JP2016066158A - 注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラム - Google Patents

注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していることを高い確度で判定でき、また、商品又はサービスの注文に関する情報の形式が異なる店においても、確実にサービスを発注できる注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法及び注文処理プログラムを提供する。【解決手段】注文処理システム1は信号発信機10を備える。ユーザー端末20は、サービス提供領域2内にユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断部と、サービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部と、サービスの発注を示す発注情報を生成する発注部とを有する。変換処理装置30は、ユーザー端末から注文制御装置40へ供給される発注情報を、注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換部を有する。注文制御装置40は、サービスを受注する。【選択図】図1

Description

本発明は、注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラムに関する。特に、本発明は、信号発信機を用い、サービス提供領域にユーザー端末が存在しているか否かを確認したうえでサービスの注文を受け付ける注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラムに関する。
従来、特定のエリア内で商品又はサービスを提供する際の商品又はサービスの注文方法において、特定エリア内の携帯端末に、商品又はサービスに関連する情報を記述した電子メニュー又は電子カタログを提供するステップと、電子メニュー又は電子カタログに記述された商品又はサービスから携帯端末において選択された商品又はサービスの注文情報を受信するステップと、注文を当該注文の提供の未済を示す識別子と共に記憶するステップと、注文された商品又はサービスが提供された後に当該注文に該当する識別子を提供済に変更するステップと、識別子に基づいて注文の内容から利用料金を計算するステップとを有する商品又はサービスの注文方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の商品又はサービスの注文方法によれば、人手を介さずに注文処理ができる。
特開2002−117119号公報
しかし、特許文献1に記載されている商品注文システムにおいては、携帯端末等の情報端末が特定エリア内に確実に存在していることの特定が困難な場合があり、また、特定の店舗の特定のサーバーに対してのみしか商品又はサービスを注文することができない。
したがって、本発明の目的は、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していることを高い確度で判定でき、また、商品又はサービスの注文に関する情報の形式が異なる店においても、サービスを確実に発注できる注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムであって、サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共にサービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号を発する信号発信機を備え、ユーザー端末が、信号の取得を契機として、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断部と、滞在判断部が、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していると判断した場合、領域識別子に対応づけられ、サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部と、サービス関連情報取得部が取得したサービス関連情報の内容から選択されるサービスの発注を示す発注情報を生成する発注部とを有し、変換処理装置が、ユーザー端末から注文制御装置へ供給される発注情報を注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換部を有し、注文制御装置が、変換された発注情報に応じ、サービスを受注する注文処理システムが提供される。
また、上記注文処理システムにおいて、サービス提供領域が、第1領域と第1領域とは異なる第2領域とを有し、信号発信機が、信号の強度から信号の到達が推定される第1領域を含む配置で設けられ、滞在判断部が、信号が取得された場合、ユーザー端末がサービス提供領域内に滞在していると判断してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、サービス提供領域が、第1領域と第1領域とは異なる第2領域とを有し、第1の信号発信機が、信号の強度から信号の到達が推定される第1領域を含む配置で設けられ、第2の信号発信機が、信号の強度から信号の到達が推定される第2領域を含む配置で設けられ、第1の信号発信機が発したと推定される信号の強度が、第2の信号発信機が発したと推定される信号の強度より弱く、滞在判断部が、第1の信号発信機の信号が取得された後、第2の信号発信機の信号が取得された場合、ユーザー端末がサービス提供領域内に滞在していると判断してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、複数の信号発信機が、信号の強度から信号の到達が推定される第1領域を含む配置で互いに異なる位置に設けられ、滞在判断部が、第1領域において、一の信号発信機が発したと推定される一の信号が取得され、他の信号発信機が発したと推定される他の信号が取得された場合、ユーザー端末がサービス提供領域内に滞在していると判断してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、複数の信号発信機が、信号の強度から信号の到達が推定される第2領域を含む配置で互いに異なる位置に設けられ、滞在判断部が、第2領域において、少なくとも1つの信号発信機が発したと推定される信号が取得された場合、ユーザー端末がサービス提供領域内に滞在していると判断してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、滞在判断部が、信号を予め定められた時間取得し続けた場合、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していると判定してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、ユーザー端末が、ユーザー端末のサービス提供領域内における存在位置を判定する位置判定部を更に有し、滞在判断部が、存在位置がサービス提供領域内である場合、サービス提供領域内の存在位置にユーザー端末が滞在していると判定してもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、注文制御装置が、受注したサービスの会計情報を生成する会計情報生成部を有し、会計情報に応じ、サービスの決済処理を実行する販売情報処理部を更に備えてもよい。
また、上記注文処理システムにおいて、注文制御装置が受注したサービスに応じ、サービスの提供に要するサービス提供情報を出力する発注出力装置を更に備えてもよい。
また、本発明は上記目的を達成するため、ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理ユニットであって、サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共にサービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号を発する信号発信機を備え、ユーザー端末が、信号の取得を契機として、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断部と、滞在判断部が、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していると判断した場合、領域識別子に対応づけられ、サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部と、サービス関連情報取得部が取得したサービス関連情報の内容から選択されるサービスの発注を示す発注情報を生成する発注部とを有し、変換処理装置が、ユーザー端末から注文制御装置へ供給される発注情報を注文制御装置において処理できる形式に変換する注文処理ユニットが提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムにおいて実行される注文処理方法であって、サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共にサービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号の取得を契機として、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断段階と、滞在判断段階においてサービス提供領域内にユーザー端末が滞在していると判断された場合、領域識別子に対応づけられ、サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得段階と、サービス関連情報取得段階において取得されたサービス関連情報の内容から選択されるサービスの発注を示す発注情報を生成する発注段階と、ユーザー端末から注文制御装置へ供給される発注情報を注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換段階と、注文制御装置において、変換された発注情報に応じ、サービスを受注する段階とを備える注文処理方法が提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムにおいて実行される注文処理プログラムであって、コンピューターに、サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共にサービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号の取得を契機として、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断機能と、滞在判断機能においてサービス提供領域内にユーザー端末が滞在していると判断された場合、領域識別子に対応づけられ、サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得機能と、サービス関連情報取得機能において取得されたサービス関連情報の内容から選択されるサービスの発注を示す発注情報を生成する発注機能と、ユーザー端末から注文制御装置へ供給される発注情報を注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換機能と、注文制御装置において、変換された発注情報に応じ、サービスを受注する機能とを実現させる注文処理プログラムが提供される。
本発明に係る注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラムによれば、サービス提供領域内にユーザー端末が滞在していることを高い確度で判定でき、また、商品又はサービスの注文に関する情報の形式が異なる店においても、サービスを確実に発注できる注文処理システム、注文処理ユニット、注文処理方法、及び注文処理プログラムを提供できる。
本発明の実施の形態に係る注文処理システムの概要図である。 本発明の実施の形態に係るユーザー端末の機能構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る変換処理装置の機能構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る注文制御装置の機能構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る滞在判断部の判断の概要図である。 本発明の実施の形態に係る滞在判断部の判断の概要図である。 本発明の実施の形態に係る変換処理装置の処理の概要図である。 本発明の実施の形態に係る注文処理システムにおける処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る注文処理システムのハードウェア構成図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る注文処理システムの概要を示す。なお、本実施の形態の説明においては、説明を簡略化するため、1か所のサービス提供領域2、1台の信号発信機10、及び1台のユーザー端末20が用いられる形態を例として挙げる場合がある。
[注文処理システム1の概要]
本実施の形態に係る注文処理システム1は、ユーザーが所有するユーザー端末20がユーザーにサービスを提供するサービス提供領域2内に存在していると判断した場合に、ユーザー端末20からサービスの注文ができるシステムである。また、注文処理システム1は、互いに異なる形式の情報を取り扱う様々なサービス提供領域にユーザー端末20が存在している場合であっても、各サービス提供領域内でユーザー端末20からサービスの注文が確実かつスムーズにできるシステムである。
すなわち、注文処理システム1によれば、サービス提供領域2内においてユーザー自身がサービス提供事業者の従業員を呼ぶこと、当該従業員を介してサービスを注文すること等を要さず、サービス提供領域2内において、ユーザー端末20を操作するだけでサービス提供事業者が提供するサービスを確実に注文できる。更に、注文処理システム1によれば、様々なサービス提供領域2にユーザー端末20が滞在している場合であっても、特別な操作をユーザー端末20に要求せずに、ユーザー端末20からサービスの注文ができる。したがって、注文処理システム1によれば、互いに異なるサービス提供事業者が提供するサービス提供領域のいずれにユーザー端末20が存在していたとしても、ユーザーに特別な操作を全く要求せずに、ユーザーはユーザー端末20を用いてサービスの注文ができる。
具体的に、サービス提供領域2が飲食店の店舗内の領域である場合を説明する。サービス提供領域2には、店舗の入口付近に当該サービス提供領域2を一意に識別する領域識別子を含む信号を発信する信号発信機10が設置されている。信号発信機10は、少なくとも到達範囲12(すなわち、信号発信機10からの距離が所定の距離以内と推定できる信号強度が存在する領域)内に到達する強度で信号を発信する。なお、到達範囲12内に信号が到達しているか否か(すなわち、信号発信機10から信号が到達し得る所定地点までの距離)は、信号発信機10からの距離と、距離に応じて減衰する信号の強度とから推定できる。また、サービス提供領域2の内部にも信号発信機14が設置されている。信号発信機14も、少なくとも到達範囲16(すなわち、信号発信機14からの距離が所定の距離以内と推定できる信号強度が存在する領域)内に到達する強度で信号を発信する。なお、到達範囲12と到達範囲16とが重ならないように、信号発信機10と信号発信機14とは設置される。
ここで、ユーザー端末20を有するユーザーがサービス提供領域2内に入る場合、ユーザー端末20は信号発信機10が発信していると推定される信号の到達範囲12内に入ることになる。ユーザー端末20は、到達範囲12内において、信号発信機10が発信する信号を取得すると共に、当該信号に含まれる領域識別子を取得する。そして、ユーザー端末20は、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在しているか否かを判断する。一例として、ユーザー端末20は、到達範囲12内にユーザー端末20が滞在した後、予め定められた時間が経過するまでにサービス提供領域2内に設置されている信号発信機14が発信していると推定される信号の到達範囲16内にユーザー端末20が到達したと判断した場合に、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在していると判断する。
次に、ユーザー端末20は、領域識別子に対応づけられているメニュー等のサービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得する。サービス関連情報は、サービス提供領域2(若しくは、サービス提供領域2を提供するサービス提供事業者が有する他所)に設置され、ユーザー端末20からのサービスの注文の処理等を実行する注文制御装置40に格納されている。ユーザー端末20は、通信網5を介してユーザー端末20と注文制御装置40との間で通信される情報の処理等を実行する変換処理装置30に働きかけ、変換処理装置30が通信網5を介して注文制御装置40からサービス関連情報を取得する。そして、変換処理装置30は、注文制御装置40から取得したサービス関連情報をユーザー端末20に供給する。
ここで、変換処理装置30は、ユーザー端末20において用いられる情報の形式を注文制御装置40において処理できる形式に変換すると共に、注文制御装置40において用いられる情報の形式をユーザー端末20において処理できる形式に変換する機能を有する。したがって、ユーザー端末20において用いられる情報の形式と注文制御装置40において用いられる情報の形式とが異なる場合であっても、注文制御装置40がユーザー端末20と注文制御装置40との間におけるスムーズな情報のやり取りを実現できる。
そして、ユーザー端末20は、取得したサービス関連情報の内容をユーザーが知覚可能に出力する。例えば、ユーザー端末20は、サービス関連情報としてのメニューを表示部等に表示することで、ユーザーに飲食物の選択を促す。ユーザー端末20は、通信網5を介し、ユーザーによって選択されたサービスの発注に関連する発注情報を変換処理装置30に供給する。変換処理装置30は、ユーザー端末20から受け取った発注情報を注文制御装置40において処理できる形式に変換して、変換した発注情報を注文制御装置40に供給する。
注文制御装置40は、変換済みの発注情報を受け取り、発注情報に対応するサービスの提供を受注する。注文制御装置40は、当該サービス(例えば、ユーザーが所望する飲食物)の提供を指示する情報をキッチンプリンター等の発注出力装置60に供給する。発注出力装置60は、当該サービスの提供を指示する情報を出力する。そして、発注出力装置60から出力される情報に応じ、サービス提供領域2においてサービスの提供に従事する従業員が、ユーザーにサービスを提供する。
また、注文制御装置40は、受け取った発注情報に応じてユーザーにサービスを提供した場合に、当該サービスの対価に関連する情報をPOSレジ50に供給する。これにより、注文処理システム1は、サービスに関連する決済処理を実行する。また、注文制御装置40は、ユーザー端末20が外部の決済ユニット70においてサービスに関連する支払処理を実行した場合、変換処理装置30を介して支払処理を実行した旨を示す情報をユーザー端末20から取得することもできる。この場合、注文制御装置40は、取得した情報をPOSレジ50に供給することで決済処理を実行する。
なお、サービス提供領域2は、例えば、飲食店、レストラン、居酒屋、定食屋、料理店、及び/又は料亭等のユーザーに飲食物等の商品及びサービスを提供する事業者の店舗内の領域である。また、ユーザー端末20は、ユーザー個人が所有する携帯電話、スマートフォン、小型タブレットPC、及び/又はノートPC等の情報通信端末である。そして、通信網5は、例えば、携帯電話通信網、及び/又はインターネット等である。
[注文処理システム1の詳細]
本実施の形態に係る注文処理システム1は、予め定められた範囲に信号を発信する信号発信機10と、注文制御装置40にユーザー端末20からの注文に関する情報を供給する変換処理装置30と、サービス提供領域2内におけるユーザー端末20からの注文を処理する注文制御装置40と、商品及び/又はサービスの会計情報を処理するPOSレジ50と、商品及び/又はサービスの提供に要する情報を出力する発注出力装置60とを備える。また、注文処理システム1は、商品及び/又はサービスの決済を実行する決済ユニット70を備えることもできる。なお、POSレジ50の一部若しくは全ての機能を注文制御装置40が有することもできる。また、信号発信機10と、ユーザー端末20において実行される機能(例えば、アプリケーションにより実行される機能)と、変換処理装置30とで注文処理ユニットが構成される。
(信号発信機10)
信号発信機10は、サービス提供領域2の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共にサービス提供領域2を一意に識別する領域識別子(例えば、サービス提供事業者を一意に識別する識別子、当該サービス提供事業者が有する店舗を一意に識別する識別子、及び/又はサービス提供領域2内のテーブル、机、カウンター等の特定の場所を一意に識別する識別子等)を含む信号を発信する。信号発信機10は、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在しているか否かの確実な判断に資することを目的として、サービス提供領域2に複数、設置することができる。
具体的に、サービス提供領域2が、第1領域と第1領域とは異なる第2領域とを有する場合、信号発信機10は信号の強度から信号の到達が推定される第1領域、及び/又は信号の強度から信号の到達が推定される第2領域に設置される。なお、第1領域において推定される信号の強度と第2領域において推定される信号の強度とは互いに異なる強度に設定される。例えば、第1領域が、サービス提供領域2内とサービス提供領域2の外部との境界近傍の領域(一例として、サービス提供領域2の出入口近傍)であり、第2領域がサービス提供領域2の内部の領域(すなわち、サービス提供領域2が店舗の場合、店舗内)である場合を説明する(例えば、図1参照。)。
この場合、ユーザー端末20が通過、及び/又は滞在する第1領域であって、信号の強度から信号の到達が推定される第1領域を含む配置で第1の信号発信機としての信号発信機10が設置される。これにより、第1領域に位置するユーザー端末20(若しくは、第1領域に位置するユーザー端末20のみ)が、信号発信機10から発せられていると推定できる信号を取得できる。一例として、第1領域は、信号発信機10からの距離が1m以内と推定できる信号強度が存在する領域である。
また、ユーザー端末20が滞在する第2領域であって、信号の強度から信号の到達が推定される第2領域を含む配置で第2の信号発信機としての信号発信機14を設置することで、第2領域に位置するユーザー端末20(若しくは、第2領域に位置するユーザー端末20のみ)が、信号発信機14から発せられていると推定できる信号を取得できる。一例として、第2領域は、信号発信機14からの距離が5m以内若しくは1mを超え5m以内と推定できる信号強度が存在する領域である。なお、信号発信機14は、信号発信機10と略同一の構成及び機能を有する。
また、第1領域、及び第2領域の双方に信号発信機を設置する場合、第1領域に設置する第1の信号発信機が発したと推定される信号の強度と、第2領域に設置する第2の信号発信機が発したと推定される信号の強度とが互いに異なるように第1の信号発信機及び第2の信号発信機を設置することもできる。例えば、所定の領域において、第1の信号発信機が発したと推定される信号の強度を第2の信号発信機が発したと推定される信号の強度より弱く(又は強く)なる配置に、第1の信号発信機及び第2の信号発信機を設置できる。また、複数の信号発信機を、第1領域、及び/又は第2領域のそれぞれの互いに異なる位置に設置することもできる。
信号発信機10は、例えば、小電力無線通信技術を利用したビーコン、又はBluetooth(登録商標)、NFC等の近距離無線通信等の無線通信技術を用いて構成することができる。
[ユーザー端末20の構成]
図2は、本発明の実施の形態に係るユーザー端末の機能構成の一例を示す。
ユーザー端末20は、信号発信機10が発信する信号を取得する信号取得部200と、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在しているか否か判断する滞在判断部202と、ユーザー端末20のサービス提供領域2内における位置を判定する位置判定部204と、サービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部206と、外部からの情報の入力を受け付ける入力部208と、所定の情報を出力する出力部210と、サービスの注文に関連する発注情報を生成する発注部212と、外部との通信を実行する端末通信部214とを有する。
(信号取得部200)
信号取得部200は、信号発信機10が発信する信号を取得する。信号取得部200は、当該信号を取得した日時(なお、時分若しくは時分秒を含むことができる)、当該信号を取得し続けている時間、及び/又は信号強度の情報等の付加情報を生成することもできる。信号取得部200は、取得した信号、及び/又は取得した信号に対応づけた付加情報を滞在判断部202、及び/又は位置判定部204に供給する。
(滞在判断部202)
滞在判断部202は、信号取得部200から信号の供給を受けたことを契機として、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在しているか否かを判断する。具体的に、滞在判断部202は、当該信号を取得した場合、当該信号を取得し続けた時間が予め定められた時間以上の場合、サービス提供領域2に設置されている複数の信号発信機から1つ以上の信号を取得した場合、サービス提供領域2に設置されている複数の信号発信機から取得する信号の順序が予め定められた順序である場合、又は当該信号を取得した時点における当該信号の強度と当該時点から予め定められた時間が経過した時の当該信号の強度との差が所定の差以内である場合等に、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断する。滞在判断部202は、判断結果を示す情報をサービス関連情報取得部206に供給する。
なお、滞在判断部202における判断方式は様々な方式を採用することができる。以下、滞在判断部202における判断方式の例の一部を詳細に説明する。
例えば、滞在判断部202は、信号取得部200から受け取った信号に含まれる領域識別子を抽出し、抽出した領域識別子に対応づけられているサービス提供領域2にユーザー端末20が滞在していると判断できる。また、サービス提供領域2が第1領域と第2領域とを含む場合であって、第1領域の範囲内であると推定できる信号強度の信号を発信する第1の信号発信機が存在している場合、滞在判断部202は、第1領域において信号が取得されたときに、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断できる。また、第2領域の範囲内であると推定できる信号強度の信号を発信する第2の信号発信機が存在している場合、滞在判断部202は、第2領域において信号が取得されたときに、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することもできる。
また、滞在判断部202は、第1の信号発信機と第2の信号発信機との双方が設置されている場合、第1の信号発信機の信号が取得された後、予め定められた時間内に第2の信号発信機の信号が取得された場合に、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することもできる。
また、信号の強度から信号の到達が推定される第1領域を含む配置で複数の信号発信機が互いに異なる位置に設けられている場合であって、信号取得部200が一の信号発信機と他の信号発信機との双方の信号を取得した場合に、滞在判断部202はサービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断してもよい。すなわち、滞在判断部202は、第1領域において、一の信号発信機が発したと推定される一の信号の信号強度と他の信号発信機が発したと推定される他の信号の信号強度との合計が予め定められた強度以上である場合(一例として、一の信号の信号強度と他の信号の信号強度との合計以上の強度である場合)、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することもできる。
また、信号の強度から信号の到達が推定される第2領域を含む配置で複数の信号発信機が互いに異なる位置に設けられている場合であって、信号取得部200が第2領域において少なくとも1つの信号発信機が発したと推定される信号を取得した場合、滞在判断部202はサービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断してもよい。例えば、滞在判断部202は、第2領域において、一の信号発信機が発したと推定される一の信号の信号強度と他の信号発信機が発したと推定される他の信号の信号強度との合計が予め定められた強度以上である場合(一例として、一の信号の信号強度と他の信号の信号強度との合計以上の強度である場合)、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することもできる。滞在判断部202は、第2領域において複数の信号発信機がそれぞれ発信した信号の信号強度の合計が強いほど、より確実にサービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することもできる。
また、複数の信号発信機を所定の位置に配置すると共に、各信号発信機が発したと推定される信号が取得される領域を狭い領域(例えば、信号発信機からの距離が1m以内と推定できる信号強度が存在する領域)に限定し、複数の狭い領域の重畳部分をユーザー端末20が通過若しくは滞在する領域に対応させることができる。この場合、滞在判断部202の判断の精度を大幅に向上させることができる。
また、滞在判断部202は、第1の信号発信機が発したと推定される信号の強度と第2の信号発信機が発したと推定される信号の強度との相違に基づいて、サービス提供領域2内にユーザー端末20が存在しているか否かを判断できる。一例として、第1の信号発信機が発信したと推定される信号の強度が第1の信号発信機から1m未満程度と推定できる領域である第1領域と、第2の信号発信機が発信したと推定される信号の強度が第2の信号発信機から5m以上10m以下程度と推定できる領域である第2領域とを想定する。そして、例えば、入口やゲート等の比較的狭い領域である第1領域に第1の信号発信機を設置し、店内等の比較的広い領域である第2領域に第2の信号発信機を設置する。この場合、滞在判断部202は、第1の信号発信機の信号が取得された後、第2の信号発信機の信号が取得された場合、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在していると判断する。この2段階を経ることより、滞在判断部202は、サービス提供領域2内にユーザー端末20が確実に滞在していると判断できる。
(位置判定部204)
位置判定部204は、ユーザー端末20のサービス提供領域2内における存在位置を判定する。位置判定部204は、例えば、サービス提供領域2内における位置を示す位置識別子に基づいて、存在位置を判定する。一例として、マトリックス型二次元コード等の位置識別子をサービス提供領域2内の所定の箇所(例えば、テーブル、机、若しくはカウンター等)に予め設置する。そして、ユーザー端末20の信号取得部200が位置識別子を取得する。位置判定部204は、信号取得部200が取得した位置識別子に対応づけられているサービス提供領域2内の位置を存在位置として判定する。位置判定部204は、判定結果を示す情報を滞在判断部202及びサービス関連情報取得部206に供給する。
なお、位置判定部204は、サービス提供領域2内の所定の箇所に予め配置された信号発信機が発信する当該信号発信機の位置を示す位置信号に基づいて、存在位置を判定することもできる。例えば、位置判定部204は、当該信号発信機がユーザー端末20から半径数十cm程度以内の領域に存在していると推定できる信号強度の信号が所得されている場合に、存在位置を判定する。
また、位置判定部204は、入力部208がユーザーから受け付けるサービス提供領域2内の所定の箇所に予め設けられた存在位置を示す情報を用い、存在位置を判定することもできる。例えば、サービス提供領域2内の所定の箇所にテーブル番号、若しくは座席番号等の存在位置を示す情報を予め準備しておく。そして、位置判定部204は入力部208を介して当該存在位置を示す情報を取得する。そして、位置判定部204は、取得した情報を存在位置として判定する。
なお、滞在判断部202は、位置判定部204から受け取った情報が示す存在位置がサービス提供領域2内であることを示す場合、サービス提供領域2内のその存在位置にユーザー端末20が滞在していると判定できる。これにより、滞在判断部202は、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在しているとの判断と、サービス提供領域2内の所定の箇所にユーザー端末20が位置しているとの判断の双方を用いて判断できるので、サービス提供領域2内にユーザー端末20が存在していることを高い確度で判断できる。
(サービス関連情報取得部206)
サービス関連情報取得部206は、滞在判断部202が、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断した場合、領域識別子に対応づけられているサービス関連情報をユーザー端末20に供給する。具体的に、サービス関連情報取得部206は、端末通信部214及び通信網5を介して変換処理装置30に領域識別子に対応づけられているサービス関連情報の取得を要求する要求情報を供給する。そして、変換処理装置30は、この要求情報を受け取った場合、領域識別子に対応づけられているサービス提供領域2のサービス関連情報を、要求情報を供給したユーザー端末20に供給する。例えば、変換処理装置30は、領域識別子に対応づけて予めサービス関連情報を格納する格納部を有する(なお、当該格納部に格納されるサービス関連情報は、予め定められたタイミングで更新されることができる。)。そして、変換処理装置30は、要求情報を受け取った場合、領域識別子に対応するサービス関連情報を当該格納部からユーザー端末20に供給する。
また、変換処理装置30は、要求情報を受け取った場合、領域識別子に対応づけられているサービス提供領域2の注文制御装置40からサービス関連情報を取得することもできる。そして、変換処理装置30は、通信網5を介し、取得したサービス関連情報をサービス関連情報取得部206に供給することもできる。サービス関連情報取得部206は、予め格納しているサービス関連情報、若しくは取得したサービス関連情報を出力部210に供給する。また、サービス関連情報取得部206は、発注部212からの働きかけに応じ、サービス関連情報の一部若しくは全部を発注部212に供給する。
なお、サービス関連情報取得部206は、滞在判断部202から受け取った判断結果を示す情報(例えば、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在していることを示す情報)、位置判定部204から受け取った存在位置を示す情報、及び/又はユーザー端末20を一意に識別する情報を要求情報に対応づけて変換処理装置30に供給することもできる。また、サービス関連情報は、例えば、サービス提供領域2において提供されるサービス内容を示す注文表、メニュー、リスト、カタログ、及び/又は献立等である。
(入力部208、出力部210)
入力部208は、外部からの情報の入力を受け付ける。入力部208は、例えば、タッチパネル、音声入力装置等である。入力部208は、サービス関連情報の内容からユーザーが選択した商品及び/又はサービスの注文に関連する情報の入力、及び/又はサービス提供領域2の従業員の呼出しを示す情報の入力等を受け付ける。入力部208は、受け付けた情報を位置判定部204、又は発注部212に供給する。
出力部210は、サービス関連情報取得部206が取得したサービス関連情報を出力する。出力部210は、例えば、表示部、又は音声出力部等である。出力部210は、サービス関連情報をユーザーに知覚可能に出力する。
(発注部212)
発注部212は、サービス関連情報取得部206が取得したサービス関連情報の内容から選択される商品及び/又はサービスの発注を示す発注情報を生成する。具体的に、発注部212は、出力部210により出力されるサービス関連情報が示す内容(例えば、料理のメニュー等)から入力部208が受け付けた指示に応じて選択される商品及び/又はサービスの発注情報を生成する。また、発注部212は、入力部208から従業員の呼出しを示す情報を取得した場合、当該情報を含む発注情報を生成する。発注部212は、発注情報を端末通信部214に供給する。端末通信部214は、通信網5を介し、この発注情報を変換処理装置30に供給する。なお、発注情報は、領域識別子、及び存在位置を示す情報を含むことができる。
[変換処理装置30の詳細]
図3は、本発明の実施の形態に係る変換処理装置の機能構成の一例を示す。
変換処理装置30は、ユーザー端末20及び注文制御装置40から受け取った情報を所定の形式の情報に変換する情報変換部300と、外部との通信を実行する変換処理装置側通信部302とを有する。
(情報変換部300)
情報変換部300は、ユーザー端末20から注文制御装置40へ供給される発注情報を注文制御装置40において処理できる形式に変換する。複数のサービス提供領域が存在し、各サービス提供領域において用いられる注文制御装置40が異なるメーカーによって製造されている場合、注文制御装置40それぞれにおいて処理できる情報の形式がメーカーごとに異なる場合がある。特に、第1のサービス提供事業者が提供する第1のサービス提供領域において用いられる注文制御装置40と、第1のサービス提供事業者と異なる第2のサービス提供事業者が提供する第2のサービス提供領域において用いられる注文制御装置40とが互いに異なる形式の情報を取り扱う場合、ユーザー端末20を所有するユーザーが第1のサービス提供領域においてサービスの発注ができたとしても、第2のサービス提供領域においてサービスの発注ができない場合がある。
したがって、本実施の形態では、複数の注文制御装置40のそれぞれが処理可能な情報の形式が異なる場合であっても、情報変換部300は、ユーザー端末20と注文制御装置40との間の情報のやり取りを実行可能にすることを目的として、ユーザー端末20から注文制御装置40へ供給される発注情報を注文制御装置40において処理できる形式に変換する。例えば、情報変換部300は、ユーザー端末20から取得した情報を、ユーザー端末20が取得した領域識別子で識別されるサービス提供領域2に設置されている注文制御装置40が処理できる形式の情報に変換する。また、情報変換部300は、注文制御装置40から取得した情報を、ユーザー端末20が処理できる形式の情報に変換する。情報変換部300は、変換処理装置側通信部302を介し、変換した情報を注文制御装置40又はユーザー端末20に供給する。
[注文制御装置40の詳細]
図4は、本発明の実施の形態に係る注文制御装置の機能構成の一例を示す。
注文制御装置40は、情報変換部300において変換された発注情報の取得に応じ、サービスを受注する。具体的に、注文制御装置40は、外部との通信を実行する注文制御装置側通信部400と、サービス関連情報を格納するサービス関連情報格納部402と、発注情報を取得する発注情報取得部404と、発注情報に応じた商品及び/又はサービスの提供に要する情報であるサービス提供情報を発注出力装置60に供給するサービス指示部406と、会計情報を生成する会計情報生成部408とを有する。
(サービス関連情報格納部402)
サービス関連情報格納部402は、領域識別子に対応づけてサービス関連情報を格納する。サービス関連情報格納部402は、変換処理装置30からの要求に応じ、変換処理装置30が取得した要求情報の内容に対応するサービス関連情報を、注文制御装置側通信部400を介して変換処理装置30に供給する。変換処理装置30は、サービス関連情報を格納部に格納する。そして、変換処理装置30は、ユーザー端末20から要求情報を受け取った時に、格納しているサービス関連情報を当該ユーザー端末20において処理可能な形式に変換する。その後、変換処理装置30は、変換したサービス関連情報をこのユーザー端末20に供給する。あるいは、変換処理装置30は、サービス関連情報格納部402からサービス関連情報を受け取るたびに、要求情報を供給したユーザー端末20において処理可能な形式に変換した後、変換したサービス関連情報をこのユーザー端末20に供給することもできる。なお、サービス関連情報格納部402は、サービス関連情報を季節、若しくは日時に対応づけて格納することもできる。
(発注情報取得部404)
発注情報取得部404は、変換処理装置30において注文制御装置40が処理できる形式に変換されたユーザー端末20からの発注情報を取得する。発注情報取得部404は、取得した発注情報をサービス指示部406及び会計情報生成部408に供給する。
(サービス指示部406)
サービス指示部406は、発注情報が示すサービスの提供(例えば、飲食物の提供、及び/又は従業員の存在位置への派遣等)を発注出力装置60に指示する指示情報を生成する。なお、指示情報は、発注情報に含まれる存在位置を示す情報も含むことができる。サービス指示部406は、注文制御装置側通信部400を介し、生成した指示情報を発注出力装置60に供給する。発注出力装置60は、注文制御装置40が受注したサービスに応じ、サービスの提供に要するサービス提供情報を出力する。具体的に、発注出力装置60は、指示情報を受け取った場合、指示情報の内容をサービス提供情報として出力する。発注出力装置60は、例えば、サービス提供情報を出力するプリンタ部、若しくは表示部を有する。そして、発注出力装置60は、プリンタ部からサービス提供情報の内容をプリントアウトするか、若しくは表示部にサービス提供情報の内容を表示する。これにより、サービス提供領域2においてサービスの提供に従事する従業員が、ユーザー端末20が存在している位置のユーザーに対してサービスの提供を開始する。
(会計情報生成部408)
会計情報生成部408は、受注したサービスの会計情報を生成する。具体的に、会計情報生成部408は、発注情報に含まれるサービスの種類、及び単価等から、ユーザー端末20において発注されたサービスの提供に要する費用を算出することで会計情報を生成する。また、会計情報生成部408は、ユーザー端末20において発注された商品及び/又はサービスを特定する情報と、特定された商品及び/又はサービスの個数の情報とを会計情報として生成することもできる。会計情報生成部408は、注文制御装置側通信部400を介し、生成した会計情報をPOSレジ50に供給する。なお、会計情報生成部408を、ユーザー端末20が有することもできる。この場合、ユーザー端末20において会計情報が生成され、生成された会計情報が、通信網5及び変換処理装置30を介し、注文制御装置40に供給される。そして、会計情報を受け取った注文制御装置40は、その会計情報をPOSレジ50に供給する。
[POSレジ50]
POSレジ50は、注文制御装置40から受け取った会計情報に応じ、ユーザーに提供した商品及び/又はサービスの決済処理を実行する。例えば、POSレジ50は、商品及び/又はサービスの提供に要する費用に関する会計情報を受け取った場合、当該会計情報を用いて決済処理を実行する。また、POSレジ50は、ユーザー端末20において発注された商品及び/又はサービスを特定する情報と、特定された商品及び/又はサービスの個数の情報とからなる会計情報を受け取った場合、商品及び/又はサービスの提供に要する費用を計算した上で決済処理を実行することもできる。POSレジ50が費用の計算を実行する場合、POSレジ50は、算出した費用額を示す情報を注文制御装置40に供給する。そして、注文制御装置40は、当該情報をユーザー端末20に供給する。なお、注文制御装置40がPOSレジ50の機能の全てを有する場合、注文制御装置40が決済処理を実行する。
また、ユーザー端末20は、外部の決済ユニット70(例えば、クレジットカード会社等の決済ユニット)を介して決済することもできる。この場合、会計情報生成部408は、生成した会計情報をPOSレジ50ではなく、通信網5及び変換処理装置30を介し、ユーザー端末20に供給する。ユーザー端末20は、受け取った会計情報を用い、決済ユニット70とユーザー端末20との間において決済処理を実行する。そして、決済ユニット70は、決済が完了したことを示す決済済み情報をユーザー端末20、及び変換処理装置30に供給する。変換処理装置30は、通信網5を介し、決済済み情報を注文制御装置40に供給する。続いて、注文制御装置40は、決済済み情報をPOSレジ50に供給する。そして、POSレジ50は、決済済み情報を用いて決済処理を完了させる。
[滞在判断部202の処理の例]
図5は、本発明の実施の形態に係る滞在判断部の判断の概要の一例を示す。具体的に図5(a)は、2台の信号発信機が設置されている例を示し、図5(b)は、3台の信号発信機が設置されている例を示す。
図5(a)のように、2台の信号発信機(信号発信機10a、及び信号発信機10b)が設置されている場合を説明する。この場合、信号発信機10aが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲12aと信号発信機10bが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲12bとの重畳部分18が生じる。ユーザー端末20が重畳部分18に位置した場合、信号取得部200は、信号発信機10aと信号発信機10bとの双方から互いに同程度の強度を有する信号を取得する。そして、滞在判断部202は、信号取得部200が、信号発信機10aと信号発信機10bとの双方から信号を取得した場合に、ユーザー端末20が、サービス提供領域2に滞在していると判断する。
一方、滞在判断部202は、信号取得部200が、信号発信機10a若しくは信号発信機10bのいずれか一方、又は双方から信号を取得しなかった場合(すなわち、いずれかの若しくは双方の信号発信機が発したと推定される信号の強度が予め定められた強度より小さい場合)、ユーザー端末20が到達範囲12a及び/又は到達範囲12bに一時的に進入しただけとみなし、ユーザー端末20がサービス提供領域2に滞在していないと判断する。
また、図5(b)のように、3台の信号発信機(信号発信機10c、信号発信機10d、及び信号発信機10e)が設置されている場合を説明する。この場合、信号発信機10cが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲12cと信号発信機10dが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲12dと信号発信機10eが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲12eとの重畳部分18aが生じる。ユーザー端末20が重畳部分18aに位置した場合、信号取得部200は、信号発信機10cと信号発信機10dと信号発信機10eの全てからそれぞれ同程度の強度を有する信号を取得する。そして、滞在判断部202は、信号取得部200が、全ての信号発信機から信号を取得した場合に、ユーザー端末20が、サービス提供領域2に滞在していると判断する。
一方、滞在判断部202は、信号取得部200が、信号発信機10c、信号発信機10d、若しくは信号発信機10eのいずれか、又は全てから信号を取得しなかった場合(すなわち、いずれかの若しくはすべての信号発信機が発したと推定される信号の強度が予め定められた強度より小さい場合)、ユーザー端末20が到達範囲12c、到達範囲12d、及び/又は到達範囲12eに一時的に進入しただけ若しくは進入しなかったとみなし、ユーザー端末20がサービス提供領域2に滞在していないと判断する。
以上より、注文処理システム1は、例えば、重畳部分にサービス提供領域2の出入口を設置(例えば、出入口を含む領域を第1領域に設定できる。)することにより、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在しているか否かを確実に判断できる。また、重畳部分は信号発信機の数、及び/又は各信号発信機間の距離等を調整することで、所望の信号強度の領域に設定できる。
図6は、本発明の実施の形態に係る滞在判断部の判断の概要の一例を示す。なお、図6では、サービス提供領域2内に、複数の机(机500、机502、机504、及び机506)及び複数の椅子510が設置されている例を示す。
図6に示すように、サービス提供領域2内の複数の箇所に信号発信機(信号発信機15、信号発信機15a、信号発信機15b、及び信号発信機15c)が設置されている。信号発信機は、例えば、複数の机のそれぞれに設置されている。そして、信号発信機15が発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲19a、信号発信機15aが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲19b、信号発信機15bが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲19c、及び信号発信機15cが発信していると推定される信号の強度が所定以上である到達範囲19dによって、サービス提供領域2内の略全ての領域(例えば、第2領域)をカバーしているものとする。
この場合、信号取得部200は、到達範囲19a乃至到達範囲19dのいずれかの範囲内において少なくとも1つの信号発信機が発信していると推定される信号を取得する。そして、滞在判断部202は、信号取得部200が取得した信号を発する信号発信機が設置され、当該信号発信機が発信していると推定される信号の強度が所定以上である範囲内に、ユーザー端末20が滞在していると判断する。なお、この場合において、滞在判断部202は、信号発信機15乃至信号発信機15cのいずれか1つの信号発信機から発せられる信号を信号取得部200が取得している限り、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していると判断することができる。
また、図5に示すように、例えばサービス提供領域2の出入口等の第1領域近傍に複数の信号発信機を配置すると共に、複数の信号発信機を第2領域内に設置することで、滞在判断部202は、第1領域を通過すると共に第2領域に滞在しているユーザー端末20の存在を確実に判断することができる。
[変換処理装置30の処理の概要]
図7は、本発明の実施の形態に係る変換処理装置の処理の概要の一例を示す。具体的に、図7では、互いに異なる情報の形式を採用している複数の注文制御装置(例えば、注文制御装置40、注文制御装置40a、・・・注文制御装置40n)が存在している例を示す。
第1のサービス提供事業者が第1のメーカーの注文制御装置40を用い、第2のサービス提供事業者が第2のメーカーの注文制御装置40aを用い、第nのサービス提供事業者が第nのメーカーの注文制御装置40nを用いているとする。そして、各メーカーが採用する情報の形式が異なる場合であって、ユーザー端末20が扱う形式の情報を注文制御装置40において処理可能である場合に、ユーザー端末20から注文制御装置40a及び注文制御装置40nに供給される情報は、注文制御装置40a及び注文制御装置40nにおいて処理することができない。
一方、本実施の形態に係る注文処理システム1は、ユーザー端末20から様々な注文制御装置に供給される情報の形式を、供給先の注文制御装置で処理できる情報の形式に変換する変換処理装置30を備える。例えば、変換処理装置30は、ユーザー端末20から注文制御装置40aに供給される情報の形式を、注文制御装置40aが処理できる情報の形式に変換する。そして、変換処理装置30は、変換済みの情報を注文制御装置40aに供給する。
したがって、本実施の形態に係る注文処理システム1によれば、互いに異なる情報の形式を採用している注文制御装置が設置されている様々なサービス提供領域(例えば、サービス提供領域2、サービス提供領域2a、・・・サービス提供領域2n)にユーザー端末20が滞在していたとしても、各注文制御装置が処理できる形式の情報をユーザー端末20から各注文制御装置に供給できる。
(注文処理システム1の処理の流れの概要)
図8は、本発明の実施の形態に係る注文処理システムにおける処理の流れの一例を示す。
まず、サービス提供領域2に設置されている信号発信機10が発信する領域識別子を含む信号の強度が所定以上の領域である到達範囲12にユーザー端末20が進入した場合、信号取得部200は、信号発信機10の信号を取得する(ステップ10のYes。以下、ステップを「S」と表す。)。一方、信号取得部200が信号発信機10の信号を取得しない場合、信号取得部200は、信号発信機10の信号を取得するまで待機する(S10のNo)。次に、信号取得部200が取得した信号に基づいて、滞在判断部202は、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在しているか否か判断する(S20)。滞在判断部202が、サービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在していないと判断した場合(S20のNo)、滞在判断部202は、信号取得部200を制御して、信号取得部200に信号発信機10の信号を取得するまで待機させる。
一方、滞在判断部202が、ユーザー端末20がサービス提供領域2内に滞在していると判断した場合(S20のYes)、サービス関連情報取得部206は、端末通信部214、通信網5、及び変換処理装置30を介し、領域識別子に対応づけられている注文制御装置40からサービス関連情報を取得する(S30)。サービス関連情報取得部206は、取得したサービス関連情報(例えば、料理のメニュー等)を出力部210に出力させる。そして、発注部212は、入力部208が受け付けたサービス関連情報の内容から選択される商品及び/又はサービスの発注を示す発注情報を生成する。発注部212は、生成した発注情報を端末通信部214、通信網5、及び変換処理装置30を介し、注文制御装置40に供給する(S40)。
注文制御装置40は、受け取った発注情報を取得して、所定の商品及び/又はサービスの注文を受け付ける。注文制御装置40は、発注情報に基づいて所定の商品及び/又はサービスの提供を指示する指示情報を発注出力装置60に供給する。発注出力装置60は、指示情報の内容をサービス提供情報として出力する。サービス提供領域2における従業員は、出力されたサービス提供情報を参照し、ユーザーへの商品及び/又はサービスの提供を準備する。これにより、ユーザー端末20を所有するユーザーに商品及び/又はサービスが提供される(S50)。
次に、会計情報生成部408は、発注情報に基づいて、商品及び/又はサービスの提供に要する費用に関する会計情報を生成する。そして、会計情報生成部408は、生成した会計情報をPOSレジ50又はユーザー端末20に供給する。会計情報がPOSレジ50に供給された場合、決済処理はPOSレジ50において実行される(S60)。
一方、会計情報がユーザー端末20に供給された場合、ユーザー端末20は、外部の決済ユニットにおいて決済処理を実行できる。そして、決済処理が実行された旨を示す情報をユーザー端末20から通信網5及び変換処理装置30を介してPOSレジ50に供給される。POSレジ50は、決済処理が実行された旨を示す情報を受け取った場合、決済処理を完了させる(S60)。
図9は、本発明の実施の形態に係る注文処理システムのハードウェア構成の一例を示す。
本発明の実施の形態に係る注文処理システム1は、CPU1500と、グラフィックコントローラ1520と、RandomAccessMemory(RAM)、Read−OnlyMemory(ROM)及び/又はフラッシュROM等のメモリ1530と、データを記憶する記憶装置1540と、記録媒体からデータを読み込み及び/又は記録媒体にデータを書き込む読込み/書込み装置1545と、データを入力する入力装置1560と、外部の通信機器とデータを送受信する通信インターフェース1550と、CPU1500とグラフィックコントローラ1520とメモリ1530と記憶装置1540と読込み/書込み装置1545と入力装置1560と通信インターフェース1550とを互いに通信可能に接続するチップセット1510とを備える。なお、CPU1500等の構成要素は、1つ以上のCPU等であって、複数のCPU等を含んで構成することもできる。
チップセット1510は、メモリ1530と、メモリ1530にアクセスして所定の処理を実行するCPU1500と、外部の表示装置の表示を制御するグラフィックコントローラ1520とを相互に接続することにより、各構成要素間のデータの受渡しを実行する。CPU1500は、メモリ1530に格納されたプログラムに基づいて動作して、各構成要素を制御する。グラフィックコントローラ1520は、メモリ1530内に設けられたバッファ上に一時的に蓄えられた画像データに基づいて、画像を所定の表示装置に表示させる。
また、チップセット1510は、記憶装置1540と、読込み/書込み装置1545と、通信インターフェース1550とを接続する。記憶装置1540は、注文処理システムのCPU1500が使用するプログラムとデータとを格納する。記憶装置1540は、例えば、フラッシュメモリである。読込み/書込み装置1545は、プログラム及び/又はデータを記憶している記憶媒体からプログラム及び/又はデータを読み取って、読み取ったプログラム及び/又はデータを記憶装置1540に格納する。読込み/書込み装置1545は、例えば、通信インターフェース1550を介し、インターネット上のサーバーから所定のプログラムを取得して、取得したプログラムを記憶装置1540に格納する。
通信インターフェース1550は、通信ネットワークを介して外部の装置とデータの送受信を実行する。また、通信インターフェース1550は、通信ネットワークが不通の場合、通信ネットワークを介さずに外部の装置とデータの送受信を実行することもできる。そして、タブレット、マイク等の入力装置1560は、所定のインターフェースを介してチップセット1510と接続する。
記憶装置1540に格納される注文処理プログラムは、インターネット等の通信ネットワーク、又は磁気記録媒体、光学記録媒体等の記録媒体を介して記憶装置1540に提供される。そして、記憶装置1540に格納された注文処理プログラムは、CPU1500により実行される。なお、記録媒体を用いることで、コンピューターに注文処理プログラムをインストールできる。プログラムを格納している記録媒体は、CD−ROMやDVD等の非一過性の記録媒体であってよい。また、注文処理プログラムは、例えば、ユーザー端末20等においてアプリケーションとして実行されることもできる。
注文処理システム1により実行される注文処理プログラムは、CPU1500に働きかけて、注文処理システム1を、図1から図8にかけて説明した信号発信機10、信号取得部200、滞在判断部202、位置判定部204、サービス関連情報取得部206、入力部208、出力部210、発注部212、端末通信部214、情報変換部300、変換処理装置側通信部302、注文制御装置側通信部400、サービス関連情報格納部402、発注情報取得部404、サービス指示部406、会計情報生成部408、POSレジ50、発注出力装置60、及び決済ユニット70として機能させる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る注文処理システム1は、信号発信機10を備え、信号発信機10が発信する信号をユーザー端末20が取得したことを契機としてユーザー端末20がサービス提供領域2内(例えば、飲食店等の店内)に滞在しているか否かを確実に判断することができる。これにより、注文処理システム1によれば、店内に存在するユーザーからの注文を確実に受注できる。
また、注文処理システム1は、サービス関連情報をユーザー端末20に供給しサービス関連情報の内容を参照したユーザーがユーザー端末20から所望のサービスを注文できる。これにより、注文処理システム1によれば、店内において従業員がユーザーの元に来ることを待つことや、騒々しい店内で声を出して従業員を呼ぶことを要さないので、顧客満足度を大幅に向上させることができる。特に、声を出すことにためらいを感じるユーザー(例えば、女性ユーザー)の顧客満足度を大幅に向上させることができる。
また、注文処理システム1は、複数の領域(例えば、第1領域と第2領域との二つの領域)でユーザー端末20が滞在しているか否かを判断できるので、サービス提供領域2内に実際に存在するユーザー端末20を確実に把握できる。これにより、本実施の形態に係る注文処理システム1は、信号発信機が発する信号の偽装等の不正に対し、高い信頼性及び良好なセキュリティ性能を発揮することができる。
また、注文処理システム1は、滞在判断部202がサービス提供領域2内にユーザー端末20が滞在しているか否かを判断すると共に、位置判定部204がユーザー端末20のサービス提供領域2内における存在位置を判定するので、ユーザー端末20を所有するユーザーがサービス提供領域2内に確実に存在していることを保証することができる。
そして、注文処理システム1は、様々な情報の形式を各注文制御装置において処理できる形式に変換する変換処理装置30を備えているので、ユーザー端末20が様々なサービス提供領域2に滞在していたとしても、変換処理等の実行をユーザーに悟られずに、注文処理等を遂行できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。更に、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品とのような複数の部分に分割されて適用されるようにすることもできる。
1 注文処理システム
2、2a、2n サービス提供領域
5 通信網
10、10a、10b、10c、10d、10e、14 信号発信機
15、15a、15b、15c 信号発信機
12、12a、12b、12c、12d、12e、16 到達範囲
18、18a 重畳部分
19a、19b、19c、19d 到達範囲
20 ユーザー端末
30 変換処理装置
40、40a、40n 注文制御装置
50 POSレジ
60 発注出力装置
70 決済ユニット
200 信号取得部
202 滞在判断部
204 位置判定部
206 サービス関連情報取得部
208 入力部
210 出力部
212 発注部
214 端末通信部
300 情報変換部
302 変換処理装置側通信部
400 注文制御装置側通信部
402 サービス関連情報格納部
404 発注情報取得部
406 サービス指示部
408 会計情報生成部
500、502、504、506 机
510 椅子
1500 CPU
1510 チップセット
1520 グラフィックコントローラ
1530 メモリ
1540 記憶装置
1545 読込み/書込み装置
1550 通信インターフェース
1560 入力装置

Claims (12)

  1. ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ前記注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムであって、
    前記サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共に前記サービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号を発する信号発信機
    を備え、
    前記ユーザー端末が、
    前記信号の取得を契機として、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断部と、
    前記滞在判断部が、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在していると判断した場合、前記領域識別子に対応づけられ、前記サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部と、
    前記サービス関連情報取得部が取得した前記サービス関連情報の内容から選択される前記サービスの発注を示す発注情報を生成する発注部と
    を有し、
    前記変換処理装置が、
    前記ユーザー端末から前記注文制御装置へ供給される前記発注情報を前記注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換部
    を有し、
    前記注文制御装置が、変換された前記発注情報に応じ、前記サービスを受注する注文処理システム。
  2. 前記サービス提供領域が、第1領域と前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
    前記信号発信機が、前記信号の強度から前記信号の到達が推定される前記第1領域を含む配置で設けられ、
    前記滞在判断部が、前記信号が取得された場合、前記ユーザー端末が前記サービス提供領域内に滞在していると判断する請求項1に記載の注文処理システム。
  3. 前記サービス提供領域が、第1領域と前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
    第1の前記信号発信機が、前記信号の強度から前記信号の到達が推定される前記第1領域を含む配置で設けられ、
    第2の前記信号発信機が、前記信号の強度から前記信号の到達が推定される前記第2領域を含む配置で設けられ、
    前記第1の前記信号発信機が発したと推定される前記信号の強度が、前記第2の前記信号発信機が発したと推定される前記信号の強度より弱く、
    前記滞在判断部が、前記第1の前記信号発信機の前記信号が取得された後、前記第2の前記信号発信機の前記信号が取得された場合、前記ユーザー端末が前記サービス提供領域内に滞在していると判断する請求項1に記載の注文処理システム。
  4. 複数の前記信号発信機が、前記信号の強度から前記信号の到達が推定される前記第1領域を含む配置で互いに異なる位置に設けられ、
    前記滞在判断部が、前記第1領域において、一の信号発信機が発したと推定される一の信号が取得され、他の信号発信機が発したと推定される他の信号が取得された場合、前記ユーザー端末が前記サービス提供領域内に滞在していると判断する請求項2又は3に記載の注文処理システム。
  5. 複数の前記信号発信機が、前記信号の強度から前記信号の到達が推定される前記第2領域を含む配置で互いに異なる位置に設けられ、
    前記滞在判断部が、前記第2領域において、少なくとも1つの前記信号発信機が発したと推定される前記信号が取得された場合、前記ユーザー端末が前記サービス提供領域内に滞在していると判断する請求項2〜4のいずれか1項に記載の注文処理システム。
  6. 前記滞在判断部が、前記信号を予め定められた時間取得し続けた場合、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在していると判定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の注文処理システム。
  7. 前記ユーザー端末が、
    前記ユーザー端末の前記サービス提供領域内における存在位置を判定する位置判定部
    を更に有し、
    前記滞在判断部が、前記存在位置が前記サービス提供領域内である場合、前記サービス提供領域内の前記存在位置に前記ユーザー端末が滞在していると判定する請求項1〜6のいずれか1項に記載の注文処理システム。
  8. 前記注文制御装置が、
    受注した前記サービスの会計情報を生成する会計情報生成部
    を有し、
    前記会計情報に応じ、前記サービスの決済処理を実行する販売情報処理部
    を更に備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の注文処理システム。
  9. 前記注文制御装置が受注した前記サービスに応じ、前記サービスの提供に要するサービス提供情報を出力する発注出力装置
    を更に備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の注文処理システム。
  10. ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ前記注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理ユニットであって、
    前記サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共に前記サービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号を発する信号発信機
    を備え、
    前記ユーザー端末が、
    前記信号の取得を契機として、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断部と、
    前記滞在判断部が、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在していると判断した場合、前記領域識別子に対応づけられ、前記サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得部と、
    前記サービス関連情報取得部が取得した前記サービス関連情報の内容から選択される前記サービスの発注を示す発注情報を生成する発注部と
    を有し、
    前記変換処理装置が、前記ユーザー端末から前記注文制御装置へ供給される前記発注情報を前記注文制御装置において処理できる形式に変換する注文処理ユニット。
  11. ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ前記注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムにおいて実行される注文処理方法であって、
    前記サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共に前記サービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号の取得を契機として、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断段階と、
    前記滞在判断段階において前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在していると判断された場合、前記領域識別子に対応づけられ、前記サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得段階と、
    前記サービス関連情報取得段階において取得された前記サービス関連情報の内容から選択される前記サービスの発注を示す発注情報を生成する発注段階と、
    前記ユーザー端末から前記注文制御装置へ供給される前記発注情報を前記注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換段階と、
    前記注文制御装置において、変換された前記発注情報に応じ、前記サービスを受注する段階と
    を備える注文処理方法。
  12. ユーザーにサービスを提供するサービス提供領域内におけるユーザー端末からの注文を処理する注文制御装置へ前記注文に関する情報を供給する変換処理装置を備える注文処理システムにおいて実行される注文処理プログラムであって、
    コンピューターに、
    前記サービス提供領域の少なくとも一部を含む予め定められた範囲に到達すると共に前記サービス提供領域を識別する領域識別子を含む信号の取得を契機として、前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在しているか否かを判断する滞在判断機能と、
    前記滞在判断機能において前記サービス提供領域内に前記ユーザー端末が滞在していると判断された場合、前記領域識別子に対応づけられ、前記サービスの提供に関連する情報であるサービス関連情報を取得するサービス関連情報取得機能と、
    前記サービス関連情報取得機能において取得された前記サービス関連情報の内容から選択される前記サービスの発注を示す発注情報を生成する発注機能と、
    前記ユーザー端末から前記注文制御装置へ供給される前記発注情報を前記注文制御装置において処理できる形式に変換する情報変換機能と、
    前記注文制御装置において、変換された前記発注情報に応じ、前記サービスを受注する機能と
    を実現させる注文処理プログラム。
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