JP2016063853A - 電気生理学的検査装置 - Google Patents

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隆浩 田村
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祐介 野口
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Abstract

【課題】多数の電極を用いて複数の心内心電図を得る場合でも、複数の心内心電図に関する設定、所謂、心内心電図のチャネル設定を一括で容易に行える電気生理学的検査装置を提供すること。
【解決手段】チャネル設定部310は、入力装置200が複数の心内心電図の同一欄において始点と終点とを選択した際に、始点から前記終点までの範囲に対して、電極カテーテルの電極位置に基づいた規則を反映させた設定を一括で行う。これにより、多数の電極51を用いて複数の心内心電図を得る場合でも、複数の心内心電図に関する設定、所謂、心内心電図のチャネル設定を一括で容易に行える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気生理学的検査(Electro Physiological Study:EPS)装置に関する。
不整脈の診断を行う検査として、体表面から記録する通常の心電図によって心臓の拍動の様子をみる検査の他、より正確な心臓の電気活動を把握するための電気生理学的検査(Electro Physiological Study:EPS)が知られている。
電気生理学的検査は、柔らかい細い管状の電極カテーテルを下肢及び鎖骨の下の血管から心臓内に挿入し、心臓内部のいろいろな箇所の電気活動を安静状態で記録しながら、電極カテーテルを通して心臓を電気的に刺激した状態も記録する。これらの記録(心内心電図に相当)に基づいて、洞結節不全症候群、房室ブロック、上室性頻拍、心室頻拍、心室細動等の危険な不整脈を判別し、カテーテル治療、ペースメーカーの必要性、薬の処方等といった治療方針を決定する。
電気生理学的検査は、例えば、特許文献1に示すように、電気生理学的検査装置(以下、「EPS装置」という)と、電極カテーテルを通して心臓(心筋)を電気的に刺激する刺激装置(スティムレータ)とを使用される。
EPS装置は、接続した電極カテーテルを心臓内に挿入して多数の電極を心臓内の所定箇所にそれぞれ留置し、留置した電極を対で用いて生体情報(心内心電図)を得る。また、刺激装置は、電極カテーテルの多数の電極のうち、選択した電極対を用いて、所定の箇所に電気刺激を付与して刺激する。このときEPS装置は、所定の電極から生体情報(心内心電図)を得る。これら装置を用いて得た生体情報をモニタに波形表示し、表示された波形に基づいて、被検者の心臓の電気的活動を把握している。
EPS装置は、正確な心臓の電気的活動を把握するために、12誘導心電図等の体表面心電図を得る際に用いる電極よりも多くの電極を用いて、心内心電図を得ている。
特開2003−169854号公報
ところで、EPS装置を用いる際には、電極カテーテルを介して接続した多数の電極から適宜選択した所定の電極を介して、所望の心内心電図を得ている。また、刺激装置による心臓への刺激を行う際の電極の設定も行う。
具体的には、EPS装置は、所望の心内心電図を取得するための電極対の設定(「電極設定」)、各電極が配されるカテーテルのグループの設定等を含む電極対の組み合わせ、つまり、心内心電図を得るためのチャネルパターンを適宜設定する。
しかしながら、従来のEPS装置では、多数の電極に対する電極対の組み合わせ(チャネルパターン)の設定を、マウスによるドロップダウンリストからの選択やフルキーボードによる打ち込み等により1チャネルずつ、行っていたため、その作業に手間が掛かっていた。特に、EPS装置に、多数の電極、例えば、最大160チャネルを構成する320極の電極を用いる場合、その作業は、更に手間が掛かり、誤入力した際は、1チャネルずつ消す対応が必要となり一層手間が掛かっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、多数の電極を用いて複数の心内心電図を得る場合でも、複数の心内心電図に関する設定、所謂、心内心電図のチャネル設定を一括で容易に行える電気生理学的検査装置を提供することを目的とする。
本発明の電気生理学的検査装置の一つの態様は、心臓内に電極カテーテルを挿入することにより前記心臓内の所定の箇所に留置した複数の電極を介して複数の心内心電図を取得し、取得した前記複数の心内心電図により、心臓の電気活動を把握する電気生理学的検査装置であって、前記複数の心内心電図毎に、当該心内心電図のリードサイト名、若しくは、当該心内心電図に対応する複数の電極の各電極の番号の各欄を設定する設定部を有し、前記設定部は、前記複数の心内心電図の同一欄において始点と終点とを選択した際に、前記始点から前記終点までの範囲に対して、前記電極カテーテルの電極位置に基づいた規則を反映させた設定を一括で行う構成を採る。
本発明によれば、多数の電極を用いて複数の心内心電図を得る場合でも、複数の心内心電図に関する設定、所謂心内心電図のチャネル設定を一括で容易に行うことができる。
本発明に係る一実施の形態の電気生理学的検査装置を有するポリグラフの全体構成を示す外観図 本発明に係る一実施の形態の電気生理学的検査装置における電極カテーテルの概略構成を模式的に示す図 入力部を有するカテーテル中継ボックスの平面図 心内心電図のチャネル設定画面を示す図 電気生理学的検査装置の要部構成を示す機能ブロック図 電極カテーテルにおける電極を示す図 設定画面において規則1による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則1による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則2による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則2による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において電極対のグループ設定の説明に供する図 設定画面において電極対のグループ設定の説明に供する図 設定画面において規則1による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則1による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則2による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図 設定画面において規則2による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施の形態の電気生理学的検査装置を備えるポリグラフ10の全体構成を示す外観図である。
本実施の形態のポリグラフ10は、EPSを含む心電カテーテル検査を行う際に用いられる装置であり、体表面心電図及び心内心電図を計測及び解析する機能を有する。
ポリグラフ10は、表示部20と、本体ユニット30と、インターフェースユニット40と、電極カテーテル50と、カテーテル中継ボックス61〜64と、刺激装置70と、EPSユニット100と、を有する。ここでは、表示部20と、本体ユニット30と、インターフェースユニット40と、電極カテーテル50と、カテーテル中継ボックス61〜64と、EPSユニット100とで電気生理学的検査装置を構成している。
本体ユニット30とインターフェースユニット40はケーブルL1によって接続されており、インターフェースユニット40とEPSユニット100はケーブルL2によって接続されている。なお、図1では、インターフェースユニット40を介して本体ユニット30とEPSユニット100を接続した例を示しているが、本体ユニット30とEPSユニット100をケーブルL2によって直接接続してもよい。
表示部20は、液晶ディスプレイ等の複数のディスプレイ21、22、23により構成され、専用キーボード201、キーボード(フルキーボード)202、マウス203等の入力装置200とともに本体ユニット30に接続されている。表示部20は、本体ユニット30を介して入力される情報(電極カテーテル50、カテーテル中継ボックス61〜64、刺激装置70、EPSユニット100等からの情報)を表示する。例えば、心臓カテーテル検査中では、表示部20は、ディスプレイ23で被検者の心内心電図、体表面心電図等の全生体情報を常に並べて表示することが可能である。また、ディスプレイ22で、被検者の検査対象となる箇所のレントゲン映像等を表示することが可能である。ディスプレイ21は、電極カテーテルの設定画面等のように、ポリグラフの動作に必要な設定を行う。これら表示部20に表示される被検者の生体情報(心内心電図等)は、医師や医療従事者により観察される。入力装置200は、表示部20に表示される生体情報の種類を切り換えたり、生体情報の記録を指示したり、電極カテーテル50の設定画面を表示したりする際に用いられる。
なお、表示部20に表示される画面は、本体ユニット30に接続されたサーマルレコーダ等の長時間記録できる記録装置90を介して記録される。
本体ユニット30は、ポリグラフ10の中央処理ユニットであり、ポリグラフ全体の制御を行う。例えば、本体ユニット30は、接続されたインターフェースユニット40を介して入力される各生体情報(電極カテーテル50で得た生体情報等)に対してプログラムに従った演算処理や解析処理を施すことにより、各生体情報を所望の表示形態(波形、数値等)で表示部20に表示する。また、本体ユニット30は、表示部20に表示する生体情報としての心内心電図のチャネル設定、つまり、心内心電図を、電極カテーテル50のどの電極51(図2参照)の対により取得するかの設定を行うことができる。
また、本体ユニット30は、入力装置200から入力された操作信号に基づいて、各生体情報の表示形態や、インターフェースユニット40及びEPSユニット100、並びにそれらに接続される各装置の動作を制御できるようになっている。
インターフェースユニット40は、複数の入力部41を有し、これら入力部41を介してEPSユニット100以外のユニットからの生体情報が入力される。入力部41は、例えば、体表面心電図用入力端子、非観血血圧用入力端子、SpO用入力端子及び体温用入力端子等を有する。これらの各入力端子を介して、インターフェースユニット40には、カフを有する非観血血圧測定装置等、体表面心電図、非観血血圧、観血血圧、SpO、体温等を測定する装置から各生体情報が入力される。また、入力部41は、アナログ外部入力部も有し、このアナログ外部入力部を介して他のアナログ的な機器(ポリグラフ以外の機器も含む)からの情報を入力できる。
また、インターフェースユニット40は、体表面心電図用出力端子42、観血血圧用出力端子43等のアナログ外部出力部を含む外部出力部、専用キーボードを接続するための入力端子44、及びアナログ外部入力部46等を有する。アナログ外部出力部を介して他の機器に波形データを出力できる。インターフェースユニット40には、アンプが内蔵されており、入力部41から入力された生体情報である所定の信号はアンプによって増幅された後に本体ユニット30に出力される。
刺激装置(スティムレータ)70は、EPSユニット100に、刺激装置用端子101に接続されるケーブルを介して接続されている。刺激装置70は、EPSユニット100を介して電極カテーテル50に配置された電極51に電流を流して心臓に刺激を付与する。このような電気的な刺激を付与することによって変化する心電図(体表面心電図および心内心電図)を得る。得た心電図から、アブレーションを施すべき箇所を特定したりする。ここでは、刺激装置70は、複数段階の強度(例えば、4ch分)で刺激を発生させることができ、これらを含む電気刺激に関する信号をEPSユニット100に出力する。
EPSユニット100は、主に、電極カテーテル50、本体ユニット30、表示部20を用いてEPSを行う装置である。
EPSユニット100は、刺激装置70接続用の端子101、アブレータ装置接続用の端子102を有し、これらの端子101、102を介して刺激装置70及びアブレータ装置(図示省略)と接続される。
また、EPSユニット100は、体表面心電図用入力端子103を有し、この端子103には被検者の体表に装着された電極(例えば、12誘導心電図を得るための電極)が接続される。
さらに、EPSユニット100は、カテーテル中継ボックス61、62が接続される端子104、105を有する。各カテーテル中継ボックス61、62には、電極カテーテル50に設けられた各電極51に対応する出力端子52(図2参照)を接続するための多数の入力端子部600が設けられている。EPSユニット100は2つのカテーテル中継ボックス61、62を接続できるようになっている。従って、EPSユニット100は、例えば、一つのカテーテル中継ボックスのチャネル数×2チャネル分の心内心電信号を入力可能とされている。
このEPSユニット100には、拡張用のEPSユニット100aが接続可能とされている。拡張用EPSユニット100aも2つのカテーテル中継ボックス63、64を接続できるようになっている。
本実施の形態では、EPSユニット100には、拡張用EPSユニット100aが接続されている。これにより、EPSユニット100は、各カテーテル中継ボックス61〜64を介して接続された電極カテーテル50の電極51を用いたチャネル分の心内心電図の信号を入力できるようになっている。
EPSユニット100には、アンプが内蔵されており、カテーテル中継ボックス61、62、63、64から入力された心内心電信号はアンプによって増幅された後、インターフェースユニット40を介して本体ユニット30に送出される。送出される心内心電信号は、容態が安定した状態の生体情報や、刺激装置70を用いて電極カテーテル50を通して心臓を電気的に刺激した際の信号も含む。
また、EPSユニット100は、刺激装置70からの刺激信号(例えば5V、10V)を、カテーテル中継ボックス61〜64を介して接続された電極カテーテル50の電極51のどの電極51に出力するかを選択して出力する機能を有する。
また、端子101を介して刺激装置70から入力され、実際に電極51に付与された刺激信号は、EPSユニット100のアンプによって増幅された後、インターフェースユニット40を介して本体ユニット30に送出される。EPSユニット100は、体表面心電図用出力端子106、スピーカ107を有する。
図2は、電極カテーテルの概略構成を模式的に示す図である。
電極カテーテル50は、図2に示すように、複数(例えば、電極カテーテル1本につき10極)の電極51を先端部50aに備え、先端部50aを心臓H内に挿入して各電極51を所定の箇所に留置している。
本実施の形態では、複数本の電極カテーテル50が心臓H内に挿入されており、電極51は、一部図示省略するが右心房RA、右心室RV、左心房LA、左心室LVの各サイトの所定の箇所のそれぞれに留置される。
電極カテーテル50は、基端側に、電極51毎に配線された出力端子52を有し、これら出力端子52がカテーテル中継ボックス61〜64の入力端子部600に接続される。これにより、カテーテル中継ボックス61〜64に接続されたEPSユニット100は、電極カテーテル50の各電極51に接続される。電極51は、心内心電図を取得するために所定の箇所での心筋の電気的信号を得る。
電極カテーテル50の電極51は、2つ一組で、一つの心内心電波形(心内心電図)を得るチャネルを構成する。また、上述したように、刺激装置70を用いて、これら電極51を介して所定の箇所に刺激を与えてもよい。
図3は、カテーテル中継ボックス61の平面図である。
カテーテル中継ボックス61は、複数の電極カテーテル50、詳細には複数の電極51をEPSユニット100に効率良く接続できる。カテーテル中継ボックス61は、他のカテーテル中継ボックス62〜64と同様の構成であるため、カテーテル中継ボックス61の説明のみ行い、他のカテーテル中継ボックス62〜64についての説明は省略する。
図3に示すカテーテル中継ボックス61には、電極51に対応した複数の入力端子部600が配設されている。ここでは、格子状に整列した状態で配置されている。これら入力端子部600には、それぞれの入力端子部600を区別し易いように、一定の規則(ここでは1から)で番号が振られている。図3では、平面視矩形状のカテーテル中継ボックス61において、一つの角部(図中左上)から下方へ向かって縦に連ねつつ、連ねた列が左から右に順に並ぶように、順次番号(例えば1〜80)が振られている。これら入力端子部600の小さい番号から順に、各電極カテーテル50における出力端子52が、小さい番号から順に嵌合する。つまり、各電極51は、各入力端子部600に、互いの番号が小さい順に、導通可能に接続される。なお、入力端子部600に振られた番号は、入力端子部600の識別に用いられるものであり、EPSユニット100に入力されている。入力端子部600の番号は、入力端子部情報として、インターフェースユニット40を介して本体ユニット30に送出され、適宜、本体ユニット30で対応する番号で表示される(図4[−][+]欄参照)。
なお、本実施の形態の場合には、カテーテル中継ボックス61(62、63、64)は、80個(電極80極に対応)の入力端子部600を有する。双極で1チャネルの心内心電図を表示するため、カテーテル中継ボックス61は、最大40チャネルの心内心電図を得ることが可能である。カテーテル中継ボックス61は、電極の数、つまり、電極カテーテルの本数に比例して、個数も増加できる。カテーテル中継ボックス61(62、63、64)は、EPSユニット100に入力できる電極の数に対応して増設することができる。
本実施の形態では、EPSユニット100は2つのカテーテル中継ボックス61、62を接続できるようになっているため、40チャネル(80極)分の心内心電信号を入力可能とされている。また、本実施の形態では、EPSユニット100には、2つのカテーテル中継ボックス63、64が接続可能な拡張用EPSユニット100aが接続されている。これにより、EPSユニット100には、各カテーテル中継ボックス61〜64を介して接続された電極カテーテル50の電極51を用いて、最大160チャネル(カテーテル中継ボックス4台×40チャネル、320極に相当)分の心内心電図の信号が入力されるようになっている。
なお、図3に示す複数の入力端子部600は、カテーテル中継ボックス61において、いくつかのグループとして視認し易いように色分けされていることが好ましい。例えば、赤、白、青、緑の4色で、それぞれ20個(2行10列)ずつ色分けすれば、各電極カテーテル50の出力端子52を接続する際に、電極カテーテル自体を一つのグループ(挿入されるサイトに相当)として、理解しながら接続しやすい。
これら各電極カテーテル50(図2参照)の出力端子52を、カテーテル中継ボックス61〜64の入力端子部600に接続することにより、電極51は、それぞれ、カテーテル中継ボックス61〜64を介してEPSユニット100と導通した接続状態になる。
図4は、本実施の形態による表示部20に表示される複数の心内心電図のチャネル設定画面の一例を示す図である。図4に示す画面は、表示部20(ディスプレイ21、22、23のいずれかであり、ここではディスプレイ21とする)に表示されるものとする。
本実施の形態では、画面で複数並べて表示する被検者の心内心電図についての項目の欄の設定(心内心電図を取得する心内心電図チャネルの設定:項目の紐付け)を行う設定画面300(図4参照)を表示できる。なお、設定画面300では、図4に示すタブ「波形表示」、「H/W」を選択することで「波形表示」設定画面及び「H/W」設定画面の切換の切換を行うことができる。
具体的には、設定画面300は、心内心電波形を表示する画面での心内心電図チャネルとして、心内心電図に関連する項目「Wave」、「Lead/Site」、「group」、「Record」、[−][+](電極)(心内心電図を取得するための電極対を構成する各電極の番号)、「CLR」、「Range」等を表示する。
設定画面300は、ここでは、カテーテル中継ボックス61〜64毎に40chチャネルずつ表示する。設定画面300は、カテーテル中継ボックス61〜64の設定画面である「CH1−40」、「CH41−80」、「CH81−120」、「CH121−160」の最大160chの設定を、それぞれの心内心電図チャネル毎に行える。
心内心電図チャネルとして、「Wave」は心内心電図の波形を示す。「Lead/Site」は、「Wave」で表示した心内心電図の波形の名称であり、この波形を取得する電極対の留置場所をイメージし易い名称(例えば、カテーテル番号)が設定される。この「Lead/Site」は、心内心電図を取得する電極(電極カテーテル)が心臓のどこに留意しているかを示す。「Lead/Site」は、電極カテーテル50の電極位置に基づいた名称及び番号で設定される。具体的には、「Lead/Site」は、電極対が留置された箇所(電極カテーテルが挿入されるサイト:「HRA(高位右房)」、「His(His束)」、「RVA(右室心尖部)」、「CS(冠静脈洞)」、「PV(肺静脈)」等)+電極カテーテルにおける電極の番号(1−2)等で表示される。「Lead/Site」は、コンボボックスでIECG(心内心電図)サイトの選択を行えるとともに、テキストでも入力可能である。
「group」は、心内心電図を取得する電極対のグループ、つまり、誘導位置の電極対の属する電極グループを示す。「group」は、例えば、電極カテーテル毎、或いは、電極カテーテルが留置される箇所、例えば、「HRA(高位右房)」、「HIS(His束)」、「RVA」、「CS(冠静脈洞)」、「PV(肺静脈)」等で表示される。「group」は、コンボボックスから、電極対の「group」を選択して設定したり、テキストで入力したりする。
「Record」は、波形保存を行うチャネルを設定する。
[−][+]([−]電極、[+]電極)は、心内心電図を取得するために誘導合成する電極(電極対)を示す。誘導合成する電極は、それぞれ電極対を構成する各電極を示す番号で表示される。
[−]、[+]の欄は、心内心電図を取得する電極対のそれぞれを、電極カテーテルの電極位置に基づいた番号、ここでは、カテーテル中継ボックス61の入力端子部600の番号に対応した番号で設定される。[−][+]は、例えば、ドロップダウンリスト入力及びテキスト入力が可能なコンボボックスで入力する。コンボボックスのドロップダウンリストの選択項目は、1−1〜1−80等である。また、[−]、[+]は、テキストにより、1−1〜1−80、空欄の入力が行える。それ以外は、エラーメッセージを表示する。1−1は、1つめのカテーテル中継ボックス61の1番ピンを表し、1−2は、1つめのカテーテル中継ボックス61の2番ピンを表す。ここでは、80CH、120CH、160CHへ拡張しているので、2−1〜2−80、3−1〜3−80、4−1〜4−80が入力可能となっている。
なお、「CLR」は、クリアボタンであり、押圧することにより、[−]、[+]のコンボボックスの設定を空欄とする。また、「Lead/Site」と「group」も空欄となる。「Renge」は、入力感度(Renge)を、予め用意した値(0.2mV/1mV)から選択し、「LCF」では、低域遮断周波数を、予め用意した値(0.05/0.5/1.0/5.0/10/30/50/100Hz)から選択して設定し、「HCF」では、高域遮断周波数を予め用意した値(例えば、10/30/100/250/500Hz)から選択して設定する。「HUM」は、ハムフィルタのON/OFFを示す。
設定画面300では、表示する複数の心内心電図の誘導位置、誘導位置の電極対の属する電極グループ、及び、電極対に対応する番号等の項目の各欄を設定できる。
図5に、図4に示したような本実施の形態による表示を実現するための構成を示す。
設定画面300(図4参照)を表示部20に表示する機能に加えて、心内心電図のチャネルを設定する機能を有する心内心電図チャネル設定部(以下「チャネル設定部」という)310が、本体ユニット30に設けられている。
チャネル設定部310は、インターフェースユニット40、EPSユニット100を介して本体ユニット30に入力される情報を用いて、図4に示す設定画面300を生成して、表示部20のディスプレイ21に表示する。チャネル設定部310は、設定画面300において、電極51の電極対を介して取得する心内心電図、電極対が接続された入力端子部情報(入力端子部の番号、入力端子部600における電極との接続状態を示す情報)等を表示する。
このチャネル設定部310は、規則パターン割当部320と、規則パターン記憶部330とを有する。
規則パターン割当部320は、設定画面300(図4参照)上で、心内心電図のチャネル設定(項目の紐付け)を行う際に、入力装置200の所定の操作に応じて、規則パターン記憶部330に予め格納された規則1、規則2の規則テーブル332を読み出す。なお、規則1、規則2は、電極カテーテル50の電極位置に基づいた規則であり、詳細は後述する。規則パターン割当部320は、入力装置200の所定の操作で選択された範囲に対して、読み出した規則1或いは規則2(後述する)を反映させて設定する。
入力装置200(キーボード202及びマウス203)の所定の操作は、表示部20で表示する設定画面300上において、複数の心内心電図の同一欄において、始点と終点とを選択した操作である。特に、同一欄の対象とした欄は、「Lead/Site」と、「group」と、[+][−](電極)のそれぞれの欄である。
設定画面300における前記各欄に関する選択、設定は、入力装置200により行う。入力装置200は、本実施の形態では、規則指示部220を有する。規則指示部220は、入力装置200の操作による始点と終点との選択の際に、本体ユニット30のチャネル設定部310に、後述する規則(規則1或いは規則2)を反映させた設定を行うように指示する。
規則指示部220は、「Shift」キー(規則1指示部)222と、「Ctrl」キー(規則2指示部)224とを有する。「Shift」キー222は、例えば、同一欄の始点と終点との選択の際に押圧されることで、規則1を指示する。「Ctrl」キー224は、例えば、同一欄の始点と終点との選択の際に押圧されることで、規則2を指示する。これら規則1或いは規則2の指示を受けて、チャネル設定部310は、始点から終点までの範囲に対して、始点として入力した電極位置に基づく番号から始まる規則1或いは規則2を反映させた設定を一括で行う。
図6は、規則1、規則2の説明に供する電極カテーテルにおける電極を示す図である。なお、図6に示すように、電極カテーテル50に長手方向に並べて配される複数の電極51は、電極カテーテル50の先端側から順に数えられた番号が付与されるものとする。
規則1は、電極カテーテル50に配置される複数の電極から、電極が重ならないように、電極対を順次選択するパターンである。本実施の形態では、規則1は、電極カテーテル50の電極51に電極カテーテル50の先端から番号を付けた場合、電極カテーテル50の先端から順次、番号が重ならないように電極対を選択したパターンであり、順次パターンともいう。図6において、規則1の組み合わせパターンch1、ch2、ch3、…を、電極対を番号−番号で示すと、1−2、3−4、5−6、…で表示される。
規則2は、電極カテーテル50に配置される複数の電極から、対にする電極の一方の電極が他の電極対の一方の電極として重複するように、電極51の並び順で選択するパターンである。本実施の形態では、規則2は、前記電極カテーテルの先端から順に、対にする電極51の一方の番号が、次の対の一方の電極の番号として重複するように、電極対を選択するパターンであり、重複パターンともいう。図6において、規則2の組み合わせパターンであるch1、ch2、ch3、…は、1−2、2−3、3−4、…で表示される。なお、このパターンで心内心電図を取得する場合、心内心電図を取得する電極間距離が、規則1のそれよりも短いことから、規則1で配置した場合よりも、細かな心内心電図を取得できる。
次に、「Lead/Site」、「group」、[−]、[+]欄の設定の具体例について説明する。
<「Lead/Site」の設定:規則1(順次パターン)>
図7及び図8は、設定画面において規則1(順次パターン)による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図である。
ポリグラフ10(図1参照)では、キーボード202及びマウス203等を用いて、まず、図7に示すように、設定画面300Aにおいて「Wave」のIECG1で示す行の「Lead/Site」欄にHRA1−2と入力し、このHRA1−2を選択状態にする。これにより、HRA1−2は、「Lead/Site」欄における入力範囲の始点として設定される。
次いで、キーボード202の「Shift」キー222を押圧しつつ、マウス203でHRA1−2を選択した状態で、入力範囲の終点にする「Lead/Site」欄のIECG5をクリック(「Lead/Site」欄のHRA1−2〜IECG5迄範囲を選択)する。これにより、図8に示すように、HRA1−2〜IECG5の欄には、HRA1−2、HRA3−4、HRA5−6、HRA7−8、HRA9−10のように、規則1(順次パターン)を反映させた設定が一括で行われる。なお、HRA1−2は、高位右房に挿入された電極カテーテルの先端側から1番目と2番目の電極対を表す。また、HRA3−4、…、HRA9−10は、高位右房に挿入された電極カテーテルの先端側から3番目と4番目の電極対、…、9番目と10番目の電極対であることを表す。なお、ユーザ側からみると、HRA3−4、HRA5−6、HRA7−8、HRA9−10が自動入力されることになる。
すなわち、入力装置200により「Wave」のIECG1で示す行の「Lead/Site」欄において、入力範囲の始点(HRA1−2)が入力されて選択状態にされ、「Shift」ボタンを押しながら入力範囲の終点(IECG5)が選択される。これを受けて、規則パターン割当部320は、対応する順次パターンとしての規則1(図6参照)を規則パターン記憶部330から読み出して表示部20の設定画面に一括で設定する。
よって、始点を入力して、所定キー(「Shift」)を押して入力範囲を選択するだけで、規則1(順次パターン)を用いて、高位右房に挿入された電極カテーテル50の先端側から、始点で入力した電極51に順次続いた電極51を、重ならないように電極対(1−2、3−4、5−6、7−8、9−10で示す)として一括で設定できる。よって、2つめ以降の心内心電図の「Lead/Site」欄に、規則1に沿った電極対の入力を、入力装置200を用いた手入力でチャネル毎に行う必要がなく、誤入力を防止でき、迅速な心内心電図のチャネルパターンの設定を行うことができる。
<「Lead/Site」の設定:規則2(重複パターン)>
図9及び図10は、設定画面において規則2(重複パターン)による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図である。
ポリグラフ10では、キーボード202及びマウス203等を用いて、図9に示すように、設定画面300Bにおいて「Wave」のIECG1で示す行の「Lead/Site」欄に、HIS1−2と入力し、このHIS1−2を選択状態にする。これにより、HIS1−2は、「Lead/Site」欄における入力範囲の始点(基準位置)として設定される。
次いで、キーボード202の「Ctrl」キー224を押圧しつつ、マウス203で、HIS1−2を選択した状態で、入力範囲の終点にする「Lead/Site」欄のIECG7(「Lead/Site」欄のHIS1−2〜IECG7迄の範囲)をクリック(選択)する。すると、図10に示すように、HIS1−2〜IECG7の欄には、HIS1−2、HIS2−3、HIS3−4、HIS4−5、HIS5−6、HIS6−7、HIS7−8のように、規則2(重複パターン)を反映させた設定が一括で行われる。なお、HIS1−2は、His束に挿入された電極カテーテルの先端側から1番目と2番目の電極対を表し、HIS2−3、…、HIS7−8は、同電極カテーテルの先端側から2番目と3番目の電極対、…、7番目と8番目の電極対であることを表す。なお、ユーザ側からみると、HIS2−3、HIS3−4、HIS4−5、HIS5−6、HIS6−7、HIS7−8が自動入力されることになる。
すなわち、入力装置200により「Wave」のIECG1で示す行の「Lead/Site」欄において、入力範囲の始点(HIS1−2)が入力されて選択状態にされ、「Ctrl」キー(規則2指示部)224を押圧しながら入力範囲の終点(IECG7)が選択される。これを受けて、規則パターン割当部320は、対応する規則2(重複パターン)を規則パターン記憶部330から読み出して表示部20の設定画面に一括で設定する。
よって、始点を入力して、所定キー(「Ctrl」)を押して入力範囲を選択するだけで、規則2(重複パターン)を反映させて、His束に挿入された電極カテーテル50の先端側から、始点で入力した電極51に順次続いた電極51を、一度ずつ重なるように選択した電極対1−2、2−3、3−4、4−5、5−6、6−7、7−8を一括で設定できる。これにより、2つめ以降の心内心電図の「Lead/Site」欄に、規則2(重複パターン)に沿った電極対の入力を、入力装置200を用いた手入力でチャネル毎に行う必要がなく、誤入力を防止でき、迅速な心内心電図のチャネルパターンの設定を行うことができる。
<「group」の設定>
図11及び図12は、設定画面において電極対のグループ設定の説明に供する図である。図11に示す設定画面300Cにおいて、キーボード202、マウス203等を用いて、「Wave」のIECG1で示す行の「group」欄に、CSと入力して選択状態にする。これにより、CSは、「group」欄の入力範囲の始点として設定され、マウス203でCSを選択した状態で、キーボード202の「Shift」キー222を押圧しつつ、入力範囲の終点にするCS19−20の「group」欄をクリックする。すると、CS3−4〜CS19−20の「group」欄に、CS1−2欄のCSの複製が自動入力される。
<[−][+]([−]電極、[+]電極)の設定:規則1(順次パターン)>
図13及び図14は、設定画面において規則1(順次パターン)による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図である。
ポリグラフ10(図1参照)では、キーボード202及びマウス203等を用いて、図13に示すように、設定画面300Dにおいて「Wave」IECG1で示す行の[−]欄に1−1と入力し、この1−1を選択状態にする。これにより、1−1は、[−][+]欄における入力範囲の始点として設定される。なお、「Wave」IECG1で示す行では、チャネル設定の項目「Lead/Site」欄と、「group」欄とには、既に行われた「Lead/Site」欄及び「group」欄の設定により、それぞれPV1−2、PVが入力されている。
次いで、キーボード202の「Shift」キー222を押圧しつつ、マウス203で「Wave」のIECG1で示す行の[−]欄の1−2を選択した状態で、入力範囲の終点にする「Wave」IECG10の[+]欄をクリックする。
すると、図14に示すように、「Wave」IECG1〜IECG10の行の[−][+]欄には、1−2、1−3、1−4、…、1−19、1−20のように、規則1(順次パターン)を反映させた設定が一括で行われる。ユーザ側からみると、「Wave」IECG1[+]〜IECG10[+]に、1−2〜1−20が順次パターンで自動入力される。
なお、「Wave」IECG1における[−]1−1と[+]1−2の対は、カテーテル中継ボックス61の番号1番の入力端子部600に接続された電極と、番号2番の入力端子部600に接続された電極との電極対を表す。カテーテル中継ボックス61の番号1番、2番の入力端子部600には、電極カテーテル50の先端側から1番目、2番目の電極が順に接続されている。このように[−][+]欄のそれぞれに設定される電極は、ここでは電極が接続される「カテーテル中継ボックス番号+当該カテーテル中継ボックスの入力端子部600の番号」で示す。
すなわち、入力装置200により「Wave」のIECG1で示す行の[−][+]欄において、入力範囲の始点(PV1−2の[−]欄)に1−1が入力されて選択状態にされ、「Shift」ボタンを押しながら入力範囲の終点(PV19−20の[+]欄)が選択される。これを受けて、規則パターン割当部320は、対応する順次パターンである規則1(図6参照)を規則パターン記憶部330から読み出して、表示部20の設定画面300Dで選択された始点から終点までの範囲に反映して一括で設定する。
よって、始点を入力して、所定キー(「Shift」)を押して入力範囲を選択するだけで、規則1(順次パターン)を反映させて、肺静脈PVの電極カテーテル50の先端側から、始点で入力した電極51に順次続く電極51を、重ならないように1−1と1−2の対、…1−19と1−20の対で、一括で設定できる。これにより、[−][+]欄において、2つめの[+]以降で、規則1(順次パターン)に沿った電極対の入力を、入力装置200を用いた手入力でチャネル毎に行う必要がなく、誤入力を防止でき、迅速な心内心電図のチャネルパターンの設定を行うことができる。
<[+]、[−]([+]電極、[−]電極)の設定:規則2(重複パターン)>
図15及び図16は、設定画面において規則2による心内心電図のチャネル設定の説明に供する図である。
ポリグラフ10(図1参照)では、キーボード202及びマウス203等を用いて、図15に示すように、設定画面300Eにおいて「Wave」のIECG1で示す行(PV1−2の行)の[−]欄に、1−1と入力し、この1−1を選択状態にする。これにより、1−1は、[−][+]欄における入力範囲の始点として設定される。なお、「Wave」IECG1で示す行では、チャネル設定の項目「Lead/Site」欄と、「group」欄とには、既に行われた「Lead/Site」欄及び「group」欄の設定により、それぞれPV1−2、PVが入力されている。
次いで、キーボード202の「Ctrl」キー224を押圧しつつ、マウス203で、「Wave」のIECG1で示す行の[−]欄の1−2を選択した状態で、入力範囲の終点にする「Wave」のIECG19で示す行の[+]欄をクリックする。
すると、図16に示すように、「Wave」のIECG1[+]〜IECG19[+]で示す行の[−][+]欄には、電極を示す1−2、1−2、1−3、…、1−19、1−20のように、規則2(重複パターン)を反映させた設定が一括で行われる。なお、このように[−][+]欄のそれぞれに設定される電極は、ここでは電極が接続される「カテーテル中継ボックス番号+当該カテーテル中継ボックスの入力端子部600の番号」で示す。また、ユーザ側からみると、PV1−2の[+]、PV2−3の[−]、PV2−3の[+]…、PV18−19の[+]、PV19−20の[−]、PV19−20の[+]まで、1−2、1−2、1−3…、1−19、1−19、1−20の重複パターンで自動入力される。
すなわち、入力装置200により「Wave」のIECG1で示す行の[−][+]欄において、入力範囲の始点(PV1−2の[−]欄)に1−1が入力されて選択状態にされ、「Ctrl」ボタンを押しながら入力範囲の終点(PV19−20の[+]欄)が選択される。これを受けて、規則パターン割当部320は、対応する重複パターンである規則2(図6参照)を規則パターン記憶部330から読み出して、表示部20の設定画面300Eで選択された始点から終点までの範囲に反映して一括で設定する。
よって、始点を入力して、所定キー(「Ctrl」)を押して入力範囲を選択するだけで、規則2(重複パターン)を反映させて、肺静脈PVの電極カテーテル50の先端側から、始点で入力した電極51に順次続く電極51を、一つずつ重ねて1−1と1−2の対、1−2と1−3の対、…1−19と1−20の対で、一括で設定できる。これにより、[−][+]欄において、2つめの[+]以降で、規則2(重複パターン)に沿った電極対の入力を、入力装置200を用いた手入力でチャネル毎に行う必要がなく、誤入力を防止でき、迅速な心内心電図のチャネルパターンの設定を行うことができる。
なお、「Lead/Site」、[−][+]の各設定に際し、始点となる欄(図7のHRA1−2の欄、図9のHIS1−2の欄、図13の1−1の欄、図15の1−1の欄)に、“abc”や“123”等のように、規則1(順次パターン)或いは、規則2(重複パターン)に対応付けられた入力(電極位置に基づいた規則の番号)がされない場合は、規則パターン割当部320は機能しない。言い換えれば、各欄の設定の際に、規則1(順次パターン)或いは、規則2(重複パターン)に対応付けられた入力がされた場合のみ、規則パターン割当部320は、機能する。本実施の形態では、「Lead/Site」欄の設定では、始点となる欄に、アルファベット数字−数字(電極位置に基づいた番号)の組み合わせが入力されたときに、規則パターン割当部320は、規則パターンを読み出す。また、[−][+]欄の設定は、始点となる欄に、数字(ここでは、カテーテル中継ボックス番号)−数字(電極位置に基づいた番号)の組み合わせが入力されたときに、規則パターン割当部320は、規則パターンを読み出す。なお、[−][+]欄の設定では、始点となる欄に、数字(電極位置に基づいた番号)のみ入力すれば、規則パターン割当部320が機能するようにするようにしてもよい。
このように本実施の形態では、チャネル設定部310は、複数の心内心電図のチャネル設定の際の同一欄において、始点と終点とを選択した際に、始点から終点までの範囲に対して、電極カテーテル50の電極位置に基づいた規則を反映させた設定を一括で行うことができる。特に、複数の心内心電図、最大160チャネルの心内心電図と、これら心内心電図を取得する電極対を設定する際(心内心電図のチャネルを設定)に、設定画面300、300A〜300Eにおいて、チャネル設定項目の始点と終点とをキーボード202、マウス203等で選択するだけで、規則1、或いは、規則2を反映した設定を容易に行える。詳細には、1〜320のどの電極を始点にしても、その始点となる電極から規則1或いは規則2を反映した数字が順次設定される。なお、これらの設定は、保存することも可能である。
すなわち、複数の心内心電図毎のチャネル設定項目が複数一度に自動で入力されて、1チャネルずつ設定する必要が無い。例えば、心内心電図のチャネルパターン設定、特に、「Lead/Site」欄、[−][+]欄の設定を、複数のチャネルに対して自動で一括入力できるようになり、心内心電図のチャネルパターン設定の時間を短縮できる。
なお、カテーテル中継ボックス61〜64に接続する電極カテーテル50を、多数(例えば64個)の電極が配されたバスケット状の電極カテーテルに代えてもよい。
また、入力装置200が設定画面300、300A〜300E上で、複数の心内心電図の同一欄において選択する終点の指定は、座標上の点(座標上の欄)に限らず、どのように指定してもよく、例えば、個数を示す数字を入力することで指定してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る電気生理学的検査装置は、多数の電極を用いて心内心電図を得る場合でも、表示する複数の心内心電図に関する設定、所謂、心内心電図のチャネル設定を一括で容易に行えるものとして有用である。
10 ポリグラフ
20 表示部
30 本体ユニット
40 インターフェースユニット
50 電極カテーテル
51 電極
61、62、63、64、310 カテーテル中継ボックス
70 刺激装置
100 EPS(Electro Physiological Study)ユニット
100a 拡張用EPSユニット
200 入力装置
222 「Shift」キー(規則指示部)
224 「Ctrl」キー(規則指示部)
310 チャネル設定部

Claims (4)

  1. 心臓内に電極カテーテルを挿入することにより前記心臓内の所定の箇所に留置した複数の電極を介して複数の心内心電図を取得し、取得した前記複数の心内心電図により、心臓の電気活動を把握する電気生理学的検査装置であって、
    前記複数の心内心電図毎に、当該心内心電図のリードサイト名、若しくは、当該心内心電図に対応する複数の電極の各電極の番号の各欄を設定する設定部を有し、
    前記設定部は、前記複数の心内心電図の同一欄において始点と終点とを選択した際に、前記始点から前記終点までの範囲に対して、前記電極カテーテルの電極位置に基づいた規則を反映させた設定を一括で行う、
    電気生理学的検査装置。
  2. 前記規則は、
    前記電極カテーテルに配置される前記複数の電極から、前記電極が重ならないように、前記心内心電図を取得する電極対を順次選択するパターンの規則1を有し、
    前記設定部は、前記範囲に対して、前記規則1を反映させた設定を一括で行う、
    請求項1記載の電気生理学的検査装置。
  3. 前記規則は、
    前記電極カテーテルに配置される前記複数の電極から、前記心内心電図を取得するための電極対を構成する電極の一方の電極が他の電極対の一方の電極として重複するように、選択するパターンの規則2を有し、
    前記設定部は、前記範囲に対して、前記規則2を反映させた設定を一括で行う、
    請求項1記載の電気生理学的検査装置。
  4. 前記始点と終点とを選択する際に、前記設定部に対して、前記規則を反映させた設定を指示する規則指示部を有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電気生理学的検査装置。
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