JP2016066970A - 通信装置及び、通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置及び、通信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パケット伝送に必要な各種情報の再学習に伴う通信の発生を抑え、ネットワーク全体の負荷を低減する通信装置及び制御方法を提供する。【解決手段】通信装置は、インタフェース部130と、インタフェース部にて受信したパケットの伝送先情報128を格納する第1の記憶部124を有し、受信したパケットと伝送先情報とを用いて伝送先を決定する転送部120と、装置全体を制御する制御部110と、転送部及び制御部から通信可能であり、伝送先情報と、インタフェース部を特定するインタフェース部特定情報とを格納する第2の記憶部112とを備える。制御部は、転送部の運用状態の変化を検知すると、インタフェース部のインタフェース部特定情報を取得し、取得したインタフェース部特定情報と第2の記憶部に格納されたインタフェース部特定情報とを用いて、第2の記憶部に格納された伝送先情報を第1の記憶部に格納するかを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置及び、通信装置の制御方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2011−233992号公報(特許文献1)がある。この公報には、複数のラインカードとクロスバスイッチと制御部の大きく3つの要素を有する分散型アーキテクチャを用いたパケット転送装置が記載されている。
特許文献1に記載されているような、何万から何百万もの通信端末(ホスト)と接続する分散型アーキテクチャで構成されたスイッチ、ルータなどのパケット転送装置(パケット伝送装置)は、何万から何百万もの通信端末(ホスト)と通信することで、アドレス情報や、経路情報などのパケット伝送に必要となる各種情報を学習し、パケット伝送を行うラインカードなどの転送機能を有する機能部(転送部)のメモリにパケット伝送に必要となる各種情報を格納(保持)することにより、受信したパケットを適切な宛先へ伝送する際に用いて、パケット伝送を行う。
例として、イーサネットプロトコルを挙げると、パケット伝送装置は最初の1パケット目でこのパケットから、送信元のMAC(Media Access Control)アドレスと入力ポートを学習する。パケット伝送装置は、学習したMACアドレスと入力ポートを参照して、パケットの宛先のMACアドレスを検索し、検索を行った後に宛先を決定する。また別例として、ルーティングプロトコルの経路情報の場合、パケット伝送装置は、定期的に送信されている経路情報を受信し、ルーティングテーブルを構築して宛先を決定する。
また、特開2007−166021号公報(特許文献2)には、「ネットワーク上に複数のノードが接続されて構成される情報制御システムにおいて、各ノードが自・他ノード情報を送受信する際に、受信したノード情報31が自ノードにて保持するノード情報31と異なる場合には、受信したノード情報を、自ノード内に備える揮発性記憶媒体および不揮発性記憶媒体に保存させると共に、障害発生時には、自ノード内の不揮発性記憶媒体に保存されたノード情報31を読み込ませることで、各ノードが自律的にノード情報の復元を行えるようにした」と記載されている(要約参照)。
特開2011−233992号公報 特開2007−166021号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、メンテナンスや故障などにより転送部を交換すると、パケット伝送装置に新しく追加した転送部には、上記のパケット伝送に必要となる各種情報は格納されていないため、新しく追加した転送部が起動後に再びパケット伝送可能な運用状態となるために、再度各種情報の学習及び保持を行う必要がある。そのため、新しく追加した転送部がパケット伝送可能な運用状態となるまでに時間を要し、学習が完了するまでの間、再学習に伴って通信が発生し、ネットワーク全体に負荷が掛かる。
転送部の電源を落とし、再度電源を投入する場合も同様に、再度各種情報の学習及び保持を行う必要があり、転送部がパケット伝送可能な運用状態となるまでに時間を要し、学習が完了するまでの間、再学習に伴って通信が発生し、ネットワーク全体に負荷が掛かる。
例えば、イーサネットプロトコルの場合、パケット伝送装置に接続された何万から何百万もの通信端末それぞれのMACアドレスがパケット伝送装置に登録されるまでには必ず通信を必要とし、その通信に要する時間分、パケット伝送可能な運用状態となるまでに時間を要する。また、パケット伝送装置は、アドレス未学習の通信端末からパケットを受信すると、宛先を特定するために、パケット伝送装置と接続する全通信端末に対してパケットをフラッディングする。そのため、パケット伝送装置と接続する何万から何百万もの通信端末分のフラッディングが発生し、ネットワーク全体に負荷が掛かる。
小型のスイッチやルータなどのパケット伝送装置であれば、接続する通信端末の台数が少なく、再学習するのにそれほど時間がかからなかったため、大きな問題とはならなかったが、何万から何百万もの通信端末と接続するスイッチやルータなどのパケット伝送装置では、何万から何百万もの通信端末分を再学習するのに時間がかかり、さらに、全通信端末分のフラッディングが発生するなど、ネットワーク全体に負荷がかかるという課題があった。
また、上述した特許文献2には、ノードの起動時に、データをノードへ送信する際に必要となる宛先などの情報(ノード情報)が、不揮発性記憶媒体にある場合には、このノード情報を揮発性記憶媒体に読み込み、読み込んだノード情報を利用して速やかに電源断前の状態まで復旧できることが開示されている。
特許文献1に記載されたパケット伝送装置(特許文献1では「パケット転送装置」と記載)に、特許文献2に記載された技術を適用しようとすると、例えば、パケット伝送装置の転送部の起動時に、パケット伝送に必要となる各種情報が転送部に読み込まれ、読み込んだ各種情報を参照してパケット伝送を行うこととなる。
しかしながら、転送部が学習し保持するパケット伝送に必要となる各種情報は、受信したパケットに含まれる情報と外部のネットワーク装置とパケットを送受信するネットワークインターフェイスとに基づいて構築され、更新される。つまり、各種情報は、基となったネットワークインターフェイスと対応関係があり、紐づいている。
このように、パケット伝送装置において、パケット伝送に必要となる各種情報をどの転送部に格納するかが重要となるが、特許文献2は、通信を行うノードの機能部を交換することについて開示しておらず、ノードの起動時に、ノード情報を読み込む記憶媒体を選択することについて考慮されていない。
以上のように、ノード情報を格納する際に何ら条件等を考慮していない特許文献2に記載の技術を、特許文献1に記載されたパケット伝送装置に適用しても、パケット伝送装置は、転送部の起動後に読み込んだ各種情報を参照してパケット伝送を行うことができない。
上記課題を解決するために、本発明の一形態は、パケットを送受信するインタフェース部と、インタフェース部にて受信したパケットの伝送先に関する情報である伝送先情報を格納する第1の記憶部を有し、受信したパケットと伝送先情報とを用いて伝送先を決定する転送部と、通信装置全体を制御する制御部と、転送部及び制御部から通信可能であり、伝送先情報と、インタフェース部を特定するインタフェース部特定情報とを格納する第2の記憶部とを備える通信装置である。
制御部は、転送部の運用状態の変化を検知する場合、インタフェース部のインタフェース部特定情報を取得し、取得したインタフェース部特定情報と第2の記憶部に格納されたインタフェース部特定情報とを用いて、第2の記憶部に格納された伝送先情報を転送部の第1の記憶部に格納するかを制御する。
本発明の一実施形態によると、パケット伝送に必要となる各種情報の再学習に伴う通信の発生を抑え、ネットワーク全体の負荷を低減することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施例のパケット伝送装置を示すブロック図である。 本実施例の伝送先情報記録テーブルを示す図である 本実施例の装置状態管理テーブルを示す図である 本実施例のバックアップ伝送先情報を示す図である。 本実施例のパケット伝送装置のいずれかの機能部の停止を検出した際のパケット伝送装置の動作フローチャート図である。 本実施例のネットワークI/F部の抜去を伴わず、転送部を抜去する場合のパケット伝送装置の動作フローチャート図である。 本実施例のネットワークI/F部を抜去する場合のパケット伝送装置の動作フローチャート図である。
以下に、本実施例のパケット伝送装置について説明する。図1は、パケット伝送装置100を示すブロック図である。
本実施例のパケット伝送装置100は、パケット伝送の機能を有する通信装置であり、パケット伝送装置100全体の制御、管理を行う制御部110と、パケット伝送処理を行う専用プロセッサや記憶部であるメモリを備える転送部120(120−1〜120−n)と、様々なネットワークに接続する複数の物理ネットワークインターフェイス(ポート)を備えるネットワークインターフェイス部(以下、「ネットワークI/F(Interface)部」と呼ぶ。また、単に、「インタフェース部」や「I/F部」とも呼ぶ)130(130−1〜130−n)を備える。
なお、パケット伝送装置100は、制御部110を複数備えていてもよい。また、本実施例のパケット伝送装置100は、分散型アーキテクチャまたは集中型アーキテクチャのいずれで構成されたスイッチやルータなどの通信装置に適用することが可能である。
パケット伝送装置100は、転送部120及びネットワークI/F部130をそれぞれ複数有し、複数の転送部120及びネットワークI/F部130それぞれは、パケット伝送装置100に対して挿入および抜去ができるように、つまり、挿抜可能に構成され交換が可能である。また、パケット伝送装置100は、制御部110を複数有していてもよい。この場合、一方の制御部110が運用系、他方の制御部110が待機系を構成する冗長構成とすることができる。
なお、本実施例において、「交換」とは、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を抜去した場所に、抜去した転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を挿入すること、または、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を抜去した場所に、新たな転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を挿入すること、または、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を抜去し、抜去した場所とは異なる場所(例えば、空きスロットなど)に抜去した転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を挿入すること、または、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を抜去し、抜去した場所とは異なる場所(例えば、空きスロットなど)に新たな転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130を挿入すること、または、これらの抜去及び挿入を複数の転送部120、及び、または、複数のネットワークI/F部130で行うことなどのことを指す。また、制御部110は、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の交換により、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の運用状態の変化を検知する。
また、パケット伝送装置100は、ネットワークI/F部130に搭載されているポート131(131−1〜131−n)を介して他のパケット伝送装置100−1や、情報処理端末(電子計算機)101と接続され、パケットの送受信を行う。また、パケット伝送装置100は、ネットワーク網102を介して他の地域のパケット伝送装置100−2と接続され、パケットの送受信を行ってもよい。
また、パケット伝送装置100は、外部メモリ104と接続することが出来、外部メモリ104に保存された各種データ(例えば、パケット伝送装置100のオペレーティングシステムファイルのアップデートファイルなど)をダウンロードすることができる。
転送部120は、転送部120の制御を行い、受信したパケットの転送処理を行う転送制御部であるルーティングプロセッサ121とパケット伝送に必要となる各種情報であり、パケットの伝送先に関する情報である伝送先情報128を格納する記憶部であるルーティングメモリ124を備える。なお、以下では、特定の転送部120の説明をする場合は、枝番号(「−1」など)を付して説明する。ネットワークI/F部130も同様である。
ルーティングプロセッサ121は、ルーティングメモリ124を参照して、ネットワークインターフェイス部130のポート131から受信したパケットに含まれる宛先などの各種情報の学習や宛先決定を行う。ルーティングプロセッサ121は、ルーティングプロセッサ121にて作成した伝送先情報128を、ルーティングメモリ124に格納する。
ルーティングメモリ124には、ネットワークI/F部130とのパケットの送受信の都度、パケットから取得した伝送先情報が伝送先情報128として書き込まれる。つまり、ルーティングプロセッサ121は、パケットの送受信の都度、伝送先情報128を更新する。伝送先情報128には、パケットを伝送するための様々な情報が複数種類格納されており、例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、ARP(Address Resolution Protocol)、動的経路(RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)、BGP(Border Gateway Protocol))、MPLS(Multi−Protocol Label Switching)のパス管理、NAPT(Network Address Port Translation)セッション情報などである。
この他に、制御部110にてパケットの宛先を定義することも可能であり、転送部120のルーティングプロセッサ121に設定されるパケットの宛先を表す情報である宛先情報も伝送先情報128に含まれる。宛先情報は、例えば、動的経路の設定情報や、VLAN(Virtual Local Area Network)、フィルタ、QoS(Quality of Service)、ACL(Access Control List)、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)などである。
ルーティングメモリ124に格納されるMACアドレステーブル128−aとOSPF経路情報テーブル128−bは、伝送先情報128の例である。
MACアドレステーブル128−aは、転送部120のルーティングプロセッサ121が、外部からパケットを受信した際に作成、更新する。このMACアドレステーブル128−aは、ルーティングメモリ124に格納される伝送先情報128に格納される伝送先情報128として転送部120−1内で作成が完結する代表的なテーブルである。
MACアドレステーブル128−aには、パケット伝送装置100と接続する他の通信装置のMACアドレスや、ネットワークI/F部130のポート131を識別するポート識別子などが含まれている。
OSPF経路情報テーブル128−bは、転送部120のルーティングプロセッサ121が、外部からOSPF経路情報パケットを受信した際に作成し、更新する。このOSPF経路情報テーブル128−bは、ルーティングメモリ124に格納される伝送先情報128として、転送部120内だけでなく、制御部110に転送し、フラッシュメモリ113に格納されたコンフィグファイル(設定情報ファイル)と照らしあわせて作成される代表的なテーブルである。
OSPF経路情報テーブル128−bには、ネットワークI/F部130のポート131を識別するポート識別子や隣接する通信装置のアドレスや、隣接する通信装置との接続状態などが含まれている。
ルーティングメモリ124は、一般的に、連想メモリ(CAM(Content Addressable Memory))で構成されるが、他の揮発性メモリまたは不揮発性メモリによって構成されてもよい。
制御部110は、装置全体の制御、管理を行うCPU(Central Processing Unit)111、装置全体の制御、管理を行うためのオペレーティングシステムのファイル(図示せず)を格納する記憶部であるメモリ112、装置動作定義や通信時の動作定義を行うコンフィグファイルを格納する記憶部であるフラッシュメモリ113を備える。コンフィグファイルは、フラッシュメモリ113から読み出されてもよいし、一旦メモリ112に展開した後、メモリ112から読み出されてもよい。
また、外部メモリI/F114と通信ポート115を備える。制御部110は、外部メモリI/F114を介し、外部メモリ104に保存されている各種情報(データ)のダウンロードなどを行う。
CPU111は、パケット伝送装置100全体の構成、例えば制御部110や転送部120、ネットワークI/F部130などの型式名、シリアルナンバー、実装位置などをパケット伝送装置100の状態を管理する情報である装置状態管理情報として取得を行い、図3に示す装置状態管理テーブル119としてメモリ112への格納を行う。CPU111は、繰り返し(例えば、定期的に)装置状態管理情報の取得と装置状態管理テーブル119への格納を実行し、装置状態管理テーブル119を更新する。
また、メモリ112には、複数の転送部120のルーティングメモリ124に格納された伝送先情報128のバックアップを含むバックアップ伝送先情報140と、装置状態管理テーブル119、伝送先情報記録テーブル118が格納される。バックアップ伝送先情報140について、詳細は図4を用いて説明する。伝送先情報記録テーブル118について、詳細は図2を用いて説明する。メモリ112は、揮発性メモリであっても、不揮発性メモリであってもよい。
バックアップ伝送先情報140は、メモリ112とは異なり制御部110が有する他のメモリ(図示せず)に格納してもよい。また、バックアップ伝送先情報140は、制御部110及び転送部120のいずれからも通信可能(アクセス可能、接続可能)なメモリ(例えば、制御部以外の共通部(図示せず)が有するメモリ)に格納してもよい。メモリ112とは異なり制御部110が有する他のメモリ、制御部110及び転送部120のいずれからも通信可能(アクセス可能)なメモリは、揮発性メモリであっても、不揮発性メモリであってもよい。
メモリ112、メモリ112とは異なり制御部110が有する他のメモリ、制御部110及び転送部120のいずれからも通信可能(アクセス可能)なメモリは、不揮発性メモリとしてMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)を採用してもよい。MRAMを採用すると、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の交換時(新しい転送部120の挿入後、新しい転送部120の設定時)に停電などにより、パケット伝送装置100の電源が切れても、バックアップ伝送先情報140を維持することができ、パケット伝送装置100の再起動後に転送部120の交換作業(新しい転送部120の設定作業)を継続することができる。
情報処理端末103は、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の状態監視や、コンフィグファイルの変更などの運用を行う。また、情報処理端末103は、通信ポート115を介し、パケット伝送装置100に格納可能なあらゆるデータのアップロード・ダウンロードを行う。
制御部110のCPU111は、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の交換に際して、転送部120に備えられたルーティングメモリ124に格納された各種情報のバックアップをメモリ112に格納し、メモリ112に格納した各種情報のバックアップを新たに挿入した転送部120のルーティングメモリ124にレストアする。
さらに、制御部110は、パケット伝送装置100のメモリ112に格納されている各種情報のバックアップを、外部メモリI/F114または通信ポート115を介して外部メモリ104や情報処理端末103へエクスポート(書き出す)したり、ネットワークI/F部130−1を介して他のパケット伝送装置100−1に格納させたりする。また、逆に他のパケット伝送装置100−1よりエクスポートされた各種情報のバックアップデータをパケット伝送装置100の転送部120−1のメモリ124−1などに対してインポートすることが可能である。
管理用端末である情報処理端末103が、制御部110のメモリ112に格納されたバックアップ伝送先情報140を、通信ポート115を介して取り出す(エクスポートする)際には、パケット伝送装置100は、情報処理端末103に対して「伝送先情報のエクスポートを行いますか?Yes or No?」などと表示するデータを送信し、情報処理端末103を操作するユーザに対して意思を問う。「Yes」を選択すると、情報処理端末103は、バックアップ伝送先情報140を取り出すことができる。取り出される伝送先情報は、本実施例では、情報処理端末103に伝送、または外部メモリ104へ格納することが可能である。
また、情報処理端末103が、通信ポート115を介して、伝送先情報(例えば、他のパケット伝送装置100−1からエクスポートされた伝送先情報など)を反映する(インポートする)際には、パケット伝送装置100は、情報処理端末103に対して「伝送先情報のインポートを行いますか?Yes or No?」などと表示するデータを送信し、情報処理端末103を操作するユーザに対して意思を問う。「Yes」を選択すると、制御部110のメモリ112に伝送先情報をバックアップ伝送先情報140に反映することができる。情報処理端末103にてネットワークを介してパケット伝送装置100−1から伝送したり、または外部メモリ104からパケット伝送装置100に格納したりすることが可能である。
図3は、装置状態管理テーブル119を示す図である。装置状態管理テーブル119は、パケット伝送装置100の全体の構成(機能部構成、装置状態)を表す。
装置状態管理テーブル119は、制御部110のCPU111が、パケット伝送装置100に搭載された各機能部(制御部110と転送部120、ネットワークI/F部130など)から各種情報を取得して作成する。装置状態管理テーブル119の更新は、繰り返し(例えば、定期的に)行われ、各動作フロー内でも行われる。
型番301は、制御部110や転送部120などのデバイス(機能部)を特定する機能部特定情報である。例えば、転送部120を特定する場合は、「転送部特定情報」と呼ぶことができる。型番301は、モデル名とも呼ぶ。なお、機能部特定情報は、各機能部を特定することができれば、型番に限らない。
搭載箇所300は、機能部特定情報によって特定されるデバイスの搭載箇所を識別する搭載箇所識別子である。搭載箇所300には、機能部が搭載されているエリア(機能部の範囲)(「C−PLANE」や「D−PLANE」、「N/I」など)と機能部が搭載されているスロットなどの搭載箇所(「_1」や「_2」など)が含まれる。例えば、図3において、型番301の「D201」で特定される3つの転送部は、「D−PLANE」のエリアの「_1」〜「_3」の3箇所にそれぞれ搭載されていることを示す。
シリアル番号302は、機能部特定情報で特定され、複数ある同一の機能部の中で1つの機能部をさらに識別する機能部識別情報である。例えば、ネットワークI/F部特定情報で特定されるネットワークI/F部130をさらに識別する場合は、「ネットワークI/F部識別情報」と呼ぶことができる。例えば、図3において、型番301のネットワークI/F部特定情報である「NIF301」で特定される4つのネットワークI/F部をさらに「AA007」〜「AA010」で識別するものが、ネットワークI/F部識別情報である。つまり、機能部識別情報は、機能部特定情報に含まれる情報である。なお、機能部識別情報は、各機能部をさらに識別することができれば、シリアル番号に限られない。
搭載箇所300、及び型番301は、制御部110や転送部120、ネットワークI/F部130などのデバイスが、どこに実装されているかを記録し、各機能部の起動時に搭載箇所(実装位置)が前回起動時と同一であることを制御部110が判定するために用いられる。
図4は、バックアップ伝送先情報140を示す図である。バックアップ伝送先情報140は、制御部110のメモリ112に作成され、ルーティングメモリ124の伝送先情報128のバックアップを含む。バックアップ伝送先情報140は、制御部110のCPU111が、ルーティングメモリ124の伝送先情報128のバックアップを作成する際に作成、更新する。バックアップ伝送先情報140は、伝送先情報128そのものの他に、バックアップした伝送先情報128を識別する識別子を有する。
バックアップ伝送先情報140は、複数作成される。転送部120−1の伝送先情報128−1のバックアップをバックアップ伝送先情報140−1とし、転送部120−nの伝送先情報128−nのバックアップをバックアップ伝送先情報140−nとする。図4は、バックアップ伝送先情報140−1を示す。なお、複数のバックアップ伝送先情報140をまとめて1つのテーブルで表現してもよい。
転送部伝送先情報900は、バックアップした伝送先情報128である。転送部伝送先情報900は、バックアップした伝送先情報128を識別する。また、伝送先情報128−1の枝番を「#1」のように表示している。
転送部型番901は、転送部120の型番である。転送部型番901は、バックアップした伝送先情報128が格納されていた転送部120を特定する転送部特定情報であり、装置状態管理テーブル119の型番301と同じ値が格納される。
ネットワークI/F部シリアル番号902は、ネットワークI/F部130のシリアル番号である。ネットワークI/F部シリアル番号902は、バックアップした伝送先情報128が格納されていた転送部120と接続していたネットワークI/F部をさらに識別するネットワークI/F部識別情報であり、装置状態管理テーブル119のシリアル番号302と同じ値が格納される。
転送部伝送先情報900と、転送部型番901と、ネットワークI/F部シリアル番号902は、特定のバックアップ伝送先情報140の説明をする場合は、枝番号(「−1」など)を付して説明する。例えば、バックアップ伝送先情報140−1の場合、「転送部伝送先情報900−1」、「転送部型番901−1」、「ネットワークI/F部シリアル番号902−1」である。
制御部110のCPU111は、バックアップした伝送先情報128をレストアする際にバックアップ伝送先情報140を参照する。
図5は、パケット伝送装置100のいずれかの機能部の停止を検出した際のパケット伝送装置100の動作フローチャート図である。
制御部110のCPU111は、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の管理者からパケット伝送装置100のいずれかの機能部の運用を停止する指示である機能部運用停止指示を受信すると、機能部運用停止指示によって、運用を停止する機能部を特定する(600)。
機能部運用停止指示に含まれる運用を停止する機能部が、ネットワークI/F部130である(601のYES)場合、つまり、機能部運用停止指示として、ネットワークI/F部130の運用を停止する指示であるネットワークI/F部運用停止指示を受信すると、制御部110のCPU111は、ネットワークI/F部130と転送部120の両方の運用を停止し、転送部120のルーティングメモリ124に格納された伝送先情報128のバックアップを制御部110のメモリ112に作成し、ネットワークI/F部130の挿入後、転送部120のルーティングメモリ124に伝送先情報128のバックアップをレストアする(603)。603の詳細については、図7にて説明する。
なお、制御部110のCPU111は、機能部運用停止指示として、ネットワークI/F部運用停止指示とともに転送部120の運用を停止する指示である転送部運用停止指示を受信してもよい。
機能部運用停止指示に含まれる運用を停止する機能部が、ネットワークI/F部130ではなく(601のNO)、かつ、転送部120である(602のYES)場合、つまり、機能部運用停止指示として、転送部運用停止指示を受信すると、制御部110のCPU111は、転送部120の運用を停止し、転送部120のルーティングメモリ124に格納された伝送先情報128のバックアップを制御部110のメモリ112に作成し、新しい転送部120の挿入後、転送部120のルーティングメモリ124に伝送先情報128のバックアップをレストアする(606)。606の詳細については、図6にて説明する。
機能部運用停止指示に含まれる運用を停止する機能部が、ネットワークI/F部130ではなく(601のNO)、かつ、転送部120でもない(602のNO)場合、制御部110のCPU111は、機能部運用停止指示に従って、所定の処理を行う(607)。
なお、転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の抜去及び挿入(転送部120、及び、または、ネットワークI/F部130の交換)は、パケット伝送装置100を再起動することなく実行することが可能である。
図6は、ネットワークI/F部130の抜去を伴わず、転送部120を抜去する場合のパケット伝送装置100の動作フローチャート図である。メンテナンスや故障などにより転送部120をパケット伝送装置100から除去(抜去)し、再度転送部120が挿入された場合に、挿入された転送部120が起動する際の処理を示す動作フローチャートである。本実施例では、転送部120−1を抜去し、再度転送部120−1を挿入する場合を説明する。なお、再度挿入する転送部120−1は、抜去した転送部120−1を用いてもよいし、新しい転送部120を用いてもよい。
制御部110のCPU111は、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の管理者からの転送部120−1の運用を停止する指示である転送部運用停止指示を受信する(800)と、転送部120−1に対して運用を停止する指示である運用停止指示を送信し、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(801)。装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、転送部120−1の交換前の最新の情報に更新される。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を更新してもよい。
転送部121−1のルーティングプロセッサ121−1は、制御部110から運用停止指示を受信すると、転送部121−1と接続するネットワークI/F部130−1とのパケットの送受信を停止し、ルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1の更新を停止する。そして、ルーティングプロセッサ121−1は、伝送先情報128−1の更新を停止すると、制御部110へ更新停止通知を送信する(802)。
制御部110のCPU111は、更新停止通知を受信すると、転送部120−1のルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1を制御部110のメモリ112にコピーして、バックアップ伝送先情報140−1として伝送先情報128−1のバックアップを作成する(803)。この際、バックアップする伝送先情報128−1を「伝送先情報#1」として転送部伝送先情報900−1に格納する。また、バックアップする伝送先情報128−1を格納する転送部120−1の型番である、更新した装置状態管理テーブル119の型番301の「D201」を転送部型番901−1に格納する。そして、バックアップする伝送先情報128−1を格納する転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1のシリアル番号である、更新した装置状態管理テーブル119のシリアル番号302の「AA007」をネットワークI/F部シリアル番号902−1に格納する。
制御部110のCPU111は、伝送先情報128−1のバックアップが完了すると、転送部120−1への給電を停止し、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「伝送先情報のバックアップが完了しました」などのように表示するデータを送信し、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に対して、転送部120−1の交換が可能となったことを通知する(804)。
制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1の挿入後に、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の管理者からの新しい転送部120−1の起動及び運用を開始する指示である転送部運用開始指示を受信する(805)と、新しい転送部120−1の起動を検出し、装置状態管理情報の取得を行い、取得した装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する(806)。
または、制御部110のフラッシュメモリ113に保存されているコンフィグ情報に予め新しい転送部120−1が挿入された際には自動的に新しい転送部120−1の起動及び運用を開始すると設定されている場合に、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1を挿入する際の内部コネクタの嵌合(接続)を検知する(805)と、新しい転送部120−1の起動を検出し、装置状態管理情報の取得を行い、取得した装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する(806)。
つまり、制御部110のCPU111は、転送部120−1の運用状態の変化を検知すると、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する。
なお、内部コネクタの嵌合(接続)の検知は、制御部110のCPU111が全ての転送部120に対する接続有無確認を繰り返し(例えば、定期的に)実行して行うこと(転送部接続有無確認クロール処理)により実行でき、または、内部コネクタの嵌合(接続)時に転送部120側から制御部110へ割り込み通知を送信し、制御部110のCPU111が割り込み通知を検出することにより実行することができる。または、その他、公知の方法により内部コネクタの嵌合(接続)を検知することができる。
装置状態管理情報の取得は、通信ポート115を介して受信した転送部運用開始指示に含まれる、起動対象の転送部120−1を特定する情報を取得することにより行う。転送部120−1を特定する情報には、新しい転送部120−1の型番が含まれる。また、制御部110のCPU111は、転送部運用開始指示に含まれる、または、別の指示から、新しい転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1を識別する情報を取得する。ネットワークI/F部130−1を識別する情報には、シリアル番号が含まれる。制御部110のCPU111は、起動対象の転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1の情報を、起動対象の転送部120−1に通知する。
または、装置状態管理情報の取得は、制御部110のCPU111が、新しい転送部120−1及び新しい転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1に問い合わせて、新しい転送部120−1から新しい転送部120−1の型番を、ネットワークI/F部130−1からネットワークI/F部130−1のシリアル番号を取得することも可能である。
取得した装置状態管理情報に含まれる新しい転送部120−1の型番及び新しい転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1の転送部型番901−1及びネットワークI/F部シリアル番号902−1とが一致した場合(807のYES)、CPU111は、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「装置部品の交換を検出しました。伝送先情報を適用し、高速起動を行いますか?Yes or No?」などのように表示するデータを送信する。
CPU111は、データを送信して、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に、制御部110のメモリ112に格納された伝送先情報128−1のバックアップ(転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1)を、新しい転送部120−1のルーティングメモリ124−1に格納する許可を求める(808)。管理者に対して、ルーティングメモリ124−1に格納する許可を求めることで、新しい転送部120−1に対する設定を柔軟に行うことができる。
制御部110のCPU111は、情報処理端末103を操作する管理者が許可したか否かを判定する(809)。例えば、808において、「Yes」が選択されると、許可されたと判定し、「No」が選択されると、不許可であると判定する。
許可された場合(809のYES)、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1への給電を開始し、フラッシュメモリ113に格納された転送120−1のルーティングプロセッサ121−1に対するコンフィグを新しい転送部120−1のルーティングメモリ124−1にコピーして設定し、メモリ112のバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1で識別され、伝送先情報128−1のバックアップである転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1を新しい転送部120−1のルーティングメモリ124−1にコピーして、伝送先情報128−1として伝送先情報#1のレストアを行う。また、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(810)。
装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、交換前の転送部120−1の情報から、交換後の新しい転送部120−1の情報に更新される。装置状態管理テーブル119の更新の際、転送部運用開始指示から取得した装置状態管理情報を用いてもよいし、起動した転送部120−1から別途取得してもよい。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を取得して、更新してもよい。
なお、810において、制御部110のCPU111からのコンフィグ設定指示とリストア指示をルーティングプロセッサ121−1が受信して、ルーティングプロセッサ121−1がコンフィグをルーティングメモリ124−1に格納し、伝送先情報128−1のリストアを行ってもよい。つまり、制御部110のメモリ112に格納されている、取り外された旧転送部120−1の伝送先情報128−1を新しく取り付けられた新転送部120−1のルーティングメモリ124−1に格納する
そして、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1に対して運用を開始する指示である運用開始指示を送信する(811)。新しい転送部120−1のルーティングプロセッサ121−1は、運用開始指示を受信すると、運用状態となり、パケット伝送を開始する(812)。パケット伝送可能な運用状態とは、伝送先情報128の学習のための通信が頻繁に発生せず、安定したパケット伝送が可能となった状態を指す。つまり、伝送先情報128の学習のための通信と並行してパケット伝送を行うことも可能であるが、この場合、伝送先情報128の学習中のため、フラッディングなど、ネットワーク全体に負荷がかかる通信が発生するので、運用状態ではない。
取得した装置状態管理情報に含まれる新しい転送部120−1の型番及び新しい転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1の転送部型番901−1及びネットワークI/F部シリアル番号902−1とが一致しなかった場合(807のNO)、制御部110のCPU111は、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「装置部品の交換を検出しましたが、情報が一致しません。起動処理を継続しますか?Yes or No?」などのように表示するデータを送信する。
CPU111は、データを送信して、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に、新しい転送部120−1の起動処理を継続する許可を求める(816)。管理者にて対して、新しい転送部120−1の起動処理継続の許可を求めることで、管理者に対して、新しい転送部120−1が交換対象として正しい転送部かどうかなどを確認させることができる。
制御部110のCPU111は、情報処理端末103を操作する管理者が許可したか否かを判定する(817)。例えば、816において、「Yes」が選択されると、許可されたと判定し、「No」が選択されると、不許可であると判定する。なお、正しい転送部かどうかなどの確認が不要な場合は、816と817のステップは実行不要である。
不許可の場合(817のNO)、制御部110のCPU111は、パケット伝送装置100の管理者からの新しい転送部120−1の起動及び運用を開始する指示である転送部運用開始指示の受信を待ち受ける(805)。または、制御部110のフラッシュメモリ113に保存されているコンフィグ情報に予め新しい転送部120−1が挿入された際には自動的に新しい転送部120−1の起動及び運用を開始すると設定されている場合に、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1を挿入する際の内部コネクタの嵌合(接続)を待ち受ける(805)。
816にて許可された場合(817のYES)及び808にて許可されなかった場合(809のNO)、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1への給電を開始し、フラッシュメモリ113に格納された新しい転送120−1のルーティングプロセッサ121−1に対するコンフィグをルーティングメモリ124−1にコピーして設定し、新しい転送部120−1のルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1に対する転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1のレストアを行わず、伝送先情報128−1は、何も情報が格納されていない状態である初期状態に設定する。
また、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(813)。装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、交換前の転送部120−1の情報から、交換後の新しい転送部120−1の情報に更新される。装置状態管理テーブル119の更新の際、転送部運用開始指示から取得した装置状態管理情報を用いてもよいし、起動した転送部120−1から別途取得してもよい。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を更新してもよい。そして、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−1に運用開始指示を送信する(814)。
新しい転送部120−1のルーティングプロセッサ121−1は、運用開始指示を受信すると、伝送先情報の学習が可能な状態へと遷移し、伝送先情報128−1の学習及び更新を行う(815)。新しい転送部120−1は、伝送先情報128−1の学習が完了すると、運用状態となり、パケット伝送を開始する(812)。なお、伝送先情報128−1の学習が完了するまでの間に、パケット伝送を行ってもよい。
なお、転送部120に対する給電制御は、制御部110以外の機能部が行ってもよい。
また、伝送先情報128−1のレストア(810)について、転送部120の挿抜前後で、転送部120の型番301が変わっても、転送部120のルーティングメモリ124で伝送先情報128−1を格納する格納(記録)フォーマットが変わらない場合は、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較(806)の際、転送部伝送先情報900−1についての比較は行わなくてもよい。
または、伝送先情報128−1のバックアップが完了した(804)後、バックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の格納(記録)フォーマットを、抜去前の転送部120の型番301の格納(記録)フォーマットから挿入後の転送部120の型番301の格納(記録)フォーマットに変換する処理を行う場合は、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較(806)の際、転送部伝送先情報900−1についての比較は行わなくてもよい。
これらの場合、装置状態管理情報に含まれる新しい転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1のネットワークI/F部シリアル番号902−1とが一致した場合に、808へ処理が進む。
伝送先情報128−1のバックアップであるバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の格納(記録)フォーマットを変換する必要があるか否か、および/または、変換するか否かを識別する情報は、予めコンフィグファイルに定義(設定)しておき、制御部110のCPU111が、装置状態管理情報メモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較の前に、コンフィグファイルを読み込むことで、各情報の比較対象を決定してもよい。
また、CPU111は、808において情報処理端末103へルーティングメモリ124−1に格納する許可を求めなくても、事前に格納する許可を得ておいてもよい。事前に格納する許可を得ておくことで、新しい転送部120−1の挿入後の一連の処理をパケット伝送装置100内で行うことができ、運用状態となるまでの時間をより短縮することができる。
なお、バックアップ伝送先情報140として、複数のバックアップ伝送先情報140がメモリ112に格納されている場合は、レストアを行う転送部120と接続するネットワークI/F部130のシリアル番号を検索キーとしてバックアップ伝送先情報140を特定することができる。
以上のように、転送部の交換の際に、ルーティングメモリが格納する伝送先情報の再学習に伴う通信の発生を抑え、ネットワーク全体の負荷を低減することができ、転送部が運用状態となるまでの時間を短縮することができる。
図7は、ネットワークI/F部130を抜去する場合のパケット伝送装置100の動作フローチャート図である。例えば、ネットワークI/F部130のメンテナンスなどにより、ネットワークI/F部130の搭載箇所が変更となる場合の処理を示す動作フローチャートである。つまり、パケット伝送装置100から抜去(除去)したネットワークI/F部130を、パケット伝送装置100の空きスロットなどの他の搭載箇所に挿入した場合に、挿入されたネットワークI/F部130及びネットワークI/F部130と接続する転送部120が起動する際の処理を示す。
本実施例では、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1を抜去し、抜去した転送部120−1、または、新しい転送部120を空きスロットである転送部120−2の搭載箇所に挿入し、抜去したネットワークI/F部130−1を空きスロットであるネットワークI/F部130−2の搭載箇所に挿入する場合を説明する。また、制御部110のCPU111は、機能部運用停止指示として、ネットワークI/F部運用停止指示とともに転送部運用停止指示を受信する場合を説明する。
新しい転送部120−2について、抜去した転送部120−1を用いても、新しい転送部120を用いてもよい。一方、ネットワークI/F部130−2として、抜去したネットワークI/F部130−1を用いる。これは、伝送先情報128−1のバックアップであるバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1は、抜去したネットワークI/F部130−1と紐づいているからである。
なお、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1を抜去し、再び、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1の搭載箇所(つまり、抜去した箇所)にそれぞれを挿入する場合も、図7のフローに従う。また、ネットワークI/F部130−1を抜去し、再び、ネットワークI/F部130−1の搭載箇所(つまり、抜去した箇所)に挿入する場合も、図7のフローに従う。この場合、転送部120−1の挿抜は発生しない。また、ネットワークI/F部130−1を抜去し、抜去したネットワークI/F部130−1を空きスロットであるネットワークI/F部130−2の搭載箇所に挿入し、挿入したネットワークI/F部130−1とコールドスタンバイの待機系としてもともと挿入されていた転送部120−2とを接続する場合も、図7のフローに従う。この場合、新しい転送部120−2の挿入は発生しない。
制御部110のCPU111は、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の管理者からの転送部120−1の運用を停止する指示である転送部運用停止指示及びネットワークI/F部130−1の運用を停止する指示であるネットワークI/F部運用停止指示を受信する(1000)と、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1に対して運用を停止する指示である運用停止指示を送信し、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(1001)。装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1の抜去前の最新の情報に更新される。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を更新してもよい。
転送部121−1のルーティングプロセッサ121−1は、制御部110から運用停止指示を受信すると、転送部121−1と接続するネットワークI/F部130−1とのパケットの送受信を停止し、ルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1の更新を停止する。そして、ルーティングプロセッサ121−1は、伝送先情報128−1の更新を停止すると、制御部110へ更新停止通知を送信する(1002)。
制御部110のCPU111は、更新停止通知を受信すると、転送部120−1のルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1を制御部110のメモリ112にコピーして、バックアップ伝送先情報140−1として伝送先情報128−1のバックアップを作成する(1003)。
この際、バックアップする伝送先情報128−1を「伝送先情報#1」として転送部伝送先情報900に格納する。また、バックアップする伝送先情報128−1を格納する転送部120−1の型番である、更新した装置状態管理テーブル119の型番301の「D201」を転送部型番901に格納する。そして、バックアップする伝送先情報128−1を格納する転送部120−1と接続するネットワークI/F部130−1のシリアル番号である、更新した装置状態管理テーブル119のシリアル番号302の「AA007」をネットワークI/F部シリアル番号902に格納する。
制御部110のCPU111は、伝送先情報128−1のバックアップが完了すると、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1への給電を停止し、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「伝送先情報のバックアップが完了しました」などのように表示するデータを送信し、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に対して、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1の抜去が可能となったことを通知する(1004)。
制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2の挿入及びネットワークI/F部130−1のネットワークI/F部130−2の搭載箇所への挿入後に、通信ポート115を介して、パケット伝送装置100の管理者からの新しい転送部120−2の起動及び運用を開始する指示である転送部運用開始指示と、ネットワークI/F部130−2の搭載箇所へ挿入したネットワークI/F部130−1(以下、「挿入後ネットワークI/F部130−1」と呼ぶ。)の起動及び運用を開始する指示であるネットワークI/F部運用開始指示を受信する(1005)と新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1の起動を検出し、装置状態管理情報の取得を行い、取得した装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する(1006)。
または、制御部110のフラッシュメモリ113に保存されているコンフィグ情報に予め新しい転送部120−2及びネットワークI/F部130−1が挿入された際には自動的に新しい転送部120−2及びネットワークI/F部130−1の起動及び運用を開始すると設定されている場合に、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2及びネットワークI/F部130−1を挿入する際の内部コネクタの嵌合(接続)を検知する(1005)と、新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1の起動を検出し、装置状態管理情報の取得を行い、取得した装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する(1006)。
つまり、制御部110のCPU111は、転送部120−2の運用状態の変化を検知すると、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報とを比較する。
なお、内部コネクタの嵌合(接続)の検知は、制御部110のCPU111が全ての転送部120及びネットワークI/F部130に対する接続有無確認を繰り返し(例えば、定期的に)実行して行うこと(転送部接続有無確認クロール処理)により実行でき、または、内部コネクタの嵌合(接続)時に転送部120側及びネットワークI/F部130−1側から制御部110へ割り込み通知を送信し、制御部110のCPU111が割り込み通知を検出することにより実行することができる。または、転送部120が自身と接続するネットワークI/F部130の接続有無確認を繰り返し(例えば、定期的に)実行し、実行結果を制御部110に通知する方法であってもよい。その他、公知の方法により内部コネクタの嵌合(接続)を検知することができる。
装置状態管理情報の取得は、通信ポート115を介して受信した転送部運用開始指示に含まれる、起動対象の転送部120−2を特定する情報、及び、ネットワークI/F部運用開始指示に含まれる、起動対象の挿入後ネットワークI/F部130−1を特定する情報を取得することにより行う。起動対象の転送部120−2を特定する情報には、新しい転送部120−2の型番が含まれる。また、制御部110のCPU111は、ネットワークI/F部運用開始指示に含まれる、または、別の指示から、起動対象の新しい転送部120−2と接続する起動対象の挿入後ネットワークI/F部130−1を識別する情報を取得する。ネットワークI/F部130−1を識別する情報には、シリアル番号が含まれる。制御部110のCPU111は、起動対象の新しい転送部120−1と接続する起動対象のネットワークI/F部130−1の情報を、起動対象の新しい転送部120−1に通知する。
または、装置状態管理情報の取得は、制御部110のCPU111が、新しい転送部120−2及び新しい転送部120−2と接続するネットワークI/F部130−1に問い合わせて、新しい転送部120−2から新しい転送部120−2の型番を、ネットワークI/F部130−1からネットワークI/F部130−1のシリアル番号を取得することも可能である。
取得した装置状態管理情報に含まれる新しい転送部120−2の型番及び新しい転送部120−2と接続する挿入後ネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1の転送部型番901−1及びネットワークI/F部シリアル番号902−1とが一致した場合(1007のYES)、CPU111は、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「複数の装置部品の交換を検出しました。伝送先情報を適用し、高速起動を行いますか?Yes or No?」などのように表示するデータを送信する。
CPU111は、データを送信して、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に、制御部110のメモリ112に格納された伝送先情報128−1のバックアップ(転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1)を、新しい転送部120−2のルーティングメモリ124−2に格納する許可を求める(1008)。管理者に対して、ルーティングメモリ124−2に格納する許可を求めることで、新しい転送部120−2に対する設定を柔軟に行うことができる。
制御部110のCPU111は、情報処理端末103を操作する管理者が許可したか否かを判定する(1009)。例えば、1008において、「Yes」が選択されると、許可されたと判定し、「No」が選択されると、不許可であると判定する。
許可された場合(1009のYES)、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2への給電を開始し、フラッシュメモリ113に格納された転送120−2のルーティングプロセッサ121−2に対するコンフィグを新しい転送部120−2のルーティングメモリ124−2にコピーして設定し、メモリ112のバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1で識別され、伝送先情報128−1のバックアップである転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1を新しい転送部120−2のルーティングメモリ124−2にコピーして、伝送先情報128−2として伝送先情報#1のレストアを行う。また、挿入後ネットワークI/F部130−1への給電を開始する。また、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(1010)。
装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、抜去前の転送部120−1の情報及びネットワークI/F部130−1の情報から、新しい転送部120−2の情報及び挿入後ネットワークI/F部130−1の情報に更新される。装置状態管理テーブル119の更新の際、転送部運用開始指示及びネットワークI/F部運用開始指示から取得した装置状態管理情報を用いてもよいし、起動した新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1から別途取得してもよい。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を取得して、更新してもよい。
なお、1010において、制御部110のCPU111からのコンフィグ設定指示とリストア指示をルーティングプロセッサ121−2が受信して、ルーティングプロセッサ121−2がコンフィグをルーティングメモリ124−2に格納し、伝送先情報128−2のリストアを行ってもよい。つまり、制御部110のメモリ112に格納されている、取り外された旧転送部120−1の伝送先情報128−1を新しく取り付けられた新転送部120−2のルーティングメモリ124−2に格納する。
そして、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2に対して運用を開始する指示である運用開始指示を送信する(1011)。新しい転送部120−2のルーティングプロセッサ121−2は、運用開始指示を受信すると、運用状態となり、パケット伝送を開始する(1012)。
取得した装置状態管理情報に含まれる新しい転送部120−2の型番及び新しい転送部120−2と接続する挿入後ネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1の転送部型番901−1及びネットワークI/F部シリアル番号902−1との少なくともいずれかが一致しなかった場合、(1007のNO)、制御部110のCPU111は、通信ポート115を介して、情報処理端末103に対して、「装置部品の交換を検出しましたが、情報が一致しません。起動処理を継続しますか?Yes or No?」などのように表示するデータを送信する。
CPU111は、データを送信して、情報処理端末103を操作するパケット伝送装置100の管理者に、新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1の起動処理を継続する許可を求める(1016)。管理者にて対して、新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1の起動処理継続の許可を求めることで、管理者に対して、新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1が交換対象として正しい転送部及び正しいネットワークI/F部かどうかなどを確認させることができる。
制御部110のCPU111は、情報処理端末103を操作する管理者が許可したか否かを判定する(1017)。例えば、1016において、「Yes」が選択されると、許可されたと判定し、「No」が選択されると、不許可であると判定する。なお、正しい転送部及び正しいネットワークI/F部かどうかなどの確認が不要な場合は、1016と1017のステップは実行不要である。
不許可の場合(1017のNO)、制御部110のCPU111は、パケット伝送装置100の管理者からの新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1の起動及び運用を開始する指示である転送部運用開始指示の受信を待ち受ける(1005)。または、制御部110のフラッシュメモリ113に保存されているコンフィグ情報に予め新しい転送部120−2及びネットワークI/F部130−1が挿入された際には自動的に新しい転送部120−1の起動及び運用を開始すると設定されている場合に、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2及びネットワークI/F部130−1を挿入する際の内部コネクタの嵌合(接続)を待ち受ける(1005)。
1016にて許可された場合(1017のYES)及び1008に許可されなかった場合(1009のNO)、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2への給電を開始し、フラッシュメモリ113に格納された新しい転送120−2のルーティングプロセッサ121−2に対するコンフィグをルーティングメモリ124−2にコピーして設定し、新しい転送部120−2のルーティングメモリ124−2の伝送先情報128−2に対する転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1のレストアを行わず、伝送先情報128−2は、何も情報が格納されていない状態である初期状態に設定する。
また、挿入後ネットワークI/F部130−1への給電を開始する。また、装置状態管理テーブル119の更新を実行する(1013)。装置状態管理テーブル119の更新により、装置状態管理テーブル119の各情報が、抜去前の転送部120−1の情報及びネットワークI/F部130−1の情報から、新しい転送部120−2の情報及び挿入後ネットワークI/F部130−1の情報に更新される。装置状態管理テーブル119の更新の際、転送部運用開始指示及びネットワークI/F部運用開始指示から取得した装置状態管理情報を用いてもよいし、起動した新しい転送部120−2及び挿入後ネットワークI/F部130−1から別途取得してもよい。なお、装置状態管理テーブル119の更新は、全ての機能部の情報を取得して、更新してもよい。
そして、制御部110のCPU111は、新しい転送部120−2に運用開始指示を送信する(1014)。新しい転送部120−2のルーティングプロセッサ121−2は、運用開始指示を受信すると、伝送先情報の学習が可能な状態へと遷移し、伝送先情報128−2の学習及び更新を行う(1015)。新しい転送部120−2は、伝送先情報128−2の学習が完了すると、運用状態となり、パケット伝送を開始する(1012)。なお、伝送先情報128−2の学習が完了するまでの間に、パケット伝送を行ってもよい。
なお、転送部120及びネットワークI/F部130に対する給電制御は、制御部110以外の機能部が行ってもよい。
また、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1を抜去し、抜去した転送部120−1及び新しいネットワークI/F部130を転送部120−1及びネットワークI/F部130−1の搭載箇所(つまり、抜去した箇所)にそれぞれを挿入する場合、または、転送部120−1及びネットワークI/F部130−1を抜去し、新しい転送部120及び新しいネットワークI/F部130を転送部120−1及びネットワークI/F部130−1の搭載箇所(つまり、抜去した箇所)にそれぞれを挿入する場合、ネットワークI/F部130−1を抜去し、新しいネットワークI/F部130をネットワークI/F部130−1の搭載箇所(つまり、抜去した箇所)に挿入する場合(この場合、転送部120−1の挿抜は発生しない)、ネットワークI/F部130の挿抜前後でネットワークI/F部130のシリアル番号302が変わることになる。この場合、制御部110のCPU111は、転送部120−1のルーティングメモリ124−1の伝送先情報128−1のバックアップを作成する(1003)際に、抜去するネットワークI/F部130−1のシリアル番号の代わりに搭載箇所とポート数を、バックアップ伝送先情報140−1に格納する。
そして、制御部110のCPU111は、転送部運用開始指示から、または、挿入した新しいネットワークI/F部130から、装置状態管理情報である転送部120の型番と新しいネットワークI/F部130を特定する情報として、新しいネットワークI/F部130の搭載箇所及びポート数を取得し、取得した転送部120の型番と新しいネットワークI/F部130の搭載箇所及びポート数とバックアップ伝送先情報140−1に格納した転送部120の型番と新しいネットワークI/F部130の搭載箇所及びポート数とを比較する(1006)。
装置状態管理情報に含まれる転送部120の型番と新しいネットワークI/F部130の搭載箇所及びポート数と、バックアップ伝送先情報140−1に格納した転送部120の型番と新しいネットワークI/F部130の搭載箇所及びポート数とが一致した場合に、1008へ処理が進む。
また、伝送先情報128−1のレストア(1010)について、転送部120及びネットワークI/F部130の挿抜前後で、転送部120の型番301が変わっても、転送部120のルーティングメモリ124で伝送先情報128−1を格納する格納(記録)フォーマットが変わらない場合は、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較(1006)の際、転送部伝送先情報900−1についての比較は行わなくてもよい。
または、伝送先情報128−1のバックアップが完了した(1004)後、バックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の格納(記録)フォーマットを、ネットワークI/F部130を抜く前の転送部120の型番301の格納(記録)フォーマットからネットワークI/F部130を挿入した後の転送部120の型番301の格納(記録)フォーマットに変換する処理を行う場合は、装置状態管理情報とメモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較(1006)の際、転送部伝送先情報900−1についての比較は行わなくてもよい。
これらの場合、装置状態管理情報に含まれる挿入後ネットワークI/F部130−1のシリアル番号と、バックアップ伝送先情報140−1のネットワークI/F部シリアル番号902−1とが一致した場合に、1008へ処理が進む。
伝送先情報128−1のバックアップであるバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の格納(記録)フォーマットを変換する必要があるか否か、および/または、変換するか否かを識別する情報は、予めコンフィグファイルに定義(設定)しておき、制御部110のCPU111が、装置状態管理情報メモリ112のバックアップ伝送先情報140−1に格納した各情報との比較の前に、コンフィグファイルを読み込むことで、各情報の比較対象を決定してもよい。
また、CPU111は、1008において情報処理端末103へルーティングメモリ124−2に格納する許可を求めなくても、事前に格納する許可を得ておいてもよい。事前に格納する許可を得ておくことで、新しい転送部120−2の挿入後の一連の処理をパケット伝送装置100内で行うことができ、運用状態となるまでの時間をより短縮することができる。
なお、バックアップ伝送先情報140として、複数のバックアップ伝送先情報140がメモリ112に格納されている場合は、レストアを行う転送部120と接続するネットワークI/F部130のシリアル番号を検索キーとしてバックアップ伝送先情報140を特定することができる。
以上のように、ネットワークI/F部を抜去し挿入する際に、ルーティングメモリが格納する伝送先情報の再学習に伴う通信の発生を抑え、ネットワーク全体の負荷を低減することができ、転送部がパケット伝送可能な運用状態となるまでに要する時間を短縮することができる。また、管理者に対して各種許可を求めることで転送部に対する設定とパケット伝送装置の運用などを柔軟に行うことができる。
図2は、伝送先情報記録テーブル118を示す図である。伝送先情報記録テーブル118は、制御部110のメモリ112に格納される。伝送先情報記録テーブル118は、通信ポート115を介して管理者から予め設定される。
CPU111は、伝送先情報記録テーブル118を参照することで、伝送先情報128のバックアップであるバックアップ伝送先情報140の転送部伝送先情報900をルーティングメモリ124にレストアする際に、バックアップ伝送先情報140の転送部伝送先情報900の反映可否(格納可否)を判定することができる。そのため、バックアップ伝送先情報140の転送部伝送先情報900のうち特定の伝送先情報をルーティングメモリ124に格納することができる。
テーブル種別200は、伝送先情報としてルーティングメモリ124に格納し得るテーブルの一覧を示す。
リストア反映可否201は、バックアップ伝送先情報140の転送部伝送先情報900としてバックアップした伝送先情報128の各テーブル種別200を転送部120の交換時のリストアの際に反映するか(リストアするか)否かを示す。つまり、テーブル種別200の複数の伝送先情報をルーティングメモリ124へ格納するか否かの格納可否を示す。
リストア反映可否201は、転送部120毎に設定する。転送部120−1の枝番を「#1」のように表示している。
例えば、転送部120−1のリストア反映可否201は転送部#1 201−1である。また、エントリ101のテーブル種別200である「ARP」は、「yes」であるため、リストアの際にルーティングメモリ124−1に反映されるが、エントリ107の「ISPEC」は、「no」であるため、リストアの際にルーティングメモリ124−1に反映されない。
伝送先情報記録テーブル118は、パケット伝送装置100の運用前に情報処理端末103からコマンド入力されることで作成される。例えば、パケット伝送装置100は、情報処理端末103から「#rapid config d−plane#1 arp yes」と入力を受け付けることで、伝送先情報記録テーブル118の転送部#1 201−1の#101 ARPテーブルに関する設定を受け付けて、制御部110のメモリ112に定義(格納)する。
また、「#rapid config d−plane#2 mac−address yes」と入力を受け付けることで、伝送先情報記録テーブル118の転送部#2 201−2の#102 MACアドレステーブルに関する設定を受け付けて制御部110のメモリ112に定義(格納)する。
次に、制御部110のCPU111が、伝送先情報記録テーブル118を用いてリストア反映可否を判定する動作について図6を用いて説明する。図7の場合も同様である。
図6の810において、制御部110のCPU111は、メモリ112のバックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1を新しい転送部120−1のルーティングメモリ124−1にコピーする際に、伝送先情報記録テーブル118を参照し、バックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1に含まれる各テーブル(各伝送先情報)とリストア反映可否201の転送部#1 201−1のテーブル種別200とを比較する。
制御部110のCPU111は、バックアップ伝送先情報140−1の転送部伝送先情報900−1の伝送先情報#1に含まれる各テーブルのうち、リストア反映可否201の転送部#1 201−1のテーブル種別200で「yes」が設定されているテーブル種別と一致するテーブルを読み出し、読み出した各テーブルを伝送先情報128−1としてルーティングメモリ124−1に格納して、伝送先情報#1のレストアを行う。管理者が、テーブル種別200毎にリストア反映可否201を設定することで、新しい転送部120−1に対する設定を柔軟に行うことができる。
また、テーブル種別200は、予め管理者が設定するので、テーブル種別200の全てを各転送部120のルーティングメモリ124が有しているとは限らない。そのため、制御部110のCPU111が、繰り返し(例えば、定期的に)各転送部120に対して、ルーティングメモリ124が保持するテーブル種別を問い合わせ、伝送先情報記録テーブル118のテーブル種別200に格納していないテーブル種別を検出した場合は、伝送先情報記録テーブル118のエントリを追加することが可能である。
この場合、「新しいテーブル種別を検出しました。伝送先情報記録テーブルに追加しますか?Yes or No?」などのように表示するデータを情報処理端末103に送信し、エントリを追加する許可を求める旨を管理者に通知してもよい。エントリを追加した後、管理者は、追加したエントリの各転送部120のリストア反映可否201を設定することができる。
以上のように、パケット伝送装置100は、ネットワークI/F部130、及び、または、転送部120を交換する際、転送部120の伝送先情報128のバックアップをメモリ112に作成し、交換前後でのネットワークI/F部130と転送部120の組み合わせを判定して、作成したバックアップのリストアを行うか否かを制御する。
そのため、伝送先情報の再学習を伴わずにパケット伝送が可能となり、再学習に伴う通信の発生を抑え、ネットワーク全体の負荷を低減することができ、パケット伝送装置がパケット伝送可能な運用状態となるまでに要する時間を短縮することができる。
また、本実施例では、1つの転送部、及び、または、ネットワークI/F部の交換について説明したが、複数の転送部、及び、または、ネットワークI/F部の交換についても同様である。また、本実施例では、転送部とネットワークI/F部とをそれぞれ挿抜可能な別の機能部として説明したが、転送部がネットワークI/F部の機能を含み、挿抜可能な1つの機能部として構成してもよい。また、本実施例では、1つのパケット伝送装置内の動作について説明したが、外部メモリ104や情報処理端末103、他のパケット伝送装置などに伝送先情報をエクスポートしてバックアップし、転送部のルーティングメモリにエクスポートしたバックアップをレストアしてもよい。これにより、パケット伝送装置の運用をより柔軟に行うことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路等で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、若しくは、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、若しくは、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 パケット伝送装置
110 制御部
111 CPU
112 メモリ
113 フラッシュメモリ
118 伝送先情報記録テーブル
119 装置状態管理テーブル
120 転送部
121 ルーティングプロセッサ
124 ルーティングメモリ
128 伝送先情報
130 ネットワークインターフェイス部
131 ポート

Claims (14)

  1. 通信装置であって、
    パケットを送受信するインタフェース部と、
    前記インタフェース部にて受信したパケットの伝送先に関する情報である伝送先情報を格納する第1の記憶部を有し、前記受信したパケットと前記伝送先情報とを用いて前記伝送先を決定する転送部と、
    前記通信装置全体を制御する制御部と、
    前記転送部及び前記制御部から通信可能であり、前記伝送先情報と、前記インタフェース部を特定するインタフェース部特定情報とを格納する第2の記憶部とを備え、
    前記制御部は、
    前記転送部の運用状態の変化を検知する場合、
    前記インタフェース部の前記インタフェース部特定情報を取得し、取得した前記インタフェース部特定情報と前記第2の記憶部に格納された前記インタフェース部特定情報とを用いて、前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部に格納するかを制御することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    取得した前記インタフェース部特定情報と前記第2の記憶部に格納された前記インタフェース部特定情報とが対応する場合に、前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記第2の記憶部は、前記制御部に備わり、前記転送部を特定する転送部特定情報をさらに格納し、
    前記制御部は、
    前記転送部の運用状態の変化を検知する場合、
    前記転送部の前記転送部特定情報及び前記インタフェース部の前記インタフェース部特定情報を取得し、取得した前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報と前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報とが対応する場合に、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記転送部の運用を停止する指示である転送部運用停止指示を外部から受信した場合に、前記転送部の前記第1の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記制御部の前記第2の記憶部の前記伝送先情報として格納することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記制御部の第2の記憶部は、前記転送部を設定する設定情報をさらに格納し、
    前記制御部は、
    前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納するとともに、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記設定情報を前記転送部の前記第1の記憶部に格納することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記転送部の運用を開始する指示である転送部運用開始指示を外部から受信した場合に、前記転送部の運用状態の変化を検知し、受信した前記転送部運用開始指示に含まれる前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報から、または、前記運用状態の変化を検知した転送部及び前記運用状態の変化を検知した転送部と接続するインタフェース部から、前記転送部の前記転送部特定情報及び前記インタフェース部の前記インタフェース部特定情報を取得することを特徴とする通信装置。
  7. 請求項6に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納する許可を外部から受信した場合に、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項7に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記転送部の前記第1の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記制御部の前記第2の記憶部の前記伝送先情報に格納することが完了すると、外部へ格納完了を通知することを特徴とする通信装置。
  9. 請求項8に記載の通信装置であって、
    前記転送部の前記第1の記憶部は、
    複数の前記伝送先情報を格納し、
    前記制御部の前記第2の記憶部は、
    前記転送部の前記第1の記憶部に格納された複数の前記伝送先情報毎に、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納するか否か示す格納可否情報をさらに格納し、
    前記制御部は、
    前記転送部の前記第1の記憶部に格納された複数の前記伝送先情報を前記制御部の前記第2の記憶部の複数の前記伝送先情報として格納し、
    前記格納可否情報を参照して、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された複数の前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の複数の前記伝送先情報として格納するか否かを、前記制御部の前記第2の記憶部の複数の前記伝送先情報毎に制御することを特徴とする通信装置。
  10. 請求項9に記載の通信装置であって、
    前記転送部特定情報は、前記転送部の型番であり、
    前記インタフェース部特定情報は、前記インタフェース部のシリアル番号であることを特徴とする通信装置。
  11. 通信装置であって、
    パケットを送受信するインタフェース部と、
    前記インタフェース部にて受信したパケットの伝送先に関する情報である伝送先情報を格納する第1の記憶部を有し、前記受信したパケットと前記伝送先情報とを用いて前記伝送先を決定する転送部と、
    前記通信装置全体を制御する制御部と、
    前記転送部及び前記制御部から通信可能であり、前記伝送先情報と、前記インタフェース部を特定するインタフェース部特定情報とを格納する第2の記憶部とを備え、
    前記制御部は、
    前記転送部の運用を停止する指示である転送部運用停止指示、または、前記転送部の運用を開始する指示である転送部運用開始指示を外部から受信した場合に、
    前記インタフェース部の前記インタフェース部特定情報を取得し、取得した前記インタフェース部特定情報と前記第2の記憶部に格納された前記インタフェース部特定情報とを用いて、前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部に格納するかを制御することを特徴とする通信装置。
  12. 通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置は、
    パケットを送受信するインタフェース部と、
    受信したパケットの伝送先を決定する転送部と
    前記通信装置全体を制御する制御部とを備え、
    前記転送部は、
    前記伝送先に関する情報であり、前記受信したパケットに基づいて更新する伝送先情報を格納する第1の記憶部を有し、
    前記制御部は、
    前記伝送先情報と、前記インタフェース部を特定するインタフェース部特定情報とを格納する第2の記憶部を有し、
    前記通信装置の制御方法は、
    前記転送部の運用を停止する指示である転送部運用停止指示を外部から受信した場合に、前記転送部の前記第1の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記制御部の前記第2の記憶部の前記伝送先情報として格納する第1のステップと、
    前記第1のステップの後、前記転送部の運用を開始する指示である転送部運用開始指示を外部から受信した場合に、受信した前記転送部運用開始指示から、または、前記転送部運用開始指示にて特定される転送部と接続するインタフェース部から、前記インタフェース部特定情報を取得する第2のステップと、
    前記第2のステップにて取得した前記インタフェース部特定情報と前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記インタフェース部特定情報とを比較する第3のステップと、
    前記第3のステップの比較の結果に応じて、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納する第4のステップと、を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の通信装置の制御方法であって、
    前記第3のステップの比較の結果、取得した前記インタフェース部特定情報と前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記インタフェース部特定情報とが対応する場合に、前記第4のステップを実行することを特徴とする通信装置の制御方法。
  14. 請求項13に記載の通信装置の制御方法であって、
    前記制御部の前記第2の記憶部は、
    前記転送部を特定する転送部特定情報と前記転送部を設定する設定情報とをさらに格納し、
    前記第2のステップにおいて、前記転送部特定情報を前記インタフェース部特定情報と共に取得し、
    前記第3のステップにおいて、
    前記第2のステップにて取得した前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報と前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報とを比較し、
    前記第3のステップの比較の結果、取得した前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報と前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記転送部特定情報及び前記インタフェース部特定情報とが対応する場合に、前記第4のステップを実行し、
    前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記設定情報を前記転送部の前記第1の記憶部に格納する第5のステップと、
    前記第4のステップの実行前に、前記制御部の前記第2の記憶部に格納された前記伝送先情報を前記転送部の前記第1の記憶部の前記伝送先情報として格納するか否か外部に問い合わせる第6のステップを含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
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