント装置が接続されるネットワーク(例えば、LAN等)では、ディレクトリサービス等の管理機能が利用可能である場合が多い。このため、上記のアクセス権管理テーブルに相当する情報(以下、「アクセス権情報」という。)についても、ネットワークに接続する会議サーバ以外の機器(例えば、LDAPサーバ等。以下、「管理サーバ」という。)に既に記憶されている場合がある。この場合、サーバ装置にアクセス権情報は記憶されない。
しかしながら、特許文献1では、ディレクトリサービス等の管理機能を会議サーバが利用することについて、記載されていない。このため、会議サーバは、管理サーバからアクセス権情報を取得できない。従って、会議サーバは、複数のクライアント装置の複数のユーザのそれぞれが共有資料に対するアクセス権を有するか否かを、適切に判断できない場合があるという問題点がある。
本発明の目的は、複数のクライアント装置の複数のユーザのそれぞれが共有資料に対するアクセス権を有するか否かを、適切に判断することが可能な遠隔会議システム、サーバプログラム、及び、クライアントプログラムを提供することである。
本発明の第1態様に係る遠隔会議システムは、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置、第1クライアント装置、及び、少なくとも1つの第2クライアント装置を備え、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置のそれぞれの使用者に、遠隔会議における仮想の会議室を提供する遠隔会議システムであって、前記サーバ装置は、資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置からの前記ネットワークを介したアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1指示を、前記第1クライアント装置から受信する第1受信手段と、前記第1受信手段によって受信した前記第1指示に含まれる前記可否情報が、前記場所が前記アクセス可能に設定されていることを示す場合、前記資料データに対するアクセス権があるかを問い合わせるためのデータであって、前記第1指示に含まれる前記パス情報を含む第1要求を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する第1送信手段と、前記第1送信手段によって送信した前記第1要求に応じ、前記アクセス権があるかを示す有無情報を含む第1応答を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置から受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信した前記第1応答に含まれる前記有無情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可するかを決定する決定手段と、前記決定手段によって許可すると決定された場合、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に対して送信する第2送信手段とを備え、前記少なくとも1つの第2クライアント装置は、前記サーバ装置から受信した前記第1要求に含まれる前記パス情報に基づいて、前記資料データに対する前記アクセス権を有するか判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を示す前記有無情報を含む前記第1応答を、前記サーバ装置に送信する第3送信手段と、前記第3送信手段によって前記第1応答を送信した後、前記サーバ装置から前記第2指示を受信した場合に、前記資料データを所定の出力デバイスに出力する出力手段とを備え、前記第1クライアント装置は、前記第1指示を前記サーバ装置に送信する第4送信手段を備えたことを特徴とする。
第1態様に係る遠隔会議システムにおいて、第1クライアント装置は、資料データの共有を要求する第1指示を、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、第1クライアント装置から第1指示を受信する。サーバ装置は、受信した第1指示に含まれる可否情報に基づいて、資料データが保存された場所が、クライアント装置からのネットワークを介したアクセスを可能とする設定がされているか判定する。サーバ装置は、ネットワークを介したアクセスを可能とする設定がされている場合、資料データへのアクセス権を問い合わせる第1要求を、少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する。少なくとも1つの第2クライアント装置は、第1要求を受信する。少なくとも1つの第2クライアント装置は、第1要求に含まれるパス情報に基づいて、資料データへのアクセス権の有無を判定する。少なくとも1つの第2クライアント装置は、判定結果を示す有無情報を含む第1応答を、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、第1応答を受信する。サーバ装置は、第1応答に含まれる有無情報に基づいて、資料データの共有を許可するかを決定する。サーバ装置は、共有を許可すると決定した場合、資料データの共有を開始させるための第2指示を、少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する。少なくとも1つの第2クライアント装置は、第2指示を受信する。少なくとも1つの第2クライアント装置は、資料データを出力デバイスに出力する。
上記の場合、サーバ装置は、少なくとも1つの第2クライアント装置に第1要求を送信することによって、少なくとも1つの第2クライアント装置が資料データへのアクセス権を有するかを問い合わせることができる。この場合、サーバ装置は、少なくとも1つの第2クライアント装置の資料データへのアクセス権があるかを、直接管理する必要がない。このため、サーバ装置は、少なくとも1つの第2クライアント装置による資料データへのアクセス権があるかを示す情報を有していなくても、少なくとも1つの第2クライアント装置が資料データに対するアクセス権を有しているかを適切に判定できる。
本発明の第2態様に係るサーバプログラムは、ネットワークを介して、第1クライアント装置及び少なくとも1つの第2クライアント装置と通信を行うことによって、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置のそれぞれの使用者に、遠隔会議における仮想の会議室を提供するサーバプログラムであって、資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置からの前記ネットワークを介したアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1指示を、前記第1クライアント装置から受信する第1受信ステップと、前記第1受信ステップによって受信した前記第1指示に含まれる前記可否情報が、前記場所が前記アクセス可能に設定されていることを示す場合、前記資料データに対するアクセス権があるかを問い合わせるためのデータであって、前記第1指示に含まれる前記パス情報を含む第1要求を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する第1送信ステップと、前記第1送信ステップによって送信した前記第1要求に応じ、前記アクセス権があるかを示す有無情報を含む第1応答を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置から受信する第2受信ステップと、前記第2受信ステップによって受信した前記第1応答に含まれる前記有無情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可するかを決定する決定ステップと、前記決定ステップによって許可すると決定された場合、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に対して送信する第2送信ステップとを、サーバ装置のコンピュータに実行させる。第2態様に係るサーバプログラムがコンピュータによって実行された場合、サーバ装置は、第1態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3態様に係るクライアントプログラムは、ネットワークを介して、サーバ装置及び他のクライアント装置と通信を行うことによって、クライアント装置の使用者に仮想の会議室を提供するクライアントプログラムであって、資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記クライアント装置及び前記他のクライアント装置からのアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1要求を、前記サーバ装置から受信した場合に、前記第1要求に含まれる前記パス情報に基づいて、前記資料データに対するアクセス権を有するかを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果を示す有無情報を含む第1応答を、前記サーバ装置に送信する第5送信ステップと、前記第5送信ステップによって前記第1応答を送信した後、前記サーバ装置から、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を受信した場合に、前記資料データを所定の出力デバイスに出力する出力ステップとを、前記クライアント装置のコンピュータに実行させる。
第3態様に係るクライアントプログラムがコンピュータによって実行された場合、クライアント装置は、資料データが保存された場所へのアクセス権を問い合わせる第1要求を受信する。第2クライアント装置は、第1要求に含まれるパス情報に基づいて、資料データへのアクセス権があるかを判定する。クライアント装置は、有無情報を含む第1応答をサーバ装置に送信する。クライアント装置は、第1応答に応じて第2指示を受信した場合、資料データを表示する。この場合、第2クライアント装置は、アクセス権を有するかの判定結果を、サーバ装置に対して送信できる。このため、クライアント装置は、第2クライアント装置による資料データへのアクセス権があるかを示す情報を有していないサーバ装置に対して、アクセス権を有しているかの判定を適切に実行させることができる。
遠隔会議システム1の概要と、会議サーバ装置11及びクライアント装置12の電気的構成とを示す図である。 テーブル161A、161Bを示す図である。 テーブル114A、114Bを示す図である。 第1実施形態における通信シーケンスである。 第1実施形態におけるサーバメイン処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるサーバ取得処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるサーバ送信処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるクライアント第1メイン処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるクライアント第2メイン処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるクライアント第3メイン処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるクライアント取得処理のフローチャートである。 第1実施形態における第1変形例のサーバ取得処理のフローチャートである。 第1実施形態における第2変形例のサーバ送信処理のフローチャートである。 第1実施形態における第3変形例のサーバ送信処理のフローチャートである。 第2実施形態における通信シーケンスである。 第2実施形態におけるサーバメイン処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるサーバ送信処理のフローチャートである。 第2実施形態における会議終了処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるクライアント第1メイン処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるクライアント第2メイン処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるクライアント第3メイン処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるクライアント取得処理のフローチャートである。
<遠隔会議システム1の概要>
図1を参照し、遠隔会議システム1を説明する。遠隔会議システム1は、会議サーバ装置11、クライアント装置12A、12B、12C、ファイルサーバ装置15、及び、ディレクトリサービスサーバ装置(以下、「DSサーバ装置」という。)16を備える。なお、クライアント装置12A、12B、12Cのそれぞれを区別しない場合、又は、総称する場合、単にクライアント装置12と記載する。会議サーバ装置11、クライアント装置12、ファイルサーバ装置15、及び、DSサーバ装置16は、Local Area Network(LAN)14を介して通信可能に接続する。LAN14は、物理的に単一のLANによって構成されてもよいし、Vurtual Private Network(VPN)を用いて、インターネットを介して接続された複数のLANによって構成されてもよい。遠隔会議システム1は、クライアント装置12のそれぞれの使用者に対し、仮想の会議室を提供することによって、それぞれの使用者間で遠隔会議を実現させるためのシステムである。
会議サーバ装置11は、周知のMulti-point Control Unit(MCU)に対して、後述するサーバメイン処理(図5〜図7、図12〜図14、図16、図17参照)及び会議終了処理(図18参照)を実行するためのアプリケーションをインストールことで構成される。クライアント装置12は、周知の汎用Personal Computer(PC)に対して、後述するクライアント第1メイン処理〜クライアント第3メイン処理(図8〜図11、図19〜図22参照)で示される処理を実行するためのアプリケーションをインストールすることで構成される。なお、会議サーバ装置11は、汎用のサーバに対してアプリケーションをインストールことで構成されてもよい。クライアント装置12の少なくとも1つは、遠隔会議用の専用端末に対してアプリケーションをインストールすることで構成されてもよい。
ファイルサーバ装置15は、LAN14内で資料データの共有を実現するためのサーバ装置である。ファイルサーバ装置15の記憶部151には複数の共有フォルダが記憶され、それぞれに資料データが格納される。共有フォルダは、会議サーバ装置11及びクライアント装置12がLAN14を介して資料データにアクセスできるように設定される。又、詳細は後述するが、共有フォルダに格納された資料データに対して、クライアント装置12がLAN14を介してアクセスする場合、クライアント装置12のそれぞれの使用者が所属するグループ(詳細は後述する。)や、会議室における役割(詳細は後述する。)に応じて、アクセスが制限される場合もある。
DSサーバ装置16は、(1)アカウント管理機能、及び、(2)アクセス権管理機能を実行するためのサーバ装置である。(1)アカウント管理機能は、クライアント装置12のそれぞれの使用者のアカウントを管理する機能である。(2)アクセス権管理機能は、ファイルサーバ装置15の記憶部151に記憶された共有フォルダへのアクセス権を管理する機能である。DSサーバ装置16の記憶部161には、(1)(2)の機能を実現するために使用されるテーブル161A、161B(図2参照)が記憶される。会議サーバ装置11及びクライアント装置12は、例えば、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)に準拠した通信をDSサーバ装置16との間で実行することによって、(1)(2)の機能を利用できる。
図2を参照し、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161A、161Bについて説明する。テーブル161Aでは、「ユーザID」「パスワード」「グループ」が対応付けられている。「ユーザID」は、クライアント装置12のそれぞれの使用者を識別する識別情報である。「パスワード」は、使用者がクライアント装置12にログインする場合に必要なパスワードである。「グループ」は、使用者の所属するグループを示す。本実施形態では、一例として、使用者の部署のカテゴリである、「開発」「企画」「営業」の何れかによって示す。テーブル161Aは、DSサーバ装置16が(1)アカウント管理機能を実現するために使用される。
テーブル161Bでは、「フォルダパス情報」「許可グループ」が対応付けられている。「フォルダパス情報」は、ファイルサーバ装置15の記憶部151に記憶された共有フォルダのパスを示す。以下、フォルダのパスを「フォルダパス」という。「許可グループ」は、対応するフォルダパス情報で示されるフォルダパスの共有フォルダにLAN14を介してアクセスすることが許可されたグループを示す。テーブル161Bは、DSサーバ装置16が(2)アクセス権管理機能を実現するために使用されるテーブルである。
例えば、共有フォルダに格納された資料データにクライアント装置12がLAN14を介してアクセスしようとする場合、はじめに、クライアント装置12の使用者の所属するグループが許可グループとしてテーブル161Bに記憶されているかが判定される。使用者の所属するグループが許可グループとしてテーブル161Bに記憶されている場合、クライアント装置12は、共有フォルダに格納された資料データにアクセスする。一方、使用者の所属するグループが許可グループとしてテーブル161Bに記憶されていない場合、クライアント装置12は、共有フォルダに格納された資料データにアクセスしない。
以下、共有フォルダにLAN14を介してアクセスすることが許可されていることを、「アクセス権を有する」又は「アクセス権がある」という。共有フォルダにLAN14を介してアクセスすることが許可されていないことを、「アクセス権を有さない」又は「アクセス権がない」という。アクセス権を有するグループの使用者によって使用されるクライアント装置12を、「アクセス権を有するクライアント装置12」ともいう。アクセス権を有さないグループの使用者によって使用されるクライアント装置12を、「アクセス権を有さないクライアント装置12」ともいう。
なお、上記のテーブル161Bでは、「フォルダパス情報」「許可グループ」が対応付けられていたが、「許可グループ」の代わりに「ユーザID」が対応付けられていてもよい。即ち、テーブル161Bでは、フォルダパス情報で示されるフォルダパスの共有フォルダに対するアクセス権を有する使用者が管理されてもよい。なお、本実施形態では、説明を容易とするため、「ユーザID」「パスワード」「グループ」等の複数の要素が対応付けられたテーブル161A、161Bが記憶部161に記憶される場合を挙げて説明する。しかしながら実際には、複数の要素は木構造によって関連付けられ、記憶部161に記憶されている。
<会議サーバ装置11の電気的構成>
図1を参照し、会議サーバ装置11の電気的構成を説明する。会議サーバ装置11は、会議サーバ装置11の制御を司るCPU111を備える。CPU111は、ROM112、RAM113、記憶部114、通信インタフェース(I/F)115、及びドライブ装置116と電気的に接続する。ROM112には、ブートプログラム、Basic Input/Output System(BIOS)等が記憶される。RAM113には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。タイマは、後述するOperating System(OS)が備えるタイマ機能によって、所定の周期(例えば1ms)で更新される。記憶部114は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、たとえは、ハードディスク等で構成される。記憶部114には、CPU111に処理を実行させるためのアプリケーションプログラム(以下、単に「プログラム」という。)、及びOSが記憶される。又、記憶部114には、後述するテーブル114A、114B(図3参照)が記憶される。なお、記憶部114は、例えば、フラッシュメモリ及び/又はROM等で構成されてもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的に伝送される信号を含まなくてもよい。
通信I/F115は、会議サーバ装置11がLAN14に接続するためのインタフェース素子である。CPU111は、通信I/F115を介して、LAN14に接続する他の機器とデータの送受信を行う。ドライブ装置116は、記憶媒体116Cに記憶された情報を読み出すことができる。CPU111は、記憶媒体116Cに記憶されたプログラムをドライブ装置116によって読み出し、記憶部114に記憶できる。
図3を参照し、テーブル114A、114Bについて説明する。テーブル114Aでは、「会議ID」「ユーザID」「装置ID」、及び「役割情報」が対応付けられている。「会議ID」は、会議室を識別する識別情報である。「ユーザID」は、対応する会議IDによって識別される会議室に参加する使用者を識別する識別情報である。「装置ID」は、対応するユーザIDによって識別される使用者によって使用されるクライアント装置12を識別する識別情報である。「役割情報」は、対応するユーザIDによって識別される使用者の、対応する会議IDによって識別される会議室における役割を示す。役割とは、会議室に対するそれぞれの使用者の参加態様を示す。具体的には、「役割情報」は、「議長」「発表者」「参加者」の何れかである。「議長」は、会議室の主催者を示す。「発表者」は、会議室に参加する他の使用者に対して、資料データ等を用いて説明を行う者を示す。「参加者」は、会議室に参加する使用者のうち、「議長」及び「発表者」以外を示す。なお、会議室において参加者が利用可能な機能の数は、「議長」が最も多く、「発表者」「参加者」の順に少なくなる。
例えば、会議室において利用可能な機能の具体例として、「音声」「映像」「資料共有」「チャット」「ファイル転送」「録画」「デスクトップ共有」「資料印刷」「ホワイトボード」の9つの機能がある。「音声」は、他のクライアント装置12のマイク129によって集音された音を、スピーカ130から出力させる機能である。「映像」は、他のクライアント装置12のカメラ125によって撮影された映像を表示させる機能である。「資料共有」は、他のクライアント装置12との間で共有する資料データを表示させる機能である。「チャット」は、チャット機能である。「ファイル転送」は、他のクライアント装置12との間でファイル転送を行う機能である。「録画」は、会議の映像、音声、共有資料を録画する機能である。「デスクトップ共有」は、他のクライアント装置12との間でデスクトップを共有する機能である。「資料印刷」は、「資料共有」の機能によって共有された資料を印刷する機能である。「ホワイトボード」は、他のクライアント装置12との間で、仮想のホワイトボードを共有する機能である。
これらのうち、例えば「議長」は、9つ全ての機能を利用できる。例えば「発表者」は、上記の9つの機能のうち「資料印刷」「ホワイトボード」を除く7つの機能を利用できる。例えば、「参加者」は、上記の9つの機能のうち、「ファイル転送」「録画」「デスクトップ共有」「資料印刷」「ホワイトボード」を除く4つの機能を利用できる。なお、利用可能な複数の機能、及び、それぞれの役割の使用者が利用可能な機能については、上記の例に限定されない。
なお、テーブル114Aの「ユーザID」は、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161Aの「ユーザID」に基づいている。具体的には次の通りである。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル114Aに格納された「ユーザID」の使用者に対してログインを許可することによって、(1)アカウント管理機能を実現する。これに対して、会議サーバ装置11のCPU111は、DSサーバ装置16によってログインが許可された使用者のうち、会議室に参加する使用者の「ユーザID」を、テーブル114Aに格納する。即ち、テーブル114Aには、テーブル161Aの「ユーザID」の一部が格納されることになる。
テーブル114Bでは、「役割情報」「アクセス権」、及び、「共有許否」が対応付けられている。「役割情報」として、「議長」「発表者」「参加者」のそれぞれを示す情報が格納される。「アクセス権」として、「あり」「なし」の何れかを示す情報が格納される。「共有許否」は、共有フォルダに記憶された資料データの共有が最終的に許可されるかを示す。図3の場合、資料データの共有が許可される場合に「許可」が表記され、資料データの共有が許可されない場合に「禁止」が表記されている。CPU111は、テーブル114Bを参照することによって、「役割情報」及び「アクセス権」の組み合わせに応じて、クライアント装置12による資料データの共有を許可するかを判定する。なお、詳細は後述するが、テーブル114Bは、図12のサーバ取得処理のS47の処理がCPU111によって実行される場合に参照され、図6のサーバ取得処理がCPU111によって実行される場合には参照されない。
なお、テーブル114A、114Bは、会議サーバ装置11の記憶部114に記憶されず、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されてもよい。会議サーバ装置11のCPU111は、DSサーバ装置16と通信を行うことによって、テーブル114A、114Bを参照してもよい。又、DSサーバ装置16と会議サーバ装置11とが同一機器で構成されていてもよい。
<クライアント装置12の電気的構成>
図1を参照し、クライアント装置12の電気的構成を説明する。クライアント装置12は、クライアント装置12の制御を司るCPU121を備える。CPU121は、ROM122、RAM123、記憶部124、カメラ125、表示部126、通信I/F127、入力部128、マイク129、スピーカ130、及び、ドライブ装置131と電気的に接続する。
ROM122には、ブートプログラム、BIOS等が記憶される。RAM123には、タイマやカウンタ、フラグ情報、一時的なデータ等が記憶される。なお、タイマは、後述するOSが備えるタイマ機能によって、所定の周期(例えば1ms)で更新される。記憶部124は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、たとえは、ハードディスク等で構成される。記憶部124には、CPU121に処理を実行させるためのプログラム、及びOSが記憶される。但し、記憶部124は、例えば、フラッシュメモリ及び/又はROM等で構成されてもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的に伝送される信号を含まなくてもよい。
表示部126はLiquid Crystal Display(LCD)である。通信I/F127は、クライアント装置12がLAN14に接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカードなど)、又は、クライアント装置12がLAN14に接続した図示外のアクセスポイントと接続して無線通信を行うためのインタフェース素子(例えば、Wi−Fi通信モデムなど)である。CPU121は、通信I/F127を介して、LAN14に接続する他の機器とデータの送受信を行う。入力部128は、例えば、ボタン、キーボード、マウス等を含む。ドライブ装置131は、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体131Aに記憶された情報を読み出すことができる。CPU121は、記憶媒体131Aに記憶されたプログラムをドライブ装置131によって読み出し、記憶部124に記憶できる。
なお、会議サーバ装置11のCPU111、及び、クライアント装置12の121として、汎用的なプロセッサーが用いられてもよい。CPU111、121によって実行される処理の一部は、他の電子部品(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。CPU111、121によって実行される処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。会議サーバ装置11のCPU111によって実行される処理は、例えば、LAN14に接続した他のサーバで実行されてもよいし、クライアント装置12のCPU121によって実行されてもよい。プログラムは、例えば、LAN14に接続された別のサーバからダウンロードされて(即ち、伝送信号として送信され)、会議サーバ装置11の記憶部114、及び、クライアント装置12の記憶部124に記憶されてもよい。この場合、プログラムは、別のサーバに備えられたHDDなどの非一時的な記憶媒体に保存されていることとなる。
<第1実施形態−通信シーケンス>
図4を参照し、第1実施形態における、会議サーバ装置11及びクライアント装置12間の通信シーケンスについて説明する。なお、図4の通信シーケンスの開始前に、クライアント装置12の使用者によって以下の入力操作が行われることを前提とする。又、図4の通信シーケンスの開始前に、会議サーバ装置11のCPU111、及び、クライアント装置12のCPU121によって、以下の処理が実行されることを前提とする。
クライアント装置12のそれぞれの使用者は、クライアント装置12の入力部128を介してユーザID及びパスワードを入力する。クライアント装置12のCPU121は、入力されたユーザID及びパスワードを取得する。CPU121は、取得されたユーザID及びパスワードを記憶部124に記憶する。
CPU121は、DSサーバ装置16と通信を行うことによって、DSサーバ装置16の(1)アカウント管理機能を利用する。具体的には次の通りである。CPU121は、記憶部124に記憶されたユーザID及びパスワードと、クライアント装置12の装置IDとを、DSサーバ装置16に送信する。DSサーバ装置16のCPUは、ユーザID、パスワード、及び、装置IDを受信する。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル161A(図2参照)のうち受信したユーザIDに対応するパスワードと、受信したパスワードとが一致するか判定する。DSサーバ装置16のCPUは、パスワードが一致すると判定した場合、受信した装置IDで示されるクライアント装置12に対して、ログインを許可するコマンドを送信する。
クライアント装置12のCPU121は、コマンドを受信する。クライアント装置12は、遠隔会議システム1にログインする。クライアント装置12の使用者は、会議サーバ装置11によって提供される会議室に参加することが可能な状態になる。以下、使用者を会議室に参加させるためにクライアント装置12が各種処理を実行することを、「クライアント装置12が会議室を実行する」という。
次に、会議サーバ装置11のCPU111は、会議室における役割が「議長」の使用者によって使用されるクライアント装置12から、会議室の開催予定日、装置ID、及び、会議室に参加するユーザの電子メールアドレスを受信する。CPU111は、会議室の開催予定日時以前に、クライアント装置12の電子メールアドレスを宛先として、電子メールを送信する。この電子メールは、クライアント装置12が会議室を実行するためのURL(Uniform Resource Locator)を含む。このURLは、会議室毎に固有である。言い換えれば、URLには、会議室を識別する会議IDが含まれている。
クライアント装置12Aを例に挙げると、クライアント装置12Aの使用者は、会議室の開催予定日時に、クライアント装置12Aを操作する。クライアント装置12AのCPU121は、会議IDを含むURLに対する入力を検出した場合、会議サーバ装置11と通信を行い、会議接続の処理を実行する。会議サーバ装置11のCPU111は、会議接続の処理により、クライアント装置12Aとの間で会議室のセッションを確立させる。クライアント装置12B、12Cとの間でも同様の操作が行われる。以上によって、クライアント装置12A〜12Cと会議サーバ装置11とは会議接続され、クライアント装置12A〜12Cによって会議室が実行される。会議サーバ装置11のCPU111は、実行中の会議室の会議ID、会議接続されたクライアント装置12の装置ID、及び、クライアント装置12の使用者のユーザIDを対応付けて、記憶部114に記憶されたテーブル114A(図3参照)に格納する。
次に、クライアント装置12の使用者は、会議室における役割(「議長」「発表者」「参加者」の何れか)を、入力部128を介して入力する。この入力は、例えば、役割を示す情報と、その役割に対して設定されたパスワードとを含む。クライアント装置12のCPU121は、入力された役割を取得する。CPU121は、使用者のユーザID、及び、取得した役割を示す役割情報を、会議サーバ装置11に対して送信する。会議サーバ装置11のCPU111は、ユーザID、及び役割情報を受信する。CPU111は、受信した役割情報を、テーブル114Aのうち受信したユーザIDに対応付けて格納する。以上までの処理が、図4の通信シーケンスが開始される前に実行される。なお、テーブル114Aに役割情報を対応付ける方法は、上記の方法に限定されない。例えば、会議サーバ装置11のCPU111は、議長のクライアント装置12から、会議室の開催予定日、装置ID、及び、参加者の電子メールアドレスに加えて、会議室における役割を受信してもよい。この場合、CPU111が送信する電子メールに、役割を示す情報が、例えばURLの一部として含まれることとなる。クライアント装置12のCPU121は、このURLから、役割を取得する。
図4に示すように、資料データの共有の開始指示、資料データのファイル名、及び、ファイルパス情報が、クライアント装置12Aの入力部128を介して入力された場合(S170)を例に挙げる。資料データは、クライアント装置12Aの使用者が、参加中の会議室において共有されることを所望するデータである。ファイルパス情報は、入力されたファイル名の資料データが格納されたフォルダのフォルダパス、及び、資料データのファイル名を含む。クライアント装置12AのCPU121は、資料データのファイル名、及び、ファイルパス情報で示されるフォルダを示すフォルダパス情報を取得する。なお、クライアント装置12Aの記憶部124に資料データが格納されている場合、使用者は、記憶部124に記憶された複数のフォルダのうち資料データが格納されたフォルダのフォルダパスを含むファイルパス情報を入力する。一方、ファイルサーバ装置15の記憶部151に資料データが格納されている場合、使用者は、記憶部151の複数の共有フォルダのうち資料データが格納された共有フォルダのフォルダパスを含むファイルパス情報を入力する。
CPU121は、取得したフォルダパス情報で示されるフォルダパスのフォルダから、資料データを取得する。なお、クライアント装置12Aの記憶部124に資料データが格納されている場合、CPU121は、記憶部124から資料データを読み出すことによって取得する。一方、ファイルサーバ装置15の記憶部151に資料データが格納されている場合、CPU121は、LAN14を介してファイルサーバ装置15と通信を行うことによって、ファイルサーバ装置15から資料データを取得する。
CPU121は、会議室における資料データの共有の開始を指示するためのコマンド(以下、「第1指示」という。)を作成する。第1指示には、取得された資料データ、フォルダパス情報、及び、可否情報が含められる。可否情報は、フォルダパス情報で示されるフォルダパスのフォルダが、共有フォルダであるかを示す。具体的には、可否情報は、フォルダパス情報で示されるフォルダパスが、ネットワークを介して共有が可能な設定がなされているかを示す情報である。例えば、フォルダパスが、クライアント装置12Aの記憶部124のフォルダを示している場合、共有フォルダでないことを示す可否情報が第1指示に含められる。一方、フォルダパス情報で示されるフォルダパスが、ファイルサーバ装置15の記憶部151の共有フォルダを示している場合、共有フォルダであることを示す可否情報が第1指示に含められる。CPU121は、会議サーバ装置11に対して第1指示を送信する。会議サーバ装置11のCPU111は、第1指示を受信する(S171)。CPU111は、第1指示に含まれている資料データ、フォルダパス情報、及び、可否情報を取得する。
CPU111は、第1指示から取得した可否情報に基づいて、資料データが共有フォルダに格納されているか判定する。以下では、CPU111が、共有フォルダに資料データが格納されていると判定した場合についてのみ説明する。CPU111が、共有フォルダに資料データが格納されていないと判定した場合の詳細については、フローチャートを参照して後述する。
CPU111は、共有フォルダに格納されていると判定した場合、共有フォルダへのアクセス権があるかを問い合わせるためのコマンド(以下、「第1要求」という。)を作成する。第1要求には、第1指示から取得したフォルダパス情報が含められる。CPU111は、作成した第1要求をクライアント装置12B、12Cに対して送信する。クライアント装置12B、12CのCPU121は、第1要求を受信する(S173、S175)。CPU121は、第1要求に含まれているフォルダパス情報を取得する。
CPU121は、第1要求を受信したことに応じ、アクセス権があるかを判定するために次の処理を行う。CPU121は、DSサーバ装置16と通信を行い、DSサーバ装置16の(1)アカウント管理機能を利用する。具体的には次の通りである。CPU121は、記憶部124に記憶されたユーザIDを、DSサーバ装置16に送信する。DSサーバ装置16のCPUは、ユーザIDを受信する。DSサーバ装置16のCPUは、記憶部161のテーブル161A(図2参照)を参照し、受信したユーザIDに対応するグループを特定する。DSサーバ装置16のCPUは、特定したグループを、クライアント装置12B、12Cに対して送信する。クライアント装置12B、12CのCPU121は、グループを受信する。
次に、CPU121は、DSサーバ装置16と通信を行い、DSサーバ装置16の(2)アクセス権管理機能を利用する。具体的には次の通りである。CPU121は、上記で受信したグループと、第1要求から取得したフォルダパス情報とを、DSサーバ装置16に送信する。DSサーバ装置16のCPUは、グループ及びフォルダパス情報を受信する。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル161B(図2参照)を参照し、受信したグループと同じ許可グループに対応するフォルダパスを特定する。DSサーバ装置16のCPUは、受信したフォルダパス情報と、特定したフォルダパスとが一致する場合、クライアント装置12はアクセス権を有すると判定し、相違する場合、クライアント装置12はアクセス権を有さないと判定する。DSサーバ装置16のCPUは、判定結果をクライアント装置12B、12Cに送信する。クライアント装置12B、12CのそれぞれのCPU121は、判定結果を受信する。
なお、上記におけるクライアント装置12によるDSサーバ装置16の(1)(2)の機能の利用方法は変更できる。例えば、クライアント装置12のCPU121は、DSサーバ装置16と通信を行うことによって、テーブル161A、161Bを直接取得してもよい。CPU121は、取得したテーブル161A、161Bに基づいて、アクセス権を有するか判定してもよい。
CPU121は、S173、S175の処理によって受信した第1要求に応じるためのコマンド(以下、「第1応答」という。)を作成する。第1応答には、DSサーバ装置16から受信した判定結果に基づいて特定されるアクセス権があるかを示す有無情報が含められる。CPU121は、会議サーバ装置11に対して、作成した第1応答を送信する。会議サーバ装置11のCPU111は、クライアント装置12B、12Cから送信された2つの第1応答を受信する(S177、S179)。CPU111は、2つの第1応答のそれぞれから有無情報を取得する。
CPU111によって2つの第1応答から取得された2つの有無情報の少なくとも一方が、アクセス権を有さないことを示している場合を例に挙げる。この場合、CPU111は、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方による資料データの共有を許可するかを問い合わせるコマンド(以下、「第2要求」という。)を、クライアント装置12Aに対して送信する。クライアント装置12AのCPU121は第2要求を受信する(S181)。
クライアント装置12AのCPU121は、アクセス権のないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に対して資料データの共有を許可するかを使用者に問い合わせるための画面を、表示部126に表示させる(S182)。資料データの共有を許可するか否かを指示する入力操作が、使用者によって入力部128を介して入力された場合(S184)、CPU121は、資料データの共有を許可するか否かの何れの指示が入力されたかを判定する。CPU121は、判定結果に基づき、資料データの共有を許可するか否かを示すコマンド(以下、「第2応答」という。)を作成する。第2応答には、資料データの共有を許可するか否かを示す付与情報が含められる。CPU121は、会議サーバ装置11に対して第2応答を送信する。会議サーバ装置11のCPU111は第2応答を受信する(S185)。会議サーバ装置11のCPU111は、第2応答から付与情報を取得する。
会議サーバ装置11のCPU111は、第2応答から取得した付与情報に基づき、アクセス権のないクライアント装置12B、12Cに資料データの共有を許可するかを判定する。CPU111は、資料データの共有を許可することが付与情報によって示されている場合、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に、資料データの共有を許可すると判定する。この場合、クライアント装置12B、12Cは両方とも、資料データの共有が許可されることになる。
CPU111は、第1指示から取得した資料データを、クライアント装置12B、12Cに対して送信する。クライアント装置12B、12CのCPU121は、資料データを受信する(S187,S188)。次に、CPU111は、資料データの共有を開始させるためのコマンド(以下、「第2指示」という。)を、クライアント装置12A〜12Cに対して送信する。クライアント装置12A〜12CのCPU121は、第2指示を受信する(S187,S189、S191)。
クライアント装置12A〜12CのCPU121は、表示部126に資料データを表示させる(S193、S195、S197)。具体的には次の通りである。クライアント装置12B、12CのCPU121は、S187、S188の処理によって受信した資料データを、表示部126に表示させる(S193、S195)。一方、クライアント装置12AのCPU121は、S170の処理によって取得したファイル名及びフォルダパス情報に基づいて、資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを表示部126に表示させる(S197)。
一方、第2応答から取得された付与情報が、資料データの共有を許可しないことを示している場合を例に挙げる。この場合、CPU111は、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方だけでなく、他のクライアント装置12による資料データの共有も禁止すると判定する。このため、CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信しない。この場合、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方だけでなく、アクセス権を有するクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方にも、資料データは表示されない。又、クライアント装置12Aの表示部126にも資料データは表示されない。
一方、会議サーバ装置11のCPU111によって2つの第1応答から取得した2つの有無情報が、何れもアクセス権を有することを示している場合を例に挙げる。この場合、CPU111は、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を許可すると判定する。CPU111は、クライアント装置12Aに第2要求を送信しない。CPU111は、第1指示から取得した資料データを、クライアント装置12B、12Cに対して送信する。クライアント装置12B、12CのCPU121は、資料データを受信する(S187,S188)。次に、CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する。クライアント装置12A〜12CのCPU121は、第2指示を受信する(S189,S190、S191)。クライアント装置12A〜12CのCPU121は、表示部126に資料データを表示させる(S193、S195、S197)。
上記にて説明したように、第1実施形態では、通信端末12Aから、会議サーバ装置11を介して、通信端末12B、12Cに資料データが送信される(S187、S188)。通信端末12B、12Cでは、受信した資料データを表示部126に表示させる(S193、S195)。これによって、通信端末12Aと通信端末12B、12Cとにおいて、同じ資料データに基づく画面が、表示部126に表示される。この一連の処理が、「資料データの共有」の第1例である。
<第1実施形態−会議サーバ装置11のCPU111の処理>
図5〜図7のフローチャートを参照し、会議サーバ装置11のCPU111によって実行される処理を詳細に説明する。CPU111は、クライアント装置12とのセッションが確立された場合に、記憶部114に記憶されたプログラムを実行することによって、サーバメイン処理(図5参照)を開始する。サーバメイン処理は、一定周期(例えば、1ms周期)で繰り返し実行される。以下では、クライアント装置12A〜12Cによって会議室が実行される場合を例に挙げて、具体的に説明する。又、クライアント装置12Aの使用者が資料データの共有を所望する場合を例に挙げて、具体的に説明する。このため、クライアント装置12Aから第1指示が送信される(S171、図4参照)。
図5に示すように、CPU111は、クライアント装置12Aから送信された第1指示を受信したか判定する(S11)。CPU111は、S11で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、第1指示を受信したと判定した場合(S11:YES)、第1指示に含まれている資料データ、ファイルパス情報で示されるフォルダパスのフォルダパス情報、及び、可否情報を取得する(S13)。CPU111は、取得した可否情報に基づいて、取得した資料データが共有フォルダに格納されているか判定する(S15)。CPU111は、S15で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、資料データが共有フォルダに格納されていると判定した場合(S15:YES)、サーバ取得処理(図6参照)を実行する(S17)。
図6を参照し、サーバ取得処理について説明する。CPU111は、S13(図5参照)の処理によって取得したフォルダパス情報を含む第1要求を作成する。CPU111は、第1指示を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して、作成した第1要求を送信する(S31)。CPU111は、送信した第1要求に応じてクライアント装置12B、12Cから送信される第1応答を受信する(S33)。CPU111は、第1応答に含まれている有無情報を取得する。
CPU111は、取得した2つの有無情報が、何れもアクセス権を有することを示している場合、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を行うと決定する(S35)。一方、CPU111は、取得した2つの有無情報の少なくとも一方が、アクセス権を有さないことを示している場合、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を行わないと決定する(S35)。CPU111は、S35で決定した結果を示す結果情報を、RAM113に一時的に記憶する。なお、詳細は後述するが、S35の処理によって資料データの共有を許可しないと決定された場合でも、後述するサーバ送信処理(図7参照)が実行されることによって、資料データの共有が許可される場合もある。CPU111はサーバ取得処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
図5に示すように、CPU111は、サーバ取得処理(S17)の終了後、サーバ送信処理(図7参照)を実行する(S19)。図7を参照し、サーバ送信処理について説明する。CPU111は、S35(図6参照)の処理によってRAM113に一時的に記憶された結果情報に基づいて、資料データの共有を行うと決定されたか判定する(S61)。CPU111は、S61で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、資料データの共有を行うと決定されたと判定した場合(S61:YES)、S13(図5参照)の処理によって第1指示から取得した資料データを、第1指示を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S69)。CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する(S71)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
一方、CPU111は、S35(図6参照)の処理によって資料データの共有を行わないと決定されたと判定した場合(S61:NO)、第1指示を送信したクライアント装置12Aに対して第2要求を送信する(S63)。CPU111は、第2要求に応じてクライアント装置12Aから送信される第2応答を受信する(S65)。CPU111は、第2応答に含まれている付与情報を取得する。
CPU111は、取得した付与情報が、資料データの共有を許可することを示しているか判定する(S67)。CPU111は、S67で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、資料データの共有を許可することを示していると判定した場合(S67:YES)、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を許可する。CPU111は、S13(図5参照)の処理によって第1指示から取得した資料データを、第2応答を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S69)。CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する(S71)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。一方、CPU111は、取得した付与情報が、資料データの共有を許可しないことを示していると判定した場合(S67:NO)、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を禁止する。この場合、CPU111は、S69及びS79を実行せずにサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。そのため、資料データと、第2指示とは、クライアント装置12B、12Cには送信されない。図5に示すように、CPU111は、サーバ送信処理(S19)の終了後、サーバメイン処理を終了させる。
一方、CPU111は、S15の処理において、第1指示から取得した資料データが共有フォルダに格納されていないと判定した場合(S15:NO)、S11によって受信した第1指示に応じて、クライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cと資料データを共有する。CPU111は、第1指示から取得した資料データを、第1指示を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S21)。CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する(S23)。CPU111はサーバ送信処理を終了させる。
<第1実施形態−クライアント装置12のCPU121の処理>
図8から図11のフローチャートを参照し、クライアント装置12のCPU121によって実行される処理を詳細に説明する。CPU121は、会議サーバ装置11とのセッションが確立された場合に、記憶部124に記憶されたプログラムを実行することによって、クライアント第1メイン処理(図8参照)、クライアント第2メイン処理(図9参照)、及び、クライアント第3メイン処理(図10参照)を開始する。クライアント第1メイン処理〜クライアント第3メイン処理は、一定周期(例えば、1ms)で繰り返し実行される。クライアント第1メイン処理〜クライアント第3メイン処理は、並列して実行される。
図8を参照し、クライアント第1メイン処理について説明する。なお、詳細は後述するが、クライアント第1メイン処理は、資料データの共有を所望する使用者が、入力部128を介して、資料データの共有の開始指示、資料データのファイル名、及び、ファイルパス情報を入力したことに応じて実行される処理を主な構成とする。このため、クライアント第1メイン処理は、図4におけるクライアント装置12AのCPU121によって実行される処理に対応する。
CPU121は、資料データの共有の開始指示が入力部128を介して入力されたか判定する(S90)。CPU121は、S90で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、資料データの共有の開始指示が入力されていないと判定した場合(S90:NO)、クライアント第1メイン処理を終了させる。
CPU121は、資料データの共有の開始指示が入力されたと判定した場合(S90:YES)、開始指示と同時に入力された資料データのファイル名、及び、ファイルパス情報で示されるフォルダパス情報を取得する(S91)。CPU121は、取得したフォルダパス情報で示されるフォルダパスのフォルダが、共有フォルダであるか判定する(S93)。CPU121は、フォルダパス情報で示されるフォルダパスが、ファイルサーバ装置15の記憶部151の共有フォルダを示している場合に共有フォルダと判定し、クライアント装置12の記憶部124に記憶されたフォルダを示している場合に共有フォルダでないと判定する。CPU121は、S93で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、取得したフォルダパス情報で示されるフォルダパスのフォルダから、資料データを取得する(S95)。CPU121は、S91の処理によって取得されたフォルダパス情報、S93の処理によってRAM123に一時的に記憶されている結果情報に基づく可否情報、及び、S95の処理によって取得された資料データを含む第1指示を作成する(S97)。CPU121は、作成した第1指示を会議サーバ装置11に対して送信する(S99)。CPU121は、クライアント第1メイン処理を終了させる。
図9を参照し、クライアント第2メイン処理について説明する。なお、詳細は後述するが、クライアント第2メイン処理は、クライアント第1メイン処理と同様、資料データの共有を所望する使用者が、入力部128を介して、資料データの共有の開始指示、資料データのファイル名、及び、ファイルパス情報を入力したことに応じて実行される処理を主な構成とする。このため、クライアント第2メイン処理は、クライアント第1メイン処理と同様、図4におけるクライアント装置12AのCPU121によって実行される処理に対応する。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第2要求を受信したか判定する(S111)。CPU121は、S111で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第2要求を受信していないと判定した場合(S111:NO)、処理をS119に進める。CPU121は、第2要求を受信したと判定した場合(S111:YES)、資料データの共有を許可するかを使用者に問い合わせる画面を、表示部126に表示させる(S113)。CPU121は、入力部128を介した入力操作を受け付け、資料データの共有を許可するか否かの何れの指示が入力されたか判定する(S115)。CPU121は、S115で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、RAM123に一時的に記憶されている結果情報に基づき、資料データの共有を許可するか否かを示す付与情報を含む第2応答を作成する。CPU121は、作成した第2応答を会議サーバ装置11に対して送信する(S117)。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第2指示を受信したか判定する(S119)。CPU121は、S119で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第2指示を受信しないと判定した場合(S119:NO)、クライアント第2メイン処理を終了させる。CPU121は、第2指示を受信したと判定した場合(S119:YES)、S95(図8参照)の処理によって取得した資料データを表示部126に表示させる(S121)。CPU121は、クライアント第2メイン処理を終了させる。
図10を参照し、クライアント第3メイン処理について説明する。なお、詳細は後述するが、クライアント第3メイン処理は、会議サーバ装置11から送信された第1要求を受信したことに応じて実行される処理を主な構成とする。このため、クライアント第3メイン処理は、図4におけるクライアント装置12B、12CのCPU121によって実行される処理に対応する。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第1要求を受信したか判定する(S131)。CPU121は、S131で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第1要求を受信していないと判定した場合(S131:NO)、処理をS139に進める。CPU121は、第1要求を受信したと判定した場合(S131:YES)、第1要求に含まれているフォルダパス情報を取得する。CPU121はクライアント取得処理(図11参照)を実行する(S135)。
図11を参照し、クライアント取得処理について説明する。CPU121は、DSサーバ装置16の(1)アカウント管理機能を利用することによって、使用者の所属するグループを取得する(S151)。具体的には次の通りである。CPU121は、記憶部124に記憶されたユーザIDを、DSサーバ装置16に対して送信する。CPU121は、ユーザIDの送信に応じてDSサーバ装置16から送信されるグループを受信する。
CPU121は、受信したグループに基づいて、クライアント装置12がアクセス権を有するかを取得する(S153)。具体的には次の通りである。CPU121は、受信したグループ、及び、S131(図10参照)の処理によって受信した第1要求から取得したフォルダパス情報を、DSサーバ装置16に対して送信する。CPU121は、グループ及びフォルダパス情報の送信に応じてDSサーバ装置16から送信される、アクセス権の有無の判定結果を受信する。
CPU121は、S153の処理によって受信した判定結果が、アクセス権があることを示しているか判定する(S155)。CPU121は、アクセス権があることを示していると判定した場合(S155:YES)、アクセス権があることを示す「TRUE」を有無情報として設定する(S157)。CPU121は、クライアント取得処理を終了させ、クライアント第3メイン処理(図10参照)に処理を戻す。一方、CPU121は、判定結果が、アクセス権がないことを示していると判定した場合(S155:NO)、アクセス権がないことを示す「FALSE」を有無情報として設定する(S159)。S157又はS159で設定された有無情報は、RAM123に一時的に記憶される。CPU121は、クライアント取得処理を終了させ、クライアント第3メイン処理(図10参照)に処理を戻す。
図10に示すように、クライアント取得処理(S135)の終了後、CPU121は、クライアント取得処理によってRAM123に記憶された、「TRUE」「FALSE」の何れかが設定された有無情報を含む第1応答を作成する。CPU121は、作成した第1応答を会議サーバ装置11に対して送信する(S137)。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された資料データを受信したか判定する(S139)。CPU121は、S139で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、資料データを受信しないと判定した場合(S139:NO)、処理をS143に進める。CPU121は、資料データを受信したと判定した場合(S139:YES)、受信した資料データを記憶部124に記憶する(S141)。CPU121は処理をS143に進める。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第2指示を受信したか判定する(S143)。CPU121は、S143で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第2応答を受信しないと判定した場合(S143:NO)、クライアント第3メイン処理を終了させる。CPU121は、第2指示を受信したと判定した場合(S143:YES)、S141の処理によって記憶部124に記憶した資料データを表示部126に表示させる(S145)。CPU121は、クライアント第2メイン処理を終了させる。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、遠隔会議システム1において、クライアント装置12Aは、会議室における資料データの共有の開始を指示するための第1指示を、会議サーバ装置11に送信する(S99)。会議サーバ装置11は、クライアント装置12Aから第1指示を受信する(S11)。会議サーバ装置11は、受信した第1指示に含まれる可否情報に基づいて、資料データが格納されているフォルダが共有フォルダであるか判定する(S15)。会議サーバ装置11は、共有フォルダであると判定した場合(S15:YES)、資料データへのアクセス権を問い合わせる第1要求を、クライアント装置12B、12Cに送信する(S31)。クライアント装置12B、12Cは、第1要求を受信する(S131)。クライアント装置12B、12Cは、DSサーバ装置16と通信を行うことによって、アクセス権があるかを判定する(S135)。クライアント装置12B、12Cは、判定結果を示す有無情報を含む第1応答を、会議サーバ装置11に送信する(S137)。会議サーバ装置11は、第1応答を受信する(S33)。会議サーバ装置11は、第1応答に含まれる有無情報に基づいて、資料データの共有を許可するかを決定する(S35)。会議サーバ装置11は、資料データの共有を許可すると決定した場合(S61:YES)、資料データの共有を開始させるための第2指示を、クライアント装置12B、12Cに送信する(S71)。クライアント装置12B、12Cは、第2指示を受信する(S143:YES)。クライアント装置12B、12Cは、資料データを表示部126に表示させる(S145)。
上記の場合、会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cに第1要求を送信することによって、クライアント装置12B、12Cが共有フォルダへのアクセス権を有するかを問い合わせることができる。この場合、会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cによる共有フォルダへのアクセス権があるかを、直接管理する必要がない。具体的には、会議サーバ装置11は、DSサーバ装置16に記憶されたテーブル161Bを、記憶部114に記憶しておく必要がない。このため、会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cの使用者による共有フォルダへのアクセス権があるかを示すテーブル161A、161Bを有していなくても、クライアント装置12B、12Cが共有フォルダへのアクセス権を有しているかを適切に判定できる。従って、会議サーバ装置11は、アクセス権に応じて資料データの共有を許可するかを判定できる。又、会議サーバ装置11は、許可すると判定した場合に、クライアント装置12B、12Cに資料データを共有させ、表示部126に資料データを表示させることができる。
会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cに対して資料データを送信し(S69)、次いで、クライアント装置12B、12Cに対して第2指示を送信する(S71)。この場合、会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cに対して送信した資料データを、クライアント装置12B、12Cの表示部126に直接表示させることができる。又、クライアント装置12B、12Cは、資料データが格納された共有フォルダを参照することによって資料データを取得することを要せず、会議サーバ装置11から受信した資料データを直接表示させることができる。従って例えば、LAN14の通信状態が悪化することによって、クライアント装置12B、12CがLAN14を介してファイルサーバ装置15と通信を行うことができなくなった場合でも、クライアント装置12B、12Cは、予め受信しておいた資料データを表示部126に表示させることができる。
会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cの少なくとも一方がアクセス権を有していない場合(S61:NO)、クライアント装置12Aに対して第2要求を送信する(S63)。会議サーバ装置11は、第2要求に応じてクライアント装置12Aから送信される第2応答を受信する(S65)。会議サーバ装置11は、受信した第2応答に応じて、アクセス権を有していないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に資料データの共有を許可するか判定する(S67)。この場合、会議サーバ装置11は、資料データの提供元であるクライアント装置12Aの使用者によって、資料データの共有を許可する指示が入力された場合には、元々アクセス権を有していないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に対して、資料データを共有させることができる。これによって、資料データの提供元の使用者による会議室の利用の利便性を向上させることができる。
クライアント装置12B、12Cは、第1要求を受信した場合(S131)、DSサーバ装置16と通信を行うことによって、アクセス権があるかを判定する(S135)。クライアント装置12B、12Cは、判定結果を示す有無情報を含む第1応答を、会議サーバ装置11に送信する(S137)。クライアント装置12B、12Cは、第1応答に応じて第2指示を受信した場合(S143:YES)、資料データを表示部126に表示させる(S145)。このように、クライアント装置12B、12Cは、第1要求に応じてアクセス権を有するかの判定を行い、会議サーバ装置11に対して判定結果を送信できる。このため、クライアント装置12B、12Cは、テーブル161A、161Bを有していない会議サーバ装置11に対して、クライアント装置12B、12Cがアクセス権を有しているかの判定を適切に実行させることができる。
DSサーバ装置16のCPUは、クライアント装置12B、12Cからフォルダパス情報及びグループを受信した場合、(2)アクセス権管理機能を実行する。具体的には、DSサーバ装置16のCPUは、テーブル161Aのうち受信したグループに対応するフォルダパス情報と、受信したフォルダパス情報とが一致する場合に、アクセス権を有すると判定し、判定結果をクライアント装置12B、12Cに送信する。クライアント装置12B、12Cは、判定結果に基づき、クライアント装置12B、12Cの使用者がアクセス権を有するか判定できる。この場合、クライアント装置12B、12Cは、アクセス権を有するグループに所属する使用者に対して資料データが表示される。このように、遠隔会議システム1では、共有フォルダへのアクセス権があるかを、使用者の所属するグループ毎に管理し、アクセス権を有するグループに所属する使用者に対して、資料データを視認させることができる。
<第1実施形態の第1変形例及び効果>
上記において、サーバメイン処理(図5参照)のサーバ取得処理(S17)として、図6の処理とは別の処理が実行されてもよい。図12を参照し、第1実施形態の第1変形例について説明する。サーバ取得処理ののうち、S41、S43の処理は、それぞれ、図6のS31、S33の処理と同一であるので、説明を省略する。CPU111は、S43の処理によって受信した第1応答に含まれている有無情報を取得する。第1変形例では、図6のサーバ取得処理と異なり、CPU111は、資料データの共有を許可するか否かを、取得した有無情報から直接的に判定しない。
CPU111は、記憶部114に記憶されたテーブル114A(図3参照)を参照する。CPU111は、クライアント装置12において実行中の会議室を識別する会議ID、及び、第1応答を送信したクライアント装置12の装置IDに対応付けられた役割情報を、テーブル114Aから取得する(S45)。次に、CPU111は、記憶部114に記憶されたテーブル114Bを参照する。CPU111は、S45の処理によって取得した役割情報、及び、第1応答から取得した有無情報で示されるアクセス権に対応する共有許否を、テーブル114Bから取得する。CPU111は、取得した共有許否が「許可」の場合、資料データの共有を許可すると決定する(S47)。一方、CPU111は、取得した共有許否が「禁止」の場合、資料データの共有を許可しないと決定する(S47)。CPU111は、S47で決定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。なお、S47の処理によって資料データの共有を許可しないと決定された場合でも、前述のサーバ送信処理(図7参照)が実行されることによって、資料データの共有が許可される場合もある。CPU111はサーバ取得処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
なお、図3に示すように、テーブル114Bでは、役割情報が「参加者」であり、且つ、「アクセス権」が「なし」である場合にのみ、「共有許否」として「禁止」が対応付けられており、その他の「共有許否」として「許可」が対応付けられている。このため、CPU111は、クライアント装置12B、12Cの使用者が「参加者」として会議室に参加しており、且つ、クライアント装置12B、12Cがアクセス権を有していない場合にのみ、資料データの共有は許可されず、それ以外の場合には、資料データの共有は許可されることになる。
以上のように、会議サーバ装置11は、会議室における使用者の役割に応じて、クライアント装置12B、12Cによる資料データの共有を許可するかを決定できる。なお、会議室において参加者が利用可能な機能の数は、「議長」が最も多く、「発表者」「参加者」の順に少なくなる。又、会議室における権限は、「議長」が最も大きく、「発表者」「参加者」の順で小さくなる。利用可能な機能が多く且つ権限が大きい程、資料データは共有され易いことが好ましい。これに対して、会議サーバ装置11は、使用者の役割が「議長」「発表者」の場合には、使用者がアクセス権を有していなくても、資料データの共有を許可する。これによって、会議サーバ装置11は、クライアント装置12の使用者による会議を円滑に実行させることができる。
なお、テーブル114Bの内容は、図3で示される場合に限定されない。例えば、テーブル114Bのうち「発表者」「参加者」の役割情報、及び、「なし」のアクセス権に、「禁止」の共有許否が対応付けられ、それ以外の役割情報及びアクセス権の組み合わせに、「許可」の共有許否が対応付けられていてもよい。即ち、使用者の役割が「発表者」「参加者」の何れかであり、且つ、アクセス権を有していない場合に、資料データの共有が禁止され、それ以外の場合に、資料データの共有が許可されてもよい。
<第1実施形態の第2変形例及び効果>
上記において、サーバメイン処理(図5参照)のサーバ送信処理(S19)として、図7の処理とは別の処理が実行されてもよい。図13を参照し、第1実施形態の第2変形例について説明する。第2変形例では、図7のサーバ送信処理と異なり、CPU111は、サーバ取得処理のS35(図6参照)の処理による決定(アクセス権を許可するか否か)に応じて、資料データの共有を許可するかを直接的に決定する。
CPU111は、S35(図6参照)の処理によってRAM113に一時的に記憶された結果情報に基づいて、資料データの共有を行うと決定されたか判定する(S51)。CPU121は、S51で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU111は、資料データの共有を許可すると決定されたと判定した場合(S51:YES)、S13(図5参照)の処理によって第1指示から取得した資料データを、第1指示を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S53)。CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する(S55)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。一方、CPU111は、S35(図6参照)の処理によって資料データの共有を行わないと決定された場合(S51:NO)、クライアント装置12Aに対して第2要求を送信しない。CPU111は、サーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
上記の第2変形例において、S35(図6参照)の処理によって資料データの共有を行わないと決定される場合は、クライアント装置12B、12Cの少なくとも一方がアクセス権を有していない場合に相当する。即ち、会議サーバ装置11は、クライアント装置12B、12Cの少なくとも一方がアクセス権を有していない場合には、アクセス権を有さないクライアント装置12による資料データの共有だけでなく、アクセス権を有するクライアント装置12による資料データの共有も行わない。又、第2変形例では、資料データの共有元のクライアント装置12に対する第2要求も送信されない。この場合、クライアント装置12の何れかがアクセス権を有していない場合に資料データの共有が全て禁止されることになるので、会議サーバ装置11は、資料データの秘匿性を高めることができる。
<第1実施形態の第3変形例及び効果>
図14を参照し、第1実施形態の第3変形例について説明する。CPU111は、第2変形例におけるサーバ送信処理(図13参照)と異なり、サーバ取得処理のS35(図6参照)の処理による決定に応じて、資料データの共有を許可するかを決定しない。代わりに、CPU111は、サーバ取得処理のS33(図6参照)の処理によって受信した第1応答に応じて、資料データの共有を許可するかをクライアント装置12B、12C毎に決定する。
CPU111は、S33(図6参照)の処理によって受信した第1応答に含まれる有無情報に基づいて、アクセス権を有するかをクライアント装置12B、12C毎に判定する(S81)。CPU111は、S81で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、クライアント装置12B、12Cに、アクセス権を有さないクライアント装置12が含まれていないと判定した場合(S81:NO)、S13(図5参照)の処理によって第1指示から取得した資料データを、第1指示を送信したクライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに対して送信する(S85)。CPU111は、クライアント装置12A〜12Cに対して第2指示を送信する(S87)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
一方、CPU111は、クライアント装置12B、12に、アクセス権を有さないクライアント装置12が含まれていると判定した場合(S81:YES)、アクセス権を有するクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に対してのみ、資料データを送信する(S83)。CPU111は、クライアント装置12A、及び、アクセス権を有するクライアント装置12B、12Cのうち少なくとも一方に対して、第2指示を送信する(S87)。なお、クライアント装置12B、12Cの何れもアクセス権を有さない場合、S83の処理によって資料データは送信されず、S87の処理によって第2指示は送信されない。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図5参照)に処理を戻す。
以上の場合、会議サーバ装置11は、アクセス権を有さないクライアント装置12による資料データの共有を許可しないことによって、資料データの秘匿性を維持することができる。加えて、会議サーバ装置11は、アクセス権を有するクライアント装置12による資料データの共有を許可することによって、アクセス権を有するクライアント装置12の使用者に会議を円滑に実行させることができる。
<第2実施形態−通信シーケンス>
図15を参照し、第2実施形態における、会議サーバ装置11及びクライアント装置12間の通信シーケンスについて説明する。第1実施形態と異なる点は、会議サーバ装置11からクライアント装置12B、12Cに対して、資料データが送信されない点である。第2実施形態において、クライアント装置12B、12Cは、ファイルサーバ装置15から資料データを取得し、表示部126に表示させる。以下、第1実施形態と異なる点について詳細に説明し、第1実施形態と同じ点については、説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態では、第1実施形態と異なり、クライアント装置12Aの入力部128を介して、資料データの共有の開始指示、及び、資料データのファイルパス情報が入力される(S300)。クライアント装置12AのCPU121は、ファイルパス情報を取得する。
CPU121は、第1指示を作成する。第1指示には、取得されたファイルパス情報、及び、可否情報が含められる。可否情報は、ファイルパス情報で示されるフォルダパスのフォルダが、共有フォルダであるかを示す。CPU121は、会議サーバ装置11に対して第1指示を送信する。会議サーバ装置11のCPU111は、第1指示を受信する(S301)。CPU111は、第1指示に含まれているファイルパス情報、及び、可否情報を取得する。
CPU111は、第1指示から取得した可否情報に基づいて、資料データが共有フォルダに格納されているか判定する。以下では、CPU111が、共有フォルダに資料データが格納されていると判定した場合についてのみ説明する。CPU111が、共有フォルダに資料データが格納されていないと判定した場合の詳細については、フローチャートを参照して後述する。
CPU111は、共有フォルダに資料データが格納されていると判定した場合、第1要求を作成する。第1要求には、第1指示から取得したファイルパス情報が含められる。CPU111は、作成した第1要求をクライアント装置12B、12Cに対して送信する。クライアント装置12B、12CのCPU121は、第1要求を受信する(S303、S305)。CPU121は、第1要求に含まれているファイルパス情報を取得する。
CPU121は、第1要求を受信したことに応じ、DSサーバ装置16の(1)アカウント管理機能及び(2)アクセス権管理機能を利用するために、DSサーバ装置16と通信を行う。なお、DSサーバ装置16の(2)アクセス権管理機能が利用される場合、第1要求から取得したファイルパス情報によって示されるフォルダパスのフォルダパス情報が、DSサーバ装置16に対して送信される。CPU121は、共有フォルダへのアクセス権があるかの判定結果を、DSサーバ装置16から受信する。以下、クライアント装置12BのCPU121によって、アクセス権があることを示す判定結果が受信され、クライアント装置12CのCPU121によって、アクセス権がないことを示す判定結果が受信された場合を例に挙げて、具体的に説明する。
クライアント装置12CのCPU121は、アクセス権がないことを示す判定結果を受信した場合、使用者の所属するグループを取得するために、次の処理を行う。CPU121は、遠隔会議システム1へのログイン時に記憶部124に記憶されたユーザIDを取得する。CPU121は、DSサーバ装置16の(1)アカウント管理機能を利用するために、取得したユーザIDをDSサーバ装置16に対して送信する。DSサーバ装置16のCPUは、ユーザIDを受信する。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル161Aのうち受信したユーザIDに対応するグループを、クライアント装置12に対して送信する。クライアント装置12のCPU121は、グループを受信する。
CPU121は、S303、S305の処理によって受信した第1要求に応じるための第1応答を作成する。第1応答には、DSサーバ装置16から受信した判定結果に基づいて特定されるアクセス権があるかを示す有無情報が含められる。又、クライアント装置12CのCPU121は、アクセス権がないことを示す有無情報を第1応答に含める場合、上記の方法で取得したグループを、第1応答に更に含める。CPU121は、会議サーバ装置11に対して、作成した第1応答を送信する。会議サーバ装置11のCPU111は、クライアント装置12B、12Cから送信された2つの第1応答を受信する(S307、S309)。CPU111は、2つの第1応答のそれぞれから有無情報を取得する。又、CPU111は、クライアント装置12Cから受信した第1応答から、グループを取得する。
ここで、クライアント装置12BのCPU121は、アクセス権があることを示す判定結果をDSサーバ装置16から受信しているので、第1要求から取得したファイルパス情報に基づいて、資料データを取得する。具体的には次の通りである。CPU121は、取得したファイルパス情報で示されるフォルダパスの共有フォルダから、ファイルパス情報で示されるファイル名の資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを表示部126に表示させる(S308)。一方、クライアント装置12CのCPU121は、アクセス権がないことを示す判定結果をDSサーバ装置16から受信しているので、この時点で資料データを表示部126に表示させない。
会議サーバ装置11のCPU111は、2つの第1応答から取得した2つの有無情報の少なくとも一方が、アクセス権を有さないことを示している場合、クライアント装置12Aに対してアクセス権を付与するかを問い合わせる第2要求を送信する。クライアント装置12AのCPU121は第2要求を受信する(S311)。
クライアント装置12AのCPU121は、アクセス権のないクライアント装置12Cに対してアクセス権を付与して資料データの共有を許可するかを使用者に問い合わせる画面を、表示部126に表示させる(S312)。アクセス権を付与するか否かを指示する入力操作が、使用者によって入力部128を介して入力された場合(S314)、CPU121は、アクセス権を付与するか否かの何れの指示が入力されたかを判定する。CPU121は、アクセス権を付与するか否かを示す付与情報を含む第2応答を、会議サーバ装置11に対して送信する。会議サーバ装置11のCPU111は第2応答を受信する(S315)。会議サーバ装置11のCPU111は、第2応答から付与情報を取得する。
会議サーバ装置11のCPU111は、第2応答から取得した付与情報に基づき、クライアント装置12Cにアクセス権を付与して資料データの共有を許可するかを判定する。CPU111は、アクセス権を付与することが付与情報によって示されている場合、クライアント装置12Cにアクセス権を付与して資料データの共有を許可すると判定する。
CPU111は、アクセス権を有さないクライアント装置12C使用者にアクセス権を付与するために、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161B(図2参照)を更新させる(S317)。具体的には次の通りである。CPU111は、クライアント装置12Cから送信された第1応答から取得したグループ、及び、第1指示から取得したファイルパス情報によって示されるフォルダパスのフォルダパス情報を、DSサーバ装置16に対して送信する。DSサーバ装置16のCPUは、グループ及びフォルダパス情報を受信する。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル161Bの許可グループのうち、受信したファイルパス情報に対応付けられている許可グループに、受信したグループを追加する。
CPU111は、クライアント装置12A、12Cに対して第2指示を送信する。なお、クライアント装置12Bは、S308の処理によって既に資料データを表示部126に表示させているので、クライアント装置12Bに対して第2指示は送信されない。クライアント装置12A、12Cは第2指示を受信する(S319,S323)。
クライアント装置12A、12CのCPU121は、表示部126に資料データを表示させる(S321、S324)。具体的には次の通りである。クライアント装置12AのCPU121は、S300の処理によって取得したファイルパス情報に基づいて、資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを表示部126に表示させる(S324)。一方、クライアント装置12CのCPU121は、S305の処理によって受信した第1要求から取得したファイルパス情報に基づき、資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを表示部126に表示させる(S321)。
なお、図示されていないが、会議室が終了することによって会議サーバ装置11とクライアント装置12との間の会議接続が切断された場合、会議サーバ装置11のCPU111は、DSサーバ装置16に対して、S317の処理によってDSサーバ装置16に対して送信されたフォルダパス情報及びグループを、テーブル161Bの復元を要求するコマンドとして送信する。DSサーバ装置16のCPUは、コマンドを受信した場合、フォルダパス情報及びグループをコマンドから取得する。DSサーバ装置16のCPUは、テーブル114Bの許可グループのうち、取得したフォルダパス情報に対応付けられているグループを、テーブル114Bから削除する。これによって、テーブル114Bは、S317の処理によってグループが追加される前の状態に戻る。
上記にて説明したように、第2実施形態では、通信端末12Aから、会議サーバ装置11を介して、通信端末12B、12Cにファイルパス情報が送信される(S303、S305)。通信端末12B、12Cでは、受信したファイルパス情報によって示されるフォルダパスのフォルダから、ファイルパス情報によって示されるファイル名の資料データを取得し、表示部126に表示させる(S308、S321)。これによって、通信端末12Aと通信端末12B、12Cとにおいて、同じ資料データに基づく画面が、表示部126に表示される。この一連の処理が、「資料データの共有」の第2例である。
<第2実施形態−会議サーバ装置11のCPU111の処理>
図16、図17、図18のフローチャートを参照し、会議サーバ装置11のCPU111によって実行される処理を詳細に説明する。CPU111は、クライアント装置12とのセッションが確立された場合に、記憶部114に記憶されたプログラムを実行することによって、サーバメイン処理(図16参照)を開始する。サーバメイン処理は、一定周期(例えば、1ms周期)で繰り返し実行される。CPU111は、クライアント装置12とのセッションが終了した場合に、記憶部114に記憶されたプログラムを実行することによって、会議終了処理(図18参照)を開始する。なお、クライアント装置12との間のセッションは、クライアント装置12から、会議終了を通知するコマンドを受信した場合に終了される。以下では、クライアント装置12A〜12Cによって会議室が実行される場合を例に挙げて、具体的に説明する。又、クライアント装置12Aの使用者が資料データの共有を所望する場合を例に挙げて、具体的に説明する。このため、クライアント装置12Aから第1指示が送信される(S301、図15参照)。
図15に示すように、CPU111は、クライアント装置12Aから送信された第1指示を受信したか判定する(S201)。CPU111は、S201で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、第1指示を受信したと判定した場合(S201:YES)、第1指示に含まれているファイルパス情報、及び、可否情報を取得する(S203)。CPU111は、取得した可否情報に基づいて、資料データが共有フォルダに格納されているか判定する(S205)。CPU111は、S205で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、資料データが共有フォルダに格納されていると判定した場合(S205:YES)、サーバ取得処理(図6参照)を実行する(S207)。
サーバ取得処理は、以下の点を除き、第1実施形態におけるサーバ取得処理(図6参照)と同一である。第1実施形態と異なる点は、次の通りである。CPU111は、S31(図6参照)の処理によって、フォルダパス情報の代わりにファイルパス情報を第1要求に含め、クライアント装置12B、12Cに送信する。又、S33の処理によって受信される第1応答に含まれている有無情報が、アクセス権がないことを示している場合、アクセス権のないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方を使用するユーザの所属するグループが、第1応答に更に含まれる。この場合、CPU111は、第1応答に含まれている有無情報及びグループを取得する。
CPU111は、サーバ取得処理の後、サーバ送信処理(図17参照)を実行する(S209)。サーバ送信処理の詳細は後述する。CPU111は、サーバ送信処理の終了後、サーバメイン処理を終了させる。
図17を参照し、サーバ送信処理について説明する。CPU111は、S35(図6参照)の処理によってRAM113に一時的に記憶されている結果情報に基づいて、資料データの共有を行うと決定されたか判定する(S221)。CPU111は、S221で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、資料データの共有を行うと決定されたと判定した場合(S221:YES)、第1指示を送信したクライアント装置12Aに対して、第2指示を送信する(S233)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図16参照)に処理を戻す。
なお、S35(図6参照)の処理によってRAM113に一時的に記憶されている結果情報が、資料データの共有を行うと決定されていることを示す場合、クライアント装置12B、12Cが両方ともアクセス権を有していることになる。この場合、クライアント装置12B、12CのCPU121は、S31(図6参照)の処理によって送信された第1要求に含まれているファイルパス情報に基づいて、ファイルサーバ装置15から資料データを取得し(S291、図22参照、後述)、取得した資料データを表示部126に既に表示させている(S285、図21参照、後述)。このため、CPU111は、クライアント装置12B、12Cに対して第2指示を送信しない。
一方、CPU111は、S35(図6参照)の処理によって資料データの共有をお粉わないと決定されたと判定した場合(S221:NO)、アクセス権を有しないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に対してアクセス権を付与するかを問い合わせるために、第1指示を送信したクライアント装置12Aに対して第2要求を送信する(S223)。CPU111は、第2要求に応じてクライアント装置12Aから送信される第2応答を受信する(S225)。CPU111は、第2応答に含まれている付与情報を取得する。
CPU111は、取得した付与情報が、アクセス権を付与することを示しているか判定する(S227)。CPU111は、S227で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、アクセス権を付与しないことを示していると判定した場合(S227:NO)、サーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図16参照)に処理を戻す。
CPU111は、アクセス権を付与することを示していると判定した場合(S227:YES)、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方を特定する。なお、特定されたクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方から受信した第1応答には、有無情報に加えてグループが含まれている。このグループは、特定されたクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方を使用する使用者の所属するグループに相当する。CPU111は、第1応答に含まれているグループを取得する(S229)。CPU111は、第1応答から取得したグループと、第1指示から取得したファイルパス情報によって示されるフォルダパスのフォルダパス情報とを、RAM113に記憶する(S230)。
CPU111は、アクセス権を有さないクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方の使用者にアクセス権を付与するために、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161Bを更新させる(S231)。具体的には、CPU111は、S229の処理によってRAM113に記憶したグループ及びフォルダパス情報を、DSサーバ装置16に送信することによって、DSサーバ装置16のCPUに、テーブル161Bを更新させる。CPU111は、第1指示を送信したクライアント装置12A、及び、アクセス権を付与したクライアント装置12B、12Cの少なくとも一方に対して、第2指示を送信する(S233)。CPU111はサーバ送信処理を終了させ、サーバメイン処理(図16参照)に処理を戻す。
図16に示すように、CPU111は、S203の処理によって第1指示から取得した可否情報に基づいて、資料データが共有フォルダに格納されていないと判定した場合(S205:NO)、第1指示を送信したクライアント装置12Aに対して、資料データの送信を要求するコマンド(以下、「第3要求」という。)を送信する(S211)。CPU111は、第3要求に応じてクライアント装置12Aから送信された第3応答を受信する(S213)。CPU111は、受信した第3応答に含まれている資料データを取得する。CPU111は、S201によって受信した第1指示に応じて、クライアント装置12A以外のクライアント装置12B、12Cに資料データを共有させるために、取得した資料データを、クライアント装置12B、12Cに対して送信する(S215)。CPU111はサーバメイン処理を終了させる。
図18を参照し、会議終了処理について説明する。CPU111は、S230(図17参照)の処理によってフォルダパス情報及びグループをRAM113に記憶したか判定する(S401)。CPU111は、S401で判定した結果を示す結果情報をRAM113に一時的に記憶する。CPU111は、フォルダパス情報及びグループをRAM113に記憶していないと判定した場合(S401:NO)、会議終了処理を終了させる。CPU111は、フォルダパス情報及びグループをRAM113に記憶していると判定した場合(S401:YES)、フォルダパス情報及びグループをRAM113から取得する(S403)。CPU111は、取得したフォルダパス情報及びグループを含むコマンドを、DSサーバ装置16に対して送信する(S405)。CPU111は会議終了処理を終了させる。なお、DSサーバ装置16のCPUは、会議サーバ装置11からコマンドを受信した場合、フォルダパス情報及びグループをコマンドから取得する。DSサーバ装置16のCPUは、取得したコマンドに基づいて、テーブル161Bの許可グループを更新する。
<第2実施形態−クライアント装置12のCPU121の処理>
図19から図22のフローチャートを参照し、クライアント装置12のCPU121によって実行される処理を詳細に説明する。CPU121は、会議サーバ装置11とのセッションが確立された場合に、記憶部124に記憶されたプログラムを実行することによって、クライアント第1メイン処理(図19参照)、クライアント第2メイン処理(図20参照)、及び、クライアント第3メイン処理(図21参照)を開始する。クライアント第1メイン処理〜クライアント第3メイン処理は、一定周期(例えば、1ms)で繰り返し実行される。クライアント第1メイン処理〜クライアント第3メイン処理は、並列して実行される。
図19を参照し、クライアント第1メイン処理について説明する。クライアント装置12のCPU121は、資料データの共有の開始指示が入力部128を介して入力されたか判定する(S240)。CPU121は、S240で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、資料データの共有の開始指示が入力されていないと判定した場合(S240:NO)、クライアント第1メイン処理を終了させる。
CPU121は、資料データの共有の開始指示が入力されたと判定した場合(S240:YES)、開始指示と同時に入力されたファイルパス情報を取得する(S241)。CPU121は、取得したファイルパス情報で示されるフォルダパスのフォルダが、共有フォルダであるか判定する(S243)。CPU121は、S243で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、S241の処理によって取得されたファイルパス情報、及び、S243の処理によってRAM123に一時的に記憶されている結果情報に基づく可否情報を含む第1指示を作成する(S245)。CPU121は、作成した第1指示を会議サーバ装置11に対して送信する(S247)。CPU121は、クライアント第1メイン処理を終了させる。
図20を参照し、クライアント第2メイン処理について説明する。CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第2要求を受信したか判定する(S251)。CPU121は、S251で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第2要求を受信していないと判定した場合(S251:NO)、処理をS259に進める。CPU121は、第2要求を受信したと判定した場合(S251:YES)、アクセス権を付与するかを使用者に問い合わせるための画面を、表示部126に表示させる(S253)。CPU121は、入力部128を介した入力操作を受け付け、アクセス権を付与するか否かの何れの指示が入力されたか判定する(S255)。CPU121は、S255で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、RAM123に一時的に記憶された結果情報に基づき、アクセス権を付与するか否かを示す付与情報を含む第2応答を作成する。CPU121は、作成した第2応答を会議サーバ装置11に対して送信する(S257)。CPU121は処理をS259に進める。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第3要求を受信したか判定する(S259)。CPU121は、S259で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第3要求を受信していないと判定した場合(S259:NO)、処理をS263に進める。CPU121は、第3要求を受信したと判定した場合(S259:YES)、S241(図19参照)の処理によって取得したファイルパス情報に基づき、資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを含む第3応答を作成する。CPU121は、作成した第3応答を会議サーバ装置11に対して送信する(S261)。CPU121はS263に処理を進める。
CPU121は、会議サーバ装置11から送信された第2指示を受信したか判定する(S263)。CPU121は、S263で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第2指示を受信しないと判定した場合(S263:NO)、クライアント第2処理を終了させる。CPU121は、第2応答を受信したと判定した場合(S263:YES)、S241(図19参照)の処理によって取得したファイルパス情報に基づき、資料データを取得する。CPU121は、取得した資料データを表示部126に表示させる(S265)。CPU121は、クライアント第2メイン処理を終了させる。
図21を参照し、クライアント第3メイン処理について説明する。クライアント装置12のCPU121は、会議サーバ装置11から送信された第1要求を受信したか判定する(S271)。CPU121は、S271で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。CPU121は、第1要求を受信していないと判定した場合(S271:NO)、処理をS279に進める。CPU121は、第1要求を受信したと判定した場合(S271:YES)、第1要求に含まれているファイルパス情報を取得する。CPU121はクライアント取得処理(図22参照)を実行する(S273)。
図22を参照し、クライアント取得処理について説明する。CPU121は、第1要求から取得したファイルパス情報で示されるフォルダパス、及び、ファイルパス情報で示されるファイル名を特定する。CPU121は、特定したフォルダパスのフォルダに格納され、且つ、特定されたファイル名の資料データを開くことを試みる(S291)。CPU121は、資料データを開くことに成功したか判定する(S293)。なお、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161Bのうち、特定したフォルダパス情報に対応付けられている許可グループに、クライアント装置12の使用者の所属するグループが含まれている場合、CPU121は、資料データを開くことができる。一方、テーブル161Bのうち、特定したフォルダパスに対応付けられている許可グループに、クライアント装置12の使用者の所属するグループが含まれていない場合、CPU121は、資料データを開くことができない。CPU121は、S293で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。
CPU121は、資料データを開くことに成功した場合(S293:YES)、開いた資料データを取得する。CPU121は、アクセス権があることを示す「TRUE」を有無情報として設定する(S295)。CPU121は、クライアント取得処理を終了させ、クライアント第3メイン処理(図21参照)に処理を戻す。一方、CPU121は、資料データを開くことに失敗した場合(S293:NO)、アクセス権がないことを示す「FALSE」を有無情報として設定する(S297)。S295又はS297で設定された有無情報は、RAM123に一時的に記憶される。CPU121は、使用者の所属するグループを取得するために、DSサーバ装置16との間で通信を行う。CPU121は、DSサーバ装置16からグループを受信する(S299)。CPU121はクライアント取得処理を終了させ、クライアント第3メイン処理(図21参照)に処理を戻す。
図21に示すように、クライアント取得処理(S273)の終了後、CPU121は、クライアント取得処理(図22参照)によってRAM123に一時的に記憶された、「TRUE」「FALSE」の何れかが設定された有無情報を含む第1応答を作成する。又、CPU121は、「FALSE」が設定された有無情報を含めた第1応答に、S299の処理によって取得されたグループを更に含める。CPU121は、作成した第1応答を、会議サーバ装置11に対して送信する(S275)。
CPU121は、クライアント取得処理によってRAM123に一時的に記憶された有無情報が、「TRUE」に設定されているか判定する(S277)。CPU121は、有無情報が「TRUE」に設定されていると判定した場合(S277:YES)、S291(図22参照)の処理によって開く処理を行うことによって取得した資料データを、表示部126に表示させる(S285)。CPU121はクライアント第3メイン処理を終了させる。
一方、CPU121は、有無情報が「FALSE」に設定されていると判定した場合(S277:NO)、会議サーバ装置11から送信された第2指示を受信したか判定する(S279)。CPU121は、S279で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。第2指示を受信したと判定された場合(S279:YES)、DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されたテーブル161Bのうち、第1要求から取得したファイルパス情報で示されるフォルダパス情報に対応付けられている許可グループに、クライアント装置12の使用者の所属するグループが追加されている。CPU121は、第1要求から取得したファイルパス情報に基づき、資料データを開くことによって取得し、表示部126に表示させる(S285)。CPU121は、クライアント第3メイン処理を終了させる。
CPU121は、第2応答を受信しないと判定した場合(S279:NO)、会議サーバ装置11から資料データを受信したか判定する(S283)。CPU121は、S283で判定した結果を示す結果情報をRAM123に一時的に記憶する。なお、会議サーバ装置11から資料データが送信される場合として、ファイルパス情報で示されるフォルダパスのフォルダが共有フォルダでない場合が挙げられる(S205:NO、S215)。CPU121は、資料データを受信したと判定した場合(S283:YES)、受信した資料データを、表示部126に表示させる(S285)。CPU121はクライアント第3メイン処理を終了させる。CPU121は、資料データを受信しないと判定した場合(S283:NO)、クライアント第3メイン処理を終了させる。
<第2実施形態の効果>
以上のように、会議サーバ装置11は、クライアント装置12に対して、ファイルパス情報を含む第1要求を送信する(S31)。クライアント装置12は、ファイルパス情報によって示されるフォルダパスのフォルダに格納され、且つ、フォルダパス情報によって示されるファイル名の資料データを開くことを試みる(S291)。クライアント装置12は、資料データを開くことに成功した場合(S293:YES)、アクセス権があることを示す「TRUE」を有無情報として設定する(S295)。クライアント装置12は、資料データを開くことに失敗した場合(S293:NO)、アクセス権がないことを示す「FALSE」を有無情報として設定する(S297)。このように、クライアント装置12は、共有フォルダへのアクセス権があるかを、第1要求に含まれるファイルパス情報に基づいて判定できる。このため、クライアント装置12は、DSサーバ装置16の(2)アクセス権限機能を利用することなく、アクセス権があるかを判定できる。
クライアント装置12は、第1要求に含まれるファイルパス情報に基づき、資料データを取得し、表示部126に表示させることができる。この場合、クライアント装置12は、会議サーバ装置11から資料データを直接受信しない場合でも、共有が許可された資料データを表示できる。
<その他>
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。「資料データの共有」の具体例は、上記の第1実施形態(第1例)、又は、第2実施形態(第2例)に限定されない。例えば、次の第3例であってもよい。通信端末12Aの表示部126に表示されている特定の画像が、所定の時間間隔でキャプチャされる。キャプチャされる特定の画像の具体例として、デスクトップ全体の画像、又は、共有対象となるアプリケーション(以下、「共有アプリケーション」という。)の実行画面が挙げられる。通信端末12Aは、資料データとしてのキャプチャ画像を、会議サーバ装置11を介して通信端末12B、12Cに所定の時間間隔で送信する。通信端末12B、12Cは、キャプチャ画像を所定の時間間隔で受信する度に、表示部126にキャプチャ画像を表示させる。このような処理が行われる場合として、デスクトップが共有される場合、又は、共有アプリケーションが共有される場合が挙げられる。
なお、共有アプリケーションが共有される場合、共有アプリケーションが実行されることによって開かれる特定のファイルに対して、使用者がアクセス権を有しているかによって、共有を許可するか判断されてもよい。一方、デスクトップが共有される場合、デスクトップに表示される特定のファイルに対するアクセス権を規定することはできない場合がある。このため、例えば、通信端末12Aの使用者の属するグループと、通信端末12B、12Cの使用者の属するグループとが同一の場合に、デスクトップの共有が許可されてもよい。
上記の第1実施形態及び第2実施形態における遠隔会議システム1は、会議サーバ装置11、クライアント装置12、ファイルサーバ装置15、及び、DSサーバ装置16が、LAN14に接続する構成であった。これに対して、会議サーバ装置11、クライアント装置12、ファイルサーバ装置15、及び、DSサーバ装置16の少なくとも何れかは、LAN14に接続する他のネットワーク(例えば、インターネット等)に接続されてもよい。
上記の第1実施形態及び第2実施形態において、クライアント装置12のCPU121は、第2指示を受信した場合に資料データを表示部126に表示させた。これに対して、CPU121は、第2指示を受信した後、入力部128を介して使用者から、資料データを表示部126に表示させる指示を受け付けた場合に、資料データを表示部126に表示させてもよい。即ち、CPU121は、第2指示を受信した場合、入力部128を介した入力指示に応じて資料データを表示可能な状態で動作してもよい。上記において、クライアント装置12のCPU121は資料データを表示部126に表示したが、CPU121は、資料データを外部の出力デバイス、例えば、クライアント装置12に接続されるプロジェクタに出力してもよい。また、資料データが音データを含む場合、CPU121は、音データを出力可能なクライアント装置12の所定の出力デバイス(例えば、スピーカ)に対して、音を出力する指示を送信してもよい。
上記の第1実施形態において、会議サーバ装置11のCPU111は、第2指示をクライアント装置12に対して送信する前に、資料データをクライアント装置12に対して送信した(図7のS69、S71)。ここで、CPU111が資料データをクライアント装置12に送信するタイミングは、上記の例に限定されない。例えばCPU111は、第1要求に資料データを含めて送信してもよい(S31)。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、使用者の会議室における役割を、「議長」「発表者」「参加者」の何れかとしたが、役割の種類はこれに限定されない。例えば、参加者を「参加者1」「参加者2」に区別してもよい。又、会議室において利用できる機能の数を、「参加者1」の使用者が会議室において利用できる機能の数を、「参加者2」の使用者が会議室において利用できる機能の数よりも多くしてもよい。そして、「参加者1」の使用者に対する資料データの共有が、「参加者2」の使用者に対する資料データの共有よりもされ易くなるようにしてもよい。具体的には、テーブル114Bにおいて、「参加者1」に対応する供給許否を「許可」とし、「参加者2」に対応する共有許否を「禁止」としてもよい。
上記の第1実施形態及び第2実施形態において、会議サーバ装置11のCPU111は、第1指示を送信したクライアント装置12に対して第2要求を送信し、第2応答を受信した。これに対し、CPU111は、第1指示を送信したクライアント装置12と異なるクライアント装置12に対して、第2要求を送信してもよい。例えばCPU111は、役割が「議長」である使用者によって使用されるクライアント装置12に対して、第2要求を送信してもよい。
DSサーバ装置16の記憶部161に記憶されるテーブル161Bには、許可グループの代わりにユーザIDがフォルダパス情報に対応付けられてもよい。そして、クライアント装置12は、DSサーバ装置16の(2)アクセス権管理機能を利用する場合、使用者のユーザID及びフォルダパス情報をDSサーバ装置16に送信してもよい。この場合、例えば、図15のS317において、DSサーバ装置16のCPUは、受信したフォルダパスに対して、受信したユーザIDを関連付けてテーブル161Bに追加する。DSサーバ装置16のCPUは、ユーザID及びフォルダパス情報を受信した場合、テーブル161Bを参照し、受信したユーザIDに対応するフォルダパス情報と、受信したフォルダパス情報とが一致するかに応じて、使用者にアクセス権があるかを判定してもよい。そして、クライアント装置12は、DSサーバ装置16から送信された判定結果を受信することによって、アクセス権があるかを判定してもよい。
上記の第1実施形態及び第2実施形態において、クライアント装置12のCPU121は、会議サーバ装置11から第1要求を受信した場合、DSサーバ装置16の(2)アクセス権管理機能を利用することによって、アクセス権があるかを判定した。これに対して、アクセス権を許可する使用者のユーザIDが予め資料データに対応付けられていてもよい。CPU121は、第1要求を受信した場合、資料データに対応付けられているユーザIDを取得してもよい。CPU121は、取得したユーザIDに、クライアント装置12の使用者のユーザIDが含まれている場合、アクセス権を有すると判定し、含まれていない場合に、アクセス権を有さないと判定してもよい。
S11、S201の処理を行うCPU111は本発明の「第1受信手段」の一例である。S31、S41の処理を行うCPU111は本発明の「第1送信手段」の一例である。S33、S43の処理を行うCPU111は本発明の「第2受信手段」の一例である。S35、S47、S51、S67、S81、S221の処理を行うCPU111は本発明の「決定手段」の一例である。S23、S55、S71、S87、S233の処理を行うCPU111は本発明の「第2送信手段」の一例である。S155、S293の処理を行うCPU121は本発明の「判定手段」の一例である。S137、S275の処理を行うCPU121は本発明の「第3送信手段」の一例である。S145、S285の処理を行うCPU121は本発明の「出力手段」の一例である。S99、S247の処理を行うCPU121は、本発明の「第4送信手段」の一例である。
S11、S201の処理は本発明の「第1受信ステップ」の一例である。S31、S41の処理は本発明の「第1送信ステップ」の一例である。S33、S43の処理は本発明の「第2受信ステップ」の一例である。S35、S47、S51、S67、S81、S221の処理は本発明の「決定ステップ」の一例である。S23、S55、S71、S87、S233の処理は本発明の「第2送信ステップ」の一例である。S53、S69、S83、S85の処理は本発明の「第3送信ステップ」の一例である。S45の処理は本発明の「取得ステップ」の一例である。S223の処理は本発明の「第4送信ステップ」の一例である。S225の処理は本発明の「第3受信ステップ」の一例である。テーブル161Bに記憶された許可グループは本発明の「第1識別情報」の一例である。使用者の所属するグループは本発明の「第2識別情報」の一例である。S231の処理は本発明の「追加ステップ」の一例である。S155、S293の処理は本発明の「判定ステップ」の一例である。S137、S275の処理は本発明の「第5送信ステップ」の一例である。S145、S285の処理は本発明の「出力ステップ」の一例である。
1 :遠隔会議システム
11 :会議サーバ装置
12 :クライアント装置
12A :クライアント装置
12B :クライアント装置
12C :クライアント装置
15 :ファイルサーバ装置
16 :DSサーバ装置
111 :CPU
121 :CPU
161A :テーブル
161B :テーブル

Claims (14)

  1. ネットワークを介して通信可能なサーバ装置、第1クライアント装置、及び、少なくとも1つの第2クライアント装置を備え、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置のそれぞれの使用者に、遠隔会議における仮想の会議室を提供する遠隔会議システムであって、
    前記サーバ装置は、
    資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置からの前記ネットワークを介したアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1指示を、前記第1クライアント装置から受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段によって受信した前記第1指示に含まれる前記可否情報が、前記場所が前記アクセス可能に設定されていることを示す場合、前記資料データに対するアクセス権があるかを問い合わせるためのデータであって、前記第1指示に含まれる前記パス情報を含む第1要求を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する第1送信手段と、
    前記第1送信手段によって送信した前記第1要求に応じ、前記アクセス権があるかを示す有無情報を含む第1応答を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置から受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信した前記第1応答に含まれる前記有無情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可するかを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって許可すると決定された場合、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に対して送信する第2送信手段と
    を備え、
    前記少なくとも1つの第2クライアント装置は、
    前記サーバ装置から受信した前記第1要求に含まれる前記パス情報に基づいて、前記資料データに対する前記アクセス権を有するか判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を示す前記有無情報を含む前記第1応答を、前記サーバ装置に送信する第3送信手段と、
    前記第3送信手段によって前記第1応答を送信した後、前記サーバ装置から前記第2指示を受信した場合に、前記資料データを所定の出力デバイスに出力する出力手段と
    を備え、
    前記第1クライアント装置は、
    前記第1指示を前記サーバ装置に送信する第4送信手段を備えたことを特徴とする遠隔会議システム。
  2. ネットワークを介して、第1クライアント装置及び少なくとも1つの第2クライアント装置と通信を行うことによって、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置のそれぞれの使用者に、遠隔会議における仮想の会議室を提供するサーバプログラムであって、
    資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記第1クライアント装置及び前記少なくとも1つの第2クライアント装置からの前記ネットワークを介したアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1指示を、前記第1クライアント装置から受信する第1受信ステップと、
    前記第1受信ステップによって受信した前記第1指示に含まれる前記可否情報が、前記場所が前記アクセス可能に設定されていることを示す場合、前記資料データに対するアクセス権があるかを問い合わせるためのデータであって、前記第1指示に含まれる前記パス情報を含む第1要求を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に送信する第1送信ステップと、
    前記第1送信ステップによって送信した前記第1要求に応じ、前記アクセス権があるかを示す有無情報を含む第1応答を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置から受信する第2受信ステップと、
    前記第2受信ステップによって受信した前記第1応答に含まれる前記有無情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可するかを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって許可すると決定された場合、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を、前記少なくとも1つの第2クライアント装置に対して送信する第2送信ステップと
    を、サーバ装置のコンピュータに実行させるためのサーバプログラム。
  3. 前記第1受信ステップは、前記資料データを更に含む前記第1指示を受信し、
    前記第1受信ステップによって受信した前記第1指示に含まれる前記資料データを、前記決定ステップによって許可すると決定された前記第2クライアント装置に対して送信する第3送信ステップを更に実行させることを特徴とする請求項2に記載のサーバプログラム。
  4. 前記第1応答を送信した前記少なくとも1つの第2クライアント装置の使用者の、前記会議室における役割を取得する取得ステップを更に実行させ、
    前記役割は、少なくとも、
    前記遠隔会議において利用可能な複数の機能のうち、第1数の機能を利用可能な第1役割と、
    前記複数の機能のうち、前記第1数よりも大きい第2数の機能を利用可能な第2役割とを含み、
    前記決定ステップは、前記第2受信ステップによって受信した前記第1応答に含まれる前記有無情報が、前記アクセス権がないことを示している場合でも、前記取得ステップによって取得された前記役割が前記第2役割である場合には、前記資料データの共有を許可すると決定し、前記取得ステップによって取得された前記役割が前記第1役割である場合には、前記資料データの共有を許可しないと決定することを特徴とする請求項2又は3に記載のサーバプログラム。
  5. 前記決定ステップは、前記第2受信ステップによって複数の第2クライアント装置から複数の前記第1応答を受信した場合であって、前記複数の第1応答に含まれる複数の前記有無情報の少なくとも1つが、前記アクセス権がないことを示している場合、前記複数の第2クライアント装置による前記資料データの共有を全て許可しないと決定することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のサーバプログラム。
  6. 前記第2受信ステップによって複数の第2クライアント装置から複数の前記第1応答を受信した場合であって、前記複数の第1応答に含まれる複数の前記有無情報の少なくとも1つが、前記アクセス権がないことを示している場合、少なくとも、前記アクセス権がない第2クライアント装置に前記資料データの共有を許可するかを問い合わせる第2要求を、前記第1クライアント装置に送信する第4送信ステップと、
    前記第4送信ステップによって送信された前記第2要求に応じ、前記資料データの共有を許可するかを示す第2応答を受信する第3受信ステップと
    を備え、
    前記決定ステップは、前記第3受信ステップによって、前記資料データの共有を許可することを示す前記第2応答を受信した場合、少なくとも、前記アクセス権がない前記第2クライアント装置による前記資料データへの前記アクセスを許可すると決定する、
    ことを特徴とする請求項2から5の何れかに記載のサーバプログラム。
  7. 前記第3受信ステップによって、前記資料データの共有を許可することを示す前記第2応答を受信した場合、前記アクセス権を有する対象を識別する情報である第1識別情報に、前記複数の第2クライアント装置のうち前記第1応答に含まれる前記有無情報によって前記アクセス権がないことが示された前記第2クライアント装置の使用者を識別する第2識別情報を追加する追加ステップを更に実行させることを特徴とする請求項6に記載のサーバプログラム。
  8. 前記第2送信ステップは、
    前記第3受信ステップによって、前記資料データの共有を許可することを示す前記第2応答を受信した場合、前記第1送信ステップによって送信した前記パス情報で示される前記場所に保存された前記資料データの共有を開始させるための前記第2指示を送信することを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバプログラム。
  9. 前記第2受信ステップによって複数の第2クライアント装置から複数の前記第1応答を受信した場合、
    前記決定ステップは、
    前記複数の第1応答のうち、前記アクセス権があることを示す前記有無情報を含む第1応答を送信した前記第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可すると決定し、
    前記複数の第1応答のうち、前記アクセス権がないことを示す前記有無情報を含む第1応答を送信した前記第2クライアント装置による前記資料データの共有を許可しないと決定することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のサーバプログラム。
  10. ネットワークを介して、サーバ装置及び他のクライアント装置と通信を行うことによって、クライアント装置の使用者に仮想の会議室を提供するクライアントプログラムであって、
    資料データが保存された場所を示すパス情報、及び、前記パス情報で示される前記場所が、前記クライアント装置及び前記他のクライアント装置からのアクセスが可能に設定されているかを示す可否情報を含む第1要求を、前記サーバ装置から受信した場合に、前記第1要求に含まれる前記パス情報に基づいて、前記資料データに対するアクセス権を有するかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を示す有無情報を含む第1応答を、前記サーバ装置に送信する第5送信ステップと、
    前記第5送信ステップによって前記第1応答を送信した後、前記サーバ装置から、前記資料データの共有を開始させるための第2指示を受信した場合に、前記資料データを所定の出力デバイスに出力する出力ステップと
    を、前記クライアント装置のコンピュータに実行させるためのクライアントプログラム。
  11. 前記判定ステップは、
    前記アクセス権を有する対象を識別する情報である第1識別情報に、前記クライアント装置の使用者を識別する第2識別情報が含まれる場合、前記アクセス権を有すると判定し、
    前記第1識別情報に前記第2識別情報が含まれない場合、前記アクセス権を有さないと判定することを特徴とする請求項10に記載のクライアントプログラム。
  12. 前記判定ステップは、
    前記第1要求に含まれる前記パス情報で示される前記場所に保存された前記資料データを開く処理に成功した場合、前記アクセス権を有すると判定し、
    前記処理に失敗した場合、前記アクセス権を有さないと判定することを特徴とする請求項10に記載のクライアントプログラム。
  13. 前記出力ステップは、前記第1要求に含まれる前記パス情報で示される前記場所に保存された前記資料データを出力することを特徴とする請求項10から12の何れかに記載のクライアントプログラム。
  14. 前記サーバ装置から前記資料データを受信する第4受信ステップを更に実行し、
    前記出力ステップは、前記第4受信ステップによって受信された前記資料データを出力することを特徴とする請求項10から12の何れかに記載のクライアントプログラム。
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